JP2001319414A - 録音再生装置、高速録音方法及び記録媒体 - Google Patents

録音再生装置、高速録音方法及び記録媒体

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JP2001319414A
JP2001319414A JP2000134454A JP2000134454A JP2001319414A JP 2001319414 A JP2001319414 A JP 2001319414A JP 2000134454 A JP2000134454 A JP 2000134454A JP 2000134454 A JP2000134454 A JP 2000134454A JP 2001319414 A JP2001319414 A JP 2001319414A
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music
recording
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speed recording
speed
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Tadashi Ido
正 井戸
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Kenwood KK
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な録音待ち時間を適切に削減することの
できる録音再生装置を提供することである。 【解決手段】 処理制御部11は、CD用光ピックアッ
プ15等を制御してCDを高速再生し、得られた楽曲デ
ータを、磁気ヘッドドライバ21等を介してMDに高速
録音する。その際、処理制御部11は、録音対象のCD
の楽曲が、高速録音禁止状態である場合に、禁止状態で
ない他の楽曲を先に高速再生してMDに高速録音する。
すなわち、処理制御部11は、メモリ20に記憶した録
音時刻テーブルによって楽曲毎に録音禁止時間を管理す
ることにより、管理対象でない楽曲を順次高速録音し、
そして、禁止時間が経過した楽曲から順次高速録音す
る。また、処理制御部11は、MDに楽曲の順序を入れ
替えて高速録音した後に、MDのUTOCを操作して録
音済みの楽曲を指定された曲順に入れ替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速再生される楽
曲データを高速録音できる録音再生装置に関し、特に不
要な録音待ち時間を適切に削減することのできる録音再
生装置、高速録音方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD(コンパクトディスク)
等を再生して得られる楽曲データ(音声信号)をMD
(ミニディスク)等に録音することのできる録音再生装
置が知られている。このような録音再生装置は、例え
ば、CD再生機構と、MD録音(再生)機構とが一つの
機器内に設けられ、CD再生機構にて再生される楽曲デ
ータの音質をほとんど劣化させることなくMD録音機構
にて所定のMDに録音することができる。また、MDに
録音した後に、楽曲の入れ替え等の編集も容易であるた
め、広く利用されている。
【0003】最近では、CD再生機構にて高速に再生
(高速再生)した楽曲データを、MD録音機構にて高速
に録音(高速録音)することのできる録音再生装置も知
られている。このような録音再生装置は、録音に要する
時間を短縮でき、同じ時間内により多くの楽曲を録音で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような高速録音
が可能な録音再生装置には、一般に、所定の著作権保護
機構が備わっている。そして、この著作権保護機構によ
り、一度MDに所定の楽曲を高速録音した後では、再度
の高速録音が一定時間禁止されることになる。具体的に
録音再生装置は、例えば、高速録音の禁止時間を計時す
るWaitタイマ等を備えており、高速録音終了時等に
このWaitタイマを起動する。そして、Waitタイ
マが起動している間、再度の高速録音を禁止している。
【0005】しかしながら、従来の録音再生装置は、こ
のような著作権保護機構により、一度高速録音した楽曲
