JP3720932B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な色素形成カプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
減色法によるハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、イエロー、マゼンタおよびシアンの3原色色素によって色画像が形成される。現行のp−フェニレンジアミン系カラー現像主薬を使用するカラー写真法においては、イエローカプラーとしては長い間、β−アシル酢酸アニリド系化合物が使用されている。しかし、これらのカプラーから得られるイエロー色素の色相は赤味を帯び純度の高いイエローを得るのが困難であり、また、色素の分子吸光係数が小さく、所望の発色濃度を得るために多量のカプラーやハロゲン化銀を必要とし、感光材料の膜厚が厚くなって得られる色像の鮮鋭性が低下するといった問題を有していた。さらに、高温高湿条件で分解し易く、現像処理後の画像保存性に問題があった。
【0003】
これらの問題を解決するためにアシル基およびアニリド基の改良が行われ、最近になって、特開平4−218,042号に記載の1−アルキルシクロプロパンカルボニル酢酸アニリド系化合物や特開平5−11,416号に記載の環状マロンジアミド型カプラー等が従来のアシル酢酸アニリド系を改良したカプラーとして提案された。これらのカプラーから生成する色素は従来のものより色相、分子吸光係数および画像保存性の点で改良されたが未だ十分ではなく、また、構造が複雑になった分、カプラーがコスト高になるという問題が避けられなかった。
一方、アゾメチン色素を生成する現行のアシル酢酸アニリド系化合物に代わってアゾ色素を形成するカプラーとして、英国特許第778,089号に記載のベンゾイソオキサゾロン系化合物や英国特許第875,470号に記載のインダゾロン系化合物が提案されたが、それらのカプラーに由来するイエロー色素は中性において分子内水素結合により吸収が長波化してしまうという本質的な問題を有していたため、実用に至らなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、色相が優れ、分子吸光係数が大きく、保存安定性が良好なイエロー色素を与えるイエローカプラーを提供することであり、また、該カプラーを感光材料中に添加することによって色再現性および鮮鋭性に優れ、色像堅牢性が良好なハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は分子軌道計算を用いて新規な骨格のカプラー設計を行い、さらに、実際に合成して計算結果を検証したところ、下記一般式(I)で表される色素形成カプラーが極めて良好な特性を有することが明らかになり、該カプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料によって上記目的が達成されることを見出した。
【0006】
【化2】
【0007】
式中、R1は置換もしくは非置換の、脂肪族基、芳香族基、複素環式基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基またはアミノ基を表す。mおよびnは各々1または2を表す。X(=Y)nは、nが1の時、C=O、C=NR2、P=OまたはS=O基を表し、nが2の時、S(=O) 2 を表す。R2は脂肪族基または芳香族基を表す。Zは現像主薬の酸化体との反応により離脱する基を表す。また、R 1とR2、R1とZもしくはR2とZが互いに連結して環を形成してもよい。mが2の時、2つのR1は同じでも異なっていてもよく、互いに連結して環を形成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の色素形成カプラーについて詳しく述べる。
