JP2001315910A - 保管システム - Google Patents

保管システム

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JP2001315910A
JP2001315910A JP2000139386A JP2000139386A JP2001315910A JP 2001315910 A JP2001315910 A JP 2001315910A JP 2000139386 A JP2000139386 A JP 2000139386A JP 2000139386 A JP2000139386 A JP 2000139386A JP 2001315910 A JP2001315910 A JP 2001315910A
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movable
storage device
rail
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Application number
JP2000139386A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
Naonori Kaneko
直徳 金子
Yukie Ishii
幸英 石井
Yasuji Matsumoto
靖二 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品等の物品を保管装置まで搬送して自動的
に保管させる保管システムを提供する。 【解決手段】 後方へ向って下り勾配をなす複数の保管
部材12を左右方向に互いに離して配置する。各保管部
材12の前端部上面には左右方向に延びるレール3を設
ける。このレール3には、駆動ワイヤ51によって駆動
される台車4を走行させる。台車4には、後方へ向って
下り勾配をなす支持部材44を設ける。支持部材44に
は、重力によって支持部材44の後方へ移動可能である
可動体(図示せず)を装着する。可動体には、保管すべ
き物品を支持させ、シリンダ71のロッド71aによっ
て停止させておく。台車4を移動させて支持部材44を
保管部材12の前方に移動させる。その後、ロッド71
aを退縮させ、重力によって可動体を支持部材44から
保管部材12に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば製造工程
で製造された製品、半製品等の物品をストックヤード等
の保管場所に搬送して保管するための保管システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造工程で製造された製品または
半製品は、各作業者が所定数毎にストックヤードに搬送
した後、保管装置に移し変えるようにしている。また、
多数の製品を製造工程近傍に一時的に保管した後、製品
全体をストックヤードに搬送して保管装置に移し変える
ことも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製品ま
たは半製品を所定数毎に保管場所に搬送する場合には、
作業者が製造工程と保管装置との間を何度も往復しなけ
ればならない。このため、作業者の作業能率が低下する
のみならず、疲労が大きいという問題がある。一方、製
品または半製品を製造工程近傍に仮保管した後、製品全
体を同時に搬送すると、作業者が往復する回数が減るの
で、その分だけ作業能率を向上させることができるが、
製造工程近傍が多数の製品等で乱雑になるという問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、物品を保管する保管装置
と、上記物品を上記保管装置まで搬送する搬送装置とを
備え、上記保管装置が、その手前側から奥側へ向って下
り勾配をなし、かつ水平方向に互いに離れて配置された
複数の保管部を有しており、この保管部の奥側にはスト
ッパが設けられ、上記搬送装置が、上記保管装置の手前
側から奥側へ向って下り勾配をなす支持部と、この支持
部を上記複数の保管部のうちの予め定められた保管部の
近傍でその前方まで移動させる移動手段と、上記物品を
保持した状態で上記支持部に支持され、かつ重力により
上記支持部の傾斜に沿って移動可能である可動部材と、
この可動部材を停止させる停止手段とを有し、上記移動
手段が上記支持部を所定の保管部の前方まで移動させた
