JPH11109367A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH11109367A
JPH11109367A JP26601297A JP26601297A JPH11109367A JP H11109367 A JPH11109367 A JP H11109367A JP 26601297 A JP26601297 A JP 26601297A JP 26601297 A JP26601297 A JP 26601297A JP H11109367 A JPH11109367 A JP H11109367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid crystal
display device
crystal display
alignment film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26601297A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Toriyama
亜希子 鳥山
Shoichi Kurauchi
昭一 倉内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26601297A priority Critical patent/JPH11109367A/ja
Publication of JPH11109367A publication Critical patent/JPH11109367A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱状スペーサとの接触により配向膜の削れが
生じることがなく、表示不良がなく歩留まりの向上した
液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明の単純マトリクス型液晶表示装置
では、走査電極側基板2において、信号電極側基板1に
設けられた柱状スペーサ5の先端面が当接される部位を
除いて、ポリイミド等の配向膜6が形成され、ラビング
による配向処理がなされている。また、アクティブマト
リクス型液晶表示装置では、対向基板11側に、R、
G、Bの着色層が積層された構造の柱状スペーサ5が設
けられており、TFTアレイ基板10においては、柱状
スペーサ5が当接される部位を除いて、ポリイミド等の
配向膜6が形成され、ラビング処理がなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、表示性能が良く歩留まりの高い液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種の情報機器や映像機器の分
野において、電極を有する2枚のガラス等の基板を対向
して配置し、それら間に液晶組成物を挟持した構造を有
する液晶表示装置が、開発されている。その中でカラー
表示用の液晶表示装置では、2枚の基板のうちのいずれ
か一方に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色
の着色層が所定のパターンで形成されたカラーフィルタ
が設けられている。
【0003】また近年、大型、高精細な液晶表示装置と
して、アモルファスシリコン(a−Si)等を半導体層
とした薄膜トランジスタ(TFT)とそれに接続された
信号線電極、走査線電極等が形成されたTFTアレイ基
板と、対向共通電極を有する対向基板とを対向配置した
アクティブマトリクス型の液晶表示装置が開発されてい
る。
【0004】そして最近、このようなアクティブマトリ
クス型をはじめとする液晶表示装置では、2枚の基板の
間隙を一定に保つための間隙材(スペーサ)として、プ
ラスチックビースに代わり、柱状のスペーサが用いられ
ている。すなわち、プラスチックビーズ周辺の光漏れに
よるコントラストの低下と、散布むらに起因する表示む
らを解消し歩留まりを上げるために、フォトレジスト材
料等によりあるいはカラーフィルタの着色層を積層し
て、2枚の基板のいずれかの側に柱状のスペーサを形成
し、このスペーサにより基板間隙を一定に保つことが行
なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな柱状スペーサが設置された液晶表示装置において
は、液晶セルを組み立てる際に2枚の基板間に位置ずれ
が生じやすいため、液晶組成物を配向させるために基板
の最外層に形成した配向膜が、スペーサと接触して剥れ
たり削れたりすることがあった。そして、削れた配向膜
は液晶セル内に残ってしまうため、表示性能の低下や歩
留まりの低下といった問題が発生していた。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、配向膜の削れ等による表示不良の発
生が防止される液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、主面上に配向膜が形成された第1の基板と、主面上
に前記第1の基板との間隙を保持する柱状スペーサが設
置され、かつ配向膜が形成された第2の基板と、前記第
1の基板と第2の基板との間に挟持された液晶層とを備
えた液晶表示装置において、前記スペーサの端面と、該
スペーサの端面が当接される前記第1の基板の被当接部
のどちらか一方にのみ、前記配向膜が設けられているこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の第2の発明の液晶表示装置
は、主面上に配向膜が形成された第1の基板と、主面上
に前記第1の基板との間隙を保持する柱状スペーサが設
置され、かつ配向膜が形成された第2の基板と、前記第
1の基板と第2の基板との間に挟持された液晶層とを備
えた液晶表示装置において、前記スペーサの端面が前記
第1の基板に、前記配向膜を介することなく直接当接し
ていることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の第3の発明の液晶表示装
置は、主面上に配向膜が形成された第1の基板と、主面
上に前記第1の基板との間隙を保持する柱状スペーサが
設置され、かつ配向膜が形成された第2の基板と、前記
第1の基板と第2の基板との間に挟持された液晶層とを
備えた液晶表示装置において、前記スペーサの端面が当
接される前記第1の基板の被当接部に、該スペーサの係
止部が設けられていることを特徴とする。
