JP2001306057A - 文字フォント加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
文字フォント加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JP2001306057A JP2001306057A JP2000119696A JP2000119696A JP2001306057A JP 2001306057 A JP2001306057 A JP 2001306057A JP 2000119696 A JP2000119696 A JP 2000119696A JP 2000119696 A JP2000119696 A JP 2000119696A JP 2001306057 A JP2001306057 A JP 2001306057A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存のフォント情報などをベースに、変形処
理の範囲を増大し、ユーザが要求する変形文字に対応す
ること。 【解決手段】 変形対象の文字フォントに関する情報を
入力し、基本文字画像を生成する基本文字画像生成部1
0と、基本文字画像生成部10で生成された基本文字画
像に対する指定数(反転しきい値)および変形処理回数
を指定する変形処理指定部13と、基本文字画像生成部
10で生成された基本文字画像を構成する各ピクセルに
対し、ランダムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが
白または黒のピクセルで、その周囲8近傍のうち、指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理を変形処理回数おこなう
変形処理部17と、変形処理部17で変形処理された変
形文字画像を出力する画像出力部21と、を備える。
理の範囲を増大し、ユーザが要求する変形文字に対応す
ること。 【解決手段】 変形対象の文字フォントに関する情報を
入力し、基本文字画像を生成する基本文字画像生成部1
0と、基本文字画像生成部10で生成された基本文字画
像に対する指定数(反転しきい値)および変形処理回数
を指定する変形処理指定部13と、基本文字画像生成部
10で生成された基本文字画像を構成する各ピクセルに
対し、ランダムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが
白または黒のピクセルで、その周囲8近傍のうち、指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理を変形処理回数おこなう
変形処理部17と、変形処理部17で変形処理された変
形文字画像を出力する画像出力部21と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字フォントやデ
ザイン文字、図形といった画像に対し、変形加工処理を
おこなう文字フォント加工装置および文字フォント加工
方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関する。
ザイン文字、図形といった画像に対し、変形加工処理を
おこなう文字フォント加工装置および文字フォント加工
方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】表示および印字出力に用いられる各種の
文字フォントは、コンピュータ内部あるいはフォントカ
ードやフォントカートリッジに記憶されている。このよ
うな、文字フォントは、明朝体、ゴシックなど固定され
たもので、ビットマップフォント形式やアウトラインフ
ォント形式で提供されることが多い。ビットマップフォ
ントはドットの集合で表され、拡大するとギザギザにな
る。アウトラインフォントはフォントの形を十分滑らか
にするため何個かの点とそれを結ぶ線(曲線)を用いて
輪郭を表現している。多くのフォント情報を用意するこ
とは可能であるが、格納するディスクの容量が増大し経
済的ではない問題点があった。
文字フォントは、コンピュータ内部あるいはフォントカ
ードやフォントカートリッジに記憶されている。このよ
うな、文字フォントは、明朝体、ゴシックなど固定され
たもので、ビットマップフォント形式やアウトラインフ
ォント形式で提供されることが多い。ビットマップフォ
ントはドットの集合で表され、拡大するとギザギザにな
る。アウトラインフォントはフォントの形を十分滑らか
にするため何個かの点とそれを結ぶ線(曲線)を用いて
輪郭を表現している。多くのフォント情報を用意するこ
とは可能であるが、格納するディスクの容量が増大し経
済的ではない問題点があった。
【0003】そこで、少ないフォント情報から各種の処
理がおこなわれている。フォント文字は、明朝体やゴシ
ックなどに代表されるように、形が決まって出来合いの
もので堅苦しいものである。このため、ビットマップフ
ォントに対する文字の変形処理は、たとえば、「斜体」
や「太字」、「白抜き」といったものがおこなわれてい
る。これらは幾何学的な処理で生成されており、やはり
堅苦しいものとなっていた。また、より柔らかく自然な
印象を与える文字フォントを使用したいというユーザの
要求から、筆で書いたような変形、いわゆる毛筆文字で
表現する方法も取られている。
理がおこなわれている。フォント文字は、明朝体やゴシ
ックなどに代表されるように、形が決まって出来合いの
もので堅苦しいものである。このため、ビットマップフ
ォントに対する文字の変形処理は、たとえば、「斜体」
や「太字」、「白抜き」といったものがおこなわれてい
る。これらは幾何学的な処理で生成されており、やはり
堅苦しいものとなっていた。また、より柔らかく自然な
印象を与える文字フォントを使用したいというユーザの
要求から、筆で書いたような変形、いわゆる毛筆文字で
表現する方法も取られている。
【0004】毛筆文字をさらに自然な形で表現するため
に、かすれ表現や滲み表現の方法が、たとえば、特開平
9−222878号公報の「フォント表現方法及びスタ
ライザ」、特開平9−6309号公報の「毛筆フォント
生成方法」に開示されている。この特開平9−2228
78号公報では、アウトラインフォントにおいてグリフ
の各一筆に相当する形状を複数の輪郭線で形成するもの
である。また、特開平9−6309号公報では、生成し
た平滑文字イメージに対し、滲み輪郭イメージを生成し
付加し、さらにかすれパターンを付加するものである。
に、かすれ表現や滲み表現の方法が、たとえば、特開平
9−222878号公報の「フォント表現方法及びスタ
ライザ」、特開平9−6309号公報の「毛筆フォント
生成方法」に開示されている。この特開平9−2228
78号公報では、アウトラインフォントにおいてグリフ
の各一筆に相当する形状を複数の輪郭線で形成するもの
である。また、特開平9−6309号公報では、生成し
た平滑文字イメージに対し、滲み輪郭イメージを生成し
付加し、さらにかすれパターンを付加するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォントに対する変形処理においては、毛筆文字など、
筆で書いたような変形効果が得られるものの、たとえ
ば、風化したような感じ、溶けたような感じ、カビが生
えたような感じ、といったユーザが要求する形の表現を
実現するものではなかった。
フォントに対する変形処理においては、毛筆文字など、
筆で書いたような変形効果が得られるものの、たとえ
ば、風化したような感じ、溶けたような感じ、カビが生
えたような感じ、といったユーザが要求する形の表現を
実現するものではなかった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、既存のフォント情報などをベースに、変形処理の
範囲を増大し、ユーザが要求する変形文字に対応するこ
とを目的とする。
って、既存のフォント情報などをベースに、変形処理の
範囲を増大し、ユーザが要求する変形文字に対応するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる文字フォント加工装置にあって
は、変形対象の文字フォントに関する情報を入力し、基
本文字画像を生成する基本文字生成手段と、前記基本文
字生成手段で生成された基本文字画像に対する指定数
(反転しきい値)および変形処理回数を指定する変形処
理指定手段と、前記基本文字生成手段で生成された基本
文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダムに1ピ
クセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセル
で、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反
転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形処理手
段と、前記変形処理手段で変形処理された変形文字画像
を出力する出力手段と、を備えたものである。
めに、請求項1にかかる文字フォント加工装置にあって
は、変形対象の文字フォントに関する情報を入力し、基
本文字画像を生成する基本文字生成手段と、前記基本文
字生成手段で生成された基本文字画像に対する指定数
(反転しきい値)および変形処理回数を指定する変形処
理指定手段と、前記基本文字生成手段で生成された基本
文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダムに1ピ
クセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセル
で、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反
転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形処理手
段と、前記変形処理手段で変形処理された変形文字画像
を出力する出力手段と、を備えたものである。
【0008】この発明によれば、既存のフォント文字か
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された
回数分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を
元に多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを反映
したものとして実現可能となる。また、反転しきい値を
変えることにより異なった効果をもつ変形がおこなわ
れ、選択したピクセルが上記条件を満たさない場合に
は、再びランダムにピクセルを選んで同様に処理し、条
件が満たされるまで実行する。変形処理の回数によって
変形の度合いが変わり、繰り返し変形処理を実行するこ
とで変形が蓄積し次第に変形効果が大きくなる。
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された
回数分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を
元に多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを反映
したものとして実現可能となる。また、反転しきい値を
変えることにより異なった効果をもつ変形がおこなわ
れ、選択したピクセルが上記条件を満たさない場合に
は、再びランダムにピクセルを選んで同様に処理し、条
件が満たされるまで実行する。変形処理の回数によって
変形の度合いが変わり、繰り返し変形処理を実行するこ
とで変形が蓄積し次第に変形効果が大きくなる。
【0009】また、請求項2にかかる文字フォント加工
装置にあっては、変形対象の文字フォントに関する情報
を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成手段
と、前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像に
対する指定数(反転しきい値)および変形処理回数を指
定する変形処理指定手段と、前記基本文字生成手段で生
成された基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ラ
ンダムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または
黒のピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこな
う変形処理手段と、前記変形処理手段で変形処理された
変形文字画像の文字認識をおこなう文字認識手段と、あ
らかじめ文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定手
段と、前記文字認識手段の文字認識結果から前記文字ら
しさ度合いを判定する文字らしさ判定手段と、前記文字
らしさ判定手段による判定結果があらじめ設定された値
に応じて前記変形処理手段で変形処理された変形文字画
像を出力する出力手段と、を備えたものである。
装置にあっては、変形対象の文字フォントに関する情報
を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成手段
と、前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像に
対する指定数(反転しきい値)および変形処理回数を指
定する変形処理指定手段と、前記基本文字生成手段で生
成された基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ラ
ンダムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または
黒のピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこな
う変形処理手段と、前記変形処理手段で変形処理された
変形文字画像の文字認識をおこなう文字認識手段と、あ
らかじめ文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定手
段と、前記文字認識手段の文字認識結果から前記文字ら
しさ度合いを判定する文字らしさ判定手段と、前記文字
らしさ判定手段による判定結果があらじめ設定された値
