JP2001317034A - 改良土サンプラー、及び地盤改良撹拌機 - Google Patents

改良土サンプラー、及び地盤改良撹拌機

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JP2001317034A JP2000135495A JP2000135495A JP2001317034A JP 2001317034 A JP2001317034 A JP 2001317034A JP 2000135495 A JP2000135495 A JP 2000135495A JP 2000135495 A JP2000135495 A JP 2000135495A JP 2001317034 A JP2001317034 A JP 2001317034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良柱体の所望の位置にある改良土のサンプ
リングを簡便に行い、また、改良土の状態を変化させる
ことなく改良土の試験に用いるべき供試体を容易に作製
することができる手段を提供する。 【解決手段】 本改良土サンプラー100は、改良柱体
を造設する地盤改良撹拌機の掘削撹拌翼に装着される改
良土サンプラーであって、該掘削撹拌翼の所望の位置に
着脱自在に装着される取付部101と、該取付部101
に、その開口20a、20bが前記掘削撹拌翼の回転方
向を向くように固定された採取管102とを備えてなる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の支持力を高
めるための節付き改良柱体を構成する改良土のサンプラ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、軟弱な地盤上に住宅等を建築す
る場合には、地盤中に図7(a)に示すような改良柱体7
を複数造設して地盤の支持力を向上させる地盤改良工法
が施工される。また、前記改良柱体7の一本当たりの支
持力を向上させるために、図7(b)に示すように、改良
柱体に複数の節部を設けた節付き改良柱体8を造設する
地盤改良工法もある。前記節付き改良柱体8は、改良柱
体の外径が拡大した節部を有するので、通常の改良柱体
7と比べて、地盤との摩擦力が増大する。このため、造
設すべき改良柱体の本数を少なくしたり、改良柱体の長
さを短くすることができ、地盤改良工法を簡略化するこ
とができる。
【0003】改良柱体7又は節付き改良柱体8は、布基
礎9に対して、図8に斜線を施した円で示すような配置
で、改良すべき地盤中に造設される。改良柱体7又は節
付き改良柱体8は、布基礎9の直下に、改良柱体7等の
中心と布基礎9の重心とが一致するように、直列上に列
設され、改良柱体7等の間隔は、各改良柱体7等に負荷
される荷重が、その支持力を上回らないようにバランス
よく配置される。
【0004】図9は、前記改良柱体7を造設するプラン
トの概要を示す模式図である。該プラントは、図に示す
ように、中空状の回転軸に、削孔ヘッド、掘削撹拌翼等
が設けられた地盤改良撹拌機1が、建設機械2により固
定された支柱3に昇降自在に設けられ、駆動源4により
前記回転軸が回転されるものとなっており、ミキサー5
により、水と固化材を混錬した固化材スラリーが作製さ
れ、該固化材スラリーがポンプ6により、前記回転軸に
圧送される構成となっている。
【0005】前記プラントを用いて、改良柱体7は以下
のように造設される。まず、基礎が配設されるべき地盤
に地盤改良撹拌機1の位置決めをした後、その回転軸を
回転して、削孔ヘッド及び掘削撹拌翼により地盤を空掘
りする。そして、地盤改良撹拌機1の先端が設定した深
さに到達した後、ポンプ6により固化材スラリーを回転
軸内に圧送して、該固化材スラリーを回転軸の先端から
吐出させながら、回転軸を回転させたままで、地盤改良
撹拌機1を引き上げる。これにより、前記掘削撹拌翼
が、土砂と固化材スラリーとを混合撹拌して改良土を作
製する。土砂と固化材スラリーの混合撹拌を終えた後、
一定時間放置すれば改良土が固化して改良柱体7が造設
される。このような一連の作業を繰り返して、基礎が配
