JP2002068518A - シート搬送装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2002068518A
JP2002068518A JP2000258094A JP2000258094A JP2002068518A JP 2002068518 A JP2002068518 A JP 2002068518A JP 2000258094 A JP2000258094 A JP 2000258094A JP 2000258094 A JP2000258094 A JP 2000258094A JP 2002068518 A JP2002068518 A JP 2002068518A
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unit
signal
conveying
roller
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Kenji Kobayashi
賢二 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを所定の位置に正確に搬送できるよう
にする。 【解決手段】 シート搬送装置700は、シートを所定
の位置からシート処理位置へ搬送するシート搬送手段4
11,443と、シート搬送手段によって搬送されるシ
ートを検知するシート検知手段425と、所定の位置か
らシート検知手段によってシートが検知されるまでのシ
ート搬送手段の駆動量を検知する駆動量検知手段と、シ
ート検知手段のシート検知信号と駆動量検知手段により
検知された駆動量とに基づいてシート搬送手段によるシ
ートの搬送距離を算出し、当該算出したシートの搬送距
離と所定の位置からシート処理位置までの距離とに基づ
いて、シート搬送手段による所定の位置からシート処理
位置までのシート搬送距離の補正値を設定する制御手段
と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを搬送する
シート搬送装置と、この装置を備えた複写機、プリン
タ、ファクシミリ、およびこれらの複合機器等の画像形
成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置にシート後処理装置
を備えているものがある。シート後処理装置は、シート
の仕分け動作や、シート束を綴じる綴じ動作を行うよう
になっている。また、このようなシート後処理装置に
は、仕分け動作、綴じ動作のほかに、シートを積載台に
積載してシート束を作成し、シート束の搬送方向中央部
を綴じて、さらにその部分を折って冊子を作成するサド
ルステッチ動作も行うようになっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シート後処理
装置は、積載台でシート束を作成した後に、シート束を
綴じるため、シート搬送手段によってシート束を搬送す
る場合、硬いローラで搬送すると、シート束の厚みの中
心と上下部分の搬送速度に差が生じてシート束の中心の
シートが先に進み、シート束がずれるという不具合があ
った。すなわち、図21に示すように、ローラ対190
1,1902でシート束を挟持して搬送するとき、上面
のシートPaと下面のシートPbは、ローラ1901,
1902の半径L1で搬送され、シート束の厚みの中心
のシートPcは、(L1+シート束の厚みの半分)=L
2の距離で搬送されるため、図のようにシート束の厚み
の中心のシートPcが、上面のシートPaや下面のシー
トPbより先に進むことになる。
【0004】このような不具合に対処する方法として、
シート束搬送用のローラをスポンジなどの柔らかいロー
ラで搬送するシート搬送装置がある。しかし、この場
合、ローラの変形によりローラ径から算出される搬送量
と実際の搬送量に差があった。
【0005】したがって、例えば、シート束の搬送方向
の中心を綴じて折るサドルステッチ動作の場合、正確に
中心を綴じて折ることができないという不具合があっ
た。これを解決するためには、シート束の搬送方向のサ
イズ毎に多数のセンサを配置する必要があり、コスト高
になるという問題があった。
【0006】(目的)本発明は、簡単な構造で、シート
を所定の位置まで正確に搬送するシート搬送装置と、こ
の装置を備えた画像形成装置とを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート搬送装置は、シートを所定の位置か
らシート処理位置へ搬送するシート搬送手段と、前記シ
ート搬送手段によって搬送される前記シートを検知する
シート検知手段と、前記所定の位置から前記シート検知
手段によって前記シートが検知されるまでの前記シート
搬送手段の駆動量を検知する駆動量検知手段と、前記シ
ート検知手段のシート検知信号と前記駆動量検知手段に
より検知された駆動量とに基づいて前記シート搬送手段
による前記シートの搬送距離を算出し、当該算出したシ
ートの搬送距離と前記所定の位置から前記シート処理位
置までの距離とに基づいて、前記シート搬送手段による
前記所定の位置から前記シート処理位置までのシート搬
送距離の補正値を設定する制御手段と、を備えている。
【0008】本発明のシート搬送装置の前記シート搬送
手段は、前記シートを搬送する弾性を備えたローラを有
している。
【0009】本発明のシート搬送装置の前記シート搬送
手段は、前記シートを搬送する弾性を備えたローラと前
記ローラを回転させるパルスモータとを有し、前記駆動
量検出手段は前記パルスモータの駆動パルスにより駆動
量を検出するようになっている。
【0010】本発明のシート搬送装置の前記シート搬送
手段は、前記シートを搬送する弾性を備えたローラと前
記ローラを回転させる駆動部とを有し、前記駆動量検出
手段は前記駆動部の回転の回転数を検知して前記駆動量
を検出するようになっている。
【0011】本発明のシート搬送装置の前記シート搬送
手段は、前記シートを搬送する弾性を備えたローラと前
記ローラを回転させる駆動部とを有し、前記駆動量検出
手段は前記駆動部の駆動時間を検知して前記駆動量を検
出するようになっている。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成された前記シートを
搬送する上記いずれか1つのシート搬送装置と、前記シ
ート搬送装置によって搬送されたシートに前記シート処
理位置で後処理を施すシート後処理装置と、を備えてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像形成装置の一
例である複写機の概略正面断面図を示す。複写機11の
本体12は、リーダ部100、プリンタ部(画像形成手
段)200で構成されている。本体12の上部に自動原
稿給送装置300が設けられている。本体12の脇には
本体12から排出されたシートの後処理を行うシート後
処理装置400が設けられている。
【0014】本体(リーダ部100およびプリンタ部2
00) 図1において、リーダ部100は、原稿を画像データに
変換するようになっている。プリンタ部200は、複数
枚のシートSを積載した複数種類のシートカセット20
4を有し、プリント命令により画像データをシート上に
可視像として出力するようになっている。外部装置25
0は、本体12の脇に設けられて、リーダ部100と電
気的に接続されている。
【0015】外部装置250は各種の機能を有し、図示
していないが、ファクス(ファクシミリ)部、ファイル
部、ファイル部と接続されている外部記憶装置、コンピ
ュータと接続するためのコンピュータインターフェイス
部、コンピュータからの情報を可視像とするフォーマッ
タ部、リーダ部100からの情報を蓄積したり、コンピ
ュータから送られてきた情報を一時的に蓄積したりする
ためのイメージメモリ部、および上記各機能部を制御す
るコア部等を備えている。
【0016】図1、図2の自動原稿給送装置(以下、
「ADF」という)300において、ADFに積載され
た原稿は、1枚づつ順次プラテンガラス面102上に搬
送される(動作説明は後述)。原稿がガラス面102上
の所定の位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ10
3が点灯し、かつスキャナ・ユニット104が移動して
ランプ103が原稿を照射する。この原稿からの反射光
は、ミラー105,106,107およびレンズ108
を通してCCDイメージ・センサ部109に入力され
る。そして、CCDイメージ・センサ部109に照射さ
れた原稿の反射光は、ここで光電変換等の電気処理が行
われ、通常のデジタル処理が施される。その後、これら
の画像信号はプリンタ部200に入力される。
【0017】上記プリンタ部200に入力された画像信
号は、露光制御部201で変調された光信号に変換さ
れ、感光体202を照射される。この照射光によって感
光体202上に作られた潜像は、現像器203によって
現像される。そして、現像像の先端とタイミングを合わ