に応じて前記変形処理手段で変形処理された変形文字画
像を出力する出力手段と、を備えたものである。
【0010】この発明によれば、既存のフォント文字か
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処理
後の文字を認識し、文字らしさ度合いに達した場合に変
形処理を停止し、その変形文字画像を出力することによ
り、文字画像の変形の度合いを自動的に調整する。
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処理
後の文字を認識し、文字らしさ度合いに達した場合に変
形処理を停止し、その変形文字画像を出力することによ
り、文字画像の変形の度合いを自動的に調整する。
【0011】また、請求項3にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセ
ルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
る変形処理を前記変形処理回数おこなうものである。
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセ
ルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
る変形処理を前記変形処理回数おこなうものである。
【0012】この発明によれば、既存のフォント文字か
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を元に
多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを反映した
ものとして実現可能となる。
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定手段で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を元に
多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを反映した
ものとして実現可能となる。
【0013】また、請求項4にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「1」として選択されるものである。
装置にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「1」として選択されるものである。
【0014】この発明によれば、請求項3において、反
転しきい値を「1」として変形処理をおこなうことによ
り、カビが生えたような変形が実現する。
転しきい値を「1」として変形処理をおこなうことによ
り、カビが生えたような変形が実現する。
【0015】また、請求項5にかかる文字フォント加工
装置にあっては、さらに、前記基本文字画像および前記
変形文字画像を表示する表示手段を備え、前記出力手段
は、ユーザの判定結果にしたがって変形文字画像を出力
するものである。
装置にあっては、さらに、前記基本文字画像および前記
変形文字画像を表示する表示手段を備え、前記出力手段
は、ユーザの判定結果にしたがって変形文字画像を出力
するものである。
【0016】この発明によれば、変形処理前および変形
処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、ユーザの判断
を促し、その判断に応じて変形文字画像を出力すること
により、ユーザ要求に対応する処理が迅速におこなわれ
る。
処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、ユーザの判断
を促し、その判断に応じて変形文字画像を出力すること
により、ユーザ要求に対応する処理が迅速におこなわれ
る。
【0017】また、請求項6にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ものである。
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ものである。
【0018】この発明によれば、背景色が白で、文字色
が黒の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、白のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を太らせることが可能となる。
が黒の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、白のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を太らせることが可能となる。
【0019】また、請求項7にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ものである。
装置にあっては、前記変形処理手段は、前記基本文字生
成手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ものである。
【0020】この発明によれば、背景色が白で、文字色
が黒の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、黒のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を細らせることが可能となる。
が黒の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、黒のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を細らせることが可能となる。
【0021】また、請求項8にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択されるもの
である。
装置にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択されるもの
である。
【0022】この発明によれば、指定数(反転しきい
値)は、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し
指定することにより、たとえば、反転しきい値が「0」
の場合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形が実
現し、反転しきい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる変形が実現し、反転しきい値が
「2」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「1」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「3」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「2」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにする変形が
実現する、といったように、反転しきい値を変えること
によってそれぞれ異なった多彩な変形画像が得られる。
値)は、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し
指定することにより、たとえば、反転しきい値が「0」
の場合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形が実
現し、反転しきい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる変形が実現し、反転しきい値が
「2」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「1」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「3」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「2」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにする変形が
実現する、といったように、反転しきい値を変えること
によってそれぞれ異なった多彩な変形画像が得られる。
【0023】また、請求項9にかかる文字フォント加工
装置にあっては、前記変形処理回数は、前記指定数(反
転しきい値)毎に設定されるものである。
装置にあっては、前記変形処理回数は、前記指定数(反
転しきい値)毎に設定されるものである。
【0024】この発明によれば、変形処理を繰り返し実
行する際、同じ変形処理を実行するのではなく、回数に
応じて変形処理を変更する、いわゆるブレンドすること
により、微妙な変形が実現し、意図した変形文字画像を
作成することが可能になる。たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなう。
行する際、同じ変形処理を実行するのではなく、回数に
応じて変形処理を変更する、いわゆるブレンドすること
により、微妙な変形が実現し、意図した変形文字画像を
作成することが可能になる。たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなう。
【0025】また、請求項10にかかる文字フォント加
工方法にあっては、変形対象の文字フォントに関する情
報を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に
対する複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定す
る変形処理指定工程と、前記基本文字生成工程で生成さ
れた基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダ
ムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒の
ピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転
しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に
色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形
処理工程と、前記変形処理工程で変形処理された変形文
字画像を出力する出力工程と、を含むものである。
工方法にあっては、変形対象の文字フォントに関する情
報を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に
対する複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定す
る変形処理指定工程と、前記基本文字生成工程で生成さ
れた基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダ
ムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒の
ピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転
しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に
色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形
処理工程と、前記変形処理工程で変形処理された変形文
字画像を出力する出力工程と、を含むものである。
【0026】この発明によれば、既存のフォント文字を
入力してビットマップの基本文字画像を生成し、基本文
字画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選
択し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指
定数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色で
ある場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定さ
れた回数分おこなうことにより、少ない文字フォント画
像を元に多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを
反映したものとした文字フォント加工方法が実現可能と
なる。また、反転しきい値を変えることにより異なった
効果をもつ変形がおこなわれ、選択したピクセルが上記
条件を満たさない場合には、再びランダムにピクセルを
選んで同様に処理し、条件が満たされるまで実行する。
変形処理の回数によって変形の度合いが変わり、繰り返
し変形処理を実行することで変形が蓄積し次第に変形効
果が大きくなる。
入力してビットマップの基本文字画像を生成し、基本文
字画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選
択し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指
定数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色で
ある場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定さ
れた回数分おこなうことにより、少ない文字フォント画
像を元に多彩な文字画像の生成が、ユーザ個人の好みを
反映したものとした文字フォント加工方法が実現可能と
なる。また、反転しきい値を変えることにより異なった
効果をもつ変形がおこなわれ、選択したピクセルが上記
条件を満たさない場合には、再びランダムにピクセルを
選んで同様に処理し、条件が満たされるまで実行する。
変形処理の回数によって変形の度合いが変わり、繰り返
し変形処理を実行することで変形が蓄積し次第に変形効
果が大きくなる。
【0027】また、請求項11にかかる文字フォント加
工方法にあっては、変形対象の文字フォントに関する情
報を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に
対する複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定す
