JP2007301857A - 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法 - Google Patents

印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法 Download PDF

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真一 荒崎
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Abstract

【課題】強調したい部分の文字を強調させた状態で着色材料の節約を行うのに好適な印刷
装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印
刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法を提供する。
【解決手段】印刷対象データが文書データであるか否かを解析すると共に、文書データの
構成内容を解析するデータ解析部12と、データ解析部12の解析結果及び濃度変更情報
記憶部16に記憶された濃度変更情報に基づき、着色材料の使用量が通常印刷時よりも節
約され且つ文書中の強調文字が読み難くならないように文書データを加工する文書データ
加工部14と、加工後の文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成部
20と、印刷用データに基づき印刷を実行する印刷部22とを含んだ構成となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷に使用するインクやトナーなどの着色材料を節約するのに好適な印刷装
置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷
用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法に関する。
従来、印刷装置において、インクやトナーなどの着色材料の使用量削減を狙って印刷物
を印刷するにあたり、印刷濃度を通常印刷時よりも低下させ、着色材料の使用量(インク
量やトナー量など)を節約する節約モードが存在する。そのモードでは、印刷する文字や
画像などの濃度を一様に低下させ、印刷に用いるインク量、トナー量などを減らすことに
よって節約を実現している。
このような、印刷時のインク量を削減(節約)する従来技術に関しては、例えば、特許
文献1に記載のファクシミリ装置、特許文献2に記載のカラー印刷装置などがある。
特許文献1の従来技術は、印字データの黒画素数をカウントし、このカウント値が予め
設定した一定値を越えている場合に、印字データの間引き処理を行って印字濃度を低下さ
せ、多くのトナーを使用する黒画像データを薄く印刷することによって、トナーの使用量
を節約するものである。
また、特許文献2の従来技術は、画像データからべた黒の文字のみを判別し、判別され
たべた黒の文字の塗り部分のドットの間引き、もしくは濃度を落とすことで、べた黒の文
字部分の印刷に使用するトナーの使用量を節約するものである。
特開平9−98284号公報 特開2004−268286号公報
ところで、カラー文字文書をモノクロにて印刷するにあたり、カラーからモノクロへと
変換して印刷すると、モノクロで記載されていた文字は、濃度が変動せずにそのまま印刷
されるか、あるいはほとんど変動しない状態で印刷されることになるが、強調などの意味
で色付けしていた文字データは、カラーで表現されていた場合と同じ濃度、あるいは、黒
との印刷部分との区別をするために、薄い濃度にて印刷されるようになっている。つまり
、強調したいという意図にて色付けされていた部分において、逆に濃度が薄くなり、強調
したい部分が目立たなくなるという問題が生じていた。
このように、カラー文字文書をモノクロにて印刷する際に、上記特許文献1及び特許文
献2の技術を適用すると、カラー文字部分に加えて黒文字部分も薄く印刷されるため、色
付けした文字などはさらに目立たなくなり、内容を読むことが難しい状況になってしまう
恐れがある。特に、文書において強調したい部分などには、カラー文字が使用されている
ケースが多く、間引きによって黒文字部分を薄く印刷することによって、色付けした部分
との見分けがつかなくなり、文字が強調されるどころか、逆に印象が薄くなってしまうと
いった問題が発生する恐れがある。
また、黒文字以外の色の文字で構成されるカラー文字文書をモノクロで印刷すると、前
記同様に、カラー文字部分が薄く印刷されてしまうため、例えば、大部分が青文字で構成
され、強調部分が赤文字で構成されているようなカラー文書をモノクロに変換して印刷す
る場合は、青文字も赤文字も両方とも薄く印刷され、強調部分が意味をなさなくなる上に
、文書全体が非常に読みにくい状態となる恐れがある。
また、上記特許文献1及び特許文献2の従来技術においては、黒文字のみの濃度を落と
すことで着色材料の使用量を低減するようにしているため、黒以外の色の文字で構成され
る文書については、着色材料の節約を行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたも
のであって、強調したい部分の文字を強調させた状態で着色材料の節約を行うのに好適な
印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置
、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法を提供することを目的としてい
る。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の印刷装置は、
文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置であって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更手段と、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理手段と、
前記濃度情報変更手段で濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理手段で強調化処理の
施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷手段と、を備えることを特徴としている
このような構成であれば、濃度情報変更手段によって、前記文書中の文字のうち、使用
頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低い印刷濃度で印刷されるように、
前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報を変更することが可能であり、強
調化処理手段によって、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一
部が強調されて印刷されるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対し
て強調化処理を施すことが可能である。
更に、印刷用データ生成手段によって、前記濃度情報変更手段で濃度情報が変更され、
且つ前記強調化処理手段で強調化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成
することが可能であり、印刷手段によって、前記印刷用データに基づき印刷を実行するこ
とが可能である。
従って、使用頻度の最も高い色の文字は、通常よりもインクやトナー等の着色材料の使
用量を低減して印刷することができ、それ以外の文字の少なくとも一部は、強調して印刷
することができるので、例えば、強調目的で色づけされたと推測される文字(使用頻度が
二番目以降の文字)の濃度を通常よりも濃くしたり、文字飾りを付与したりするなどして
強調して印刷することができるので、強調目的の文字を読みやすい状態で印刷しつつ、着
色材料の使用量を節約することができるという効果が得られる。特に、カラー文書をモノ
クロ文書に変換して印刷するような場合に、通常ならば薄く印刷されてしまうような文字
を強調して印刷できるので、着色材料の節約に加え、強調部分の文字を読みやすい状態で
(例えば、明瞭に)印刷することができる。
ここで、文書データは、文字情報、画像情報、文字や画像のパレット情報、文書や画像
のレイアウト情報(レイアウトテンプレート情報)などから構成される。つまり、文書デ
ータとしては、ワープロソフト等で作成された文書データ等が含まれる。また、文書デー
タの中には、文字情報、パレット情報のみのもの、文字情報、パレット情報及びレイアウ
ト情報のみのものなど画像情報を含まない構成のものや、画像情報に重ねて文字情報が挿
入された構成のものなどもある。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置
制御方法」の形態、「印刷用データ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」
の形態、「印刷用データ生成方法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じ
である。
また、文字データは、文字情報、パレット情報などを含んで構成されるデータである。
以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置制御方法」の形態、「印刷用デー
タ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」の形態、「印刷用データ生成方法
」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じである。
また、濃度情報変更手段は、例えば、カラーの文書データに含まれるパレット情報など
から各文字データの文字色毎の文字数を計数して各文字色毎の使用頻度を求めて、最も高
い使用頻度の文字色を決定したり、予め黒文字などの特定の文字色を最も使用頻度の高い
文字色と決定したりする。そして、この決定した最も使用頻度の高い文字色の文字データ
に対して濃度変更処理を実行する。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装
置制御方法」の形態、「印刷用データ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム
」の形態、「印刷用データ生成方法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同
じである。
また、通常の印刷濃度とは、上記特許文献1や特許文献2などのようなトナーの使用量
を節約する処理を行わずに印刷した場合の濃度のことであり、例えば、文書データなどの
パレット情報の示す濃度に忠実に従って生成した印刷用データに基づいて印刷した場合の
濃度のことである。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置制御方法」の
形態、「印刷用データ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」の形態、「印
刷用データ生成方法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じである。
また、強調化処理とは、処理対象の文字が印刷されたときに、その文字が着色材料を節
約して印刷した文字よりも目立つようにする処理であって、例えば、文字データのパレッ
ト情報に含まれる濃度情報を、通常の濃度よりも高い濃度で印刷されるように変更したり
、対象の文字データに文字飾りデータを付与したり、太字や斜体などの特殊設定を追加し
たりする処理などがある。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置制御方
法」の形態、「印刷用データ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」の形態
、「印刷用データ生成方法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じである
また、印刷用データとは、印刷手段が印刷用紙等の印刷に用いる媒体に形成するドット
のサイズ及び配置(形成)位置のデータなどを含んで構成されるものである。このドット
サイズには、「ドットなし」を含む2種類以上のドットサイズがある。また、文字データ
を構成する各画素値に対して1つのドットが対応する場合と、各画素値に対して、複数の
ドットが対応する場合とがある。例えば、1画素を複数のドットで形成することにより、
各階調を面積階調で表現することができるので、少ないサイズ種類のドットで、様々な階
調を表現することができる。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置制御
方法」の形態、「印刷用データ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」の形
態、「印刷用データ生成方法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じであ
る。
〔形態2〕 更に、形態2の印刷装置は、形態1の印刷装置において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
このような構成であれば、文書中において最も使用頻度の高い色の文字が通常より薄い
濃度で印刷され、文書中において二番目以降に使用頻度の高い文字の少なくとも一部が通
常よりも濃い濃度で印刷されるので、例えば、強調目的と推測される色の文字を強調しつ
つ通常に印刷するよりも着色材料の使用量が節約される印刷を実行することができるとい
う効果が得られる。また、形態1と同様に、カラー文書をモノクロに変換して印刷する場
合に、例えば、当該カラー文書において黒文字が最も使用頻度が高いとすると、黒文字と
その他の色の文字との間の濃淡がはっきりと分かれた状態(コントラストが高い状態)と
なるように、その他の色の文字を通常よりも高い濃度で印刷することができるので、強調
部分の文字を読みやすい状態で(明瞭に)印刷することができるという効果が得られる。
〔形態3〕 更に、形態3の印刷装置は、形態2の印刷装置において、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

このような構成であれば、使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高く
なるように印刷することが可能である。
一般に、強調したい文字は赤などで印字し、さらに区分けしたい場合などに他の色(青
などの色)を使用することが多い。例えば、色分けした中で最も使用頻度の高い文字を最
も高い濃度で印刷し、その他の色分けした文字を、これよりも低い濃度で且つ節約対象の
文字よりも高い濃度で印刷することで、色分けした中でも強調度合いを変えることができ
、より強調目的の文字を読みやすくすることができるという効果が得られる。
ここで、二番目以降に使用頻度の高い文字の少なくとも一部とは、例えば、文書データ
に4色の文字データが含まれている場合に、4色がそれぞれ異なる使用頻度であるとして
、使用頻度が二番目以降の3色のうち、少なくとも1色以上を一部としたり(この場合は
、文字色で区分け)、同じ文字色中の特定文字を含むもののみを一部としたりしても良い
。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態、「印刷装置制御方法」の形態、「印刷用デ
ータ生成装置」の形態、「印刷用データ生成プログラム」の形態、「印刷用データ生成方
法」の形態、実施の形態の欄などの記載などにおいて同じである。
〔形態4〕 更に、形態4の印刷装置は、形態1乃至3のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
このような構成であれば、文書中において最も使用頻度の高い色の文字が通常より薄い
濃度で印刷され、文書中において二番目以降に使用頻度の高い文字の少なくとも一部が文
字飾りの付与された状態で印刷されるので、強調目的と推測される色の文字を強調しつつ
通常に印刷するよりも着色材料の使用量が節約される印刷を実行することができるという
効果が得られる。また、形態1と同様に、カラー文書をモノクロに変換して印刷する場合
に、例えば、当該カラー文書において黒文字が最も使用頻度が高いとすると、薄く印刷さ
れる黒文字に対して、その他の色の文字には文字飾りが付与されるので、その他の色の文
字が薄く印刷されても、文字飾り(下線や囲み線など)によって目立たせることができる
ので、強調部分の文字を読みやすい状態で印刷することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の印刷装置は、形態1乃至4のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記強調化処理手段は、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調化処理を施す
ことを特徴としている。
このような構成であれば、カラー文書をモノクロ文書に変換して印刷するような場合に
