JP4111399B2 - 単層型電子写真感光体及び画像形成装置 - Google Patents

単層型電子写真感光体及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、単層型電子写真感光体及び画像形成装置に関し、特に、電子写真式複写機、ファクシミリ、レーザービームプリンタ等に用いられる単層型電子写真感光体及び、画像形成装置に関する。
より詳細には、除電工程を有さない画像形成装置において使用してもメモリー画像が発生しない単層型電子写真感光体及び、画像形成装置に関するものである。
有機感光体は、従来の無機感光体に比べて製造が容易であり、コストが安く、電荷輸送剤、電荷発生剤、結着樹脂等の感光体材料の選択肢が多様で、機能設計の自由度が高いという利点を有することから、近年、広く用いられている。
有機感光体には、電荷輸送剤(ホール輸送剤、電子輸送剤)を電荷発生剤とともに同一の感光層中に分散させた単層型感光体と、電荷発生剤を含有する電荷発生層と電荷輸送剤を含有する電荷輸送層とを積層した積層型感光体とがあり、層構成が簡単で生産性に優れている、層間の界面が少ないので光学的特性を向上できる、といった利点を有するため、近年、脚光を浴びつつある。
一方、電子写真方式を利用した画像形成装置は、感光体を帯電し(主帯電工程)、画像露光して静電潜像を形成し(露光工程)、この静電潜像を現像バイアス電圧が印加された状態でトナー現像し(現像工程)、形成されるトナー像を転写紙に転写し(転写工程)、定着して画像形成を行う。また、感光体上の残留トナーはウレタンブレード等によりクリーニングされ(クリーニング工程)、感光体上の残留電荷はLED等により消去される(除電工程)。
そして、画像形成装置の小型化やイニシャルコストダウン等のために、上述のクリーニング工程と除電工程については省略される試みが種々なされている。
また、電子写真方式を利用した画像形成装置には、デジタル及びアナログ複写機、ファクシミリ、レーザービームプリンタ等があり、特に帯電工程で感光体に印加される帯電電圧と同極性のトナーを使用して現像する反転現像方式は、デジタル画像形成装置に広く使用されている。
<転写メモリー>
電子写真感光体を画像形成装置に使用した場合、転写工程で感光体に印加される転写電圧は、通常、感光体に直接印加せず転写媒体(紙)を介して印加され、転写媒体が転写工程を通過しないときは印加されない。
しかしながら、転写電圧の入切タイミングは非常に困難で、転写媒体の先後端部については感光体に直接印加される部分が発生してしまうことが多い。すなわち、転写媒体の先端が転写装置を覆う前に、転写電圧が印加され始め、また、転写媒体の後端の通過により転写装置の一部が露出されてもなお、転写電圧が印加され続けるため、当該部分は感光体に転写電圧が直接印加されるのである。
このため、例えば正帯電単層型感光体の場合、転写装置で印加される電圧の極性は負であるため、負電圧が印加された感光体部分には負の空間電荷が残存してしまう。一般に、単層型感光体は両極性に感度を有するため、次の除電工程において負の空間電荷が消去される。
ところが、上述の正帯電単層型感光体の負極性に対する感度が非常に悪い(電子輸送剤の移動度が極端に小さい)場合や、除電工程を有さない画像形成装置において使用する場合には、負の空間電荷が十分に消去されず、次の帯電工程で正帯電されても空間電荷の影響で電位低下が引き起こされ、更に現像工程においては感度差となって現れ、画像中では当該部分が黒くなる(メモリー画像)という問題が発生する。
<露光メモリー>
例えば、正帯電単層型感光体は、露光工程、現像工程を経て、通常は、除電工程で一様に感光体表面の正電荷が消去された後、次帯電工程において均一に正帯電される。
しかし、転写メモリーの場合と同様に、上述の正帯電単層型感光体の負極性に対する感度が悪い場合や、除電工程を有さない画像形成装置において使用する場合には、露光部分の方が非露光部分に比較して負の空間電荷密度が大きく、次帯電工程で電位差が生じ、メモリー画像が発生し易くなる。
そこで、本発明の目的は、除電工程を有さない画像形成装置において使用してもメモリー画像が発生しない単層型電子写真感光体を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究の結果、上述の目的を達成するために、除電工程を有さない画像形成装置において、プラス極性に帯電させて用いる単層型電子写真感光体であって、導電性基体上に感光層を形成し、感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、ホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とした単層型電子写真感光体が、露光メモリー及び転写メモリーが非常に小さく、除電工程を有さない反転現像デジタル式画像形成システムにおいてもメモリー画像が発生しない事実を見出した。
すなわち、バインダー樹脂中のホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、さらに、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、プラス極性感度の絶対値が、マイナス極性感度の絶対値より小さい単層型電子写真感光体を使用すると、露光メモリー及び転写メモリーが非常に小さい。これは、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が小さいほど、感光層中で発生したホールと電子の輸送バランスが良好となりメモリーが小さくなるためと考えられる。
また、本発明の別の態様は、除電工程を有さない画像形成装置において、プラス極性に帯電させて用いる単層型電子写真感光体であって、
導電性基体上に感光層を形成し、前記感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、前記電子輸送剤の含有量は、前記バインダー樹脂重量に対して、5〜100wt%であり、前記フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、
プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、
さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とすることを特徴とする単層型電子写真感光体が、露光メモリー及び転写メモリーが非常に小さく、除電工程を有さない反転現像デジタル式画像形成システムにおいてもメモリー画像が発生しない事実を見出した。
また、本発明の単層型電子写真感光体において、電荷発生剤であるフタロシアニン系化合物の含有量は、バインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%の範囲が好ましい。フタロシアニン系化合物の含有量が4wt%を超えるとメモリーが大きくなる。すなわち、メモリーが、感光層中のトラップにキャリアが入りこみ残存キャリアとなって発生すると考えられるため、発生するキャリア数が過剰となり、残存キャリア数も多くなるためである。一方、含有量が0.1wt%未満の場合は光感度不足となり実使用が困難となる。
また、本発明の単層型電子写真感光体において、感光層の膜厚は10〜35μmの範囲が好ましい。膜厚が35μmを超えるとメモリーが大きくなる。すなわち、感光層膜厚が大きくなるほど、暗減衰が大きくなり帯電能力が低下し、メモリーの影響を受け易くなること、または感光層構成材料の絶対量が増大することによりトラップが増えることに起因していると考えられる。一方、膜厚が10μm未満の場合、膜削れによる感度悪化が著しくなり実使用が困難となる。
また、本発明の単層型電子写真感光体として、移動度の大きい電子輸送剤の材料設計が困難で、電子輸送剤の移動度がホール輸送剤の移動度に比較して小さいこと、画像形成装置内でのオゾンの発生が極めて少ないこと等の理由により、プラス極性感度の絶対値がマイナス極性感度の絶対値より小さい、すなわち正帯電型を用いることが好ましい。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、除電工程を有さない画像形成装置において、除電工程を有さない画像形成装置において、プラス極性に帯電させて用いる単層型電子写真感光体であって、導電性基体上に感光層を形成し、感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤をバインダー樹脂中に含有し、ホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、さらに、電子輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜100wt%であり、また、フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、プラス極性感度の絶対値が、マイナス極性感度の絶対値より小さい単層型電子写真感光体である。
本発明の単層型電子写真感光体に用いられる種々の材料について詳細に説明する。
<電荷発生剤>
デジタル画像形成装置において、レーザを光源とする場合、小型・安価・簡便さ等の点から、多くは半導体レーザ、LEDが使用される。従って、少なくとも700〜850nmの波長領域に感度を有する有機感光体が必要である。かかる要求を満たす、有機感光体に使用される電荷発生剤として、例えば、多環キノン化合物、ピリリウム化合物、スクエアリウム化合物、フタロシアニン系化合物、アゾ化合物等が提案または実用化されているが、本発明の画像形成方法において使用される単層型電子写真感光体には、種々のフタロシアニン系化合物が使用される。
一般的にフタロシアニン系化合物には、中心金属を有さないメタルフリーフタロシアニン(CGM−1)と、近年研究開発が活発に行われているチタニルフタロシアニン(CGM−2)、及び、アルミニウムフタロシアニン、バナジウムフタロシアニン、カドミウムフタロシアニン、アンチモンフタロシアニン、クロムフタロシアニン、銅4−フタロシアニン、ゲルマニウムフタロシアニン、鉄フタロシアニン、クロロアルミニウムフタロシアニン、クロロインジウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、マグネシウムフタロシアニン、ジアルキルフタロシアニン、テトラメチルフタロシアニン、テトラフェニルフタロシアニン等の中心金属を有する金属フタロシアニンとがあり、またα型、β型、γ型、δ型、ε型、σ型、x型、τ型等の結晶型のものがある。
<CGM−1>
Figure 0004111399
<CGM−2>
Figure 0004111399
また、本発明の画像形成方法において使用される単層型電子写真感光体には、フタロシアニン系化合物として、メタルフリーフタロシアニン、またはチタニルフタロシアニンが好適に使用される。また、フタロシアニン系化合物は、前述のようにバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%含有することが好ましい。
<ホール輸送剤>
また、本発明の単層型電子写真感光体に用いられるホール輸送剤としては、特に、スチルベン系化合物が好適に使用される。
また、ホール輸送剤として、該スチルベン系化合物を使用する場合、単独、または少なくとも1種以上含有すればよい。すなわち該スチルベン系化合物と共に、種々のホール輸送剤を含有していてもよい。
また、種々のホール輸送剤としては、例えば2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系の化合物、9−4(−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合物等があげられる。
また、ホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して5〜500wt%、更には25〜200wt%が好ましい。
<電子輸送剤>
また、本発明の単層型電子写真感光体に用いられる電子輸送剤としては、特に、キノン系化合物が好適に使用される。
また、電子輸送剤として、該キノン系化合物を使用する場合、単独、または少なくとも1種以上含有すればよい。すなわち該キノン系化合物と共に、種々の電子輸送剤を含有していてもよい。
