JP2001312075A - 単層型電子写真感光体、及びそれを使用した除電システムを有さない画像形成装置 - Google Patents

単層型電子写真感光体、及びそれを使用した除電システムを有さない画像形成装置

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JP2001312075A
JP2001312075A JP2000132860A JP2000132860A JP2001312075A JP 2001312075 A JP2001312075 A JP 2001312075A JP 2000132860 A JP2000132860 A JP 2000132860A JP 2000132860 A JP2000132860 A JP 2000132860A JP 2001312075 A JP2001312075 A JP 2001312075A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】除電工程を有さない反転現像式デジタル画像形
成装置に使用しても、露光メモリー及び転写メモリーが
非常に小さく、メモリー画像の発生しない単層型電子写
真感光体、及び該単層型電子写真感光体を使用した除電
工程を有さない反転現像式デジタル画像形成装置を提供
することである。 【解決手段】導電性基体上に感光層を形成し、前記感光
層が電荷発生剤としてフタロシアニン系化合物、及びホ
ール輸送剤、電子輸送剤をバインダー樹脂中に含有し、
前記フタロシニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重
量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚
が10〜35μmであって、且つ、露光波長780n
m、露光エネルギー1.0μJ/cm2で測定した、プ
ラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以
下であることを特徴とする単層型電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写
機、ファクシミリ、レーザービームプリンタ等の画像形
成装置に用いられる単層型電子写真感光体と、それを用
いた画像形成方法とに関するものである。
【0002】より詳細には、除電工程を有さない反転現
像式デジタル画像形成装置において使用してもメモリー
画像が発生しない単層型電子写真感光体と、それを用い
た除電工程を有さない反転現像式デジタル画像形成方法
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】有機感光体は、従来の無機感光体に比べ
て製造が容易であり、コストが安く、電荷輸送剤、電荷
発生剤、結着樹脂等の感光体材料の選択肢が多様で、機
能設計の自由度が高いという利点を有することから、近
年、広く用いられている。
【0004】有機感光体には、電荷輸送剤(ホール輸送
剤、電子輸送剤)を電荷発生剤とともに同一の感光層中
に分散させた単層型感光体と、電荷発生剤を含有する電
荷発生層と電荷輸送剤を含有する電荷輸送層とを積層し
た積層型感光体とがあり、層構成が簡単で生産性に優れ
ている、層間の界面が少ないので光学的特性を向上でき
る、といった利点を有するため、近年、脚光を浴びつつ
ある。
【0005】一方、電子写真方式を利用した画像形成装
置は、感光体を帯電し(主帯電工程)、画像露光して静
電潜像を形成し(露光工程)、この静電潜像を現像バイ
アス電圧が印加された状態でトナー現像し(現像工
程)、形成されるトナー像を転写紙に転写し(転写工
程)、定着して画像形成を行う。また、感光体上の残留
トナーはウレタンブレード等によりクリーニングされ
(クリーニング工程)、感光体上の残留電荷はLED等
により消去される(除電工程)。
【0006】そして、画像形成装置の小型化やイニシャ
ルコストダウン等のために、前記クリーニング工程と除
電工程については省略される試みが種々なされている。
【0007】また、前記電子写真方式を利用した画像形
成装置には、デジタル及びアナログ複写機、ファクシミ
リ、レーザービームプリンタ等があり、特に帯電工程で
感光体に印加される帯電電圧と同極性のトナーを使用し
て現像する反転現像方式は、デジタル画像形成装置に広
く使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】<転写メモリー>電子
写真感光体を反転現像式デジタル画像形成装置に使用し
た場合、転写工程で感光体に印加される転写電圧は、通
常、感光体に直接印加せず転写媒体(紙)を介して印加
され、転写媒体が転写工程を通過しないときは印加され
ない。
【0009】しかしながら、転写電圧の入切タイミング
は非常に困難で、転写媒体の先後端部については感光体
に直接印加される部分が発生してしまうことが多い。す
なわち、転写媒体の先端が転写装置を覆う前に、転写電
圧が印加され始め、また、転写媒体の後端の通過により
転写装置の一部が露出されてもなお、転写電圧が印加さ
れ続けるため、当該部分は前記感光体に転写電圧が直接
印加されるのである。
【0010】このため、例えば正帯電単層型感光体の場
合、転写装置で印加される電圧の極性は負であるため、
負電圧が印加された感光体部分には負の空間電荷が残存
してしまう。一般に、単層型感光体は両極性に感度を有
するため、次の除電工程において負の空間電荷が消去さ
れる。