を直ちに高速録音するのを有効に禁止できるが、禁止時
間の管理が一律になされているため、実際に録音してい
ない楽曲を高速録音することも同様に禁止されてしま
う。すなわち、一度所定の楽曲を高速録音した後では、
その楽曲以外の楽曲を高速録音しようとしても、著作権
保護機構により高速録音の操作等が禁止されるため、利
用者は、禁止時間が経過するまで待つか、又は、通常速
度の録音(通常録音)に切り換えて録音する必要があっ
た。
【0006】このような場合、禁止時間が経過するまで
待たせることは、不要な録音待ち時間を利用者に強いる
こととなり、また、通常録音にて録音させることは、録
音が終了するまでに例えば、2倍の待ち時間を利用者に
強いることとなる。このため、利用者は、録音再生装置
における高速録音の機能を有効に活用することができな
いといった問題があった。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、不要な録音待ち時間を適切に削減することのできる
録音再生装置、高速録音方法及び記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る録音再生装置は、高速録
音がなされた各楽曲に対応する高速録音を禁止するため
の基準となる情報を記憶する情報記憶手段と、高速録音
の対象となる楽曲及びその順番を指定する楽曲指定手段
と、前記情報記憶手段に記憶された情報に従って、前記
楽曲指定手段により指定された楽曲の順番を変更する変
更手段と、前記変更手段により変更された順番に従っ
て、各楽曲を高速録音する高速録音手段と、前記高速録
音手段により高速録音された楽曲の曲順を前記楽曲指定
手段により指定された順番に入れ替える曲順入れ替え手
段と、を備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、情報記憶手段は、高速
録音がなされた各楽曲に対応する高速録音を禁止するた
めの基準となる例えば、時刻情報を記憶する。楽曲指定
手段は、例えば、利用者の指示に従って、高速録音の対
象となる楽曲及びその順番を指定する。変更手段は、情
報記憶手段に記憶された時刻情報に従って、楽曲指定手
段により指定された楽曲の順番を変更する。高速録音手
段は、変更手段により変更された順番に従って、各楽曲
を高速録音する。曲順入れ替え手段は、高速録音手段に
より高速録音された楽曲の曲順を楽曲指定手段により指
定された順番に入れ替える。このように、楽曲毎に録音
禁止状態が考慮され、対象の楽曲が高速録音可能な曲順
に高速録音される。この結果、不要な録音待ち時間を適
切に削減することができる。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る録音再生装置は、高速録音がなされた各楽曲
の少なくとも録音時刻を記憶する録音時刻記憶手段と、
現在時刻を逐次取得する現在時刻取得手段と、高速録音
の対象となる楽曲及びその順番を指定する楽曲指定手段
と、前記録音時刻記憶手段に記憶された録音時刻及び、
前記現在時刻取得手段により取得された現在時刻に従っ
て、前記楽曲指定手段により指定された楽曲から、高速
録音が可能な状態となった楽曲を順次特定する楽曲特定
手段と、前記楽曲特定手段により特定された楽曲を順番
に高速録音する高速録音手段と、前記高速録音手段によ
り高速録音された楽曲の曲順を前記楽曲指定手段により
指定された順番に入れ替える曲順入れ替え手段と、を備
えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、録音時刻記憶手段は、
高速録音がなされた各楽曲の少なくとも録音時刻を記憶
する。現在時刻取得手段は、現在時刻を逐次取得する。
楽曲指定手段は、例えば、利用者の指示に従って、高速
録音の対象となる楽曲及びその順番を指定する。楽曲特
定手段は、録音時刻記憶手段に記憶された録音時刻及
び、現在時刻取得手段により取得された現在時刻に従っ
て、楽曲指定手段により指定された楽曲から、高速録音
が可能な状態となった楽曲を順次特定する。高速録音手
段は、楽曲特定手段により特定された楽曲を順番に高速
録音する。曲順入れ替え手段は、高速録音手段により高
速録音された楽曲の曲順を楽曲指定手段により指定され
た順番に入れ替える。このように、楽曲毎に録音禁止状
態が考慮され、対象の楽曲が高速録音可能な曲順に高速
録音される。この結果、不要な録音待ち時間を適切に削
減することができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る高速録音方法は、高速録音がなされた各楽曲
に対応する高速録音を禁止するための基準となる情報を
取得する情報取得ステップと、高速録音の対象となる楽
曲及びその順番を指定する楽曲指定ステップと、前記情
報取得ステップにて取得された情報に従って、記楽曲指
定ステップにて指定された楽曲の順番を変更する変更ス
テップと、前記変更ステップにて変更された順番に従っ
て、各楽曲を高速録音する高速録音ステップと、前記高
速録音ステップにて高速録音された楽曲の曲順を前記楽
曲指定ステップにて指定された順番に入れ替える曲順入
れ替えステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、情報取得ステップは、
高速録音がなされた各楽曲に対応する高速録音を禁止す
るための基準となる例えば、時刻情報を取得する。楽曲
指定ステップは、例えば、利用者の指示に従って、高速
録音の対象となる楽曲及びその順番を指定する。変更ス
テップは、情報取得ステップにて取得された情報に従っ
て、楽曲指定ステップにて指定された楽曲の順番を変更
する。高速録音ステップは、変更ステップにて変更され
た順番に従って、各楽曲を高速録音する。曲順入れ替え
ステップは、高速録音ステップにて高速録音された楽曲
の曲順を楽曲指定ステップにて指定された順番に入れ替
える。このように、楽曲毎に録音禁止状態が考慮され、
対象の楽曲が高速録音可能な曲順に高速録音される。こ
の結果、不要な録音待ち時間を適切に削減することがで
きる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る記録媒体は、高速録音がなされた各楽曲に対
応する高速録音を禁止するための基準となる情報を取得
する情報取得ステップと、高速録音の対象となる楽曲及
びその順番を指定する楽曲指定ステップと、前記情報取
得ステップにて取得された情報に従って、前記楽曲指定
ステップにて指定された楽曲の順番を変更する変更ステ
ップと、前記変更ステップにて変更された順番に従っ
て、各楽曲を高速録音する高速録音ステップと、前記高
速録音ステップにて高速録音された楽曲の曲順を前記楽
曲指定ステップにて指定された順番に入れ替える曲順入
れ替えステップとを有する高速録音方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる録音
再生装置について、以下図面を参照して説明する。
【0016】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る録音再生装置の一例を示すブロック図である。図1に
示す録音再生装置1は、例えば、CD(コンパクトディ
スク)を高速再生し、得られた楽曲データをMD(ミニ
ディスク)に高速録音することのできる機器であって、
処理制御部11と、信号処理回路12と、MD用サーボ
回路13と、MD用光ピックアップ14と、CD用光ピ
ックアップ15と、CD用サーボ回路16と、タイマ1
7と、キー入力部18と、表示部19と、メモリ20
と、磁気ヘッドドライバ21と、DAC22とから構成
される。
【0017】処理制御部11は、CPU(Central Proc
essing Unit)及び周辺LSI(Large Scale Integrati
on)を含んだ1チップマイコン等からなり、録音再生装
置1全体を制御する。すなわち、処理制御部11は、C
D用光ピックアップ15及びCD用サーボ回路16等を
制御してCDを高速再生し、得られた楽曲データを、磁
気ヘッドドライバ21等を介してMDに高速録音する。
【0018】その際、処理制御部11は、録音対象のC
Dの楽曲が、高速録音禁止状態である場合に、禁止状態
でない他の楽曲を先に高速再生してMDに高速録音す
る。つまり、楽曲の順序を入れ替えて高速録音する。具
体的に、処理制御部11は、後述するメモリ20に記憶
した録音時刻テーブルによって楽曲毎に録音禁止時間を
管理することにより、管理対象でない(前回高速録音を
おこなっていない)楽曲を、順次高速録音し、そして、
禁止時間が経過した楽曲から順次高速録音する。また、
処理制御部11は、MDに楽曲の順序を入れ替えて高速
録音した後に、MDのUTOC(User Table Of Conten