【0010】本第1の発明の液晶表示装置においては、
第2の基板に形成された柱状スペーサの端面と、このス
ペーサの端面が当接される第1の基板の被当接部のうち
の、どちらか一方にのみ配向膜が設けられており、例え
ば第1の基板の被当接部には配向膜が設けられていない
ので、スペーサとの接触により配向膜が削れることがな
い。また、スペーサの端面を被覆する配向膜も削れにく
く、表示不良の発生が防止される。
【0011】また、本第2の発明では、スペーサ自体の
上(外周面)にも配向膜がなく、スペーサの端面が第1
の基板に配向膜を介することなく直接当接されているの
で、スペーサと第1の基板との接触により、配向膜の削
れが全く発生することがなく、より良好な表示が得られ
歩留まりが向上する。
【0012】さらに、本第3の発明の液晶表示装置で
は、第1の基板において、スペーサの端面が当接される
部位に、段差のようなスペーサを係止する働きをする部
分が設けられているので、この部分にスペーサが係止さ
れ、基板組立て時に基板間の位置ずれが生じにくい。し
たがって、スペーサとの接触による配向膜の削れが防止
され、表示不良の発生が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0014】図1および図2は、それぞれ本発明の第1
および第2の実施例である単純マトリクス型液晶表示装
置の概略構成を示す断面図である。なお、図2におい
て、図1と同一の部分には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0015】第1の実施例の液晶表示装置は、図1に示
すように、信号電極側の基板1と走査電極側の基板2と
を組合わせて構成されている。そして、信号電極側基板
1においては、ガラス基板のような絶縁基板3の上に、
インジウム・ティン・オキサイド(ITO)等の透明材
料からなるストライプ状の信号電極(信号線)4が形成
されており、その上に、透明なフォトレジストからなる
柱状スペーサ5が設けられている。また、このような信
号電極側基板1の表示領域に、ポリイミド等の配向膜6
が形成され、ラビングによる配向処理がなされている。
【0016】一方、走査電極側基板2においては、ガラ
ス基板のような絶縁基板3上に、ITO等の透明材料か
らなるストライプ状の走査電極(走査線)7が形成され
ており、その上に、信号電極側基板1に設けられた柱状
スペーサ5の先端面が当接される部位を除いて、ポリイ
ミド等の配向膜6が形成され、ラビングによる配向処理
がなされている。ここで、柱状スペーサ5の先端面が当
接される部位を除いて配向膜6を形成するには、膜形成
に使用するオフセット印刷用の版を、所定の部位を除い
て印刷がなされるようなパターンとする方法が採られ
る。そして、このような走査電極側基板2と前記した信
号電極側基板1とが、配向膜6が形成された面を内側に
し、かつそれぞれのラビング方向が 240度をなすように
対向配置されており、接着剤8により貼り合わされてい
る。さらに、これらの基板間に液晶組成物9が挟持され
ている。
【0017】このように構成される第1の実施例の単純
マトリクス型液晶表示装置においては、柱状スペーサ5
の上に被覆・形成された配向膜6の削れが少ないので、
品位が高く良好な表示が達成される。
【0018】また、第2の実施例の液晶表示装置では、
図2に示すように、信号電極側基板1において、所定の
パターンを有する版を用いてオフセット印刷を行なう等
の方法で、柱状スペーサ5の外周面(側面および先端
面)を除いて、配向膜6が形成されている。また、走査
電極側基板2においても、柱状スペーサ5の先端面が当
接される部位を除いて配向膜6が形成されている。そし
て、このような信号電極側基板1と走査電極側基板2と
が対向配置され、接着剤8により貼り合わされており、
これらの基板間に液晶組成物9が挟持されている。
【0019】このように構成される第2の実施例の液晶
表示装置においては、柱状スペーサ5との接触により、
配向膜6の削れが全く生じないので、より高品位で良好
な表示が得られる。
【0020】次に、本発明の第3および第4の実施例で
あるアクティブマトリクス型液晶表示装置を、図3およ
び図4に基づいてそれぞれ説明する。
【0021】第3の実施例の液晶表示装置は、図3に示
すように、TFTアレイ基板10と対向基板11とを組
合わせて構成されている。TFTアレイ基板10におい
ては、ガラス基板のような絶縁基板3上に、複数本の走
査線と信号線(いずれも図示を省略する。)とが交差し
て形成されており、交差した各区画ごとに、ITO等の
透明材料からなる画素電極12が形成され、またスイッ
チング素子として、a−Siを半導体層とするTFT1
3が形成されている。そして、TFT13のゲート電極
とドレイン電極が、走査線と信号線にそれぞれ接続さ
れ、ソース電極が画素電極12に接続されている。さら
に、このようなTFTアレイ基板10の表示領域には、
後述する柱状スペーサが当接される部位を除いて、ポリ
イミド等の配向膜6が形成され、ラビングによる配向処
理がなされている。
【0022】一方、対向基板11においては、ガラス基
板のような絶縁基板3上に、黒色の遮光層(ブラックマ
トリクス)14と、R、G、Bの着色層15を所定のパ
ターンで配列したカラーフィルタとがそれぞれ設けられ
ている。また、遮光層14上で、対向するTFTアレイ
基板10の補助容量線16と相対する位置に、R、G、
Bの各着色層が積層された構造の柱状スペーサ5が設け
られている。さらに、このようにカラーフィルタおよび
柱状スペーサ5が形成された対向基板11上に、ITO
からなる対向電極(共通電極)17が形成され、その上
にポリイミド等の配向膜6が形成されラビングによる配
向処理がなされている。
【0023】そして、このような対向基板11と前記し
たTFTアレイ基板10とが、配向膜6が形成された面
を内側にし、かつそれぞれのラビング方向が90度をなす
ように対向配置されており、接着剤8により貼り合わさ
れている。さらに、これらの基板間に液晶組成物9が挟
持されている。
【0024】このように構成される第3の実施例のアク
ティブマトリクス型液晶表示装置においては、画素の開
口率が高く高輝度であるうえに、柱状スペーサ5との接
触による配向膜6の削れがないので、品位が高く良好な
表示が得られる。
【0025】第4の実施例の液晶表示装置では、図4に
示すように、TFTアレイ基板10において、ガラス基
板のような絶縁基板3上に複数本の走査線と信号線(い
