JP2001308305A - 固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

固体撮像素子の製造方法

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JP2001308305A
JP2001308305A JP2000120741A JP2000120741A JP2001308305A JP 2001308305 A JP2001308305 A JP 2001308305A JP 2000120741 A JP2000120741 A JP 2000120741A JP 2000120741 A JP2000120741 A JP 2000120741A JP 2001308305 A JP2001308305 A JP 2001308305A
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oxide film
etching
transfer electrode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送電極を形成するドライエッチング後の洗
浄工程で生じる下地の酸化シリコン膜のサイドエッチン
グを防止して、垂直レジスタの信号電荷の転送不良を防
いで入射画像の撮像を良好にする。 【解決手段】 半導体基板11上に、酸化膜12、窒化
膜13、酸化シリコン膜14を積層して形成したゲート
絶縁膜15上に第1のポリシリコン膜31を形成してエ
ッチング加工し、第1の転送電極16を形成してから洗
浄処理を行った後、第1の転送電極16を被覆する層間
絶縁膜18を形成し、その上に第2のポリシリコン膜3
2を形成してエッチング加工し、第2の転送電極21を
形成する固体撮像素子の製造方法において、第1のポリ
シリコン膜31をエッチング加工する際に、酸化シリコ
ン膜14上層もエッチングによって除去するとともに、
酸化シリコン膜14の側壁に保護膜を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子の製
造方法に関し、詳しくは転送電極の加工工程に特徴を持
たせた固体撮像素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも2層構造のポリシリコン転送
電極を備え、かつゲート絶縁膜の最上層には、減圧CV
D法によって、酸化シリコン膜が20nm以上50nm
以下の範囲内の厚さに形成されている。このような酸化
シリコン膜を形成する工程を備えた固体撮像素子の製造
方法を、図2によって、以下に説明する。
【0003】図2の(1)に示すように、熱酸化法によ
って、シリコン基板(半導体基板)111表面を酸化し
て酸化膜112を成膜する。減圧CVD法によって、酸
化膜112上に窒化膜(窒化シリコン膜)113を成膜
する。さらに減圧CVD法によって、窒化膜113上に
酸化シリコン膜(第1の酸化シリコン膜)114を20
nm以上50nm以下の範囲内の厚さに成膜する。この
ように、酸化膜112、窒化膜113、酸化シリコン膜
114を順次成膜することによって、ゲート絶縁膜11
5を形成する。
【0004】次に、図2の(2)に示すように、CVD
法によって、上記第1の酸化シリコン膜114上に第1
のポリシリコン膜(131)を成膜した後、レジスト塗
布技術を用いて上記第1のポリシリコン膜(131)上
にレジスト膜(図示せず)を形成する。次いでリソグラ
フィー技術によって上記レジスト膜を第1の転送電極形
状に加工した後、その加工したレジスト膜をマスクに用
いて上記第1のポリシリコン膜(131)をエッチング
し、第1のポリシリコン転送電極116を形成する。こ
のエッチングでは、第1のポリシリコン転送電極116
の断面形状において、側壁の傾斜角度が基板表面に対し
て70°程度のテーパ形状となるようなエッチング条件
を選択する。
【0005】その後、上記レジスト膜を例えばアッシン
グ処理によって除去した後、希フッ酸による洗浄処理、
硫酸過水洗浄処理を行う。そして所望の第1のポリシリ
コン転送電極116が完成する。また、上記第1のポリ
シリコン膜のエッチングが終了した時点では、上記酸化
シリコン膜114の膜厚は、15nm〜20nmにな
る。
【0006】次いで、図2の(3)に示すように、CV
D前洗浄を行う。このとき、CVD前洗浄における処理
フロー中の希フッ酸処理では、上記酸化シリコン膜11
4が完全に除去されるだけの時間をかける。すなわち、
この時点で、上記酸化シリコン膜114が除去された領
域の窒化膜113が露出される。
【0007】次いで、図2の(4)に示すように、前記
酸化シリコン膜114を形成したのと同様の減圧CVD
法によって、上記窒化膜113上および第1のポリシリ
コン転送電極116上に、前記酸化シリコン膜114と