【0011】ところが、前記正帯電単層型感光体の負極
性に対する感度が非常に悪い(電子輸送剤の移動度が極
端に小さい)場合や、除電工程を有さない画像形成装置
において使用する場合には、負の空間電荷が十分に消去
されず、次の帯電工程で正帯電されても空間電荷の影響
で電位低下が引き起こされ、更に現像工程においては感
度差となって現れ、画像中では当該部分が黒くなる(メ
モリー画像)という問題が発生する。
【0012】<露光メモリー>例えば、正帯電単層型感
光体は、露光工程、現像工程を経て、通常は、除電工程
で一様に感光体表面の正電荷が消去された後、次帯電工
程において均一に正帯電される。
【0013】しかし、転写メモリーの場合と同様に、前
記正帯電単層型感光体の負極性に対する感度が悪い場合
や、除電工程を有さない画像形成装置において使用する
場合には、露光部分の方が非露光部分に比較して負の空
間電荷密度が大きく、次帯電工程で電位差が生じ、メモ
リー画像が発生し易くなる。
【0014】そこで、本発明の目的は、除電工程を有さ
ない反転現像式デジタル画像形成装置に使用しても、露
光メモリー及び転写メモリーが非常に小さく、メモリー
画像の発生しない単層型電子写真感光体を提供すること
である。
【0015】更には、本発明の単層型電子写真感光体を
使用した除電工程を有さない反転現像式デジタル画像形
成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、上記目的を達成するために、導電性基体上に感光
層を形成し、前記感光層が、電荷発生剤としてフタロシ
アニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤を含有
し、前記フタロシニン系化合物の含有量がバインダー樹
脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の
膜厚が10〜35μmであって、且つ、露光波長780
nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2で測定した、
プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V
以下である単層型電子写真感光体が、露光メモリー及び
転写メモリーが非常に小さく、除電工程を有さない反転
現像デジタル式画像形成システムにおいてもメモリー画
像が発生しない事実を見出した。
【0017】
【発明の作用】請求項1記載のように、露光波長780
nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2で測定した、
プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V
以下である単層型電子写真感光体を使用すると、露光メ
モリー及び転写メモリーが非常に小さい。これは、プラ
ス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が小さいほど、
感光層中で発生したホールと電子の輸送バランスが良好
となりメモリーが小さくなるためと考えられる。
【0018】上記単層型電子写真感光体において、電荷
発生剤であるフタロシニン系化合物の含有量は、バイン
ダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%の範囲が好まし
い。フタロシアニン系化合物の含有量が4wt%を超え
るとメモリーが大きくなる。すなわち、メモリーが、感
光層中のトラップにキャリアが入りこみ残存キャリアと
なって発生すると考えられるため、発生するキャリア数
が過剰となり、残存キャリア数も多くなるなるためであ
る。一方、含有量が0.1wt%未満の場合は光感度不
足となり実使用が困難となる。
【0019】また、上記単層型電子写真感光体におい
て、感光層の膜厚は10〜35μmの範囲が好ましい。
膜厚が35μmを超えるとメモリーが大きくなる。すな
わち、感光層膜厚が大きくなるほど、暗減衰が大きくな
り帯電能力が低下し、メモリーの影響を受け易くなるこ
と、または感光層構成材料の絶対量が増大することによ
りトラップが増えることに起因していると考えられる。
一方、膜厚が10μm未満の場合、膜削れによる感度悪
化が著しくなり実使用が困難となる。
【0020】請求項2記載のように、上記単層型電子写
真感光体において、移動度の大きい電子輸送剤の材料設
計が困難で、電子輸送剤の移動度がホール輸送剤の移動
度に比較して小さいこと、画像形成装置内でのオゾンの
発生が極めて少ないこと等の理由により、プラス極性感
度の絶対値がマイナス極性感度の絶対値より小さい、す
なわち正帯電型が主流となっている。
【0021】請求項4記載のように、正帯電単層型電子
写真感光体において、ホール輸送剤として、一般式
(1)で示される化合物を含有することが好ましい。こ
れは、メモリー低減のためフタロシアニン系化合物含有
量や膜厚を減少させることが、正帯電単層型電子写真感
光体の初期感度を悪化させるため、ホール輸送能力の高
い前記化合物を使用することにより十分な初期感度を得
ることができるためである。
【0022】請求項5記載のように、正帯電単層型電子
写真感光体において、電子輸送剤として、一般式
(2)、(3)、(4)または(5)で示される化合物
を、少なくとも1種以上含有することが好ましい。これ
は、電子輸送能力の高い前記化合物を使用することによ
り、十分な初期感度が得られるとともに、メモリー低減
に非常に効果的なためである。