後、上記停止手段が上記可動部材の停止状態を解除する
と、上記可動部材が上記支持部上を重力によって移動し
て上記保管部に乗り移り、この保管部上をその傾斜に沿
って上記ストッパに突き当たるまで重力により移動する
ことを特徴としている。この場合、上記移動手段が、上
記保管装置の各保管部の前端部に沿って配置されたレー
ルと、このレールに沿って配置され、駆動源によりレー
ルに沿って移動させられる駆動条体と、上記レールにそ
の長手方向へ移動可能に支持された台車と、この台車と
上記駆動条体とを連結する連結機構とを有していること
が望ましい。上記連結機構は、上記駆動条体に固定され
た駆動部材、この駆動部材を間にしてその左右両側に配
置され、上記台車に上記駆動条体の長手方向へ移動可能
に設けられた一対の当接部材、および上記台車と上記一
対の当接部材との各間にそれぞれ配置され、各当接部材
を上記駆動部材に押し付ける付勢手段を有していること
が望ましい。また、上記台車には、上記支持部に対して
その左右両側に接近離間移動可能に配置され、接近移動
時には上記保管部および上記支持部の両者をその左右両
側から同時に挟持する一対の挟持手段が設けられている
ことが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図10を参照して説明する。図1はこの発
明に係る保管システムの一実施の形態を示す平面図であ
る。この図に示す保管システムは、加工装置Aで加工さ
れた半製品(図示せず)を一時的に保管するためのもの
であり、半製品を保管する保管装置1と、半製品を加工
装置Aから保管装置1に搬送する搬送装置2とを備えて
いる。
【0006】保管装置1は、支柱(図示せず)の上端部
に支持された複数の横梁11を有している。各横梁11
は、左右方向へ水平に延びており、前後方向へ互いに離
れて配置されている。各横梁11の下面部には、前後方
向に延びる複数の保管部材12が固定されている。保管
部材12は、断面四角形の中空の筒状をなしており、そ
の前端が開放され、後端部には底部(ストッパ)が設け
られている。保管部材12の下辺部中央には、その前端
から後端まで延びる切欠き部12a(図8、図9参照)
が形成されている。各保管部材12は、前後方向および
上下方向には同一位置に配置され、左右方向には互いに
離れて配置されている。しかも、保管部材12は、後方
へ向かって下り勾配をなすように傾斜させられている。
【0007】一方、上記搬送装置2は、レール3、この
レール3上を走行する台車4およびこの台車4を走行さ
せる移動手段5とを備えている。レール3は、その長手
方向を左右方向に向けて水平に配置され、各保管部材1
2の上面の前端部に固定されている。レール2の一端部
(図1において左端部)は、保管装置1を越えて側方
(左方)に延び、上記加工装置Aの前まで達している。
【0008】図2〜図5に示すように、台車4の本体4
1には、二つの主車輪42と、二組のガイド車輪43が
設けられている。主車輪42がレール3の上面を転動す
るとともに、各組のガイド車輪43,43がレール3の
両側面を転動することにより、台車4がレール3から外
れることなくそれに沿って移動し得るようになってい
る。
【0009】図1に示すように、上記移動手段5は、駆
動ワイヤ(駆動条体)51を有している。この駆動ワイ
ヤ51の中間部は、レール3に沿って配置されている。
駆動ワイヤ51は、そのの両端部間に配置された倍速機
構52によって長手方向へ移動させられるようになって
いる。
【0010】倍速機構52は、工場の床等に互いに離れ
て位置固定された一対の固定プーリ53,54を有して
いる。一対の固定プーリ53,54間には、移動部材5
5が配置されている。この移動部材55は、ロッドレス
タイプのシリンダ(駆動源)56により固定プーリ5
3,54に対して接近離間する方向へ移動させられるよ
うになっている。移動部材55の固定プーリ53側の端
部には、一対の可動プーリ57,57が設けられてい
る。移動部材55の固定プーリ54側の端部には、一対
の可動プーリ58,58が設けられている。そして、駆
動ワイヤ51の一端部が、可動プーリ57、固定プーリ
53および可動プーリ57の順に巻回され、床等の固定
系に固定されている。駆動ワイヤ51の他端部は、可動
プーリ58、固定プーリ54および可動プーリ58の順
に巻回され、床等の固定系に固定されている。したがっ
て、シリンダ56によって移動部材55を距離Lだけ移
