JP2001316316A - 新規の光学活性な酸素添加された脂環式化合物、その使用、付香組成物および付香された物品 - Google Patents

新規の光学活性な酸素添加された脂環式化合物、その使用、付香組成物および付香された物品

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JP2001316316A JP2001081492A JP2001081492A JP2001316316A JP 2001316316 A JP2001316316 A JP 2001316316A JP 2001081492 A JP2001081492 A JP 2001081492A JP 2001081492 A JP2001081492 A JP 2001081492A JP 2001316316 A JP2001316316 A JP 2001316316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 式: 【化1】 [式中、RおよびRは相互に無関係に水素原子また
はメチル基を表し、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状、飽
和もしくは不飽和の低級アルキル基を表す]の新規化合
物、その使用、付香組成物および付香された物品化合物
を提供する。 【解決手段】 該化合物を式: 【化2】 [式中、波線はOHの2つの可能な配向の1方もしくは
他方を示す]の光学活性な異性体の形で、またはこれら
の異性体の光学活性な混合物の形で使用する。 【効果】 香料にウッディーでアンバー香のあるタイプ
の香りを付与し、アニマル/パースピレーションノート
を有していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香料の分野に関す
る。より具体的には、本発明は式:
【0002】
【化5】
【0003】[式中、RおよびRは相互に無関係
に、水素原子またはメチル基を表し、かつRは直鎖状
もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和の低級アルキル
基を表す]の化合物の数多くの光学活性異性体に関す
る。
【0004】低級アルキル基とはここでは1〜4個の炭
素原子を有するアルキル基を意味する。
【0005】
【従来の技術】混合物の形または光学活性でない異性体
の形での式(I)により表される化合物はいくつか公知
である。その出願人が所有者である欧州特許第4198
60号は、例えば数多くの1−(2′,2′,3′,
6′−テトラメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−
2−ペンタノールのシスおよびトランス立体配置の異性
体、特に環の1′位および6′位における置換基の相対
的な配向に関するシスおよびトランス立体配置を記載
し、またそれらの嗅覚特性も記載している。この特許文
献から、トランス異性体、特に1−(2,2,c−3,
t−6−テトラメチル−r−1−シクロヘキシルオキ
シ)−2−ペンタノールは嗅覚的な観点からそのシス立
体配置の同族体、つまり1−(2,2,t−3,c−6
−テトラメチル−r−1−シクロヘキシルオキシ)−2
−ペンタノールまたは1−(2,2,c−3,c−6−
テトラメチル−r−1−シクロヘキシルオキシ)−2−
ペンタノールより良好であると見なされていることが明
らかである。
【0006】式(I)のその他の化合物、例えば1−
(2′,2′,6′−トリメチル−1′−シクロヘキシ
ルオキシ)−2−ペンタノールの嗅覚特性は、W. Giers
ch etal.によりUS4,608,445号に記載されて
いる。
【0007】しかし、従来技術は前記の化合物をジアス
テレオマーまたはラセミ体混合物の形で記載しているの
みである。
【0008】ところで式(I)の化合物は、複数のキラ
ル中心を有しており、かつこれらはそれぞれ異なった光
学活性のジアステレオマーおよび/またはエナンチオマ
ーの混合物である。従来技術の文献はいずれもここに記
載される化合物の特に光学活性な異性体の官能的観点か
らの可能な重要性を示唆していない。
【0009】純粋な光学活性異性体の合成は、一般に困
難であり、かつコストがかかる。また、良好な嗅覚的性
質のラセミ体の存在下でさえ、先験的に特に純粋な光学
活性成分がラセミ体とは異なった、またはある意味では
ラセミ体よりも良好な嗅覚的性質を有しているであろう
ことを確定することは困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は新規の
光学活性な酸素添加された脂環式化合物、その使用、付
香組成物および付香された物品を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】極めて意外なことに、新
規の光学活性な異性体の形の式(I)の化合物はその他
の異性体から明確に識別され、かつその強度が著しく異
なる特徴的なにおいを有していることが判明した。さら
に、香料における使用のために、これらの光学活性種の
いくつかは公知のラセミ体混合物に勝る明らかな利点を
有している。
【0012】従って本発明は、式:
【0013】
【化6】
【0014】[式中、RおよびRは、相互に無関係
に、水素原子またはメチル基を表し、かつRは直鎖状
もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和の低級アルキル
基を表す]の化合物の、式:
【0015】
【化7】
【0016】[式中、波線はOHの空間における2つの
可能な配向の1方もしくは他方を示し、かつ符号は式
(I)中のものと同じものを表す]の光学活性な異性体
の形、またはこれらの異性体の光学活性混合物に関す
る。
【0017】特にRおよびRが両方とも水素原子を
表す場合、化合物(Ia)は(1′R,6′S)立体配
置を有し、かつRがメチル基を、およびRが水素を
表す場合、同じ化合物は(1′R,3′S,6′S)立
体配置を表す。
【0018】低級アルキル基とはここでは1〜4個の炭
素原子を有する基を意味する。
【0019】式(Ia)または(Ib)の化合物および
これらの化合物の前記の混合物は全てウッディーなタイ
プの発香ノートを有しているが、その性質および強さは
それぞれの化合物で異なっている。例えばRおよびR
がいずれも水素原子を表し、かつRがプロピル基を
表す式(Ia)および(Ib)により表される化合物、
つまり1−(2,2,6−トリメチル−1−シクロヘキ
シルオキシ)−2−ペンタノールの4つの異なった光学
活性異性体は、全て極めて異なった香りの特性を有して
おり、その特性はこれらの異性体の間でのみではなく、
前記の化合物のラセミ体を比較しても異なっている。特
に(1′R,2S,6′S)−1−(2′2′6′−ト
リメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタ
ノールは高く評価され、かつ嗅覚的な観点から他の3つ
の光学活性異性体よりもはるかに強力である。そのにお
いは特に強いアンバータイプのトップノートを有してお
り、ウッディーなノートを伴っているが、これはその他
の異性体ほど明瞭ではない。その香りはその乾いた感じ
と、独特のコスタス(costus)ノートによっても特徴付け
られるが、これはラセミ体混合物のにおいには欠けてい
る。さらに、Rがメチル基を表し、Rが水素原子を
表し、かつRがプロピル基を表す式(Ia)および
(Ib)の化合物の中でも嗅覚的な強度は幅広いことが
判明した。式:
【0020】
【化8】
【0021】の4つの異性体の中から、式(IIa)の
異性体は本発明により有利な化合物であり、この系列で
は最良のにおい成分であり、その他の光学活性異性体の
ものよりもはるかに強く、かつ持続性のある香りを有す
ることが判明した。その極めて強いウッディーな香り
は、アンバー香を有する乾いた、極めて自然な特徴も有
している。式(IIIa)の異性体もまた、高く評価さ
れる本発明の化合物であり、似たような嗅覚的特徴を有
しているが、そのにおいは(IIa)の異性体ほど強く
ない。一般に言えることは、ヒドロキシル基がS立体配
置を有する本発明の化合物は、その他のものよりも強力
なにおいを有するということである。さらに、予想外で
あり、かつ極めて有利なことに、式(IIa)の化合物
のにおいは、該化合物はアニマル/パースピレーション
ノートを有していないという事実によって、相応するラ
セミ体のにおいから完全に識別されることが確認され
た。
【0022】(S)−1−(2,2,6,6−テトラメ
チル−1−シクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール
は、ウッディーであり、また同時にシダーおよびアンバ
ー香のある特徴を有するその強い香りにより高く評価さ
れる本発明によるもう1つの化合物である。
【0023】さらに、本発明はジアステレオ異性体の光
学活性混合物にも関する。これらの中でも式:
【0024】
【化9】
【0025】[式中、符号は式(I)中と同じものを表
す]の化合物の混合物もまた、本発明によれば有利であ
る。特に(1′R,2S,3′S,6′S)および
(1′S,2S,3′R,6′R)−4−メチル−1−
(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−1′−シク
