JP2001310252A - ワーク研削研磨方法及びワーク研削研磨装置 - Google Patents

ワーク研削研磨方法及びワーク研削研磨装置

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JP2001310252A
JP2001310252A JP2001041616A JP2001041616A JP2001310252A JP 2001310252 A JP2001310252 A JP 2001310252A JP 2001041616 A JP2001041616 A JP 2001041616A JP 2001041616 A JP2001041616 A JP 2001041616A JP 2001310252 A JP2001310252 A JP 2001310252A
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work
grinding
magnet
lens
workpiece
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JP2001041616A
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Toshiya Akita
俊哉 秋田
Shinya Iida
慎弥 飯田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源の伝達機構で発生する振動がレンズ等
のワークに伝達することを防ぐとともに、砥石の加工面
の振れにレンズ等のワークが追従させるようにワーク保
持体が揺動する自由度を低下させないワーク研削研磨方
法を提供する。 【解決手段】 本発明のワーク研削研磨方法は、ワーク
であるレンズ9を砥石34に当接させつつ回転させ、砥
石34とレンズ9を相対的に揺動させることにより、レ
ンズ9を研削研磨するワーク研削研磨方法において、駆
動源からの回転力を伝達する磁石保持部材24と、上記
レンズ9を保持するワーク保持体14とを磁石23、2
2の磁力によって非接触で支持するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、セラミッ
ク等の光学的機能面を含んだレンズ面を有するレンズあ
るいはこのレンズ面を成形する成形面を有する成形型材
(以下、レンズと成形型材等の被加工物をまとめてワー
クと称する)を研削研磨するワーク研削研磨方法及びワ
ーク研削研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズの研削研磨方法及び装置と
しては、例えば、特開平7−1311号公報の「レンズ
研磨方法」に記載されているものがある。図19は上記
公報に記載されているレンズの研削研磨装置の一部を断
面にて示す正面図であり、図20は同装置の左側面図で
ある。
【0003】研削研磨装置の研磨軸を構成する上軸81
は、加圧機構(図示省略)を有し上下動可能であり、こ
の上軸81にはネジ82により取付具83を介してステ
ー84が固設されている。ステー84の下端部には、コ
字状の第1揺動部材85が、その中心軸線を揺動中心と
して揺動(a方向)できるように軸受け86を介して支
軸87により支承されている。支軸87は、ステー84
に嵌着された受け88に嵌合されるとともに、ステー8
4に対して第1揺動部材85の反対側からナット89に
よって締付けされてステー84に取り付けられている。
【0004】第1揺動部材85の両先端部には、コ字状
の第2揺動部材90の両先端部が支軸91により取り付
けられ、この第2揺動部材90は支軸91を揺動中心と
して揺動(b方向)できるようになっている。支軸8
7,91の各軸線はO点で交わるように構成されてお
り、第1揺動部材85及び第2揺動部材90はO点を中
心に揺動(a方向)及び揺動(b方向)するようになっ
ている。
【0005】第2揺動部材90の中央には、軸受け92
を介して被加工物(ワーク)であるレンズ71の保持体
72が回転可能に支持されている。保持体72は、上記
軸受け92に支持される軸部72aの下端に、その内部
でレンズ71を保持する逆カップ状部72bが一体に形
成されている。軸部72aの中心には、逆カップ状部7
2bの底面に開口した中空孔73が貫設されている。逆
カップ状部72bの底面には、レンズ71の裏面を支持
するOリング74が取り付けられ、レンズ71を支持す
るとともに、中空孔73を介して吸引保持する際の気密
性を担保している。
【0006】上記取付具83にはプーリ軸93が螺着さ
れ、プーリ軸93と上軸81とを連結している。取付具
83とプーリ軸93との間にはシール94が装着されて
いる。プーリ軸93には、軸受け95を介してプーリ9
6が回転可能に取り付けられ、両者間にシール97が装
着されている。プーリ96の下端部と上記保持体72の
軸部72aの上端部とは継手98によって連結され、プ
ーリ96の回転を保持体72に伝達し得るようになって
いる。
【0007】プーリ96は、ベルト99、プーリ100
を介してモータ101と連結されており、モータ101
を回転することにより保持体72を回転できるようにな
っている。
【0008】一方、保持体72のレンズ71に対向し
て、図示しないモータ及び揺動機構部によって回転運動
及びレンズ71の曲率中心を支点として球心揺動運動す
る砥石110が配設されている。
【0009】上記構成の研削研磨装置による研磨加工で
は、まず、レンズ71を中空孔73により吸引し、保持
体72の下端の逆カップ状部72b内でレンズ71の裏
面をOリング74に当接させて保持する。
【0010】次に、上軸81を下降させてレンズ71の
加工面(レンズ面)を砥石110に当接させる。そし
て、レンズ71の吸引を解除し、しかる後、加工液を供
給しつつ、モータ101により、プーリ100、ベルト
99、プーリ96、継手98及び保持体72を介してレ
ンズ71を回転させるとともに、砥石110を回転させ
つつ揺動運動を与えてレンズ71の加工を開始する。砥
石110より充分小さい回転数で回転させる。加工を終
了する際には、中空孔73によりレンズ71を吸引し、
上軸81を上昇させてレンズ71を砥石110から離反
させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のレンズ
の研削研磨装置では、プーリ96、プーリ100及びベ
ルト99、継手98からなる伝達機構によって、モータ
101の回転がレンズ71の保持体72及びレンズ71
に伝達される。このとき、上記伝達機構では回転を伝達
する過程でそれぞれの連結間で振動が発生する。この振
動がレンズ71に伝達されるため、砥石110とレンズ
71の間で加工振動がその分増えるために面精度が悪化
する。また、砥石110の形状を崩すという問題点があ
った。
【0012】また、球心揺動運動するための揺動機構側
でも、砥石110の加工面の回転軸に対する偏心、及び
磁石110を研削研磨装置の揺動機構部に固定するとき
に発生する球心位置のズレ、砥石110の摩耗による球
心位置のズレ等、砥石110の加工面の振れにレンズ7
1が追従するために、第1揺動部材85及び第2揺動部
材90がそれぞれ傾斜しようとするが、従来技術では、
モータ101の回転をレンズ71に伝えるために継手9
8が第2揺動部材90に配設されているため、第1揺動