同様の膜厚となるように第2の酸化シリコン膜117を
形成する。
【0008】さらに、図2の(5)に示すように、熱酸
化法によって、上記第1のポリシリコン転送電極116
表面を酸化して上記第2の酸化シリコン膜(117)と
ともに、第1の層間絶縁膜118を形成する。
【0009】次に、図2の(6)に示すように、上記第
1の層間絶縁膜118上に第2のポリシリコン膜(13
2)を成膜した後、レジスト塗布、リソグラフィー技術
によるマスクの形成、そのマスクを用いたエッチングに
よって、上記第2のポリシリコン膜(132)を加工
し、第2のポリシリコン転送電極121を形成する。そ
の後、レジスト膜を例えばアッシング処理によって除去
し、さらに希フッ酸洗浄、硫酸過水洗浄を行う。次い
で、減圧CVD法によって、前記第2にポリシリコン転
送電極121の表面に第3の酸化シリコン膜122を形
成する。その後、第3の酸化シリコン膜122表面を熱
酸化して、第2の層間絶縁膜123を形成する。
【0010】その後、図示はしないが、半導体基板部に
センサ等を形成した後、金属遮光膜、層内レンズ、カラ
ーフィルタ、オンチップマイクロレンズ等を形成し、固
体撮像素子を完成させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
(1)〔前記図2の(3)に相当〕に示すように、第1
のポリシリコン転送電極116を加工するドライエッチ
ング後において、被エッチング膜(第1のポリシリコン
膜131)の下地である第1の酸化シリコン膜114の
膜厚が15nm以上あるため、後に形成する第2の酸化
シリコン膜を成膜する前に行うCVD前洗浄処理におい
て、希フッ酸処理では600秒を越える時間を必要とし
ていた。この希フッ酸処理はウエットエッチングである
ため、第1のポリシリコン転送電極116の側面下部に
おける第1の酸化シリコン膜114にサイドエッチング
を生じて、窪み151が形成される。
【0012】図3の(2)〔前記図2の(4)に相当〕
に示すように、上記サイドエッチングを生じた状態で第
2の酸化シリコン膜117を形成すると、サイドエッチ
ングによる窪み151を十分に被覆する状態に形成され
ない。すなわち、第1の酸化シリコン膜114に生じた
サイドエッチングによって、第1のポリシリコン転送電
極116上に形成された第2の酸化シリコン膜117と
窒化膜113上に形成された第2の酸化シリコン膜11
7との間に切れ目161が生じる。
【0013】そのため、図3の(3)〔前記図2の
(5)に相当〕に示すように、第1のポリシリコン転送
電極116を熱酸化すると、上記切れ目の部分より酸化
種がサイドエッチングによる窪み151に入り込み、第
1のポリシリコン転送電極116の側壁下部側が酸化さ
れ、窪み(151)は中空状のボイド142になる。
【0014】さらに、図3の(4)〔前記図2の(6)
に相当〕に示すように、第3の酸化シリコン膜122に
は電荷転送方向に切れ目(図示せず)が生じており、そ
の切れ目が図面に垂直な方向でボイド142とつながっ
ているため、第3の酸化シリコン膜122を熱酸化する
際にボイド142内に酸化種が入り込み、その結果、電
荷転送方向のボイド142の径が拡大し、ボイド142
を大きく成長させることになる。
【0015】このように、第1のポリシリコン転送電極
116の側壁下部に数十nm程度のボイド142が存在
するため、垂直レジスタ内の信号電荷は転送されず、撮
像が困難になる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた固体撮像素子の製造方法である。
【0017】本発明の固体撮像素子の製造方法は、半導
体基板上に、酸化膜、窒化膜、酸化シリコン膜を積層し
て形成したゲート絶縁膜上に第1のポリシリコン膜を形
成する工程と、前記第1のポリシリコン膜をエッチング
加工して第1の転送電極を形成する工程と、前記酸化シ
リコン膜をエッチングするとともに該エッチングによっ
て形成される前記酸化シリコン膜の側壁に保護膜を生成
しながら前記酸化シリコン膜を除去する工程と、前記第
1の転送電極を被覆する状態に層間絶縁膜を形成する工
程と、前記層間絶縁膜上に第2のポリシリコン膜を形成
した後、前記第2のポリシリコン膜をエッチング加工し
て第2の転送電極を形成する工程とを備えた製造方法で
あり、洗浄処理を行った後に前記層間絶縁膜を形成する
工程を行う。
【0018】上記固体撮像素子の製造方法では、酸化シ
リコン膜をエッチングするとともに該エッチングによっ
て形成される酸化シリコン膜の側壁に保護膜を生成しな
がら酸化シリコン膜を除去していることから、洗浄処理
によって除去すべき酸化シリコン膜の膜厚が薄くなるた
め、層間絶縁膜を形成する前に行なわれる洗浄処理時間
が短縮される。また、酸化シリコン膜の上層をエッチン
グする際に、そのエッチングによって形成される酸化シ
