JP2001313829A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2001313829A
JP2001313829A JP2000132728A JP2000132728A JP2001313829A JP 2001313829 A JP2001313829 A JP 2001313829A JP 2000132728 A JP2000132728 A JP 2000132728A JP 2000132728 A JP2000132728 A JP 2000132728A JP 2001313829 A JP2001313829 A JP 2001313829A
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JP2000132728A
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Atsuyuki Shoji
篤之 庄司
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】描画される画像の輪郭部分を高画質に表現する
ことのできる画像処理方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 画像データ中の1画素を注目画素とし
て、複数画素からなるマトリクスに置換え、注目画素の
濃度データをマトリクス内の印字画素の面積率で再現す
る画像処理装置であって、注目画素が入力画像中の描画
領域の輪郭部分に存在しているか否かを判断し、注目画
素の周辺画素の濃度に応じた成長方向を持つマトリクス
を選択する判断ロジック161を有し、判断ロジック1
61は、注目画素が輪郭部分に存在すると判断された場
合に、その輪郭の外側に向かって成長する前記マトリク
スを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多値の画像データを、印刷用
の2値の画像データに変換する画像処理方法及び装置が
存在する。
【0003】例えば、レーザプリンタ等は、それ自体に
画像処理装置を内蔵し、ホストコンピュータ等の外部機
器から、多値の画像データを受け取って、ビットマップ
メモリ上に2値の画像データを生成し、その2値の画像
データに基づいて印字出力を行う。
【0004】ページメモリに2値画像データを展開し、
そのイメージをそのまま出力する方法は単純であるが、
メモリコストがかかる。そこで、印字出力時にディザマ
トリクス等を用いて階調データをリアルタイムに2値に
変換する。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、単
純なディザマトリクスでは2値化の際、印字された文字
や線の輪郭は敏感に認識されるので、解像度の低下が問
題となる。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決しよう
とするものであり、その目的とするところは、描画され
た文字や図形等の輪郭の画質を向上することのできる画
像処理方法及び画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては、画像データ中の1画素を注目画
素として、複数画素からなるマトリクスに置換え、該注
目画素の濃度データを該マトリクス内の印字画素の面積
率で再現する画像処理方法であって、前記注目画素が入
力画像中の描画領域の輪郭部分に存在しているか否かを
判断する判断工程と、前記注目画素の周辺画素の濃度に
応じた成長方向を持つ前記マトリクスを選択するマトリ
クス選択工程と、を有し、前記マトリクス選択工程は、
前記判断工程で、前記注目画素が前記輪郭部分に存在す
ると判断された場合に、その輪郭の外側に向かって成長
する前記マトリクスを選択することを特徴とする。
【0008】前記判断工程は、注目画素を含む1ライン
上の画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力画
像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断する
ことを特徴とする。
【0009】前記判断工程は、注目画素の周囲に位置す
る周辺画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力
画像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断す
ることを特徴とする。
【0010】複数種類の閾値マトリクスを記憶する第1
記憶手段と、注目画素が輪郭部分に位置するか否か及び
どちら向きの輪郭部分であるかを判定する輪郭判定手段
と、前記輪郭判定手段の判定結果に基づいて、前記第1
記憶手段から、閾値マトリクスを選択する選択手段と、
前記注目画素の濃度と、前記選択手段により選択された
閾値マトリクス内の閾値とを比較する比較手段と、前記
比較手段の比較の結果によって、前記閾値マトリクス内
のいずれの位置の画素を印字するかを決定する決定手段
と、を有し、前記選択手段は、前記輪郭判定手段によっ
て、前記注目画素が前記輪郭部分に存在すると判断され