ロヘキシルオキシ)−2−ペンタノールにより形成され
る混合物は、ラセミ体混合物よりもより強烈なアンバー
香があり、それほど甘くなく、かつバルサミックなトッ
プノートによって特徴付けられる香りにより、相応する
ラセミ体から識別される。(1′R,2S,3′S,
6′S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチ
ル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノー
ル)および(1′S,2S,3′R,6′R)−1−
(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−1′−シク
ロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール)の混合物は、
極めて高く評価され、かつ本発明の有利な実施態様を代
表する。この混合物は、ウッディーで、アンバー香があ
り、アニマル/パースピレーションノートを全く有して
いないその香りによって評価される。さらに、前記混合
物は、相応するラセミ体、つまり1−(2,2,3,6
−テトラメチル−1−シクロヘキシルオキシ)−2−ペ
ンタノールとは全く異なった官能的性質を有している。
実際に該混合物のウッディーでアンバー香のある香り
は、ラセミ体の香りよりもいっそうアンバー香が強く/
フルーティーで、ほぼフローラルであり、シダー/アニ
マルの特徴がわずかである。その香りの強さもまた1つ
の利点である。
【0026】本発明のもう1つの対象は、付香組成物ま
たは付香された製品の、においの特性を付与、改善、強
化または変性する方法であり、該方法は付香成分、つま
り式(I)の化合物を光学活性異性体または該異性体の
混合物の形で前記の組成物または製品に添加する工程か
らなる。
【0027】実際、本発明の化合物は、事実上現代の香
料産業のあらゆる分野における使用、例えばファイン・
パヒューマリー、つまり香水およびオードトワレの製造
における適用において役立ち、これらの分野において独
創的な嗅覚効果を達成することができる。
【0028】該化合物はまた機能性香料においても使用
することができる。このタイプの適応の例は、石けん、
シャワーもしくはバス・ジェル、シャンプーもしくはそ
の他のヘアケア製品、化粧品、デオドラントおよびエア
ー・フレッシュナー、テキスタイルの処理のための液体
もしくは固体洗浄剤および織物柔軟剤、洗い物もしくは
種々の表面の洗浄のために洗剤組成物もしくは洗浄製品
である。
【0029】これらの適用において、本発明による化合
物は単独で使用することもできるし、香料分野において
通常使用されるその他の付香成分、溶剤または添加剤と
混合して使用することもできる。これらの補助成分の性
質および種類はここでは詳細な説明を必要としないし、
これらを決して網羅できるものではないが、当業者であ
れば自身の一般的な知識に基づき、かつ付香するべき製
品と所望の嗅覚的効果に応じて選択することができるも
のである。これらの付香用の補助成分は、天然もしくは
合成由来のアルコール、アルデヒド、ケトン、エステ
ル、エーテル、アセテート、ニトリル、テルペン炭化水
素、窒素もしくは硫黄ヘテロ環式化合物および精油のよ
うな広い化学的クラスに属することができる。これらの
成分の多くは、例えばS. ArctanderによるPerfume and
Flavor Chemicals, 1969, Montclair, New Jersey, USA
または最新版のような参考文献、およびその他の類似の
性質の文献にも記載されている。
【0030】これらの特別な選択は所望の香りおよび付
香効果が得られるように行うが、その持続効果もまた付
香するべき消費製品の機能に依存する。例えば洗剤また
は織物柔軟剤のためには特にシミと汚れとを処理される
テキスタイルから除去する、またはこれらの手触りを柔
軟にすることができるのみではなく、心地よく、かつ持
続性の香りを洗浄中にこれらのテキスタイルに付与する
こともまた所望される。というのはこれらの製品の使用
者が、衣類または洗濯物の香りがこれらを洗濯し、乾燥
させ、かつアイロンをかけた後でも数日間は感じられる
ことが望ましいと思うことがしばしばあるからである。
この持続性の付香効果を得るために、テナシティと直接
性という要求される特性を有する付香成分を選択するこ
とが長い間公知であり、調香の専門家が、特別な香りを
得るために使用したいと思う付香組成物に、優れたテナ
シティと直接性とを有し、かつそのにおいは、彼が得た
いと思う香り全体と調和する、これらの数多くの特定の
化合物を配合することができる。
【0031】さらに付香するべき洗濯物またはその他の
表面上での直接性とテナシティは複数のパラメータ、特
に前記の成分の分子量およびlog P、かつまたこれ
らの成分で付香された洗剤または織物柔軟剤により処理
されるテキスタイルの品質の相関関係であることは以前
から当業者にとって一般的な知識である(例えばS. Esc
her et al., J. Armer. Org. Chem. Soc. 71, 31 (199
4)を参照のこと)。
【0032】香料分野ではこの知識全てが要求され、か
つ付香成分、所望の嗅覚的効果を生み出すことができる
組合せの選択のみではなく、その香りがより揮発性の高
い化合物よりも長い期間にわたって認知される成分の揮
発性の度合いの選択においてこの知識を適用することも
要求される。さらに、調香師は彼が付香することを所望
し、かつこのベースのにおいを変え、かつ心地よいにお
いを付与することができる消費製品ベースの特性に適合
する香料を生み出し、また調香師は、その安定性、快い
効果、揮発性およびテナシティに基づいて、この目的の
ために必要かつ適切な成分を使用する。
【0033】本発明による化合物を種々の前記の製品に
配合するその割合は広い値で変更可能である。これらの
値は、付香したいと思う物品または製品の性質、および
所望の嗅覚的効果に、かつまた本発明の化合物を従来技
術で通常使用されるその他の付香成分、溶剤または添加
剤と混合する場合には、与えられた組成物の補助成分の
性質に依存する。
【0034】一例として代表的な濃度は、本発明による
化合物を配合する付香組成物の質量に対して本発明によ
る化合物1〜10質量%、あるいは20質量%の範囲で
ある。該化合物を直接、前記の種々の消費製品の付香に
おいて適用する場合には、より低い濃度を使用すること
ができる。
【0035】本発明の化合物は、一般に光学活性な異性
体の形の置換されたシクロヘキサノールから製造する。
従ってここに示した絶対的な立体配置を有する式(I
a)または(Ib)の異性体は、適切な置換シクロヘキ
サノールとエポキシドとの縮合反応により得られ、その
際、これらの2つの化合物は適切な光学活性の異性体の
形である、つまりその立体化学は、以下の反応図式で示
すとおり、所望の最終生成物の立体化学との相関関係と
して選択されるといういうことである:
【0036】
【化10】
【0037】式(IVa)および(IVb)の化合物の
光学活性混合物は光学活性に置換されたシクロヘキサノ
ールからも得られる。アリル化反応、次いでエポキシド
化および臭化アルキルマグネシウムを用いた求核性オキ
シランによる開環に引き続き、これはアルコキシアルコ
ールを生じる。該アルコキシアルコールの酸化によりア
ルコキシケトンが得られ、これは立体選択的な還元によ
り、所望の混合物を生じる。(S)−α,α−ジフェニ
ルオキサザボロリジンの存在下でのジボランによるコー
レイ(Corey)還元反応はヒドロキシル官能基の絶対的な
立体配置の制御を可能にする。
【0038】以下の反応図式は、本発明による光学活性
混合物の製造方法を示す:
【0039】
【化11】
【0040】本発明による化合物の製造を、以下の実施
例においてさらに詳細に説明するが、実施例において温
度は摂氏であり、かつ略号は従来技術において通例のも
のを表す。本発明はまた、香料における本発明の化合物
の使用を記載する例により詳細に説明する。
【0041】
【実施例】例1 1−(2,2,6−トリメチル−1−シクロヘキシルオ
キシ)−2−ペンタノールの4つの光学活性異性体の立
体選択的な製造 出発材料を得るための一般的な方法 Helv. Chim. Acta (1988), 71, 1000においてD. P. Sim
mons et al.,により記載された方法(その内容はここで
言及することによって包含されるものとする)によりシ
トロネラールエノールアセテートを酸性処理することに
よりジヒドロシクロシトラールがトランス異性体とシス
異性体の約90:10の混合物として得られた。この環
化のために(−)−S−シトロネラールを出発材料とし
て使用する場合、(+)−(1R,6S)−2,2,6
−トリメチルシクロヘキサン−1−カルボアルデヒドお
よび(−)−(1S,6S)シス異性体が80〜85%
の収率で得られた。(+)−R−シトロネラールから相
応するエナンチオマーが得られた。
【0042】1.(+)−(1R,6S)−2,2,6
−トリメチルシクロヘキサノールおよび(−)−(1
S,6R)−トリメチルシクロヘキサノール a)(+)−(1R,6S)−2,2,6−トリメチル
シクロヘキシルホルメート (+)−(1R,6S)−2,2,6−トリメチルシク
ロヘキサン−1−カルボアルデヒド9.73g(63.