る変形処理指定工程と、前記基本文字生成工程で生成さ
れた基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダ
ムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒の
ピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転
しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に
色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形
処理工程と、前記変形処理工程で変形処理された変形文
字画像の文字認識をおこなう文字認識工程と、あらかじ
め文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定工程と、
前記文字認識工程の文字認識結果から前記文字らしさ度
合いを判定する文字らしさ判定工程と、前記文字らしさ
判定工程による判定結果があらじめ設定された値に応じ
て前記変形処理工程で変形処理された変形文字画像を出
力する出力工程と、を含むものである。
工方法にあっては、変形対象の文字フォントに関する情
報を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に
対する複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定す
る変形処理指定工程と、前記基本文字生成工程で生成さ
れた基本文字画像を構成する各ピクセルに対し、ランダ
ムに1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒の
ピクセルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転
しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に
色を反転する変形処理を前記変形処理回数おこなう変形
処理工程と、前記変形処理工程で変形処理された変形文
字画像の文字認識をおこなう文字認識工程と、あらかじ
め文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定工程と、
前記文字認識工程の文字認識結果から前記文字らしさ度
合いを判定する文字らしさ判定工程と、前記文字らしさ
判定工程による判定結果があらじめ設定された値に応じ
て前記変形処理工程で変形処理された変形文字画像を出
力する出力工程と、を含むものである。
【0028】この発明によれば、既存のフォント文字を
入力しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字
画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択
し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処
理後の文字を認識し、文字らしさ度合い(文字認識によ
って得られる距離など)が設定値に達した場合に変形処
理を停止し、その変形文字画像を出力することにより、
人間の確認結果を待たずに文字画像の変形の度合いを調
整することが可能になる。
入力しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字
画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択
し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処
理後の文字を認識し、文字らしさ度合い(文字認識によ
って得られる距離など)が設定値に達した場合に変形処
理を停止し、その変形文字画像を出力することにより、
人間の確認結果を待たずに文字画像の変形の度合いを調
整することが可能になる。
【0029】また、請求項12にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピク
セルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しき
い値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転
する変形処理を前記変形処理回数おこなうものである。
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピク
セルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しき
い値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転
する変形処理を前記変形処理回数おこなうものである。
【0030】この発明によれば、既存のフォント文字か
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を元に
多彩な文字画像の生成方法が、ユーザ個人の好みを反映
したものとして実現可能となる。
らビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなうことにより、少ない文字フォント画像を元に
多彩な文字画像の生成方法が、ユーザ個人の好みを反映
したものとして実現可能となる。
【0031】また、請求項13にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「1」として選択されるものである。
工方法にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「1」として選択されるものである。
【0032】この発明によれば、請求項12において、
反転しきい値を「1」として変形処理をおこなうことに
より、カビが生えたようなフォント変形方法が実現す
る。
反転しきい値を「1」として変形処理をおこなうことに
より、カビが生えたようなフォント変形方法が実現す
る。
【0033】また、請求項14にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記出力工程は、ユーザの判定結果
にしたがって変形文字画像を出力するものである。
工方法にあっては、前記出力工程は、ユーザの判定結果
にしたがって変形文字画像を出力するものである。
【0034】この発明によれば、変形処理前および変形
処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、変形画像に対
するユーザの確認と判断を促し、その判断に応じて変形
文字画像を出力することにより、ユーザ要求に対し迅速
に対応可能にする。
処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、変形画像に対
するユーザの確認と判断を促し、その判断に応じて変形
文字画像を出力することにより、ユーザ要求に対し迅速
に対応可能にする。
【0035】また、請求項15にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、
その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピク
セルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
るものである。
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、
その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピク
セルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
るものである。
【0036】この発明によれば、背景色が白で、文字色
が黒の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、白のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を太らせることが可能となる。
が黒の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、白のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を太らせることが可能となる。
【0037】また、請求項16にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、
その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピク
セルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
るものである。
工方法にあっては、前記変形処理工程は、前記基本文字
生成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに
1ピクセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、
その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピク
セルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
るものである。
【0038】この発明によれば、背景色が白で、文字色
が黒の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、黒のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を細らせることが可能となる。
が黒の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注
目ピクセルと異なる色の場合に色を反転することによ
り、黒のピクセルのみを対象とするので処理が進むにし
たがって文字を細らせることが可能となる。
【0039】また、請求項17にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択されるもの
である。
工方法にあっては、前記指定数(反転しきい値)は、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択されるもの
である。
【0040】この発明によれば、指定数(反転しきい
値)は、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し
指定することにより、たとえば、反転しきい値が「0」
の場合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形が実
現し、反転しきい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる変形が実現し、反転しきい値が
「2」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「1」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「3」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「2」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにする変形が
実現する、といったように、反転しきい値を変えること
によってそれぞれ異なった変形画像が得られる。
値)は、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し
指定することにより、たとえば、反転しきい値が「0」
の場合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形が実
現し、反転しきい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる変形が実現し、反転しきい値が
「2」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「1」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「3」の場合、文字の輪郭をザラザラにする(反転しき
い値「2」より緩い)変形が実現し、反転しきい値が
「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにする変形が
実現する、といったように、反転しきい値を変えること
によってそれぞれ異なった変形画像が得られる。
【0041】また、請求項18にかかる文字フォント加
工方法にあっては、前記変形処理回数は、前記指定数
(反転しきい値)毎に設定されるものである。
工方法にあっては、前記変形処理回数は、前記指定数
(反転しきい値)毎に設定されるものである。
【0042】この発明によれば、変形処理を繰り返し実
行する際、同じ変形処理を実行するのではなく、回数に
応じて変形処理を変更する、すなわち、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
異なる処理をブレンドすることにより、微妙な変形処理
が実現し、意図した変形文字画像を作成することが可能
になる。
行する際、同じ変形処理を実行するのではなく、回数に
応じて変形処理を変更する、すなわち、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
異なる処理をブレンドすることにより、微妙な変形処理
が実現し、意図した変形文字画像を作成することが可能
になる。
【0043】また、請求項19にかかるコンピュータ読
み取り可能な記録媒体にあっては、前記請求項10〜1
8のいずれか一つに記載の文字フォント加工方法を、コ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したものであ
る。
み取り可能な記録媒体にあっては、前記請求項10〜1
