JP2000323965A - Cr発振回路及びそのテスト方法 - Google Patents

Cr発振回路及びそのテスト方法

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JP2000323965A
JP2000323965A JP11128051A JP12805199A JP2000323965A JP 2000323965 A JP2000323965 A JP 2000323965A JP 11128051 A JP11128051 A JP 11128051A JP 12805199 A JP12805199 A JP 12805199A JP 2000323965 A JP2000323965 A JP 2000323965A
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channel transistor
circuit
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Junichi Kono
純一 河野
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 CR発振回路を構成する複数の素子のそれぞ
れの特性を測定することでCR発振回路のテストが可能
なCR発振回路とそのテスト方法の提供。 【解決手段】 外部抵抗及び外部コンデンサが接続され
る第1及び第2の端子CL1,CL2と、第1の端子C
L1に接続される第1出力バッファ11と、第2の端子
CL2に接続される第2出力バッファ19と、第1出力
バッファ11の出力を遅延する遅延回路20と、第1出
力バッファの出力と遅延回路の出力を第1出力バッファ
に帰還するゲート回路21と、外部から入力される制御
信号S1〜S4に基づいて各出力バッファ11,19の
状態を制御するための状態設定回路を備える。外部から
の制御信号S1〜S4に基づいて各出力バッファの状態
を変化設定し、その際における第1、第2の端子CL
1,CL2におけるリーク状態、電圧レベル、電圧レベ
ルの変化タイミングを測定してCR発振回路の発振特性
を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCR発振回路に関
し、特にCR発振回路を構成する複数の素子のそれぞれ
の特性を測定することで、CR発振回路の発振特性をテ
ストすることが可能なCR発振回路とそのテスト方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】シングルチップマイコンのテストとし
て、当該シングルチップマイコンに内蔵されているCR
発振回路の良否を判定するためのテストが要求される。
図3は従来のCR発振回路1Aの回路図であり、端子C
L1に接続される外部コンデンサの出力バッファとして
のPチャネルトランジスタP1とNチャネルトランジス
タN1で構成される第1出力バッファ11と、前記第1
出力バッファ11の出力、すなわち端子CL1に接続さ
れる第1入力バッファ12と、同じく第1出力バッファ
11の出力に接続されたシュミットトリガ回路で構成さ
れる第2入力バッファ13と、前記第2入力バッファ1
3の出力に直列接続された抵抗14及びインバータ15
と、これらに並列接続されたコンデンサ16と、ORゲ
ート17とANDゲート18で構成されて前記インバー
タ15の出力と第1入力バッファ12の出力で前記第1
バッファ11のPチャネルトランジスタP1とNチャネ
ルトランジスタN1を動作させるゲート回路21と、前
記インバータ15の出力端に接続され、端子CL2に接
続される外部抵抗の出力バッファとしてのPチャネルM
OSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジスタ
N2で構成される第2出力バッファ19とで構成され
る。
【0003】このようなCR発振回路1Aの良否判定の
テストを行なう場合には、図4に示すように、前記CR
発振回路1Aを内蔵しているシングルチップマイコン1
00Aの外部に外部抵抗Rxと外部コンデンサCxを接
続し、CR発振回路1Aを実際に発振動作させて確認し
ている。この場合、CR発振回路1Aでの発振の確認
は、予めシングルチップマイコン100Aに内蔵してい