部材85及び第2揺動部材90の傾斜ができにくくなっ
ている。
【0013】故に、レンズ71は砥石110に追従する
ことができなくなり、レンズ71と砥石110との間に
非接触部分が存在して加工荷重が不均一になったり、振
動が発生するためにレンズ71の表面粗さ及び面精度が
悪化する問題点があった。
【0014】さらに、第1揺動部材85あるいは第2揺
動部材90が砥石110に追従するために傾斜する。こ
のとき、第2揺動部材90の重量により慣性モーメント
が働き、傾斜する方向よりも戻る方向に移動することが
困難になり、レンズ71の砥石110への追従性が悪く
なるという問題点があった。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、駆動源の伝達機構で発生する振動が
レンズ等のワークに伝達することを防ぐとともに、砥石
の加工面の振れにレンズ等のワークを追従させるように
ワーク保持体が揺動する自由度を低下させないワーク研
削研磨方法及びワーク研削研磨装置を提供することを目
的とする。また、本発明は、第2揺動部材の重量をキャ
ンセルしてレンズ等のワークの砥石への追従性を良好に
し、レンズ等のワークを良好な表面粗さ及び面精度で加
工できるワーク研削研磨方法及びワーク研削研磨装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ワーク研削研磨方法は、レンズあるいは型材であるワー
クを砥石に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対
的に揺動させることにより、ワークを研削研磨するワー
ク研削研磨方法において、上記ワークを回転させる駆動
源からの回転力を磁力によってワークを保持するワーク
保持体に非接触で伝達し、ワーク保持体を回転すること
とした。本発明の請求項2に係るワーク研削研磨方法
は、レンズあるいは型材であるワークを砥石に当接させ
つつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動させること
により、ワークを研削研磨するワーク研削研磨方法にお
いて、駆動源からの回転力をワークに伝達する回転体と
上記ワークを保持するワーク保持体とを磁力によって非
接触で支持することとした。
【0017】本発明の請求項3に係るワーク研削研磨方
法は、請求項1又は請求項2のワーク研削研磨方法にお
いて、加工が終了してワークを砥石から離すときに、ワ
ークを回転させたまま離脱させることとした。
【0018】本発明の請求項4に係るワーク研削研磨装
置は、レンズあるいは型材であるワークを砥石に当接さ
せつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動させるこ
とにより、ワークを研削研磨するワーク研削研磨装置に
おいて、ワークを保持するワーク保持体の上方側に、ワ
ーク保持体の回転中心軸に対して円周上に配設された第
1の磁石と、上記第1の磁石に対向し、かつ非接触で近
接するように、駆動源の回転力をワーク保持体に伝達す
る回転体の下方側に配設された第2の磁石と、を具備す
るものである。
【0019】本発明の請求項5に係るワーク研削研磨装
置は、レンズあるいほ型材であるワークを砥石に当接さ
せつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動させるこ
とにより、ワークを研削研磨するワーク研削研磨装置に
おいて、ワークを保持するワーク保持体を回動自在に支
持する第2揺動部材の揺動軸と上記ワーク保持体の回転
軸との交点近傍を中心として、磁石表面が同一球面上に
位置するように傾斜した状態で、上記ワーク保持体の上
方側に配設された第1の磁石と、上記第1の磁石に非接
触で対向させ、駆動源の回転力をワーク保持体に伝達す
る回転体の下方側に配設された第2の磁石と、を具備す
るものである。本発明の請求項6に係るワーク研削研磨
装置は、レンズあるいは型材であるワークを砥石に当接
させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動させる
ことにより、ワークを研削研磨するワーク研削研磨装置
において、ワークを保持するワーク保持体を回動自在に
支持する第2揺動部材の揺動軸と上記ワーク保持体の回
転軸との交点近傍を中心とした球面形状の磁石表面を有
し、上記ワーク保持体の上方側に配設された第1の磁石
と、上記第1の磁石に非接触で対向させ、駆動源の回転
力をワーク保持体に伝達する回転体の下方側に配設され
た第2の磁石と、を具備するものである。
【0020】本発明の請求項7に係るワーク研削研磨装
置は、加工機を固定するステー部材と、上記ステー部材
の第1の支軸を対称軸とするコ字形状を有する第1揺動
部材と、上記第1揺動部材の両端の第2の支軸を介し
て、回動自在にそれそれ支持されるコ字形状の第2揺動
部材と、上記第2揺動部材と直交する第3の支軸に回転
自在に保持されたワーク保持体と、を有するワーク研削
研磨装置において、上記ワーク保持体の上方側に取り付
けられた第1の磁石と、上記第1の磁石に対向し、かつ
非接触に取り付けられた第2の磁石と、を具備するもの
である。
【0021】本発明の請求項8に係るワーク研削研磨装
置は、レンズあるいは型材であるワ−クを砥石に当接さ
せつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動させるこ
とにより、ワークを研削研磨するワーク研削研磨装置に
おいて、ワークを保持するワーク保持体の上方側に、ワ
ーク保持体の回転中心軸に対して円周上に配設された第
1の磁石と、上記第1の磁石と同一極で、且つ上記円周
上に配設された第1の磁石の間に位置するように、駆動
源からの回転力をワーク保持体に伝達する回転体の下方
側に配設された第2の磁石と、を具備するものである。
【0022】本発明の請求項9に係るワーク研削研磨装
置は、請求項4乃至請求項7のいずれかのワーク研削研
磨装置において、上記第1の磁石及び上記第2の磁石の
うち、どちらか一方を磁性体にすることとした。
【0023】本発明の請求項10に係るワーク研削研磨
装置は、請求項4乃至請求項7のいずれかのワーク研削
研磨装置において、上記第1の磁石と上記第2の磁石と
が反発し、あるいは引き寄せ合うように、同一極、又は
異極を対向させて上記第1の磁石と上記第2の磁石を配
設することとした。
【0024】請求項1のワーク研削研磨方法によれば、
駆動源からの回転力を磁力によってワークを保持するワ
ーク保持体に非接触で伝達し、ワーク保持体を回転す
る。請求項2のワーク研削研磨方法によれば、レンズあ
るいは型材であるワークを保持するワーク保持体と、駆
動源からの回転力をワークに伝達する回転体とが磁力に
よって非接触で支持されているため、駆動源からの回転
力が回転体を介してワーク保持体に磁力によって伝達さ
れる。
【0025】また、加工中は、砥石の偏心及び砥石を研
削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズレ、
砥石の摩耗による球心位置のズレ等にワークが追従する
ために、ワーク保持体も傾斜する。このとき、駆動源か
らの回転力は回転体を介してワーク保持体に対して非接
触で伝達されているので、ワーク保持体の傾斜が規制さ
れることなく、ワークは砥石に良好に追従する.
