JP2001312038A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001312038A JP2000132548A JP2000132548A JP2001312038A JP 2001312038 A JP2001312038 A JP 2001312038A JP 2000132548 A JP2000132548 A JP 2000132548A JP 2000132548 A JP2000132548 A JP 2000132548A JP 2001312038 A JP2001312038 A JP 2001312038A
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】完全ドライシステムで、廃棄物が発生せず、且
つ露光系が簡素化されたコンパクトな画像記録装置を提
供する。また、高速に画像記録を行なうことができる画
像記録装置を提供する。 【解決手段】画像記録装置のハウジング内部に、感光感
熱記録材料12を収納する収納部14、収納部14から
供給された感光感熱記録材料12を露光して潜像を記録
する光記録部16、加熱により潜像を現像する加熱現像
部18、光を照射して現像された画像を定着する光定着
部20、及び画像が記録された感光感熱記録材料12が
排出される排出部22を設け、光記録部16の露光ユニ
ット26の光源部28に複数のLEDを配設して露光を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に係
り、より詳しくは、感光感熱記録材料を用いて画像を記
録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】銀塩写
真に代表される従来の光記録システムでは、ネガフィル
ムやポジフィルム等のフィルムを用いて撮影を行い、現
像後のフィルムに記録された画像情報を光学的に印画紙
に焼き付け、処理液で処理することでプリントを得てい
る。いわゆるカラーネガでは、通常、青光を露光してイ
エロー色素画像を形成する層、緑光を露光してマゼンタ
色素画像を形成する層、及び赤光を露光してシアン色素
画像を形成する層を含み、現像処理の際に潜像を含有す
るハロゲン化銀粒子を銀に還元する過程で現像剤が酸化
され、その酸化体とカプラーの反応(カップリング)に
より色素画像を形成する。未現像のハロゲン化銀及び現
像銀はこの現像工程に続く漂白定着工程で漂白定着液に
より除去され、得られたネガの色素画像を通してカラー
ペーパーを露光し、同様の現像、漂白、定着工程を経て
カラープリントが得られる。以上の通り、従来の光記録
システムは、通常、処理液を用いた湿式処理であり、処
理装置のサイズが大きくなり処理コストも高くなる傾向
にあった。
【0003】一方、ハロゲン化銀を用いた感光材料の処
理方法として、熱現像を用いた簡易迅速な方法が開発さ
れている。その例としてはスリーエム社のドライシルバ
ー、富士写真フイルム(株)社のピクトログラフィー、
ピクトロスタットといった商品が知られている。しかし
ながら、この熱現像方式は、熱現像により生成した色素
を受像材料に転写して、転写側をプリントとして用いる
ものであり、廃材が出てしまうという欠点があった。
【0004】そこで、完全ドライシステムで、廃棄物が
発生しない画像記録システムを構築するために、光によ
り記録材料を露光して潜像を形成し、加熱によりその潜
像を現像することができるモノシート型の感光感熱記録
材料が注目されており、露光はデジタル露光系により行
われる。
【0005】従来、デジタル露光系を搭載した画像記録
装置が種々開発されている。一般にデジタル露光系で
は、半導体レーザから出力される光ビームを画像データ
で変調し、ポリゴンミラーを高速回転させることで、こ
の光ビームを偏向すると共に(主走査)、ガルバノミラ
ー等でポリゴンミラーで反射された光ビームをさらに副
走査するか、記録媒体側を副走査方向に移動させながら
(あるいはステップ移動させながら)主走査を繰り返す
ことにより、記録媒体上に画像を記録している。
【0006】しかしながら、一般に、ポリゴンミラー等
を備えた複雑な走査露光系を使用すると、装置が大型化
してしまう、という問題がある。また、感光感熱記録材
料は、従来のハロゲン化銀を用いた感光材料に比べると
光感度が低いため、走査速度を速くすることが難しく、
記録時間が長くなる、という問題がある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、本発明の目的は、完全ドライシステム
で、廃棄物が発生せず、且つ露光系が簡素化されたコン
パクトな画像記録装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、高速に画像記録を行なうことができ
る画像記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、感光感熱記録材料を収納する収
納部と、前記感光感熱記録材料を副走査方向に搬送する
搬送手段と、前記収納部から供給された感光感熱記録材
料を、主走査方向に配列された多数の発光点を備えた露
光光源により露光して潜像を記録する光記録部と、加熱
により潜像を現像する加熱現像部と、光を照射して現像
された画像を定着する光定着部と、を含んで構成したこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、収納部から感光感熱
記録材料が供給されると、感光感熱記録材料は搬送手段
により副走査方向に搬送され、光記録部でこの感光感熱
記録材料を露光して潜像を記録し、加熱現像部で加熱に
より潜像を現像する。そして光定着部で光を照射して現
像された画像を定着する。このように、加熱現像により
現像を行い、光を照射する光定着により現像された画像
を定着するので、処理液や受像部材が不要である。従っ
て、この画像記録装置によれば、完全ドライシステムで
画像を記録することができ、且つ画像記録の際に廃棄物
が発生しない。
【0010】また、請求項1の発明では、光記録部にお
いて、搬送手段により感光感熱記録材料を副走査方向に
搬送し、主走査方向に配列された多数の発光点を備えた
露光光源により露光して潜像を記録するので、ポリゴン
ミラー等を備えた複雑な露光系を用いる必要がなく、装
置をコンパクト化することができると共に、発光点を移
動させる機構を用いることなく高速に画像記録を行うこ
とができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記主走査方向に配列された多数の発光点を、副走
査方向に複数列配列したことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明では、主走査方向に配列さ
れた多数の発光点を、副走査方向に複数列配列したの
で、一度に複数の走査ラインを走査することができ、よ
り高速に画像記録を行うことができる。
【0013】請求項3の発明は、感光感熱記録材料を収
納する収納部と、前記感光感熱記録材料を副走査方向に
搬送する搬送手段と、前記収納部から供給された感光感
熱記録材料を、所定方向に配列された複数の発光点を備
え、且つ主走査方向に移動される露光光源により露光し
て潜像を記録する光記録部と、加熱により潜像を現像す
る加熱現像部と、光を照射して現像された画像を定着す
る光定着部と、を含んで構成したことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明では、完全ドライシステム
で画像を記録することができ、且つ画像記録の際に廃棄
物が発生しないことに加え、搬送手段により感光感熱記
録材料を副走査方向に搬送し、所定方向に配列された複
数の発光点を備え、且つ主走査方向に移動される露光光
源により露光して潜像を記録するので、発光点の個数を
請求項1の発明より少なくすることができると共に、ポ
リゴンミラー等を備えた複雑な露光系を用いる必要がな
く、装置をコンパクト化することができると共に、高速
に画像記録を行うことができる。
【0015】前記露光光源は、自己発光型素子で構成す
ることができ、自己発光型素子としては、発光ダイオー
ド、無機又は有機エレクトロルミネッセンス素子、半導
体レーザ、及び蛍光表示素子等を使用することができ
る。また、前記露光光源は、光源と透過率変換素子とで
構成することができ、前記透過率変換素子としては、液
晶または透過強誘電性セラミックス(PLZT等)アレ
イ等を使用することができる。
【0016】請求項8の発明は、感光感熱記録材料を収
納する収納部と、光源と、各々の反射角度が調整可能な
多数の微小ミラーを備えたマイクロミラーアレイと、を
備え、画像信号に基づいて前記微小ミラーの反射角度を
調整することにより、前記収納部から供給された感光感
熱記録材料を露光して潜像を記録する光記録部と、加熱
により潜像を現像する加熱現像部と、光を照射して現像
された画像を定着する光定着部と、を含んで構成したこ
とを特徴とする。
【0017】請求項8の発明では、収納部から感光感熱
記録材料が供給されると、光記録部でこの感光感熱記録
材料を露光して潜像を記録し、加熱現像部で加熱により
潜像を現像する。そして光定着部で光を照射して現像さ
れた画像を定着する。このように、加熱現像により現像
を行い、光を照射する光定着により現像された画像を定
