JP2001307210A - 自動販売機の商品払出通路装置 - Google Patents

自動販売機の商品払出通路装置

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JP2001307210A
JP2001307210A JP2000117274A JP2000117274A JP2001307210A JP 2001307210 A JP2001307210 A JP 2001307210A JP 2000117274 A JP2000117274 A JP 2000117274A JP 2000117274 A JP2000117274 A JP 2000117274A JP 2001307210 A JP2001307210 A JP 2001307210A
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Kotaro Nishio
光太郎 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払出通路に商品を導入した時の可動プレート
の追従性や、復帰時のレスポンスが良好となる自動販売
機の商品払出通路装置を提供する。 【解決手段】 商品収納搬送路の下端部に設けられた払
出通路1の一方の面に商品払出機構を備えた固定壁10
を配置し、この固定壁10に払出通路1を介して対向し
て可動壁60を配設し、この可動壁60は、自動販売機
本体側に取付けられた枠体23の側壁部22間に延びる
横軸心62を中心に揺動する支持リンク63と、支持リ
ンク63を突出姿勢に付勢するねじりばね64と、この
支持リンク63の先端に軸支されて垂下された可動プレ
ート66とを備えた構成とする。これにより、スライド
による摺動摩擦に比べて摩擦が低減し、この結果、払出
通路1に商品Aを導入した時の可動プレート66の追従
性や、復帰時のレスポンスが良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機の商品払
出通路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】略上下方向に延びる商品収納搬送路に缶
や瓶などの略円筒形部分を有する商品を上下に積み上げ
て収納し、この商品を商品収納搬送路の下端部である払
出通路から1つずつ払い出すいわゆるサーペンタイン式
などの自動販売機において、商品の直径に合わせて、払
出通路の有効幅を、アクチュエータなどを用いたりする
ことなく多段的に自動調整できる構造が既に知られてい
る。
【0003】この商品払出通路装置は、図14、図15
に示すように、払出通路1を介して、所定位置に固定さ
れて配設され、片側に商品払出機構を備えた固定壁10
が配置され、他方側に、移動可能な可動プレート21を
上下2箇所に備えた対向壁20が配置されている。
【0004】商品払出機構は、所定位置に固定されて配
設されている固定壁10から払出通路1に出退して下端
の商品Aを受けるロアストッパ11と、固定壁10から
払出通路1に出退して下端より2番目の商品Aを受ける
アッパストッパ12とが設けられ、これらのロアストッ
パ11やアッパストッパ12が、内蔵されたソレノイド
などの駆動手段により切り換えて出退されるようになっ
ている。そして、払出待機時には、ロアストッパ11を
払出通路1に突出させて、下端の商品Aを下方から受け
るようになっている。一方、商品払出時には、アッパス
トッパ12を払出通路1に突出させて、下端より2番目
の商品Aを下方から受けて、この2番目の商品Aおよび
これより上方の商品Aが払い出されることを防止しなが
ら、ロアストッパ11を払出通路1から後退させて、下
端の商品Aだけを下方に払い出す構成とされている。
【0005】対向壁20は、自動販売機本体側に固定さ
れ、その奥側と手前側とにそれぞれ側壁部22が設けら
れている枠体23と、各側壁部22における払出通路1
から最も離れた箇所において上下に延びるように上下2
箇所にそれぞれ形成された第1長孔24と、同じ高さ位
置の第1長孔24間にわたって横方向(図14、図15
の紙面奥行方向)に延びるようにそれぞれ配置された第
1スライド軸25と、各側壁部22において払出通路1
側ほど上方となるように傾斜直線状にそれぞれ形成され
