JPH11341255A - 画像形成装置および画像形成装置の画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の画像形成方法

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JPH11341255A
JPH11341255A JP10147050A JP14705098A JPH11341255A JP H11341255 A JPH11341255 A JP H11341255A JP 10147050 A JP10147050 A JP 10147050A JP 14705098 A JP14705098 A JP 14705098A JP H11341255 A JPH11341255 A JP H11341255A
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image
predetermined
image forming
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processing
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JP10147050A
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Seiji Shibaki
誠司 柴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給送されるパンチ穴の位置に左右されずに、
記録用紙に穿孔されるパンチ穴に対して所定の向きで画
像を記録用紙上に自動形成すること。 【解決手段】 コア部10は、転写紙積載部から給送さ
れている記録用紙にあらかじめ穿孔されているパンチ穴
の位置を検出し、該検出されるパンチ穴の位置に基づい
てイメージメモリ部9に記憶される画像データに対して
所定の画像処理を施してプリンタ部に出力する構成を特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される画像デ
ータを記憶する記憶手段を有する画像形成装置および画
像形成装置の画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置、例えばディジタル
複写機のようにリーダ部とプリンタ部とを有し、リーダ
部で読み取られた画像データに基づいてプリンタ部で画
像を形成する際、特にパンチ穴の開いた用紙を記録用紙
として使用する場合には、使用者が予め用紙のパンチ穴
の方向を揃えて記録紙カセットに用紙を積載した後に、
使用者が記録用紙に対して記録される読み取られた画像
がどの角度で記録されるかを試しに画像形成すること等
により予め確認してから所望の角度で記録されるよう
に、パンチ穴を有する記録用紙の角度を調整してパンチ
穴と記録画像との対応位置が満足するようにパンチ穴を
有する用紙を記録紙カセットに積載し直す等の作業を行
っていた。
【0003】さらに、パンチ穴の開いた用紙を記録用紙
として使用する場合には、使用者があらかじめ記録用紙
のパンチ穴の位置を確認して記録紙上のパンチ穴が空け
られた部分に画像形成が行われないように移動量を操作
部から数値入力により設定し、前記移動量に応じて記録
紙上の画像が欠けないようにあらかじめ縮小倍率を操作
部から数値入力により設定するといったことが行われて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の画像形成装置では、使用者が予め各用紙のパンチ穴の
方向(位置)を揃えるとともに、記録用紙に対して記録
される画像がどの角度で記録されるかを予め確認してか
ら所望の角度(向き)で記録されるように記録用紙を記
録紙カセットに積載しなければならないので、使用者の
作業負担が多いという問題点があり、さらに使用者が各
記録用紙のパンチ穴の方向を揃えずに用紙を記録紙カセ
ットに積載してしまったり、記録用紙を積載する方向を
間違えてしまうことにより、所望の出力が得られないと
いう問題点があった。
【0005】さらに、上記従来の画像形成装置では、使
用者があらかじめ記録用紙のパンチ穴の位置を確認して
記録用紙上のパンチ穴があけられた部分に画像形成が行
われないように移動量を設定したり、前記移動量に応じ
て記録紙上の画像が欠けないように予め縮小倍率を設定
しなければならないので、使用者の作業負担が多いとい
う問題点があり、さらに使用者は移動量及び縮小倍率を
正確に算出せずに設定することが多いので、所望の出力
が得られないという問題点があった。
【0006】また、読み取られた画像が記録される方向
と、パンチ穴を有する記録紙のパンチ穴の方向とが整合
するように給紙する記録用紙のパンチ穴の向きを調整す
る必要があり、その給紙方向に対するパンチ穴の位置を
誤って記録用紙を記録用紙カセットに載置すると、意図
する端側にパンチ穴が配置されなくなり、ページめくり
方向が逆転してしまう等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、記録用紙カセットか
ら給送されている記録用紙にあらかじめ穿孔されている
パンチ穴の位置を検出し、該検出されるパンチ穴の位置
に基づいてメモリに記憶される画像データに対して所定
の画像処理を施してプリンタ部に出力することにより、
パンチ穴が穿孔されている記録用紙に対して画像を形成
する際に、記録用紙がどのような向きで給送されてきて
も、給送される記録媒体のパンチ穴の位置に左右されず
に、所定の向きで画像を記録用紙上に自動形成すること
ができる画像形成装置および画像形成装置の画像形成方
法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される画像データを記憶する記憶手段(図5に
示すイメージメモリ部9)を有する画像形成装置におい
て、記録媒体積載部から給送されている記録媒体(図1
1に示す記録用紙S等)にあらかじめ穿孔されているパ
ンチ穴の位置を検出する検出手段(図示しないパンチ穴
センサの検出結果に基づいてパンチ穴の位置を検出する
図7に示すCPU133)と、前記検出手段により検出
されるパンチ穴の位置に基づいて、前記記憶手段に記憶
される画像データに対して所定の画像処理を施して画像
形成部に出力する制御手段(図5に示すコア部10)と
を有するものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の回転処理とするものである。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の移動処理とするものである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の縮小処理とするものである。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の回転処理と所定の移動処理とを含むも
のである。
【0013】本発明に係る第6の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の回転処理と所定の縮小処理とを含むも
のである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の移動処理と所定の縮小処理とを含むも
のである。
【0015】本発明に係る第8の発明は、前記所定の画
像処理は、所定の回転処理と所定の移動処理と所定の縮
小処理とを含むものである。
【0016】本発明に係る第9の発明は、前記所定の画
像処理は、90度,180度,270度の角度の回転処
理を含むものである。
【0017】本発明に係る第10の発明は、前記検出手
段は、前記記録媒体を搬送する搬送路上の前記記録媒体
を検知可能な位置に配置したフォトセンサ(図示しない
パンチ穴センサ)であるものである。
【0018】本発明に係る第11の発明は、入力される
画像データを記憶する記憶部(図5に示すイメージメモ
リ部9)を有する画像形成装置の画像形成方法におい
て、記録媒体積載部から搬送される記録媒体にあらかじ
め穿孔されるパンチ穴の位置を検出する検出工程(図1
2,図13,図14のフローチャートのステップ
(8))と、前記検出工程により検出されるパンチ穴の
位置に基づいて、前記記憶手段に記憶される画像データ
に所定の画像処理を施す画像処理工程(図12,図13
に示すステップ(9),図14に示すフローチャートの
ステップ(10),(11))と、前記画像処理工程に
より処理された画像データを画像形成部に出力する出力
工程とを有するものである。
【0019】本発明に係る第12の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の回転処理とするものである。
【0020】本発明に係る第13の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の移動処理とするものである。
【0021】本発明に係る第14の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の縮小処理とするものである。
【0022】本発明に係る第15の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の回転処理と所定の移動処理とを含む
ものである。
【0023】本発明に係る第16の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の回転処理と所定の縮小処理とを含む
ものである。
【0024】本発明に係る第17の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の移動処理と所定の縮小処理とを含む
ものである。
【0025】本発明に係る第18の発明は、前記所定の
画像処理は、所定の回転処理と所定の移動処理と所定の
縮小処理とを含むものである。
【0026】本発明に係る第19の発明は、前記所定の
処理は、90度,180度,270度の角度の回転処理
を含むものである。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断
面図である。なお、本実施形態においては、画像形成装
置の一例として複写機を挙げて説明する。
【0028】図において、3000は複写機(複写機本
体)である。100は画像入力装置(以下リーダ部と称
する)で、原稿を画像データに変換する。200は画像
出力装置(以下プリンタ部と称する)で、複数種類の記
録紙カセット(後述する転写紙積載部204,205)
を有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可
視像として出力する。複写機本体3000はこれらリー
ダ部100,プリンタ部200等から構成される。30
0は循環式自動原稿送り装置(以下RDF)、400は
シート後処理装置(以下フィニッシャ)である。
【0029】250は外部装置で、リーダ部100と電
気的に接続される。この外部装置250は各種の機能を
有し、後述する図5に示すファクシミリ部(ファクス
部)4,ファイル部5,ファイル部5と接続されている
外部記憶装置11,コンピュータ(PC/WS)21と
接続するためのコンピュータインタフェース部7,コン
ピュータ21からの情報を可視像とするためのフォーマ
ッタ部8,リーダ部100からの情報を蓄積したりコン
ピュータ21から送られてきた情報を一時的に蓄積する
ためのイメージメモリ部9及び上記各機能を制御するコ
ア部10等を備えている。
【0030】104はスキャナユニット(スキャナ部)
で、RDF300上に積載された原稿が1枚ずつ順次プ
ラテンガラス面(原稿台ガラス)102上の所定位置に
搬送されると、スキャナユニット104のランプ103
