JP2001318772A - インタフェース装置および周辺装置 - Google Patents

インタフェース装置および周辺装置

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JP2001318772A
JP2001318772A JP2000138959A JP2000138959A JP2001318772A JP 2001318772 A JP2001318772 A JP 2001318772A JP 2000138959 A JP2000138959 A JP 2000138959A JP 2000138959 A JP2000138959 A JP 2000138959A JP 2001318772 A JP2001318772 A JP 2001318772A
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Shuji Yamamoto
修司 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラレルポートインタフェースと、USBイ
ンタフェースを備えたプリンタなどの周辺装置におい
て、高速で伸張処理が可能であり、コストを低減できる
周辺装置を提供する。 【解決手段】 パラレルポートインタフェースロジック
12から出力されるデータを伸張する伸張ユニット11
と、USBインタフェースロジック22から出力される
データを伸張するためのファームウェア23および24
を備えたプリンタ5において、伸張ユニット11に入力
されるデータをパラレルポートインタフェースロジック
12の出力と、ファームウェア24の出力に切替できる
セレクタ25を設ける。USBインタフェースロジック
22から出力されるデータを伸張する際に、伸張ユニッ
ト11を用いた方が処理速度などの面にデメリットがあ
るときは、セレクタ25を切り替えて伸張ユニット11
が使用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、規格の異なる複数
のインタフェースからデータを受信可能なインタフェー
ス装置およびそれを有する周辺機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、スキャナ、ディスプレイなど
の周辺機器がコンピュータ本体と接続されることによ
り、パーソナルコンピュータなどをホストとして機能す
るシステムが構成される。近年、ホストコンピュータの
画像の分解能が高くなり、また、プリンタあるいはディ
スプレイに出力されるデータがマルチカラー化している
などの理由により、ホストからプリンタあるいはディス
プレイなど出力型の周辺機器に送信されるデータ量は急
増している。このため、データを圧縮することにより転
送レートを向上し、ホスト側の時間が占有されたり、処
理能力が低下したりすることがないようなシステムが用
いられている。したがって、プリンタなどの周辺装置に
おいては、図3にプリンタ2の例で示すように、受信し
たデータを伸張する処理が要求される。図3に示した例
では、パラレルポートインタフェース10を介してホス
ト1から入力したデータを伸張ユニット12により伸張
(解凍あるいはデコード)した後、出力する手段である
印刷機構に供給するために一時的にRAMなどの画像メ
モリ30に保管する。
【0003】近年、プリンタなどの周辺機器との接続
に、従来用いられてきたSCSI、RS−232C、パ
ラレルインタフェース(IEEE1284)に加え、U
SB、IEEE1394などの新しい規格のインタフェ
ースも用いられている。USBあるいはIEEE139
4などのインタフェースは汎用性が高く、高速であると
いった優れた性能を備えており、従来のインタフェース
に代わるものである。したがって、これらの新しい規格
のインタフェースを備えた周辺装置が増加しつつある。
【0004】これらの規格の異なるインタフェースで伝
送されるデータ形式は各々異なる。このため、規格の異
なるインタフェースを介して周辺装置が受信したデータ
を伸張するプロセスも異なり、各々のインタフェースに
対応した伸張用の回路あるいはソフトウェアが必要とな
る。たとえば、USBインタフェースを介して転送され
るデータはパケット化されたデータが転送されるので、
パケットを認識してデータを取り出すコントロールロジ
ックがファームウェアによって提供される。このため、
データを伸張する処理もファームウェアにより提供さ
れ、CPUが適当なタイミングでファームウェアをRO
Mからダウンロードして伸張手段としての機能を果た
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】新しい規格のインタフ
ェースは性能が優れており、従来のインタフェースに変
わるものとして提供されているが、ホストとなるコンピ
ュータがこれらの新しい規格のインタフェースに対応し
ていないと接続できず、また、データを送ることができ