、使用頻度が二番目以降の色の文字の少なくとも一部に対して、強調化処理を施すように
したので、前述したように、強調するために色づけした文字が通常ならば薄く印刷されて
しまうような場合に、強調化処理によって強調して印刷することができるので、着色材料
の節約に加え、強調部分の文字を読みやすい状態で(明瞭に)印刷することができるとい
う効果が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6の印刷装置は、形態1乃至5のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記濃度情報変更手段は、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文字飾りの付与
された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を、通常の印刷
濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴としている。
このような構成であれば、色分けによる強調以外にも、使用頻度の最も高い文字色の文
字において文字飾りや、斜体、太字などの特殊設定などによって強調されている文字があ
る場合に、その文字を強調して印刷することができるので、着色材料の節約に加え、文字
飾りや特殊設定などで強調された文字についても読みやすい状態で印刷することができる
という効果が得られる。これにより、例えば、全て黒文字で文書が構成されいている場合
などに、文字飾りや特殊設定などで強調された文字についても強調して印刷することが可
能である。
〔形態7〕 更に、形態7の印刷装置は、形態6の印刷装置において、
前記印刷濃度変更手段は、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくとも一方に対す
る濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行う
ことを特徴としている。
このような構成であれば、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくとも一方に対す
る濃度変更内容が設定されたデータテーブルなどから構成される濃度変更情報に基づき、
使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文字飾りの付与された文字及び特殊設定の文字の
少なくとも一方の文字データの濃度情報を変更することが可能となる。つまり、濃度変更
情報を改変したりすることで、様々なケース(文字飾りの種類及び特殊設定の種類)に簡
易に対応できる。従って、例えば、ユーザが自由に濃度変更情報を設定できるようにする
ことで、ユーザ毎に固有の濃度変更情報を用いて濃度情報の変更処理を行うことができる
ので、ユーザの好みに応じた印刷結果を得られる変更処理を行うことができるという効果
が得られる。
〔形態8〕 更に、形態8の印刷装置は、形態1乃至7のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記強調化処理手段は、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内容に係る情報
を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内容が設定された
データテーブルなどから構成される濃度変更情報に基づき処理対象の文字データの濃度情
報を変更することが可能となる。つまり、濃度変更情報を改変したりすることで、各順位
に対する濃度情報の変更内容を簡易に変更できる。従って、例えば、ユーザが自由に濃度
変更情報を設定できるようにすることで、ユーザ毎に固有の濃度変更情報を用いて濃度情
報の変更処理を行うことができるので、ユーザの好みに応じた印刷結果を得られる変更処
理を行うことができるという効果が得られる。
〔形態9〕 更に、形態9の印刷装置は、形態1乃至7のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記強調化処理手段は、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報
に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、各文字色に対する濃度変更内容が設定されたデータテーブル
などから構成される濃度変更情報に基づき処理対象の文字データの濃度情報を変更するこ
とが可能となる。つまり、濃度変更情報を改変したりすることで、各色毎に対する濃度情
報の変更内容を簡易に変更できる。従って、例えば、ユーザが自由に濃度変更情報を設定
できるようにすることで、ユーザ毎に固有の濃度変更情報を用いて濃度情報の変更処理を
行うことができるので、ユーザの好みに応じた印刷結果を得られる変更処理を行うことが
できるという効果が得られる。
〔形態10〕 更に、形態10の印刷装置は、形態7乃至9のいずれか1の印刷装置に
おいて、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択手段を備え、
前記濃度変更情報選択手段で選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの濃度
情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、濃度変更情報選択手段によって、濃度変更内容のそれぞれ異
なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用いる濃度変更情報を選択するこ
とが可能であり、これにより、前記濃度変更情報選択手段で選択された濃度変更情報に基
づき、前記文字データの濃度情報の変更処理を行うことが可能である。
つまり、濃度変更情報選択手段によって、例えば、複数種類の濃度変更情報の中からユ
ーザが任意の濃度変更情報を選択できるようにすることで、文書データの種類などに応じ
て、ユーザは簡易に好みの印刷結果の得られる濃度変更情報を選択して濃度変更処理を実
行することができるという効果が得られる。また、濃度変更情報選択手段によって、例え
ば、文書データの種類に応じて、濃度変更情報を自動で選択するようにすることで、ユー
ザを煩わせることなく、簡易に、比較的適切な濃度変更処理を実行することができるとい
う効果が得られる。
〔形態11〕 更に、形態11の印刷装置は、形態7乃至10のいずれか1の印刷装置
において、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定手段を備え、
前記強調化処理手段は、前記濃度変更内容指定手段で指定された濃度変更内容に基づき
、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
このような構成であれば、濃度変更内容指定手段によって、前記濃度変更内容を指定す
ることが可能であり、前記強調化処理手段は、前記濃度変更内容指定手段で指定された濃
度変更内容に基づき、前記強調化処理を施すことが可能である。
つまり、強調化処理を施す文字色を指定したり、強調化処理を施す文字飾りの種類を指
定したりするなどが可能となるので、ユーザは、簡易に任意の濃度変更内容で濃度変更処
理を行わせることができるという効果が得られる。これにより、例えば、使用頻度が二番
目以降に高い文字色のうち任意の文字色に対して強調化処理を実行し、他の色の文字に対
しては強調化処理を実行しないなどの変更内容を設定することが可能となる。
〔形態12〕 更に、形態12の印刷装置は、形態1乃至11のいずれか1の印刷装置
において、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段で画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字画像
データが含まれるか否かを判定する第2判定手段とを備え、
前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データに対
して、前記使用頻度算出手段、前記濃度情報変更手段及び前記強調化処理手段の各処理を
行うことを特徴としている。
このような構成であれば、第1判定手段によって、前記文書データが画像データを含む
か否かを判定することが可能であり、第2判定手段によって、前記第1判定手段で画像デ
ータを含むと判定されたときに、当該画像データに文字画像データが含まれるか否かを判
定することが可能であり、前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに、
当該文字画像データに対して、前記使用頻度算出手段、前記濃度情報変更手段及び前記強
調化処理手段の各処理を行うことが可能である。
従って、文書データ中の画像に文字画像があるような場合にも、当該文字画像データの
印刷において、着色材料を節約し且つ強調目的の文字については強調して印刷することが
できるので、文書データ中の画像に文字画像があるような場合でも適切に着色材料の節約
及び強調目的の文字の強調印刷を行うことができるという効果が得られる。
〔形態13〕 更に、形態13の印刷装置は、形態12の印刷装置において、
前記濃度情報変更手段は、前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに
、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対して、当該画像デー
タの画像の印刷濃度が一様に低減するように当該画像データの濃度情報を変更することを
特徴としている。
このような構成であれば、文書データ中の文字画像データ以外の画像データの印刷につ
いても、着色材料の節約をすることができるので、より着色材料の使用量を節約した印刷
を行うことができるという効果が得られる。
〔形態14〕 一方、上記目的を達成するために、形態14の印刷装置制御プログラム
は、
文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置を制御するのに使用する印刷装置制御プ
ログラムであって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更ステップと、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理ステップと、
前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
と、
前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷ステップとからなる処理をコンピュータ
に実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は
中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピ
ュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって
前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実
現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部
を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うこと
ができる。以下、「印刷装置制御プログラム」の形態において同じである。
〔形態15〕 更に、形態15の印刷装置制御プログラムは、形態14の印刷装置制御
プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態16〕 更に、形態16の印刷装置制御プログラムは、形態15の印刷装置制御
プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態17〕 更に、形態17の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至16のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態18〕 更に、形態18の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至17のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調
化処理を施すことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態19〕 更に、形態19の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至18のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文
字飾りの付与された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を
、通常の印刷濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴として
いる。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態20〕 更に、形態20の印刷装置制御プログラムは、形態19の印刷装置制御
プログラムにおいて、
前記印刷濃度変更ステップにおいては、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくと
も一方に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変
更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態21〕 更に、形態21の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至20のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内
容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴と
している。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態22〕 更に、形態22の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至20のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む
濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態23〕 更に、形態23の印刷装置制御プログラムは、形態20乃至22のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択ステップをコンピュータに実行させるのに使
用するプログラムを含み、
前記濃度変更情報選択ステップで選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの
濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態10の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態24〕 更に、形態24の印刷装置制御プログラムは、形態20乃至23のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定ステップをコンピュータに実行させるの
に使用するプログラムを含み、
前記強調化処理ステップにおいては、前記濃度変更内容指定ステップで指定された濃度
変更内容に基づき、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態11の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態25〕 更に、形態25の印刷装置制御プログラムは、形態14乃至24のいず
れか1の印刷装置制御プログラムにおいて、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定ステップと、
前記第1判定ステップで画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字
画像データが含まれるか否かを判定する第2判定ステップとからなる処理をコンピュータ
に実行させるのに使用するプログラムを含み、
前記第2判定ステップで文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データ
に対して、前記使用頻度算出ステップ、前記濃度情報変更ステップ及び前記強調化処理ス
テップの各処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態12の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態26〕 更に、形態26の印刷装置制御プログラムは、形態25の印刷装置制御