0ミリモル)の溶液を、25℃で4日間、ジクロロメタ
ン100ml中70%の純度の3−クロロ−過安息香酸
23.5g(95ミリモル)と反応させた。GLC(気
−液クロマトグラフィー)(Supelcowax (R)カラム、
15m、70℃、220℃まで10℃/分)によりモニ
タリングして完全に転化した後、該混合物を水500m
lに注いだ。デカンテーション、ジクロロメタン50m
l×2回で抽出、塩水100ml×2回で洗浄、硫酸ナ
トリウムによる乾燥、雰囲気圧での蒸発およびクーゲル
ローア(Kugelrohr)蒸留により、純度97%の物質9.
0gが得られた。H−NMRシグナルの積分は、シス
異性体が約6〜8%存在していたことを示した。収率8
2%。
【0043】分析データ: [α 20]=+37.4(CHCl、4%)
【0044】
【外1】
【0045】b)(−)−(1S,6R)−2,2,6
−トリメチルシクロヘキシルホルメート (−)−(1S,6R)−2,2,6−トリメチルシク
ロヘキサン−1−カルボアルデヒドと3−クロロ−過安
息香酸との反応をa)に記載したものと同一の条件下で
行い、(−)−(1S,6R)−2,2,6−トリメチ
ルシクロヘキシルホルメート85%の収率が得られた。
【0046】分析データ: [α 20]=−37.0(CHCl、4%) スペクトルはエナンチオマーのものと同一である。
【0047】c)(+)−(1R,6S)−2,2,6
−トリメチルシクロヘキサノール メタノール50ml中の(6S)−2,2,6−トリメ
チルシクロヘキシルホルメート6.05g(35.6ミ
リモル)の溶液を、還流下で、水18ml中の水酸化カ
リウム6.0g(106ミリモル)と共に1時間加熱し
た。GC(SP−2100、100℃、220℃まで1
5℃/分)は、完全な転化を示した。反応混合物を室温
に冷却し、ジエチルエーテル100mlで分配し、かつ
水相をジエチルエーテル50mlで2回抽出した。乾燥
させた有機相を蒸発させ、濃縮液をシリカ(CHCl
)50gを介して濾過し、純粋な材料4.90gが得
られた。収率は95%、化学的純度>99%(GC)。
トランス:シス比約95:5(H−NMR)、エナン
チオマー純度97%(GC:25m Megadex、100
℃、130℃まで0.5℃/分)。
【0048】分析データ: [α 20]=+28.1(CHCl、4%)
【0049】
【外2】
【0050】d)(−)−(1S,6R)−2,2,6
−トリメチルシクロヘキサノール 上記のc)の記載と同様に、(−)−(1S,6R)−
2,2,6−トリメチルシクロヘキサノールが、収率9
2%および化学的純度99%で得られた。トランス:シ
ス比約95:5(H−NMR)、エナンチオマー純度
98%ee(GC:25m Megadex、100℃、13
0℃まで0.5℃/分) 分析データ: [αD20]=+28.1(CHCl、4%) スペクトルはエナンチオマーのものと同一である。
【0051】2.1−(2,2,6−トリメチル−1−
シクロヘキシルオキシ−2−ペンタノール異性体 一般的なカップリング手順:アルゴン雰囲気下で鉱油中
35%の水素化カリウムの分散液2.7g(23ミリモ
ル)を無水ペンタン20mlで2回洗浄し、かつデカン
テーションし、次いで無水テトラヒドロフラン(TH
F)30mlに懸濁させた。該懸濁液にTHF5ml中
の(+)−(1R,6S)−2,2,6−トリメチル−
シクロヘキサノール2.20g(15.5ミリモル)を
10分間にわたり滴加した。反応混合物を2時間攪拌
し、次いでDMPU2.0mlを添加した。該混合物を
還流下(浴温80℃)に加熱し、かつ(S)−1,2−
エポキシペンタン1.73g(20.1ミリモル)を一
度に添加した。GLC(15m SP−2100、10
0℃、220℃まで15℃/分)により出発トリメチル
−シクロヘキサノールの約90%が転化するまで、反応
混合物を一夜、80℃に保持した。反応混合物を氷水1
00ml上に注ぎ、分配し、かつペンタン50mlで2
回抽出した。合した有機相を塩水100mlで2回洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ溶剤を蒸発させ
た。粗製油状物4.2gを9:1のシクロヘキサン/エ
チルアセテートによりシリカ250gで溶離した。純粋
なフラクションの濃縮液のバルブ・ツー・バルブ蒸留(b
ulb-to-bulb distillation)(炉温110℃、0.1m
mHg)により(+)−(1′R,2S,6′S)−1
−(2′,2′,6′−トリメチル−1′−シクロヘキ
シルオキシ)−2−ペンタノール0.85gが無色の液
体として得られた。2,2,6−トリメチル−シクロヘ
キサノールに対する収率は23%であった。
【0052】このプロトコルを以下の反応にも適用し
た:(+)−トリメチル−シクロヘキサノールと(R)
−エポキシペンタン、(−)−トリメチル−シクロヘキ
サノールと(S)−エポキシペンタン、それぞれ(R)
−エポキシペンタン。
【0053】以下の2つのエナンチオマーは同一のスペ
クトルを有している: (+)(1′R,2S,6′S)−1−(2′,2′,
6′−トリメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2
−ペンタノール [α 20]=+30.0(CHCl、4%)、 (−)(1′S,2R,6′R)−1−(2′,2′,
6′−トリメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2
−ペンタノール [α 20]=−29.7(CHCl、4%)
【0054】
【外3】
【0055】以下の2つのエナンチオマーは同一のスペ
クトルを有している: (+)(1′R,2R,6′S)−1−(2′,2′,
6′−トリメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2
−ペンタノール [α 20]=+26.3(CHCl、4%)、 (−)(1′S,2S,6′R)−1−(2′,2′,
6′−トリメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2
−ペンタノール [α 20]=−23.9(CHCl、4%)
【0056】
【外4】
【0057】例2 1−(2,2,3,6−テトラメチル−1−シクロヘキ
シルオキシ)−2−ペンタノールの4つの光学活性異性
体の立体選択的な製造 1.(+)−(1R,3S,6S)−2,2,3,6−
テトラメチルシクロヘキサノール a)(1S,2R,5S)−2−イソプロペニル−5−
メチルシクロヘキサノール[(+)−イソプレゴール] 機械的な撹拌機を備え、アルゴン雰囲気下にある2lの
フラスコに(−)−S−シトロネラール(エナンチオマ
ー過剰量>98%)250g(1.62モル)および無
水トルエン0.8lを充填した。該混合物をアセトンと
氷の浴中で−5℃に冷却し、一方で無水臭化亜鉛365
g(1.63モル)を2時間半にわたって10回に分け
て添加した。GLC(気−液クロマトグラフィー)(Ca
rbowaxカラム、15m、100℃、220℃まで15℃
/分)により転化が完了するまで該混合物を−5℃でさ
らに2時間攪拌した。次いで反応混合物を濾過した。濾
液を塩水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムにより乾燥さ
せた。2.6×10Paの真空下での蒸発により粗製
濃縮液262gが得られた。粗製油状物の試料をシリカ
を用いた濾過により精製した(シクロヘキサン/エチル
アセテート。9:1)。