【0023】請求項7記載のように、除電工程を有さな
い反転現像式デジタル画像形成装置に使用しても、本発
明の単層型電子写真感光体はメモリーが小さいため、メ
モリー画像の発生は無い。
【0024】
【発明の実施形態】本発明の単層型電子写真感光体に用
いられる種々の材料について詳細に説明する。
【0025】<電荷発生剤>デジタル画像形成装置にお
いて、レーザを光源とする場合、小型・安価・簡便さ等
の点から、多くは半導体レーザ、LEDが使用される。
従って、少なくとも700〜850nmの波長領域に感
度を有する有機感光体が必要である。前記要求を満た
す、有機感光体に使用される電荷発生剤として、例え
ば、多環キノン化合物、ピリリウム化合物、スクエアリ
ウム化合物、フタロシアニン系化合物、アゾ化合物等が
提案または実用化されているが、本発明の単層型電子写
真感光体には、種々のフタロシアニン系化合物が使用さ
れる。
【0026】一般的にフタロシニン系化合物には、中心
金属を有さないメタルフリーフタロシニン(CGM−
1)と、近年研究開発が活発に行われているチタニルフ
タロシアニン(CGM−2)、及び、アルミニウムフタ
ロシアニン、バナジウムフタロシニン、カドミウムフタ
ロシアニン、アンチモンフタロシニン、クロムフタロシ
ニン、銅4−フタロシニン、ゲルマニウムフタロシニ
ン、鉄フタロシニン、クロロアルミニウムフタロシニ
ン、クロロインジウムフタロシアニン、クロロガリウム
フタロシニン、マグネシウムフタロシニン、ジアルキル
フタロシニン、テトラメチルフタロシニン、テトラフェ
ニルフタロシニン等の中心金属を有する金属フタロシア
ニンとがあり、またα型、β型、γ型、δ型、ε型、σ
型、x型、τ型等の結晶型のものがある。
【0027】<CGM−1>
【化6】
【0028】<CGM−2>
【化7】
【0029】請求項3記載のように、本発明の単層型電
子写真感光体には、フタロシアニン系化合物として、メ
タルフリーフタロシアニン、またはチタニルフタロシニ
ンが好適に使用される。また、フタロシアニン系化合物
は、前述のようにバインダー樹脂重量に対して0.1〜
4wt%含有することが好ましい。
【0030】<ホール輸送剤>本発明の単層型電子写真
感光体に用いられるホール輸送剤としては、特に一般式
(1)で示されるスチルベン系化合物が好適に使用され
る。
【0031】また、ホール輸送剤として、該スチルベン
系化合物を使用する場合、単独、または少なくとも1種
以上含有すればよい。すなわち該スチルベン系化合物と
共に、種々のホール輸送剤を含有していてもよい。
【0032】種々のホール輸送剤としては、例えば2,
5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オ
キサジアゾール等のオキサジアゾール系の化合物、9−
4(−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチ
リル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾー
ル系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3
(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾ
リン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミ
ン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合
物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、
チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラ
ゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式
化合物等があげられる。
【0033】ホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂
重量に対して5〜500wt%、更には25〜200w
t%が好ましい。
【0034】<電子輸送剤>本発明の単層型電子写真感
光体に用いられる電子輸送剤としては、特に一般式
(2)、(3)、(4)または(5)で示されるキノン
系化合物が好適に使用される。
【0035】また、電子輸送剤として、該キノン系化合
物を使用する場合、単独、または少なくとも1種以上含
有すればよい。すなわち該キノン系化合物と共に、種々
の電子輸送剤を含有していてもよい。
【0036】種々の電子輸送剤としては、例えばピレン
系化合物、カルバゾール系化合物、ヒドラゾン系化合
物、N,N−ジアルキルアニリン系化合物、ジフェニル
アミン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフ
ェニルメタン系化合物、テトラシアノエチル、テトラシ
アノキノジメタン、クロルアニル、ブロモアニル、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−
テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−トリニト
ロ−9−ジシアノメチレンフルオレノン、2,4,5,7
−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオ
キサントン等の電子吸引性物質、あるいはこれらの電子