プログラムにおいて、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記第2判定ステップで文字画像データを含む
と判定したときに、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対し
て、当該画像データの画像の印刷濃度が一様に低減するように前記画像データの濃度情報
を変更することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態13の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態27〕 一方、上記目的を達成するために、形態27のコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体は、形態14乃至26のいずれか1の印刷装置制御プログラムの記憶された
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態14乃至26のいずれか1の印刷装置制御プ
ログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態28〕 一方、上記目的を達成するために、形態28の印刷装置制御方法は、
文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置を制御するのに使用する印刷装置制御方
法であって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更ステップと、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理ステップと、
前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
と、
前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷ステップと、を含むことを特徴としてい
る。
これによって、形態1の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態29〕 更に、形態28の印刷装置制御方法は、形態27の印刷装置制御方法に
おいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
これによって、形態2の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態30〕 更に、形態30の印刷装置制御方法は、形態29の印刷装置制御方法に
おいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

これによって、形態3の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態31〕 更に、形態31の印刷装置制御方法は、形態28乃至30のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
これによって、形態4の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態32〕 更に、形態32の印刷装置制御方法は、形態28乃至31のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調
化処理を施すことを特徴としている。
これによって、形態5の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態33〕 更に、形態33の印刷装置制御方法は、形態28乃至32のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文
字飾りの付与された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を
、通常の印刷濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴として
いる。
これによって、形態6の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態34〕 更に、形態34の印刷装置制御方法は、形態33の印刷装置制御方法に
おいて、
前記印刷濃度変更ステップにおいては、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくと
も一方に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変
更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態7の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態35〕 更に、形態35の印刷装置制御方法は、形態28乃至34のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内
容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴と
している。
これによって、形態8の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態36〕 更に、形態36の印刷装置制御方法は、形態28乃至34のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む
濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態9の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態37〕 更に、形態37の印刷装置制御方法は、形態34乃至36のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択ステップを含み、
前記濃度変更情報選択ステップで選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの
濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態10の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態38〕 更に、形態38の印刷装置制御方法は、形態34乃至37のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定ステップを含み、
前記強調化処理ステップにおいては、前記濃度変更内容指定ステップで指定された濃度
変更内容に基づき、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
これによって、形態11の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態39〕 更に、形態39の印刷装置制御方法は、形態28乃至38のいずれか1
の印刷装置制御方法において、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定ステップと、
前記第1判定ステップで画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字
画像データが含まれるか否かを判定する第2判定ステップとを含み、
前記第2判定ステップで文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データ
に対して、前記使用頻度算出ステップ、前記濃度情報変更ステップ及び前記強調化処理ス
テップの各処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態12の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態40〕 更に、形態40の印刷装置制御方法は、形態39の印刷装置制御方法に
おいて、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記第2判定ステップで文字画像データを含む
と判定したときに、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対し
て、当該画像データの画像の印刷濃度が一様に低減するように前記画像データの濃度情報
を変更することを特徴としている。
これによって、形態13の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態41〕 一方、上記目的を達成するために、形態41の印刷用データ生成装置は

文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
る印刷用データ生成装置であって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更手段と、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理手段と、
前記濃度情報変更手段で濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理手段で強調化処理の
施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、を備える
ことを特徴としている。
すなわち、本形態は、前記印刷装置のような実際に印刷を実行するための印刷手段を含
むものではなく、文書データに基づいて印刷用データを生成することに特化したものであ
る。
このような構成であれば、形態1の印刷装置と同様の作用及び効果を得ることができる
と共に、例えば、本形態で生成した印刷用データを印刷装置に送るだけで、当該印刷装置
で印刷処理を実行できる構成とすることが可能となるので、専用の印刷装置を用意するこ
となく、既存のインクジェット方式やレーザー方式などの印刷装置をそのまま利用するこ
とができる。
また、PC(Personal Computer)などの汎用の情報処理装置を利用することができる
ため、PCなどの印刷指示装置と、インクジェットプリンタ、レーザープリンタなどのプ
リンタ装置とからなる既存の印刷システムをそのまま活用することができる。
〔形態42〕 更に、形態42の印刷用データ生成装置は、形態41の印刷用データ生
成装置において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
これによって、形態2の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態43〕 更に、形態43の印刷用データ生成装置は、形態42の印刷用データ生
成装置において、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

これによって、形態3の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態44〕 更に、形態44の印刷用データ生成装置は、形態41乃至43のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
これによって、形態4の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態45〕 更に、形態45の印刷用データ生成装置は、形態41乃至44のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記強調化処理手段は、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調化処理を施す
ことを特徴としている。
これによって、形態5の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態46〕 更に、形態46の印刷用データ生成装置は、形態41乃至45のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記濃度情報変更手段は、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文字飾りの付与
された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を、通常の印刷
濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴としている。
これによって、形態6の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態47〕 更に、形態47の印刷用データ生成装置は、形態46の印刷用データ生
成装置において、
前記印刷濃度変更手段は、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくとも一方に対す
る濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行う
ことを特徴としている。
これによって、形態7の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態48〕 更に、形態48の印刷用データ生成装置は、形態41乃至47のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記強調化処理手段は、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内容に係る情報
を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態8の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態49〕 更に、形態49の印刷用データ生成装置は、形態41乃至47のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記強調化処理ステップにおいては、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む
濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態9の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態50〕 更に、形態50の印刷用データ生成装置は、形態47乃至49のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択手段を備え、
前記濃度変更情報選択手段で選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの濃度
情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態10の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態51〕 更に、形態51の印刷用データ生成装置は、形態47乃至50のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定手段を備え、
前記強調化処理手段は、前記濃度変更内容指定手段で指定された濃度変更内容に基づき
、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
これによって、形態11の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態52〕 更に、形態52の印刷用データ生成装置は、形態41乃至51のいずれ
か1の印刷用データ生成装置において、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段で画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字画像
データが含まれるか否かを判定する第2判定手段とを備え、
前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データに対
して、前記使用頻度算出手段、前記濃度情報変更手段及び前記強調化処理手段の各処理を
行うことを特徴としている。
これによって、形態12の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態53〕 更に、形態53の印刷用データ生成装置は、形態52の印刷用データ生
成装置において、
前記濃度情報変更手段は、前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに
、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対して、当該画像デー
タの画像の印刷濃度が一様に低減するように前記画像データの濃度情報を変更することを
特徴としている。
これによって、形態13の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態54〕 一方、上記目的を達成するために、形態54の印刷用データ生成プログ
