JP2001312206A - ラベル記録紙、印画物形成方法および印画システム - Google Patents

ラベル記録紙、印画物形成方法および印画システム

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JP2001312206A JP2000130771A JP2000130771A JP2001312206A JP 2001312206 A JP2001312206 A JP 2001312206A JP 2000130771 A JP2000130771 A JP 2000130771A JP 2000130771 A JP2000130771 A JP 2000130771A JP 2001312206 A JP2001312206 A JP 2001312206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ全面に亙って画像が形成され、かつ収納
しやすい形状の、任意の物品に貼付可能な印画物を得
る。 【解決手段】 ラベル記録紙には、長辺方向の端部付近
に短辺方向に延び、その両端部で、長辺方向の中心に向
かう方向に滑らかに曲がり、長辺に滑らかに接続するよ
うに延びている、容易に切断可能な構造12が設けられ
ている。この容易に切断可能な構造12より端部よりの
外側部分12bを記録時の支持部とすることができるの
で、容易に切断可能な構造12より内側の中央部分13
に、図3(B)のように実質的に全面に亙って画像を形
成できる。画像を形成した後、外側部分14を容易に切
り離して、実質的に全面に亙って画像が形成され、か
つ、四方端部の縁が丸められた、収納しやすい形状の、
任意の物品に貼付可能な印画物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に使用さ
れる、シール状のラベル記録紙に、特に、記録紙を往復
移動させて複数色の画像を重ねて形成し、カラー画像を
得る画像記録装置により、画像が実質的に全面に亙って
記録された、特定の形状を有する、任意の物品に貼り付
けることができる印画物を得るための記録紙と、印画物
形成方法および印画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタルビデオカメラやデジタル
カメラなどの、画像データを容易に得られる機器の普及
に伴い、得られた画像データに基づいて記録紙にカラー
画像を形成するカラー画像記録装置の需要が高まってい
る。このようなカラー画像記録装置の記録方式として
は、例えば熱転写方式などがある。熱転写方式の記録
は、熱昇華性または熱溶融性のインクを塗布したインク
シートを記録紙に近接させて配置し、これをサーマルヘ
ッドで選択的に加熱し、昇華または溶融されたインクを
記録紙に転写して記録紙にインク像を形成することによ
り行われる。このような熱転写方式の記録を行う熱転写
記録装置、特に昇華型熱転写記録装置は、高画質なフル
カラー画像を得ることができるため、デジタルカメラな
どで得られた画像データに基づいて記録紙に記録を行う
記録装置への適用が期待されている。
【0003】一方、フルカラーの高画質な画像を形成す
る装置としては、他に、写真画像をノートや任意の物品
に貼付できる小さな形状のシール上に形成するプリクラ
(商品名)や、容易に持ち運んで写真を撮ることができ
るレンズ付きフィルムなどが近年普及している。これら
の普及により、高画質なフルカラー画像の印画物を財布
や手帳に貼付または収納して日常携帯し、適宜鑑賞す
る、あるいは複数人で鑑賞し合ったり交換し合ったりす
るなどの目的で、このような印画物が利用されるように
なってきた。
【0004】そこで、デジタルカメラなどを用いて作成
する印画物についても、財布や手帳などに収納して日常
携帯できる形状であり、しかもプリクラに見られるよう
に任意の物品に容易に貼付可能な印画物が求められてお
り、このような印画物を形成できる印画システムが望ま
れている。財布や手帳などに収納して日常携帯するのに
便利な形状としては、図12に示すように54mm×8
5.5mmの長方形であり、その四隅部の縁部が曲率半
径R=4mmの円弧状に丸められている、テレホンカー
ドやクレジットカードの形状がある。テレホンカードや
クレジットカードの普及に伴って、これらのサイズのカ
ードを扱いやすく収納できる財布や手帳が普及してい
る。また、任意の物品に貼付可能な印画物が得られる記
録紙として、シールのような構成の、いわゆるラベルタ
イプの記録紙(ラベル記録紙)がある。
【0005】カラー画像記録装置でこのような特定の形
状を有し、物品に貼付可能な印画物を得るためにラベル
記録紙に記録を行う場合、熱転写記録装置などの複数色
の画像を重ねてカラー画像を形成する記録装置では、一
般的に、ラベル記録紙を往復移動させる必要が有り、し
たがって記録時にラベル記録紙を離さずに支持する必要
が有るため、ラベル記録紙の端部の少なくとも一部には
画像を形成することができない。したがって、得られる
印画物には余白部分ができ、すなわちカラー画像記録装
置では、形成できる画像の大きさが制限され、銀塩写真
のように全面に亙って画像が形成された印画物を得るこ
とができない。
【0006】これに対して、カラー画像記録装置によっ