吸引性物質を高分子化したもの等があげられる。
【0037】電子輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重
量に対して5〜100wt%、更には10〜80wt%
が好ましい。
【0038】<バインダー樹脂>前記各成分を分散させ
るためのバインダー樹脂は、従来から感光層に使用され
ている種々の樹脂を使用することができる。
【0039】例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレ
イン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプ
ロピレン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリス
ルホン、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂等の熱可塑性樹
脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹
脂、エポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等
の光硬化型樹脂等の樹脂が使用可能である。これらのバ
インダー樹脂は単独または二種類以上をブレンドして使
用できる。
【0040】請求項6記載のように、特に好適な樹脂
は、帝人化成(株)社製パンライト、三菱瓦斯化学
(株)社製PCZ等のビスフェノールZ型モノマーとホ
スゲンとから誘導されるビスフェノールZ型ポリカーボ
ネートである。
【0041】前記例のバインダー樹脂の重量平均分子量
は5,000〜200,000、更には15,000〜
100,000が好ましい。
【0042】本発明の単層型電子写真感光体には、前記
各成分のほかに、電子写真特性に悪影響を与えない範囲
で、従来公知の種々の添加剤、例えば、酸化防止剤、ラ
ジカル補足剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の
劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増
粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等
を配合することができる。また、感光層の感度を向上さ
せるために、例えば、テルフェニル、ハロナフトナフト
キノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生
剤と併用してもよい。
【0043】本発明の単層型電子写真感光体において
は、導電性基体と感光層との間に、感光体の特性を阻害
しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
【0044】単層型電子写真感光体は、導電性基体上に
単一の感光層を設けたものである。この感光層は、電荷
発生剤、ホール輸送剤、電子輸送剤、バインダー樹脂等
を適当な溶媒に溶解または分散させ、得られた塗布液を
導電性基体上に塗布し、乾燥させることで形成される。
【0045】上記感光層が形成される導電性基体として
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
例えば、鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナ
ジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニ
ッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮
等の金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされ
たプラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、
酸化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
【0046】導電性基体の形状は、使用する画像形成装
置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれで
あってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは
基体の表面が導電性を有していればよい。また、導電性
基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが
好ましい。
【0047】前記感光層を塗布の方法により形成する場
合には、前記例示のホール輸送剤、電荷発生剤、電子受
容体、結着樹脂等を適当な溶剤とともに、公知の方法、
例えば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイン
トシェーカー、超音波分散機等を用いて分散混合して分
散液を調整し、これを公知の手段により塗布して乾燥さ
せればよい。
【0048】上記分散液を作製するための溶剤として
は、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸メチル等の
エステル類、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これ
らの溶剤は単独で、または2種以上混合して用いられ
る。