た上下2箇所の第2長孔26と、同じ高さ位置の第2長
孔26間にわたって横方向(図14、図15の紙面奥行
方向)に延びるようにそれぞれ配置された第2スライド
軸27と、第1スライド軸25と第2スライド軸27と
にわたって各端部が軸支された上下2つの支持リンク2
8と、各第2スライド軸27にその上端がそれぞれ軸支
されて垂下された上下2つの可動プレート21と、第1
スライド軸25を上方に向けて引張ることで、支持リン
ク28を介して第2スライド軸27および可動プレート
21を払出通路1側へ付勢する引張りばね29と、第2
スライド軸27に外嵌され、可動プレート21の下方側
が払出通路1に突出するように付勢する第1ねじりばね
30と、枠体23の側壁部22に形成され、可動プレー
ト21に突設された上下2箇所の位置決め片21aが、
払出通路1を通過する商品Aの直径に応じて選択的に係
合する階段状の位置決め係合部31とから構成されてい
る。そして、上側の可動プレート21が下端から2番目
の商品Aに当たり、下側の可動プレート21が下端の商
品Aに当たるように配置されている。
【0006】なお、32は側壁部22における上端部に
回動軸34を介して揺動自在に軸支されたガイド板で、
第2ねじりばね33により払出通路1側に突出するよう
に付勢されている。そして、商品収納搬送路を通ってき
た商品Aが払出通路1に流れ込む際に、ガイド板32に
より商品Aを固定壁10側に押すことで、商品Aが固定
壁10に沿って流れるよう構成している。
【0007】ガイド板32に案内されながら商品Aが払
出通路1に流れ込むと、まず商品Aに、可動プレート2
1の上端部が当接し、商品Aの直径に応じて、可動プレ
ート21の上端部ならびに第2スライド軸27が、第2
長孔26に沿って移動する。そして、この後、可動プレ
ート21は商品Aにより第1ねじりばね30の付勢力に
抗して払出通路1の外側へ向けて押し出されるが、この
際に、可動プレート21の位置決め片21aが位置決め
係合部31に当接して位置規制され、この結果、可動プ
レート21が商品Aの直径L1,L2(図15参照)に
応じた有効幅を形成するような略縦姿勢となる。このよ
うにして、払出通路1の有効幅寸法が、商品Aの直径L
1,L2に多段的に自動調整される。
【0008】このように払出通路1の有効幅寸法が多段
的に自動調整されると、従来のような係員による幅調整
作業が不要となるため、利便性が向上し、特に、その調
整箇所が自動販売機の奥側であった場合には従来は幅調
整作業を見ながら行えないため、誤った調整位置に設定
してしまうことがあったが、このようなミスも生じなく
なる。
【0009】しかしながら、図14、図15に示すよう
な構造であると、可動プレート21の退避方向である第
2長孔26の長手方向と、支持リンク28とのなす角度
が小さいので、可動プレート21が退避動作を行う時に
支持リンク28が第2長孔26に沿って突っ張ってしま
ってスムーズに退避しなくなることがあり、最悪の場合
には退避不良により商品詰まりを生じることがあった。
また、退避状態から復帰する際(特に、最も支持リンク
28が図12における右側位置まで押されて支持リンク
28が第1長孔24にほぼ沿う位置になった際)におい
て、引張りばね29の伸び方向と支持リンク28とのな
す角度が小さいので、これらの係合点が支持リンク28
の死点となって支持リンク28が突っ張ってしまい、戻
り動作の応答性が悪化し、最悪の場合には、商品受け入
れのための復帰動作が遅れて、商品Aを多数本排出して
しまうことがあった。
【0010】これに対処するものとして、図16、図1
7に示す構造が提案されている。この対向壁40は、枠
体23に取付けられた第1回動軸41に、その上端部が
軸支された第1支持リンク42と、第1支持リンク42
の下端部に挿通された第2回動軸43を介してその下端
部が軸支された第2支持リンク44と、各側壁部22に
おいて払出通路1側ほど上方となるように傾斜直線状に
それぞれ形成され、第2支持リンク44の上端部に挿通
された第3回動軸45の両端部がガイドされた長孔50
と、第3回動軸45にその上端がそれぞれ軸支されて垂
下された可動プレート46と、第1支持リンク42と第
2支持リンク44とが開き勝手となるように第2回動軸
43に外嵌され、第2支持リンク44を介して第3回動
