JP2001316768A - カラー陰極線管用磁気シールド鋼板およびその製造方法 - Google Patents

カラー陰極線管用磁気シールド鋼板およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い非履歴透磁率を有し、地磁気ドリフトに
よる色ずれを抑制して高精細な画像を得るために有効
な、カラー陰極線管用カラー陰極線管用磁気シールド鋼
板およびその製造方法を提供すること 【解決手段】 重量%で、C:0.04%以下を含有し、板厚が
0.05mm以上0.5mm以下、平均結晶粒径dと板厚tとの比d/t
が0.10以下であって、非履歴透磁率が7500以上または残
留磁束密度が10kG以上、保磁力が3Oe未満であることを
特徴とするカラー陰極線管用磁気シールド鋼板。また、
鋼スラブに、熱間圧延、冷間圧延を施し、フェライト単
相温度域またはAc変態点未満の温度域で再結晶焼鈍
し、次いで1.5%以下(0を含む)の圧延率で調質圧延を行
うことによりカラー陰極線管用磁気シールド鋼板の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気シールド鋼
板、特にカラー陰極線管の内部または外部にあって電子
線の通過方向に対して側面から覆うように設置される磁
気シールド部品の素材として好適なカラー陰極線管用磁
気シールド鋼板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の基本構成は、電子線を
射出する電子銃と電子線照射により発光して映像を構成
する蛍光面からなる。電子線は地磁気の影響によって偏
向し、その結果映像に色ずれを発生させるため、偏向を
防止するための手段として、一般的に内部磁気シールド
(インナーシールド、インナーマグネティックシールド
とも称する)が設置されている。また、外部磁気シール
ド(アウターシールド、アウターマグネティックシール
ドとも称する)が、カラー陰極線管外部に設置される場
合もある。本発明では、これらの内部磁気シールドおよ
び外部磁気シールドを総称して磁気シールドと称する。
【0003】近年、民生用TVは大型化、ワイド化が進
められ、電子線の走行距離および走査距離が大きくな
り、地磁気による影響を受けやすくなっている。すなわ
ち、地磁気により偏向した電子線の蛍光面到達地点の、
本来到達すべき地点からのずれ(地磁気ドリフトと称さ
れる)が従来より大きくなっているため、その抑制が要
望されている。また、パーソナルコンピュータ等のモニ
タ用の陰極線管では、より高精細の静止画像が求められ
るため、地磁気ドリフトによる色ずれは極力抑制しなけ
ればならない状況である。
【0004】このような中で、従来は、上記磁気シール
ド用として使用される鋼板の特性については、ほぼ地磁
気に相当する低磁場での透磁率や、保磁力、残留磁束密
度を指標として評価される場合が多かった。
【0005】磁気シールド用鋼板の特性を改善する方法
として、特開平3−61330号公報では、特定の組成
の鋼を用いてフェライト結晶粒度番号を3.0以下とす
ることにより磁気特性を改善する技術が開示されてお
り、磁気シールド用冷間圧延鋼板として求められる磁気
特性として、例えば透磁率750以上、保磁力1.25
Oe以下と記載されている。
【0006】特開平5−41177号公報では、残留磁
束密度が8kG以上の磁性材を用いて内部磁気シールド
体を構成する技術が開示されている。
【0007】特開平10−168551号公報では、保
磁力を3Oe以上とするために結晶粒を微細化した磁気
シールド材およびその製造方法が開示されている。
【0008】特開平10−251753号公報では、鋼
板幅方向の残留磁束密度を高位に安定させるため、重量
比でC≦0.09%の鋼板を用い、冷延板連続焼鈍を炉
内張力0.1〜0.9kgf/mmの範囲で行う製造
方法が開示されている。
【0009】また、電子情報通信学会論文誌、Vol.J79-
C-II No.6, p311〜319, ’96.6では、磁気シールド
性向上のため、非履歴透磁率と磁気シールド性との関係
について述べられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−61330号公報記載の技術においては、実際のカ
ラー陰極線管に適用された磁気シールド用鋼板は地磁気
中で消磁されるのが一般的であり、この場合は透磁率よ
りも消磁後の鋼板磁化の大きさ(または非履歴透磁率)
が問題になるにもかかわらず、これについて何ら考慮さ
れていない。
【0011】また特開平5−41177号公報記載の技
術においては、材質規定として残留磁束密度のみ記述さ
れているが、具体的にどのような材料で所定の残留磁束
密度が得られるのか明らかにされておらず、また消磁過