【0058】分析データ:
【0059】
【外5】
【0060】b)(−)イソプレゴンおよび(−)プレ
ゴンの混合物 アルゴン雰囲気下にあり、かつ機械的な撹拌機を備えた
3lのフラスコにピリジンクロロクロメート440g
(2.0モル)、セライト440gおよび塩化メチレン
1.4lを充填した。a)で得られた粗製イソプレゴー
ル260gを3時間かけて、水浴により15℃の温度に
保持されている該混合物に添加した。この添加の後で該
混合物を周囲温度で5時間攪拌し、かつ転化を気−液ク
ロマトグラフィーによりモニタリングした(SP−21
00カラム、15m、100℃。220℃まで15℃/
分)。得られた懸濁液を濾過し、かつ濾液をジクロロメ
タンを用いてシリカ300gにより溶離した。真空下
(2×10Pa、浴温約40℃)で濃縮することによ
り粗製油状物207gが得られ、これを真空下で分留し
た(Vigreuxカラム、20cm)。13.3Paで49
℃で蒸留されるフラクションは重さ130gであり、か
つ2つの生成物を57:43の比率で含有しているのみ
であり、これらはそれぞれ基準生成物とそのスペクトル
を比較することによりイソプレゴンおよびプレゴンであ
ると同定された。収率は(S)−シトロネラールに対し
て53%であった。
【0061】分析データ:
【0062】
【外6】
【0063】c)(3S,6R)−6−イソプロペニル
−2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノンおよ
び(3S,6S)−6−イソプロペニル−2,2,3,
6−テトラメチルシクロヘキサノン アルゴン雰囲気下にあり、かつ機械的な撹拌機を備えた
3lのフラスコに、無水テトラヒドロフラン(THF)
1lおよび鉱油中35%の水素化カリウムペースト15
0g(約1.3モル)を充填した。懸濁液を15℃〜2
0℃に冷却した。温度をこのレベルに保持し、その一方
でb)で得られた混合物50gを1.5時間にわたって
滴加した。次いで該混合物を4時間攪拌し、かつ周囲温
度になるまで昇温させた。次いで該混合物を再度、15
℃〜20℃の温度に冷却し、かつヨウ化メチル71ml
(1.15ミリモル)を1時間かけて滴加した。反応混
合物を周囲温度になるまで昇温させ、次いで該混合物を
一夜攪拌した。次いで反応媒体を慎重に氷水400ml
に注いだ。デカンテーションの後で水相をジクロロメタ
ン100mlで2回抽出した。有機相を塩水300ml
で洗浄し、かつ無水硫酸ナトリウムにより乾燥させた。
溶剤を蒸発させ(30℃/1.3×10Pa)、かつ
油状の残留物を真空(58℃〜62℃、40Pa)下で
蒸留した。(3S)−6−イソプロペニル−2,2,
3,6−テトラメチルシクロ−ヘキサノンのジアステレ
オマー混合物(80:20)を91%含有するフラクシ
ョン32gが得られた。収率は46%であった。
【0064】分析データ:
【0065】
【外7】
【0066】d)(3S,6R)−6−アセチル−2,
2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノンおよび(3
S,6S)−6−アセチル−2,2,3,6−テトラメ
チルシクロヘキサノン 500mlのシュレンク管に、ジクロロメタン240m
l中のc)で得られた(3S,6R)−6−イソプロペ
ニル−2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノン
および(3S,6S)−6−イソプロペニル−2,2,
3,6−テトラメチルシクロヘキサノンのジアステレオ
マーの混合物58g(0.30モル)を充填した。該管
を−78℃の温度に冷却し、かつ酸素50l/h中のオ
ゾン流(2.5g/h)で焼結ガラスを用いて約6時
間、青色が持続するまで該溶液をバブリングした(約
0.3モル)。該管をパージし、かつ窒素を用いて脱ガ
スした後で、反応混合物を周囲温度になるまで昇温させ
た。次いで該混合物を10%(350g、0.33モ
ル)の重亜硫酸ナトリウムの溶液350mlに注ぎ、か
つ一夜攪拌した。相を分離し、かつ水相をジクロロメタ
ン100mlで2回抽出した。合した有機相を塩水10
0mlで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムにより乾燥
させた。該溶液を以下の工程でそのまま使用した。
【0067】e)(+)−(3S)−2,2,3,6−
テトラメチルシクロヘキサノン 2lのフラスコをメタノール700mlで充填し、かつ
水酸化カリウムペレット70g(1.25モル)を一度
に導入し、かつ周囲温度で機械的な攪拌により溶解させ
た。上記により得られたジクロロメタン中のオゾン分解
生成物を1時間かけて該混合物に滴加した。この添加の
あと、ジクロロメタンを水浴を用いた加熱により蒸留し
た。得られた混合物を還流下で2時間にわたり加熱し
(浴温90℃)、次いでメタノールの大部分を蒸留し
た。冷たい残留物を氷水300ml上に注ぎ、かつデカ
ンテーションを行った。水相をペンタン50mlで2回
抽出し、次いで合した有機相を無水硫酸ナトリウムによ
り乾燥させ、かつ溶剤を留去した。残留物を短時間蒸留
することにより、2工程で((3S,6R)−6−イソ
プロペニル−2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキ
サノンおよび(3S,6S)−6−イソプロペニル−
2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノールに対
して)67%の収率で無色の油状物33gが得られた。
信号H−NMRの組み込みにより、該生成物が2つの
ジアステレオ異性体、つまりケトンのトランス−(+)
−(3S,6S)−2,2,3,6−テトラメチルシク
ロヘキサノンとシス−(3S,6R)−2,2,3,6
−テトラメチルシクロヘキサノンの85:15混合物で
あることが明らかになった。
【0068】分析データ: [α20]=+65.5(c=0.045、CHC
【0069】
【外8】
【0070】f)(+)−(1R,3S,6S)−2,
2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノール 反応を機械的な撹拌機、滴下漏斗、凝縮器および温度計
を備え、アルゴン雰囲気下にある1.5lの二重壁フラ
スコ中、該フラスコにトルエン250mlおよび金属ナ
トリウム15.0g(0.65モル)を15分間、還流
に加熱して実施した。溶融した2相のトルエン/金属混
合物を強力に攪拌しながら冷却し(Medimex(R)トラ
ンスミッションによる機械的な攪拌)、かつ金属は小さ
な球体の形状に凝固した。0℃でイソプロパノール60
g(1.0モル)中の(+)−(3S)−2,2,3,
6−テトラメチルシクロヘキサノン33g(0.21モ
ル)の溶液を、3時間かけて金属調製物に滴加した。反
応混合物を0℃で一夜攪拌し、次いで気−液クロマトグ
ラフィー(Supelcowax、100℃〜200℃、15℃/
分)は95%の転化率を示した。エチルアルコールをゆ
っくり添加することにより残りのナトリウムを分解し、
次いで該混合物を水200mlに添加した。有機相と水
相とを分離し、かつ水相をトルエン100mlで2回抽
出した。合した有機相を塩水200mlで洗浄し、硫酸
ナトリウムを使用して乾燥させ、5.3×10Paで
濃縮して濃縮液38gが得られた。シクロヘキサン/エ
チルアセテート95:5の溶離剤混合物を用いてシリカ
500gにより溶離し、次いで2回結晶化することによ
り、純粋な(+)−(1R,3S,6S)−2,2,