せて、シートカセット204,205の一方からシート
が搬送され、転写部206で上記現像された像がシート
に転写される。この転写された像は、定着部207でシ
ートに定着された後、パス214を経て、シート排出部
208から、複写機本体12の外部に排出される。そし
て、シート排出部208から出力されたシートには、シ
ート後処理装置400であらかじめ指定された動作モー
ドに応じて、仕分け、綴じ等が行われる。
【0018】次に、順次読み込む画像を1枚のシートの
両面に形成する順序を説明する。定着部207で片面に
像が定着されたシートは、実線の位置に保持された方向
切り替え部材209,217によりパス215,218
に案内され、破線の位置に保持された方向切り替え部材
213により反転パス212に案内される。シートの後
端が方向切り替え部材213を通過した後、方向切り替
え部材213を実線の位置に切り換えて、ローラ211
の回転方向を反転すると、シートは、搬送方向を反転さ
せられて、裏返しになり、再供給シートカセット210
へ搬送される。そして、シートは、感光体202に送ら
れる。上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られ
るが、シートについては再供給シートカセット210よ
りシート供給されるので、結局、同一シートの表面、裏
面に2枚の原稿画像を形成することができる。
【0019】次に、画像形成を終了したシートを裏返し
にして排出する順序を説明する。定着部207で画像を
定着されたシートは、実線の位置に保持された方向切り
替え部材209,217によって、パス215,218
に導かれて、破線の位置に保持された方向切り替え部材
213によって、反転パス212に導かれる。シートの
後端が方向切り替え部材217を通過すると、方向切り
替え部材217が破線の位置に切り替わる。そして、ロ
ーラ211の回転方向が反転する。これによって、シー
トは、パス216に導かれて、シート排出部208を経
由し、表裏反転して排出される。
【0020】ADF(自動原稿給送装置300) 図2は、図1に示したADF300の構成を説明するた
めの拡大断面図である。ADF300において、積載ト
レイ301は、原稿束をセットできるようになってい
る。原稿セットセンサ303は、積載トレイ301にセ
ットされた原稿を検出するようになっている。
【0021】原稿給送時において、まず、シート供給ウ
ェイト305は、図示しない分離ソレノイドによりシー
ト供給ローラ309に押し当てられる。次いで、モータ
307によって、シート供給ローラ309が、始動し、
原稿束の内、最下位の原稿の搬送を開始する。分離ロー
ラ311は、図示しないトルクリミッタにより、一定の
トルクで搬送する原稿の上面に阻止力を与えており、そ
の作用によりシート供給ローラ309により搬送された
原稿束から最下の原稿のみ送り出す。レジセンサ313
は、シート供給ローラ309によって搬送される原稿を
検出する。レジストローラ315は、搬送された原稿を
一旦受け止めて、斜行補正や位置決めを行う。
【0022】全面ベルト323は駆動ローラ317a,
317bによって張られて、押さえころ列319a,3
19b,319c,319dによりプラテンガラス10
2に押さえ付けられている。クラッチ321は駆動ロー
ラ317aにモータ307の駆動を接続するようになっ
ている。原稿は、レジストローラ315および全面ベル
ト323により露光位置まで搬送されて停止し、リーダ
部100によって読み取られる。そして、原稿は、読み
取られた後、再び全面ベルト323により搬送されて、
排出原稿センサレバー325を通過して原稿排出ローラ
329により、排出原稿トレイ331の上面に排出され
る。
【0023】排出原稿センサ327は、排出原稿センサ
レバー325の作動により原稿を検知するようになって
いる。
【0024】カバーセンサ333は、シート供給カバー
が解放されたことを検出するようになっている。ADF
開閉センサ335は、ADF300全体が図示しない奥
側のヒンジを軸に開けられたことを検出するようになっ
ている。
【0025】シート後処理装置400図3は、図1に示
したシート後処理装置400の構成を説明するための拡
大断面図である。
【0026】シート後処理装置は、シートを仕分けるソ
ート動作に加えて、綴じ動作であるステイプル機能、お
よびシートを半折りにする折り機能を有し、さらに、シ
ートの中央部を綴じて折り動作を行うサドルステッチ動
作を行うようになっている。
【0027】図3において、シート受け入れ部401
は、プリンタ部200から排出されるシートを受け取
る。入り口センサ403は、シート受け入れ部401で
受け取ったシートの検出を行う。シート受け入れ部40
1で受け取られたシートは、図3、図12に示す搬送モ
ータ441で駆動される搬送ローラ405およびシート
排出ローラ407によって搬送され、中間トレイ410
上に排出される。排出されたシートは、図3、図12に
示すパドルモータ449により駆動されるパドル409
によってストッパ412まで戻される。束排出センサ4
15は、中間トレイ410に積載されたシートを検出す
る。そして、手前側整合部材413a、奥側整合部材4
13bがシートの端部を揃える整合動作を行う。順次排
出されたシートは、中間トレイ410上で整合され、シ
ート束とされる。
【0028】シート束は、ステイプルユニット600に
より綴じられる。その後、図3、図12に示すパドルモ
ータ449のパドル駆動とは逆回転の駆動により上下動
可能な束ローラ411が図中の破線の状態に下降して、
シート束を押さえ、図3、図12に示すシート排出モー
タ443により駆動される束ローラ411および束排出
ベルト417によってシート束の後端を押してトレイ4
21上にシート束を排出する(詳細は後述)。束ローラ
411は、束搬送時に整合された束を乱さないよう、ス
ポンジローラで構成されている。また、シート排出モー
タ443は、位置制御を正確に行うため、ステッピング
モータを使用している。
【0029】サドルステッチ動作を行う場合、シート受
け入れ部401から受取搬送ローラ405およびシート
排出ローラ407で搬送したシートが中間トレイ上でパ
ドル409および手前側整合部材413a、奥側整合部
材413bで整合された後、束ローラ411は図中の破
線の位置まで下降する。ストッパ412は、ステイプル
ユニット600内の図5に示すステイプルスライドモー
タ619によりステイプラ603,605をスライド動
作させることで図3中の破線の位置まで退避する。その
後、シート束は束ローラ411により図中の右下方向に
搬送される。サドル綴じ位置センサ425は、シート束
の先端を検知した後、シートの中綴じ位置を検出する。
サドル綴じ位置センサ425によりシートの先端を検知
した後、シートの搬送方向中央部をステイプル部まで搬
送した後、束ローラ411を停止し、ステイプルユニッ
ト600によりシート束を綴じる。
【0030】その後、サドルローラ423は図3中の破
線位置まで下降する。サドルローラ423は、搬送モー
タ441の搬送方向とは逆回転の駆動により上下動し、
搬送モータ441によって駆動される。サドルローラ4
23が破線の位置まで下降すると、束ローラ411は実
線の位置まで戻る。次いで、サドルローラ423は、回
転して、シート束を図中の一点鎖線に沿って折り位置ま
で搬送する。サドル折り位置センサ429がシート束の
先端を検知し、シートの中央部が突き板427まで到達
すると、サドルローラ423は停止する。次いで、突き
板427および折りローラ431はシートを半折りにす
る。折りローラ431は図12に示すステイプル/折り
モータ455によって駆動される。突き板427は、折
りローラ431に不図示のリンクを介して接続されてお
り、折りローラ431の回転に合わせてローラニップに
シート束を突き込む動作を行う。折りローラ431で折
られたシート束は、図12に示す搬送モータ441によ
って回転する折り搬送ローラ433によってサドルトレ
イ435に排出される。
【0031】図4は手前側整合部材413a、奥側整合
部材413bの駆動を示す図である。手前側整合部材4
13aは、図3で手前側に配設されている。奥側整合部
材413bは、図3では奥側に配設されている。整合壁
442は、ばね440を介して手前側整合部材413a
に接続されている。整合壁442と奥側整合部材413
bは、シートを挟んで整合するようになっている。ラッ
ク443a,443bは、手前側整合部材413aと奥
側整合部材413bを駆動するようになっている。ピニ
オンギア445a,445bはラック443a,443
bに噛合している。整合モータ447a,447bは、
ピニオンギア445a,445bを回転させるステッピ
ングモータであり、ラック443a,443bを位置制
御するようになっている。
【0032】図5はステイプルユニット600の詳細な
構造を示す図である。ステイプルユニット全体の枠体6
01の下部には、ステイプル針を打ち出す動作を行う下
部ステイプラ605が設けられている。上部ステイプラ