程を考慮すると保磁力の規定が必須であるにもかかわら
ず、全く触れられていない。
【0012】特開平10−168551号公報記載の技
術においては、保磁力の上限が記載されていないため、
保磁力の高い鋼板を用いた場合、たとえ残留磁束密度が
高くても消磁が十分に行われず、磁気シールド性が不十
分となる問題があった。
【0013】特開平10−251753号公報において
は、保磁力について全く記載されていない。また、請求
項に記載された成分範囲では、炭素含有量によって冷延
後の適正焼鈍温度が異なるはずであるが、実施例はC含
有量0.0015%の鋼板について記載されているのみ
で製造条件が不明確である。
【0014】電子情報通信学会論文誌、Vol.J79-C-II
No.6, p311〜319, ’96.6では、非履歴透磁率と磁気
シールド性能との関係について検討がなされているが、
どのような鋼板が高い非履歴透磁率を有するか等の詳細
な検討については、明らかにされていない。
【0015】このように、いずれの技術も近年の民生用
TVの大型化、ワイド化に伴う色すれによる映像劣化に
対して対応しきれていない。また、パーソナルコンピュ
ータ等のモニタ用陰極線管に対する色ずれも抑制しきれ
ていない。
【0016】このような理由から、より高性能の磁気シ
ールド性を有する磁気シールド用鋼板が強く求められて
いるのが現状である。
【0017】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、高い非履歴透磁率を有し、地磁気ド
リフトによる色ずれを抑制して高精細な画像を得るため
に有効な、カラー陰極線管用磁気シールド鋼板およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく研究を重ねた結果、以下の知見を得た。一
般に、カラー陰極線管の内部、場合によっては内部およ
び外部には、強磁性体である鋼板が使われている。カラ
ー陰極線管は通常地磁気に曝されているため、カラー陰
極線管内外の鋼板は不均一に磁化されており、これが色
ずれを引きおこす一因となっている。そして、最近のカ
ラー陰極線管にはこれら強磁性材料に残留した磁化を取
り除くために交流消磁回路が組み込まれている。
【0019】ところで、この消磁は地磁気中で行われる
ため、消磁後のカラー陰極線管内外の鋼板には地磁気の
方向に沿って比較的高い磁化が生じている。この磁化に
よって形成される反磁界がカラー陰極線管内の地磁気を
うち消すことにより、高い地磁気シールド性が発現す
る。一般に、直流磁界中で消磁した後の材料の磁化は、
その直流磁界に対応した非履歴磁化(または理想磁化)
に収束することが知られており、この非履歴磁化状態の
磁束密度をその直流磁界の大きさで除した値を非履歴透
磁率という。前記の電子情報通信学会論文誌、Vol.J79-
C-II No.6, p311〜319, ’96.6に述べられているよう
に、磁気シールド用途に適した鋼板とは、この「非履歴
透磁率」が高い鋼板であると考えられる。本発明者等
は、この知見をもとに、地磁気相当の直流バイアス磁界
27.9A/m(0.35Oe)における非履歴透磁率
を高めるための条件を調査し、磁気シールド用として優
れた鋼板について検討した。
【0020】その結果、 通常の磁気シールド材においては、透磁率を高める
ために析出物低減、高温での熱処理等により結晶粒の粗
大化が図られているが、非履歴透磁率の場合は透磁率の
場合とは逆に板厚に対する結晶の寸法比を小さくするこ
とにより高まる傾向があること カラー陰極線管のように、地磁気中での交流消磁に
より発生する材料の磁化を積極的に利用した磁気シール
ドシステムにおいては、非履歴透磁率が7500以上の
鋼板をシールド材として用いれば地磁気の影響を効果的
に抑制できること 鋼中に比較的多くのCを含有していても、適切な温
度で焼鈍することにより高い非履歴透磁率が得られるこ
と 適量のB添加により非履歴透磁率が向上すること 保磁力が増大すると、本来の非履歴磁化に達するの
に必要な消磁電力が大きくなり、省電力化の観点から好
ましくないことを見出した。
【0021】本発明は、かかる知見に基づいて完成され
たものであり、以下の(1)〜(5)を提供する。
【0022】(1) 重量%で、C:0.04%以下を
含有し、板厚が0.05mm以上0.5mm以下、平均
結晶粒径dと板厚tとの比d/tが0.10以下であっ
て、非履歴透磁率が7500以上または残留磁束密度が
10kG以上、保磁力が3Oe未満であることを特徴と
するカラー陰極線管用磁気シールド鋼板。
【0023】(2) 重量%で、C≦0.04%、Si
≦0.2%、0.1%≦Mn≦2%、P≦0.15%、
S≦0.02%、0.001%≦Sol.Al≦0.0
8%、N≦0.01%、Ti≦0.01%、Nb≦0.
