JP2001317116A - グレーチング - Google Patents

グレーチング

Info

Publication number
JP2001317116A
JP2001317116A JP2000136834A JP2000136834A JP2001317116A JP 2001317116 A JP2001317116 A JP 2001317116A JP 2000136834 A JP2000136834 A JP 2000136834A JP 2000136834 A JP2000136834 A JP 2000136834A JP 2001317116 A JP2001317116 A JP 2001317116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
coating layer
rubber coating
main body
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136834A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Murase
法雄 村瀬
Yoshihisa Yamamoto
▼吉▲久 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2000136834A priority Critical patent/JP2001317116A/ja
Publication of JP2001317116A publication Critical patent/JP2001317116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面が滑り難くかつ耐久性が高く、簡易な構
造の安価なグレーチングを提供する。 【解決手段】 グレーチング10は、鉄材からなる互い
に直交する2つの板状の縦部12aと4本の棒状の横部
12bを組み合わせた格子部12と、格子部の外周を囲
む長方形の鉄材である外枠部13とにより一体で構成さ
れた本体11を備えている。本体の表面には、全面にゴ
ム加硫成形により形成されたゴム被覆層15を設けてい
る。ゴム被覆層に着色を施すこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路、公園、グラ
ンド等において溝蓋、排水口用蓋等に用いられるグレー
チングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のグレーチングは、鉄製の
格子部とその外周側を一体で囲む外枠部とを備えてお
り、その表面に亜鉛メッキ等が施されている。グレーチ
ングは、道路、公園、グランド等において溝蓋、排水口
用蓋等に用いられており、転落防止のための蓋としての
機能と、排水機能とを果たしている。しかし、このグレ
ーチングの場合、表面が金属面であるために滑り易く、
スリップによる転倒事故等が起こり易いという問題があ
る。また、グレーチングの設置箇所において、溝等とグ
レーチングとの隙間によりがたつきが生じ、車両等の通
過時に騒音が発生するという問題がある。
【0003】これに対して、他のグレーチングとして
は、例えば特開平8−120761号公報に示すように
(図7参照)、格子部2と、その外周囲に形成した下部
外枠3と、下部外枠3の上に形成した上部外枠4と、格
子部2の上面に敷設固定された多数の通水孔を有する底
板部5とを設け、上部外枠4と底板部5とで上方開放状
の凹部6を形成した鉄鋼製のグレーチング本体1を備え
たものが知られている。このグレーチング本体1には、
亜鉛メッキあるいは亜鉛−アルミニウム合金メッキが施
されており、凹部6内の少なくとも底板部5の上面に接
着剤層7を形成したうえで、骨材と結合材を混練したも
のを凹部6内に隙間を有する透水状態に充填して、透水
材層8を形成している。この透水材層8は金属面でなく
滑り難くなっているため、スリップによる転倒事故等を
確実に防止できる。また、透水材層8は、底板部5上に
設けられているので、自動車等の荷重を受けて振動して
も、格子部2のエッジに食い込んだり割れたりする不都
合が防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記他のグレ
ーチングの場合、透水材層は接着剤層によって底板部に
固定されているものであり剥がれやすいため、人や車両
交通の多い場所では使用が困難であり、使用場所が限定
される。また、このグレーチングは、構成が複雑である
ため、上記前者のグレーチングに対して高価になるとい
う問題もある。本発明は上記した問題を解決しようとす
るもので、表面が滑り難くかつ耐久性に優れた、簡易な
構造の安価なグレーチングを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、格子
部と、格子部の外周側を囲んで一体的に設けた外枠部と
を備えた金属材料製のグレーチングにおいて、金属表面
に加硫成形によりゴム被覆層が形成されていることにあ
る。このように、格子部と外枠部の金属表面にゴム被覆
層が加硫成形により形成されているため、グレーチング
の耐久性が高められると共に摩擦が高くなっており滑り
難くされている。
【0006】また、上記ゴム被覆層を、格子部及び外枠
部の全面に形成することができる。さらに、ゴム被覆層
を着色することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明すると、図1,図2は、同実施形態
であるグレーチングを断面図及び平面図により示したも
のであり、図3,図4は、グレーチングの鉄製本体を断
