JP2001310557A - 感熱記録体およびその製造方法 - Google Patents
感熱記録体およびその製造方法Info
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Abstract
れた感熱記録体およびその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 支持体上に、ロイコ染料、呈色剤および
接着剤を含有する感熱記録層、水性樹脂を含有する第1
中間層、電離放射線硬化性化合物に電離放射線を照射し
て硬化された第2中間層、および水性樹脂を含有する最
上層を順次設けた感熱記録体において、上記の課題を解
決するための一つの手段として、本発明は、第2中間層
中に顔料を含有させるものである。更に、該感熱記録体
の製造方法において、支持体上に感熱記録層、および
第1中間層を順次設け、第1中間層上に、電離放射線
硬化性化合物を含有する第2中間層用塗液を塗布して第
2中間層塗布面を設け、支持体とは別のフィルムまた
は金属表面に最上層を設け、最上層と第2中間層塗布
面を密着させた後、電離放射線を照射して第2中間層
を硬化させ、フィルムまたは金属表面と、最上層との
間を剥離するものである。
Description
との発色反応を利用した感熱記録体に関し、特に表面光
沢性、記録画質および表面光沢性に優れた感熱記録体お
よびその製造方法に関するものである。
ルムなどからなる支持体の片面上に、ロイコ染料、呈色
剤および接着剤とを含有する感熱記録層を設けた感熱記
録体を記録媒体として用いた記録装置はコンパクトで、
しかも安価であり、かつ保守が容易であるため、ファク
シミリ、自動券売機、科学計測器等の記録用媒体として
だけでなく、POSラベル、CAD、CRT医療画像用
などの各種プリンター、プロッターの出力媒体として広
く使用されている。
要なCRT医療計測用の画像プリンターおよび、寸法安
定性、細線記録の必要なCADプロッターには複層構造
を有する合成紙や、必要に応じて無機顔料を含有する2
軸延伸した熱可塑性樹脂フィルムが使用されている。そ
して、用途の多様化にともない、銀塩写真に匹敵するよ
うな表面光沢性、記録画質および記録走行性に優れた感
熱記録体への要望が高まっている。
に水性樹脂を含有する第1中間層上に電子線硬化性化合
物に電子線を照射して硬化された第2中間層、および顔
料と水性樹脂を含有する最上層を設けた感熱記録体が、
特開平10−250227号公報、特開2000−71
617号公報に記載されているが、記録走行性に問題が
ある場合がある。
光沢性、記録画質および記録走行性に優れた感熱記録体
およびその製造方法を提供することにある。
料、呈色剤および接着剤を含有する感熱記録層、水性樹
脂を含有する第1中間層、電離放射線硬化性化合物に電
離放射線を照射して硬化された第2中間層、および水性
樹脂を含有する最上層を順次設けた感熱記録体におい
て、上記の課題を解決するための一つの手段として、本
発明は、第2中間層中に顔料を含有させるものである。
支持体上に感熱記録層、および第1中間層を順次設
け、第1中間層上に、電離放射線硬化性化合物を含有
する第2中間層用塗液を塗布して第2中間層塗布面を設
け、支持体とは別のフィルムまたは金属表面に最上層
を設け、最上層と第2中間層塗布面を密着させた後、
電離放射線を照射して第2中間層を硬化させ、フィ
ルムまたは金属表面と、最上層との間を剥離するもので
ある。
層中に顔料を含有することを特徴とし、顔料の含有量と
しては特に限定されないが、第2中間層の全固形分に対
して5〜40重量%程度が好ましい。5重量部未満にな
ると記録走行性改良効果が低下し、また40重量部を越
えると第2中間層を形成するための塗液の粘度が上昇
し、塗布適性が低下したり、最上層の密着性が低下する
恐れがある。
平均粒子径としては0.2〜2.0μm程度が好まし
く、平均粒子径が0.2μm未満では記録走行性改良効
果が低下し、また2μを越えると記録画質が低下する恐
れがある。
ては、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、二次凝集された無定形シリカ、二酸化ケイ素、スチ
レン樹脂フィラー、ナイロン樹脂フィラー、アクリル樹
脂フィラー等があげられる。顔料の形状としては球状の
ものが好ましく、特に球状のシリカが記録濃度の低下が
少なく、より好ましい。
成するための塗液中に含有される電離放射線硬化性化合
物としては、例えばエチレン性不飽和結合を1つ以上有
するモノマーまたはプレポリマーである。
ルピロリドン、アクリロニトリル、スチレン、アクリル
アミド、ベンジルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキシエチル
アクリレート、ノニルフェノキシエチルアクリレート、