動させると、駆動ワイヤ51がその長手方向へ4Lだけ
移動する。なお、図1において符号P1〜P4は、駆動
ワイヤ51の方向を変換するためのプーリであり、符号
P5は駆動ワイヤ51の弛みを取るためのテンションプ
ーリであり、シリンダCによって適宜位置に移動させら
れるようになっている。
【0011】上記台車4を上記駆動ワイヤ51に連結し
て移動させるために、図2および図5に示すように、台
車4と駆動ワイヤ51との間には連結機構6が設けられ
ている。すなわち、台車4には、レール3の長手方向
(駆動ワイヤ51のレール3に沿う部分にあってはその
移動方向)において対向する一対のブラケット61,6
1が設けられている。ブラケット61,61間には、レ
ール3と平行に延びる一対のガイド軸62,62が設け
られている。この二つのガイド軸62,62には、当接
板(当接部材)63,64が摺動自在に設けられてい
る。当接板63,64は、それぞればね(付勢手段)6
5,66により互いに接近する方向に付勢されている。
一方、駆動ワイヤ51には、駆動片(駆動部材)67が
固定されている。この駆動片67のレール3の長手方向
を向く両側面には、当接板63,64がばね65,66
によってそれぞれ押し付けられている。ばね65,66
の付勢力はほぼ同一に設定されている。
【0012】上記構成において、駆動ワイヤ51が図4
の矢印P方向へ駆動されると、台車4が駆動ワイヤ51
により駆動片67、当接板63、ばね65および一方の
ブラケット61を介して同P方向へ移動させられる。逆
に、駆動ワイヤ51が矢印Q方向へ駆動されると、台車
4は、固定片67、当接板64、ばね66および他方の
ブラケット61を介して同Q方向へ移動させられる。こ
こで、台車4の慣性により、駆動片67と当接板63ま
たは64との間にばね65または66の付勢力より大き
な力が作用すると、図6および図7に示すように、駆動
ワイヤ51の移動を台車4に伝達する一方のばね65
(66)が圧縮変形する。これにより、駆動ワイヤ51
に過大な荷重が作用するのを防止するとともに、台車4
の急加速および急減速を防止することができるようにな
っている。
【0013】図2および図3に示すように、上記台車4
の前部中央には、支持部材(支持部)44がブラケット
45を介して設けられている。この支持部材44は、上
記保管装置1の保管部材12とほぼ同一の断面形状を有
している。つまり、断面四角形状をなしており、下辺部
の中央にはその前端から後端まで縦断する切欠き部44
aが形成されている。そして、支持部材44は、その長
手方向を保管装置1の前後方向に向けて配置され、後方
へ向って下り勾配をなすように傾斜させられている。し
かも、支持部材44の後端部は、保管部材12の前端部
に対して僅かに前方に位置し、かつ保管部材12の前端
部と同一高さに位置するように配置されている。
【0014】支持部材44の上面の後端部には、シリン
ダ71が設けられている。このシリンダ71のロッド
(停止手段)71aは、通常時は、支持部材44の上壁
部を貫通して支持部材44の内部に突出している。そし
て、次に述べる可動体(可動部材)72を支持部材44
から後方へ脱落しないように停止させている。ロッド7
1aは、退縮時には支持部材44の上壁部の内面とほぼ
同一高さまで移動し、可動部体72が支持部材44内を
後方へ移動するのを許容する。
【0015】上記可動体72は、図9および図10に示
すように、胴部72aとこの胴部72aの両端部に回転
自在に設けられた一対の車輪72bとを有している。胴
部72aには下方に延びる軸部72cが設けられ、この
軸部72cの下端部には、フック72dが回転継手72
eを介して回転自在に設けられている。フック72dに
は、加工装置Aによって加工された半製品が吊り下げら
れる。
【0016】半製品を吊り下げた可動体72は、半製品
を保管装置1に保管させる際には、支持部材44内にそ
の前端開口部から装入される。この場合、一対の車輪7
2b,72bが切欠き44aを跨ぎ、軸部72bが切欠
き部44aを貫通するようにして装入される。支持部材
44に挿入された可動体72は、支持部材44が後方へ
向って下り傾斜しているので、重力によって支持部材4
4の下壁部内面上を後方へ移動する。そして、ロッド7
1aに突き当たって停止する。ロッド71aは、台車4
が後述する位置決め機構8によって受け渡し位置に停止
させられると、退縮するようになっている。ロッド71
aが退縮すると、可動体72は支持部材44から後方へ