【0026】請求項3のワーク研削研磨方法によれば、
加工を終了するときは、砥石を回転させたまま、あるい
は停止させた状態でワークから離脱させる。このとき、
駆動源からの回転は停止せずに、ワークを砥石から離脱
してから回転を停止するので、離脱する瞬間に発生する
キズ及び切り屑等の付着を防止する。
【0027】請求項4のワーク研削研磨装置によれば、
レンズあるいは型材であるワークを研削研磨するとき、
ワークを砥石に当接させつつ回転させ、砥石とワークを
相対的に揺動させる。ワークを回転させる方法は、駆動
源によって回転体を回転させ、回転体の下方側に配設さ
れた第2の磁石を回転させる。この第2の磁石は、非接
触で近接して配設された第1の磁石に影響を与え、第1
の磁石を配設したワーク保持体を回転させる。これによ
り、ワーク保持体に保持されているワークも回転する。
【0028】請求項5又は請求項6のワーク研削研磨装
置によれば、請求項4と同様な作用が得られるととも
に、さらに、第1の磁石を傾斜させ、ワーク保持体が傾
斜する際に、第1の磁石と第2の磁石が干渉することを
防ぐ。
【0029】請求項7のワーク研削研磨装置によれば、
加工中は、砥石の偏心及び砥石を研磨機に固定するとき
に発生する球心位置のズレ、砥石の磨耗による球心位置
のズレ等にワークが追従するために、第1揺動部材及び
第2揺動部材がそれぞれ傾斜する。このとき、従来技術
では第2揺動部材、ワーク保持体の重量により慣性モー
メントが働き、傾斜する方向よりも戻る方向に移動する
ことが困薙であつたが、本発明では、磁石によりワーク
保持体を引っ張る力が働き、見かけ上第2揺動部材、ワ
ーク保持体の重量が減少し、慣性モーメントを軽減する
ことができる。
【0030】請求項8のワーク研削研磨装置によれば、
レンズあるいは型材であるワークを研削研磨するとき、
ワークを砥石に当接させつつ回転させ、砥石とワークを
相対的に揺動させる.ワークを回転させる方法は、駆動
源によって回転体を回転させ、回転体の下方側に配設さ
れた第2の磁石を回転させる。この第2の磁石は、非接
触で近接して配設された第1の磁石と反発し合い、第1
の磁石を配設したワーク保持体を回転させる。これによ
り、ワーク保持体に保持されているワークも回転する。
【0031】請求項9のワーク研削研磨装置によれば、
第1の磁石と第2の磁石のうち、どちらか一方を磁性体
としているので、磁石と磁性体とは引き合って、駆動源
からの回転力をワーク保持体に伝達する。その他の作用
は請求項4記載の発明と同様である。
【0032】請求項10のワーク研削研磨装置によれ
ば、第1の磁石と第2の磁石とが反発し、又は相互に引
き合って駆動源からの回転力をワーク保持体に伝達す
る。その他の作用は請求項4記載の発明と同様である。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1乃至3を用いて説明する。図1は本実施の
形態におけるレンズの研削研磨装置の一部を断面にした
正面図、図2は図1の矢印A方向から見た側面図、図3
は図1のレンズ保持体の上面から見たレンズの研削研磨
装置の部分図である。
【0034】図1,図2において、ステー部材2は研削
研削装置を構成する加工機本体の加圧機構(図示省略)
を有するワーク軸部1にネジ3により固定されている。
このステー部材2の下端部2aには、コ字形状の第1揺
動部材4が、その中央を軸線X上で第1の支軸としての
支軸5、ワッシャ6、ベアリング7を介してナット8に
より回動自在に連結され、支軸5を中心にして矢印c方
に揺動自在に取り付けられている。なお、軸線Xは、後
で示すガラス、セラミック等の光学素子あるいは成形型
材等のワーク(本実施の形態1ではレンズ9を使用)に
おいて、加工面9aである球面の最外周(P点)から接
線を垂らし、レンズ9の回転中心軸であるレンズ回転軸
(軸線Z)との交点Oとしたときに、交点Oを通る軸線
である。
【0035】第1揺動部材4の開口部両端4aには、第
1揺動部材4と同様にコ字形状の第2揺動部材10が、
その開口部両端10aをそれぞれにレンズ回転軸(軸線
Z)及び軸線Xと直交する軸線Y上で第2の支軸として
のピン12、ベアリング11を介して回動自在に連結さ
れ、ピン12を中心にして矢印d方向に揺動自在に取り
付けられている。なお、上記ピン12は第1揺動部材4
の両側面にネジ13により固定されている。第2揺動部
材10の中央部には、レンズ回転軸(軸線Z)を中心軸
としたレンズ9を回転自在に保持するワーク保持体とし
てのレンズ保持体14が設けられている。
【0036】上記レンズ保持体14には、第2揺動部材
10にベアリング18を介して、回転自在に保持された
カップ部材16が開口部を下に向けて配設されている。
ベアリング18は、第2揺動部材10の中央部に設けた
貫通孔に外輪を嵌合させて取り付けられており、上記カ
ップ部材16の開口部下端の段差部16aが上記ベアリ
ング18の下端側の内輪に当て付くようになっている。
【0037】カップ部材16の開口部には、レンズ9を
下面に貼り付けた貼付皿15が挿入されている。上記カ
ップ部材16の開口部上面には、磁石17が固着され、
磁性材料で形成された貼付皿15を保持するようになっ
ている。
【0038】また、上記ベアリング18の上端側の外輪
は、中央部に貫通孔を有するベアリング押さえ20によ
って第2揺動部材10の上面から押さえられており、ベ
アリング押さえ20はネジ19によって第2揺動部材の
上面に固定されている。また、上記ベアリング18の下
端側の外輪は、第2揺動部材10の貫通孔下端の段差部
10bによって押さえられている。なお、レンズ保持体
14は貼付皿15、カップ部材16及びベアリング18
により構成されており、貼付皿15、カップ部材16及
びベアリング18は、レンズ回転軸(軸線Z)を中心軸
となるようにして配設されている。ここで、本実施の形
態1では、レンズ保持体14を貼付皿15、カップ部材
16及びベアリング18の3体で構成したが、レンズ9
を保持した状態で回転可能であれば、レンズ保持体14
を2体以下の部材又は4体以上の部材で構成してもよ
い。
【0039】図3に示すように、レンズ保持体14の上
面には、レンズ回転軸(軸線Z)を中心とする円周上
に、少なくとも1つ以上(図3では4個)配設された第
