JP2001308697A - 周波数生成回路および信号受信回路 - Google Patents

周波数生成回路および信号受信回路

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JP2001308697A
JP2001308697A JP2000122142A JP2000122142A JP2001308697A JP 2001308697 A JP2001308697 A JP 2001308697A JP 2000122142 A JP2000122142 A JP 2000122142A JP 2000122142 A JP2000122142 A JP 2000122142A JP 2001308697 A JP2001308697 A JP 2001308697A
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clock
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circuit
count
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JP2000122142A
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Ryozo Nunokawa
亮造 布川
Wataru Inoue
渉 井上
Hiroyuki Matsui
弘行 松井
Shinya Uegaki
伸哉 植垣
Yoshiori Narahara
佳織 楢原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック源の数が少なくても、様々な周波数
のクロックを生成することができる周波数生成回路を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 周波数Kのクロックをn分周するn分周
手段と、上記n分周手段がm回n分周した後に、または
上記n分周手段がm回n分周する間に、1/K秒間に、
i回、休止制御信号を出力する休止制御信号出力手段
と、上記休止制御信号に応じて、上記n分周手段の出力
を停止するか、または、上記休止制御信号に応じて、上
記n分周手段の入力を停止し、この入力停止によってn
分周手段の出力を停止する出力停止手段とを有し、周波
数がm×K/(n×m+i)であるクロックを生成する
周波数生成回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数生成回路お
よび信号受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分周回路では、周波数Kのクロッ
クを分周比nで分周し、周波数K/nのクロックを生成
し、他の周波数を得る場合は、分周比mでさらに分周
し、周波数K/(n×m)のクロックを生成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、周波
数Kのクロックを(n×m)分周するだけであるので、
周波数K/(n×m)のクロックしか生成することがで
きず、分周比に制限があり、要求する周波数のクロック
を生成することができない場合がある。
【0004】したがって、従来は、互いに異なる周波数
を出力するクロック源を複数設け、これらを分周するこ
とによって、要求する周波数のクロックを生成してい
る。この結果、要求する周波数のクロックが多ければ多
い程、多くのクロック源を必要とするという問題があ
る。
【0005】本発明は、クロック源の数が少なくても、
様々な周波数のクロックを生成することができる周波数
生成回路および信号受信回路を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数Kのク
ロックをn分周するn分周手段(nは正の整数)と、上
記n分周手段がm回n分周した後に(mは正の整数)、
または上記n分周手段がm回n分周する間に、1/K秒
間の休止制御信号をi回出力する(iは正の整数)休止
制御信号出力手段と、上記休止制御信号に応じて、上記
n分周手段の出力を停止するか、または、上記休止制御
信号に応じて、上記n分周手段の入力を停止し、この入
力停止によってn分周手段の出力を停止する出力停止手