前記一般式において、R1 によって表される基のうち、置換もしくは非置換の脂肪族基の例としては、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、t−オクチル基、イソデシル基、イソステアリル基、ドデシルオキシプロピル基、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル基等、置換もしくは非置換の芳香族基の例としては、4−ドデシルオキシフェニル基、4−テトラデカノイルアミノフェニル基、2,4−ジ−t−アミルフェニル基等、置換もしくは非置換の複素環式基の例としては、5−ドデシルオキシカルボニル−2−フリル基、2−ヘキサデカノイルアミノ−5−ヒリジル基等、置換もしくは非置換のアルコキシ基の例としては、ヘキサデシルオキシ基、2−ヘキシルデシルオキシ基、ドデシルオキシプロピル基、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピルオキシ基等、置換もしくは非置換のアリールオキシ基の例としては、4−t−オクチルフェノキシ基、2,4−ジ−t−アミルフェノキシ基、3−ペンタデシルフェノキシ基等、置換もしくは非置換のアルキルチオ基の例としては、ヘキサデシルチオ基、2−ヘキシルデシルチオ基等、置換もしくは非置換のアリールチオ基の例としては、4−ドデシルフェニルチオ基、2−テトラデカノイルアミノフェニルチオ基等、置換もしくは非置換のアミノ基の例としては、ヘキサデシルアミノ基、トデシルオキシプロピルアミノ基、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピルアミノ基、4−ドデシルオキシアニリノ基、3−テトラデカノイルアミノアニリノ基、2−メトキシ−5−テトラデカノイルアミノアニリノ基、N−メチル−N−ヘキサデシルアミノ基、N−メチル−N−(4−ドデシルオキシフェニル)アミノ基等を挙げることができる。
これらの中でR1 の好ましい例としては、置換もしくは非置換のアルコキシ基、アリールオキシ基およびアミノ基を挙げることができる。
【0009】
X=Yで表される基の中でC=OとC=NR2 が特に好ましく、C=NR2 の場合、R2 とR1 が互いに結合して環を形成していることがさらに望ましい。
Zによって表される基としては具体的には、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素等)、アルコキシ基(エトキシ、メトキシカルボニルメトキシ、カルボキシプロピルオキシ、メタンスルホニルエトキシ、パーフルオロプロポキシ等)、アリールオキシ基(4−カルボキシフェノキシ、4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ、4−メタンスルホニル−3−カルボキシフェノキシ、2−メタンスルホニル−4−アセチルスルファモイルフェノキシ等)、アシルオキシ基(アセトキシ、ベンゾイルオキシ等)、スルホニルオキシ基(メタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ等)、アシルアミノ基(ヘプタフルオロブチリルアミノ等)、スルホンアミド基(メタンスルホンアミド等)、アルコキシカルボニルオキシ基(エトキシカルボニルオキシ等)、カルバモイルオキシ基(ジエチルカルバモイルオキシ、ピペリジノカルボニルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ等)、アルキルチオ基(2−カルボキシエチルチオ等)、アリールチオ基(2−オクチルオキシ−5−t−オクチルフェニルチオ、2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブチリルアミノフェニルチオ等)、複素環式チオ基(1−フェニルテトラゾリルチオ、2−ベンズイミダゾリルチオ等)、複素環式オキシ基(2−ピリジルオキシ、5−ニトロ−2−ピリジルオキシ等)、5員もしくは6員の含窒素複素環式基(1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、5−クロロ−1−テトラゾリル、1−ベンゾトリアゾリル、2−フェニルカルバモイル−1−イミダゾリル、5,5−ジメチルヒダントイン−3−イル、1−ベンジルヒダントイン−3−イル、5,5−ジメチルオキサゾリジン−2,4−ジオン−3−イル等)、アゾ基(4−メトキシフェニルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ等)等を挙げることができる。また、離脱後、離脱基を介して電子移動ないし分子内求核置換により現像抑制剤や現像促進剤等の写真有用試薬を放出し得るタイミング機能を有する離脱基であってもよい。
【0010】
Zの好ましい例としては、塩素原子、アリールオキシ基、複素環式オキシ基、カルバモイルオキシ基、含窒素5員複素環式等が挙げられ、それらはカルボキシル基やアシルスルファモイル基等の低pKaの解離基を有することがより好ましい。また、ZがR1 と連結して環を形成する場合、Zに於ける離脱原子としては酸素原子であることが好ましい。