て実質的に全面に亙って画像が形成された印画物を得る
方法としては、図13に示すような、ラベル記録紙の搬
送方向の両側に、外側部分34を容易に切取れるよう
に、容易に切断可能な構造32を設けたラベル記録紙を
用いる方法が知られている。
【0007】図16にこのラベル記録紙の模式的側面図
を示す。同図に示すように、このラベル記録紙は、物品
に貼付可能な印画物となる、上部の受像層部41と、受
像層部41の粘着部を不使用時に覆って保護する下部の
支持層部(セパレータ)42とからなっている。受像層
部41は、中央のシール基材44と、その上面に設けら
れている、画像を形成するインクなどの色材を受容する
受容層43と、シール基材44の下面に設けられてい
る、物品に貼付可能な粘着性を有する粘着層とを有して
いる。支持層部42は、支持基材47と、その上面に設
けられている、粘着層45の粘着性を損うことなく受像
層部41を貼付および剥離可能な剥離層46とを有して
いる。この構成のラベル記録紙を用いることにより、受
容層23に画像を形成した後、受像層部21を支持層部
22から剥し、受像層部23を物品に貼付して使用でき
る。容易に切断可能にする構造32としては、受像層部
41のみに、全幅に亙って連続的に形成されている切れ
目からなる切断線32aを設けた、いわゆるハーフカッ
ト処理が成されている。または、容易に切断可能にする
構造32として、図17に示すように受像層部41と支
持層部42とのラベル記録紙の全厚に亙って、全幅に亙
って断続的に形成されている切れ目からなるミシン目5
1が設けられている構成のラベル記録紙もある。なお、
これらの側面図においては、全幅に亙って連続的に形成
されている切れ目からなる切断線32aは実線で、全幅
に亙って断続的に形成されている切れ目からなるミシン
目32bは2点鎖線で、それぞれ模式的に示している。
【0008】このような容易に切断可能な構造32を有
するラベル記録紙を用いることにより、図14に示すよ
うに、容易に切断可能な構造32の外側部分34以外の
中央部分33全面に亙って画像を形成することができ
る。そこで、画像が形成されたラベル記録紙の外側部分
34を容易に切断可能な構造32から切り離して、図1
2に示すように全面に亙って画像が形成された印画物を
得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
に示すようにハーフカット処理を施したラベル記録紙を
用いて得られた印画物では、外側部分34を含めた、元
の大きさのまま持ち運ばなければならない。このように
大きな印画物では持ち運びに不便である。また、図17
に示すようにミシン目32aを設けたラベル記録紙を用
いて得られた印画物では、外側部分34を切り離した状
態で持ち運ぶことはできるものの、その四隅部の縁部
は、図12に示すように角張った形状である。このよう
に四隅部の縁部が角張った印画物では、財布や手帳、カ
ードケースなどの収納物に印画物を入れる際、印画物の
縁部が収納物に突き当たったり、引っ掛かったりして入
れにくいなどの問題がある。
【0010】すなわち、従来のラベル記録紙では、全面
に亙って画像が形成された、物品に貼付可能な印画物を
得ることはできるものの、財布や手帳、カードケースな
どの収納物に入れて持ち運ぶのに不便であるという問題
があった。
【0011】ハーフカット処理を施したラベル記録紙で
は、爪などを、外側部分34の支持層部42の上面に沿
って切断線32aの位置に押し当て、受像層部41と支
持層部42との間に挿入するなどして、受像層部41を
支持層部42から容易に剥して物品に貼付できる。一
方、ミシン目32aを設けたラベル記録紙では、外側部
分34を切り離すと、支持層部42も含めて切り離され
てしまう。そこで、外側部分34を切り離した印画物で
は、爪などを受像層部41と支持層部42との間に挿入
するなどするのが困難であり、受像層部41を支持層部
42から剥しにくいという問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、記録紙を往復移動
させて複数色の画像を重ねて形成しカラー画像を得るカ
ラー画像形成装置に使用可能なラベル記録紙であって、
実質的に全面に亙って画像が形成されており、かつ収納
物に収納する際に収納物に突き当たったり、引っ掛かっ
たりすることのない、収納しやすい形状を有する、物品
に貼付可能な印画物を得ることができるラベル記録紙、
印画物形成方法および印画システムを提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、印画物の受像層部を容
易に剥すことができるラベル記録紙を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるラベル記録紙は、色材を受容する受容
層が上面に、粘着性を有する粘着層が下面に形成されて
いるシール基材からなる受像層部と、粘着層を貼付け、
剥すことが可能な剥離層が上面に形成されている支持基
材からなる支持層とが、粘着層と剥離層とが貼り合わさ
れて積層されている、記録装置により記録を行うための
ラベル記録紙であって、実質的に四角形であり、少なく
とも一端部近傍に、四角形を実質的に横断する、それよ
り端部寄りの外側部分を容易に切り離すことができるよ