出る。支持部材44から出た可動体72は、直ちに保管
部材12に入り込む。勿論、軸部72bは、切欠き部1
2aに入り込む。保管部材12に入り込んだ可動体72
は、保管部材12が後方へ向って下り勾配をなしている
ので、重力によって保管部材12内を後方へ移動する。
そして、保管部材12の後端部に設けられた底部(スト
ッパ)に突き当たって停止する。これにより、可動体7
2に吊り下げられた半製品が保管装置1に保管される。
【0017】支持部材44の上面の前端部には、リミッ
トスイッチ等から検知手段73が設けられている。この
検知手段73の検知レバー73aは、支持部材44の内
部に入り込んでおり、支持部材44内に可動体72が装
入されると、上方に押し上げられる。これにより、支持
部材44内に可動体72が装入されたことが検出され
る。
【0018】上記台車4は、次のようにして初期位置お
よび受け渡し位置に停止するようになっている。初期位
置は、加工装置Aによって加工された半製品を上記可動
体72に支持させるための位置であり、リミットスイッ
チ等からなる検知手段(図示せず)によって定められて
いる。検知手段は、複数用いられており、レール3の左
端部に沿って互いに離れて配置されている。各検知手段
は、それぞれの前方に台車4が達するとこれを検出す
る。例えば、検知手段としてリミットスイッチが用いら
れる場合であれば、そのレバーに台車4が接触すること
によって検出する。そして、予め定められた検知手段
が、保管装置1側から移動してきた台車4を検知する
と、上記シリンダ56が停止し、ひいては台車4が初期
位置に停止するようになっている。したがって、台車4
の初期位置は、検知手段を適宜に選択することによって
変更することができる。
【0019】一方、受け渡し位置は、支持部材44に支
持された可動体72を保管部材12に移動させるための
位置であり、初期位置と同様にリミットスイッチ等から
なる検知手段(図示せず)によって定められている。検
知手段は、複数用いられており、各検知手段は保管装置
1の各保管部材12の前端部にそれぞれ配置されてい
る。各検知手段のうちの予め定められた検知手段が加工
装置A側から移動してきた台車4を検知すると、シリン
ダ56が停止し、台車4が受け渡し位置に停止する。受
け渡し位置では、支持部材44と保管部材12との左右
方向における位置がほぼ一致するようになっている。受
け渡し位置も、検知手段を適宜に選択することによって
変更することができる。
【0020】なお、台車4が初期位置または受け渡し位
置をオーバーランするのを防止するために、台車4が各
位置の若干手前まで達したことを検知手段が検知した
ら、所定の短時間だけシリンダ56を低速駆動し、その
後瞬間的にシリンダ56を逆方向に作動させてから停止
させることにより、台車4を初期位置または受け渡し位
置に位置させるようにするのが望ましい。シリンダ56
を所定の短時間だけ低速駆動する場合において、シリン
ダ56とをエアシリンダを用いる場合には、長期間運転
を休止した後運転を再開するにとき、シリンダ56内の
空気が漏れていて台車4を正しく受け渡し位置に停止さ
せることができないことがある。そこで、そのような場
合には、シリンダ56を一旦空運転してその内部圧力を
正常な圧力に戻してから正規の運転を行うようにするの
が望ましい。
【0021】上記のように、台車4が受け渡し位置で停
止したときには、支持部材44と保管部材12との左右
方向における位置がほぼ一致しているが、可動体72が
支持部材44から保管部材12に円滑に乗り移ることが
できるようにするには、支持部材44と保管部材12と
の左右方向における位置を正確に一致させる必要があ
る。そこで、この保管システムにおいては、台車4と保
管部材12との間に位置決め機構8が設けられている。
【0022】位置決め機構8は、図2および図3に示す
ように、台車1に設けられたシリンダ81を有してい
る。このシリンダ81のロッド81aは、台車1から前
方へ突出しており、その先端部には門形をなす保持部材
82が取り付けられている。この保持部材82は、シリ
ンダ81により前側の待機位置と後側の動作位置との間
を移動させられるようになっている。保持部材82の左
右の両下端部は、支持部材44の左右両側に位置してお
り、各下端部にはブラケット83、83を介してシリン
ダ84,84がそれぞれ取り付けられている。各シリン
ダ84は、そのロッド84aを支持部材44側に向けて