3,6−テトラメチルシクロヘキサノール19.5g
が、気−液クロマトグラフィー(Megadex5カラム、1
5m、70℃、200℃まで2゜/分)により70%の
収率および98%を上回るエナンチオマー過剰率で得ら
れた。
【0071】分析データ [α 20]=+16.9(c=0.039、CHCl
【0072】
【外9】
【0073】2.(−)−(1S,3R,6R)−2,
2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノール R−(+)−シトロネラール(エナンチオマー過剰率>
98%)から出発して1.に記載した方法と同様に6工
程で(−)−(1S,3R,6R)−2,2,3,6−
テトラメチルシクロヘキサノールを製造した。化合物
(−)−イソプレゴール、(+)−イソプレゴール/
(+)−プレゴン、(3R)−6−イソプロペニル−
2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキサノン、(3
R)−6−アセチル−2,2,3,6−テトラメチル−
シクロヘキサノン、(−)−3R−2,2,3,6−テ
トラメチルシクロヘキサノンおよび(−)−(1S,3
R,6R)−2,2,3,6−テトラメチルシクロヘキ
サノールがこうして引き続き得られた。これらのスペク
トルデータは全てそれぞれのエナンチオマーのものと同
一であった。
【0074】(−)−3R−2,2,3,6−テトラメ
チルシクロヘキサノンはα 20=−66.2(c=
0.045;CHCl)を有していた。(−)−(1
S,3R,6R)−2,2,3,6−テトラメチルシク
ロヘキサノールは、エナンチオマーの分割に関して気−
液クロマトグラフィーによりee>98%を有していた
(Megadex5カラム、15m、70℃、200℃まで2
℃/分)。
【0075】3.1,2−エポキシペンタン a)(S)−2−クロロ−1−ペンタノール L−ノルバリン[α20 =+30(c=10;HCl
水溶液、20%)]48.5g(0.41モル)を6N
のHCl 700ml中に溶解し、かつ得られる溶液を
−10℃に冷却した。強力に攪拌しながら、亜硝酸ナト
リウム46.4g(0.67モル)を10分間で添加
し、その一方で温度を−5℃〜−10℃に保持した。−
5℃で15時間攪拌した後で、反応混合物をペンタン1
00mlで3回抽出した。合した有機相を塩水200m
lで洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥させ、かつ
減圧下で濃縮し、最終的に粗製油状物48gが得られ
た。
【0076】この油状物を無水ジエチルエーテル50m
l中に溶解させ、かつ懸濁液を10℃でジエチルエーテ
ル200ml中の水素化リチウムアルミニウム12.5
g(330ミリモル)の懸濁液に滴加した。該混合物を
慎重に氷冷した10%の硫酸250mlに注いだ。有機
相をデカンテーションした後で、水相を塩化ナトリウム
で飽和させ、かつジエチルエーテル50mlで2回抽出
した。合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウムにより乾
燥させ、かつ雰囲気圧で濃縮した。15cmのVigreux
カラム中での分留により2×10Paに関して88℃
〜90℃の間の沸点を有する無色の液体27.3gが得
られた。収率はノルバリンに対して53%であった。
【0077】分析データ:
【0078】
【外10】
【0079】b)(+)−(R)−1,2−エポキシペ
ンタン(i)(S)−2−クロロ−1−ペンタノールの精製 ピリジン33g(0.42モル)およびトルエン500
ml中の(S)−クロロ−1−ペンタノール26g
(0.21モル)の溶液を0℃に冷却し、かつ3,5−
ジニトロベンゾイルクロリド57.5g(0.25モ
ル)の溶液を0℃で20分間で3回に分けて添加した。
該混合物を周囲温度で一夜放置し、次いで冷水300m
lに注いだ。分配およびトルエン50ml×2回の抽出
により得られた、合した有機抽出物を硫酸ナトリウムに
より乾燥させ、かつ減圧下で濃縮した。粗生成物をイソ
プロピルエーテル/エタノール2:1から出発して5回
再結晶し、融点66℃〜68℃を有する結晶質の粉末2
6gが得られた((S)−2−クロロ−ペンタノールに
対する収率39%)。
【0080】ジニトロベンゾエート24g(76ミリモ
ル)、メタノール250mlおよびメタノール中30%
のナトリウムメトキシドの溶液1mlの混合物を周囲温
度で1時間放置した。次いでピンク色の溶液を塩水25
0mlに注いだ。デカンテーションおよびジエチルエー
テル50mlで3回抽出した後、合した有機相を硫酸ナ
トリウムにより乾燥させ、かつ溶剤を雰囲気圧で蒸留し
た。バルブ・ツー・バルブ蒸留により(S)−2−クロ
ロ−1−ペンタノール8.1gが得られた。
【0081】(ii)クロロヒドリンサイクルの閉鎖 2−クロロアルコール6.95g(56.6ミリモル)
を0℃に冷却し、かつ新たに粉砕した水酸化カリウム
6.4g(0.11モル)を一度に添加した。該混合物
を周囲温度で1時間攪拌し、次いで雰囲気圧でバルブ・
ツー・バルブ蒸留を行った。水素化カルシウムから出発
する再蒸留によりエポキシド4.7gが得られた(炉温
90℃)。収率は95%であった。
【0082】分析データ:
【0083】
【外11】
【0084】c)(−)−(S)−1,2−エポキシペ
ンタン D−ノルバリン[α20 =−30(c=10;HCl
水溶液、20%)の(R)−2−クロロペンタノールお
よび(−)−(S)−1,2−エポキシペンタンへの転
化を、3.に記載したものと類似の方法により実施し
た。
【0085】[α] 25=−15.8(c=0.5
0;CHCl) 4.1,2−エポキシブタン a)(+)−(R)−1,2−エポキシブタン L−2−アミノ酪酸の(S)−2−クロロブタノールお
よび(+)−1,2−エポキシブタンへの転化を上記の
通りに実施した。スペクトルデータはU. Goergens and
M. P. Schneider, Tetr. Asym. 1992, 3, 1149およびM.
J. Kim and G.M. Whitesides, J. Am. Chem. Soc. 198
8, 110, 2959により出版されたものに相応する。
【0086】b)(−)−(S)−1,2−エポキシブ
タン D−2−アミノ酪酸の(R) −2−クロロブタノール
および(−)−(S)−1,2−エポキシブタンへの転
化を上記の通りに実施した。スペクトルデータはU. Sch
midt et al., Chem. 1980, 92, 201により出版されたも
のに相応する。
【0087】5.1−(2,2,3,6−テトラメチル
−1−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノールの異
性体一般的な方法 アルゴン雰囲気下で鉱油中20%の水素化カリウムの分
散液4.0g(20ミリモル)を無水ペンタン20ml
で洗浄し、かつデカンテーションを行い、次いで無水テ
トラヒドロフラン30ml中に懸濁させた。THF30
ml中の(+)−(1R,3S,6S)−2,2,3,
6−テトラメチルシクロヘキサノール2.10gを該懸
濁液に30分で滴加した。反応混合物を2時間攪拌し、
次いで1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒド
ロ−2(1H)−ピリミドン(DMPU)2mlを添加
した。該混合物を還流に加熱(浴温80℃)し、かつ
(S)−1,2−エポキシペンタン1.50g(17.
