JP2001317076A - オフセットブーム式建設機械 - Google Patents

オフセットブーム式建設機械

Info

Publication number
JP2001317076A
JP2001317076A JP2000137037A JP2000137037A JP2001317076A JP 2001317076 A JP2001317076 A JP 2001317076A JP 2000137037 A JP2000137037 A JP 2000137037A JP 2000137037 A JP2000137037 A JP 2000137037A JP 2001317076 A JP2001317076 A JP 2001317076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
offset
arm
stopper
upper boom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000137037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3602770B2 (ja
Inventor
Tomonori Mamada
知憲 儘田
Yusuke Kajita
勇輔 梶田
Seiji Igarashi
政治 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2000137037A priority Critical patent/JP3602770B2/ja
Publication of JP2001317076A publication Critical patent/JP2001317076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3602770B2 publication Critical patent/JP3602770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッパブームのオフセットを規制するストッ
パ部材をオフセットシリンダ用連結ピンの上側に設ける
ことにより、その取付時の作業性を向上する。 【解決手段】 ロアブーム8とアッパブーム13との間
には、連結ピン18,21を介してオフセットシリンダ
17を取付ける。また、ブレーカ29を用いた土木作業
を行うときには、連結ピン18,21の上部側を棒状ス
トッパ31によって連結する。これにより、アッパブー
ム13が左,右方向にオフセットするのを棒状ストッパ
31によって規制でき、アーム27等がオフセットされ
た位置で回動することによってブレーカ29がキャブ4
の前部側に干渉するのを防止することができる。また、
棒状ストッパ31の取付作業を連結ピン18,21の上
側から容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバケット等
を車体の左,右両側に移動して側溝掘り等の掘削作業を
行ったり、バケットに代えてブレーカ等の各種作業具を
装着した状態で土木作業を行うのに好適に用いられるオ
フセットブーム式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフセットブーム式建設機械と
しては、例えばオフセットシリンダを用いてバケット等
の作業具を左,右方向に移動することにより、車両の左
側または右側で側溝等の掘削作業を行う構成とした油圧
ショベルが知られている。
【0003】この種の従来技術による油圧ショベルは、
キャブまたは運転席が設けられた車体と、キャブ等の側
方に位置して該車体に俯仰動可能に設けられた作業用の
フロントとから構成されている。そして、フロントは、
車体に俯仰動可能に設けられたロアブームと、該ロアブ
ームの先端側に左,右方向に回動可能に設けられたアッ
パブームと、該アッパブームの先端側に左,右方向に回
動可能に設けられたアームステーと、該アームステーに
上,下方向に回動可能に設けられたアームと、該アーム
の先端側に回動可能に設けられたバケットとを備えてい
る。
【0004】また、フロントには、ロアブーム、アー
ム、バケットをそれぞれ俯仰動させるブームシリンダ、
アームシリンダ、バケットシリンダが設けられると共
に、アッパブームをロアブームに対して左,右方向に回
動(オフセット)させるオフセットシリンダが設けられ
ている。
【0005】そして、側溝掘り等の掘削作業時には、オ
フセットシリンダによってアッパブームをロアブームに
対し左,右方向にオフセットし、アームステー、アー
ム、バケット等を車体の左側または右側に移動させるこ
とにより、この位置でブーム、アーム、バケット等を駆
動して側溝等を掘削するものである。
【0006】ここで、例えばアッパブームを左,右方向
にオフセットし、バケットをキャブの前方に移動したと
きには、この状態でアーム、バケット等を上,下方向に
回動して掘削作業を行うと、バケットの爪部等がキャブ
の前部側に干渉する虞れがある。このため、従来技術の
油圧ショベルには、バケットの干渉を防止する干渉防止
装置を搭載したものがある。
【0007】この場合、干渉防止装置には、例えば使用
頻度の高いバケットの長さ寸法等が作業具の基準寸法と
して予め記憶されている。そして、干渉防止装置は、ロ
アブーム、アッパブーム、アーム、バケット等の回動角
をそれぞれ検出し、この検出結果とバケットの寸法の記
憶値とを用いてバケットの爪部先端側とキャブとの位置
関係を推定演算することにより、これらの干渉を防止す
るものである。
【0008】一方、従来技術の油圧ショベルにあって
は、土木作業の内容等に応じてバケットを各種の作業具
に交換する構成となっている。そして、例えば舗装され
た路面や地盤の破砕作業等を行うときには、バケットに
代えてブレーカ等の作業具がアームの先端側に装着され
る。
【0009】しかし、ブレーカの長さ寸法が干渉防止装
