JP2001310865A - 画像形成システム、画像形成システムにおける制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成システム、画像形成システムにおける制御方法および記憶媒体

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JP2001310865A
JP2001310865A JP2000128034A JP2000128034A JP2001310865A JP 2001310865 A JP2001310865 A JP 2001310865A JP 2000128034 A JP2000128034 A JP 2000128034A JP 2000128034 A JP2000128034 A JP 2000128034A JP 2001310865 A JP2001310865 A JP 2001310865A
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image
forming system
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Kenji Kobayashi
賢二 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な環境下で安定したシートの積載を行え
る画像形成システム,画像形成システムの制御方法,記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 シート後処理装置の環境を、温度センサ
481,湿度センサ483により検出し、CPU100
1により、搬送手段の搬送速度,整合手段の移動速度
を、低温環境のときは通常環境のときの速度より上げ、
高温多湿環境のときは通常環境のときの速度より下げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置と、
この画像形成装置により画像を形成されたシート材の後
処理をするシート後処理装置などを備えた画像形成シス
テムに関し、特にその環境変化に対する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成システムにおいて、画像
形成を終えたシート材を積載する動作を行っていたが、
画像形成システムの環境温度や湿度が変化しても常に同
一の条件で積載動作を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、温度や湿度
の変化により紙の剛性やカール状態が変わるために、温
度や湿度が変化すると安定して積載できなくなるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、様々な環境下で安定したシートの積載を行え
る画像形成システム,画像形成システムの制御方法,記
憶媒体を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、画像形成システムをつぎの(1)ない
し(6)の通りに構成し、画像形成システムにおける制
御方法をつぎの(7)、(8)の通りに構成し、記憶媒
体をつぎの(9)の通りに構成する。
【0006】(1)シート材に画像を形成する画像形成
装置と、この画像形成装置により画像を形成されたシー
ト材の後処理をするシート後処理装置とを備えた画像形
成システムにおいて、温度または湿度を検出する環境検
出手段と、この環境検出手段の検出結果により、前記シ
ート後処理装置の制御を変更する制御手段とを備えた画
像形成システム。
【0007】(2)前記(1)記載の画像形成システム
において、前記シート後処理装置は、シート材を搬送す
る搬送手段とシート材を整合する整合手段を有し、前記
制御手段は、前記環境検出手段の検出結果により前記シ
ート後処理装置の搬送手段および整合手段の少なくとも
一方の制御を変更する画像形成システム。
【0008】(3)(1)または(2)記載の画像形成
システムにおいて、前記画像形成装置は前記環境検出手
段を有し、前記制御手段は、前記環境検出手段の検出結
果を通信手段により前記シート後処理装置に送信し、シ
ート後処理装置の制御を変更する画像形成システム。
【0009】(4)シート材に画像を形成する画像形成
システムにおいて、シート材を搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段により搬送されたシート材を積載する積載手
段と、前記シート材を整合する整合手段と、温度または
湿度を検出する環境検出手段と、この環境検出手段の検
出結果により、前記搬送手段および前記整合手段の少な
くとも一方の制御を変更する制御手段とを備えた画像形
成システム。
【0010】(5)シート材に画像を形成する画像形成
装置と、この画像形成装置により画像を形成されたシー
ト材を丁合、仕分けし積載するシート後処理装置と、こ
のシート後処理装置の動作を制御する制御手段と、温度
または湿度を検出する環境検出手段とを備えた画像形成
システムにおいて、前記シート後処理装置は、シート材
を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送された
シートを積載する積載手段と、この積載手段によって積
載されたシート材を整合する整合手段を有し、前記制御
手段は、前記環境検出手段の検出結果により、シート材
を前記積載手段に搬送する時の搬送速度、または前記整
合手段の移動速度、または前記整合手段の動作タイミン
グの少なくとも一つを変更する画像形成システム。
【0011】(6)前記(2)または(4)記載の画像
形成システムにおいて、前記制御手段による制御の変更
は、前記搬送手段の搬送速度、前記整合手段の移動速度
を、低温環境のときは通常環境のときの速度より上げ、
高温多湿環境のときは通常環境のときの速度より下げる
ことであることを特徴とする画像形成システム。
【0012】(7)シート上に画像を形成する画像形成
装置と、この画像形成装置から排出されるシートを積載
する積載手段とこの積載手段に積載されたシートを整合
する整合手段とを備えたシート後処理装置とを備えた画
像形成システムにおける制御方法であって、前記画像形
成システムにおける環境条件を検出する検出ステップ
と、この検出ステップにおける検出結果に応じて、前記
整合手段による整合速度を変更させる制御ステップとを
備えた画像形成システムにおける制御方法。
【0013】(8)シート上に画像を形成する画像形成
装置と、この画像形成装置から排出されるシートを積載
する積載手段とこの積載手段に積載されたシートを整合
する整合手段とを有すシート後処理装置とを備えた画像
形成システムにおける制御方法であって、前記画像形成
システムにおける環境条件を検出する検出ステップと、
この検出ステップにおける検出結果に応じて、前記積載
手段へのシートの搬送速度を制御すると共に、前記整合
手段による整合速度を制御する制御ステップと、を備え
た画像形成システムにおける制御方法。
【0014】(9)前記(7)または(8)記載の画像
形成システムにおける制御方法を実現するためのプログ
ラムを格納した記憶媒体。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を画像
形成システムの実施例により詳しく説明する。なお、本
発明は、画像形成システムの形に限らず、実施例の説明
に裏づけられて画像形成システムにおける制御方法の形
で、さらにこの画像生成システムにおける制御方法を実
現するためのプログラムを格納した、CD−ROMなど
の記憶媒体の形で実施することが出来る。
【0016】
【実施例】図1は、実施例である“画像形成システム”
の構成を示す断面図であり、ここでは画像形成装置本体
のリーダ部100、プリンタ部200、および自動原稿
給送装置300と、この画像形成装置から排出されたシ
ート後処理を行うシート後処理装置400の内部構成を
示している。
【0017】以下、各構成部毎に詳細に説明する。
【0018】A.本体(リーダ部100およびプリンタ
部200) 図1において、100は原稿を画像データに変換するリ
ーダ部(画像入力装置)、200は複数種類の記録紙カ
セットを有し、プリント命令により画像データを記録紙
上に可視像として出力するプリンタ部(画像出力装
置)、250はリーダ部100と電気的に接続された外
部装置である。
【0019】前記外部装置250は各種の機能を有し、
図示していないが、ファクス(ファクシミリ)部,ファ
イル部,ファイル部と接続されている外部記憶装置,コ
ンピュータと接続するためのコンピュータインターフェ
イス部,コンピュータからの情報を可視像とするための
フォーマッタ部,リーダ部100からの情報を蓄積した
り、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積
するためのイメージメモリ部、および前記各機能部を制