うにするための容易に切断可能な構造を有し、容易に切
断可能な構造が、直線部分と、その両端部に位置し直線
部分と実質的に直交する、四角形の辺に滑らかに接続す
るように曲がりながら延びている1対の曲線部分とを含
むことを特徴とする または、容易に切断可能な構造と、容易に切断可能な構
造と実質的に直交する、四角形の辺とに滑らかに接続し
ている曲線状の縁部を有する切り込み部が設けられてい
る構成としても良い。
【0014】または、実質的に四角形であり、隣り合う
辺を滑らかに接続している曲線状縁部を四隅部に有する
中央部分と、1対の曲線状縁部の間に位置する直線部分
を介して連結されている外側部分とを有し、直線部分に
前記容易に切断可能な構造が設けられている構成として
も良い。
【0015】この構成によれば、記録装置により記録を
行う際に、容易に切断可能な構造より端部寄りの外側部
分を、適正な記録位置にラベル記録紙を導くための挟持
部とすることができ、したがってラベル記録紙の容易に
切断可能な構造より内側の中央部分に、実質的に全面に
亙って画像を形成できる。画像を形成した後、ラベル記
録紙の外側部分を容易に切り離すことができ、これによ
り、画像が実質的に全面に亙って記録された印画物を得
ることができる。得られた印画物は、四隅部に曲線状の
縁部を有する四角形の形状を有しており、すなわち収納
物に収納する際に収納物に突き当たったり、引っ掛かっ
たりすることのない、収納しやすい形状を有している。
【0016】容易に切断可能な構造は、少なくとも受像
層部の全厚に亙って、全幅に亙って連続的に形成されて
いる切れ目からなる切断線と、切断線と平面的に重なる
ように支持層部の全厚に亙って、全幅に亙って断続的に
形成されている切れ目からなるミシン目とから構成する
ことができる。このような構成とすれば、受像層部と支
持層部との両方の外側部分を容易に切断可能な構造から
切り離して印画物を得ることもできるし、記録紙から、
受像層部の中央部のみを切り離して、任意の物品に貼付
する印画物を得ることもできる。
【0017】容易に切断可能な構造は、四角形の片側の
端部付近のみに設けた構成としても良いが、両端部付近
に設けることにより、記録装置にセットする際にラベル
記録紙の方向性を考慮しなくても良い、より扱いやすい
ラベル記録紙とすることができる。
【0018】容易に切断可能な構造の外側部分を切り離
した印画物の形状は、長辺と短辺の比が約855対54
0の長方形とすることが好ましい。特に、長辺の長さを
約85.5mmとし、短辺の長さを約54mmとすれ
ば、テレホンカードやクレジットカードと同じ大きさで
あり、テレホンカードなどを収納しやすいように構成さ
れた財布や手帳などの収納物への収納に便利な印画物を
得ることができる。
【0019】容易に切断可能な構造の外側部分を切り離
した後の四隅部の縁部の形状は円弧状にすることが好ま
しい。この円弧の曲率半径を、特に、4mmとすれば、
テレホンカードやクレジットカードと同様の形状の、収
納に便利な印画物を得ることができる。
【0020】本発明による印画物形成方法は、以上のよ
うなラベル記録紙を用い、ラベル記録紙の外側部分を挟
持して、記録ヘッドに対向する記録位置を通るように往
復搬送しつつ、記録ヘッドの記録動作によりラベル記録
紙上の、容易に切断可能な構造より中央寄りの中央部分
に実質的に全面に亙って記録画像を形成する工程と、そ
の後にラベル記録紙の外側部分を切り離して印画物を得
る、またはラベル記録紙の受像層部の中央部分を剥し
て、物品に貼付可能な印画物を得る工程とを有すること
を特徴とする。
【0021】本発明による印画システムは、前述のよう
なラベル記録紙と、ラベル記録紙上に画像記録を行う記
録ヘッドと、ラベル記録紙の外側部分を挟持して、ラベ
ル記録紙の、容易に切断可能な構造より中央寄りの中央
部分の実質的に全面を、記録ヘッドに対向する記録位置
に通すように搬送する搬送ローラ対とを有する記録装置
とを含むことを特徴とする。
【0022】本発明による印画システムにおいては、特
に、複数の加熱素子が設けられたサーマルヘッドを記録
ヘッドとして有し、サーマルヘッドによりインクが塗布
されたインクシートを選択的に加熱し、インクをラベル
記録紙に付着させて記録を行う熱転写記録装置を好適に
用いることができる。
【0023】また、複数色のインクを用い、ラベル記録
紙を往復移動させて複数色のインク像を重ねて記録を形
成し、カラーの記録画像を形成する熱転写記録装置にお
いては、複数色のインク像の記録位置を正確に合致させ
る必要が有り、このため、各色のインク像形成が終了す
るまでの間、ラベル記録紙を離さずに挟持しておく必要
がある。そこで記録を行う必要がなく、かつ支持部とす
ることができる、容易に切断可能な構造より端部寄りの
部分を有するラベル記録紙を用いる本発明の印画システ
ムは、特にこのような記録装置を用いる印画システムに
対して好適に適用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0025】カラー画像の形成を行うカラー画像形成装
置の例として、熱転写記録装置1の模式的側面図を図1
に示す。熱転写記録装置1は、複数のラベル記録紙Pを
積載可能な用紙カセット2を有している。用紙カセット
