JP2001304806A - 非接触式回転角センサのセンサコア - Google Patents

非接触式回転角センサのセンサコア

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JP2001304806A
JP2001304806A JP2000128051A JP2000128051A JP2001304806A JP 2001304806 A JP2001304806 A JP 2001304806A JP 2000128051 A JP2000128051 A JP 2000128051A JP 2000128051 A JP2000128051 A JP 2000128051A JP 2001304806 A JP2001304806 A JP 2001304806A
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air gap
sensor
rotation angle
peripheral surface
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Makoto Mase
真 間瀬
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転角センサの小型化と出力特性の直線性確保
との両立を図ること。 【解決手段】非接触式回転角センサに使用されるセンサ
コア14は、磁性材料よりなるアウタコア27と、アウ
タコア27の内側において同一軸線上に配置され、磁性
材料により円板状に形成されるインナコア29と、アウ
タコア27の内周面27bとインナコア29の外周面2
9eとの間に設けられた第1のエアギャップ31と、ア
ウタコア27の径方向に延びて第1のエアギャップ31
に連続する第2のエアギャップ32と、インナコア29
の装着用ギャップ33に装着され板厚方向に着磁された
板状マグネット30とを備える。アウタコア27の内周
面27bには、第2のエアギャップ32に近付くに連れ
て第1のエアギャップ31の寸法が段階的に大きくなる
ように段差が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対象物の回転角
を検出するのに使用される回転角センサに係る。特に詳
しくは、対象物の回転角を磁力変化に置き換えて非接触
に検出するようにした非接触式回転角センサに使用され
るセンサコアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポテンショメータを使用した
接触式回転角センサが知られている。ポテンショメータ
は抵抗素子上でワイパを摺動させて電気的抵抗を可変と
するものである。従って、抵抗素子とワイパとの摺動部
に摩耗粉が生じることがあり、その摩耗粉が原因で抵抗
値が誤検出されるおそれがあった。又、摺動部の摩擦抵
抗が検出対象物の動作抵抗となることがあり、対象物の
動作応答性に影響を与えることがあった。
【0003】そこで、上記接触式回転角センサの不具合
を解消するものとして、摺動部材を持たずに対象物の回
転角を磁力変化に置き換えて非接触に検出する非接触式
回転角センサが幾つか提案されている。その一つが、本
願出願人による先の出願(特願平11−320785
号)の明細書に提案されている。
【0004】先の出願の明細書に記載された非接触式回
転角センサ及びそのセンサコアは、生産性及び部品組付
性の向上と、センサによる回転角検出精度の向上を目的
として開発されたものである。図18,19にその非接
触式回転角センサのセンサコアの特徴的概念を平面図に
示す。このセンサコア61は、アウタコア62、インナ
コア63及び板状マグネット64を備える。アウタコア
62は、磁性材料により環状に形成される。インナコア
63は、アウタコア62の内側において同一軸線上に配
置され、磁性材料により円板状に形成される。アウタコ
ア62とインナコア63との間には、インナコア63の
外周面に沿って均一な第1のエアギャップ65が設けら
れる。アウタコア62には、その径方向に延びる一対の
第2のエアギャップ66が設けられる。第2のエアギャ
ップ66には、ホールIC等の磁力検出手段67が配置
される。板状マグネット64は、インナコア63の直径
とほぼ同じ長さで板状に形成され、その板厚の方向に着
磁される。インナコア63には、その直径方向に延びる
装着用ギャップ68が設けられる。このギャップ68に
板状マグネット64が装着される。インナコア63及び
板状マグネット64は、所定の入力軸と一体に回転され
る。
【0005】上記センサコア61の構成によれば、第1
のエアギャップ65を通じてインナコア63、板状マグ
ネット64及びアウタコア62の間に磁界が形成され
る。そして、入力軸と共にインナコア63及び板状マグ
ネット64が一体的に回転して上記磁界が回転すること
により、アウタコア62の第2のエアギャップ66に配
置される磁力検出手段67を通る磁束密度が変わり、そ