御するコア部等を備えている。
【0020】図2は自動原稿給送装置(ADF)300
の構成を示す図で、この上に積載された原稿は、1枚づ
つ順次プラテンガラス面102上に搬送される(動作説
明は後述)。原稿がガラス面102上の所定位置へ搬送
されると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつス
キャナ・ユニット104が移動して原稿を照射する。
【0021】この原稿からの反射光は、ミラー105,
106,107およびレンズ108を通してCCDイメ
ージ・センサ部109に入力される。そして、センサ部
109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換等
の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施される。
その後、処理された画像信号はプリンタ部200に入力
される。
【0022】前記プリンタ部200に入力された画像信
号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換さ
れ、感光体202を照射する。この照射光によって感光
体202上に作られた潜像は、現像器203によって現
像される。そして、現像像の先端とタイミングを合わせ
て、転写紙積載部204もしくは205より転写紙が搬
送され、転写部206にて前記現像された像が転写紙に
転写される。この転写された像は、定着部207にて転
写紙に定着された後、排紙部208より装置外部に排出
される。そして、排紙部208から出力された転写紙
は、フィニッシャ400であらかじめ指定された動作モ
ードに応じて、仕分け,綴じ等が行われる。
【0023】次に、順次読み込む画像を1枚の出力用紙
の両面に出力する方法について説明する。定着部207
で片面に像が定着された出力用紙を、一度方向切り替え
部材209を図中の実線方向にすることによりパス21
5に導き、方向切り替え部材217を実線方向にするこ
とでパス218を経由して方向切り替え部材213を破
線方向にすることで反転パス212まで搬送する。用紙
後端が方向切り替え部材213を通過した後、方向切り
替え部材213を実線方向に切り替え、ローラ211の
回転方向を反転することで用紙の搬送方向を反転して再
度給紙用被転写紙積載部210に搬送する。そして次の
原稿が準備されると、前記プロセスと同様にして原稿画
像が読み取られるが、転写紙については再給紙用転写紙
積載部210より給紙されるので、結局同一出力紙の表
面,裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
【0024】次に、画像形成を終了した出力用紙を反転
排紙する方法を説明する。定着部207にて画像を定着
させた出力用紙を、一度方向切り替え部材209を実線
方向にすることによりパス215に導き、方向切り替え
部材217を実線方向にすることでパス218を経由し
て方向切り替え部材213を破線方向にすることで反転
パス212まで搬送する。用紙後端が方向切り替え部材
217を通過したら方向切り替え部材217を破線方向
に切り替え、ローラ211の回転方向を反転することで
用紙をパス216に導き、排紙部208を経由して用紙
を表裏反転させて排出する。
【0025】B.ADF(自動原稿給送装置300) 図2は、図1に示したADF300の構成を説明する拡
大断面図である。ADF300において、301は原稿
束をセットする積載トレイ(原稿載置台)であり、30
3はセットされた原稿を検出する原稿セットセンサであ
る。原稿給送時は、先ず給紙ウェイト305を図示しな
い分離ソレノイド306により給紙ローラ309に押し
当てる。次いでモータ307を駆動することにより、給
紙ローラ309を回転させ、原稿束の最下紙を搬送す
る。
【0026】分離ローラ311は図示しないトルクリミ
ッタにより、一定のトルクで搬送する原稿の上面に阻止
力を与えており、その作用により給紙ローラにより搬送
された原稿束から最下紙だけを送り出す。313はレジ
センサであり、給紙ローラ309によって搬送される紙
を検出する。315はレジストローラであり、搬送され
た原稿は一度レジストローラ315につき当てられて停
止することで斜行補正や位置決めを行う。全面ベルト3
23は駆動ローラ317a,317bによって張られ、
押さえコロ列319a,319b,319c,319d
によりプラテンガラス102に押さえつけられる。32
1は駆動ローラ317aにモータ307の駆動を接続す
るクラッチである。原稿はレジストローラ315および
全面ベルト323により露光位置まで搬送した後停止
し、複写動作がスタートする。そして、複写終了後は再
び全面ベルトにより搬送され、排紙センサレバー325
を通過して排紙ローラ329により、排紙トレイ331
の上面に排紙される。327は排紙センサであり、排紙
センサレバー325の動作により紙を検出する。
【0027】333は給紙カバーが解放されたことを検
出するカバーセンサであり、335はADF300全体
が図示しない奥側のヒンジを軸に開けられたことを検出
するADF開閉センサである。
【0028】C.シート後処理装置400 図3は前述のシート後処理装置400の構成を示す断面
図である。本実施例のシステムはシートを仕分けるソー
ト動作に加え、綴じ動作であるステイプルおよび用紙を
半折りにする折り機能を有し、用紙中央部を綴じて折り
動作を行うことでサドルステッチ動作を実現する。
【0029】図3において、401はプリンタ部200
から排出されるシートを受け取るシート受け入れ部であ
り、受け取られたシートは図示しない搬送モータ441
で駆動される搬送ローラ405および排紙ローラ407
によって搬送され、中間トレイ410上に排出される。
403は入り口センサであり、シート受け入れ部401
で受け取ったシートの検出を行う。排出されたシートは
図示しないパドルモータ449により駆動されるパドル
409によってシャッタ412まで戻される。
【0030】415は束排出センサであり、中間トレイ
410上のシートを検出する。その後、整合部材413
aおよび413bにより用紙の端部をそろえる整合動作
を行う。
【0031】順次排出されたシートは中間トレイ410
上で整合され、シート束とされる。シート束が作成され
た後、ステイプルユニット600によりシート束が綴じ
られる。
【0032】その後、前記パドルモータ449のパドル
駆動とは逆回転の駆動により上下動可能な束ローラ41
1が図中の破線の状態に下降することで、シート束をお
さえ、図示しない排紙モータ443により駆動される束
ローラ411および束排出ベルト417によってシート
束の後端を押してトレイ421上まで束を排出する(詳
細は後述)。束ローラは、束搬送時に整合された束を乱
さないよう、スポンジローラで構成される。また、排紙
モータは位置制御を正確に行うためにステッピングモー
タを使用している。
【0033】サドルステッチ動作を行う場合は、シート
受け入れ部401から受け取り搬送ローラ405および
排紙ローラ407で搬送したシートが中間トレイ上でパ
ドル409および整合部材413a、413bで整合さ
れた後、束ローラ411を図中の破線の位置まで下降さ
せる。シャッタ412はステイプルユニット600内の
ステイプルスライドモータ619によりステイプラをス
ライド動作させることで図中の破線の位置まで退避す
る。その後、シート束は束ローラ411により図中の右
下方向に搬送される。425はサドル綴じ位置センサで
あり、シート束の先端を検出した後、シート束を中綴じ
位置で停止させるために使用する。サドル綴じ位置セン
サ425によりシートの先端を検出した後、シートの搬
送方向中央部をステイプル部まで搬送したら束ローラ4
11を停止し、ステイプルユニット600によりステイ
プルを行う。
【0034】その後、サドルローラ423を図中の破線
位置まで下降させる。サドルローラ423は搬送モータ
441の搬送方向とは逆回転の駆動により上下動し、搬
送モータ441によって駆動される。サドルローラ42
3が破線の位置まで下降したら束ローラ411を実線の
位置まで戻し、次いでサドルローラ423を駆動させて
図中の一点鎖線に沿ってシート束を折り位置まで搬送す
る。サドル折りセンサ429でシート束先端を検出し、
シートの中央部が突き板427まで到達したらサドルロ
ーラ423を停止する。次いで、突き板427および折
りローラ431で用紙を半折りにする。折りローラ43
1はステイプル/折りモータ455で駆動され、突き板
427の駆動は折りローラ431の駆動とリンクを介し
て接続されており、折りローラ431の回転にあわせて
ローラニップにシート束を突き込む動作を行う。折りロ
ーラ431で折られたシート束は搬送モータ441で駆
動される折り搬送ローラ433によりサドルトレイ43
5に排出される。
【0035】図4は整合部材413aおよび413bの
駆動を示す図である。413aは手前整合部材であり、
図3で手前側に配置される。413bは奥側整合部材で
