JP2001312658A - 商品流通システム及び同システムにおける顧客への情報提供方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新品販売及び中古品買取・販売のシステムに
おいて、顧客が自己所有中古品の買取金額、買取に出す
適切時期、中古品を下取に出して新品を買うときの差額
などを楽に知れるようにする。 【解決手段】 顧客が店舗で又は無店舗系販売システム
５（ウェブサーバ）を通じて商品を買ったとき、その商
品が顧客の所有品としてデータ管理システム４に自動登
録される。無店舗系販売システム５は、データ管理シス
テム４内の顧客の所有品の買取金額を定期的又は随時に
最新値に更新し、それを顧客端末７からアクセスできる
顧客用ホームページに表示する。無店舗系販売システム
５は、また、顧客端末７が顧客用ホームページで購入希
望商品のカタログを見たとき、その購入希望商品の販売
価格と、その顧客の所有品の買取金額との差額を計算し
てそのカタログに表示する。無店舗系販売システム５
は、また、買取強化キャンペーンの対象品を設定し、そ
の対象品を所有する顧客を自動抽出して、キャンペーン
案内の電子メールを自動送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットの
ような通信ネットワークとコンピュータシステムを利用
して商品の販売や買取などを行う商品流通システムに関
わり、特に、中古商品の買取及び販売、並びに中古商品
の買取と新品の販売とのリンクなどのための機能に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】通常、中古品買取店の顧客が或る中古品
の買取金額を知りたい場合、顧客はその買取店に行って
店員に買取金額を尋ねる、或いは、その買取店に電話を
して買取金額を尋ねるかする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】買取金額は、一般に、
時間の経過と共に変動するが、顧客は、買取金額がいつ
変動するかがわからない。そのため、いざ買い取っても
らうときには買取金額が非常に下がってしまっているこ
とがある。これを避けるためには、定期的に買取金額を
尋ねなければならないが、その都度、買取店に行くか或
いは電話をしなければならないので面倒である。買取金
額は、また、中古品の品質状態によっても変わってく
る。そのため、いざ買い取ってもらう際にきちんと査定
してもらったところ、買取金額が期待値よりも大分下が
ってしまったということもある。こうした問題は、買い
取ってもらいたい中古品の数が多い場合には、なお更で
ある。

【０００４】また、顧客が、中古品を買取店に売って得
た代金を、新品の購入資金に当てようと考えている場合
は少なくない。その場合、顧客は自分の頭の中で、中古
品の買取金額と新品の販売価格を考慮して、どの程度の
自己資金があれば欲しい新品が買えるか計算する必要が
ある。もし、売りたい中古品の候補が複数あり、買いた
い新品の候補が複数あるような場合、顧客が上記計算を
頭の中で行って、何を売って何を買うべきかを的確に判
断することは極めて難しい。

【０００５】さらには、多くの店で、各顧客に対し、今
までの取引金額に応じて、割引や特典などのためのポイ
ントを提供するというサービスポイント制が採用されて
いる。そうした店では、中古品買取金額に絡む上述した
問題に、サービスポイントも関連してくるので、顧客に
とっては益々正確な金銭計算を行うことが難しくなる。

【０００６】顧客が新品を購入したとき、その新品はそ
の日から中古品となって中古品買取の対象になる。その
品をある程度の期間自分で使い、その後、まだ中古品と
して人気のあるうちに買取店に出そうと目論んでいる顧
客は少なくない。しかし、それを中古品として放出する
適当な時期を顧客が判断することは難しい。

【０００７】従って、本発明の目的は、商品流通システ
ムにおいて、顧客が中古品の買取金額を簡単に知ること
ができるようにすることにある。

【０００８】本発明の別の目的は、顧客が的確な買取金
額を知ることができるようにすることにある。

【０００９】本発明のまた別の目的は、顧客が新品の購
入を検討する際、中古品の買取金額を容易に考慮に入れ
ることができるようにすることにある。

【００１０】本発明の更に別の目的は、顧客が新品の購
入を検討する際、更にサービスポイントも容易に考慮に
入れることができるようにすることにある。

【００１１】本発明の更にまた別の目的は、顧客が中古
品を買取店に放出する時期を的確に判断できるようにす
ることにある。

【００１２】本発明のまた別の目的は、中古品を購入し
たい顧客が、できるだけ希望に近い価格で中古品を購入
できるようにすることにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の観点に従
う中古品買取のための情報処理を行う商品流通システム
は、各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録さ
れた所有品情報を保持し、その所有品情報に記録された
各顧客の所有品について、定期的又は随時に、最新の買
取金額を決定し、そして、各顧客の所有品の最新の買取
金額を、通信ネットワークを介して各顧客のコンピュー
タに通知する。

【００１４】本システムには、各顧客が所有する幾つか
の中古品の情報が前もって登録されて保持されている。
各顧客は、本システムに登録した自分の所有品の最新の
買取金額を、本システムから自分のコンピュータに受け
て、自分のコンピュータのディスプレイ画面等を通じて
知ることができる。これにより、顧客は、わざわざ買取
店に行ったり電話をしたりする必要なしに、楽に、自分
の所有中古品の現在の買取金額を知ることができる。

【００１５】好適な実施形態では、本システムは商品販
売の情報処理も行っており、本システムを利用して顧客
が商品を購入すると、その購入した商品の情報が、その
顧客の新たな所有品の情報として所有品情報に自動的に
追加登録される。それにより、顧客にとっては、自分で
所有品情報を本システムに登録する手間が省ける。

【００１６】好適な実施形態では、本システムはさら
に、各顧客が自己の各所有品の希望買取金額を入力する
ための希望買取金額入力画面を、通信ネットワークを介
して各顧客のコンピュータに提供することができる。そ
して、本システムは、その希望買取金額入力画面に各顧
客から入力された希望買取金額を記録した希望買取金額
情報を保持する。そして、本システムは、その希望買取
金額情報に記録された各顧客の各所有品の希望買取金額
と、本システム側で決定した各顧客の各所有品の最新の
買取金額とを比較し、その比較結果に応じて、各顧客の
各所有品の買取に関する所定メッセージを、通信ネット
ワークを介して各顧客のコンピュータに送信する。例え
ば、希望買取金額と本システム側で決定した買取金額と
が一致したならば、その希望買取金額でその所有品を買
取る旨を示したe-mailなどを顧客に送る。これにより、
顧客は、自分の所有品の任の価値が自分の期待以下に下
がってしまう前の適時に、その所有品を買取に出すこと
ができる。

【００１７】本発明の第２の観点に従う中古品買取のた
めの情報処理を行う商品流通システムは、各顧客が所有
する１個以上の所有品の情報が記録された所有品情報を
保持し、そして、その所有品情報に記録された各顧客の
各所有品の品質状態を各顧客が入力するための自己査定
画面を、前記通信ネットワークを介して前記各顧客のコ
ンピュータに提供することができる。そして、本システ
ムは、その自己査定画面に各顧客から入力された各顧客
の各所有品の品質状態を記録した自己査定情報を保持
し、その自己査定情報に基づいて、定期的又は随時に、
各顧客の各所有品の最新の買取金額を決定し、そして、
決定した最新の買取金額を、通信ネットワークを介して
各顧客のコンピュータに通知する。

【００１８】本システムによれば、各顧客は、自分の所
有する幾つかの中古品を本システムに予め登録しておけ
ば、それらの所有中古品の各々の価格査定を行うための
査定画面を本システムから自分のコンピュータに受信し
てそれをディスプレイに表示し、その査定画面上で、各
所有品の品質状態を入力することができる。その入力さ
れた各所有品の品質状態が本システムに保持され、それ
に基いて、各所有品の最新の買取価格が定期的又は随時
に計算されて、その顧客のコンピュータに送れてくるの
で、顧客は自分の所有品の最新の正確な買取金額を何時
でも容易に知ることができる。

【００１９】本発明の第３の観点に従う商品販売と中古
品買取のための情報処理を行う商品流通システムは、各
顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された所
有品情報を保持し、その所有品情報に記録された各顧客
の所有品について、定期的又は随時に、各顧客の各所有
品の最新の買取金額を決定する。また、本システムは、
各顧客の所望する商品の情報を表示した商品カタログ画
面を、通信ネットワークを介して各顧客のコンピュータ
に送信することができ、その際に、各顧客の所望する商
品の販売価格から、各顧客の所有品の前記最新の買取金
額を差し引いて、差額を計算し、そして、その所望商品
の販売価格と、所有品の最新買取金額と、両者間の上記
差額とを、その商品カタログ画面に表示する。

【００２０】本システムによれば、顧客は、自分が購入
したい商品のカタログ画面を見るとき、その商品の販売
価格だけでなく、予め本システムに登録してある自分の
所有物の買取価格と、商品の販売価格からその自己所有
品の買取金額との差額も一緒に知ることができる。その
ため、顧客は、所望の商品を買うときに、自分の所有品
を下取に出したならば、差し引きの値段が幾らになるか
を簡単に知ることができる。

【００２１】好適な実施形態では、本システムは、更
に、各顧客が獲得したサービスポイントを記録したポイ
ント情報を保持しており、上記差額を計算するときに
は、顧客所望商品の販売価格から、顧客所有品の最新の
買取金額だけでなく、上記ポイント情報に記録された各
顧客のサービスポイントに応じた値引き金額も差し引
く。そのため、顧客は、所望の商品を買うときに、自分
の所有品を下取に出すと共に、自分が貯めたサービスポ
イントを使ったならば、差し引きの値段が幾らになるか
を簡単に知ることができる。