軸45および可動プレート46を払出通路1側へ付勢す
る第1ねじりばね47と、第3回動軸45に外嵌され、
可動プレート46の下方側が払出通路1に突出するよう
に付勢する第2ねじりばね48と、枠体23の側壁部2
2に形成され、可動プレート46に突設された上下2箇
所の位置決め片46aが、払出通路1を通過する商品A
の直径に応じて選択的に係合する階段状の位置決め係合
部49とから構成されている。そして、上述したものと
同様に上下に2組設けられ、上側の可動プレート46が
下端から2番目の商品Aに当たり、下側の可動プレート
46が下端の商品Aに当たるように配置されている。
【0011】この構成においても、可動プレート46が
同様な動作を行うため、払出通路1の有効幅寸法が、商
品Aの直径L1,L2に多段的に自動調整される。ま
た、可動プレート46の退避方向である長孔50の長手
方向と、第2支持リンク44とのなす角度が大きいの
で、第2支持リンク44が長孔50に沿って突っ張って
しまうようなことがない。さらに、第1支持リンク42
と第2支持リンク44とを開き勝手となるように第1ね
じりばね47で付勢しているため、これらのリンクが突
っ張ってしまうこともない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の商品払出通路構造によれば、何れも可動プレー
ト21、46を支持してその重量が作用している第2ス
ライド軸27や第3回動軸45を、第2長孔26や長孔
50上を摺動させてスライドさせる構成であるため、こ
の際の摩擦によるロスが大きく、特に長期間使用してい
ると、第2スライド軸27や第3回動軸45の第2長孔
26や長孔50での摩擦が大きくなってスムーズに移動
しなくなるおそれがある。したがって、払出通路1に商
品Aを導入した時の可動プレート21、46の追従性
や、復帰時のレスポンスが悪くなり、動作不良による商
品詰まりや復帰不良による商品多数本排出を生じてしま
う。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、払出
通路に商品を導入した時の可動プレートの追従性や、復
帰時のレスポンスが良好となる自動販売機の商品払出通
路装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の自動販売機の商品払出通路装
置は、略上下方向に延びる商品収納搬送路に略円筒状部
を有する商品を上方に向けて積み上げ、下端の商品を商
品払出機構により1つずつ払い出す自動販売機におい
て、商品収納搬送路の下端部に設けられた払出通路の一
方の面を構成し、前記商品払出機構を備えた固定壁と、
この固定壁に払出通路を介して対向して配設された対向
壁とを設け、この対向壁は、自動販売機本体側に取付け
られる枠体と、この枠体の側壁部間に延びる横軸心を中
心に、払出通路側に向けて斜め下方に突出する突出姿勢
と払出通路側より遠ざかる後退姿勢とにわたって揺動す
る支持リンクと、支持リンクを突出姿勢に付勢するねじ
りばねと、この支持リンクの先端に軸支されて垂下され
た可動プレートと、枠体の側壁部に形成され、前記可動
プレートに突設された位置決め片が、払出通路を通過す
る商品の直径に応じて選択的に係合する階段状の位置決
め係合部とを備えたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、可動プレートを支持リ
ンクにより回動自在に軸支し、この支持リンクを側壁部
間に延びる横軸心を中心に回動自在に支持させており、
可動プレートや支持リンクが回転中心まわりに回動する
構成であるため、スライドによる摺動摩擦に比べて摩擦
が低減し、この結果、払出通路に商品を導入した時の可
動プレートの追従性や、復帰時のレスポンスが良好とな
る。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動販売機の商品払出通路装置において、可動プレートを
払出通路側に向けて斜め下方に突出するように付勢する
可動プレート付勢手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の自動販売機の商品払出通路装置において、対向
壁には可動プレートが上下に2組設けられていることを