る内部ROM領域111にCR発振回路1Aをテストす
る為の命令プログラムを準備して、このプログラムをC
PU110により実行することでシングルチップマイコ
ン100Aの動作を確認している。このテスト方法の一
例として、前記シングルチップマイコン100A内に、
前記CR発振回路1Aに加えて水晶発振回路112を設
けておき、リセット解除直後に水晶発振回路112から
生成させるクロックでシングルチップマイコン100A
を動作開始し、その後に、CR発振回路1Aで生成され
るクロックからの動作に切り替え、その状態でのシング
ルチップマイコン100Aの動作を確認するテスト方法
も採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のCR
発振回路及びそのテスト方法では、CR発振回路を含む
シングルチップマイコン外部に外部抵抗と外部コンデン
サを接続し、かつCR発振回路を実際に発振させている
ため、ユーザー使用に近い状態で測定するメリットがあ
る反面、外部抵抗と外部コンデンサを用意しなければな
らないという煩雑さがあるとともに、これら外部抵抗や
外部コンデンサなどの値のばらつきや接続状態の違い等
の測定環境によって発振特性が大きく変化してしまい、
安定かつ精度の高い測定が困難であり、信頼性の高いテ
ストが困難であるという問題がある。特に、外部抵抗及
び外部コンデンサに対応してCR発振動作範囲内の特定
の条件での確認しかできず、動作周波数範囲や動作電圧
範囲の全ての条件でのテストを行うためには、複数の外
部抵抗と複数の外部コンデンサの切替えが可能なテスト
環境を準備する必要がある。また、CR発振回路の全体
のテストであるため、CR発振回路を構成する複数の素
子のそれぞれの特性を測定することができず、不良発生
時の解析が困難であるという問題もある。さらに、水晶
発振回路のクロックからCR発振回路のクロックに切り
替える方法でのテストでは、切り替えに必要とされる時
間によってテスト時間が増大するという問題もある。
【0005】本発明の目的は、外部抵抗や外部コンデン
サを必要とせず、しかも広い動作周波数範囲や動作電圧
範囲の条件でのテストが可能となり、さらにCR発振回
路を構成する複数の素子のそれぞれの特性を測定するこ
とで不良発生時の解析を可能にしたCR発振回路を提供
することにある。また、本発明の他の目的はテスト時間
の短縮が可能なCR発振回路とそのテスト方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のCR発振回路
は、外部抵抗及び外部コンデンサが接続される第1及び
第2の端子と、前記第1の端子に接続されるPチャネル
トランジスタとNチャネルトランジスタで構成される第
1出力バッファと、前記第2の端子に接続されるPチャ
ネルトランジスタとNチャネルトランジスタで構成され
る第2出力バッファと、前記第1出力バッファの出力を
遅延する遅延回路と、前記第1出力バッファの出力と前
記遅延回路の出力を前記第1出力バッファに帰還するた
めのゲート回路と、外部から入力される制御信号に基づ
いて前記各出力バッファの状態を制御するための状態設
定回路を備えることを特徴とする。ここで、前記第1出
力バッファの状態設定回路は、第1のテスト信号、Pチ
ャネル制御信号、Nチャネル制御信号の各入力レベルに
基づいて、前記第1出力バッファを構成するPチャネル
トランジスタとNチャネルトランジスタをオン、オフ制
御するように構成する。また、前記第2出力バッファの
状態回路は、第2のテスト信号の入力レベルに基づい
て、前記第2出力バッファを構成する前記Pチャネルト
ランジスタとNチャネルトランジスタをオン、オフ制御
するように構成する。
【0007】また、本発明のテスト方法は、外部抵抗及
び外部コンデンサが接続される第1及び第2の端子と、
前記第1の端子に接続されるPチャネルトランジスタと
Nチャネルトランジスタで構成される第1出力バッファ
と、前記第2の端子に接続されるPチャネルトランジス
タとNチャネルトランジスタで構成される第2出力バッ
ファとを備えるCR発振回路において、外部から入力す
る制御信号に基づいて前記各出力バッファの状態を変化
設定し、かつその際における前記第1及び第2の端子に
おけるリーク状態、電圧レベル、前記電圧レベルの変化
タイミングの少なくとも一つを測定して前記CR発振回