の磁束密度の変化が入力軸の回転角として検出されるこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
センサコア61では、板状マグネット64が板厚方向に
着磁されることから、インナコア63、板状マグネット
64及びアウタコア62の間で形成される磁界の磁束密
度について、板状マグネット64の部位の違いにより多
少の偏りが存在していた。このため、インナコア63及
び板状マグネット64が一体回転するときの回転角に対
する磁力検出手段67の出力特性について所定の直線性
を保つために、第1のエアギャップ65の寸法にある程
度の余裕が与えられていた。第1のエアギャップ65の
寸法は、磁力検出手段67が必要とする所定の磁束密度
を確保するために、インナコア63及び板状マグネット
64の寸法から決定されていた。
【0007】又、板状マグネット64が板厚方向に着磁
されることから、インナコア63、板状マグネット64
及びアウタコア62の間で形成される磁界の磁束分布に
つき、板状マグネット64の両端付近で磁束密度が特に
高くなる傾向があり、上記磁界全体として磁束分布に不
均一が生じる傾向があった。
【0008】ここで、回転角センサの小型化を図るため
にセンサコア61を小型化する必要があり、そのために
アウタコア62、インナコア63及び板状マグネット6
4等の部品を小型化する必要がある。又、各部品62〜
64を小型化する分だけ第1のエアギャップ65及び第
2のエアギャップ67を小さくしなければならない。と
ころが、第1のエアギャップ65を単に小さくしただけ
では、磁力検出手段67による出力特性の直線性が悪化
することになり、センサコア61及びそれを使用した回
転角センサの小型化と、出力特性の直線性を確保するこ
との両立を図ることが困難になっていた。
【0009】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、小型化と出力特性の直線性確保
との両立を図ることを可能にした非接触式回転角センサ
のセンサコアを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、対象物の回転角を磁力変
化に置き換えて非接触に検出するようにした非接触式回
転角センサのセンサコアであって、磁性材料により環状
に形成されたアウタコアと、アウタコアの内側において
同一軸線上に配置され、磁性材料により円板状に形成さ
れると共にその直径方向に延びる装着用ギャップを含む
インナコアと、アウタコアの内周面とインナコアの外周
面との間に設けられた第1のエアギャップと、アウタコ
アにおいてその径方向に延び、第1のエアギャップに連
続する第2のエアギャップと、インナコアの直径以下の
長さで板状に形成され、その板厚の方向に着磁された板
状マグネットと、板状マグネットがインナコアの装着用
ギャップに装着されることによりロータが構成されこと
と、第2のエアギャップに近付くに連れて第1のエアギ
ャップの寸法が変化するようにアウタコアの内周面形状
が設定されることとを備えたことを趣旨とする。
【0011】上記発明の構成において、ロータは回転角
を検出するための対象物に連結される。そして、ロータ
が対象物の回転に伴いアウタコアの中で回転することに
より、第1のエアギャップを通じてインナコア、板状マ
グネット及びアウタコアの間で形成される磁界が回転す
る。この磁界の回転によりアウタコアの第2のエアギャ
ップを通る磁束密度が変化し、その磁束密度の変化が対
象物の回転角の大きさに相関することになる。ここで、
板状マグネットはその板厚方向に着磁されることから、
板状マグネットの部位の違いにより、上記回転される磁
界の磁束密度に多少の偏りがある。これに対して、上記
発明の構成によれば、第1のエアギャップの寸法が、第
2のエアギャップに近付くに連れて変化するようにアウ
タコアの内周面形状が設定される。従って、第1のエア
ギャップの寸法を全体的に小さくしても、第2のエアギ
ャップに近付くに連れて上記回転磁界の磁束密度の偏り
が解消され、第2のエアギャップを通る磁束密度の変化
が調整される。
【0012】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2のエ
アギャップに近い位置で第1のエアギャップの寸法が相
対的に大きくなるようにアウタコアの内周面形状が設定
されることを趣旨とする。
【0013】上記発明の構成によれば、第1のエアギャ
ップの寸法が、第2のエアギャップに近い位置で相対的
に大きくなるようにアウタコアの内周面形状が設定され
る。従って、請求項1に記載の発明の作用において、特
に第2のエアギャップに近い位置で、上記回転磁界の磁
束密度の偏りが解消され、同エアギャップを通る磁束密
度の変化が調整される。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、第2のエ
アギャップに近付くに連れて第1のエアギャップの寸法