設されるべき地盤に改良柱体7を複数造設する。なお、
節付き改良柱体8を造設する場合には、回転軸の回転方
向により拡大アームが開閉して回転外径が変化する拡大
翼を回転軸に備えた地盤改良撹拌機を用いて、改良柱体
の所望の位置で拡大翼の回転外径を拡大して地盤を掘削
し、改良柱体に節部を形成すればよい。
【0006】前記改良柱体7は、地盤中に造設されるも
のであるから、設計通りに施工が行われているか否か
を、作業者が目視により確認することができない。ま
た、地盤の状態等、例えば地盤が撹拌し難い粘土質の場
合には、固化材スラリーと土砂との混合撹拌が不十分な
ものとなり、不均一な改良土が作製されるおそれがある
が、そのような場合であっても、作業者はその確認をす
ることができないため、不均一な状態のまま改良土が固
化し、その結果、改良柱体7が、設定された強度に達し
ないものとなり、本来の支持力を発揮できないという問
題が生じる。これを防止するため、改良柱体7を造設し
た後に、改良土のサンプリングを行い、目視による確
認、その他の試験を行うことが必要である。
【0007】以下、従来の改良土のサンプリング方法、
及びサンプリングされた改良土の試験方法の一例を説明
する。図10は、従来の改良土サンプラーの構成を説明
するための概略斜視図である。図に示すように、前記改
良土サンプラー80は、適当な長さの棒状体81と、該
棒状体81の先端に固定され、その先端開口部が斜めに
形成された管状体82とからなる。従来の改良土のサン
プリングは、地盤中に改良柱体7が造設された後に、前
記改良土サンプラー80を、その管状体82の先端開口
部から改良柱体7の内部に押し込んで、管状体82の内
部に改良土を充填することによりなされる。
【0008】このようにしてサンプリングされた改良土
は、その強度等を試験するために、該試験に適合した一
定の形状の供試体に成形される。以下、一軸圧縮試験を
行う場合を例に説明する。一軸圧縮試験は、改良土の一
軸圧縮強さを求めて、改良の効果を判定したり、改良地
盤の安定性を評価する目的で行われるものである。図1
1は、一軸圧縮試験機の構成を示す模式図であるが、該
一軸圧縮試験機90は、外枠91の底部に固定された圧
縮装置92と、外枠91の上部に固定された荷重計93
と、圧縮装置92及び荷重計93に互いに対向するよう
に設けられた一対の加圧板94と、一対の加圧板94間
の距離の変位を測定する変位計95とからなるものであ
る。
【0009】一軸圧縮試験では、前記一軸圧縮試験機9
0を用いて、供試体を加圧板94間に密着して載置した
後、圧縮装置92を作動させて、毎分1%の圧縮ひずみ
が生じる割合を標準として連続的に供試体を圧縮し、荷
重計93及び変位計95により、圧縮中の圧縮量及び圧
縮力を測定する。圧縮力が最大となってから、引き続き
ひずみが2%以上生じるか、圧縮力が最大値の3分の2
程度に減少するか、または圧縮ひずみが15%に達した
ら圧縮装置92を止めて圧縮を終了し、供試体の変形、
破壊状況などを観察する。また、得られた測定値から応
力−ひずみ曲線を作成して、一軸圧縮強度を評価する。
【0010】前記一軸圧縮試験に用いられる供試体の形
状は、地盤工学会で標準化されており、直径が3.5c
m又は5.0cm、高さが直径の1.8倍から2.5倍
の円柱である。該供試体の作製は、前記改良土サンプラ
ー80を用いて改良土をサンプリングした後、管状体8
2の周囲に付着したサンプリング対象以外の改良土やサ
ンプリングによって状態が乱された改良土を取り除いて
から、該管状体82に充填された改良土を取り出して、
供試体の形状よりやや大きい型に詰めて仮成形した後、
トリマーやワイヤーソーを用いて、円柱の断面が所定の
直径となるように、かつ、円柱の両端面が平行かつ軸方
向と直角になるように成形されることによりなされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の改良土
サンプラー80を用いた改良土のサンプリングでは、改
良土サンプラー80を改良柱体7の下部にまで貫入する
ことは、棒状体82の強度や作業者による貫入力の限界
等から困難であるため、改良柱体7の上部付近の改良土