置に予め記憶された基準寸法よりも大きい場合には、干
渉防止装置によってブレーカの先端位置を正確に演算す
ることができなくなるため、土木作業中にアッパブーム
をオフセットすると、ブレーカがキャブに干渉する虞れ
が生じる。
【0010】そこで、例えば特開平5−1428号公報
に記載された従来技術にあっては、ロアブームとアッパ
ブームとの間にストッパ板を着脱可能に取付け、該スト
ッパ板を用いてアッパブームの回動角を左,右方向に対
し一定の範囲内に制限することにより、ブレーカ等の作
業具がキャブの前方にオフセットされるのを防止する構
成としている。
【0011】この場合、ストッパ板は細長い金属板等に
よって形成され、その長さ方向両端側は、例えばオフセ
ットシリンダの両端側をロアブームとアッパブームとに
それぞれ連結している連結ピンの下端側に取付けられて
いる。これにより、ストッパ板は、各連結ピンを介して
オフセットシリンダの伸縮動作を一定の範囲内に制限す
るものである。
【0012】また、ストッパ板をフロントに取付けると
きには、まずストッパ板をオフセットシリンダの下側に
配置し、手作業等によってストッパ板の重量を下側から
支持しつつ、ストッパ板の両端側を各連結ピンの下端側
にそれぞれ取付ける。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えばブレーカ等を用いた土木作業を行う
ときに、オフセットシリンダの両端側に設けられた各連
結ピンの下端側にストッパ板を取付け、このストッパ板
によってアッパブームの回動角を制限する構成としてい
る。
【0014】しかし、ストッパ板は、オフセットシリン
ダの引張力および押圧力に抗してアッパブームの回動角
を制限するため、大きな重量の金属板によって形成され
ている。そして、ストッパ板の取付時には、手作業等に
よってストッパ板の重量を下側から支持するだけでな
く、この状態を保持しつつストッパ板の両端側を各連結
ピンにそれぞれ取付ける作業が必要となる。
【0015】このため、従来技術では、ストッパ板をフ
ロントに取付けるときの作業性が悪くなり、この取付作
業に手間がかかるため、ストッパ板の取付作業を含めて
作業具を円滑に交換できないという問題がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ストッパ部材をオフセ
ットシリンダの連結ピンに容易に取付けることができ、
取付時の作業性を向上できると共に、キャブに対する干
渉防止を確実に行うことができるようにしたオフセット
ブーム式建設機械を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、建設機械の車体に俯仰動可能
に設けられたロアブームと、該ロアブームの先端側に
左,右方向に回動可能に設けられたアッパブームと、長
さ方向両端側が前記ロアブームとアッパブームとに第
1,第2の連結ピンを介して回動可能に取付けられ該ア
ッパブームを前記ロアブームに対して左,右方向に回動
させるオフセットシリンダと、前記アッパブームの先端
側に左,右方向に回動可能に設けられたアームステー
と、該アームステーに上,下方向に回動可能に設けられ
先端側に作業具が取付けられたアームとを備えてなるオ
フセットブーム式建設機械において、オフセットシリン
ダの長さ方向両端側に設けた第1,第2の連結ピンに
は、オフセットシリンダの両端に対して上向きに突出す
る突出軸部を設け、第1,第2の連結ピン間には、両端
側がオフセットシリンダの上側から前記各突出軸部に取
付けられ、オフセットシリンダの伸縮を制限するストッ
パ部材を設ける構成としたことを特徴としている。
【0018】このように構成することにより、ストッパ
部材は、オフセットシリンダの伸縮動作を一定の範囲内
に制限でき、例えば作業具がロアブームの側方に設けら
れたキャブ、キャノピー等に干渉しないように、アッパ
ブームの回動範囲を制限することができる。また、スト
ッパ部材の取付時には、ストッパ部材をオフセットシリ
ンダの上側から第1,第2の連結ピンの突出軸部間に配
置し、ストッパ部材の自重を利用してストッパ部材の両
端側を各突出軸部に取付けることができる。
【0019】また、請求項2の発明によると、ストッパ
部材の両端側にはそれぞれ嵌合穴を設け、第1,第2の
連結ピンの突出軸部には該各嵌合穴を突出軸部に嵌合し
た状態でストッパ部材を上側から抜止めする抜止め部材
を設ける構成としている。
【0020】これにより、ストッパ部材の取付時には、
その各嵌合穴を連結ピンの上側から突出軸部に挿嵌でき
るので、例えば従来技術のようにストッパ部材を下側か
ら支えた状態でストッパ部材の取付作業を行う必要がな
くなり、ストッパ部材の両端側を抜止め部材によって各
連結ピンの突出軸部に抜止め状態で取付けることができ
る。
【0021】また、請求項3の発明によると、ストッパ
部材は、中空のパイプ材により形成され前記第1,第2
の連結ピン間に延設される中空のロッド部と、該ロッド
部の両端側にそれぞれ設けられ前記第1,第2の連結ピ
ンの突出軸部に取付けられる取付アイとから構成してい
る。
【0022】これにより、ストッパ部材を軽量で高い強
度に形成でき、オフセットシリンダが誤って伸縮された
としても、オフセットシリンダが伸長するときの引張力
に対する引張強度と、オフセットシリンダが縮小すると
きの圧縮力に対する座屈強度とを高めることができる。
【0023】さらに、請求項4の発明によると、車体に
は排土板装置を回動可能に設け、該排土板装置は前記第
1,第2の連結ピンから取外したストッパ部材を格納す
る構成としている。
【0024】これにより、ストッパ部材を用いてオフセ
ットシリンダの伸縮動作を制限する必要がない場合に
は、ストッパ部材をオフセットシリンダの連結ピンから
取外して排土板装置に格納することができる。
【0025】一方、請求項5の発明は、建設機械の車体
に俯仰動可能に設けられたロアブームと、該ロアブーム