段とを有し、周波数がm×K/(n×m+i)であるク
ロックを生成する周波数生成回路である。
【0007】また、本発明は、上記周波数生成回路と、
受信信号の変化点を検出する変化点検出手段と、上記周
波数生成回路が生成したクロックを、読み取りクロック
として使用し、上記変化点検出手段が受信信号の変化点
を検出したタイミングから数えて、q番目の上記読み取
りクロックのタイミングにおいて、受信信号を読み取る
受信信号読取手段とを有する信号受信回路である。
【0008】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例である第1の周波数生成回路100の構成を
示すブロック図である。
【0009】第1の周波数生成回路100は、n分周後
に、分周部を休止制御する周波数生成回路であり、n分
周部1と、分周部休止制御部10とを有する。なお、n
は、正の整数である。
【0010】分周部休止制御部10は、nカウントアッ
プ部3と、mカウントアップ部4と、iカウントアップ
部5と、SR−FF6と、AND論理回路7と、NOR
論理回路8とを有する。
【0011】nカウントアップ部3は、周波数Kの入力
クロックをカウントし、nカウント毎に1パルスを発生
する回路である。mカウントアップ部4は、nカウント
アップ部3の出力クロックをカウントし、mカウント毎
(mは、正の整数)に1パルスを発生する回路である。
SR−FF6は、mカウントアップ部4がカウントアッ
プしたときに、「H」の信号を出力するフリップフロッ
プである。AND論理回路7は、SR−FF6の出力信
号と、周波数Kのクロックとを入力する回路である。
【0012】iカウントアップ部5は、AND論理回路
7の出力クロックをカウントし、iカウント後(iは、
正の整数)に、カウントアップ信号を、nカウントアッ
プ部3と、mカウントアップ部4と、SR−FF6との
各リセット端子と、iカウントアップ部5のリセット端
子とに出力する回路である。
【0013】NOR論理回路8は、SR−FF6の出力
パルスと、n分周部1の出力パルスとを入力し、mK/
(n×m+1)の周波数のクロックであって、第1の周
波数生成回路100としての最終出力クロックを出力す
る回路である。
【0014】つまり、nカウントアップ部3と、mカウ
ントアップ部4と、SR−FF6と、iカウントアップ
部5とは、n分周手段がm回n分周した後に(mは正の
整数)、1/K秒間の休止制御信号をi回出力する(i
は正の整数)休止制御信号出力手段の例であり、iカウ
ントアップ部5の出力信号は、1/K秒間の休止制御信
号の例である。
【0015】次に、第1の周波数生成回路100の動作
について説明する。
【0016】まず、周波数Kの入力クロックを、n分周
部1に入力し、K/nの周波数を有する出力クロックを
n分周部1が生成する。
【0017】一方、分周部休止制御部10において、周
波数Kのクロックをnカウントアップ部3に入力し、n
カウントアップ部3のカウントアップ出力を、mカウン
トアップ部4に入力することによって、(n×m)/K
秒後に、mカウントアップ部4がカウントアップし、S
R−FF6の出力信号が「H」になる。
【0018】SR−FF6の出力信号が「H」になる
と、NOR論理回路8の出力が、強制的に「L」にな
り、この間(SR−FF6の出力信号が「H」になって
いる間)、出力クロックが休止される。
【0019】一方、SR−FF6の出力信号が「H」に
なると、iカウントアップ部5が、動作を開始し、i/
K秒後にカウントアップする。
【0020】iカウントアップ部5が出力するカウント
アップ信号は、nカウントアップ部3と、mカウントア
ップ部4と、iカウントアップ部5と、SR−FF6と
をリセットする。これらカウントアップ部3、4、5と
SR−FF6とは、初期状態から再び動作を開始する。
【0021】したがって、iカウントアップ部5が、動
作を開始してから、カウントアップ出力信号を出力する
までの間、つまり、i/K秒後に、SR−FF6の出力
信号が「H」を維持し、NOR論理回路8の出力が、強
制的に「L」になり、i/K秒間、NOR論理回路8が
出力を休止し、つまり、第1の周波数生成回路100の
出力クロックが休止される。
【0022】この結果、(n×m+i)/K秒間に、K
/nの周波数成分の出力クロックがm個出力されること
になるので、m÷[(n×m+i)/K]の周波数を有