ない。したがって、新しい規格のインタフェースに徐々
に移行しつつある状況では、従来のインタフェースと、
新しい規格のインタフェースとの複数のインタフェース
を備えた周辺機器が便利である。
【0006】このような2種類のインタフェースを備え
た周辺機器においては、インタフェースによって取り扱
うデータの形式が異なる。したがって、上述したように
データを伸張する処理が異なるので、それに対応して複
数種類の伸張プロセスを用意する必要がある。また、伸
張のプロセスあるいはその開発状況によって、使用され
るハードウェアも異なる。たとえば、上述したUSBイ
ンタフェースを備えた周辺機器(以下ではプリンタを例
にする)では、ファームウェアで伸張処理が提供され
る。一方、従来のパラレルインタフェースを備えた周辺
機器では、伸張用の専用回路が確立されているので高速
な専用回路により伸張処理が行われる。したがって、こ
れら2種類のインタフェースを備えたプリンタにおいて
は、パラレルインタフェース用に伸張する専用回路と、
USBインタフェース用に伸張用のファームウェアとが
用意される。そして、印刷用のデータを入力するときに
使用されるインタフェースにより、専用回路あるいはフ
ァームウェアで提供された伸張プロセスのいずれか一方
が使用される。
【0007】しかしながら、プリンタなどの周辺処理装
置においては、装置を小型化すること、およびコストを
下げることは常に重要な課題である。複数のインタフェ
ースを備えた周辺装置は、インタフェースが増加したの
みならず、それらのインタフェースを介して供給される
データを処理する機能も増加するので、大型になり、コ
ストも上昇する。そこで、本発明においては、上述した
ような複数種類のインタフェースを備えたプリンタなど
の周辺機器において、構成を簡略化すると共に、製造コ
ストを下げることができる周辺機器を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、規格
の異なるインタフェースに1対1に対応して伸張する機
能を設けると共に、あるいはその代わりに、規格の異な
るインタフェースを介して入力されるデータを伸張する
機能の少なくとも1部を共通の手段により兼用できるよ
うにしている。このため、本発明においては、第1のイ
ンタフェースから受信したデータを伸張する第1の伸張
手段と、第1のインタフェースとは規格の異なる第2の
インタフェースから受信したデータを伸張する第2の伸
張手段と、第1の伸張手段に入力されるデータを第1の
インタフェースから受信したデータと第2の伸張手段か
ら出力されたデータあるいは中間で出力されたデータと
に切り替える切替手段とを有するインタフェース装置を
提供し、このインタフェース装置を用いた周辺装置を提
供する。すなわち、本発明の周辺装置は、第1のインタ
フェースと、この第1のインタフェースとは規格の異な
る第2のインタフェースと、これら第1および第2のイ
ンタフェースのいずれかから入力するデータに基づいた
外部出力を行う手段と、第1のインタフェースから受信
したデータを伸張する第1の伸張手段と、第2のインタ
フェースから受信したデータを伸張する第2の伸張手段
と、第1の伸張手段に入力されるデータを第1のインタ
フェースから受信したデータと第2の伸張手段から出力
されたデータあるいは中間で出力されたデータとに切り
替える切替手段とを有する。
【0009】本発明のインタフェース装置および周辺装
置においては、第1の伸張手段の入力側を第1のインタ
フェースと、第2の伸張手段の出力あるいは中間出力と
に切り替える切替手段を備えている。したがって、第2
の伸張手段は、第2のインタフェースから入力されたデ
ータを第1の伸張手段の入力データとして適当な状態と
なるまで伸張するまでの処理を行い、その後、第1の伸
張手段で伸張させることができる。その結果、第1の伸
張手段を、第1のインタフェースから入力されたデータ
を伸張するためと、第2の伸張手段によって伸張された
データを伸張するためとに兼用できる。
【0010】したがって、本発明のインタフェース装置
および周辺装置においては、第2の伸張手段は、入力さ
れたデータを第1の伸張手段が伸張できる段階まで処理
すればよい。このため、第2の伸張手段のハードウェア
あるいはソフトウェア資源としては伸張処理をすべて行
う場合に比較し、小さくすることができる。したがっ
て、2種類あるいはそれ以上の規格の異なるインタフェ
ースを備えたインタフェース装置および周辺処理装置の
サイズおよびコストを下げることができる。
【0011】また、第2の伸張手段に、第2のインタフ
ェースから入力されたデータをフルに伸張する機能と、
第1の伸張手段に適した状態まで伸張する、すなわち中
間の状態を出力する機能と持たせることが可能である。
このようなインタフェース装置および周辺処理装置にお
いては、第2のインタフェースから入力されたデータを
第2の伸張手段により伸張した場合の速度と、途中から