特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、略上下方向に延び
る商品収納搬送路に略円筒状部を有する商品を上方に向
けて積み上げ、下端の商品を商品払出機構により1つず
つ払い出す自動販売機において、商品収納搬送路の下端
部に設けられた払出通路の一方の面を構成し、前記商品
払出機構を備えた固定壁と、この固定壁に払出通路を介
して対向して配設され、商品の直径に合わせて払出通路
の有効幅を多段的に自動調整する対向壁とを設け、対向
壁の直上箇所に設けられて商品を下方の払出通路側へ案
内するセグメントの下端に、払出通路の直上箇所に突出
して商品を受けるように当接しながら対向壁側へ押圧さ
れて移動することで、商品の払出通路への落下の際の衝
撃を低減させるとともに商品を払出通路の固定壁側に導
くガイド体を取付けたことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の自動販売機の商品払出通路装置において、
対向壁の直上箇所に設けられて商品を下方の払出通路側
へ案内するセグメントの下端に、払出通路の直上箇所に
突出して商品を受けるように当接しながら対向壁側へ押
圧されて移動することで、商品の払出通路への落下の際
の衝撃を低減させるとともに商品を払出通路の固定壁側
に導くガイド体を取付けたことを特徴とする。
【0020】請求項4および5の構成によれば、商品は
払出通路に導入される直前にガイド体に当接して、落下
の際の衝撃が低減されるとともに払出通路の固定壁側に
良好に導かれる。また、ガイド体をセグメントの下端に
設けたので、例えばガイド体を対向壁の上端部に取付け
る場合と比べて、対向壁にガイド体の取付箇所を設けな
くて済むので対向壁を小型化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る自動販売機の商品払出通路装置を図面に基づいて説明
する。なお、従来のものと同機能のものには同符号を付
して、その説明は省略する。
【0022】図1〜図4に示すように、この自動販売機
の商品払出通路装置においても、払出通路1を介して、
商品払出機構を備えた固定壁10に対向して対向壁60
が配置されており、この対向壁60には、移動可能な可
動プレート66を上下2箇所に備えている。
【0023】対向壁60は、自動販売機本体側に取付け
られた枠体23と、この枠体23上部および中央部の側
壁部ブラケット23a間にわたって横方向に配設された
横軸心としての第1回動軸62と、この第1回動軸62
がその上端に挿通され、第1回動軸62を中心に、払出
通路1側に向けて斜め下方に突出する突出姿勢と払出通
路側より遠ざかる後退姿勢とにわたって揺動可能な支持
リンク63と、第1回動軸62に外嵌され、支持リンク
63を突出姿勢に付勢する第1ねじりばね64と、支持
リンク63の下端に挿通された第2回動軸65を介して
その上端が軸支されて垂下された可動プレート66と、
第2回動軸65に外嵌され、可動プレート66を払出通
路1側に向けて斜め下方に突出するように付勢する可動
プレート付勢手段としての第2ねじりばね67と、枠体
23の両側壁部22に形成され、前記可動プレート66
に突設された位置決め片66aが、払出通路1を通過す
る商品Aの直径に応じて選択的に係合する階段状の位置
決め係合部68と、側壁部22において第2回動軸65
の回動経路に沿って円弧状に形成され、支持リンク63
下端の揺動範囲を規制する円弧状長孔69とを備えてい
る。そして、これらの可動プレート66を移動可能に支
持する機構が上下に2組設けられ、上側の可動プレート
66が下端から2番目の商品Aに当たり、下側の可動プ
レート66が下端の商品Aに当たるように配置されてい
る。また、図4に示すように、側壁部22における位置
決め係合部68よりも払出通路1寄り位置には、払出通
路1に商品Aがない状態で、可動プレート66の払出通
路1への突出姿勢を規制する規制係合部68aが設けら
れている。
【0024】なお、上側の支持リンク63にはリンクカ
バー70が取付けられているが、下側の支持リンク63
は上側の可動プレート66の動きを阻害しないようにリ
ンクカバー70は取付けられていない。また、図4にお
ける73は下端から2番目の商品Aに当接自在とされた
売り切れ検知レバーである。この実施の形態において