が段階的に大きくなるようにアウタコアの内周面に段差
が設けられたことを趣旨とする。
【0015】上記発明の構成によれば、第1のエアギャ
ップの寸法が、第2のエアギャップに近付くに連れて段
階的に大きくなるようにアウタコアの内周面に段差が設
けられる。従って、請求項2に記載の発明の作用におい
て、特に第2のエアギャップに近付くに連れて、上記磁
束密度の偏りが段階的に解消され、第2のエアギャップ
を通る磁束密度の変化が調整される。
【0016】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項2に記載のセンサコアにおいて、第
2のエアギャップに近付くに連れて第1のエアギャップ
の寸法が連続的に大きくなるようにアウタコアの内周面
をテーパ形状にしたことを趣旨とする。
【0017】上記発明の構成によれば、第1のエアギャ
ップの寸法が、第2のエアギャップに近付くに連れて連
続的に大きくなるようにアウタコアの内周面がテーパ形
状とされる。従って、請求項2に記載の発明の作用にお
いて、特に第2のエアギャップに近付くに連れて、上記
磁束密度の偏りが連続的に解消され、第2のエアギャッ
プを通る磁束密度の変化が調整される。
【0018】上記目的を達成するために、請求項5に記
載の発明は、請求項2に記載のセンサコアにおいて、第
2のエアギャップに近付くに連れて第1のエアギャップ
の寸法が連続的に大きくなるようにアウタコアの内周面
を楕円形状にしたことを趣旨とする。
【0019】上記発明の構成によれば、第1のエアギャ
ップの寸法が、第2のエアギャップに近付くに連れて連
続的に大きくなるようにアウタコアの内周面が楕円形状
とされる。従って、請求項2に記載の発明の作用におい
て、特に第2のエアギャップに近付くに連れて、上記磁
束密度の偏りが連続的に解消され、第2のエアギャップ
を通る磁束密度の変化が調整される。
【0020】上記目的を達成するために、請求項6に記
載の発明は、対象物の回転角を磁力変化に置き換えて非
接触に検出するようにした非接触式回転角センサのセン
サコアであって、板状に形成され、その板厚の方向に着
磁された板状マグネットと、磁性材料により略半円板状
に形成された一対のコアピースを含み、各コアピースの
直径が板状マグネットの長さより大きく設定されたイン
ナコアと、板状マグネットが一対のコアピースに挟まれ
ることによりロータを構成することと、ロータの外側に
おいて同一軸線上に配置され、磁性材料により環状に形
成されたアウタコアと、アウタコアの内周面とインナコ
アの外周面との間に設けられた第1のエアギャップと、
アウタコアにおいてその径方向に延び、第1のエアギャ
ップに連続する第2のエアギャップと、各コアピースの
両端に形成され、各コアピースの外周面から前記挟まれ
た板状マグネットの端面へ向かって傾斜するテーパ面と
を備えたことを趣旨とする。
【0021】上記発明の構成において、板状マグネット
がその板厚の方向に着磁されることから、インナコア、
板状マグネット及びアウタコアの間で形成される磁界の
磁束分布につき、板状マグネットの両端付近で磁束密度
が特に高くなる傾向がある。これに対して、上記発明の
構成によれば、各コアピースの両端に、各コアピースの
外周面から、両コアピースに挟まれた板状マグネットの
端面へ向かって傾斜するテーパ面が形成される。従っ
て、板状マグネットの両端付近における磁束密度の増大
が抑えられ、上記磁界全体における磁束分布が均等化さ
れる。
【0022】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の発明は、請求項6に記載の発明において、第2のエ
アギャップに近い位置において第1のエアギャップの寸
法が相対的に大きくなるようにアウタコアの内周面形状
が設定されることを趣旨とする。
【0023】上記発明の構成によれば、第1のエアギャ
ップの寸法が、第2のエアギャップに近い位置で相対的
に大きくなるようにアウタコアの内周面形状が設定され
る。従って、請求項6に記載の発明の作用において、特
に第2のエアギャップに近い位置で、上記回転磁界の磁
束密度の偏りが解消され、同エアギャップを通る磁束密
度の変化が調整される。
【0024】上記目的を達成するために、請求項8に記
載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載
のセンサコアを使用した非接触式回転角センサであっ
て、アウタコアを固定するためのベースと、第2のエア
ギャップに設けられ、ロータの回転に応じた磁力変化を
検出するための磁力検出手段とを備え、ロータが対象物
に連結されるものであることを趣旨とする。
【0025】上記発明の構成によれば、請求項1乃至請
求項7の何れか一つに記載の発明の作用に加え、ベース
に固定されたアウタコアの第2のエアギャップにおいて
磁力検出手段を通る磁束密度が変わり、その磁束密度の
変化に相関した磁力変化が対象物の回転角として磁力検
