JP2001314277A - アームレスト - Google Patents

アームレスト

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JP2001314277A
JP2001314277A JP2000138595A JP2000138595A JP2001314277A JP 2001314277 A JP2001314277 A JP 2001314277A JP 2000138595 A JP2000138595 A JP 2000138595A JP 2000138595 A JP2000138595 A JP 2000138595A JP 2001314277 A JP2001314277 A JP 2001314277A
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Japan
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armrest
cover
shaft member
seat back
seatback
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JP2000138595A
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Satoyuki Kurimoto
智行 栗本
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TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、シートバック側の構成を複
雑にすることなく、シートバックに可動可能に取り付け
られるアームレストを提供する。 【解決手段】 自動車用シートSのシートバック3の側
部に配設されるアームレスト1において、アームレスト
1は、肘掛け部10aと、肘掛け部10aのフレーム1
1を回動するために連結される軸部材13と、を少なく
とも含むアームレスト組立体10と、アームレスト組立
体10をシートバック3側で保持する保持手段20と、
を備え、保持手段20は、軸部材13の少なくとも一部
をシートバック3内に収納可能とする凹部21を備え、
この凹部21において軸部材13を回動可能に保持する
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アームレストに係
り、特に、シートバックに対して起立及び前倒させるこ
とが可能な可倒式のアームレストに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の着座シートに用いられ
るアームレストとしては、アームレストの不使用時にお
けるシートスペースを有効に利用するために可倒式のア
ームレストが用いられている。
【0003】この可倒式アームレストは、乗員が肘をか
ける部分である肘掛け部と、その肘掛け部を起立または
前倒させる可倒手段とを備えている。肘掛け部は、可倒
手段により、アームレスト使用時にはシートバックの前
方に前倒され、乗員の肘掛けとして使用される。一方、
アームレストを使用しないときにはシートバック側部に
起立収納され、シートスペースを十分に確保するように
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、従来の可倒式
アームレストは、図27に示すように、シートバック1
20の側部に軸部材111を設け、この軸部材111を
水平軸として、軸部材111周りに肘掛け部を回動させ
るように構成されている。しかし、このとき、軸部材1
11をシートバック120に一体に設けた構成とする
と、軸部材111周りの表皮構成が複雑になるという問
題があった。
【0005】また、このように、シートバック120か
ら軸部材111が突出した構成となっていると、この着
座シートはアームレストを取り付ける場合にしか用いる
ことができなくなるという問題があった。
【0006】上記問題を解決するため、図28に示すよ
うに、軸部材111をプレート118に取り付け、この
プレート118を、ねじ118aによりシートバック1
20に設けられたねじ孔120aに取り付けるようにし
た技術が知られている。上記構成により、シートバック
120側にはねじ孔120aを設けるだけで良いため、
シートバック120の表皮構成を簡単にすることが可能
となる。
【0007】しかし、上記構成においても、アームレス
トを取り付けたとき、軸部材111がシートバック12
0の側部から突出することとなり、このため、軽自動車
のようにシートスペースの狭い小型車に用いる場合に
は、肘掛け部をシートバック側部に起立させて収納しよ
うとしても、十分に収納スペースを確保することができ
ないという問題があった。
【0008】肘掛け部の収納スペースを確保するため
に、図26に示すように、シートバック120の一部を
削り、肘掛け部収納部121を設けた技術が知られてい
る。しかし、このようにシートバック120の一部を削
ると、シートバックの面積が小さくなってしまう。
【0009】このため、アームレストの使用時に肘掛け
部110を前倒してシートバック120にもたれた乗員
は、シートバック120とその削られた部分121とに
同時にもたれることがあり、係る場合に違和感を感じて
しまうという問題点があった。