第1の伸張手段で伸張した場合の速度とを比較し、切替
手段により、いずれか高速で処理可能な処理ルートを選
択することができる。
【0012】さらに、第1の伸張手段が伸張する機能を
実現する専用回路を備えており、第2の伸張手段が伸張
用のプログラムをダウンロードして伸張処理するプロセ
ッサを備えている場合は、第2のインタフェースから入
力されたデータを、途中から第1の伸張手段で伸張処理
することにより、従来、伸張処理のために専用されてい
たプロセッサを他の処理のために開放することができ
る。したがって、複数の種類のインタフェースを備えた
インタフェース装置あるいは周辺装置において、第1の
インタフェースに関連するハードウェア資源を用いるこ
とにより、第2のインタフェースを単独で備えたインタ
フェース装置あるいは周辺装置に対し処理速度の速い装
置を提供することが可能となる。特に、プロセッサが周
辺装置の全体を制御するCPUである場合は、処理速度
が向上する効果は大きい。
【0013】第1のインタフェースがパラレルインタフ
ェース(パラレルポートインタフェース)であり、第2
のインタフェースがUSBインタフェースである周辺装
置、たとえば、出力する手段が用紙に印刷出力する手段
であるプリンタあるいは記録装置においては、パラレル
インタフェースから入力されるデータを伸張するための
専用回路として高速処理できるものが容易に提供でき
る。一方、USBインタフェースを制御するコントロー
ルロジックがソフトウェア(ファームウェア)で提供さ
れるので、USBインタフェースから入力されるデータ
を伸張する処理もファームウェアで提供される。さら
に、これらのインタフェースにより受信されるデータの
基本構成は、ホスト側にインストールされたデバイスド
ライバ、たとえばプリンタドライバで共通に処理されて
いるので、基本的なフォーマットは共通しておりインタ
フェースの規格に対応する部分のフォーマットが異なる
だけである。したがって、第2の伸張手段により、その
部分をデコードすれば専用回路を共通に使用できる。
【0014】したがって、USBインタフェースから入
力されるデータを一部伸張し、パラレルインタフェース
から入力されるデータを伸張するための専用回路に適合
したデータに変換することは可能であり、専用回路を用
いて伸張処理を進めると共に、その間、CPUを他の処
理に開放することによりプリンタ全体の制御を高速で行
うことができる。それと共に、ファームウェアも小さく
なるのでメモリなどに格納されるソフトウェア資源を削
減できる。あるいは、伸張処理が印刷処理全体において
クリティカルパスになっており、そのために高速のCP
Uが必要されている場合は、専用回路で伸張処理を行う
ことにより、CPUの処理速度を下げることができる。
また,ファームウェアの量も削減できるので、コストを
低減できる。
【0015】一方、専用回路を用いて伸張処理するより
もソフトウェアで伸張処理した方が高速である場合は、
USBインタフェースから入力されるデータが専用回路
に供給されないように切替手段を設定することにより伸
張プロセスの処理速度を優先することも可能である。こ
のように、本発明により、処理速度およびコストなどの
周辺装置に要求される条件にしたがってフレキシブルな
選択が可能な周辺装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をさ
らに説明する。図1に、本発明に係るプリンタの概略構
成をブロック図により示してある。本例のプリンタ5
は、ホストとなるパーソナルコンピュータとのインタフ
ェースとして、IEEEが標準化したパラレルポートイ
ンタフェース(IEEE1284)10と、シリアルバスの1つ
の規格であるUSB(Universal Serial Bus)にした
がったUSBインタフェース20とを備えている。さら
に、これらのインタフェース10および20から入力さ
れたデータを処理し、印刷機構36で出力するために、
プリンタ5の全体の処理を制御するCPU31と、この
CPU31のプログラムが格納されているROM32
と、画像データなどの一時的な記憶領域となるRAM3
3とを備えており、これらが内部バス34で接続されて
いる。これらのCPU31、ROM32、RAM33お
よび内部バス34、さらに内部バス34に接続された以
下に示す制御機器あるいは回路によりプリンタ6の制御
部6が形成されており、制御用の基板に搭載されて供給
され、あるいは、ASICという形でチップ化して供給
される。
【0017】そして、制御部6のRAM33の画像メモ
リ30に記憶されたデータがプリンタインタフェース3
5を介して印刷機構36に供給され、印刷機構36に含
まれるプリントエンジン、紙送り機構などにより記録用
紙などに印刷出力される。
【0018】制御部6は、パラレルポートインタフェー
ス10に加え、このパラレルポートインタフェース10
を介してホストとの間で行うデータ転送などを制御する
インタフェースロジック回路12を備えている。パラレ