取り付けられている。ロッド84aの先端部には、挟持
板(挟持手段)85が取り付けられている。挟持板85
は、保持部材82が待機位置に位置しているときには、
保管部材12より前方に位置している。しかし、保持部
材82が動作位置に位置しているときには、挟持板85
の前側の端部が支持部材44の後端部と対向し、後側の
端部が保管部材12の前端部と対向するようになってい
る。
【0023】位置決め機構8によって支持部材44と保
管部材12との正確な位置決めをする場合には、台車4
を受け渡し位置に停止させた後、保持部材82を動作位
置に移動させ、挟持板85を支持部材44および保管部
材12と対向させる。その後、シリンダ84,84によ
って挟持板85,85を互いに接近するように移動させ
る。ここで、支持部材44と保管部材12とが左右方向
に若干ずれていると、一方の挟持板85は、支持部材4
4に突き当たって停止する。しかし、他方の挟持板85
は保管部材12に突き当たる。その結果、シリンダ84
が台車4全体をばね65または66の付勢力に抗して移
動させる。他方の挟持板85が支持部材44に突き当た
と、台車4が停止する。このとき、他方の挟持板85
は、支持部材44および保管部材12の両者に突き当た
っている。しかも、一方の挟持板85も台車4と共に移
動することから、保持部材12に突き当たる。この結
果、二つの挟持板85,85は、支持部材44および保
管部材12を左右両側から同時に突き当たる。これによ
り、支持部材44と保管部材12との左右方向の正確な
位置決めがなされている。
【0024】次に、上記構成の搬送システムの作用を説
明する。なお、搬送システムは、台車4に設けられた制
御装置9(図2、図3参照)によって制御されている。
いま、台車4が初期位置に位置しているものとする。半
製品を支持した可動体72を支持部材44に装入する
と、検知手段73がこれを検出する。検知手段73の検
出後、所定の短時間だけ経過すると、シリンダ56が自
動的に起動され、台車4が受け渡し位置側へ移動され
る。シリンダ56の起動は、マニュアル操作によって行
うようにしてもよい。その場合には、検知手段73が不
要である。
【0025】台車4が受け渡し位置に達して停止する
と、保持部材82が待機位置から動作位置まで移動させ
られる。その後、挟持板85,85が互いに接近するよ
うに移動させられる。挟持板85,85が支持部材44
と保管部材12とを正確に位置決めして停止すると、シ
リンダ71が起動され、そのロッド71aが退縮する。
その結果、可動体72が支持部材44から出て、保管部
材12内に入り込む。そして、保管部材12内を後方側
へ移動してその底部に突き当たって停止する。勿論、他
の半製品を支持した可動体72が保管部材12に予め保
管されている場合には、後からの保管部材12は、それ
自体または保持した半製品が先の保管部材12またはそ
れに支持された半製品に突き当たることによって停止す
る。
【0026】シリンダ71のロッド71aが退縮してか
ら所定の短時間が経過すると、ロッド71aが元の位置
まで伸長し、保持部材82が待機位置に戻り、当接板8
5,85が元の位置に移動する。その後、シリンダ56
が逆方向に動作し、台車4が初期位置に戻される。そし
て、次の半製品の搬送に備える。
【0027】このように、この発明の搬送システムで
は、製品または半製品を支持した可動体を支持部材44
に装入すると、製品または半製品が自動的に保管装置に
搬送され、かつ保管される。したがって、作業者が製造
工程と保管装置との間を往復する必要が全くない。よっ
て、作業能率を向上させることができるとともに、作業
者の疲労を大幅に軽減することができる。また、製品ま
たは半製品を製造工程近傍に仮保管することもないか
ら、製造工程近傍が製品等で乱雑になるという問題も解
消することができきる。
【0028】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態では、加工装置Aと保管装置1とが左右
に並んでいるが、それらの位置関係は任意である。ま
た、上記の実施の形態においては、台車4を駆動ワイヤ
51によって移動させているが、台車4にモータ等の駆
動源を積載し、それによって主車輪42を駆動して台車
4を移動させるようにしてもよい。駆動ワイヤ51を駆
動するシリンダ56に代えてモータを用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の搬送シ