1の磁石としての磁石22を固着した磁石保持部材21
が配設されている。この磁石保持部材21は、図1に示
すように、下面中央部にネジ孔が形成されており、この
ネジ孔と上記カップ部材16の上部中央に形成したネジ
部16bとを螺合してカップ部材16の上面に取り付け
られ、レンズ保持体14と同様に回転自在に保持されて
いる。なお、上記磁石22は、O点近傍を支点として、
磁石表面が同一球面(半径が同じ球面)上に位置するよ
うに傾斜して磁石保持部材21の上面に固着されてい
る。
【0040】上記磁石保持部材21の上方には、ワーク
軸部1の下部に水平(図2参照)に形成したアーム部1
aに保持されている回転軸25に取り付けた磁石保持部
材24が配設されている。この磁石保持部材24の下面
には、第2の磁石23が上記磁石22と引き合うように
非接触で対向させ、かつO点近傍を支点として、磁石表
面が同一球面上に位置するように軸線Zに対して傾斜し
て固着されて配設されている。
【0041】磁石保持部材24は、磁石23を配設する
大径部24aと大径部24aの中央部に一体形成した軸
部24bとからなっており、軸部24bをレンズ回転軸
(軸線Z)が中心軸となる回転軸25の下端の開口部2
5aに挿入し、ネジ26により固定されている。ここ
で、本実施の形態1では、回転体を磁石保持部材24と
回転軸25の2体で構成しているが、回転体を1体又は
3体以上の部材で構成してもよい。回転軸25は、ワー
ク軸部1のアーム部1aにベアリング27を介して回転
自在に保持され、回転軸25の上端部に螺合したナット
33により上下移動がないように拘束されている。ま
た、回転軸25には、上記磁石保持部材24とベアリン
グ27の中間にプーリ31が配設されている。
【0042】ワーク軸部1のアーム部1aの先端上面に
は、レンズ保持体14を回転させるための駆動源とし
て、モータ28がネジ29により固定されている。モー
タ28の回転軸部28aの先端には、プーリ30が配設
されている。モータ28のプーリ30と回転軸25のプ
ーリ31とは、ベルト32を介して連結されている。こ
のように、プーリ30、ベルト32、プーリ31、回転
軸25からなる伝達機構36によりモータ28の回転力
を磁石保持部材24に伝える。
【0043】加工に際しては、レンズ9の加工面9aに
対向して、回転及びレンズ9の球心を支点として球心揺
動する砥石軸部35に、砥石34を取り付けて研削及び
研磨を行う。
【0044】上記構成によれば、研削研磨装置による研
削、研磨加工では、レンズ9を貼り付けた貼付皿15を
カップ部材16の開口部に挿入すると、カップ部材16
の開口部上面に設けられた磁石17により貼付皿15が
保持される。
【0045】レンズ9を砥石34に当接し、図示省略し
たノズルより研削液、あるいは研磨液を供給する。砥石
34を回転させるとともに、球心揺動させる。さらに、
モータ28を回転させることにより、プーリ30、ベル
ト32、プーリ31を介して、回転軸25及び回転軸2
5の先端に取り付けられた磁石保持部材24が回転す
る。上記磁石保持部材24の円周上に配設された磁石2
3は、レンズ保持体14側の磁石保持部材21に保持さ
れた磁石22と引き合っているので、磁石保持部材24
と共に磁石23が回転すると、それに連動して磁石22
及び磁石保持部材21が回転する。これによりレンズ保
持体14がレンズ回転軸(軸線Z)を中心にして回転す
る。
【0046】加工中におけるレンズ保持体14の回転数
の設定について、以下に説明する。通常加工では砥石3
4の回転による連れ回り(以下、従属回転と称する)に
よりレンズ9が回転する。この従属回転の回転数は砥石
34の回転数の0.7〜0.98(数字は比率を示す)
であり、レンズ保持体14の回転数は砥石34と同一方
向に砥石34の回転数の0.7〜0.98に設定するこ
とが好ましい。ただし、加工速度を向上させるときは、
砥石34の回転数の0.1〜0.7に設定する。また、
さらに加工速度を向上させるときは、砥石34と逆方向
に回転させる。
【0047】加工中は、砥石34の偏心及び砥石34を
研削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズ
レ、砥石34の摩耗による球心位置のズレなどに、レン
ズ9が追従するために第1揺動部材4及び第2揺動部材
10がそれぞれ傾斜する。このとき、モータ28からの
回転力はレンズ保持体14に対して非接触で磁石22,
23により伝達されているので、第1揺動部材4と第2
揺動部材10の傾斜が規制されることなく、また、磁石
22,23がほぼ平行状態になるようにO点近傍を支点
として異なる半径を有する球面上に傾斜して取り付けら
れているので、磁石22,23同士が干渉することはな
い。故に、レンズ9は砥石34に良好に追従することが
できる。
【0048】また、従来技術では第2揺動部材10、レ
ンズ保持体14の重量により慣性モーメントが働き、傾
斜する方向よりも戻る方向に移動することが困難であっ
たが、本実施の形態1では回転力を伝達するための磁石
22,23が引き合っているので、第2揺動部材10、
レンズ保持体14の重量が見かけ上減り、慣性モーメン
トを軽減することができ、レンズ9の砥石34への追従
性がさらに良好になる。
【0049】加工を終了するときは、砥石34を回転さ
せたまま、あるいは停止した状態で砥石34をレンズ9
から離脱させる。このとき、モータ28の回転は停止せ
ずにレンズ保持体14、すなわちレンズ9を回転させた
まま、砥石34からレンズ9を離脱し、その後にモータ
28の回転を停止する。これにより、離脱する瞬間にレ
ンズ9に発生するキズ及び切り屑等の付着を防止するこ
とができる。
【0050】本実施の形態1によれば、モータ28の伝
達機構36で発生する振動がレンズ9に直接伝達するこ
とを防ぐことができ、レンズ保持体14が揺動する自由
度を維持したまま、レンズ9を回転させることができる
とともに、第2揺動部材10、レンズ保持体14の重量
をキャンセルすることができるので、レンズ9の砥石3
4への追従性が良好となり、表面粗さ及び面精度を良好
に維持することができる。
【0051】なお、磁石保持部材21,24に固着した
磁石22,23のうち、どちらか一方をO点近傍を中心
とする球面形状の磁性体にすることにより、もう一方の
磁石と引き合うようにしても、同様な効果が得られる。