【００２２】本発明の第４の観点に従う商品販売のため
の情報処理を行う商品流通システムは、在庫の商品の品
種と販売条件とが記録された在庫情報を保持しており、
そして、各顧客が希望する商品の品種と希望する購入条
件とを入力するための予約画面を、通信ネットワークを
介して各顧客のコンピュータに提供することができ、そ
の予約画面に各顧客から入力された各顧客の希望する商
品の品種と購入条件を記録した予約情報を保持する。そ
して、本システムは、その予約情報に記録された各顧客
の希望する商品の品種と購入条件を、上記在庫情報に記
録された在庫の商品の品種と販売条件と対比し、その対
比の結果、一致が得られないときは、各顧客が希望する
商品の品種又は購入条件について各顧客と交渉するため
のメッセージを、通信ネットワークを介して各顧客のコ
ンピュータに送信する。

【００２３】本システムによれば、顧客は、購入希望の
商品が希望の購入条件で売りに出ていない場合でも、自
分のコンピュータを通じて本システムと、品種又は購入
条件（例えば、価格や品質など）について交渉すること
ができるので、簡単に、希望に近い在庫品を見つけて買
うことができる。

【００２４】本発明の第５の観点に従う中古品の買取の
ための情報処理を行う商品流通システムは、各顧客が所
有する１個以上の所有品の情報が記録された所有品情報
を保持しており、そして、買取強化対象品を決定し、上
記所有品情報に基いて、買取強化対象品と同じ品種の所
有品を所有している顧客を抽出する。そして、その抽出
した各顧客に対して、買取強化対象品と同じ品種の所有
品についての買取案内のためのメッセージを通知する。

【００２５】本システムによれば、顧客は自分の所有す
る中古品を本システムに予め登録しておくと、その中の
どれかの中古品が買取強化対象品として本システム側で
選ばれれば、その旨の通知を本システムから受けるの
で、自分の所有品の価値が十分に認められている適時
に、その所有品を買取に出すことができる。

【００２６】好適な実施形態では、本システムは、各顧
客が購入を希望する中古品の品種を記録した予約情報を
保持しており、そして、この予約情報に記録された中古
品の品種に基いて、上記の買取強化対象品を決定する。
そのため、予約情報に基いて、現在の需要が多い又は近
い将来重要が多くなると予想される中古品品種を判断し
て、それを買取強化対象品とすることができる。そのた
め、その買取強化対象品を所有している顧客にとって
は、自分の所有品の需要が多い時期に有利な条件でそれ
を買取に出すことが容易になる。

【００２７】本発明のシステムは典型的にはコンピュー
タを用いて実施することができるが、そのためのコンピ
ュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メ
モリなどの各種の媒体を通じてコンピュータにインスト
ールまたはロードすることができる。

【００２８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る商品流通システムについて説明する。商
品流通システムは、新品商品の販売と、中古商品の買取
及び販売とを取り扱う。

【００２９】図１は、この商品流通システムの全体構成
を示す。まず、図１を参照して、このシステムの全体構
成と、このシステムがもつ各種の機能のうち特に顧客情
報の処理について概要を説明する。

【００３０】この商品流通システム１では、商店の店舗
に設置された各店舗端末２（図示では１台だが、実際に
は複数台あるのが普通である）が、基幹系販売システム
３に通信可能に接続されている。基幹系販売システム３
は主に、店舗端末２と協働して、店舗での商品販売処理
や顧客情報の処理などを取り扱う。ここで行われる顧客
情報の処理には、サービスポイント会員制度への入会と
退会、顧客情報の更新、サービスポイントの加算と減算
などがある。

【００３１】基幹系販売システム３は、データ管理シス
テム４と通信可能に接続されている。データ管理システ
ム４は、入会した顧客の基本属性、貯まったサービスポ
イント、所有する中古品の情報、その中古品の査定情
報、その中古品の買取希望価格などを管理する顧客デー
タベースを有し、顧客に関する情報管理を行なう。デー
タ管理システム４は、また、この商店が取り扱う新品商
品及び中古商品の仕様情報や価格情報などを管理する商
品データベースを有し、商品に関する情報管理を行な
う。これらのデータベースには様々なテーブルやデータ
が含まれているが、それら具体的なテーブルやデータに
ついては、後に必要に応じて説明する。

【００３２】データ管理システム４には、また、無店舗
系販売システム５が通信可能に接続されている。無店舗
系販売システム５は、インターネット６に接続するワー
ルドワイドウェブサーバ（ウェブサイト）を有してお
り、顧客端末７（一台しか図示してないが、実際には多
数存在することは言うなでもない）がインターネット６
を通じて上記ウェブサーバにアクセスする方法でオンラ
インで行われる商品販売処理や顧客情報の処理などを取
り扱う。ここで行われる顧客情報処理には、顧客のサー
ビスポイント会への登録と退会、サービスポイントの閲
覧、サービスポイントの加算と減算などがある。

【００３３】以下、具体的に顧客情報の処理動作を説明
する。

【００３４】ここでは、商店は、本願出願人の例をと
り、新品のオパーソナルコンピュータ（以下、パソコン
と略称する）関連商品の販売と、中古のパソコン関連商
品の買取及び販売を行っているものと想定する。

【００３５】この商店のカードを用いたサービスポイン
ト会員制度（以下、本願出願人の名前を用いて「ソフマ
ップカード会員」制度と呼ぶ）に入会した顧客（会員）
は、その会員であることを証明するソフマップカード
（例えば、基本属性やサービスポイントなどを記録した
磁気カード）を所有している。会員が店舗でソフマップ
カードを呈示して買物をすると、商品毎に設定されたサ
ービスポイントがカードに加算される。この商品購入で
得られるサービスポイントを、以下「ルピーポイント」
といい、次回の商品購入時に価格の割引きポイントとし
て使用することができる。

【００３６】また、会員がソフマップカードを呈示し
て、パソコン買取り用の店舗に会員が所有しているパソ
コン関連商品を買い取りに出したとき、会員は商品の下
取り代金をサービスポイントの形で受け取ることができ
る。下取り代金に代わるサービスポイントを、以下「プ
ールポイント」といい、次回の商品購入時に、現金の代
わりに利用することができる。

【００３７】以上の店舗でのサービスポイント処理は、
店舗端末２と基幹系販売システム３によって行われ、全
ての顧客の各々のルピーポイントとプールポイント（以
下、両者を総称するときは単に「ポイント」という）
は、データ管理システム４で管理される。

【００３８】このポイント管理の仕組みは以下の通りで
ある。

【００３９】（１）顧客はまず、店舗端末２を通じて、
もしくは顧客端末７からインターネット６を通じて、ソ
フマップカード会員制度への入会手続きを行い氏名、生
年月日、性別、住所、電話番号などの基本属性をエント
リする。エントリされたこれらの情報はデータ管理シス
テム４の顧客データベースに、新規登録されたソフマッ
プカード会員の顧客情報として登録される。

【００４０】（２）新しくソフマップカード会員として
登録された顧客には、そのソフマップカード会員の識別
であるソフマップカード会員ＩＤと、その会員のルピー
ポイントの識別であるルピー番号と、その会員のプール
ポイントの識別であるプール番号が割り当てられる。そ
して、その新しい会員は、そのソフマップカード会員Ｉ
Ｄを記録したソフマップカードを受け取る。そのソフマ
ップカード会員ＩＤとルピー番号とプール番号は、上記
の顧客情報と共に顧客データベースに格納され、管理さ
れる。

【００４１】（３）会員が店舗で商品、サービス、情報
などを購入した際、ソフマップカードを呈示すると、店
舗端末２によって、商品などに設定されたルピーポイン
トが、その会員のルピー番号に貯まっているルピーポイ
ントに加算される。また、貯まっているルピーポイント
の使用を申し出た場合は、会員はそのルピーポイント分
を割り引いた価格で商品などを購入することができ、使
用したルピーポイントは、その会員のルピー番号に貯ま
っているルピーポイントから減算される。

【００４２】（４）会員が買い取り用店舗で中古商品を
買い取ってもらった際、ソフマップカードを呈示する
と、店舗端末２によって、買い取り価格に見合ったプー
ルポイントが、その会員のプール番号に貯まっているプ
ールポイントに加算される。また、貯まっているプール
ポイントを現金と同様に使用して、会員は商品などを購
入することができ、使用したプールポイントはその会員
のプール番号に貯まっているプールポイントから減算さ
れる。

【００４３】（５）上記の（３）及び（４）の処理で生
じたルピーポイント及びプールポイントの加算・減算の
更新情報は、店舗端末２から基幹系販売システム３に送
信され、更にデータ管理システム４に送信されて、デー
タ管理システム４が顧客データベースの当該顧客のルピ
ーポイント及びプールポイントを変更する。

【００４４】ソフマップカード会員はまた、自分の顧客
端末７からインターネット６を通じて無店舗系販売シス
テム５のウェブサーバにアクセスすることで、自分のカ
ードに貯まったルピーポイントとプールポイントを閲覧
することができる。その仕組みは以下の通りである。