【0010】一方、肘掛け部を小型化すれば、肘掛け部
の収納スペースを小さくすることができる。しかし、こ
の場合には、肘掛け部が小さいので、肘掛け部に乗せら
れた乗員の腕に負担がかかってしまい、快適な使用感の
アームレストが得られないという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、シートバック側に複雑な
構成を設けることなく取り付けができるため、様々なタ
イプの着座シートに取り付け可能であるとともに、シー
トバック側の汎用性をも高めたアームレストを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明に係
るアームレストによれば、自動車用シートのシートバッ
クの側部に配設されるアームレストにおいて、該アーム
レストは、肘掛け部と、該肘掛け部のフレームを回動す
るために連結される軸部材と、を少なくとも含むアーム
レスト組立体と、該アームレスト組立体をシートバック
側で保持する保持手段と、を備え、前記保持手段は、前
記軸部材の少なくとも一部を前記シートバック内に収納
可能とする凹部を備え、該凹部において前記軸部材を回
動可能に保持した、ことにより解決される。
【0013】このように、本発明のアームレストは、ア
ームレスト組立体にアームレストの肘掛け部を可動可能
とする軸部材が含まれており、また、シートバック側に
は、前記軸部材の少なくとも一部を収納可能な凹部を確
保可能な形状に形成された保持手段が配設されているの
で、軸部材がシートバック内に収納され、軸部材の突出
を抑えるとともに、フレームをシートバックにより近い
位置で保持することが可能となり、アームレストを配設
したときでも、広い車内空間を確保することが可能とな
る。
【0014】なお、前記軸部材には取付孔を備えたプレ
ート部材からなるフランジ部が設けられ、前記保持手段
には前記凹部を覆う取付面が設けられ、該取付面には前
記取付孔に整合する第1の孔と、前記軸部材を貫通可能
な第2の孔とが備えられ、前記フランジ部と前記取付面
とが、前記取付孔と前記第1の孔に配設された連結部材
により連結されることにより、前記アームレスト組立体
と前記シートバックとが組み付けられるように構成され
ている。
【0015】上記のように、本発明では、着座シートに
アームレストを設けるとき、シートバック側には、軸部
材を受け入れる凹部と、アームレスト組立体の軸部を凹
部まで挿通させる孔と、アームレスト組立体との連結孔
を設けておくだけで良い。このように、シートバック側
に特別に複雑な構成を要しないので、様々なタイプの着
座シートに適用することが可能となる。
【0016】また、フランジ部と取付面とを合わせて、
ねじ止めするだけで良いため、位置決めや組付を簡単に
行うことができ、アームレストの取り付けを効率的に行
うことが可能となる。
【0017】さらに、本発明のアームレストによれば、
シートバック側から突出する部材を設けることなく、シ
ートバックにアームレスト組立体を取り付け可能な構成
とされているので、例えば、シートバックにカバーを被
せるような場合でも、カバーの形状を特別なものとする
必要がなく、アームレストを設けない着座シートのカバ
ーと共用することが可能となる。また、製造工程におい
てカバーの取付を効率的に行うことができる。
【0018】このように、本発明のアームレストは、汎
用性が高く、また、シートバック側の構成が簡単なもの
となっているため、コストの低減や、作業効率の向上な
どの効果を得ることが可能となる。
【0019】なお、上記構成において、前記肘掛け部
は、所定の面が車体上方側または車体上方側とは別の方
向を向くように前記フレーム周りに切換え可能に保持さ
れている。よって、上記のように、軸部材をシートバッ
ク側に収納し、フレームがシートバックにより近い位置
で保持されていても、乗員の肘を掛けるのに十分な広さ
の肘掛け面を確保することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本例のアームレストは、自動車用
シートSのシートバック3の側部に配設されている。ア
ームレスト1は、アームレスト組立体10と、アームレ
スト組立体10をシートバック3側で保持する保持手段
20とを備えている。
【0021】アームレスト組立体10は、少なくとも、
肘掛け部10aと、肘掛け部10aのフレーム11に連
結される軸部材13とを有している。軸部材13は、保
持手段20の凹部21に収納され、回動可能に保持され
る。
【0022】上記構成により、アームレスト1をシート
バック3に取り付けたとき、軸部材13が突出すること
なく、シートバック3側部においてアームレスト1をコ
ンパクトに配設することが可能となる。
【0023】本例の構成について、より具体的に説明す
ると、軸部材13には、軸部材13のフランジ部14e
を構成するプレート部材14が取り付けられ、プレート
部材14には取付孔14bが設けられている。保持手段
20には、凹部21を覆うとともに、取付孔14bに整
合する第1の孔23と、軸部材13を貫通可能な第2の
孔24とを備えた取付面25が設けられている。
【0024】そして、フランジ部14eと、保持手段2
0の取付面25とが合わせられ、取付孔14bと第1の
孔23において、連結部材18により連結されることに
より、アームレスト組立体10がシートバック3へ組み
付けられるものである。
【0025】このように、本例では、アームレスト組立