た場合に、その輪郭の外側に向かって成長する前記閾値
マトリクスを選択することを特徴とする。
【0011】前記判断手段は、注目画素を含む1ライン
上の画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力画
像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断する
ことを特徴とする。
【0012】前記判断手段は、注目画素の周囲に位置す
る周辺画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力
画像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断す
ることを特徴とする。
【0013】画像データ中の1画素を注目画素として、
複数画素からなるマトリクスに置換え、該注目画素の濃
度データを該マトリクス内の印字画素の面積率で再現す
る画像処理プログラムを格納したコンピュータ可読メモ
リであって、前記画像処理プログラムは、前記注目画素
が入力画像中の描画領域の輪郭部分に存在しているか否
かを判断する判断工程のプログラムコードと、前記注目
画素の周辺画素の濃度に応じた成長方向を持つ前記マト
リクスを選択するマトリクス選択工程のプログラムコー
ドと、を含み、前記マトリクス選択工程は、前記判断工
程で、前記注目画素が前記輪郭部分に存在すると判断さ
れた場合に、その輪郭の外側に向かって成長する前記マ
トリクスを選択することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、数式、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは
ない。
【0015】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態としての画像処理装置について、図1乃至図10
を用いて説明する。本実施の形態は、網点方式の少ない
メモリ割り当てと、ディザ方式の濃度追従性の良さ、す
なわち解像度の高さを両立させるものである。
【0016】本実施の形態では、レーザプリンタ等の電
子写真方式の印字出力装置に出力するための生成画像の
格納手段として、階調表現の小面積単位で濃度情報を割
り当てる方式によって、主記憶を節約し、かつ解像度を
生かした機構を採用する。
【0017】また、本実施の形態においては、印字出力
される印字画像の特性に応じて、描画生成した階調デー
タを出力段階でリアルタイムに2値パターンに変換する
方式を取り入れて、より少ないページメモリで、同等の
印字品質の得られる印字機構を提供する。
【0018】ここで、1濃度情報に対応させて複数の画
素を描画するためには、同じ濃度情報をn走査だけ複数
回利用し、また一走査につき、同じ濃度情報をm画素だ
け繰り返し利用する必要がある。
【0019】同じ濃度情報を複数の画素に適用する機構
としては、同じ濃度情報を、繰り返し主記憶から読み出
す方法と、主記憶から一度だけ読み出して、必要な期間
だけ情報を保持しておき利用する方法がある。
【0020】主記憶から情報を一度だけ読み出し、保持
する方式では、主記憶以外に、余分な一時記憶の回路が
必要になるが、それだけシステム性能を高く保つことが
出来る。そこで、本実施の形態においては、各濃度情報
に対して一度だけ主記憶にアクセスし、その値を保持し
続ける機構を採用する。
【0021】印字出力において、高解像度性が求められ
るのは、写真等のような階調画像の部分ではなく、文字
や線画の部分である。このような画像の特徴としては、
濃度は徐々に変化せず、一気に急変するものである。
【0022】このような画像は本来2値画像でも表現可
能であることが多く、濃度の一方または双方が最小ない
し最大濃度である、また境界面までは同じ濃度が連続す
る点も特徴に加えられる。このような画像の特徴を抽出
し、印字機構の解像度を生かした処理を行うことによっ
て、良質の印字出力を提供する。
【0023】階調イメージメモリ上に、文字や線画等の
画像が描かれた場合には、画素配列上、図5のような階
調配置パターンが生成される。ここでXmaxは濃度の最
大値、Xminは最小値、Xmindは両者の中間値となる。
このようなパターンを検出した際にXmidに対応するデ
ィザの閾値パターンを変更することによって、視覚上目
立つ輪郭部分の解像度を高め、印字品質を向上させる。
【0024】つまり、階調情報で構成されるイメージメ
モリの読み出し出力時に、対象画素の周辺画素濃度パタ
ーンによって、網点パターンの形状、すなわち閾値マト
リクス配置を変更する。
【0025】具体的には、Xmidに割り当てられる閾値
マトリクスは、通常は中央から成長するマトリクスとす
ると、パターン検出時にはXmax側から成長するマトリ
クスに置き換えられる。本実施の形態では、最も単純に
主走査方向に関してのみ周辺画素の濃度パターンの検知
を行う方法について説明する。
【0026】図1(a),(b),(c)に示すように
3つのディザ閥値マトリクスが用意される。本発明にお
ける濃度情報は8bitの256値とし、マトリクスの
数値は値を超えたときに描画される閾値とする。
【0027】図2は、本発明の第1の実施の形態として