【0049】更に、ホール輸送剤、電荷発生剤、電子受
容体の分散性、感光層表面の平滑性を良くするために、
界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよい。
【0050】一方、本発明の画像形成装置は、請求項1
記載の単層型電子写真感光体を使用し、該感光体の進行
方向に沿って、少なくとも主帯電工程、露光工程、現像
工程、転写工程とを備え、前記転写工程で印加される電
圧は、帯電工程で印加される電圧とは逆極性であること
を特徴とする除電工程を有さない反転現像式デジタル画
像形成装置であり、デジタル複写機、ファクシミリ、レ
ーザービームプリンタ等が挙げられる。
【0051】本発明の単層型電子写真感光体は、転写・
露光メモリーが非常に小さいため、除電工程を有さない
前記画像形成装置に使用してもメモリー画像が発生する
ことはない。
【0052】また前述のように、画像形成装置の小型化
やイニシャルコストダウン等のために、クリーニング工
程は除電工程と同様に省略される場合がある。
【0053】
【実施例】以下、実施例、比較例をあげて本発明を説明
する。なお、以下の実施形態は本発明を具体化した一例
であって、本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0054】<実施例1〜8>電荷発生剤としてX型無
金属フタロシアニン(CGM−1)2.0重量部、一般
式(1)で示されるホール輸送剤(HTM−1)70重
量部、一般式(2)、(3)、(4)、(5)で示され
る電子輸送剤(ETM−1〜ETM−8)40重量部、
及びバインダー樹脂として重量平均分子量30,000
のbis−Z型ポリカーボネート樹脂100重量部、及
びテトラヒドロフラン800重量部を、ボールミル中で
24時間分散あるいは溶解させ、単層型感光層用塗布液
を調合した。そして、この塗布液を、支持体としてのア
ルミニウム素管上にディップコート法にて塗布し、12
5℃、30分間の熱風乾燥を行い、膜厚20μmの単一
感光層を有する単層型感光体を作製した。
【0055】<比較例1〜3>電子輸送剤としてETM
−9〜ETM−11を使用した以外は実施例1〜7と同
様に単層型感光体を作製した。
【0056】<HTM−1>
【化8】
【0057】<ETM−1>
【化9】
【0058】<ETM−2>
【化10】
【0059】<ETM−3>
【化11】
【0060】<ETM−4>
【化12】
【0061】<ETM−5>
【化13】
【0062】<ETM−6>
【化14】
【0063】<ETM−7>
【化15】
【0064】<ETM−8>
【化16】
【0065】<ETM−9>
【化17】
【0066】<ETM−10>
【化18】
【0067】<ETM−11>
【化19】
【0068】<実施例9〜16>電荷発生剤としてチタ
ニルフタロシアニン(CGM−2)を使用した以外は、
実施例1〜8と同様に単層型感光体を作製した。
【0069】<比較例4〜6>電荷発生剤としてチタニ
ルフタロシアニン(CGM−2)を使用した以外は、比
較例1〜3と同様に単層型感光体を作製した。
【0070】<比較例7>電荷発生剤としてX型無金属
フタロシアニン(CGM−1)を4.5重量部含有させ
た以外は、実施例1と同様に単層型感光体を作製した。
【0071】<比較例8>膜厚40μmの感光層を得た
以外は、実施例1と同様に単層型感光体を作製した。
【0072】<比較例9>電荷発生剤としてチタニルフ
タロシアニン(CGM−2)を4.5重量部含有させた
以外は、実施例9と同様に単層型感光体を作製した。
【0073】<比較例10>膜厚40μmの感光層を得
た以外は、実施例9と同様に単層型感光体を作製した。
【0074】上記各実施例、比較例の単層型電子写真感
光体について、下記の各特性を評価した。評価結果を表
1、2に示した。また、これらのデータのうち、転写メ
モリー電位・露光メモリー電位と、プラス極性感度とマ
イナス極性感度の絶対値差との関係を図1に示した。
【0075】<プラス極性感度評価>ジェンテック(G
ENTEC)社製のドラム感度試験機(商品名ジェンテ
ックシンシア30M)を用いて、各実施例、比較例の電
子写真感光体に印加電圧を加えて、その表面を+800
Vに帯電させた。次に、上記試験機の露光光源であるハ
ロゲンランプの白色光からバンドパスフィルターを用い
て取り出した波長780nmの単色光(半値幅20n
m,光強度20μW)を、上記帯電状態の感光体の表面
に露光(露光時間100msec)した(露光エネルギ
ーは1.0μJ/cm2)。そして、露光開始時点から
500msec経過した時点での表面電位を露光後電位
LP(V)として測定した。すなわち、露光後電位が小
さいほど感光体は高感度である。
【0076】<マイナス極性感度評価>ジェンテック
(GENTEC)社製のドラム感度試験機(商品名ジェ
ンテックシンシア30M)を用いて、各実施例、比較例
の電子写真感光体に印加電圧を加えて、その表面を−8
00Vに帯電させた以外は、前記<プラス極性感度評価
>と同様に、露光開始時点から500msec経過した
時点での表面電位を露光後電位VLN(V)として測定し
た。
【0077】<転写メモリー電位評価>除電ランプを取
除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリ
ンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真
感光体を搭載し、転写バイアスを印加しない時の表面電
位、及び転写バイアス印加時の次帯電工程後の表面電位