カプロラクトン付加物のアクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピルアクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、N,N−ジメチルアミノ(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、3−フェノキシプロピルアクリレート、2−メトキ
シエチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリレ
ートなどの単官能モノマー、
ンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリ
レート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ト
リシクロデカンジメチロールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(ペンタ)アクリレート、ε−カプロラクト
ン変性ジペンタエリスリトールのアクリレート、エチレ
ンオキサイド変性ビスフェノールAのジアクリレートな
どの複官能モノマー等が挙げられる。
からなるプレポリマーが挙げられる。かかるモノマー及
びプレポリマーは、二種以上をそれぞれ混合して使用す
ることもできる。
塗液は、少なくとも電子線硬化性化合物および顔料とか
らなる組成物をスリーロールミル、サンドミル、ペイン
トコンディショナーおよび超音波分散機等を用いて調製
される。
上に感熱記録層及び第1中間層を順次有する第1中間層
の上に0.5〜3.0g/m2程度塗布して第2中間層
塗布面を設けた後、支持体とは別のフィルムまたは金属
表面に形成された最上層と第2中間層塗布面とを密着さ
せ、電離放射線を放射することにより、第2中間層塗布
面が硬化されて形成される。
ては、特にその方式に限定はなく、例えばエレクトロカ
ーテン方式、スキャニング方式などの電子線照射装置を
使用することができる。これらの中でも比較的安価で大
出力の得られるエレクトロカーテン方式のものが有効に
用いられる。電子線照射の際の加速電圧は、30〜30
0KV程度である。
樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押し出し、
縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹脂と
白色無機顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2層積
層し、横方向に延伸して半透明化あるいは不透明化して
製造される合成紙、およびポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂単
独または混合物を加熱混練し、ダイから押し出し2軸延
伸して得られたフィルム、これらの樹脂に白色無機顔料
を混合し、2軸延伸した不透明フィルムのほか、上質
紙、中質紙、中性紙、再生紙、塗工紙などのパルプ繊維
から製造されたものが使用できる。支持体の坪量として
は、20〜250g/m2程度である。
イコ染料および呈色剤として、各種公知のものが使用で
きる。かかるロイコ染料の具体例としては、例えば3,
3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n
−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(m−トリフルオロメチル)アニリノフル
オラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミ
ノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−
6−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオランなどが
挙げられる。勿論、これらに限定されるものでなく、必
要に応じて二種以上を併用することもできる。
−イソプロピリデンジフェノール、4,4’−シクロヘ
キシリデンジフェノール、4−ヒドロキシ安息香酸ベン
ジルエステル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニ
ルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−
フェニルエタン、1,4−ビス〔α−メチル−α−
(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンなどの
フェノール性化合物、N,N’−ジ−m−クロロフェニ
ルチオウレアなどのチオ尿素化合物、N−(p−トリル
スルホニル)カルバモイル酸−p−クミルフェニルエス
テル、N−(o−トルオイル)−p−トリスルホアミ
ド、N−(p−トリスルホニル)−N’−(p−トリ
ル)尿素、4,4’−ビス(N−p−トリルスルホニル
アミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタンなどの分子
内に―SO2NH―結合を有するもの、4−〔2−(p
−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸亜
鉛、4−〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキ
シ〕サリチル酸亜鉛、5−〔p−(2−(p−メトキシ
フェノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛などの芳
香族カルボン酸の亜鉛塩などが挙げられる。勿論、これ
らに限定されるものでなく、必要に応じて二種以上を併
用することもできる。
料と呈色剤の使用比率は用いられるロイコ染料、呈色剤
の種類に応じて適宜選択されるもので、特に限定するも
のではないが、一般にロイコ染料1重量部に対して呈色
剤1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部程度使用す
るのが好ましい。
増感剤、保存性改良剤などを添加することもできる。増
感剤の具体例としては、例えばステアリン酸アミド、ベ
ヘン酸アミド、テレフタル酸ジベンジルエステル、シュ
ウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベン
ジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステ
ル、イソフタル酸ジブチルエステル、2−ナフチルベン
ジルエーテル、1,2−ジ(m−トリルオキシ)エタ
ン、1,2−ジフェノキシエタン、1−フェノキシ−2
−(β−ナフトキシ)エタン、炭酸ジフェニル、p−ベ
ンジルビフェニルなどが挙げられる。
メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェ
ノール)、4,4’−ブチルデンビス(6−tert−
ブチル−m−クレゾール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、2,
2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6
−tert−ブチルフェノール)などのヒンダードフェ
ノール類、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェ
ニル)−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−オ
クチルオキシベンゾフェノンなどの紫外線吸収剤などが
挙げられる。増感剤および保存性改良剤は、一般にロイ
コ染料1重量部に対して各々0.1〜4重量部程度含有
するのが好ましい。
サンドミル、アトライターおよびボールミルなどの粉砕
機によりロイコ染料、呈色剤および必要により増感剤、
保存性改良剤等とを一緒にまたは別々に平均粒子径が2
μm以下となるように粉砕した後、接着剤、および下記
の助剤などを添加して調製された感熱記録層用塗液を支
持体上に乾燥後の塗布量が3〜20g/m2程度、塗布
乾燥して形成される。
しては、例えばデンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビヤゴム、完全(部分)ケン
化ポリビニルアルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコ
ール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、カ
ルボキシル基変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレ
ン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、ス
チレン・ブタジエン系ラテックス、アクリル系ラテック
ス、ウレタン系ラテックス等の水性樹脂が挙げられる。
接着剤の使用量は、感熱記録層の固形量に対し8〜35
部重量%程度が好ましい。
ルフォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォ
ン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナ
トリウム塩、アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の界面活性
剤類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、カ
ルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス、
ステアリルリン酸エステル塩等の滑剤類、カオリン、ク