【0052】次に、本実施の形態1の変形例を図4乃至
図7に示す。図4は磁石保持部材の部分上面図、図5は
回転軸の部分断面図、図6は磁石保持部材及び磁石の部
分側面図、図7は変形例の磁石保持部材の部分上面図で
ある。
【0053】図4の磁石保持部材21の部分上面図に示
すように、磁石保持部材21に固着された磁石22より
も磁石保持部材24に固着された磁石23(図中点線)
の方を大きくしたり(逆に磁石22の方を大きくしても
よい)、あるいは磁石保持部材21,24の半径方向に
長くした磁石22,23(図示省略)を使用することに
より、磁石22,23同士の引き合う空間が増える。故
に、レンズ保持体14の揺動の自由度がさらに広がるた
めに遊星揺動、あるいは直進揺動にも対応できる。
【0054】また、図5の回転軸25の部分断面図に示
すように、回転軸25とプーリ31の間にワンウエイク
ラッチ37を設ける。回転軸25は砥石34(図1参
照)と同回転方向をフリーとすると、レンズ9の従属回
転が良好な場合はその回転力で回転し、レンズ9の従属
回転が弱いときはモータ28の回転力でレンズ9を回転
させる。これにより、レンズ9の回転数の設定をラフに
することができ、またモータ28への過負荷を防止する
ことができる。
【0055】また、図6の磁石保持部材21,24及び
磁石22,23の部分断面図に示すように、レンズ保持
体14の加工中の揺動が少ない場合には、磁石22,2
3を傾斜させずレンズ回転軸(軸線Z)と同方向に配設
してもよい。
【0056】さらに、図7の磁石保持部材21(24)
の部分上面図に示すように、磁石22(23)をそれぞ
れレンズ回転軸(軸線Z)を中心軸としたドーナッツ形
状の磁石とし、同一面上に交互に異極を有するようにし
てもよい。
【0057】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図8及び図9を用いて説明する。図8は本実施の形態に
おけるレンズの研削研磨装置の一部を断面にした正面
図、図9は図8のレンズ保持体の上面から見たレンズの
研削研磨装置の部分図である。
【0058】本実施の形態2は、図8に示すように、レ
ンズ保持体14の上面に螺合された磁石保持部材21に
固着した第1の磁石としての磁石22と、回転軸25の
先端に固定された磁石保持部材24に固着した第2の磁
石としての磁石23とが反発し合うように、同極が対向
するように配設されている。さらに、磁石保持部材21
を磁性材料とし、かつ磁石23との対向面が点O近傍を
中心とした球面形状を有している。
【0059】磁石22及び磁石23は、図9に示すよう
に、それぞれレンズ回転軸(軸線Z)を中心にして対称
位置に配設され、反発し合うことにより、磁石22と磁
石23(図中点線)とは交互に位置し、駆動源であるモ
ータ28の回転力を非接触でレンズ保持体14に伝達し
ている。その他の構成は実施の形態1と同様であるの
で、実施の形態1と同一の要素には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0060】上記の構成によれば、研削研磨装置による
研削、研磨加工では、レンズ9を砥石34に当接し、図
示省略したノズルより研削液、あるいは研磨液を供給す
る。砥石34を回転させるとともに、球心揺動させる。
さらに、モータ28を回転させることにより、伝達機構
36を介して、回転軸25及び回転軸25の先端に取り
付けられた磁石保持部材24が回転する。
【0061】上記砥石保持部材24の円周上に配設され
た磁石23は、レンズ保持体14側の磁石保持部材21
に保持された磁石22と反発し合っているので、磁石2
3が回転すると、磁石23と接触しないように磁石22
及び磁石保持部材21が回転する。これにより、レンズ
保持体14が回転する。
【0062】加工中は、砥石34の偏心、及び砥石34
を研削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズ
レ、砥石34の摩耗による球心位置のズレなどに、レン
ズ9が追従するために第1揺動部材4及び第2揺動部材
10がそれぞれ傾斜する。このとき、モータ28からの
回転力はレンズ保持体14に対して非接触で磁石22,
23により伝達され、かつ磁石22,23は反発し合っ
ているので、第1揺動部材4と第2揺動部材10の傾斜
が規制されることがない。また、磁石保持部材24が磁
性材料であるので、磁石22と引き合うため、第2揺動
部材10、レンズ保持体14の重量による慣性モーメン
トを軽減することができ、レンズ9の砥石34への追従
性がさらに良好になる。
【0063】本実施の形態2によれば、実施の形態1と
同様な効果が得られるとともに、磁石22,23の反発
力を利用しているので、レンズ保持体14が揺動する自
由度をさらに向上させることができ、大きい回転トルク
が必要なときでも、レンズ9を回転させることができ
る。
【0064】なお、磁石保持部材24を磁性材料とし、
かつ点O近傍を中心とした球面形状としても、同様な効
果が得られる。
【0065】次に、本実施の形態2の変形例を図10乃
至図12に示す。図10、図11及び図12は磁石保持
部材21を示す部分上面図である。
【0066】本実施の形態2では磁石22,23は2個
ずつであったが、図10の磁石保持部材21の部分上面
図に示すように、磁石22をレンズ回転軸(軸線Z)を
中心にして等間隔に4個配設するとともに、磁石23を
磁石保持部材24に磁石22と同様に4個配設し、磁石
22と磁石23とが反発力により交互に位置させるよう
にしてもよい。また、磁石22,23は3個ずつ、ある
いは5個以上ずつ配設する等、少なくとも1個ずつあれ
ばよい。
【0067】また、図11の磁石保持部材21の部分上
面図に示すように、レンズ回転軸(軸線Z)上に磁石4
0を設けることにより、第2揺動部材10、レンズ保持
体14の重量をキャンセルするための磁力を高めるとと
もに、レンズ保持体14の調心機能を付加することがで
きる。
【0068】さらに、図12の磁石保持部材21の部分
上面図に示すように、磁石保持部材21に長穴状の形状
の磁石22をレンズ回転軸(軸線Z)を中心にして放射
状に配設し、磁石23を円形状にすると、磁石22,2
3同士の反発する空間が増える。故に、レンズ保持体1