8のいずれか一つに記載の文字フォント加工方法を、コ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したものであ
る。
【0044】この発明によれば、請求項10〜18のい
ずれか一つに記載の文字フォント加工方法を、コンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことにより、請
求項10〜18のいずれか一つに記載の文字フォント加
工動作をコンピュータによって実現することが可能とな
る。
ずれか一つに記載の文字フォント加工方法を、コンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことにより、請
求項10〜18のいずれか一つに記載の文字フォント加
工動作をコンピュータによって実現することが可能とな
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる文字フォン
ト加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フ
ォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適
な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明す
る。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるもので
はない。
ト加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フ
ォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適
な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明す
る。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるもので
はない。
【0046】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1にかかる文字フォント加工装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、符号10は変形加工対象と
なる文字のフォントおよび文字コードから基本文字画像
を生成する基本文字画像生成部、符号11は基本文字画
像をビットマップ展開するビットマップ展開部(A)、
符号12はビットマップ展開部(A)11で展開された
基本文字画像を格納するイメージメモリ(A)、符号1
3はユーザにより好みの変形処理(処理回数、反転しき
い値)を指定するための変形処理指定部、符号14a〜
14cは変形処理指定部13に変形加工パラメータ毎に
用意された変形指定ボタンであり、反転しきい値0〜8
をそれぞれ指定可能に用意されている。
形態1にかかる文字フォント加工装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、符号10は変形加工対象と
なる文字のフォントおよび文字コードから基本文字画像
を生成する基本文字画像生成部、符号11は基本文字画
像をビットマップ展開するビットマップ展開部(A)、
符号12はビットマップ展開部(A)11で展開された
基本文字画像を格納するイメージメモリ(A)、符号1
3はユーザにより好みの変形処理(処理回数、反転しき
い値)を指定するための変形処理指定部、符号14a〜
14cは変形処理指定部13に変形加工パラメータ毎に
用意された変形指定ボタンであり、反転しきい値0〜8
をそれぞれ指定可能に用意されている。
【0047】また、符号15は加工処理過程および加工
処理結果などを表示するためのディスプレイ、符号16
は基本文字画像生成部10で生成された基本文字画像で
ある。なお、変形処理指定部13には変形加工パラメー
タ(反転しきい値)がそれぞれ異なる変形指定ボタンを
3つで示しているが、この他にも変形加工パラメータが
それぞれ異なるよう多数用意されているものとする。
処理結果などを表示するためのディスプレイ、符号16
は基本文字画像生成部10で生成された基本文字画像で
ある。なお、変形処理指定部13には変形加工パラメー
タ(反転しきい値)がそれぞれ異なる変形指定ボタンを
3つで示しているが、この他にも変形加工パラメータが
それぞれ異なるよう多数用意されているものとする。
【0048】また、符号17は変形処理指定部13で指
定された条件にしたがって基本文字画像を変形処理する
変形処理部、符号18は変形文字画像をビットマップ展
開するビットマップ展開部(B)、符号19はビットマ
ップ展開部(B)18で展開された基本文字画像を格納
するイメージメモリ(B)、符号20は変形処理部17
で変形加工された変形文字画像、符号21はユーザの判
定(指定)にしたがって変形文字画像を印字出力する画
像出力部である。
定された条件にしたがって基本文字画像を変形処理する
変形処理部、符号18は変形文字画像をビットマップ展
開するビットマップ展開部(B)、符号19はビットマ
ップ展開部(B)18で展開された基本文字画像を格納
するイメージメモリ(B)、符号20は変形処理部17
で変形加工された変形文字画像、符号21はユーザの判
定(指定)にしたがって変形文字画像を印字出力する画
像出力部である。
【0049】つぎに、以上のように構成された文字フォ
ント加工装置の動作例について説明する。図2は、本発
明の実施の形態1にかかる文字フォント加工装置の第1
の動作例を示すフローチャートである。まず、基本文字
画像生成部10は、外部入力装置あるいは操作部から入
力された変形加工対象となる文字のフォントおよび文字
コードから、基本文字画像を生成する(ステップS1
1)。すなわち、フォントおよび文字コードにしたがっ
て、ビットマップ展開部(A)11によってビットマッ
プやアウトラインのフォントデータから文字画像を展開
し、その展開データをイメージメモリ(A)12に格納
する。たとえば、24×24ピクセル(微小ドット)の
ビットマップフォントを展開し、2倍(48×48ピク
セル)に拡大する。この拡大して展開された基本文字画
像16を必要に応じてディスプレイ15に表示する。こ
の48×48ピクセルの基本文字画像を、「嶺」の文字
を例にとり図3に示す。
ント加工装置の動作例について説明する。図2は、本発
明の実施の形態1にかかる文字フォント加工装置の第1
の動作例を示すフローチャートである。まず、基本文字
画像生成部10は、外部入力装置あるいは操作部から入
力された変形加工対象となる文字のフォントおよび文字
コードから、基本文字画像を生成する(ステップS1
1)。すなわち、フォントおよび文字コードにしたがっ
て、ビットマップ展開部(A)11によってビットマッ
プやアウトラインのフォントデータから文字画像を展開
し、その展開データをイメージメモリ(A)12に格納
する。たとえば、24×24ピクセル(微小ドット)の
ビットマップフォントを展開し、2倍(48×48ピク
セル)に拡大する。この拡大して展開された基本文字画
像16を必要に応じてディスプレイ15に表示する。こ
の48×48ピクセルの基本文字画像を、「嶺」の文字
を例にとり図3に示す。
【0050】つづいて、変形処理指定部13を介し変形
処理部17に対し、どの変形処理を何回おこなうかとい
った条件をユーザが指定する(ステップS12)。たと
えば、文字輪郭の凹凸を滑らかにする反転しきい値
「5」の変形処理を100回実行するように指定する。
その後、変形処理部17は、変形処理指定部13から指
定された条件にしたがって、変形処理を実行する(ステ
ップS13)。すなわち、イメージメモリ(A)12に
格納されている基本文字画像16を読み出し、ビットマ
ップ展開部(B)18によって、指定された変形処理を
行い、その変形文字画像をイメージメモリ(B)19に
格納する。ここで所定の変形処理をおこなった後、ディ
スプレイ15に変形文字画像20として出力するか、画
像出力部21によって記録紙に印字出力する(ステップ
S14)。
処理部17に対し、どの変形処理を何回おこなうかとい
った条件をユーザが指定する(ステップS12)。たと
えば、文字輪郭の凹凸を滑らかにする反転しきい値
「5」の変形処理を100回実行するように指定する。
その後、変形処理部17は、変形処理指定部13から指
定された条件にしたがって、変形処理を実行する(ステ
ップS13)。すなわち、イメージメモリ(A)12に
格納されている基本文字画像16を読み出し、ビットマ
ップ展開部(B)18によって、指定された変形処理を
行い、その変形文字画像をイメージメモリ(B)19に
格納する。ここで所定の変形処理をおこなった後、ディ
スプレイ15に変形文字画像20として出力するか、画
像出力部21によって記録紙に印字出力する(ステップ
S14)。
【0051】図5は、本発明の実施の形態1にかかる文
字フォント加工装置の第2の動作例を示すフローチャー
トであり、前述した図2のフローチャートの動作に対
し、各文字画像の表示、複数の変形処理の実行およびユ
ーザによる変形処理結果の判定の動作が付加されたもの
である。
字フォント加工装置の第2の動作例を示すフローチャー
トであり、前述した図2のフローチャートの動作に対
し、各文字画像の表示、複数の変形処理の実行およびユ
ーザによる変形処理結果の判定の動作が付加されたもの
である。
【0052】すなわち、図5において、基本文字画像生
成部10は、外部入力装置あるいは操作部から入力され
た変形加工対象となる文字のフォントおよび文字コード
から、基本文字画像を生成し(ステップS21)、ディ
スプレイ15に基本文字画像16を表示する(ステップ
S22)。つづいて、ユーザがディスプレイ15に表示
された基本文字画像16を確認し、ユーザはどの変形処
理(変形指定ボタン14a〜14c,・・,の選択)を
何回おこなうかを指定する(ステップS23)。たとえ
ば、文字輪郭の凹凸を滑らかにする反転しきい値「5」
の変形処理を100回実行するように指定する。その
後、変形処理部17は、変形処理指定部13から指定さ
れた条件にしたがって、変形処理を実行する(ステップ
S24)。
成部10は、外部入力装置あるいは操作部から入力され
た変形加工対象となる文字のフォントおよび文字コード
から、基本文字画像を生成し(ステップS21)、ディ
スプレイ15に基本文字画像16を表示する(ステップ
S22)。つづいて、ユーザがディスプレイ15に表示
された基本文字画像16を確認し、ユーザはどの変形処
理(変形指定ボタン14a〜14c,・・,の選択)を
何回おこなうかを指定する(ステップS23)。たとえ
ば、文字輪郭の凹凸を滑らかにする反転しきい値「5」
の変形処理を100回実行するように指定する。その
後、変形処理部17は、変形処理指定部13から指定さ
れた条件にしたがって、変形処理を実行する(ステップ
S24)。
【0053】上記変形処理の後、その変形文字画像20
をディスプレイ15に表示する(ステップS25)。そ
して、ユーザはディスプレイ15に表示された変形文字
画像20の状態を確認し、この確認によりユーザの判定
がOKであるか否かを判断する(ステップS26)。こ
こでユーザの判定がNGであると判断した場合(ステッ
プS26、判断No)、ステップS23に戻り、前回の
変形処理にさらに変形を加え、以降同様の変形処理およ
びディスプレイ15への表示をユーザ判定がOKとなる
まで実行する。ステップS26においてユーザ判定がO
Kであると判断した場合、最終的な変形文字画像20を
記録紙に印字出力する(ステップS27)。
をディスプレイ15に表示する(ステップS25)。そ
して、ユーザはディスプレイ15に表示された変形文字
画像20の状態を確認し、この確認によりユーザの判定
がOKであるか否かを判断する(ステップS26)。こ
こでユーザの判定がNGであると判断した場合(ステッ
プS26、判断No)、ステップS23に戻り、前回の
変形処理にさらに変形を加え、以降同様の変形処理およ
びディスプレイ15への表示をユーザ判定がOKとなる
まで実行する。ステップS26においてユーザ判定がO
Kであると判断した場合、最終的な変形文字画像20を
記録紙に印字出力する(ステップS27)。
【0054】上述の変形処理では、2値(白黒)の基本
文字画像に対し、ランダムに1ピクセル(画素)を選択
し、そのピクセルが、注目ピクセルが白または黒のピク
セルで、その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい
値)以上のピクセルが注目ピクセルと異なる色である場
合に色を反転する。また、この場合、反転しきい値は0
〜8の値をとることが可能である。反転しきい値を変え
ることにより、異なった効果をもつ変形が行われる。選
択したピクセルが条件を満たさない場合、再びランダム
にピクセルを選んで条件を判定し、条件を満たすピクセ
ルが発見されるまで変形処理を繰り返し実行する。な
お、変形処理を繰り返し実行することにより、変形が蓄
積し次第に効果が大きくなる。
文字画像に対し、ランダムに1ピクセル(画素)を選択
し、そのピクセルが、注目ピクセルが白または黒のピク
セルで、その周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい
値)以上のピクセルが注目ピクセルと異なる色である場
合に色を反転する。また、この場合、反転しきい値は0
〜8の値をとることが可能である。反転しきい値を変え
ることにより、異なった効果をもつ変形が行われる。選
択したピクセルが条件を満たさない場合、再びランダム
にピクセルを選んで条件を判定し、条件を満たすピクセ
ルが発見されるまで変形処理を繰り返し実行する。な
お、変形処理を繰り返し実行することにより、変形が蓄
積し次第に効果が大きくなる。
【0055】図4は、文字輪郭の凹凸を滑らかにする反
転しきい値5の変形処理を100回実行した場合、文字
の角を丸め、溶かしたような画像結果の例を示してい
る。また、この他にも、反転しきい値を変えた場合の変
形結果の画像例を以下に示す。
転しきい値5の変形処理を100回実行した場合、文字
の角を丸め、溶かしたような画像結果の例を示してい
る。また、この他にも、反転しきい値を変えた場合の変
形結果の画像例を以下に示す。
【0056】図6は、反転しきい値が「0」の場合の変
形画像例を示すものであり、「ランダムノイズを加え
た」、すなわち、ここでは、ザラザラした変形(1)処
理がおこなわれる。図7は、反転しきい値が「1」の場