の先端側に左,右方向に回動可能に設けられたアッパブ
ームと、該アッパブームの先端側に左,右方向に回動可
能に設けられたアームステーと、前記アッパブームをロ
アブームに対して左,右方向に回動させるため長さ方向
両端側が前記アッパブームとアームステーとに第1,第
2の連結ピンを介して回動可能に取付けられたオフセッ
トシリンダと、前記アームステーに上,下方向に回動可
能に設けられ先端側に作業具が取付けられたアームとを
備えてなるオフセットブーム式建設機械において、オフ
セットシリンダの長さ方向両端側に設けた第1,第2の
連結ピンには、オフセットシリンダの両端に対して上向
きに突出する突出軸部を設け、第1,第2の連結ピン間
には、両端側がオフセットシリンダの上側から前記各突
出軸部に取付けられ、オフセットシリンダの伸縮を制限
するストッパ部材を設ける構成としたことを特徴として
いる。
【0026】これにより、ストッパ部材は、アッパブー
ムとアームステーとの間で伸縮するオフセットシリンダ
の伸縮動作を一定の範囲内に制限することにより、アッ
パブームの回動範囲を規制することができる。また、ス
トッパ部材の取付時には、その自重を利用してストッパ
部材をオフセットシリンダの上側から第1,第2の連結
ピンの突出軸部に取付けることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
オフセットブーム式建設機械として、ブレーカを装着し
た油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照して詳細に
説明する。
【0028】ここで、図1ないし図10は本発明による
第1の実施の形態を示し、図中、1は油圧ショベルの下
部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載され
た上部旋回体で、該上部旋回体2の旋回フレーム3上に
は、キャブ4、建屋カバー5、カウンタウェイト6等が
設けられている。
【0029】ここで、本実施の形態による油圧ショベル
は、後述のブレーカ29とバケット41とを交換可能に
取付ける構成としている。そして、当該油圧ショベルに
は、後述の図6ないし図9に示す如く、バケット41を
装着して掘削作業等を行うときに、バケット41がキャ
ブ4に干渉するのを防止するための干渉防止装置(図示
せず)が設けられている。
【0030】7は例えばキャブ4の右側に位置して旋回
フレーム3の前部側に俯仰動可能に設けられたフロント
で、該フロント7は、後述のロアブーム8、アッパブー
ム13、アームステー22、アーム27、ブレーカ29
等を含んで構成されている。
【0031】8は旋回フレーム3の前部側に連結された
ロアブームで、該ロアブーム8は、旋回フレーム3とロ
アブーム8との間に設けられたブームシリンダ9によっ
て俯仰動されるものである。
【0032】10,11はロアブーム8の先端部左側に
突設された一対のブラケット部で、該ブラケット部1
0,11は、図2、図3に示す如く平板状に形成され、
上,下方向に間隔をもって互いに平行に延びている。ま
た、上側に位置するブラケット部10には、図4に示す
如く、後述のボトム連結ピン18が挿嵌されるピン挿嵌
穴10Aが形成されると共に、該ピン挿嵌穴10Aの位
置でブラケット部10から下向きに突出したボス部10
Bと、ピン挿嵌穴10Aの位置でブラケット部10から
上向きに突出した筒体10Cとが溶接されている。
【0033】また、下側に位置するブラケット部11に
は、ピン挿嵌穴11Aとボス部11Bとが設けられてい
る。さらに、ロアブーム8には、図2に示す如く、ブラ
ケット部11の下側に位置して他のブラケット部12が
突設され、該ブラケット部11,12間には後述のリン
ク26が取付けられている。
【0034】13はロアブーム8の先端側にアッパブー
ム連結ピン14を介して左,右方向に回動可能に設けら
れたアッパブームで、該アッパブーム13は、図3に示
す如く、後述の棒状ストッパ31によって左,右方向へ
の回動(オフセット)を禁止され、ロアブーム8の前側
中央に保持されている。
【0035】また、棒状ストッパ31がフロント7から
取外された状態では、図9に示す如く、アッパブーム1
3がオフセットシリンダ17によってロアブーム8に対
し左,右方向にオフセットされるものである。
【0036】15,16はアッパブーム13の左側面に
突設された一対のブラケット部で、該ブラケット部1
5,16は、図5に示す如く、ブラケット部10,11
とほぼ同様に形成されている。そして、上側のブラケッ
ト部15には、後述のロッド連結ピン21が挿嵌される
ピン挿嵌穴15Aと、下向きに突出したボス部15B
と、上向きに突出した筒体15Cとが設けられ、下側の
ブラケット部16にはピン挿嵌穴16Aとボス部16B
とが設けられている。
【0037】17はロアブーム8とアッパブーム13と
の間に設けられたオフセットシリンダで、該オフセット
シリンダ17は、図2ないし図5に示す如く、基端側が
ボトム連結ピン18を介してロアブーム8のブラケット
部10,11間に回動可能に連結されたチューブ17A
と、該チューブ17Aに伸縮可能に挿嵌され、先端側が
ロッド連結ピン21を介してアッパブーム13のブラケ
ット部15,16間に回動可能に連結されたロッド17
Bとによって構成されている。
【0038】そして、オフセットシリンダ17は、図9
に示す如く、チューブ17Aからロッド17Bが伸長す
ることによってアッパブーム13を右方向に回動し、チ
ューブ17A内にロッド17Bが縮小することによって
アッパブーム13を左方向に回動するものである。
【0039】18はオフセットシリンダ17のチューブ
17Aボトム側に設けられた第1の連結ピンとしてのボ
トム連結ピンで、該ボトム連結ピン18は、図4に示す
如く、ブラケット部10,11のピン挿嵌穴10A,1
1A間に挿嵌されたピン本体18Aと、該ピン本体18
Aの上端側に一体に形成され、ブラケット部10の筒体