本発明のカプラーはR1,R2 のいずれかに炭素数8以上、より好ましくは12以上のバラスト基を有することが望ましい。或いはR1 とR2 の炭素数の総和が12以上であることが好ましい。また、R1,R2 にバラスト基を持たず、Zに前記バラスト基を有するカプラーも色素溶出型の無呈色カプラーとして有用である。
前記一般式で表される本発明のカプラーは、置換基R1,R2 またはZを介して二量体以上の多量体を形成してもよく、また、高分子鎖に結合していてもよい。以下に本発明のカプラーの具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】
本発明のカプラーの大部分は新規化合物であるが、そられは比較的容易に合成することができる。すなわち以下に示す方法によって合成できる。
【0022】
【化13】
【0023】
式中、R1 、X、Y、Z、m、nは一般式(I)と同じ意味を持ち、Lはハロゲン原子、またはアリールオキシ基を表わし、R3 はR1 と同じ意味を、Arは芳香族基、または芳香族複素環式基を表わす。R4 は脂肪族基、または芳香族基を表わす。
例えばR1 がアルコキシ基のものは、クロロ炭酸エステル類と離脱基のアミノ誘導体(Z-NH2)との反応により、またはN−ヒドロキシウレタン類と酸ハライド類、あるいはハロゲン化アリール類との反応によって合成することができる。
一方、R1 が置換アミノ基のものは、イソシアナート類、N−置換フェニルウレタン類、カルバモイルクロライド類とZ-NH2 との反応により、またはN−ヒドロキシウレイド類と酸ハライド類あるいはハロゲン化アリール類との反応によって合成することができる。
またR1 とZが環を形成しているものについては、アーシーフ デァ ファーマツィー ウント ベリヒテ デア ドイチエン ファーマツゥーティシェン ゲゼルシャフト(Arch.Pharm.Ber Dtsch.Pharm.Ges.) 、314巻、294頁(1981年)に記載の方法を準じて合成することができる。
以下に具体的な合成例を示す。
【0024】
合成例1:カプラー(1)の合成
塩酸ヒドロキシルアミン、69.5gを水、100mlに溶かし、テトラヒドロフラン、500mlを加えた後、氷冷下、クロロ炭酸ヘキサデシル、153gを滴下した。滴下後30分間、室温で攪拌した後、減圧下にテトラヒドロフランを留去し、次いで残渣に冷水、1リットルを加えた。生成した白色結晶を瀘取し、十分に水およびメタノールで洗浄後、乾燥した。収量、144g
上記結晶、15.1g、5−フルオロ−2−ニトロ安息香酸、10.2g、無水炭酸カリウム、17.2gおよびジメチルアセトアミド、120mlの混合物を70℃で2時間、加熱攪拌した。放冷後、反応液を冷希塩酸に注ぎ、酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を水洗、乾燥した後、酢酸エチルを減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製して、カプラー(1)の白色結晶、20.1gを得た。
【0025】
合成例2:カプラー(2)の合成
ヒドロキシルアミン塩酸塩、41.7gを水、50mlとメタノール、100mlの混合物に溶かし、次いでテトラヒドロフラン、200mlを加えた。そこへ、氷冷下、ジフェニルカルバモイルクロリド、69.5gを滴下した。滴下後、室温で1時間攪拌した後、水、200mlを加え、生成した白色結晶を濾取、希メタノールで洗浄、乾燥した。収量:52g
上記結晶、11.4g、2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸、10.2g、無水炭酸カリウム、17.2gおよびジメチルアセトアミド、100mlの混合物を70〜75℃で2時間加熱攪拌した。放冷後、反応液を冷希塩酸に注ぎ、生成した沈殿を濾取、水洗、乾燥した。粗製品をメタノールから再結晶してカプラー(2)の白色結晶を得た。収量:14.3g。
【0026】
合成例3 カプラー(11)の合成
合成例1において塩酸ヒドロキシルアミンとクロロ炭酸ヘキサデシルとの反応によって得られた白色結晶9.1gを酢酸エチル100ml、水100ml、アセトニトリル10mlの混合液に溶解し、激しく攪拌した。ここに重曹10.1gを加えた後、2,6−ジクロロ安息香酸クロリド12.6gを20分かけて分別添加した。添加後1時間攪拌した後、25%アンモニア水を2ml滴下した後、さらに10分間攪拌した。反応液に濃塩酸を系が酸性になるまで加え、分液操作を行い、有機層を分取し酢酸エチルを留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル=8/1)により精製してカプラー(11)の白色結晶11.2gを得た。