2の上方には、用紙カセット2に積載してセットされた
ラベル記録紙Pから一枚ずつ分離して給紙する給紙ロー
ラ3が設けられている。給紙ローラ3によりラベル記録
紙が給送される位置には、記録時にラベル記録紙Pを支
持して往復移動させる搬送ローラ対4が設けられてい
る。この往復移動が行われる部分には、ラベル記録紙P
を適正な記録位置に支持するプラテンローラ5と、イン
クシート8をラベル記録紙Pに押圧するとともに選択的
に加熱して記録を行うサーマルヘッド6とが対向して配
置されている。サーマルヘッド6には、複数の加熱素子
が一列に並んで設けられている。インクシート8は、イ
ンクカセット7に収納されており、記録時にサーマルヘ
ッド8のラベル記録紙Pに対向する面の前を通して搬送
可能になっている。ラベル記録紙Pの排紙位置には、ラ
ベル記録紙Pを熱転写記録装置1外に排紙する排紙ロー
ラ対9が設けられている。
【0026】インクシート8は、熱溶融性インクまたは
熱昇華性インクが塗布された、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の各色のインク層と、ラベル記
録紙の印画面を保護するために印画面上にオーバーコー
トされる保護物が設けられたオーバーコート層とを有し
ている。各インク層とオーバーコート層は、ラベル記録
紙Pの印画領域の幅とほぼ等しい幅を有しており、イン
クシート8の搬送方向に順に並んで設けられている。
【0027】次に、この熱転写記録装置1による画像の
記録動作について説明する。
【0028】用紙カセット2に積載されたラベル記録紙
Pが、給紙ローラ3によって一枚ずつ分離され搬送ロー
ラ対4のニップ部に給紙される。また、インクカセット
7が、サーマルヘッド6の、記録面に対向する面の前に
1色目のインク層が配置されるように駆動される。ラベ
ル記録紙Pが搬送ローラ対4に支持され搬送されて記録
開始位置に達した後、サーマルヘッド6の駆動と搬送ロ
ーラ対4による給送とが画像データに応じて選択的に行
われ、1色目の画像が形成される。
【0029】1色目の画像形成が終了した後、ラベル記
録紙Pは搬送ローラー対4の駆動によって記録開始位置
に戻され、また、インクカセット7が、サーマルヘッド
6の、記録面に対向する面の前に2色目のインク層が配
置されるように駆動される。その後、1色目の画像形成
と同様にサーマルヘッド6の駆動と搬送ローラ対4によ
る給送とが画像データに応じて選択的に行われ、2色目
の画像が1色目の画像の上に重ねて形成される。
【0030】このようにして、3色の画像が順番に重ね
て形成され、さらにその上にオーバーコート層が形成さ
れてカラー画像が形成される。カラー画像が形成された
ラベル記録紙Pは、排紙ローラ対9により熱転写記録装
置1外に排出され、記録動作が終了する。
【0031】このように、通常の熱転写記録装置1で
は、複数色の画像を重ねて形成することによりカラー画
像が形成されるため、各色の記録位置を正確に合致させ
る必要が有る。そこで、各色の画像形成が終了するまで
の間、搬送ローラ対4によりラベル記録紙Pを離さずに
しっかり挟持して搬送を行う必要がある。そこで、ラベ
ル記録紙Pを搬送ローラ対4により挟持して往復移動さ
せる際、ラベル記録紙Pの、図1の右側への移動は、ラ
ベル記録紙Pの左端が搬送ローラ対に挟持される範囲内
でしか行うことができない。したがって、ラベル記録紙
Pの左端付近を記録位置まで導くことができないので、
ラベル記録紙Pの左端付近は余白として残ってしまう。
このように、ラベル記録紙Pの端部には記録不可能な余
白部が通常必要になる。
【0032】次に、熱転写記録装置1に用いられる、本
発明の第1の実施例のラベル記録紙について図2〜5を
参照して説明する。
【0033】図2に示すように、このラベル記録紙はほ
ぼ長方形の形状を有しており、長辺方向の両端付近に、
短辺方向の全幅に亙って延びる容易に切断可能な構造1
2が設けられている。この容易に切断可能な構造12の
両側に力を加えるなどすることにより、容易に切断可能
な構造12から外側の外側部分14を切り離すことがで
きる。各容易に切断可能な構造12は、中央部ではラベ
ル記録紙の短辺方向に真っ直ぐ延びる直線部分となって
おり、両端部でラベル記録紙の、長辺方向の中心に向か
う方向に滑らかに曲がり、ラベル記録紙の上下の長辺に
滑らかに接続するように延びる曲線部分となっている。
すなわち、容易に切断可能な構造12は、外側部分14
を切り離すことによって、ラベル記録紙の中央部分13
が四隅部の縁部が丸められた形状になるように形成され
ている。
【0034】また、図5に示すように、このラベル記録
紙Pは、従来例と同様に、受容層23とシール基材24
と粘着層25とを有する受像層部21と、剥離層26と
支持基材27とを有する支持層部22とが積層されて構
成されており、受像層部21を支持層部22から剥して
物品に貼付することができる。ラベル記録紙の容易に切
断可能な構造12は、受像層部21の全厚に亙って、全
幅に亙って連続的に形成されている切れ目からなる切断
線12aと、残りの支持層部22の全厚に亙って、全幅
に亙って断続的に形成されている切れ目からなるミシン
目12bとから構成されている。なお、この側面図にお
いては、全幅に亙って連続的に形成されている切れ目か