ラムは、
文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
る印刷用データ生成プログラムであって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更ステップと、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理ステップと、
前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
とからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴と
している。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態55〕 更に、形態55の印刷用データ生成プログラムは、形態54の印刷用デ
ータ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態56〕 更に、形態56の印刷用データ生成プログラムは、形態55の印刷用デ
ータ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態57〕 更に、形態57の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至56の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態58〕 更に、形態58の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至57の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調
化処理を施すことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態59〕 更に、形態59の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至58の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文
字飾りの付与された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を
、通常の印刷濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴として
いる。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態60〕 更に、形態60の印刷用データ生成プログラムは、形態59の印刷用デ
ータ生成プログラムにおいて、
前記印刷濃度変更ステップにおいては、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくと
も一方に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変
更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態61〕 更に、形態61の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至60の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内
容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴と
している。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態62〕 更に、形態62の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至60の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記強調化処理ステップにおいては、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む
濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9の印刷装置と同等の作用
及び効果が得られる。
〔形態63〕 更に、形態63の印刷用データ生成プログラムは、形態60乃至62の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択ステップをコンピュータに実行させるのに使
用するプログラムを含み、
前記濃度変更情報選択ステップで選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの
濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態10の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態64〕 更に、形態64の印刷用データ生成プログラムは、形態60乃至63の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定ステップをコンピュータに実行させるの
に使用するプログラムを含み、
前記強調化処理ステップにおいては、前記濃度変更内容指定ステップで指定された濃度
変更内容に基づき、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態11の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態65〕 更に、形態65の印刷用データ生成プログラムは、形態54乃至64の
いずれか1の印刷用データ生成プログラムにおいて、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定ステップと、
前記第1判定ステップで画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字
画像データが含まれるか否かを判定する第2判定ステップとからなる処理をコンピュータ
に実行させるのに使用するプログラムを含み、
前記第2判定ステップで文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データ
に対して、前記使用頻度算出ステップ、前記濃度情報変更ステップ及び前記強調化処理ス
テップの各処理を行うことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態12の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態66〕 更に、形態66の印刷用データ生成プログラムは、形態65の印刷用デ
ータ生成プログラムにおいて、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記第2判定ステップで文字画像データを含む
と判定したときに、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対し
て、当該画像データの画像の印刷濃度が一様に低減するように前記画像データの濃度情報
を変更することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態13の印刷装置と同等の作
用及び効果が得られる。
〔形態67〕 一方、上記目的を達成するために、形態67のコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体は、形態54乃至66のいずれか1の印刷用データ生成プログラムの記憶さ
れたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態54乃至66のいずれか1の印刷用データ生
成プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態68〕 一方、上記目的を達成するために、形態68の印刷用データ生成方法は

文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
る印刷用データ生成方法であって、
前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
を変更する濃度情報変更ステップと、
前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
調化処理ステップと、
前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
と、を含むことを特徴としている。
これによって、形態1の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態69〕 更に、形態68の印刷用データ生成方法は、形態67の印刷用データ生
成方法において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
更する処理であることを特徴としている。
これによって、形態2の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態70〕 更に、形態70の印刷用データ生成方法は、形態69の印刷用データ生
成方法において、
前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴としている

これによって、形態3の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態71〕 更に、形態71の印刷用データ生成方法は、形態68乃至70のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
特徴としている。
これによって、形態4の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態72〕 更に、形態72の印刷用データ生成方法は、形態68乃至71のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調
化処理を施すことを特徴としている。
これによって、形態5の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態73〕 更に、形態73の印刷用データ生成方法は、形態68乃至72のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文
字飾りの付与された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を
、通常の印刷濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴として
いる。
これによって、形態6の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態74〕 更に、形態74の印刷用データ生成方法は、形態73の印刷用データ生
成方法において、
前記印刷濃度変更ステップにおいては、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくと
も一方に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変
更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態7の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態75〕 更に、形態75の印刷用データ生成方法は、形態68乃至74のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内
容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴と
している。
これによって、形態8の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態76〕 更に、形態76の印刷用データ生成方法は、形態68乃至74のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記強調化処理ステップにおいては、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む
濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態9の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態77〕 更に、形態77の印刷用データ生成方法は、形態64乃至76のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から濃度情報の変更処理に用い
る濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択ステップを含み、
前記濃度変更情報選択ステップで選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの
濃度情報の変更処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態10の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態78〕 更に、形態78の印刷用データ生成方法は、形態64乃至77のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定ステップを含み、
前記強調化処理ステップにおいては、前記濃度変更内容指定ステップで指定された濃度
変更内容に基づき、前記強調化処理を施すことを特徴としている。
これによって、形態11の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態79〕 更に、形態79の印刷用データ生成方法は、形態68乃至78のいずれ
か1の印刷用データ生成方法において、
前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定ステップと、
前記第1判定ステップで画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字
画像データが含まれるか否かを判定する第2判定ステップとを含み、
前記第2判定ステップで文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データ
に対して、前記使用頻度算出ステップ、前記濃度情報変更ステップ及び前記強調化処理ス
テップの各処理を行うことを特徴としている。
これによって、形態12の印刷装置と同等の効果が得られる。
〔形態80〕 更に、形態80の印刷用データ生成方法は、形態79の印刷用データ生
成方法において、
前記濃度情報変更ステップにおいては、前記第2判定ステップで文字画像データを含む
と判定したときに、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対し
て、当該画像データの画像の印刷濃度が一様に低減するように前記画像データの濃度情報
を変更することを特徴としている。
これによって、形態13の印刷装置と同等の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図14は、本発明に係る印
刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、
印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る印刷装置の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る印
刷装置100の構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、モノクロ印刷を行うと共に着色材料(例えば、インク、トナーなど
)の使用量を節約した印刷が可能なプリンタであり、図1に示すように、印刷指示に応じ
て外部装置や記憶装置等から画像データや文書データなどの印刷対象データを取得するデ
ータ取得部10と、印刷対象データが文書データであるか否かを解析すると共に、文書デ
ータの構成内容を解析するデータ解析部12と、データ解析部12の解析結果及び濃度変
更情報記憶部16(後述)に記憶された濃度変更情報に基づき、着色材料の使用量が通常
印刷時よりも節約され且つ文書中の強調文字が読み難くならないように文書データを加工
する文書データ加工部14と、文書データを加工する際の濃度変更内容の情報を含む濃度
変更情報を記憶する濃度変更情報記憶部16と、ユーザからの指示に応じた濃度変更内容
を指定する濃度変更内容指定部18と、文書データ以外の印刷対象データ又は加工後の文
書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成部20と、印刷用データに基
づき、不図示の印刷ヘッドを制御して印刷を実行する印刷部22とを含んだ構成となって
いる。