【００４５】（１）このウェブサービスを受けるために
は、ソフマップカード会員は、事前に、顧客端末７から
無店舗販売システム５のウェブサーバにアクセスして、
ウェブ上のサービス会員制度（以下、本件出願人の名前
を用いて「マイソフマップ会員」制度と呼ぶ）の会員登
録をする。登録時に顧客端末７から自分のソフマップカ
ードの番号をエントリすると、無店舗系販売システム５
で、顧客データベースに登録されている内容と照合を行
い、本人確認ができたソフマップカード会員には、マイ
ソフマップ会員ＩＤが割り当てられ、そのマイソフマッ
プ会員ＩＤとソフマップカードのルピー番号及びプール
番号とが関連付けられて、「マイソフマップ会員IDと関
連付けられたソフマップカード会員」として、データ管
理システム４の顧客データベースに更新登録される。

【００４６】（２）上記更新登録によってマイソフマッ
プ会員となった顧客に対して、無店舗系販売システム５
のウェブサーバが、その会員専用のホームページを割り
当てる。

【００４７】（３）マイソフマップ会員が、顧客端末７
から無店舗系販売システム５のウェブサーバにアクセス
して、マイソフマップ会員ＩＤとパスワードを入力する
と、マイソフマップ会員は、その会員専用のホームペー
ジにアクセスすることができる。図２は、「浅見浄治」
というマイソフマップ会員専用のホームページのトップ
ページの例を示している。無店舗系販売システム５のウ
ェブサーバは、このとき入力されたマイソフマップ会員
ＩＤを元に顧客情報管理システム４の顧客データベース
を照会し、その会員のルピー番号、プール番号に貯まっ
ているルピー、プールそれぞれのポイントを、図２中の
円で囲んだ部分に例示するように、その会員専用のトッ
プページに表示する。

【００４８】また、インターネット６上でも、店舗と同
様のポイントの加算と使用が可能である。その仕組みは
以下の通りである。

【００４９】（１）顧客はまず店舗もしくはインターネ
ット６上でソフマップカードへの入会手続きを行い、氏
名、生年月日、性別、住所、電話番号などの基本属性を
エントリする。エントリしたこれらの情報は、データ管
理システム４の顧客データベースにソフマップカード会
員の顧客情報として登録される。

【００５０】（２）新しく会員として登録された顧客に
は、そのソフマップカード会員の識別であるソフマップ
カード会員ＩＤと、その会員のルピーポイントの識別で
あるルピー番号と、その会員のプールポイントの識別で
あるプール番号が割り当てられる。そして、その新しい
会員は、そのソフマップカード会員ＩＤを記録したソフ
マップカードを受け取る。そのソフマップカード会員Ｉ
Ｄカードとルピー番号とプール番号は、上記の顧客情報
と共に顧客データベースに格納され、管理される。

【００５１】（３）ソフマップカード会員が無店舗系販
売システム５がもつインターネットーネット通信販売用
のウェブサイトで商品、サービス、情報などを購入する
際はソフマップカード会員ＩＤとパスワードを入力し
て、発注する。このとき、商品などに設定されたルピー
ポイントが会員のルピー番号に貯まっているルピーポイ
ントに加算される。

【００５２】（４）また会員は、そのソフマップカード
会員ＩＤと関連付けられているソフマップカードに貯ま
っているルピーポイント、プールポイントがあれば、そ
のポイントを使用することができる。商品購入の際、支
払方法を入力する顧客端末７の画面上で、上述したと同
様の方法で、貯まっているルピーポイントとプールポイ
ントが表示される。画面上で使用ポイント数を特定する
と、会員はポイント分を割り引いた価格で商品などを購
入することができる。使用したポイントはカードから減
算される。

【００５３】（５）上記の（３）及び（４）の画面上の
処理で生じたポイントの加算・減算の更新情報は、顧客
端末７からインターネット６を通じて無店舗系販売シス
テム５に送信され、更にデータ管理システム４に送信さ
れ、データ管理システム４が顧客データベースの情報を
変更する。

【００５４】上述したことから明らかなように、顧客デ
ータベースの顧客情報、ならびにルピー、プールのポイ
ントの情報は店舗とウェブサーバの双方から更新され、
会員は店舗とウェブサーバの両方からポイントを加算、
使用することができる。

【００５５】以上が、本実施形態の商品流通システム１
の全体的説明である。次に、この商品流通システム１が
もつ各種の機能のうち、特に中古商品取引に関わる機能
について説明する。

【００５６】まず、その概要を説明する。

【００５７】この商品流通システム１は、図１に示した
無店舗系販売システム５のウェブサーバが提供する各マ
イソフマップ会員専用のホームページ上で、各会員の所
有品（各会員が所有する例えばパソコンやその周辺機器
などであって、この商店が行う中古品買取の対象となり
得る品物）の買取金額を自動的に表示する。その機能を
利用するために、各マイソフマップ会員は、自分の所有
品の機種や仕様などの属性情報と、希望の買取金額とを
登録する（その中古品が、この販売システムを使用する
商店で購入されたものである場合には、購入時に自動的
に登録される）。商品流通システム１は、登録された各
所有品について、その所有品をこの商店が買取る場合の
最新の買取金額を、定期的に又は随時に算出する。そし
て、商品流通システム１は、自分の所有品を登録済みの
各会員に対して、その所有品について算出した最新の買
取金額が、登録されている希望買取金額に達した又は下
回った瞬間に、希望買取金額で買取れる旨を表したe-ma
ilを送信する。これにより各会員は、自ら積極的に自分
の所有品の買取金額を電話などで確認しなくても、自分
の所有品の資産価値が下がりきる前に（買取金額が希望
額よりも大幅に下がる前に）、買取ってもらうことがで
きる。

【００５８】この商品流通システム１は、上記の所有品
買取金額表示機能の他にさらに、所有品自己査定機能、
新品購入差額表示機能、中古品検索・予約機能、及び中
古品需要認識型の買取案内機能を有する。

【００５９】所有品自己査定機能とは、ウェブサーバが
提供する買取査定画面上で、会員が自分の所有品につい
ての各種条件を入力すると、商品流通システム１がその
所有品の買取査定価格を自動計算し表示する機能であ
る。

【００６０】新品購入差額表示機能とは、ウェブサーバ
が提供する画面上で会員が商品購入を検討する際、その
検討対象の商品の販売価格から、その会員に貯まってい
るポイントで得られる値引き金額と、その会員の所有品
の買取価格に相当する金額とを差し引いて、その差額を
表示する機能である。

【００６１】中古品検索・予約機能とは、ウェブサーバ
が提供する画面上で、中古品の購入を希望する会員が、
購入希望の中古品の品名と希望価格を入力すると、該当
する商品の有無を表示する機能である。また、この中古
品検索・予約機能は、会員と商店との間での価格交渉も
可能とする。

【００６２】中古品需要認識型の買取案内機能とは、購
入希望者が多い中古品を買取強化対象商品に指定して、
その対象商品を所有している会員に対してその中古品の
放出依頼広告を送る機能である。

【００６３】以下、本実施形態に係る商品流通システム
１のもつ中古品取引に関わる上記の各種機能を詳細に説
明する。

【００６４】この商品流通システム１は、上述した各種
機能によるサービスを顧客に提供するために、前もっ
て、その顧客の顧客情報をシステムに登録してもらう必
要がある。顧客情報は、既に説明したように、顧客がソ
フマップカード会員又はマイソフマップ会員になるとき
に登録される。この顧客情報の登録の処理を、以下によ
り詳細に説明する。顧客情報は、以下の3つの方法によ
り登録される。

【００６５】（１）ウェブサイト上でマイソフマップ会
員登録。

【００６６】図３は、無店舗系販売システム５の提供す
るウェブサイト上で、顧客がマイソフマップ会員登録す
る場合における顧客情報の登録の処理流れを示す。以
下、その処理流れを図３と図１を参照して説明する。

【００６７】無店舗系販売システム５のウェブサーバ
は、顧客端末７によってインターネットを介し、そのウ
ェブサーバがもつ所定のＵＲＬにアクセスされたら、そ
の顧客端末７にマイソフマップ会員登録画面１０１を提
供する。マイソフマップ会員登録画面１０１には、「Ｉ
Ｄ（顧客ＩＤ）」、「Passwd（パスワード）」、「再入
力」、及び「mailアドレス」の入力欄が設けれられてい
る。これら各項目が入力され、この画面上の「次へ」ボ
タンが押されたときは、ウェブサーバは、アンケート入
力画面を顧客端末７に提供する。そのアンケート入力画
面に顧客から回答が入力されその画面上の「次へ」ボタ
ンが押されたときは、ウェブサーバは、マイソフマップ
メンバー規約が書かれた画面を顧客端末７に提供し、マ
イソフマップ会員登録画面１０１で顧客より入力された
情報を、データ管理システム４で管理されているWeb用
顧客マスタ１０２に書込む。これにより、マイソフマッ
プ会員登録が完了する。

【００６８】（２）無店舗系販売システム５のウェブサ
イト上でソフマップカード会員登録。

【００６９】図４は、無店舗系販売システム５の提供す
るウェブサイト上で、ソフマップカード会員登録する場
合における顧客情報の登録の処理流れを示す。以下、そ
の処理流れを図４と図１を参照して説明する。