体10に、肘掛け部10aを回動させるための軸部材1
3までを含めており、シートバック3側には、少なくと
も、軸部材13を受け入れる孔と、アームレスト組立体
10との連結孔のみを設けておけば良いため、シートバ
ック3側部の形状をフラットにすることができ、シート
バック3側の表皮構成等を簡単なものにすることが可能
である。
【0026】なお、より快適な使用感とするために、本
例のアームレスト1では、肘掛け部10aについて、肘
掛け面10bが車体上方側または車体上方側とは別の方
向を向くように、パイプフレーム11の周りに切換え可
能に保持されるように構成されている。
【0027】上記構成により、アームレスト使用時に
は、充分な広さの肘掛け面10bを上方に向けておき、
アームレストを使用しないときには、肘掛け面10bの
向きを変えてコンパクトに収納することが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0029】図1乃至図25は本発明に係るアームレス
トを示すものであり、図1は肘掛け部を起立させたとき
のアームレストを示す正面図、図2乃至図4はアームレ
ストの斜視図、図5は図2のA−A断面線におけるアー
ムレストの形状を示す説明図、図6はアームレストの斜
視図、図7はアームレストの側面図、図8は図7のB−
B線断面図、図9はアームレストの構成部材を示す説明
図、図10は図8の要部説明図、図11及び図12はア
ームレストカバーの構造を示す説明図、図13はカバー
部材の取り付け方を示す説明図、図14は図15のC視
図、図15乃至図25はアームレストの各構成部材を示
す説明図である。
【0030】本例のアームレスト1は可倒式のアームレ
ストであり、着座部2とシートバック3を備えた自動車
用シートSにおいて、シートバック3の側部に配設され
ている。本例のアームレスト1は、乗員が肘を乗せる肘
掛け部10aが、シートバック3における支持点を中心
に、シートバック3に対して略90度の角度で前倒した
り、シートバック3の側部に起立できるように軸支され
ている。
【0031】すなわち、本例のアームレスト1は図1乃
至図4に示すように、アームレスト使用時には肘掛け部
10aを前倒させ、使用しないときには肘掛け部10a
をシートバック3の側部に起立させて収納できるように
構成されている。また、肘掛け部10aの向きを切り換
えることができるように構成されている。
【0032】本例のアームレスト1は、アームレスト組
立体10と、このアームレスト組立体10をシートバッ
ク3側で受け入れる保持手段20と、アームレスト組立
体10の一部を覆うカバー部材30と、を主要構成要素
として構成されている。
【0033】アームレスト組立体10は、図9に示すよ
うに、アームレストカバー12とソフトカバー19から
なる肘掛け部10aと、フレームとしてのパイプフレー
ム11と、軸部材13と、プレート部材14と、パイプ
フレームの移動範囲を規制する範囲限定部材15,15
と、保持部材としてのナット16a及び座金16bと、
軸部材13とプレート部材14との間に介在するカラー
17と、から構成されている。
【0034】シートバック3側に配設される保持手段2
0は、上記構成からなるアームレスト組立体10をシー
トバック3側に保持するための部材である。保持手段2
0は、軸部材13の一部を、シートバック3内に収納可
能とする凹部21と、シートバック3のフレーム3aに
固着される脚部22と、凹部21を覆う取付面25と、
取付面25に形成された第1の孔23及び第2の孔24
とが設けられている。
【0035】そして、本発明の構成によれば、アームレ
スト組立体10に、肘掛け部10aを回動させるための
軸部材13までを含めており、アームレスト組立体10
をシートバック3の側部に配置するとき、保持手段20
の凹部21に、アームレスト組立体10の軸部材13を
配置させるように構成されている。したがって、アーム
レスト1をシートバック3の側部から大きく突出させる
ことなく配設することが可能となり、アームレスト1が
配設された着座シート間において、より広い空間を確保
とすることが可能となる。
【0036】なお、本実施例では、後述するように、ア
ームレスト組立体10の構成部材であるプレート部材1
4に設けられた係合突起14cにおいて軸部材13の一
方の端部を回動可能に保持し、この係合突起14cを、
保持手段20の凹部21に配置させ、さらにプレート部
材14と保持手段20とをねじ止めすることにより、ア
ームレスト組立体10と保持手段20とを連結させてい
る。
【0037】このようにして、シートバック3側に取り
付けられたアームレスト組立体10には、カバー部材3
0が取り付けられる。カバー部材30は、アームレスト
組立体10がシートバック3の側部に取り付けられた
後、良好な外観が保たれるように、アームレスト組立体
10の付け根部分を覆うものである。
【0038】次に、上記アームレスト1を構成する個々
の部材について、より詳細に説明する。アームレスト組
立体10のパイプフレーム11は、金属製のパイプ材か
らなり、図15に示すように、一方の端部がつぶされて
形成された基部11aと、基部11aに連続する長尺部
11bとから構成されている。基部11aには、軸部材
13と連結するための連結孔11cが設けられている。
【0039】また、長尺部11bには、図9に示すよう
に、第1の係合部11dが設けられている。第1の係合
部11dは、少なくともパイプフレーム11の長手方向