データ取得部10は、文書エディタなどで作成された文書データや、画像エディタなど
で作成された画像データなどの印刷対象データを取得する機能を有し、このようなデータ
を、PC等の外部装置及び自印刷装置の備える入力装置等からの印刷指示に応じて、LA
NやWAN等のネットワークを介して外部装置から取得したり、自装置の備える図示しな
いCDドライブ、DVDドライブなどの駆動装置を介してCD−ROM、DVD−ROM
などの記録媒体から取得したり、自装置の備える後述する記憶装置70から取得したりす
る。
データ解析部12は、データ取得部10で取得した印刷対象データが文書データである
か否かを判断すると共に、印刷対象データが文書データであるときは、その構成内容を解
析して解析結果の情報(以下、解析情報と称す)を生成する機能を有している。具体的に
は、印刷対象データ中に、予め登録された文字データ(フォントデータ)が含まれている
か否かで文書データか否かを判断し、文書データであると判断された場合は、当該文書デ
ータの各文字に使用されている色情報、文字飾り、特殊設定などの構成内容を解析し、こ
れらの解析結果に基づき解析情報を生成する。また、本実施の形態においては、印刷対象
データに含まれる画像データの画像中に文字画像が含まれているか否かも解析し、例えば
、ページ内において、フォントデータを含んでいない場合でも、画像中に文字画像が含ま
れていれば、そのページを文書データと判断する。
文書データ加工部14は、着色材料の節約を行う場合に処理を実行するもので、図2に
示すように、濃度変更情報記憶部16から所定の濃度変更情報を選択する濃度変更情報選
択部14aと、当該選択した濃度変更情報及び解析情報に基づき、使用頻度の最も高い色
の文字の印刷濃度を変更する濃度情報変更部14bと、濃度変更情報、強調化処理の設定
モードなどに基づき、処理対象の文字が強調されて印刷されるようにその文字データに対
して強調化処理を施す強調化処理部14cとを含んだ構成となっている。ここで、図2は
、文書データ加工部14の詳細構成を示すブロック図である。
濃度変更情報選択部14aは、濃度変更情報記憶部16から、ユーザに指示された濃度
変更情報、又は予め指定された強調化処理の設定モードに応じた濃度変更情報などを選択
する機能を有している。
濃度情報変更部14bは、データ解析部12からの解析情報に基づき、文字数の最も多
い色の文字データの濃度を、濃度変更情報に指定された濃度に変更する機能を有している
。具体的には、文字数の最も多い色の文字データの濃度を、通常印刷時の濃度よりも低い
濃度へと変更する。本実施の形態において、印刷装置100は、モノクロ印刷しかできな
いので、濃度情報変更部14bは、文書データがカラーデータである場合で、且つ文字数
の最も多い色が黒色以外であった場合は、色情報を黒へと変更する機能も有している。
強調化処理部14cは、強調化処理の設定モードに応じて、処理対象の文字データに対
して、その文字が強調して印刷されるように強調化処理を施す機能を有している。本実施
の形態において、強調化処理モードには、具体的に以下の4つの処理モードがある。
モード1:選択した濃度変更情報に基づき、使用頻度が二番目以降の色の文字データを
、濃度変更情報選択部14aにおいて選択された濃度変更情報に設定された濃度へと変更
する。
モード2:モード1の処理に加え、使用頻度が最も高い色の文字の中に、文字飾りが付
与された文字、あるいは特殊設定のされた文字があるときに、これらの文字に対してもそ
の文字データの濃度を濃度変更情報選択部14aにおいて選択された濃度変更情報に設定
された濃度へと変更する。
モード3:使用頻度が二番目以降の色の文字に対して、これらの文字が強調されて印刷
されるように、文字飾りの付与、あるいは特殊設定の少なくとも一方を行う。なお、本実
施の形態において、文字飾りの付与及び特殊設定については、文字飾り及び特殊設定をど
のように用いるか(どちらか一方を用いる、両方用いるなど)、文字飾りを用いる場合の
文字飾りの種類、特殊設定を用いる場合の特殊設定の設定内容などについては、ユーザが
予め任意の内容を指定できることとする。
モード4:モード1〜3のいずれかに加え、文書データ中に文字データ以外の画像デー
タが含まれているときに、その画像における文字画像以外の印刷濃度を一様に低下させる
処理を行う。本実施の形態においては、低下する割合が予め設定してあり、例えば、各濃
度を20%ずつ低下させる。
図1に戻って、濃度変更情報記憶部16は、複数種類の濃度変更情報を記憶する機能を
有する。更に、本実施の形態においては、濃度変更内容指定部18からの指定情報に基づ
き、新たな濃度変更情報を生成して記憶したり、既に記憶されている濃度変更情報の濃度
変更内容を書き換えたりする機能も有している。
ここで、濃度変更情報は、使用頻度の最も高い文字色に対する濃度変更内容が登録され
、且つ使用頻度が二番目以降の文字色の種類毎に濃度変更内容が登録されたデータテーブ
ルや、このテーブルの内容に加え、文字飾りの種類毎及び特殊設定の種類毎に濃度変更内
容が登録されたデータテーブル、使用頻度の最も高い文字色に対する濃度変更内容が登録
され、且つ使用頻度が二番目以降の文字色の種類毎の文字飾りの種類及び特殊設定の種類
が登録されたデータテーブルなどから構成される。
濃度変更内容指定部18は、キーボードやマウス等の入力装置を介して、ユーザが任意
の濃度変更内容を指定する機能を有している。本実施の形態においては、前述したように
、濃度変更内容指定部18で指定した濃度変更内容に基づき、新規の濃度変更情報を生成
したり、既に濃度変更情報記憶部16に記憶されている濃度変更情報を指定した内容に書
き換えたり、新規の設定を追加したりすることが可能である。
印刷用データ生成部20は、データ解析部12において、文書データ以外(画像のみの
データ)と判断された印刷対象データや、文書データ加工部14で加工済の文書データか
ら、印刷用データを生成する機能を有している。具体的には、RIP(レンダリング)処
理や、プリンタ用のハーフトーン処理などを行い、例えば、印刷対象データの各画素値を
ドットサイズのデータに変換し、当該ドットサイズのデータと、当該ドットの配置位置の
データとを含んで構成される印刷用データを生成する。更に、印刷用データ生成部20は
、印刷用データの生成前に、印刷対象データの色情報を色変換処理して前記印刷ヘッドの
各インクに対応するCMYK(4色の場合)の色情報に変換する機能と、印刷部22の出
力解像度に合わせて印刷対象データの解像度を変換する機能とを有している。
印刷部22は、印刷に用いる媒体(印刷用紙など)又は印刷ヘッド(不図示)の一方、
あるいは双方を移動させながら前記印刷ヘッドに形成されたヘッドユニットの各印字素子
から、例えば、インクをそれぞれドット状に噴射して前記媒体上に多数のドットからなる
所定の画像を形成する(インクジェット方式)。また、印刷部22は、前述した印刷ヘッ
ドの他に、前記媒体を移動させるための図示しない紙送り機構、前記印刷用データに基づ
いて印刷ヘッドのインクの吐出を制御する図示しない印刷制御機構などから構成されてい
る。
なお、この印刷装置100は、前記データ取得部10、前記データ解析部12、前記文
書データ加工部14、前記濃度変更内容指定部18、前記印刷用データ生成部20、前記
印刷部22などにおける上記各機能をソフトウェア上で実現するため、及び上記各機能の
実現に必要なハードウェアを制御するソフトウェアを実行するためのコンピュータシステ
ムを備えている。このコンピュータシステムのハードウェア構成は、図3に示すように、
各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)
60と、主記憶装置(Main Storage)を構成するRAM(Random Access Memory)62と
、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)64との間をPCI(Peri
pheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture)
バス等からなる各種内外バス68で接続すると共に、このバス68に入出力インターフェ
ース(I/F)66を介して、HDD等の外部記憶装置(Secondary Storage)70や、
印刷部22やCRT、LCDモニター等の出力装置72、操作パネルやマウス、キーボー
ド、スキャナなどの入力装置74、および図示しない印刷指示装置などと通信するための
ネットワークケーブルLなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラ
ムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラム、あるいは、CD
−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体を介して、また
はインターネット等の通信ネットワークを介して記憶装置70にインストールされた各種
専用のコンピュータプログラムを同じくRAM62にロードし、そのRAM62にロード
されたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各種リソースを駆使して所定の
制御および演算処理を行うことで前述したような各機能をソフトウェア上で実現するよう
になっている。
更に、印刷装置100は、CPU60によって、ROM64の所定領域に格納されてい
る所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4のフローチャートに示す
印刷処理を実行するようになっている。ここで、図4は、印刷装置100における印刷処
理を示すフローチャートである。
印刷処理は、CPU60によって実行されると、図4に示すように、まず、ステップS
100に移行するようになっている。
ステップS100では、データ取得部10において、ネットワークケーブルLを介して
接続された外部装置からの印刷指示情報が送られてくることにより、あるいは入力装置7
4を介して印刷指示情報が入力されたことにより、印刷指示があったか否かを判定し、印
刷指示があったと判定された場合(Yes)は、ステップS102に移行し、そうでない場合(
No)は、印刷指示があるまで判定処理を繰り返す。
ステップS102に移行した場合は、データ取得部10において、印刷指示に対応する
印刷対象データを、上記したように、外部装置、CD−ROM、DVD−ROM等の記録
媒体、HDD等の記憶装置70などから取得する処理を行いステップS104に移行する

ステップS104では、データ解析部12において、印刷対象データが文書データであ
るか否かを判断すると共に、文書データである場合は更に各文字データの構成内容を解析
して解析情報を生成しステップS106に移行する。
ステップS106では、データ解析部12において、ステップS102で取得した印刷
対象データが文書データである場合(Yes)は、当該文書データ及びその解析情報を文書デ
ータ加工部14に出力し、一方、文書データでない場合(No)は、取得した印刷対象データ
を印刷用データ生成部20に出力してステップS110に移行する。
ステップS108に移行した場合は、文書データ加工部14において、データ解析部1
2から入力された文書データ及び解析情報と、濃度変更情報記憶部16の記憶内容とに基
づき、文書データの加工し、当該加工後の文書データを印刷用データ生成部20に出力し
てステップS110に移行する。
ステップS110では、印刷用データ生成部20において、データ解析部12から入力
された印刷対象データ又は文書データ加工部14から入力された加工後の文書データから
印刷用データを生成してステップS112に移行する。
ステップS112では、印刷用データ生成部20において、ステップS110で生成し
た印刷用データを、印刷部22に出力してステップS114に移行する。
ステップS114では、印刷部22において、印刷用データ生成部20から入力された
印刷用データに基づき、印刷を実行してステップS100に移行する。
次に、図5に基づき、ステップS104の印刷対象データ解析処理の流れを説明する。
ここで、図5は、データ解析部12の印刷対象データ解析処理を示すフローチャートであ
る。
印刷対象データ解析処理は、ステップS104で実行されると、図5に示すように、ま
ずステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、データ解析部12において、ステップS102で取得した印刷
対象データに文字データ(登録フォントデータ)が含まれているか否かを判定し、含まれ
ていると判定された場合(Yes)は、ステップS202に移行し、そうでない場合(No)は、
ステップS218に移行する。
ステップS202に移行した場合は、データ解析部12において、ステップS102で
取得した印刷対象データに、文字以外の画像データが含まれているか否かを判定し、含ま
れていると判定された場合(Yes)は、ステップS204に移行し、そうでない場合(No)は
、ステップS208に移行する。
ステップS204に移行した場合は、データ解析部12において、画像データの画像中
に文字画像が含まれるか否かを判定し、含まれると判定された場合(Yes)は、ステップS
206に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS208に移行する。例えば、画像デ
ータを所定サイズの複数のブロックに分割し、各ブロック毎にパターンマッチングを行っ
て文字画像が含まれるか否かを判断する。
ステップS206に移行した場合は、データ解析部12において、画像データの画像に
含まれている文字画像の情報(座標情報等)をRAM62に記録してステップS208に
移行する。
ステップS208では、データ解析部12において、ステップS102で取得した印刷
対象データが文書データであると判断し、当該文書データ中に含まれる文字データのパレ
ット情報に基づき、各色毎の文字数を計算してステップS210に移行する。
ステップS210では、データ解析部12において、ステップS208の計算結果をR
AM62に記録してステップS212に移行する。
ステップS212では、データ解析部12において、ステップS208の計算結果に基
づき、文字数の最も多い文字色の文字データの構成を解析してステップS214に移行す
る。具体的には、罫線等の文字飾りが付与されているか否か、斜体、太字などの特殊設定
がされているか否か等を解析する。
ステップS214では、データ解析部12において、ステップS212の解析結果を、
RAM62に記録してステップS216に移行する。
ステップS216では、データ解析部12において、RAM62に記録された各解析結
果、計算結果に基づき解析情報を生成し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
一方、ステップS200において、文字データが含まれておらずステップS218に移
行した場合は、データ解析部12において、ステップS102で取得した印刷対象データ
に、文字以外の画像データが含まれているか否かを判定し、含まれていると判定された場
合(Yes)は、ステップS204に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS220に移
行する。
ステップS220に移行した場合は、データ解析部12において、ステップS102で
取得した印刷対象データを文書データ以外と判断し、一連の処理を終了して元の処理に復
帰する。
次に、図6に基づき、ステップS108の文書データ加工処理の流れを説明する。ここ
で、図6は、文書データ加工部14における文書データ加工処理を示すフローチャートで
ある。
文書データ解析処理は、ステップS108で実行されると、図6に示すように、まずス
テップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、文書データ加工部14において、文書データ及び解析情報を取
得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は、ステップS302に移行し
、そうでない場合(No)は、取得するまで判定処理を繰り返す。
ステップS302に移行した場合は、濃度変更情報選択部14aにおいて、ユーザから
の指示に応じた濃度変更情報、または強調化処理モードの種類に応じて予め設定された濃
度変更情報を、濃度変更情報記憶部16から選択して読出し、当該読み出した濃度変更情
報を、濃度情報変更部14b及び強調化処理部14cにそれぞれ出力してステップS30
4に移行する。つまり、前述したように、濃度変更情報記憶部16には複数種類の濃度変
更情報を記憶することができるので、予め複数種類の濃度変更情報を記憶しておき、設定
された強調化処理モードに応じてこれらの中からユーザが指示したものをその都度選択す
るようにしても良いし、各強調化処理モード毎に予め1つの濃度変更情報を設定しておき
、現在設定された強調化処理モードに対応するものをその都度選択するようにしても良い
ステップS304では、濃度情報変更部14b及び強調化処理部14cにおいて、解析
情報及び濃度変更情報に基づき、使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報を変
更すると共に、処理対象の文字データに対して強調化処理モードの種類に応じた強調化処
理を施してステップS306に移行する。
