JP2001310632A - 自動車用ドア構造 - Google Patents

自動車用ドア構造

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JP2001310632A
JP2001310632A JP2000130589A JP2000130589A JP2001310632A JP 2001310632 A JP2001310632 A JP 2001310632A JP 2000130589 A JP2000130589 A JP 2000130589A JP 2000130589 A JP2000130589 A JP 2000130589A JP 2001310632 A JP2001310632 A JP 2001310632A
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JP2000130589A
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English (en)
Inventor
Junichi Furuyama
純一 古山
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レインフォース体の長さを実質的に調整可能
として、多種のドア構造に適合するように工夫した。 【解決手段】 インナーパネル1に開口孔4を形成して
ドア袋部3を開口し、開口孔4に橋渡すように一対の主
レインフォース体20,30を互いに平行に且つ離間し
た状態で横設し、両主レインフォース体20,30の一
端側をインナーパネル1に固着すると共に、両主レイン
フォース体20,30の他端側を、両主レインフォース
体20,30に橋渡されるように摺動可能に設けられた
長さ調整プレート50を介してインナーパネル1に固着
しており、長さ調整プレート50が両主レインフォース
体20,30上を摺動することによって、長さ調整プレ
ート50のインナーパネル1に対する取付け位置を調整
可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドア構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドア構造は、例えば米国
特許第5,417,470号特許明細書に開示されてい
るものが知られている。
【0003】これによれば、図7に示すように、ドア構
造は、インナーパネルaとアウターパネルbとによっ
て、これら両パネルa、bの外周部に形成したフランジ
同士を接合することによってドア袋部cを形成して構成
されている。
【0004】インナーパネルaには、ドア袋部c内への
部品の配置のための取付け作業孔として開口部dが形成
されている。
【0005】そして、この開口部dには、一対のレイン
フォース体e,fが互いに離間して横設され、両レイン
フォースe,fの両端はインナーパネルbに固着されて
いる。
【0006】両レインフォース体e,fには、ガラス昇
降機構を構成するモータ(不図示)を取付けるためのブ
ラケットgが橋渡されるように装着されている。
【0007】また、一対のレインフォースe,fの他
に、第3のレインフォースhがレインフォースfに対し
て略対向するようにアウトパネルa側に配置されてお
り、第3のレインフォース体hの両端は、インナーパネ
ルbに固着され、かつ第3のレインフォース体hとレイ
ンフォース体fとの間にガラス昇降機構を構成するガイ
ドレールjが配置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する従来の自動車用ドア構造にあっては、一
対のレインフォース体e,f及び第3のレインフォース
体hの両端は、それぞれインナーパネルbに固着されて
いるために、その長さは一定となって、互いに大きさ形
状が異なるドア構造毎に、数種或いは数十種の長さ寸法
の異なるものを用意しておく必要がある。
【0009】このために、レインフォース体e,f或い
はhの設計工数がかかるばかりでなく、これらを製作す
る金型或いは原材料も多種類用意する必要があって、部
品コストが嵩むことになってしまう。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、レインフォー
ス体の長さを実質的に調整可能として、多種のドア構造