ずれも図示を省略。)が交差して形成され、交差した各
区画ごとに、a−Siを半導体層とするTFT13が形
成されている。また、このようなTFTアレイ基板10
の画素部には、R、G、Bの着色層15を所定のパター
ンで配列したカラーフィルタが設けられており、その上
にITO等の透明材料からなる画素電極12が設けられ
ている。さらに、着色層15上の所定の位置に、黒色樹
脂からなる遮光層が設けられており、この遮光層が柱状
スペーサ5として機能するようになっている。またさら
に、このようにカラーフィルタおよび柱状スペーサ5が
形成されたTFTアレイ基板10上に、ポリイミド等の
配向膜6が形成され、ラビングによる配向処理がなされ
ている。
【0026】一方、対向基板11においては、ガラス基
板のような絶縁基板3上にITOからなる対向電極17
が形成されており、その上に、TFTアレイ基板10側
の柱状スペーサ5が当接される部位を除いて、ポリイミ
ド等の配向膜6が形成され、ラビングによる配向処理が
なされている。
【0027】そして、このような対向基板11と前記し
たTFTアレイ基板10とが、配向膜6が形成された面
を内側にし、かつそれぞれのラビング方向が90度をなす
ように対向配置されており、接着剤8により貼り合わさ
れている。さらに、これらの基板間に液晶組成物9が挟
持されている。
【0028】このように構成される第4の実施例のアク
ティブマトリクス型液晶表示装置においては、画素の開
口率が高く高輝度であるうえに、柱状スペーサ5との接
触による配向膜6の削れがないので、品位が高く良好な
表示が得られる。
【0029】次に、本発明の液晶表示装置の第5の実施
例について説明する。
【0030】第5の実施例の液晶表示装置は、図5に示
すように、TFTアレイ基板10と対向基板11とを組
合わせて構成されており、TFTアレイ基板10におい
ては、絶縁基板3上の所定の位置に、すなわち対向基板
11の柱状スペーサが当接される部位に、それぞれ凹部
18がエッチング処理により形成されている。そして、
このような絶縁基板3上に、複数本の走査線と信号線
(図示を省略。)とが交差して形成され、かつ凹部18
に補助容量線(図示を省略。)が形成されている。ま
た、走査線と信号線とが交差した各区画ごとに、ITO
等の透明材料からなる画素電極12が形成されている。
さらに、このようなTFTアレイ基板10の表示領域に
は、補助容量線が形成された凹部17を除いて、ポリイ
ミド等の配向膜6が形成されラビングによる配向処理が
なされている。
【0031】一方、対向基板11においては、ガラス基
板のような絶縁基板3上に、黒色の遮光層14と、R、
G、Bの着色層15を所定のパターンで配列したカラー
フィルタとがそれぞれ設けられている。また、遮光層1
4上で、対向するTFTアレイ基板10の補助容量線
(凹部18)と相対する位置に、R、G、Bの各着色層
が積層された構造の柱状スペーサ5が設けられている。
さらに、このようにカラーフィルタおよび柱状スペーサ
5が形成された対向基板11上に、ITOからなる対向
電極17が形成され、その上にポリイミド等の配向膜6
が形成されラビングによる配向処理がなされている。
【0032】そして、このような対向基板11と前記し
たTFTアレイ基板10とが、配向膜6が形成された面
を内側にし、かつそれぞれのラビング方向が90度をなす
ように対向配置されており、対向基板11に形成された
柱状スペーサ5は、TFTアレイ基板10の凹部17に
嵌め込まれて係止されている。そして、これらの基板が
接着剤8により貼り合わされ、基板間に液晶組成物9が
挟持されている。
【0033】このように構成される第5の実施例の液晶
表示装置においては、柱状スペーサ5がTFTアレイ基
板10の凹部18に係止されているので、基板間の位置
ずれが生じにくい。また、TFTアレイ基板10の凹部
18には配向膜6が形成されていないので、柱状スペー
サ5との接触による配向膜6の削れがなく、高品位の良
好な表示が得られる。
【0034】次に、本発明の液晶表示装置の具体的実施
例について説明する。
【0035】
【実施例】
実施例1 図1に示す単純マトリクス型液晶表示装置を、以下に示
すようにして製造した。まず、液晶セルを構成する信号
電極側基板1を製造した。すなわち、SiOxを主成分
とする青板ガラスからなる、厚さが 1.1mmでサイズが約
11インチの絶縁基板3の表面に、ITOを蒸着し、フォ
トエッチングを行なって、二面駆動用として二段に分か
れた 240本の信号電極4を形成した。表示領域における
このITO信号電極4の幅は0.07mm、電極間隔は0.03mm
とした。
【0036】次いで、このような信号電極側基板1に対
して、以下の処理を行ない、柱状スペーサ5となる透明
レジスト層を形成した。すなわち、信号電極4の形成さ
れた基板上に、フォトレジストとしてPMER(東京応化工
業株式会社の商品名)を、スピンコート法により 5μm
の厚さに塗布した後、フォトマスクを用いて紫外線照射
による露光処理を行ない、次いで現像して信号電極4の
一部を露出させて、柱状スペーサ5を形成した。次に、
表示領域の全面に、SE-150(日産化学株式会社の商品
名)をオフセット印刷により50nmの厚さに塗布した後、
100℃で 1分間乾燥してから 250℃で30分間加熱焼成
し、配向膜6を形成した。しかる後、ラビングによる配
向処理を行なった。
【0037】また、次のようにして走査電極側基板2を
製造した。すなわち、SiOx を主成分とする青板ガラ
スからなる、厚さが 1.1mmでサイズが約11インチの絶縁
基板3の表面に、ITOを蒸着し、フォトエッチングを
行なって、 640本の走査電極7を形成した。表示領域に
おけるこのITO走査電極7の幅は0.27mm、電極間隔は
0.03mmとした。
【0038】次いで、このような走査電極側基板2の表
示領域に、オフセット印刷によりSE-150を50nmの厚さに
塗布した。このとき、柱状スペーサ5の先端面が当接さ
れる部位を除いて塗布層が形成されるようなパターンを
有する版を用いて、オフセット印刷を行なった。その
後、 100℃で 1分間乾燥してから 250℃で30分間加熱焼
成し、配向膜6を形成した後、ラビングによる配向処理
を行なった。なお、この走査電極側基板2および信号電
極側基板1におけるラビング処理は、基板間に挟持され
た液晶組成物の分子が 240゜ねじれて配向するような方
向に行なった。
【0039】次いで、走査電極側基板2の配向膜6の周
辺に沿って、注入口(図示を省略。)を除いて接着剤8