4の揺動の自由度がさらに広がるために遊星揺動、ある
いは直進揺動にも対応できる。なお、磁石22を円形状
にし、磁石23を長穴状の形状にしてもよい。
【0069】(実施の形態3)本発明の実施の形態3を
図13乃至15を用いて説明する。図13は本実施の形
態3におけるレンズの研削研磨装置の一部を断面にした
正面図であり、図14は図13のC−C断面の部分図で
あり、図15は図13のB部分拡大図である。
【0070】本実施の形態3は、図13に示すように、
レンズ保持体14の上面に螺合された磁石保持部材21
の円周上に、かつレンズ回転軸(軸線Z)と平行に配設
された上下に極性を持つ第1の磁石としての磁石51
が、磁石受け50を介してレンズ回転軸(軸線Z)を中
心にして対称に固着されている。
【0071】また、回転軸25の先端に固定された磁石
保持部材24の円周上に、かつレンズ保持軸(軸線Z)
と平行に配設されたレンズ回転軸(軸線Z)方向に極性
を持つ第2の磁石としての磁石53が、磁石受け52を
介してレンズ回転軸(軸線Z)を中心にして対称に固着
されている。
【0072】なお、上記それぞれの磁石51,53の極
性は同方向であり、図14に示すように、磁石51,5
3は反発し合って交互に位置している。また、図15に
示すように、磁石51,53におけるレンズ回転軸(軸
線Z)方向の位置は、磁石51の方が若干磁石保持部材
24側に近づくように配設されている。そのため、磁石
51と磁石53は互いに反発し合うとともに、極性の分
岐位置(図15中の点線位置)のズレ分だけ若干引き合
い、磁石51は磁石53、すなわち磁石保持部材24側
に引き寄せられ、第2揺動部材10、レンズ保持体14
の重量がキャンセルされる。なお、その他の構成は実施
の形態1と同様であるので、実施の形態1と同一の要素
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】上記の構成によれば、研削研磨装置による
研削、研磨加工では、レンズ9を砥石34に当接し、図
示省略したノズルより研削液、あるいは研磨液を供給す
る。砥石34を回転させるとともに、球心揺動させる。
さらに、モータ28を回転させることにより、伝達機構
36を介して、回転軸25及び回転軸25の先端に取り
付けられた磁石保持部材24が回転する。
【0074】上記砥石保持部材24の円周上に配設され
た磁石53は、レンズ保持体14側の磁石保持部材21
に保持された磁石51と反発し合っているので、磁石5
3が回転すると、磁石53と接触しないように磁石51
及び磁石保持部材21が回転する。これにより、レンズ
保持体14が回転する。
【0075】加工中は、砥石34の偏心、及び砥石34
を研削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズ
レ、砥石34の摩耗による球心位置のズレなどに、レン
ズ9が追従するために第1揺動部材4及び第2揺動部材
10がそれぞれ傾斜する。このとき、磁石51,53は
反発し合っているので、モータ28からの回転力はレン
ズ保持体14に対して非接触で磁石51,53により伝
達され、第1揺動部材4及び第2揺動部材10の傾斜を
規制することがない。また、極性の分岐位置(図15中
の点線位置)のズレ分だけ若干引き合い、磁石51は磁
石53、すなわち磁石保持部材24側に引き寄せられ、
第2揺動部材10、レンズ保持体14の重量がキャンセ
ルされるので、第2揺動部材10、レンズ保持体14の
重量による慣性モーメントを軽減することができ、レン
ズ9の砥石34への追従性がさらに良好になる。
【0076】本実施の形態3によれば、実施の形態1と
同様な効果が得られるとともに、磁石51,53の反発
力を同一平面上で利用しているので、大きい回転トルク
が必要なときでも、レンズ9を回転させることができ
る。
【0077】なお、磁石51,53及び磁石受け50,
52を点O近傍を支点として傾斜するように配設する
と、レンズ保持体14の揺動の自由度が向上する。
【0078】(実施の形態4)本発明の実施の形態4を
図16を用いて説明する。図16は本実施の形態4にお
けるレンズの研削研磨装置の一部を断面にした正面図で
ある。
【0079】本実施の形態4は、レンズ9の従属回転に
よるレンズの研削研磨方法及び装置に関するものであ
り、各実施の形態で示すようにレンズ保持体14をモー
タ28で強制的に回転しないように構成されている。
【0080】すなわち、図16に示すように、実施の形
態1における磁石保持部材21,24と、磁石22,2
3と、回転軸25と、ベアリング27と、ナット33
と、伝達機構36とモータ28を削除してある。
【0081】本実施の形態4は、レンズ保持体14の上
面に、点O近傍を中心とする球面形状を有し、材質が磁
性体である球面ナット60が、カップ部材16のネジ部
16bと螺合して配設されている。また、球面ナット6
0の上方には、、加工機本体のワーク軸部1に保持され
た取付部材62に固着された磁石61が設けられてい
る。磁石61は、上記球面ナット60と非接触で対向
し、レンズ回転軸(軸線Z)上に配設されている。な
お、その他の構成は実施の形態1と同様であるので、実
施の形態1と同一の要素には同一の符号を付して説明を
省略する。
【0082】上記の構成によれば、研削研磨装置による
研削、研磨加工では、レンズ9を貼り付けた貼付皿15
をカップ部材16の開口部に挿入すると、カップ部材1
6の開口部上面に設けられた磁石17により貼付皿15
が保持される。レンズ9を砥石34に当接し、図示省略
したノズルより研削液、あるいは研磨液を供給する。砥
石34を回転させるとともに、球心揺動させる。このと
き、レンズ9は砥石34に従属回転する。
【0083】加工中は、砥石34の偏心、及び砥石34
を研削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズ
レ、砥石34の摩耗による球心位置のズレなどに、レン
ズ9が追従するために第1揺動部材4及び第2揺動部材
10がそれぞれ傾斜する。このとき、従来技術では、第
2揺動部材10、レンズ保持体14の重量により慣性モ
ーメントが働き、傾斜する方向よりも戻る方向に移動す
ることが困難であったが、本実施の形態では、磁石61
により球面ナット60を引っ張る力が働き、見かけ上第