する最終出力クロック、つまり、K×m/(n×m+
i)の周波数を有する最終出力クロックを得ることがで
きる。
【0023】すなわち、求める周波数をfとすると、 求める周波数f=K×m/(n×m+i)……式(1) 図2は、本発明の第2の実施例である第2の周波数生成
回路200の構成を示すブロック図である。
【0024】周波数生成回路200は、n分周の間に、
分周部を休止制御する回路であり、n分周部1と、分周
部休止制御部20とを有する。なお、周波数生成回路1
00は、n分周後に、分周部を休止制御する回路であ
る。
【0025】分周部休止制御部20は、nカウントアッ
プ部3と、mカウントアップ部4と、D−FF回路11
と、OR論理回路12と、AND論理回路13、14
と、iカウントアップ部15とを有する。
【0026】nカウントアップ部3は、周波数Kの入力
クロックをカウントし、nカウント毎に1パルスを発生
する回路である。mカウントアップ部4は、カウントア
ップ部3の出力パルスをカウントし、mカウント毎に1
パルスを発生する回路である。D−FF回路11は、n
カウントアップ部3がカウントアップしたときに、周波
数Kの入力クロックの立ち下がりのタイミングで、iカ
ウントアップ部5に入力クロックを入力する回路であ
る。カウントアップ部15は、D−FF回路11のQ出
力パルスをカウントし、iカウント後に、「H」を出力
し、この出力を維持する回路である。
【0027】また、AND論理回路13は、mカウント
アップ部4のQ出力パルスと、カウントアップ部15の
Q出力パルスとを入力し、その出力信号を、nカウント
アップ部3と、mカウントアップ部4と、D−FF回路
11と、iカウントアップ部15とのそれぞれのリセッ
ト端子に供給する。
【0028】NOR論理回路12は、D−FF回路11
のQ出力パルスと、カウントアップ部15のQ出力パル
スとを入力し、その出力パルスをAND論理回路14に
供給する回路である。AND論理回路14は、周波数K
のクロックと、NOR論理回路12の出力パルスとを入
力し、この出力パルスをnカウントアップ部3に送る回
路である。
【0029】次に、周波数生成回路200の動作につい
て説明する。
【0030】周波数Kの入力クロックを、n分周部1に
入力することによって、K/nの周波数を有するクロッ
クが生成される。
【0031】一方、分周部休止制御部20において、周
波数Kのクロックをnカウントアップ部3に入力し、n
カウントアップ部3のカウントアップ出力を、D−FF
回路11に入力することによって、D−FF回路11
は、nカウント毎に1回「H」の出力パルスを、1/K
秒間、出力する。
【0032】D−FF回路11の出力信号が「H」にな
ると、OR論理回路12を介して、AND論理回路14
に「L」が入力され、nカウントアップ部3へのクロッ
ク入力が、1/K秒間、休止される。すなわち、周波数
Kの入力クロックの1クロック期間、休止される。この
結果、n分周部1とnカウントアップ部3とが、1/K
秒間、動作を休止する。
【0033】1/K秒間、動作を休止した後、再び、n
分周部1とnカウントアップ部3とが、動作を開始す
る。
【0034】また、D−FF回路11の出力信号は、i
カウントアップ部15に入力され、iカウントアップ部
15をカウントアップする。iカウントアップ部15
は、i回カウントアップすると、カウントアップ出力パ
ルス「H」(休止制御信号)を出力し、維持する。
【0035】つまり、nカウントアップ部3と、mカウ
ントアップ部4と、D−FF11と、iカウントアップ
部15とは、n分周手段がm回n分周する間に(mは正
の整数)、1/K秒間の休止制御信号をi回出力する
(iは正の整数)休止制御信号出力手段の例であり、i
カウントアップ部15の出力信号は、1/K秒間の休止
制御信号の例である。
【0036】n分周部1とnカウントアップ部3とを1
/K秒間動作を休止する上記制御は、iカウントアップ
部15がカウントアップするまで、i回繰り返される。
【0037】iカウントアップ部15のカウントアップ
出力「H」は、OR論理回路12に入力され、D−FF
回路11の出力とは無関係に、OR論理回路12の出力
信号が「H」に維持される。この結果、n分周部1の休
止制御が行われなくなる。
【0038】また、D−FF回路11が、カウントアッ
プ出力信号「H」を出力し、維持し、AND論理回路1