あり、図3では奥側に配置される。442aはバネ部材
であり、442はバネ部材442aを介して手前整合部
材413aにつながる整合壁である。シートは整合壁4
42と奥側整合部材413bによって挟まれるように整
合される。443aおよび443bはそれぞれ413a
と413bを駆動するラックであり、445aおよび4
45bはピニオンギアである。447aおよび447b
は整合モータであり、ステッピングモータを使用するこ
とで位置制御を行っている。
【0036】図5はステイプルユニット600の詳細な
構造を示す斜視図である。601はステイプルユニット
全体の枠体である。605はステイプラ下部であり、ス
テイプル針を打ち出す動作を行う。603はステイプラ
上部であり、ステイプラ下部605から打ち出された針
を曲げとめる動作を行う。607はステイプラ上部60
3を支えるシャフトであり、609はステイプラ上部6
03を左右にスライドさせるためのスパイラルシャフト
である。611はステイプラ上部603に針を曲げるた
めの駆動を伝える角シャフトである。613はステイプ
ラ下部605を支えるシャフト、615はステイプラ下
部605をスライドさせるスパイラルシャフト、617
はステイプラ下部605から針の打ち出し動作をさせる
ための駆動を伝える角シャフトである。619はステイ
プラスライドモータであり、ギア621、ギア兼プーリ
623を介してスパイラルシャフト609を駆動するこ
とでステイプラ上部603をスライドさせる。また、ギ
ア兼プーリ623からタイミングベルト625、プーリ
627を介してスパイラルシャフト615を駆動し、ス
テイプラ下部605をステイプラ上部603と同期して
スライドさせる。629はカップリングであり、ステイ
プル/折りモータ455からの駆動を受け、ギア631
を介して角シャフト611に駆動を伝える。また、ギア
631からギア633,635を介して角シャフト61
7に駆動を伝える。
【0037】図6は束排出ベルト417によりシートを
排出する機構の図である。束排出ベルト417はプーリ
420と422の間に張られており、シートを押し出す
ための束ガイド419を備える。シート束をトレイ42
1に排出する際は、排紙モータ443によりシャフト4
18を介して束排出ベルト417を駆動することで、束
ガイド419によりシート束を図中の矢印方向に搬送し
て排出動作を行う。
【0038】D.操作部および表示部(操作・表示パネ
ル500)図7は上述の本体(リーダ部100)に設け
た操作・表示パネル500の配置構成例を示す図であ
る。この操作・表示パネル500は、キーとそのキー表
示ができるLCDディスプレイユニットとを有してい
る。
【0039】図7において、503は複写開始キー(コ
ピースタートキー)であり、複写を開始するときに押
す。504はクリア/ストップキーであり、待機(スタ
ンバイ)中に押すとクリアキー、複写記録中はストップ
キーの機能を有する。このクリアキーは、設定した複写
枚数を解除するときに押す。
【0040】502はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押す。505は複写濃度キーであり、複写濃
度を手動で調節するときに押す。506はAEキーであ
り、原稿の濃度に応じて複写濃度を自動的に調節すると
き、あるいはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節
をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
【0041】508はカセット選択キーであり、上段カ
セット,中段カセット,下段ペーパーデッキを選択する
ときに押す。また、自動原稿給送装置300に原稿が載
っているときには、このキー508によりAPS(自動
用紙選択)を選択することができる。このAPSが選択
されたときには、原稿と同じ大きさの転写紙のカセット
が自動選択される。
【0042】509は等倍キーであり、等倍(原寸)の
複写をとるときに押す。511はズームキーであり、5
0〜200%の間で任意の倍率を指定するときに押す。
510および512は定形変倍キーであり、定形サイズ
の縮小・拡大を指定するときに押す。
【0043】515はフィニッシャの動作モードを選択
するキーであり、シート後処理装置400としてフィニ
ッシャが接続された場合に使用される。また排紙方法
(ステイプル,ソート,ノンソート)として、ステイプ
ルモード/ソートモード,記録済用紙の中折りの選択お
よび解除ができる。
【0044】513,514はさまざまな処理を設定す
るためのキーであり、例えば両面モード,綴じ代設定,
写真モード,多重処理,ページ連写,2inlモード等
を設定することができる。501は様々なメッセージを
表示するLCDディスプレイであり、複写に関する情報
を表示するものである。
【0045】(システム全体の説明)図8はシステム全
体の構成を示すブロック図である。図中、1はリーダ部
100の制御部、2はプリンタ部200の制御部、3は
外部装置250の制御部、900はADF部(自動原稿
給送装置)300の制御部、1000はシート後処理装
置400の制御部を示し、これらはバスあるいはシリア
ル通信等によりデータのやり取りを行い、同期をとって
いる。
【0046】ここで、本体よりADFに送信するデータ
は、ADFに積載されている原稿の給紙を促す給紙信
号、プラテンガラス面上の原稿の排紙を促す排紙信号、
および原稿の給排紙の形態を決める給排紙モード信号で
あり、また本体よりシート後処理装置400に送信する
データは、画像形成モード(複写機能,プリンタ機能
等)信号,シート後処理装置400に収納するモード信
号,収納されるシートサイズおよびタイミングの信号等
である。そして、動作を行っている場合には、外部装置
250のどの機能を使った動作なのかを示すデータが、
リーダ部100,プリンタ部200よりそれぞれADF
300の制御部900,シート後処理装置400の制御
部1000に通信により伝えられる。
【0047】前記外部装置250の制御部3は、リーダ
部100の制御部1とケーブルで接続されており、内部
のコア部10で信号の制御や、各機能の制御を行う。ま
た、この制御部3内には、ファクス送受信を行うファク
ス部4,各種原稿情報を電気信号に変換して光磁気ディ
スクに保存するファイル部5,コンピュータからのコー
ド情報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部8,外
部コンピュータとのインターフェイスを行うコンピュー
タインターフェイス部7,リーダ部100からの情報を
蓄積したりコンピュータから送られてきた情報を一時的
に蓄積するためのイメージメモリ部9、および前記各機
能を制御するコア部10が構成されている。
【0048】E.リーダ部(制御部1) 図9は、リーダ部100の制御部1の信号処理系の回路
構成を示すブロック図であり、以下その構成および動作
について説明する。
【0049】CCDセンサ部109に照射された原稿の
反射光は、ここで光電変換され、レッド(R),グリー
ン(G),ブルー(B)の各色の電気信号に変換され
る。このセンサ部109からのカラー情報信号は、それ
ぞれ次段の増幅器110R,110G,110BでA/
D(アナログ−デジタル)変換器111の入力信号レベ
ルに合わせて増幅される。A/D変換器111からの出
力信号は、シェーディング回路112に入力され、ここ
でランプ103の配光ムラや、CCD109の感度ムラ
が補正される。シェーディング回路112からの信号
は、Y信号生成・色検出回路113および外部I/F
(インターフェイス)切り替え回路119に入力され
る。Y信号生成・色検出回路113は、シェーディング
回路112からの信号を次の式により演算を行ってY信
号を得る。
【0050】Y=0.3R+0.6G+0.1B ここで、さらにR,G,Bの信号から7つの色に分離し
て各色に対する信号を出力する色検出回路を有してい
る。
【0051】前記Y信号生成・色検出回路113の出力
信号は、変倍・リピート回路114に入力される。そし
て、スキャナ・ユニット104の走査スピードにより副
走査方向の変倍を行い、この変倍・リピート回路114
により主走査方向の変倍を行う。
【0052】また、この変倍・リピート回路114によ
り複数の同一画像を出力することが可能である。
【0053】輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リ
ピート回路114からの信号の高周波成分を強調するこ
とにより、エッジ強調および輪郭情報を得る。この輪郭
・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判
定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキ
ング・トリミング回路117に入力される。マーカエリ
ア判定・輪郭生成回路116は、原稿上の指定された色