を測定し、その差異を転写メモリー電位とした。転写メ
モリー電位については、転写メモリー画像の発生しない
45V以下を可、45Vより大きい場合を不可とした。
【0078】<露光メモリー電位評価>除電ランプを取
除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリ
ンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真
感光体を搭載し、未露光時の表面電位、及び露光時の次
帯電工程後の表面電位を測定し、その差異を露光メモリ
ー電位とした。露光メモリー電位については、転写メモ
リー電位と同様、露光メモリー画像の発生しない45V
以下を可、45Vより大きい場合を不可とした。
【0079】<転写メモリー画像評価>除電ランプを取
除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリ
ンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真
感光体を搭載し、印写試験を実施し、転写メモリー画像
が発生しているか否かを目視により判断した。転写メモ
リー画像とは、図6に示すように、前面グレー(マンセ
ル値:N=6.5)原稿を使用し印写試験を実施した場
合、転写バイアスが印加された部分の感光体表面電位の
低下により、ドラム長手方向に黒横帯が発生した画像を
示す。
【0080】<露光メモリー画像評価>除電ランプを取
除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリ
ンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真
感光体を搭載し、印写試験を実施し、露光メモリー画像
が発生しているか否かを目視により判断した。露光メモ
リー画像とは、図7に示すような原稿を使用し印写試験
を実施した場合、強い露光部分(黒ベタ部)の感光体表
面電位の低下により、露光部分のゴースト画像がグレー
部に発生した画像を示す。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】表1、2、図1より、プラス極性とマイナ
ス極性の感度の絶対値差が500V以下である場合、転
写メモリー電位及び露光メモリー電位の両方が45V以
下となり、メモリー画像が発生しないことが明らかとな
った。
【0084】図2には、実施例6で作製した単層型電子
写真感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、転写
メモリー電位・露光メモリー電位との関係を、図3に
は、前記感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、
プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を
示した。
【0085】図2、3より、X型無金属フタロシアニン
添加量がバインダー樹脂重量に対して4wt%以下の場
合、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が50
0V以下、転写メモリー電位及び露光メモリー電位の両
方が45V以下となった。
【0086】図4には、実施例6で作製した単層型電子
写真感光体の感光層膜厚と、転写メモリー電位・露光メ
モリー電位との関係を、図5には前記感光体の感光層膜
厚と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との
関係を示した。
【0087】図4、5より、感光層膜厚が35μm以下
の場合、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が
500V以下、転写メモリー電位及び露光メモリー電位
の両方が45V以下となった。
【0088】
【発明の効果】本発明の単層型電子写真感光体は、露光
メモリー及び転写メモリーが非常に小さいため、除電工
程を有さない反転現像方式のデジタル画像形成装置に使
用してもメモリー画像が発生しない。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例、比較例の単層型電子写真感光体の転
写メモリー電位・露光メモリー電位と、プラス極性とマ
イナス極性の感度の絶対値差との関係を示すグラフであ
る。
【図2】実施例6で作製した単層型電子写真感光体のX
型無金属フタロシアニン添加量と、転写メモリー電位・
露光メモリー電位との関係を示すグラフである。
【図3】実施例6で作製した単層型電子写真感光体のX
型無金属フタロシアニン添加量と、プラス極性とマイナ
ス極性の感度の絶対値差との関係を示すグラフである。
【図4】実施例6で作製した単層型電子写真感光体の感
光層膜厚と、転写メモリー電位・露光メモリー電位との
関係を示すグラフである。
【図5】実施例6で作製した単層型電子写真感光体の感
光層膜厚と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値
差との関係を示すグラフである。
【図6】転写メモリー画像評価用原稿と転写メモリー画
像を示す図である。
【図7】露光メモリー画像評価用原稿と露光メモリー画