に、2本の平行な庇部11e,11eが突出するように
形成されるものであり、本例では、図16に示すような
矩形皿状の部材を別途用意し、この矩形皿状の部材をパ
イプフレームに半田付け等により取り付けることにより
第1の係合部11dを形成している。
【0040】本例では、上記矩形皿状の部材に、一対の
溶接用孔11f,11fが設けられ、さらに溶接用孔1
1f,11fの周縁部分に凹部が形成され、この凹部が
パイプフレーム11に密着するように構成されている。
なお、本例のように、別部材により第1の係合部11d
を形成するのではなく、パイプフレーム11製造時に、
第1の係合部11dを一体に形成した構成としても良い
ことは勿論である。
【0041】さらに、パイプフレーム11には、図9及
び図10に示すように、基部11aを囲むようにして第
2の係合部11gが設けられている。第2の係合部11
gは、次述するように、パイプフレーム11の移動範囲
を限定させるための範囲限定部材15,15との係合手
段として、また、アームレスト組立体10の一部を被覆
するカバー部材30の取付手段として設けられているも
のである。
【0042】第2の係合部11gは、庇部11iが上下
一対になるように形成されている。また、庇部11iの
間には、凹部11hが設けられている。さらに、庇部1
1iの間に位置する側壁には孔11jが設けられてい
る。この孔11jは、アームレスト組立体10の一部を
被覆するカバー部材30を固定するためのねじ孔として
使用されるものである。
【0043】本例では、第2の係合部11gを形成する
ために、図17に示すような別部材を用意し、この部材
を、パイプフレーム11の基部11aに半田付け等によ
り取り付けた構成としている。なお、本例のように、別
部材により第2の係合部11gを形成するのではなく、
パイプフレーム11の製造時に、第2の係合部11gを
一体に形成した構成としても良いことは勿論である。
【0044】上記パイプフレーム11にはアームレスト
カバー12が取り付けられている。アームレストカバー
12は、パイプフレーム11の自由端部側に取り付けら
れており、パイプフレーム11の、アームレストカバー
12に覆われない部分は、アームレストカバー12の開
口部12lから延出するように構成されている。
【0045】なお、アームレストカバー12の開口部1
2lは、パイプフレーム11の径よりも若干大きめの径
になるように形成されている。このように、開口部12
lが大きめに形成されているのは、開口部12lに、後
述するカバー部材30を取り付けるときに、カバー部材
30の係合部32を開口部12lに嵌合させるためであ
る。
【0046】アームレストカバー12は、図6,図1
8,図19に示すように、上カバー12aと下カバー1
2bとから構成されている。上カバー12aは、アーム
レスト使用時に乗員の腕が乗せられる肘掛け面12cを
備えている。また、上カバー12aには、図1及び図7
に示すように、アームレスト1の付け根側から車体前方
側へ向けて、肘掛け面12cが上昇するように、所定角
度θで勾配が付けられている。
【0047】したがって、肘掛け部10aをシートバッ
ク3の側部に収納するとき、上記のように、アームレス
ト12の肘掛け面12cに勾配が設けられているので、
肘掛け部10aの肘掛け面10bに勾配が設けられるこ
とになる。そして、この肘掛け面10bをシートバック
3側を向けて収納することにより、図5に示すように、
肘掛け面10bとシートバック3との間に隙間を生じさ
せることなく、肘掛け部10aを収納することが可能と
なる。
【0048】また、アームレストカバー12には、ソフ
トカバー19が被せられて肘掛け部10aとして使用さ
れるが、この肘掛け部10aは、シートバック3の側部
に位置させたときに、肘掛け部10aの外視できる面の
形状が、シートバック3の側部の外側形状に沿うような
形状となるように構成されている。
【0049】傾斜面としては、図2に示すように、肘掛
け部10aを起立させたときに、肘掛け部10aのシー
トバック3とは反対側を向く面10cに傾斜面10dが
設けられ、また、肘掛け部10aの車体上側を向く面1
0eに傾斜面10fが設けられている。
【0050】上記傾斜面10d,10fは、アームレス
トカバー12に傾斜面を設けることにより形成されてい
る。すなわち、傾斜面10dを形成するために、アーム
レストカバー12の下カバー12bには傾斜面12dが
設けられている。また、傾斜面10fを形成するため
に、アームレストカバー12の上カバー12aには傾斜
面12mが設けられている。
【0051】アームレストカバー12は、図9に示すよ
うに、上カバー12aと下カバー12bとの間にパイプ
フレーム11を挟むようにして、パイプフレーム11に
取り付けられる。このとき、上カバー12aの凸部12
iと、下カバー12bの凹部12jとを係合させて組み
付ける。上カバー12aと下カバー12bとが組み付け
られたら、その後、ボルト孔12kにおいて、タッピン
グスクリュー等の連結部材により上カバー12aと下カ
バー12bが固着される。
【0052】本例のアームレストカバー12は、パイプ
フレーム11の中心を回転中心として、パイプフレーム
11の周りにおいて、回動可能に構成されている。図1
1及び図12は、アームレストカバー12の回動動作を
示すものである。アームレストカバーの上カバー12a
と下カバー12bには、アームレスト12の回動機構と
して複数のリブ12e及び突起部12fが一体に設けら