面図及び平面図により示したものである。
【0008】グレーチング10は、鉄材からなる互いに
直交する2枚の板状の縦部12aと4本の棒状の横部1
2bを格子状に組み合わせた格子部12と、格子部12
の外周を囲む長方形筒状の鉄材である外枠部13とによ
り一体で構成された本体11を備えている。格子部12
の縦部12aは、外枠部13と同じ高さになっており、
横部12bは、縦部12a及び外枠部13の一端側(図
示上端側)に配設されている。これにより、本体11
は、格子部12と外枠部13により形成された開口面積
が全体の70%以上である開口部11aを設けている。
また、本体11の表面には、亜鉛メッキ等のメッキ処理
は施されていない。
【0009】そして、本体11の表面には、全面にゴム
加硫成形により形成されたゴム被覆層15を設けてい
る。ゴム被覆層15の材質としては、耐候性に優れたク
ロロプレンゴム(CR)が最も好ましいが、その他、天
然ゴム(NR)等でもよい。
【0010】つぎに、グレーチング10の製造方法につ
いて説明する。成形に用いる金型20は、図5に概略的
に示すが、本体11の格子部12の開口部11aに所定
隙間を隔てて挿入される挿入凸部21と、外枠部13の
外周縁を所定隙間を隔てて囲む外枠囲み部22と、これ
ら挿入凸部21と外枠囲み部22とを本体11の一端面
側(図示上面側)で一体的に連結する平面板部23とに
より構成されている。
【0011】図5に示すように、本体11を平坦な基盤
25上に配置し、基盤25と本体11の間に薄いゴム板
17を配置すると共に、ゴム平板16を本体11上に配
置し、さらに本体11上に金型20を本体11に合わせ
て配置する。この基盤25及び金型20は予め加熱され
ており、所定温度に維持されている。そして、図6に示
すように、金型20によりゴム平板16を圧縮して本体
11に重ね合わせ、さらに基盤25と本体11に挟まれ
てゴム板17も圧縮され、かかる加熱圧縮状態で所定時
間放置することによりゴム加硫成形が行われる。これに
より、本体11の表面全面にゴム被覆層15が形成され
る。
【0012】以上のように形成されたグレーチング10
は、格子部12と外枠部13の金属表面の全面にゴム被
覆層15が加硫成形により形成されているため、接着材
による接着に比べてゴム被覆層15の本体11への接着
強度が格段に大きくされる。そのため、ゴム被覆層15
の耐久性が高められる。また、ゴム被覆層15により、
グレーチング10の摩擦が高くなっており、滑り難くさ
れているため、スリップによる転倒事故等を未然に防止
できる。また、グレーチング10は、表面全面にゴム被
覆層15を設けていることにより、メッキ処理を施さな
くても高い防錆効果が得られ、長期にわたって耐久性が
確保される。さらに、本体11全面にゴム被覆層15を
設けていることにより、グレーチング10を設置する側
溝や、排水口等との隙間によるがたつきをゴム被覆層1
5により吸収することができる。従って、車両等の通過
による騒音の発生を抑えることができる。
【0013】また、ゴム被覆層15には種々の着色を施
すことができ、これにより従来のメッキ処理グレーチン
グと比べて、視覚的な美感が高められる。そのため、環
境美化の効果も得られ、特に公園等多数の人の集まる場
所に設置することにより、周囲に良いイメージを与える
ことができる。
【0014】なお、上記実施形態に示したグレーチング
のゴム加硫成形方法について、本体にゴム平板を金型に
よって加熱圧縮させることにより行っているが、これに
代えて、成形金型に本体をセットし、射出成形によりゴ
ム加硫成形を行うこともできる。また、上記実施形態に
おいては、ゴム被覆層はグレーチング全体に設けられて
いるが、必要に応じてゴム被覆層をグレーチングの一部
に設けることも可能である。その他、上記実施形態に示
したグレーチングについては、一例であり、本発明の主
旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】上記請求項1の発明によれば、格子部と
外枠部の金属表面にゴム被覆層が加硫成形により形成さ
れているため、ゴム被覆層のグレーチング本体への接着
強度が、接着剤で接着した場合に比べて格段に大きくさ
れ、そのため、ゴム被覆層の耐久性が高められる。ま
た、ゴム被覆層により、グレーチングの摩擦が大きくな
っており、滑り難くされているため、スリップによる転
倒事故等を未然に防止できる。
【0016】また、グレーチングは、表面全面にゴム被
覆層を設けていることにより、メッキ処理を施さなくて
も高い防錆効果が得られ、長期にわたって耐久性が確保
される。さらに、本体全面にゴム被覆層を設けているこ
とにより、グレーチングを設置する側溝や、排水口等と
の隙間によるがたつきをゴム被覆層により吸収すること
ができ、車両等の通過による騒音の発生を抑えることが
できる(請求項2の発明の効果)。
【0017】また、グレーチングのゴム被覆層に種々の
着色を施すことができ、これにより従来のメッキ処理グ
レーチングと比べて、視覚的な美感が高められ、環境美
化の効果も得られる。特に、公園等多数の人の集まる場
所に設置することにより、周囲に良いイメージを与える
ことができる(請求項3の発明の効果)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるグレーチングを示
す図2のI−I線方向の部分断面図である。
【図2】グレーチングを示す平面図である。
【図3】 グレーチングの本体を示す図4のIII−I
II線方向の部分断面図である。
【図4】グレーチングの本体を示す平面図である。
【図5】グレーチングの製造方法を説明する説明図であ
る。
【図6】グレーチングの製造過程である金型によるゴム