リコン膜の側壁には保護膜が形成されることから、洗浄
処理時における第1の転送電極下部に形成された酸化シ
リコン膜のエッチングの進行が阻止される。以上のこと
から、第1の転送電極下部の酸化シリコン膜にサイドエ
ッチングは生じなくなる。よって、第1の転送電極を被
覆するように層間絶縁膜を成膜した際に、第1の転送電
極に対して層間絶縁膜はカバリッジよく成膜されるた
め、第1の転送電極の側壁下部にボイドを生じることが
なくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の固体撮像素子の製造方法
に係る実施の形態を、図1の製造工程断面図によって説
明する。
【0020】図1の(1)に示すように、熱酸化法によ
って、半導体基板(例えばp型シリコン基板)11表面
を酸化して酸化膜12を例えば30nmの厚さに成膜す
る。次いで減圧CVD法によって、酸化膜12上に窒化
膜(窒化シリコン膜)13を例えば30nmの厚さに成
膜する。さらに減圧CVD法によって、窒化膜13上に
酸化シリコン膜(第1の酸化シリコン膜)14を成膜す
る。このように、酸化膜12、窒化膜13、第1の酸化
シリコン膜14を順次成膜することによって、ゲート絶
縁膜15を形成する。
【0021】次に、図1の(2)に示すように、CVD
法によって、上記第1の酸化シリコン膜14上に第1の
ポリシリコン膜(31)を例えば200nmの厚さに成
膜する。その後、レジスト塗布技術を用いて上記第1の
ポリシリコン膜(31)上にレジスト膜(図示せず)を
形成する。次いでリソグラフィー技術によって上記レジ
スト膜を第1の転送電極形状に加工した後。その加工し
たレジスト膜をマスクに用いて上記第1のポリシリコン
膜(31)をエッチング(ドライエッチング)し、第1
の転送電極16を形成する。
【0022】第1の転送電極16を形成するドライエッ
チングの際に、第1の酸化シリコン膜14の厚さが例え
ば1/2程度になるまで第1の酸化シリコン膜14をエ
ッチングする。例えば、第1の酸化シリコン膜14が2
0nm〜50nmの厚さに成膜されている場合には、エ
ッチング領域における第1の酸化シリコン膜14がウエ
ハ面内における平均値として9nm以上15nm未満の
厚さになるように、第1のポリシリコン膜31および第
1の酸化シリコン膜14のドライエッチングを行う。こ
のドライエッチングでは、エッチングによって発生した
反応生成物が側壁保護膜(図示せず、以下保護膜とい
う)として付着するため、第1の酸化シリコン膜14の
側壁はサイドエッチングを発生することなく半導体基板
11表面に対してほぼ垂直にエッチングされる。したが
って、上記ドライエッチングによって残す第1の酸化シ
リコン膜14の膜厚は、後の工程における洗浄処理を行
った後に、その洗浄処理後に形成される層間絶縁膜が第
1の酸化シリコン膜14の側壁全体にわたって堆積され
る側壁形状となる膜厚を有することになる。
【0023】上記ドライエッチングでは、具体的には、
例えば電子サイクロトロン共鳴(ECR:Electron Cyc
lotron Resonance )方式のプラズマエッチング装置を
用い、エッチングガスに臭化水素、塩素、酸素の混合ガ
スを用い、第1の転送電極16の断面形状において、側
壁の傾斜角度が基板表面に対して例えば70°程度のテ
ーパ形状となるようなエッチング条件を選択する。
【0024】なお、上記ドライエッチングによって残す
第1の酸化シリコン膜14の膜厚は基板面内における平
均値で9nm以上15nm未満としたが、この残す第1
の酸化シリコン膜14の膜厚を15nm以上とすると、
その後の洗浄処理、特に希フッ酸を用いた洗浄処理を行
った際に、第1の転送電極16下に形成されている第1
の酸化シリコン膜14側部にサイドエッチングを生じて
しまう。サイドエッチングを生じると層間絶縁膜の形成
時にボイドを生じることになる。また、9nm未満の場
合には、第1の酸化シリコン膜14が無くなること、す
なわち、その下の窒化膜13が削れ始まることに対する
プロセスマージンが小さくなる不都合が生じる。通常、
ドライエッチング後処理によって7nm程度の膜減りを
生じるため、それよりも厚くプロセスマージンを採る必
要がある。したがって、第1の酸化シリコン膜14の残
す厚さは、基板面内における平均値で9nm以上15n
m未満とした。
【0025】また、上記ドライエッチングにおいては、
オーバエッチングを行い、第1の酸化シリコン膜14の
削れ量を制御する。このオーバエッチング条件は、エッ
チングガスに例えば臭化水素、塩素および酸素からなる
混合ガスを用い、基板印加電力を0.20W/cm2
設定される。そのため、第1のポリシリコン膜31対減
圧CVD法によって成膜される第1の酸化シリコン膜1
4との選択比は11程度となり、第1の酸化シリコン膜
14のエッチングによる削れ量を制御できるレベルとな