ts)を操作して録音済みの楽曲を指定された曲順に入れ
替える。
【0019】信号処理回路12は、MD用サーボ回路1
3、MD用光ピックアップ14、CD用光ピックアップ
15、CD用サーボ回路16及び、磁気ヘッドドライバ
21等を制御する。例えば、信号処理回路12は、CD
用光ピックアップ15等を制御してCDを高速再生して
楽曲データを読み出し、磁気ヘッドドライバ21等を制
御して、MDに楽曲データを高速記録する。
【0020】MD用サーボ回路13は、記録媒体である
MDを搭載する所定のターンテーブルを回転させるため
の図示せぬスピンドルモータを駆動制御し、所定の回転
速度で回転駆動させる。また、MD用サーボ回路13
は、MD用光ピックアップ14をMDの径方向に平行移
動させるための図示せぬスレッドモータを駆動制御し、
MD用光ピックアップ14をMDの記録面上の所定の位
置へ移動させる。
【0021】MD用光ピックアップ14は、楽曲の録音
時に、レーザ光をMDの記録面に向けて照射し、キュリ
ー点以上になるまで加熱する。また、MD用光ピックア
ップ14は、楽曲の再生時に、所定の波長のレーザ光を
MDの記録面に向けて照射し、その反射光を受けて電気
信号に変換する。MD用光ピックアップ14は、変換し
た電気信号を楽曲データ等として信号処理回路12に供
給する。
【0022】CD用光ピックアップ15は、所定の波長
のレーザ光をCDの記録面に向けて照射し、その反射光
を受けて電気信号に変換する。そして、変換した電気信
号を楽曲データ等として信号処理回路12に供給する。
【0023】CD用サーボ回路16は、記録媒体である
CDを搭載するターンテーブルを回転させるためのスピ
ンドルモータを駆動制御し、所定の回転速度で回転駆動
させる。また、CD用サーボ回路16は、CD用光ピッ
クアップ15をCDの径方向に平行移動させるためのス
レッドモータを駆動制御し、CD用光ピックアップ15
をCDの記録面上の所定の位置へ移動させる。
【0024】タイマ17は、所定のタイマ回路等からな
り、処理制御部11に制御され、現在時刻等を計時す
る。
【0025】キー入力部18は、所定のボタンスイッチ
やロータリスイッチ等からなり、利用者の操作に従った
指示情報等を入力し、入力した情報を処理制御部11に
供給する。例えば、キー入力部18は、高速録音の対象
となる楽曲を特定するためのCDのトラック番号を入力
して処理制御部11に供給する。
【0026】表示部19は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)パネル等からなり、処理制御部11に制御さ
れ、操作状況等を利用者に明らかにするための文字列等
を表示する。例えば、表示部19は、指定された録音順
序と異なる順序でCDの楽曲を高速録音している場合
に、その旨を示す情報を表示する。
【0027】メモリ20は、RAM(Random Access Me
mory)等からなり、所定の著作権保護手法に適合した高
速録音を行うために必要な種々の情報を記憶する。例え
ば、メモリ20は、図2(a)に示すような録音時刻テ
ーブル31、図2(b)に示すような楽曲管理テーブル
32、図2(c)に示すような録音曲順テーブル33、
及び、図2(d)に示すような入替情報テーブル34等
を記憶する。
【0028】図2(a)に示す録音時刻テーブル31
は、高速録音した各楽曲の録音時刻を管理するテーブル
である。この録音時刻テーブル31に記憶された各高速
録音時刻から所定の録音禁止時間(例えば、74分間)
が経過するまで、それぞれの楽曲の高速録音が禁止され
る。なお、録音時刻テーブル31は、CDの楽曲(トラ
ック)をMDに高速録音した際に、CDトラック番号に
対応した高速録音時刻が記憶される。
【0029】図2(b)に示す楽曲管理テーブル32
は、利用者により指定された今回高速録音の対象となる
楽曲及びその録音状態を管理するテーブルである。楽曲
管理テーブル32には、録音対象の楽曲を規定するCD
トラック番号が利用者により指定された順番に並んで記
憶される。なお、楽曲管理テーブル32は、後述する高
速録音処理にて、利用者により録音対象のCDの各トラ
ック番号が入力された際に生成される。
【0030】図2(c)に示す録音曲順テーブル33
は、高速録音禁止状態を考慮して、実際に高速録音を行
った楽曲の曲順を示すテーブルである。具体的には、後
述する高速録音処理にて、録音時刻テーブル31に記憶