4ミリモル)を一度に添加した。気−液クロマトグラフ
ィー(SP−2100カラム、15m、100℃、22
0℃まで15℃/分)により出発テトラメチルシクロヘ
キサノールの90%が転化するまで反応混合物を80℃
に保持した。次いで反応混合物を氷水250mlに注
ぎ、デカンテーションを行い、かつペンタン50mlで
2回抽出した。合した有機相を塩水100mlで2回洗
浄し、硫酸ナトリウムにより乾燥させ、かつ溶剤を蒸発
させた。バルブ・ツー・バルブ蒸留(炉温110℃、1
3.3Pa)により無色の液体2.5g〜3.1gが得
られ、これをシリカ200gにより9:1のシクロヘキ
サン/エチルアセテート混合物を用いて溶離した。純粋
な光学活性1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチ
ル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール
1.3g〜1.5gが、2,2,3,6−テトラメチル
シクロヘキサノールに対して40%〜46%の収率で得
られた。それぞれの異性体に関してシクロヘキサノール
およびエポキシドを所望の最終立体化学との相関関係と
して選択した。
【0088】分析データ:(+)−(1′R,2S,
3′S,6′S)−1−(2′,2′,3′,6′−テ
トラメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペン
タノール(IIa) [α 20]=+25.5℃(c=0.041;CHC
【0089】
【外12】
【0090】(−)−(1′S,2R,3′R,6′
R)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール(I
IIb) [α 20]=−26.2℃(c=0.042;CHC
) スペクトルデータは(IIa)のものと同一である。
【0091】(+)−(1′R,2R,3′S,6′
S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール(I
IIa) [α 20]=+22.7℃(c=0.039;CHC
【0092】
【外13】
【0093】(−)−(1′S,2S,3′R,6′
R)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール(I
Ib) [α 20]=−22.3℃(c=0.046;CHC
) スペクトルデータは(IIIa)のものと同一である。
【0094】例3 コーレイ還元法による(1′R,2S,3′S,6′
S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノールおよ
び(1′S,2S,3′R,6′R)−1−(2′,
2′,3′,6′−テトラメチル−1′−シクロヘキシ
ルオキシ)−2−ペンタノールの混合物の立体選択的な
製造 1.(±)−2,2,c−3,t−6−テトラメチル−
R−1−シクロヘキサノール 機械的な撹拌機、滴下漏斗、凝縮器および温度計を備
え、アルゴン雰囲気下にある1.5lの二重壁Schmizo
フラスコ中で、該フラスコにトルエン500mlおよび
金属ナトリウム22.5g(1.0モル)を15分間還
流に加熱することにより反応を実施した。溶融した2相
のトルエン/金属混合物を強力に攪拌しながら冷却し
(Medimex(R)トランスミッションによる機械的な攪
拌)、かつ該金属は小さな球体の形に凝固した。0℃で
イソプロパノール150g(2.5モル)中の2,2,
3,6−テトラメチル−シクロヘキサノン54g(0.
35モル)の溶液を3時間にわたって滴加した。反応混
合物を0℃で一夜攪拌し、かつ気−液クロマトグラフィ
ー(Supelcowax(R)カラム、100℃〜220℃、1
5℃/分)は95%の転化率を示した。エチルアルコー
ルをゆっくり添加することにより残りのナトリウムを分
解し、次いで該混合物を水1000mlに添加した。相
を分離し、かつ水相をトルエン100mlで2回抽出し
た。合した有機相を硫酸ナトリウムにより乾燥させ、か
つ蒸発させて濃縮液54gが得られた。気−液クロマト
グラフィー(SP−2100、100℃〜220℃、1
5℃/分)によるエクアトリアル/アキシアル比は8
5:15であり、かつ2つの異性体の比率は揮発性の粗
生成物に対して89%であった。試料のバルブ・ツー・
バルブ蒸留により非揮発性材料の不在が明らかになり、
従って粗製生成物収率は約87%であった。該生成物を
そのままでその後の工程に使用した。
【0095】2.(±)−R−2−アリルオキシ−1,
1,t−3,c−6−テトラメチルシクロヘキサン 1リットルの容器にアルゴン雰囲気下で鉱油中20%の
KHの分散液30g(約0.15モル)を充填した。該
分散液を50℃〜70℃の石油エーテルのフラクション
50mlで希釈し、攪拌し、デカンテーションを行い、
次いで液体をピペットで除去した。この操作を繰り返す
ことにより、鉱油の大部分を除去した。次いでTHF1
00mlを添加し、かつTHF10ml中の1.で得ら
れた2,2,3,6−テトラメチル−1−シクロヘキサ
ノール20g(0.13モル)を30分間で、撹拌下
(Medimex(R)による機械的な攪拌)に滴加した。周
囲温度での攪拌を1時間継続し、次いで該混合物を0℃
に冷却した。ジメチルスルホキシド(DMSO)100
ml中の臭化アリル23g(0.19モル)の溶液を1
時間にわたって添加し、その一方で反応温度を0℃に保
持した。該混合物を添加後にさらに1時間0℃で放置
し、次いで氷水500mlに注いだ。ペンタン100m
lで3回、相を分離した。合した有機相を5%の水性ア
ンモニア300mlにより洗浄し、次いで水200ml
で2回洗浄し、硫酸ナトリウムにより乾燥させ、かつ蒸
発させて、粗製油状物33gが得られた。Vigreuxカラ
ム(15cm、<13.3Pa)中での蒸留により、1
3.3Paで沸点43℃〜44℃を有する無色の液体2
3.6gが得られた。気−液クロマトグラフィー(SP
−2100、100℃〜220℃、15℃/分)により
達成された純度は85%であった。収率は79%であっ
た。
【0096】分析データ:
【0097】
【外14】
【0098】3.(±)−2−[(2,2−c−3−t
−6−テトラメチル−R−1−シクロヘキシルオキシ)
メチル]オキシラン 1lのフラスコにジクロロメタン200mlおよび純度
70%のm−クロロ過安息香酸50g(0.2モル)を
充填した。混合物を0℃に冷却し、かつジクロロメタン
200ml中の2.で得られたアリルエーテル19.5
gの85%溶液を0℃で1.5時間にわたって添加し
た。反応混合物を1時間放置して周囲温度に昇温させ、
次いで一夜放置した。次に該混合物を20%のNaOH
水溶液600mlに注ぎ、かつ0.5時間攪拌した。分
離した有機相をNaOHの20%水溶液100mlで、
次いで塩水200mlで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリ
ウム)、かつ濃縮して粗製油状物25gが得られた。2
0cmのWidmerカラム中での蒸留により、無色の液体1
9.0gが回収され、これは気−液クロマトグラフィー
(SP−2100、100℃〜220℃、15℃/分)
の結果によれば純度95%であった。収率は85%であ
った。
【0099】分析データ:
【0100】
【外15】
【0101】4.(±)−1−(2,2,c−3,t−
6−テトラメチル−R−1−シクロヘキシルオキシ)−
2−ペンタノール アルゴン雰囲気下にある500mlのフラスコにTHF
60ml、3.で得られたエポキシド6g(26ミリモ
ル)およびヨウ化銅(I)0.30g(1.5ミリモ
ル)を充填した。機械的に攪拌される混合物を0℃に冷
却し、かつTHF中臭化エチルマグネシウムの0.36
Mの溶液110mlを1.5時間にわたって滴加した。
得られた混合物をさらに30分間攪拌し、次いで周囲温
度に昇温するまで放置した。次いでNHCl飽和水溶
液に注ぎ、ペンタン100mlで3回デカンテーション
し、かつ塩水100mlで洗浄した。硫酸ナトリウム上
で乾燥させた後、溶剤を蒸発させて粗製油状物9.3g
が得られた。バルブ・ツー・バルブ蒸留(10Pa、
炉温135℃)により純度81%(気−液クロマトグラ
フィーSP−2100、100℃〜220℃、15℃/
分)の生成物5.7gが収率72%で得られた。生成物
をそのまま以下の工程で使用した。
【0102】5.(±)−1−(2,2,c−3,t−
6−テトラメチル−R−1−シクロヘキシルオキシ)−
2−ペンタノン ジクロロメタン20ml中に溶解した4.で得られた純
度81%のアルコール4g(13ミリモル)の試料を、
ジクロロメタン300ml中のセライト15gおよびピ
リジンクロロクロメート14gの懸濁液に周囲温度で滴
加した。転化が完了するまで該混合物を30分間攪拌
し、かつSiO 200gを介して濾過した。純度9
8%の生成物2.8gが収率89%で得られた。
【0103】分析データ:
【0104】
【外16】
【0105】6.(1′R,2S,3′S,6′S)−