れている。
【0053】上カバー12aの内側に設けられたリブ1
2eは、図11に示すように、パイプフレーム11の第
1の係合部11dの庇部11eに係合し、アームレスト
カバー12の肘掛け面12cが車体上方側を向くように
アームレストカバー12を保持するものである。
【0054】また、下カバー12bの内側に設けられた
突起部12fは、図12に示すように、パイプフレーム
11の第1の係合部11dの庇部11eに係合し、アー
ムレストカバー12の肘掛け面12cが、シートバック
側を向くようにアームレストカバー12を保持するもの
である。
【0055】なお、本例では、上カバー12aに3つの
リブ12eが設けられ、これらリブ12eの両側には、
リブ12eを両側で囲むように端部リブ12gが設けら
れている。この端部リブ12gは、第1の係合部11d
の両側に摺動可能に配設されており、パイプフレーム1
1がアームレストカバー12から抜けないように保持す
るとともに、パイプフレーム11周りにアームレストカ
バー12が適切に回動するようにパイプフレーム11を
ガイドするものである。また、下カバー12bには、パ
イプフレーム11を保持する保持部12hが設けられて
いる。
【0056】このような構成により、アームレストカバ
ー12を回動させるとき、端部リブ12gや保持部12
hにより、パイプフレーム11が保持され、アームレス
トカバー12をスムーズに回動させることが可能とな
る。
【0057】このように、アームレストカバー12が、
パイプフレーム11の周りに回動可能に保持されている
ので、肘掛け部10aの肘掛け面10bの向きを切り換
えることが可能となり、アームレスト使用時には充分な
広さの面を肘掛け面として使用し、アームレストを使用
しないときには、肘掛け部10aの向きを変えてコンパ
クトに折り畳むことが可能となる。
【0058】上記アームレストカバー12を被覆するソ
フトカバー19は、厚手の布地から形成されている。ソ
フトカバー19には、ジッパー(登録商標)19aが設
けられ、ソフトカバー19を簡単に取り外すことができ
るように構成されている。このため、ソフトカバー19
に汚れが付着した場合などに、簡単に取り外して洗濯を
することができる。
【0059】なお、ソフトカバー19の素材としては、
上記したような厚手の布地の他、合成皮革など他の素材
を用いても良い。また、よりソフトな感触を出すため
に、ソフトカバー19の裏側に薄手のスポンジを一体に
形成した構成としても良い。
【0060】また、ソフトカバー19を取り外し可能と
するために、本例ではジッパー19aを用いたが、これ
に限らず、マジックテープ(登録商標)やボタンにより
取り外し可能な構成としても良い。
【0061】軸部材13は、パイプフレーム11の基部
11aに設けられた連結孔11cに半田付け等により固
着されている。したがって、軸部材13が回動すること
により、パイプフレーム11はシートバック3の側部に
おいて起立及び前倒される。
【0062】軸部材13は、図20に示すように、軸部
13aと、軸部13aの一方の端部に設けられたねじ部
13bと、ねじ部13bに隣接する係合部13cと、中
程に設けられたカラー配設部13dとから構成されてい
る。軸部13aは、プレート部材14の軸部材挿通孔1
4aと、パイプフレーム11の基部11aに形成された
連結孔11cに嵌合可能な大きさに形成されている。
【0063】軸部材13には、後述するカラー17を介
して、プレート部材14が取り付けられている。プレー
ト部材14は、軸部材13のフランジ部14eを構成す
るものであり、このフランジ部14eと、シートバック
3側の保持手段20の取付面25とが連結されるもので
ある。プレート部材14は、図21に示すように、軸部
材13を挿通させる軸部材挿通孔14aと、プレート部
材14を保持部材20に連結させるための取付孔14b
が設けられている。
【0064】上記軸部材挿通孔14aにはカラー17を
介して軸部材13がねじ部13b側から挿通される。な
お、カラー17は樹脂からなり、金属製の軸部材13
と、金属製のプレート部材14の軸部材挿通孔14aと
の間に介在して両者が直接接触することを阻止すること
により接触音の発生を防止するために配設されている。
【0065】なお、上記カラー17は、図22に示すよ
うに、円板状の頭部17aと、頭部17aに突設された
脚部17bとから構成されている。脚部17b内は空洞
になっており、この空洞内に軸部材13が挿入され
る。、また、カラー17には切欠部17cが設けられ、
カラー17への軸部材13の挿入を容易にしている。カ
ラー17は、その頭部17aが軸部材13のカラー配置
部13dに保持されるように構成されている。
【0066】軸部材13の、ねじ部13bが設けられて
いる側の端部は、上記のように、プレート部材14の軸
部材挿通孔14aを挿通した後、プレート部材14に設
けられた係合突起14cにおいて回動可能に保持され
る。係合突起14cは、軸部材13の保持部として使用
されるとともに、アームレスト組立体10をシートバッ
ク3側の保持手段20に取り付けるときの係合部となる
ものである。
【0067】係合突起14cには孔14dが設けられて
おり、この孔14dに軸部材13のねじ部13bと、ね
じ部13bに隣接する係合部13cが挿通される。そし
て、軸部材13のねじ部13bに、軸部材16を保持す
る保持部材16としてのナット16a及び座金16bが