らなる切断線12aは実線で、全幅に亙って断続的に形
成されている切れ目からなるミシン目12bは2点鎖線
で、それぞれ模式的に示している。
【0035】受容層23の材料は、熱転写記録の際、加
熱によりインクフィルムから移行される昇華性または溶
融性の色材(インク)を受容しやすい樹脂であればどの
ようなものでも良い。例えば従来から使用されている、
ポリエステル樹脂、ポリブチラール樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂などの材料を用いるこ
とができる。これらの中に、各種可塑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、蛍光増白剤などを混合してもよい。ま
た、必要に応じて、受容層23の上に異常転写を防止す
るための層を設けても良い。異常転写防止層としては、
例えば紫外線硬化型シリコン樹脂、熱硬化型シリコン樹
脂、含フッ素樹脂などを使用できる。あるいは、受容層
23に各種変性シリコンオイル、フッ素オイル、ワック
ス、各種界面活性剤を混合してしても良い。受容層の厚
さは約5〜50μmであり、約15〜30μmとするこ
とが好ましい。
【0036】シール基材24および支持基材27には、
ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリカーボネートなどの高分子フィルム、およ
びこれらのフィルムに充填剤、軟化剤などの添加物を配
合したもの、およびこれらのフィルムの積層体、または
これらの材料からなる発泡体などを用いることができ
る。基材の厚さは特に限定されないが、約10〜50μ
mとすることが好ましい。
【0037】粘着層25には、通常のゴム系またはアク
リル系の粘着剤を用いることができ、厚さは約5〜30
μmである。剥離層26は通常の紫外線硬化型シリコン
樹脂や熱硬化型シリコン樹脂を支持基材27上に塗工し
て形成することができ、厚さは約0.05〜0.5μm
である。
【0038】次に、本発明のラベル記録紙の具体的な製
造例について説明する。
【0039】まず、シール基材24として厚さ50μm
の、充填剤を含有した白色のポリエチレンテレフタレー
トフィルム(PETフィルム)を用い、このシール基材
24上に、表1に示す組成の溶液Aを、乾燥厚さが10
μmになるように塗工して粘着層25を形成した。
【0040】
【表1】
【0041】一方、支持基材47として厚さ100μm
の、シール基材24と同様の、充填剤を含有した白色の
PETフィルムを用い、この支持基材27上に、表2に
示す組成の溶液Bを、乾燥厚さが約0.1μmとなるよ
うに塗工して剥離層26を形成した。
【0042】
【表2】
【0043】次に、粘着層25を形成したシール基材2
4と、剥離層26を形成した支持基材27上とを、粘着
層25と剥離層26とが密着するようにハンドローラー
で押圧して貼り合わせた。
【0044】次に、このようにして得られた積層体のシ
ール基材24上に、表3に示す組成の溶液Cを用いて作
成した、厚さ15μmのシートを加熱圧着し、すなわち
ラミネートによって受容層23を形成した。
【0045】
【表3】 次に、このようにして得られた積層体に、受像層部21
と支持層部22とに亙って断続的な切れ目を入れるミシ
ン目処理を施し、次いで、受像層部21のみに連続的な
切れ目を入れ、すなわちハーフカット処理を施して、切
断線12aとミシン目12bとからなる、容易に切断可
能な構造12を形成した。
【0046】以上により、図2から5に示すようなラベ
ル記録紙を得た。なお、切断線12aは、受像層部21
のみならず、支持層部22の厚み方向の一部に至るまで
形成してもよい。
【0047】次に、この記録紙への記録動作について説
明する。このラベル記録紙に記録を行う場合、外側部分
14をラベル記録紙の往復移動を行う際の挟持部として
利用して、図3(B)に示すように、ラベル記録紙の容
易に切断可能な構造12より内側の中央部分13に実質
的に全面に亙って記録画像を形成することができる。す
なわち、熱転写記録装置1において、本実施例のラベル
記録紙を搬送ローラ対4によって図1の右側に搬送して
いくと、左側の容易に切断可能な構造12より外側の外
側部分14を搬送ローラ対4によって挟持して、ラベル
記録紙の容易に切断可能な構造12より内側の中央部分
13の左端部をサーマルヘッド6に対向する位置に導く
ことができ、したがって、ラベル記録紙の容易に切断可
能な構造12より内側の中央部分13に実質的に全面に
亙って記録画像を形成できる。
【0048】このように記録が行われ、排紙されたラベ
ル記録紙の容易に切断可能な構造12より外側の外側部
分14を図7に示すように切り離すことにより、切り離
されて残った中央部分13を、図4(B)に示すように
全面に亙って画像が形成された印画物とすることができ
る。得られる印画物は、容易に切断可能な構造12が前
述のように構成されているため、四隅部の縁部が丸めら
れた形状を有しており、すなわち、収納物に突き当たっ
たり、引っ掛かったりすることのない、収納しやすい形
状を有している。
【0049】また、印画物を財布や手帳に収納して持ち
運ぶことなく、物品に貼付して用いる場合には、図6に
示すように、支持層部22の外側部分14をミシン目1