レー、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、無定形シリカ等の顔
料類、グリオキザール、ポリアミド・エピクロロヒドリ
ン樹脂、メラミン樹脂、ホウ酸、ホウ砂などの架橋剤
類、着色染料類、蛍光染料類が挙げられる。
カブリを防止すると共に記録像の保存性を向上するた
め、かくして得られた感熱記録層上に、まず水性樹脂を
含有する第1中間層を設けるものである。第1中間層に
使用される水性樹脂は感熱記録層中に含有される接着剤
の中から適宜選択して使用することができるが、これら
の中でも成膜性に優れた完全(部分)ケン化ポリビニル
アルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、アセト
アセチル基変性ポリビニルアルコール、カルボキシル基
変性ポリビニルアルコールおよびカゼインが好ましい。
かかる第1中間層は、水性樹脂が溶解、または分散され
た第1中間層用塗液を感熱記録層上に乾燥後の塗布量が
1〜7g/m2程度となるように塗布乾燥して形成する
のが好ましい。
録層用塗液中に添加し得る助剤を含有させることもでき
る。
または分散された水性樹脂、および必要により感熱記録
層用塗液中に添加し得る助剤とを混合攪拌して調製され
た最上層用塗液を感熱記録層および第1中間層とを設け
た支持体とは異なる他のフイルムまたはクロームメッキ
された金属ドラム上に乾燥後の塗布量が1〜5g/m 2
程度となるように塗布乾燥した後、第2中間層を介在し
て第1中間層上に形成される。水性樹脂としては、例え
ば感熱記録層中に含有される接着剤が使用される。
コーター、グラビアコーター、ブレードコーター、リッ
プコーター、バーコーターなどの各種公知のコーターに
より塗布される。
支持体上に感熱記録層、および第1中間層を順次設
け、第1中間層上に、電離放射線硬化性化合物を含有
する第2中間層用塗液を塗布して第2中間層塗布面を設
け、支持体とは別のフィルムまたは金属表面に最上層
を設け、最上層と第2中間層塗布面を密着させた後、
電離放射線を照射して第2中間層を硬化させ、フィ
ルムまたは金属表面と、最上層との間を剥離するもので
ある。支持体とは別のフィルムまたは金属表面はその7
5度鏡面光沢度が60%以上であると、光沢性に優れた
最上層が得られるので好ましい。
厚さ25〜500μmのポリエステル系フィルム、ポリ
プロピレン系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ
カーボネート系フィルム、ナイロン系フィルム等が挙げ
られる。また金属表面としてはクロームメッキされた鉄
製ドラムがある。
が、これらに限定されるものではない。なお、特に断ら
ない限り例中の部及び%は、それぞれ重量部及び重量%
をあらわす。
ノフルオラン20部、ポリビニルアルコールの10%水
溶液5部および水20部からなる組成物をウルトラビス
コミルで平均粒径が1.3μmとなるように分散してA
液を得た。
ホン50部、ポリビニルアルコールの10%水溶液5部
および水70部からなる組成物をウルトラビスコミルで
平均粒径が1.3μmとなるように分散してB液を得
た。
リー52部、ポリビニルアルコールの10%水溶液40
部、スチレン−ブタジエン系ラテックス(商品名:L−
1537、固形濃度50%、旭化成工業社製)28部、
ステアリン酸アミド(商品名:ハイミクロンG−27
0、固形濃度20%、中京油脂社製)11部、ステアリ
ン酸亜鉛(商品名:ハイドリンZ−7−30、固形濃度
30%、中京油脂社製)13部および水82部からなる
組成物を混合攪拌して感熱記録層用塗工液を得た。
の60%スラリー70部、ステアリン酸亜鉛(商品名:
ハイドリンZ−7−30、固形濃度30%、中京油脂社
製)15部、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール
(商品名:ゴーセファイマーZ−200、日本合成化学
工業社製)の10%水溶液180部および水120部か
らなる組成物を混合攪拌して第1中間層用塗液を得た。
ンタエリスリトールのアクリレート(商品名:カヤラッ
ドDPCA−60、日本化薬社製)100部、平均粒子
径0.5μmの球状シリカ(商品名:アドマファインS
O−C2、アドマテックス社製)20部をスリーロール
ミルで分散して第2中間層用塗液を得た。
1000、固形濃度20%、三井化学社製)175部、
カオリン(商品名:UW−90、エンゲルハード社製)
の60%スラリー100部、ステアリルリン酸エステル
カリウム塩(商品名:ウーポール1800、固形濃度3
5%、松本油脂製薬社製)10部、ジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム塩の5%水溶液10部および水150
部からなる組成物を混合攪拌して最上層用塗液を得た。
製)の片面に、感熱記録層用塗液および第1中間層用塗
液を、それぞれ乾燥後の塗布量が8.0g/m 2、3.