合の変形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる」変形(2)処理をおこなった
結果を示している。図8は、反転しきい値が「2」の場
合の変形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラ
ザラにする(反転しきい値「1」より緩い)」変形
(3)処理をおこなった結果を示している。
形画像例を示すものであり、「ランダムノイズを加え
た」、すなわち、ここでは、ザラザラした変形(1)処
理がおこなわれる。図7は、反転しきい値が「1」の場
合の変形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラ
ザラにささくれださせる」変形(2)処理をおこなった
結果を示している。図8は、反転しきい値が「2」の場
合の変形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラ
ザラにする(反転しきい値「1」より緩い)」変形
(3)処理をおこなった結果を示している。
【0057】図9は、反転しきい値が「3」の場合の変
形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラザラに
する(反転しきい値「2」より緩い)」変形(3)処理
をおこなった結果を示している。図10は、反転しきい
値が「4」の場合の変形画像例を示すものであり、「文
字輪郭の凹凸をなめらかにする」変形処理をおこなった
結果を示している。このように、反転しきい値を変える
ことによって異なった効果(変形画像)が得られる。
形画像例を示すものであり、「文字の輪郭をザラザラに
する(反転しきい値「2」より緩い)」変形(3)処理
をおこなった結果を示している。図10は、反転しきい
値が「4」の場合の変形画像例を示すものであり、「文
字輪郭の凹凸をなめらかにする」変形処理をおこなった
結果を示している。このように、反転しきい値を変える
ことによって異なった効果(変形画像)が得られる。
【0058】また、注目ピクセルが白または黒で、その
周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセル
が注目ピクセルと異なる色の場合に色を反転する。図1
1は、反転しきい値が「1」の場合の変形画像例を示す
ものであり、この条件による変形処理例を示している。
この場合、「カビが生えた」ような変形効果をもたらす
ことができる。
周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセル
が注目ピクセルと異なる色の場合に色を反転する。図1
1は、反転しきい値が「1」の場合の変形画像例を示す
ものであり、この条件による変形処理例を示している。
この場合、「カビが生えた」ような変形効果をもたらす
ことができる。
【0059】さらに、背景色が白で、文字色が黒の場
合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近傍の
うち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセ
ルと異なる色の場合に色を反転することにより、白のピ
クセルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文
字が太るという効果を奏する。
合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近傍の
うち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセ
ルと異なる色の場合に色を反転することにより、白のピ
クセルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文
字が太るという効果を奏する。
【0060】他方、背景色が白で、文字色が黒の場合、
注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近傍のう
ち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセル
と異なる色の場合に色を反転することにより、黒のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
が細るという効果を奏する。
注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近傍のう
ち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセル
と異なる色の場合に色を反転することにより、黒のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
が細るという効果を奏する。
【0061】また、ユーザによりどの変形処理を何回繰
り返しておこなうかが指定され、その指定にしたがって
変形処理を実行することにより、変形の度合いを調整す
ることができる。たとえば、反転しきい値「3」の変形
処理を20回おこなう、というようにすればよい。
り返しておこなうかが指定され、その指定にしたがって
変形処理を実行することにより、変形の度合いを調整す
ることができる。たとえば、反転しきい値「3」の変形
処理を20回おこなう、というようにすればよい。
【0062】また、変形処理を繰り返し実行する際、同
じ変形処理を実行するのではなく、回数に応じて変形処
理を変更する、すなわち、異なる変形処理をブレンドす
ることにより、微妙な変形処理が実現し、意図した変形
文字画像を作成することが可能になる。たとえば、反転
しきい値「2」の変形処理を20回おこない、その後、
反転しきい値「5」の変形処理を10回おこなう、とい
うようにすればよい。
じ変形処理を実行するのではなく、回数に応じて変形処
理を変更する、すなわち、異なる変形処理をブレンドす
ることにより、微妙な変形処理が実現し、意図した変形
文字画像を作成することが可能になる。たとえば、反転
しきい値「2」の変形処理を20回おこない、その後、
反転しきい値「5」の変形処理を10回おこなう、とい
うようにすればよい。
【0063】さらに、ユーザの判断により、1回毎の変
形処理の度合いを調整してもよい。たとえば、反転しき
い値の異なる変形操作をディスプレイ15に表示し、ユ
ーザが1回毎に変形操作を選択して実行させ、変形が実
行された文字画像をディスプレイ15に表示し、それを
ユーザが確認して所望の変形が得られたところで、変形
操作を停止してもよい。
形処理の度合いを調整してもよい。たとえば、反転しき
い値の異なる変形操作をディスプレイ15に表示し、ユ
ーザが1回毎に変形操作を選択して実行させ、変形が実
行された文字画像をディスプレイ15に表示し、それを
ユーザが確認して所望の変形が得られたところで、変形
操作を停止してもよい。
【0064】(実施の形態2)さて、文字画像の変形処
理を繰り返し実行するにつれて文字が文字らしくなくな
り、ついには判読不可となる場合、その文字の「文字ら
しさ度合い」を調整し、変形の強さを一定に保ち、文字
毎の処理の後に並べた文字列の統一性を実現するため
に、処理途中の変形の様子を確認しながら、インタラク
ティブにユーザが変形を指定し、好みの文字変形を可能
する必要がある。
理を繰り返し実行するにつれて文字が文字らしくなくな
り、ついには判読不可となる場合、その文字の「文字ら
しさ度合い」を調整し、変形の強さを一定に保ち、文字
毎の処理の後に並べた文字列の統一性を実現するため
に、処理途中の変形の様子を確認しながら、インタラク
ティブにユーザが変形を指定し、好みの文字変形を可能
する必要がある。
【0065】また、変形の処理回数が同じであっても、
文字によって変形後の「文字らしさ度合い」が同じとは
限らず、その都度人間が確認するのは煩わしいので自動
化、すなわち、文字認識をおこない、認識評価値を文字
らしさの指標とする。以下、この実施の形態2では、変
形処理によって変形された文字画像を、文字認識(OC
R)し、結果評価値によって読みやすさや変形の度合い
を自動的に調整可能とする例について説明する。
文字によって変形後の「文字らしさ度合い」が同じとは
限らず、その都度人間が確認するのは煩わしいので自動
化、すなわち、文字認識をおこない、認識評価値を文字
らしさの指標とする。以下、この実施の形態2では、変
形処理によって変形された文字画像を、文字認識(OC
R)し、結果評価値によって読みやすさや変形の度合い
を自動的に調整可能とする例について説明する。
【0066】図12は、本発明の実施の形態2にかかる
文字フォント加工装置の構成を示すブロック図であり、
前述の図1の構成に対し、文字らしさの度合い(評価
値)を設定する文字らしさ評価設定部25、変形後の文
字認識をパターメモリ23に格納されている辞書を参照
しておこなう文字認識部22、文字らしさ評価設定部2
5で設定された文字らしさの度合い(評価値)から文字
画像を判断する文字らしさ判定部24を付加した構成と
なっている。
文字フォント加工装置の構成を示すブロック図であり、
前述の図1の構成に対し、文字らしさの度合い(評価
値)を設定する文字らしさ評価設定部25、変形後の文
字認識をパターメモリ23に格納されている辞書を参照
しておこなう文字認識部22、文字らしさ評価設定部2
5で設定された文字らしさの度合い(評価値)から文字
画像を判断する文字らしさ判定部24を付加した構成と
なっている。
【0067】つぎに、以上のように構成された文字フォ
ント加工装置の動作例について説明する。図13は、本
発明の実施の形態2にかかる文字フォント加工装置の動
作例を示すフローチャートである。図13において、基
本文字画像生成部10は、前述と同様に、外部入力装置
あるいは操作部から入力された変形加工対象となる文字
のフォントおよび文字コードから、基本文字画像を生成
し(ステップS31)、ディスプレイ15に基本文字画
像16を表示する(ステップS32)。
ント加工装置の動作例について説明する。図13は、本
発明の実施の形態2にかかる文字フォント加工装置の動
作例を示すフローチャートである。図13において、基
本文字画像生成部10は、前述と同様に、外部入力装置
あるいは操作部から入力された変形加工対象となる文字
のフォントおよび文字コードから、基本文字画像を生成
し(ステップS31)、ディスプレイ15に基本文字画
像16を表示する(ステップS32)。
【0068】つづいて、ユーザがディスプレイ15に表
示された基本文字画像16を確認し、ユーザはどの変形
処理(変形指定ボタン14a〜14c,・・,の選択)
を何回おこなうかの指定、および文字らしさ度合いの指
定をおこなう(ステップS33)。なお、文字らしさの
度合いは文字認識によって得られる距離値などの文字に
対して算出される数値であれば何であってもよい。ま
た、この例では、その文字が間違いなく認識することが
できる場合に100、文字の形状が崩れて次第に認識で
きなくなり、その文字であることがまったくわからない
場合に0の数値となるような評価尺度が取られる場合を
想定している。
示された基本文字画像16を確認し、ユーザはどの変形
処理(変形指定ボタン14a〜14c,・・,の選択)
を何回おこなうかの指定、および文字らしさ度合いの指
定をおこなう(ステップS33)。なお、文字らしさの
度合いは文字認識によって得られる距離値などの文字に
対して算出される数値であれば何であってもよい。ま
た、この例では、その文字が間違いなく認識することが
できる場合に100、文字の形状が崩れて次第に認識で
きなくなり、その文字であることがまったくわからない
場合に0の数値となるような評価尺度が取られる場合を
想定している。
【0069】つぎに、変形処理部17は、変形処理指定
部13で指定された条件にしたがって、変形処理を実行
する(ステップS34)。つづいて、文字認識部22は
変形処理された文字の認識をおこなう(ステップS3
5)。文字認識結果として、その文字の「文字らしさ」
を反映するような数値が出力される。なお、「文字らし
さ」を反映するような数値であればどのような数値であ
ってもよい。
部13で指定された条件にしたがって、変形処理を実行
する(ステップS34)。つづいて、文字認識部22は
変形処理された文字の認識をおこなう(ステップS3
5)。文字認識結果として、その文字の「文字らしさ」
を反映するような数値が出力される。なお、「文字らし
さ」を反映するような数値であればどのような数値であ
ってもよい。
【0070】つづいて、文字認識結果として出力された
「文字らしさ」数値を参照し、上記指定された条件に合
致するかを判定する(ステップS36)。ここでは、た
とえば、文字らしさが50より大きければつぎの変形処
理に進み、文字らしさが50以下ならば変形処理を終了
する。ステップS36において文字認識結果により文字
らしさ判定がOKであった場合(判定Yes)、最終的
な変形文字画像20を記録紙に印字出力する(ステップ
S37)。一方、ユーザの判定がNGであると判断した
場合(ステップS36、判断No)、ステップS34に
戻り、前回の変形処理にさらに変形を加え、ユーザ判定
がOKとなるまで実行する。
「文字らしさ」数値を参照し、上記指定された条件に合
致するかを判定する(ステップS36)。ここでは、た
とえば、文字らしさが50より大きければつぎの変形処
理に進み、文字らしさが50以下ならば変形処理を終了
する。ステップS36において文字認識結果により文字
らしさ判定がOKであった場合(判定Yes)、最終的
な変形文字画像20を記録紙に印字出力する(ステップ
S37)。一方、ユーザの判定がNGであると判断した
場合(ステップS36、判断No)、ステップS34に
戻り、前回の変形処理にさらに変形を加え、ユーザ判定
がOKとなるまで実行する。
【0071】文字らしさの指標として、図14に示す初
期画像に対し、図15に示す変形処理後の画像のように
文字認識結果の距離が得られ。図14および図15で
は、右上の数値が距離値、大きい文字ほど文字らしさが
低いことを表している。
期画像に対し、図15に示す変形処理後の画像のように
文字認識結果の距離が得られ。図14および図15で
は、右上の数値が距離値、大きい文字ほど文字らしさが
低いことを表している。
【0072】このように、変形された文字画像を認識
し、結果として得られる評価値があらかじめ設定した評
価値の範囲に収まるように、文字の変形操作の回数を制