01%、V≦0.01%であり、残部実質的にFeから
なり、板厚が0.05mm以上0.5mm以下、平均結
晶粒径dと板厚tとの比d/tが0.10以下であっ
て、非履歴透磁率が7500以上または残留磁束密度が
10kG以上、保磁力が3Oe未満であることを特徴と
するカラー陰極線管用磁気シールド鋼板。
【0024】(3) 前記(1)または前記(2)に記
載のカラー陰極線管用磁気シールド鋼板において、さら
に、重量%で、B:0.0003%以上0.01%以下
を含有することを特徴とする。
【0025】(4) 前記(1)から前記(3)のいず
れかに記載の成分組成を有する鋼スラブに、熱間圧延、
冷間圧延を施し、次いで再結晶焼鈍をフェライト単相温
度域またはAc変態点未満の温度域で行い、次いで
1.5%以下(0を含む)の圧延率で調質圧延を行うこ
とを特徴とするカラー陰極線管用磁気シールド鋼板の製
造方法。
【0026】(5) 前記(1)から前記(3)のいず
れかに記載の組成を有する鋼スラブを1000〜130
0℃に加熱し、熱間圧延を700℃〜950℃で仕上
げ、巻取りを550〜750℃で行い、酸洗後、圧下率
70〜94%の範囲で冷間圧延し、これをフェライト単
相温度域またはAc変態点未満の温度域で再結晶焼鈍
し、次いで1.5%以下(0を含む)の圧延率で調質圧
延することを特徴とするカラー陰極線管用磁気シールド
鋼板の製造方法。
【0027】なお、上記において、「残部実質的にFe
からなり、」とは、本発明の作用効果を損なわない限
り、不可避不純物およびその他の微量元素の含有を許容
することを意味する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明において、平均結晶粒径dと板厚tとの
比d/tは最も重要な要件であり、この値を0.10以
下とする。
【0029】一般に軟磁性材料は、結晶粒が大きくなる
ほど保磁力が減少し、初透磁率が高くなる。したがって
磁気シールド性能向上のため、従来より材料の結晶粒を
粗大化する様々な試みが行われてきた。ところが地磁気
中での交流消磁を利用した磁気シールド材料に要求され
るのは、高い非履歴透磁率である。本発明者らはこの非
履歴透磁率に及ぼす結晶粒径の影響を調査した結果、従
来知られている透磁率の傾向とは異なり、結晶粒を微細
化すると非履歴透磁率が増大することを見出した。この
現象をさらに詳細に調査するために、次の実験を行っ
た。
【0030】すなわち、表1記載の成分を有する鋼スラ
ブを1200℃で加熱した後、仕上温度890℃、巻取
温度620℃で熱間圧延し、それぞれ板厚を調整してか
ら圧下率85%で冷間圧延し、板厚0.5、0.3、
0.2mmの冷延板を作製して、600〜750℃で焼
鈍することにより粒径の異なるサンプルを得た。これを
リング状試料に加工し、後述する方法で非履歴透磁率を
測定した。表2に示す測定結果から、鋼板の平均結晶粒
径と非履歴透磁率との関係を整理した(図1参照)。ま
た、平均結晶粒径d(mm)と板厚t(mm)との比d
/tおよび非履歴透磁率の関係を整理した(図2参
照)。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表2に示すようにそれぞれの板厚において
結晶粒の微細化による非履歴透磁率の向上効果が認めら
れるが、図1に示すように、鋼板の平均結晶粒径をパラ
メーターとして用いても材質と非履歴透磁率との関係を
明確に整理することはできない。これに対して、図2に
示すように、平均結晶粒径dと板厚tとの比d/tをパ
ラメータとして用いた場合には、材質と非履歴透磁率と
の関係をより明確に整理することができ、この比d/t
の値を0.10以下とすることにより非履歴透磁率を極
めて高くすることができることがわかる。
【0034】以上の実験結果から、平均結晶粒径dと板
厚tとの比d/tは0.10以下とする。より好ましく
はd/t≦0.05である。なお、ここで平均結晶粒径
とは、鋼板断面の光学顕微鏡組織において板厚全体にわ
たって結晶数をカウントし、その結果得られた単位面積
あたりの結晶数mからd=1/√mにより算出された値
である。
【0035】次に、板厚について説明する。磁気シール