【００７０】無店舗系販売システム５のウェブサーバ
は、顧客端末７からインターネットを介し、このウェブ
サーバがもつ所定のＵＲＬにアクセスされたら、その顧
客端末７にソフマップカード会員登録画面１０３を提供
する。マイソフマップ会員登録画面１０３には、マイソ
フマップ会員登録画面１０１と同様の項目、つまり、
「ＩＤ（顧客ＩＤ）」、「Passwd（パスワード）」、
「再入力」、及び「mailアドレス」の入力欄が設けれら
れている。以下、ウェブサイト上でのマイソフマップ会
員登録のときと同様の処理が行なわれ、ソフマップカー
ド会員登録画面１０３で入力された情報が、Web用顧客
マスタ１０２に書込まれる。これにより、マイソフマッ
プ会員登録が完了する。その後、図示しない顧客情報入
力画面が顧客端末７に送られる。顧客端末７で、名前、
住所、電話番号、性別、職業等の項目が入力され、入力
された項目がウェブサーバで登録されることで、ソフマ
ップカード会員登録が完了する。

【００７１】（３）店頭でソフマップカード会員登録
後、マイソフマップ会員登録。

【００７２】図５は、店舗端末２からソフマップカード
会員登録後、マイソフマップ会員登録する場合における
顧客情報の登録の処理流れを示す。

【００７３】店頭でのソフマップカード会員登録では、
顧客がソフマップカード会員登録用紙１０４に所定の項
目（名前、住所、電話番号など）を記入し、記入された
情報及びソフマップカード会員ＩＤ情報が、オペレータ
を介して店舗端末２から基幹系販売システム３を通じ
て、データ管理システム４で管理されている基幹系顧客
マスタ１０５に記録される。これにより、店頭でのソフ
マップカード会員登録が完了する。この後の、マイソフ
マップ会員の登録は、図３で説明した処理と同様の処理
が行われる。なお、このときのマイソフマップ会員登録
処理では、ソフマップカード会員ＩＤもWeb用顧客マス
タ１０２に書き込まれる。

【００７４】このようにして、会員の所有品の買取金額
表示のための顧客情報が登録される。こうして顧客情報
が登録された会員に対して、この商品流通システム１
は、上述した所有品買取金額表示機能、所有品自己査定
機能、新品購入差額表示機能、中古品検索・予約機能、
及び中古品需要認識型の買取案内機能などによるサービ
スを提供する。以下、これらの機能について詳細に説明
する。

【００７５】まず、所有品買取金額表示機能について説
明する。

【００７６】この商品流通システム１は、会員の上述し
た顧客情報と、以下に説明する方法で登録される所有品
情報とを用いて、会員の所有品の買取金額を算出し、算
出額が会員指定の希望額に達したとき、その内容を会員
に通知する。会員の所有品情報は、下記3つのいずれか
の場合に得られ、それぞれの場合において、各所有品の
商品買取金額が算出され、算出額が会員指定の額に達し
たときに、その内容が会員に通知される。

【００７７】（ア）店頭で商品が購入された場合（但
し、購入者はソフマップカード会員）。

【００７８】図６、図７は、店頭で商品（例えばパソコ
ン）が購入されてから、会員に商品の買取金額が提供さ
れるまでの処理流れを示す。なお、図６と図７は、Ｂ、
Ｃ、Ｄで互いにつながっている。

【００７９】店頭で商品が購入される際には、会員が所
持するソフマップカードのソフマップカード会員ＩＤ、
注文番号、及び商品の情報（商品名、商品のメーカ名等
の情報、以下、「JANデータ」という）が、基幹系販売
システム３からデータ管理システム４で管理されている
基幹系受注ファイル１０６に登録される。このとき、基
幹系受注ファイル１０６に登録されたデータのうち、ソ
フマップカード会員ＩＤ及びJANデータが、Web用購買履
歴表示用マスタ１０７に登録される。

【００８０】無店舗系販売システム５は、顧客端末７か
らインターネットを介してマイソフマップ会員専用画面
トップページ１１２にアクセスされたときは、ログイン
画面１０９をその顧客端末７に提供する。ログイン画面
１０９にＩＤ（顧客ＩＤ）及びPasswd（パスワード）が
入力されたとき、無店舗系販売システム５は、入力され
た顧客ＩＤがWeb用顧客マスタ１０２に登録されている
か否かをチェックし、登録されていれば、顧客端末７に
マイソフマップ会員専用画面トップページ１１２を提供
する（つまり、顧客端末７では画面が遷移してマイソフ
マップ会員専用画面トップページ１１２が表示され
る）。このとき、無店舗系販売システム５は、Web用顧
客マスタ１０２内で上記チェックした顧客ＩＤを、セラ
ーズアラートマスタ１０８に書き込む。

【００８１】無店舗系販売システム５は、マイソフマッ
プ会員専用画面トップページ１１２にアクセスされたと
きは、ログイン時に入力された顧客ＩＤに対応するソフ
マップカード会員ＩＤをWeb用顧客マスタ１０２から検
索する。検索したら、そのソフマップカード会員ＩＤに
対応するJANデータをWeb購買履歴表示用マスタ１０７か
ら検索し、そのJANデータをセラーズアラートマスタ１
０８に書き込む。

【００８２】データ管理システム４で管理されている中
古マスタ１１０には、オペレータによって予め、この商
店が取り扱う各種の中古商品のJANデータ（つまり商品
名、商品のメーカー名など）が登録されている。また、
各種の中古商品について、JANデータに基づいて算出さ
れた現在の最新の買取金額も登録されている。最新の買
取金額が、随時に又は定期的に算出されて、管理画面１
１１を通じて、データ管理システム４で管理されている
中古マスタ１１０に書込まれる。つまり、中古マスタ１
１０は、管理画面１１１を通じて随時に又は定期的に更
新される。

【００８３】マイソフマップ会員専用画面トップページ
１１２には、「買取金額一覧」表示ボタンが設けられて
いる。そのボタンが押されたときは、無店舗系販売シス
テム５は、セラーズアラートマスタ１０８にアクセスし
て、ログイン時の顧客ＩＤに対応するJANデータを検索
し、そのJANデータを用いて中古マスタ１１０にアクセ
スする。そして、無店舗系販売システム５は、中古マス
タ１１０からそのJANデータに対応した中古商品の買取
金額情報を取得して、その中古商品のメーカ名、商品
名、現在の買取金額の情報を表示した買取金額一覧画面
１１３を顧客端末７に提供する（つまり、顧客端末７で
は画面が遷移して買取金額一覧画面１１３が表示され
る）。

【００８４】買取金額一覧画面１１３には、会員の所有
品（中古品）とそれの現在の買取金額との関係が一覧表
示される。また、買取金額画面１１３には、顧客が、そ
の所有品についての希望する買取金額を入力することが
できる。入力された希望買取金額は、セラーズアラート
マスタ１０８に登録される。この希望買取金額情報は、
買取金額一覧画面１１３の次回アクセス時にその画面１
１３に表示される。また、会員がマイソフマップ会員専
用画面トップページに次回アクセスしたとき、図１４に
例示するように、そのトップページに（図１４の例では
そのページの右下部分に）、その会員の所有品の全ての
買取金額の総額が表示される。

【００８５】無店舗系販売システム５は、上述した中古
マスタ１１０の更新時に、各種中古品について、更新し
た買取金額と、セラーズアラートマスタ１０８に登録さ
れている会員の希望買取金額とを比較する。このとき、
更新した買取金額が或る会員の希望買取金額に達したら
（又は下回ったら）、その内容を表示した買取金額通知
文書１１４をe-mailでその会員に通知する。

【００８６】以上の流れを会員の立場から簡単に説明す
ると、会員は、マイソフマップ会員専用画面１１２にア
クセスし、買取金額一覧画面１１３に遷移することによ
って、現在の買取金額を確認したり希望買取金額を入力
したりすることができ、買取金額が希望買取金額に達し
た時（又は下回った時）には、その内容の通知を受け
る。それにより、会員は、楽に、現在の買取金額を知る
ことができる。また、買取金額一覧画面１１３には、会
員の所有品（中古品）とその現在の買取金額が一覧表示
されるので、所持する中古商品の個数が多い場合には、
買取金額の確認が楽である。

【００８７】（イ）ウェブサイトで商品が購入された場
合（但し、購入者はソフマップカード会員又はマイソフ
マップ会員）。

【００８８】図８〜図１１は、ウェブサイトで商品（例
えばパソコン）が購入されてから、商品の買取金額が会
員に提供されるまでの処理流れを示す。なお、図８と図
９は、Ｅ、Ｆ、Ｇで互いにつながっていて、図９と図１
０は、Ｈ、Ｉで互いにつながっていて、図１０と図１１
は、Ｊ、Ｌで互いにつながっている。また、図８〜図１
１おいて、図６、７で説明した構成要素と同様の要素に
は、同一の参照番号を付してある。以下、重複した説明
を避けるため、同一の要素についての説明は、省略又は
簡略化する。これは、後の図面についても同様である。