御する。なお、評価値は、文字としての確からしさを示
す値、たとえば、0が最も確からしく、数が大きいほど
不確か、あるいは、反対に数が大きいほど確からしい、
というものもある。
し、結果として得られる評価値があらかじめ設定した評
価値の範囲に収まるように、文字の変形操作の回数を制
御する。なお、評価値は、文字としての確からしさを示
す値、たとえば、0が最も確からしく、数が大きいほど
不確か、あるいは、反対に数が大きいほど確からしい、
というものもある。
【0073】通常、変形操作を繰り返すほどに、文字の
形は崩れ文字らしくなくなり、文字認識の評価値は次第
に大きくなるので、あらかじめユーザが評価値のしきい
値を設定し、その値を超えたことろで変形処理を停止す
るようにしてもよい。
形は崩れ文字らしくなくなり、文字認識の評価値は次第
に大きくなるので、あらかじめユーザが評価値のしきい
値を設定し、その値を超えたことろで変形処理を停止す
るようにしてもよい。
【0074】なお、上述した図13の動作では文字認識
による文字らしさ判定を自動的に処理したが、処理の途
中に人間を介在させて、前述のようにインタラクティブ
に変形を選択し調整できるようにしてもよい。
による文字らしさ判定を自動的に処理したが、処理の途
中に人間を介在させて、前述のようにインタラクティブ
に変形を選択し調整できるようにしてもよい。
【0075】また、上述してきた変形文字画像の生成
は、特に、ホームページのタイトルや年賀状の文字、文
書のタイトルなど、文字数が少なく、インパクトが求め
られる位置でのデザイン文字として有効である。
は、特に、ホームページのタイトルや年賀状の文字、文
書のタイトルなど、文字数が少なく、インパクトが求め
られる位置でのデザイン文字として有効である。
【0076】ところで、これまで説明してきた文字フォ
ント加工方法を、プログラム化し、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録し、コンピュータ上で実行する
こともできる。また、文字フォント加工方法の一部をネ
ットワーク上に有し、通信回線を通して実現することも
できる。
ント加工方法を、プログラム化し、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録し、コンピュータ上で実行する
こともできる。また、文字フォント加工方法の一部をネ
ットワーク上に有し、通信回線を通して実現することも
できる。
【0077】すなわち、この実施の形態で説明した文字
フォント加工方法は、あらかじめ用意されたプログラム
をパーソナルコンピュータやワークステーションなどの
コンピュータ(CPU)で実行することにより実現され
る。このプログラムは、キーボードの操作などにより、
メモリ、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディ
スク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータ
(CPU)によって記録媒体から読み出されることによ
って実行される。また、必要に応じてこの文字フォント
加工の処理データを通信装置から外部装置に送受信する
ことも可能である。
フォント加工方法は、あらかじめ用意されたプログラム
をパーソナルコンピュータやワークステーションなどの
コンピュータ(CPU)で実行することにより実現され
る。このプログラムは、キーボードの操作などにより、
メモリ、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディ
スク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータ
(CPU)によって記録媒体から読み出されることによ
って実行される。また、必要に応じてこの文字フォント
加工の処理データを通信装置から外部装置に送受信する
ことも可能である。
【0078】また、このプログラムは、上記記録媒体を
介して、インターネットなどのネットワークによってパ
ーソナルコンピュータなどの装置それぞれに配布するこ
とができる。
介して、インターネットなどのネットワークによってパ
ーソナルコンピュータなどの装置それぞれに配布するこ
とができる。
【0079】なお、これまで説明してきた実施の形態で
は、変形対象を文字フォントで生成される文字画像を対
象としたが、内部発生パターンなど他の既存図形など、
あるいは文字に限らない画像変形フィルタなどに適用す
ることもできる。
は、変形対象を文字フォントで生成される文字画像を対
象としたが、内部発生パターンなど他の既存図形など、
あるいは文字に限らない画像変形フィルタなどに適用す
ることもできる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる文
字フォント加工装置(請求項1)によれば、既存のフォ
ント文字からビットマップの基本文字画像を生成し、基
本文字画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1
つ選択し、その注目ピクセルが白または黒のピクセル
で、その周囲8近傍のうち、変形処理指定手段で指定さ
れた指定数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異な
る色である場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ
指定された回数分おこなうため、既存のフォント情報な
どをベースに、個人の好みを反映したインパクトのある
変形文字が得られ、かつ変形処理の範囲を増大させ、ユ
ーザが要求する変形文字に対応することができる。
字フォント加工装置(請求項1)によれば、既存のフォ
ント文字からビットマップの基本文字画像を生成し、基
本文字画像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1
つ選択し、その注目ピクセルが白または黒のピクセル
で、その周囲8近傍のうち、変形処理指定手段で指定さ
れた指定数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異な
る色である場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ
指定された回数分おこなうため、既存のフォント情報な
どをベースに、個人の好みを反映したインパクトのある
変形文字が得られ、かつ変形処理の範囲を増大させ、ユ
ーザが要求する変形文字に対応することができる。
【0081】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項2)によれば、既存のフォント文字からビッ
トマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像を構成
する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、その注
目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、変形処理指定手段で指定された指定数(反転し
きい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に色
を反転する変形処理をおこない、当該変形処理後の文字
を認識し、文字らしさ度合いに達した場合に変形処理を
停止し、その変形文字画像を出力するため、既存のフォ
ント情報などをベースに、変形処理の範囲を増大させ、
ユーザが要求する変形文字に対応することができると共
に、文字画像の変形の度合いを自動的に調整することが
可能になり、文字デザインの統一感を保った変形をおこ
なうことができる。
置(請求項2)によれば、既存のフォント文字からビッ
トマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像を構成
する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、その注
目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、変形処理指定手段で指定された指定数(反転し
きい値)以上が注目ピクセルと異なる色である場合に色
を反転する変形処理をおこない、当該変形処理後の文字
を認識し、文字らしさ度合いに達した場合に変形処理を
停止し、その変形文字画像を出力するため、既存のフォ
ント情報などをベースに、変形処理の範囲を増大させ、
ユーザが要求する変形文字に対応することができると共
に、文字画像の変形の度合いを自動的に調整することが
可能になり、文字デザインの統一感を保った変形をおこ
なうことができる。
【0082】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項3)によれば、既存のフォント文字からビッ
トマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像を構成
する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、その注
目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、変形処理指定手段で指定された指定数(反転し
きい値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反
転する変形処理を、あらかじめ指定された回数分おこな
って変形処理するため、既存のフォント情報などをベー
スに、変形処理の範囲を多彩化させ、ユーザが要求する
変形文字に対応することができる。
置(請求項3)によれば、既存のフォント文字からビッ
トマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像を構成
する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、その注
目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、変形処理指定手段で指定された指定数(反転し
きい値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反
転する変形処理を、あらかじめ指定された回数分おこな
って変形処理するため、既存のフォント情報などをベー
スに、変形処理の範囲を多彩化させ、ユーザが要求する
変形文字に対応することができる。
【0083】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項4)によれば、請求項3において、反転しき
い値を「1」として変形処理をおこなうため、カビが生
えたような変形画像の出力をおこなうことができる。
置(請求項4)によれば、請求項3において、反転しき
い値を「1」として変形処理をおこなうため、カビが生
えたような変形画像の出力をおこなうことができる。
【0084】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項5)によれば、変形処理前および変形途中を
含む変形処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、ユー
ザの確認を促し、その結果をユーザが判定し、その判断
に応じて変形文字画像を出力するため、ユーザの操作性
が向上し、ユーザ要求に対応する処理を迅速におこなう
ことができる。
置(請求項5)によれば、変形処理前および変形途中を
含む変形処理後の文字画像を表示部に逐次表示し、ユー
ザの確認を促し、その結果をユーザが判定し、その判断
に応じて変形文字画像を出力するため、ユーザの操作性
が向上し、ユーザ要求に対応する処理を迅速におこなう
ことができる。
【0085】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項6)によれば、背景色が白で、文字色が黒の
場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピク
セルと異なる色の場合に色を反転するため、白のピクセ
ルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字を
太らせることができる。
置(請求項6)によれば、背景色が白で、文字色が黒の
場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピク
セルと異なる色の場合に色を反転するため、白のピクセ
ルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字を
太らせることができる。
【0086】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項7)によれば、背景色が白で、文字色が黒の
場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピク
セルと異なる色の場合に色を反転するため、黒のピクセ
ルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字を
細らせることができる。
置(請求項7)によれば、背景色が白で、文字色が黒の
場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近傍
のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピク
セルと異なる色の場合に色を反転するため、黒のピクセ
ルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字を
細らせることができる。
【0087】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項8)によれば、指定数(反転しきい値)を、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択し指定する
ことにより、たとえば、反転しきい値が「0」の場合、
ランダムノイズを加えたザラザラした変形、反転しきい
値が「1」の場合、文字の輪郭をザラザラにささくれだ
させる変形、反転しきい値が「2」の場合、文字の輪郭
をザラザラにする(反転しきい値「1」より緩い)変