を印刷した後、信号電極側基板1と走査電極側基板2と
を各々の配向膜6が対向するように配置し、加熱して接
着剤8を硬化させ、基板を貼り合わせた。次に、液晶組
成物9としてZLI-2293(E.メルク社の商品名)を注入
口からセル内に注入した後、注入口を紫外線硬化型樹脂
により封止した。
【0040】こうして得られた単純マトリクス型液晶表
示装置を、 1/240dutyのマルチプレクス駆動で駆動した
ところ、優れた表示品位が得られた。
【0041】実施例2 図2に示す単純マトリクス型液晶表示装置を、以下に示
すようにして製造した。まず、信号電極側基板1を製造
した。すなわち、SiOx を主成分とする青板ガラスか
らなる、厚さ 1.1mmでサイズが約11インチの絶縁基板3
の表面に、ITOを蒸着し、フォトエッチングを行なっ
て、二面駆動用として二段に分かれて 240本の信号電極
4を形成した。表示領域におけるこのITO信号電極4
の幅は0.07mm、電極間隔は0.03mmとした。
【0042】次いで、このような信号電極側基板1に対
して、以下の処理を行なって、柱状スペーサ5となる透
明レジスト層を形成した。すなわち、信号電極4の形成
された基板上に、フォトレジストとしてPMERを、スピン
コート法により 5μm の厚さに塗布した後、フォトマス
クを用いて紫外線照射による露光処理を行ない、次いで
現像して信号電極4の一部を露出させ、柱状スペーサ5
を形成した。次に、表示領域に、SE-150をオフセット印
刷により50nmの厚さに塗布した後、 100℃で 1分間乾燥
してから 250℃で30分間加熱焼成し、配向膜6を形成し
た。なおこのとき、柱状スペーサ5が設置された部位を
除いて塗布層が形成されるようなパターンを有する版を
用いて、オフセット印刷を行ない、柱状スペーサ5の外
周面には配向膜6が形成されないようにした。しかる
後、ラビングによる配向処理を行なった。
【0043】また、次のようにして走査電極側基板2を
製造した。すなわち、SiOx を主成分とする青板ガラ
スからなる、厚さが 1.1mmでサイズが約11インチの絶縁
基板3の表面に、ITOを蒸着し、フォトエッチングを
行なって、 640本の走査電極7を形成した。表示領域に
おけるこのITO走査電極7の幅は0.27mm、電極間隔は
0.03mmとした。
【0044】次いで、このような走査電極側基板2の表
示領域に、柱状スペーサ5の先端面が当接される部位を
除いて塗布層が形成されるようなパターニングのなされ
た版を用いて、SE-150を50nmの厚さにオフセット印刷し
た後、 100℃で 1分間乾燥してから 250℃で30分間加熱
焼成し、配向膜6を形成した。そして、ラビングによる
配向処理を行なった。なお、この走査電極側基板2およ
び信号電極側基板1におけるラビング処理は、基板間に
挟持された液晶組成物の分子が 240゜ねじれて配向する
ような方向に行なった。
【0045】次いで、走査電極側基板2の配向膜6の周
辺に沿って、注入口(図示を省略。)を除いて接着剤8
を印刷した後、信号電極側基板1と走査電極側基板2と
を各々の配向膜6が対向するように配置し、加熱して接
着剤8を硬化させ、基板を貼り合わせた。次に、液晶組
成物9としてZLI-2293を注入口からセル内に注入した
後、注入口を紫外線硬化型樹脂により封止した。
【0046】こうして得られた単純マトリクス型液晶表
示装置を、 1/240dutyのマルチプレクス駆動で駆動した
ところ、実施例1よりも優れた表示品位が得られた。
【0047】実施例3 図3に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置を、以
下に示すようにして製造した。まず、 300mm× 400mmの
絶縁基板3の主面に、通常のTFT形成プロセスで成膜
とパターンニングを繰り返して、a−Siを半導体層と
するTFT13と電極配線およびITOからなる画素電
極12を形成し、縦横 100画素、合計 10000画素を有す
るTFTアレイ基板10を製造した。次いで、このよう
なTFTアレイ基板10の表示領域に、後述する柱状ス
ペーサ5の先端面が当接される部位を除いて塗布層が形
成されるようなパターニングのなされた版を用いて、 A
L-1051(日本合成ゴム株式会社の商品名)を50nmの厚さ
にオフセット印刷した。しかる後、 100℃で 1分間乾燥
してから 180℃で30分間加熱焼成して、配向膜6を形成
し、ラビングによる配向処理を行なった。
【0048】また、次のようにして対向基板11を製造
した。まずガラス基板のような絶縁基板3上に、アルカ
リ現像可能な紫外線硬化型アクリル樹脂にカーボンブラ
ック(黒色顔料)を分散させた黒色レジストである CK-
2000(富士ハントテクノロジー株式会社の商品名)を、
スピンコート法により全面塗布し、90℃で10分間乾燥し
た後、所定のパターン形状を有するフォトマスクを用
い、紫外線(波長 365nm)を所定の光量(300mj/cm2
で照射して露光し、次いでpH11.5のアルカリ水溶液( K
OHの1%水溶液)により現像し、 200℃で 1時間焼成し
て、 2.0μm の厚さの遮光層14を形成した。
【0049】次いで、アルカリ現像可能な紫外線硬化型
アクリル樹脂に赤色の顔料を分散させた着色レジストで
ある CR-2000(富士ハントテクノロジー株式会社の商品
名)を、スピンコート法により画素部に全面塗布し、プ
リベークした後、フォトマスクを介して紫外線(波長 3
65nm)を所定の光量(100mj/cm2 )で照射して露光し
た。このとき、スペーサの形成を所望する部位を含めて
赤色着色層を形成したい部位にのみ、光が照射されるよ
うなパターニングがなされたフォトマスクを使用して、
露光を行なった。次いで、pH11.5の現像液( KOHの1%水
溶液)に10秒間浸漬して現像し、赤色層を形成した。次
いで、 CR-2000の代わりに、 CG-2000および CB-2000
(いずれも富士ハントテクノロジー株式会社の商品名)
を用い、同様にして緑色層と青色層を順に形成した。こ
れらの層の形成では、先に形成されたスペーサ部の上に
も緑色層および青色層をそれぞれ重ねて形成した。しか
る後、230で 1時間焼成し、R、G、Bの着色層15が
所定のパターンで配列されたカラーフィルタと、R、
G、Bの着色層が積層された柱状スペーサ5をそれぞれ
形成した。
【0050】次いで、このような対向基板11の表示領
域に、スパッタ法によりITO膜を150nmの厚さに成膜
して、対向電極(共通電極)17を形成した後、その上