【００８９】顧客端末７では、無店舗系販売システム５
の持つ所定のＵＲＬにアクセスしたときは、商品画面１
１５が表示され、その画面１１５上で所定の操作をすれ
ば、購入する商品を選択するための商品選択画面１１６
が表示される。その画面１１６上で所定の操作をすれ
ば、ログイン画面１１７が表示される。会員は、その画
面１１７に、ＩＤ（顧客ＩＤ）及びパスワード（Passw
d）を入力してログインする。

【００９０】会員にログインされたとき、無店舗系販売
システム５は、顧客マスタ１０２を参照し、入力された
顧客ＩＤが登録されていなければ、その顧客ＩＤを顧客
マスタ１０２に登録し、顧客情報入力画面１１８を顧客
端末７に提供する。上記入力された顧客ＩＤが顧客マス
タ１０２に既に登録されていれば、支払・配送方法選択
画面１１９を顧客端末７に提供する。

【００９１】顧客端末７では、ログインに成功すると、
名前、住所、電話番号、e-mail等の顧客情報を入力する
ための顧客情報入力画面１１８が表示される（ただし、
初めての購入のときのみ表示され、２回目以降の購入の
ときはこの画面１１８は表示されない）。その画面１１
８上で全ての項目を入力して所定の操作をすれば、画面
が遷移して、支払・配送方法選択画面１１９が表示され
る（２回目以降の購入であれば、この画面１１９がログ
イン後最初に表示される）。その画面１１９で支払・配
送方法を入力し所定の操作をすれば、更に画面が遷移し
て、購入した商品を確認するための購入商品確認画面１
２０が表示され、その画面１２０上で商品注文を指定す
る。

【００９２】商品注文が指定されたら、無店舗系販売シ
ステム５は、Web用受注ファイル１２１に、顧客ＩＤ、
注文番号、顧客電話番号、商品のデータ（JANデー
タ）、及び顧客の支払方法を登録する。また、無店舗系
販売システム５は、Web用受注ファイル１２１内の全デ
ータを、データ管理システム４で管理されている受注情
報データベース１２２に登録する。

【００９３】無店舗系販売システム５は、顧客端末７か
らインターネットを介してマイソフマップ会員専用画面
トップページ１１２にアクセスされたときは、図６と同
様のログイン画面１０９をその顧客端末７に提供する。
その画面１０９にＩＤ（顧客ＩＤ）及びPasswd（パスワ
ード）が入力されたとき、無店舗系販売システム５は、
入力された顧客ＩＤがWeb用顧客マスタ１０２に登録さ
れているか否かをチェックし、登録されていれば、マイ
ソフマップ会員専用画面トップページ１１２を顧客端末
７に提供する（つまり、顧客端末７では画面が遷移して
マイソフマップ会員専用画面トップページ１１２が表示
される）。このとき、無店舗系販売システム５は、Web
用顧客マスタ１０２内で上記チェックした顧客ＩＤを、
セラーズアラートマスタ１０８に書き込む。

【００９４】無店舗系販売システム５は、マイソフマッ
プ会員専用画面トップページ１１２にアクセスされたと
きは、ログイン時に入力された顧客ＩＤに対応するJAN
データを受注情報データベース１２２から検索する。検
索したら、そのJANデータをセラーズアラートマスタ１
０８に書き込む。

【００９５】これ以降の処理は、（ア）店頭で商品が購
入された場合、と同様である。つまり、顧客端末７で
は、マイソフマップ会員専用画面トップページ１１２で
「買取金額一覧」表示ボタンが押されれば、中古マスタ
１１０内のJANデータ、及び買取金額情報に基づいて、
その会員の先程購入した商品を含む登録済みの全所有品
（中古品）のメーカ名、商品名、現在の買取金額の情報
を一覧表示した買取金額一覧画面１１３が表示され、そ
こに会員は各所有品の希望買取金額を入力することがで
きる。中古マスタ１１０の更新時には、更新した買取金
額と、セラーズアラートマスタ１０８に登録されている
希望買取金額とが比較され、更新した買取金額が希望買
取金額に達したら（又は下回ったら）、その内容を表示
した文書１１４がe-mailでその会員に通知される。ま
た、マイソフマップ会員専用画面トップページ１１２に
は、その会員の登録済みの全所有品の買取金額の総額が
表示される。

【００９６】（ウ）会員が自ら無店舗系販売システム５
に自分の所有品を登録する場合（所有品登録ができる者
は、ソフマップカード会員又はマイソフマップ会員）。

【００９７】図１２、図１３は、会員が無店舗系販売シ
ステム５に自分の所有品を登録して、その所有品の買取
金額が会員に提供されるまでの処理流れを示す。なお、
図１２と図１３は、Ｏ、Ｐ、Ｑで互いにつながってい
る。

【００９８】会員が無店舗系販売システム５に自分の所
有品を登録する場合には、ログイン画面１０９を介しマ
イソフマップ会員専用画面トップページ１１２にアクセ
スし、その画面１１２から買取金額一覧画面１１３に遷
移して、その画面１１３に設けられている商品追加ボタ
ンを押下する。すると、無店舗系販売システム５によっ
て、図示しない商品情報入力画面が提供される。会員
は、その画面に、自分の所有品の商品名やメーカや型式
などの情報を入力する。入力された商品の情報（JANデ
ータ）は、セラーズアラートマスタ１０８に書込まれ
る。

【００９９】これ以降の処理は、（ア）店頭で商品が購
入された場合、と同様である。つまり、顧客端末７で
は、マイソフマップ会員専用画面トップページ１１２で
「買取金額一覧」表示ボタンが押されれば、中古マスタ
１１０内のJANデータ、及び買取金額情報に基づいて、
その会員の登録済みの全所有品（中古品）のメーカ名、
商品名、現在の買取金額の情報を一覧商品のメーカ名、
商品名、現在の買取金額の情報を表示した買取金額一覧
画面１１３が表示され、そこに会員は各所有品の希望買
取金額を入力することができる。中古マスタ１１０の更
新時には、更新した買取金額と、セラーズアラートマス
タ１０８に登録されている希望買取金額とが比較され、
更新した買取金額が希望買取金額に達したら（又は下回
ったら）、その内容を表示した文書１１４がe-mailで会
員に通知される。また、マイソフマップ会員専用画面ト
ップページ１１２には、その会員の登録済みの全所有品
の買取金額の総額が表示される。

【０１００】次に、この商品流通システム１がもつ所有
品自己査定機能について説明する。この機能は、前述し
たように、無店舗系販売システム５が提供する買取査定
画面上で、会員が自分の所有品についての各種条件を入
力すると、商品流通システム１がその所有品の買取査定
価格を自動計算し表示する機能である。

【０１０１】図１５は、無店舗系販売システム５が行う
所有品自己査定機能のための処理の流れを示す。

【０１０２】無店舗系販売システム５は、まずステップ
２００で、データ管理システム４で管理されている各会
員の購買履歴データに基づいて、各会員が過去にこの商
店で購入した商品のデータを各会員の持物リストに投入
する。また、会員が自ら登録した所有品の情報も、同様
に持物リストに投入する。

【０１０３】その後、無店舗系販売システム５は、或る
会員から顧客端末７を通じてマイソフマップ会員専用ト
ップページにアクセスされた上で、所有品自己査定を行
うことを要求されると、ステップ２０１に進み、その会
員の持物リストを顧客端末７に表示し、その持物リスト
に載っている所有品の中から、買取に出したい品をその
会員に選択させる。そして、会員が選択した所有品のデ
ータを、買取専用の入れ物記憶エリアである買取バスケ
ットに登録し、その買取バスケットを顧客端末７に表示
する。

【０１０４】次に、無店舗系販売システム５は、その買
取バスケットの中から査定対象の商品が会員によって選
ばれると、ステップ２０２で、その査定対象商品につい
て詳細な自己査定を行うための査定画面を顧客端末７に
表示する。査定画面は、例えば図１６に示すようなもの
である。この査定画面には、データ管理システム４で管
理されている商品マスタ、商品別査定方法データ、商品
別付属品データなどに基づいて、その査定対象商品の商
品名、買取上限価格、及び、付属品状況や動作状況およ
びキズ状況などといった各種の査定項目などが表示され
る。会員は、この査定画面上で、査定対象商品の各査定
項目に関する状態をエントリする。多くの査定項目にお
いて、状態のエントリは、図１６で項目「キズ状況」に
関して査定画面の右脇に例示してあるように、プルダウ
ンメニューから選ぶことで簡単に行える。無店舗系販売
システム５は、データ管理システム４で管理されている
商品別査定方法データ、付属品減額データ及び査定減額
データなどに基いて、会員が各査定項目の状態をエント
リする都度に、各査定項目ごとの減額を計算し、それを
図１６に示すように査定画面に表示する。そして、査定
画面上の「計算結果表示」ボタンがクリックされると、
無店舗系販売システム５は、エントリされた全査定項目
の減額の合計を求め、その減額合計を買取上限価格から
差し引いて査定価格を計算し、その計算の結果を図１６
に示すように査定画面に表示する。

【０１０５】こうして、１つの査定対象商品の自己査定
が完了する。１つの査定対象商品の自己査定が完了する
と、無店舗系販売システム５は、ステップＳ２０３で、
査定対象商品について査定画面にエントリされた各査定
項目の状態（査定情報）を、その会員の自己査定記録デ
ータとして、データ管理システム４の顧客データベース
内に保存する。買取バスケットに入っている全ての商品
について個別に、上記の詳細自己査定を行うことができ
る。