路の発振特性を確認することを特徴とする。
【0008】本発明では、従来のCR発振回路では測定
する事の出来なかった第1及び第2の端子の端子リーク
電流、第1出力バッファの出力電圧特性といったCR発
振回路を構成する各素子の特性を測定する事が可能とな
り、測定した各素子の特性とCR発振回路の発振特性の
相関を取る事によって、CR発振回路に外部抵抗や外部
コンデンサを接続することなく、すなわち、外部抵抗と
外部コンデンサの値のバラツキや接続状態等の外部要因
に影響される事なく、動作範囲内での発振特性を確認す
る事が可能となる。また、本発明では、従来のテスト方
法のように、水晶発振回路とCR発振回路の2つのクロ
ック生成回路を持ち、リセット解除直後に水晶発振回路
から生成させるクロックで動作開始し、その後にCR発
振回路で生成させるクロックからの動作に切り替える必
要がなく、従来のテスト方法に対してテスト時間の短縮
を行なう事が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明のCR発振回路の回
路図であり、図2は図1のCR発振回路1を内蔵するシ
ングルチップマイコン100のブロック回路構成図であ
る。図1のCR発振回路1は、その基本回路構成は図3
に示した従来のCR発振回路1Aと同じである。すなわ
ち、出力端が端子CL1に接続される外部コンデンサC
xの出力バッファとしてのPチャネルトランジスタP1
とNチャネルトランジスタN1で構成される第1出力バ
ッファ11と、前記第1出力バッファ11の出力端、す
なわち前記端子CL1に接続される第1入力バッファ1
2と、同じく前記第1出力バッファ11の出力に接続さ
れたシュミットトリガ回路で構成される第2入力バッフ
ァ13と、前記第2入力バッファの出力に直列接続され
た抵抗14及びインバータ15と、これらに並列接続さ
れたコンデンサ16と、前記インバータ15の出力で前
記第1出力バッファ11のPチャネルトランジスタP1
とNチャネルトランジスタN1を動作させるORゲート
17及びANDゲート18と、前記インバータ15の出
力端に接続され、端子CL2に接続される外部抵抗Rx
の出力バッファとしてのPチャネルMOSトランジスタ
P2とNチャネルMOSトランジスタN2で構成される
第2出力バッファ19とを備えている。ここで、前記第
2入力バッファ13、抵抗14、コンデンサ16、イン
バータ15は遅延回路20を構成し、前記ORゲート1
7とANDゲート18はゲート回路21を構成してい
る。また、前記ゲート回路21の前記ORゲート17は
前記インバータ15から出力される遅延信号と前記第1
入力バッァ12の出力との論理積をとって前記Pチャネ
ルトランジスタP1のゲート入力信号とし、前記AND
ゲート18は論理和をとって前記Nチャネルトランジス
タN1のゲート入力信号としている。
【0010】このようなCR発振回路に対し、本発明で
は、前記第1出力バッファ11と前記ゲート回路21と
の間に、複数個のANDゲート22〜25とOR回路2
6,27で構成されるマルチプレクサ回路28が介挿さ
れており、前記ゲート回路21から出力される制御信号
と、新たに設けたPチャネル制御信号端子T1、Nチャ
ネル制御信号端子T2、TEST1信号端子T3からの
各制御信号を選択して前記第1出力バッファ11のPチ
ャネルトランジスタP1とNチャネルトランジスタN1
に入力するように構成される。また、前記各トランジス
タP1,N1のゲートにはPゲート信号端子T5とNゲ
ート信号端子T6が接続される。さらに、前記第2出力
バッファ19のPチャネルトランジスタP2とNチャネ
ルトランジスタN2のゲートと前記インバータ15の出
力との間に、ANDゲート29、ORゲート30、イン
バータ31,32で構成される3ステートバッファ回路
33を接続し、新たに設けたTEST2信号端子T4か
らのTEST2信号S4をインバータ34を通して入力
し、前記インバータ15の出力を選択して前記第2出力
バッファ19の各トランジスタP2,N2の入力とする
ように構成される。
【0011】ここで、前記TEST1信号端子T3から
入力されるTEST1信号S1は、前記第1出力バッフ
ァ11のゲート入力信号を選択する前記マルチプレクサ
回路28の制御信号であり、Pチャネル制御信号端子T
1とNチャネル制御信号端子T2から入力される各制御
