JP2001305173A - 演算増幅器の測定回路及びその測定方法 - Google Patents
演算増幅器の測定回路及びその測定方法Info
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Abstract
と出力電圧とを測定するだけで増幅率を測定できる演算
増幅器の測定回路及びその測定方法を提供する。 【解決手段】電圧入力端T3と出力端子T1との間には
抵抗R1が、出力端子T1,T2間には抵抗R2が接続
されており、演算増幅器11と抵抗R1,R2とで増幅
回路が構成される。また、抵抗R2と並列にMOSFE
TQ1のドレイン・ソース間が接続してあり、切替部3
がMOSFETQ1をオンさせると、演算増幅器11は
バッファとして動作し、出力端子T1から非反転入力端
子の電圧V3が出力される。一方、切替部3がMOSF
ETQ1をオフさせると、演算増幅器11は増幅器とし
て動作し、この時の入出力電圧V1,V2の測定値と電
圧V3とから増幅率測定部2が増幅率を測定する。
Description
回路及びその測定方法に関するものである。
は、図7に示すようにIC10内の演算増幅器11の増
幅率を測定するために用いられるものがあった(特開平
11−23664号公報参照)。IC10の出力端子T
1,T2,T4は、それぞれ、演算増幅器11の反転入
力端子、出力端子、非反転入力端子に接続されている。
電圧入力端T3と出力端子T1(すなわち、演算増幅器
11の反転入力端子)との間に抵抗R1を接続すると共
に、出力端子T1,T2間(すなわち、演算増幅器11
の反転入力端子と出力端子との間)に抵抗R2を接続す
ることにより増幅回路が構成されており、演算増幅器1
1の非反転入力端子はIC10内部のバイアス回路12
によって電圧V3にバイアスされている。ここで、電圧
入力端T3に印加される入力電圧をV1とすると、出力
電圧V2は次式で表される。
製造上のばらつきを考慮すると、IC10内の演算増幅
器11の増幅率が仕様値を満たしているか否かを検査し
て、不良品を選別する必要がある。そのため上述の回路
では、演算増幅器11の非反転入力端子の電圧V3を取
り出すための出力端子T4をIC10に設けており、測
定回路1が電圧V1,V3の測定値から上述の式(1)
を用いて出力電圧V2を求め、出力電圧V2の実測値と
演算値とを比較することによって、増幅率が仕様値を満
たしているか否かを判定し、演算増幅器11の良否を判
定していた。しかしながら、演算増幅器11の入出力電
圧を全て取り出すため、入出力の端子T1,T2以外に
電圧V3を取り出すための端子T4をIC10に設ける
と、IC10のピン数が多くなり、さらにワイヤボンデ
ィング用のパッドの数が増えるために、チップサイズが
大きくなるから、IC10が大きくなるという問題があ
った。従って、IC10の小型化を図るためには、不要
な端子を極力省く必要があるが、電圧V3を取り出すた
めの端子T4を無くすと、演算増幅器11の非反転入力
端子に印加される電圧V3が検出できなくなるため、入
力電圧が何倍に増幅されたかを測定できなくなるという
問題がある。
であり、その目的とするところは、演算増幅器の一方の
入力電圧と出力電圧とを測定するだけで増幅率の測定が
行える演算増幅器の測定回路及びその測定方法を提供す
ることにある。
に、請求項1の発明では、演算増幅器の反転入力端子と
出力端子とに外付けの回路部品を接続して構成される増
幅回路の入力電圧と出力電圧とをそれぞれ測定する電圧
測定手段と、演算増幅器をバッファとして動作させる状
態と増幅器として動作する状態とに切り替える切替手段
と、切替手段が演算増幅器をバッファとして動作させた
状態で電圧測定手段が測定した出力電圧の測定値、及
び、切替手段が演算増幅器を増幅器として動作させた状
態で電圧測定手段が測定した入出力電圧の測定値から増
幅回路の増幅率を測定する増幅率測定手段とを備えて成
ることを特徴とし、切替手段が演算増幅器をバッファと
して動作させると、演算増幅器の非反転入力端子に印加
された電圧が出力電圧として出力されるので、この時の
出力電圧を電圧測定手段が測定することにより、非反転
入力端子に印加された電圧を検出することができ、増幅
率測定手段では、切替手段が演算増幅器を増幅器として
動作させた状態で電圧測定手段が測定した入出力電圧