1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−1′−
シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノールおよび
(1′S,2S,3′R,6′R)−1−(2′,
2′,3′,6′−テトラメチル−1′−シクロヘキシ
ルオキシ)−2−ペンタノール a)触媒の製造 ディーン・シュタルク(Dean-Stark)トラップおよび凝縮
器を備え、アルゴン雰囲気下にある150mlの三口フ
ラスコに、トルエン70mlおよびS−α,α−ジフェ
ニルプロリノール5.15g(0.020モル)を充填
した。トリメチルボロキシン1.70g(0.014モ
ル)を3分間で導入した。白色の沈殿物が現れ、かつト
ルエン35mlを添加し、その一方で該混合物を30分
間連続して攪拌した。該混合物を還流に加熱し(98
℃)、かつ水をトラップに分離した。トルエンを数回添
加し、かつ水をもはや蒸留できなくなり、かつ全ての沈
殿物が消滅するまで水の分離を続けた。黄色の溶液を冷
却し、かつアルゴン雰囲気下で検定フラスコへ移した。
最終的な体積は、ジフェニルプロリノールの全選択的転
化率を想定して、0.4Mの滴定量で50mlであっ
た。
【0106】b)還元 冷却ジャケットおよび機械的撹拌機を備えた200ml
の反応器をアルゴン雰囲気下においた。無水THF25
mlを導入し、かつ0℃に冷却した(−1℃に固定した
低温浴の循環)。a)で得られた0.4Mの触媒溶液
0.7ml(0.3ミリモル)を添加し、次いでTHF
中ボラン.MeSの2M溶液2.4ml(4.8ミリ
モル)を添加した。シリンジを使用して1−(2,2,
3,6−テトラメチルシクロヘキシルオキシ)−2−ペ
ンタノン1.7g(7.1ミリモル)を6時間にわたっ
て添加し、その一方で温度を0℃に維持した。次いで該
反応混合物を10%のNaOH水溶液300ml上に注
ぎ、かつデカンテーションを行った。水相をペンタン1
00ml×2回で抽出した。合した有機相を塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムにより乾燥させ、かつ減圧下で濃縮
した。残留物を蒸留し(バルブ・ツー・バルブ蒸留、1
25℃、133Pa)、無色の液体1.6gが得られ
た。収率は94%であった。
【0107】[α 20]=−2.6(c=0.04
5;CHCl例4 付香組成物の製造 織物柔軟剤のための付香組成物を以下の成分から製造し
た: 成分 質量部 ベンジルアセテート 10 シトロネリルアセテート 30 シンナミックアルコール 25 フェンキルアルコール 10% 15 ベンズアルデヒド 10% 130 レニック(Lenic)アルデヒド C11 10% 30 アルデヒド C12 50% 20 ヘキシルシンナミックアルデヒド 405 2−メチルウンデカナール 10% 45 Ambrox(R) 10% 20 アンスラニル酸メチル 40 γ−ウンデカラクトン 35 ラズベリーケトン 1% 80 安息香酸メチル 10% 45 カンファー 20 シトロネロール 130 アリルフェノキシアセテート 10 クマリン 80 α−ダマスコン 1% 40 エチルバニリン 45 オイゲノールF 165 Galaxolide (R) 2) 220 Hedione (R) 3) 300 ヘリオトロピン 30 合成ヒドロキシシトロネラール 10% 80 Iralia (R) 4) 490 Lilial (R) 5) 110 リナロール 20 Lyral (R) 6) 75 マンダリン精油 50 メチルオイゲノール 10% 50 結晶メチルナフチルケトン 40 クリスタルモス 40 ローズオキサイド 20 パラクレゾールエクストラ 10% 20 パチョリ精油 200 フェネチロール ord. 50 フェニルヘキサノール 75 オレンジ精油 20 アミルサリチレート 75 ベンジルサリチレート 240 フェニルエチルサリチレート 10% 50 3−(Z)−ヘキセノールサリチレート 20 ヘキシルサリチレート 90 Tonalide (R) 7) 180 バニリン 10% 70 Zestover 8) 30 Galbex (R) 9) 10% 40 α−ターピネオール 95 合計 4200 ジプロピレングリコール(DIPG)中 1) 8,12−エポキシ−13,14,15,16−
テトラノルラブダナム;製造元:スイス、ジュネーブ
在、Firmenich SA、 2) 1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,
6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−
2−ベンゾピラン;製造元:USA在、International
Flavors & Fragrances、 3) メチルジヒドロジャスモネート;製造元:スイ
ス、ジュネーブ在、Firmenich SA、 4) メチルイオノンの異性体混合物;製造元:スイ
ス、ジュネーブ在、Firmenich SA、 5) 3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプ
ロパノール;製造元:スイス、Vernier在、Givaudan-Ro
ure SA、 6) 4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−
3−シクロヘキセン−1−カルボアルデヒド+3−(4
−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキ
セン−1−カルボアルデヒド;製造元:USA在、Inte
rnational Flavors & Fragrances、 7) (5,6,7,8−テトラヒドロ−3,5,5,
6,8,8−ヘキサメチル−2−ナフチル)−1−エタ
ノン;製造元:オランダ在、PFW、 8) 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カ
ルボアルデヒド;製造元:スイス、ジュネーブ在、Firm
enich SA、 9) 製造元:スイス、ジュネーブ在、Firmenich SA。
【0108】(+)−(1′R,2S,3′S,6′
S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノールを1
00質量部添加することにより、この付香組成物の香り
のパチョリノートは強化され、その際、該組成物はいっ
そうアンバー香のある、バルサミックな、ほぼジューシ
ーなコノテーションが付与される。(+)−(1′R,
2S,3′S,6′S)−1−(2′,2′,3′,
6′,テトラメチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−
2−ペンタノールを(+)−(1′R,2R,3′S,
6′S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチ
ル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール
と交換すると、該組成物の香りはいっそうアンバー香が
あり、シダー香があり、より乾いた、リッチな香りにな
る。
【0109】例5 男性用オードトワレのための付香組成物の調整 男性用オードトワレのベース組成物を以下の成分から製
造した: 成分 質量部 ベンジルアセテート 25 ゲラニルアセテート 5 リナリルアセテート 60 スチラリルアセテート 30 ヘキシルシンナミックアルデヒド 340 アリルアミルグリコレート 15 ワームウッド精油 10% 50 ラズベリーケトン 1% 20 ベルガモットabergapt精油 100 カルダモン 5 Cashumeran 1) 10 Sfumaレモン精油 100 シトロネロール 110 クマリン 20 クミンオイル 10% 50 セイヨウヒノキ精油 90 α−ダマスコン 1% 120 ジヒドロミルセノール 2) 290 1−アリル−4−メトキシベンゼン 3) 25 オイゲノール 10 フェニルエチルホルミエート 10% 20 合成杜松精油 100 ゲラニオール 15 Hedion (R) HC 4) 270 合成ヒドロキシシトロネラール 60 インドール 1% 40 Iso E Super 5) 500 ラブダナムres. Spain 10% 40 ラバンジン grosso 50 リナロール 85 Lyral (R) 6) 100 α−イソ−メチルイオノン 170 クリスタル・モス 80 ケトンムスク 50 2−メチルノニノエート 10% 20 パチョリ精油 400 フェネチロール ord. 60 フェニルエチルフェニルアセテート 10% 85 ベンジルサリチレート 110 Sandalore (R) 7) 20 5−メチル−3−ヘプタノンオキシム 8) 10% 50 Tonalide (R) 9) 100 イランイラン extra 20 合計 3920 ジプロピレングリコール中 1)1,2,3,5,6,7,−ヘキサヒドロ−1,