603は、下部ステイプラ605から打ち出された針を
曲げとめる動作を行うようになっている。シャフト60
7は、上部ステイプラ603を支えている。スパイラル
シャフト609は、上部ステイプラ603を左右方向に
スライドさせるシャフトである。角シャフト611は、
上部ステイプラ603に針を曲げるための駆動力を伝え
るシャフトである。シャフト613は下部ステイプラ6
05を支えている。スパイラルシャフト615は下部ス
テイプラ605をスライドさせるシャフトである。角シ
ャフト617は下部ステイプラ605から針の打ち出し
動作をさせるために駆動力を伝達するシャフトである。
【0033】ステイプラスライドモータ619は、ギア
621、ギア兼プーリ623を介してスパイラルシャフ
ト609を回転させることで上部ステイプラ603を移
動させるようになっている。また、ステイプラスライド
モータ619は、ギア兼プーリ623からタイミングベ
ルト625、プーリ627を介してスパイラルシャフト
615を回転し、下部ステイプラ605を上部ステイプ
ラ603と同期して移動させるようになっている。カッ
プリング629は、図12に示すステイプル/折りモー
タ455からの駆動を受け、ギア631を介して角シャ
フト611に回転力を伝えるようになっている。また、
カップリング629は、ギア631からギア633、6
35を介して角シャフト617に回転力を伝えるように
なっている。
【0034】図6は束排出ベルト417によりシートを
排出する機構の図である。束排出ベルト417はプーリ
420と422との間に張られており、シートを押し出
す束ガイド419を備えている。シート束を図1、図3
のトレイ421に排出するとき、シート排出モータ44
3によりシャフト418を介して束排出ベルト417を
循環させると、束ガイド419が移動して、シート束を
図中の矢印方向に搬送して排出動作を行う。
【0035】操作部および表示部(操作・表示パネル5
00) 図7は上述の本体(リーダ部100)に設けた操作・表
示パネル500の配置構成例を示す図である。この操作
・表示パネル500は、キーと、そのキー表示ができる
LCDディスプレイユニットとを有している。
【0036】図7において、複写開始キー(コピースタ
ートキー)503は、複写を開始するときに使用するキ
ーである。クリア/ストップキー504は、待機(スタ
ンバイ)中に押すクリアキー、複写記録中にはストップ
キーの機能を有する。このクリアキーは、押されると、
設定した複写枚数を解除することができる。
【0037】テンキー502は、複写枚数を設定すると
きに使用するキーである。複写濃度キー505は、複写
濃度を手動で調節するときに使用するキーである。AE
キー506は、原稿の濃度に応じて複写濃度を自動的に
調節するとき、あるいはAE(自動濃度調節)を解除し
て濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに使
用するキーである。
【0038】カセット選択キー508は、上段カセッ
ト、中段カセット、下段ペーパーデッキを選択するとき
に使用するキーである。また、自動原稿給送装置300
に原稿が載っているとき、カセット選択キー508によ
りAPS(自動シート選択)を選択することができる。
このAPSが選択されたときには、原稿と同じ大きさの
シートのカセットが自動選択される。
【0039】等倍キー509は、等倍(原寸)の複写を
とるときに使用するキーである。ズームキー511は、
50%ないし200%の間で任意の倍率を指定するとき
に使用するキーである。定形変倍キー510,512
は、定形サイズの縮小、拡大を指定するときに使用する
キーである。
【0040】動作モード選択キー515は、シート後処
理装置の動作モードを選択するときに使用するキーであ
り、シート後処理装置400としてシート後処理装置が
接続された場合に使用される。また、動作モード選択キ
ー515は、シート排出方法(ステイプル、ソート、ノ
ンソート)として、ステイプルモード/ソートモード、
画像形成済シートの中折りの選択および解除をするとき
に使用するキーである。
【0041】処理キー513,514は、さまざまな処
理を設定するときに使用されるキーであり、例えば、両
面モード、綴じ代設定、写真モード、多重処理、ページ
連写、2inlモード等を設定することができる。
【0042】LCDディスプレイ501は、複写に関す
るさまざまなメッセージや情報を表示するようになって
いる。
【0043】(システム全体の説明)図8はシステム全
体の構成を示すブロック図である。図中、符号1はリー
ダ部100の制御部、符号2はプリンタ部200の制御
部、符号3は外部装置250の制御部、符号900はA
DF部(自動原稿給送装置)300の制御部、符号10
00はシート後処理装置400の制御部を示し、これら
の制御部は、バスあるいはシリアル通信等により同期を
とってデータの授受を行うようになっている。
【0044】ここで、複写機の本体12からADF30
0に送信する信号には、ADF300に積載されている
原稿のシート供給を促すシート供給信号、プラテンガラ
ス102面上の原稿の排出を促す原稿排出信号、および
原稿の供給排出の形態を決める供給排出モード信号があ
る。また、複写機の本体12からシート後処理装置40
0に送信する信号には、画像形成モード(複写機能、プ
リンタ機能等)信号、シート後処理装置400にシート
を収納するモード信号、収納されるシートサイズおよび
タイミングの信号等がある。そして、動作を行っている
場合には、外部装置250のどの機能を使った動作なの
かを示すデータが、リーダ部100、プリンタ部200
よりそれぞれADF300、シート後処理装置400に
通信により伝えられる。
【0045】上記外部装置250の制御部3は、リーダ
部100の制御部1とケーブルで接続されており、内部
のコア部10で信号の制御や、各機能の制御を行う。ま
た、この制御部3は、ファクス送受信を行うファクス部
4、各種原稿情報を電気信号に変換して光磁気ディスク
に保存するファイル部5、コンピュータからのコード情
報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部8、外部コ
ンピュータとのインターフェイスを行うコンピュータイ
ンターフェイス部7、リーダ部100からの情報を蓄積
したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に
蓄積したりするためのイメージメモリ部9、および上記
各機能を制御するコア部10等で構成されている。
【0046】リーダ部(制御部1) 図9はリーダ部100の制御部1の信号処理系の回路構
成を示すブロック図であり、以下その構成及び動作につ
いて説明する。
【0047】CCDイメージ・センサ部109に照射さ
れた原稿の反射光は、ここで光電変換され、レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の電気信
号に変換される。このCCDイメージ・センサ部109
からのカラー情報信号は、それぞれ次段の増幅器110
R,110G,110BでA/D(アナログ−デジタ
ル)変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅され
る。A/D変換器111からの出力信号は、シェーディ
ング回路112に入力され、ここでランプ103の配光
ムラや、CCDの感度ムラが補正される。シェーディン
グ回路112からの信号は、Y信号生成・色検出回路1
13および外部I/F(インターフェイス)切り替え回
路119に入力される。
【0048】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号を次の式により演算を行
ってY信号を得る。
【0049】Y=0.3R+0.6G+0.1B ここで、さらにR,G,Bの信号から7つの色に分離し
て各色に対する信号を出力する色検出回路を有してい
る。
【0050】上記Y信号生成・色検出回路113の出力
信号は、変倍・リピート回路114に入力される。そし
て、スキャナ・ユニット104の走査スピードにより副
走査方向の変倍を行い、この変倍・リピート回路114
により主走査方向の変倍を行う。また、この変倍・リピ
ート回路114により複数の同一画像を出力することが
可能である。
【0051】輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リ
ピート回路114からの信号の高周波成分を強調するこ
とにより、エッジ強調および輪郭情報を得る。この輪郭
・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判
定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキ
ング・トリミング回路117に入力される。
【0052】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取り、マーカの輪郭情報を生成する。次段のパタ