2揺動部材10、レンズ保持体14の重量が減少し、慣
性モーメントを軽減することができ、レンズ9の砥石3
4への追従性が良好になる。また、レンズ保持体14が
傾斜しても、球面ナット60は球面形状になっているの
で、磁石61と干渉することはない。
【0084】本実施の形態4によれば、レンズ9を従属
回転させて研削研磨加工するレンズの研削研磨方法及び
研削研磨装置においても、第2揺動部材10、レンズ保
持体14の重量をキャンセルすることができるので、レ
ンズ9の砥石34への追従性が良好な状態となり、表面
粗さ及び面精度を良好に維持することができる。
【0085】次に、本実施の形態4の変形例を図17及
び図18に示す。図17、図18は変形例を一部断面に
して示す部分側面図である。
【0086】図17に示すように、球面ナット60の球
面形状を平面とし、その上面に磁石61を設けるととも
に、取付部材62の磁石61との対向面を点O近傍を中
心とした球面形状の磁性体にして構成でき、この構成に
あっても本実施の形態と同様な効果が得られる。
【0087】また、図18に示すように、球面ナット6
0の球面形状を平面形状とし、ベアリング押さえ20で
上記球面ナット60を覆い、かつ磁石61と対向するベ
アリング押さえ20の上面を、点O近傍を中心とした球
面形状の磁性体にして構成でき、この構成によっても本
実施の形態と同様な効果が得られる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
又は請求項2に係るワーク研削研磨方法によれば、駆動
源からの回転力をワークを保持するワーク保持体に非接
触状態で伝達することができるので、駆動源の伝達機構
で発生する振動がワーク保持体に直接伝達することを防
ぐことができる。また、上記非接触状態で伝達するた
め、ワーク保持体が揺動する自由度を維持したまま、ワ
ークを回転させることができるとともに、ワーク保持体
の重量をキャンセルすることができるので、ワークの砥
石への追従性が良好な状態となり、表面粗さ及び面精度
が良好に維持することが実現できる。
【0089】また、本発明の請求項3に係るワーク研削
研磨方法によれば、加工を終了するときに、砥石からワ
ークを離脱してからワークの回転を停止するので、離脱
する瞬間に発生するキズ、及び切り屑等の付着を防止す
ることができる。
【0090】さらに、本発明の請求項4に係るワーク研
削研磨装置によれば、駆動源からの伝達力を第1の磁石
と第2の磁石により、非接触状態でワーク保持体に伝達
することができるので、駆動源の伝達機構で発生する振
動がワークに直接伝達することを防ぐことができる。さ
らに、ワーク保持体が揺動する自由度を維持したまま、
ワークを回転させることができるとともに、ワーク保持
体の重量をキャンセルすることができるので、ワークの
砥石への追従性が良好な状態となり、表面粗さ及び面精
度が良好に維持することが実現できる。
【0091】また、本発明の請求項5又は請求項6に係
るワーク研削研磨装置によれば、請求項4と同様に駆動
源の伝達機構で発生する振動がワークに直接伝達するこ
とを防ぐことができ、ワーク保持体が揺動する自由度を
維持したまま、ワークを回転させることができるととも
に、第2揺動部材、ワーク保持体の重量をキャンセルす
ることができるので、ワークの砥石への追従性が良好な
状態となり、表面粗さ及び面精度を良好に維持すること
を実現できる。さらに、本発明の請求項5又は請求項6
に係るワーク研削研磨装置によれば、第1の磁石と第2
の磁石とが干渉するのを防ぐことができる。
【0092】また、本発明の請求項7に係るワーク研削
研磨装置によれば、ワークを砥石に従属回転させて研削
研磨加工するワーク研削研磨装置であっても、第2揺動
部材、ワーク保持体の重量をキャンセルすることができ
るので、ワークの砥石への追従性が良好な状態となり、
表面粗さ及び面精度を良好に維持することを実現でき
る。
【0093】さらに、本発明の請求項8に係るワーク研
削研磨装置によれば、請求項4と同様な効果が得られる
とともに、磁石の反発力を利用して駆動源からの回転力
をワーク保持体に伝達しているので、大きい回転トルク
が必要なときでも、ワークを回転させることができる。
【0094】さらに、本発明の請求項9に係るワーク研
削研磨装置によれば、請求項4乃至請求項7記載の発明
と同様な効果を得ることができる。
【0095】また、本発明の請求項10に係るワーク研
削研磨装置によれば、請求項4乃至請求項7記載の発明
と同様な効果を得ることができる。さらに、磁石の反発
力を利用する場合には、ワーク保持体が揺動する自由度
が向上し、ワ一クの磁石への追従性がさらに良好な状態
となり、高精度な加工を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるレンズの研削研
磨装置の一部を断面にして示す正面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見たレンズの研削研磨装
置の側面図である。
【図3】図1のレンズ保持体の上面から見たレンズの研
削研磨装置の部分図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるレンズの研削研
磨装置の変形例の磁石保持部材の部分上面図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるレンズの研削研
磨装置の変形例の回転軸の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1におけるレンズの研削研
磨装置の変形例の磁石保持部材及び磁石の部分側面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態1におけるレンズの研削研
磨装置の変形例の砥石保持部材の部分上面図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるレンズの研削研
磨装置の一部を断面にして示す正面図である。
【図9】図8のレンズ保持体の上面から見たレンズの研
削研磨装置の部分図である。
【図10】本発明の実施の形態2におけるレンズの研削
研磨装置の変形例の磁石保持部材の部分上面図である。