された高速録音時刻等に従って、録音が可能な楽曲順に
入れ替えられて高速録音が行われた結果を表すCDトラ
ック番号が順に記憶される。
【0031】図2(d)に示す入替情報テーブル34
は、実際に高速録音を行った楽曲の曲順を、利用者によ
り指定されていた曲順に入れ替えるための情報を管理す
るテーブルである。具体的には、後述する曲順入れ替え
処理にて、利用者に指定された楽曲管理テーブル32の
CDトラック番号の順序と、実際に録音が行われた録音
曲順テーブル33のCDトラック番号の順序とが異なる
場合に、MDに録音された対象楽曲の曲順を入れ替える
ための入替情報が生成され、そして記憶される。
【0032】図1に戻って、磁気ヘッドドライバ21
は、図示せぬ磁気ヘッドを制御する。すなわち、磁気ヘ
ッドドライバ21は、楽曲の録音時に、磁気ヘッドを制
御し、MD用光ピックアップ14によりキュリー点以上
にまで加熱されたMDの記録面の所定箇所を磁化するこ
とにより、楽曲データをMDに記録する。
【0033】DAC(デジタル/アナログコンバータ)
22は、信号処理回路12から供給されたデジタルの楽
曲データをアナログの楽曲信号に変換し、変換した楽曲
信号を所定のアンプ及びスピーカ等を介して音声(楽
曲)として出力する。
【0034】以下、この発明の実施の形態にかかる録音
再生装置1の動作について図面を参照して説明する。
【0035】まず、高速録音処理について、図3を参照
して説明する。図3は、所定の著作権保護手法に沿っ
て、楽曲の録音禁止状態を考慮しながら高速録音を行う
高速録音処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図3に示す高速録音処理は、利用者により録音対
象のCD及び録音可能なMDが録音再生装置1に装填さ
れた後に開始される。また、メモリ20には、前回の高
速録音時等に生成された録音時刻テーブル31が記憶さ
れているものとする。
【0036】まず、処理制御部11は、録音対象となる
各トラック番号を取得する(ステップS11)。すなわ
ち、処理制御部11は、キー入力部18を介して利用者
から入力された録音対象の楽曲を規定する各トラック番
号を取得する。
【0037】処理制御部11は、取得した各トラック番
号に従って、楽曲管理テーブル32を生成し、メモリ2
0に記憶する(ステップS12)。すなわち、処理制御
部11は、利用者に指定された順番に各CDトラック番
号を並べた楽曲管理テーブル32をメモリ20に記憶す
る。なおその際、処理制御部11は、楽曲管理テーブル
32における全ての状態を「未録音」に設定する。
【0038】処理制御部11は、変数nに初期値の
「1」を代入し、また、定数mに録音対象の曲数を代入
する(ステップS13)。なお、変数nは、楽曲管理テ
ーブル32の順番(No.)を示す変数であり、定数m
は、楽曲管理テーブル32の終端(末尾の番号)を示す
定数である。
【0039】処理制御部11は、楽曲管理テーブル32
のn番目のCDトラック番号を特定する(ステップS1
4)。
【0040】処理制御部11は、特定したCDトラック
番号が録音済みか否かを判別する(ステップS15)。
すなわち、楽曲管理テーブル32のn番目の楽曲の状態
が「録音済」であるか否かを判別する。
【0041】処理制御部11は、録音済みであると判別
した場合、後述するステップS20に処理を進める。一
方、録音済みでない(未録音である)と判別した場合、
処理制御部11は、高速録音が可能であるか否かを判別
する(ステップS16)。
【0042】すなわち、処理制御部11は、録音時刻テ
ーブル31に特定したCDトラック番号が含まれるか否
かを判別し、含まれない場合に、高速録音が可能である
と判別する。また、処理制御部11は、CDトラック番
号が録音時刻テーブル31に含まれる場合に、記憶され
ている高速録音時刻と、タイマ17から得られた現在時
刻との時間差を求め、所定の禁止時間を経過している場
合に、高速録音が可能であると判別する。一方、上記以
外の場合、処理制御部11は、高速録音が可能でないと
判別する。
【0043】処理制御部11は、高速録音が可能でない
と判別した場合、後述するステップS20に処理を進め
る。一方、高速録音が可能であると判別した場合、処理
制御部11は、特定したCDトラック番号の楽曲をMD
に高速録音する(ステップS17)。すなわち、処理制