着するので、処理液や受像部材が不要である。従って、
この画像記録装置によれば、完全ドライシステムで画像
を記録することができ、且つ画像記録の際に廃棄物が発
生しない。
【0018】また、請求項8の発明では、マイクロミラ
ーアレイを用いて、画像信号に基づいて前記微小ミラー
の反射角度を調整することにより、収納部から供給され
た感光感熱記録材料を露光して潜像を記録するので、光
源を主走査方向及び副走査方向に移動させることなく、
また多数の発光点を用いることなく露光できると共に、
ポリゴンミラー等を備えた複雑な露光系を用いる必要が
なく、装置をコンパクト化することができると共に、高
速に画像記録を行うことができる。
【0019】感光感熱記録材料としては、光により硬化
する組成物を用いた記録材料を用いることができ、この
感光感熱記録材料を用いた場合には、画像原稿を通過ま
たは反射した光により該記録材料を露光したり、画像デ
ータを用いた光走査によって露光したりすることによ
り、該記録材料中に含まれる、光により硬化する組成物
が露光によって光硬化して潜像が形成され、その後、該
記録材料を加熱することにより、未硬化部分の発色又は
消色に関わる成分がその潜像に応じて記録材料内で移動
して色画像が形成される。さらに、該記録材料の表面に
光を照射することにより、形成された画像が硬化定着さ
れると共に、不要な着色成分が消色される。この画像記
録方法は、白黒画像を記録する場合のみならず、カラー
画像を記録する場合にも有用な方式である。このような
感光感熱記録材料としては、下記の感光感熱記録層
(a)〜(h)を各々設けた感光感熱記録材料を挙げる
ことができる。
【0020】(a)熱応答性マイクロカプセルに内包さ
れた発色成分Aと、該熱応答性マイクロカプセル外部に
在って、少なくとも、同一分子内に重合性基と前記発色
成分Aと反応して発色する部位とを有する実質的に無色
の化合物Bと、光重合開始剤と、を含む光重合性組成物
と、を含有する感光感熱記録層。
【0021】(b)熱応答性マイクロカプセルに内包さ
れた発色成分Aと、該熱応答性マイクロカプセル外部に
在って、少なくとも、前記発色成分Aと反応して発色す
る実質的に無色の化合物Cと、光重合性化合物Dと、光
重合開始剤と、を含む光重合性組成物と、を含有する感
光感熱記録層。
【0022】(c)熱応答性マイクロカプセルに内包さ
れた発色成分Aと、該熱応答性マイクロカプセル外部に
在って、少なくとも、前記発色成分Aと反応して発色す
る実質的に無色の化合物Cと、発色成分Aと化合物Cと
の反応を抑制する部位を有する光重合性化合物Dpと、
光重合開始剤と、を含む光重合性組成物と、を含有する
感光感熱記録層。
【0023】(d)熱応答性マイクロカプセルに内包さ
れた発色成分Aと反応して発色する実質的に無色の化合
物Cと、該熱応答性マイクロカプセル外部に在って、少
なくとも、発色成分Aと、光重合性化合物Dと、光重合
開始剤と、を含む光重合性組成物と、を含む感光感熱記
録層。
【0024】(e)熱応答性マイクロカプセルに内包さ
れた酸化体前駆体Eと、該熱応答性マイクロカプセル外
部に在って前記酸化体前駆体Eと反応して酸化体Fを生
成する活性化剤G、及び該酸化体Fとカップリング反応
して色素を形成する色素形成カプラーHを含む感光感熱
記録層であって、光照射により被照射部分が硬化する光
硬化性の感光感熱記録層。
【0025】(f)熱応答性マイクロカプセルに外部に
在る酸化体前駆体Eと、該熱応答性マイクロカプセルに
内包された前記酸化体前駆体Eと反応して酸化体Fを生
成する活性化剤G、及び該酸化体Fとカップリング反応
して色素を形成する色素形成カプラーHを含む感光感熱
記録層であって、光照射により被照射部分が硬化する光
硬化性の感光感熱記録層。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、支持体
上に、イエロー、マゼンタ、シアンの各色相に各々発色
する単色の感光感熱記録層(以下、「記録層」と称する
場合がある)を3層積層したカラー感光感熱記録材料を
用いて画像を記録する画像記録装置に本発明を適用した
実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1に、ロール状に巻回された感
光感熱記録材料12を用いた、第1の実施の形態に係る
画像記録装置の概略構成を示す。図1に示すように、画
像記録装置のハウジング内部には、感光感熱記録材料1
2を収納する収納部14、収納部14から供給された感
光感熱記録材料12を露光して潜像を記録する光記録部
16、加熱により潜像を現像する加熱現像部18、光を
照射して現像された画像を定着する光定着部20、及び
画像が記録された感光感熱記録材料12が排出される排
出部22が設けられており、収納部14、光記録部1
6、加熱現像部18、光定着部20、及び排出部22
は、水平方向にこの順に配置されている。
【0027】これら各部の間には、感光感熱記録材料1
2を挟んで搬送するための搬送ローラ対24、27、4
6、50がそれぞれ配置されており、これら搬送ローラ
対24、27、46、50により感光感熱記録材料12
を収納部14から排出部22の方向に搬送するための搬
送路が形成されている。また、搬送ローラ対24、2
7、46、50は、搬送駆動部(図示せず)に接続さ
れ、この搬送駆動部によりそれぞれ駆動されている。な
お、搬送駆動部は後述するコントローラ10により制御
されている。
【0028】また、収納部14と光記録部16とは、感
光感熱記録材料12の通過口を備えた仕切板23で仕切
られ、加熱現像部18と光定着部20とは、感光感熱記
録材料12の通過口を備えた仕切板25で仕切られてい
る。また、排出部22には、感光感熱記録材料12を外
部に排出するための排出口22Aが設けられており、光
定着部20内の排出口22A近傍には、感光感熱記録材
料12を画像形成領域毎に切断するカッタ52が設けら
れている。
【0029】収納部14には、記録層側を内側にしてロ
ール状に巻回された感光感熱記録材料12を収納したマ
ガジン21が収納されている。一対の搬送ローラ24
は、仕切板23に設けられた通過口の光記録部16側に
配置されており、この一対の搬送ローラ24が感光感熱
記録材料12をニップした状態で回転することにより、
収納部14内のマガジン21から感光感熱記録材料12
が記録層側を上側にして引き出され、所定の搬送路に沿
って搬送されて、搬送方向下流側に配置された光記録部
16に供給される。
【0030】光記録部16は、搬送路の上方に配置され
た露光ユニット26を備えており、この露光ユニット2
6はコントローラ10に接続されている。コントローラ
10には、画像処理装置(図示せず)から読み出した画
像信号が記憶されており、この画像信号に応じて、露光
ユニット26内の光源部28を点灯させるように制御さ
れる。露光ユニット26は、図2に示す主走査ユニット
29によって、感光感熱記録材料12の幅方向(主走査
方向)に移動可能である。
【0031】図2に示すように、露光ユニット26は、
箱型の露光ケーシング30によって覆われており、この
露光ケーシング30の上端面に光源部28が配設され、
この光源部28の発光面が搬送路側に向けられている。
また、光源部28には、それぞれR(レッド)、G(グ
リーン)、B(ブルー)の各色に発光するLED32
B、32G、32Rからなる複数の発光ダイオード(L
ED)が、それぞれ基板39上に、感光感熱記録材料1
2の幅方向(主走査方向)に沿って、所定の配列規則に
従って取り付けられている。本実施の形態では、図3
(A)に示すように、基板39上には、LED32R、
32G、32Bの3色のLEDが、副走査方向に沿って
RGBの順に1列に配列されて取付けられている。な
お、複数のLEDは、図3(B)に示すように、LED
32R、32G、32Bの3色のLEDを、主走査方向
に沿ってRGBの順に1列に配列してもよい。また、上
記RGB列を主走査方向または副走査方向に複数列配列
することもできる。例えば、図3(C)に示すように、
副走査方向に沿ってRGBの順に配列した3個1組のL
ED(LED32R、32G、32B)を、副走査方向
に沿って2組並べて配列してもよく、図3(D)に示す
ように、主走査方向に沿ってRGBの順に配列した3個
1組のLED(LED32R、32G、32B)を、副
走査方向に沿って2組並べて配列してもよく、図3
(E)に示すように、主走査方向に沿ってRGBの順に
配列した3個1組のLED(LED32R、32G、3
2B)を、主走査方向に沿って2組並べて配列してもよ
い。また、副走査方向に複数のLEDが配列されている
場合には、副走査方向に対して少し傾けて配列すること
により走査ライン間の間隔を狭くすることができる。
【0032】また、LED32R、32G、32Bは、
300〜1100nmの波長範囲に最大強度を有するも
のを用いることができる。300nmより短波長では適
当な光源がないため安価なシステムにすることができ
ず、1100nmより長波長の光源を用いても、110
0nmより長波長に感光性を有する感光感熱記録材料は
不安定なものが多く、長期の経時安定性を有する感光感
熱記録材料を設計するのが困難になる。LED32R、
32G、32Bは、300〜500nmの波長範囲、4
50〜700nmの波長範囲、及び550〜1100n
mの波長範囲のそれぞれから選択された波長に最大強度