のマーカペンで書かれた部分を読み取り、マーカの輪郭
情報を生成し、次段のパターン化・太らせ・マスキング
・トリミング回路117でその輪郭情報から太らせやマ
スキングやトリミングを行う。また、Y信号生成・色検
出回路113からの色検出信号によりパターン化を行
う。
【0054】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザードライバ回
路118に入力され、この各種処理された信号がレーザ
ーを駆動するための信号に変換される。レーザードライ
バ回路118の出力信号は、プリンタ部100に入力さ
れ、可視像として画像形成が行われる。
【0055】次に、外部装置250との入出力制御を行
う外部I/F切り替え回路119について説明する。
【0056】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部100から画像情報を外部装置250に出力する場
合、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路
117からの画像情報をコネクタ120に出力する。ま
た、外部装置250からの画像情報をリーダ部100に
入力する場合、外部I/F切り替え回路119は、コネ
クタ120からの画像情報をY信号生成・色検出回路1
13に入力する。
【0057】前述の各画像処理は、CPU122の指示
により行われ、かつCPU122によって設定された値
によりエリア信号生成回路121は、前記画像処理に必
要な各種のタイミング信号を生成する。さらにCPU1
22に内蔵されている通信機能を用いて外部装置250
との通信を行う。SUB・CPU123は、操作部およ
び表示部の制御を行うとともに、このSUB・CPU1
23に内蔵されている通信機能を用いて外部装置250
との通信を行う。
【0058】F.外部装置(コア部10) 図10は前述のコア部10の詳細構成を示すブロック図
である。
【0059】コア部10のコネクタ131は、リーダ部
100のコネクタ120とケーブルで接続されている。
このコネクタ131には、4種類の信号線が内蔵されて
いる。
【0060】信号線187は8ビット(bit)の多値
のビデオ信号用であり、信号線185はそのビデオ信号
を制御する制御信号用である。また、信号線181はリ
ーダ部100内のCPU122と通信を行うためのもの
であり、信号線182はリーダ部100内のSUB・C
PU123と通信を行うためのものである。信号線18
1と信号線182の信号は、通信用IC132で通信プ
ロトコル処理され、CPUバス183を介してCPU1
33に通信情報を伝達する。温度センサ175および湿
度センサ176は画像形成システム周辺の環境を検出す
るためのセンサであり、CPU133に接続されて環境
条件を検出する。
【0061】また、信号線187は双方向のビデオ信号
ラインであり、リーダ部100からの情報をコア部10
で受け取ることや、コア部10からの情報をリーダ部1
00に出力することが可能である。
【0062】信号線187はバッファ回路140に接続
されており、ここで双方向信号から片方向信号の信号線
188と170に分離される。信号線188はリーダ部
100からの8ビットの多値のビデオ信号線であり、次
段のLUT141に入力される。LUT141は、リー
ダ部100からの画像情報をルックアップテーブルによ
り所望する値に変換する。このLUT141から信号線
189を通して出力された信号は、二値化回路142あ
るいはセレクタ143に入力される。二値化回路142
は、信号線189からの多値の信号を固定のスライスレ
ベルで二値化する単純二値化機能,スライスレベルが注
目画素の回りの画素の値により変動する変動スライスレ
ベルによる二値化機能、および誤差拡散法による二値化
機能を有している。
【0063】前記二値化された情報は、“0”の時「0
0H」、“1”の時「FFH」の多値信号に変換され、
次段のセレクタ143に入力される。セレクタ143
は、LUT141からの信号かあるいは二値化回路14
2の出力信号かを選択する。このセレクタ143から信
号線190を通して出力された信号は、セレクタ144
に入力される。セレクタ144は、ファクス部4,ファ
イル部5,コンピュータインターフェイス部7,フォー
マッタ部8,イメージメモリ部9からの出力ビデオ信号
をそれぞれコネクタ135,136,137,138,
139を介してコア部10に入力した信号と、前記セレ
クタ143の出力信号とをCPU133の指示により選
択する。
【0064】セレクタ144から信号線191を通して
出力された信号は、回転回路145あるいはセレクタ1
46に入力される。回転回路145は、入力された画像
信号を+90度,−90度,+180度に回転する機能
を有している。また回転回路145は、リーダ部100
から出力されて二値化回路142で2値信号に変換され
た情報を、リーダ部100からの情報として記憶する。
【0065】次に、CPU133からの指示により回転
回路145は、前記記憶した情報を回転して読み出す。
セレクタ146は、この回転回路145から信号線19
2を通して出力された信号と、該回転回路145の入力
信号のどちらかを選択し、信号線193を通して、ファ
クス部4とのコネクタ135,ファイル部5とのコネク
タ136,コンピュータインターフェイス部7とのコネ
クタ137,フォーマッタ部8とのコネクタ138、お
よびイメージメモリ部とのコネクタ139と、セレクタ
147に出力する。
【0066】信号線193は、コア部10からファクス
部4,ファイル部5,コンピュータインターフェイス部
7,フォーマッタ部8、およびイメージメモリ部9へ画
像情報の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバス
である。信号線194は、ファクス部4,ファイル部
5,コンピュータインターフェイス部7,フォーマッタ
部8、およびイメージメモリ部9からの画像情報の転送
を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
【0067】そして、前記の信号線193と信号線19
4の同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路
134であり、このビデオ制御回路134から信号線1
86を通して出力された信号によって制御を行う。ま
た、コネクタ135〜139には、ほかに信号線184
がそれぞれ接続されている。信号線184は、双方向の
16ビットCPUバスであり、非同期式によるデータ・
コマンドのやり取りを行う。ファクス部4,ファイル部
5,コンピュータインターフェイス部7,フォーマッタ
部8、およびイメージメモリ部9とコア部10との情報
の転送は、前記の2つのビデオバスである信号線19
3,194とCPUバスである信号線184によって可
能である。
【0068】ファクス部4,ファイル部5,コンピュー
タインターフェイス部7,フォーマッタ部8、およびイ
メージメモリ部9からの信号は、セレクタ144とセレ
クタ147に入力される。セレクタ144は、CPU1
33の指示により信号線194の信号を次段の回転回路
145に入力する。
【0069】セレクタ147は、信号線193と信号線
194の信号をCPU133の指示により選択する。セ
レクタ147から信号線195を通して出力された信号
は、パターンマッチング回路148とセレクタ149に
入力される。パターンマッチング回路148は、その入
力信号を予め決められたパターンとパターンマッチング
を行い、パターンが一致した場合、予め決められた多値
の信号を信号線196に出力する。またパターンマッチ
ングで一致しなかった場合は、入力信号を信号線196
に出力する。
【0070】セレクタ149は、信号線195と信号線
196の信号をCPU133の指示により選択する。セ
レクタ149から信号線197を通して出力された信号
は、次段のLUT150に入力される。LUT150
は、プリンタ部200に画像情報を出力する際に、プリ
ンタ部200の特性に合わせて入力信号を変換する。
【0071】セレクタ151は、LUT150から信号
線198を通して出力された信号と信号線195からの
信号とをCPU133の指示により選択する。このセレ
クタ151の出力信号は、次段の拡大回路152に入力
される。
【0072】拡大回路152は、CPU133からの指
示によりX方向,Y方向独立に拡大倍率を設定すること
が可能である。その拡大方法は、1次の線形補間方法で
ある。
【0073】この拡大回路152から信号線170を通
して出力された信号は、バッファ回路140に入力され
る。バッファ回路140に入力された信号は、CPU1
33の指示により双方向信号となり、信号線187およ
びコネクタ131を介してプリンタ部200に送られ、
プリントアウトされる。
【0074】以下、前述のコア部10と各部との信号の
流れについて説明する。
【0075】〔ファクス部4の情報によるコア部10の