3にも入力される。
【0039】AND論理回路13の他方の入力端子に、
mカウントアップ部4のカウントアップ出力信号を入力
する。
【0040】この結果、nカウントアップ部3に、クロ
ックがn×m回入力されたときに、mカウントアップ部
4のカウントアップ出力信号が「H」になり、AND論
理回路13の出力信号が「H」になる。
【0041】AND論理回路13の「H」出力信号は、
nカウントアップ部3、mカウントアップ部4、iカウ
ントアップ部15、D−FF回路11をリセットし、こ
れら各部は、初期状態から動作を開始する。
【0042】したがって、nカウントアップ部3にクロ
ックがn×m回入力されるまでの間に、1/K秒間で、
i回、n分周部1の動作を休止させることができる。
【0043】この結果、(n×m+i)/K秒間に、K
/nの周波数成分の出力クロックがm個出力されること
になるので、周波数m÷[(n×m+i)/K]のクロ
ックが出力される。すなわち、K×m/(n×m+i)
の周波数の最終出力クロックを得ることができる。つま
り、上記式(1)と同じ結果を得ることができる。
【0044】たとえば、K=153.6MHz、n=
3,m=5、i=1であるとすれば、(n×m+i)/
K=(16/153.6)μsの間に、m個(=5個)
のクロックが存在するので、出力クロックの周波数f
は、f=m÷[(n×m+i)/K]=5÷[(3×5
+1)/153.6MHz]=5÷(16/153.6
MHz)=48MHzになり、48MHzのクロックを
得ることができる。
【0045】ただし、上記5個のクロックのうちで、最
初の1個のクロック幅は、他の4個のクロック幅と比べ
て、1/K=(1/153.6)μs大きい。
【0046】上記実施例では、カウントアップ部3、
4、5、15、分周部1が、互いに独立して構成されて
いるが、n分周部1とnカウントアップ部3、4、5、
15とを統合して構成するようにしてもよい。
【0047】また、周波数生成回路100または200
に、p分周手段を備えることによって、第3の周波数生
成回路を構成することができる。この場合、周波数生成
回路100または200の前段または後段に、p分周手
段を接続する。
【0048】上記第3の周波数生成回路における動作
は、上記動作と同様であり、(K/p)×{m/(n×
m+i)}の周波数のクロックを得ることができる。
【0049】たとえば、K=153.6MHz、p=
2、n=3、m=8、i=1とすれば、出力クロックの
周波数として、24.576MHzを得ることができ
る。
【0050】また、第1の周波数生成回路100または
第2の周波数生成回路200を縦列に接続することによ
って、第4の周波数生成回路を構成することができる。
【0051】上記第4の周波数生成回路における出力ク
ロックの周波数は、上記と同様に、K×{m/(n×m
+i)}×{m’/(n’×m’+i’)}×…であ
る。
【0052】たとえば、K=153.6MHz、n=
3、m=5、i=1にすれば、求める出力クロックの周
波数をf1とすると、f1=K×{m/(n×m+
i)}=48MHzであり、周波数48MHzのクロッ
クを得ることができる。また、Kは、上記と同じ15
3.6MHzにし、n’=2、m’=5、i’=2に
し、求める出力クロックの周波数をf2とすると、f2
=K×{m/(n×m+i)}×{m’/(n’×m’
+i’)}=20MHzになり、20MHzをも得るこ
とができる。つまり、48MHzの他に、20MHzを
得ることができる。
【0053】また、上記第4の周波数生成回路にp分周
手段を設けることによって、第5の周波数生成回路を構
成することができる。
【0054】上記第5の周波数生成回路における出力ク
ロックの周波数fは、上記と同様に、f=(K/p)×
{m/(n×m+i)}×{m’/(n’×m’+
i’)}×…である。
【0055】たとえば、K=153.6MHz、p=1
0、n=3、m=5、i=1、n’=2、m’=5、
i’=2とすれば、求める出力クロックの周波数fは、
f=(K/p)×{m/(n×m+i)}×{m’/
(n’×m’+i’)}=(153.6MHz/10)
×{5/(3×5+1)}×{5/(2×5+2)}=
15.36MHz×(5/16)×(5/12}=2M
Hzであり、2MHzを得ることができる。
【0056】この場合、K=153.6MHzを10分