ステップS306では、文書データ加工部14において、濃度情報の変更処理及び強調
か処理の施された加工後の文書データを印刷用データ生成部20に出力し、一連の処理を
終了して元の処理に復帰する。
次に、図7〜図15に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図7(a)〜(h)は、濃度変更情報の一例を示す図である。また、図8は、
ステップS304の、強調化処理モード1に対応する濃度変更処理及び強調化処理を示す
フローチャートである。また、図9(a)は、オリジナルのカラー印刷画像の一例を示す
図であり、(b)は、(a)の、従来のモノクロ印刷画像を示す図であり、(c)は、(
a)を、図7(a)の濃度変更情報に基づき、図8に示す本発明の処理方法を用いてモノ
クロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図であり、(d)は、オリジナルのカラー印刷
画像の(a)とは別の一例を示す図であり、(e)は、(d)を、図7(c)の濃度変更
情報に基づき、図8に示す本発明の処理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の
一例を示す図である。また、図10は、ステップS304の、強調化処理モード2に対応
する濃度変更処理及び強調化処理を示すフローチャートである。また、図11(a)は、
オリジナルのカラー印刷画像の一例を示す図であり、(b)は、図10に示す本発明の処
理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。また、図12は
、ステップS304の、強調化処理モード3に対応する濃度変更処理及び強調化処理を示
すフローチャートである。また、図13(a)は、文書データ加工処理前のオリジナルの
カラー印刷画像を示す図であり、(b)は、図12に示す本発明の処理方法を用いてモノ
クロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。また、図14は、画像中に文字画像
があるオリジナルのカラー印刷画像の一例を示す図である。
まず、印刷装置100のデータ取得部10において、例えば、印刷指示情報に対応する
、RGB(8ビット)の色情報を有した印刷対象データを、印刷指示情報の送信元である
外部装置等から取得すると(ステップS102)、当該データ取得部10は、前記取得し
た印刷対象データを、データ解析部12に出力する(ステップS104)。
データ解析部12は、印刷対象データに文字データ(登録フォントデータ)が含まれて
いるか否かを解析することにより、取得した印刷対象データが文書データであるか否かを
判断する(ステップS200)。ここでは、取得した印刷対象データが文書データであり
(ステップS200の「Yes」の分岐)、画像データを含んでいないとする(ステップ
S202の「No」の分岐)。
データ解析部12は、文書データ中の各文字データのパレットデータ(色情報)に基づ
き、各色毎の文字数を計算し(ステップS208)、その計算結果をRAM62に記録す
る(ステップS210)。例えば、図9(a)に示す印刷対象データ(オリジナルの文書
データ)の例では、黒色の文字の文字数が「108」で、赤色の文字(図では、薄い灰色
)の文字数が「27」と計算される。次に、データ解析部12は、文字数の最も多い文字
データを解析し、文字飾りが付与されているか否か、特殊設定がされているか否かを判断
する(ステップS212)。例えば、図9(a)に示す印刷対象データの場合は、黒色の
文字が最も多いので、黒文字のデータを解析する。この場合は、文字飾りもなく、特殊設
定もされていないので、その旨を示す情報を解析結果の情報としてRAM62に記録する
(ステップS214)。そして、RAM62に記録された、各文字色毎の文字数の情報、
及び最も多い文字色の文字の構成情報とに基づき、これらの情報を含む解析情報を生成し
(ステップS216)、当該生成した解析情報及びこれに対応する文書データを、文書デ
ータ加工部14に出力する(ステップS106)。
以下、図8及び図9に基づき、強調化処理モードとして上記したモード1が選択された
場合の動作を説明する。
文書データ加工部14は、データ解析部12から、解析情報及び文書データを取得する
と(ステップS300の「Yes」の分岐)、濃度変更情報選択部14aにおいて、濃度
変更情報の選択設定に基づき、濃度変更情報記憶部16に記憶された複数種類の濃度変更
情報の中から強調化処理モード1に対応する濃度変更情報を選択し、当該選択した濃度変
更情報を濃度情報変更部14b及び強調化処理部14cにそれぞれ出力する(ステップS
302)。ここで、濃度変更情報記憶部16には、図7(a)〜(h)に示すように、各
強調化処理モードに対応した濃度変更情報が複数種類記憶されている。なお、ここでは、
選択可能な濃度変更情報を出力装置72の一つである表示装置に表示し、その表示画面か
らユーザが任意の濃度変更情報を入力装置74(マウスやキーボード等)を介して指定で
きることとする。つまり、濃度変更情報選択部14aは、指定された濃度変更情報を、濃
度変更情報記憶部16から選択することになる。なお、ユーザの選択は、1枚ごとや印刷
対象ごとに行っても良いし、基本的に選択されたモードにて動作を行い、必要に応じてユ
ーザが選択内容を変更できるようにしておいても良い。
ここでは、図7(a)に示す、各文字色毎に濃度割当てが登録された濃度変更情報が選
択されたとする。また、入力された文書データは、図9(a)に示す印刷画像の文書デー
タとし、解析情報もこの文書データに対して解析した上記の内容のものとする。
一方、濃度情報変更部14bは、濃度変更情報、解析情報及び文書データが入力される
と、図8のフローチャートに示す濃度変更処理及び強調化処理を実行する(ステップS3
04)。濃度変更処理及び強調化処理が実行されると、図8に示すように、まず、ステッ
プS400に移行して、入力された文書データから文字データを選択する。文字データの
選択は、例えば、図9(a)に示す印刷画像に対応するオリジナルの文書データであれば
、左上の「FPGAデバイス・・・」の「F」から各ライン毎に左から右へと一文字ずつ
選択する。
そして、ステップS402に移行し、選択した文字の色情報と、解析情報とから、選択
文字が使用頻度の最も高い文字か否かを判定する。例えば、選択文字が前記「F」であれ
ば、この文字は黒色であり、前述した解析情報から使用頻度が最も高いことが解るのでス
テップS404に移行する。一方、例えば、選択文字が「書き換え可能なASIC」の「
書」であれば、この文字は赤色であり、前述した解析情報から使用頻度は二番目と解るの
で、当該選択文字データを、強調化処理部14cに出力してステップS412に移行する
選択文字が使用頻度の最も高い色の文字であり、ステップS404に移行した場合は、
濃度情報変更部14bにおいて、選択文字が黒文字か否かを判定し、黒文字であるならば
(Yes)、ステップS406に移行する。一方、選択文字が黒文字でないならば(No)、ス
テップS410に移行し黒文字以外のデータを、濃度をそのままに黒文字のデータに色変
換してからステップS406に移行する。ここで、ステップS404,S410の判定処
理及び色変換処理は、モノクロ印刷を行う場合の処理であり、カラー印刷を行う場合は不
要となる。また、図9(a)の例では、使用頻度の最も高い文字色が黒色であるので、こ
の場合は選択文字が黒色となり、色変換処理は行われないことになる。
ステップS406に移行した場合は、濃度情報変更部14bにおいて、濃度変更情報選
択部14aで選択した濃度変更情報に基づき、選択文字データの濃度を変更してステップ
S408に移行する。ここでは、図7(a)の濃度変更情報に基づき濃度を変更すること
になるが、図7(a)の例では、トップ色(使用頻度が最も高い文字色)に対して割当濃
度が「濃度/2」となっている。これは、選択文字データの示す濃度を「1/2の濃度」
に変更(低減)するという意味である。なお、図9(a)に示す印刷画像に対応するオリ
ジナルの文書データにおいて、各黒文字の濃度は「255」であるとする。つまり、選択
文字である黒文字の濃度「255」を「128」(濃度は8ビット(0〜255)なので
「ここでは、(255+1)/2=128」とする)に低減することになる。なお、図7
(b)に示す濃度変更情報は、着色材料の節約を重視した内容となっており、この濃度変
更情報が選択された場合は、選択文字である黒文字の濃度「255」を「64」((25
5+1)/4)に低減することになる。
一方、ステップS412に移行した場合は、強調化処理部14cにおいて、選択文字が
黒文字か否かを判定し、黒文字であるならば(Yes)、ステップS414に移行し、そうで
ないならば(No)、ステップS416に移行する。ステップS416に移行した場合は、
選択文字である黒文字以外のデータを、濃度をそのままに黒文字のデータに色変換してか
らステップS414に移行する。なお、図9(a)の例では、黒文字と赤文字しかなく且
つ黒文字が最も使用頻度が高いので、ここでは、赤文字が必ず選択文字となるので色変換
が行われることになる。但し、赤文字の使用頻度が最も高い文書データの場合などは、黒
文字が選択文字となる可能性もあり、この場合は、ステップS416を介さずに、ステッ
プS414に移行する。
ステップS414では、強調化処理部14cにおいて、濃度変更情報選択部14aで選
択した濃度変更情報に基づき、選択文字データに対して強調化処理を施す。図7(a)の
濃度変更情報の場合は、赤色に対して割当濃度が「255」となっているので、選択文字
データの濃度を「255」に変更してステップS408に移行する。なお、図9(a)に
示す印刷画像に対応するオリジナルの文書データにおいて、各赤文字の濃度は「128」
であるとする。従って、赤文字の部分については、濃度「128」を「255」(倍)に
増加変更することになる。
ステップS408に移行した場合は、文書データ中の全ての文字データを選択したか否
かを判定する。例えば、上記ステップS400〜ステップS416の処理を繰り返し、図
9(a)の印刷画像における、最終ラインの「されつづける場合もある。」の「。」が選
択され、濃度変更処理が完了している場合は、全ての文字データが選択されたことになる
ので、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。一方、最後の文字データが選択されて
いない場合は、ステップS400に移行して、新たな文字データを選択し、上記ステップ
S402以降の処理を引き続き行う。
そして、全ての文字データが選択され濃度変更処理が完了している場合は、加工後の文
書データが、印刷用データ生成部20に入力される。印刷用データ生成部20は、この入
力された加工後の文書データに対して、色変換処理、解像度変換処理、RIP(レンダリ
ング)処理、及びハーフトーン処理を行って印刷用データを生成し(ステップS110)
、当該生成した印刷用データを印刷部22に出力する(ステップS112)。一方、印刷
部22は、印刷用データ生成部20から印刷用データが入力されると、この入力された印
刷用データに基づき印刷を実行する(ステップS114)。
この印刷結果は、図9(c)に示すように、文書データにおける黒文字部分が全て半分
の濃度に変更されているためその印刷濃度が薄くなっており、一方、文書データにおける
赤文字部分の濃度は、全て倍の濃度に変更されているためその印刷濃度は黒文字よりも高
くなっており、赤文字部分が濃く印刷され読みやすい状態となっている。また、文書中の
大部分を占める黒文字の濃度が半減されて印刷されていることから、図9(b)に示すよ
うに、図9(a)の印刷画像に対応するオリジナルの文書データを従来の印刷装置で単純
にモノクロ印刷した場合と比較して、着色材料の使用量は大幅に削減される。また、図9
(b)を見ると解るように、従来のモノクロ印刷においては、赤文字部分が薄く印刷され
ていて読み難くなっているが、本発明の図9(b)印刷結果においては、強調化処理によ
って赤文字が通常よりも濃く印刷され、且つ通常よりも薄く印刷された黒文字との濃度差
からコントラストが高くなり読みやすくなっている。
次に、強調化処理モードとして上記したモード1が選択され且つ濃度変更情報選択部1
4aにおいて、図7(c)の濃度変更情報が選択された場合について説明する。ここで、
図7(c)に示す濃度変更情報は、文字色の使用頻度の順位に対して濃度変更内容が設定
されたデータテーブルである。
ここでは、図9(d)に示す印刷画像に対応するオリジナルの文書データに対して印刷
指示があったものとする。図9(d)の例では、印刷画像中の「FPGAデバイス」の文
字が黒文字となっており、「書き換え可能なASIC」、「初期ロット」、及び「バージ
ョンアップが可能」の文字が赤文字となっており、これら以外の文字が全て青文字となっ
ていることとする。また、図9(d)に示す印刷画像に対応するオリジナルの文書データ
における、黒文字の濃度は「255」、赤文字の濃度は「196」、青文字の濃度は「1
28」であるとする。
この場合、上記ステップS200〜S220の解析処理によって、使用頻度の最も高い
文字(使用頻度1位)が青文字「100」、使用頻度2位が赤文字「27」、使用頻度3
位が黒文字「8」と解析され、これらの解析結果を含む解析情報が生成される。なお、図
9(d)を見ると解るように、オリジナルの文書データには、その文字データに対して文
字飾りや特殊設定はされておらず、且つ画像データも含まれていないので、これらについ
ても解析情報が生成される。
図9(d)の例では、選択文字として使用頻度1位の青文字が選択されると(ステップ
S402の「Yes」の分岐)、この選択文字は黒文字では無いので(ステップS404
の「No」の分岐)、濃度情報変更部14bにおいて、濃度をそのままに青文字データを
黒文字データに色変換する(ステップS410)。そして、濃度情報変更部14bにおい
て、図7(c)の濃度変更情報に基づき、選択文字データの濃度情報を変更する(ステッ
プS406)。つまり、図7(c)の例では、使用頻度1位の文字色の割当濃度が「濃度
/2」となっているので、選択文字データである青文字データの濃度「128」を「64
」に変更する。
一方、選択文字として使用頻度2位又は3位の文字が選択されると(ステップS402
の「No」の分岐)、この選択文字が赤文字であれば(ステップS412の「No」の分
岐)、選択文字の文字色を黒に色変換してから(ステップS416)、選択文字データの
濃度情報を、図7(c)の濃度変更情報に基づき変更し、一方、選択文字が黒文字であれ
ば(ステップS412の「Yes」の分岐)、そのまま選択文字データの濃度情報を、図
7(c)の濃度変更情報に基づき変更する(ステップS414)。図7(c)に示すよう
に、使用頻度2位の割当濃度は「255」、使用頻度3位の割当濃度は「196」となっ
ているので、選択文字が赤文字であった場合は、その濃度「196」を「255」に変更
し、一方、選択文字が黒文字であった場合は、その濃度「255」を「196」に変更す
る。
なお、本実施の形態において、濃度変更情報は、濃度変更内容指定部18を介して、ユ
ーザが任意の内容に変更したり、新たな濃度変更情報を追加したりすることが可能となっ
ている。例えば、赤文字の濃度を「255」ではなく「235」にして、更に、着色材料
の使用量を低減したり、使用頻度1位の文字をもう少し読みやすくしたい場合などに、「
濃度/2」を「濃度×2/3」にしたりすることなどが可能である。
上記のように、図7(c)の濃度変更情報に基づき図9(d)に示す印刷画像に対応す
るオリジナル文書データの濃度情報を変更した加工後の文書データに対する印刷結果は、
図9(e)に示すように、図9(d)の、印刷画像における青文字が最も薄い濃度で印刷
され、赤文字が最も濃い濃度で印刷され、黒文字がこれらの中間の濃度で印刷されたもの
となる。つまり、使用頻度1位の青文字の印刷に用いる着色材料に加え、使用頻度3位の
黒文字の印刷に用いる着色材料の使用量も低減しつつ、使用頻度2位の赤文字が最高濃度
で強調されて印刷されるので、着色材料の使用量が節約されると共に、図9(d)に示す
ように、強調目的で赤色に着色された文字が読みやすい状態で印刷される。
次に、図10及び図11に基づき、強調化処理モードとして上記したモード2が選択さ
れた場合の動作を説明する。
文書データ加工部14は、データ解析部12から、解析情報及び文書データを取得する
と(ステップS300の「Yes」の分岐)、濃度変更情報選択部14aにおいて、濃度
変更情報の選択設定に基づき、濃度変更情報記憶部16に記憶された複数種類の濃度変更
情報の中から強調化処理モード2に対応する濃度変更情報を選択し、当該選択した濃度変
更情報を濃度情報変更部14b及び強調化処理部14cにそれぞれ出力する(ステップS
302)。
ここでは、入力された文書データは、図11(a)に示す印刷画像の文書データとする
。図11(a)の例では、文書データ中の全文字が黒文字となっているので、黒文字が使
用頻度1位と算出(解析)される。また、文字の中に、文字飾りが付与されている文字が
あり、更に、文書データ中に画像データは含まれないと解析される。これらの情報を含む
解析情報と、設定された強調化処理モードとから、濃度変更情報として、図7(a)〜(
d)及び図7(e)に示す濃度変更情報が選択できるので、これらの情報が表示装置に表
示される。従って、これら表示された濃度変更情報の中からユーザに指定された濃度変更