0g/m2となるようにバー塗工方式で順次塗布乾燥し
て、感熱記録層および第1中間層を形成した後、スーパ
ーカレンダー処理して、更にその上に第2中間層用塗液
の塗布量が3.5g/m2となるように塗布し第2中間
層塗布面を形成した。これとは別に厚さ75μmのPE
Tフィルム(商品名:ルミラーT、東レ社製)上に、最
上層用塗液を乾燥後の塗布量が1.0g/m2となるよ
うにバー塗工方式で塗布乾燥後、第2中間層塗布面と最
上層とを密着させ、PETフィルム側からエレクトロカ
ーテン型電子線加速器(ESI社製)により加速電圧1
75KV、吸収線量3.0Mradの電子線を照射して
第2中間層を硬化させた後、PETフィルムと最上層と
の間を剥離して感熱記録体を得た。
の調製において、平均粒子径0.5μmの球状シリカ
(商品名:アドマファインSO−C2、アドマテックス
社製)の使用量を10部とした以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
の調製において、平均粒子径0.5μmの球状シリカ
(商品名:アドマファインSO−C2、アドマテックス
社製)の使用量を40部とした以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
の調製において、平均粒径0.5μmの球状シリカ(商
品名:アドマファインSO−C2、アドマテックス社
製)20部の代わりに、平均粒子径1.0μmの球状シ
リカ(商品名:アドマファインSO−C3、アドマテッ
クス社製)20部を使用した以外は、実施例1と同様に
して感熱記録体を得た。
の調製において、平均粒径0.5μmの球状シリカ(商
品名:アドマファインSO−C2、アドマテックス社
製)20部の代わりに、平均粒子径1.0μmのカオリ
ン20部を使用した以外は、実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。
の調製において、平均粒径0.5μmの球状シリカ(商
品名:アドマファインSO−C2、アドマテックス社
製)20部の代わりに、二次粒子を含む平均粒子径が
2.3μmの無定形シリカ20部を使用した以外は、実
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
の調製において、平均粒子径0.4〜0.6μmの球状
シリカ(商品名:アドマファインSO−C2、アドマテ
ックス社製)を使用しなかった以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
下の評価試験を行い、その結果を表1に示した。〔光沢
度〕光沢度計(商品名:GM−26D、村上色彩技術研
究所)を用いて入射角75度で測定した。
ター(商品名:UP−880、ソニー社製)の内蔵パタ
ーンでハーフトーン印字を行い、得られた記録像の画質
を下記のごとく目視判定した。 ☆:記録像が非常に均一である。 ◎:記録像が僅かに不均一である。 ○:記録像が不均一で白抜けが僅かにある。 ×:記録像が少し不均一である。
ー(商品名:UP−880、ソニー社製)で記録する際
に発生するスティッキング音の大きさより記録走行性を
下記の如く評価した。評価基準 ◎:ほとんど音がしない。 ○:わずかに音がする。 ×:少し音がし、わずかに横スジ状の記録ムラが発生す
る。
は表面光沢性、記録画質および記録走行性に優れた感熱
記録体およびその製造方法である。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に、ロイコ染料、呈色剤および
接着剤を含有する感熱記録層、水性樹脂を含有する第1
中間層、電離放射線硬化性化合物に電離放射線を照射し
て硬化された第2中間層、および水性樹脂を含有する最
上層を順次設けた感熱記録体において、第2中間層中に
顔料を含有させたことを特徴とする感熱記録体。 - 【請求項2】 第2中間層中の顔料が、第2中間層の全
固形分に対して5〜40重量%である請求項1記載の感
熱記録体。 - 【請求項3】 第2中間層中の顔料の平均粒子径が、
0.2〜2.0μmである請求項1または2記載の感熱
記録体。 - 【請求項4】 第2中間層中の顔料が、球状である請求
項1〜3のいずれか一項に記載の感熱記録体。 - 【請求項5】 支持体上に、ロイコ染料、呈色剤および
接着剤を含有する感熱記録層、水性樹脂を含有する第1
中間層、電離放射線硬化性化合物に電離放射線を照射し
て硬化された第2中間層、および水性樹脂を含有する最
上層を順次設けた感熱記録体の製造方法において、支
持体上に感熱記録層、および第1中間層を順次設け、
第1中間層上に、電離放射線硬化性化合物を含有する第
2中間層用塗液を塗布して第2中間層塗布面を設け、
支持体とは別のフィルムまたは金属表面に最上層を設
け、最上層と第2中間層塗布面を密着させた後、電
離放射線を照射して第2中間層を硬化させ、フィルム
または金属表面と、最上層との間を剥離することを特徴
とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の感熱記録体
の製造方法。
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JP2000129333A JP2001310557A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 感熱記録体およびその製造方法 |
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