ルポートインタフェース10を介して受信あるいは入力
されたデータは、インタフェースロジック回路12によ
り抽出され、セレクタ25を介してデータ伸張ユニット
11に供給される。本例のデータ伸張ユニット11は、
データの圧縮を解除あるいは伸張するための機能を回路
あるいはハードワイヤロジックで実現した専用回路が使
用されている。したがって、高速でデータを伸張するこ
とが可能であり、ホストのデバイスドライバで圧縮され
たデータが伸張ユニット11により解凍あるいは伸張さ
れ、印刷可能なデータとなってRAM33の画像メモリ
30に格納される。
【0019】一方、USBインタフェース20において
は、ファームウェアによりインタフェースロジックが供
給されている。このため、USBインタフェース20を
介してホストからデータを受信するときは、ROM32
に記憶されているUSBドライバがCPU31にロード
され、CPU31によりUSBインタフェース20を介
してホストとの間で行うデータ転送が制御される。同時
に、USBインタフェース20を介して受信したデータ
の圧縮を解除あるいは伸張する機能もファームウェアで
供給されており、伸張用のソフトウェアが適当なタイミ
ングでROM32からCPU31にロードされ、伸張処
理もCPU31により行われる。
【0020】伸張された結果は、パラレルポートインタ
フェース10を介して受信したデータと同様にRAM3
3の画像メモリに格納される。したがって、USBイン
タフェース20を介して受信したデータも、パラレルポ
ートインタフェース10を介して受信したデータと同様
に印刷機構36へインタフェース35を介して供給さ
れ、印刷される。このように、本例のプリンタ5は、2
つの規格の異なるインタフェース10および20を備え
たインタフェース装置7を内蔵したプリンタであり、こ
れらの規格の異なるインタフェース10あるいは20の
いずれかから入力されたデータであっても、そのデータ
をデコードし印刷機構36から出力することができる。
【0021】さらに、本例のプリンタ5においては、パ
ラレルポートインタフェースロジック12から出力され
たデータをセレクタ25を介してデータ伸張ユニット1
1に供給している。このセレクタ25は、データ伸張ユ
ニット11の入力側をパラレルインタフェースロジック
12と、データバスである内部バス34に切り替える機
能を備えており、CPU31からの命令、あるいはパラ
レルポートインタフェースロジック12によって動作す
る。すなわち、パラレルポートインタフェースロジック
12からデータが出力される場合は、セレクタ25の入
力側はパラレルポートインタフェースロジック12にセ
ットされる。
【0022】一方、本例のセレクタ25の入力側を、内
部バス34に切り替えてセットすることにより、USB
インタフェース20からデータが入力されるときに、セ
レクタ25を介してパラレルポートインタフェース用に
用意されたデータ伸張を利用することが可能である。
【0023】すなわち、CPU31がUSBインタフェ
ースロジックとなって動作するときに、セレクタ25の
入力側を内部バス34にセットする。これにより、CP
U31でデータ伸張ユニット11の入力として適した状
態まで伸張されたデータ(中間出力)は、内部バス34
およびセレクタ回路25を介してデータ伸張ユニット1
1に供給される。この際、CPU31により伸張された
中間のデータが、直に内部バス34およびセレクタ25
を介してデータ伸張ユニット11に供給されても良い
し、CPU31で伸張された中間的なデータをいったん
RAM33の所定領域に格納し、その後に、RAM33
から内部バス34およびセレクタ25を介してデータ伸
張ユニット11に供給されるようにしても良い。いずれ
の場合でも、データ伸張ユニット11に供給されたデー
タは、伸張ユニット11により伸張され、上記と同様に
RAM33の画像メモリに格納される。
【0024】図2に、本例のプリンタ5においてUSB
インタフェース20から入力されたデータを処理する2
つのケースを模式的に示してある。図2(a)は、入力
されたデータをファームウェア23で完全に伸張して画
像メモリ30に格納するケースである。このケースで
は、CPU31がUSBインタフェースロジック22と
して機能し、さらに、データを伸張するファームウェア
23がCPU31にロードされ、データの伸張処理もC
PU31で行われる。すなわち、USBインタフェース
20から入力されたデータの処理はすべてCPU31で
行われ、RAM33の画像メモリ30に格納される。
【0025】図2(b)は、入力されたデータをファー
ムウェア24で中間の状態まで伸張し、その後、セレク
タ25を介してパラレルポートインタフェースのデータ
伸張ユニット11に供給し、伸張するケースである。こ
のケースでは、ファームウェア24では、USBインタ
フェースロジック22から出力されたデータをパレルポ
−とインタフェースロジック12から出力されるデータ
と共通するファーマットまでデコードする。