また、種々の電子輸送剤としては、例えばピレン系化合物、カルバゾール系化合物、ヒドラゾン系化合物、N,N−ジアルキルアニリン系化合物、ジフェニルアミン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、テトラシアノエチル、テトラシアノキノジメタン、クロルアニル、ブロモアニル、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−ジシアノメチレンフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン等の電子吸引性物質、あるいはこれらの電子吸引性物質を高分子化したもの等があげられる。
また、電子輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して5〜100wt%、更には10〜80wt%が好ましい。
<バインダー樹脂>
また、上述の各成分を分散させるためのバインダー樹脂は、従来から感光層に使用されている種々の樹脂を使用することができる。
例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等の樹脂が使用可能である。これらのバインダー樹脂は単独または二種類以上をブレンドして使用できる。
また、特に好適な樹脂は、帝人化成(株)社製パンライト、三菱瓦斯化学(株)社製PCZ等のビスフェノールZ型モノマーとホスゲンとから誘導されるビスフェノールZ型ポリカーボネートである。
また、上述の例に挙げたバインダー樹脂の重量平均分子量は5,000〜200,000、更には15,000〜100,000が好ましい。
また、本発明の単層型電子写真感光体には、上述の各成分のほかに、電子写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の添加剤、例えば、酸化防止剤、ラジカル補足剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。また、感光層の感度を向上させるために、例えば、テルフェニル、ハロナフトナフトキノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
また、本発明の単層型電子写真感光体においては、導電性基体と感光層との間に、感光体の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
また、本発明の単層型電子写真感光体は、導電性基体上に単一の感光層を設けたものである。この感光層は、電荷発生剤、ホール輸送剤、電子輸送剤、バインダー樹脂等を適当な溶媒に溶解または分散させ、得られた塗布液を導電性基体上に塗布し、乾燥させることで形成される。
また、上述の感光層が形成される導電性基体としては、導電性を有する種々の材料を使用することができ、例えば、鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
また、導電性基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の表面が導電性を有していればよい。また、導電性基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが好ましい。
また、上述の感光層を塗布の方法により形成する場合には、先に例示したホール輸送剤、電荷発生剤、電子受容体、結着樹脂等を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調整し、これを公知の手段により塗布して乾燥させればよい。
また、上述の分散液を作製するための溶剤としては、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これらの溶剤は単独で、または2種以上混合して用いられる。
更に、ホール輸送剤、電荷発生剤、電子受容体の分散性、感光層表面の平滑性を良くするために、界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、除電工程を有さない画像形成装置において、正帯電の単層型電子写真感光体を備えるとともに、単層型電子写真感光体の導電性基体上に感光層が形成してあり、感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤をバインダー樹脂中に含有し、ホール輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、さらに、電子輸送剤の含有量は、バインダー樹脂重量に対して、5〜100wt%であり、また、フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、プラス極性感度の絶対値が、マイナス極性感度の絶対値より小さく、さらに、単層型電子写真感光体を、帯電工程においてプラス極性に帯電させる画像形成装置である。
また、本発明としての画像形成装置の具体例としては、デジタル複写機、ファクシミリ、レーザービームプリンタ等が挙げられる。
本発明の画像形成装置において使用される単層型電子写真感光体に用いられる種々の材料については、第1の実施形態と同じであることから、ここでの説明は省略するものとする。
本発明の画像形成装置において使用される単層型電子写真感光体は、転写・露光メモリーが非常に小さいため、除電工程を有さない画像形成装置に使用してもメモリー画像が発生することはない。
また上述のように、画像形成装置の小型化やイニシャルコストダウン等のために、クリーニング工程は除電工程と同様に省略される場合がある。
以下、実施例、比較例をあげて本発明を説明する。なお、以下の実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[実施例1〜8]
電荷発生剤としてX型無金属フタロシアニン(CGM−1)2.0重量部、ホール輸送剤(HTM−1)70重量部、電子輸送剤(ETM−1〜ETM−8)40重量部、及びバインダー樹脂として重量平均分子量30,000のbis−Z型ポリカーボネート樹脂100重量部、及びテトラヒドロフラン800重量部を、ボールミル中で24時間分散あるいは溶解させ、単層型感光層用塗布液を調合した。そして、この塗布液を、支持体としてのアルミニウム素管上にディップコート法にて塗布し、125℃、30分間の熱風乾燥を行い、膜厚20μmの単一感光層を有する単層型感光体を作製した。