っている。上記ドライエッチングでは、第1の酸化シリ
コン膜14の残膜厚が12nmとなるように、27秒間
のエッチングを行った。その結果、基板面内における最
小膜厚は9.4nm、最大膜厚は14.5nmであり、
平均膜厚は11.6nmであった。
【0026】その後、上記レジスト膜の除去工程を行
う。その詳細は、希フッ酸洗浄処理、アッシング処理、
希フッ酸洗浄処理、硫酸過水洗浄処理の順に行った。こ
こで、希フッ酸洗浄そのフッ酸濃度は、HF:H2 O=
1:100である。また処理時間は20秒とした。この
希フッ酸洗浄により、第1の酸化シリコン膜は3nm〜
7nmの厚さになる。
【0027】具体的には、上記希フッ酸洗浄による酸化
シリコン膜のエッチングレートは3nm/min程度で
あり、また、第1の酸化シリコン膜14はドライエッチ
ングによる物理的ダメージを受けているので、第1の酸
化シリコン膜14は前記二回の希フッ酸洗浄によって、
基板面内の平均で5.6nm削れて、洗浄後の酸化シリ
コン膜14の膜厚は5.0nmとなった。
【0028】次に、第1の酸化シリコン膜表面を洗浄す
るCVD前洗浄処理を行う。このCVD前洗浄処理によ
って、露出している第1の酸化シリコン膜14は除去さ
れる。上記洗浄工程(希フッ酸洗浄とCVD前洗浄)の
際に基板面方向(水平方向)に生じるサイドエッチング
量は、次の工程で第2の酸化シリコン膜17〔図1の
(4)に示す〕を堆積したときにその被覆状態を悪化さ
せない程度である。
【0029】具体的には、上記CVD前洗浄処理は、ア
ンモニア過水、塩酸過水、希フッ酸から構成される混合
液を用いて行う。ここで、希フッ酸洗浄による処理時間
は600秒以下を適用する。本例では、300秒〜33
0秒の範囲において実施した。この希フッ酸洗浄によっ
て、図1の(3)に示すように、第1の酸化シリコン膜
14は、第1の転送電極16に覆われている部分を残し
て、サイドエッチングを生じることなく露出していた部
分が除去される。その結果、窒化膜13が露出する状態
になる。
【0030】次いで、図1の(4)に示すように、前記
第1の酸化シリコン膜14を形成したのと同様の減圧C
VD法によって、第一の転送電極16を被覆するよう
に、第2の酸化シリコン膜17を形成する。上記第1の
酸化シリコン膜14のサイドエッチング量が第2の酸化
シリコン膜17の被覆状態を悪化させない程度以下であ
るため、第2の酸化シリコン膜17は良好なる被覆状態
で形成される。
【0031】さらに、図1の(5)に示すように、熱酸
化法によって、上記第1の転送電極16表面を酸化す
る。これによって、第2の酸化シリコン膜(17)は例
えば90nmの膜厚に成長して、第1の層間絶縁膜18
が形成される。
【0032】このようにして、固体撮像素子における第
1の転送電極16の側壁下部に従来の技術において発生
していたボイドは発生しなくなる。
【0033】その後、図1の(6)に示すように、上記
第1の層間絶縁膜18上に第2のポリシリコン膜(3
2)を成膜した後、レジスト塗布、リソグラフィー技術
によるマスクの形成、そのマスクを用いたエッチングに
よって、上記第2のポリシリコン膜(32)を加工し、
第2の転送電極21を形成する。その後、レジスト膜を
アッシング処理によって除去し、さらに希フッ酸洗浄、
硫酸過水洗浄を行う。次いで、減圧CVD法によって、
前記第2の転送電極21の表面に第3の酸化シリコン膜
22を形成する。その後、第3の酸化シリコン膜22表
面を熱酸化して、第2の層間絶縁膜を形成する。
【0034】次いで、図示はしないが、半導体基板部に
センサ等を形成した後、金属遮光膜、層内レンズ、カラ
ーフィルタ、オンチップマイクロレンズ等を形成し、固
体撮像素子を完成させる。
【0035】上記固体撮像素子の製造方法では、第1の
ポリシリコン膜31をエッチング加工する際に、第1の
酸化シリコン膜14の上層もエッチングによって除去す
ることから、その後の洗浄処理によって除去すべき第1
の酸化シリコン膜14の膜厚が薄くなっているため、洗
浄時間が短縮される。また、第1の酸化シリコン膜14
の上層をエッチングする際に、そのエッチングによって
形成される第1の酸化シリコン膜14の側壁には保護膜
(図示せず)が形成される。以上のことから、第1の転
送電極16下部に形成されている第1の酸化シリコン膜
14にサイドエッチングは生じなくなる。よって、第1
の転送電極16を被覆するように第2の酸化シリコン膜
17を成膜した際に、第1の転送電極16に対して第2
の酸化シリコン膜17はカバリッジよく成膜されるた
め、第1の転送電極16の側壁下部にボイドを生じるこ
とがなくなる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の固体撮像
素子の製造方法によれば、第1のポリシリコン膜をエッ
チング加工する際に、酸化シリコン膜の上層もエッチン