動作〕まず、ファクス部4に情報を出力する場合につい
て説明する。CPU133は、通信用IC132を介し
てリーダ部100のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部100は、この命令を受け
取ると、原稿をスキャナ・ユニット104にスキャンさ
せて、その画像情報をコネクタ120に出力する。
【0076】この時、リーダ部100と外部装置250
はケーブルで接続されており、リーダ部100からの情
報はコア部10のコネクタ131に入力される。また、
コネクタ131に入力された画像情報は、多値8ビット
の信号として信号線187を通してバッファ回路140
に入力される。このバッファ回路140は、CPU13
3の指示により双方向の信号線187を片方向の信号線
として、信号線188を介してLUT141に画像情報
を入力する。LUT141は、リーダ部100からの画
像情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変
換する。例えば、原稿の下地を飛ばすことなどが可能で
ある。
【0077】前記LUT141の出力信号は、次段の二
値化回路142に入力される。二値化回路142は、そ
の8ビットの多値信号を二値化信号に変換する。この
時、二値化回路142は、二値化された信号が“0”の
場合は「00H」、“1”の場合は「FFH」と2つの
多値の信号に変換する。この二値化回路142の出力信
号は、セレクタ143,セレクタ144を介して回転回
路145あるいはセレクタ146に入力される。また回
転回路145の出力信号もセレクタ146に入力され、
セレクタ146は、信号線1191の信号か信号線19
2の信号のどちらかを選択する。この信号の選択は、C
PU133がCPUバスである信号線184を介してフ
ァクス部4と通信を行うことにより決定する。そして、
セレクタ146の出力信号は、コネクタ135を介して
ファクス部4に送られる。
【0078】次に、ファクス部4からの情報を受け取る
場合について説明する。ファクス部4からの画像情報
は、コネクタ135を介して信号線194に伝送され、
セレクタ144とセレクタ147に入力される。この
時、CPU133の指示によりプリンタ部200にファ
クス受信時の画像を回転して出力する場合には、セレク
タ144に入力した信号線194からの信号を回転回路
145で回転処理する。この回転回路145の出力信号
は、セレクタ146,セレクタ147を介してパターン
マッチング回路148に入力される。
【0079】また、CPU133の指示によりファクス
受信時の画像をそのままプリンタ部200に出力する場
合には、セレクタ147に入力した信号をパターンマッ
チング回路148に入力する。パターンマッチング回路
148は、ファクス受信した際の画像のガタガタを滑ら
かにする機能を有しており、ここでパターンマッチング
された信号は、セレクタ149を介してLUT150に
入力される。LUT150は、ファクス受信した画像を
プリンタ部200に所望の濃度で出力するために、内部
のテーブルはCPU133で変更可能となっている。
【0080】前記LUT150の出力信号は、セレクタ
151を介して拡大回路152に入力される。拡大回路
152は、2つの値(00H,FFH)を有する8ビッ
トの多値信号を1次の線形補間法により拡大処理を行
う。この拡大回路152からの多くの値を有する8ビッ
ト多値信号は、バッファ回路140とコネクタ131を
介してリーダ部100に送られる。リーダ部100は、
この信号をコネクタ120を介して外部I/F切り替え
回路119に入力する。外部I/F切り替え回路119
は、ファクス部4からの信号をY信号生成・色検出回路
113に入力する。Y信号生成・色検出回路113の出
力信号は、前述のような処理を施された後、プリンタ部
200に出力され、出力用紙上に画像形成が行われる。
【0081】〔ファイル部5の情報によるコア部10の
動作〕まず、ファイル部5に情報を出力する場合につい
て説明する。CPU133は、通信用IC132を介し
てリーダ部100のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部100は、この命令により
原稿をスキャナ・ユニット104にスキャンさせ、その
画像情報をコネクタ120に出力する。この時、リーダ
部100と外部装置250はケーブルで接続されてお
り、リーダ部100からの情報はコア部10のコネクタ
131に入力される。このコネクタ131に入力された
画像情報は、バッファ回路140によって片方向の信号
線188に送出される。この多値8ビットの信号は、L
UT141によって所望の信号に変換される。LUT1
41の出力信号は、セレクタ143,セレクタ144,
セレクタ146を介してコネクタ136に入力される。
【0082】すなわち、二値化回路142および回転回
路145の機能を用いずに、8ビット多値のままファイ
ル部5に転送する。そして、CPU133のCPUバス
である信号線184を通してファイル部5との通信を行
い、二値化信号のファイリングを行う場合には、二値化
回路142,回転回路145の機能を使用する。この二
値化処理および回転処理は、前述のファクスの場合と同
様なので省略する。
【0083】次にファイル部5からの情報を受け取る場
合について説明する。ファイル部5からの画像情報は、
コネクタ136および信号線194を通してセレクタ1
44かセレクタ147に入力される。この時、8ビット
多値信号のファイリングの場合はセレクタ147へ、2
値信号のファイリングの場合はセレクタ144あるいは
セレクタ147に入力することが可能である。
【0084】ここで、2値のファイリングの場合はファ
クスと同様な処理であるので説明を省略するが、多値の
ファイリングの場合は、セレクタ147の出力信号をセ
レクタ149を介してLUT150入力する。LUT1
50は、所望のプリント濃度に合わせてCPU133の
指示によりルックアップテーブルを作成する。このLU
T150の出力信号は、セレクタ151を介して拡大回
路152に入力される。
【0085】そして、拡大回路152によって所望の拡
大率に拡大された8ビット多値信号は、バッファ回路1
40およびコネクタ131を介してリーダ部100に送
られる。
【0086】そして、リーダ部100に送られたファイ
ル部5の情報は、前述のファクスと同様に、プリンタ部
200に出力され、出力用紙上に画像形成が行われる。
【0087】〔コンピュータインターフェイス部7の情
報によるコア部10の動作〕コンピュータインターフェ
イス部7は、外部装置250に接続される外部コンピュ
ータとのインターフェイスを行う。またコンピュータイ
ンターフェイス部7は、SCSI,RS232C,セン
トロニクス系との通信を行う複数のインターフェイスを
備えており、これらの3種類のインターフェイスからの
情報は、コネクタ137とデータバスである信号線18
4を介してCPU133に送られる。CPU133は、
送られてきた内容から各種の制御を行う。
【0088】〔フォーマッタ部8の情報によるコア部1
0の動作〕フォーマッタ部8は、前述のコンピュータイ
ンターフェイス部7から送られてきた文書ファイルなど
のコマンドデータをイメージデータに展開する機能を有
している。CPU133は、コンピュータインターフェ
イス部7からデータバスである信号線184を介して送
られてきたデータがフォーマッタ部8に関するデータで
あると判断すると、コネクタ138を介してデータをフ
ォーマッタ部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送
されたデータから文字や図形などのように意味のある画
像としてメモリに展開する。
【0089】次に、フォーマッタ部8からの情報を受け
取り、出力用紙上に画像形成を行う手順について説明す
る。フォーマッタ部8からの画像情報は、コネクタ13
8を介して信号線194に2つの値(00H,FFH)
を有する多値信号として伝送される。この信号は、セレ
クタ144およびセレクタ147に入力される。そし
て、CPU133の指示により、セレクタ144および
セレクタ147を制御する。以後の動作は前記のファク
スの場合と同様なので説明を省略する。
【0090】〔イメージメモリ部9の情報によるコア部
10の動作〕まず、イメージメモリ部9に情報を出力す
る場合について説明する。CPU133は、通信用IC
132を介してリーダ部100のCPU122と通信を
行い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部100は、こ
の命令により原稿をスキャナ・ユニット104にスキャ
ンさせ、その画像情報をコネクタ120に出力する。こ
の時、リーダ部100と外部装置250はケーブルで接
続されており、リーダ部100からの情報はコア部10
のコネクタ131に入力される。このコネクタ131に
入力された画像情報は、多値8ビットの信号線187お
よびバッファ回路140を介してLUT141に送られ