情報を、濃度変更情報選択部14aにおいて選択する。ここでは、図7(a)に示す、各
文字色毎に濃度割当てが登録された濃度変更情報と、図7(e)に示す、各文字飾りの種
類に対して濃度割当が登録された濃度変更情報とが選択されたこととする。なお、強調化
処理モード2を選択した場合は、図7(a)〜(d)のいずれかと、図7(e)及び(f
)のいずれかとの2つの濃度変更情報を選択する必要がある。また、図11(a)に示す
印刷画像の文書データに含まれる黒文字は全て濃度「255」であるとする。
一方、濃度情報変更部14bは、濃度変更情報、解析情報及び文書データが入力される
と、図10のフローチャートに示す濃度変更処理及び強調化処理を実行する(ステップS
304)。濃度変更処理及び強調化処理が実行されると、図10に示すように、まず、ス
テップS500に移行して、入力された文書データから文字データを選択する。
次に、ステップS502に移行し、選択した文字データの色情報と、解析情報とから、
選択文字データの文字色が使用頻度の最も高い文字色か否かを判定する。例えば、選択文
字データの文字色が使用頻度が最も高い文字色であればステップS504に移行し、選択
文字データの文字色が、使用頻度が二番目以降に高い文字色であれば、選択文字データを
強調化処理部14cに出力してステップS516に移行する。
選択文字データの文字色が使用頻度の最も高い文字色であり、ステップS504に移行
した場合は、濃度情報変更部14bにおいて、選択文字データの文字が黒文字か否かを判
定し、黒文字であるならば(Yes)、ステップS506に移行する。一方、選択文字データ
の文字が黒文字でないならば(No)、ステップS514に移行し黒文字以外の文字データ
を、濃度をそのままに黒文字の文字データに色変換してからステップS506に移行する
ステップS506に移行した場合は、濃度情報変更部14bにおいて、解析情報に基づ
き、選択文字データの文字に対して文字飾りが付与又は特殊設定がされているか否かを判
定する。例えば、図11(a)の印刷画像における、「FPGAデバイス」の文字列に対
しては、文字飾りの一つである囲み線が付与されているので、例えば、この文字列のいず
れかの文字の文字データが選択されている場合は、文字データには文字飾りが付与されて
いると判定され(ステップS506の「Yes」の分岐)、選択文字データを強調化処理
部14cに出力してステップS508に移行する。一方、例えば、図11(a)の印刷画
像における、「低価格化も進み、」の文字列のいずれかの文字の文字データが選択されて
いる場合は、これらの文字にはいずれも文字飾りが付与されておらず、且つ特殊設定もさ
れていないので(ステップS506の「No」の分岐)、ステップS510に移行する。
ステップS508に移行した場合は、選択文字データは文字飾りが付与又は特殊設定が
されているので、濃度変更情報選択部14aにおいて選択した濃度変更情報(図7(e)
又は(f))に基づき、選択文字データの濃度情報を変更する。ここでは、前述したよう
に、例えば、文字飾りの一つである囲み線で囲まれた文字(「FPGAデバイス」の文字
列のいずれかの文字)が選択されたとし、強調化処理部14cは、前記選択した図7(e
)に示す濃度変更情報に基づき、選択文字データの濃度情報を変更する。つまり、選択文
字データの濃度「255」を、図7(e)に示す濃度変更情報における「□」に対して設
定された濃度割当「196」に変更して、ステップS518に移行する。
また、文字飾りの一つである下線の付与された文字(例えば、図11(a)中の「書き
換え可能なASIC」の文字列のいずれかの文字)が選択された場合は、選択文字データ
の濃度「255」を、図7(e)に示す濃度変更情報における「下線」に対して設定され
た濃度割当「255」に変更して、ステップS518に移行する。ここでは、選択文字デ
ータの濃度が、元々「255」であるので、そのまま変更しないことになる。
一方、ステップS510に移行した場合は、選択文字データは文字飾りが付与又は特殊
設定がされていないので、濃度変更情報選択部14aにおいて選択した濃度変更情報(図
7(a)〜(d)のいずれか)に基づき、選択文字データの濃度情報を変更する。ここで
は、前述したように、文字飾りの付与もなく、特殊設定もされていない文字(「低価格化
も進み、」の文字列のいずれかの文字)が選択されたとし、濃度情報変更部14bは、前
記選択した図7(a)に示す濃度変更情報に基づき、選択文字データの濃度情報を変更す
る。つまり、選択文字データの濃度「255」を、図7(a)に示す濃度変更情報におけ
る「トップ色」に対して設定された濃度割当「濃度/2」に変更して、ステップS518
に移行する。この場合は、上記強調化処理モード1と同様に、選択文字データの濃度「2
55」は、「128」(半分)に変更される。
ステップS512に移行した場合は、文書データ中の全ての文字データを選択したか否
かを判定する。そして、全ての文字データが選択されたと判定された場合は、一連の処理
を終了して元の処理に復帰する。一方、最後の文字データが選択されていない場合は、ス
テップS500に移行して、新たな文字データを選択し、上記ステップS502以降の処
理を引き続き行う。
また、ステップS516〜ステップS520の処理は、上記図8の強調化処理モード1
に対するフローチャートのステップS412〜S416の処理と同様となるので説明を省
略する。
上記のように、図7(a)及び図7(e)の濃度変更情報に基づき図11(a)に示す
印刷画像に対応するオリジナル文書データの濃度情報を変更した加工後の文書データに対
する印刷結果は、図11(b)に示すように、図11(a)の、印刷画像における黒文字
中の文字飾りの付与された文字が最も濃い濃度で印刷され、それ以外の黒文字が通常の濃
度よりも薄い濃度で印刷されたものとなる。つまり、使用頻度1位の黒文字の中に、下線
や囲み線などの文字飾りの付与された文字がある場合は、その黒文字を最高濃度で強調し
て印刷し、それ以外の黒文字に対しては着色材料の使用量を低減するためにインクの使用
量を抑えた印刷を行う。従って、着色材料の使用量を節約しつつ、強調目的で文字飾りの
付与された文字が、図11(b)に示すように、読みやすい状態で印刷される。
次に、図12及び図13に基づき、強調化処理モードとして上記したモード3が選択さ
れた場合の動作を説明する。
文書データ加工部14は、データ解析部12から、解析情報及び文書データを取得する
と(ステップS300の「Yes」の分岐)、濃度変更情報選択部14aにおいて、濃度
変更情報の選択設定に基づき、濃度変更情報記憶部16に記憶された複数種類の濃度変更
情報の中から強調化処理モード3に対応する濃度変更情報を選択し、当該選択した濃度変
更情報を濃度情報変更部14b及び強調化処理部14cにそれぞれ出力する(ステップS
302)。
ここでは、入力された文書データは、図13(a)に示す印刷画像の文書データとする
。図13(a)の例では、図9(a)の例と同様に、黒色の文字の文字数が「108」で
、赤色の文字(図では、薄い灰色)の文字数が「27」となっている。また、文字の中に
、文字飾りが付与されている文字は無く、更に、文書データ中に画像データは含まれない
。従って、これらの情報を含む解析情報と、設定された強調化処理モード3とから、濃度
変更情報として、図7(g)及び(h)に示す濃度変更情報が選択できるので、これらの
情報が表示装置に表示される。従って、これら表示された濃度変更情報の中からユーザに
指定された濃度変更情報を、濃度変更情報選択部14aにおいて選択する。ここでは、図
7(g)に示す、使用頻度の順位毎に濃度割当及び文字飾りの種類が登録された濃度変更
情報が選択されたこととする。また、図13(a)に示す印刷画像の文書データに含まれ
る黒文字データは全て濃度「255」であり、赤文字データは全て濃度「128」である
とする。
一方、濃度情報変更部14bは、濃度変更情報、解析情報及び文書データが入力される
と、図12のフローチャートに示す濃度変更処理及び強調化処理を実行する(ステップS
304)。濃度変更処理及び強調化処理が実行されると、図12に示すように、まず、ス
テップS600に移行して、入力された文書データから文字データを選択する。
次に、ステップS602に移行し、選択した文字データの色情報と、解析情報とから、
選択文字データの文字色が使用頻度の最も高い文字色か否かを判定する。例えば、選択文
字データの文字色が使用頻度が最も高い文字色であればステップS604に移行し、選択
文字データの文字色が、使用頻度が二番目以降に高い文字色であれば、選択文字データを
強調化処理部14cに出力してステップS612に移行する。
選択文字データの文字色が使用頻度の最も高い文字色であり、ステップS604に移行
した場合は、濃度情報変更部14bにおいて、選択文字データの文字が黒文字か否かを判
定し、黒文字であるならば(Yes)、ステップS606に移行する。一方、選択文字データ
の文字が黒文字でないならば(No)、ステップS610に移行し黒文字以外の文字データ
を、濃度をそのままに黒文字の文字データに色変換してからステップS606に移行する
ステップS606に移行した場合は、濃度情報変更部14bにおいて、例えば、図13
(a)の印刷画像における、「FPGAデバイス」の文字列は、全て使用頻度1位の黒文
字であるので、例えば、この文字列のいずれかの文字の文字データが選択されたとすると
、濃度変更情報選択部14aにおいて選択した濃度変更情報(図7(g))に基づき、選
択文字データ(黒文字データ)の濃度情報を変更する。図7(g)の例では、使用頻度1
位に対して割当濃度「濃度/2」が設定されているので、他の強調化処理モードでも説明
したように、選択文字データ(黒文字データ)の濃度「255」を、その1/2の「12
8」に変更して、ステップS608に移行する。
一方、ステップS612に移行した場合は、強調化処理部14cにおいて、選択文字が
黒文字か否かを判定し、黒文字であるならば(Yes)、ステップS614に移行し、そうで
ないならば(No)、ステップS616に移行する。ステップS616に移行した場合は、
選択文字である黒文字以外のデータを、濃度をそのままに黒文字のデータに色変換してか
らステップS614に移行する。
ステップS614では、強調化処理部14cにおいて、濃度変更情報選択部14aで選
択した濃度変更情報に基づき、選択文字データに対して強調化処理を施す。図7(g)の
濃度変更情報の場合は、使用頻度2位に対して割当濃度「無」及び文字飾り「下線」が設
定されているので、選択文字データ(赤文字データ)の濃度「128」をそのままに、選
択文字データに対して文字飾り「下線」を付与してステップS608に移行する。
ステップS608に移行した場合は、文書データ中の全ての文字データを選択したか否
かを判定する。そして、全ての文字データが選択されたと判定された場合は、一連の処理
を終了して元の処理に復帰する。一方、最後の文字データが選択されていない場合は、ス
テップS600に移行して、新たな文字データを選択し、上記ステップS602以降の処
理を引き続き行う。
上記のように、図7(g)の濃度変更情報に基づき図13(a)に示す印刷画像に対応
するオリジナルの文書データの濃度情報を変更し且つ強調化処理を施した加工後の文書デ
ータに対する印刷結果は、図13(b)に示すように、図13(a)の、印刷画像におけ
る全黒文字が通常よりも薄い濃度で印刷され、残りの赤文字が通常の濃度で且つ下線(文
字飾り)が付与された状態で印刷される。つまり、使用頻度1位の黒文字に対して着色材
料の使用量が低減され、それ以外の赤文字に対しては下線(文字飾り)が付与されるので
、着色材料の使用量を節約しつつ、強調目的で色づけがされた文字が、図13(b)に示
すように、読みやすい状態で印刷される。
次に、図14に基づき、強調化処理モードとして上記したモード4が選択された場合の
動作を説明する。このモードは、上記強調化処理モード1〜3と併用されるモードであり
、文書データ中に文字(フォントデータ)以外の画像データが含まれている場合に機能す
るモードである。
つまり、データ取得部10において、図14に示すような文書データを取得すると(ス
テップS100)、データ解析部12は、まず、印刷対象データに文字データ(登録フォ
ントデータ)が含まれているか否かを解析することにより、取得した印刷対象データが文
書データであるか否かを判断する(ステップS200)。ここでは、図14に示す印刷画
像300中の文字300aに示すように、印刷画像中に文字が含まれているので、この文
字に対応する文字データ(フォントデータ)を検出することで、取得した印刷対象データ
は文書データであると判断する(ステップS200の「Yes」の分岐)。更に、この文
書データ中に画像データを含むか否かを判断する(ステップS202)。ここでは、図1
4に示す印刷画像300中の画像300bに示すように印刷結果に画像を含んでいるので
、この画像に対応する画像データを検出して、文書データ中に画像データを含んでいると
判断する(ステップS202の「Yes」の分岐)。画像データを検出した場合は、次に
、画像データ中に文字画像が含まれているか否かを判断する(ステップS204)。ここ
では、図14に示す印刷画像300中の画像300cに示すように画像中に文字画像を含
んでいるので、この文字画像部分を検出して、画像中に文字画像が含まれていると判断す
る。ここで、本実施の形態において、前記文字画像部分の検出は、前述したように、画像
をブロック分割して複数の小ブロック画像に分け、各小ブロック画像毎に、予め用意した
文字画像パターンとパターンマッチングをし、その相関から文字画像が含まれているか否
かを判断する。更に、文字画像を含んでいると判断した場合は、その色情報、文字飾りや
特殊設定の有無などを解析する。
更に、データ解析部12は、上記強調化処理モード1〜3と同様に、文書データ中の各
文字データのパレットデータ(色情報)に基づき、各色毎に文字数を計算する(ステップ
S208)。ここでは、図14の文字300aである「本エリアについては、集合を9:
00と設定してスタートします。」に加え、更に、上記パターンマッチングで検出された
文字画像部分である「おしらせ 次回日曜日に開催予定の催しについて、下記の通り決定
しました。」についても上記解析結果に基づき各色毎に文字数を計算する。そして、これ
ら文字データ数及び文字画像数を各色毎に合計した計算結果をRAM62に記録する(ス
テップS210)。例えば、図14に示す印刷画像の例では、黒色の文字数(フォントデ
ータ数)が「23」、黒色の文字画像数が「29」と計算され、これらの合計値「52」
がRAM62に記録される。更に、赤色の文字(図では、薄い灰色)の文字数(フォント
データ数)が「7」、赤色の文字画像数が「5」と計算され、これらの合計値「12」が
RAM62に記録される。従って、黒色の総文字数が「52」、赤色の総文字数が「12
」となるので、黒文字が使用頻度1位となり、赤文字が使用頻度2位となる。
次に、データ解析部12は、文字数の最も多い文字データを解析し、文字飾りが付与さ
れているか否か、特殊設定がされているか否かを判断する(ステップS212)。ここで
は、黒色の文字が最も多いので、黒文字のデータを解析する。この場合は、文字飾りもな
く、特殊設定もされていないので、その旨を示す情報を解析情報としてRAM62に記録
する(ステップS214)。そして、RAM62に記録された、各文字色毎の文字数の情
報、及び最も多い文字色の文字の構成情報とに基づき、これらの情報を含む解析情報を生
成し(ステップS216)、当該生成した解析情報及びこれに対応する文書データを、文
書データ加工部14に出力する(ステップS106)。
以降の文字データ及び文字画像データに対する濃度変更処理及び強調化処理は、処理対
象が文字データのときは、上記強調化処理モード1〜3のときと同様に、濃度の変更や、
文字飾りの付与、特殊設定を行う。但し、処理対象が文字画像データの場合は、文書デー
タを作成したアプリケーションソフトの機能を利用することができないので、専用のプロ
グラムによって画像自体を加工して、アプリケーションソフトにおける文字飾りの付与や
特殊設定されたものと同等の表示結果が得られるようにする必要がある。
更に、強調化処理モード4では、文字画像データを除く画像データ部分に対して、一様
に濃度を低下(例えば、濃度/2など)させる処理を実行する。なお、本実施の形態にお
いて、強調化処理モード4を設定しなかった場合において、文書データ中に画像データが
含まれる場合は、当該画像データの濃度を低下せずに印刷するようになっている。
このように、使用頻度1位の文字の濃度低下処理に加え、画像データに対しても濃度低
下処理を行うことが可能であり、これによって、印刷に用いる着色材料の使用量を節約し
た印刷を行うことが可能である。更に、使用頻度2位の赤文字に対して強調化処理を施す
ことが可能であり、図14の例においては、画像300b中の「次回日曜日」の部分、及
び文字300a中の「集合を9:00」の部分を、濃度を最高濃度にしたり、文字飾りを
付与したりして強調化して印刷することが可能である。これにより、着色材料の使用量を
節約しつつ、強調すべき文字を読みやすい状態で印刷することができる。
以上、本実施の形態の印刷装置100は、文書データ中の使用頻度が最も高い文字につ
いては、これらの印刷濃度を低下させて薄く印刷することが可能である。また、これに加
え、文書データ中の使用頻度が二位以降の文字については、設定した強調化処理モード及
び選択した濃度変更情報に応じて、例えば、使用頻度2位の文字を最も濃く印刷しそれ以