平板の加硫成形の状態を説明する説明図である。
【図7】従来例であるグレーチングの一部を示す部分破
断面図である。
【符号の説明】
10…グレーチング、11…本体、11a…開口部、1
2…格子部、13…外枠部、15…ゴム被覆層、16…
ゴム平板、20…金型、25…基盤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子部と、該格子部の外周側を囲んで一
    体的に設けた外枠部とを備えた金属材料製のグレーチン
    グにおいて、金属表面に加硫成形によりゴム被覆層が形
    成されていることを特徴とするグレーチング。
  2. 【請求項2】 前記ゴム被覆層が、全表面に形成されて
    いることを特徴とする前記請求項1に記載のグレーチン
    グ。
  3. 【請求項3】 前記ゴム被覆層が着色されていることを
    特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のグレー
    チング。
JP2000136834A 2000-05-10 2000-05-10 グレーチング Pending JP2001317116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136834A JP2001317116A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 グレーチング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136834A JP2001317116A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 グレーチング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001317116A true JP2001317116A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18644715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136834A Pending JP2001317116A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 グレーチング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001317116A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043438A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Ihi Transport Machinery Co Ltd パレットの集水構造
KR100969813B1 (ko) 2009-02-11 2010-07-13 김창순 배수기능이 향상된 그레이팅 및 제조방법
CN108219231A (zh) * 2018-02-09 2018-06-29 云南海瀚橡胶有限公司 一种高分子弹性体水篦子及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043438A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Ihi Transport Machinery Co Ltd パレットの集水構造
KR100969813B1 (ko) 2009-02-11 2010-07-13 김창순 배수기능이 향상된 그레이팅 및 제조방법
CN108219231A (zh) * 2018-02-09 2018-06-29 云南海瀚橡胶有限公司 一种高分子弹性体水篦子及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001317116A (ja) グレーチング
JP4407916B2 (ja) 路肩ブロックの製造方法
US20050252050A1 (en) License plate frame
JP3343102B2 (ja) 滑り止め機能を備えた鉄蓋
JPH0613883Y2 (ja) ゴム材敷設グレーチング
JP2796087B2 (ja) 地下構造物用蓋の蓋本体
US5607750A (en) Automobile mat
JP3063109U (ja) マンホ―ル融雪防止鉄蓋
JP2015532954A (ja) カバー
JPH0463175B2 (ja)
JP2016044439A (ja) グレーチング
JP4308980B2 (ja) コンクリート製側溝蓋
JPS6117087Y2 (ja)
JP3566767B2 (ja) 通水蓋
JP3010867U (ja) 側 溝
KR100969813B1 (ko) 배수기능이 향상된 그레이팅 및 제조방법
JP3028663U (ja) 表面模様が取り替えられるマンホール蓋
JP3065680U (ja) 合成2重ぶた
CN205573705U (zh) 一种用于汽车的脚垫
JP3303509B2 (ja) ケーソンラバーとその固定具およびそれらを使用したケーソンの製造方法
JP3008392U (ja) 模様表示板付きグレーチング
JP3041698U (ja) コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体
JPH033666Y2 (ja)
JP3018612U (ja) 側溝,マンホール等の騒音防止パッキン
JPS6243024Y2 (ja)