出手段により検出される。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の非接触式回転角センサ及びそのセンサコアを具体化
した第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0027】図5に非接触式回転角センサ11を適用し
たスロットルボディ12の断面構造を示す。この回転角
センサ11は、自動車用エンジンにおいて、スロットル
バルブ13を対象物としてその開度を検出するためのス
ロットルセンサとして使用されるものである。回転角セ
ンサ11は、スロットルバルブ13の回転角を磁力変化
に置き換えて非接触に検出するセンサコア14を含むも
のである。
【0028】スロットルボディ13に形成された吸気通
路15には、スロットルバルブ13がスロットル軸16
を中心に回転可能に支持される。スロットルボディ12
に設けられたモータ17の出力軸17aは、ドライブギ
ア18、カウンタギア19及びスロットルギア20を介
してスロットル軸16に駆動連結される。回転角センサ
11は、スロットルボディ12に取り付けられた非磁性
材料(例えば「樹脂」)よりなるカバー21に装着され
る。
【0029】図6に回転角センサ11の分解斜視図を示
す。図5,6に示すように、回転角センサ11は、カバ
ー21に固定されたベースとしての基板25と、その基
板25に固定された磁力検出手段としての一対のホール
IC26と、同じく基板25に固定されたセンサコア1
4とを備える。基板25には略環状の凸部25aが形成
されており、各ホールIC26はこの凸部25aに対し
てピン26aにより固定され、基板25に対して電気的
に接続される。センサコア14は、略筒状に形成された
アウタコア27と、そのアウタコア27の内側に組み付
けられたロータ28とを含む。アウタコア27は、上記
凸部25aに嵌合され固定される。ロータ28は、略円
柱状に一体的に組み付けられたインナコア29及び板状
マグネット30を含む。インナコア29は略半円板状に
形成された一対のコアピース29A,29Bを含む。板
状マグネット30は、両コアピース29A,29Bに挟
まれて固定される。図6において、各コアピース29
A,29Bの上端面には円弧状をなす凸部29aがそれ
ぞれ形成される。図5に示すように、これら凸部29a
が一対をなしてスロットル軸16の一端部に固定される
ことにより、センサコア14がスロットル軸16に連結
される。
【0030】図1にセンサコア14の平面図を、図2に
図1の2−2線に沿った断面図を示す。図1,2のイン
ナコア29は、前述した凸部29aが省略して示され
る。前述したようにセンサコア14は、アウタコア27
と、インナコア29及び板状マグネット30より構成さ
れるロータ28とを備える。アウタコア27の内周面と
インナコア29の外周面との間には、略環状をなす第1
のエアギャップ31が設けられる。
【0031】アウタコア27は、軟質磁性材料により平
面略環状に形成される。この実施の形態では、軟質磁性
材料として純鉄焼結材を使用するが、ケイ素鋼、鉄−ニ
ッケル合金、鉄−コバルト合金等を使用することもでき
る。アウタコア27はその径方向に延びる一対をなす第
2のエアギャップ32を含む。これらエアギャップ32
は、アウタコア27において180°の回転対称となる
二つの位置に配置され、第1のエアギャップ31に連続
する。アウタコア27は、第2のエアギャップ32の部
位に対応して互いに対向する一対のリブ27aを含む。
これら第2のエアギャップ32には、前述したホールI
C26が配置される。周知のようにホールIC26は、
ホール効果を利用したホール素子を含むものであり、一
定電流下で電圧を測定して磁力の大きさを含む磁界を検
出するものである。
【0032】インナコア29は、アウタコア27の内側
において同一軸線上に配置される。インナコア29は、
軟質磁性材料よりなる半円板状の二つのコアピース29
A,29Bにより円板状に形成される。軟質磁性材料と
して、アウタコア27で挙げられた材料を使用すること
ができる。二つのコアピース29A,29Bの間には、
板状マグネット30を装着する装着用ギャップ33が設
けられる。この装着用ギャップ33は、インナコア29
の直径方向に沿って延び、所定幅をもって対向する一対
の内壁面29b,29cにより定められる。
【0033】板状マグネット30は、インナコア29の
直径よりも短い長さで板状に形成され、その板厚の方向
に着磁されたものである。板状マグネット30は、上記
装着用ギャップ33の二つの内壁面29b,29cに接
合される板面30a,30bを有する。板状マグネット
30の板厚は装着用ギャップ33の幅と同じ大きさに設
定される。本実施の形態では、板状マグネット30とし
て、サマリウムコバルト、フェライト又はネオジム等の
材料が使用される。図1,2に示すように、板状マグネ
ット30が装着用ギャップ33において両コアピース2
9A,29Bに挟まれることによりロータ28が構成さ
れる。