る。
【0091】前記LUT141の出力信号は、セレクタ
143,144,146およびコネクタ139を介して
イメージメモリ部9へ入力され、その多値画像情報が転
送される。このイメージメモリ部9に記憶された画像情
報は、コネクタ139からCPUバスである信号線18
4を通してCPU133に送られる。CPU133は、
前述のコンピュータインターフェイス部7にイメージメ
モリ部9から送られてきたデータを転送する。コンピュ
ータインターフェイス部7は、前述の3種類のインター
フェイス(SCSI,RS2322C,セントロニク
ス)の中から所望のインターフェイスでコンピュータに
転送する。
【0092】次に、イメージメモリ部9からの情報を受
け取る場合について説明する。コンピュータインターフ
ェイス部7を介してコンピュータから画像情報がコア部
10に送られると、コア部10のCPU133は、その
コンピュータインターフェイス部7からCPUバスであ
る信号線184を介して送られてきたデータを判断し、
そのデータがイメージメモリ部9に関するデータである
と判断すると、コネクタ139を介してイメージメモリ
部9に転送する。イメージメモリ部9は、コネクタ13
9を介してその8ビット多値信号を信号線194に送出
し、セレクタ144,セレクタ147に伝送する。この
セレクタ144あるいはセレクタ147の出力信号は、
CPU133の指示により、前述のファクスと同様にプ
リンタ部200に出力され、出力用紙上に画像形成が行
われる。
【0093】G.ADF制御装置(制御部900) 図11は自動原稿給送装置300の制御部900の回路
構成を示すブロック図である。図中、901はCPU
(中央演算処理装置)、905はROM(読み出し専用
メモリ)、907はRAM(ランダムアクセスメモリ)
であり、これらにより制御部900が構成されている。
【0094】前記ROM905には制御プログラムが格
納されており、RAM907には入力データや作業用デ
ータが記憶されている。またCPU901の出力ポート
には前述の分離モータ等の各種モータやソレノイド駆動
手段が接続され、CPU901の入力ポートには給紙セ
ンサ等が接続されており、CPU901がROM905
に格納された制御プログラムに従って、バスを介して接
続された各部を制御する。
【0095】また、シリアルインターフェイス部903
を備えており、リーダ部100のCPU122とシリア
ル通信を行い、リーダ部100との間で制御データの授
受を行っている。ADF部よりリーダ部100に送信さ
れるデータは、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を
示す給紙完了信号等である。
【0096】H.シート後処理装置制御装置(制御部1
000) 図12はシート後処理装置400の制御部1000の構
成を示すブロック図である。1001はCPUであり、
ROM1005に格納された制御プログラムを読み出し
ながら各部の制御を行う。RAM1003は作業用デー
タや入力データが格納され、CPU1003はこれらの
データをもとに制御を行う。1007はEEPROMで
あり、位置補正値などの調整データを格納する。CPU
1001の入力ポートには入り口センサ403等のセン
サが接続されており、これらのセンサの状態に基づき、
ROM1005に格納されたプログラムに従って出力ポ
ートに接続された搬送モータ441等の負荷を制御す
る。
【0097】CPU1001はシリアルインターフェー
ス部1009を備えており、プリンタ部200と制御デ
ータの授受を行っている。CPU1001はシリアルイ
ンターフェース部1009を介してプリンタ部200か
ら送られてくる制御データをもとに各部の制御を行う。
なお、図中のフィニッシャ温度センサ481とフィニッ
シャ湿度センサ483はフィニッシャ周辺の環境条件を
検出するためのセンサである。
【0098】続いて、シート後処理装置400の制御の
流れを図13〜19を用いて説明する。
【0099】図13は本実施例の全体の処理であるモー
ド処理を示すフローチャートである。
【0100】まずStep1001において本体からの
シート排出が開始されることを示す“ソータスタート”
信号の有無を判別し、オンしていればStep1003
に進む。信号がオフならばプログラムはStep100
1でループする。Step1003ではステイプラ60
3,605や整合部材413a,413bなどの各負荷
をホームポジションに移動するイニシャル動作が行われ
る。
【0101】Step1005およびStep1009
は、本体から排出されるシートの収納に関するモードの
判別を行う部分であり、Step1005でソートモー
ドと判別された場合はStep1007に進行し、St
ep1005でソートモードではないと判断された場合
はStep1009でステイプルソートモードであるか
を判断される。Step1009でステイプルソートモ
ードであると判断された場合はStep1011に、S
tep1009でステイプルソートモードでないと判断
された場合にはサドルステッチモードであると判断して
Step1013に進行する。Step1007、St
ep1011、Step1013で各モード別の処理を
終了したらプログラムはStep1001に戻る。
【0102】図14は前述のソートモードの処理を示す
フローチャートである。まず、シートを本体から受け取
って搬送し中間トレイ410上に排出するために搬送モ
ータ441を本体と等速で回転する(Step110
1)。次いでStep1103で本体からのソータスタ
ート信号の有無を判定する。ソータスタート信号がオン
していれば本体からの排出状態が継続されていると判断
して、Step1105に進行する。Step1103
で本体からのソータスタート信号がないと判断した場合
はジョブ終了と判断して搬送モータ441を停止して
(Step1121)ソート動作を終了する。Step
1105では入り口センサ403のオン/オフを判定
し、入り口センサがオンしていれば本体からシート材が
排出されたものとしてStep1107に進行する。S
tep1105で入り口センサがオンしていなければプ
ログラムはStep1103に戻り、再びソータスター
ト信号の有無判定を行う。Step1107では入り口
センサ403のオフを待ち、入り口センサがオフしたら
搬送モータを排紙速度で回転させ(Step110
8)、パドル409を作動させるタイミングを決定する
タイマをセットする(Step1109)。タイマがカ
ウントアップするのを待ち(Step1111)、搬送
モータを本体と等速に戻してから(Step111
2)、パドル409を1回転動作させる(Step11
13)。その後、整合モータ447aおよび447bを
駆動することで、整合部材413a、413bにより紙
を整合し(Step1115)する。Step1117
では本体から送られてくる、シート束の最終紙であるこ
とを示す最終紙信号の有無を判断し、最終紙でなければ
Step1103に戻る。Step1117で最終紙信
号がオンしていれば、Step1119に進行して後述
する束排出動作を行い、プログラムは再びStep11
03に戻る。
【0103】図15はステイプルソートモードの処理を
示すフローチャートである。まずStep1201で搬
送モータ441を本体と等速で回転する。次いでSte
p1203で本体からのソータスタート信号の有無を判
定する。ソータスタート信号がオンしていれば本体から
の排出状態が継続されていると判断して、Step12
05に進行する。Step1203で本体からのソータ
スタート信号がないと判断した場合はジョブ終了と判断
して搬送モータ441を停止して(Step1225)
ステイプルソート動作を終了する。Step1205で
は入り口センサ403のオン/オフを判定し、入り口セ
ンサ403がオンしていれば本体からシート材が排出さ
れたものとしてStep1207に進行する。Step
1205で入り口センサ403がオンしていなければプ
ログラムはStep1203に戻り、再びソータスター
ト信号の有無判定を行う。Step1207では入り口
センサ403のオフを待ち、搬送モータを排紙速度で回
転させ(Step1208)、入り口センサ403がオ
フしたらパドル409を作動させるタイミングを決定す
るタイマをセットする(Step1209)。タイマが
カウントアップするのを待ち(Step1211)、搬
送モータ441を本体と等速に戻した後(Step12
12)、パドル409を1回転動作させる(Step1
213)。
【0104】その後、整合モータ447aおよび447
bを駆動することで、整合部材413a、413bによ
り紙を整合し(Step1215)する。Step12
17では本体から送られてくる、シート束の最終紙であ
ることを示す最終紙信号の有無を判断し、最終紙でなけ
ればStep1203に戻る。Step1217で最終
紙信号がオンしていれば、Step1219に進行して
後述するステイプル動作を行い、次いで束排出動作(S
tep1223)を行った後プログラムは再びStep