ーン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117は
その輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行
う。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検出
信号によりパターン化行う。
【0053】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザードライバ回
路118に入力され、この各種処理された信号がレーザ
ーを駆動するための信号に変換される。レーザードライ
バ回路118の出力信号は、プリンタ部100に入力さ
れ、可視像として画像形成が行われる。
【0054】次に、外部装置250との入出力制御を行
う外部I/F切り替え回路119について説明する。
【0055】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部100から画像情報を外部装置250に出力する場
合、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路
117からの画像情報をコネクタ120に出力する。ま
た、外部装置250からの画像情報をリーダ部100に
入力する場合、外部I/F切り替え回路119は、コネ
クタ120からの画像情報をY信号生成・色検出回路1
13に入力する。
【0056】上述の各画像処理は、CPU122の指示
により行われる。CPU122によって設定された値に
よりエリア信号生成回路121は、上記画像処理に必要
な各種のタイミング信号を生成する。さらに、エリア信
号生成回路121は、CPU122に内蔵されている通
信機能を用いて外部装置250との通信を行う。SUB
・CPU123は、操作部・表示部124の制御を行う
とともに、このSUB・CPU123に内蔵されている
通信機能を用いて外部装置250との通信を行う。
【0057】外部装置(コア部10) 図10は上述のコア部10の詳細構成を示すブロック図
である。
【0058】コア部10のコネクタ131は、リーダ部
100のコネクタ120とケーブルで接続されている。
このコネクタ131には、4種類の信号線が内蔵されて
いる。信号線187は8ビット(bit)の多値のビデ
オ信号用であり、信号線185はそのビデオ信号を制御
する制御信号用である。また、信号線181はリーダ部
100内のCPU122と通信を行うためのものであ
り、信号線182はリーダ部100内のSUB・CPU
123と通信を行うためのものである。信号線181と
信号線182の信号は、通信用IC132で通信プロト
コル処理され、CPUバス183を介してCPU133
に通信情報を伝達する。
【0059】また、信号線187は双方向のビデオ信号
ラインであり、リーダ部100からの情報をコア部10
で受け取ることや、コア部10からの情報をリーダ部1
00に出力することが可能である。
【0060】信号線187はバッファ回路140に接続
されており、ここで双方向信号から片方向信号の信号線
188と信号線170に分離される。信号線188はリ
ーダ部100からの8ビットの多値のビデオ信号線であ
り、次段のLUT141に入力される。LUT141
は、リーダ部100からの画像情報をルックアップテー
ブルにより所望する値に変換する。このLUT141か
ら信号線189を通して出力された信号は、二値化回路
142あるいはセレクタ143に入力される。二値化回
路142は、信号線189からの多値の信号を固定のス
ライスレベルで二値化する単純二値化機能、スライスレ
ベルが注目画素の回りの画素の値から変動する変動スラ
イスレベルによる二値化機能、及び誤差拡散法による二
値化機能を有している。
【0061】上記二値化された情報は、“0”の時「0
0H」、“1”の時「FFH」の多値信号に変換され、
次段のセレクタ143に入力される。セレクタ143
は、LUT141からの信号かあるいは二値化回路14
2の出力信号かを選択する。このセレクタ143から信
号線190を通して出力された信号は、セレクタ144
に入力される。セレクタ144は、ファクス部4、ファ
イル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォー
マッタ部8、イメージメモリ部9からの出力ビデオ信号
をそれぞれコネクタ135,136,137,138,
139を介してコア部10に入力した信号と、上記セレ
クタ143の出力信号とをCPU133の指示により選
択する。
【0062】セレクタ144から信号線191を通して
出力された信号は、回転回路145あるいはセレクタ1
46に入力される。回転回路145は、入力された画像
信号を+90度,−90度,+180度に回転する機能
を有している。また回転回路145は、リーダ部100
から出力されて二値化回路142で2値信号に変換され
た情報を、リーダ部100からの情報として記憶する。
【0063】次に、CPU133からの指示により回転
回路145は、上記記憶した情報を回転して読み出す。
セレクタ146は、この回転回路145から信号線19
2を通して出力された信号と、該回転回路145の入力
信号のどちらかを選択し、信号線193を通して、ファ
クス部4とのコネクタ135、ファイル部5とのコネク
タ136、コンピュータインターフェイス部7とのコネ
クタ137、フォーマッタ部8とのコネクタ138、お
よびイメージメモリ部とのコネクタ139と、セレクタ
147に出力する。
【0064】信号線193は、コア部10からファクス
部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部
7、フォーマッタ部8、およびイメージメモリ部9へ画
像情報の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバス
である。信号線194は、ファクス部4、ファイル部
5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ
部8、およびイメージメモリ部9からの画像情報の転送
を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
【0065】そして、上記の信号線193と信号線19
4の同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路
134であり、このビデオ制御回路134から信号線1
86を通して出力された信号によって制御を行う。ま
た、コネクタ135ないし139には、他に信号線18
4がそれぞれ接続されている。信号線184は、双方向
の16ビットCPUバスであり、非同期式によるデータ
・コマンドのやり取りを行う。ファクス部4,ファイル
部5,コンピュータインターフェイス部7,フォーマッ
タ部8、およびイメージメモリ部9とコア部10との情
報の転送は、上記の2つのビデオバスである信号線19
3,194とCPUバスである信号線184によって可
能である。
【0066】ファクス部4、ファイル部5、コンピュー
タインターフェイス部7、フォーマッタ部8、およびイ
メージメモリ部9からの信号は、セレクタ144とセレ
クタ147に入力される。
【0067】セレクタ144は、CPU133の指示に
より信号線194の信号を次段の回転回路145に入力
する。
【0068】セレクタ147は、信号線193と信号線
194の信号をCPU133の指示により選択する。セ
レクタ147から信号線195を通して出力された信号
は、パターンマッチング回路148とセレクタ149に
入力される。パターンマッチング回路148は、その入
力信号を予め決められたパターンとパターンマッチング
を行い、パターンが一致した場合、予め決められた多値
の信号を信号線196に出力する。またパターンマッチ
ングで一致しなかった場合は、入力信号を信号線196
に出力する。
【0069】セレクタ149は、信号線195と信号線
196の信号をCPU133の指示により選択する。セ
レクタ149から信号線197を通して出力された信号
は、次段のLUT150に入力される。LUT150
は、プリンタ部200に画像情報を出力する際に、プリ
ンタ部200の特性に合わせて入力信号を変換する。
【0070】セレクタ151は、LUT150から信号
線198を通して出力された信号と信号線195からの
信号とをCPU133の指示により選択する。このセレ
クタ151の出力信号は、次段の拡大回路152に入力
される。
【0071】拡大回路152は、CPU133からの指
示によりX方向,Y方向独立に拡大倍率を設定すること
が可能である。その拡大方法は、1次の線形補間方法で
ある。この拡大回路152から信号線170を通して出
力された信号は、バッファ回路140に入力される。バ
ッファ回路140に入力された信号は、CPU133の
指示により双方向信号となり、信号線187及びコネク
タ131を介してプリンタ部200に送られ、プリント