と、非反転入力端子に印加された電圧とから増幅率を測
定できるから、演算増幅器の全ての端子の電圧を検出す
ることなく増幅率を測定できる測定回路を実現できる。
したがって、演算増幅器の全ての端子の電圧を出力する
ための端子を設ける必要がなく、演算増幅器をIC化す
る際に端子ピンの数やボンディングパッドの数を減らし
て小型化を図ると共に、コストダウンを図ることができ
る。
いて、演算増幅器の反転入力端子と入力電圧が印加され
る電圧入力端との間に接続された第1のインピーダンス
要素と、反転入力端子と演算増幅器の出力端子との間に
接続された第2のインピーダンス要素との抵抗比で増幅
率が決定され、前記第1又は第2のインピーダンス要素
の内、少なくとも一方のインピーダンス要素を、抵抗器
及びスイッチの直列回路を複数個並列接続して構成し、
外部からの信号に応じて各スイッチのオン/オフを切り
換えるセレクタを設けたことを特徴とし、セレクタを用
いて第1又は第2のインピーダンス要素の抵抗値を変化
させることによって、増幅回路の増幅率を複数に切り替
えることができ、増幅率を複数に切り替えた状態で増幅
率をそれぞれ測定することができるから、増幅率の測定
精度を高めることができる。
いて、増幅回路の出力電圧を保持すると共に、保持した
出力電圧を入力電圧として増幅回路に印加するサンプル
・ホールド回路を設けたことを特徴とし、サンプル・ホ
ールド回路は、増幅回路の出力電圧を保持し、保持した
電圧を入力電圧として増幅回路に印加しているので、サ
ンプル・ホールド回路の出力を制御することにより、増
幅率の測定を自動で行うことができる。
力端子と出力端子とに外付けの回路部品を接続して構成
される増幅回路の増幅率を測定する演算増幅器の測定方
法であって、演算増幅器をバッファとして動作させた状
態で、増幅回路の出力電圧を測定すると共に、演算増幅
器を増幅器として動作させた状態で、増幅回路の入出力
電圧を測定し、演算増幅器がバッファとして動作する状
態で測定した出力電圧と、演算増幅器が増幅器として動
作する状態で測定した入出力電圧とから増幅回路の増幅
率を測定することを特徴とし、演算増幅器をバッファと
して動作させると、演算増幅器の非反転入力端子に印加
された電圧が出力電圧として出力されるので、この時の
出力電圧を測定することにより、非反転入力端子に印加
された電圧を検出することができ、この電圧と演算増幅
器が増幅器として動作する状態で測定した入出力電圧と
を用いて演算増幅器の増幅率を測定できるから、演算増
幅器の全ての端子の電圧を出力するための端子を設ける
必要がなく、演算増幅器をIC化する際に端子ピンの数
やボンディングパッドの数を減らして小型化を図ると共
に、コストダウンを図ることができる。
して説明する。
及び図2を参照して説明する。本実施形態の測定回路1
は、IC10内に設けた演算増幅器11の増幅率を測定
するために用いられるものであり、演算増幅器11をバ
ッファとして動作する状態と増幅器として動作する状態
に切り替える切替部(切替手段)3と、演算増幅器11
の入出力電圧を測定すると共に、増幅回路の増幅率を測
定して演算増幅器11の良否を判定する増幅率測定部2
とを備えている。ここに、増幅率測定部2から、増幅回
路の入力電圧と出力電圧とをそれぞれ測定する電圧測定
手段と、切替部3が演算増幅器11をバッファとして動
作させた状態で測定した出力電圧の測定値、及び、切替
部3が演算増幅器11を増幅器として動作させた状態で
測定した入出力電圧の測定値から増幅回路の増幅率を測
定する増幅率測定手段とが構成される。
れ、演算増幅器11の反転入力端子、出力端子に接続さ
れている。ここで、電圧入力端T3と出力端子T1(す
なわち、演算増幅器11の反転入力端子)との間に抵抗
R1を接続すると共に、出力端子T1,T2間(すなわ
ち、演算増幅器11の反転入力端子と出力端子との間)
に抵抗R2を接続することによって、演算増幅器11と
外付けの回路部品たる抵抗R1,R2とで増幅回路を構
成しており、演算増幅器11の非反転入力端子はIC1
0内部のバイアス回路12によって電圧V3にバイアス
されている。尚、この増幅回路の出力電圧V2は従来例
で説明したように式(1)で表される。
果トランジスタ(以下MOSFETと略す)Q1のドレ
イン・ソース間が接続してあり、MOSFETQ1のゲ
ートには切替部3の出力電圧V4が印加される。ここ