1203に戻る。
【0105】図16はサドルステッチ動作を示すフロー
チャートである。まずStep1301で搬送モータ4
41を本体と等速で回転する。次いでStep1303
で本体からのソータスタート信号の有無を判断する。ソ
ータスタート信号が有れば排紙動作が継続されているも
のとしてStep1305に進行し、ソータスタート信
号がなければ動作終了としてStep1323に進行し
て搬送モータ441を停止させて終了する。Step1
305では入り口センサ403のオン/オフを判定し、
オフで有ればStep1303に戻る。Step130
5で入り口センサ403がオンしていればプログラムは
Step1307に進行し、紙が通過したことを検出す
るために入り口センサ403のオフを待つ。
【0106】入り口センサ403のオフを検出したらS
tep1308に進行して搬送モータを排紙速度で回転
させ、次いで、Step1309に進行して排紙が完了
しパドル動作を開始するタイミングを計測するための排
紙待ちタイマをセットする。
【0107】Step1311でタイマのカウントアッ
プを待って、Step1312で搬送モータを本体と等
速に戻し、Step1313でパドル409を1回転さ
せるパドル動作をし、Step1315で整合部材41
3a、413bにより紙を整合する整合動作を行う。そ
の後、Step1317で最終紙信号のオン/オフを判
定し、オフであれば継続する排紙動作のためにStep
1303に戻る。オンで有ればStep1319に進行
して綴じ折り動作を行い、Step1321でステイプ
ラをホームポジションに戻した後にStep1303に
戻り、次の排紙を待つ。
【0108】図17はソート動作およびステイプルソー
ト動作で使用される束排出動作のフローチャートであ
る。まずStep1401で束排出を行う束を押さえる
ために束ローラ411を下降させる。
【0109】次いでStep1403で束をトレイ42
1側に排出するために排紙モータ443を正転させる。
【0110】その後、束の後端が束排出センサ415を
通過したことを検出するために束排出センサ415のオ
フを待ち(Step1405)、束排出センサ415が
オフしたら束がトレイ421に排出されるまでの時間を
計測する排紙待ちタイマをセットする(Step140
7)。Step1409では排紙待ちタイマのカウント
アップを待ち、カウントアップしたら排紙モータ443
を停止させ(Step1411)、次の束を作成するた
めに束ローラ411を上昇させて(Step1413)
束排出動作を終了する。
【0111】図18はステイプル動作を示すフローチャ
ートである。まず、Step1501でステイプル動作
が1カ所綴じであるか2カ所綴じであるかの判断を行
う。Step1501で2カ所綴じと判断された場合、
プログラムはStep1503に進行して束ローラ41
1を下降させ、ステイプルする束を押さえる。次いで、
Step1505でステイプラ603および605をス
テイプルスライドモータ619により2カ所綴じの奥側
位置まで移動する。その後Step1507に進行し、
ステイプル/折りモータ455をステイプル側に駆動し
て針で束を綴じるクリンチ動作を行う。
【0112】クリンチ動作が終了したら、再びステイプ
ルスライドモータ619を駆動し、ステイプラ603お
よび605を2カ所綴じの手前側まで移動させる(St
ep1509)。Step1511ではStep150
7と同様にステイプル/折りモータ455によりクリン
チを行いプログラムを終了する。
【0113】Step1501で1カ所綴じと判断され
ればStep1515に進行してステイプル/折りモー
タ455をステイプル側に駆動してクリンチを行い、プ
ログラムを終了する。
【0114】図19は綴じ折り動作のフローチャートで
ある。まずStep1601で搬送モータ441を停止
させる。次に排紙モータ443を逆転させて、紙の中間
点を綴じ位置まで移動するように束を折りローラ431
側に引き込む(Step1603)。Step1605
で束の先端がサドル位置センサを通過したことを検知す
るサドル綴じ位置センサ425のオンを待ち、サドル綴
じ位置までの停止タイマをセットする(Step160
7)。次いでStep1609でタイマアップを待って
Step1611で排紙モータ443を停止させる。こ
こで、2カ所綴じのステイプル動作を行い(Step1
613)、ステイプルが終了したらサドルローラ423
を下降させる(Step1615)。
【0115】次に束ローラ411を上昇させて(Ste
p1617)、サドルローラ423を駆動するために搬
送モータ441をオンする(Step1619)。この
後、サドル折り位置センサ429に束の先端が到達した
ことを検出するためにStep1621でサドル折り位
置センサ429のオンを待ち、サドル折り位置センサ4
29がオンしたら、サドル折り位置タイマをセットする
(Step1623)。
【0116】Step1625でこのサドル折り位置停
止タイマのカウントアップを待って、Step1627
で搬送モータ443を停止させる。次いで、Step1
629でステイプル/折りモータ455を折り方向に回
転させ、Step1631で突き板427が束に到達す
るまでのタイマをセットする。Step1633でタイ
マがカウントアップしたら搬送モータ443をオンし
(Step1635)、Step1637で折りローラ
431が1回転終了するのを待って、Step1639
でステイプル/折りモータ455を停止させて処理を終
了する。
【0117】図20は搬送モータを排紙速度で回転させ
るサブルーチンのフローチャートである。まず、Ste
p1701でフィニッシャ温度センサ481によりフィ
ニッシャ400周辺の環境温度が10度以下になってい
るかどうかを判断する。10度以下ならば低温環境であ
ると判断し、Step1707に進行し、10度より高
ければStep1703に進行する。Step1703
ではフィニッシャ温度センサ481により環境温度が2
5度以上であるか否かを検出する。25度未満であれば
通常環境としてStep1711に進行し、25度以上
であればStep1705に進行して、フィニッシャ湿
度センサ483によりフィニッシャ周辺の湿度が70%
以上であるか否かを検出する。70%以上であれば高温
高湿環境としてStep1709に進行し、70%未満
であれば通常環境のStep1711に進行する。
【0118】Step1711は通常環境の排紙速度で
ある400mm/secで搬送モータ441を回転させ
る。低温環境では静電気による貼りつき現象などが発生
しやすいのでStep1707では通常環境よりも速い
排紙速度である500mm/secで搬送モータ441
を回転させる。高温高湿の場合はシートの剛性が低下
し、シート後端を高速で搬送するとシート自体が座屈し
てしまうので通常環境の時よりも遅い300mm/se
cで搬送モータを回転させて排紙動作を行う。
【0119】以上のように環境条件により排紙速度を変
更することで、常に安定した状態でシート束を積載する
ことを可能とする。
【0120】図21は整合動作のサブルーチンのフロー
チャートである。まず、Step1801でフィニッシ
ャ温度センサ481によりフィニッシャ400周辺の環
境温度が10度以下になっているかどうかを判断する。
10度以下ならば低温環境であると判断し、Step1
807に進行し、10度より高ければStep1803
に進行する。Step1803ではフィニッシャ温度セ
ンサ481により環境温度が25度以上であるか否かを
検出する。25度未満であれば通常環境としてStep
1811に進行し、25度以上であればStep180
5に進行して、フィニッシャ湿度センサ483によりフ
ィニッシャ400周辺の湿度が70%以上であるか否か
を検出する。70%以上であれば高温高湿環境としてS
tep1809に進行し、70%未満であれば通常環境
のStep1811に進行する。
【0121】Step1811は通常環境の整合速度で
ある200mm/secで整合モータを回転させるよう
に設定する。低温環境の場合のStep1807では、
静電気による貼りつき現象で紙を整合させることができ
なくなる事を避けるために、排紙後にシート材の下に空
気層が存在する内に速い速度で整合するべく、通常環境
よりも速い整合速度である250mm/secで整合モ
ータを回転させるように設定する。高温高湿の場合はシ
ートの剛性が低下し、シート自体が座屈する可能性があ
るので通常環境の時よりも遅い150mm/secで整
合モータを回転させるように設定する。
【0122】Step1807,Step1809,S
tep1811が終了したらプログラムはStep18
13に進行し、整合部材413a、413bを設定され
た速度で紙を押さえ込む位置まで移動し、押圧時間を計
測するタイマを設定する(Step1815)。その
後、タイマのアップを待って(Step1817)、整
合部材413a、413bをシート材受け取り位置であ
る退避位置まで戻して(Step1819)プログラム