アウトされる。
【0072】以下、上述のコア部10と各部との信号の
流れについて説明する。
【0073】ファクス部4の情報によるコア部10の動
作 まず、ファクス部4に情報を出力する場合について説明
する。CPU133は、通信用IC132を介してリー
ダ部100のCPU122と通信を行い、原稿スキャン
命令を出す。リーダ部100は、この命令を受け取る
と、原稿をスキャナ・ユニット104にスキャンさせ
て、その画像情報をコネクタ120に出力する。
【0074】この時、リーダ部100と外部装置250
はケーブルで接続されており、リーダ部100からの情
報はコア部10のコネクタ131に入力される。また、
コネクタ131に入力された画像情報は、多値8ビット
の信号として信号線187を通してバッファ回路140
に入力される。このバッファ回路140は、CPU13
3の指示により双方向の信号線187を片方向の信号線
として、信号線188を介してLUT141に画像情報
を入力する。LUT141は、リーダ部100からの画
像情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変
換する。例えば、原稿の下地を飛ばすことなどが可能で
ある。
【0075】上記LUT141の出力信号は、次段の二
値化回路142に入力される。二値化回路142は、そ
の8ビットの多値信号を二値化信号に変換する。この
時、二値化回路142は、二値化された信号が“0”の
場合は「00H」、“1”の場合は「FFH」と2つの
多値の信号に変換する。この二値化回路142の出力信
号は、セレクタ143、セレクタ144を介して回転回
路145あるいはセレクタ146に入力される。また回
転回路145の出力信号もセレクタ146に入力され、
セレクタ146は、信号線191の信号か信号線192
の信号のどちらかを選択する。この信号の選択は、CP
U133がCPUバスである信号線184を介してファ
クス部4と通信を行うことにより決定する。そして、セ
レクタ146の出力信号は、コネクタ135を介してフ
ァクス部4に送られる。
【0076】次に、ファクス部4からの情報を受け取る
場合について説明する。ファクス部4からの画像情報
は、コネクタ135を介して信号線194に伝送され、
セレクタ144とセレクタ147に入力される。この
時、CPU133の指示によりプリンタ部200にファ
クス受信時の画像を回転して出力する場合には、セレク
タ144に入力した信号線194からの信号を回転回路
145で回転処理する。この回転回路145の出力信号
は、セレクタ146,セレクタ147を介してパターン
マッチング回路148に入力される。
【0077】また、CPU133の指示によりファクス
受信時の画像をそのままプリンタ部200に出力する場
合には、セレクタ147に入力した信号をパターンマッ
チング回路148に入力する。パターンマッチング回路
148は、ファクス受信した際の画像のガタガタを滑ら
かにする機能を有しており、ここでパターンマッチング
された信号は、セレクタ149を介してLUT150に
入力される。LUT150は、ファクス受信した画像を
プリンタ部200に所望の濃度で出力するために、内部
のテーブルはCPU133で変更可能となっている。
【0078】上記LUT150の出力信号は、セレクタ
151を介して拡大回路152に入力される。拡大回路
152は、2つの値(00H,FFH)を有する8ビッ
トの多値信号を1次の線形補間法により拡大処理を行
う。この拡大回路152からの多くの値を有する8ビッ
ト多値信号は、バッファ回路140とコネクタ131を
介してリーダ部100に送られる。リーダ部100は、
この信号を図9に示すコネクタ120を介して外部I/
F切り替え回路119に入力する。外部I/F切り替え
回路119は、ファクス部4からの信号をY信号生成・
色検出回路113に入力する。Y信号生成・色検出回路
113の出力信号は、前述のような処理を施された後、
プリンタ部200に出力され、シート上に画像形成が行
われる。
【0079】ファイル部5の情報によるコア部10の動
作 まず、ファイル部5に情報を出力する場合について説明
する。CPU133は、通信用IC132を介してリー
ダ部100のCPU122(図9参照)と通信を行い、
原稿スキャン命令を出す。リーダ部100は、この命令
により原稿をスキャナ・ユニット104(図1参照)に
スキャンさせ、その画像情報をコネクタ120(図9参
照)に出力する。この時、リーダ部100と外部装置2
50はケーブルで接続されており、リーダ部100から
の情報はコア部10のコネクタ131に入力される。こ
のコネクタ131に入力された画像情報は、バッファ回
路140によって片方向の信号線188に送り出され
る。この多値8ビットの信号は、LUT141によって
所望の信号に変換される。LUT141の出力信号は、
セレクタ143、セレクタ144、セレクタ146を介
してコネクタ136に入力される。
【0080】すなわち、二値化回路142および回転回
路145の機能を用いずに、8ビット多値のままファイ
ル部5に転送する。そして、CPU133のCPUバス
である信号線184を通してファイル部5との通信を行
い、二値化信号のファイリングを行う場合には、二値化
回路142,回転回路145の機能を使用する。この二
値化処理および回転処理は、上述のファクスの場合と同
様なので省略する。
【0081】次にファイル部5からの情報を受け取る場
合について説明する。ファイル部5からの画像情報は、
コネクタ136および信号線194を通してセレクタ1
44かセレクタ147に入力される。この時、8ビット
多値信号のファイリングの場合はセレクタ147へ、2
値信号のファイリングの場合はセレクタ144あるいは
セレクタ147に入力することが可能である。
【0082】ここで、2値のファイリングの場合はファ
クスと同様な処理であるので説明を省略するが、多値の
ファイリングの場合は、セレクタ147の出力信号をセ
レクタ149を介してLUT150入力する。LUT1
50は、所望のプリント濃度に合わせてCPU133の
指示によりルックアップテーブルを作成する。このLU
T150の出力信号は、セレクタ151を介して拡大回
路152に入力される。そして、拡大回路152によっ
て所望の拡大率に拡大された8ビット多値信号は、バッ
ファ回路140およびコネクタ131を介してリーダ部
100に送られる。そして、リーダ部100に送られた
ファイル部5の情報は、上述のファクスと同様に、プリ
ンタ部200に出力され、シート上に画像形成が行われ
る。
【0083】コンピュータインターフェイス部7の情報
によるコア部10の動作 コンピュータインターフェイス部7は、外部装置250
に接続される外部コンピュータとのインターフェイスを
行う。またコンピュータインターフェイス部7は、SC
SI、RS232C、セントロニクス系との通信を行う
複数のインターフェイスを備えており、これらの3種類
のインターフェイスからの情報は、コネクタ137とデ
ータバスである信号線184を介してCPU133に送
られる。CPU133は、送られてきた内容から各種の
制御を行う。
【0084】フォーマッタ部8の情報によるコア部10
の動作 フォーマッタ部8は、上述のコンピュータインターフェ
イス部7から送られてきた文書ファイルなどのコマンド
データをイメージデータに展開する機能を有している。
CPU133は、コンピュータインターフェイス部7か
らデータバスである信号線184を介して送られてきた
データがフォーマッタ部8に関するデータであると判断
すると、コネクタ138を介してデータをフォーマッタ
部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送されたデー
タから文字や図形などのように意味のある画像としてメ
モリに展開する。
【0085】次に、フォーマッタ部8からの情報を受
取、シート上に画像形成を行う手順について説明する。
フォーマッタ部8からの画像情報は、コネクタ138を
介して信号線194に2つの値(00H,FFH)を有
する多値信号として伝送される。この信号は、セレクタ
144およびセレクタ147に入力される。そして、C
PU133の指示により、セレクタ144およびセレク
タ147を制御する。以後の動作は上記のファクスの場
合と同様なので説明を省略する。
【0086】イメージメモリ部9の情報によるコア部1
0の動作 まず、イメージメモリ部9に情報を出力する場合につい
て説明する。CPU133は、通信用IC132を介し
てリーダ部100のCPU122(図9参照)と通信を
行い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部100は、こ
の命令により原稿をスキャナ・ユニット104にスキャ
ンさせ、その画像情報をコネクタ120に出力する。こ
の時、リーダ部100と外部装置250はケーブルで接
続されており、リーダ部100からの情報はコア部10
のコネクタ131に入力される。このコネクタ131に
入力された画像情報は、多値8ビットの信号線187お