【0027】
本発明の感光材料は、本発明のカプラーを含有する層を支持体上に少なくとも1層有すればよく、カプラーは通常のゼラチンバインダーから成る親水性コロイド層に含有される。一般的な感光材料は、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層ずつ塗設して構成することができるが、その順序はいかなる順でもよい。また、赤外感光性ハロゲン化銀乳剤層を前記感光性乳剤層の一つの替わりに用いることもできる。これらの感光性乳剤層には、それぞれの波長域に感度を有するハロゲン化銀乳剤と、感光する光と補色の関係にある色素を形成するカプラーを含有させることで減色法の色再現を行うことができる。ただし、感光性乳剤層とカプラーの発色色相とは上記のような対応を持たない構成であってもよい。
本発明のカプラーはp−フェニレンジアミン類を発色現像主薬とするコンベンショナルカラー感光材料においては、主にイエローカプラーもしくはマゼンタカプラーとして有用であるが、いずれの感光性のハロゲン化銀乳剤層にも含有させることができる。また、p−フェニレンジアミン類以外の発色現像主薬を用いる系においても種々の色相の色素を与える色素形成カプラーとして有用である。
本発明のカプラーの感光材料への添加量は、ハロゲン化銀1モル当たり1×10-3〜1モルが適当であり、好ましくは2×10-3〜3×10-1モルである。
【0028】
本発明のカプラーは種々の公知の分散方法により感光材料に導入できるが、高沸点有機溶媒(低沸点有機溶媒の併用も可)に溶解し、ゼラチン水溶液に乳化分散してハロゲン化銀乳剤に添加する水中油滴分散法が好ましく用いられる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点有機溶媒の例は米国特許第2,322,027号等に記載されている。また、ポリマー分散法の1つとしてラテックス分散法の具体例が米国特許第4,199,363号、西独特許(OLS)第2,541,274号、特公昭53−41,091号、EP0727703A1号、EP0727704A1号等に記載されている。さらに、有機溶媒可溶性ポリマーによる分散法がPCT国際公開番号WO88/723号に記載されている。
【0029】
水中油滴分散法に用いることのできる高沸点有機溶媒としては、フタル酸エステル類(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル等)、リン酸またはホスホン酸エステル類(リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル等)、脂肪酸エステル類(コハク酸ジ−2−エチルヘキシル、クエン酸トリブチル等)、安息香酸エステル類(安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸ドデシル等)、アミド類(N,N−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジメチルオレインアミド等)、アルコールまたはフェノール類(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert−アミルフェノール等)、アニリン類(N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリン等)、塩素化パラフィン類、炭化水素類(ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレン等)、カルボン酸類(2−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)酪酸等などが挙げられる。また、補助溶媒として沸点が30℃以上160℃以下の有機溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルセロソルブアセテート、ジメチルホルムアミド等)を併用してもよい。高沸点有機溶媒はカプラーに対して、重量比で0〜10倍量、好ましくは0〜4倍量、用いるのがが好ましい。
【0030】