【0034】この実施の形態のセンサコア14は、第1
のエアギャップ31とインナコア29の構成の点で特徴
的である。その特徴を図3,4を参照して説明する。図
3にはセンサコア14の特徴的構成を平面図に示す。図
4には、図3の主要部を拡大して示す。図3において、
アウタコア27及びロータ28は、アウタコア27の二
つの第2のエアギャップ32を通る直線L1と、ロータ
28の板状マグネット30の長さ方向を通る直線L2と
が直交する状態で配置される。
【0035】この状態でインナコア29を構成する各コ
アピース29A,29Bの両端には、それぞれテーパ面
29dが形成される。これらテーパ面29dは、各コア
ピース29A,29Bの外周面から、両コアピース29
A,29Bに挟まれた板状マグネット30の端面へ向か
って傾斜するものである。このテーパ面29dは、コア
ピース29A,29Bの内壁面29b,29cと所定の
テーパ角θtをなす。この実施の形態では、テーパ角θ
tとして「45°」が適用される。このテーパ角θtは
「40〜60°」の範囲の値で適宜設定することができ
る。テーパ面29dの長さは、この実施の形態では、イ
ンナコア29の半径の「約40%」の長さに設定され
る。
【0036】第1のエアギャップ31はインナコア29
の外周面とアウタコア27の内周面との間に形成される
ものである。図4に示すように、この実施の形態で、第
1のエアギャップ31は、上記テーパ面29dを除く各
コアピース29A,29Bの外周面29eと、アウタコ
ア27の内周面27bとの間に形成される。第1のエア
ギャップ31は、概略的には、第2のエアギャップ32
に近付くに連れてその寸法が変化するように設定され
る。この実施の形態では、第1のエアギャップ31は、
第2のエアギャップ32に近い位置でその寸法が他の位
置よりも相対的に大きくなるように設定される。この実
施の形態では、アウタコア27の内周面形状を所定の形
状に設定することにより、第1のエアギャップ31の形
状的な設定がなされる。具体的には、第1のエアギャッ
プ31は、第2のエアギャップ32に近付くに連れてそ
の寸法が段階的に大きくなるようにアウタコア27の内
周面27bの一部に段差が設けられる。
【0037】図3,4において、アウタコア27の内周
面27bが各コアピース29A,29Bの外周面29e
と対向する範囲を直線L1を基準とする有効範囲角θ0
と定義する。この有効範囲角θ0内において、第2のエ
アギャップ32に近い範囲から順に第1の範囲角θ1、
第2の範囲角θ2及び第3の範囲角θ3と定義する。そ
して、この実施の形態では、図3,4において、第2の
エアギャップ32に近い第1の範囲角θ1における第1
の曲率を「S1」、第2のエアギャップ32から離れた
第3の範囲角θ3における第3の曲率を「S2」とする
と、「S1<S2」となるように、且つ、第2の範囲角
θ2でテーパとなるようにアウタコア27の内周面形状
が設定される。ここで「曲率」とは、曲線または曲面上
の各点における、その曲線または曲面のまがりの程度を
示す値を意味し、曲率半径の逆数で示す。曲率が大きい
ほど湾曲は大きくなる。上記のような内周面形状は、図
1に破線で示すようにアウタコア27の4個のリブ27
aに隣接する4つの部位においてそれぞれ設定される。
【0038】図3,4に示すように、この実施の形態で
は、第1のエアギャップ31につき、第3の範囲角θ3
における寸法G3が「0.5mm」に、第1の範囲角θ
1における寸法G1が「0.85mm」に設定される。
第1の範囲角θ1として、「25〜35°」の範囲の値
に設定することができる。第1の範囲角θ1と第2の範
囲角θ2とを合わせた角度として、「40〜50°」の
範囲の値に設定することができる。
【0039】以上説明したようにこの実施の形態の回転
角センサ11の構成によれば、センサコア14を構成す
るインナコア29、板状マグネット30及びアウタコア
27の間には、図7(a)に破線で示すように磁界が形
成される。
【0040】ここで、ロータ28は回転角の検出対象で
あるスロットルバルブ13のスロットルバルブ軸16に
連結される。従って、ロータ28がスロットルバルブ1
3の回転に伴いアウタコア27の中で回転することによ
り、それに伴い図7(a)(b)(c)に破線で示すよ
うに磁界が回転することになる。この磁界の回転により
アウタコア27の二つの第2のエアギャップ32を通る
磁束密度が変化し、その磁束密度の変化がスロットルバ
ルブ13の回転角の大きさに相関する値として各ホール
IC26により検出される。各ホールIC26は、この
磁束密度の変化を電圧変化に置き換えて出力する。この
実施の形態の回転角センサ11によれば、所定の検出範
囲でスロットルバルブ13の回転角を検出することがで
き、その範囲で直線的な出力特性を得ることができる。
【0041】ここで、板状マグネット30はその板厚の
方向に着磁されることから、板状マグネット30の部位
の違いにより、上記回転される磁界の磁束密度に多少の
偏りが存在する。これに対して、本実施の形態のセンサ