に適合するように工夫された自動車用ドア構造を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、アウターパネル及びインナーパネルが、
これら両パネルの外縁同士を接合することによってドア
袋部を形成し、該ドア袋部のインナーパネル側をドアト
リムにより美装して構成する自動車用ドア構造におい
て、前記インナーパネルに開口孔を形成して前記ドア袋
部を開口し、前記開口孔に橋渡すように一対の主レイン
フォース体を互いに平行に且つ離間した状態で横設し、
該両主レインフォース体の一端側を前記インナーパネル
に固着すると共に、前記両主レインフォース体の他端側
を、該両主レインフォース体に橋渡されるように摺動可
能に設けられた長さ調整プレートを介して前記インナー
パネルに固着しており、前記長さ調整プレートが前記両
主レインフォース上を摺動することによって、前記長さ
調整プレートのインナーパネルに対する取付け位置を調
整可能に構成したことを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、一対の主レインフォース
体上を長さ調整プレートが摺動することによって、両主
レインフォースの他端側におけるインナーパネルへの取
付け位置を実質的に調整できることになって、一種の主
レインフォース体を用意すれば、互いに大きさの異なる
多種類のドア構造に適合させることができる。
【0013】この結果、主レインフォース体の設計工数
を軽減できると共に、製作金型或いは原材料も一種類用
意すればよいことになって、部品コストの低減が期待で
きる。
【0014】更に、インナーパネルの開口部は、一対の
主レインフォース体が橋渡されると共に、両主レインフ
ォース体の両端がインナーパネルに固着されていること
になり、インナーパネルの剛性を一対の主レインフォー
ス体でも司ることができて、開口部を非常に大きな面積
で形成することができ、ドア袋部内への収容取付け部品
の取付け作業をやりやすくすることができる。
【0015】また本発明は、両主レインフォース体に橋
渡すようにガラス昇降機構を構成するガイドレールを装
着して構成している。
【0016】本発明によれば、ガイドレールは両主レイ
ンフォースに固定されていることから、インナーパネル
に装着する場合に取付け寸法精度を容易に出すことがで
きる。
【0017】また本発明は、両主レインフォース体に橋
渡すようにブラケットを設け、ブラケットにガラス昇降
機構を構成するモータを装着して構成している。
【0018】本発明によれば、ブラケットの形状を適宜
選択することにより、モータの装着位置を適宜選択で
き、ドア袋部内における他の部品との干渉を避けるよう
にモータをドア袋部内に収容することができる。
【0019】また本発明は、ブラケットに延長取付け片
部を形成し、延長取付け片部にドアスピーカを設置して
構成している。
【0020】本発明によれば、スピーカを延長取付け片
部に設置することにより、インナーパネル側のスペース
の節約となり、しかもレインフォース組立体の付加価値
を高めることができる。
【0021】また本発明は、長さ調整プレートに延在取
付け片部を形成し、延在取付け片部にドアロック装置を
装着して構成している。
【0022】本発明によれば、ドアロック装置を延在取
付け片部に設置することにより、インナーパネル側のス
ペースの節約となり、しかもレインフォース組立体の付
加価値を高めることができる。
【0023】また本発明は、一対の主レインフォース体
の他に、少なくとも一本の副レインフォース体を有して
構成し、副レインフォース体の一端側をインナーパネル
に固着すると共に、副レインフォース体の他端側に長さ
調整プレートに摺動可能に装着しており、長さ調整プレ
ートに、副レインフォース体の装着位置を複数個形成し
て、副レインフォースの長さ調整プレートへの取付け位
置が選択可能にして構成している。
【0024】本発明によれば、副レインフォース体の追
加により、一対の主レインフォース体に相乗的にインナ
ーパネルの剛性を高めることができ、しかも、副レイン
フォース体の他端側は長さ調整プレートを介してインナ
ーパネルへの取付け位置が調整できることになって、一
種類の副レインフォース体で多種のドア構造に適合させ
ることができる。
【0025】また本発明は、ドアトリムを上下に分割し
たアッパートリムとロアトリムとで構成し、ロアトリム
にブラケットを取付けることによって、主レインフォー
ス体又は副レインフォース体をロアトリムにサブアセン
ブリーして構成している。
【0026】本発明によれば、レインフォース組立体の