に、AL-1051を50nmの厚さにオフセット印刷し、 100℃
で 1分間乾燥してから 180℃で30分間加熱焼成して、配
向膜6を形成した。そして、ラビングによる配向処理を
行なった。しかる後、配向膜6の周辺に沿って、注入口
を除いて接着剤8を印刷し、また接着剤8の周辺の電極
転移電極(図示を省略。)上に、TFTアレイ基板10
から対向電極11に電圧を印加するための電極転移材
(図示を省略。)を塗布形成した。
【0051】次いで、このような対向基板11とTFT
アレイ基板10とを各々の配向膜6が対向し、かつそれ
ぞれのラビング方向が90度をなすように配置した後、加
熱して接着剤8を硬化させ、基板を貼り合わせた。そし
て、ZLI-1565にS811(いずれもE.メルク社の商品名)
を0.1wt%添加した液晶組成物9を、注入口からセル内に
注入した後、注入口を紫外線硬化型樹脂により封止し
た。
【0052】こうして得られたアクティブマトリクス型
液晶表示装置を駆動したところ、優れた表示品位が得ら
れた。
【0053】実施例4 図4に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置を、以
下に示すように製造した。まず、絶縁基板3の主面に、
通常のTFT形成プロセスで成膜とパターンニングを繰
り返して、a−Siを半導体層とするTFT13と電極
配線とを形成し、縦横 100画素、合計 10000画素を有す
るTFTアレイ基板10を製造した。
【0054】次いで、このようなTFTアレイ基板10
の画素部に、感光性の着色(赤色)レジストである CR-
2000をスピンコート法により全面塗布し、プリベークし
た後、フォトマスクを介して紫外線(波長 365nm)を所
定の光量(100mj/cm2 )で照射して露光し、次いでpH1
1.5の現像液( KOHの1%水溶液)に10秒間浸漬して現像
し、赤色層を形成した。次いで、 CR-2000の代わりに C
G-2000および CB-2000を使用し、同様にして緑色層と青
色層を順に形成した後、 230で 1時間焼成し、R、G、
Bの着色層15が所定のパターンで配列されたカラーフ
ィルタを形成した。
【0055】次に、スパッタ法によりITO膜を 150nm
の厚さに成膜した後、フォトプロセスを用いてパターニ
ングを行なって、画素電極12を形成した。しかる後、
着色層15上の所定の位置に、柱状スペーサ5として機
能する遮光層を形成した。すなわち、画素電極12およ
び着色層15の上に、感光性の黒色レジストである CK-
2000をスピンコート法により塗布し、90℃で10分間乾燥
した後、所定のパターン形状を有するフォトマスクを用
い、紫外線(波長 365nm)を所定の光量(300mj/cm2
で照の射して露光し、次いでpH11.5のアルカリ水溶液
( KOHの1%水溶液)により現像し、 200℃で 1時間焼成
して、遮光層を形成した。次いで、こうしてカラーフィ
ルタおよび柱状スペーサ5等が形成されたTFTアレイ
基板10の表示領域の全面に、 AL-1051をオフセット印
刷により50nmの厚さに塗布した後、100℃で 1分間乾燥
してから 180℃で30分間加熱焼成して、配向膜6を形成
し、ラビングによる配向処理を行なった。
【0056】また、次のようにして対向基板11を製造
した。まずガラス基板のような絶縁基板3上に、スパッ
タ法によりITO膜を 150nmの厚さに成膜して、対向電
極(共通電極)17を形成した後、その上に、柱状スペ
ーサ5の先端面が当接される部位を除いて塗布層が形成
されるようなパターニングのなされた版を用いて、AL-1
051を50nmの厚さにオフセット印刷し、 100℃で 1分間
乾燥してから 180℃で30分間加熱焼成して、配向膜6を
形成した。そして、ラビングによる配向処理を行なっ
た。しかる後、配向膜6の周辺に沿って、注入口を除い
て接着剤8を印刷し、また接着剤8の周辺の電極転移電
極(図示を省略。)上に電極転移材(図示を省略。)を
塗布形成した。
【0057】次いで、このような対向基板11とTFT
アレイ基板10とを各々の配向膜6が対向し、かつそれ
ぞれのラビング方向が90度をなすように配置した後、加
熱して接着剤8を硬化させ、基板を貼り合わせた。そし
て、ZLI-1565にS811(いずれもE.メルク社の商品名)
を0.1wt%添加した液晶組成物9を、注入口からセル内に
注入した後、注入口を紫外線硬化型樹脂により封止し
た。
【0058】こうして得られたアクティブマトリクス型
液晶表示装置を駆動したところ、優れた表示品位が得ら
れた。 実施例5 図5に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置を、以
下に示すようにして製造した。まず、絶縁基板3の主面
の柱状スペーサが当接されるべき位置に、それぞれ縦10
μm ×横10μm ×深さ 1μm の凹部18をエッチングに
より形成した。なお、エッチング液としてはフッ酸を用
いた。次いで、このような絶縁基板3のエッチング処理
面に、通常のTFT形成プロセスで成膜とパターンニン
グを繰り返して、a−Siを半導体層とするTFT13
と電極配線、およびITOからなる画素電極12をそれ
ぞれ形成し、縦横 100画素、合計 10000画素のTFTア
レイ基板10を製造した。
【0059】次いで、このようなTFTアレイ基板10
の表示領域に、後述する柱状スペーサ5の先端面が当接
される部位を除いて塗布層が形成されるようなパターニ
ングのなされた版を用いて、 AL-1051を50nmの厚さにオ
フセット印刷した。しかる後、 100℃で 1分間乾燥して
から 180℃で30分間加熱焼成して、配向膜6を形成し、
ラビングによる配向処理を行なった。
【0060】また、次のようにして対向基板11を製造
した。まずガラス基板のような絶縁基板3上に、感光性
の黒色レジストである CK-2000を、スピンコート法によ
り全面塗布し、90℃で10分間乾燥した後、所定のパター
ン形状を有するフォトマスクを用い、紫外線(波長 365
nm)を所定の光量(300mj/cm2 )で照射して露光し、次
いでpH11.5のアルカリ水溶液( KOHの1%水溶液)により
現像し、 200℃で 1時間焼成して、 2.0μm の厚さの遮
光層14を形成した。
【0061】次いで、感光性の赤色着色レジストである
CR-2000(富士ハントテクノロジー株式会社の商品名)
を、スピンコート法により画素部に全面塗布し、プリベ
ークした後、フォトマスクを介して紫外線(波長 365n