を有するものを適宜選択することができる。本実施の形
態では、例えば、本実施の形態では、中心波長が655
nmの赤色LED32R、中心波長が520nmの緑色
LED32G、中心波長が465nmの青色LED32
Bを用いることができる。
【0033】光源部28の発光面側には、レンズ33が
配置されている。レンズ33は光源部28からの光を集
光し、感光感熱記録材料12上に結像させる。露光ユニ
ット26は、主走査ユニット29の一部を構成する互い
に平行な一対のガイドシャフト34により支持されてい
る。このガイドシャフト34は、感光感熱記録材料12
の幅方向(図2の矢印W方向)に沿って配設されてお
り、露光ユニット26はこのガイドシャフト34に案内
されて、感光感熱記録材料12の幅方向に移動可能とさ
れている。
【0034】露光ケーシング30は、無端ベルト35に
固定されている。この無端ベルト35は、ガイドシャフ
ト34の両端近傍に位置するスプロケット36に巻き掛
けられている。一方のスプロケット36の回転軸は、モ
ータ38の回転軸と連結されており、モータ38の往復
回転によって、露光ユニット26がガイドシャフト34
に沿って主走査方向に往復移動される。なお、モータ3
8の駆動は、感光感熱記録材料12の搬送速度に応じて
コントローラ10により制御されている。
【0035】感光感熱記録材料12表面上の最大照射光
量は、0.01〜50mJ/cm2とすることが好まし
く、0.05〜10mJ/cm2がより好ましい。最大
照射光量が50mJ/cm2より大きいと、露光時間が
長いシステムとなり利便性が失われると共に、光源が大
型化してコストが高いシステムになってしまうからであ
る。一方、感光感熱記録材料12の一般的な感度を考慮
すると、最大照射光量は0.01mJ/cm2以上必要
であり、仮に高感度の感光感熱記録材料であっても、最
大照射光量0.01mJ/cm2未満では、外界からの
光を遮光する遮光設備が必要となりコストの高いシステ
ムになる。
【0036】一対の搬送ローラ27は、光記録部16の
搬送方向下流側に配置されており、感光感熱記録材料1
2は、この一対の搬送ローラ27によりニップされ、搬
送路に沿って搬送されて、搬送方向下流側に配置された
加熱現像部18に供給される。
【0037】上記光記録部16では、上記構造の光源部
28により感光感熱記録材料12上に光スポットが結像
され、露光ユニット26が感光感熱記録材料12の幅方
向に移動されることにより感光感熱記録材料12が主走
査されると共に、搬送に伴い搬送方向とは逆方向に副走
査されて、記録層側から露光され、感光感熱記録材料1
2に潜像が記録される。
【0038】加熱現像部18は、搬送路の上方に配置さ
れて感光感熱記録材料12の露光面側を加熱する加熱装
置としての遠赤外線ヒータ42、及び遠赤外線ヒータ4
2の背後に設けられ、ヒータから放射された遠赤外線を
感光感熱記録材料12方向に反射する反射板44から構
成されている。遠赤外線ヒータ42は、感光感熱記録材
料12を所定温度に加熱できるように、感光感熱記録材
料12の近傍に設けられた温度センサ(図示せず)の出
力データに基づき、温度制御装置(図示せず)により制
御される。この加熱現像部18において、感光感熱記録
材料12は、遠赤外線ヒータ42により所定温度に加熱
され、感光感熱記録材料12に記録された潜像が現像さ
れる。
【0039】加熱温度は、感光感熱記録材料12の現像
温度以上の温度とされ、50〜200℃の範囲が好まし
く、90〜140℃の範囲がより好ましい。加熱温度が
50℃より低いと、現像温度が50℃より低い感光感熱
記録材料では、露光前の感光材料の保存性が著しく損な
われるため、感光感熱記録材料の設計が困難となる。一
方、加熱温度が200℃より高いと、感光感熱記録材料
の支持体が熱により変形し寸度安定性が確保できない。
また、加熱温度は、設定温度に対する変動幅が±5℃以
内となるように制御される。感光感熱記録材料は温度変
動に対して許容範囲が比較的広い系であり、±5℃以内
でも性能を確保することができる。
【0040】また、遠赤外線ヒータ42の搬送方向下流
側上方には、加熱現像時に発生する水等の蒸散物を除去
するための排気装置45が設けられており、加熱現像時
に発生する蒸散物を吸引し、内部に備えられたガス吸着
フィルターにより蒸散物を吸着して除去する。
【0041】一対の搬送ローラ46は、加熱現像部18
の搬送方向下流側に配置されており、加熱現像後の感光
感熱記録材料12は、この一対の搬送ローラ46により
ニップされ、搬送路に沿って搬送されて、搬送方向下流
側に配置された光定着部20に供給される。
【0042】光定着部20は、現像後の感光感熱記録材
料12の画像形成面側に光を照射する定着光源48A、
48B、48C、48D、及び定着光源48A、48
B、48C、48Dの背後に配置された反射板49から
構成され、定着光源48A、48B、48C、48D
は、搬送路の上方に配置されている。この光定着部20
において、感光感熱記録材料12は、定着光源48A、
48B、48C、48Dにより光を照射され、現像され
た画像が定着される。
【0043】定着光源48としては、蛍光灯等の白色光
源のほか、LED、ハロゲンランプ、冷陰極管、レーザ
等、種々の光源を使用することができる。感光感熱記録
材料12の照射部の照度は定着に必要な光強度が得られ
る範囲であればよく、基本的には感光感熱記録材料12
の特性に応じて選択されるが、10000〜50000
000ルクスの範囲が好ましく、20000〜6000
000ルクスの範囲がより好ましい。照度が10000
より小さいと、光定着性(光消色性)が不充分となり、
50000000ルクスより大きな照度が必要なシステ
ムでは、装置が大型化してコストが高くなるため、利便
性が得られないからである。
【0044】一対の搬送ローラ50は、光定着部20の
搬送方向下流側に配置されており、光定着後の感光感熱
記録材料12は、この一対の搬送ローラ50によりニッ
プされ、搬送路に沿って搬送されて、搬送方向下流側に
配置された排出部22に供給される。
【0045】排出部22の排出口22Aの外側には、排
出トレイ53が設けられている。帯状の状態で露光、現
像、及び定着の各処理が連続して行われた感光感熱記録
材料12は、光定着部20内の排出口22A近傍に設け
られたカッタ52により切断されて1枚のプリントとさ
れ、排出口22Aより排出トレイ53に排出される。
【0046】この装置では、感光感熱記録材料への光記
録、加熱現像、及び光定着の全工程を1つの装置内で行
うことができる。また、この装置では、加熱現像により
現像を行い、光定着により現像された画像を定着するの
で、処理液が不要で完全ドライシステムとすることがで
き、受像部材等が不要で廃棄物が発生しない。
【0047】また、光記録部の露光ユニットの光源部に
複数のLEDを配置したので、ポリゴンミラー等を備え
た複雑な露光系を用いる必要がなく、装置をコンパクト
化することができると共に、高速に画像記録を行うこと
ができる。 (第2の実施の形態)図4に、シート状の感光感熱記録
材料12Sを用いた、第2の実施の形態に係る画像記録
装置の概略構成を示す。図4に示すように、画像記録装
置のハウジング内部には、感光感熱記録材料12Sを収
納するカセット型の収納部14、収納部14から供給さ
れた感光感熱記録材料12Sを露光して潜像を記録する
光記録部16、加熱により潜像を現像する加熱現像部1
8、光を照射して現像された画像を定着する光定着部2
0、及び画像が記録された感光感熱記録材料12Sが排
出される排出部22が設けられており、収納部14の上
方には光記録部16が配置され、光記録部16の上方に
は加熱現像部18と光定着部20が配置され、光定着部
20の上方には排出部22が配置されている。
【0048】これら各部の間には、搬送ローラ対62、
64、66、68〜74がそれぞれ配置されており、こ
れら搬送ローラ対62、64、66、68〜74によ
り、シート状の感光感熱記録材料12Sを収納部14か
ら排出部22の方向に搬送するための折れ曲がった搬送
路が形成されている。また、搬送ローラ対62、64、
66、68〜74は、搬送駆動部(図示せず)に接続さ
れ、この搬送駆動部によりそれぞれ駆動されている。な
お、搬送駆動部は後述するコントローラ10により制御
されている。
【0049】また、収納部14及び光記録部16と他の
部分とは、感光感熱記録材料12Sの通過口を備えた仕
切板76で仕切られ、加熱現像部18と光定着部20と
は、感光感熱記録材料12Sの通過口を備えた仕切板7
8で仕切られている。また、排出部22には、感光感熱
記録材料12Sを外部に排出するための排出口22Aが
設けられている。
【0050】カセット型の収納部14には、シート状の
感光感熱記録材料12Sが記録層側を上側にして多数枚
重ねられて収納されている。また、収納部14には、感
光感熱記録材料12Sの取出し口14Aが設けられ、一
対の搬送ローラ62は、この取出し口14Aの光記録部
16側に配置されている。この一対の搬送ローラ62が
感光感熱記録材料12Sをニップした状態で回転するこ
とにより、感光感熱記録材料12Sが収納部14から引
き出される。収納部14から引き出された感光感熱記録
材料12Sは、搬送方向が途中で上方に略90度折り曲
げられて搬送され、搬送方向下流側に配置された光記録
部16に供給される。