で、電圧V4の電圧レベルがHレベルになると、MOS
FETQ1のドレイン・ソース間が導通し、演算増幅器
11の反転入力端子と出力端子との間が短絡状態とな
る。
ャートを参照して簡単に説明する。先ず、切替部3が出
力電圧V4の電圧レベルをHレベル(High)とし(ステ
ップS11)、MOSFETQ1のドレイン・ソース間
を導通させて、演算増幅器11の反転入力端子と出力端
子との間を短絡状態とすると共に、電圧入力端子T3を
開放状態として、演算増幅器11をバッファとして動作
させる。この時、演算増幅器11の増幅率は略1倍とな
り、出力電圧V2は非反転入力端子の電圧V3と略等し
くなるので、増幅率測定部2ではこの時の出力電圧V2
を測定することにより、非反転入力端子に印加された電
圧V3を測定することができる(ステップS12)。そ
して、増幅率測定部2はステップS11で求めた電圧V
3と、電圧入力端T3に印加する試験電圧V1とから、
上述の式(1)を用いて出力電圧を演算し(ステップS
13)、その演算結果V2’を内部のメモリに記憶させ
る(ステップS14)。
ルをLレベル(Low)とし(ステップS15)、MOS
FETQ1のドレイン・ソース間を非導通状態として、
演算増幅器11と抵抗R1,R2とで増幅回路を構成
し、増幅率測定部2が電圧入力端T3に試験電圧V1を
印加して、出力電圧V2を測定する(ステップS1
6)。そして、増幅率測定部2では、出力電圧V2の測
定値と内部メモリに記憶させた演算結果V2’とを比較
することにより、演算増幅器11の良否を判定する(ス
テップS17)。
は、先ず演算増幅器11をバッファとして動作させ、こ
の時の出力電圧V2を測定することによって、非反転入
力端子に印加された電圧V3を測定しているので、IC
10に演算増幅器11の3つの端子の電圧を全て出力す
るための端子を設ける必要が無く、IC10の端子ピン
やボンディングパッドの数を減らして、IC10の小型
化を図ることができる。また、測定回路1では、演算増
幅器11をバッファとして動作させ、電圧V3を測定し
た後、演算増幅器11と抵抗R1,R2とで増幅回路を
構成させて、出力電圧V2を測定しており、入力電圧V
1と電圧V3とから演算した出力電圧の演算結果と測定
値とを比較することによって、演算増幅器11の良否を
確実に判定することができる。尚、本実施形態の測定回
路1では、入力電圧V1と電圧V3とから演算した出力
電圧V2の演算結果と測定値とを比較することにより、
演算増幅器11の良否を判定しているが、結果的に電圧
V1〜V3の測定値から増幅回路の増幅率を求め、この
測定値を設計値と比較することにより、演算増幅器11
の良否を判定している。
るから、測定回路1が、出力電圧V2の実測値と、入力
電圧V1を既知の増幅率で増幅した電圧との差を比較す
るようにすれば、両者の差電圧が0に近いほど良品であ
ると判定することができ、一般に電圧を測定する測定器
では測定レンジが大きいほど測定誤差が悪化するため、
測定レンジを小さくすることによって差電圧の測定誤差
を小さくでき、良否の判定を確実に行うことができる。
を参照して説明する。本実施形態では、実施形態1の演
算増幅器の測定回路1において、IC10の出力端子T
1,T2間(すなわち、演算増幅器11の反転入力端子
と出力端子との間)にPチャネルMOSFETQ1と、
抵抗R2及びNチャネルMOSFETQ2の直列回路と
をそれぞれ接続しており、MOSFETQ1,Q2のベ
ースにはそれぞれ電圧V4を印加している。尚、MOS
FETQ1,Q2以外の構成は実施形態1と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
する。先ず、切替部3が出力電圧V4の電圧レベルをL
レベルとし、MOSFETQ1のドレイン・ソース間を
導通させて、演算増幅器11の反転入力端子と出力端子
との間を短絡状態とすると共に、MOSFETQ2のド
レイン・ソース間を非導通状態とし、さらに電圧入力端
子T3を開放状態とし、演算増幅器11をバッファとし
て動作させる。この時、演算増幅器11の増幅率は略1
倍となり、出力電圧V2は非反転入力端子の電圧V3と
略等しくなるので、増幅率測定部2ではこの時の出力電
圧V2を測定することにより、非反転入力端子に印加さ
れた電圧V3を測定することができる。そして、増幅率