周することによって、出力クロックとして、15.36
MHzを得ることができる。さらに、48MHz、20
MHzの周波数の出力クロックも得ることができる。
【0057】また、(K/p)×{m/(n×m+
i)}の周波数を得ることができる周波数生成回路を、
別に設け、K=153.6MHz、p=2、n=3、m
=8、i=1にすれば、出力クロックの周波数として、
24.576MHzを得ることができる。
【0058】上記実施例によれば、1つのクロック源か
ら多種類の周波数のクロックを得ることができる。
【0059】図3は、本発明の第3の実施例である信号
受信回路300の構成を示すブロック図である。
【0060】信号受信回路300は、周波数生成回路2
1と、変化点検出部22と、受信部23とを有する。
【0061】周波数生成回路21は、上記第1〜第5の
周波数生成回路のうちの1つの周波数生成回路である。
変化点検出部22は、受信信号の変化点(立ち上がり、
または立下りの点)を検出するものであり、受信部23
は、受信信号を読み取る部分である。
【0062】受信信号の伝送速度よりも、読み取りクロ
ックが十分に高速である場合に、周波数生成回路21で
生成されたクロックを、読み取りクロックとして使用
し、変化点検出手段22が、上記受信信号の変化点を検
出した点から数えて、q番目の上記読み取りクロックの
タイミングで、受信部23は、受信信号を読み取ること
ができる。
【0063】このような信号受信回路300において
は、読み取りクロックに誤差を含んでいても問題なく動
作する。上記周波数生成回路を使用して様々な分周比の
クロックを生成できる結果として、クロック源の数を削
減することができる。
【0064】なお、上記周波数生成回路のクロックは、
信号送信等の他の用途にも使用できる。
【0065】図4は、本発明の第4の実施例であるLS
I400の構成を示すブロック図である。
【0066】LSI400は、周波数生成回路30と、
ISDN網終端部31と、RS232Cインタフェース
部32とを有する。
【0067】周波数生成回路30は、上記第1〜第5の
周波数生成回路のうちの1つの周波数生成回路である。
ISDN網終端部31は、ISDNのU点インタフェー
スを終端する。RS232Cインタフェース部32は、
パソコン等を接続するインタフェース部であり、上記信
号受信回路に相当する。
【0068】次に、LSI400の動作について説明す
る。
【0069】ISDN網終端部31は、網のクロックに
従属同期する必要から、一般には、15.36MHzの
クロックを供給して動作する。
【0070】一方、RS232Cインタフェース部32
では、情報転送速度として、300、600、120
0、2400、4800、9600、19200、38
400、57600、115200、230400bp
sをサポートする必要がある。これらの速度で情報の転
送を行うために、情報転送速度の16倍のクロックを利
用して調歩同期方式で情報を受信する。
【0071】したがって、4800、9600、192
00、38400、76800、153600、307
200、614400、921600、184320
0、3686400Hzのクロックが必要となる。
【0072】4800〜614400までのクロック
は、15.36MHzをn分周して生成することができ
るが、15.36MHzをn分周しても、92160
0、1843200、3686400Hzのクロックを
得ることはできない。
【0073】次に、3686400Hzのクロックを例
にとって、LSI400について説明する。
【0074】15.36MHzのクロックをn=4分周
して得られるクロックの周波数は、3840000Hz
である。上記3686400Hzのクロックとは誤差が
ある。そこで、周波数生成回路100を利用し、求める
クロックを生成する。
【0075】周波数生成回路100についての上記説明
から、次の式(2)を満足するように、それぞれの値を
求める。
【0076】 f=K×m/(n×m+i)=3686400Hz……式(2) ここで、K=15.36MHz、n=4であるので、式
(2)の左辺は、K×m/(n×m+i)=15360
000Hz×m/(4m+i)になり、これが3686
400Hzであるので、よって、m/(4m+i)=3
686400Hz/15360000Hz=0.24に
なり、したがって、m=0.24×(4m+i)=0.