【0051】光記録部16は、搬送路の側方で且つ収納
部14の上方に固定配置された露光ユニット26、露光
ドラム80、及び露光ドラム80に接離可能に配置され
たニップローラ82、84から構成されている。ニップ
ローラ82、84は、光ビーム走査装置26の露光位置
を挟んで露光位置の上流側と下流側とに配置されてい
る。露光ユニット26はコントローラ10に接続されて
いる。このコントローラ10には、画像処理装置(図示
せず)から読み出した画像信号が記憶されており、この
画像信号に応じて、露光ユニット26内の光源部28を
点灯させるように制御される。
【0052】本実施の形態の露光ユニット26は、固定
配置され、図5(A)に示すように、基板39上に、副
走査方向に沿ってRGBの順に配列された3個1組のL
ED(LED32R、32G、32B)が、図6に示す
ように、主走査方向に沿って感光感熱記録材料12Sの
全幅に渡って多数組配列されている以外は、第1の実施
の形態と同様の構成であるため、同じ符号を付して説明
を省略する。
【0053】上記光記録部16では、上記構造の光源部
28により感光感熱記録材料12S上に多数の光スポッ
トが結像され、感光感熱記録材料12Sは、ニップロー
ラ82、84と露光ドラム80とにより露光位置に保持
されて、露光ユニット26により主走査されると共に、
ニップローラ82、84と支持ドラム80とにより搬送
されて、搬送方向とは逆方向に副走査されて、記録層側
から露光され、感光感熱記録材料12Sに潜像が記録さ
れる。
【0054】なお、図5(B)に示すように、各々副走
査方向に沿ってRGBの順に配列されたRGB3列のR
EDアレイを複数列(本実施の形態では4列)副走査方
向に沿って配列することもできる。
【0055】一対の搬送ローラ64は、光記録部16の
搬送方向下流側に配置されており、感光感熱記録材料1
2Sは、この一対の搬送ローラ64によりニップされ、
搬送方向が途中で左側方に略90度折り曲げられて搬送
され、搬送方向下流側に配置された加熱現像部18に供
給される。
【0056】加熱現像部18は、搬送路の下方に配置さ
れて感光感熱記録材料12Sの露光面側を加熱する加熱
装置としての加熱ドラム86、及び感光感熱記録材料1
2Sを挟んで加熱ドラム86に対向配置された押圧ロー
ラ88から構成されており、加熱ドラム86の内部に
は、例えばハロゲンランプ等の熱源が備えられている。
また、感光感熱記録材料12Sを所定温度に加熱できる
ように、加熱ドラム86は、感光感熱記録材料12Sの
近傍に設けられた温度センサ(図示せず)の出力データ
に基づき、温度制御装置(図示せず)により制御されて
いる。この加熱現像部18において、感光感熱記録材料
12Sは、加熱ドラム86により所定温度に加熱され、
感光感熱記録材料12Sに記録された潜像が現像され
る。なお、加熱温度は、第1の実施の形態と同様の範囲
とすることが好ましい。
【0057】一対の搬送ローラ66は、加熱現像部18
の搬送方向下流側に配置されており、加熱現像後の感光
感熱記録材料12Sは、この一対の搬送ローラ66によ
りニップされ、搬送路に沿って図中左方向に搬送され
て、搬送方向下流側に配置された光定着部20に供給さ
れる。
【0058】光定着部20は、現像後の感光感熱記録材
料12Sの画像形成面側に光を照射する定着光源48
A、48B、48C、48D、及び定着光源48A、4
8B、48C、48Dの背後に配置された反射板49か
ら構成され、定着光源48A、48B、48C、48D
は、搬送路の下方に配置されている。この光定着部20
において、感光感熱記録材料12Sは、定着光源48
A、48B、48C、48Dにより光を照射され、現像
された画像が定着される。なお、定着光源48として
は、照度を含め、第1の実施の形態と同様の光源を使用
することができる。
【0059】一対の搬送ローラ68、69、70、7
2、74は、光定着部20の搬送方向下流側にこの順に
配置されており、光定着後の感光感熱記録材料12S
は、搬送ローラ対68、69、70、72、74により
ニップされ、搬送ローラ対69及び70の間で搬送方向
が上方に略90度折り曲げられ、搬送ローラ対72及び
74の間で搬送方向が途中で左側方に略90度折り曲げ
られて搬送され、搬送方向下流側に配置された排出部2
2に供給される。
【0060】排出部22の排出口22Aの外側には、排
出トレイ53が設けられている。露光、現像、及び定着
の各処理が連続して行われた感光感熱記録材料12S
は、排出口22Aより排出トレイ53に排出される。
【0061】この装置では、感光感熱記録材料への光記
録、加熱現像、及び光定着の全工程を1つの装置内で行
うことができる。また、この装置では、加熱現像により
現像を行い、光定着により現像された画像を定着するの
で、処理液が不要で完全ドライシステムとすることがで
き、受像部材等が不要で廃棄物が発生しない。また、収
納部、光記録部、加熱現像部、光定着部等の各部を鉛直
方向に配置し、搬送路を折り曲げる構成としたので、装
置をよりコンパクト化することができる。
【0062】また、光記録部の露光ユニットは固定配置
されており制御系が簡単になる他、ポリゴンミラー等を
備えた複雑な露光系を用いる必要がないので、装置をさ
らにコンパクト化することができる。また、光記録部の
露光ユニットを移動させることなく、感光感熱記録材料
の全幅に渡って露光することができるので、より高速に
画像記録を行うことができる。
【0063】第1及び第2の実施の形態では、光記録部
の露光ユニットの発光点を自己発光型素子であるLED
を用いて構成したが、半導体レーザ、無機又は有機エレ
クトロルミネッセンス素子、または蛍光表示素子等の他
の自己発光型素子を用いて発光点を構成してもよい。蛍
光表示素子としては、蛍光表示管(VF)や電界放出型
の蛍光表示管(FED)、プラズマ型の蛍光表示管等を
用いることができる。また、光源と透過率変換素子とを
組み合わせて発光点を構成することもできる。この場合
の透過率変換素子としては、液晶フィルタや透過強誘電
性セラミックス(PLZT等)アレイ等を用いることが
できる。
【0064】第1及び第2の実施の形態では、各色のL
EDの数量比をR:G:B=1:1:1としたが、この
比は、適用されるLEDの種類によって異なり、適用さ
れるLED毎の電流−発光量特性に基づいて、数量比を
設定すればよい。
【0065】また、第1及び第2の実施の形態では、光
記録部の記録光源とは別に定着光源を設けたが、光記録
部の露光ユニットを用いて記録光と同じ波長の光で走査
露光することにより、光定着を行うこともできる。
【0066】また、第1及び第2の実施の形態では、光
記録部の露光ユニットは、光源部の発光面側に光源部か
らの光を集光する単一のレンズを配置した構成とした
が、図19(A)に示すように、光源部28の各LED
32に対応して複数のマイクロレンズを設けたレンズア
レイ33Aを備える構成とすることもできる。また、図
19(B)に示すように、光源部28の各LED32に
対応して複数の屈折率分布型レンズ(例えば、セルフォ
ックレンズ等)を設けたレンズアレイ33Bを備える構
成とすることもできる。 (第3の実施の形態)第1及び第2の実施の形態では、
光源部に複数のLEDを備えた露光ユニットを光記録部
に用いた例について説明したが、第3の実施の形態は、
このような露光ユニットに代えて、光源と各々の反射角
度が調整可能な多数の微小ミラーを備えたマイクロミラ
ーアレイとを用いて、画像信号に基づいて微小ミラーの
反射角度を調整することができる露光ユニットを用いた
例である。第3の実施の形態に係る画像記録装置は、光
記録部16以外は、第1の実施の形態と同様の構成であ
るため説明を省略する。図7に、第3の実施の形態に係
る画像記録装置の光記録部16の概略構成を示す。
【0067】図7に示すように、光記録部16は、ハロ
ゲンランプ及びリフレクタによって構成された光源11
2を備えている。光源112の光照射側には、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、及びY(イエロー)の各色カッ
トフィルタを備えた調光フィルタ114が配置されてい
る。各カットフィルタは、各々のフィルタに対応して設
けられたドライバ116によって、光路へ挿入される方
向及び光路から待避される方向に相互に独立して移動可
能である。調光フィルタ114のドライバ116は各々
コントローラ10に接続されている。
【0068】調光フィルタ114の光射出側には、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色分解
フィルタを備えたターレット170が配置されており、
ターレット170に設けられたドライバ172によって
ターレット170が回転され、各色分解フィルタが光路
上に挿入されるように構成されている。ターレット17
0のドライバ172はコントローラ10に接続されてい
る。なお、光源112をR、G、B各色に発光するLE
D光源として、調光フィルタ114及びターレット17
0を省略してもよい。
【0069】ターレット170に設けられた各色分解フ
ィルタの光透過側には、各色分解フィルタを透過した光
を拡散する拡散ボックス126が配置され、該拡散ボッ
クス126の光射出側には、マイクロミラーアレイ12
0が配置されている。また、後述するオフ状態のマイク