[比較例1〜3]
電子輸送剤としてETM−9〜ETM−11を使用した以外は実施例1〜7と同様に単層型感光体を作製した。
<HTM−1>
Figure 0004111399
<ETM−1>
Figure 0004111399
<ETM−2>
Figure 0004111399
<ETM−3>
Figure 0004111399
<ETM−4>
Figure 0004111399
<ETM−5>
Figure 0004111399
<ETM−6>
Figure 0004111399
<ETM−7>
Figure 0004111399
<ETM−8>
Figure 0004111399
<ETM−9>
Figure 0004111399
<ETM−10>
Figure 0004111399
<ETM−11>
Figure 0004111399
[実施例9〜16]
電荷発生剤としてチタニルフタロシアニン(CGM−2)を使用した以外は、実施例1〜8と同様に単層型感光体を作製した。
[比較例4〜6]
電荷発生剤としてチタニルフタロシアニン(CGM−2)を使用した以外は、比較例1〜3と同様に単層型感光体を作製した。
[比較例7]
電荷発生剤としてX型無金属フタロシアニン(CGM−1)を4.5重量部含有させた以外は、実施例1と同様に単層型感光体を作製した。
[比較例8]
膜厚40μmの感光層を得た以外は、実施例1と同様に単層型感光体を作製した。
<比較例9>電荷発生剤としてチタニルフタロシアニン(CGM−2)を4.5重量部含有させた以外は、実施例9と同様に単層型感光体を作製した。
[比較例10]
膜厚40μmの感光層を得た以外は、実施例9と同様に単層型感光体を作製した。
上記各実施例、比較例の単層型電子写真感光体について、下記の各特性を評価した。評価結果を表1、2に示した。また、これらのデータのうち、転写メモリー電位・露光メモリー電位と、プラス極性感度とマイナス極性感度の絶対値差との関係を図1に示した。
<プラス極性感度評価>
ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機(商品名ジェンテックシンシア30M)を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電圧を加えて、その表面を+800Vに帯電させた。次に、上記試験機の露光光源であるハロゲンランプの白色光からバンドパスフィルターを用いて取り出した波長780nmの単色光(半値幅20nm,光強度20μW)を、上記帯電状態の感光体の表面に露光(露光時間100msec)した(露光エネルギーは1.0μJ/cm2)。そして、露光開始時点から500msec経過した時点での表面電位を露光後電位VLP(V)として測定した。すなわち、露光後電位が小さいほど感光体は高感度である。
<マイナス極性感度評価>
ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機(商品名ジェンテックシンシア30M)を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体に印加電圧を加えて、その表面を−800Vに帯電させた以外は、上述の<プラス極性感度評価>と同様に、露光開始時点から500msec経過した時点での表面電位を露光後電位VLN(V)として測定した。
<転写メモリー電位評価>
除電ランプを取除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真感光体を搭載し、転写バイアスを印加しない時の表面電位、及び転写バイアス印加時の次帯電工程後の表面電位を測定し、その差異を転写メモリー電位とした。転写メモリー電位については、転写メモリー画像の発生しない45V以下を可、45Vより大きい場合を不可とした。
<露光メモリー電位評価>
除電ランプを取除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真感光体を搭載し、未露光時の表面電位、及び露光時の次帯電工程後の表面電位を測定し、その差異を露光メモリー電位とした。露光メモリー電位については、転写メモリー電位と同様、露光メモリー画像の発生しない45V以下を可、45Vより大きい場合を不可とした。
<転写メモリー画像評価>
除電ランプを取除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真感光体を搭載し、印写試験を実施し、転写メモリー画像が発生しているか否かを目視により判断した。転写メモリー画像とは、図6に示すように、前面グレー(マンセル値:N=6.5)原稿を使用し印写試験を実施した場合、転写バイアスが印加された部分の感光体表面電位の低下により、ドラム長手方向に黒横帯が発生した画像を示す。
<露光メモリー画像評価>
除電ランプを取除いた京セラミタ(株)社製マルチファンクションプリンタAntico40に、各実施例、比較例の電子写真感光体を搭載し、印写試験を実施し、露光メモリー画像が発生しているか否かを目視により判断した。露光メモリー画像とは、図7に示すような原稿を使用し印写試験を実施した場合、強い露光部分(黒ベタ部)の感光体表面電位の低下により、露光部分のゴースト画像がグレー部に発生した画像を示す。
Figure 0004111399

Figure 0004111399

表1、2、図1より、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下である場合、転写メモリー電位及び露光メモリー電位の両方が45V以下となり、メモリー画像が発生しないことが明らかとなった。
図2には、実施例6に準じて作製した単層型電子写真感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、転写メモリー電位・露光メモリー電位との関係を、図3には、感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を示した。