の画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0028】本実施の形態においては、図1に示すよう
にディザ閥値マトリクスサイズを4×4サイズとし、
m,nともに値を4として説明を行っていく。
【0029】100は画像形成部の主記憶部である。
【0030】101はCPUであり、画像形成部の制
御、外部機器との通信、主記憶上への画像の描画生成を
行う。
【0031】102はCPU101の動作プログラムが
内蔵されているROMである。102上のプログラムに
従って、外部機器からの指示に従って階調画像を主記憶
部100上に生成する。
【0032】103は外部機器との入出力である。外部
機器からのデータや描画指示を通信プロトコルに基づい
て受け取る。
【0033】104は印字機構との入出力210及び、
画像処理部105の制御入出力211のインターフェー
ス部分である。印字機構の動作指示とタイミング信号の
授受、そして主記憶上に生成された階調イメージを一時
記憶部105に送出する。
【0034】104で検知される印字機構から来る列走
査のタイミング信号をカウントし、4回毎に105内に
記憶される階調情報の一列分の情報を更新する。
【0035】105は画像形成部の主記憶上の一部に生
成された画像の濃度情報を一時記憶し、印字機構からの
タイミングに基づいて画素情報を出力する。同時に本発
明の特徴である網点の成長パターンの変更機構と、判断
機構が含まれている。
【0036】106は印字メカニズムである。メカニズ
ムの動作にともなって、画像要求信号200を出力す
る。画像信号201に基づいて描画を行う。画像形成部
からの駆動要求信号202に基づいて、印字メカニズム
を動作させる。
【0037】205はバスラインであり、アドレス情
報、データ入出力、その他の読み書きの制御信号等の集
合である。
【0038】図3は、画像処理部105の詳細構成を示
すブロック図である。
【0039】主記憶上に生成された階調イメージの一列
分の濃度情報が、ラインバッファとして使用されるメモ
リ150に読み込まれる。
【0040】読み出しアドレス用カウンタ151は、ラ
インバッファ上の濃度情報を走査する。
【0041】カウンタ151によって閥値マトリクスと
画素の描画/非描画を決定するための読み出しアドレス
が指示される。
【0042】主走査方向の印字対象画素と濃度情報の比
率n=4であるから、カウンタ151は印字メカニズム
の印字画素の送り出しタイミングクロック280を4分
周したクロックによって更新される。4分周を行う機構
として2ビットカウンタ152が用意される。
【0043】K番目の濃度情報に対応する濃度マトリク
スの決定には、K+1番目、K−1番目の濃度情報が必
要となるので、カウンタ151はあらかじめ一濃度情報
分先読みする必要がある。参照範囲によって、ポインタ
の示す値は現在実際に描画対象になっている画素に対応
する濃度情報よりも適宜先の濃度情報を読み出す。カウ
ンタ151が一濃度分先読みをするので、対象の濃度情
報を印字タイミングに対して一濃度分遅延させる必要が
ある。これを行うのが2ビットカウンタ152である。
【0044】列情報の一時保持手段に対して更に参照範
囲の濃度情報を一時保存するための機構として本実施の
形態ではシフトレジスタ160が用意される。
【0045】判断に必要な情報は最大濃度、最小濃度、
中間濃度の3種類で判断する。このため濃度情報として
そのまま保存する必要はなく、この3つが区別される形
式で保存すれば十分である。本実施の形態では、最大値
と最小値を最小値検出用ゲート170,最大値検出用ゲ
ート171で識別し、2ビットの情報を2ビット×3の
シフトレジスタ160に蓄えている。
【0046】また、ラインバッファから出力された濃度
情報は、2画素分の遅延回路157にも入力され、遅延
回路157から閾値処理回路156に送られ、閾値と比
較されて、2値の画像データとして出力される。
【0047】シフトレジスタ160の出力合わせて6b
it、実際の組み合わせとして27通りの濃度情報は、
判断ロジック161に入力されて、閾値マトリクスの選
択、決定を行う。
【0048】160の値が特定値だったときに信号出力
251,252,253のいずれかがアクティブにな
り、マトリクス記憶部153,154,155に格納さ
れた濃度閾値マトリクスのうちの一つが選択される。マ
トリクス記憶部153,154,155は図1(a)
(b)(c)の成長マトリクスの各々に対応した濃度閾
値マトリクスを格納している。
【0049】判断ロジックの動作は図4の表のようにな
る。右、対象、左の各画素濃度であり、minは濃度最
小値、maxは濃度最大値、elseは他の濃度値とな
る。これに対して図1で選択されるパターンが4項目
に、判断ロジック161の出力のうちでアクティブにな
る信号線が5項目に示される。図を見ればわかるように
対象画素自身はマトリクス決定には関与しない。
【0050】用意された濃度閾値マトリクスに基づいて
各印字画素の描画/非描画が閾値処理回路156によっ
て決定され印字機構への画像信号255として280に
同期して出力される。
【0051】本来ディザ方式の各画素には個別に異なっ
た濃度情報が割り当てられ、各個閾値処理されていた