ド用鋼板としての板厚下限は、薄肉化しすぎると非履歴
透磁率の高い鋼板であっても磁気シールド性が不十分と
なること、また磁気シールド部品としての剛性が得られ
なくなることから0.05mm以上とする。磁気シール
ド性を高めるためには板厚は大きい方が望ましいが、昨
今のカラーテレビの大型化、ワイド化に伴い、テレビセ
ットの軽量化が望まれているため上限は0.5mmとす
る。
【0036】次に、非履歴透磁率、残留磁束密度につい
て説明する。磁気シールド材の非履歴透磁率はカラー陰
極線管の色ずれを評価するのに有効な指標であり、その
値が7500以上の磁気シールド材を用いることによっ
て、カラー陰極線管の色ずれを実用上問題のない範囲に
低減することができる。また、材料のヒステリシスルー
プと非履歴透磁率との関係を調査した結果、残留磁束密
度と非履歴透磁率との間に強い相関があり、板厚0.0
5mmから0.5mmの鋼板においては残留磁束密度が
10kG以上であれば非履歴透磁率はほぼ7500以上
の高い値を示し、十分な磁気シールド性が得られること
がわかった。よって、非履歴透磁率7500以上、また
は、残留磁束密度10kG以上とする。
【0037】次に、保磁力について説明する。カラー陰
極線管の磁気シールドは、交流消磁により発生させた材
料の非履歴磁化を積極的に利用したものである。ところ
が、磁気シールド材の非履歴磁化を得るためには、少な
くともその材料の保磁力より大きな磁界を与えて消磁す
る必要がある。仮に消磁が材料の保磁力以下の磁界で行
われた場合、材料の磁化は非履歴磁化まで到達しないた
め、十分な磁気シールド効果が得られない。実際のカラ
ー陰極線管用磁気シールド材の構造や消磁回路を考慮す
ると、磁気シールド材料の保磁力は3Oe未満であるこ
とが必要である。さらに好ましくは2.5Oe未満であ
る。後述するように、保磁力低減にはSol.Al,M
n,Ti,Nb,Vの含有量を規定することが有効であ
る。
【0038】次に、鋼の成分組成について説明する。本
発明に係るカラー陰極線管用磁気シールド鋼板において
は、重量%で、C:0.04%以下とする。その他の成
分は特に限定しないが、重量%で、Si≦0.2%、
0.1%≦Mn≦2%、P≦0.15%、S≦0.02
%、0.001%≦Sol.Al≦0.08%、N≦
0.01%、Ti≦0.01%、Nb≦0.01%、V
≦0.01%とすることが好ましい。また、より高い非
履歴透磁率を得るためには、重量%で、0.0003%
以上0.01%以下のBをさらに添加することが好まし
い。以下、各成分をこのような範囲とした理由について
説明する。
【0039】C:その含有量を規定することが本発明で
最も重要な元素である。一般に軟磁気特性向上にCは有
害な元素とされている。しかしながら、前述のように、
本発明者らが検討した結果、Cは非履歴透磁率に悪影響
を及ぼさないことが明らかになった。一方、C量が多す
ぎると、保磁力が増大し、磁気シールド用鋼板として好
ましくない。よってC量は0.04%以下とする。
【0040】Si:焼鈍時に表面に濃化しやすく、めっ
きの密着性または黒化膜の密着性を劣化させるので、
0.2%以下とする。より好ましくは0.1%未満であ
る。
【0041】Mn:鋼板強度を高めて鋼板のハンドリン
グ性を改善するのに有効な元素であるが、過度に添加す
るとコストが増大するので、上限を2%とする。一方、
0.1%未満ではMnSが微細に析出して保磁力を増大
させるため、下限を0.1%とする。
【0042】P:鋼板強度を高めるのに有効な元素であ
るが、添加量が多すぎると偏析によって製造中に割れが
生じやすくなるため、0.15%以下とする。
【0043】S:硫化物を形成せしめ保磁力の増大を招
くため0.02%以下とする。
【0044】Sol.Al:Alは、脱酸に必要な元素
であり、Sol.Alが0.001%未満では鋼中酸化
物が増大することによって磁気特性が不安定となる。一
方、Sol.Alは上記Siと同様にめっき密着性また
は黒化膜の密着性を劣化させるため、これらの劣化を防
止する観点からは0.2%以下とすることが好ましい
が、0.08%を超えると微細なAlNが多量に析出し
て保磁力の増大を招いてしまう。したがって、Sol.