信号S2,S3はそれぞれテスト時の第1出力バッファ
11のPチャネルゲート入力信号、Nチャネルゲート入
力信号である。さらに、前記Pゲート信号端子T5とN
ゲート信号端子T6は、第1出力バッファ11のPチャ
ネルトランジスタP1とNチャネルトランジスタN1に
入力されるゲート信号S5,S6を、外部に出力させる
ための端子である。
【0012】以上の構成のCR発振回路は、図2に示す
ように、シングルチップマイコン100に内蔵され、前
記CL1端子とCL2端子の間には外部抵抗Rxが接続
され、CL1端子とGND(0V)の間に外部コンデン
サCxが接続され、電源電圧が印加されることにより発
振動作が行われる。また、前記シングルチップマイコン
100内では、前記各端子T1〜T6のうち、Pチャネ
ル制御信号端子T1、Nチャネル制御信号端子T2、T
EST1信号端子T3、TEST2信号端子T4はそれ
ぞれ制御レジスタ101に接続され、図外のCPU命令
によって任意の値が設定され、各端子に前記各信号S1
〜S4が入力される。また、前記Pゲート信号端子T5
とNゲート信号端子T6は出力バッファに接続され、前
記シングルチップマイコン100のPゲート出力端子1
03とNゲート出力端子104にそれぞれ前記CR発振
回路1の第1出力バッファ11のPチャネルトランジス
タP1とNチャネルトランジスタN1の各ゲート入力信
号を出力する。
【0013】次に、以上の構成のCR発振回路1のテス
ト方法について説明する。なお、テスト時には、図2に
示したシングルチップマイコン100に対してテストを
行うが、その際には、外部抵抗Rxと外部コンデンサC
xはそれぞれ端子CL1,CL2から取り外した状態で
行う。そして、本発明では以下の項目の特性の測定を行
うことで、CR発振回路1を構成する各回路の特性に異
常ないことを確認する。 (1)CL1端子の端子リーク電流測定 (2)CL2端子の端子リーク電流測定 (3)CL1側出力バッファのハイレベル出力電圧、ロ
ウレベル出力電圧 (4)CL2側出力バッファのハイレベル出力電圧、ロ
ウレベル出力電圧 (5)CR発振回路内の遅延回路の遅延値 これら(1)〜(5)の特性を測定し、実際の発振特性
との相関を確認する事で、本CR発振回路が所望の規格
で発振する事を保証する。各項目の測定は、次のように
行なう。
【0014】(1)CL1端子の端子リーク電流測定 TEST1信号端子T1に入力されるTEST1信号S
1と、Pチャネル制御信号端子T2に入力されるPチャ
ネル制御信号S2をVDDレベル、Nチャネル制御信号
端子T3に入力されるNチャネル制御信号S3をGND
レベルに固定し、第1出力バッファ11を出力をハイ・
インピーダンス状態にして、CL1端子をVDDレベ
ル、GNDレベルに固定して端子リークを測定する。こ
の測定により第1出力バッファ11、第1入力バッファ
12、第2入力バッファ13を構成する各トランジスタ
P1,N1のオフリーク電流が測定できる。
【0015】(2)CL2端子の端子リーク電流測定 TEST2信号S4をVDDレベルに固定し、第2出力
バッファ19の出力をハイ・インピーダンス状態にし、
CL2端子をVDDレベル、GNDレベルに固定して端
子リークを測定する。この測定により第2出力バッファ
19を構成するトラジスタP2,N2のオフリーク電流
を測定する事ができる。
【0016】(3)CL1側出力バッファのハイレベル
出力電圧、ロウレベル出力電圧 TEST1信号S1をVDDレベル、Pチャネル制御信
号S2とNチャネル制御信号S3をGNDレベルに固定
する事によって、第1出力バッファ11のPチャネルト
ランジスタP1をON状態、NチャネルトランジスタN
1をOFF状態にし、CL1端子のハイレベル出力電圧
を測定する。また、TEST1信号S1とPチャネル制
御信号S2及びNチャネル制御信号S3をVDDレベル
に固定する事によって、第1出力バッファ11のNチャ
ネルトランジスタN1をON状態、Pチャネルトランジ
スタP1をOFF状態にし、CL1端子のロウレベル出
力電圧を測定する。
【0017】(4)CL2側出力バッファのハイレベル
出力電圧、ロウレベル出力電圧 前記(1)の場合と同様に、第1出力バッファ11をハ
イ・インピーダンス状態にし、TEST2信号S4をG
NDレベルに固定し、CL1端子にGNDレベルを印加
する事により、第2出力バッファ19のPチャネルトラ