10Cからオフセットシリンダ17よりも上向きに突出
した円柱状の突出軸部18Bとを含んで構成されてい
る。
【0040】そして、ピン本体18Aは、ロアブーム8
のブラケット部10,11とオフセットシリンダ17の
チューブ17Aボトム側との間を左,右方向に回動可能
に連結している。また、連結ピン18には、ピン本体1
8Aと突出軸部18Bとの間に位置して筒体10Cの端
面に当接する鍔部18Cが径方向に突設されている。
【0041】さらに、連結ピン18は、抜止めピン19
が筒体10Cの径方向外側からピン本体18Aに挿嵌さ
れることによってブラケット部10,11間に抜止め及
び廻止め状態で固定され、抜止めピン19は筒体10C
の外周側に取付けられた止め輪20によって保持されて
いる。
【0042】21はオフセットシリンダ17のロッド1
7B先端側に設けられた第2の連結ピンとしてのロッド
連結ピンで、該ロッド連結ピン21は、図5に示す如
く、ボトム連結ピン18とほぼ同様に、アッパブーム1
3のブラケット部15,16とオフセットシリンダ17
のロッド17B先端側との間を左,右方向に回動可能に
連結したピン本体21Aと、該ピン本体21Aの上端側
に一体に形成され、ブラケット部15の筒体15Cから
オフセットシリンダ17よりも上向きに突出した円柱状
の突出軸部21Bとを含んで構成されている。また、連
結ピン21には、ピン本体21Aと突出軸部21Bとの
間に位置して筒体15Cの端面に当接する鍔部21Cが
径方向に突設されている。さらに、連結ピン21側に
も、抜止めピン19と止め輪20とが設けられている。
【0043】22はアッパブーム13の先端側にアーム
ステー連結ピン23を介して左,右方向に回動可能に設
けられたアームステーで、該アームステー22には、図
2、図3に示す如く、その左側面に位置してブラケット
部24,25が突設され、該ブラケット部24,25と
ロアブーム8のブラケット部11,12との間にはリン
ク26が回動可能に取付けられている。
【0044】そして、アームステー22は、図9に示す
如くアッパブーム13が左,右方向に回動するときに、
リンク26によってアッパブーム13と逆向きに回動さ
れ、ロアブーム8に対して平行な状態に保持されるもの
である。
【0045】27はアームステー22に上,下方向に回
動可能に設けられたアームで、該アーム27は、図1に
示す如く、アームステー22とアーム27との間に設け
られたアームシリンダ28によって俯仰動される。
【0046】29はアーム27の先端側に交換可能に取
付けられた作業具としてのブレーカで、該ブレーカ29
は、その先端側に設けられた加振ロッド29Aが振動す
ることによって、例えば舗装された路面や地盤等の破砕
作業を行うものである。また、ブレーカ29は、作業具
用シリンダ30によって上,下方向に回動される構成と
なっている。
【0047】31はオフセットシリンダ17の連結ピン
18,21間に延設されたストッパ部材としての棒状ス
トッパで、該棒状ストッパ31は、図2ないし図5に示
す如く、例えば円筒状をなす中空の金属パイプ等によっ
て形成されたロッド部31Aと、該ロッド部31Aの両
端側に溶接された連結板31B,31Bと、該各連結板
31Bを介してロッド部31Aの基端側,先端側にそれ
ぞれ溶接された取付アイ31C,31Dとから構成され
ている。
【0048】ここで、取付アイ31Cには、図4に示す
如く、ボトム連結ピン18の突出軸部18Bとほぼ同径
となった円形状のピン嵌合穴31C1 が設けられてい
る。そして、取付アイ31Cは、ピン嵌合穴31C1 が
突出軸部18Bの外周側に挿嵌され、後述の止め板32
と取付ねじ33とを用いて突出軸部18Bに抜止め状態
で固定されている。
【0049】また、取付アイ31Dにも、図5に示す如
く、ロッド連結ピン21の突出軸部21Bとほぼ同径と
なった円形状のピン嵌合穴31D1 が設けられている。
そして、取付アイ31Dは、ピン嵌合穴31D1 が突出
軸部21Bの外周側に挿嵌され、止め板32と取付ねじ
33とを用いて突出軸部21Bに抜止め状態で固定され
ている。
【0050】これにより、棒状ストッパ31は、オフセ
ットシリンダ17の上側に並列に配置された状態で連結
ピン18,21間に取付けられ、これらの連結ピン1
8,20をオフセットシリンダ17の伸縮方向に対して
一体的に連結している。そして、棒状ストッパ31は、
ブレーカ29等を用いて土木作業を行うときに、オフセ
ットシリンダ17の伸縮動作を規制することによってア
ッパブーム13が左,右方向にオフセットされるのを禁
止し、後述の如くブレーカ29の先端側がキャブ4に干
渉するのを防止するものである。
【0051】32,32は環状の金属板等によって形成
された抜止め部材としての止め板で、該各止め板32
は、図4、図5に示す如く、各取付ねじ33を用いて連
結ピン18,21の突出軸部18B,21Bの端面にそ
れぞれ締着されている。
【0052】一方、34は下部走行体1の前部側に設け
られた排土板装置で、該排土板装置34は、図1、図8
に示す如く、下部走行体1の前部側に回動可能に設けら
れた一対のアーム34A,34Aと、該各アーム34A
の先端側に固着された排土板34Bとを含んで構成され
ている。
【0053】35,35は排土板装置34の各アーム3
4Aに突設されたストッパ取付部で、該各ストッパ取付
部35は、連結ピン18,21の突出軸部18B,21
Bとほぼ同様に構成されている。そして、例えばバケッ
ト41をフロント7に装着する場合等、棒状ストッパ3
1を用いてオフセットシリンダ17の伸縮を制限しない
ようなときには、フロント7から取外された棒状ストッ
パ31の取付アイ31C,31Dがストッパ取付部35
にそれぞれ締着され、棒状ストッパ31は排土板装置3
4の各アーム34A間に格納される。
【0054】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0055】まず、例えば側溝掘り等の掘削作業を行う