よびバッファ回路140を介してLUT141に送られ
る。
【0087】上記LUT141の出力信号は、セレクタ
143,144,146およびコネクタ139を介して
イメージメモリ部9へ入力され、その多値画像情報が転
送される。このイメージメモリ部9に記憶された画像情
報は、コネクタ139からCPUバスである信号線18
4を通してCPU133に送られる。CPU133は、
上述のコンピュータインターフェイス部7にイメージメ
モリ部9から送られてきたデータを転送する。コンピュ
ータインターフェイス部7は、前述の3種類のインター
フェイス(SCSI,RS2322C,セントロニク
ス)の中から所望のインターフェイスでコンピュータに
転送する。
【0088】次に、イメージメモリ部9からの情報を受
け取る場合について説明する。コンピュータインターフ
ェイス部7を介してコンピュータから画像情報がコア部
10に送られると、コア部10のCPU133は、その
コンピュータインターフェイス部7からCPUバスであ
る信号線184を介して送られてきたデータを判断し、
そのデータがイメージメモリ部9に関するデータである
と判断すると、コネクタ139を介してイメージメモリ
部9に転送する。イメージメモリ部9は、コネクタ13
9を介してその8ビット多値信号を信号線194に送り
出し、セレクタ144、セレクタ147に伝送する。こ
のセレクタ144あるいはセレクタ147の出力信号
は、CPU133の指示により、上述のファクスと同様
にプリンタ部200に出力され、シート上に画像形成が
行われる。
【0089】ADF制御装置(制御部900) 図11は自動原稿給送装置300の制御部900の回路
構成を示すブロック図である。制御部900は、CPU
(中央演算処理装置)901、ROM(読み出し専用メ
モリ)905、RAM(ランダムアクセスメモリ)90
7等によって、構成されている。
【0090】上記ROM905には制御プログラムが格
納されており、RAM907には入力データや作業用デ
ータが記憶されている。またCPU901の出力ポート
には前述の分離モータ等の各種モータやソレノイド駆動
手段が接続され、CPU901の入力ポートにはシート
供給センサ等が接続されており、CPU901がROM
905に格納された制御プログラムに従って、バスを介
して接続された各部を制御する。
【0091】また、シリアルインターフェイス部903
を備えており、リーダ部100のCPU122とシリア
ル通信を行い、リーダ部100との間で制御データの授
受を行っている。ADF部よりリーダ部100に送信さ
れるデータは、原稿のプラテンガラス上へのシート供給
完了を示すシート供給完了信号等である。
【0092】シート後処理装置制御装置(制御部100
0) 図12はシート後処理装置400の制御部1000の構
成を示すブロック図である。CPU1001は、ROM
1005に格納された制御プログラムを読み出しながら
各部の制御を行うようになっている。RAM1003に
は作業用データや入力データが格納され、CPUはこれ
らのデータをもとに制御を行う。1007はEPRO
Mであり、位置補正値などの調整データを格納する。C
PU1001の入力ポートには入り口センサ等のセンサ
が接続されており、これらのセンサの状態に基づき、R
OM1005に格納されたプログラムに従って出カポー
トに接続された搬送モータ等の負荷を制御する。
【0093】CPU1001はシリアルインターフェイ
ス部1009を備えており、プリンタ部200と制御デ
ータの授受を行っている。CPU1001はシリアルイ
ンターフェイス部1009を介してプリンタ部200か
ら送られてくる制御データをもとに各部の制御を行う。
【0094】シート後処理装置400の制御の流れを図
13ないし図19を用いて説明する。
【0095】図13はシート後処理装置400の全体の
処理であるモード処理を示すフローチャートである。ま
ず、本体12からのシート排出が開始されることを示す
“ソータスタート”信号の有無を判別し(ステップ(以
下、単に「S」と略称する。図にはSと記す)100
1)、オンになっていればイニシャル動作(S100
3)に移行する。信号がオフならば再びS1001に戻
る。イニシャル動作(S1003)では上部ステイプラ
603、下部ステイプラ605や、手前側整合部材41
3a、奥側整合部材413bなどの各負荷をホームポジ
ションに移動する動作が行われる。
【0096】S1005およびS1009は本体12か
ら排出されるシートの収納に関するモードの判別を行う
流れを示している。ソートモードと判別された場合は
(S1005)、ソート動作(S1007)に移行す
る。
【0097】ソートモードでないと判別された場合はス
テイプルソートモードであるかを判断される(S100
9)。ステイプルソートモードであると判断された場合
はステイプルソート動作(S1011)に移行する。ス
テイプルソートモードでないと判断された場合にはサド
ルステッチモードであると判断してサドルステッチ動作
(S1013)に移行する。S1007、S1011、
S1013で各モード別の処理を終了する。プログラム
はS1001に戻る。
【0098】図14は前述のソート動作のフローチャー
トを示している。まず、シートを本体から受け取って搬
送し中間トレイ410上に排出するため、搬送モータ4
41をオンにする(S1101)。次いで、本体12か
らのソータスタート信号の有無を判定する(S110
3)。ソータスタート信号がオンになっていれば本体1
2からの排出状態が継続されていると判断して、S11
05の処理に移行する。S1103で本体12からのソ
ータスタート信号がないとき、ジョブ終了と判断して、
搬送モータ441を停止し(S1121)、ソート動作
を終了する。
【0099】入り口センサ403のオン/オフを判定し
(S1105)、入り口センサ403がオンになってい
なければ(S1105)、再びソータスタート信号の有
無判定を行う(S1103)。入り口センサ403がオ
ンになっていれば本体12からシートが排出されている
ものとして入り口センサ403がオフになるのを待つ
(S1107)。入り口センサ403がオフになるとパ
ドル409を回転させるタイミングを決定するタイマを
セットする(S1109)。
【0100】タイマがカウントアップするのを待ち(S
1111)、カウントアップするとパドル409を1回
転させる(S1113)。その後、整合モータ447
a,447bを駆動することで、手前側整合部材413
a、奥側整合部材413bによってシートを整合する
(S1115)。本体から送られてくる、シート束の最
終シートであることを示す最終シート信号の有無を判断
し(S1117)、最終シートでなければS1103に
戻る。S1117で最終シート信号がオンになれば、後
述する束排出動作を行い(S1119)、再びS110
3の処理に戻る。七夕S1103で本体12からのソー
タスタート信号がないとき、ジョブ終了と判断して、搬
送モータ441を停止し(S1121)、ソート動作を
終了する。
【0101】図15はステイプルソートモードの処理を
示すフローチャートである。まず、搬送モータ441を
オンにする(S1201)。次いで、本体12からのソ
ータスタート信号の有無を判定する(S1203)。ソ
ータスタート信号がオンになっていれば本体からの排出
状態が継続されていると判断して、S1205の処理に
移行する。S1203で本体からのソータスタート信号
がないとき、ジョブ終了と判断して搬送モータ441を
停止し(S1225)、ステイプルソート動作を終了す
る。
【0102】入り口センサ403のオン/オフを判定し
(S1205)、入り口センサ403がオンになってい
れば本体からシートが排出されているものとして入り口
センサ403がオフになるのを待つ(S1207)。入
り口センサ403がオンになっていなければ(S120
5)、入り口センサ403のオフを待ち(S120
7)、入り口センサがオフになるとパドル409を作動
させるタイミングを決定するタイマをセットする(S1
209)。
【0103】タイマがカウントアップするのを待ち(S
1211)、カウントアップするとパドル409を1回
転させる(S1213)。その後、整合モータ447
a,447bを駆動することで、手前側整合部材413
a、奥側整合部材413bによってシートを整合する
(S1215)。本体から送られてくるシートがシート
束の最終シートであることを示す最終シート信号の有無
を判断し(S1217)、最終シートでなければS12
03に戻る。
【0104】最終シート信号がオンになっていれば(S
1217)、後述するステイプル動作(S1219)を
行い、次いで、後述する束排出動作(S1221)を行
った後、ステイプラをホームポジションに戻し(S12
23)、その後、S1203に戻り、次のシート排出を
待つ。S1203で本体からのソータスタート信号がな
いとき、ジョブ終了と判断して搬送モータ441を停止
し(S1225)、ステイプルソート動作を終了する。
【0105】図16はサドルステッチ動作を示すフロー