m)を所定の光量(100mj/cm2)で照射して露光した。こ
のとき、スペーサの形成を所望する部位を含めて赤色着
色層を形成したい部位にのみ、光が照射されるようなパ
ターニングがなされたフォトマスクを使用して、露光を
行なった。次いで、pH11.5の現像液( KOHの1%水溶液)
に10秒間浸漬して現像し、赤色層を形成した。次いで、
CR-2000の代わりに、 CG-2000および CB-2000を用い、
同様にして緑色層と青色層を順に形成した。これらの層
の形成では、先に形成されたスペーサ部の上にも緑色層
および青色層をそれぞれ重ねて形成した。しかる後、 2
30で 1時間焼成し、R、G、Bの着色層15が所定のパ
ターンで配列されたカラーフィルタと、R、G、Bの着
色層が積層された柱状スペーサ5をそれぞれ形成した。
【0062】次いで、このような対向基板11の表示領
域に、スパッタ法によりITO膜を150nmの厚さに成膜
して、対向電極(共通電極)17を形成した後、その上
に、AL-1051を50nmの厚さにオフセット印刷し、 100℃
で 1分間乾燥してから 180℃で30分間加熱焼成して、配
向膜6を形成した。そして、ラビングによる配向処理を
行なった。しかる後、配向膜6の周辺に沿って、注入口
を除いて接着剤8を印刷し、また接着剤8の周辺の電極
転移電極(図示を省略。)上に電極転移材(図示を省
略。)を塗布形成した。
【0063】次いで、このような対向基板11とTFT
アレイ基板10とを各々の配向膜6が対向し、かつそれ
ぞれのラビング方向が90度をなすように配置した後、加
熱して接着剤8を硬化させ、基板を貼り合わせた。そし
て、ZLI-1565にS811を0.1wt%添加した液晶組成物9を、
注入口からセル内に注入した後、注入口を紫外線硬化型
樹脂により封止した。
【0064】こうして得られたアクティブマトリクス型
液晶表示装置を駆動したところ、優れた表示品位が得ら
れた。
【0065】実施例6 図1に示す単純マトリクス型液晶表示装置を、以下に示
すようにして製造した。まず、液晶セルを構成する信号
電極側基板1を製造した。すなわち、SiOxを主成分
とする青板ガラスからなる、厚さが 1.1mmでサイズが約
11インチの絶縁基板3の表面に、ITOを蒸着し、フォ
トエッチングを行なって、二面駆動用として二段に分か
れた 240本の信号電極4を形成した。表示領域における
このITO信号電極4の幅は0.07mm、電極間隔は0.03mm
とした。
【0066】次いで、このような信号電極側基板1に対
して、以下の処理を行ない、柱状スペーサ5となる透明
レジスト層を形成した。すなわち、信号電極4の形成さ
れた基板上に、フォトレジストとしてPMERをスピンコー
ト法により 5μm の厚さに塗布した後、フォトマスクを
用いて紫外線照射による露光処理を行ない、次いで現像
して信号電極4の一部を露出させて、柱状スペーサ5を
形成した。
【0067】次に、表示領域の全面に、SE-150の 2.0wt
%溶液を噴射塗布した。塗布は、30孔のピエゾ式インク
ジェットノズルを用い、材料供給量0.05ml/分、塗布時
間 5秒の条件で行なった。その後、 100℃で 1分間乾燥
してから 180℃で30分間加熱焼成して、配向膜6を形成
し、しかる後ラビングによる配向処理を行なった。
【0068】また、次のようにして走査電極側基板2を
製造した。すなわち、SiOx を主成分とする青板ガラ
スからなる、厚さが 1.1mmでサイズが約11インチの絶縁
基板3の表面に、ITOを蒸着し、フォトエッチングを
行なって、 640本の走査電極7を形成した。表示領域に
おけるこのITO走査電極7の幅は0.27mm、電極間隔は
0.03mmとした。
【0069】次いで、このような走査電極側基板2の表
示領域に、SE-150の溶液をインクジェット方式により塗
布した。このとき、柱状スペーサ5の先端面が当接され
る部位には塗布層が形成されないように制御しながら、
塗布を行なった。次いで 100℃で 1分間乾燥してから 2
50℃で30分間加熱焼成し、配向膜6を形成した後、ラビ
ングによる配向処理を行なった。なお、走査電極側基板
2および信号電極側基板1のラビング処理は、基板間に
挟持された液晶組成物の分子が 240゜ねじれて配向する
ような方向に行なった。
【0070】次に、走査電極側基板2の配向膜6の周辺
に沿って、注入口を除いて接着剤8を印刷した後、信号
電極側基板1と走査電極側基板2とを各々の配向膜6が
対向するように配置し、加熱して接着剤8を硬化させ、
基板を貼り合わせた。しかる後、液晶組成物9としてZL
I-2293を注入口からセル内に注入した後、注入口を紫外
線硬化型樹脂により封止した。
【0071】こうして得られた単純マトリクス型液晶表
示装置を、 1/240dutyのマルチプレクス駆動で駆動した
ところ、実施例1よりも優れた表示品位が得られた。
【0072】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、柱状スペーサの端面とこのスペーサの端面が
当接される第1の基板の被当接部のうちの、どちらか一
方にのみ配向膜が設けられており、例えばスペーサの形
成されていない第1の基板側の配向膜では、スペーサと
接触する部位に配向膜が形成されていないので、スペー
サとの接触により生じる配向膜の削れが防止される。し
たがって、配向膜の削れによる表示不良の発生が防止さ
れ、歩留まりが向上する。
【0073】また、柱状スペーサ自体にも配向膜を形成
しないことで、配向膜の削れが全くなくなり、より高品
位の表示を得ることができる。
【0074】さらに、スペーサの端面が当接される第1
の基板の被当接部に、段差のような係止部が設けられて
いるので、この係止部にスペーサが係止されて基板間の
位置ずれが生じにくい。したがって、組立て時の位置ず
れによる配向膜の削れが発生せず、表示不良の発生が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の第1の実施例の概略構
成を示す断面図。
【図2】本発明の液晶表示装置の第2の実施例の概略構
成を示す断面図。
【図3】本発明の液晶表示装置の第3の実施例の概略構
成を示す断面図。
【図4】本発明の液晶表示装置の第4の実施例の概略構
成を示す断面図。
【図5】本発明の液晶表示装置の第5の実施例の概略構
成を示す断面図。
【符号の説明】