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、その他従来公知の写真用素材や添加剤を使用できる。
例えば写真用支持体としては、透過型支持体や反射型支持体を用いることができる。透過型支持体としては、セルロースナイトレートフィルムやポリエチレンテレフタレートなどの透明フィルム、更には2,6−ナフタレンジカルボン酸(NDCA)とエチレングリコール(EG)とのポリエステルやNDCAとテレフタル酸とEGとのポリエステル等に磁性層などの情報記録層を設けたものが好ましく用いられる。反射型支持体としては特に複数のポリエチレン層やポリエステル層でラミネートされ、このような耐水性樹脂層(ラミネート層)の少なくとも一層に酸化チタン等の白色顔料を含有する反射支持体が好ましい。
【0031】
更に前記の耐水性樹脂層中には蛍光増白剤を含有するのが好ましい。また、蛍光増白剤は感材の親水性コロイド層中に分散してもよい。蛍光増白材として、好ましくは、ベンゾオキサゾール系、クマリン系、ピラゾリン系が用いる事ができ、更に好ましくは、ベンゾオキサゾリルナフタレン系及びベンゾオキサゾリルスチルベン系の蛍光増白材である。使用量は、特に限定されていが、好ましくは1〜100mg/m2である。耐水性樹脂に混合する場合の混合比は、好ましくは樹脂に対して0.0005〜3重量%であり、更に好ましくは0.001〜0.5重量%である。
反射型支持体としては、透過型支持体、または上記のような反射型支持体上に、白色顔料を含有する親水性コロイド層を塗設したものでもよい。
また、反射型支持体は、鏡面反射性または第2種拡散反射性の金属表面をもつ支持体であってもよい。
【0032】
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤としては、塩化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩(沃)臭化銀乳剤等が用いられるが、迅速処理性の観点からは、塩化銀含有率が95モル%以上の塩化銀または塩臭化銀乳剤が好ましく、更には塩化銀含有率が98モル%以上のハロゲン化銀乳剤が好ましい。このようなハロゲン化銀乳剤の中でも、塩化銀粒子の表面に臭化銀局在相を有するものが、高感度が得られ、しかも写真性能の安定化が図れることから特に好ましい。
【0033】
前記の反射型支持体やハロゲン化銀乳剤、更にはハロゲン化銀粒子中にドープされる異種金属イオン種、ハロゲン化銀乳剤の保存安定剤またはカブリ防止剤、化学増感法(増感剤)、分光増感法(分光増感剤)、シアン、マゼンタ、イエローカプラーおよびその乳化分散法、色像保存性改良剤(ステイン防止剤や褪色防止剤)、染料(着色層)、ゼラチン種、感材の層構成や感材の被膜pHなどについては、表1〜2の特許に記載のものが本発明に好ましく適用できる。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
本発明において併用されるシアン、マゼンタおよびイエローカプラーとしては、その他、特開昭62−215272号の第91頁右上欄4行目〜121頁左上欄6行目、特開平2−33144号の第3頁右上欄14行目〜18頁左上欄末行目と第30頁右上欄6行目〜35頁右下欄11行目やEP0355,660A2号の第4頁15行目〜27行目、5頁30行目〜28頁末行目、45頁29行目〜31行目、47頁23行目〜63頁50行目に記載のカプラーも有用である。
【0037】
本発明に用いうる防菌・防黴剤としては特開昭63−271247号に記載のものが有用である。感光材料を構成する写真層に用いられる親水性コロイドとしては、ゼラチンが好ましく、特に鉄、銅、亜鉛、マンガン等の不純物として含有される重金属は、好ましくは5ppm 以下、更に好ましくは3ppm 以下である。
【0038】
本発明の感光材料は、通常のネガプリンターを用いたプリントシステムに使用される以外に、陰極線(CRT)を用いた走査露光方式にも適している。
陰極線管露光装置は、レーザーを用いた装置に比べて、簡便でかつコンパクトであり、低コストになる。また、光軸や色の調整も容易である。
画像露光に用いる陰極線管には、必要に応じてスペクトル領域に発光を示す各種発光体が用いられる。例えば赤色発光体、緑色発光体、青色発光体のいずれか1種、あるいは2種以上が混合されて用いられる。スペクトル領域は、上記の赤、緑、青に限定されず、黄色、橙色、紫色或いは赤外領域に発光する蛍光体も用いられる。特に、これらの発光体を混合して白色に発光する陰極線管がしばしば用いられる。