2bから切り離さずに、受像層部21の中央部分13の
みを剥して使用することもできる。この場合には、支持
層部22の外側部分14を、受像層部21の中央部分1
3を剥す際の支持部として用いる、あるいは切断線12
aの部分で受像層部21と支持層部22との間に爪など
を挿入する際のガイドとして用いるなどすることによ
り、容易に受像層部21を支持層部22から剥すことが
できる。
【0050】なお、本実施例のラベル記録紙によると、
容易に切断可能な構造12の外側部分14を切り離した
後の印画物は、短辺の長さが54mm、長辺の長さが8
5.5mmのサイズになる。この大きさは、図9に示
す、テレホンカードやクレジットカードと同じ大きさで
あり、財布や手帳に収納して持ち運ぶのに便利な大きさ
である。このように、外側部分14を切り離した後に、
長辺と短辺の長さの比が約855対540となるような
位置に容易に切断可能な構造を形成することが望まし
い。
【0051】容易に切断可能な構造12の外側部分14
を切り離した後の印画物の四隅部の縁部の形状は、円弧
状にすることが望ましい。特に、四隅部の縁部が、テレ
ホンカードやクレジットカードと同様に、曲率半径R=
4mmの円弧状となるように構成することが望ましい。
【0052】また、図3(A)、図4(A)に示す画像
は、一般によく用いられるアスペクト比4:3の画像
を、ラベル記録紙の短辺方向の全幅に亙って画像が形成
されるように記録を行った例を示している。このとき記
録画像のサイズは短辺54mm、長辺72mmとなり、
容易に切断可能な構造12の外側の切離後のラベル記録
紙の中央部分13において、長辺方向に13.5mmの
余白が生じる。本実施例ではこの余白を前後に振り分
け、前後それぞれに6.75mmの余白部を設けた。こ
のように、本発明によって、容易に切断可能な構造12
の内側の中央部分13のほぼ全面に亙って画像が形成さ
れた印画物を得ることができる。印画物の余白が小さく
ても問題にはならない。
【0053】また、容易に切断可能な構造12を片側の
みに設けたラベル記録紙とすることもできるが、本実施
例のように両端に容易に切断可能な構造12を設けたラ
ベル記録紙を用いることにより、使用者は、ラベル記録
紙を用紙カセットに入れる際、ラベル記録紙の方向に注
意しなくても容易にセットできる。
【0054】次に、本発明の第2の実施例のラベル記録
紙を図8,9に示す。このラベル記録紙はほぼ長方形の
形状を有しており、長辺方向の両端付近に、短辺方向に
真っ直ぐに延びる容易に切断可能な構造15が設けられ
ている。容易に切断可能な構造15が長辺と交わる上下
の部分には、容易に切断可能な構造15とラベル記録紙
の長辺とに滑らかに接続し、ラベル記録紙の外側に向か
って凸な滑らかな曲線状の縁部を有する切り込み部が設
けられている。容易に切断可能な構造15より外側の外
側部分17は、第1の実施例と同様に容易に切り離すこ
とができ、切り離すことによりラベル記録紙の中央部分
16を四隅部の縁部が丸められた形状にすることができ
る。
【0055】このラベル記録紙に第1の実施例と同様に
画像記録を行うことにより、図9(B)に示すように、
ラベル記録紙の容易に切断可能な構造15より内側の中
央部分16に実質的に全面に亙って記録画像を形成する
ことができる。このように記録が行われたラベル記録紙
の容易に切断可能な構造15より外側の外側部分17を
切り離すことにより、第1の実施例と同様に、中央部分
16を、図4(B)に示すような、実質的に全面に亙っ
て画像が形成された、四隅部の縁部が丸められた形状の
印画物とすることができる。
【0056】なお、本実施例においても実施例1と同様
に、ラベル記録紙としては、容易に切断可能な構造12
の外側部分17を切り離した後、中央部分16の短辺の
長さが54mm、長辺の長さが85.5mmになるサイ
ズになるものを用いた。また、図9(A)に示す画像
は、アスペクト比4:3の画像を、ラベル記録紙の短辺
方向の全幅に亙って画像が形成されるように記録した例
を示している。このとき記録画像のサイズは短辺54m
m、長辺72mmとなり、容易に切断可能な構造15の
外側部分17の切離後のラベル記録紙の中央部分16に
おいて、長辺方向に生じる15.5mmの余白を前後に
振り分け、前後それぞれに6.75mmの余白部を設け
ている。
【0057】次に本発明の第3の実施例のラベル記録紙
を図10,11に示す。このラベル記録紙は、ほぼ長方
形状であり、その短辺と長辺とに滑らかに接続してい
る、ラベル記録紙の外側に向かって凸な滑らかな曲線状
の縁部を四隅部に有する中央部分19と、その両端に設
けられている外側部分20とを有している。外側部分2
0は、中央部分19の曲線状になった部分同士を短辺方
向に結ぶ直線部分を一辺とするほぼ長方形の形状であ
り、中央部分19と外側部分20との接続部には、短辺
方向に真っ直ぐに延びる容易に切断可能な構造18がそ
れぞれ設けられている。外側部分20は容易に切断可能
な構造18から容易に切り離すことができ、切り離すこ
とによりラベル記録紙を四隅部の縁部が丸められた形状
にすることができる。
【0058】このラベル記録紙に第1の実施例と同様に
画像記録を行うことにより、図11(B)に示すよう
に、ラベル記録紙の容易に切断可能な構造18より内側
の中央部分19に実質的に全面に亙って記録画像を形成