ロミラー128により拡散ボックス126で拡散された
光が反射される方向に、光吸収体158が配置されてい
る。
【0070】マイクロミラーアレイ120は、図8に示
すように、SRAMセル(メモリセル)130上に、微
小ミラー(マイクロミラー)128が支柱により支持さ
れて配置されたものであり、多数の(数10万個から数
100万個)のピクセルを格子状に配列して構成された
ミラーデバイスである。各ピクセルについて説明する
と、図9に示すように、最上部に支柱に支えられたマイ
クロミラー128が設けられており、マイクロミラー1
28の表面にはアルミニウムが蒸着されている。なお、
マイクロミラーの反射率は90%以上である。また、マ
イクロミラー128の直下には、ヒンジ及びヨークを含
む支柱を介して通常の半導体メモリの製造ラインで製造
されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル130
が配置されており、全体はモノリシック(一体型)に構
成されている。
【0071】マイクロミラーアレイ120は、SRAM
にデジタル信号が書き込まれると、支柱に支えられたマ
イクロミラー128が、対角線を中心としてマイクロミ
ラーアレイ120が配置された基板側に対して±α度
(例えば±10度)の範囲で傾き、光を反射する方向が
変化する。すなわち、それぞれのマイクロミラー128
をオンオフ制御することにより、マイクロミラー128
が±α度傾くので、マイクロミラーアレイ120を光ス
イッチとして使用することができる。なお、図9(A)
は、マイクロミラー128がオン状態である+α度に傾
いた状態を示し、図9(B)は、マイクロミラー128
がオフ状態である−α度に傾いた状態を示す。
【0072】従って、画像信号に応じてマイクロミラー
アレイ120のそれぞれのピクセルにおけるマイクロミ
ラー128の傾きを図8に示すように制御することによ
って、マイクロミラーアレイ120に入射された光は、
それぞれのマイクロミラー128の傾き方向へ反射され
る。なお、図8は、マイクロミラーアレイ120の一部
を拡大し、マイクロミラー128が+α度又は−α度に
制御されている状態の一例を示す。
【0073】それぞれのマイクロミラー128のオンオ
フ制御は、マイクロミラーアレイ120に接続されたコ
ントローラ10によって行われる。また、マイクロミラ
ーアレイ120に反射された光の光軸上には、マイクロ
ミラーアレイ120によって反射された光を感光感熱記
録材料12の記録面に結像させる集光レンズ132が配
置されている。
【0074】この光記録部16では、調光フィルタ11
4が調整され、入力された画像信号に基づいてコントロ
ーラ10によって露光量が算出され、算出された露光量
に基づいてマイクロミラー128の各々がオンオフ制御
される。このときマイクロミラー128のオン時間は、
露光量が多くなるに従って長くされる。そして、光源1
12より出力され、調光フィルタ114及び拡散ボック
ス126を介してマイクロミラーアレイ120に入力さ
れた光は、マイクロミラーアレイ120により、マイク
ロミラー128がオン状態の場合には感光感熱記録材料
12方向に、マイクロミラー128がオフ状態の場合に
は光吸収体158方向にそれぞれ反射される。感光感熱
記録材料12方向に反射された光は、集光レンズ132
により感光感熱記録材料12の記録面に収束されて、感
光感熱記録材料12が記録層側から露光され、感光感熱
記録材料12に潜像が記録される。、このとき、ターレ
ット170を回転させて、R色用の色分解フィルタを配
置し、R色の画像信号をに応じてマイクロミラーアレイ
120をオンオフしてR光による露光を行う。以下、同
様にして、順次、G色用の色分解フィルタを配置してG
光による露光を行い、B色用の色分解フィルタを配置し
てB光による露光を行うと、RGB3色の光での露光を
行なうことができる。
【0075】この装置では、感光感熱記録材料への光記
録、加熱現像、及び光定着の全工程を1つの装置内で行
うことができる。また、この装置では、加熱現像により
現像を行い、光定着により現像された画像を定着するの
で、処理液が不要で完全ドライシステムとすることがで
き、受像部材等が不要で廃棄物が発生しない。
【0076】また、光記録部の露光ユニットに、多数の
微小ミラーを備えたマイクロミラーアレイを用いて、画
像信号に基づいて微小ミラーの反射角度を調整すること
により、感光感熱記録材料を露光して潜像を記録するの
で、ポリゴンミラー等を備えた複雑な露光系を用いる必
要がないばかりか、露光ユニットを主走査方向及び副走
査方向に移動させる必要も無いし、多数の発光点を用い
る必要も無い。従って、装置をコンパクト化することが
できると共に、高速に画像記録を行うことができる。
【0077】上記第1及び第3の実施の形態では、加熱
装置として遠赤外線ヒータを用い、第2の実施の形態で
は、加熱装置として加熱ドラムを押圧ローラと共に用い
たが、図10〜図18に示す各種加熱装置を使用するこ
とができる。また、第1及び第2の実施の形態では、感
光感熱記録材料をその露光面側から加熱するようにした
が、感光感熱記録材料の支持体側から加熱するようにし
てもよい。
【0078】図10に示す加熱装置は、熱風吹付けによ
り加熱現像するものである。図11の加熱装置は、押圧
部材として押圧ベルト90を用い、この押圧ベルト90
により感光感熱記録材料12を加熱ドラム86に押圧し
て加熱現像するものである。また、図12に示す加熱装
置は、内部に熱源を備えた加熱ドラム86にベルト92
を張架し、押圧ベルト90により感光感熱記録材料12
をベルト92に押圧して加熱現像するものである。
【0079】また、図13に示す加熱装置は、凸型プレ
ートヒータ94にベルト92を張架し、複数の押圧ロー
ラ96により感光感熱記録材料12をベルト92に押圧
して加熱現像するものである。また、図14に示す加熱
装置は、押圧部材として押圧ベルト90を用い、この押
圧ベルト90により感光感熱記録材料12を凸型プレー
トヒータ94に押圧して加熱現像するものである。
【0080】また、図15に示す加熱装置は、ドラム9
8の周囲に沿って、凹型プレートヒータ100を設け、
ドラム98により感光感熱記録材料12を凹型プレート
ヒータ100に押圧して加熱現像するものである。ま
た、図16に示す加熱装置は、押圧部材として複数の押
圧ローラ102を凹型プレートヒータ100の内周側に
配列して、押圧ローラ102により感光感熱記録材料1
2を凹型プレートヒータ100に押圧して加熱現像する
ものである。
【0081】また、図17に示す加熱装置は、内部に熱
源を備えた加熱ローラ対104を搬送路に沿って複数配
置し、加熱ローラ対104により感光感熱記録材料12
をニップして加熱現像するものである。また、図18に
示す加熱装置は、外部に配置された電源から直接通電し
て発熱させた加熱ローラ106を用い、この加熱ローラ
106と押圧ローラ108とからなるローラ対を搬送路
に沿って複数配置して、加熱ローラ106と押圧ローラ
108とにより感光感熱記録材料12をニップして加熱
現像するものである。
【0082】次に、本発明の画像記録装置での画像記録
に使用する感光感熱記録材料について説明する。本発明
に使用する感光感熱記録材料は、支持体上に感光感熱記
録層(画像記録層)を備えたものである。この感光感熱
記録層は、露光により潜像を形成し、加熱によりこの潜
像が現像されて画像を形成する。また、本発明に使用す
る感光感熱記録材料は、この感光感熱記録層の他、公知
のその他の層、例えば、保護層、中間層、UV吸収層等
がいずれかの位置に形成されていてもよい。また、本発
明に使用する感光感熱記録材料は、支持体上に、イエロ
ー発色成分、マゼンタ発色成分、及び、シアン発色成分
をそれぞれ含む、少なくとも3層の感光感熱記録層を備
えることにより、カラー感光感熱記録材料としてカラー
画像形成に用いることができる。また、必要に応じて、
ブラック発色成分を含む感光感熱記録層を備えていても
よい。
【0083】本発明では、(a)発色成分Aを内包した
熱応答性マイクロカプセルと、該マイクロカプセル外
に、少なくとも、同一分子内に重合性基と前記発色成分
Aと反応して発色する部位とを有する実質的に無色の化
合物Bと、光重合開始剤と、からなる光重合性組成物
と、を含有する感光感熱記録層、(b)発色成分Aを内
包した熱応答性マイクロカプセル、該マイクロカプセル
外に、少なくとも、前記発色成分Aと反応して発色する
実質的に無色の化合物Cと、光重合性化合物Dと、光重
合開始剤と、からなる光重合性組成物と、を含有する感
光感熱記録層、(c)発色成分Aを内包した熱応答性マ
イクロカプセル、該マイクロカプセル外に、少なくと
も、前記発色成分Aと反応して発色する実質的に無色の
化合物Cと、発色成分Aと化合物Cとの反応を抑制する
部位を有する光重合性化合物Dpと、光重合開始剤と、
からなる光重合性組成物と、を含有する感光感熱記録
層、(d)発色成分Aと反応して発色する実質的に無色
の化合物Cを内包した熱応答性マイクロカプセルと、該
マイクロカプセル外に、少なくとも、発色成分Aと、光
重合性化合物Dと、光重合開始剤と、を含む光重合性組
成物と、を含む感光感熱記録層を備えた感光感熱記録材
料を好適に使用することができる。
【0084】上記感光感熱記録層(a)は、所望の画像
形状に露光することにより、マイクロカプセル外部にあ