を終了する。
【0123】以上のように環境条件により整合速度を変
更することで、常に安定した状態でシート束を積載する
ことを可能とする。
【0124】(実施例の変形)図20および21の説明
では温度を検出するためにフィニッシャ温度センサ48
1を使用したが、画像形成装置側の温度センサ175を
使用し、CPU133(コア部、図10参照)から通信
を介してフィニッシャ400のCPU1001に温度デ
ータを送信し、環境温度として使用してもかまわない。
同様に、フィニッシャ湿度センサ483の代わりに画像
形成装置の湿度センサ176(コア部,図10参照)を
使用し、通信によりフィニッシャ400のCPU100
1に湿度データを送信して湿度情報として使用してもか
まわない。
【0125】また、温度や湿度の条件が変化することに
より画像形成されたシートのコシやカール条件を確実に
吸収し、様々な環境下で安定したシートの積載を確実に
実行すべく、前述したような方法で検出した環境条件に
応じて、シートの搬送速度(実施例では、排紙速度)を
変更する共に、整合動作の速度(整合部材の移動速度)
を変更するよう制御しても良いし、選択的に何れか一方
の速度を変更するよう制御しても良い。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成システム内に温度もしくは湿度を検出する手段
を設け、その検出結果に基づきシート材の搬送もしくは
整合手段の制御を変更することで、様々な環境下で安定
したシートの後処理を行える画像形成システムを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の全体の構成を示す断面図
【図2】 自動原稿給送装置の構成を示す断面図
【図3】 シート後処理装置の構成を示す断面図
【図4】 シート後処理装置の整合部分を示す図
【図5】 シート後処理装置のステイプラの構成を斜視
【図6】 シート束排出の説明図
【図7】 操作部・表示パネルの配置構成を示す図
【図8】 システム全体の構成を示すブロック図
【図9】 リーダ部の制御部の回路構成を示すブロック
【図10】 コア部の詳細構成を示すブロック図
【図11】 原稿自動給送装置の制御部の回路構成を示
すブロック図
【図12】 シート後処理装置の制御部の構成を示すブ
ロック図
【図13】 モード処理のフローチャート
【図14】 ソートモードの処理を示すフローチャート
【図15】 ステイプルソートモードの処理を示すフロ
ーチャート
【図16】 サドルステッチの処理を示すフローチャー
【図17】 束排出動作を示すフローチャート
【図18】 ステイプル動作を示すフローチャート
【図19】 綴じ折り動作を示すフローチャート
【図20】 搬送モータを排紙速度で回転させるサブル
ーチンを示すフローチャート
【図21】 整合動作のサブルーチンを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】 441 搬送モータ 443 排紙モータ 481 フィニッシャ(シート後処理装置)温度センサ 483 フィニッシャ湿度センサ 1001 フィニッシャのCPU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に画像を形成する画像形成装置
    と、この画像形成装置により画像を形成されたシート材
    の後処理をするシート後処理装置とを備えた画像形成シ
    ステムにおいて、温度または湿度を検出する環境検出手
    段と、この環境検出手段の検出結果により、前記シート
    後処理装置の制御を変更する制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成システムにおい
    て、前記シート後処理装置は、シート材を搬送する搬送
    手段とシート材を整合する整合手段を有し、前記制御手
    段は、前記環境検出手段の検出結果により前記シート後
    処理装置の搬送手段および整合手段の少なくとも一方の
    制御を変更することを特徴とする画像形成システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像形成システ
    ムにおいて、前記画像形成装置は、前記環境検出手段を
    有し、前記制御手段は、前記環境検出手段の検出結果を
    通信手段により前記シート後処理装置に送信し、シート
    後処理装置の制御を変更することを特徴とする画像形成
    システム。
  4. 【請求項4】 シート材に画像を形成する画像形成シス
    テムにおいて、シート材を搬送する搬送手段と、この搬
    送手段により搬送されたシート材を積載する積載手段
    と、前記シート材を整合する整合手段と、温度または湿
    度を検出する環境検出手段と、この環境検出手段の検出
    結果により、前記搬送手段および前記整合手段の少なく
    とも一方の制御を変更する制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成システム。
  5. 【請求項5】 シート材に画像を形成する画像形成装置
    と、この画像形成装置により画像を形成されたシート材
    を丁合、仕分けし積載するシート後処理装置と、このシ
    ート後処理装置の動作を制御する制御手段と、温度また
    は湿度を検出する環境検出手段とを備えた画像形成シス
    テムにおいて、前記シート後処理装置は、シート材を搬
    送する搬送手段と、この搬送手段により搬送されたシー
    ト材を積載する積載手段と、この積載手段によって積載
    されたシート材を整合する整合手段を有し、前記制御手
    段は、前記環境検出手段の検出結果により、シート材を
    前記積載手段に搬送する時の搬送速度、または前記整合
    手段の移動速度、または前記整合手段の動作タイミング
    の少なくとも一つを変更することを特徴とする画像形成
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項2または4記載の画像形成システ
    ムにおいて、前記制御手段による制御の変更は、前記搬
    送手段の搬送速度、前記整合手段の移動速度を、低温環
    境のときは通常環境のときの速度より上げ、高温多湿環
    境のときは通常環境のときの速度より下げることである
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 【請求項7】 シート上に画像を形成する画像形成装置
    と、この画像形成装置から排出されるシートを積載する
    積載手段とこの積載手段に積載されたシートを整合する
    整合手段とを備えたシート後処理装置とを備えた画像形
    成システムにおける制御方法であって、 前記画像形成システムにおける環境条件を検出する検出
    ステップと、この検出ステップにおける検出結果に応じ
    て、前記整合手段による整合速度を変更させる制御ステ
    ップとを備えたことを特徴とする画像形成システムにお
    ける制御方法。
  8. 【請求項8】 シート上に画像を形成する画像形成装置
    と、この画像形成装置から排出されるシートを積載する
    積載手段とこの積載手段に積載されたシートを整合する
    整合手段とを有すシート後処理装置とを備えた画像形成
    システムにおける制御方法であって、 前記画像形成システムにおける環境条件を検出する検出
    ステップと、この検出ステップにおける検出結果に応じ
    て、前記積載手段へのシートの搬送速度を制御すると共
    に、前記整合手段による整合速度を制御する制御ステッ
    プと、を備えたことを特徴とする画像形成システムにお
    ける制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の画像形成システ
    ムにおける制御方法を実現するためのプログラムを格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
JP2000128034A 2000-04-27 2000-04-27 画像形成システム、画像形成システムにおける制御方法および記憶媒体 Withdrawn JP2001310865A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251490A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよび後処理装置の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251490A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよび後処理装置の制御方法

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