することができる。このように記録が行われたラベル記
録紙の外側部分20を容易に切断可能な構造18から切
り離すことにより、第1の実施例と同様に、図4(B)
に示すような、実質的に全面に亙って画像が形成され
た、四隅部の縁部が丸められた形状の印画物を得ること
ができる。
【0059】なお、本実施例においても実施例1と同様
に、ラベル記録紙としては、外側部分20を容易に切断
可能な構造18から切り離した後、中央部分19の短辺
の長さが54mm、長辺の長さが85.5mmになるサ
イズになるものを用いた。また、図11(A)に示す画
像は、アスペクト比4:3の画像を、ラベル記録紙の短
辺方向の全幅に亙って画像が形成されるように記録した
例を示している。このとき記録画像のサイズは短辺54
mm、長辺72mmとなり、外側部分20の切離後のラ
ベル記録紙の中央部分19において、長辺方向に生じる
15.5mmの余白を前後に振り分け、前後それぞれに
6.75mmの余白部を設けている。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収納物に突き当たったり、引っ掛たりして、入れずらい
などの問題が生じることがない、財布や手帳、カードケ
ースなどの収納物に収納しやすい形状を有し、かつ、実
質的に全面に亙って画像が形成された、任意の物品に貼
付可能な印画物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態において用いられる熱転写記
録装置の模式的側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のラベル記録紙を示す図
である。
【図3】記録を行った後の、図3のラベル記録紙を示す
図である。
【図4】本発明の実施形態により得られる印画物を示す
図である。
【図5】図2のラベル記録紙の模式的側面図である。
【図6】図2のラベル記録紙の受像部の中央部分を剥し
た状態の模式的側面図である。
【図7】図2のラベル記録紙の外側部分を切り離した状
態の模式的側面図である。
【図8】本発明の第2の実施例のラベル記録紙を示す図
である。
【図9】記録を行った後の、図8のラベル記録紙を示す
図である。
【図10】本発明の第3の実施例のラベル記録紙を示す
図である。
【図11】記録を行った後の、図10のラベル記録紙を
示す図である。
【図12】テレホンカードやクレジットカードの大きさ
および形状を示す図である。
【図13】従来のラベル記録紙を示す図である。
【図14】記録を行った後の、図13のラベル記録紙を
示す図である。
【図15】記録を行い、容易に切断可能な構造より外側
の外側部分を切り離した後の、図13のラベル記録紙を
示す図である。
【図16】従来例のラベル記録紙の模式的側面図であ
る。
【図17】他の従来例のラベル記録紙の模式的側面図で
ある。
【符号の説明】
1 熱転写記録装置 2 用紙カセット 3 給紙ローラ 4 搬送ローラ対 5 プラテンローラ 6 サーマルヘッド 7 インクカセット 8 インクシート 9 排紙ローラ対 12,15,18,32 容易に切断可能な構造 12a,15a,18a,32a 切断線 12b,15b,18b,32b ミシン目 13,16,19,33 中央部分 14,17,20,34 外側部分 21,41 受像層部 22,42 支持層部 23,43 受容層 24,44 シール基材 25,45 粘着層 26,46 剥離層 27,47 支持基材 P ラベル記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/10 B41M 5/26 Z 101H 101Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材を受容する受容層が上面に、粘着性
    を有する粘着層が下面に形成されているシール基材から
    なる受像層部と、前記粘着層を貼付け、剥すことが可能
    な剥離層が上面に形成されている支持基材からなる支持
    層部とが、前記粘着層と前記剥離層とが貼り合わされて
    積層されている、記録装置により記録を行うためのラベ
    ル記録紙であって、 実質的に四角形であり、少なくとも一端部近傍に、該四
    角形を実質的に横断する、それより端部寄りの外側部分
    を容易に切り離すことができるようにするための容易に
    切断可能な構造を有し、 前記容易に切断可能な構造が、直線部分と、その両端部
    に位置し前記直線部分と実質的に直交する、前記四角形
    の辺に滑らかに接続するように曲がりながら延びている
    1対の曲線部分とを含むことを特徴とするラベル記録
    紙。
  2. 【請求項2】 色材を受容する受容層が上面に、粘着性
    を有する粘着層が下面に形成されているシール基材から
    なる受像層部と、前記粘着層を貼付け、剥すことが可能
    な剥離層が上面に形成されている支持基材からなる支持
    層部とが、前記粘着層と前記剥離層とが貼り合わされて
    積層されている、記録装置により記録を行うためのラベ
    ル記録紙であって、 実質的に四角形であり、少なくとも一端部近傍に、該四
    角形を実質的に横断する、それより端部寄りの外側部分