取り付けられる。軸部材13は、係合部13cが係合突
起14cの孔14dに位置することにより回転可能に保
持される。
【0068】プレート部材14には、さらにパイプフレ
ーム11の移動範囲を規制するための範囲限定部材が設
けられている。範囲限定部材は、パイプフレーム11側
に突出する一対の突起15,15からなり、図10に示
すように、車体上方側に位置する突起15が、パイプフ
レーム11の第2の係合部11gの凹部11hに係合
し、車体下方側に位置する突起15が、パイプフレーム
11の第2の係合部11gの庇部11iに係合するよう
に構成されている。
【0069】上記構成により、パイプフレーム11を起
こすときには、パイプフレーム11の第2の係合部11
gの凹部11hにおいて、範囲限定部材の突起15がパ
イプフレーム11の移動範囲を規制する。また、パイプ
フレームを前倒するときには、パイプフレームの第2の
係合部の庇部11iにおいて、範囲限定部材の突起15
がパイプフレームの移動範囲を規制する。
【0070】上記構成部材を組み付けることによりアー
ムレスト組立体10が形成される。すなわち、パイプフ
レーム11にアームレストカバー12を取り付け、さら
にパイプフレーム11の基部11aの取付孔11cに軸
部材13を固着させ、軸部材13とプレート部材14を
カラー17を介して組み付ける。
【0071】次いで、保持部材16で軸部材13を係合
突起14cにおいて回動可能に保持し、さらにアームレ
ストカバー12をソフトカバー19で被覆することによ
り、アームレスト組立体10を形成する。このように、
本例のアームレスト組立体10には、パイプフレーム1
1を回動可能とするための軸部材13までもが一体に組
み付けられているものである。
【0072】上記アームレスト組立体10と連結される
保持手段20は、シートバック3側に位置し、図23に
示すように、脚部22を備えており、この脚部22の間
に、軸部材13を収納するための凹部21が形成されて
いる。脚部22は、シートバック3のフレーム3aに半
田付け等により固着されており、これにより保持部材2
0がフレーム3aに固定されるように構成されている。
【0073】また、保持手段20は、図23に示すよう
に、凹部21を覆う取付面25が設けられており、この
取付面25に、プレート部材14の取付孔14bに整合
する第1の孔23が設けられている。さらに、アームレ
スト組立体10側のプレート部材14に設けられた係合
突起14cを嵌合することが可能な第2の孔24が設け
られている。
【0074】なお、本例では、保持手段20を別部材と
し、シートバック3のフレーム3aに取り付けた構成と
したが、シートバック3のフレームに、予め保持手段2
0を一体に形成した構成としても良い。
【0075】アームレスト組立体10と保持手段20と
は、保持手段20の第2の孔24にプレート部材14の
係合突起14cを嵌合させ、プレート部材14のフラン
ジ部14eと保持手段20の取付面25とを合わせ、さ
らにプレート部材14の取付孔14bと、保持手段20
の第1の孔23にねじ部材18を螺着させることにより
組み付けられる。
【0076】このようにして、保持手段20の凹部21
に、アームレスト組立体10の軸部材13が収納され、
回動可能に保持される。そして、軸部材13が回動する
ことにより、軸部材13に固着されたパイプフレーム1
1が、シートバック3の側部において起立及び前倒可能
に保持される。
【0077】なお、本例では、軸部材13のねじ部13
bを回動可能に保持する手段として、プレート部材14
に係合突起14cを設けた構成を示したが、軸部材13
のねじ部13bの保持手段を、シートバック3の保持手
段20側に設けた構成としても良い。
【0078】本例では、上記のようにアームレスト組立
体10と保持手段20とを組み付けた後、アームレスト
組立体10の付け根側の一部を、後付のカバー部材30
により被覆するように構成されている。
【0079】カバー部材30は、図24及び図25に示
すように、楕円の一部にくびれ部31cを設けた被覆部
31と、アームレストカバーの開口部に係合する係合部
32とから構成されている。係合部32は、図14に示
すように、端面が略C字形に形成されている。また、被
覆部31の一方の端部には、ねじ孔31aが設けられて
いる。
【0080】カバー部材30は、図13及び図14に示
すように、第2の係合部11gの庇部11iにくびれ部
31cが係合して、第2の係合部11gに取り付けられ
る。この段階では、カバー部材30は仮に組み付けられ
ているものである。カバー部材30は、さらに、アーム
レストカバー12側に向けてスライドされる。
【0081】上記のように、カバー部材30をアームレ
ストカバー12側に向けてスライドすることにより、カ
バー部材30の係合部32が、アームレストカバー12
の開口部12lから入り込み、位置決めされる。さら
に、カバー部材30のねじ孔31aからタッピングスク
リュー31bが差し込まれ、このタッピングスクリュー
31bが、パイプフレーム11の第2の係合部11gの
ねじ孔11jに螺着されることにより、カバー部材30
がパイプフレーム11に固定される。
【0082】このように、カバー部材30の係合部32
がアームレストカバー12の開口部12lに嵌合される
ように構成されているので、適正な位置に簡単に組み付
けることができ、またタッピングスクリュー31bによ
る固定を1箇所だけで行えば良いため、作業効率を向上
させることが可能となる。