場合について述べると、この掘削作業時には、図6に示
す如く、ブレーカ29に代えてアーム27の先端側に作
業具としてのバケット41が装着される。このとき、棒
状ストッパ31は、図7、図8に示す如く、連結ピン1
8,21の突出軸部18B,21Bから取外され、排土
板装置34の各アーム34A間に格納されている。
【0056】そして、掘削作業を行うときには、図9に
示す如く、オフセットシリンダ17を伸長または縮小す
ることによってアッパブーム13を右側または左側にオ
フセットする。これにより、アームステー22、アーム
27、バケット41等が車両の側方へと平行に移動する
から、この位置でロアブーム8、アーム27、バケット
41を上,下方向に回動(俯仰動)させることにより、
側溝等の掘削作業を行うことができる。
【0057】ここで、例えば図6、図9中に二点鎖線で
示すように、アッパブーム13を左側にオフセットした
状態でロアブーム8、アーム27、バケット41を回動
させると、バケット41の爪部41A等がキャブ4の前
部側に干渉する虞れがあるため、干渉防止装置は、爪部
41Aがキャブ4に接近し過ぎるのを防止する。
【0058】この場合、干渉防止装置には、例えばバケ
ット41の長さ寸法等が作業具の基準寸法として予め記
憶されると共に、図6、図9中に一点鎖線で示す如くキ
ャブ4を取囲むように設定された干渉防止基準線Lが予
め記憶されている。そして、干渉防止装置は、例えば複
数の回動角センサ(図示せず)等によってロアブーム
8、アッパブーム13、アーム27、バケット41等の
回動角をそれぞれ検出し、これらの検出結果とバケット
41の長さ寸法とを用いて爪部41Aの位置を推定演算
する。これにより、爪部41Aが干渉防止基準線Lを越
えてキャブ4側に接近しようとするときには、例えばフ
ロント7の各油圧シリンダ9,17,28,30等に供
給される圧油が干渉防止装置によって遮断され、バケッ
ト41の移動範囲は干渉防止基準線Lよりも外側に制限
される。
【0059】一方、ブレーカ29を用いて地盤の破砕作
業等を行う場合には、まずバケット41を取外してブレ
ーカ29と交換し、アッパブーム13を左,右方向にオ
フセットしていない状態で棒状ストッパ31をフロント
7に取付ける。
【0060】そして、棒状ストッパ31の取付時には、
図10に示す如く、まず排土板装置34のストッパ取付
部35から取外した棒状ストッパ31をオフセットシリ
ンダ17の上側に配置し、その取付アイ31C,31D
を連結ピン18,21の突出軸部18B,21Bに上側
から挿嵌する。
【0061】これにより、棒状ストッパ31は、連結ピ
ン18,21の鍔部18C,21Cを介してフロント7
のブラケット部10,15上に載置され、これらのブラ
ケット部10,15によって下側から支持された状態と
なるので、止め板32と取付ねじ33とを突出軸部18
B,21Bの端面に締着し、棒状ストッパ31を連結ピ
ン18,21に固定することにより、その取付作業を完
了する。
【0062】この結果、ブレーカ29を用いた破砕作業
中には、アッパブーム13のオフセット動作が棒状スト
ッパ31によって禁止された状態となるため、ブレーカ
29はキャブ4の前方に移動することができなくなる。
【0063】ここで、仮りに棒状ストッパ31をフロン
ト7に取付けず、この状態でブレーカ29を左側にオフ
セットしてキャブ4の前方で回動させた場合を想定する
と、干渉防止装置は、バケット41の長さ寸法に基づい
てブレーカ29の移動範囲を制限しようとする。このた
め、図6中に一点鎖線で示すように、ブレーカ29の長
さ寸法がバケット41よりも大きい場合には、その加振
ロッド29Aが干渉防止基準線Lを越えてキャブ4に接
近し過ぎることがある。
【0064】しかし、本実施の形態では、ブレーカ29
を用いるときに、棒状ストッパ31によってアッパブー
ム13のオフセット動作が禁止されているから、ブレー
カ29の加振ロッド29A等がキャブ4に干渉するのを
防止することができる。
【0065】また、アッパブーム13、アームステー2
2等が左,右方向にオフセットされた状態でブレーカ2
9が作動すると、その作動時の振動は、例えばアッパブ
ーム連結ピン14、アームステー連結ピン23等を左,
右方向へと折曲げるような回転モーメントとなって作用
し、これらの連結ピン14,23を損傷させる虞れがあ
る。このため、ブレーカ29を用いた土木作業は、アッ
パブーム13を左,右方向にオフセットさせずに行うの
が好ましい。
【0066】これに対し、本実施の形態では、棒状スト
ッパ31を取付けることによりブレーカ29がロアブー
ム8に対して常に前側中央に保持されるから、オペレー
タ等がブレーカ29をオフセットした状態で作動させる
のを防止でき、アッパブーム連結ピン14、アームステ
ー連結ピン23等を保護することができる。
【0067】かくして、本実施の形態によれば、オフセ
ットシリンダ17のボトム連結ピン18とロッド連結ピ
ン21との間には、その突出軸部18B,21Bにオフ
セットシリンダ17の上側から取付けられる棒状ストッ
パ31を設ける構成としたので、例えばブレーカ29を
用いた破砕作業時には、棒状ストッパ31によって連結
ピン18,21をオフセットシリンダ17の伸縮方向に
対し一体的に連結でき、オフセットシリンダ17の伸縮
動作を禁止することができる。
【0068】これにより、アッパブーム13、ブレーカ
29等をロアブーム8に対して常に前側中央に保持で
き、干渉防止装置の基準から外れた長さ寸法をもつブレ
ーカ29がキャブ4側にオフセットされることによって
キャブ4の前面側に接触するのを確実に防止することが
できる。
【0069】この場合、連結ピン18,21の上側には
突出軸部18B,21Bを設けたから、棒状ストッパ3
1の取付時には、その自重を利用して取付アイ31C,
31Dを突出軸部18B,21Bに対し上側から容易に
挿嵌でき、これによって棒状ストッパ31をフロント7
のブラケット部10,15上に安定的に載置することが
できる。