を点灯させるとともに移動して原稿を照射する。109
はCCD(イメージセンサ)で、原稿からの反射光がミ
ラー105,106,107,レンズ108を介して入
力される。そしてCCD109に照射された原稿の反射
光は、ここで光電変換等の電気処理が行われ通常のデジ
タル処理が施される。このようにして得られた画像信号
はプリンタ部200に入力される。110は画像処理部
で、CCD109により入力された画像データの画像処
理を行う。
【0031】201は露光制御部で、プリンタ部200
に入力された画像信号を変調された光信号に変換する。
202は感光体で、露光制御部201で変換された光信
号が照射され、照射光によって感光体202上に作られ
た潜像は現像器203によって現像される。204,2
05は転写紙積載部で、各種サイズの転写紙(記録用
紙)を格納する。なお、この転写紙積載部204,20
5には、積載される記録用紙のサイズを検出する図示し
ない用紙サイズ検出センサを備えている。この用紙サイ
ズ検出センサの検出結果は、後述するプリンタ部コント
ローラ2,外部装置コントローラ3等に出力される。
【0032】206は転写部で、感光体202上の現像
された像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部2
04、もしくは205より搬送される転写紙上に上記感
光体202上に現像された像を転写する。207は定着
部で、転写された像を転写紙に定着させる。208は排
紙部で、定着部207で像が定着された転写紙を複写機
3000外に排出する。
【0033】ソータ(フィニッシャ)400は、排紙部
208から出力された転写紙をあらかじめ指定された動
作モードに応じて、仕分け,綴じ処理等を行う。
【0034】209は搬送方向切り替え部材で、搬送さ
れてくる転写紙の搬送路を切り替える。211は搬送ロ
ーラで、搬送されてくる転写紙を再給紙用被転写紙積載
部210に搬送する。
【0035】次に、順次読み込む画像を1枚の出力用紙
(転写紙)の両面に画像形成する場合の動作について説
明する。
【0036】定着部207で定着された出力用紙を一旦
排紙部208まで搬送した後、用紙の搬送向きを反転し
て、搬送方向切り替え部材209を介して再給紙用被転
写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備される
と、上記プロセスと同様にして原稿画像が読みとられ感
光体202上に潜像が形成されるが転写紙は再給紙用被
転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一出
力紙の表面および裏面に各々別の原稿画像を出力するこ
とができる。
【0037】以下、図2を参照して図1に示したRDF
300について説明する。
【0038】図2は、図1に示したRDF300を説明
する断面図である。
【0039】図において、310は積載トレイで、原稿
束をセット(載置)する第一の原稿トレイであり、RD
F300に装備されている。また、積載トレイ310に
は、原稿給送手段の一方の部分を構成する給送手段が装
備されている。
【0040】この給送手段は、以下で説明する半月ロー
ラ331,分離搬送ローラ332,分離モータSPRM
TR(不図示),レジストローラ335,全面ベルト3
36,ベルトモータBELTMTR(不図示),搬送大
ローラ337,搬送モータFEEDMTR(不図示),
排紙ローラ340,フラッパ341,リサイクルレバー
342,給紙センサENTS,反転センサTRNS,排
紙紙センサEFTS(これらセンサはいずれも不図示)
等から構成されている。
【0041】331は半月ローラ,332は分離搬送ロ
ーラで、図示しない分離モータSRPMTRにより回転
して、積載トレイ310上に積載される原稿束の最下部
から原稿を1枚ずつ分離して、シートパスaに搬送す
る。
【0042】335はレジストローラ,336は全面ベ
ルトで、図示しないベルトモータBELTMTRにより
回転して、分離搬送ローラ332等により分離された原
稿をシートパスa,bを介して原稿台ガラス102上の
露光位置(シートパスc)まで搬送する。
【0043】337は搬送大ローラで、図示しない搬送
モータFEEDMTRにより回転して原稿台ガラス10
2上の原稿をシートパスcからシートパスeに搬送す
る。
【0044】340は排紙ローラで、このシートパスe
に搬送された原稿を積載トレイ310の原稿束上に戻
す。また、342はリサイクルレバーで、原稿の一循環
を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクルレバー
342を原稿束の上部に載せ、原稿が順次給送され、最
終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜ける時に自
重で落下したことで原稿の一循環を検知する。
【0045】上記給送手段では、両面原稿時に、原稿を
一旦シートパスa,bからcに導き、次いで搬送大ロー
ラ337を回転し、フラッパ341を切り換えることで
原稿の先端をシートパスdに導く。次に、レジストロー
ラ335によりシートパスbを通し、この後全面ベルト
336で原稿を原稿台ガラス102上に搬送して停止す
ることで原稿を反転させている。
【0046】すなわち、原稿をシートパスc〜d〜bの
経路で反転させている。なお、原稿束の原稿を1枚ずつ
シートパスa〜b〜c〜d〜eを通して、リサイクルレ
バー342により一循環したことが検知されるまで搬送
することによって、原稿の枚数をカウントすることが出
来る。
【0047】以下、図3を参照して、図1に示したフィ
ニッシャ400について説明する。
【0048】図3は、図1に示したフィニッシャ400
の構成を説明する断面図である。
【0049】図において、470はフックで、複写機本
体3000に設けられた係合部材469と係合し、フィ
ニッシャ400に揺動自在に備えられる。該フック47
0が係合部材469に係合することにより、フィニッシ
ャ400は位置決めされるようになっている。
【0050】471は搬入口で、フィニッシャ400の
側面に開設され、排紙ローラ対(排紙部)208により
排出されるシート(転写紙)Sを搬入する。472はデ
フレクタで、該搬入口471の下流側に配設されてい
る。また、473は第1搬送路で、該デフレクタ472
の下流側に設けられている。475は搬送ローラ対で、
該第1搬送路473に配設されている。更に、476は
排紙ローラ対で、該第1搬送路473の下流側に配設さ
れている。477は処理トレイで、該排紙ローラ対47
6の下流に配設されている。
【0051】なお、該排紙ローラ対476の下ローラ4
76aにはベルト479の一部が巻き掛けられており、
該ベルト479の下端部は該処理トレイ477に当接し
ている。また、該処理トレイ477には、シートSの幅
方向を整合する移動自在な幅寄版480と位置決め板
(不図示)とが配設されている。
【0052】481はラックで、該幅寄版480の下部
に設けられており、該ラック481は、処理トレイ47
7の下方に配設されたステッピングモータ482により
駆動されるピニオンギア483と噛み合わされている。
更に、485はステイプラで、該処理トレイ477に近
接して配設されており、該処理トレイ477に積載され
たシートSを綴じるようになっている。
【0053】486は排紙ローラで、該処理トレイ47
7の先端に配設されており、該排紙ローラ486には、
軸487により揺動自在に支持された揺動アーム(ガイ
ド)488の一角部に配設された揺動ローラ489が当
接するようになっている。また、該ガイド488にはガ
イドレバー490が立設されており、該ガイドレバー4
90には、一端を機体フレーム491に固定されたバネ
492が連結されており、これによりガイド488は反
時計方向に付勢されている。
【0054】493は円板で、該ガイドレバー490に
近接して配設されており、図示しない揺動モータM2に
より回転する。また、該円板493には該ガイドレバー
490と係合するピン495が立設されている。そし
て、該円板493に近接して、正面視L字形の板バネ4
96が揺動自在に支持されており、また該板バネ496
に近接してマイクロスイッチ497が配設されている。
【0055】499はレール板で、水平方向に延びるよ
うに前記機体フレーム491に設けられており、該レー
ル板499により、スノコガイド410に設けられた回
転自在なローラ411が支持されている。412はトレ
イ移動台で、該スノコガイド410に昇降自在に支持さ
れており、該トレイ移動台412には基端側がくぼみか
つシートSを積載するスタックトレイ413が配設され
ている。
【0056】415はシートレベルセンサで、前記揺動
ガイド488に配設されて該スタックトレイ413に積
載するシートSのレベルを検知する。該シートレベルセ
ンサ415は、スタックトレイ413に積載したシート
Sに当接するセンサレバー416及びフォトセンサ41
7により構成されている。
【0057】一方、419は第2搬送路で、前記デフレ
クタ472により分岐されるもう一方のシート搬送路で
ある。420はデフレクタで、該第2搬送路419の終
端に配設されている。421は第3搬送路で、該デフレ
クタ420の下流に設けられる屈曲する搬送路であり、
該第3搬送路421は前記第1搬送路473に連通して
いる。422は大ローラで、第3搬送路421の内側案
内面を構成している。更に、423は折り搬送路で、デ
フレクタ420により分岐される搬送路である。427
aは折り部で、該搬送路423の下流に配設されて、搬
送されてくるシートSの折りを行う。なお、S5,S6
はシート検知センサで、シートSを検知する。
【0058】以下、図4を参照して、図1に示した複写
機3000の操作部及び表示部について説明する。
【0059】図4は、図1に示したリーダ部100に設
けられる操作部の配列構成を説明する図である。
【0060】図において、500は操作部で、後述する
各キー502〜506,508〜514等の各種キーと
複写機本体3000およびフィニッシャ400,外部装
置250等の動作状態等を表示できるLCDディスプレ
イ501とを有する。503は複写開始キー(コピース
タートキー)で、複写を開始するときに押下する。50
4はクリア/ストップキーで、待機(スタンバイ)中に
押すとクリアキー、複写記録中はストップキーの機能を
有する。このクリアキーは、設定した複写枚数を解除す
るときに押す。
【0061】502はテンキーで、複写枚数を設定する
等、数値を入力するときに押下する。505は複写濃度
キーで、複写濃度を手動で調節するときに押下する。5
06はAEキーで、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自
動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解
除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるとき
に押下する。
【0062】508はカセット選択キーで、転写紙積載
部204,205および図示しない上段カセット、中段
カセット、下段ペーパーデッキを選択するときに押下す
る。また、図2に示したRDF300に原稿が積載され
ている場合に、カセット選択キー508によりAPS
(自動用紙選択)が選択できる。なお、APSが選択さ
れたときには、原稿と同じ大きさの複写紙が格納される
カセットが自動選択される。
【0063】509は等倍キーで、等倍(原寸)の複写
を取るときに押下する。511はズームキーで、例えば
64〜142%の間で任意の複写倍率を指定するときに
押下する。510および512は定型変倍キーで、定型
サイズの縮小および拡大を指定するときに押下する。ま
た、515はソータキーで、ソータの動作モードを選択