測定部2は電圧V3の測定値と、電圧入力端T3に印加
する試験電圧V1とから、上述の式(1)を用いて出力
電圧を演算し、その演算結果V2’を内部のメモリに記
憶させる。
ルをHレベルとし、MOSFETQ1のドレイン・ソー
ス間を非導通状態とすると共に、MOSFETQ2のド
レイン・ソース間を導通状態として、演算増幅器11と
抵抗R1,R2とで増幅回路を構成した後、増幅率測定
部2が電圧入力端T3に試験電圧V1を印加して、出力
電圧V2を測定する。そして、増幅率測定部2では、出
力電圧V2の測定値と内部メモリに記憶させた演算結果
V2’とを比較することにより、演算増幅器11の良否
を判定する。
は、先ず演算増幅器11をバッファとして動作させ、こ
の時の出力電圧V2を測定することによって、非反転入
力端子に印加された電圧V3を測定しているので、IC
10に演算増幅器11の3つの端子の電圧を全て出力す
るための端子を設ける必要が無く、不要な端子を省くこ
とによってIC10の小型化を図ることができる。ま
た、測定回路1では、演算増幅器11をバッファとして
動作させ、電圧V3を測定した後、演算増幅器11と抵
抗R1,R2とで増幅回路を構成させて、出力電圧V2
を測定しており、入力電圧V1と電圧V3とから演算し
た出力電圧の演算結果と測定値とを比較することによっ
て(すなわち、電圧V1〜V3の測定値から求めた増幅
率と増幅率の設計値とを比較することによって)、演算
増幅器11の良否を確実に判定することができる。
演算増幅器11と抵抗R1,R2とを増幅回路として動
作させた場合の増幅率を一定としているが、増幅回路の
増幅率を複数に切り換えても良く、増幅回路の増幅率を
複数に切り換えて出力電圧V2を検出することにより、
電圧V1〜V3から求める増幅率の検出精度を高めるこ
とができる。すなわち、図4に示すように、IC10の
出力端子T1,T2間(すなわち、演算増幅器11の反
転入力端子と出力端子との間)に、抵抗及びMOSFE
Tの直列回路を複数並列接続するとともに、各MOSF
ETQ2…のゲートにセレクタ4の出力端子を接続し、
セレクタ4が、切替部3の出力信号に応じて各MOSF
ETQ1…の内の何れか1つのみを導通状態とし、出力
端子T1,T2間に抵抗R2…の内の何れかを接続させ
ることによって、演算増幅器11により構成される増幅
回路の増幅率を複数に切り換えている。尚、出力端子T
1,T2間には図示しないMOSFETのドレイン・ソ
ース間が接続されており、このMOSFETをセレクタ
4がオンさせることによって、演算増幅器11をバッフ
ァとして動作させることができる。
増幅回路の増幅率を複数に切り換えることができるの
で、先ず演算増幅器11をバッファとして動作させて、
非反転入力端子の電圧V3を測定した後、増幅率の設定
を複数に切り換え、各設定毎に電圧V1,V2を測定
し、電圧V1,V3から求めた出力電圧の演算結果と、
出力電圧V2の実測値とを比較しているので、さらに高
い精度で演算増幅器11の良否を判定できる。
及び図6を参照して説明する。本実施形態では、実施形
態2で説明した図3の測定回路1において、演算増幅器
11の出力電圧をラッチし、ラッチした電圧をNチャネ
ルMOSFETQ3を介して電圧入力端子T3に印加す
るサンプルホールド回路5を設けている。ここで、MO
SFETQ3のゲートには電圧V4が印加されている。
尚、サンプルホールド回路5及びMOSFETQ3以外
の構成は上述した図3の回路と同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
図を参照して簡単に説明する。尚、図6中の斜線部は信
号の状態が不定であることを示している。
圧V4の電圧レベルをLレベルとすると、MOSFET
Q1のドレイン・ソース間が導通して、演算増幅器11
の反転入力端子と出力端子との間が短絡状態になると共
に、MOSFETQ2のドレイン・ソース間が非導通状
態となる。またMOSFETQ3のドレイン・ソース間
が非導通状態となり、電圧入力端子T3が開放状態とな
るので、演算増幅器11はバッファとして動作する。こ
の時、演算増幅器11の増幅率は略1倍となり、出力電
圧V2は非反転入力端子の電圧V3と略等しくなるの
で、増幅率測定部2ではこの時の出力電圧V2を測定す
ることにより、非反転入力端子に印加された電圧V3を