る光重合性組成物が、光重合開始剤から発生するラジカ
ルにより重合反応を起こして硬化し、所望の画像形状の
潜像を形成する。次いで、加熱することにより未露光部
分に存在する前記化合物Bが記録材料内を移動し、カプ
セル内の発色成分Aと反応し発色する。従って、上記感
光感熱記録層(a)は、露光部では発色せず、未露光部
の硬化されなかった部分が発色し画像を形成するポジ型
の感光感熱記録層である。例えば、具体的態様として、
特開平3−87827号に記載の、マイクロカプセル外
部に、電子受容性基と重合性基を同一分子内に有する化
合物、光重合開始剤を含有する光硬化性組成物およびマ
イクロカプセルに内包された電子供与性無色染料を含有
する感光感熱記録層が挙げられる。この感光感熱記録層
においては、露光によりマイクロカプセル外部にある光
硬化性組成物が重合して硬化し、潜像が形成される。そ
の後、加熱により未露光部分に存在する電子受容性化合
物が記録材料内を移動し、マイクロカプセル内の電子供
与性無色染料と反応、発色する。従って、露光部の硬化
した潜像部分は発色せず、硬化されなかった部分のみが
発色し、コントラストの高い鮮明なポジ画像を形成する
ことができる。
【0085】上記感光感熱記録層(b)は、所望の画像
形状に露光することにより光重合性化合物Dが、露光に
より反応した光重合開始剤から発生するラジカルにより
重合して膜が硬化し、所望の画像形状の潜像を形成す
る。光重合性化合物Dが発色成分Aと化合物Cとの反応
を抑制する部位を有していないので、加熱することによ
り未露光部分に存在する前記化合物Cが記録材料内を移
動し、カプセル内の発色成分Aと反応し発色する。従っ
て、上記感光感熱記録層(b)は、露光部では発色せ
ず、未露光部の硬化されなかった部分が発色し画像を形
成するポジ型の感光感熱記録層となる。例えば、具体的
態様として、マイクロカプセルに内包されたアゾメチン
色素前駆体、該色素前駆体からアゾメチン色素を生成す
る脱保護剤、光重合性化合物、及び光重合開始剤を含有
する感光感熱記録層が挙げられる。この感光感熱記録層
においては、露光によりマイクロカプセル外部にある光
重合性化合物が重合して硬化し、潜像が形成される。そ
の後、加熱により未露光部分に存在する脱保護剤が記録
材料内を移動し、マイクロカプセル内のアゾメチン色素
前駆体と反応、発色する。従って、露光部の硬化した潜
像部分は発色せず、硬化されなかった部分のみが発色
し、ポジ画像を形成することができる。
【0086】上記感光感熱記録層(c)は、所望の画像
形状に露光することにより光重合性化合物Dpが、露光
により反応した光重合開始剤から発生するラジカルによ
り重合して膜が硬化し、所望の画像形状の潜像を形成す
る。光重合性化合物Dpが発色成分Aと化合物Cとの反
応を抑制する部位を有しているので、露光により形成さ
れた潜像(硬化部)の持つ膜性に依存して、前記化合物
Cが移動し、カプセル内の発色成分Aと反応して画像を
形成する。従って、上記感光感熱記録層(c)は、露光
部が発色して、画像を形成するネガ型の感光感熱記録層
となる。例えば、具体的態様として、特開平4−211
252号に記載の、マイクロカプセル外部に電子受容性
化合物、重合性ビニルモノマー、光重合開始剤およびマ
イクロカプセルに内包された電子供与性無色染料を含有
する感光感熱記録層が挙げられる。この感光感熱記録層
における画像形成の機構は明確ではないが、露光により
マイクロカプセル外部に存在するビニルモノマーが重合
される一方、露光部分に共存する電子受容性化合物は、
形成された重合体には全く取り込まれず、むしろビニル
モノマーとの相互作用が低下して、拡散速度の高い移動
可能な状態で存在する。一方、未露光部の電子受容性化
合物は、共存するビニルモノマーにトラップされて存在
するため、加熱した際、露光部における電子受容性化合
物が優先的に記録材料内で移動し、マイクロカプセル内
の電子供与性無色染料と反応するが、未露光部の電子受
容性化合物は、加熱してもカプセル壁を透過できず、電
子供与性無色染料と反応せず、発色に寄与できないため
と考えられる。従って、この感光感熱記録層では、露光
部分が発色し、未露光部分では発色せずに画像を形成す
るため、コントラストの高い鮮明なネガ画像を形成する
ことができる。
【0087】上記感光感熱記録層(d)は、所望の画像
形状に露光することにより光重合性化合物Dが、露光に
より反応した光重合開始剤から発生するラジカルにより
重合して膜が硬化し、所望の画像形状の潜像を形成す
る。光重合性化合物Dが発色成分Aと化合物Cとの反応
を抑制する部位を有していないので、加熱することによ
り未露光部分に存在する前記発色成分Aが記録材料内を
移動し、カプセル内の化合物Cと反応し発色する。従っ
て、上記感光感熱記録層(d)は、露光部では発色せ
ず、未露光部の硬化されなかった部分が発色し画像を形
成するポジ型の感光感熱記録層となる。
【0088】以下に、上記感光感熱記録層(a)〜
(d)を構成する構成成分について説明する。感光感熱
記録層(a)〜(d)中の発色成分Aとしては、実質的
に無色の電子供与性無色染料またはジアゾニウム塩化合
物が挙げられる。このような電子供与性無色染料として
は、例えば特願平11−36308号明細書の段落番号
[0051]〜段落番号[0061]に記載された電子
供与性無色染料を使用することができ、ジアゾニウム塩
化合物としては、例えば特願平11−36308号明細
書の段落番号[0062]〜段落番号[0077]に記
載されたジアゾニウム塩化合物を使用することができ
る。
【0089】感光感熱記録層(a)中に使用する、同一
分子内に重合性基と前記発色成分Aと反応して発色する
部位とを有する実質的に無色の化合物Bとしては、重合
性基を有する電子受容性化合物または重合性基を有する
カプラー化合物等の前記発色成分Aと反応して発色し、
かつ光に反応して重合し、硬化するという両機能を有す
るものであれば全て使用することができる。重合性基を
有する電子受容性化合物、即ち、同一分子中に電子受容
性基と重合性基とを有する化合物は、重合性基を有し、
かつ前記発色成分Aの一つである電子供与性無色染料と
反応して発色し、かつ光重合して膜を硬化しうるもので
あれば全て使用することができる。このような重合性基
を有する電子受容性化合物としては、例えば特願平11
−36308号明細書の段落番号[0079]〜段落番
号[0088]に記載された電子受容性化合物を使用す
ることができる。また、重合性基を有するカプラー化合
物としては、例えば特願平11−36308号明細書の
段落番号[0089]〜段落番号[0105]に記載さ
れたカプラー化合物を使用することができる。
【0090】また、感光感熱記録層(b)〜(d)で
は、前記発色成分Aと反応して発色する化合物として、
前記のような重合性基を有する化合物Bに代えて、重合
性基を有しない、発色成分Aと反応して発色する実質的
に無色の化合物Cを使用する。但し、化合物Cは重合性
基を有さないため、記録層に光重合による膜硬化作用を
付与する必要があることから、他に重合性基を有する光
重合成化合物Dを併用して用いる。上記化合物Cとして
は、重合性基を有しない全ての電子受容性化合物または
カプラー化合物を使用することができる。重合性基を有
しない電子受容性化合物としては、例えば特願平11−
36308号明細書の段落番号[0107]〜段落番号
[0111]に記載された電子受容性化合物を使用する
ことができ、重合性基を有しないカプラー化合物として
は、例えば特願平11−36308号明細書の段落番号
[0117]〜段落番号[0126]に記載されたカプ
ラー化合物を使用することができる。
【0091】光重合成化合物Dとしては、光重合性モノ
マーを使用することができる。光重合性モノマーとして
は分子内に少なくとも1個のビニル基を有する光重合性
モノマーを使用することができる。また、ネガ画像を得
たい場合には、光重合成化合物として発色成分Aと化合
物Cとの反応を抑制する部位を有する光重合性化合物D
pを使用する。光重合性化合物Dpは、用いる上記化合
物Cに応じて適合する光重合性化合物Dp、即ち、特定
の光重合性モノマー(Dp1、Dp2)を選択して用い
る。重合性基を有しない電子受容性化合物を用いる場
合、特定の光重合性モノマーDp1を併用するが、該光
重合性モノマーDp1としては、電子供与性無色染料と
電子受容性化合物との反応抑制機能を有し、分子内に少
なくとも1個のビニル基を有する光重合性モノマーであ
ることが好ましい。このような光重合性モノマーDp1
としては、例えば特願平11−36308号明細書の段
落番号[0112]〜段落番号[0116]に記載され
た光重合性モノマーを使用することができる。また、重
合性基を有しないカプラー化合物を用いる場合、特定の
光重合性モノマーDp2を併用して用いるが、該光重合
性モノマーDp2としては、カップリング反応の抑制効
果を有する酸性基を有し、金属塩化合物でない光重合性
モノマーであることが好ましい。このような光重合性モ
ノマーDp2としては、例えば特願平11−36308
号明細書の段落番号[0128]〜段落番号[013
1]に記載の光重合性モノマーを使用することができ
る。
【0092】また、感光感熱記録層(b)〜(d)にお
いて、発色成分Aとしてアゾメチン色素前駆体を用い、
化合物Cとしてアゾメチン色素前駆体との接触によりア
ゾメチン色素を生成(発色)させる脱保護剤を用いるこ