が、本実施の形態では、基本的に領域の各構成画素に対
して同じ濃度情報を与える(ただし領域に濃度情報を割
り当ててもかまわない)。つまり、濃度情報は一つのデ
ィザ領域に対して一つが割り当てられるので、網点方式
と同じように少ないメモリ量で画像を生成でき、廉価な
印字出力装置を提供することが出来る。
【0052】(第2の実施の形態)第2の実施の形態と
して、X軸Y軸双方の濃度配置パターンを考慮した処理
機構を示す。
【0053】対象の濃度情報の周辺8濃度情報の組み合
わせパターンは、濃度最小値、濃度最大値、中間値の3
値に対して、38=6561となる。これだけのパター
ンに対して個々にマトリクスを用意すると、膨大な回路
規模になり実用的でないので、適切な回路規模になるよ
うな手法が必要となる。
【0054】よって最も重要な配置パターンを優先して
検出し、成長点移動を実施する。
【0055】濃度閥値マトリクスとして図6に示すよう
な、中央成長以外に9つの成長パターンを用意する。
【0056】本実施の形態においては、閥値マトリクス
サイズを5×5サイズとし、m,nともに値を5として
説明を行っていく。
【0057】ハードウェア構成は、第1の実施の形態に
おいては該当列の情報のみ保存しておけば良かったが、
本実施の形態では前後の濃度情報列の値も必要になるの
で、105に相当するメモリには3ライン分の容量が必
要となる。同時に列情報の先読み機構が加わる。更に、
印字画素クロックの分周にカ5進カウンタが一部必要に
なるが、基本構成は第1の実施の形態と同様である。
【0058】隣接濃度情報に対し図7のような記号を割
り振った場合、適切な量に押さえた各濃度成長パターン
(b)〜(h)に対応する濃度配置の一例としては図8
Aのようになる。空欄は任意値とする。
【0059】パターン(b),(c)や(d),
(e)、あるいはパターン(f),(h)や(g),
(i)のように成長点が対向する場合には場合は決して
両立し得ないが、成長点の隣接する(b)−(f),
(b)−(g)等のような、水平、垂直に寄った成長
と、斜め45度に寄った成長パターンの場合、条件が両
立しうることがある。
【0060】この場合どちらの成長パターンがより良い
成長パターンか判断するには、本来より広範囲の参照が
必要になるが、これもハードウェアの規模が膨大になる
ので、本実施の形態においては取り上げない。本発明で
は、単に二つの成長パターンが同時に選択されないよう
に、条件の追加を行ったのが図8Bである。
【0061】これは図8Aにおいて任意値とした2つの
空白部分の値に対して、それぞれmin,max,el
se値の時の条件付けを設定し、複数の成長パターンの
うちいずれかが選択されるように条件付けを強めた物で
ある。
【0062】該当するパターンのない場合には成長点の
移動のないパターン(a)が選択される。
【0063】(第3の実施の形態) <中間値の生成処理>上記第1、第2の実施の形態にお
いては、入力画像が多値の場合について説明したが、入
力画像が2値の場合にも、所定面積を有する領域ごと
に、そのうちの何パーセントが描画領域に含まれるかを
算出し、その割合に応じた濃度を対象画素の階調値に加
算、或いは減算する。このようにすれば、境界濃度情報
が中間的な値を取り、本実施の形態による処理が可能と
なる。
【0064】具体的には、多値出力装置における画素処
理のアンチエリアシング処理のように、画素に対して、
描画領域の面積比に応じた中間値生成を行う。いいかえ
れば、対象の小面積に対して、描画領域がどのくらいの
割合を占めるかを算出し、その比率濃度を対象の小面積
に割り当てる作業が、描画作業となる。基本的にはディ
スプレイへの描画のように低解像度多値のデバイスに対
する描画が、アンチエリアシングを行うのと同様であ
る。
【0065】ここで、中間値生成処理については、図9
及び図10を用いて説明する。
【0066】図領域の含有率の判定の場合には、図9に
示す領域について、cx≦x≦dx間と、cy≦y≦d
y間との衝突判定になるので、点Q(cx,cy),R
(cx,dy),S(dx,cy),(dx,dy)の
四点につき図10の濃度決定アルゴリズムによって算出
する。
【0067】一辺の長さは等しい物とし、dx−cx=
dy−cy=Lとする。塗りつぶし領域の形状が複数の
直線によって構成されるときには、それぞれの直線に対
して判定を行う。
【0068】(その他の実施の形態)なお、本発明は、
複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイ
ス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複
写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0069】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0074】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、描画される画像の輪郭
部分を高画質に表現することのできる画像処理方法及び
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディザ閾値