測定することができる。またサンプルホールド回路5
は、電圧V4の電圧レベルがLレベルの期間に入力電圧
をサンプリングしており、この期間の演算増幅器11の
出力電圧V2(すなわち電圧V3)をサンプリングす
る。
V4の電圧レベルをLレベルからHレベルに切り換える
と、MOSFETQ1のドレイン・ソース間が非導通状
態になると共に、MOSFETQ2,Q3のドレイン・
ソース間が導通状態となり、演算増幅器11と抵抗R
1,R2とで増幅回路が構成される。また、サンプルホ
ールド回路5は電圧V4の電圧レベルがHレベルになる
とホールド状態となり、電圧V4の電圧レベルがLレベ
ルの期間の出力電圧V2(すなわち電圧V3)を保持す
るので、この電圧V3がMOSFETQ3を介して電圧
入力端T3に印加される。そして、電圧V4の電圧レベ
ルがLレベルとなっている時刻t3において、増幅率測
定部2は電圧入力端に印加される電圧V1と出力電圧V
2とを測定し、入力電圧V1と電圧V3の値から式
(1)を用いて出力電圧を演算し、その演算結果と出力
電圧V2の実測値とを比較することにより(すなわち、
電圧V1〜V3の測定値から求めた増幅率と増幅率の設
計値とを比較することにより)、演算増幅器11の良否
を判定する。このように、本実施形態ではサンプル・ホ
ールド回路5が、増幅回路の出力電圧を保持し、保持し
た電圧を入力電圧として増幅回路に印加させているの
で、サンプル・ホールド回路5の出力を制御することに
より、増幅率の測定を自動で行える。尚、演算増幅器1
1の出力電圧V2は式(1)で表されるので、入力電圧
V1として電圧V3が入力されると、出力電圧V2は電
圧V3となる。
増幅器の反転入力端子と出力端子とに外付けの回路部品
を接続して構成される増幅回路の入力電圧と出力電圧と
をそれぞれ測定する電圧測定手段と、演算増幅器をバッ
ファとして動作させる状態と増幅器として動作する状態
とに切り替える切替手段と、切替手段が演算増幅器をバ
ッファとして動作させた状態で電圧測定手段が測定した
出力電圧の測定値、及び、切替手段が演算増幅器を増幅
器として動作させた状態で電圧測定手段が測定した入出
力電圧の測定値から増幅回路の増幅率を測定する増幅率
測定手段とを備えて成ることを特徴とし、切替手段が演
算増幅器をバッファとして動作させると、演算増幅器の
非反転入力端子に印加された電圧が出力電圧として出力
されるので、この時の出力電圧を電圧測定手段が測定す
ることにより、非反転入力端子に印加された電圧を検出
することができ、増幅率測定手段では、切替手段が演算
増幅器を増幅器として動作させた状態で電圧測定手段が
測定した入出力電圧と、非反転入力端子に印加された電
圧とから増幅率を測定できるから、演算増幅器の全ての
端子の電圧を検出することなく増幅率を測定できる測定
回路を実現できるという効果がある。したがって、演算
増幅器の全ての端子の電圧を出力するための端子を設け
る必要がなく、演算増幅器をIC化する際に端子ピンの
数やボンディングパッドの数を減らして小型化を図ると
共に、コストダウンが図れるという効果もある。
て、演算増幅器の反転入力端子と入力電圧が印加される
電圧入力端との間に接続された第1のインピーダンス要
素と、反転入力端子と演算増幅器の出力端子との間に接
続された第2のインピーダンス要素との抵抗比で増幅率
が決定され、前記第1又は第2のインピーダンス要素の
内、少なくとも一方のインピーダンス要素を、抵抗器及
びスイッチの直列回路を複数個並列接続して構成し、外
部からの信号に応じて各スイッチのオン/オフを切り換
えるセレクタを設けたことを特徴とし、セレクタを用い
て第1又は第2のインピーダンス要素の抵抗値を変化さ
せることによって、増幅回路の増幅率を複数に切り替え
ることができ、増幅率を複数に切り替えた状態で増幅率
をそれぞれ測定することができるから、増幅率の測定精
度を高めることができるという効果がある。
て、増幅回路の出力電圧を保持すると共に、保持した出
力電圧を入力電圧として増幅回路に印加するサンプル・
ホールド回路を設けたことを特徴とし、サンプル・ホー
ルド回路は、増幅回路の出力電圧を保持し、保持した電
圧を入力電圧として増幅回路に印加しているので、サン
プル・ホールド回路の出力を制御することにより、増幅
率の測定を自動で行えるという効果がある。
端子と出力端子とに外付けの回路部品を接続して構成さ