グによって除去するので、その後の洗浄処理によって除
去すべき酸化シリコン膜の膜厚を薄くできるため、洗浄
時間を短縮することができる。また、酸化シリコン膜の
上層をエッチングする際に、そのエッチングによって酸
化シリコン膜の側壁に保護膜が形成される。以上のこと
から、第1の転送電極下部に形成されている酸化シリコ
ン膜にサイドエッチングは生じなくなる。そのため、第
1の転送電極に対して層間絶縁膜をカバリッジよく成膜
することができるので、第1の転送電極の側壁下部近傍
におけるボイドの発生を防止することができる。よっ
て、垂直レジスタにおける信号電荷の転送不良を防ぐこ
とができ、入射画像を撮像できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の製造方法に係る実施の
形態を示す製造工程断面図である。
【図2】従来の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程
断面図である。
【図3】従来の固体撮像素子の製造方法に係る課題を示
す製造工程断面図である。
【符号の説明】
11…半導体基板、12…酸化膜、13…窒化膜、14
…酸化シリコン膜(第1の酸化シリコン膜)、15…ゲ
ート絶縁膜、16…第1の転送電極、18…層間絶縁
膜、21…第2の転送電極、31…第1のポリシリコン
膜、32…第2のポリシリコン膜
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 CC05 DD04 DD23 DD43 DD65 DD78 DD86 DD89 EE03 EE09 EE12 EE15 EE20 GG17 HH13 HH18 4M118 AB01 BA08 BA10 EA01 GB11 GC07 GD04 5C024 CY47 CY48 EX43 EX52 5F004 AA05 AA11 BA14 DA00 DA04 DA26 DB02 DB03 EA10 EA13 EB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、酸化膜、窒化膜、酸化
    シリコン膜を積層して形成したゲート絶縁膜上に第1の
    ポリシリコン膜を形成する工程と、 前記第1のポリシリコン膜をエッチング加工して第1の
    転送電極を形成する工程と、 前記酸化シリコン膜をエッチングするとともに該エッチ
    ングによって形成される前記酸化シリコン膜の側壁に保
    護膜を生成しながら前記酸化シリコン膜を除去する工程
    と、 前記第1の転送電極を被覆する状態に層間絶縁膜を形成
    する工程と、 前記層間絶縁膜上に第2のポリシリコン膜を形成した
    後、前記第2のポリシリコン膜をエッチング加工して第
    2の転送電極を形成する工程とことを特徴とする固体撮
    像素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 洗浄処理を行った後に前記層間絶縁膜を
    形成する工程を行うことを特徴とする請求項1記載の固
    体撮像素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記酸化シリコン膜のエッチングによっ
    て残す前記酸化シリコン膜の膜厚は、前記層間絶縁膜が
    前記酸化シリコン膜の側壁全体にわたって堆積される側
    壁形状となる膜厚を有することを特徴とする請求項1記
    載の固体撮像素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記層間絶縁膜が前記酸化シリコン膜の
    側壁全体にわたって堆積される側壁形状となる膜厚は洗
    浄処理を行った後の膜厚からなることを特徴とする請求
    項3記載の固体撮像素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記酸化シリコン膜の上層をエッチング
    除去した後、前記残した酸化シリコン膜を除去すること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記残した酸化シリコン膜の除去は洗浄
    処理によって行うことを特徴とする請求項5記載の固体
    撮像素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013084694A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Canon Inc 半導体装置の製造方法
CN104900595A (zh) * 2015-04-17 2015-09-09 上海华虹宏力半导体制造有限公司 对多晶硅轮廓进行控制的方法

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