するキーで、排紙方法(ステイプル,ソート,グルー
プ),記録後の用紙をステイプルで綴じることのできる
ステイプラが接続されている場合はステイプルモード/
ソートモード,記録済用紙の折り(断面Z形/断面V
形)の選択および解除ができる。
【0064】513は拡張機能キー、514は画像処理
キーで、このキーを押下することにより様々な処理を設
定できる。例えば、両面モード,綴じ代設定,写真モー
ド,多重処理,ページ連写,2in1モード等である。
501はLCDディスプレイで、さまざまなメッセージ
および複写に関する情報等を表示するものである。
【0065】以下、図5を参照して、図1に示した複写
機3000の制御構成を説明する。
【0066】図5は、図1に示した複写機3000の制
御構成を説明するブロック図である。
【0067】図において、1はリーダ部コントローラ
で、図1に示したリーダ部100を制御する。2はプリ
ンタ部コントローラで、図1に示したプリンタ部200
を制御する。3は外部装置コントローラで、図1に示し
た外部装置250等を制御する。900はDH(原稿搬
送装置)コントローラで、図1に示したRDF300を
制御する。1000はフィニッシャコントローラで、図
1に示したフィニッシャ400を制御する。
【0068】なお、上記各リーダ部コントローラ1,プ
リンタ部コントローラ2,外部装置コントローラ3,D
Hコントローラ900,フィニッシャコントローラ10
00は、互いにバスあるいはシリアル通信等によりデー
タのやりとりを行い、同期をとっている。
【0069】ここで、複写機3000よりDHコントロ
ーラ900に送信するデータは、RDF300に積載さ
れている原稿の給紙を促す給紙信号,プラテンガラス1
02上の原稿の排紙を促す排紙信号及び原稿の給排紙の
形態を決める給排紙モードである。又複写機3000よ
りフィニッシャコントローラ1000に送信するデータ
は、画像形成モード,フィニッシャに収納するモード,
収納されるシートサイズ,タイミング信号等である。
【0070】リーダ部コントローラ1,プリンタ部コン
トローラ2は、動作を行っている場合に、その動作が外
部装置コントローラ3のどの機能を使ったものなのかを
示すデータをDHコントローラ900,フィニッシャコ
ントローラ1000に通信して伝える。又、外部装置コ
ントローラ3はリーダ部コントローラ1とケーブルで接
続され、外部装置コントローラ3内のコア部10で信号
の制御や、各機能の制御を行う。
【0071】外部装置コントローラ3は、ファクシミリ
送受信を行うファクシミリ部4,各種原稿情報を電気信
号に変換し外部記憶装置11(光磁気ディスク,ハード
ディスク,RAM等から構成される)に保存するファイ
ル部5,コンピュータ21からのコード情報をイメージ
情報に展開するフォーマッタ部8,コンピュータ21と
のインタフェースを行うコンピュータインタフェース部
7,リーダ部コントローラ1からの情報を蓄積したりコ
ンピュータ21から送られてきた情報を一時的に蓄積す
るためのイメージメモリ部9および上記各機能を制御す
るコア部10からなる。
【0072】なお、6はマンマシンインタフェース部
で、ハードディスク12,キーボード13,ディスプレ
イ14等が接続され、ファイル部5に接続されている。
20は外部機器である。
【0073】以下、図6を参照して、図5に示したリー
ダ部コントローラ1の回路構成を詳細に説明する。
【0074】図6は、図5に示したリーダ部コントロー
ラ1の信号処理構成を説明する回路ブロック図である。
以下、構成および動作について説明する。
【0075】原稿からの反射光はCCD109により光
電変換され、レッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)の各色の電気信号に変換される。CCD109か
らのカラー情報は、次の増幅器110R,110G,1
10BでA/D変換器111の入力信号レベルに合わせ
て増幅される。
【0076】A/D変換器111からの出力信号は、シ
ェーディング回路112に入力され、ここで図1に示す
ランプ103の配光ムラや、CCD109の感度ムラが
補正される。シェーディング回路112からの信号は、
Y(輝度)信号生成/色検出回路113及び外部I/F
切り替え回路119に入力される。
【0077】Y信号生成/色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号に対して式「Y=0.3
R+0.6G+0.1B」で演算を行いY信号を得る。
さらに、Y信号生成/色検出回路113は、R,G,B
の信号から7つの色に分離し各色に対する信号を出力す
る色検出回路を有する。
【0078】Y信号生成/色検出回路113からの出力
信号は、変倍/リピート回路114に入力される。スキ
ャナユニット104の走査スピードにより副走査方向の
変倍を、変倍/リピート回路114により主走査方向の
変倍を行なう。又変倍/リピート回路114により複数
の同一画像を出力する事が可能である。輪郭/エッジ強
調回路115は、変倍/リピート回路114からの信号
の高周波成分を強調することによりエッジ強調および輪
郭情報を得る。
【0079】輪郭/エッジ強調回路115からの信号
は、マーカエリア判定/輪郭生成回路116とパターン
化/太らせ/マスキング/トリミング回路117に入力
される。マーカエリア判定/輪郭生成回路116は、原
稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分を読み
とりマーカの輪郭情報を生成し、次のパターン化/太ら
せ/マスキング/トリミング回路117でこの輪郭情報
から太らせやマスキングやトリミングを行う。また、Y
信号生成/色検出回路113からの色検出信号によりパ
ターン化を行う。
【0080】パターン化/太らせ/マスキング/トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力された各種処理された信号をレーザを駆動
するための信号に変換する。レーザドライバ回路118
の出力信号は、プリンタ部コントローラ2に入力され、
プリンタ部200において可視像として画像形成が行な
われる。
【0081】次に、図5に示した外部装置コントローラ
3とのI/Fを行う図6に示す外部I/F切り替え回路
119について説明する。
【0082】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部コントローラ1から画像情報を外部装置コントローラ
3に出力する場合、パターン化/太らせ/マスキング/
トリミング回路117からの画像情報をコネクタ120
に出力する。また、外部装置コントローラ3からの画像
情報をリーダ部コントローラ1に入力する場合、外部I
/F切り替え回路119は、コネクタ120からの画像
情報をY信号生成/色検出回路113に入力する。
【0083】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行われ、かつCPU122によって設定された値
によりエリア信号生成回路121は、上記画像処理に必
要な各種のタイミング信号を生成する。さらに、CPU
122に内蔵されている通信機能を用いて外部装置コン
トローラ3との通信を行う。SUBCPU123は、図
5に示した操作部500の制御を行なうとともにSUB
CPU123に内蔵されている通信機能を用いて外部装
置コントローラ3との通信を行なう。
【0084】以下、図7を参照して、図5に示したコア
部10の詳細構成を説明する。
【0085】図7は、図5に示したコア部10の制御構
成を説明するブロック図である。以下、構成および動作
について説明する。
【0086】図において、133はCPUで、ROM1
33aに格納される制御プログラムに基づいてコア部1
0全体を制御するとともに、以下で説明する動作の制御
等を行う。133bはRAMで、CPU133のワーク
エリア等として機能する。160はタイマで、CPU1
33により制御される。
【0087】コネクタ131はリーダ部コントローラ1
のコネクタ120とケーブルで接続され、4種類の信号
(信号ライン)181,182,185,187が内蔵
される。信号187は、8bit多値のビデオ信号であ
る。信号185は、ビデオ信号を制御する制御信号であ
る。信号181は、リーダ部コントローラ1内のCPU
122と通信を行う。信号182は、リーダ部コントロ
ーラ1内のSUBCPU123と通信を行う。
【0088】信号181と信号182は、通信用IC1
32で通信プロトコル処理されCPUバス183を介し
てCPU133に通信情報を伝達する。信号187は、
双方向のビデオ信号ラインであり、リーダ部コントロー
ラ1から送信される情報をコア部10で受け取ること
や、コア部10からの情報をリーダ部コントローラ1に
出力することが可能である。
【0089】信号187は、バッファ140に接続さ
れ、ここで双方向信号から片方向の信号188と170
に分離される。信号188はリーダ部コントローラ1か
らの8ビット多値のビデオ信号であり、次段のLUT
(ルックアップテーブル)141に入力される。LUT
141では、リーダ部コントローラ1からの画像情報を
ルックアップテーブルにより所望する値に変換する。
【0090】LUT141からの出力信号189は二値
化回路142または、セレクタ143に入力される。二
値化回路142には、多値の信号189を固定のスライ
スレベルで二値化する単純二値化機能、スライスレベル
が注目画素の回りの画素の値から変動する変動スライス
レベルによる二値化機能、および誤差拡散法による二値
化機能を有する。
【0091】二値化された情報は0のとき00H,1の
ときFFHの多値信号に変換され、次段のセレクタ14
3に入力される。セレクタ143は、LUT141から
の信号か、又は二値化回路142の出力信号かを選択す
る。セレクタ143からの出力信号190は、セレクタ
144に入力される。
【0092】セレクタ144はファクシミリ部4,ファ
イル部5,コンピュータインタフェース部7,フォーマ
ッタ部8,イメージメモリ部9からの出力ビデオ信号を
それぞれコネクタ135,136,137,138,1
39を介してコア部10に入力した信号194と,セレ
クタ143の出力信号190とをCPU133の指示に
より選択する。
【0093】セレクタ144の出力信号191は、回転
回路145またはセレクタ146に入力される。回転回
路145は入力した画像信号を+90度,−90度,+
180度に回転する機能を有する。回転回路145は、
リーダ部コントローラ1から出力された情報を二値化回
路142で2値信号に変換された後に、回転回路145
の図示しないメモリにリーダ部コントローラ1からの情
報として記憶する。
【0094】次にCPU133からの指示により、回転
回路145は記憶した情報を回転して読み出す。セレク
タ146は、回転回路145の出力信号192と、回転
回路145の入力信号191のどちらかを選択し、信号
193として、ファクシミリ部4とのコネクタ135,
ファイル部5とのコネクタ136,コンピュータインタ
フェース部7とのコネクタ137,フォーマッタ部8と
のコネクタ138,イメージメモリ部とのコネクタ13
9とセレクタ147に出力する。
【0095】信号193はコア部10からファクシミリ
部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9へ画像情報
の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスであ
る。なお、信号194は、ファクシミリ部4,ファイル
部5,コンピュータインタフェース部7,フォーマッタ
部8,イメージメモリ部9からの画像情報の転送を行う
同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