【0070】この結果、従来技術のようにストッパ板の
重量を手作業で支持しつつ、その取付作業を行う必要が
なくなり、棒状ストッパ31の重量をブラケット部1
0,15によって支持できると共に、この状態で止め板
32と取付ねじ33とを用いて棒状ストッパ31を連結
ピン18,21に容易に取付けることができる。従っ
て、棒状ストッパ31を取付けるときの作業性を高める
ことができ、この取付作業を含めてブレーカ29の装着
等を効率よく行うことができる。
【0071】また、棒状ストッパ31のロッド部31A
を中空のパイプ材によって形成したので、棒状ストッパ
31を軽量化しつつ、オフセットシリンダ17による圧
縮荷重、引張荷重に対して棒状ストッパ31に高い剛性
を付与でき、特に圧縮荷重に対する座屈強度を高めるこ
とができる。
【0072】また、排土板装置34の各アーム34Aに
ストッパ取付部35を設けたので、例えばバケット41
をフロント7に装着する場合等、棒状ストッパ31が不
要となったときには、フロント7から取外した棒状スト
ッパ31を排土板装置34の各アーム34A間にコンパ
クトに格納でき、棒状ストッパ31の紛失等を防止する
ことができる。
【0073】次に、図11は本発明による第2の実施の
形態を示し、本実施の形態の特徴は、オフセットシリン
ダがアッパブームとアームステーとの間に配置されるタ
イプのフロントに対してストッパ部材を設ける構成とし
たことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0074】51は本実施の形態による油圧ショベルの
フロントで、該フロント51は、第1の実施の形態とほ
ぼ同様に、ロアブーム8、アッパブーム13、アームス
テー22、アーム27等を備えている。
【0075】52はアッパブーム13とアームステー2
2との間に伸縮可能に設けられたオフセットシリンダ
で、該オフセットシリンダ52は、チューブ52Aとロ
ッド52Bとから構成されている。しかし、チューブ5
2Aは、基端側が第1の実施の形態とほぼ同様に形成さ
れたボトム連結ピンを用いてアームステー22に回動可
能に取付けられ、ロッド52Bは、ロッド連結ピン(い
ずれも図示せず)をアッパブーム13に回動可能に連結
されている。
【0076】そして、棒状ストッパ31は、ボトム連結
ピンとロッド連結ピンにそれぞれ設けられた突出軸部間
に取付けられ、オフセットシリンダ52の伸縮を規制す
ると共に、これによってアッパブーム13のオフセット
動作を禁止している。
【0077】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。
【0078】なお、実施の形態では、棒状ストッパ31
の両端側に円形状のピン嵌合穴31C1 ,31D1 を設
け、アッパブーム13のオフセット動作を禁止する構成
としたが、本発明はこれに限らず、ストッパ部材に所定
の長さ寸法をもつ長穴状のピン嵌合穴を設け、アッパブ
ーム13のオフセット動作をピン嵌合穴の長さ寸法に対
応する一定の範囲のみで許す構成としてもよく、例えば
アッパブーム13をキャブ4と反対側(右側)だけに回
動させる構成としてもよい。
【0079】また、実施の形態では、フロント7にブレ
ーカ29またはバケット41を装着する場合を例に挙げ
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えばグラップ
ル、破砕機等からなる複数種類の作業具をフロント7に
交換可能に装着する構成としてもよい。
【0080】さらに、実施の形態では、オフセットブー
ム式建設機械としてキャブ4を備えた油圧ショベルを例
に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば運転
席の上方にキャノピーが設けられたキャノピー型の各種
建設機械に適用できるのは勿論である。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、オフセットシリンダに設けた第1,第2の連結ピ
ンには上向きに突出した突出軸部を設け、該各突出軸部
にはオフセットシリンダの上側からストッパ部材を取付
ける構成としたので、このストッパ部材によってアッパ
ブームが左,右方向に回動するときの範囲を制限でき、
例えば長さ寸法が異なる各種の作業具等をアームの先端
側に装着する場合でも、これらの作業具がオフセットさ
れた位置でキャブ、キャノピー等に干渉するのを確実に
防止することができる。そして、ストッパ部材の取付時
には、その自重を利用して連結ピンへの取付作業を容易
に行うことができる。この結果、従来技術のようにスト
ッパ板の重量を手作業で支持しつつ、その取付作業を行
う必要がなくなり、取付時の作業性を高めることがで
き、作業具の交換等を効率よく行うことができる。
【0082】また、請求項2の発明によれば、ストッパ
部材の両端側にはそれぞれ嵌合穴を設け、第1,第2の
連結ピンの突出軸部には該各嵌合穴を突出軸部に嵌合し
た状態でストッパ部材を抜止めする抜止め部材を設ける
構成としたので、ストッパ部材の取付時には、その各嵌
合穴をストッパ部材の自重を利用して連結ピンの上側か
ら突出軸部に挿嵌できるので、従来技術のようにストッ
パ部材を下側から支えた状態でストッパ部材の取付作業
を行う必要がなくなり、その両端側を抜止め部材によっ
て各連結ピンの突出軸部に容易に取付けることができ
る。
【0083】また、請求項3の発明によれば、ストッパ
部材を、中空のパイプ材からなるロッド部と、該ロッド
部の両端側に設けられた取付アイとによって構成したの
で、ストッパ部材を軽量化しつつ、オフセットシリンダ
による圧縮荷重、引張荷重に対してストッパ部材に高い
剛性を付与でき、特に圧縮荷重に対する座屈強度を高め
ることができる。
【0084】さらに、請求項4の発明によれば、排土板
装置には連結ピンから取外したストッパ部材を格納する
構成としたので、ストッパ部材を用いる必要がない場合
には、オフセットシリンダの各連結ピンから取外したス