御部11は、CD用光ピックアップ15等を制御して対
象となるCDのトラックを高速再生し、得られた楽曲デ
ータを、磁気ヘッドドライバ21等を介してMDに高速
録音する。
【0044】処理制御部11は、特定した楽曲の高速録
音が完了するまで、後続の処理を待機する(ステップS
18)。なおその際、処理制御部11は、指定された録
音順序と異なる順序でCDの楽曲を高速録音している場
合に、その旨を示す情報を表示部19に表示する。この
表示により、利用者は、指定した順番と異なる場合で
も、録音禁止状態を考慮して自動的に順番が変えられて
高速録音されていることを認識することができる。
【0045】高速録音が完了すると、処理制御部11
は、録音曲順テーブル33にCDトラック番号を追加す
る(ステップS19)。すなわち、処理制御部11は、
高速録音を行ったCDトラック番号を録音曲順テーブル
33の最後尾に追加して記憶する。
【0046】処理制御部11は、変数nに1を加算し
(ステップS20)、加算後の変数nが定数mよりも大
きいか否かを判別する(ステップS21)。なお、処理
制御部11は、変数nが定数mよりも大きいと判別した
場合に、変数nに初期値の「1」を代入する(ステップ
S22)。
【0047】処理制御部11は、全曲の録音が完了した
か否かを判別する(ステップS23)。すなわち、処理
制御部11は、楽曲管理テーブル32における全ての状
態が「録音済」となったか否かを判別する。処理制御部
11は、全曲の録音が完了していないと判別した場合、
ステップS14に処理を戻し、上述のステップS14〜
S23の処理を繰り返し実行する。一方、全曲の録音が
完了したと判別した場合、処理制御部11は、高速録音
処理を終了する。
【0048】このように、録音時刻テーブル31にて、
楽曲毎に録音禁止状態を管理することにより、処理制御
部11は、管理対象でない(前回高速録音をおこなって
いない)楽曲を、順次高速録音し、そして、禁止時間が
経過した楽曲から順次高速録音する。この結果、録音す
る楽曲の順序を高速録音可能な曲順に入れ替えて高速録
音するため、不要な録音待ち時間を適切に削減すること
ができる。
【0049】次に、曲順入れ替え処理について図4を参
照して説明する。図4は、上述の高速録音処理により、
利用者が指定した曲順と異なった楽曲がMDに録音され
ている場合に、利用者に最初に指定された曲順に戻す曲
順入れ替え処理を説明するためのフローチャートであ
る。なお、曲順入れ替え処理は、上述の高速録音処理が
終了した後に開始される。
【0050】まず、処理制御部11は、曲順の入れ替え
が必要か否かを判別する(ステップS31)。すなわ
ち、処理制御部11は、メモリ20に記憶されている楽
曲管理テーブル32のCDトラック番号の並びと、録音
曲順テーブル33のCDトラック番号の並びとを比較す
ることにより、曲順の入れ替えが必要か否かを判別す
る。
【0051】処理制御部11は、入れ替えが必要ないと
判別した場合、そのまま曲順入れ替え処理を終了する。
一方、入れ替えが必要であると判別した場合、処理制御
部11は、楽曲管理テーブル32及び、録音曲順テーブ
ル33に従って、入替情報テーブル34を生成する(ス
テップS32)。
【0052】具体的には、楽曲管理テーブル32及び録
音曲順テーブル33のi番目同士のCDトラック番号が
異なる場合に、楽曲管理テーブル32のi番目のCDト
ラック番号と同じCDトラック番号が位置する録音曲順
テーブル33の番号j(No.)と、番号iとを入れ替
えるための入替情報を生成し、入替情報テーブル34に
追加して記憶する。
【0053】なお、実際には、入替情報を順次生成する
のと同時に、録音曲順テーブル33のCDトラック番号
の並びも入れ替える。これは、CDトラック番号の入れ
替えで、録音曲順テーブル33のi番目のCDトラック
番号は、楽曲管理テーブル32のi番目のCDトラック
番号と必ず等しくなるが、j番目のCDトラック番号
は、楽曲管理テーブル32のj番目のCDトラック番号
と等しくなるとは限らないためである。つまり、録音曲
順テーブル33における変更後のj番目のCDトラック
番号を、再度他のCDトラック番号と入れ替える必要が
あるためである。
【0054】すなわち、実際にMDに録音された楽曲の
並びは、録音曲順テーブル33のCDトラック番号の並
びと同じであるため、録音曲順テーブル33のCDトラ
ック番号の並びが、録音曲順テーブル33のCDトラッ