96m+0.24i、 0.04m=0.24i よって、m/i=6つまり、i=1、m=6である。
【0077】上記と同様に、921600Hzと184
3200Hzとのクロックに対して、n、m、iの値を
求めると、それぞれn=16、m=3、i=2とn=
8、n=3、i=1が算出され、求めるクロックを生成
することができる。
【0078】上記のように、上記実施例の周波数生成回
路を用い、n、m、iの値を設定すれば、唯一のクロッ
ク15.36MHzから、複数の必要なクロックを生成
することができ、クロック源を共通化することができ
る。
【0079】上記実施例では、RS232Cインタフェ
ースで説明したが、他のインタフェースを使用するよう
にしてもよい。たとえば、RS232Cインタフェース
に加え、USBインタフェースを使用する場合につい
て、説明する。
【0080】USBインタフェースは、通常48MHz
のクロックを使用する。
【0081】入力するクロック周波数として、K=15
3.6MHzを使用し、n=3、m=5、i=1と設定
すれば、上記式(2)から、求めるクロックの周波数f
は、f=K×m/(n×m+i)=153.6MHz×
5/(3×5+1)=153.6MHz×5/16=4
8MHzになり、48MHzのクロックを得ることがで
きる。
【0082】一方、153.6MHzを10分周した1
5.36MHz(誤差なし)を使用すれば、ISDN網
終端部に必要なクロックと、上記のように、RS232
Cインタフェースで必要なクロックとを求めることがで
きる。
【0083】したがって、上記実施例の周波数生成回路
を用い、n、m、iの値と入力するクロック周波数を選
択すれば、唯一のクロックから、必要となる複数のクロ
ックを生成することができ、クロック源を共通化するこ
とができる。
【0084】上記と同様に、入力するクロック周波数K
と、設定値n、m、iとを選択することによって、IE
EE1394インタフェース(24.576MHz)、
10Base−Tインタフェース(20MHz)等に使
用する様々のクロックを生成することができる。
【0085】また、クロック精度の許容範囲ならば、生
成したクロックを逓倍して、使用することもできる。
【0086】なお、第4の実施例は、LSIであるが、
個別回路に、上記第4の実施例を適用するようにしても
よい、ところで、上記実施例の第1のポイントは、原発
振周波数を分周する回路において、カウンタを具備する
ことによって、分周後の出力波形を定期的に一定回数分
休止させる機能を付加する点であり、これによって、任
意の発振周波数を生成することが可能な回路を実現した
点である。この生成されたクロックは、いわゆる「歯抜
けパルス波形」である。
【0087】また、上記実施例の第2のポイントは、上
記歯抜けパルス波形によっても、つまり、一定回数分の
クロックが休止しても、入力データと出力データとにお
けるデータ伝送速度が異なるデータ変換転送に支障が生
じないように、適切な量のメモリバッファ容量を備えた
エラスティックストアメモリ(信号受信回路300)の
構成を実現したことである。
【0088】上記2つのポイントに共通して、クロック
源(原発振周波数)の種類を削減することができ、たと
え1種類のクロック源からでも、上記実施例によれば、
任意の分周比による周波数生成が可能である。
【0089】信号受信回路300は、第1〜第5の周波
数生成回路を少なくとも1つ備え、受信信号の変化点を
検出する変化点検出手段と、受信信号を読み取る受信手
段とによって構成され、受信信号の伝送速度よりも、読
み取りクロックが十分高速な場合に、上記周波数生成回
路で生成したクロックを読み取りクロックとして使用
し、上記変化点検出手段が受信信号の変化点を検出した
点から数えて、q番目の上記読み取りクロックのタイミ
ングで、受信手段が受信信号を読み取ることができる。
このような信号受信手段においては、読み取りクロック
に誤差を含んでいても問題なく動作する。上記周波数生
成回路を使用し。様々な分周比のクロックを生成でき
る。結果として、クロック源の数を削減できる。
【0090】また、n分周を複数回繰り返す毎にi個の
パルスを間引く代わりに、n分周を1回実行する毎に、
i個のパルスを間引くようにしてもよい。
【0091】さらに、分周せずに、クロックを所定数カ
ウントする毎に、i個のパルスを間引くことによって、
所望の周波数のパルスを生成するようにしてもよい。つ
まり、所定周波数のクロックをカウントするカウント手
段と、上記所定周波数のクロックを上記カウント手段が
第1の所定数カウントする毎に、第2の所定数のクロッ
クの出力を阻止し、クロックを間欠的に出力するクロッ
ク間欠出力手段とを設けることによって、周波数生成回
路を構成するようにしてもよい。
【0092】このようにして構成した周波数生成回路を
使用して、信号受信回路を構成するようにしてもよい。
つまり、所定周波数のクロックをカウントするカウント
手段と上記所定周波数のクロックを上記カウント手段が
第1の所定数カウントする毎に、第2の所定数のクロッ
クの出力を阻止し、クロックを間欠的に出力するクロッ
ク間欠出力手段とを具備する周波数生成回路と、受信信
号の変化点を検出する変化点検出手段と、上記周波数生
成回路が生成したクロックを、読み取りクロックとして
使用し、上記変化点検出手段が受信信号の変化点を検出
したタイミングから数えて、q番目の上記読み取りクロ
ックのタイミングにおいて、受信信号を読み取る受信信
号読取手段とによって、信号受信回路を構成するように
してもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、クロック源の数が少な