【０１０６】その後、無店舗系販売システム５は、会員
からマイソフマップ会員専用トップページやその他の買
取金額を表示するページにアクセスされると、ステップ
２０４に進み、保存されたその会員の自己査定記録デー
タと、自己査定を行ったときに参照した商品マスタ、商
品別査定方法データ、商品別付属品データ、付属品減額
データ及び査定減額データなどのデータ（以下、査定系
データという）を参照して、その会員の自己査定済みの
所有品について、最新の減額情報を用いて最新の査定金
額を計算し、その最新の査定金額をその所有品の買取金
額として表示する。なお、自己査定を未だ行っていない
所有品については、買取上限価格をその所有品の買取金
額として表示する。

【０１０７】次に、新品購入差額表示機能について説明
する。この機能は、前述したように、無店舗系販売シス
テム５が提供する画面上で会員が商品購入を検討する
際、その検討対象の商品の販売価格から、その会員に貯
まっているポイントで得られる値引き金額と、その会員
の所有品の買取価格に相当する金額とを差し引いて、そ
の差額を表示する機能である。

【０１０８】図１７は、無店舗系販売システム５が行う
新品購入差額表示機能のための処理の流れを示す。

【０１０９】無店舗系販売システム５は、或る会員から
顧客端末７を通じてマイソフマップ会員専用トップペー
ジにアクセスされると、まずステップ２１０で、データ
管理システム４で管理されている顧客マスタ内のその会
員の顧客情報、その会員の持ち物リストデータ、ポイン
トデータ、自己査定記録データ及び前述の査定系データ
などを参照して、その会員の持つルピーポイント及びプ
ールポイントを認識し、前述の所有品自己査定機能の結
果として得られたその会員の登録済みの各所有品の最新
の正確な買取金額（査定済みの所有品については最新の
査定価格、未査定の所有品については最新の買取上限価
格）を認識する。

【０１１０】次に、無店舗系販売システム５は、ステッ
プ２１１で、その会員が購入を希望する商品のデータを
商品マスタから検索し、その希望商品のデータを、購入
対象商品の入れ物である購入バスケットに入れ、その購
入バスケットに入った商品を購入対象商品と認識する。

【０１１１】次に、無店舗系販売システム５は、その会
員から下取り差額表示シミュレーションを行うことを要
求されると、ステップ２１２に進み、図１８に示すよう
な下取り差額表示シミュレーション画面をその会員の顧
客端末７に表示し、そして、商品マスタやその会員の持
ち物リストデータなどを参照して、この差額表示シミュ
レーション画面上で、その会員の登録済みの所有品の中
から買取（下取り）希望の所有品をその会員に選ばせ
る。会員が希望の所有品を選ぶと、無店舗系販売システ
ム５は、その会員の持ち物リストデータ、ポイントデー
タ、自己査定記録データ及び前述の査定系データなどを
参照して、その選んだ所有品の最新の正確な買取金額を
把握し、そして、その選んだ所有品のメーカ及び商品名
と最新の正確な買取金額とを差額表示シミュレーション
画面に表示する。さらに、無店舗系販売システム５は、
その選んだ所有品の買取金額の合計（下取合計額）を計
算し、また、その会員の登録済み所有品の最新の買取金
額の合計（総資産）を計算し、その下取合計額と総資産
を差額表示シミュレーション画面に表示する。その後、
差額表示シミュレーション画面上の「差額を表示」ボタ
ンがクリックされると、無店舗系販売システム５は、先
程のステップ２１１で購入バスケットに入れられた購入
対象商品の販売価格から、上記下取合計金額と、その会
員の既に貯まっているポイントに応じた値引き額を差し
引いて、その差額を参考買替価格として認識し、そし
て、図１９に示すような画面（例えば、マイソフマップ
会員専用トップページ）をその会員の顧客端末７に表示
して、その購入対象商品の販売価格と下取合計金額と貯
まっているポイントと参考買替価格とを表示する。

【０１１２】これにより、その会員は、希望商品を購入
する際に、自分の所有品を下取に出し且つ貯まっている
ポイントを使うことで、幾らの金額の支払で購入できる
のかを簡単に知ることができる。

【０１１３】なお、上記の新品購入差額表示機能におい
て、貯まっているポイントを全て使うのではなく、貯ま
っているポイントの中から会員が希望する数のポイント
を選択し、その選択したポイントだけを使って、ステッ
プ２１２での参考買替価格の計算を行うようにしてもよ
い。また、一度この機能を使って差額表示シミュレーシ
ョンを行なうと、その差額表示シミュレーションの結果
のデータがデータベースに保存され、以後、会員がマイ
ソフマップ会員専用トップページにアクセスして購入希
望商品を選ぶと、自動的に、図１９に例示したように参
考買替価格が計算され表示されるようにすることもでき
る。

【０１１４】次に、中古品検索・予約機能について説明
する。この機能は、先述したように、無店舗系販売シス
テム５が提供する画面上で、中古品の購入を希望する会
員が、購入希望の中古品の品名と希望価格を入力する
と、該当する商品の有無を表示する機能である。また、
この中古品検索・予約機能は、会員と商店との間での価
格交渉も可能とする。

【０１１５】図２０は、無店舗系販売システム５が行う
中古品検索・予約機能の処理流れを示す。

【０１１６】無店舗系販売システム５は、或る会員から
顧客端末７を通じてマイソフマップ会員専用トップペー
ジにアクセスされた上で、この商店が取り扱っている販
売対象の中古品の検索が要求されると、ステップ２２０
で、その会員の希望条件に合う販売対象の中古品のデー
タを商品マスタから検索して、検索した中古品のリスト
をその会員の顧客端末７に表示する。

【０１１７】次に、検索した取扱い中古品のリストの中
から会員が購入希望の中古品を選ぶと、無店舗系販売シ
ステム５は、ステップ２２１で、データ管理システム４
で管理されている中古品在庫データを参照して、その購
入希望の中古品に関して在庫の有無を確認して、その結
果をその会員の顧客端末７に表示する。その結果、在庫
がある場合は、そこからその希望中古品の購入プロセス
に入ることができる。

【０１１８】在庫が無かった中古品に関しては、無店舗
系販売システム５は、ステップ２２２の予約案内のプロ
セスに入ることができる。ここでは、無店舗系販売シス
テム５は、図２１に例示するような予約受付画面をその
会員の顧客端末７に表示して、この予約受付画面に、そ
の在庫が無かった中古品の商品名をエントリする。この
予約受付画面上で、今エントリされた中古品について、
会員が、耐えられる入荷待ち日数を選び、また、（図示
してないが）もし希望の購入価格や品質レベルがあるな
らそれも入力して、「更新」ボタンをクリックすると、
無店舗系販売システム５は、その新たにエントリした中
古品を正式に予約対象品として認識し、その商品名や入
荷待ち日数や希望購入価格や品質レベル、並びに、その
中古品の入荷状況（初期値は「入荷待ち」などを、デー
タ管理システム４で管理されている顧客データベース
に、その会員の予約受け付けデータとして登録する。

【０１１９】なお、予約受付画面には、図２１に例示す
るように、新たにエントリされた中古品だけでなく、既
に登録済みの予約対象品の予約受け付けデータも一緒に
表示されている。会員は、自分の予約受付画面を随時に
見ることができ、それにより、各予約対象品の入荷状況
を何時でも知ることができる。

【０１２０】無店舗系販売システム５は、随時に又は定
期的にステップＳ２２３へ進み、各会員の予約受付デー
タと中古在庫データとを照らし合わせて、各会員の予約
対象品の条件に該当する中古品を在庫の中から探し、該
当する在庫中古品が見つかれば、それを対応する予約対
象品に引き当てて、そして、入荷の旨をe-mailでその会
員に通知する。

【０１２１】また、無店舗系販売システム５は、ステッ
プＳ２２３の処理の結果、或る会員の或る中古品の予約
受け付けデータに対して僅差で異なるが非常に近い（例
えば、商品名や品質レベルでは一致するが、販売価格が
希望購入価格より僅差で高いような）在庫中古品が見つ
かった場合には、ステップＳ２２４へ進み、データ管理
システム４で管理されている交渉方法マスタに従って、
その僅差の在庫中古品についての価格や品質などをその
会員と交渉して購入を勧めるために、例えば図２２に例
示したような交渉画面（この例は、価格交渉用の画面）
を作成して、その交渉画面をその会員の顧客端末７に表
示する（又は、その交渉画面と同内容のe-mailをその会
員に送ってもよい）。

【０１２２】この交渉画面で、会員が「購入する」ボタ
ンをクリックして「ＯＫ」ボタンをクリックすると、無
店舗系販売システム５は、（図示してないが）その在庫
中古品をその中古在庫データの価格や品質等の条件でそ
の会員が購入するための購入プロセスに進む。

【０１２３】次に、中古品需要認識型の買取案内機能似
ついて説明する。この機能は、購入希望者が多い中古品
を買取強化対象商品に指定して、その対象商品を所有し
ている会員に対してその中古品の放出依頼広告を送る機
能である。