ともできる。また、光重合成化合物としてアゾメチン色
素前駆体と脱保護剤との反応を抑制する部位を有する光
重合性化合物(Dp)を使用することにより、ネガ画像
を得ることもできる。このようなアゾメチン色素前駆体
としては、例えば特願2000−18425号明細書の
段落番号[0028]〜段落番号[0106]に記載の
アゾメチン色素前駆体を使用することができる。また、
脱保護剤としては、例えば特願2000−18425号
明細書の段落番号[0143]〜段落番号[0164]
に記載の脱保護剤を使用することができる。なお、感光
感熱記録層(a)において、発色成分Aとしてアゾメチ
ン色素前駆体を用い、化合物Bとして重合性基を有する
脱保護剤を用いることもできる。重合性基を有する脱保
護剤としては、例えば特願2000−18425号明細
書の段落番号[0233]〜段落番号[0238]に記
載の脱保護剤を使用することができる。
【0093】その他の発色成分Aと、発色成分Aと反応
して発色する化合物Bまたは化合物Cの組み合わせとし
ては、下記(ア)〜(ソ)の組合せが挙げられる。な
お、下記の組合せは、発色成分A、化合物Bまたは化合
物Cの順に示した。 (ア)ベヘン酸銀、ステアリン酸銀のような有機酸金属
塩と、プロトカテキン酸、スピロインダン、ハイドロキ
ノンのような還元剤と、の組み合わせ。 (イ)ステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄のよう
な長鎖脂肪酸鉄塩と、タンニン酸、没食子酸、サリチル
酸アンモニウムのようなフェノール類と、の組み合わ
せ。 (ウ)酢酸、ステアリン酸、パルミチン酸などのニッケ
ル、コバルト、鉛、銅、鉄、水銀、銀塩のような有機酸
重金属塩と、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫
化カリウムのようなアルカリ土類金属硫化物と、の組み
合わせ、又は、前記有機酸重金属塩と、s−ジフェニル
カルバジド、ジフェニルカルバゾンのような有機キレー
ト剤と、の組み合わせ。 (エ)銀、鉛、水銀、ナトリウム等の硫酸塩のような重
金属硫酸塩と、ナトリウムテトラチオネート、チオ硫酸
ソーダ、チオ尿素のような硫黄化合物と、の組み合わ
せ。 (オ)ステアリン酸第二鉄のような脂肪酸第二鉄塩と、
3,4−ヒドロキシテトラフェニルメタンのような芳香
族ポリヒドロキシ化合物と、の組み合わせ。 (カ)シュウ酸塩、シュウ酸水銀のような有機金属塩
と、ポリヒドロキシアルコール、グリセリン、グリコー
ルのような有機ポリヒドロキシ化合物と、の組み合わ
せ。 (キ)ペラルゴン酸第二鉄、ラウリン酸第二鉄のような
脂肪酸第二鉄塩と、チオセシルカルバミドやイソチオセ
シルカルバミド誘導体と、の組み合わせ。 (ク)カプロン酸鉛、ペラルゴン酸鉛、ベヘン酸鉛のよ
うな有機酸鉛塩と、エチレンチオ尿素、N−ドデシルチ
オ尿素のようなチオ尿素誘導体と、の組み合わせ。
(ケ)ステアリン酸第二鉄、ステアリン酸銅のような高
級脂肪酸重金属塩と、ジアルキルジチオカルバミン酸亜
鉛と、の組み合わせ。 (コ)レゾルシンとニトロソ化合物との組み合わせのよ
うなオキサジン染料を形成するもの。 (サ)ホルマザン化合物と還元剤および/または金属塩
との組み合わせ。 (シ)酸化型発色剤と酸化剤との組み合わせ。 (ス)フタロニトリル類とジイミノイソインドリン類と
の組み合わせ(フタロシアニンが生成する組み合わ
せ)。 (セ)イソシアナート類とジイミノイソインドリン類と
の組み合わせ(着色顔料が生成する組み合わせ)。 (ソ)顔料プレカーサと酸または塩基の組み合わせ(顔
料が生成する組み合わせ)。
【0094】上述した発色成分の組合せの中でも、電子
供与性染料前駆体と電子受容性化合物の組み合わせ、ジ
アゾ化合物とカプラー化合物との組み合わせ、保護され
た色素前駆体と脱保護剤との組み合わせ、パラフェニレ
ンジアミン誘導体またはパラアミノフェノール誘導体の
酸化体前駆体とカプラー化合物との組合せが好ましい。
即ち、発色成分Aとしては、電子供与性染料前駆体、ジ
アゾ化合物、保護された色素前駆体、または酸化体前駆
体が好ましく、化合物Bまたは化合物Cとしては、電子
受容性化合物、カプラー化合物、または脱保護剤が好ま
しい。
【0095】次に、感光感熱記録層(a)〜(d)中に
使用する光重合開始剤について説明する。この光重合開
始剤は、前記の感光感熱記録材料(a)〜(d)のいず
れにも使用し、光露光することによりラジカルを発生し
て層内で重合反応を起こし、かつその反応を促進させる
ことができる。この重合反応により記録層膜は硬化し、
所望の画像形状の潜像を形成することができる。上記光
重合開始剤は、300〜1000nmに最大吸収波長を
有する分光増感化合物と、該分光増感化合物と相互作用
する化合物と、を含有するものであることが好ましい
が、上記分光増感化合物と相互作用する化合物が、その
構造内に300〜1000nmに最大吸収波長を有する
色素部とボレート部との両機能を併せ持つ化合物であれ
ば、上記分光増感色素を用いなくてもよい。カラー画像
を形成する場合には、これらを含む光重合開始剤を含有
する感光感熱記録層を有する感光感熱記録材料を用いる
ことが好適である。これらの光重合開始剤としては、例
えば特願平11−36308号明細書の段落番号[01
33]〜段落番号[0179]に記載された光重合性モ
ノマーを使用することができる。
【0096】なお、上記感光願熱記録材料において、感
光感熱記録層の他の添加剤、感光感熱記録層以外の層構
成、及びマイクロカプセル化の方法については、特願平
11−36308号明細書の段落番号[0180]〜段
落番号[0226]に記載されたものを適宜用いること
ができる。
【0097】また、本発明では、上述の感光感熱記録層
(a)〜(d)を備えた感光感熱記録材料のほかに、
(e)熱応答性マイクロカプセルに内包された酸化体前
駆体Eと、該熱応答性マイクロカプセル外部に在って前
記酸化体前駆体Eと反応して酸化体Fを生成する活性化
剤G、及び該酸化体Fとカップリング反応して色素を形
成する色素形成カプラーHを含む感光感熱記録層であっ
て、光照射により被照射部分が硬化する光硬化性の感光
感熱記録層、(f)熱応答性マイクロカプセルに外部に
在る酸化体前駆体Eと、該熱応答性マイクロカプセルに
内包された前記酸化体前駆体Eと反応して酸化体Fを生
成する活性化剤G、及び該酸化体Fとカップリング反応
して色素を形成する色素形成カプラーHを含む感光感熱
記録層であって、光照射により被照射部分が硬化する光
硬化性の感光感熱記録層を備えた感光感熱記録材料も好
適に使用することができる。
【0098】上記感光感熱記録層(e)は、所望の画像
形状に露光することにより照射部分が硬化し、所望の画
像形状の潜像を形成する。次いで、加熱することにより
未露光部分に存在する活性化剤Gが記録材料内を移動
し、カプセル内の酸化体前駆体Eと反応して酸化体Fを
生成する。生成された酸化体Fは色素形成カプラーHと
カップリング反応して色素を形成する(発色する)。従
って、上記感光感熱記録層(e)は、露光部では発色せ
ず、未露光部の硬化されなかった部分が発色し画像を形
成するポジ型の感光感熱記録層である。例えば、具体的
態様として、特願平11−324548号に記載の、マ
イクロカプセルに内包されたパラフェニレンジアミン誘
導体またはパラアミノフェノール誘導体の酸化体前駆体
と色素形成カプラー、マイクロカプセル外部に在ってこ
れら酸化体前駆体と反応してパラフェエレンジアミン誘
導体またはパラアミノフェノール誘導体の酸化体を生成
する活性化剤、光重合性モノマー、及び光重合開始剤を
含有する感光感熱記録層が挙げられる。この感光感熱記
録層においては、露光により光重合性モノマーが重合し
て硬化し、潜像が形成される。その後、加熱により未露
光部分に存在する活性化剤が記録材料内を移動し、マイ
クロカプセル内のパラフェニレンジアミン誘導体または
パラアミノフェノール誘導体の酸化体前駆体と反応し、
マイクロカプセル内で発色現像主薬であるパラフェニレ
ンジアミン誘導体またはパラアミノフェノール誘導体の
酸化体が生成する。この発色現像主薬の酸化体はマイク
ロカプセル内の色素形成カプラーと更に反応し、発色す
る。従って、露光部の硬化した潜像部分は発色せず、硬
化されなかった部分のみが発色し、コントラストの高い
鮮明なポジ画像を形成することができる。
【0099】上記感光感熱記録層(f)は、所望の画像
形状に露光することにより照射部分が硬化し、所望の画
像形状の潜像を形成する。次いで、加熱することにより
未露光部分に存在する酸化体前駆体Eが記録材料内を移
動し、カプセル内の活性化剤Gと反応して酸化体Fを生
成する。生成された酸化体Fは色素形成カプラーHとカ
ップリング反応して色素を形成する(発色する)。従っ
て、上記感光感熱記録層(f)は、露光部では発色せ
ず、未露光部の硬化されなかった部分が発色し画像を形
成するポジ型の感光感熱記録層である。例えば、具体的
態様として、特願平11−324548号に記載の、マ
イクロカプセル外部に在るパラフェニレンジアミン誘導
体またはパラアミノフェノール誘導体の酸化体前駆体、
マイクロカプセルに内包されたこれら酸化体前駆体と反
応してパラフェエレンジアミン誘導体またはパラアミノ
フェノール誘導体の酸化体を生成する活性化剤と色素形
成カプラー、光重合性モノマー、及び光重合開始剤を含