1………信号電極側基板 2………走査電極側基板 3………絶縁基板 4………信号電極 5………柱状スペーサ 6………配向膜 7………走査電極 8………接着剤 9………液晶組成物 10………TFTアレイ基板 11………対向基板 12………画素電極 13………TFT 14………遮光層 15………着色層 17………対向電極 18………凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面上に配向膜が形成された第1の基板
    と、主面上に前記第1の基板との間隙を保持する柱状ス
    ペーサが設置され、かつ配向膜が形成された第2の基板
    と、前記第1の基板と第2の基板との間に挟持された液
    晶層とを備えた液晶表示装置において、 前記スペーサの端面と、該スペーサの端面が当接される
    前記第1の基板の被当接部のどちらか一方にのみ、前記
    配向膜が設けられていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 主面上に配向膜が形成された第1の基板
    と、主面上に前記第1の基板との間隙を保持する柱状ス
    ペーサが設置され、かつ配向膜が形成された第2の基板
    と、前記第1の基板と第2の基板との間に挟持された液
    晶層とを備えた液晶表示装置において、 前記スペーサの端面が前記第1の基板に、前記配向膜を
    介することなく直接当接していることを特徴とする液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 主面上に配向膜が形成された第1の基板
    と、主面上に前記第1の基板との間隙を保持する柱状ス
    ペーサが設置され、かつ配向膜が形成された第2の基板
    と、前記第1の基板と第2の基板との間に挟持された液
    晶層とを備えた液晶表示装置において、 前記スペーサの端面が当接される前記第1の基板の被当
    接部に、該スペーサの係止部が設けられていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の基板が、絶縁基板上に複数本
    の走査線と複数本の信号線とがそれぞれ交差するように
    形成され、各交差部にスイッチング素子が設けられたア
    クティブマトリクス基板であり、前記第2の基板が、絶
    縁基板上に共通電極とカラーフィルタがそれぞれ形成さ
    れ、かつ該カラーフィルタを構成する着色層が積層され
    た柱状スペーサを有する対向基板であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の基板が、絶縁基板上に複数本
    の走査線と複数本の信号線とがそれぞれ交差するように
    形成され、各交差部にスイッチング素子が設けられると
    ともに、該スイッチング素子に接続する画素電極の上ま
    たは下にカラーフィルタを有するアクティブマトリクス
    基板であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項記載の液晶表示装置。
JP26601297A 1997-09-30 1997-09-30 液晶表示装置 Withdrawn JPH11109367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26601297A JPH11109367A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26601297A JPH11109367A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11109367A true JPH11109367A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17425156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26601297A Withdrawn JPH11109367A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11109367A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504592B1 (en) 1999-06-16 2003-01-07 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US6774974B1 (en) * 1998-08-28 2004-08-10 Nec Corporation Liquid crystal display device
JP2007188112A (ja) * 2007-04-16 2007-07-26 Seiko Epson Corp 液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器
US7298450B2 (en) * 2000-08-30 2007-11-20 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display and manufacturing method thereof
JP2010139555A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Sony Corp 液晶パネルおよび液晶表示装置
US7923080B2 (en) 2002-05-14 2011-04-12 Fujitsu Limited Liquid crystal display and manufacturing method of same
WO2020115961A1 (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 株式会社ジャパンディスプレイ 電気光学装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589812B2 (en) 1998-08-28 2009-09-15 Nec Lcd Technologies, Ltd. Liquid crystal display device with curved alignment surface
US7236223B2 (en) 1998-08-28 2007-06-26 Nec Corporation Liquid crystal display device with curved alignment surface