【0096】上記の信号193と信号194の同期式バ
スの制御を行っているのがビデオ制御回路134であ
り、ビデオ制御回路134からの出力信号186によっ
て制御を行う。コネクタ135〜コネクタ139には、
他に信号184がそれぞれ接続される。信号184は、
双方向の16ビットCPUバスであり、非同期式による
データコマンドのやり取りを行う。ファクシミリ部4,
ファイル部5,コンピュータインタフェース部7,フォ
ーマッタ部8,イメージメモリ部9とコア部10との情
報の転送は、上記の2つのビデオバス193,194と
CPUバス184によって可能である。
【0097】ファクシミリ部4,ファイル部5,コンピ
ュータインタフェース部7,フォーマッタ部8,イメー
ジメモリ部9からの信号194は、セレクタ144とセ
レクタ147に入力される。セレクタ144は、CPU
133の指示により信号194を次段の回転回路145
に入力する。
【0098】セレクタ147は、信号193と信号19
4をCPU133の指示により選択する。セレクタ14
7の出力信号195は、パターンマッチング148とセ
レクタ149,151に入力される。パターンマッチン
グ148は、入力信号195を予め決めらたパターンと
パターンマッチングを行い、パターンが一致した場合、
予め決められた多値の信号を出力信号196としてセレ
クタ149に出力する。パターンマッチングで一致しな
かった場合は、入力信号195を出力信号196として
セレクタ149に出力する。
【0099】セレクタ149は信号195と信号196
をCPU133の指示により選択する。セレクタ149
の出力信号197は、次段のLUT150に入力され
る。LUT150は、プリンタ部コントローラ2に画像
情報を出力する際にプリンタの特性に合わせて入力信号
197を変換する。セレクタ151は、LUT150の
出力信号198と信号195とをCPU133の指示に
より選択する。
【0100】セレクタ151の出力信号199は次段の
拡大回路152に入力される。拡大回路152は、CP
U133からの指示によりX方向,Y方向に拡大倍率を
設定することが可能である。なお、拡大方法は1次の線
形補間方法である。拡大回路152の出力信号170
は、バッファ140に入力される。バッファ140に入
力された信号170は、CPU133の指示により双方
向信号187となりコネクタ131を介しプリンタ部コ
ントローラ2に送られプリンタ部200でプリントアウ
トされる。
【0101】以下、図7等を参照して、図5に示したコ
ア部10とリーダ部コントローラ1,プリンタ部コント
ローラ2,ファクシミリ部4,ファイル部5,コンピュ
ータインタフェース部7,フォーマッタ部8,イメージ
メモリ部9との間の信号の流れを説明する。
【0102】まず、ファクシミリ部4に情報を出力する
場合のコア部10の動作について説明する。
【0103】CPU133は、通信IC132を介し
て、リーダ部コントローラ1のCPU122と通信を行
い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部コントローラ1
は、この命令により原稿をスキャナユニット104がス
キャンすることにより、画像情報をコネクタ120に出
力する。リーダ部コントローラ1と外部装置コントロー
ラ3とはケーブルで接続されており、リーダ部コントロ
ーラ1からの情報は、コア部10のコネクタ131に入
力される。また、コネクタ131に入力された画像情報
は、多値8bitの信号187のラインを通ってバッフ
ァ140に入力される。
【0104】バッファ140はCPU133の指示によ
り双方向信号187を片方向信号として信号188のラ
インを介してLUT141に入力する。LUT141で
はリーダ部コントローラ1からの画像情報をルックアッ
プテーブルを用いて所望する値に変換する。例えば、原
稿の下地を印刷しないようにすることなどが可能であ
る。LUT141の出力信号189は次段の二値化回路
142に入力される。二値化回路142は8bit多値
信号189を二値化信号に変換する。
【0105】二値化回路142は、二値化された信号が
0の場合00H、1の場合FFHと2つの多値の信号に
変換する。二値化回路142の出力信号は、セレクタ1
43、セレクタ144を介し回転回路145または、セ
レクタ146に入力される。回転回路145の出力信号
192もセレクタ146に入力され、セレクタ146
は、信号191か、信号192のどちらかを選択する。
【0106】信号の選択は、CPU133がCPUバス
184を介してファクシミリ部4と通信を行うことによ
り決定する。セレクタ146からの出力信号193は、
コネクタ135を介してファクシミリ部4に送られる。
【0107】次に、ファクシミリ部4からの情報を受け
取る場合のコア部10の動作について説明する。
【0108】ファクシミリ部4からの画像情報はコネク
タ135を介して信号194のラインに伝送される。信
号194は、セレクタ144とセレクタ147に入力さ
れる。
【0109】CPU133の指示によりプリンタ部2に
ファクシミリ受信時の画像を回転して出力する場合に
は、セレクタ144に入力した信号194を回転回路1
45で回転処理する。回転回路145からの出力信号1
92はセレクタ146,セレクタ147を介してパター
ンマッチング148に入力される。
【0110】CPU133の指示によりファクシミリ受
信時の画像をそのままプリンタ部コントローラ2に出力
する場合には、セレクタ147に入力した信号194を
パターンマッチング148に入力する。パターンマッチ
ング148は、ファクシミリ受信した際の画像の凹凸を
滑らかにする機能を有する。パターンマッチングされた
信号は、セレクタ149を介してLUT150に入力さ
れる。LUT150は、ファクシミリ受信した画像をプ
リンタ部コントローラ2に所望する濃度で出力するため
に、LUT150のテーブルはCPU133で変更可能
となっている。
【0111】LUT150の出力信号198は、セレク
タ151を介して拡大回路152に入力される。拡大回
路152は、2つの値(00H,FFH)を有する8b
it多値を、1次の線形補間法により拡大処理を行う。
拡大回路152からの多くの値を有する8bit多値信
号は、バッファ140とコネクタ131を介してリーダ
部コントローラ1に送られる。
【0112】リーダ部コントローラ1は、8bit多値
信号をコネクタ120を介し図6に示した外部I/F切
り替え回路119に入力する。外部I/F切り替え回路
119は、ファクシミリ部4からの信号をY信号生成/
色検出回路113に入力する。Y信号生成/色検出回路
113からの出力信号は、前記したような処理をされた
後、プリンタ部コントローラ2に出力され出力用紙上に
画像形成が行われる。
【0113】次に、ファイル部5に情報を出力する場合
のコア部10の動作について説明する。
【0114】CPU133は、通信IC132を介し
て、リーダ部コントローラ1のCPU122と通信を行
い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部コントローラ1
は、この命令により原稿をスキャナユニット104がス
キャンすることにより、画像情報をコネクタ120に出
力する。リーダ部コントローラ1と外部装置コントロー
ラ3とはケーブルで接続されており、リーダ部コントロ
ーラ1からの情報はコア部10のコネクタ131に入力
される。
【0115】コネクタ131に入力された画像情報は、
バッファ140によって片方向の信号188となる。多
値8bitの信号である信号188はLUT141によ
って所望する信号に変換される。LUT141の出力信
号189は、セレクタ143,セレクタ144,セレク
タ146を介してコネクタ136に入力される。
【0116】即ち、二値化回路142および回転回路1
45の機能を用いずに8ビット多値のままファイル部5
に転送する。CPU133のCPUバス184を介して
ファイル部5との通信により二値化信号のファイリング
を行う場合には、二値化回路142,回転回路145の
機能を使用する。二値化処理および回転処理は、上記し
たファクシミリの場合と同様なので省略する。
【0117】次に、ファイル部5からの情報を受け取る
場合のコア部10の動作について説明する。
【0118】ファイル部5からの画像情報はコネクタ1
36を介し、信号194としてセレクタ144またはセ
レクタ147に入力される。8bit多値のファイリン
グの場合はセレクタ147へ、2値のファイリングの場
合には、セレクタ144または、147に入力すること
が可能である。2値のファイリングの場合は、ファクシ
ミリと同様な処理のため説明を省略する。
【0119】多値のファイリングの場合セレクタ147
からの出力信号195をセレクタ149を介してLUT
150に入力する。LUT150では、所望するプリン
ト濃度に合わせCPU133の指示によりルックアップ
テーブルを作成する。LUT150からの出力信号19
8は、セレクタ151を介して拡大回路152に入力さ
れる。
【0120】拡大回路152によって所望する拡大率に
拡大した8bit多値信号170は、バッファ140,
コネクタ131を介してリーダ部コントローラ1に送ら
れる。リーダ部コントローラ1に送られたファイル部5
の情報は、上記したファクシミリと同様に、プリンタ部
2に出力され出力用紙上に画像形成が行われる。
【0121】次に、コンピュータインタフェース部7の
情報によるコア部10の動作を説明する。
【0122】コンピュータインタフェース部7は、外部
装置コントローラ3に接続されるコンピュータ21との
インタフェースを行う。コンピュータインタフェース部
7は、SCSI,RS232C,セントロニクス系との
通信を行う複数のインタフェースを備えている。コンピ
ュータインタフェース部7は、上記の3種類のインタフ
ェースを有し、各インタフェースからの情報は、コネク
タ137とデータバス184を介しCPU133に送ら
れる。CPU133は、送られてきた内容から各種の制
御を行う。
【0123】次に、フォーマッタ部8の情報によるコア
部10の動作を説明する。
【0124】フォーマッタ部8は、上に述べたコンピュ
ータインタフェース部7から送られてきた文書ファイル
などのコマンドデータをイメージデータに展開する機能
を有する。
【0125】CPU133は、コンピュータインタフェ
ース部7からデータバス184を介して送られてきたデ
ータが、フォーマッタ部8に関するデータであると判断
すると、コネクタ138を介しデータをフォーマッタ部
8に転送する。フォーマッタ部8は、転送されたデータ
から文字や図形などの様に意味のある画像としてメモリ
に展開する。
【0126】次に、フォーマッタ部8からの情報を受け
取り出力用紙上に画像形成を行う手順について説明す
る。
【0127】フォーマッタ部8からの画像情報はコネク
タ138を介して、信号194のラインに2つの値(0
0H,FFH)を有する多値信号として伝送される。信
号194は、セレクタ144,セレクタ147に入力さ
れる。CPU133の指示によりセレクタ144および
147を制御する。以後、上記したファクシミリの場合
と同様なため説明を略す。
【0128】次に、イメージメモリ部9に情報を出力す
る場合のコア部10の動作について説明する。
【0129】CPU133は、通信IC132を介して
リーダ部コントローラ1のCPU122と通信を行って
原稿スキャン命令を出す。リーダ部コントローラ1は、
この命令により原稿をスキャナユニット104がスキャ
ンすることにより、画像情報をコネクタ120に出力す
る。
【0130】リーダ部コントローラ1と外部装置コント
ローラ3とはケーブルで接続されており、リーダ部コン
トローラ1からの情報は、コア部10のコネクタ131
に入力される。コネクタ131に入力された画像情報
は、多値8bitの信号187のライン,バッファ14