図2、3より、X型無金属フタロシアニン添加量がバインダー樹脂重量に対して4wt%以下の場合、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下、転写メモリー電位及び露光メモリー電位の両方が45V以下となった。
図4には、実施例6に準じて作製した単層型電子写真感光体の感光層膜厚と、転写メモリー電位・露光メモリー電位との関係を、図5には感光体の感光層膜厚と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を示した。
図4、5より、感光層膜厚が35μm以下の場合、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下、転写メモリー電位及び露光メモリー電位の両方が45V以下となった。
各実施例、比較例の単層型電子写真感光体の転写メモリー電位・露光メモリー電位と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を示すグラフである。 単層型電子写真感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、転写メモリー電位・露光メモリー電位との関係を示すグラフである。 単層型電子写真感光体のX型無金属フタロシアニン添加量と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を示すグラフである。 単層型電子写真感光体の感光層膜厚と、転写メモリー電位・露光メモリー電位との関係を示すグラフである。 単層型電子写真感光体の感光層膜厚と、プラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差との関係を示すグラフである。 転写メモリー画像評価用原稿と転写メモリー画像を示す図である。 露光メモリー画像評価用原稿と露光メモリー画像を示す図である。

Claims (4)

  1. 除電工程を有さない画像形成装置において、プラス極性に帯電させて用いる単層型電子写真感光体であって、
    導電性基体上に感光層を形成し、前記感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、前記ホール輸送剤の含有量は、前記バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、前記フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、
    プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、
    さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とすることを特徴とする単層型電子写真感光体。
  2. 除電工程を有さない画像形成装置において、プラス極性に帯電させて用いる単層型電子写真感光体であって、
    導電性基体上に感光層を形成し、前記感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、前記電子輸送剤の含有量は、前記バインダー樹脂重量に対して、5〜100wt%であり、前記フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、
    プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、
    さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とすることを特徴とする単層型電子写真感光体。
  3. 除電工程を有さない画像形成装置において、
    正帯電の単層型電子写真感光体を備えるとともに、
    前記単層型電子写真感光体の導電性基体上に感光層が形成してあり、前記感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、前記ホール輸送剤の含有量は、前記バインダー樹脂重量に対して、5〜500wt%であり、前記フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、
    プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、
    さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とし、
    その上、当該単層型電子写真感光体を、帯電工程においてプラス極性に帯電させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 除電工程を有さない画像形成装置において、
    正帯電の単層型電子写真感光体を備えるとともに、
    前記単層型電子写真感光体の導電性基体上に感光層が形成してあり、前記感光層が電荷発生剤としてのフタロシアニン系化合物、及びホール輸送剤、電子輸送剤(但し、ホール輸送剤100重量部当り、30重量部よりも多い量のジフェノキノン誘導体を含まず。)をバインダー樹脂中に含有し、前記電子輸送剤の含有量は、前記バインダー樹脂重量に対して、5〜100wt%であり、前記フタロシアニン系化合物の含有量がバインダー樹脂重量に対して0.1〜4wt%であり、前記感光層の膜厚が10〜35μmであって、且つ、帯電電位を800Vに設定し、露光波長780nm、露光エネルギー1.0μJ/cm2の条件で、500msec経過後に測定したプラス極性とマイナス極性の感度の絶対値差が500V以下であるとともに、
    プラス極性感度の絶対値をマイナス極性感度の絶対値より小さくし、
    さらに、単層型電子写真感光体における露光メモリーおよび転写メモリーを45V以下の値とし、
    その上、当該単層型電子写真感光体を、帯電工程においてプラス極性に帯電させることを特徴とする画像形成装置。
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