トッパ部材を排土板装置にコンパクトに格納でき、その
紛失等を防止することができる。
【0085】一方、請求項5の発明によれば、オフセッ
トシリンダの両端側をアッパブームとアームステーに取
付ける第1,第2の連結ピンには、上向きに突出した突
出軸部を設け、該各突出軸部にはオフセットシリンダの
上側からストッパ部材を取付ける構成としたので、この
ストッパ部材によってアッパブームが左,右方向に回動
するときの範囲を制限でき、作業具がオフセットされた
位置でキャブ、キャノピー等に干渉するのを確実に防止
することができる。そして、ストッパ部材の取付時に
は、その自重を利用して連結ピンへの取付作業を容易に
行うことができ、取付時の作業性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
にブレーカを装着した状態を示す正面図である。
【図2】図1中のフロントの一部を拡大して示す正面図
である。
【図3】図2中のフロントを示す平面図である。
【図4】ボトム連結ピン等を図3中の矢示IV−IV方向か
らみた拡大断面図である。
【図5】ロッド連結ピン等を図3中の矢示V−V方向か
らみた拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態による油圧ショベルにバケ
ットを装着した状態を示す正面図である。
【図7】図6中のフロントの一部を拡大して示す正面図
である。
【図8】棒状ストッパを排土板のアームに格納した状態
を図6中の矢示VIII−VIII方向からみた部分平面図であ
る。
【図9】アッパブームを左,右方向にオフセットする状
態を示す油圧ショベルの平面図である。
【図10】棒状ストッパをフロントに取付ける状態を示
す正面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による油圧ショベ
ルのフロントを示す正面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体) 2 上部旋回体(車体) 3 旋回フレーム 4 キャブ 5 建屋カバー 6 カウンタウェイト 7,51 フロント 8 ロアブーム 9 ブームシリンダ 10,11,12,15,16,24,25 ブラケッ
ト部 13 アッパブーム 14 アッパブーム連結ピン 17,52 オフセットシリンダ 17A,52A チューブ 17B,52B ロッド 18 ボトム連結ピン(第1の連結ピン) 18A,21A ピン本体 18B,21B 突出軸部 18C,21C 鍔部 21 ロッド連結ピン(第2の連結ピン) 22 アームステー 23 アームステー連結ピン 26 リンク 27 アーム 28 アームシリンダ 29 ブレーカ(作業具) 30 作業具用シリンダ 31 棒状ストッパ(ストッパ部材) 31A ロッド部 31B 連結板 31C,31D 取付アイ 31C1 ,31D1 ピン嵌合穴(嵌合穴) 32 止め板(抜止め部材) 33 取付ねじ 34 排土板装置 34A アーム 33B 排土板 35 ストッパ取付部 41 バケット(作業具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 政治 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D012 AA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の車体に俯仰動可能に設けられ
    たロアブームと、該ロアブームの先端側に左,右方向に
    回動可能に設けられたアッパブームと、長さ方向両端側
    が前記ロアブームとアッパブームとに第1,第2の連結
    ピンを介して回動可能に取付けられ該アッパブームを前
    記ロアブームに対して左,右方向に回動させるオフセッ
    トシリンダと、前記アッパブームの先端側に左,右方向
    に回動可能に設けられたアームステーと、該アームステ
    ーに上,下方向に回動可能に設けられ先端側に作業具が
    取付けられたアームとを備えてなるオフセットブーム式
    建設機械において、 前記オフセットシリンダの長さ方向両端側に設けた第
    1,第2の連結ピンには、前記オフセットシリンダの両
    端に対して上向きに突出する突出軸部を設け、前記第
    1,第2の連結ピン間には、両端側が前記オフセットシ
    リンダの上側から前記各突出軸部に取付けられ、前記オ
    フセットシリンダの伸縮を制限するストッパ部材を設け
    る構成としたことを特徴とするオフセットブーム式建設
    機械。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部材の両端側にはそれぞれ
    嵌合穴を設け、前記第1,第2の連結ピンの突出軸部に
    は該各嵌合穴を突出軸部に嵌合した状態で前記ストッパ
    部材を上側から抜止めする抜止め部材を設ける構成とし
    てなる請求項1に記載のオフセットブーム式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ部材は、中空のパイプ材に
    より形成され前記第1,第2の連結ピン間に延設される
    中空のロッド部と、該ロッド部の両端側にそれぞれ設け
    られ前記第1,第2の連結ピンの突出軸部に取付けられ
    る取付アイとから構成してなる請求項1または2に記載
    のオフセットブーム式建設機械。
  4. 【請求項4】 前記車体には排土板装置を回動可能に設
    け、該排土板装置は前記第1,第2の連結ピンから取外
    したストッパ部材を格納する構成としてなる請求項1,
    2または3に記載のオフセットブーム式建設機械。
  5. 【請求項5】 建設機械の車体に俯仰動可能に設けられ
    たロアブームと、該ロアブームの先端側に左,右方向に
    回動可能に設けられたアッパブームと、該アッパブーム