0を介してLUT141に送られる。
【0131】LUT141の出力信号189は、セレク
タ143,144,146,コネクタ139を介してイ
メージメモリ部9へ多値画像情報を転送する。イメージ
メモリ部9に記憶された画像情報は、コネクタ139の
CPUバス184を介してCPU133に送られる。
【0132】CPU133は、上に述べたコンピュータ
インタフェース部7にイメージメモリ部9から送られて
きたデータを転送する。コンピュータインタフェース部
7は、上記した3種類のインタフェース(SCSI,R
S232C,セントロニクス)のうちで所望するインタ
フェースでコンピュータ21に転送する。
【0133】次に、イメージメモリ部9からの情報を受
け取る場合について説明する。
【0134】まず、コンピュータインタフェース部7を
介してコンピュータ21から画像情報がコア部10に送
られる。コア部10のCPU133は、コンピュータイ
ンタフェース部7からCPUバス184を介して送られ
てきたデータが、イメージメモリ部9に関するデータで
あると判断すると、コネクタ139を介しイメージメモ
リ部9に転送する。
【0135】次に、イメージメモリ部9は、コネクタ1
39を介して8bit多値信号194をセレクタ14
4,セレクタ147に伝送する。セレクタ144または
セレクタ147からの出力信号は、CPU133の指示
により、上記したファクシミリと同様に、プリンタ部コ
ントローラ2に出力され出力用紙上に画像形成が行われ
る。
【0136】以下、図8を参照して、図5に示したDH
コントローラ(RDF制御装置)900について説明す
る。
【0137】図8は、図5に示したDHコントローラ9
00の回路構成を説明するブロック図である。
【0138】図において、901は中央演算処理装置
(CPU)で、読み出し専用メモリ(ROM)902に
格納される制御プログラムに基づいてRDF300全体
の制御を行うとともに、バスを介して接続された各部を
制御する。903はランダムアクセスメモリ(RAM)
で、CPU901のワークエリア等が確保されるととも
に、入力データや作業用データが記憶されている。
【0139】また、CPU901はシリアルインタフェ
ース機能を備えており、リーダ部コントローラ1のCP
U122,SUBCPU123とシリアル通信を行い、
リーダ部コントローラ1との間で制御データの授受を行
っている。DHコントローラ900よりリーダ部コント
ローラ1に送信されるデータは、原稿のプラテンガラス
102上への給紙完了を示す給紙完了信号等である。
【0140】904は出力ポート(I/O)で、RDF
300の仕切り部材モータ,分離モータ,反転モータ,
ベルトモータ,排紙モータ,分離クラッチ,給紙クラッ
チ,ストッパSL(ソレノイド),ウエイトSL,反転
フラッパSL,排紙フラッパSL,トレイ揺動モータ,
ジョギングSL,ブレーキ等の各種モータやソレノイド
駆動手段が接続される。
【0141】905は入力ポート(I/O)で、RDF
300のシート材長さ検知手段,入り口センサ,出口セ
ンサ,反転センサ,第一排紙センサ,第二排紙センサ,
第三排紙センサ,分離クロック,ベルトクロック,反転
クロック,排紙クロック,上部リミットSW,下部リミ
ットSW,仕切りセンサ等の各種センサが接続されてい
る。
【0142】このように、DHコントローラ900は、
CPU901,ROM902,RAM903,出力ポー
ト904,入力ポート905等から構成されている。R
DF300は上記のDHコントローラ(RDF制御装
置)900を備えている。
【0143】以下、図9を参照して、図5に示したフィ
ニッシャコントローラ(フィニッシャ制御装置)100
0について説明する。
【0144】図9は、図5に示したフィニッシャコント
ローラ1000の回路構成を説明するブロック図であ
る。
【0145】図において、1061は制御部で、中央演
算処理装置(CPU)1062,該CPU1062をコ
ントロールする制御プログラムを格納したROM106
3,そして主記憶装置たるRAM1065等から構成さ
れ、フィニッシャコントローラ1000に備えられる。
【0146】1066は出力インタフェース(I/O出
力)で、メインモータ等の負荷に制御信号を出力する。
1067は入力インタフェース(I/O入力)で、各セ
ンサからの検知信号を入力する。これら出力インタフェ
ース1066,入力インタフェース1067は制御部1
061と接続されている。
【0147】また、複写機本体3000(リーダ部10
0,プリンタ部200)及び原稿自動給送装置300の
各負荷及び各センサ等も同様に図示しない各インタフェ
ースを介して接続されている。
【0148】そして、該出力インタフェース1066に
は、束搬送モータM1,揺動モータM2,ステッピング
モータ482,ステイプラモータM3,トレイ昇降モー
タM4及び搬送モータM5が接続されており、入力イン
タフェース1067には、シート検知センサS5,S
6,幅寄板ホームポジション(HP)センサS7,シー
トレベルセンサ415及びマイクロスイッチ497が接
続されている。S19は位置検知センサである。
【0149】以下、図10を参照して、図5に示したプ
リンタ部コントローラ2の構成について詳細に説明す
る。
【0150】図10は、図5に示したプリンタ部コント
ローラ2の制御構成を説明するブロック図である。
【0151】図において、2001はCPUで、ROM
2003に格納される制御プログラムに基づいてプリン
タ部200の全体及びリーダ部100,RDF300,
シート後処理装置400との通信の制御を行う。200
2はRAMで、CPU2001のワークエリア等として
使用されるとともに、各種データ等を記憶する。
【0152】2004は入出力部で、リーダ部100,
外部装置250,RDF300,シート後処理装置40
0等とのデータの授受を行う。2005は印刷部I/F
で、印刷部2007とのインタフェースを行う。印刷部
2007は、図1に示した各部201〜211等を含ん
でいる画像形成部である。2008は外部メモリで、M
C(メモリコントローラ)2006を介して接続される
不揮発性メモリ等から構成されるものである。
【0153】2009はセンサ群で、プリンタ部200
の状態等を検出する各種センサから構成され、図1に示
した転写紙積載部204,205から搬送される記録用
紙の穴等を検知する図示しないパンチ穴センサもこのセ
ンサ群に含まれる。なお、パンチ穴センサは、転写紙積
載部204,205から感光体202までの転写紙を搬
送する記録用紙搬送路上に備えられる。なお、センサ群
2009により検知されるプリンタ部200の状態等
(パンチ穴センサにより検出される後述するONおよび
OFF状態を含む)は、図5に示したコア部10にも通
知される。
【0154】図11は、本発明に係る画像形成装置の出
力結果の一例を説明する図である。
【0155】図の(a)において、Sは記録用紙で、搬
送方向Dに対して後端にパンチ穴Pがあけられている。
この記録用紙Sの搬送方向の先端からパンチ穴Pまでの
距離はL(cm)であり、記録用紙Sの搬送方向に対し
て平行な辺の長さはL2(cm)である。
【0156】このような搬送方向Dに対して後端にパン
チ穴があけられている記録用紙Sに画像を形成する場
合、すなわちL2(cm)−2(cm)をL1(cm)
とすると、L1,L2,Lが「L1<L<L2」の関係
にあるとき、図11の(b)に示すように180度回転
させた画像Aを形成する。
【0157】また、搬送方向Dに対して先端にパンチ穴
があけられている記録用紙S′に画像を形成する場合、
図11の(c)に示すように回転させずに画像Bを形成
する。図11の(d),(e)に示すように、記録用紙
の搬送方向に拘わらず、記録用紙上にパンチ穴に対する
画像の配置(向き)が同一になるように画像形成され
る。
【0158】以下、前述した説明を踏まえた上で、図1
2のフローチャートを参照して、本発明を特徴づけるパ
ンチ穴の検出から画像形成までの制御手順を説明する。
【0159】図12は、本発明に係る画像形成装置おけ
る第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トである。なお、このフローチャートは、リーダ部1,
プリンタ部2,イメージメモリ部9等を統括制御するコ
ア部10により処理される。すなわち、図7に示すRO
M133aに格納される制御プログラムに基づいてCP
U133により処理される。また、(1)〜(11)は
各ステップを示す。
【0160】まず、図4に示した複写開始キー503が
押下されて、コピーがスタートされると(1)、スキャ
ナユニット104により原稿をスキャンし画像情報をイ
メージメモリ部9に蓄積し(2)、記録紙カセットから
記録用紙の給紙を開始する(3)。
【0161】次に、記録用紙搬送路上に配置された図示
しないフォトセンサ(以下パンチ穴センサ)によって記
録用紙の先端を検知する(4)。このパンチ穴センサは
発光部と受光部で構成され、それぞれ記録用紙搬送路を
挟む位置に配置され、受光部で検出される光量により検
出レベルが変化する。本実施形態では記録用紙が該セン
サ近傍を通過した場合のように発光部から発光された光
を遮断した状態をONとし、発光部からの光が遮断され
ない状態をOFFとする。
【0162】上記ステップ(4)においては、ステップ
(3)で開始された給紙動作により搬送されてくる記録
用紙の先端が該パンチ穴センサ近傍を通過し、該パンチ
穴センサがONを示すまで待機し、該センサがONを示
すとステップ(5)に進む。すなわちステップ(4)で
は、パンチ穴センサがONを示しているかどうかを判断
し、パンチ穴センサがONでないと判断した場合は、ス
テップ(4)に戻り、パンチ穴センサがONであると判
断した場合は、ステップ(5)に進む。
【0163】次に、タイマカウンタをクリアしタイマ1
60をスタートさせる(5)。該タイマ160はCPU
133に接続されておりクロックパルスをカウントし、
タイマカウンタをアップカウントする。このタイマ16
0のカウント値はクロックパルスの周期により時間に換
算することが可能である。
【0164】次に、ステップ(6)では、パンチ穴セン
サがOFFを示すまで待機する。搬送されてきた記録紙
上のパンチ穴が該センサ近傍を通過した時もしくは記録
紙の後端を検出すると該センサはOFFを示しステップ
(7)へ進む。すなわち、ステップ(6)では、パンチ
穴センサがOFFを示しているかどうかを判断し、OF
Fでないと判断した場合はステップ(6)に戻り、OF
Fであると判断した場合は、ステップ(7)に進む。
【0165】次に、ステップ(7)では、ステップ
(5)においてスタートしたタイマ160のカウント値
を前記クロックパルスによりパンチ穴センサがONの状
態を継続した時間tを算出する。さらに本実施形態に示
す画像形成装置ではパンチ穴センサ近傍での記録用紙の
搬送速度は一定であるから、記録用紙の搬送速度と前記
算出した時間tとの乗算により記録用紙先端からパンチ
穴、あるいはパンチ穴の開いていない記録用紙において
は記録用紙先端から後端までの距離L(cm)を算出す
ることができる。
【0166】次に、ステップ(8)では、記録用紙の搬
送方向の長さをL2(cm)としL2(cm)−2(c
m)をL1(cm)とすると、L1,L2,Lが「L1
<L<L2…(a)」の関係にあるとき、パンチ穴が記
録用紙後端にあると判断する。
【0167】つまり、ステップ(8)では、ステップ
(7)で算出されるLが上記式(a)に示す関係を満た
すかどうかを判断し、Lが上記式(a)に示す関係を満
たすと判断した場合は、ステップ(9)に進み、Lが上
記式(a)に示す関係を満たさないと判断した場合はス
テップ(10)に進む。
【0168】ステップ(9)では、イメージメモリ部9
から出力されるの画像情報を180度回転してプリンタ
部コントローラ2に出力し記録用紙に画像形成を行い、
ステップ(11)に進む。また、ステップ(10)では