【0026】プリンタ5にホストから供給されるデータ
は、ホストにインストールされているプリンタドライバ
によって生成されるデータであり、その点では、インタ
フェースの規格とは関係なく共通する。USBインタフ
ェースを介して供給されるデータは、プリンタドライバ
により生成されたデータを、USBドライバがさらにフ
ォーマット(パケット化)したデータである。したがっ
て、パラレルインタフェースロジック12から出力され
るデータとフォーマットを合わせるように変換すること
は可能である。たとえば、パラレルインタフェースロジ
ック12から出力されるデータが8ビット単位なのに対
し、USBインタフェースロジック22から出力される
データが16ビット単位であるといった相違があるが、
図2(b)に示したケースでは、そのような差をなくす
程度までCPU31がファームウェア24にしたがって
伸張する。
【0027】図2(b)に示したケースでは、ファーム
ウェア24により中間状態のデータまで伸張し、さら
に、データ伸張ユニット11によりデータを伸張する。
データ伸張ユニット11は、専用回路で構成されてお
り、処理速度は速い。特に、CPU31の処理速度が遅
い場合は、専用回路により伸張処理を行うことにより全
体の処理速度は向上する。しかしながら、ファームウェ
ア24と伸張ユニット11の2段階に分けて伸張処理を
行うので、その間のデータを転送するための時間などの
ロスがある。その一方で、伸張ユニット11で伸張処理
を行っている間は、CPU31は、伸張処理から開放さ
れる。このため、CPU31に他の処理、たとえば、U
SBインタフェースを介して次のデータを受信する処理
などを行わせることができる。したがって、インタフェ
ース装置7あるいはプリンタ5のスループットを向上で
きる可能性がある。
【0028】これに対し、図2(a)に示したケースで
はファームウェア23により、一括して伸張処理を行う
ので、データの転送に係るロスなどはない。したがっ
て、CPU31の処理速度が速い場合、あるいは、デー
タ転送に時間がかかるようなデータの場合は、図2
(b)のケースより伸張に係る処理速度が速くなる可能
性がある。したがって、USBインタフェースから入力
されたデータを印刷する処理において、伸張処理がクリ
ティカルパスの1つになっている場合は、CPUの処理
速度により印刷の処理速度を大幅に向上することができ
る。しかしながら、CPUを高速にすることによりコス
トは上がる。
【0029】一方、図2(b)のケースでは、伸張処理
におけるCPU31の処理速度の影響はほとんどなくな
り、低速のCPUであっても専用回路からなるデータ伸
張ユニット11の処理速度程度までは伸張処理に係る時
間を短縮することができる。したがって、図2(b)の
ケースでは、低速のCPUを採用しても処理速度を上げ
ることができ、伸張処理がクリティカルパスになってい
る場合にも低コストで効果を上げることができる。
【0030】このように、本例のプリンタ5において
は、パラレルポートインタフェース10およびUSBイ
ンタフェース20という規格の異なるインタフェースを
備えて、さらに、パラレルポート用の伸張ユニット11
の入力側を切り替えられるセレクタ25を設けることに
より、上記のように、ケースバイケースによりデータの
流れをフレキシブルに選択可能なアーキテクチャを提供
できる。CPU31の能力が高いとき、あるいは、伸張
しようとしているデータを中間状態で転送しようとする
転送時間が長くなるようなデータが入力された場合に
は、図2(a)に示したように、CPU31によりファ
ームウェア23で伸張処理をすべて行うと高速で印刷で
きる。
【0031】一方、CPU31の能力がそれほど高くな
いとき、あるいは、中間状態で短時間で転送できるとき
などでは、図2(b)に示すように、専用回路であるデ
ータ伸張ユニット11を用いることにより、高速で伸張
処理でき、さらに、伸張ユニット11で伸張している間
に、CPU31にデータ入力などの他の処理を行わせる
ことができる。したがって、低コストで比較的処理速度
の速いプリンタを提供できる。さらに、USB単独のプ
リンタと比較すると、CPUの性能が同一であれば、中
間データの転送速度にもよるが、伸張処理の間、CPU
を開放できるので、ほとんどのケースでは印刷速度の速
いプリンタを提供できる。さらに、伸張のファームウェ
ア24は中間状態まで伸張すればよいので、プログラム
量も少なくてすみ、ROM32の占有量を小さくなる。
したがって、規格の異なる2つのインタフェースを持っ
たプリンタであって、処理速度が速くコンパクトなプリ
ンタを低コストで提供することが可能となる。
【0032】なお、本例では、パラレルポートインタフ
ェースと、USBインタフェースの2種類のインタフェ
ースを備えたプリンタを例に説明しているが、高速シリ
アルバスとして注目を集めているIEEE1394基準
のインタフェースなど、他の規格のインタフェースであ
ってももちろん良く、さらには、3種類以上の異なる規