    の先端側に左,右方向に回動可能に設けられたアームス
    テーと、前記アッパブームをロアブームに対して左,右
    方向に回動させるため長さ方向両端側が前記アッパブー
    ムとアームステーとに第1,第2の連結ピンを介して回
    動可能に取付けられたオフセットシリンダと、前記アー
    ムステーに上,下方向に回動可能に設けられ先端側に作
    業具が取付けられたアームとを備えてなるオフセットブ
    ーム式建設機械において、 前記オフセットシリンダの長さ方向両端側に設けた第
    1,第2の連結ピンには、前記オフセットシリンダの両
    端に対して上向きに突出する突出軸部を設け、前記第
    1,第2の連結ピン間には、両端側が前記オフセットシ
    リンダの上側から前記各突出軸部に取付けられ、前記オ
    フセットシリンダの伸縮を制限するストッパ部材を設け
    る構成としたことを特徴とするオフセットブーム式建設
    機械。
JP2000137037A 2000-05-10 2000-05-10 オフセットブーム式建設機械 Expired - Fee Related JP3602770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137037A JP3602770B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 オフセットブーム式建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137037A JP3602770B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 オフセットブーム式建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001317076A true JP2001317076A (ja) 2001-11-16
JP3602770B2 JP3602770B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=18644883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000137037A Expired - Fee Related JP3602770B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 オフセットブーム式建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3602770B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035639A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の作業装置
JP2016188551A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127725A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 株式会社クボタ 作業機、作業機の制御方法、プログラム及びその記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035639A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の作業装置
US7452177B2 (en) 2004-09-29 2008-11-18 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Working mechanism for construction machine
JP2016188551A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3602770B2 (ja) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4256359B2 (ja) 建設機械の作業装置
JP2010112094A (ja) 建設機械
JP3602770B2 (ja) オフセットブーム式建設機械
WO2009145000A1 (ja) 建設機械
JP5789158B2 (ja) 建設機械のシリンダ装置
JP3151621U (ja) 掘削用リッパ
KR100639729B1 (ko) 건설 기계의 작업 장치
JP2009007760A (ja) 建設機械
JP6873429B2 (ja) バケットへのブレーカー取付構造
JP2002266374A (ja) 建設機械
JP2003096810A (ja) オフセットブーム式建設機械
JP2003034945A (ja) オフセットブーム式建設機械
JP3218744U (ja) 破砕機、及び作業機械
JP2011106118A (ja) 建設機械の作業装置
JP7118927B2 (ja) 建設機械
JPH11303120A (ja) 建設機械の作業装置
JP3464947B2 (ja) 掘削方法
JP2011074745A (ja) 建設機械
JP2000282508A (ja) 建設機械
JP3116341U (ja) 掘削具
JPH08120706A (ja) 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置
JPH11336112A (ja) 建設機械
JP4768652B2 (ja) 建設機械
JP2023131836A (ja) 保護具及び作業機械
JP2001323494A (ja) オフセットブーム式建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees