JP2001305523A - アレイ基板の製造方法 - Google Patents

アレイ基板の製造方法

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JP2001305523A
JP2001305523A JP2000116506A JP2000116506A JP2001305523A JP 2001305523 A JP2001305523 A JP 2001305523A JP 2000116506 A JP2000116506 A JP 2000116506A JP 2000116506 A JP2000116506 A JP 2000116506A JP 2001305523 A JP2001305523 A JP 2001305523A
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pixel electrode
receiving layer
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forming
resin layer
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Shigehiro Uesono
重広 上園
Nobushige Omoto
信繁 大本
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性が高く安定に動作可能な液晶表示装置用
のアレイ基板の製造方法を提供する。 【解決手段】この発明のアレイ基板2は、光が照射され
た部分が撥水性を示す樹脂層15を形成する工程と、樹
脂層にレーザビームを照射して、カラーフィルタ領域の
パターンR,G,Bとコンタクトホール領域パターン2
0に対応する撥水パターンを形成する工程と、樹脂層の
未露光部分に色素を供給して着色する工程と、樹脂層を
硬化する工程と、樹脂層に、コンタクトホールのレジス
トパターンを形成し、エッチングによりコンタクトホー
ルを形成するフォトエッチング工程と、樹脂層上に画素
電極材料を成膜し、パターニングして画素電極を形成す
る工程と、からなる各工程により製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーフィルタ
がアレイ基板側に形成された、例えば液晶表示装置用の
アレイ基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄型の表示装置として広く利用されてい
る液晶表示装置は、画素電極を有するガラス基板(アレ
イ基板)と対向電極を有するガラス基板(対向基板)と
を対向させ、両基板間に液晶組成物を注入し、封止した
ものである。なお、カラー表示が可能な液晶表示装置
は、2枚のガラス基板のうちの1枚にR(赤)、G
(緑)およびB(青)の3色の着色層すなわちカラーフ
ィルタが設けられている。
【0003】カラーフィルタは、製造の容易さから対向
基板に設けられる例が多かったが、対向基板とアレイ基
板との位置合わせに高い精度が要求されること、位置合
わせのためのマージンが必要であること等の理由から、
今日、アレイ基板側に設ける例が数多く提案されてい
る。
【0004】アレイ基板にカラーフィルタを形成する方
法としては、R,GおよびBのそれぞれに着色された有
機絶縁膜を、それぞれフォトリソグラフ工程によりパタ
ーン形成する方法が一般的である。
【0005】なお、各色毎のフォトリソグラフ工程は、
工数の点で製造コストを増大させることから、今日、吐
出方式により3色のインクを同時にガラス基板上に吐出
し、1回のドライエッチング工程で、3色のカラーフィ
ルタにコンタクトホール等のパターンを形成する方法が
提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラーフィ
ルタを、インクの吐出により形成する方法では、ドライ
エッチングによりコンタクトホールを開ける工程により
コンタクトホールを形成した後に、インク材料が残渣と
して残ったり、再付着によりインク材料が不所望に付着
することで、十分なコンタクト特性が得られない問題が
ある。
【0007】このことは、アレイ基板と対向基板とを組
み合わせて液晶表示装置とした場合に、動作の信頼性を
低下するとともに、歩留まりを下げる問題がある。
【0008】なお、レーザショットによる着色パターン
にコンタクトホールを形成する方法も知られているが、
R,GおよびBの着色パターンのレーザエネルギーの吸
収の程度が異なるためにコンタクトホールの大きさを同
一とすることが困難であり、しかも工程数が増加するこ
とから、好ましい方法とはいえない問題がある。
【0009】この発明の目的は、安定な動作を可能と
し、製造コストの低いカラーフィルタ付液晶表示装置向
けのアレイ基板の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、光透過性の絶縁基板に受
容層を形成する工程と、前記受容層の所定領域を撥水処
理する工程と、前記受容層を着色する工程と、前記受容
層の撥水処理が施された前記所定領域の少なくとも一部
を除去する工程と、前記受容層上に画素電極材料を成膜
し、パターニングして画素電極を形成する工程と、から
なるアレイ基板の製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、この発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明の製造方法により製造さ
れるアレイ基板を有するアクティブマトリクス液晶表示
装置の1画素を抜き出した概略平面図で、図2は、図1
に示した表示装置をa−a´に沿って切断した概略断面
図である。
【0013】図2に示されるように、アクティブマトリ
クス形液晶表示装置1は、第一のガラス基板(アクティ
ブマトリクス基板)すなわちアレイ基板2と第二のガラ
ス基板すなわち対向基板3が、互いに主面が対向され、
且つそれぞれの基板が所定の間隔で配置された基板相互
間に液晶組成物4が封入されて、構成されている。
【0014】アレイ基板2は、例えばコーニング社製、
#1737等に代表される厚さ0.7mmのガラス板2
aの一主面に、スイッチング素子としての薄膜トランジ
スタ(TFT)11、信号線12(図1参照)、ゲート
線(走査線)13、補助容量線(Cs線)14、TFT
11のドレインと接続され、以下に説明するカラーフィ
ルタ層15よりも対向基板3側に位置される画素電極と
の導通を確保するための電極パターン16、電極パター
ン16の一部をカラーフィルタ層15から露出させるコ
ンタクトホール17、コンタクトホール17を介して電
極パターン16と接続されるとともにカラーフィルタ層
15上に形成された画素電極18およびパッシベーショ
ンパターン(符号なし)等が、所定順かつ所定形状に積
層されたアクティブマトリクス基板である。なお、液晶
組成物4と接する側の面には、例えばAL−1051
(商品名、日本合成ゴム株式会社製)を、所定の厚さに
塗布してラビング処理した図示しない配向膜が設けられ
ている。
【0015】対向基板3は、例えばコーニング社製、#
1737等に代表される厚さ0.7mmのガラス板3a
の一方の面に、共通電極パターン(すなわち対向電極1
9)が形成されたものである。なお、対向電極19の液
晶組成物4に面する側には、アレイ基板2で用いられる
と同様の材料からなる図示しない配向膜が配置されてい
る。
【0016】液晶組成物4は、例えばZLI−1565
(商品名、E.メルク社製)に、同社製のS811(商
品名)を、0.1wt%(重量百分率)添加したものが
利用される。なお、液晶組成物4は、上述した対向基板
3と先に説明したアレイ基板2とを接着剤により接着し
た後、図示しない注入口から注入される。
【0017】次に、カラーフィルタ層15およびコンタ
クトホール17の製造方法について詳細に説明する。
【0018】図1に示されるように、カラーフィルタ層
15は、対向基板3との間に封入される液晶組成物4
(図2に示されている)を通過して対向基板3から出射
される画像すなわち図示しない照明装置からの照明光が
アレイ基板2側から入射されて液晶組成物4および対向
基板3を順に透過した光に、赤色(R)、緑色(G)お
よび青色(B)を表示させるもので、TFT11と信号
線12および走査線13により区画されるマトリクス領
域毎に、R,GおよびBのそれぞれが、一色ずつ割り当
てられたものである。なお、図2は、図1をa−a´で
切断した断面であるから、一色分のみ示されている。
【0019】カラーフィルタ層15は、詳細には、染料
と結合して所定の色を呈する着色剤と感光材とを含むア
クリル系共重合樹脂の薄層の任意の領域に、R,Gおよ
びBのそれぞれに対応する染料を選択的に供給すること
で提供される。なお、共重合樹脂の薄層の感光材は、例
えば所定波長のレーザビームや紫外線等、を照射するこ
とによりその部分が撥水性を示すもので染料が供給され
る際に染料が浸透することない領域を提供する。
【0020】すなわち、カラーフィルタ層15は、例え
ばスピンナーにより、1μm程度の厚さに塗布されたア
クリル共重合樹脂の薄層の所定の領域を、紫外線照射に
より撥水性に変化させ、この撥水性の領域に区分された
R,GおよびBのそれぞれに対応する領域に、R,Gお
よびBの染料それぞれを、例えばインクジェット方式に
より選択的に吐出することにより形成される。このと
き、図3に示すように、共重合樹脂の各領域を区分する
ための領域に加えて、コンタクトホール17が開けられ
る領域20も紫外線(レーザビーム)により撥水性に、
変化される(図3)。なお、R,GおよびBの染料が吐
出されて着色された共重合樹脂は、アニール処理により
安定化される。
【0021】続いて、R,GおよびBのそれぞれに着色
されたフィルタ層15に、レジスト剤OFPR5000
(商品名、東京応化工業株式会社製)を、スピンナーに
より数μm塗布して硬化した後、電極パターン16上に
コンタクトホール17が位置するようレジストをパター
ニングし、O:CF = 45:5[sccm]
(CF濃度10%)の組成であるエッチングガスによ
りドライエッチングしてコンタクトホール17を形成す
る。なお、ドライエッチング装置には、CSE−121
0(ULVAC社製)を用いている。
【0022】このようにしてコンタクトホール17を形
成した後、カラーフィルタ層15上にITOからなる透
明な画素電極18を形成する。なお、コンタクトホール
17は、カラーフィルタ層15を形成する際に色素(染
料)が注入されていない領域に設けられることから、エ
ッチングにより除去された色素(染料)が再付着するこ
となく、電極パターン16との間のコンタクト抵抗が十
分に低減されている。
【0023】なお、ドライエッチングの後に、超音波を
用いた水洗あるいはオゾン水による洗浄と、引き続い
て、Nによりプラズマ処理することにより、エッチン
グ時にエッチング残渣が生じた場合でも、エッチング残
渣を完全に除去できる。また、洗浄とプラズマ処理によ
りレジストを除去することが可能であり、レジスト除去
の工程を削減可能である。
【0024】上述したように、この発明によれば、アク
ティブマトリクス型液晶表示装置のアレイ基板におい
て、カラーフィルタ層上に形成される画素電極とTFT
のドレインとを接続するためのコンタクトホールは、カ
ラーフィルタ層を形成するための色素(染料)のエッチ
ング残渣や除去された色素(染料)が再付着することに
起因するコンタクト抵抗の増大の影響を受けずに、低い
コンタクト抵抗を示す。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の液晶表示
装置の製造方法によれば、画素電極とTFTのドレイン
電極とを接続するためのコンタクトホールは、色素また
は染料の残渣による導通不良等が生じることなく確実に
穴あけされることから、安定に動作可能な液晶表示装置
を提供できる。
【0026】これにより、工程数の低減および歩留まり
が向上され、液晶表示装置のコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法により製造されるアレイ基
板を有するアクティブマトリクス液晶表示装置の1画素
を抜き出した概略平面図。
【図2】図1に示した表示装置をa−a´に沿って切断
した概略断面図。
【図3】図1に示した表示装置をa−a´に沿って切断
し、コンタクトホールのための撥水領域を説明する概略
図。
【符号の説明】
1・・・液晶表示装置、 2・・・アレイ基板、 2a・・ガラス基板、 3・・・対向基板、 4・・・液晶組成物、 11・・・TFT(薄膜トランジスタ)、 12・・・信号線、 13・・・ゲート線、 14・・・補助容量線、 15・・・カラーフィルタ層、 16・・・電極パターン、 17・・・コンタクトホール、 18・・・画素電極、 19・・・対向電極、 20・・・フィルタ層のコンタクトホールの領域。
フロントページの続き (72)発明者 大本 信繁 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA43 BA47 BA48 BA64 BB08 BB43 2H091 FA02Y FB04 FC05 FC22 FC23 FC24 GA13 LA12 LA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性の絶縁基板に受容層を形成する工
    程と、 前記受容層の所定領域を撥水処理する工程と、 前記受容層を着色する工程と、 前記受容層の撥水処理が施された前記所定領域の少なく
    とも一部を除去する工程と、 前記受容層上に画素電極材料を成膜し、パターニングし
    て画素電極を形成する工程と、からなるアレイ基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】前記受容層は、着色剤と感光材とを含むア
    クリル系共重合樹脂であり、前記撥水処理は、前記所定
    領域にレーザビームが照射されてなることを特徴とする
    請求項1記載のアレイ基板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記着色には色素が用いられ、前記色素
    は、着色剤と結合して所定の色を発色することを特徴と
    する請求項2記載のアレイ基板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記樹脂層を着色する方法は、インクジェ
    ット法であることを特徴とする請求項1記載のアレイ基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】光透過性の絶縁基板に所定の電極パターン
    を形成する工程と、 前記基板に受容層を形成する工程と、 前記受容層の所定領域を撥水処理する工程と、 前記受容層を着色する工程と、 前記受容層の撥水処理が施された前記所定領域の少なく
    とも一部を除去する工程と、 前記受容層上に画素電極材料を成膜し、パターニングし
    て画素電極を形成する工程と、 前記電極パターンと前記画素電極材料を電気的に接続す
    る工程と、からなるアレイ基板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004045970A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2009276788A (ja) * 2003-03-28 2009-11-26 Sharp Corp 液晶表示装置用基板及びそれを用いた液晶表示装置
TWI410725B (zh) * 2010-04-13 2013-10-01 Au Optronics Corp 畫素結構與對準標記

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