コア14を含む回転角センサ11の構成によれば、第1
のエアギャップ31の寸法が、二つの第2のエアギャッ
プ32のそれぞれに近付くに連れて変化するようにアウ
タコア27の内周面形状が設定される。特に、第1のエ
アギャップ31の寸法が、各第2のエアギャップ32に
近い位置で相対的に大きくなるようにアウタコア27の
内周面形状が設定される。より具体的には、第1のエア
ギャップ31の寸法が、各第2のエアギャップ32に近
付くに連れて段階的に大きくなるようにアウタコア27
の内周面に段差が設けられる。従って、第1のエアギャ
ップ31の寸法を全体的に小さくしても、第2のエアギ
ャップ32に近付くに連れて上記回転される磁界の磁束
密度の偏りが段階的に解消され、同エアギャップ32を
通る磁束密度の変化が調整される。この結果、回転角セ
ンサ11を小型化してもセンサとしての出力特性の直線
性を確保することができ、センサコア14及びそれを使
用した回転角センサ11の小型化と出力特性の直線性確
保との両立を図ることができるようになる。
【0042】この実施の形態の回転角センサ11の構成
において、板状マグネット30がその板厚の方向に着磁
されることから、インナコア29、板状マグネット30
及びアウタコア27の間で形成される磁界の磁束分布に
つき、板状マグネット30の両端付近で磁束密度が特に
高くなる傾向がある。これに対して、この回転角センサ
11のセンサコア14では、各コアピース29A,29
Bの両端に、各コアピース29A,29Bの外周面29
eから、両コアピース29A,29Bに挟まれた板状マ
グネット30の端面へ向かって傾斜するテーパ面29d
が形成される。従って、板状マグネット30の両端付近
における磁束密度の増大が抑えられ、上記磁界全体にお
ける磁束分布が均等化される。この意味で、回転角セン
サ11の出力特性の直線性をより一層向上させることが
でき、延いては、センサコア14及び回転角センサ11
の更なる小型化に寄与することができる。
【0043】図8には、回転角センサの出力特性をグラ
フに示す。このグラフにおいて横軸は回転角(deg)を
示し、縦軸はホールIC26からの出力電圧(V)を示
す。このグラフにおいて、実線は、同図(a)に示すよ
うに、インナコア29のコアピース29A,29Bの両
端にテーパ面29dがあり、アウタコア27の内周面2
7bに段差がある本実施の形態のセンサコア14を使用
した回転角センサ11の出力結果を示す。一方、破線
は、同図(b)に示すように、インナコアのコアピース
の両端にテーパ面がなく、アウタコアの内周面に段差が
ない従来のセンサコアを使用した回転角センサの出力結
果を示す。このグラフからも明らかなように、本実施の
形態のセンサコア14を使用した回転角センサ11で
は、小さい回転角から大きい回転角までの全範囲で出力
電圧が直線的に変化する。これに対し、従来のセンサコ
アを使用した回転角センサでは、小さめの回転角及び大
きめの回転角で出力電圧が曲線的に変わることになる。
このことから、本実施の形態のセンサコア14を使用し
た回転角センサ11につき、センサとしての出力特性の
直線性を確保することができ、スロットルバルブ13の
回転角(スロットル開度)を精度良く検出できることが
分かる。
【0044】図9には、センサコアで形成される磁束密
度の特性をグラフに示す。このグラフにおいて、横軸は
図10に示すようにロータ40の外周半分に渡って順次
設定された測定ポイントを示す。ロータ40は、一対の
コアピース41A,41Bの間に板状マグネット42を
挟んで構成される。縦軸は、各測定ポイントにおける磁
束密度を示す。図9のグラフにおいて、実線は、同図
(a)に示すように、インナコア29のコアピース29
A,29Bの両端にテーパ面29dがあるロータ28を
使用した本実施の形態のセンサコア14の測定結果を示
す。一方、破線は、同図(b)に示すように、インナコ
アのコアピースの両端にテーパ面がない従来のセンサコ
アの測定結果を示す。
【0045】このグラフからも明らかなように、本実施
の形態のセンサコア14の方が従来例のセンサコアに比
べて磁束密度の均等分布範囲が広くなることが分かる。
このことから、本実施の形態のセンサコア14を使用し
た回転角センサ11につき、センサとしての出力特性の
直線性に有利となることが分かる。
【0046】この実施の形態の回転角センサ11によれ
ば、アウタコア27において回転対称となる二つの位置
に設けられた第2のエアギャップ32に合計二つのホー
ルIC26が配置されることから、その一つが故障して
も他のものを磁束密度の検出に使用することが可能とな
る。このため、回転角センサ11にフェイルセーフ機能
を持たせることができ、その信頼性を向上させることが
できる。
【0047】上記のように本実施の形態では、センサコ
ア14の部分に摺動部分を持たない非接触式回転センサ
11であることから、従来の接触式回転角センサのよう
に摺動部分の摩耗粉が原因で誤検出を起こすようなこと
がなく、その意味でセンサとしての信頼性を長期間維持