【図11】本発明の実施の形態2におけるレンズの研削
研磨装置の変形例の磁石保持部材の部分上面図である。
【図12】本発明の実施の形態2におけるレンズの研削
研磨装置の変形例の磁石保持部材の部分上面図である。
【図13】本発明の実施の形態3におけるレンズの研削
研磨装置の一部を断面にして示す正面図である。
【図14】図13のC−C断面の部分図である。
【図15】図13の部分拡大図である。
【図16】本発明の実施の形態4におけるレンズの研削
研磨装置の一部を断面にして示す正面図である。
【図17】本発明の実施の形態4におけるレンズの研削
研磨装置の変形例の部分側面図である。
【図18】本発明の実施の形態4におけるレンズの研削
研磨装置の変形例の部分側面図である。
【図19】従来技術のレンズの研削研磨装置の一部を断
面にして示す正面図である。
【図20】従来技術のレンズの研削研磨装置の一部を断
面にして示す側面図である。
【符号の説明】
1 ワーク軸部 2 ステー部材 4 第1揺動部材 5 支軸 9 レンズ 10 第2揺動部材 12 ピン 14 レンズ保持体 20 ベアリング押さえ 21,24 磁石保持部材 22,23,40,51,53,61 磁石 25 回転軸 28 モータ 30,31 プーリ 32 ベルト 34 砥石 36 伝達機構 50,52 磁石受け 60 球面ナット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨方法において、 上記ワークを回転させる駆動源からの回転力を磁力によ
    ってワークを保持するワーク保持体に非接触で伝達し、
    ワーク保持体を回転することを特徴とするワーク研削研
    磨方法。
  2. 【請求項2】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨方法において、 駆動源からの回転力をワ一クに伝達する回転体と、上記
    ワークを保持するワーク保持体とを磁力によって非接触
    で支持すること特徴とするワーク研削研磨方法。
  3. 【請求項3】 加工が終了してワークを砥石から離すと
    きに、ワークを回転させたまま離脱させることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のワーク研削研磨方
    法。
  4. 【請求項4】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨装置において、 ワークを保持するワーク保持体の上方側に、ワーク保持
    体の回転中心軸に対して円周上に配設された第1の磁石
    と、 上記第1の磁石に対向し、かつ非接触で近接するよう
    に、駆動源の回転力をワーク保持体に伝達する回転体の
    下方側に配設された第2の磁石と、 を具備することを特徴とするワーク研削研磨装置。
  5. 【請求項5】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨装置において、 ワークを保持するワーク保持体を回動自在に支持する第
    2揺動部材の揺動軸と上記ワーク保持体の回転軸との交
    点近傍を中心として、磁石表面が同一球面上に位置する
    ように傾斜した状態で、上記ワーク保持体の上方側に配
    設された第1の磁石と、 上記第1の磁石に非接触で対向させ、駆動源の回転力を
    ワーク保持体に伝達する回転体の下方側に配設された第
    2の磁石と、 を具備することを特徴とするワーク研削研磨装置。
  6. 【請求項6】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨装置において、 ワークを保持するワーク保持体を回動自在に支持する第
    2揺動部材の揺動軸と上記ワ一ク保持体の回転軸との交
    点近傍を中心とした球面形状の磁石表面を有し、上記ワ
    ーク保持体の上方側に配設された第1の磁石と、 上記第1の磁石に非接触で対向させ、駆動源の回転力を
    ワーク保持体に伝達する回転体の下方側に配設された第
    2の磁石と、 を具備することを特徴とするワーク研削研磨装置。
  7. 【請求項7】 加工機を固定するステー部材と、上記ス
    テー部材の第1の支軸を対称軸とするコ字形状を有する
    第1揺動部材と、上記第1揺動部材の両端の第2の支軸
    を介して、回動自在にそれぞれ支持されるコ字形状の第
    2揺動部材と、 上記第2揺動部材と直交する第3の支軸に回転自在に保
    持されたワーク保持体と、 を有するワーク研削研磨装置において、 上記ワーク保持体の上方側に取り付けられた第1の磁石
    と、 上記第1の磁石に対向し、かつ、非接触に取り付けられ
    た第2の磁石と、 を具備することを特徴とするワーク研削研磨装置。
  8. 【請求項8】 レンズあるいは型材であるワークを砥石
    に当接させつつ回転させ、砥石とワークを相対的に揺動
    させることにより、ワークを研削研磨するワーク研削研
    磨装置において、 ワークを保持するワーク保持体の上方側に、ワーク保持
    体の回転中心軸に対して円周上に配設された第1の磁石
    と、 上記第1の磁石と同一極で、且つ上記円周上に配設され
    た第1の磁石の間に位置するように、駆動源からの回転
    力をワーク保持体に伝達する回転体の下方側に配設され
    た第2の磁石と、 を具備することを特徴とするワーク研削研磨装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の磁石及び上記第2の磁石のう
    ち、どちらか一方が磁性体であることを特徴とする請求
    項4乃至請求項7のいずれかに記載のワーク研削研磨装
    置。
  10. 【請求項10】 上記第1の磁石と上記第2の磁石とが
    反発し、あるいは引き寄せ合うように、同一極又は異極
    を対向させて上記第1の磁石と上記第2の磁石を配設す
    ることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに
    記載のワーク研削研磨装置。
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