は、払出通路1の直ぐ上方に配置されているセグメント
71の下端に、商品Aの払出通路1への落下の際の衝撃
を低減させるとともに商品Aを固定壁10側に沿わせる
ガイド体72が取付けられている。セグメント71とガ
イド体72との連結軸支点にはガイド体72が払出通路
1直上箇所に突出する方向に付勢する第3ねじりばね7
4が取付けられているとともに、セグメント71の基端
部にも、セグメント71の下端を払出通路1直上箇所側
へ付勢する第4ねじりばね(図示せず)が取付けられて
いる。
【0025】上記構成において、商品Aが商品収納搬送
路の上流側より払出通路1に流れ込む際には、図4〜図
6に示すように、払出通路1の直ぐ上方に配置されてい
るセグメント71およびガイド体72に商品Aが当接
し、ガイド体72を押しのけることにより、落下の際の
衝撃が低減されるとともに、商品Aは固定壁10側に寄
せられながら払出通路1に導入される。
【0026】商品Aが払出通路1に導入されると、商品
Aの外周面に当接しているガイド体72を介してリンク
カバー70の下部側が払出通路1から遠ざかる方向(以
下、払出通路外側方向と称す)に第1ねじりばね64の
付勢力に抗して押され、これに伴って第2回動軸65が
円弧状長孔69に沿って払出通路外側方向に移動する。
続いて、商品Aの外周面に上側の可動プレート66の上
端部が当接し、図7に示すように、商品Aの直径に応じ
て、上側の可動プレート66の上端部ならびに第2回動
軸65が、円弧状長孔69に沿って移動する。そして、
この後、図8に示すように、商品Aの外周面に可動プレ
ート66が当接し、この可動プレート66は、図7、図
8に示すように移動された第2回動軸65を中心とし
て、第2ねじりばね67の付勢力に抗して払出通路外側
へ向けて押し出される。この反力により、商品Aは固定
壁10側に沿うように押圧されながら下方へ移動する。
【0027】次に、商品Aはその外周が下側の可動プレ
ート66の上端部が当接し、図8、図9に示すように、
商品Aの直径に応じて、下側の可動プレート66の上端
部ならびに第2回動軸65が、円弧状長孔69に沿って
移動する。そして、この後、商品Aの外周面に可動プレ
ート66が当接し、この可動プレート66は、図8、図
9に示すように移動された第2回動軸65を中心とし
て、第2ねじりばね67の付勢力に抗して払出通路外側
へ向けて押し出され、この反力により、商品Aは固定壁
10側に沿うように押圧されながら、さらに下方へ移動
する。
【0028】そして、図10に示すように、商品Aは、
固定壁10より払出通路1内に突出されたロアストッパ
11に当接して、このロアストッパ11から斜め上方に
向かう力を受け、これに伴って可動プレート66は、図
9、図10に示す位置に位置決めされた第2回動軸65
を中心として回動する。この際、可動プレート66の位
置決め片66aが位置決め係合部68に当接して位置規
制され、この結果、払出通路1が商品Aの直径に応じた
有効幅に規制されて商品Aは払出通路1に良好に保持さ
れる。
【0029】この後、続けて払出通路1に投入された商
品Aにより、図11に示すように、上側の可動プレート
66ならびに第2回動軸65が、円弧状長孔69に沿っ
て移動され、この状態で可動プレート66により商品A
は固定壁10側に寄せられている。商品Aの払出指示が
あると、図12に示すように、アッパストッパ12が固
定壁10より払出通路1内に突出するとともに、ロアス
トッパ11が固定壁10内に後退する。したがって、下
端の商品Aを支持するものがなくなって、下端の商品A
が下方へ払い出され、また、下端から2番目の商品A
は、アッパストッパ12により受けられて下方への移動
が規制される。この時、下端から2番目の商品Aはアッ
パストッパ12により斜め上方に向かう力を受け、これ
に伴って可動プレート66は、図12、図13に示す位
置に位置決めされた第2回動軸65を中心として回動す
る。この場合に、可動プレート66の位置決め片66a
が位置決め係合部68に当接して位置規制され、この結
果、払出通路1が商品Aの直径に応じた有効幅に規制さ
れて商品Aは払出通路1の上方寄り箇所に良好に保持さ
れる。
【0030】その後、払出動作が終了すると、図13に
示すように、ロアストッパ11が固定壁10より払出通
路1内に突出するとともに、アッパストッパ12が固定