【0039】
感光材料が異なる分光感度分布を有する複数の感光性層を持ち、陰極性管も複数のスペクトル領域の発光を示す蛍光体を有する場合には、複数の色を一度に露光、即ち陰極線管に複数の色の画像信号を入力てて管面から発光させてもよい。各色ごとの画像信号を順次入力して各色の発光を順次行わせ、その色以外の色をカットするフィルムを通して露光する方法(面順次露光)を採っても良く、一般には、面順次露光の方が、高解像度の陰極線管を用いることができるため、高画質化のためには好ましい。
【0040】
本発明の感光材料は、ガスレーザー、発光ダイオード、半導体レーザー、半導体レーザーあるいは半導体レーザーを励起光源に用いた固体レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調波発光光源(SHG)等の単色高密度光を用いたデジタル走査露光方式が好ましく使用される。システムをコンパクトで、安価なものにするために半導体レーザー、半導体レーザーあるいは固体レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調波発生光源(SHG)を使用することが好ましい。特にコンパクトで、安価、更に寿命が長く安定性が高い装置を設計するためには半導体レーザーの使用が好ましく、露光光源の少なくとも一つは半導体レーザーを使用することが好ましい。
【0041】
このような走査露光光源を使用する場合、本発明の感光材料の分光感度極大波長は、使用する走査露光用光源の波長により任意に設定することができる。半導体レーザーを励起光源に用いた固体レーザーあるいは半導体レーザーと非線形光学結晶を組合わせて得られるSHG光源では、レーザーの発振波長を半分にできるので、青色光、緑色光が得られる。従って、感光材料の分光感度極大は通常の青、緑、赤の3つの波長領域に持たせることが可能である。
このような走査露光における露光時間は、画素密度を400dpi とした場合の画素サイズを露光する時間として定義すると、好ましい露光時間としては10-4秒以下、更に好ましくは10-6秒以下である。
【0042】
本発明に適用できる好ましい走査露光方式については、前記の表に掲示した特許に詳しく記載されている。
また本発明の感光材料を処理するには、特開平2−207250号の第26頁右下欄1行目〜34頁右上欄9行目、及び特開平4−97355号の第5頁左上欄17行目〜18頁右下欄20行目に記載の処理素材や処理方法が好ましく適用できる。また、この現像液に使用する保恒剤としては、前記の表に掲示した特許に記載の化合物が好ましく用いられる。
【0043】
本発明の感光材料を露光後、現像する方法としては、従来のアルカリ剤と現像主薬を含む現像液で現像する方法、現像主薬を感光材料に内蔵し現像主薬を含まないアルカリ液などのアクチベーター液で現像する方法などの湿式方式のほか、処理液を用いない熱現像方式などを用いることができる。特に、アクチベーター方法は、現像主薬を処理液に含まないため、処理液の管理や取扱いが容易であり、また廃液処理時の負荷が少なく環境保全上の点からも好ましい方法である。
アクチベーター方法において、感光材料中に内蔵される現像主薬またはその前駆体としては、例えば、特願平7−63572号、同7−334190号、同7−334192号、同7−334197号、同7−344396号に記載されたヒドラジン型化合物が好ましい。
【0044】
また、感光材料の塗布銀量を低減し、過酸化水素を用いた画像増幅処理(補力処理)する現像方法も好ましく用いられる。特に、この方法をアクチベーター方法に用いることは好ましい。具体的には、特願平7−63587号、同7−334202号に記載された過酸化水素を含むアクチベーター液を用いた画像形成方法が好ましく用いられる。
アクチベーター方法において、アクチベーター液で処理後、通常脱銀処理されるが、低銀量の感光材料を用いた画像増幅処理方法では、脱銀処理を省略し、水洗たまは安定化処理といった簡易な方法を行うことができる。また、感光材料から画像情報をスキャナー等で読み取る方式では、撮影用感光材料などの様に高銀量の感光材料を用いた場合でも、脱銀処理を不要とする処理形態を採用することがてきる。
【0045】
本発明で用いられるアクチベーター液、脱銀液(漂白/定着液)、水洗および安定化液の処理素材や処理方法は公知のものを用いることができる。好ましくは、リサーチ・ディスクロージャーItem 36544(1994年9月)第536頁〜第541頁、特願平7−63572号に記載されたものを用いることができる。