しかサンプリングできず、改良柱体7の下部付近の改良
土については評価を行うことができないという問題があ
った。また、サンプリングした改良土から供試体を作製
する際に、改良土を型に詰めたり、所定の形状に成形す
る作業において、サンプリングされた改良土の状態が地
盤中の改良土の状態から変化することも多く、このよう
な変化は、一軸圧縮試験の結果に直接影響を及ぼし、改
良土の正当な評価が行えないこととなる。したがって、
供試体を作製する際には、サンプリングされた改良土の
状態が変化しないような慎重に作業を行うことが必要と
なる。本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであ
り、改良柱体の所望の位置にある改良土のサンプリング
を簡便に行い、また、改良土の状態を変化させることな
く改良土の試験に用いるべき供試体を容易に作製するこ
とができる手段を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に係る改良土サンプラー
は、固化材スラリーを吐出する中空状の回転軸と、該回
転軸の先端近傍に設けられた削孔ヘッドと、該回転軸に
突設され、地盤を掘削又は撹拌の一方又は双方をする翼
状体とを備えてなる地盤改良撹拌機に装着される改良土
サンプラーであって、前記翼状体の所望の位置に着脱自
在に装着される取付部と、該取付部に、その開口が前記
翼状体の回転方向を向くように固定された採取管とを備
えてなるものである。
【0013】また、請求項2に係る改良土サンプラー
は、請求項1に記載の改良土サンプラーにおいて、前記
採取管は、サンプリングされた改良土の試験に用いるべ
き供試体を成型する管状のものである。
【0014】また、請求項3に係る改良土サンプラー
は、請求項1に記載の改良土サンプラーにおいて、前記
採取管は、その両端の開口のいずれか一方に、外開きに
のみ開閉自在に設けられた蓋を有するものである。
【0015】また、請求項4に係る改良土サンプラー
は、請求項1に記載の改良土サンプラーにおいて、前記
採取管は、該採取管を、その軸平面で分割してなる2つ
の分割部材が嵌合して管状構造をなすものである。
【0016】また、請求項5に係る改良土サンプラー
は、請求項1に記載の改良土サンプラーにおいて、前記
取付部は、前記翼状体を挿通し、該翼状体の断面形状と
略同形状の枠体を有するものである。
【0017】また、請求項6に係る地盤改良撹拌機は、
固化材スラリーを吐出する中空状の回転軸と、該回転軸
の先端近傍に設けられた削孔ヘッドと、該回転軸に突設
され、地盤を掘削又は撹拌の一方又は双方をする翼状体
とを備えてなる地盤改良撹拌機において、前記翼状体
に、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の改良土サ
ンプラーが装着されたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係る改良土サンプラーの構成を示す概略斜視図であ
り、本改良土サンプラー100は、改良柱体を造設する
地盤改良撹拌機の掘削撹拌翼(翼状体)に装着される改
良土サンプラーであって、該掘削撹拌翼の所望の位置に
着脱自在に装着される取付部101と、該取付部101
に、その開口20a、20b(図3に示す)が前記掘削
撹拌翼の回転方向を向くように固定された採取管102
とを備えてなるものである。
【0019】前記取付部101は、図1に示すように、
本改良土サンプラー100を装着すべき地盤改良撹拌機
の掘削撹拌翼の断面形状と略同形の枠体10を有し、該
枠体10の上面中央付近には、ボルト11と螺合する挿
通孔12が設けられている。これにより、枠体10に前
記掘削撹拌翼を挿通した後、ボルト11を締め付けるこ
とにより、枠体10が掘削撹拌翼の所望の位置に固定さ
れるものとなっている。
【0020】前記採取管102は、サンプリングされた
改良土の試験に用いるべき供試体を成型する管状のもの
である。すなわち、上述した地盤工学会で標準化された
供試体を成型するものであって、その円形断面の直径が
3.5cm又は5.0cm、軸方向の長さが直径の1.