ンジスタP2をON状態、NチャネルトランジスタN2
をOFF状態にし、CL2端子のハイレベル出力電圧を
測定する。同様に第1出力バッファ11をハイ・インピ
ーダンス状態にし、CL1端子にVDDレベルを印加す
る事により第2出力バッファ19のPチャネルトランジ
スタP2をOFF状態、NチャネルトランジスタN2を
ON状態にしCL2端子のロウレベル出力電圧を測定す
る。
【0018】(5)CR発振回路内の遅延回路の遅延値 TEST1信号S1をGNDレベルに固定し、CL1端
子よりクロックとなる矩形波を入力する。クロックがハ
イレベルからロウレベルに変化する際、第1出力バッフ
ァ11のPチャネルトランジスタP1のゲート入力信号
は、元クロックよりもハイレベルからロウレベルの変化
がCL1入力の遅延信号分遅れる。またクロックがロウ
レベルからハイレベルに変化する際、第1出力バッファ
11のNチャネルトランジスタN1のゲート入力信号
は、同様に元クロックよりもCL1入力の遅延信号分遅
れる。これらの遅延信号をPゲート信号端子T5とNゲ
ート信号端子T6からシングルチップマイコン100の
出力バッファ102に出力し、Pゲート出力端子103
とNゲート出力端子104においてその変化点を観測す
る事により遅延値を測定する事ができる。ただしこの
際、配線遅延や遅延回路以外の素子遅延を考慮する必要
がある。
【0019】このように、本発明のCR発振回路では、
CR発振回路のテスト法として、従来のCR発振回路で
は測定する事の出来なかったCL1端子とCL2端子の
端子リーク電流、第1出力バッファの出力電圧特性とい
ったCR発振回路を構成する各素子の特性を測定する事
が出来る。したがって、測定した各素子の特性とCR発
振回路の発振特性の相関を取る事によって、CR発振回
路に外部抵抗や外部コンデンサを接続することなく、す
なわち、外部抵抗と外部コンデンサの値のバラツキや接
続状態等の外部要因に影響される事なく、動作範囲内で
の発振特性を確認する事ができる。
【0020】また、本発明では、従来のテスト方法のよ
うに、水晶発振回路とCR発振回路の2つのクロック生
成回路を持ち、リセット解除直後に水晶発振回路から生
成させるクロックで動作開始し、その後にCR発振回路
で生成させるクロックからの動作に切り替える必要がな
いため、従来のテスト方法に対してテスト時間の短縮を
行なう事ができる。例えば、水晶発振回路の発振安定時
間が0.1秒で、CR発振回路が数十KHzで動作する
発振回路の場合、実際のCR発振回路の発振を確認する
動作測定時間は約20m秒の為、一回のテスト時間とし
ては約0.12秒となり、このテストをCR発振回路の
動作電源電圧の上限と下限で測定する必要がある為、総
テスト時間は約0.24秒となる。これに対し、本発明
では、各素子の特性を測定するテスト時間が約20m秒
で、全項目測定した場合のテスト時間は約0.1秒とな
る為に、約0.14秒のテスト時間短縮となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部から
入力する制御信号に基づいてCR発振回路の第1及び第
2の端子のそれぞれの出力バッファの状態を変化設定
し、かつその際における第1及び第2の端子におけるリ
ーク状態、電圧レベル、電圧レベルの変化タイミングを
測定して前記CR発振回路の発振特性を確認することに
より、外部抵抗や外部コンデンサを必要とせず、しかも
広い動作周波数範囲や動作電圧範囲の条件でのテストが
可能となり、さらにCR発振回路を構成する複数の素子
のそれぞれの特性を測定することで不良発生時の解析を
可能にすることができる。また、水晶発振回路のクロッ
クとの切り替えも不要となり、テスト時間の短縮が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCR発振回路の一実施形態の回路図で
ある。
【図2】図1のCR発振回路を内蔵したシングルチップ
マイコンのブロック構成図である。
【図3】従来のCR発振回路の一例の回路図である。
【図4】図3のCR発振回路を内蔵したシングルチップ
マイコンの一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