Al量を0.001%以上0.08%以下とする。
【0045】N:Nは、鋼中に多量に存在すると鋼板表
面に欠陥が発生しやすくなるため、0.01%以下とす
る。
【0046】Ti,Nb,V:鋼中で微細な炭化物、窒
化物を形成して保磁力増大を招くため、それぞれの上限
を0.01%と規定する。このように鋼中に含まれるT
i,Nb,Vの量を規制することにより、保磁力の低減
を図ることができる。
【0047】B:非履歴透磁率を向上する元素であり、
添加することが好ましい。非履歴透磁率を向上する効果
はB量が0.0003%以上の場合に有効に発揮され
る。また、Bを0.01%を超えて過剰に添加した場
合、非履歴透磁率を向上する効果が飽和する一方で再結
晶温度を上方させたり、鋼板が過度に硬質化する等の問
題を生じる。以上より、B量は0.0003%以上0.
01%以下とする。
【0048】次に、製造方法について説明する。上述の
カラー陰極線管用磁気シールド鋼板は、上記成分を含む
鋼を溶製して連続鋳造等により鋼スラブとし、これを熱
間圧延し、冷間圧延を施し、次いで再結晶焼鈍をフェラ
イト単相温度域またはAc変態点未満の温度域で行
い、次いで1.5%以下(0を含む)の圧延率で調質圧
延を行うことにより製造することができる。このように
再結晶焼鈍および調質圧延の条件を規定することにより
上記の磁気特性を得ることができる。
【0049】この再結晶焼鈍は、高い非履歴透磁率の材
料を得るために重要な製造因子である。すなわち、再結
晶焼鈍温度と非履歴透磁率との関係を詳細に調査した結
果、例えば炭素含有量が0.02%以下の場合はフェラ
イト単相温度、また炭素含有量が0.02%を超える場
合にはAc変態点以下の温度域で焼鈍すれば、750
0以上の非履歴透磁率が得られることが判明した。一
方、オーステナイト単相温度域、またはAc変態点以
上Ac変態点以下の(フェライト+オーステナイト)
2相共存温度域で焼鈍すると、非履歴透磁率が急激に低
下する傾向がある。よって、焼鈍はフェライト単相温度
域またはAc変態点以下の温度域と規定する。
【0050】再結晶焼鈍後、必要に応じて調質圧延を施
す。ここで高い非歴透磁率を確保するためには調質圧延
歪みはできるだけ小さい方が好ましく、圧延率の上限を
1.5%とする。鋼板形状や時効性に特に問題がない場
合には、0.5%以下とすることが好ましく、さらに好
ましくは調質圧延を施さないことである。
【0051】次いで、必要に応じて、耐食性等の観点か
ら表面にCrめっき、Niめっきを施す。これらめっき
は単相で使用しても複層化して使用してもよく、めっき
層を形成する面は鋼板の一方の面であっても両方の面で
あってもよい。めっき層を形成することにより、鋼板の
錆発生を抑制するとともに、陰極線管に組み込まれたと
きに鋼板からのガス発生を抑制することができるために
有効である。付着量については、特に限定する必要がな
く、鋼板表面を実質的に被覆できる付着量が適宜選択さ
れる。また、部分的または全面にNiめっきを施した後
にクロメート処理を施して、鋼板表面を被覆してもよ
い。
【0052】熱間圧延、冷間圧延については特に限定し
ないが、以下の条件で行うことが好ましい。熱間圧延す
る際の加熱温度は常法に従い1000〜1300℃、仕
上温度は700〜950℃とする。巻取温度は550℃
より低温ではコイル形状が悪く、750℃を超えると結
晶粒、炭化物析出が不均一になり、冷延、焼鈍後の特性
劣化を招くため、その範囲を550〜750℃とする。
次いで酸洗後に冷間圧延を行うが、冷間圧延の圧下率は
70%より低いと焼鈍後に粗大な不均一組織となりやす
く、また94%以上の高圧下率では非履歴透磁率が劣化
する傾向があるため、冷間圧延の圧下率の範囲は70〜
94%とする。
【0053】
【実施例】[実施例1]表3に記載の成分組成を有する
供試鋼2〜14を溶製し、連続鋳造により得られた鋼ス
ラブを1200℃に加熱し、仕上温度890℃、巻取温
度640℃で熱間圧延し、酸洗後冷間圧延により板厚を
0.08〜0.5mmとした。
【0054】次いで、フェライト単相域またはAc
態点以下の種々の温度で再結晶焼鈍し、平均結晶粒径d
(mm)と板厚t(mm)との比d/tが異なるNo.