マトリクスを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態としての画像処理装
置の構成を示す図である。
【図3】画像処理部105の内部構成を示す図である。
【図4】閾値マトリクスの選択法を示す図である。
【図5】輪郭を含む画像の濃度データ配列の例である。
【図6】第2実施の形態における濃度閥値マトリクスを
示す図である。
【図7】第2の実施の形態において閾値マトリクスの選
択に用いられる周辺画素の位置を示す図である。
【図8A】第2の実施の形態における閾値マトリクスの
選択法を示す図である。
【図8B】第2の実施の形態における閾値マトリクスの
選択法を示す図である。
【図9】領域の印字ドット含有率の判定を行なうための
図である。
【図10】描画アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ中の1画素を注目画素として、
    複数画素からなるマトリクスに置換え、該注目画素の濃
    度データを該マトリクス内の印字画素の面積率で再現す
    る画像処理方法であって、 前記注目画素が入力画像中の描画領域の輪郭部分に存在
    しているか否かを判断する判断工程と、 前記注目画素の周辺画素の濃度に応じた成長方向を持つ
    前記マトリクスを選択するマトリクス選択工程と、 を有し、 前記マトリクス選択工程は、前記判断工程で、前記注目
    画素が前記輪郭部分に存在すると判断された場合に、そ
    の輪郭の外側に向かって成長する前記マトリクスを選択
    することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記判断工程は、注目画素を含む1ライン
    上の画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力画
    像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】前記判断工程は、注目画素の周囲に位置す
    る周辺画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力
    画像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】複数種類の閾値マトリクスを記憶する第1
    記憶手段と、 注目画素が輪郭部分に位置するか否か及びどちら向きの
    輪郭部分であるかを判定する輪郭判定手段と、 前記輪郭判定手段の判定結果に基づいて、前記第1記憶
    手段から、閾値マトリクスを選択する選択手段と、 前記注目画素の濃度と、前記選択手段により選択された
    閾値マトリクス内の閾値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較の結果によって、前記閾値マトリク
    ス内のいずれの位置の画素を印字するかを決定する決定
    手段と、 を有し、 前記選択手段は、前記輪郭判定手段によって、前記注目
    画素が前記輪郭部分に存在すると判断された場合に、そ
    の輪郭の外側に向かって成長する前記閾値マトリクスを
    選択することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記判断手段は、注目画素を含む1ライン
    上の画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力画
    像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記判断手段は、注目画素の周囲に位置す
    る周辺画素の濃度の変化によって、前記注目画素が入力
    画像中の描画領域の輪郭部分に存在するか否かを判断す
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】画像データ中の1画素を注目画素として、
    複数画素からなるマトリクスに置換え、該注目画素の濃
    度データを該マトリクス内の印字画素の面積率で再現す
    る画像処理プログラムを格納したコンピュータ可読メモ
    リであって、 前記画像処理プログラムは、 前記注目画素が入力画像中の描画領域の輪郭部分に存在
    しているか否かを判断する判断工程のプログラムコード
    と、 前記注目画素の周辺画素の濃度に応じた成長方向を持つ
    前記マトリクスを選択するマトリクス選択工程のプログ
    ラムコードと、 を含み、 前記マトリクス選択工程は、前記判断工程で、前記注目
    画素が前記輪郭部分に存在すると判断された場合に、そ
    の輪郭の外側に向かって成長する前記マトリクスを選択
    することを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013012938A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法

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