【0083】また、係合部32がアームレストカバー1
2の開口部12lに嵌合されているので、カバー部材3
0とアームレストカバー20との間に隙間が発生せず、
外観上良好であるとともに、カバー部材30やアームレ
ストカバー12へ埃等が入り込むのを防止することが可
能となる。
【0084】上記のようにして組み付けられたアームレ
スト1の動作について説明する。先ず、アームレストを
使用しないときには、アームレストは、図1及び図2に
示すように、起立され、シートバック3側に肘掛け面1
0bが向いた状態で収納されている。
【0085】アームレストを使用するときはアームレス
トを前倒させる。このときは、肘掛け部10aに、車体
前方側へ向けて力を加えると、軸部材13が回動し、軸
部材13の回動により、パイプフレーム11が前倒し、
肘掛け部10aは前方に突出した状態となる。
【0086】このとき、範囲限定部材の突起15が、パ
イプフレーム11の第2の係合部11gの庇部11iに
係合し、肘掛け部10aがこれ以上回動して、車体下方
まで移動するのを阻止するように構成されている。
【0087】肘掛け部10aが前方に突出した状態とな
ったら、次に、肘掛け部10aに乗員の腕をおける状態
とする。このときは、図4に示すように、肘掛け部10
aの向きを切り替えて、シートバック3側を向いていた
肘掛け面10bが上方を向くようにする。
【0088】このとき、図11に示すように、パイプフ
レーム11の第1の係合部11dに、アームレストカバ
ー12のリブ12eが係合することにより、アームレス
トカバー12の肘掛け面12cが車体上方側を向くよう
に固定されている。
【0089】なお、アームレスト1の使用時において、
本例のアームレスト1では、肘掛け面10bが所定角度
を持って、車体前方側に向けて上昇するように勾配が設
けられているので、ブレーキなどにより乗員に車体前方
側へ向かう力がかかったとしても、腕が肘掛け部10a
からずれることなく、乗員の体を確実に保持することが
可能である。
【0090】なお、アームレスト1を使用しないとき
は、肘掛け部10aをシートバック3の側部に起立させ
て収納する。このときは、先ず、肘掛け部10aの向き
を切り替えて、肘掛け面10bがシートバック3側を向
くようにし、さらに、肘掛け部10aをシートバック3
の側部まで起立させる。
【0091】このとき、図12に示すように、パイプフ
レーム11の第1の係合部11dに、アームレストカバ
ー12の突起部12fが係合することにより、アームレ
ストカバー12の肘掛け面12cがシートバック3側を
向くように固定されている。
【0092】また、肘掛け部10aを起立させるとき、
パイプフレーム11の第2の係合部11gの係合凹部1
1hに、範囲限定部材の突起15が係合し、肘掛け部1
0aがこれ以上回動して、車体後方まで移動するのを阻
止する。
【0093】なお、肘掛け部10aをシートバック3の
側部に収納するとき、本例では、肘掛け面10bに所定
角度を持って勾配が設けられており、この肘掛け面10
bがシートバック3側を向いて収納されるので、図5に
示すように、肘掛け面10bがシートバックの側部形状
に沿い、シートバック3との間に隙間を生じることなく
収納することが可能である。
【0094】また、肘掛け部10aの収納時において、
外側を向く面、すなわち肘掛け部10aの面10cに傾
斜面10dが設けられており、さらに、肘掛け部10a
の面10eに傾斜面10fが設けられているので、肘掛
け部10aの収納時に、肘掛け部10aの外側形状が、
シートバック3の形状に沿うような形となり、外観上良
好であるとともに、乗員が着座シート間を移動したり、
後部座席から前部座席に物を渡したりするときに、起立
された肘掛け部10aが邪魔になることなく、快適な車
内空間とすることが可能となる。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明のアームレスト
は、予め組み立てられたアームレスト組立体を、シート
バック側の保持手段に取り付ける構成において、アーム
レスト組立体側に、肘掛け部のフレームを起立及び前倒
可能となる軸部材が含まれており、シートバック側には
この軸部材を収納する凹部が設けられているので、軸部
材の突出を抑えてアームレストを配設することができ、
アームレストが配設される着座シート間において、より
広い空間を確保することが可能となる。
【0096】また、本発明のアームレストによれば、シ
ートバック側には、軸部材を凹部まで挿通させる孔と、
アームレスト組立体を連結させる孔を設けておくだけ
で、アームレスト組立体を後付で組み付けられるように
構成されているので、シートバック側の構成を簡単なも
のとすることができる。したがって、着座シートのタイ
プを問わず、様々なタイプの着座シートに適用すること
が可能となる。
【0097】また、従来のように、シートバック側から
軸部材などが突出しておらず、シートバック側がフラッ
トな構成となっているため、例えば、シートバックにカ
バーを被せるような場合でも、カバーの形状を特別なも
のとする必要がなく、アームレストを設けない着座シー
トのカバーと共用することが可能となる。また、製造工
程においてカバーの取付を効率的に行うことができる。
【0098】このように、本発明のアームレストは、汎
用性が高く、また、シートバック側の構成が簡単なもの
となっているため、コストの低減や、作業効率の向上な
どの効果を得ることが可能となる。