11 第1出力バッファ 12 第1入力バッファ 13 第2入力バッファ 14 抵抗 15 インバータ 16 コンデンサ 17 ORゲート 18 ANDゲート 19 第2出力バッファ 20 遅延回路 21 ゲート回路 22〜25 ANDゲート 26,27 ORゲート 28 マルチプレクサ回路 29 ANDゲート 30 ORゲート 31,32,34 インバータ 33 3ステートバッファ回路 100 シングルチップマイコン 101 制御レジスタ 102 出力バッファ 103 Pゲート出力端子 104 Nゲート出力端子 CL1,CL2,T1〜T6 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部抵抗及び外部コンデンサが接続され
    る第1及び第2の端子と、前記第1の端子に接続される
    PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタで構
    成される第1出力バッファと、前記第2の端子に接続さ
    れるPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタ
    で構成される第2出力バッファと、前記第1出力バッフ
    ァの出力を遅延する遅延回路と、前記第1出力バッファ
    の出力と前記遅延回路の出力を前記第1出力バッファに
    帰還するためのゲート回路とを備えるCR発振回路にお
    いて、外部から入力される制御信号に基づいて前記各出
    力バッファの状態を設定するための状態設定回路を備え
    ることを特徴とするCR発振回路。
  2. 【請求項2】 前記第1出力バッファの状態設定回路
    は、第1のテスト信号、Pチャネル制御信号、Nチャネ
    ル制御信号の各入力レベルに基づいて、前記第1出力バ
    ッファを構成する前記Pチャネルトランジスタ及び前記
    Nチャネルトランジスタをオン、オフ制御するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のCR発振回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第2出力バッファの状態回路は、第
    2のテスト信号の入力レベルに基づいて、前記第2出力
    バッファを構成する前記Pチャネルトランジスタ及び前
    記Nチャネルトランジスタをオン、オフ制御するように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載のCR発振回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1出力バッファを構成する前記各
    トランジスタの入力信号を外部に出力するための信号端
    子を備えることを特徴とする請求項2に記載のCR発振
    回路。
  5. 【請求項5】 外部抵抗及び外部コンデンサが接続され
    る第1及び第2の端子と、前記第1の端子に接続される
    PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタで構
    成される第1出力バッファと、前記第2の端子に接続さ
    れるPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタ
    で構成される第2出力バッファとを備えるCR発振回路
    において、外部から入力する制御信号に基づいて前記各
    出力バッファの状態を変化設定し、かつその際における
    前記第1及び第2の端子におけるリーク状態、電圧レベ
    ル、前記電圧レベルの変化タイミングの少なくとも一つ
    を測定して前記CR発振回路の発振特性を確認すること
    を特徴とするCR発振回路のテスト方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101419262B (zh) * 2008-10-10 2011-06-15 南京信息工程大学 石英晶体振荡器的在线检测系统
JP2014074642A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Seiko Npc Corp 発振器

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