8倍から2.5倍の範囲内にある真直ぐな円管状のもの
となっている。また、採取管102は、図1に示すよう
に、該採取管102が水平な軸平面で上下二つに分割さ
れてなる分割部材21a、21bが嵌合して管状構造を
なすものであり、各分割部材21a、21bの分割面側
には、各4枚の羽根板22が水平方向に突出するように
設けられており、該羽根板22に設けられた孔に相通さ
れたボルト25、及びナット26により、分割部材21
a、21bが固着されるものとなっている。
【0021】図2は、図1におけるA−A断面を示す断
面図であるが、図に示すように、前記分割部材21a、
21bの側面には、ズレ防止用のプレート23a、23
bが設けられている。プレート23aは、分割部材21
aの側面に、分割面から突出するように固定されてお
り、プレート23bは、分割部材21aの側面に、分割
面から突出するように固定されている。プレート23
a、23bは、各々採取管102の側面に内接する形状
の曲板であり、図に示すように、プレート23aが分割
部材21bの側面に、プレート23bが分割部材21a
の側面に各々内接することにより、分割部材21aと分
割部材21bとが嵌合して採取管102となる。これに
より、分割部材21aと分割部材21bとの接続のズレ
を防止し、採取管102の断面形状を円形に維持するも
のとなっている。なお、前記プレート23a、23bを
設ける代わりに、分割部材21a及び分割部材21bの
接続面に相欠き等を形成することにより、分割部材21
aと分割部材21bとの接続のズレを防止するようにし
てもよい。
【0022】図3は、図1におけるB−B断面を示す断
面図であるが、図に示すように、採取管102の一方の
開口20aには、蓋24が設けられている。蓋24は採
取管102の断面形状よりやや大きい円形のもので、そ
の上側部分24Hが採取管102の分割部材21aの開
口20a側の端部に固定されており、該上側部分24H
に、ピン27を介して下側部分24Lが回動自在に設け
られている。蓋24の下側部分24Lは、採取管102
の分割部材21bの開口20a側の端部に当接すること
により、採取管102の内部方向には開閉できないもの
となっており、これにより、蓋24は、採取管102に
対して外開きにのみ開閉するものとなっている。また、
蓋24の下側部分24Lは、水平よりも上側には回動し
ないようにピン27に設けられており、これにより、蓋
24は、採取管102の内側方向から改良土等による押
圧が加えられた場合には外開きに開き、採取管102の
外側方向から押圧が加えられた場合には閉じるものとな
る。
【0023】前記取付部101と採取管102とは、接
続部材103により接続されている。接続部材103
は、取付部101を地盤改良撹拌機の掘削撹拌翼に取付
けた場合に、採取管102の軸が水平となり、かつ、そ
の開口20a、20bが前記掘削撹拌翼の回転方向に向
くように、矩形の板状体の、取付部101に固定される
側を斜めに切り欠いた台形状のものであり、取付部10
1が有する枠体10の軸方向とと採取管102の軸方向
とが直交するように接続されている。なお、接続部材1
03は、取付部101を地盤改良撹拌機の掘削撹拌翼に
取付けた場合に、採取管102の軸が水平となり、か
つ、その開口20a、20bが前記掘削撹拌翼の回転方
向に向くようにできれば、その形状は特に限定されるも
のではなく、また、接続部材103を用いずに、取付部
101に採取管102を直接固定するような構成として
もよい。
【0024】図4は、本改良土サンプラー100を装着
した地盤改良撹拌機を示す正面図及び側面図である。図
に示すように、地盤改良撹拌機104は、その先端に吐
出口40aが形成された中空状の回転軸40と、その先
端部分に掘削チップ410を有し、回転軸40の先端部
分に前記吐出口40aを塞がないように設けられた削孔
ヘッド41と、回転軸40に、水平面に対して一定角度
の傾斜を有するように相対向して設けられた三対の掘削
撹拌翼42H、42M、42Lとを備えてなるものであ
り、掘削撹拌翼42Lの一辺縁側にも、前記掘削チップ
410が設けられている。
【0025】なお、図示しないが、本地盤改良撹拌機1
04も、上述した地盤改良撹拌機1と同様に、建設機械
2により固定された支柱3に昇降自在に設けられ、駆動
源4により回転されるものとなっており、ミキサー5に
より、水と固化材を混錬した固化材スラリーが作製さ
れ、該固化材スラリーがポンプ6により、前記地盤改良
撹拌機1に圧送される構成となっている。
【0026】本改良土サンプラー100は、地盤改良撹
拌機104の掘削撹拌翼42Hに3つ装着されており、