壁10内に後退し、下端の商品Aが下側の可動プレート
66に接触した状態でロアストッパ11にて受けられ
る。
【0031】上記各動作において、払出通路1内に商品
Aが導入されると、この商品Aの直径に応じて、支持リ
ンク63と可動プレート66とを連結する第2回動軸6
5が円弧状長孔69に沿って移動するが、この際に、支
持リンク63や第2回動軸65は、第1回動軸62を中
心として揺動しながら払出通路1外側に退避するので、
第2回動軸65は円弧状長孔69に対して力を与えない
状態(いわゆる第2回動軸65が円弧状長孔69から浮
いた状態)で移動する。したがって、第2回動軸65と
円弧状長孔69との間に摺動する際の摩擦力は殆ど発生
することがなく、この結果、払出通路1に商品Aを導入
した時の可動プレート66の追従性は良好となる。
【0032】また、商品Aが可動プレート66の箇所を
通過すると、可動プレート66への商品Aから作用する
力がなくなるので、可動プレート66とともに第2回動
軸65や支持リンク63が払出通路1側に戻ることとな
るが、この際においても、支持リンク63や第2回動軸
65は、第1回動軸62を中心として揺動しながら払出
通路1側に戻るので、第2回動軸65は円弧状長孔69
に対して力を与えない状態(いわゆる第2回動軸65が
円弧状長孔69から浮いた状態)で移動する。したがっ
て、この場合においても、第2回動軸65と円弧状長孔
69との間に摺動する際の摩擦力は殆ど発生することが
なく、この結果、払出通路1から商品Aが払い出されて
可動プレート66が払出通路1側へ戻る際の復帰時のレ
スポンスも良好となる。
【0033】これらにより、払出動作や復帰動作が良好
に行われ、従来のような、動作不良による商品詰まりや
復帰不良による商品多数本排出は、確実に防止される。
また、支持リンク63を揺動自在に支持する構造である
ので、構成が簡素化されて部品点数が最小限に抑えら
れ、製造コストの増加を招くこともない。
【0034】なお、上記実施の形態においては、上下に
設けた2組の可動プレート66とも、上述のように支持
リンク63を揺動自在に支持する構造としたが、これに
限るものではなく、何れか一方だけに上記構成を用いる
ことも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持リン
クを揺動自在に配置し、この支持リンクにより可動プレ
ートを軸支するように構成したので、従来のスライドに
よる摺動摩擦に比べて摩擦が低減し、この結果、払出通
路に商品を導入した時の可動プレートの追従性や、復帰
時のレスポンスが良好となる。したがって、払出動作や
復帰動作が良好に行われ、従来のような、動作不良によ
る商品詰まりや復帰不良による商品多数本排出を、確実
に防止することができて、信頼性が向上する。また、支
持リンクを揺動自在に支持する構造であるので、構成が
簡素化されて部品点数が最小限に抑えられ、製造コスト
の増加を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品
払出通路装置の正面図である。
【図2】同商品払出通路装置の対向壁部分を裏側から見
た側面図である。
【図3】同商品払出通路装置の対向壁部分を上方から見
た平面図である。
【図4】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入される前の状態を示す。
【図5】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入される直前の状態を示す。
【図6】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入された際の状態を示す。
【図7】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入されて上側の可動プレートに当接した状態を示
す。
【図8】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入されて上側の可動プレートに当接し、かつ下側
の可動プレートの上端に当接した状態を示す。
【図9】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出通