ク番号の並びと完全に等しくなるまでの入れ替え操作の
履歴とも言える入替情報テーブル34を生成する必要が
ある。
【0055】入替情報テーブル34を生成後、処理制御
部11は、変数nに初期値の「1」を代入し、定数mに
入替情報テーブル34の入替情報数を代入する(ステッ
プS33)。なお、変数nは、入替情報テーブル34の
順番(No.)を示す変数であり、定数mは、入替情報
テーブル34の終端(末尾の番号)を示す定数である。
【0056】処理制御部11は、n番目の入替情報に従
って、UTOCを操作し、互いの曲順を入れ替える(ス
テップS34)。すなわち、処理制御部11は、磁気ヘ
ッドドライバ21等を介して、MDのUTOCに記憶さ
れている情報を変更して、互いの曲順を入れ替える。
【0057】処理制御部11は、変数nに1を加算し
(ステップS35)、加算後の変数nが定数mよりも大
きいか否かを判別する(ステップS36)。
【0058】処理制御部11は、変数nが定数mよりも
大きくない(変数nが定数m以下である)と判別した場
合、ステップS34に処理を戻し、上述のステップS3
4〜S36の処理を繰り返す。一方、変数nが定数mよ
りも大きいと判別した場合、処理制御部11は、曲順入
れ替え処理を終了する。
【0059】このように、曲順入れ替え処理により、M
Dに記録された楽曲の曲順が、利用者が録音時に指定さ
れた曲順に並べ替えられる。このため、MDに記録され
た楽曲の曲順が、高速録音する際に最初に利用者により
指定された順序通りであるため、利用者が改めて並べ替
える必要がない。
【0060】上記の実施の形態では、高速録音した楽曲
の順序を録音曲順テーブル33に記憶し、録音曲順テー
ブル33等を使用して入替情報テーブル34を生成した
が、指定された順番と異なる楽曲の高速録音時に、直
接、入替情報等を生成してもよい。
【0061】また、上記の実施の形態では、楽曲データ
をMDに録音する録音再生装置について説明したが、録
音対象の媒体はMDに限られず、他にMO(Magneto-Op
tical disk)、DVD−RAM(デジタルビデオディス
ク−ラム)等を録音するディスク録音装置に適用可能で
ある。更に、スマートメディア(商標)、メモリステッ
ク(商標)等の媒体に楽曲データを録音可能な録音装置
であってもよい。この場合も、所定の音源の高速録音時
に、順序を適切に入れ替えて録音し、そして、録音完了
後に、再生する順序を指定された順序に戻すことによ
り、不要な録音待ち時間を適切に削減することができ
る。
【0062】なお、この発明の録音再生装置は、専用の
システムによらず、通常のコンピュータシステムを用い
て実現可能である。例えば、楽曲データをMDに録音可
能なMDドライブ等を備えたコンピュータに上述のいず
れかを実行するためのプログラムを格納した媒体(フロ
ッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等)から当
該プログラムをインストールすることにより、上述の処
理を実行する録音再生装置を構成することができる。
【0063】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、こ
れをネットワークを介して配信してもよい。そして、こ
のプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケ
ーションプログラムと同様に実行することにより、上述
の処理を実行することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不要な録音待ち時間を適切に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る録音再生装置の構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】メモリに記憶される各種情報の一例を示す模式
図であり、(a)が録音時刻テーブルを示す図であり、
(b)が楽曲管理テーブルを示す図であり、(c)が録
音曲順テーブルを示す図であり、(d)が入替情報テー