くても、様々な周波数のクロックを生成することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である第1の周波数生成
回路100の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例である第2の周波数生成
回路200の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例である信号受信回路30
0の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例であるLSI400の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…第1の周波数生成回路、 1…n分周部、 3…nカウントアップ部、 4…mカウントアップ部、 5、15…iカウントアップ部、 6…SR−FF部、 7、13、14…AND論理回路、 8…NOR論理回路、 10…分周部休止制御部、 200…第2の周波数生成回路、 11…D−FF回路、 12…OR論理回路、 20…分周部休止制御部、 300…信号受信回路、 21…周波数生成回路、 22…変化点検出部、 23…受信部、 400…LSI、 30…周波数生成回路、 31…ISDN網終端部、 32…RS232Sインタフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 弘行 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 植垣 伸哉 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 楢原 佳織 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K029 AA18 CC01 DD02 EE07 HH11 HH13 LL19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数Kのクロックをn分周するn分周
    手段(nは正の整数)と;上記n分周手段がm回n分周
    した後に(mは正の整数)、または上記n分周手段がm
    回n分周する間に、1/K秒間の休止制御信号をi回出
    力する(iは正の整数)休止制御信号出力手段と;上記
    休止制御信号に応じて、上記n分周手段の出力を停止す
    るか、または、上記休止制御信号に応じて、上記n分周
    手段の入力を停止し、この入力停止によってn分周手段
    の出力を停止する出力停止手段と;を有し、周波数がm
    ×K/(n×m+i)であるクロックを生成することを
    特徴とする周波数生成回路。
  2. 【請求項2】 周波数Kのクロックをn分周するn分周
    手段(nは正の整数)と、上記n分周手段がm回n分周
    した後に(mは正の整数)、または上記n分周手段がm
    回n分周する間に、1/K秒間の休止制御信号をi回出
    力する(iは正の整数)休止制御信号出力手段と、上記
    休止制御信号に応じて、上記n分周手段の出力を停止す
    るか、または、上記休止制御信号に応じて、上記n分周
    手段の入力を停止し、この入力停止によってn分周手段
    の出力を停止する出力停止手段とを具備し、周波数がm
    ×K/(n×m+i)であるクロックを生成することを
    特徴とする周波数生成回路と;受信信号の変化点を検出
    する変化点検出手段と;上記周波数生成回路が生成した
    クロックを、読み取りクロックとして使用し、上記変化
    点検出手段が受信信号の変化点を検出したタイミングか
    ら数えて、q番目の上記読み取りクロックのタイミング
    において、受信信号を読み取る受信信号読取手段と;を
    有することを特徴とする信号受信回路。
  3. 【請求項3】 所定周波数のクロックをカウントするカ
    ウント手段と;上記所定周波数のクロックを上記カウン
    ト手段が第1の所定数カウントする毎に、第2の所定数
    のクロックの出力を阻止し、クロックを間欠的に出力す
    るクロック間欠出力手段と;を有することを特徴とする
    周波数生成回路。
  4. 【請求項4】 所定周波数のクロックをカウントするカ
    ウント手段と、上記所定周波数のクロックを上記カウン
    ト手段が第1の所定数カウントする毎に、第2の所定数
    のクロックの出力を阻止し、クロックを間欠的に出力す
    るクロック間欠出力手段とを具備する周波数生成回路
    と;受信信号の変化点を検出する変化点検出手段と;上
    記周波数生成回路が生成したクロックを、読み取りクロ
    ックとして使用し、上記変化点検出手段が受信信号の変
    化点を検出したタイミングから数えて、q番目の上記読
    み取りクロックのタイミングにおいて、受信信号を読み
    取る受信信号読取手段と;を有することを特徴とする信
    号受信回路。
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WO2010035876A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 富士通テン株式会社 発振回路および映像表示装置

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