形、反転しきい値が「3」の場合、文字の輪郭をザラザ
ラにする(反転しきい値「2」より緩い)変形、反転し
きい値が「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにす
る変形、といったように、反転しきい値を変えることに
よって多彩な変形画像を得ることができる。
置(請求項8)によれば、指定数(反転しきい値)を、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択し指定する
ことにより、たとえば、反転しきい値が「0」の場合、
ランダムノイズを加えたザラザラした変形、反転しきい
値が「1」の場合、文字の輪郭をザラザラにささくれだ
させる変形、反転しきい値が「2」の場合、文字の輪郭
をザラザラにする(反転しきい値「1」より緩い)変
形、反転しきい値が「3」の場合、文字の輪郭をザラザ
ラにする(反転しきい値「2」より緩い)変形、反転し
きい値が「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかにす
る変形、といったように、反転しきい値を変えることに
よって多彩な変形画像を得ることができる。
【0088】また、本発明にかかる文字フォント加工装
置(請求項9)によれば、たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
変形処理を繰り返し実行する際、同じ変形処理を実行す
るのではなく、回数に応じて変形処理を変更する、いわ
ゆる異なる変形処理をブレンドすることにより、微妙な
変形が実現し、意図した変形文字画像を作成することが
できる。
置(請求項9)によれば、たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
変形処理を繰り返し実行する際、同じ変形処理を実行す
るのではなく、回数に応じて変形処理を変更する、いわ
ゆる異なる変形処理をブレンドすることにより、微妙な
変形が実現し、意図した変形文字画像を作成することが
できる。
【0089】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項10)によれば、既存のフォント文字を入力
してビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画
像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択
し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定され
た回数分おこなって変形処理するため、既存のフォント
情報などをベースに、変形処理の範囲を増大させ、ユー
ザが要求する変形文字に対応することができる。
法(請求項10)によれば、既存のフォント文字を入力
してビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画
像を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択
し、その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定
数(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色であ
る場合に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定され
た回数分おこなって変形処理するため、既存のフォント
情報などをベースに、変形処理の範囲を増大させ、ユー
ザが要求する変形文字に対応することができる。
【0090】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項11)によれば、既存のフォント文字を入力
しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処理
後の文字を認識し、文字らしさ度合い(文字認識によっ
て得られる距離など)が設定値に達した場合に変形処理
を停止し、その変形文字画像を出力するため、既存のフ
ォント情報などをベースに、変形処理の範囲を増大さ
せ、ユーザが要求する変形文字に対応することができる
と共に、文字画像の変形の度合いを自動的に調整するこ
とが可能になり、文字デザインの統一感を保った変形を
行うことができる。
法(請求項11)によれば、既存のフォント文字を入力
しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)以上が注目ピクセルと異なる色である
場合に色を反転する変形処理をおこない、当該変形処理
後の文字を認識し、文字らしさ度合い(文字認識によっ
て得られる距離など)が設定値に達した場合に変形処理
を停止し、その変形文字画像を出力するため、既存のフ
ォント情報などをベースに、変形処理の範囲を増大さ
せ、ユーザが要求する変形文字に対応することができる
と共に、文字画像の変形の度合いを自動的に調整するこ
とが可能になり、文字デザインの統一感を保った変形を
行うことができる。
【0091】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項12)によれば、既存のフォント文字を入力
しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなって変形処理するため、既存のフォント情報な
どをベースに、変形処理の範囲を多彩化させ、ユーザが
要求する変形文字に対応することができる。
法(請求項12)によれば、既存のフォント文字を入力
しビットマップの基本文字画像を生成し、基本文字画像
を構成する画素(ピクセル)をランダムに1つ選択し、
その注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、変形処理指定工程で指定された指定数
(反転しきい値)が注目ピクセルと異なる色である場合
に色を反転する変形処理を、あらかじめ指定された回数
分おこなって変形処理するため、既存のフォント情報な
どをベースに、変形処理の範囲を多彩化させ、ユーザが
要求する変形文字に対応することができる。
【0092】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項13)によれば、請求項12において、反転
しきい値を「1」として変形処理をおこなうため、カビ
が生えたようなフォント変形方法を実現することができ
る。
法(請求項13)によれば、請求項12において、反転
しきい値を「1」として変形処理をおこなうため、カビ
が生えたようなフォント変形方法を実現することができ
る。
【0093】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項14)によれば、変形処理前および変形処理
後の文字画像を逐次表示し、変形画像に対するユーザの
確認と判断を促し、その判断に応じて変形文字画像を出
力するため、ユーザの操作性が向上すると共に、ユーザ
要求に対応する処理を迅速におこなうことができる。
法(請求項14)によれば、変形処理前および変形処理
後の文字画像を逐次表示し、変形画像に対するユーザの
確認と判断を促し、その判断に応じて変形文字画像を出
力するため、ユーザの操作性が向上すると共に、ユーザ
要求に対応する処理を迅速におこなうことができる。
【0094】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項15)によれば、背景色が白で、文字色が黒
の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近
傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピ
クセルと異なる色の場合に色を反転するため、白のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
を太らせることができる。
法(請求項15)によれば、背景色が白で、文字色が黒
の場合、注目ピクセルが白のピクセルで、その周囲8近
傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピ
クセルと異なる色の場合に色を反転するため、白のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
を太らせることができる。
【0095】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項16)によれば、背景色が白で、文字色が黒
の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近
傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピ
クセルと異なる色の場合に色を反転するため、黒のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
を細らせることができる。
法(請求項16)によれば、背景色が白で、文字色が黒
の場合、注目ピクセルが黒のピクセルで、その周囲8近
傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセルが注目ピ
クセルと異なる色の場合に色を反転するため、黒のピク
セルのみを対象とするので処理が進むにしたがって文字
を細らせることができる。
【0096】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項17)によれば、指定数(反転しきい値)
を、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し指定
することにより、たとえば、反転しきい値が「0」の場
合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形、反転し
きい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラザラにささく
れださせる変形、反転しきい値が「2」の場合、文字の
輪郭をザラザラにする(反転しきい値「1」より緩い)
変形、反転しきい値が「3」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにする(反転しきい値「2」より緩い)変形、反転
しきい値が「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかに
する変形、といったように、反転しきい値を変えること
によって多彩な変形画像を得ることができる。
法(請求項17)によれば、指定数(反転しきい値)
を、「0」から「8」の値の何れか一つから選択し指定
することにより、たとえば、反転しきい値が「0」の場
合、ランダムノイズを加えたザラザラした変形、反転し
きい値が「1」の場合、文字の輪郭をザラザラにささく
れださせる変形、反転しきい値が「2」の場合、文字の
輪郭をザラザラにする(反転しきい値「1」より緩い)
変形、反転しきい値が「3」の場合、文字の輪郭をザラ
ザラにする(反転しきい値「2」より緩い)変形、反転
しきい値が「4」の場合、文字輪郭の凹凸をなめらかに
する変形、といったように、反転しきい値を変えること
によって多彩な変形画像を得ることができる。
【0097】また、本発明にかかる文字フォント加工方
法(請求項18)によれば、たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
変形処理を繰り返し実行する際、同じ変形処理を実行す
るのではなく、回数に応じて変形処理を変更し、異なる
処理をブレンドすることにより、微妙な変形処理が実現
し、ユーザが意図した変形文字画像を作成することがで
きる。
法(請求項18)によれば、たとえば、反転しきい値
「2」の変形処理を20回おこない、その後、反転しき
い値「5」の変形処理を10回おこなうというように、
変形処理を繰り返し実行する際、同じ変形処理を実行す
るのではなく、回数に応じて変形処理を変更し、異なる
処理をブレンドすることにより、微妙な変形処理が実現
し、ユーザが意図した変形文字画像を作成することがで
きる。
【0098】また、本発明にかかるコンピュータ読み取
り可能な記録媒体(請求項19)によれば、、請求項1
0〜18のいずれか一つに記載の文字フォント加工方法
を、コンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
とにより、請求項10〜18のいずれか一つに記載の文
字フォント加工動作をコンピュータによって実現するこ
とができる。
り可能な記録媒体(請求項19)によれば、、請求項1
0〜18のいずれか一つに記載の文字フォント加工方法
を、コンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
とにより、請求項10〜18のいずれか一つに記載の文
字フォント加工動作をコンピュータによって実現するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態1にかかる文字フォント加
工装置の構成を示すブロック図である。
工装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかる文字フォント加
工装置の第1の動作例を示すフローチャートである。
工装置の第1の動作例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態にかかる変形対象のビット
マップ画像例を示す説明図である。
マップ画像例を示す説明図である。
【図4】文字輪郭の凹凸を滑らかにする反転しきい値
「5」の変形処理を100回実行した場合の画像結果の
例を示す説明図である。
「5」の変形処理を100回実行した場合の画像結果の
例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1にかかる文字フォント加
工装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
工装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