ステムによれば、作業者の作業能率を向上させることが
できるとともに、疲労を大幅に軽減することができる。
しかも、製造工程近傍が製品等で乱雑になるのを解消す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の概略構成を示す平面
図である。
【図2】図1のX−X方向に見た拡大図である。
【図3】図1のY矢視拡大図である。
【図4】図3のX−X方向に見た一部省略図である。
【図5】図4のX矢視図である。
【図6】一方のばねが圧縮された状態で示す図5と同様
の図である。
【図7】一方のばねが圧縮され、他方のばねが伸長した
状態で示す図5と同様の図である。
【図8】支持部材と保管部材とを示す断面図である。
【図9】支持部材に可動体が装入された状態で示す図8
と同様の断面図である。
【図10】図9のX矢視図である。
【符号の説明】
1 保管装置 2 搬送装置 3 レール 4 台車 5 移動手段 6 連結機構 12 保管部材(保管部) 44 支持部材(支持部) 51 駆動ワイヤ(駆動条体) 56 シリンダ(駆動源) 63 当接板(当接部材) 64 当接板(当接部材) 65 ばね(付勢手段) 66 ばね(付勢手段) 67 駆動片(駆動部材) 71a シリンダのロッド(停止手段) 72 可動体(可動部材) 85 挟持板(挟持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 幸英 群馬県太田市由良町330 しげる工業株式 会社内 (72)発明者 松本 靖二 群馬県太田市由良町330 しげる工業株式 会社内 Fターム(参考) 3F022 FF12 JJ11 MM11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保管する保管装置と、上記物品を
    上記保管装置まで搬送する搬送装置とを備え、 上記保管装置が、その手前側から奥側へ向って下り勾配
    をなし、かつ水平方向に互いに離れて配置された複数の
    保管部を有しており、この保管部の奥側にはストッパが
    設けられ、 上記搬送装置が、上記保管装置の手前側から奥側へ向っ
    て下り勾配をなす支持部と、この支持部を上記複数の保
    管部のうちの予め定められた保管部の近傍でその前方ま
    で移動させる移動手段と、上記物品を保持した状態で上
    記支持部に支持され、かつ重力により上記支持部の傾斜
    に沿って移動可能である可動部材と、この可動部材を停
    止させる停止手段とを有し、 上記移動手段が上記支持部を所定の保管部の前方まで移
    動させた後、上記停止手段が上記可動部材の停止状態を
    解除すると、上記可動部材が上記支持部上を重力によっ
    て移動して上記保管部に移り、この保管部上をその傾斜
    に沿って上記ストッパに突き当たるまで重力により移動
    することを特徴とする保管システム。
  2. 【請求項2】 上記移動手段が、上記保管装置の各保管
    部の前端部に沿って配置されたレールと、このレールに
    沿って配置され、駆動源によりレールに沿って移動させ
    られる駆動条体と、上記レールにその長手方向へ移動可
    能に支持された台車と、この台車と上記駆動条体とを連
    結する連結機構とを有していることを特徴とする請求項
    1に記載の保管システム。
  3. 【請求項3】 上記連結機構が、上記駆動条体に固定さ
    れた駆動部材、この駆動部材を間にしてその左右両側に
    配置され、上記台車に上記駆動条体の長手方向へ移動可
    能に設けられた一対の当接部材、および上記台車と上記
    一対の当接部材との各間にそれぞれ配置され、各当接部
    材を上記駆動部材に押し付ける付勢手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項2の保管システム。
  4. 【請求項4】 上記台車には、上記支持部に対してその
    左右両側に接近離間移動可能に配置され、接近移動時に
    は上記保管部および上記支持部の両者をその左右両側か
    ら同時に挟持する一対の挟持手段が設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載の保管システム。
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