1,2,3,3−ペンタメチル−4−インデノン;製造
元:USA在、International Flavors & Fragrances、 2)製造元:USA在、International Flavors & Frag
rances、 3)製造元:スイス、Vernier在、Givaudan-Roure SA、 4)高いシス異性体含有率を有するメチルジヒドロジャ
スモネート;製造元:スイス、ジュネーブ在、Firmenic
h SA、 5)1−(オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチ
ル−2−ナフタレニル)−1−エタノン;製造元:US
A在、International Flavors & Fragrances、 6)4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3
−シクロヘキセン−1−カルボアルデヒド+3−(4−
ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセ
ン−1−カルボアルデヒド;製造元:USA在、Intern
ational Flavors& Fragrances、 7)3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−
シクロペンテン−1−イル);製造元:スイス、Vernie
r在、Givaudan-Roure SA、 8)製造元:製造元:スイス、Vernier在、Givaudan-Ro
ure SA、 9)(5,6,7,8−テトラヒドロ−3,5,5,
6,8,8,−ヘキサメチル−2−ナフチル)−1−エ
タノン;製造元:PFW、オランダ。
【0110】(+)−(1′R,2S,3′S,6′
S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチル−
1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール30
0質量部をこのベース組成物に添加し、新規の組成物が
得られる。該組成物の香りはウッディーでアンバー香の
あるタイプの強烈なトップノートを有しており、ほとん
どバルサミックなインセンスのサブノートを伴ってい
る。
【0111】同量の(+)−(1′R,2R,3′S,
6′S)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチ
ル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール
の添加はベース組成物の香りに異なった効果をもたら
す。新規の組成物は前者ほど強烈ではないウッディーな
香りのノートを有するが、しかしこのノートはより乾い
た、ほとんどぴりっとした感じであり、そしてもはやバ
ルサミックではない。
【0112】例6 女性用オードトワレのための付香組成物の調製 女性用のオリエンタルタイプのオードトワレのためのベ
ース組成物を以下の成分から製造した: 成分 質量部 ベンジルアセテート 150 シトロネリルアセテート 70 ゲラニルアセテート 145 リナリルアセテート 100 アミルシンナミックアルデヒド 10 レニックアルデヒド C11 10% 40 ヘキシルシンナミックアルデヒド 50 2−メチル1−ウンデカナール 1% 20 Life-of-the-valleyアルデヒド1) 50%* 20 アニマリスSynarome 2) 10 合成ベルガモット精油 120 Sfumaレモン精油 250 シトロネロール 65 2−メチル−4−フェニル−2−ブタノール 135 クマリン 110 γ−デカラクトン 10% 40 エチルバニリン 15 オイゲノール 185 ゲラニオール 135 Hedione (R) 3) 20 合成ヒドロキシシトロネラール 290 イソブチルキノリン 4) 10% 10 イソオイゲノールエクストラ 70 ラベンダー 90 リナロール 150 Lyral (R) 5) 25 マンダリン精油 80 Dalma オークモス abs. 6) 10% 80 ムスクケトン 120 ミル精油 100 マンダリンアルデヒド 10%** 20 パチョリ精油 310 フェネチロール 260 フェニルエチルフェニルアセテート 10% 10 フェニルエチルピバレート 105 オレンジ精油 130 ベンジルサリチレート 475 3−(Z)−ヘキセノールサリチレート 110 スチラックス精油 7) 30 バニリン 55 Vertofix heart 8) 300 Mandarinal 9) 10% 30 合計 4630 ジプロピレングリコール中** エチルシトレート中 1)(3,7−ジメチル−6−オクテニルオキシ)−ア
セトアルデヒド;製造元:USA在、International Fl
avors & Fragrances、 2)製造元:スイス、ジュネーブ在、Firmenich SA、 3)メチルジヒドロジャスモネート;製造元:スイス、
ジュネーブ在、Firmenich SA、 4)製造元:USA在、International Flavors & Frag
rances、 5)4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3
−シクロヘキセン−1−カルボアルデヒド+3−(4−
ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセ
ン−1−カルボアルデヒド;製造元:USA在、Intern
ational Flavors& Fragrances、 6)製造元:スイス、ジュネーブ在、Firmenich SA、 7)製造元:USA在、International Flavors & Frag
rances、 8)製造元:USA在、International Flavors & Frag
rances、 9)製造元:スイス、ジュネーブ在、Firmenich SA。
【0113】ジプロピレングリコール中1%の(1′
R、2S,3′S,6′S)−1−(2′,2′,
3′,6′−テトラメチル−1′−シクロヘキシルオキ
シ)−2−ペンタノールと(1′S、2S,3′R,
6′R)−1−(2′,2′,3′,6′−テトラメチ
ル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノール
との混合物を70質量部添加することにより、香水のオ
リエンタル/ウッディーなノートが強化される。パチュ
リ、バニラおよびモスのノートはいっそうはっきりし、
かつ該香水は強度および拡散性を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/50 A61K 7/50 A61L 9/01 A61L 9/01 Q C11B 9/00 C11B 9/00 G C11D 3/50 C11D 3/50 // C07M 7:00 C07M 7:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、RおよびRは相互に無関係に水素原子また
    はメチル基を表し、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状、飽
    和もしくは不飽和の低級アルキル基を表す]の化合物で
    あり、式: 【化2】 [式中、波線はOH基の2つの可能な配向の1方もしく
    は他方を示す]の光学活性な異性体の形であるか、また
    はこれらの異性体の光学活性な混合物の形である化合
    物。
  2. 【請求項2】 RおよびRが水素原子を表し、かつ
    がプロピル基を表す、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の化合物としての(1′
    R,2S,6′S)−1−(2′,2′,6′)−トリ
    メチル−1′−シクロヘキシルオキシ)−2−ペンタノ
    ール。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化合物としての式: 【化3】 の異性体の1つの化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の化合物としての式: 【化4】 [式中、R、RおよびR3は請求項1に記載のもの
    を表す]のジアステレオマーの混合物。
  6. 【請求項6】 付香成分としての請求項1から5までの
    いずれか1項記載の化合物の使用。
  7. 【請求項7】 活性成分としての請求項1から5までの
    いずれか1項記載の化合物を含有する付香組成物または
    付香された物品。
  8. 【請求項8】 香水またはオーデコロン、石けん、シャ
    ワージェルまたはバスジェル、シャンプーまたはその他
    のヘアケア製品、化粧品、デオドラントまたはエアーフ
    レッシュナー、洗剤または織物柔軟剤または洗浄製品の
    形の請求項7記載の付香された物品。
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