【図6】反転しきい値が「0」の場合の変形画像例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】反転しきい値が「1」の場合において、注目ピ
クセルが白または黒で、その周囲8近傍のうち、指定数
(反転しきい値)以上のピクセルが注目ピクセルと異な
る色の場合に色を反転する変形画像例を示す説明図であ
る。
クセルが白または黒で、その周囲8近傍のうち、指定数
(反転しきい値)以上のピクセルが注目ピクセルと異な
る色の場合に色を反転する変形画像例を示す説明図であ
る。
【図8】反転しきい値が「2」の場合の変形画像例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図9】反転しきい値が「3」の場合の変形画像例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】反転しきい値が「4」の場合の変形画像例を
示す。
示す。
【図11】反転しきい値が「1」の場合において、注目
ピクセルが白または黒で、その周囲8近傍のうち、指定
数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセルと異なる
色の場合に色を反転する変形画像例を示す説明図であ
る。
ピクセルが白または黒で、その周囲8近傍のうち、指定
数(反転しきい値)のピクセルが注目ピクセルと異なる
色の場合に色を反転する変形画像例を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態2にかかる文字フォント
加工装置の構成を示すブロック図である。
加工装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態2にかかる文字フォント
加工装置の動作例を示すフローチャートである。
加工装置の動作例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態2にかかる初期画像およ
びその文字らしさを示す説明図である。
びその文字らしさを示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態2にかかる変形処理後の
画像およびその文字らしさを示す説明図である。
画像およびその文字らしさを示す説明図である。
10 基本文字画像生成部 11 ビットマップ展開部(A) 12 イメージメモリ(A) 13 変形処理指定部 15 ディスプレイ 16 基本文字画像 17 変形処理部 18 ビットマップ展開部(B) 19 イメージメモリ(B) 20 変形文字画像 21 画像出力部 22 文字認識部 24 文字らしさ判定部 25 文字らしさ評価設定部
Claims (19)
- 【請求項1】 変形対象の文字フォントに関する情報を
入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成手段と、 前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像に対す
る指定数(反転しきい値)および変形処理回数を指定す
る変形処理指定手段と、 前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像を構成
する各ピクセルに対し、ランダムに1ピクセルを選択
し、注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、前記指定数(反転しきい値)以上が注目
ピクセルと異なる色である場合に色を反転する変形処理
を前記変形処理回数おこなう変形処理手段と、 前記変形処理手段で変形処理された変形文字画像を出力
する出力手段と、 を備えたことを特徴とする文字フォント加工装置。 - 【請求項2】 変形対象の文字フォントに関する情報を
入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成手段と、 前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像に対す
る指定数(反転しきい値)および変形処理回数を指定す
る変形処理指定手段と、 前記基本文字生成手段で生成された基本文字画像を構成
する各ピクセルに対し、ランダムに1ピクセルを選択
し、注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、前記指定数(反転しきい値)以上が注目
ピクセルと異なる色である場合に色を反転する変形処理
を前記変形処理回数おこなう変形処理手段と、 前記変形処理手段で変形処理された変形文字画像の文字
認識をおこなう文字認識手段と、 あらかじめ文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定
手段と、 前記文字認識手段の文字認識結果から前記文字らしさ度
合いを判定する文字らしさ判定手段と、 前記文字らしさ判定手段による判定結果が、あらじめ設
定された値に達した場合、前記変形処理手段で変形処理
された変形文字画像を出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする文字フォント加工装置。 - 【請求項3】 前記変形処理手段は、前記基本文字生成
手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1ピ
クセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセル
で、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
る変形処理を前記変形処理回数おこなうことを特徴とす
る請求項1または2に記載の文字フォント加工装置。 - 【請求項4】 前記指定数(反転しきい値)は、「1」
として選択されることを特徴とする請求項3に記載の文
字フォント加工装置。 - 【請求項5】 さらに、前記基本文字画像および前記変
形文字画像を表示する表示手段を備え、 前記出力手段は、ユーザの判定結果にしたがって変形文
字画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の文
字フォント加工装置。 - 【請求項6】 前記変形処理手段は、前記基本文字生成
手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1ピ
クセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセル
が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の文字フォント
加工装置。 - 【請求項7】 前記変形処理手段は、前記基本文字生成
手段で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1ピ
クセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、その
周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセル
が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の文字フォント
加工装置。 - 【請求項8】 前記指定数(反転しきい値)は、「0」
から「8」の値の何れか一つから選択されることを特徴
とする請求項1または2に記載の文字フォント加工装
置。 - 【請求項9】 前記変形処理回数は、前記指定数(反転
しきい値)毎に設定されることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の文字フォント加工装置。 - 【請求項10】 変形対象の文字フォントに関する情報
を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、 前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に対す
る複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定する変
形処理指定工程と、 前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像を構成
する各ピクセルに対し、ランダムに1ピクセルを選択
し、注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、前記指定数(反転しきい値)以上が注目
ピクセルと異なる色である場合に色を反転する変形処理
を前記変形処理回数おこなう変形処理工程と、 前記変形処理工程で変形処理された変形文字画像を出力
する出力工程と、 を含むことを特徴とする文字フォント加工方法。 - 【請求項11】 変形対象の文字フォントに関する情報
を入力し、基本文字画像を生成する基本文字生成工程
と、 前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像に対す
る複数の指定数(反転しきい値)を選択し、指定する変
形処理指定工程と、 前記基本文字生成工程で生成された基本文字画像を構成
する各ピクセルに対し、ランダムに1ピクセルを選択
し、注目ピクセルが白または黒のピクセルで、その周囲
8近傍のうち、前記指定数(反転しきい値)以上が注目
ピクセルと異なる色である場合に色を反転する変形処理
を前記変形処理回数おこなう変形処理工程と、 前記変形処理工程で変形処理された変形文字画像の文字
認識をおこなう文字認識工程と、 あらかじめ文字らしさ度合いを設定する文字らしさ設定
工程と、 前記文字認識工程の文字認識結果から前記文字らしさ度
合いを判定する文字らしさ判定工程と、 前記文字らしさ判定工程による判定結果が、あらじめ設
定された値に達した場合、前記変形処理工程で変形処理
された変形文字画像を出力する出力工程と、 を含むことを特徴とする文字フォント加工方法。 - 【請求項12】 前記変形処理工程は、前記基本文字生
成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白または黒のピクセ
ルで、その周囲8近傍のうち、前記指定数(反転しきい
値)が注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転す
る変形処理を前記変形処理回数おこなうことを特徴とす
る請求項10または11に記載の文字フォント加工方
法。 - 【請求項13】 前記指定数(反転しきい値)は、
「1」として選択されることを特徴とする請求項12に
記載の文字フォント加工方法。 - 【請求項14】 前記出力工程は、ユーザの判定結果に
したがって変形文字画像を出力することを特徴とする請
求項10または11に記載の文字フォント加工方法。 - 【請求項15】 前記変形処理工程は、前記基本文字生
成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが白のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の文字フ
ォント加工方法。 - 【請求項16】 前記変形処理工程は、前記基本文字生
成工程で生成された基本文字画像に対し、ランダムに1
ピクセルを選択し、注目ピクセルが黒のピクセルで、そ
の周囲8近傍のうち、指定数(反転しきい値)のピクセ
ルが注目ピクセルと異なる色である場合に色を反転する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の文字フ
ォント加工方法。 - 【請求項17】 前記指定数(反転しきい値)は、
「0」から「8」の値の何れか一つから選択されること
を特徴とする請求項10または11に記載の文字フォン
ト加工方法。 - 【請求項18】 前記変形処理回数は、前記指定数(反
転しきい値)毎に設定されることを特徴とする請求項1
0または11に記載の文字フォント加工方法。 - 【請求項19】 前記請求項10〜18の何れか一つに
記載の文字フォント加工方法を、コンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000119696A JP2001306057A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 文字フォント加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000119696A JP2001306057A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 文字フォント加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001306057A true JP2001306057A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18630623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000119696A Pending JP2001306057A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 文字フォント加工装置および文字フォント加工方法、並びに文字フォント加工方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001306057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008286928A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Yazaki Corp | 表示装置 |
-
2000
- 2000-04-20 JP JP2000119696A patent/JP2001306057A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008286928A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Yazaki Corp | 表示装置 |
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