イメージメモリ部9から出力される画像情報を回転せず
にプリンタ部コントローラ2に出力して記録用紙に画像
形成を行い、ステップ(11)に進む。それからステッ
プ(11)では、画像形成された記録用紙を排紙トレイ
へ排出し、処理を終了する。
【0169】従って、本実施形態における画像形成装置
では記録用紙の搬送方向に対し後端側にパンチ穴が検出
されると、180度回転して画像形成を行う。すなわ
ち、パンチ穴の開けられた記録用紙を記録紙カセットに
セットして画像形成を行うと記録用紙が搬送される向き
に拘わらず原稿の画像に対しパンチ穴は左側となる位置
に画像形成が行われる。
【0170】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、記録紙上に開けられているパンチ穴の位置を検出
し、該検出した位置に基づいて画像を所定の角度に回転
して記録紙上に記録するので、記録する画像の向きと記
録紙上のパンチ穴の開けられている方向との相対角度が
一定になるため、パンチ穴が開けられた用紙を記録用紙
として使用する場合に、予め使用者は記録用紙のパンチ
穴の向きを揃えて記録用紙積載手段(記録紙カセット)
に積載する必要がない。よって、使用者はパンチ穴の開
いた記録用紙上に所定の向きで画像を形成させる際に、
記録用紙積載手段の記録用紙の積載方向を意識する必要
がなくなる。よって、パンチ穴の開いた記録用紙に対し
てパンチ穴の開けられた方向と画像の向きとの相対角度
が一定な画像形成を容易な作業で正確に行うことが可能
になる。
【0171】また、パンチ穴の検出手段にフォトセンサ
を用い、これを記録用紙搬送路上の記録用紙を検知可能
な位置に配置するので、容易な作業で、パンチ穴の開い
た記録用紙に対してパンチ穴の方向と画像の向きとの相
対角度が一定な画像形成を正確に行う画像形成装置を低
コストで提供することが可能となる。
【0172】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
記録用紙の搬送方向に対して後端側にパンチ穴があけら
れていることが検出されると、画像を180度回転して
記録用紙上に形成する場合について説明したが、記録用
紙の搬送方向に対して先端側にパンチ穴があけられてい
ることを検知した場合に、画像形成位置を後端側に移動
して画像を記録用紙上に形成、あるいは画像形成位置を
後端側に移動してパンチ穴の開いている部分を除いた記
録用紙の大きさに基づいて縮小した画像を記録用紙上に
形成するように構成してもよい。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0173】なお、第2実施形態を示す画像形成装置
は、第1実施形態と同様に図1〜図3で示したリーダ部
100,プリンタ部200,外部装置250,RDF3
00,フィニッシャ400を有し、図4に示した操作部
500を有し、図5〜図10に示した制御構成を有して
いる。
【0174】以下、図13のフローチャートを参照し
て、本発明を特徴づけるパンチ穴の検出から画像形成ま
での制御を説明する。
【0175】図13は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャ
ートである。なお、このフローチャートは、リーダ部1
00,プリンタ部200,イメージメモリ部9等を統括
制御するコア部10により処理される。すなわち、図7
に示すROM133aに格納される制御プログラムに基
づいてCPU133により処理される。また、(1)〜
(11)は各ステップを示す。 まず、図4に示した複
写開始キー503が押下されて、コピーがスタートされ
ると(1)、スキャナユニット104により原稿をスキ
ャンし画像情報をイメージメモリ部9に蓄積し(2)、
記録紙カセットから記録用紙の給紙を開始する(3)。
【0176】次に、記録用紙搬送路上に配置された図示
しないフォトセンサ(以下パンチ穴センサ)によって記
録用紙の先端を検知する(4)。このパンチ穴センサは
発光部と受光部で構成され、それぞれ記録用紙搬送路を
挟む位置に配置され、受光部で検出される光量により検
出レベルが変化する。本実施形態では記録用紙が該セン
サ近傍を通過した場合のように発光部から発光された光
を遮断した状態をONとし、発光部からの光が遮断され
ない状態をOFFとする。
【0177】上記ステップ(4)においては、ステップ
(3)で開始された給紙動作により給紙されてくる記録
用紙の先端が該パンチ穴センサ近傍を通過し、該パンチ
穴センサがONを示すまで待機し、該パンチ穴センサが
ONを示すとステップ(5)に進む。すなわちステップ
(4)では、パンチ穴センサがONを示しているかどう
かを判断し、パンチ穴センサがONでないと判断した場
合は、ステップ(4)に戻り、パンチ穴センサがONで
あると判断した場合は、ステップ(5)に進む。
【0178】次に、タイマカウンタをクリアしタイマ1
60をスタートさせる(5)。該タイマ160はCPU
133に接続されておりクロックパルスをカウントし、
タイマカウンタをアップカウントする。このタイマ16
0のカウント値はクロックパルスの周期により時間に換
算することが可能である。
【0179】次に、ステップ(6)では、パンチ穴セン
サがOFFを示すまで待機する。搬送されてきた記録紙
上のパンチ穴が該センサ近傍を通過した時もしくは記録
紙の後端を検出すると該センサはOFFを示しステップ
(7)へ進む。すなわち、ステップ(6)では、パンチ
穴センサがOFFを示しているかどうかを判断し、OF
Fでないと判断した場合はステップ(6)に戻り、OF
Fであると判断した場合は、ステップ(7)に進む。
【0180】次に、ステップ(7)では、ステップ
(5)においてスタートしたタイマ160のカウント値
を前記クロックパルスによりパンチ穴センサがONの状
態を継続した時間tを算出する。さらに本実施形態に示
す画像形成装置ではパンチ穴センサ近傍での記録用紙の
搬送速度は一定であるから、記録用紙の搬送速度と前記
算出した時間tとの乗算により記録用紙先端からパンチ
穴、あるいはパンチ穴の開いていない記録用紙において
は記録用紙先端から後端までの距離L0(cm)を算出
することができる。
【0181】次に、ステップ(8)では、Lを例えば2
(cm)とすると、L0,Lが式「L0<L…(b)」
の関係にあるとき、パンチ穴が記録用紙先端側にあると
判断して、ステップ(10)に進む。つまり、ステップ
(8)では、ステップ(7)で算出されるL0が上記式
(b)に示す関係を満たすかどうかを判断し、L0が上
記式(b)に示す関係を満たすと判断した場合は、ステ
ップ(9)に進み、Lが上記式(b)に示す関係を満た
さないと判断した場合は、ステップ(10)に進む。
【0182】ステップ(9)では、イメージメモリ部9
からの画像情報の出力を記録用紙搬送方向に対し後端側
にL0+1(cm)移動して画像形成を行う。つまり記
録用紙先端(パンチ穴が開いている側)にL0+1(c
m)の画像形成を行わない領域が形成される。これはパ
ンチ穴の直径が1(cm)以下であるとした場合に、画
像形成を行わない領域をL0(cm)ではなくL0+1
(cm)とすることで画像形成を行う位置をパンチ穴の
位置より後端側に移動させるためである。
【0183】また、ステップ(10)では、イメージメ
モリ部9からの画像情報を移動せずに出力して記録用紙
に画像形成を行う。
【0184】ステップ(9),(10)以降は、画像形
成された記録用紙を排紙トレイへ排出して(11)、処
理を終了する。
【0185】従って、本実施形態における画像形成装置
では記録用紙の搬送方向に対し先端側にパンチ穴が検出
されると、パンチ穴の位置よりも後端側へ画像を移動し
て画像形成が行われる。
【0186】また、上記図13に示したフローチャート
によるパンチ穴の検出から画像形成までの制御手順を、
後述する図14のフローチャートに示される制御手順の
ようにしてもよい。
【0187】図14は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャ
ートである。なお、このフローチャートは、リーダ部1
00,プリンタ部200,イメージメモリ部9等を統括
制御するコア部10により処理される。すなわち、図7
に示すROM133aに格納される制御プログラムに基
づいてCPU133により処理される。また、(1)〜
(12)は各ステップを示す。
【0188】まず、図4に示した複写開始キー503が
押下されて、コピーがスタートされると(1)、スキャ
ナユニット104により原稿をスキャンし画像情報をイ
メージメモリ部9に蓄積し(2)、記録紙カセットから
記録用紙の給紙を開始する(3)。
【0189】次に、記録用紙搬送路上に配置された図示
しないフォトセンサ(以下パンチ穴センサ)によって記
録用紙の先端を検知する(4)。このパンチ穴センサは
発光部と受光部で構成され、それぞれ記録用紙搬送路を
挟む位置に配置され、受光部で検出される光量により検
出レベルが変化する。本実施形態では記録用紙が該セン
サ近傍を通過した場合のように発光部から発光された光
を遮断した状態をONとし、発光部からの光が遮断され
ない状態をOFFとする。
【0190】上記ステップ(4)においては、ステップ
(3)で開始された給紙動作により給紙されてくる記録
用紙の先端が該パンチ穴センサ近傍を通過し、該パンチ
穴センサがONを示すまで待機し、該パンチ穴センサが
ONを示すとステップ(5)に進む。すなわちステップ
(4)では、該パンチ穴センサがONを示しているかど
うかを判断し、パンチ穴センサがONでないと判断した
場合は、ステップ(4)に戻り、パンチ穴センサがオン
であると判断した場合は、ステップ(5)に進む。
【0191】次に、タイマカウンタをクリアしタイマ1
60をスタートさせる(5)。該タイマ160はCPU
133に接続されておりクロックパルスをカウントし、
タイマカウンタをアップカウントする。このタイマ16
0のカウント値はクロックパルスの周期により時間に換
算することが可能である。
【0192】次に、ステップ(6)では、パンチ穴セン
サがOFFを示すまで待機する。搬送されてきた記録紙
上のパンチ穴が該センサ近傍を通過した時もしくは記録
紙の後端を検出すると該センサはOFFを示しステップ
(7)へ進む。すなわち、ステップ(6)では、パンチ
穴センサがOFFを示しているかどうかを判断し、OF
Fでないと判断した場合はステップ(6)に戻り、OF
Fであると判断した場合は、ステップ(7)に進む。
【0193】次に、ステップ(7)では、ステップ
(5)においてスタートしたタイマ160のカウント値
を前記クロックバルスによりパンチ穴センサがONの状
態を継続した時間tを算出する。さらに本実施形態に示
す画像形成装置ではパンチ穴センサ近傍での記録用紙の
搬送速度はー定であるから、記録用紙の搬送速度と前記
算出した時間tとの乗算により記録用紙先端からパンチ
穴、あるいはパンチ穴の開いていない記録用紙において
は記録用紙先端から後端までの距離L0(cm)を算出
することができる。
【0194】次に、ステップ(8)では、Lを例えば2
(cm)とすると、L0,Lが式「L0<L…(b)」
の関係にあるとき、パンチ穴が記録用紙先端側にあると
判断して、ステップ(10)に進む。
【0195】つまり、ステップ(8)では、ステップ
(7)で算出されるL0が上記式(b)に示す関係を満
たすかどうかを判断し、L0が上記式(b)に示す関係
を満たすと判断した場合は、縮小する変倍率R(%)の
計算を行う。記録用紙の搬送方向の長さをLp(cm)
とすると次式「R={Lp−(L0+1)}×100/
Lp…(c)」を用いて求める(10)。ここで前記式
(c)にて求められる変倍率R(%)はステップ(1
1)にてL0+1(cm)記録用紙の後端側へ記録画像
を移動するのだが、移動後に記録画像が欠けないように
変倍する倍率である。