US6774974B1 (en) * 1998-08-28 2004-08-10 Nec Corporation Liquid crystal display device
US6812986B2 (en) 1999-06-16 2004-11-02 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US7212270B2 (en) 1999-06-16 2007-05-01 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US6504592B1 (en) 1999-06-16 2003-01-07 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US8049848B2 (en) 1999-06-16 2011-11-01 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US7612848B2 (en) 1999-06-16 2009-11-03 Nec Corporation Liquid crystal display and method of manufacturing the same and method of driving the same
US7298450B2 (en) * 2000-08-30 2007-11-20 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display and manufacturing method thereof
US7538840B2 (en) 2000-08-30 2009-05-26 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display and manufacturing method thereof
US7923080B2 (en) 2002-05-14 2011-04-12 Fujitsu Limited Liquid crystal display and manufacturing method of same
JP2007188112A (ja) * 2007-04-16 2007-07-26 Seiko Epson Corp 液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器
JP2010139555A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Sony Corp 液晶パネルおよび液晶表示装置
US8749746B2 (en) 2008-12-09 2014-06-10 Japan Display West Inc. Liquid crystal panel including pairs of pillar structures, and liquid crystal display device including the liquid crystal panel
WO2020115961A1 (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 株式会社ジャパンディスプレイ 電気光学装置
US11347114B2 (en) 2018-12-04 2022-05-31 Japan Display Inc. Electrooptical device utilized for electronic memo pad

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5017289B2 (ja) 薄膜パターニング装置、及びそれを利用したカラーフィルタアレイ基板の製造方法
US7460197B2 (en) Color filter substrate having a panel identification and manufacturing method thereof
JP2000267081A (ja) 液晶表示装置
JP4266057B2 (ja) 液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法
JPH11109373A (ja) 液晶表示素子
US7248312B2 (en) Liquid crystal display panel and fabricating method thereof
JPH11109367A (ja) 液晶表示装置
JPH1039318A (ja) 液晶表示素子
JPH10186349A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
US6060199A (en) Color filter substrate and method for producing the same
JPH1068956A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JPH11190859A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH08292426A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP3949945B2 (ja) 液晶表示装置
JP2000258784A (ja) 液晶表示素子
JP2001133790A (ja) 液晶表示装置
JPH10221712A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH11109366A (ja) 液晶表示装置
JPH10333135A (ja) 液晶表示素子
JP2005084231A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
KR20050080173A (ko) 액정 디스플레이 장치의 제조 방법
JP3059049B2 (ja) 液晶電気光学装置及びその製造方法
JPH1195202A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
KR100963007B1 (ko) 수직 배향형 액정표시패널의 제조방법
JP2004077700A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207