格のインタフェースを備えたプリンタにおいても本発明
を適用することができる。また、周辺装置はプリンタに
限定されることはなく、プロジェクタあるいはディスク
ユニットなどの外部記憶装置に対しても本発明を適用す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るイ
ンタフェース装置および周辺装置は、2つの規格の異な
る第1および第2のインタフェースと、これらに対応す
る第1および第2の伸張手段とに加え、第1の伸張手段
の入力を第1のインタフェースの出力側と、第2の伸張
手段の出力側に切替できる手段とを備えている。このた
め、伸張速度、CPUなどのプロセッサの総合的な処理
時間などの面で効果がある場合に、第1の伸張手段を第
2のインタフェースから受信したデータを伸張するため
に利用することが可能となる。したがって、本発明によ
り、複数種類のインタフェースを備えたプリンタなどの
周辺装置において、受信するデータ、処理速度およびコ
ストなどにより伸張手段を選択できる幅が広がり、処理
速度を優先した周辺装置を提供することも可能であり、
また、低コストでありながら処理速度も速い周辺装置を
提供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すプリンタにおいて、USBから入力
したデータをファームウェアのみで伸張するケース(図
2(a))と、伸張ユニットも用いて伸張するケース
(図2(b))のデータの流れを模式的に示す図であ
る。
【図3】従来のパラレルポートインタフェースを備えた
プリンタのデータの流れを示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2、5 プリンタ 6 制御部 7 インタフェース装置 10 パラレルポートインタフェース 11 伸張ユニット 12 パラレルポートインタフェースロジック回路 20 USBインタフェース 22 USBインタフェースロジック 23、24 伸張用のファームウェア 25 セレクタ(切替手段) 30 画像メモリ、31 CPU、32 RO
M、33 RAM 36 印刷機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のインタフェースから受信したデー
    タを伸張する第1の伸張手段と、 前記第1のインタフェースとは規格の異なる第2のイン
    タフェースから受信したデータを伸張する第2の伸張手
    段と、 前記第1の伸張手段に入力されるデータを前記第1のイ
    ンタフェースから受信したデータと前記第2の伸張手段
    から出力されたデータあるいは中間で出力されたデータ
    とに切り替える切替手段とを有するインタフェース装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の伸張手段
    は、伸張する機能を実現する専用回路を備えており、前
    記第2の伸張手段は、伸張用のプログラムをダウンロー
    ドして伸張処理するプロセッサを備えているインタフェ
    ース装置。
  3. 【請求項3】 第1のインタフェースと、この第1のイ
    ンタフェースとは規格の異なる第2のインタフェース
    と、 これら第1および第2のインタフェースのいずれかから
    入力するデータに基づいた外部出力を行う手段と、 前記第1のインタフェースから受信したデータを伸張す
    る第1の伸張手段と、 前記第2のインタフェースから受信したデータを伸張す
    る第2の伸張手段と、 前記第1の伸張手段に入力されるデータを前記第1のイ
    ンタフェースから受信したデータと前記第2の伸張手段
    から出力されたデータあるいは中間で出力されたデータ
    とに切り替える切替手段とを有する周辺装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第1の伸張手段
    は、伸張する機能を実現する専用回路を備えており、前
    記第2の伸張手段は、伸張用のプログラムをダウンロー
    ドして伸張処理するプロセッサを備えている周辺装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記プロセッサは、
    当該周辺装置の全体を制御するCPUである周辺装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    前記第1のインタフェースはパラレルインタフェースで
    あり、前記第2のインタフェースはUSBインタフェー
    スである周辺装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6のいずれかにおいて、
    前記出力する手段は用紙に印刷出力する手段である周辺
    装置。
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