1〜27の供試材を得た。そして、No.5〜8および
16〜23の供試材には調質圧延を施さず、その他の供
試材には種々の圧延率で調質圧延を施した。
【0055】以上のようにして得られたNo.1〜27
の供試材について透磁率(μ0.35)、非履歴透磁
率、残留磁束密度および保磁力(Hc)を評価した。こ
れらの磁気特性評価は、供試材を内径33mm外径45
mmのリング状に加工し、これに励磁用コイル、検出用
コイルおよびバイアス磁界用コイルをそれぞれ100回
巻いて、0.35Oeにおける透磁率(μ0.35)、
非履歴透磁率、残留磁束密度および保磁力を評価した。
なお、保磁力は10.0Oeのヒステリシスループより
読みとった。また、非履歴透磁率の測定方法の詳細は以
下の通りである。
【0056】非履歴透磁率測定方法 1)励磁コイルに減衰する交流電流を流して試験片を完
全消磁する。 2)バイアス磁界用コイルに直流電界を流して0.35
Oeの直流磁界を発生させた状態で、再度励磁コイルに
減衰する交流電流を流して試験片を消磁する。 3)バイアス磁界をかけたまま、最大磁化力40Oeで
B−Hループを測定する。 4)B−Hループの非対称性より非履歴透磁率を算出す
る。
【0057】No.1〜27の供試材のそれぞれの鋼
種、板厚、平均結晶粒径dと板厚tとの比d/t、磁気
特性評価の結果を併せて表4に示す。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】表4に示すように、本発明例であるNo.
3〜7,11,12,14,16,17,25および2
6の供試材においては、いずれも非履歴透磁率7500
以上、残留磁束密度10kG以上、保磁力3Oe未満を
得ることができた。すなわち、これまで地磁気レベルの
透磁率が低く、磁気シールド性に劣るとされていた微細
な結晶粒の領域で、交流消磁を利用した磁気シールド材
として高い性能を有する鋼板が得られ、この鋼板を磁気
シールドに適用することにより優れた地磁気シールド性
が実現されることが確認された。
【0061】一方、比較例であるNo.1,2,8〜1
0,13,15,18〜24および27の供試材におい
ては、いずれかの特性が劣っていた。すなわち、d/t
の値が0.10を超えたNo.1,2,9,10,1
3,24および27の供試材においては、非履歴透磁率
が7500未満と低く磁気シールド性が劣っていた。ま
た、調質圧延の圧延率が本発明の範囲外のNo.15の
供試材においても、非履歴透磁率が7500未満と低く
磁気シールド性が劣っていた。さらに、C量が本発明範
囲を超えたNo.8、および、その他の成分が本発明の
好ましい範囲を外れたNo.18〜23においては、保
磁力が3Oe以上と高いために消磁十分となるおそれが
あり、磁気シールド材として適当ではない。
【0062】[実施例2]表5に記載の成分組成を有す
る供試鋼15〜17を溶製し、連続鋳造により得られた
鋼スラブを1200℃に加熱し、仕上温度890℃、巻
取温度680℃で板厚2mmまで熱間圧延し、酸洗後冷
間圧延により板厚を0.3mmとした。これら供試鋼に
おける、フェライト単相温度域またはAc変態点未満
の温度域は、供試鋼15で650〜760℃、供試鋼1
6,17は650〜720℃である。
【0063】次いで、種々の温度で再結晶焼鈍し、平均
結晶粒径d(mm)と板厚t(mm)との比d/tが異
なるNo.28〜38の供試材を得て、その後全ての供
試材に圧延率0.5%の調質圧延を施した。
【0064】以上のようにして得られたNo.28〜3
8の供試材について透磁率(μ0.35)、非履歴透磁
率、残留磁束密度および保磁力(Hc)を評価した。こ
れらの磁気特性評価は、実施例1と同様にして行った。
No.28〜38の供試材のそれぞれの鋼種、板厚、焼
鈍温度、平均粒径、d/tの値、磁気特性評価の結果を
併せて表6に示す。
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】表6に示すように、本発明例であるNo.