有する感光感熱記録層が挙げられる。この感光感熱記録
層においては、露光により光重合性モノマーが重合して
硬化し、潜像が形成される。その後、加熱により未露光
部分に存在するパラフェニレンジアミン誘導体またはパ
ラアミノフェノール誘導体の酸化体前駆体が記録材料内
を移動し、マイクロカプセル内の活性化剤と反応し、マ
イクロカプセル内で発色現像主薬であるパラフェニレン
ジアミン誘導体またはパラアミノフェノール誘導体の酸
化体が生成する。この発色現像主薬の酸化体はマイクロ
カプセル内の色素形成カプラーと更に反応して発色す
る。従って、露光部の硬化した潜像部分は発色せず、硬
化されなかった部分のみが発色し、コントラストの高い
鮮明なポジ画像を形成することができる。
【0100】以下に、上記感光感熱記録層(e)、
(f)を構成する構成成分について説明する。感光感熱
記録層(e)、(f)中において生成する酸化体Fは発
色現像主薬の酸化体であり、酸化体前駆体Eとしては、
例えば特願平11−324548号明細書の段落番号
[0009]〜段落番号[0024]に記載された化合
物を用いることができ、活性化剤Gとしては、例えば特
願平11−324548号明細書の段落番号[002
4]〜段落番号[0032]に記載された化合物を用い
ることができる。また、色素形成カプラーHとしては、
例えば特願平11−324548号明細書の段落番号
[0033]に記載された化合物を用いることができ
る。
【0101】感光感熱記録層(b)〜(d)と同様に、
上記感光感熱記録層(e)、(f)に光重合性化合物D
及び光重合開始剤を添加することにより、光硬化性の感
光感熱記録層とすることができる。また、酸化体前駆体
E、活性化剤G、及び色素形成カプラーHのいずれかが
重合性基を有することによっても、光硬化性の感光感熱
記録層とすることができる。また、光重合性化合物とし
て、酸化体F及び色素形成カプラーHのいずれかと大き
な相互作用を有する光重合性化合物Dpを用いることに
より、ネガ画像を得ることもできる。なお、光重合性化
合物D、光重合開始剤については、上記感光感熱記録層
(b)〜(d)と同様のものを使用することができる。
【0102】また、感光感熱記録層の他の添加剤、感光
感熱記録層以外の層構成、及びマイクロカプセル化の方
法についても、上記感光感熱記録層(a)〜(d)と同
様、特願平11−36308号明細書の段落番号[01
80]〜段落番号[0226]に記載されたものを適宜
用いることができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、完全ドライシステムで
画像を記録することができ、画像記録の際に廃棄物が発
生しないことに加え、光記録部で、複数の発光点を備え
た露光光源により露光して潜像を記録するので、複雑な
露光系を用いる必要がなく、装置のコンパクト化を図る
ことができ、高速に画像記録を行うことができる、とい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像記録装置の構成を
示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像記録装置の光記録
部の構成を示す概略図である。
【図3】(A)及び(B)は、第1の実施の形態に係る
画像記録装置の光記録部のLEDの配列図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像記録装置の構成を
示す概略図である。
【図5】(A)及び(B)は、第2の実施の形態に係る
画像記録装置の光記録部のLEDの配列図である。
【図6】第2の実施の形態に係る画像記録装置の光記録
部の構成を示す概略図である。
【図7】第3の実施の形態に係る画像記録装置の光記録
部の構成を示す概略図である。
【図8】マイクロミラーアレイの一部分の構成を示す部
分拡大図である。
【図9】マイクロミラーアレイを構成するマイクロミラ
ーの動作を説明するための説明図である。
【図10】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図11】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図12】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図13】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図14】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図15】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図16】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図17】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図18】加熱装置の他の構成例を示す概略図である。
【図19】(A)及び(B)は、第1の実施の形態に係
る画像記録装置の光記録部の露光ユニットの変形例を示
す概略図である。
【符号の説明】
10 コントローラ 12、12S 感光感熱記録材料 14 収納部 16 光記録部 18 加熱現像部 20 光定着部 22 排出部 22A 排出口 26 露光ユニット 28 光源部 29 主走査ユニット 30 露光ケーシング 32B、32G、32R LED 33 テレセントリックレンズ 42 遠赤外線ヒータ 48A 、48B、48C、48D 定着光源 52 カッタ 53 排出トレイ 80 露光ドラム 82、84 ニップローラ 86 加熱ドラム 88 押圧ローラ 112 光源 120 マイクロミラーアレイ 128 マイクロミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 27/46 G03B 27/46 G03F 7/26 521 G03F 7/26 521 (72)発明者 鷲巣 信太郎 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA00 EA01 EA02 EA04 GA52 HA03 JA04 2H106 BG05 BG07 BG08 BG42 BG44 BG60 2H112 AA01 AA03 BA08 BC10 BC12 BC14 BC32 CA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光感熱記録材料を収納する収納部と、 前記感光感熱記録材料を副走査方向に搬送する搬送手段
    と、 前記収納部から供給された感光感熱記録材料を、主走査
    方向に配列された多数の発光点を備えた露光光源により
    露光して潜像を記録する光記録部と、 加熱により潜像を現像する加熱現像部と、 光を照射して現像された画像を定着する光定着部と、 を含む画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記主走査方向に配列された多数の発光点
    を、副走査方向に複数列配列した請求項1に記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】感光感熱記録材料を収納する収納部と、 前記感光感熱記録材料を副走査方向に搬送する搬送手段
    と、 前記収納部から供給された感光感熱記録材料を、所定方
    向に配列された複数の発光点を備え、且つ主走査方向に
    移動される露光光源により露光して潜像を記録する光記
    録部と、 加熱により潜像を現像する加熱現像部と、 光を照射して現像された画像を定着する光定着部と、 を含む画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記露光光源を、自己発光型素子で構成し
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】前記露光光源を、光源と透過率変換素子と
    で構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像記
    録装置。
  6. 【請求項6】前記自己発光型素子は、発光ダイオード、
    無機又は有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体レ
    ーザ、または蛍光表示素子である請求項4に記載の画像
    記録装置。
  7. 【請求項7】前記透過率変換素子を、液晶または透過強
    誘電性セラミックスアレイで構成した請求項6に記載の
    画像記録装置。
  8. 【請求項8】感光感熱記録材料を収納する収納部と、 光源と、各々の反射角度が調整可能な多数の微小ミラー
    を備えたマイクロミラーアレイと、を備え、画像信号に
    基づいて前記微小ミラーの反射角度を調整することによ
    り、前記収納部から供給された感光感熱記録材料を露光
    して潜像を記録する光記録部と、 加熱により潜像を現像する加熱現像部と、 光を照射して現像された画像を定着する光定着部と、 を含む画像記録装置。
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