ロアトリムへのサブアセンブリー化によって、又、レイ
ンフォース組立体Xを利用してモータやガイドレール延
いてはドアロック或いはスピーカ等の部品を装着するこ
とによって、ドアトリムに付加価値を与えることがで
き、しかもインナーパネルへの取付け作業性を向上させ
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第一の実施
の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。
【0028】図1はドアトリムを取り外した状態のドア
構造を車室側から描画した斜視図、図2は図1における
レインフォース組立体を分解して描画した斜視図、図3
は図1と同様ドアトリムを取り外した状態のドア構造を
車室側から描画した分解斜視図、図4は図1のA−A線
断面図である。
【0029】図において、インナーパネル1とアウター
パネル2とによって、これら両パネル1,2の外周部に
形成したフランジ部同士を接合することによって、ドア
袋部3を形成して、ドア本体10を構成している。イン
ナーパネル1には、ドア袋部3を開口する1個の開口部
4が形成されている。
【0030】開口部4には、これを横切るように(即ち
車体前後方向に)橋渡すように一対の主レインフォース
体20,30が橋渡されている。
【0031】そして、両主レインフォース体20,30
は丸棒或いは角棒等の棒体あるいはパイプ体で形成さ
れ、互いに平行に離間した状態で横設されており、両主
レインフォース体20,30の一端側(例えば車体前
側)は平坦に形成されてビス21,31或いは溶接等に
よりインナーパネル1に固着されている。このために、
両レインフォース体20,30の一端側には貫通孔20
a,30aが形成され、インナーパネル1にはビス2
1,31が螺合するねじ孔1a、1aが形成されてい
る。
【0032】両主レインフォース体20,30の他端側
はそれぞれ一のねじ孔22,32が穿設されており、長
さ調整プレート50の基体部52の上下両端に形成した
抱持部51,51が摺動自在に挿入されている。抱持部
51,51は基体部52を車室側に位置させるように、
インナーパネル1側に折曲した状態で基体部52の上下
両端に形成されている長さ調整プレート50の基体部5
2には、ねじ孔22,32に対応して車体前後方向に複
数個の取付け孔53,54が穿設されており、複数の取
付け孔53および取付け孔54のうちそれぞれ一を選択
して、ビス55,56を挿通させねじ孔22,32に螺
着させることによってそれぞれ螺着するように構成して
いる。
【0033】ここにおいて、レインフォース体20,3
0、長さ調整プレート50及びブラケット60によっ
て、レインフォース組立体Xを構成している。
【0034】そして長さ調整プレート50の基体部52
は、その車体後端側に延在する延在取付け片部57が形
成され、延在取付け片部57にはインナーパネル1への
取付け孔58,58が穿設され、取付け孔58,58を
用いてビス59,59をインナーパネル1のねじ孔1
b,1bに螺合することにより、長さ調整プレート50
がインナーパネル1に装着されている。
【0035】この結果、ビス55,56を挿通させる取
付け孔53,54を選択することにより、長さ調整プレ
ート50の両主レインフォース体20,30への取付け
位置が選択できることになり、この結果、インナーパネ
ル1に対する両主レインフォース20,30の長さ調整
が実質的に可能となるように構成されていることにな
る。
【0036】又主レインフォース体20,30の中間部
を橋渡すように、ブラケット60の上下端部をインナー
パネル1側に折曲して形成した抱持部61,62がブラ
ケット60の取付け基体部63が車室側に位置して抱着
されており、取付け基体部63のインナーパネル1側に
は、ガラス昇降機構を構成するモータ11が取着されて
いる。
【0037】更に主レインフォース体20,30には、
これに橋渡されるように、ガラス昇降機構を構成するガ
イドレール12がサブアッシーされているおり、ガイド
レール12はインナーパネル1に装着されて、ドアガラ
ス13を昇降案内するようになっている。
【0038】以上のように構成する本発明による第1の
実施の形態においては、一対の主レインフォース体2
0,30上を長さ調整プレート50が摺動して位置決め
されることによって、長さ調整プレート50の取付け孔
58,58の位置が車体前後方向に調整され、この結果
両主レインフォース20,30の他端側におけるインナ