ブルを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る高速録音処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る曲順入れ替え処理を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 録音再生装置 11 処理制御部 12 信号処理回路 13 MD用サーボ回路 14 MD用光ピックアップ 15 CD用光ピックアップ 16 CD用サーボ回路 17 タイマ 18 キー入力部 19 表示部 20 メモリ 21 磁気ヘッドドライバ 22 DAC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 G10L 9/00 E 27/034 G11B 27/02 K Fターム(参考) 5D044 AB05 BC02 CC04 DE50 EF06 FG24 GK02 GK05 GK08 GK12 HL08 HL16 5D066 DA03 DA12 EA02 EA13 EA24 EA27 5D110 AA15 AA19 AA27 BB20 BB22 CA06 CA32 CB04 CC04 CC06 CD10 CF02 DA02 DA04 DA06 DB03 DC17 DC28 DE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速録音がなされた各楽曲に対応する高速
    録音を禁止するための基準となる情報を記憶する情報記
    憶手段と、 高速録音の対象となる楽曲及びその順番を指定する楽曲
    指定手段と、 前記情報記憶手段に記憶された情報に従って、前記楽曲
    指定手段により指定された楽曲の順番を変更する変更手
    段と、 前記変更手段により変更された順番に従って、各楽曲を
    高速録音する高速録音手段と、 前記高速録音手段により高速録音された楽曲の曲順を前
    記楽曲指定手段により指定された順番に入れ替える曲順
    入れ替え手段と、 を備えることを特徴とする録音再生装置。
  2. 【請求項2】高速録音がなされた各楽曲の少なくとも録
    音時刻を記憶する録音時刻記憶手段と、 現在時刻を逐次取得する現在時刻取得手段と、 高速録音の対象となる楽曲及びその順番を指定する楽曲
    指定手段と、 前記録音時刻記憶手段に記憶された録音時刻及び、前記
    現在時刻取得手段により取得された現在時刻に従って、
    前記楽曲指定手段により指定された楽曲から、高速録音
    が可能な状態となった楽曲を順次特定する楽曲特定手段
    と、 前記楽曲特定手段により特定された楽曲を順番に高速録
    音する高速録音手段と、 前記高速録音手段により高速録音された楽曲の曲順を前
    記楽曲指定手段により指定された順番に入れ替える曲順
    入れ替え手段と、 を備えることを特徴とする録音再生装置。
  3. 【請求項3】高速録音がなされた各楽曲に対応する高速
    録音を禁止するための基準となる情報を取得する情報取
    得ステップと、 高速録音の対象となる楽曲及びその順番を指定する楽曲
    指定ステップと、 前記情報取得ステップにて取得された情報に従って、前
    記楽曲指定ステップにて指定された楽曲の順番を変更す
    る変更ステップと、 前記変更ステップにて変更された順番に従って、各楽曲
    を高速録音する高速録音ステップと、 前記高速録音ステップにて高速録音された楽曲の曲順を
    前記楽曲指定ステップにて指定された順番に入れ替える
    曲順入れ替えステップと、 を備えることを特徴とする高速録音方法。
  4. 【請求項4】高速録音がなされた各楽曲に対応する高速
    録音を禁止するための基準となる情報を取得する情報取
    得ステップと、高速録音の対象となる楽曲及びその順番
    を指定する楽曲指定ステップと、前記情報取得ステップ
    にて取得された情報に従って、前記楽曲指定ステップに
    て指定された楽曲の順番を変更する変更ステップと、前
    記変更ステップにて変更された順番に従って、各楽曲を
    高速録音する高速録音ステップと、前記高速録音ステッ
    プにて高速録音された楽曲の曲順を前記楽曲指定ステッ
    プにて指定された順番に入れ替える曲順入れ替えステッ
    プとを有する高速録音方法をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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