【０１２４】図２３は、この商品流通システム１が行う
中古品需要認識型の買取案内機能のための処理の流れを
示す。

【０１２５】この商品流通システム１の基幹系販売シス
テム３又は無店舗系販売システム５は、システム内の図
示しない端末装置又は店舗端末２などから中古品予約状
況の照会が要求されると、ステップＳ２３０で、前述の
中古品検索・予約機能によって登録された予約受付デー
タを参照して、どの機種の中古品に対してどの程度の量
の予約がどの程度の希望購入価格で入っているかという
予約状況を把握しその予約状況を紹介要求元のシステム
内端末装置に表示する。

【０１２６】続いて、基幹系販売システム３又は無店舗
系販売システム５は、そのシステム内端末装置から要求
されれば、ステップ２３１で、その予約状況をその時系
列的推移が分るように表示したり、予約販売履歴データ
に基いて、予約販売履歴の時系列的推移を表示したりす
る。これにより、そのシステム内端末装置のオペレータ
は、どの機種の中古品についてどの程度の需要がある
か、現在又は近い将来にどの機種に対して需要の高ま里
が規定できるかる今後という需要状況を容易に把握する
ことができる。そして、オペレータは、その需要状況に
基いて、現在どの機種に対して需要が高いのか、及び、
近い将来どの機種に対して需要が高くなることが期待で
きるのかということを判断することができる。

【０１２７】次に、基幹系販売システム３又は無店舗系
販売システム５は、そのシステム内端末装置から買取強
化キャンペーン設定が要求されると、ステップ２３２へ
進み、図２４に例示するような買取強化キャンペーン設
定画面をそのシステム内端末装置に表示する。オペレー
タは、その買取強化キャンペーン設定画面上で、買取強
化キャンペーンの内容を設定する。例えば、需要が現在
高い又は近い将来高くなるであろうと判断される中古品
の商品名を買取強化キャンペーン対象品として設定し、
そのキャンペーンの実施期間を設定し、さらに、そのキ
ャンペーン期間中にキャンペーン対象品に適用される買
取金額のアップ率又はアップ額などの有利な買取条件を
設定する。キャンペーン内容を設定した後、オペレータ
がその設定画面上の「ＯＫ」ボタンをクリックすると、
基幹系販売システム３又は無店舗系販売システム５は、
その設定されたキャンペーン内容を、データ管理システ
ム４で管理されているキャンペーン設定マスタに登録
し、また、キャンペーン対象品となった商品について
は、キャンペーン対象品である旨やキャンペーン中の買
取金額などを商品マスタに書き込む。

【０１２８】その後、無店舗系販売システム５は、ステ
ップ２３３へ進み、キャンペーン設定マスタ又は商品マ
スタを参照してキャンペーン対象品を把握し、そして、
会員の持ち物リストを参照して、そのキャンペーン対象
品を所有している会員をピックアップする。

【０１２９】続いて、無店舗系販売システム５は、その
買取強化キャンペーンが始まる前やキャンペーン実施中
の適当な時期に、ステップ２３４へ進み、顧客マスタを
参照して、そのピックアップした会員の氏名や電子メー
ルアドレスを把握し、また、キャンペーン設定マスタ及
び商品マスタを参照して、キャンペーン対象品、キャン
ペーン期間及びキャンペーンにおける有利な買取条件な
どのキャンペーン内容を把握する。そして、それらの情
報を用いて、ピップアップした各会員にキャンペーン内
容を案内し、キャンペーン対象品を買取に出すことを勧
誘するような内容のe-mail、例えば図２５に例示したよ
うなe-mailを作成して、そのe-mailをそのピックアップ
した各会員に自動的に送信する。これにより、キャンペ
ーン対象品を所有する会員は、自分の所有品を適時に有
利な条件で買取に出すことが容易に可能になり、また、
買取商店では、需要の多い中古品を効率的に仕入れるこ
とができる。

【０１３０】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
これらの実施形態はあくまで本発明の説明のための例示
であり、本発明をこれら実施形態にのみ限定する趣旨で
はない。従って、本発明は、その要旨を逸脱することな
しに、上記実施形態以外の様々な形態でも実施すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る商品流通システム１
の全体構成を示すブロック図。

【図２】会員のポイントを表示したマイソフマップ会員
専用画面のトップページの例を示す図。

【図３】顧客がウェブサイト上でマイソフマップ会員登
録する場合における顧客情報の登録の処理流れを示すフ
ローチャート。

【図４】顧客がウェブサイト上でソフマップカード会員
登録する場合における顧客情報の登録の処理流れを示す
フローチャート。

【図５】店舗端末２からソフマップカード会員登録後、
マイソフマップ会員登録する場合における顧客情報の登
録の処理流れを示すフローチャート。

【図６】店頭で商品が購入されてから、会員に商品の買
取金額が提供されるまでの処理流れを示すフローチャー
トの部分。

【図７】店頭で商品が購入されてから、会員に商品の買
取金額が提供されるまでの処理流れを示すフローチャー
トの部分。

【図８】ウェブサイトで商品が購入されてから、商品の
買取金額が会員に提供されるまでの処理流れを示す。

【図９】ウェブサイトで商品が購入されてから、商品の
買取金額が会員に提供されるまでの処理流れを示す。

【図１０】ウェブサイトで商品が購入されてから、商品
の買取金額が会員に提供されるまでの処理流れを示す。

【図１１】ウェブサイトで商品（PC）が購入されてか
ら、商品の買取金額が会員に提供されるまでの処理流れ
を示す。

【図１２】会員が無店舗系販売システム５に自分の所有
品を登録して、その所有品の買取金額が会員に提供され
るまでの処理流れを示す。

【図１３】会員が無店舗系販売システム５に自分の所有
品を登録して、その所有品の買取金額が会員に提供され
るまでの処理流れを示す。

【図１４】会員の所有品の全ての買取金額の総額が表示
されたマイソフマップ会員専用画面のトップページの例
を示す図。

【図１５】無店舗系販売システム５が行う所有品自己査
定機能のための処理の流れを示すフローチャート。

【図１６】自己査定画面の例を示す図。

【図１７】無店舗系販売システム５が行う新品購入差額
表示機能のための処理の流れを示すフローチャート。

【図１８】下取価格表示シミュレーション画面の例を示
した図。

【図１９】購入希望商品の販売価格から下取合計価格や
ポイント相当値引額を差し引いた参考買替価格が表示さ
れた画面の例を示した図。

【図２０】無店舗系販売システム５が行う中古品検索・
予約機能のための処理の流れを示すフローチャート。

【図２１】予約受け付け画面の例を示す図。

【図２２】交渉画面の例を示す図。

【図２３】無店舗系販売システム５が行う中古品需要認
識型の買取案内機能のための処理の流れを示すフローチ
ャート。

【図２４】買取強化キャンペーン設定画面の例を示す
図。

【図２５】買取強化キャンペーン対象品を持つ会員に対
して自動送信されるキャンペーン案内e-mailの例を示す
図。

【符合の説明】

１ 商品流通システム ２ 店舗端末 ３ 基幹系販売システム ４ データ管理システム ５ 無店舗系販売いシステム ６ インターネット ７ 顧客端末 １０２ Web顧客マスタ １０８ セラーズアラートマスタ １１０ 中古マスタ １１３ 買取金額一覧画面 １１４ 買取金額通知文書