ーパネル1への取付け位置を実質的に調整できることに
なって、寸法や長さが一種の主レインフォース体20,
30を用意すれば、互いに大きさの異なる多種類のドア
構造に適合させることができる。
【0039】この結果、主レインフォース体20,30
の設計工数を軽減できると共に、製作金型或いは原材料
も一種類用意すればよいことになって、部品コストの低
減が期待できる。
【0040】又インナーパネル1の開口部4は、一対の
主レインフォース体20,30が橋渡されると共に、両
主レインフォース体20,30の一端側は直接、他端側
は長さ調整プレート50を介してインナーパネル1に固
着されていることになり、実質的にレインフォース体2
0,30の両端がインナーパネル1に固着されているこ
となって、インナーパネル1の剛性を一対の主レインフ
ォース体20,30でも司ることができて、開口部4を
非常に大きな面積で形成することができ、ドア袋部3内
への収容取付け部品の取付け作業をやりやすくすること
ができる。
【0041】更に両主レインフォース体20,30に橋
渡すようにガラス昇降機構を構成するガイドレール12
を装着固定されていることから、インナーパネル1にガ
イドレール12を装着する場合に、ガイドレール12の
取付け寸法精度を容易に出すことができる。
【0042】更にまた両主レインフォース体20,30
に橋渡すように設けたブラケット60にガラス昇降機構
を構成するモータ11を装着していることから、ブラケ
ット60の形状を適宜選択することにより、モータ11
の装着位置を適宜選択でき、ドア袋部3内における他の
部品との干渉を避けるようにモータ11をドア袋部3内
に収容することができる。
【0043】図5及び図6は本発明による第2の実施の
形態を示すもので、図5はドアトリムを取り外した状態
のドア構造を車室側から描画した斜視図、図6は図5に
おけるレインフォース体組立体を分解して描画した斜視
図である。
【0044】図5及び図6によれば、ブラケット60に
おいて、下側の抱持部62の車体前側を切欠いて取付け
基体部63を車体の前方下側方向に延在させて、延長取
付け片部64を形成しており、延長取付け片部64には
スピーカ14が螺着され、更に延長取付け片部64が車
体下方に延びて取付け小片部64aとなって、インナー
パネル1に装着されている。その他の構成は、上記第1
の実施の形態とほぼ同一の構成を有している。
【0045】このように構成する結果、スピーカ14を
延長取付け片部64に設置することにより、インナーパ
ネル1側に取付け場所を必要としないためにインナーパ
ネル1のスペースの節約となり、しかもレインフォース
組立体Xの付加価値を高めることができる。
【0046】図7乃至図9は本発明による第3の実施の
形態を示しており、図7はドアトリムを取り外した状態
のドア構造を車室側から描画した斜視図、図8は図7に
おけるレインフォース体組立体を分解して描画した斜視
図、図9は図7のB−B断面図である。
【0047】図7乃至図9によれば、長さ調整プレート
50の延在取付け片部57との間で、インナーパネル1
を挟合するように、ドアロック装置15を設置し、ドア
ロック装置15の取付け片部15aをビス15bを用い
て長さ調整プレート50に螺着して、ドアロック装置1
5を長さ調整プレート50に装着したものである。その
他の構成は、上記第1の実施の形態とほぼ同一の構成を
有している。
【0048】このように構成する結果、ドアロック装置
15を延在取付け部57に設置することにより、インナ
ーパネル1側の取付け場所を必要としないためにインナ
ーパネル1のスペースの節約となり、しかもレインフォ
ース組立体Xの付加価値を高めることができる。
【0049】図10乃至図12は本発明による第4の実
施の形態を示しており、図10はドアトリムを取り外し
た状態のドア構造を車室側から描画した斜視図、図11
は図10におけるレインフォース体組立体を分解して描
画した斜視図、図12は図10のC−C断面図である。
【0050】図10乃至図12によれば、第1の実施の
形態における一対の主レインフォース体20,30のほ
かに、第3のレインフォース体ともいうべき副レインフ
ォース体40を用いた点が異なっている。
【0051】そして、副レインフォース体40はやはり
丸棒或いは角棒等の棒体あるいはパイプ体で形成され、
副レインフォース体400の一端側(例えば車体前側)
は平坦に形成されてビス41或いは溶接等によりインナ
ーパネル1に固着されている。このために、副レインフ