本発明のカプラーは磁気記録層を有するアドバンストフォトシステム用の感光材料にも好ましく用いられる。また、本発明のカプラーは少量の水を用いて加熱現像するシステムや水を全く用いずに加熱現像する完全ドライシステム用にも適用できる。これらのシステムについては特開平6−35,118号、同6−17,528号、特開昭56−146,133号、同60−119,557号、特開平1−161,236号等に詳しい記載がある。
本発明のカラー写真感光材料は、色画像を形成する感光材料のみならず、黒白画像を含めたモノトーンの画像を形成する感光材料をも含む。
【0046】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0047】
実施例1
比較カプラー(C−1)、0.85g;N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩、0.80g;炭酸ナトリウム、3.75g;クロロホルム、60mlおよび水、50mlの混合物の中に、過硫酸アンモニウム、1.45gを水、10mlに溶かした液を室温、攪拌下、徐々に加えた。1時間、攪拌した後、クロロホルム層を分離し、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、比較用イエローアゾメチン色素(CD−1)を得た。また、カプラー、C−1の代わりに、本発明のカプラー、(1)、(2)、(30)、(35)を用いて同様にアゾ色素、D−1〜D−4を合成した。
【0048】
【化14】
【0049】
【化15】
【0050】
本発明のカプラー(1) の反応の場合、カプラー2分子と現像主薬1分子とが反応したアゾ色素、D−5が得られた。アゾ色素D−5は詳細は明らかではないが、以下に述べる反応によって生成するものと思われる。すなわち、本発明のカプラー(1) は現像主薬酸化体の炭素原子を求核攻撃し(1,4−付加反応)、脱離基の脱離によって新たな酸化体となり、この酸化体ともう1分子の本発明のカプラー(1) とのカップリング反応によってアゾ色素D−5が得られると考えられる。
【0051】
【化16】
【0052】
【化17】
【0053】
本発明のカプラー(2) 、(30)、(35)の反応の場合にもカプラー(1) の場合と同様にアゾ色素D−6〜D−8が得られた。
【0054】
【化18】
【0055】
比較用のアゾメチン色素、CD−1、1.5mgを100mlメスフラスコに精秤し、酢酸エチルを加え溶解し、100mlに希釈して試料溶液101とした。
試料溶液を厚さ1cmの石英セルに入れて、島津製作所(株)製、紫外可視分光光度計で可視吸収スペクトルを測定し、分子吸光係数を算出した。
同様に、アゾメチン色素、D−1〜D−4の酢酸エチル溶液を調製し(試料溶液102〜105)、吸収スペクトルと分子吸光係数を測定した。
CD−1とD−1の酢酸エチル中での吸収スペクトルを図1に示した。また、CD−1とD−1〜D−4の分子吸光係数を表3に示した。
【0056】
【表3】
【0057】
図1より、本発明のカプラーから得られる色素は吸収がシャープで、長波側の裾切れが良好なことがわかる。また、表3より、本発明のカプラーから得られる色素は分子吸光係数が大きいことがわかる。
【0058】
実施例2
(試料201の作成)
比較カプラー(C−1)の乳化分散物を以下に示す方法で作成した。
比較カプラー(C−1)、0.88gおよびリン酸トリクレジル、2.6gを酢酸エチル、10mlに加熱溶解した(これを油相液とする)。
別途、ゼラチン、4.2gを室温の水、25mlに加え、十分膨潤させた後に40℃に加温して完全に溶解させた。このゼラチン水溶液を約40℃に保ったまま、5%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液、3mlおよび先に調製した油相液を加え、ホモジナイザーにより乳化分散して乳化分散物を調製した。この乳化分散物を用いて以下の組成の塗布液を作製し、下塗り層を有するポエチレンラミネート紙上に、カプラーが1mmol/m2 になるように塗布した。さらに、この上に2g/m2 のゼラチンを保護層として塗布し、試料201を作製した。
【0059】
(塗布液)
乳剤:塩臭化銀(Br30モル%) 13g
10%ゼラチン 28g
前記乳化分散物 22g
水 37ml