    を容易に切り離すことができるようにするための容易に
    切断可能な構造を有し、 前記容易に切断可能な構造と、該容易に切断可能な構造
    と実質的に直交する、前記四角形の辺とに滑らかに接続
    している曲線状の縁部を有する切り込み部が設けられて
    いることを特徴とするラベル記録紙。
  3. 【請求項3】 色材を受容する受容層が上面に、粘着性
    を有する粘着層が下面に形成されているシール基材から
    なる受像層部と、前記粘着層を貼付け、剥すことが可能
    な剥離層が上面に形成されている支持基材からなる支持
    層部とが、前記粘着層と前記剥離層とが貼り合わされて
    積層されている、記録装置により記録を行うためのラベ
    ル記録紙であって、 実質的に四角形であり、少なくとも一端部近傍に、該四
    角形を実質的に横断する、それより端部寄りの外側部分
    を容易に切り離すことができるようにするための容易に
    切断可能な構造を有し、 実質的に四角形であり、隣り合う辺を滑らかに接続して
    いる曲線状縁部を四隅部に有する中央部分と、1対の前
    記曲線状縁部の間に位置する直線部分を介して連結され
    ている前記外側部分とを有し、前記直線部分に前記容易
    に切断可能な構造が設けられていることを特徴とするラ
    ベル記録紙。
  4. 【請求項4】 前記容易に切断可能な構造が、少なくと
    も前記受像層部の全厚に亙って、全幅に亙って連続的に
    形成されている切れ目からなる切断線と、該切断線と平
    面的に重なるように前記支持層部の全厚に亙って、全幅
    に亙って断続的に形成されている切れ目からなるミシン
    目とから構成されている請求項1から3のいずれか1項
    に記載のラベル記録紙。
  5. 【請求項5】 前記容易に切断可能な構造が前記四角形
    の両端部付近に設けられている請求項1から4のいずれ
    か1項に記載のラベル記録紙。
  6. 【請求項6】 前記容易に切断可能な構造より端部寄り
    の前記外側部分を切り離した残りの前記中央部分が、所
    望の画像が形成された印画物として用いられる請求項1
    から5のいずれか1項に記載のラベル記録紙。
  7. 【請求項7】 前記印画物の形状が、長辺と短辺の比が
    約855対540の長方形である請求項6に記載のラベ
    ル記録紙。
  8. 【請求項8】 前記印画物の大きさが、長辺の長さが約
    85.5mmであり、短辺の長さが約54mmの大きさ
    である請求項7に記載のラベル記録紙。
  9. 【請求項9】 前記印画物の四隅部の縁部の形状が円弧
    状である請求項5から8のいずれか1項に記載のラベル
    記録紙。
  10. 【請求項10】 前記円弧の曲率半径が約4mmである
    請求項9に記載のラベル記録紙。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載のラベル記録紙を用い、 該ラベル記録紙の前記外側部分を挟持して、記録ヘッド
    に対向する記録位置を通るように往復搬送しつつ、前記
    記録ヘッドの記録動作により該ラベル記録紙上の前記中
    央部分に実質的に全面に亙って記録画像を形成する工程
    と、 その後に前記ラベル記録紙の前記外側部分を切り離して
    印画物を得る工程とを有する印画物形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から10のいずれか1項に
    記載のラベル記録紙を用い、 該ラベル記録紙の前記外側部分を挟持して、記録ヘッド
    に対向する記録位置を通るように往復搬送しつつ、前記
    記録ヘッドの記録動作により該ラベル記録紙上の前記中
    央部分に実質的に全面に亙って記録画像を形成する工程
    と、 その後に前記ラベル記録紙の前記受像層部の前記中央部
    分を剥して、物品に貼付可能な印画物を得る工程とを有
    する印画物形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載のラベル記録紙と、 該ラベル記録紙上に画像記録を行う記録ヘッドと、前記
    ラベル記録紙の前記外側部分を挟持して、前記ラベル記
    録紙の前記中央部分の実質的に全面を、前記記録ヘッド
    に対向する記録位置に通すように搬送する搬送ローラ対
    とを有する記録装置とを含む印画システム。
  14. 【請求項14】 前記記録装置が、複数の加熱素子が設
    けられたサーマルヘッドを前記記録ヘッドとして有し、
    該サーマルヘッドによりインクが塗布されたインクシー
    トを選択的に加熱し、該インクを前記ラベル記録紙に付
    着させて記録を行う熱転写記録装置である請求項13に
    記載の印画システム。
  15. 【請求項15】 前記熱転写記録装置が、複数色の前記
    インクを用い、前記ラベル記録紙を往復移動させて複数
    色のインク像を重ねて形成し、カラーの記録画像を形成
    するものである請求項14に記載の印画システム。
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