【0196】次に、ステップ(11)ではイメージメモ
リ部9からの画像情報の出力位置を記録用紙搬送方向に
対し後端側にL0+1(cm)移動し、かつ画像情報に
対して変倍率R(%)で変倍(縮小)を行って画像形成
を行い、ステップ(12)に進む。
【0197】このステップ(11)の工程により記録用
紙先端にL0+1(cm)の画像形成を行わない領域が
形成される。これはパンチ穴の直径が1(cm)以下で
あるとした場合に、画像形成を行わない領域をL0(c
m)ではなくL0+1(cm)とすることで画像形成を
行う位置をパンチ穴の位置より後端側にするためであ
る。さらに式(c)で算出されるR(%)の変倍を行う
ことで記録紙後端からL0+1に画像形成されるはずで
あった画像情報が欠けてしまうのを防止している。
【0198】一方、ステップ(8)において、Lが上記
式(b)に示す関係を満たさないと判断した場合は、イ
メージメモリ部9からの画像情報の出力を移動および変
倍せずに出力して記録用紙に画像形成を行い(9)、画
像が形成された記録用紙を排紙トレイへ排出し(1
2)、処理を終了する。
【0199】従って、本実施形態における画像形成装置
では記録用紙の搬送方向に対し先端側にパンチ穴が検出
されると、パンチ穴の位置よりも後端側へ画像を移動
し、かつ形成される画像が欠けてしまわないように適切
な倍率で縮小変倍を行い画像形成を行う。
【0200】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、記録紙上にパンチ穴が検出された場合には記録用紙
に対し画像を移動させて記録するので、パンチ穴が開け
られた用紙を記録用紙として使用する場合に、さらにパ
ンチ穴部分に画像形成を行いたくないときに、使用者が
移動量を設定することなしに、パンチ穴の部分を避けて
画像形成を行うことができる。よって、容易な作業だけ
で正確にパンチ穴の開いた記録用紙に対して所望の画像
形成を行うことが可能になる。
【0201】また、記録紙上にパンチ穴が検出された場
合には記録用紙に対し画像を移動し、さらに縮小変倍し
て記録するので、パンチ穴が開けられた用紙を記録用紙
として使用する場合に、さらにパンチ穴部分に画像形成
を行いたくないときに、使用者が移動量を設定する必要
がなく、さらに画像形成位置を移動したことによって形
成される画像が欠けないように縮小変倍を設定する必要
もない。よって、容易な作業で正確にパンチ穴の開いた
記録用紙に対して所望の画像形成を行うことが可能にな
る。
【0202】なお、上記各実施形態においては、コピー
を行う場合を一例に挙げて説明をしているが、コンピュ
ータ21から送信される画像データをプリンタ部200
で印刷する処理、あるいはファクシミリ部4により受信
された画像データをプリンタ部200で印刷する処理等
を行う場合でも本発明を適用できるのは言うまでもな
い。
【0203】また、上記第1,第2実施形態で示した処
理を組合せたもの、例えば、検出されるパンチ穴の位置
に基づいて画像データを所定の角度で回転処理し、該パ
ンチ穴の位置に基づいて所定の位置(通常モードでの画
像形成位置等)から所定方向(例えば、記録用紙搬送方
向と平行あるいは直交する方向)に所定量(例えば、記
録用紙の端からパンチ穴が検出された位置までの距離に
応じた距離)移動した記録用紙上の位置に、前記所定量
と記録用紙の大きさ基づいて縮小した前記画像データを
形成するように構成しても本発明を適用できるのは言う
までもない。
【0204】このように組合せることにより、パンチ穴
が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、パンチ穴
に対して所定の向きでパンチ穴を避けた最適な位置に画
像が欠損することなく記録用紙上に自動形成するので、
ユーザの画像形成の向き設定,画像形成位置設定,画像
形成倍率設定,記録用紙積載方向の確認等の煩雑な設定
入力負担および作業負担を大幅に軽減することができ
る。
【0205】また、記録用紙の両面に記録する場合に本
発明を適用できるのは言うまでもない。この場合は記録
用紙カセットから搬出されるときに記録用紙の記録用紙
カセットから搬出される方向に対して後端にパンチ穴が
検出された場合には、記録用紙の表面および裏面に画像
を180度回転させて記録し、記録用紙カセットから搬
出されるときに記録用紙の記録用紙カセットから搬出さ
れる方向に対して先端にパンチ穴が検出された場合に
は、記録用紙の表面および裏面に画像を回転させずに記
録する。
【0206】また、上記各実施形態では、記録用紙の搬
送方向が記録用紙の短辺の方向と平行(ランドスケー
プ)であり、パンチ穴の列が記録用紙の長辺の方向と平
行である場合について説明したが、記録用紙の搬送方向
が記録用紙の長辺の方向と平行(ポートレート)であ
り、パンチ穴の列が記録用紙の短辺の方向と平行である
場合でも本発明を適用できる。
【0207】従って、上記各実施形態に示した画像形成
装置は、位置検出手段によって検出されたパンチ穴の開
けられている位置に応じて回転記録手段は所定の角度で
記録紙に記録する。また、上記構成において前記位置検
出手段は記録用紙上に開けられたパンチ穴の位置を検出
し、前記回転記録手段では方向検出手段によって検出さ
れたパンチ穴の位置に応じて所定の角度に画像を回転し
記録用紙に画像を記録する、というように動作する。
【0208】また、パンチ穴検出手段は前記記録用紙の
搬送路上を検知可能な位置に配置したフォトセンサで構
成される。また、上記構成において、前記記録用紙の搬
送路上を検知可能な位置に配置されたフオトセンサは、
記録用紙が前記フォトセンサにより検知可能な位置まで
搬送された時にパンチ穴の検知を開始し、前記記録用紙
がフォトセンサによって検知不可能な位置まで搬送され
ると、パンチ穴の検知を終了するというように動作す
る。
【0209】さらに、パンチ穴検出手段によりパンチ穴
が検出された場合には移動記録手段によって記録用紙に
対し画像を移動させて記録する。また、上記構成におい
て、パンチ穴検出手段は記録紙上のパンチ穴を検出する
というように動作する。
【0210】また、前記パンチ穴検出手段によりパンチ
穴が検出された場合には移動記録手段によって記録用紙
に対し画像を移動し、さらに縮小変倍して記録する。ま
た、上記構成において、パンチ穴検出手段は記録用紙上
のパンチ穴を検出する。又、移動記録手段は記録する画
像を記録用紙に対して移動及び縮小変倍して記録すると
いうように動作する。
【0211】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0212】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0213】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0214】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0215】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0216】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0217】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0218】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、入力される画像データを記憶する記憶
手段を有する画像形成装置において、記録媒体積載部か
ら給送されている記録媒体にあらかじめ穿孔されている
パンチ穴の位置を検出する検出手段と、前記検出手段に
より検出されるパンチ穴の位置に基づいて、前記記憶手
段に記憶される画像データに対して所定の画像処理を施
して画像形成部に出力する制御手段とを有するので、パ
ンチ穴が穿孔された記録用紙上に画像を形成する際に、
パンチ穴の向きが不ぞろいの状態で記録媒体が給送され
ても、検出されるパンチ穴の位置に基づいて入力される
画像情報に対して所定の画像処理を施して画像出力向き
をパンチ穴に対して意図する方向にそろった画像を記録
できる。
【0219】第2の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の回転処理であるので、パンチ穴が穿孔される
記録用紙に画像を形成する際に、記録用紙の給送方向に
拘わらず該パンチ穴に対して所定の向きで記録用紙上に
画像を自動形成することができ、パンチ穴が穿孔されて
いる記録用紙の給送される向きを調整するという煩雑な
作業を大幅に軽減することができる。
【0220】第3の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の移動処理であるので、パンチ穴が穿孔される
記録用紙に画像を形成する際に、該パンチ穴を避けた最
適な位置から画像を自動形成することができる。
【0221】第4の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の縮小処理であるので、パンチ穴が穿孔される
記録用紙に画像を形成する際に、該パンチ穴上に画像が
かからずかつ画像が欠落することなく画像を形成でき
る。
【0222】第5の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の回転処理と所定の移動処理とを含むので、パ
ンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、記
録用紙上に該パンチ穴に対して所定の向きでパンチ穴を
避けた最適な位置から画像を自動形成することができ
る。
【0223】第6の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の回転処理と所定の縮小処理とを含むので、パ
ンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、該
パンチ穴に対して所定の向きで画像が欠落することなく
画像を形成できる。
【0224】第7の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の移動処理と所定の縮小処理とを含むので、パ
ンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、該
パンチ穴を避けた最適な位置に画像を欠損させることな
く記録用紙上に自動形成することができる。
【0225】第8の発明によれば、前記所定の画像処理
は、所定の回転処理と所定の移動処理と所定の縮小処理
とを含むので、パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を
形成する際に、何ら煩雑な作業や設定入力をすることな
く、該パンチ穴に対して所定の向きでパンチ穴を避けた
最適な位置に画像が欠損することなく記録用紙上に自動
形成することができる。
【0226】第9の発明によれば、前記所定の画像処理
は、90度,180度,270度の角度の回転処理を含
むので、パンチ穴の位置に基づいて90度,180度,
270度の向きに回転処理することができる。
【0227】第10の発明によれば、前記検出手段は、
前記記録媒体を搬送する搬送路上の前記記録媒体を検知
可能な位置に配置したフォトセンサであるので、記録用
紙の搬送を中断することなくパンチ穴の位置を検出する
ことができる。
【0228】第11の発明によれば、入力される画像デ
ータを記憶する記憶部を有する画像形成装置の画像形成
方法において、記録媒体積載部から搬送される記録媒体
にあらかじめ穿孔されるパンチ穴の位置を検出する検出
工程と、前記検出工程により検出されるパンチ穴の位置
に基づいて、前記記憶手段に記憶される画像データに所
定の画像処理を施す画像処理工程と、前記画像処理工程