29,30,34,35,37,38の供試材において
は、いずれも7500以上の高い非履歴透磁率を有し、
地磁気シールド性に優れた鋼板を得ることができた。ま
た、鋼にBを添加したNo.37,38の供試鋼におい
ては、Bを添加しなかった本発明例と比べて同等のd/
tの値でより高い非履歴透磁率を得ることができた。こ
れに対して、比較例であるNo.28,31〜33,3
6の供試材においては、磁気特性が劣っていた。すなわ
ち、No.28,33の供試材においては再結晶焼鈍温
度が本発明範囲よりも低かったために未再結晶粒が残留
し、また、No.31,32,36においては、再結晶
焼鈍温度が本発明範囲よりも高くAc変態点を超えた
ため、いずれも非履歴透磁率が7500未満であり、地
磁気シールド性が劣っていた。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば高い
非履歴透磁率を有し、地磁気中消磁後の地磁気シールド
性に優れたカラー陰極線管用磁気シールド鋼板を得るこ
とができる。さらに、本発明のカラー陰極線管用磁気シ
ールド鋼板をカラー陰極線管の磁気シールドとして用い
ることによって、消磁後、十分な磁気シールド性が確保
され、さらに地磁気ドリフトによる色ずれが抑制され、
高精細な画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平均粒径と非履歴透磁率との関係を示すグラ
フ。
【図2】平均結晶粒径dと板厚tとの比d/tおよび非
履歴透磁率の関係を示すグラフ。
フロントページの続き (72)発明者 杉原 玲子 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 松岡 秀樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 田中 靖 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 田原 健司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K037 EA01 EA02 EA04 EA05 EA15 EA18 EA19 EA23 EA25 EA27 EA31 EA32 EB06 EB08 FA02 FA03 FC03 FC04 FE02 FE03 FJ04 FJ05 FM02 5C031 CC06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.04%以下を含有
    し、板厚が0.05mm以上0.5mm以下、平均結晶
    粒径dと板厚tとの比d/tが0.10以下であって、
    非履歴透磁率が7500以上または残留磁束密度が10
    kG以上、保磁力が3Oe未満であることを特徴とする
    カラー陰極線管用磁気シールド鋼板。
  2. 【請求項2】 重量%で、C≦0.04%、Si≦0.
    2%、0.1%≦Mn≦2%、P≦0.15%、S≦
    0.02%、0.001%≦Sol.Al≦0.08
    %、N≦0.01%、Ti≦0.01%、Nb≦0.0
    1%、V≦0.01%であり、残部実質的にFeからな
    り、板厚が0.05mm以上0.5mm以下、平均結晶
    粒径dと板厚tとの比d/tが0.10以下であって、
    非履歴透磁率が7500以上または残留磁束密度が10
    kG以上、保磁力が3Oe未満であることを特徴とする
    カラー陰極線管用磁気シールド鋼板。
  3. 【請求項3】 さらに、重量%で、B:0.0003%
    以上0.01%以下を含有することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のカラー陰極線管用磁気シール
    ド鋼板。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の成分を含む鋼スラブに、熱間圧延、冷間圧延を施
    し、次いで再結晶焼鈍をフェライト単相温度域またはA
    変態点未満の温度域で行い、次いで1.5%以下
    (0を含む)の圧延率で調質圧延を行うことを特徴とす
    るカラー陰極線管用磁気シールド鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の成分を有する鋼スラブを1000〜1300℃に
    加熱し、熱間圧延を700℃〜950℃で仕上げ、巻取
    りを550〜750℃で行い、酸洗後、圧下率70〜9
    4%の範囲で冷間圧延し、これをフェライト単相温度域
    またはAc変態点未満の温度域で再結晶焼鈍し、次い
    で1.5%以下(0を含む)の圧延率で調質圧延するこ
    とを特徴とするカラー陰極線管用磁気シールド鋼板の製
    造方法。
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