【0099】なお、上記構成において、アームレストの
肘掛け部はフレーム周りに切換え可能に保持されてい
る。よって、アームレスト組立体の軸部材がシートバッ
ク側に収納されることにより、フレームがシートバック
により近い位置で保持されていても、肘掛け部の向きを
切り換えることにより、乗員の肘を掛けるのに十分な広
さの肘掛け面を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の肘掛け部を起立させたときのアームレ
ストを示す正面図である。
【図2】本発明のアームレストを示す斜視図である。
【図3】本発明のアームレストを示す斜視図である。
【図4】本発明のアームレストを示す斜視図である。
【図5】図1のA−A線断面図におけるアームレストの
形状を示す説明図である。
【図6】本発明のアームレストを示す斜視図である。
【図7】本発明のアームレストの側面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】アームレストの構成部材を示す説明図である。
【図10】図9の要部説明図である。
【図11】アームレストカバーの構造を示す説明図であ
る。
【図12】アームレストカバーの構造を示す説明図であ
る。
【図13】カバー部材の取り付け方を示す説明図であ
る。
【図14】図13のC視図である。
【図15】パイプフレームを示す説明図である。
【図16】パイプフレームの第1の係合部を示す説明図
である。
【図17】パイプフレームの第2の係合部を示す説明図
である。
【図18】アームレストカバーの上カバーを示す説明図
である。
【図19】アームレストカバーの下カバーを示す説明図
である。
【図20】軸部材を示す説明図である。
【図21】プレート部材及び範囲限定部材を示す説明図
である。
【図22】カラーを示す説明図である。
【図23】シートバック側の保持手段を示す説明図であ
る。
【図24】カバー部材を示す説明図である。
【図25】カバー部材を示す断面図である。
【図26】従来例を示す説明図である。
【図27】従来例を示す説明図である。
【図28】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アームレスト 2 着座部 3 シートバック 10 アームレスト組立体 10a 肘掛け部 10b 肘掛け面 10c 面 10d 面 10e 傾斜面 10f 傾斜面 11 パイプフレーム 11a 基部 11b 長尺部 11c 連結孔 11d 第1の係合部 11e 第1の係合部の庇部 11f 第1の係合部の取付孔 11g 第2の係合部 11h 第2の係合部の係合凹部 11i 第2の係合部の庇部 11j 第2の係合部のねじ孔 12 アームレストカバー 12a 上カバー 12b 下カバー 12c 肘掛け面 12d 傾斜面 12e 上カバーのリブ 12f 下カバーの突起部 12g 端部リブ 12h 下カバーの保持部 12i 上カバーの凸部 12j 下カバーの凹部 12k 上カバー,下カバーのねじ孔 12l 開口部 12m 傾斜面 13 軸部材 13a 軸部 13b ねじ部 13c 係合部 13d カラー配設部 14 プレート部材 14a 軸部材挿通孔 14b 取付孔 14c 係合突起 14d 孔 15 範囲限定部材 16 連結部材 16a ナット 16b 座金 17 カラー 17a 頭部 17b 脚部 17c 切欠部 18 ねじ部材 19 ソフトカバー 19a ジッパー 20 保持手段 21 凹部 22 脚部 23 第1の孔 24 第2の孔 25 取付面 30 カバー部材 31 被覆部 31a ねじ孔 31b タッピングスクリュー 31c くびれ部 32 係合部 S 自動車用シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用シートのシートバックの側部に
    配設されるアームレストにおいて、 該アームレストは、肘掛け部と、該肘掛け部のフレーム
    を回動するために連結される軸部材と、を少なくとも含
    むアームレスト組立体と、該アームレスト組立体をシー
    トバック側で保持する保持手段と、を備え、 前記保持手段は、前記軸部材の少なくとも一部を前記シ
    ートバック内に収納可能とする凹部を備え、該凹部にお
    いて前記軸部材を回動可能に保持したことを特徴とする
    アームレスト。
  2. 【請求項2】 前記軸部材には取付孔を備えたプレート
    部材からなるフランジ部が設けられ、前記保持手段には
    前記凹部を覆う取付面が設けられ、該取付面には前記取
    付孔に整合する第1の孔と、前記軸部材を貫通可能な第
    2の孔とが備えられ、前記フランジ部と前記取付面と
    が、前記取付孔と前記第1の孔に配設された連結部材に
    より連結されることにより、前記アームレスト組立体と
    前記シートバックとが組み付けられることを特徴とする
    請求項1記載のアームレスト。
  3. 【請求項3】 前記肘掛け部は、所定の面が車体上方側
    または車体上方側とは別の方向を向くように、前記フレ
    ーム周りに切換え可能に保持されたことを特徴とする請
    求項1または2いずれか記載のアームレスト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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