一対の掘削撹拌翼42Hの一方に2つ、他方に1つが装
着され、各改良土サンプラー100と回転軸40の軸と
の距離L1、L2、L3がそれぞれ異なるものとなって
いる。本改良土サンプラー100の装着は、掘削撹拌翼
42Hを改良土サンプラー100の枠体10に挿通して
所望の位置においた後、枠体10の挿通孔12と螺合す
るボルト11を締め付けて、該位置に固定されることに
より行われる。なお、地盤改良撹拌機104の掘削撹拌
翼42Hに設けるべき本改良土サンプラー100の個数
は、作製すべき供試体の個数に応じて増減すればよく、
また、サンプリングすべき改良土の位置や作業の便宜を
考慮して、改良土サンプラー100をその他の掘削撹拌
翼42M、42Lに装着することとしてもよい。また、
掘削撹拌翼42Lのように掘削チップ410が設けられ
たものに装着する場合には、改良土サンプラー100の
枠体10の形状を変更することとしてもよい。
【0027】以下、本改良土サンプラー100を装着し
た地盤改良撹拌機104を用いた改良土のサンプリング
方法を、図5を用いて説明する。まず、本改良土サンプ
ラー100を取り外した状態の地盤改良撹拌機104を
用いて、改良柱体7を造設する。すなわち、基礎が配設
されるべき地盤に地盤改良撹拌機104の位置決めをし
た後、その回転軸40を正転(時計回り)して、削孔ヘ
ッド41及び掘削撹拌翼42H、42M、42Lにより
地盤を空掘りする(図5(a))。そして、地盤改良撹拌
機104の先端が設定した深さに到達した後、ポンプ5
により固化材スラリーを地盤改良撹拌機104の回転軸
40内に圧送して、該固化材スラリーを回転軸40の吐
出口40aから吐出させながら、回転軸40を正転させ
たままで、地盤改良撹拌機104を引き上げる(図5
(b))。これにより、前記掘削撹拌翼42H、42M、
42Lが、土砂と固化材スラリーとを混合撹拌して改良
土を作製する。
【0028】つぎに、作製した改良土が固化する前に、
掘削撹拌翼42Hに本改良土サンプラー100を装着
し、地盤改良撹拌機104を正転して改良柱体7の内部
に挿入する(図5(c))。回転軸40を正転している状
態においては、本改良土サンプラー100の採取管10
2の開口20aが回転方向を向くこととなり、該開口2
0aに設けられた蓋24は閉じた状態となるので、改良
土が採取管102の内部に侵入することはない。
【0029】そして、地盤改良撹拌機104の掘削撹拌
翼42Hが、サンプリング対象の位置に到達するまで、
地盤改良撹拌機104を改良柱体7の内部に挿入し、掘
削撹拌翼42Hがサンプリング対象の位置に到達すれ
ば、回転軸40を反転方向(反時計回り)に数回転させ
る(図5(d))。このとき、前記採取管102の開口2
0bが回転方向を向くこととなり、該開口20bからサ
ンプリング対象の改良土が採取管102の内部に侵入す
る。一方、採取管102の開口20aに設けられた蓋2
4は、前記侵入した改良土の圧力により外開きに開いた
状態となる。したがって、回転軸40が反転方向に回転
している状態においては、図6に斜線で示した領域の改
良土が、各採取管102の内部を順次通過することとな
る。これにより、各採取管102の内部にサンプリング
対象の改良土が充填される。
【0030】なお、本改良土サンプラー100の採取管
102の内部に改良土を確実に充填させるため、回転軸
40の反転はゆっくりと行うことが望ましい。また、地
盤改良撹拌機104を改良柱体7の内部に挿入する際に
(図5(c))、前記採取管102の内部にサンプリング
対象でない改良土が侵入していたとしても、この操作、
すなわち、回転軸40を反転方向に数回転することによ
り、該改良土は採取管102から排出されることとな
る。
【0031】つぎに、地盤改良撹拌機104の回転軸4
0を正転方向に数回転する(図5(d))。これにより、
改良土サンプラー100の採取管102の開口20aに
設けられた蓋24は、改良土からの圧力により閉じた状
態となる。したがって、採取管102に更に改良土が侵
入することはない。その後、地盤改良撹拌機104を、
正転したままで、ゆっくりと引き上げる(図5(e))。
これにより、本改良土サンプラー100は、採取管10
2の開口20aに設けられた蓋24が閉じた状態のまま
で、すなわち、その内部にサンプリング対象の改良土が
充填されたままの状態で引き上げられることとなる。
【0032】地盤改良撹拌機104を完全に引き上げた
なら、本改良土サンプラー100を掘削撹拌翼42Hか
ら取り外す。そして、改良土を養生した後、本改良土サ
ンプラー100の採取管102を、ボルト25及びナッ
ト26を外して二つに分割し、採取管102の内部に充