により処理された画像データを画像形成部に出力する出
力工程とを有するので、パンチ穴が穿孔された記録用紙
上に画像を形成する際に、パンチ穴の向きが不ぞろいの
状態で記録媒体が給送されても、検出されるパンチ穴の
位置に基づいて入力される画像情報に対して所定の画像
処理を施して画像出力向きをパンチ穴に対して意図する
方向にそろった画像を記録できる。
【0229】第12の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の回転処理であるので、パンチ穴が穿孔され
る記録用紙に画像を形成する際に、記録用紙の給送方向
に拘わらず該パンチ穴に対して所定の向きで記録用紙上
に画像を自動形成することができ、パンチ穴が穿孔され
ている記録用紙の給送される向きを調整するという煩雑
な作業を大幅に軽減することができる。
【0230】第13の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の移動処理であるので、パンチ穴が穿孔され
る記録用紙に画像を形成する際に、該パンチ穴を避けた
最適な位置から画像を自動形成することができる。
【0231】第14の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の縮小処理であるので、パンチ穴が穿孔され
る記録用紙に画像を形成する際に、該パンチ穴上に画像
がかからずかつ画像が欠落することなく画像を形成でき
る。
【0232】第15の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の回転処理と所定の移動処理とを含むので、
パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、
パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、
記録用紙上に該パンチ穴に対して所定の向きでパンチ穴
を避けた最適な位置から画像を自動形成することができ
る。
【0233】第16の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の回転処理と所定の縮小処理とを含むので、
パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、
該パンチ穴に対して所定の向きで画像が欠落することな
く画像を形成できる。
【0234】第17の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の移動処理と所定の縮小処理とを含むので、
パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像を形成する際に、
該パンチ穴を避けた最適な位置に画像を欠損させること
なく記録用紙上に自動形成することができる。
【0235】第18の発明によれば、前記所定の画像処
理は、所定の回転処理と所定の移動処理と所定の縮小処
理とを含むので、パンチ穴が穿孔される記録用紙に画像
を形成する際に、何ら煩雑な作業や設定入力をすること
なく、該パンチ穴に対して所定の向きでパンチ穴を避け
た最適な位置に画像が欠損することなく記録用紙上に自
動形成することができる。
【0236】第19の発明によれば、前記所定の画像処
理は、90度,180度,270度の角度の回転処理を
含むので、パンチ穴の位置に基づいて90度,180
度,270度の向きに回転処理することができる。
【0237】従って、パンチ穴が穿孔されている記録用
紙に対して画像を形成する際に、記録用紙がどのような
向きで給送されてきても、給送される記録媒体のパンチ
穴の位置に左右されずに、所定の向きで画像を記録用紙
上に自動形成することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1に示したRDFを説明する断面図である。
【図3】図1に示したフィニッシャの構成を説明する断
面図である。
【図4】図1に示したリーダ部に設けられる操作部の配
列構成を説明する図である。
【図5】図1に示した複写機の制御構成を説明するブロ
ック図である。
【図6】図5に示したリーダ部コントローラの信号処理
構成を説明する回路ブロック図である。
【図7】図5に示したコア部の制御構成を説明するブロ
ック図である。
【図8】図5に示したDHコントローラの回路構成を説
明するブロック図である。
【図9】図5に示したフィニッシャコントローラの回路
構成を説明するブロック図である。
【図10】図5に示したプリンタ部コントローラの制御
構成を説明するブロック図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置の出力結果の一例
を説明する図である。
【図12】本発明に係る画像形成装置おける第1のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図13】本発明に係る画像形成装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像形成装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 1 リーダ部コントローラ 2 プリンタ部コントローラ 3 外部装置コントローラ 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 7 コンピュータインタフェース部 8 フォーマッタ部 9 イメージメモリ部 10 コア部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データを記憶する記憶手
    段を有する画像形成装置において、 記録媒体積載部から給送されている記録媒体にあらかじ
    め穿孔されているパンチ穴の位置を検出する検出手段
    と、 前記検出手段により検出されるパンチ穴の位置に基づい
    て、前記記憶手段に記憶される画像データに対して所定
    の画像処理を施して画像形成部に出力する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の画像処理は、所定の回転処理
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の画像処理は、所定の移動処理
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の画像処理は、所定の縮小処理
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の画像処理は、所定の回転処理
    と所定の移動処理とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の画像処理は、所定の回転処理
    と所定の縮小処理とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の画像処理は、所定の移動処理
    と所定の縮小処理とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の画像処理は、所定の回転処理
    と所定の移動処理と所定の縮小処理とを含むことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の画像処理は、90度,180
    度,270度の角度の回転処理を含むことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、前記記録媒体を搬送
    する搬送路上の前記記録媒体を検知可能な位置に配置し
    たフォトセンサであることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置
  11. 【請求項11】 入力される画像データを記憶する記憶
    部を有する画像形成装置の画像形成方法において、 記録媒体積載部から搬送される記録媒体にあらかじめ穿
    孔されるパンチ穴の位置を検出する検出工程と、 前記検出工程により検出されるパンチ穴の位置に基づい
    て、前記記憶手段に記憶される画像データに所定の画像
    処理を施す画像処理工程と、 前記処理工程により処理された画像データを画像形成部
    に出力する出力工程と、を有することを特徴とする画像
    形成装置の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記所定の画像処理は、所定の回転処
    理であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記所定の画像処理は、所定の移動処
    理であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記所定の画像処理は、所定の縮小処
    理であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の画像処理は、所定の回転処
    理と所定の移動処理とを含むことを特徴とする請求項1
    1記載の画像形成装置の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の画像処理は、所定の回転処
    理と所定の縮小処理とを含むことを特徴とする請求項1
    1記載の画像形成装置の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記所定の画像処理は、所定の移動処
    理と所定の縮小処理とを含むことを特徴とする請求項1
    1記載の画像形成装置の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記所定の画像処理は、所定の回転処
    理と所定の移動処理と所定の縮小処理とを含むことを特
    徴とする請求項11記載の画像形成装置の画像形成方
    法。
  19. 【請求項19】 前記所定の画像処理は、90度,18
    0度,270度の角度の回転処理を含むことを特徴とす
    る請求項11記載の画像形成装置の画像形成方法。
JP10147050A 1998-05-28 1998-05-28 画像形成装置および画像形成装置の画像形成方法 Pending JPH11341255A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6860478B2 (en) * 2001-11-28 2005-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Sheet processor with hole punch controller which avoids punching when preexisting hole exists and image forming apparatus provided with the same
JP2006021453A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法
JP2007261278A (ja) * 2007-05-30 2007-10-11 Canon Inc 画像形成システム及びその制御方法、並びに記憶媒体
JP2007331159A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2011186372A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Kyocera Mita Corp 画像形成装置および画像形成方法

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