路に導入されて下側の可動プレートに当接した状態を示
す。
【図10】同商品払出通路装置の正面図で、下端の商品
がロアストッパで受けられた状態を示す。
【図11】同商品払出通路装置の正面図で、2つの商品
が払出通路に導入された状態を示す。
【図12】同商品払出通路装置の正面図で、商品が払出
通路から払い出された状態を示す。
【図13】同商品払出通路装置の正面図で、下端の商品
がロアストッパで受けられた状態を示す。
【図14】従来の自動販売機の商品払出通路装置の正面
図である。
【図15】同従来の自動販売機の商品払出通路装置の要
部正面図である。
【図16】その他の従来の自動販売機の商品払出通路装
置の正面図である。
【図17】同従来の自動販売機の商品払出通路装置の要
部正面図である。
【符号の説明】
1 払出通路 10 固定壁 60 対向壁 66 可動プレート 23 枠体 62 第1回動軸(横軸心) 63 支持リンク 64 第1ねじりばね 65 第2回動軸 66 可動プレート 67 第2ねじりばね(可動プレート付勢手段) 22 側壁部 66a 位置決め片 69 円弧状長孔 68 位置決め係合部 70 リンクカバー 71 セグメント 72 ガイド体 A 商品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略上下方向に延びる商品収納搬送路に略
    円筒状部を有する商品を上方に向けて積み上げ、下端の
    商品を商品払出機構により1つずつ払い出す自動販売機
    において、商品収納搬送路の下端部に設けられた払出通
    路の一方の面を構成し、前記商品払出機構を備えた固定
    壁と、この固定壁に払出通路を介して対向して配設され
    た対向壁とを設け、この対向壁は、自動販売機本体側に
    取付けられる枠体と、この枠体の側壁部間に延びる横軸
    心を中心に、払出通路側に向けて斜め下方に突出する突
    出姿勢と払出通路側より遠ざかる後退姿勢とにわたって
    揺動する支持リンクと、支持リンクを突出姿勢に付勢す
    るねじりばねと、この支持リンクの先端に軸支されて垂
    下された可動プレートと、枠体の側壁部に形成され、前
    記可動プレートに突設された位置決め片が、払出通路を
    通過する商品の直径に応じて選択的に係合する階段状の
    位置決め係合部とを備えた自動販売機の商品払出通路装
    置。
  2. 【請求項2】 可動プレートを払出通路側に向けて斜め
    下方に突出するように付勢する可動プレート付勢手段を
    備えた請求項1に記載の自動販売機の商品払出通路装
    置。
  3. 【請求項3】 対向壁には可動プレートが上下に2組設
    けられている請求項1または2に記載の自動販売機の商
    品払出通路装置。
  4. 【請求項4】 略上下方向に延びる商品収納搬送路に略
    円筒状部を有する商品を上方に向けて積み上げ、下端の
    商品を商品払出機構により1つずつ払い出す自動販売機
    において、商品収納搬送路の下端部に設けられた払出通
    路の一方の面を構成し、前記商品払出機構を備えた固定
    壁と、この固定壁に払出通路を介して対向して配設さ
    れ、商品の直径に合わせて払出通路の有効幅を多段的に
    自動調整する対向壁とを設け、対向壁の直上箇所に設け
    られて商品を下方の払出通路側へ案内するセグメントの
    下端に、払出通路の直上箇所に突出して商品を受けるよ
    うに当接しながら対向壁側へ押圧されて移動すること
    で、商品の払出通路への落下の際の衝撃を低減させると
    ともに商品を払出通路の固定壁側に導くガイド体を取付
    けた自動販売機の商品払出通路装置。
  5. 【請求項5】 対向壁の直上箇所に設けられて商品を下
    方の払出通路側へ案内するセグメントの下端に、払出通
    路の直上箇所に突出して商品を受けるように当接しなが
    ら対向壁側へ押圧されて移動することで、商品の払出通
    路への落下の際の衝撃を低減させるとともに商品を払出
    通路の固定壁側に導くガイド体を取付けた請求項1〜3
    の何れかに記載の自動販売機の商品払出通路装置。
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