ォース体40の一端側には貫通孔40aが形成され、イ
ンナーパネル1にはビス41が螺合するねじ孔が形成さ
れている。
【0052】副レインフォース体40の他端側は一の貫
通孔が穿設されており、この貫通孔に対応して、長さ調
整プレート50の基体部52の略中央側よりに車体前後
方向に複数個のねじ孔59が穿設されており、複数のね
じ孔59のうち一を選択して、副レインフォース体40
に穿設した前記貫通孔に挿通させたビス42をねじ孔5
9に螺合させることによって、長さ調整プレート50に
おける両主レインフォース体20,30との選択位置に
対応して、副レインフォース40の位置を調整可能に構
成している。その他の構成は、上記第1の実施の形態と
ほぼ同一の構成を有している。
【0053】上記のように構成する結果、主レインフォ
ース体20,30に副レインフォース体40を追加する
ことにより、一対の主レインフォース体20,30に相
乗的にインナーパネル1の剛性を高めることができ、し
かも、副レインフォース体40の他端側は長さ調整プレ
ート50を介してインナーパネル1への取付け位置が調
整できることになって、一種類の副レインフォース体4
0で多種のドア構造に適合させることができる。
【0054】図13及び図14は本発明による第5の実
施の形態を示しており、図13はドアトリムのうちアッ
パートリムを取り外した状態のドア構造を車室側から描
画した分解斜視図、図14は図13におけるロアトリム
にレインフォース組立体をサブアッシーした状態をロア
トリムの裏側から描画した斜視図である。
【0055】図13及び図14によれば、ドアトリム8
0を上下に分割したアッパートリム81とロアトリム8
2とで構成し、ロアトリム82には中接ぎ部83を挿着
する開口部82aが形成されており、ロアトリム82の
上下両端部に、ブラケット60の上下端部をビス84を
用いたり溶接等により取付けることによって、レインフ
ォース組立体Xをロアトリム82にサブアセンブリーし
て構成するものである。レインフォース組立体Xの構成
は上記第1の実施の形態と同一構成を採用している。
【0056】上記の構成によれば、レインフォース組立
体Xのロアトリム82へのサブアセンブリー化によっ
て、又、レインフォース組立体Xを利用してモータ11
やガイドレール12延いてはドアロック15或いはスピ
ーカ14等の部品を装着することによって、ドアトリム
80に付加価値を与えることができ、しかもインナーパ
ネル1への取付け作業性を向上させることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一対の主レインフォース体上を長さ調整プレートが摺動
することによって、両主レインフォースの他端側におけ
るインナーパネルへの取付け位置を実質的に調整できる
ことになって、一種の主レインフォース体を用意すれ
ば、互いに大きさの異なる多種類のドア構造に適合させ
ることができる。
【0058】この結果、主レインフォース体の設計工数
を軽減できると共に、製作金型或いは原材料も一種類用
意すればよいことになって、部品コストの低減が期待で
きる。
【0059】更に、インナーパネルの開口部は、一対の
主レインフォース体が橋渡されると共に、両主レインフ
ォース体の両端がインナーパネルに固着されていること
になり、インナーパネルの剛性を一対の主レインフォー
ス体でも司ることができて、開口部を非常に大きな面積
で形成することができ、ドア袋部内への収容取付け部品
の取付け作業をやりやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるドアトリムを
取り外した状態のドア構造を車室側から描画した斜視図
である。
【図2】図1におけるレインフォース組立体を分解して
描画した斜視図である。
【図3】図1と同様ドアトリムを取り外した状態のドア
構造を車室側から描画した分解斜視図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】本発明における第2の実施の形態におけるドア
トリムを取り外した状態のドア構造を車室側から描画し
た斜視図である。
【図6】図5におけるレインフォース体組立体を分解し
て描画した斜視図である。
【図7】本発明における第3の実施の形態におけるドア
トリムを取り外した状態のドア構造を車室側から描画し
た斜視図である。
【図8】図7におけるレインフォース体組立体を分解し
て描画した斜視図である。
【図9】図7のB−B断面図である。