チャートである。まず、搬送モータ441をオンにする
(S1301)。次いで、本体12からのソータスター
ト信号の有無を判断する(S1303)。ソータスター
ト信号が有ればシートの排出動作が継続されているもの
として、S1305の処理に進行する。ソータスタート
信号がなければ搬送モータ441を停止させて終了する
(S1323)。
【0106】入り口センサ403のオン/オフを判定し
(S1305)、オフであればS1303に戻る。S1
305で入り口センサ403がオンになっていればS1
307の処理に進行し、シートが通過したことを検出す
るため、入り口センサ403がオフになるのを待つ。オ
フになると、シートの排出が完了しパドル動作を開始す
るタイミングを計測するのにシート排出待ちタイマをセ
ットする(S1309)。
【0107】タイマのカウントアップするのを待って
(S1311)、カウントアップするとパドル409を
1回転させるパドル動作をし(S1313)、手前側整
合部材413a、奥側整合部材413bによりシートを
整合する整合動作を行う(S1315)。その後、最終
シート信号のオン/オフを判定し(S1317)、オフ
であれば継続するシート排出動作のためにS1303に
戻る。オンであれば後述する綴じ折り動作を行い(S1
319)、ステイプラをホームポジションに戻した後に
(S1321)、S1303に戻り、次のシート排出を
待つ。ソータスタート信号がなければ搬送モータ441
を停止させて終了する(S1323)。
【0108】図17はソート動作およびステイプルソー
ト動作における束排出動作のフローチャートである。ま
ず、束排出を行う束を押さえる束ローラ411を下降さ
せる(S1401)。次いで、シート束をトレイ421
側に排出するため、シート排出モータ443を正転させ
る(S1403)。その後、シート束の後端が束排出セ
ンサ415を通過するのを検出するため、束排出センサ
415がオフになるのを待つ(S1405)。束排出セ
ンサ415がオフになるとシート束がトレイ421に排
出されるまでの時間を計測するシート排出タイマをセッ
トする(S1407)。
【0109】シート排出待ちタイマのカウントアップを
待ち(S1409)、カウントアップするとシート排出
モータ443を停止させ(S1411)、次のシート束
を作成するため、束ローラ411を上昇させて(S14
13)、シート束排出動作を終了する。
【0110】図18はステイプル動作を示すフローチャ
ートである。まず、ステイプル動作が1カ所綴じである
か2カ所綴じであるかの判断を行う(S1501)。1
カ所綴じと判断されればステイプル/折りモータ455
をステイプル側に駆動してクリンチを行い(S151
5)、プログラムを終了する。2カ所綴じと判断された
場合(S1501)、束ローラ411を下降させ(S1
503)、ステイプルするシート束を押さえる。次い
で、上部ステイプラ603および下部ステイプラ605
をステイプルスライドモータ619により2カ所綴じの
奥側位置まで移動させる(S1505)。
【0111】その後、ステイプル/折りモータ455を
ステイプル側に駆動して針でシート束を綴じるクリンチ
動作を行う(S1507)。クリンチ動作が終了する
と、再びステイプルスライドモータ619を駆動し、上
部ステイプラ603および下部ステイプラ605を2カ
所綴じの手前側まで移動させる(S1509)。そし
て、ステイプル/折りモータ455によりクリンチを行
い(S1511)プログラムを終了する。
【0112】図19は綴じ折り動作を示すフローチャー
トである。まず、搬送モータ441を停止させる(S1
601)。次に、シート排出モータ443を逆転させ
て、シートの中間点が綴じ位置まで移動するようにシー
ト束を折りローラ431側に引き込む(S1603)。
このとき、CPU1001内に設けられたサドル綴じ位
置カウンタ1013をスタートさせる(S1605)。
シート束の先端がサドル綴じ位置センサを通過したこと
を検知するサドル綴じ位置センサ425(図12参照)
がオンになるのを待ち(S1607)、オンになるとサ
ドル綴じ位置カウンタ1013をストップさせる(S1
609)。
【0113】サドル綴じ位置の補正値を計算する(S1
611)。補正値の基本的な考え方は、シートを基準距
離LAを送ったときに検出したシートの搬送量がLBで
あるとすると、本来送るべき搬送量Lに対して補正値L
Hを、 LH=LB×L÷LA−L とするものである。
【0114】図20に示すように、基準距離LAは、搬
送開始位置であるストッパ412から、センサ位置であ
るサドル閉じ位置センサ425までの距離である。搬送
距離LBは、シートを基準距離LA搬送したとき、搬送
モータ441の駆動量から換算した搬送距離である。本
来送るべき搬送量Lは、シートの搬送方向の長さの半分
の位置がサドル綴じ位置P1に到達するまでの搬送モー
タ441によるシートの搬送量である。すなわち、シー
トの先端を目標位置に到達するための搬送モータ441
の搬送量である。補正値LHは、シートの搬送方向の長
さの半分の位置をサドル綴じ位置P1に正確に止めるた
めの搬送モータ441の補正搬送量である。すなわち、
シートの先端が目標位置に正確に止めるための搬送モー
タ441の搬送量である。
【0115】したがって、サドル綴じ位置までの距離を
L5とし、第3図に示すようにストッパ412からサド
ル綴じ位置センサ425までの距離をL1、S1609
で停止したカウンタを距離に換算しL3とすると、補正
値L4は、 L4=L3×L5÷L1−L5 で示される。この補正値をもとに、サドル綴じ位置まで
のCPU1001内の停止タイマをセットする(S16
13)。搬送速度をVとすれば停止タイマにセットされ
る値T1は、 T1=(L5−L1+L4)÷V で示される。次いでS1615でタイマアップを待って
S1617でシート排出モータ443を停止させる。こ
のようにすることで、束搬送ローラ411が実際に搬送
する距離と理論値を補正し、シート束を正確に綴じ位置
で停止させる。ここで、2カ所綴じのステイプル動作を
行い(S1619)、ステイプルが終了するとサドルロ
ーラ423を下降させる(S1621)。
【0116】次に、束ローラ411を上昇させて(S1
623)、CPU1001内のサドル折り位置カウンタ
1015をスタートし(S1625)、サドルローラ4
23を駆動するため搬送モータ441をオンにする(S
1627)。この後、サドル折り位置センサ429にシ
ート束の先端が到達したことを検出するためS1629
でサドル折り位置センサ429のオンを待ち、サドル折
り位置センサ429がオンしたらサドル折り位置カウン
タ1015をストップさせる(S1631)。S163
3ではサドルの折り位置の補正値を計算する。シートの
長さをSとし、図3に示すようにストッパ412からサ
ドル折り位置センサ429までの距離をL2、ストッパ
412から折り位置までの距離をL6、S1631で停
止したサドル折り位置カウンタ1015を距離に換算し
た値をL7とすると、補正値L8は、 L8=L7×(L2−L6+S÷2)÷(L2−L5−
S÷2)一(L2−L6+S÷2) で示される。この補正値をもとにSPU1001内のサ
ドル折り位置タイマをセットする(S1635)。セッ
トされるタイマ値T2は T2=(L6−L5+S÷2+L8)÷V で示される。S1637でこのサドル折り位置停止タイ
マのカウントアップを待って、S1639で搬送モータ
441を停止させる。このようにすることで、サドルロ
ーラ423の搬送量を補正し、正確に折り位置で停止す
ることを可能とする。次いで、S1641でステイプル
/折りモータ455を折り方向に回転させ、S1643
で突き板427が束に到達するまでのタイマをセットす
る。S1645でタイマがカウントアップしたら搬送モ
ータ441をオンし、S1649で折りローラ431が
1回転終了するのを待って、S1651でステイプル/
折りモータ455を停止させて処理を終了する。
【0117】本発明のシート搬送装置700は、シート
を所定の位置であるストッパ412からシート処理位置
であるサドル綴じ位置P1(または、サドル折り位置P
2)へ搬送するシート搬送手段である束ローラ411、
シート排出モータ443(または、サドルローラ42
3、搬送モータ441)と、束ローラ411によって搬
送されるシートを検知するシート検知手段であるサドル
綴じ位置センサ425(または、サドル折り位置センサ
429)と、ストッパ412からサドル綴じ位置センサ
425(または、サドル折り位置センサ429)によっ
てシートが検知されるまでのシート排出モータ443
(または、搬送モータ441)の駆動量である回転量を
検知する駆動量検知手段であるサドル綴じ位置カウンタ
1013(または、サドル折り位置カウンタ1015)
と、サドル綴じ位置センサ425(または、サドル折り
位置センサ429)のシート検知信号とサドル綴じ位置
カウンタ1013(または、サドル折り位置カウンタ1
015)により検知された駆動量とに基づいて束ローラ
411、シート排出モータ443(または、サドルロー
ラ423、搬送モータ441)によるシートの搬送距離