填された改良土を取り出す。これにより、サンプリング
された改良土の状態を変化させることなく、一軸圧縮試
験に用いるべき供試体が作製される。なお、本改良土サ
ンプラー100の採取管102の開口20b周辺に、サ
ンプリング対象でない改良土が付着している場合には、
それを取り除き、必要であれば、開口20bの端面を平
らにならしておく。また、サンプリング終了後、改良柱
体7の改良土が乱された場合には、地盤改良撹拌機10
4を用いて、再度改良土を撹拌して改良柱体7を補修す
る。
【0033】このように、本実施の形態に係る改良土サ
ンプラー100によれば、地盤改良撹拌機が有する掘削
撹拌翼の所望の位置に着脱自在に装着される取付部10
1と、該取付部101に、その開口20a、20bが前
記掘削撹拌翼の回転方向を向くように固定された採取管
102とを備えてなるものとしたので、地盤中に改良柱
体7を造設した後に、改良柱体7の所望の位置の改良土
を簡便にサンプリングすることができる。これにより、
改良柱体7の改良土、特に改良柱体7の下部付近の改良
土が良質のものであるか否か、すなわち、固化材スラリ
ーと土砂との混合、撹拌が十分に行われたか否かを確認
することができる。
【0034】また、本改良土サンプラー100の採取管
102を、サンプリングされた改良土の試験に用いるべ
き供試体を成型する管状のもの、すなわち、その円形断
面の直径、及び軸方向の長さが、一軸圧縮試験に用いる
べき供試体の形状と一致する円管状のものとしたので、
サンプリングした改良土をそのまま養生して前記供試体
とすることができる。これにより、前記供試体作成時に
サンプリングした改良土の状態が乱されることがなく、
適確な一軸圧縮試験結果を得ることができる。
【0035】なお、本実施の形態では、サンプリングさ
れた改良土の評価を一軸圧縮試験により行う場合を一例
として、本改良土サンプラー100の採取管102の形
状を、円管状のものとしたが、その他の試験を行う場合
には、本改良土サンプラー100の採取管102の形状
を、その試験に用いるべき供試体の形状と一致するよう
に、例えば、採取管102の断面形状や採取管102の
軸方向の長さ等を変更したりすれば、その他の試験にお
いても本発明と同様の効果を得ることができる。
【0036】また、本実施の形態では、本改良土サンプ
ラー100の採取管102の他の開口20bには蓋を設
けないものとしたが、該開口20bに、内開きにのみ開
閉自在の蓋を設け、通常は閉じた状態にあるが、反転時
に(図5(d))、改良土から水平方向の圧力を受けて開
いた状態となるように、該蓋の開閉を調節すれば、地盤
改良撹拌機104を改良柱体7の内部に挿入する際に
(図5(c))、採取管102の内部にサンプリング対象
でない改良土が侵入することを防ぐことができる。
【0037】また、本実施の形態では、改良柱体7の改
良土をサンプリングすることとしたが、節付き改良柱体
8の改良土のサンプリングにおいても本改良土サンプラ
ー100が利用できることは当然である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る改良
土サンプラーによれば、地盤改良撹拌機が有する翼状体
の所望の位置に着脱自在に装着される取付部と、該取付
部に、その開口が前記翼状体の回転方向を向くように固
定された採取管とを備えてなるものとしたので、地盤中
に改良柱体を造設した後に、所望の位置の改良土を簡便
にサンプリングして、当該改良土が良質のものであるか
否か、すなわち、固化材スラリーと土砂との混合、撹拌
が十分に行われたか否かを確認することができる。その
結果、不均一な改良土が作製されたような場合には、再
度、改良柱体を造設する等をすることにより、改良柱体
が設定された強度に達っせず、本来の支持力を発揮でき
ないものとなることを防止することができる。
【0039】また、本発明によれば、前記採取管は、サ
ンプリングされた改良土の試験に用いるべき供試体を成
型する管状のものとしたので、サンプリングした改良土
の状態を変化させることなく、改良土の試験を行うため
の供試体を作製することができる。これにより、供試体
の作製を容易なものとし、かつ、サンプリングされた改
良土の評価を正確に行うことができる。
【0040】また、本発明によれば、前記採取管は、そ
の両端の開口のいずれか一方に、外開きにのみ開閉自在
に設けられた蓋を有するものとしたので、改良土サンプ
ラーを改良柱体の内部に挿入する際には、該蓋は閉じた
状態となって、サンプリング対象以外の改良土が採取管
内に侵入することを防ぐことができるとともに、回転軸
を一定の方向に回転させた場合には、該蓋は改良土から