外を薄く印刷したり、使用頻度2位以降の文字に文字飾りを付与したり、特殊設定をした
りするなど、使用頻度が2位以降の文字で、且つ強調目的で色づけされた可能性の高い文
字を、強調して印刷することが可能である。従って、使用頻度の最も高い文字を通常より
も薄い濃度で印刷することから、着色材料の使用量を低減することができ、更に、強調目
的で色づけされている可能性の高い文字に対して上記強調化処理を施すことから、これら
の文字を読みやすい状態で印刷することができる。この強調化処理による効果は、特に、
カラー文書データをモノクロ印刷する場合に顕著で、カラー文書中の強調目的で色づけさ
れている文字がモノクロ印刷によって読み難くなるのを防ぐことが可能となる。
上記実施の形態において、文書データ加工部14の濃度情報変更部14bは、形態1、
6、12、13、41、46、52及び53のいずれか1の濃度情報変更手段に対応し、
文書データ加工部14の強調化処理部14cは、形態1、5、8、9、11、12、41
、45、48、51及び52のいずれか1の強調化処理手段に対応する。
また、上記実施の形態において、文書データ加工部14の濃度変更情報選択部14aは
、形態10又は50の濃度変更情報選択手段に対応し、濃度変更内容指定部18は、形態
11又は51の濃度変更内容指定手段に対応する。
また、上記実施の形態において、データ解析部12における、印刷対象データ中に画像
データがあるか否かを判断(判定)する処理は、形態12又は52の第1判定手段に対応
し、データ解析部12における、画像データ中に文字画像データが含まれるか否かを判断
(判定)する処理は、形態12、13、52及び53のいずれか1の第2判定手段に対応
する。
また、上記実施の形態において、印刷用データ生成部20は、形態1又は41の印刷用
データ生成手段に対応し、印刷部22は、形態1の印刷手段に対応する。
また、上記実施の形態において、ステップS108における濃度情報を変更する処理(
ステップS406,S508,S606)は、形態14、19、25、26、28、33
、39、40、54、59、65、66、68、73、79及び80のいずれか1の濃度
情報変更ステップに対応し、ステップS108における強調化処理モード1〜4に基づく
強調化処理は(ステップS414,S518,S612)、形態14、18、21、22
、24、25、28、32、35、36、38、39、49、54、58、61、62、
64、65、68、72、75、76、78及び79のいずれか1の強調化処理ステップ
に対応する。
また、上記実施の形態において、ステップS302は、形態23、37、63及び77
のいずれか1の濃度変更情報選択ステップに対応する。
また、上記実施の形態において、ステップS202又はS218は、形態25、39、
65及び79のいずれか1の第1判定ステップに対応し、ステップS204は、形態25
、26、39、40、65、66、79及び80のいずれか1の第2判定ステップに対応
する。
また、上記実施の形態において、ステップS110,S112は、形態14、28、5
4及び68のいずれか1の印刷用データ生成ステップに対応し、ステップS114は、形
態14又は28の印刷ステップに対応する。
なお、上記実施の形態における印刷装置100の特徴は、既存の印刷装置そのものには
殆ど手を加えることなく文書データの特性に合わせて、着色材料の使用量を節約できると
共に、強調目的で色づけされた文字を読みやすく印刷できる印刷用データを生成するよう
にしたため、印刷部22として特に専用のものを用意する必要はなく、既存のプリンタを
そのまま利用することができる。また、上記実施の形態における印刷装置100から印刷
部22を分離すれば、その機能はPCなどの汎用の印刷指示端末又はプリンタサーバ(こ
れらは印刷用データ生成装置に対応する)等において実現することも可能となる。
また、上記実施の形態においては、本発明を用いてカラー文書データをモノクロ印刷す
る例を説明したが、これに限らず、本発明をカラー文書データをカラー印刷する構成に適
用しても良い。この場合においても、使用頻度の最も高い文字を薄く印刷して着色材料の
使用量を節約できると共に、強調目的で色づけされた文字を読みやすく印刷することがで
きる。また、カラー文書をカラー印刷する際に、当該カラー文書における色づけされた文
字の濃度によっては(読みやすい濃度であれば)、強調化処理で濃度を濃くせずにそのま
ま印刷するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、強調化処理モード1〜4及び図7(a)〜(h)に
示す濃度変更情報を例として、濃度情報変更処理及び強調化処理について説明したが、こ
れに限らず、他の強調化処理内容のモードを設定したり、他の濃度変更情報を設定したり
しても良い。
本発明に係る印刷装置100の構成を示すブロック図である。 文書データ加工部14の詳細構成を示すブロック図である。 コンピュータシステムのハードウェア構成を示す図である。 印刷装置100における印刷処理を示すフローチャートである。 データ解析部12の印刷対象データ解析処理を示すフローチャートである。 文書データ加工部14における文書データ加工処理を示すフローチャートである。 (a)〜(h)は、濃度変更情報の一例を示す図である。 ステップS304の、強調化処理モード1に対応する濃度変更処理及び強調化処理を示すフローチャートである。 (a)は、オリジナルのカラー印刷画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)を、従来のモノクロ印刷画像を示す図であり、(c)は、(a)を、図7(a)の濃度変更情報に基づき、図8に示す本発明の処理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図であり、(d)は、オリジナルのカラー印刷画像の(a)とは別の一例を示す図であり、(e)は、(d)を、図7(c)の濃度変更情報に基づき、図8に示す本発明の処理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。 ステップS304の、強調化処理モード2に対応する濃度変更処理及び強調化処理を示すフローチャートである。 (a)は、オリジナルのカラー印刷画像の一例を示す図であり、(b)は、図10に示す本発明の処理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。 ステップS304の、強調化処理モード3に対応する濃度変更処理及び強調化処理を示すフローチャートである。 (a)は、文書データ加工処理前のオリジナルのカラー印刷画像を示す図であり、(b)は、図12に示す本発明の処理方法を用いてモノクロ印刷した場合の印刷画像の一例を示す図である。 画像中に文字画像があるオリジナルのカラー印刷画像の一例を示す図である。
符号の説明
100…印刷装置、10…データ取得部、12…データ解析部、14…文書データ加工部
、16…濃度変更情報記憶部、18…濃度変更内容指定部、20…印刷用データ生成部、
22…印刷部、14a…濃度変更情報選択部、14b…濃度情報変更部、14c…強調化
処理部、60…CPU、62…RAM、64…ROM、66…インターフェース、70…
記憶装置、72…出力装置、74…入力装置

Claims (18)

  1. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置であって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更手段と、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理手段と、
    前記濃度情報変更手段で濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理手段で強調化処理の
    施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
    前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷手段と、を備えることを特徴とする印刷
    装置。
  2. 前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部が、通常
    の印刷濃度よりも高い印刷濃度で印刷されるように前記一部の文字データの濃度情報を変
    更する処理であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記強調化処理は、前記使用頻度が二番目に高い文字色の文字が最も印刷濃度が高くな
    るように、当該二番目の文字色の文字データの濃度情報を変更することを特徴とする請求
    項2記載の印刷装置。
  4. 前記強調化処理は、前記使用頻度の高さが二番目以降の文字の少なくとも一部の文字デ
    ータに対して、当該一部の文字に文字飾りを付与するデータを追加する処理であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記強調化処理手段は、前記文書をモノクロで印刷するときに、前記強調化処理を施す
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記濃度情報変更手段は、前記使用頻度の最も高い文字色の文字のうち文字飾りの付与
    された文字及び特殊設定の文字の少なくとも一方の文字データの濃度情報を、通常の印刷
    濃度よりも高くする変更を行うか、又は通常のままとすることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷濃度変更手段は、文字飾りの種類及び特殊設定の種類の少なくとも一方に対す
    る濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の印刷装置。
  8. 前記強調化処理手段は、前記使用頻度の高さの各順位に対する濃度変更内容に係る情報
    を含む濃度変更情報に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴とする請求項1
    乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記強調化処理手段は、各文字色に対する濃度変更内容に係る情報を含む濃度変更情報
    に基づき、前記濃度情報の変更処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項に記載の印刷装置。
  10. 濃度変更内容のそれぞれ異なる複数種類の濃度変更情報から前記濃度情報の変更処理に
    用いる濃度変更情報を選択する濃度変更情報選択手段を備え、
    前記濃度変更情報選択手段で選択された濃度変更情報に基づき、前記文字データの濃度
    情報の変更処理を行うことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の印
    刷装置。
  11. 前記濃度変更内容を指定する濃度変更内容指定手段を備え、
    前記強調化処理手段は、前記濃度変更内容指定手段で指定された濃度変更内容に基づき
    、前記強調化処理を施すことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載
    の印刷装置。
  12. 前記文書データが画像データを含むか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段で画像データを含むと判定されたときに、当該画像データに文字画像
    データが含まれるか否かを判定する第2判定手段とを備え、
    前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに、当該文字画像データに対
    して、前記使用頻度算出手段、前記濃度情報変更手段及び前記強調化処理手段の各処理を
    行うことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記濃度情報変更手段は、前記第2判定手段で文字画像データを含むと判定したときに
    、前記画像データにおける前記文字画像データ以外の画像データに対して、当該画像デー
    タの画像の印刷濃度が一様に低減するように当該画像データの濃度情報を変更することを
    特徴とする請求項12記載の印刷装置。
  14. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置を制御するのに使用する印刷装置制御プ
    ログラムであって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更ステップと、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理ステップと、
    前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
    化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
    と、
    前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷ステップとからなる処理をコンピュータ
    に実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷装置制御プログラム。
  15. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置を制御するのに使用する印刷装置制御方
    法であって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更ステップと、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理ステップと、
    前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
    化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
    と、
    前記印刷用データに基づき印刷を実行する印刷ステップと、を含むことを特徴とする印
    刷装置制御方法。
  16. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
    る印刷用データ生成装置であって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更手段と、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理手段と、
    前記濃度情報変更手段で濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理手段で強調化処理の
    施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、を備える
    ことを特徴とする印刷用データ生成装置。
  17. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
    る印刷用データ生成プログラムであって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更ステップと、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理ステップと、
    前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
    化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
    とからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴と
    する印刷用データ生成プログラム。
  18. 文書データの示す文書を印刷するときに使用する着色材料の使用量を制御して、当該着
    色材料の使用量を節約することができる印刷装置において使用する印刷用データを生成す
    る印刷用データ生成方法であって、
    前記文書中の文字のうち、使用頻度の最も高い文字色の文字が通常の印刷濃度よりも低
    い印刷濃度で印刷されるように、前記使用頻度の最も高い文字色の文字データの濃度情報
    を変更する濃度情報変更ステップと、
    前記使用頻度の高さが二番目以降の文字色の文字の少なくとも一部が強調されて印刷さ
    れるように、前記文書データにおける前記一部の文字データに対して強調化処理を施す強
    調化処理ステップと、
    前記濃度情報変更ステップで濃度情報が変更され、且つ前記強調化処理ステップで強調
    化処理の施された文書データに基づき印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップ
    と、を含むことを特徴とする印刷用データ生成方法。
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