することができる。加えて、従来の接触式回転センサの
ように摺動部の摩擦抵抗が検出対象物の動作抵抗となる
ようなことがない。このため、スロットルセンサとして
使用される回転角センサ11によって、検出対象である
スロットルバルブ13の動作応答性を低下させるような
ことがない。
【0048】[第2の実施の形態]次に、本発明の非接
触式回転角センサ及びそのセンサコアを具体化した第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に説
明する各実施の形態において、前記第1の実施の形態と
同じ構成部材については同一の符号を付して説明を省略
する。以下には、他の実施の形態と異なった点を中心に
説明する。
【0049】図11に回転角センサに使用されるセンサ
コア45の平面図を、図12に図11の12−12線に
沿った断面図を示す。図13にセンサコア45の裏側斜
視図を示す。この実施の形態では、アウタコア46のリ
ブ46aの形状の点で第1の実施の形態のセンサコア1
4と構成が異なる。ロータ28及び図11に破線で囲ま
れる特徴部分の構成については前記センサコア14のそ
れと同じである。図11〜13に示すように、この実施
の形態のアウタコア46の各リブ46aは、前記アウタ
コア27の各リブ27aに比べて幅が広くなり、その中
心に位置決め用の貫通孔46cが形成される。これら貫
通孔46cは、センサコア45を基板に固定するために
位置決め用の孔として使用されるものである。
【0050】従って、この実施の形態のセンサコア45
及びそれを使用した回転角センサによれば、前記第1の
実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
併せて、アウタコア26に位置決め用の複数の貫通孔4
6bが設けられることから、基板形状を特に限定するこ
となくセンサコア45を基板に取り付けることができる
ようになり、汎用性の高いセンサコア45を得ることが
できるようになる。
【0051】[第3の実施の形態]次に、本発明の非接
触式回転角センサ及びそのセンサコアを具体化した第3
の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0052】図14に回転角センサに使用されるセンサ
コア47の平面図を、図15に図14の破線で囲まれる
部分の拡大図を示す。この実施の形態では、アウタコア
27の内周面27bの形状の点で第1の実施の形態のセ
ンサコア14と構成が異なる。ロータ28の構成につい
ては前記センサコア14のそれと同じである。この実施
の形態では、図14,15に示すように、第2のエアギ
ャップ32に近付くに連れて第1のエアギャップ31の
寸法が連続的に大きくなるようにアウタコア27の内周
面27bがテーパ形状に形成される。具体的には、図1
5に示すように、前述した第1及び第2の角度範囲θ
1,θ2を合わせた第4の角度範囲θ4において、第1
のエアギャップ31が連続的に広がるように内周面27
bがテーパ形状をなしている。
【0053】従って、この実施の形態のセンサコア47
及びそれを使用した回転角センサによれば、アウタコア
27の内周面27bが第2のエアギャップ32に近付く
に連れて、センサコア47で形成される磁界の磁束密度
の偏りが連続的に解消され、第2のエアギャップ32を
通る磁束密度の変化が調整されることになる。このた
め、本実施の形態でも前記第1の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0054】[第4の実施の形態]次に、本発明の非接
触式回転角センサ及びそのセンサコアを具体化した第4
の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0055】図16に回転角センサに使用されるセンサ
コア48の平面図を、図17に図16の破線で囲まれる
部分の拡大図を示す。この実施の形態では、アウタコア
27の内周面27bの形状の点で第1の実施の形態のセ
ンサコア14と構成が異なる。この実施の形態では、図
16,17に示すように、第2のエアギャップ32に近
付くに連れて第1のエアギャップ31の寸法が連続的に
大きくなるようにアウタコア27の内周面27bが楕円
形状に形成される。具体的には、図17に示すように、
前述した第1〜第3の角度範囲θ1〜θ3を合わせた第
5の角度範囲θ5において、第1のエアギャップ31の
寸法が連続的に大きくなるようにアウタコア27の内周
面27bの全体が楕円形状をなしている。
【0056】従って、この実施の形態のセンサコア48
及びそれを使用した回転角センサによれば、アウタコア
27の内周面27bが第2のエアギャップ32に近付く
に連れて、センサコア48で形成される磁界の磁束密度
の偏りが連続的に解消され、第2のエアギャップ32を
通る磁束密度の変化が調整される。このため、本実施の