像を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/06 314 G03G 5/06 314A 315 315 371 371 (72)発明者 林 政克 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA13 AA14 AA31 BA12 BA13 BA14 BA16 BA38 BA39 BB25 BB51 BB52 FA18 FC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に感光層を形成し、前記感光
    層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及び
    ホール輸送剤、電子輸送剤をバインダー樹脂中に含有
    し、前記フタロシニン系化合物の含有量がバインダー樹
    脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の
    膜厚が10〜35μmであって、且つ、露光波長780
    nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2で測定した、
    プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V
    以下であることを特徴とする単層型電子写真感光体。
  2. 【請求項2】プラス極性感度の絶対値がマイナス極性感
    度の絶対値より小さいことを特徴とする正帯電型の請求
    項1記載の単層型電子写真感光体。
  3. 【請求項3】フタロシアニン系化合物として、中心金属
    を有さないメタルフリーフタロシニン、またはチタニル
    フタロシニンを含有することを特徴とする請求項2記載
    の正帯電単層型電子写真感光体。
  4. 【請求項4】ホール輸送剤として、一般式(1)で示さ
    れる化合物を含有することを特徴とする請求項2記載の
    正帯電単層型電子写真感光体。一般式(1): 【化1】 (一般式(1)中、R1およびR3は同一または異なっ
    て、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
    もよいアリール基、置換基を有してもよい、アラルキル
    基またはアルコキシ基を示し、R2およびR4は同一また
    は異なって、水素原子、置換基を有してもよい、アルキ
    ル基またはアルコキシ基を示す。但し、R2およびR4
    置換位置がパラ位の場合、R2およびR4は水素原子であ
    る。)
  5. 【請求項5】電子輸送剤として、一般式(2)、
    (3)、(4)または(5)で示される化合物を、少な
    くとも1種以上含有することを特徴とする請求項2記載
    の正帯電単層型電子写真感光体。一般式(2): 【化2】 (一般式(2)中、R5はハロゲン原子、置換基を有し
    てもよい、アルキル基またはアリール基を示し、R6
    置換基を有してもよい、アルキル基またはアリール基、
    または基:−O−R6aを示す。R6aは、置換基を有して
    もよい、アルキル基またはアリール基を示す。)一般式
    (3): 【化3】 (一般式(3)中、R7およびR8は同一または異なっ
    て、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、
    アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アラ
    ルキルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、
    アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
    ニル基またはニトロ基を示す。nは0〜3の整数を表わ
    す。)一般式(4): 【化4】 (一般式(4)中、R9a、R9b、R9c、およびR9dは同
    一または異なって、水素原子、置換基を有してもよい、
    アルキル基またはアリール基を示す。)一般式(5): 【化5】 (一般式(5)中、R10およびR11は同一または異なっ
    て、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、
    アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アラ
    ルキルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、
    アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
    ニル基またはニトロ基を示す。nは0〜3の整数を表わ
    す。)
  6. 【請求項6】バインダー樹脂として、重量平均分子量が
    15,000〜100,000のビスフェノールZ型ポ
    リカーボネートを含有することを特徴とする請求項2記
    載の正帯電単層型電子写真感光体。
  7. 【請求項7】請求項1記載の単層型電子写真感光体を使
    用し、前記感光体の進行方向に沿って、少なくとも主帯
    電工程、露光工程、現像工程、転写工程とを備え、前記
    転写工程で印加される電圧は、帯電工程で印加される電
    圧とは逆極性であることを特徴とする除電工程を有さな
    い反転現像式デジタル画像形成装置。
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