を算出し、この算出したシートの搬送距離とストッパ4
12の位置からサドル綴じ位置P1(または、サドル折
り位置P2)までの距離とに基づいて、束ローラ41
1、シート排出モータ443(または、サドルローラ4
23、搬送モータ441)によるストッパ412からサ
ドル綴じ位置P1(または、サドル折り位置P2)まで
のシート搬送距離の補正値を設定するCPU(制御手
段)1001と、を備えている。
【0118】シート搬送装置700において、シートを
搬送する束ローラ411と、サドルローラ423は弾性
を備えている。
【0119】シート搬送装置700において、束ローラ
411を回転させるシート排出モータ443は、搬送モ
ータパルスモータであり、サドルローラ423を回転さ
せる搬送モータ441はパルスモータであり、サドル綴
じ位置カウンタ1013(または、サドル折り位置カウ
ンタ1015)はパルスモータの駆動パルスをカウント
してローラ441,423によって搬送されたシートの
距離を検出するようになっている。
【0120】なお、シート排出モータ443と、搬送モ
ータ441とに、通常のモータを使用し、この通常のモ
ータの回転数を不図示の回転数カウンタ(駆動量検出手
段)によって、カウントしてローラ411,423によ
って搬送されたシートの距離を検出するようにしてもよ
い。
【0121】さらに、シート排出モータ443と、搬送
モータ441とに、通常のモータを使用し、この通常の
モータの回転時間を不図示の回転時間計測器(駆動量検
出手段)によって、計測してローラ411,423によ
って搬送されたシートの距離を検出するようにしてもよ
い。
【0122】したがって、シート搬送装置700は、ロ
ーラ411,423の変形によりローラ径から算出され
る搬送量と実際の搬送量に差があっても、その差を補正
することができ、シートを所定の位置まで正確に搬送す
ることができる。
【0123】また、シート後処理装置400によるシー
ト束の搬送方向の中心を綴じて折るサドルステッチ動作
の場合、正確に中心を綴じて折ることがでる。
【0124】さらに、シート搬送装置700は、ローラ
411,423の変形によりローラ径から算出される搬
送量と実際の搬送量に差があっても、その差を補正し、
かつシートサイズに応じたシートの搬送量を求めること
ができ、センサを少なくて済み、コスト高になるという
問題を解消することができる。
【0125】
【発明の効果】本発明のシート搬送装置は、シートの搬
送における搬送量を補正し、正確な位置制御を実現する
ことができる。
【0126】本発明の画像形成装置は、シートの搬送量
を補正することのできる上記シート搬送装置を備えてい
るので、シート搬送装置によってシート処理位置に正確
に搬送されたシートに後処理装置によって後処理を正確
に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート搬送装置を本体に備
えた画像形成装置である複写機の概略正面断面図であ
る。
【図2】原稿搬送装置の正面概略断面図である。
【図3】本発明の実施形態のシート搬送装置を備えたシ
ート後処理装置の概略正面断面図である。
【図4】シート後処理装置の整合部分を表す図である。
【図5】シート後処理装置のステイプラを概略斜視図で
ある。
【図6】シート後処理装置の束排出動作を行う部分の概
略斜視図である。
【図7】複写機の操作部・表示部を示す図である。
【図8】複写機のシステム全体を示すブロック図であ
る。
【図9】複写機のリーダ部を示すブロック図である。
【図10】複写機のコア部を示すブロック図である。
【図11】複写機の原稿搬送装置の制御部を示すブロッ
ク図である。
【図12】シート後処理装置の制御部を示すブロック図
である。
【図13】複写機のモード処理制御を示すフローチャー
トである。
【図14】シート後処理装置のソート動作を示すフロー
チャートである。
【図15】シート後処理装置のステイプルソート動作を
示すフローチャートである。
【図16】シート後処理装置のサドルステッチ動作を示
すフローチャートである。
【図17】シート後処理装置の束排出動作を示すフロー
チャートである。
【図18】シート後処理装置のステイプル動作を示すフ
ローチャートである。
【図19】シート後処理装置のシート綴じ折り動作を示
すフローチャートである。
【図20】シート後処理装置によって、シート束を綴じ
るときのシート束の位置設定説明用の図である。
【図21】従来のシート後処理装置におけるシート束の
搬送状態説明用の図である。
【符号の説明】
S シート P1 サドル綴じ位置(シート処理位置) P2 サドル折り位置(シート処理位置) 1 リーダ部の制御部 2 プリンタ部の制御部 3 外部装置の制御部 11 複写機(画像形成装置) 12 複写機本体 100 リーダ部 200 プリンタ部 250 外部装置 300 自動原稿給送装置 400 シート後処理装置 401 シート受け入れ部 403 入り口センサ 405 搬送ローラ 407 シート排出ローラ 409 パドル 410 中間トレイ 411 束ローラ(シート搬送手段) 412 ストッパ(所定の位置) 413a,413b 整合部材 415 束排出センナ 417 束排出ベルト 423 サドルローラ(シート搬送手段) 425 サドル綴じ位置センサ(シート検出手段) 427 突き板 429 サドル折り位置センサ(シート検出手段) 431 折りローラ 433 折り搬送ローラ 435 サドルトレイ 440 ばね 441 搬送モータ(シート搬送手段) 442 整合壁 443 シート排出モータ(シート搬送手段) 449 パドルモータ 455 ステイプル/折りモータ 463 シフトクロックセンサ 700 シート搬送装置 900 自動原稿給送装置の制御部 1000 シート後処理装置の制御部 1001 CPU(制御手段) 1013 サドル綴じ位置カウンタ(駆動量検知手
段) 1015 サドル折り位置カウンタ(駆動量検知手
段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを所定の位置からシート処理位置
    へ搬送するシート搬送手段と、 前記シート搬送手段によって搬送される前記シートを検
    知するシート検知手段と、 前記所定の位置から前記シート検知手段によって前記シ
    ートが検知されるまでの前記シート搬送手段の駆動量を
    検知する駆動量検知手段と、 前記シート検知手段のシート検知信号と前記駆動量検知
    手段により検知された駆動量とに基づいて前記シート搬
    送手段による前記シートの搬送距離を算出し、当該算出
    したシートの搬送距離と前記所定の位置から前記シート
    処理位置までの距離とに基づいて、前記シート搬送手段
    による前記所定の位置から前記シート処理位置までのシ
    ート搬送距離の補正値を設定する制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート搬送手段は、前記シートを搬
    送する弾性を備えたローラを有していることを特徴とす
    る請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート搬送手段は前記シートを搬送
    する弾性を備えたローラと前記ローラを回転させるパル
    スモータとを有し、前記駆動量検出手段は前記パルスモ
    ータの駆動パルスにより駆動量を検出することを特徴と
    する請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート搬送手段は前記シートを搬送
    する弾性を備えたローラと前記ローラを回転させる駆動
    部とを有し、前記駆動量検出手段は前記駆動部の回転の
    回転数を検知して前記駆動量を検出することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送手段は前記シートを搬送
    する弾性を備えたローラと前記ローラを回転させる駆動
    部とを有し、前記駆動量検出手段は前記駆動部の駆動時
    間を検知して前記駆動量を検出することを特徴とする請
    求項1または2に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成された前記シート
    を搬送する請求項1ないし5の内、いずれか1項に記載
    のシート搬送装置と、 前記シート搬送装置によって搬送されたシートに前記シ
    ート処理位置で後処理を施すシート後処理装置と、 を備えことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7374160B2 (en) 2004-08-09 2008-05-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet processing apparatus

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