1−ヒドロキシ−3,5−ジクロロ−s−トリアジン
ナトリウム4%水溶液 5ml
(試料202〜208の作製)
比較カプラーの代わりに、表4に示す本発明のカプラーを添加した以外、試料201と同様にして試料202〜208を作製した。
以上のように作製した試料を白色光でウェッジ露光し、以下に示す処理工程により発色現像処理を行った。
次に、これらのサンプルを耐熱性試験器(80℃/70%)に14日間入れ、湿熱褪色試験を行った。試験前の濃度が1.0における点の試験後の残存濃度を測定し、画像堅牢性の尺度とした。結果を表4に示した。
【0060】
【表4】
【0061】
(処理工程)
工程 温度 時間
カラー現像 35℃ 3分
漂白定着 30〜36℃ 45秒
安定▲1▼ 30〜37℃ 20秒
安定▲2▼ 30〜37℃ 20秒
安定▲3▼ 30〜37℃ 20秒
乾燥 70〜85℃ 60秒
各処理液の組成は以下の通りである。
【0062】
(カラー現像液)
水 800ml
エチレンジアミン四酢酸 2.0g
トリエタノールアミン 8.0g
塩化ナトリウム 1.4g
臭化カリウム 0.6g
炭酸カリウム 25g
N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.0g
N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 4.2g
5,6−ジヒドロキシベンゼン−1,2,4−トリスル
ホン酸 0.3g
ケイ光増白剤(WHITEX4、住友化学製) 2.0g
上記に水を加えて1000mlとする。
pH(25℃)=10.25
【0063】
(漂白定着液)
水 400ml
チオ硫酸アンモニウム水溶液(700g/リットル) 100ml
亜硫酸ナトリウム 18g
エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 55g
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 3g
酢酸 8g
上記に水を加えて1000mlとする。
pH(25℃)=5.5
【0064】
(安定液)
ホルマリン(37%) 0.1g
ホルマリン亜硫酸付加物 0.7g
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−
オン 0.02g
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.01g
硫酸銅 0.005g
上記に水を加えて1000mlとする。
pH(25℃)=4.0
【0065】
表4より明らかなように、本発明のカプラーは,熱堅牢性が優れていることがわかる。
【0066】
【発明の効果】
本発明のカプラーより得られる色素は分光吸収特性に優れ、分子吸光係数が大きい。また、本発明のカプラーより得られる色像は熱堅牢性が優れている。
試料202を白色光によって全面を露光し、前述した処理工程により発色現像処理を行った。次にこのサンプルより生成した色素を抽出し、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ、クロマトパックC-R4A 、カラム、TSKgel、ODS-80TS、による分析の結果、試料202から、アゾ色素D−1およびD−5が検出され、フィルムサンプルの発色現像処理条件下においても2種の色素が得られることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】アゾメチン色素CD−1とD−1およびD−5の酢酸エチル中での吸収スペクトルである。縦軸は吸収濃度を、横軸は波長を表す。
Claims (3)
- 下記一般式(I)で表される色素形成カプラーを少なくとも一種含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
- 前記一般式(I)において、ZがOAr(Arは芳香族基または複素環式基を表す)または含窒素複素環式基であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
- 前記一般式(I)において、R1が置換もしくは非置換の、アルコキシ基、アリールオキシ基またはアミノ基であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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