の圧力を受けて開いた状態となって、所望の位置の改良
土のサンプリングを行うことができる。
【0041】また、本発明によれば、前記採取管は、該
採取管を、その軸平面で分割してなる2つの分割部材が
嵌合して管状構造をなすものとしたので、採取された改
良土の状態を変化させることなく、採取管より改良土を
容易に取り出すことができる。
【0042】また、本発明によれば、前記取付部は、前
記翼状体を挿通し、該翼状体の断面形状と略同形状の枠
体を有するものとしたので、改良土サンプラーを地盤改
良撹拌機に容易に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る改良土サンプラー1
00の構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1のA−A断面における改良土サンプラー1
00の構成を示す断面図である。
【図3】図1のB−B断面における改良土サンプラー1
00の構成を示す断面図である。
【図4】改良土サンプラー100を装着した地盤改良撹
拌機104の構成を示す正面図及び側面図である。
【図5】改良土サンプラー100を装着した地盤改良撹
拌機104を用いた改良土のサンプリング方法を説明す
るための模式図である。
【図6】改良土サンプラー100がサンプリングする改
良土の領域を示す平面図である。
【図7】地盤の支持力を高めるための改良柱体7及び節
付き改良柱体8を示す模式図である。
【図8】布基礎9対して改良柱体7が増設されるべき位
置を示す模式図である。
【図9】地盤改良工法に用いられるプラントを示す模式
図である。
【図10】従来の改良土サンプラー80の構成を示す概
略斜視図である。
【図11】一軸圧縮試験機90の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 枠体 100 改良土サンプラー 101 取付部 102 採取管 103 接続部材 104 地盤改良撹拌機 20a、20b 開口 21a、21b 分割部材 22 羽根板 23a、23b プレート 24 蓋 40 回転軸 41 削孔ヘッド 42H、42M、42L 掘削撹拌翼 7 改良柱体 8 節付き改良柱体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固化材スラリーを吐出する中空状の回転
    軸と、該回転軸の先端近傍に設けられた削孔ヘッドと、
    該回転軸に突設され、地盤を掘削又は撹拌の一方又は双
    方をする翼状体とを備えてなる地盤改良撹拌機に装着さ
    れる改良土サンプラーであって、 前記翼状体の所望の位置に着脱自在に装着される取付部
    と、 該取付部に、その開口が前記翼状体の回転方向を向くよ
    うに固定された採取管とを備えてなることを特徴とする
    改良土サンプラー。
  2. 【請求項2】 前記採取管は、サンプリングされた改良
    土の試験に用いるべき供試体を成型する管状のものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の改良土サンプラ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記採取管は、その両端の開口のいずれ
    か一方に、外開きにのみ開閉自在に設けられた蓋を有す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の改良土
    サンプラー。
  4. 【請求項4】 前記採取管は、該採取管を、その軸平面
    で分割してなる2つの分割部材が嵌合して管状構造をな
    すものであることを特徴とする請求項1に記載の改良土
    サンプラー。
  5. 【請求項5】 前記取付部は、前記翼状体を挿通し、該
    翼状体の断面形状と略同形状の枠体を有するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の改良土サンプラー。
  6. 【請求項6】 固化材スラリーを吐出する中空状の回転
    軸と、該回転軸の先端近傍に設けられた削孔ヘッドと、
    該回転軸に突設され、地盤を掘削又は撹拌の一方又は双
    方をする翼状体とを備えてなる地盤改良撹拌機におい
    て、 前記翼状体に、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の改良土サンプラーが装着されたものであることを特徴
    とする地盤改良撹拌機。
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