【図10】ドアトリムを取り外した状態のドア構造を車
室側から描画した斜視図である。
【図11】図10におけるレインフォース体組立体を分
解して描画した斜視図である。
【図12】図10のC−C断面図である。
【図13】ドアトリムのうちアッパートリムを取り外し
た状態のドア構造を車室側から描画した分解斜視図であ
る。
【図14】図13におけるロアトリムにレインフォース
組立体をサブアッシーした状態をロアトリムの裏側から
描画した斜視図である。
【図15】従来におけるドアトリムを取り外した状態の
ドア構造を車室側から描画した斜視図である。
【符号の説明】
1 インナーパネル 2 アウターパネル 3 ドア袋部 4 開口部 11 モータ 12 ガイドレール 14 スピーカ 15 ドアロック装置 20,30 主レインフォース体 40 副レインフォース体 50 長さ調整プレート 60 ブラケット 80 ドアトリム 81 アッパートリム 82 ロアトリム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターパネル及びインナーパネルが、
    これら両パネルの外縁同士を接合することによってドア
    袋部を形成し、該ドア袋部のインナーパネル側をドアト
    リムにより美装して構成する自動車用ドア構造におい
    て、 前記インナーパネルに開口孔を形成して前記ドア袋部を
    開口し、 前記開口孔に橋渡すように一対の主レインフォース体を
    互いに平行に且つ離間した状態で横設し、該両主レイン
    フォース体の一端側を前記インナーパネルに固着すると
    共に、前記両主レインフォース体の他端側を、該両主レ
    インフォース体に橋渡されるように摺動可能に設けられ
    た長さ調整プレートを介して前記インナーパネルに固着
    しており、 前記長さ調整プレートが前記両主レインフォース体上を
    摺動することによって、前記長さ調整プレートのインナ
    ーパネルに対する取付け位置を調整可能に構成したした
    ことを特徴とする自動車用ドア構造。
  2. 【請求項2】 前記両主レインフォース体に橋渡すよう
    にガラス昇降機構を構成するガイドレールを装着したこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用ドア構造。
  3. 【請求項3】 前記両主レインフォース体に橋渡すよう
    にブラケットを設け、該ブラケットにガラス昇降機構を
    構成するモータを装着したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の自動車用ドア構造。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに延長取付け片部を形成
    し、該延長取付け片部にドアスピーカを設置したことを
    特徴とする請求項3記載の自動車用ドア構造。
  5. 【請求項5】 前記長さ調整プレートに延在取付け片部
    を形成し、該延在取付け片部にドアロック装置を装着し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一
    に記載の自動車用ドア構造。
  6. 【請求項6】 前記一対の主レインフォース体の他に、
    少なくとも一本の副レインフォース体を有して構成し、
    該副レインフォース体の一端側を前記インナーパネルに
    固着すると共に、前記副レインフォース体の他端側を前
    記長さ調整プレートに摺動可能に装着しており、 前記長さ調整プレートに、前記副レインフォース体の装
    着位置を複数個形成して、前記副レインフォースの長さ
    調整プレートへの取付け位置が選択可能にしたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の自
    動車用ドア構造。
  7. 【請求項7】 前記ドアトリムを上下に分割したアッパ
    ートリムとロアトリムとで構成し、前記ロアトリムに前
    記ブラケットを取付けることによって、前記主レインフ
    ォース体または副レインフォース体を前記ロアトリムに
    サブアセンブリーしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項6の何れか一に記載の自動車用ドア構造。
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