れる増幅回路の増幅率を測定する演算増幅器の測定方法
であって、演算増幅器をバッファとして動作させた状態
で、増幅回路の出力電圧を測定すると共に、演算増幅器
を増幅器として動作させた状態で、増幅回路の入出力電
圧を測定し、演算増幅器がバッファとして動作する状態
で測定した出力電圧と、演算増幅器が増幅器として動作
する状態で測定した入出力電圧とから増幅回路の増幅率
を測定することを特徴とし、演算増幅器をバッファとし
て動作させると、演算増幅器の非反転入力端子に印加さ
れた電圧が出力電圧として出力されるので、この時の出
力電圧を測定することにより、非反転入力端子に印加さ
れた電圧を検出することができ、この電圧と演算増幅器
が増幅器として動作する状態で測定した入出力電圧とを
用いて演算増幅器の増幅率を測定できるから、演算増幅
器の全ての端子の電圧を出力するための端子を設ける必
要がなく、演算増幅器をIC化する際に端子ピンの数や
ボンディングパッドの数を減らして小型化を図ると共
に、コストダウンを図ることができるという効果があ
る。
の回路図である。
の回路図である。
回路図である。
の回路図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】演算増幅器の反転入力端子と出力端子とに
外付けの回路部品を接続して構成される増幅回路の入力
電圧と出力電圧とをそれぞれ測定する電圧測定手段と、
演算増幅器をバッファとして動作させる状態と増幅器と
して動作する状態とに切り替える切替手段と、切替手段
が演算増幅器をバッファとして動作させた状態で電圧測
定手段が測定した出力電圧の測定値、及び、切替手段が
演算増幅器を増幅器として動作させた状態で電圧測定手
段が測定した入出力電圧の測定値から増幅回路の増幅率
を測定する増幅率測定手段とを備えて成ることを特徴と
する演算増幅器の測定回路。 - 【請求項2】演算増幅器の反転入力端子と入力電圧が印
加される電圧入力端との間に接続された第1のインピー
ダンス要素と、反転入力端子と演算増幅器の出力端子と
の間に接続された第2のインピーダンス要素との抵抗比
で増幅率が決定され、前記第1又は第2のインピーダン
ス要素の内、少なくとも一方のインピーダンス要素を、
抵抗器及びスイッチの直列回路を複数個並列接続して構
成し、外部からの信号に応じて各スイッチのオン/オフ
を切り換えるセレクタを設けたことを特徴とする請求項
1記載の演算増幅器の測定回路。 - 【請求項3】増幅回路の出力電圧を保持すると共に、保
持した出力電圧を入力電圧として増幅回路に印加するサ
ンプル・ホールド回路を設けたことを特徴とする請求項
1記載の演算増幅器の測定回路。 - 【請求項4】演算増幅器の反転入力端子と出力端子とに
外付けの回路部品を接続して構成される増幅回路の増幅
率を測定する演算増幅器の測定方法であって、演算増幅
器をバッファとして動作させた状態で、増幅回路の出力
電圧を測定すると共に、演算増幅器を増幅器として動作
させた状態で、増幅回路の入出力電圧を測定し、演算増
幅器がバッファとして動作する状態で測定した出力電圧
と、演算増幅器が増幅器として動作する状態で測定した
入出力電圧とから増幅回路の増幅率を測定することを特
徴とする演算増幅器の測定方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007078526A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 電源制御集積回路装置の試験方法および試験回路 |
CN100386641C (zh) * | 2004-07-20 | 2008-05-07 | 华为技术有限公司 | 一种放大器增益压缩点输出功率测试方法 |
JP2012247341A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Tokai Rika Co Ltd | 検出装置および電流センサ |
JP2017507611A (ja) * | 2014-03-04 | 2017-03-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | アナログ組み込み式自己テストトランシーバ |
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