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月５日（２０００．９．５）

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ３３２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ３３２ (72)発明者 栗林 雅治 東京都千代田区外神田３丁目14番10号 株 式会社ソフマップ内 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 CC02 CC06 CC08 CC36 DD01 DD05 EE01 EE28 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中古品買取のための情報処理を行う商品
   流通システムにおける顧客への情報提供方法において、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
   所有品情報を保持するステップと、 前記所有品情報に記録された各顧客の所有品について、
   定期的又は随時に、最新の買取金額を決定するステップ
   と、 前記各顧客の所有品の最新の買取金額を、通信ネットワ
   ークを介して各顧客のコンピュータに通知するステップ
   とを有する情報提供方法。
2. 【請求項２】 各顧客が商品を購入したとき、各顧客が
   購入した商品の情報を、各顧客の新たな所有品の情報と
   して前記所有品情報に追加するステップを更に有する請
   求項１記載の情報提供方法。
3. 【請求項３】 各顧客が自己の各所有品の希望買取金額
   を入力するための希望買取金額入力画面を、前記通信ネ
   ットワークを介して前記各顧客のコンピュータに提供す
   るステップと、 前記希望買取金額入力画面に各顧客から入力された希望
   買取金額を示した希望買取金額情報を保持するステップ
   と、 前記最新の買取金額を決定するステップによって決定さ
   れた各顧客の各所有品の最新の買取金額と、前記希望買
   取金額情報に記録された各顧客の各所有品の希望買取金
   額とを比較するステップと、 前記比較するステップによる比較結果に応じて、各顧客
   の各所有品の買取に関する所定メッセージを、前記通信
   ネットワークを介して前記各顧客のコンピュータに送信
   するステップとを更に有する請求項１記載の情報提供方
   法。
4. 【請求項４】 中古品買取のための情報処理を行う商品
   流通システムにおいて、 各顧客の所有する一個以上の所有品の情報を記録した所
   有品情報を保持する所有品情報保持手段と、 前記所有品情報に記録された各顧客の所有品について、
   定期的又は随時に、最新の買取金額を決定する買取金額
   決定手段と、 前記各顧客の各所有品の最新の買取金額を、通信ネット
   ワークを介して各顧客のコンピュータシステムに通知す
   る通知手段と、を更に備えた商品流通システム。
5. 【請求項５】 各顧客が商品を購入したとき、各顧客が
   購入した商品の情報を、各顧客の新たな所有品の情報と
   して前記所有品情報に追加する自動登録手段を更に備え
   た請求項４記載の商品流通システム。
6. 【請求項６】 各顧客が自己の各所有品の希望買取金額
   を入力するための希望買取金額入力画面を、前記通信ネ
   ットワークを介して前記各顧客のコンピュータに提供す
   る希望買取金額入力手段と、 前記希望買取金額入力画面に各顧客から入力された希望
   買取金額を示した希望買取金額情報を保持するス希望買
   取金額保持手段と、 前記買取金額決定手段によって決定された各顧客の各所
   有品の最新の買取金額と、前記希望買取金額情報に記録
   された各顧客の各所有品の希望買取金額とを比較する金
   額比較手段と、 前記金額比較手段による比較結果に応じて、各顧客の各
   所有品の買取に関する所定メッセージを、前記通信ネッ
   トワークを介して前記各顧客のコンピュータに送信する
   メッセージ送信手段とを更に備えた請求項４記載の商品
   流通システム。
7. 【請求項７】 中古品買取のための情報処理を行う商品
   流通システムにおける顧客への情報提供方法において、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
   所有品情報を保持するステップと、 前記所有品情報に記録された各顧客の各所有品の品質状
   態を各顧客が入力するための自己査定画面を、前記通信
   ネットワークを介して前記各顧客のコンピュータに提供
   するステップと、 前記自己査定画面に各顧客から入力された各顧客の各所
   有品の品質状態を記録した自己査定情報を保持するステ
   ップと、 前記自己査定情報に基づいて、定期的又は随時に、各顧
   客の各所有品の最新の買取金額を決定するステップと、 前記各顧客の所有品の最新の買取金額を、通信ネットワ
   ークを介して各顧客のコンピュータに通知するステップ
   とを有する情報提供方法。
8. 【請求項８】 中古品買取のための情報処理を行う商品
   流通システムにおいて、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
   所有品情報を保持する所有品情報保持手段と、 前記所有品情報に記録された各顧客の各所有品の品質状
   態を各顧客が入力するための自己査定画面を、前記通信
   ネットワークを介して前記各顧客のコンピュータに提供
   する自己査定画面提供手段と、 前記自己査定画面に各顧客から入力された各顧客の各所
   有品の品質状態を記録した自己査定情報を保持する自己
   査定情報保持手段と、 前記自己査定情報に基づいて、定期的又は随時に、各顧
   客の各所有品の最新の買取金額を決定する買取金額決定
   手段と、 前記各顧客の所有品の最新の買取金額を、通信ネットワ
   ークを介して各顧客のコンピュータに通知する通知手段
   とを有する商品流通システム。
9. 【請求項９】 商品販売と中古品買取のための情報処理
   を行う商品流通システムにおける顧客への情報提供方法
   において、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
   所有品情報を保持するステップと、 前記所有品情報に記録された各顧客の所有品について、
   定期的又は随時に、各顧客の各所有品の最新の買取金額
   を決定するステップと、 各顧客の所望する商品の情報を表示した商品カタログ画
   面を、通信ネットワークを介して各顧客のコンピュータ
   に送信するステップと、 各顧客の所望する前記商品の販売価格から、各顧客の所
   有品の前記最新の買取金額を差し引いて、差額を計算す
   るステップと、 各顧客の所望する前記商品の販売価格と、各顧客の所有
   品の前記最新の買取金額と、両者間の前記差額とを、各
   顧客のコンピュータに送信される前記商品カタログ画面
   に表示するステップと、を有する情報提供方法。
10. 【請求項１０】 各顧客が獲得したサービスポイントを
    記録したポイント情報を保持するステップを更に有し、 差額を計算するステップでは、前記販売価格から、前記
    最新の買取金額を差し引くだけでなく、前記ポイント情
    報に記録された各顧客のサービスポイントに応じた値引
    き金額も差し引いて、前記差額を求め、 前記商品カタログ画面に表示するステップでは、前記差
    額を求めるときに使った前記サービスポイントも前記商
    品カタログ画面に表示する請求項９記載の情報提供方
    法。
11. 【請求項１１】 商品販売と中古品買取のための情報処
    理を行う商品流通システムにおいて、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
    所有品情報を保持する所有品情報保持手段と、 前記所有品情報に記録された各顧客の所有品について、
    定期的又は随時に、各顧客の各所有品の最新の買取金額
    を決定するス買取金額決定手段と、 各顧客の所望する商品の情報を表示した商品カタログ画
    面を、通信ネットワークを介して各顧客のコンピュータ
    に送信する商品カタログ画面提供手段と、 各顧客の所望する前記商品の販売価格から、各顧客の所
    有品の前記最新の買取金額を差し引いて、差額を計算す
    る差額計算手段と、 各顧客の所望する前記商品の販売価格と、各顧客の所有
    品の前記最新の買取金額と、両者間の前記差額とを、各
    顧客のコンピュータに送信される前記商品カタログ画面
    に表示する金額表示手段とを備えた商品流通システム。
12. 【請求項１２】 各顧客が獲得したサービスポイントを
    記録したポイント情報を保持するポイント情報保持手段
    を更に有し、 前記差額計算手段は、前記販売価格から、前記最新の買
    取金額を差し引くだけでなく、前記ポイント情報に記録
    された各顧客のサービスポイントに応じた値引き金額も
    差し引いて、前記差額を求め、 前記金額表示手段は、前記差額を求めるときに使った前
    記サービスポイントも前記商品カタログ画面に表示する
    請求項１１記載の商品流通システム。
13. 【請求項１３】 商品販売のための情報処理を行う商品
    流通システムにおける顧客への情報提供方法において、 在庫の商品の品種と販売条件とが記録された在庫情報を
    保持するステップと、 各顧客が希望する商品の品種と希望する購入条件とを入
    力するための予約画面を、通信ネットワークを介して各
    顧客のコンピュータに提供するステップと、 前記予約画面に各顧客から入力された各顧客の希望する
    商品の品種と購入条件を記録した予約情報を保持するス
    テップと、 前記予約情報に記録された各顧客の希望する商品の品種
    と購入条件を、前記在庫情報に記録された在庫の商品の
    品種と販売条件と対比するステップと、 前記対比するステップによる対比で一致が得られないと
    き、各顧客が希望する商品の品種又は購入条件について
    各顧客と交渉するためのメッセージを、前記通信ネット
    ワークを介して各顧客のコンピュータに送信するステッ
    プとを有する情報提供方法。
14. 【請求項１４】 商品販売のための情報処理を行う商品
    流通システムにおいて、 在庫の商品の品種と販売条件とが記録された在庫情報を
    保持する在庫情報保持手段と、 各顧客が希望する商品の品種と希望する購入条件とを入
    力するための予約画面を、通信ネットワークを介して各
    顧客のコンピュータに提供する予約画面提供手段と、 前記予約画面に各顧客から入力された各顧客の希望する
    商品の品種と購入条件を記録した予約情報を保持する予
    約情報保持手段と、 前記予約情報に記録された各顧客の希望する商品の品種
    と購入条件を、前記中古在庫情報に記録された在庫の商
    品の品種と販売条件と対比する対比手段と、 前記対比するステップによる対比で一致が得られないと
    き、各顧客が希望する商品の品種又は購入条件について
    各顧客と交渉するためのメッセージを、前記通信ネット
    ワークを介して各顧客のコンピュータに送信する通信手
    段とを備えた商品流通システム。
15. 【請求項１５】 中古品の買取のための情報処理を行う
    商品流通システムにおける顧客への情報提供方法におい
    て、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
    所有品情報を保持するステップと、 買取強化対象品を決定するステップと、 前記所有品情報に基いて、買取強化対象品と同じ品種の
    所有品を所有している顧客を抽出するステップと、 抽出した各顧客に対して、前記買取強化対象品と同じ品
    種の所有品についての買取案内のためのメッセージを通
    知するステップとを有する情報提供方法。
16. 【請求項１６】 各顧客が購入を希望する中古品の品種
    を記録した予約情報を保持するステップを更に有し、 前記買取強化対象品を決定するステップでは、前記予約
    情報に記録された中古品の品種に基いて、前記買取強化
    対象品を決定する請求項１５記載の情報提供方法。
17. 【請求項１７】 中古品の買取のための情報処理を行う
    商品流通システムにおいて、 各顧客が所有する１個以上の所有品の情報が記録された
    所有品情報を保持する所有品情報保持手段と、 買取強化対象品を決定する対象品決定手段と、 前記所有品情報に基いて、買取強化対象品と同じ品種の
    所有品を所有している顧客を抽出する対象顧客抽出手段
    と、 抽出した各顧客に対して、前記買取強化対象品と同じ品
    種の所有品についての買取案内のためのメッセージを通
    知する通知手段とを備えた商品流通システム。
18. 【請求項１８】 各顧客が購入を希望する中古品の品種
    を記録した予約情報を保持する予約情報保持手段を更に
    有し、 前記対象品決定手段は、前記予約情報に記録された中古
    品の品種に基いて、前記買取強化対象品を決定する請求
    項１７記載の商品流通システム。