形態でも前記第1の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0057】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で以下のように実施することもできる。
【0058】(1)前記各実施の形態では、インナコア
29のコアピース29A,29Bの両端にテーパ面29
dを設ける第1の設定事項と、アウタコア27の内周面
27bに特徴的な形状を設けた第2の設定事項との両方
を兼ね備えたロータ28を含むセンサコア14,45,
47,48とした。これに対して、前記第1の設定事項
又は第2の設定事項の一方を備えたロータを含むセンサ
コアとしてもよい。
【0059】(2)前記各実施の形態では、センサコア
14,45,47,48に対して二つの第2のエアギャ
ップ32を設け、そのギャップ32のそれぞれにホール
IC26を設けるようにしたが、センサコアに対して一
つ又は三つ以上の第2のエアギャップを設け、そのギャ
ップのそれぞれにホールICを設けてもよい。
【0060】(3)前記各実施の形態では、磁力検出手
段としてホールIC26を使用したがこれに限られるも
のではなく、これ以外の検出用素子を使用してもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の何れか一つに記
載の発明の構成によれば、第2のエアギャップを通る磁
束密度の変化が調整され、センサコア及びそれを使用し
た非接触式回転角センサの小型化と出力特性の直線性確
保との両立を図ることができるという効果を発揮する。
【0062】請求項6に記載の発明の構成によれば、セ
ンサコアで形成される磁界全体の磁束分布が均等化さ
れ、非接触式回転角センサの出力特性の直線性をより一
層向上させることができ、センサコア及びそれを使用し
た回転角センサの更なる小型化に寄与することができる
という効果を発揮する。
【0063】請求項7に記載の発明の構成によれば、セ
ンサコア及びそれを使用した非接触式回転角センサの小
型化と出力特性の直線性確保との両立を図ることがで
き、併せて、その回転角センサの出力特性の直線性をよ
り一層向上させることができ、センサコア及びそれを使
用した回転角センサの更なる小型化に寄与することがで
きるという効果を発揮する。
【0064】請求項8に記載の発明の構成によれば、小
型化と出力特性の直線性確保とを両立させた非接触式回
転角センサを得ることができ、或いは、その出力特性の
直線性をより一層向上させることができ、更に小型化し
た非接触式回転角センサを得ることができるという効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係り、センサコアを示す平
面図である。
【図2】同じく、図1の2−2線断面図である。
【図3】同じく、センサコアの特徴的構成を示す平面図
である。
【図4】同じく、図3の主要部示す拡大図である。
【図5】同じく、スロットルボディの構造を示す断面図
である。
【図6】同じく、回転角センサを示す分解斜視図であ
る。
【図7】(a)〜(c)はセンサコアに形成される磁界
の動きを示す説明図である。
【図8】同じく、回転角センサの出力特性を示すグラフ
である。
【図9】同じく、センサコアで形成される磁束密度の特
性を示すグラフである。
【図10】同じく、測定ポイントを示す説明図である。
【図11】第2の実施の形態に係り、センサコアを示す
平面図である。
【図12】同じく、図11の12−12線断面図であ
る。
【図13】同じく、センサコアの裏側を示す斜視図であ
る。
【図14】第3の実施の形態に係り、センサコアを示す
平面図である。
【図15】同じく、図14の主要部を示す拡大図であ
る。
【図16】第4の実施の形態に係り、センサコアを示す
平面図である。
【図17】同じく、図16の主要部を示す拡大図であ
る。
【図18】従来例のセンサコアを示す平面図である。
【図19】同じく、図18の19−19線断面図であ
る。
【符号の説明】
11 非接触式回転角センサ 13 スロットルバルブ(対象物) 14 センサコア 25 基板(ベース) 26 ホールIC(磁力検出手段) 27 アウタコア 27b 内周面 28 ロータ 29 インナコア 29A コアピース 29B コアピース 29d テーパ面 29e 外周面 30 板状マグネット 31 第1のエアギャップ 32 第2のエアギャップ 33 装着用ギャップ 45 センサコア 46 アウタコア 46b 内周面 47 センサコア 48 センサコア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月14日(2000.6.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の回転角を磁力変化に置き換えて
    非接触に検出するようにした非接触式回転角センサのセ
    ンサコアであって、 磁性材料により環状に形成されたアウタコアと、 前記アウタコアの内側において同一軸線上に配置され、
    磁性材料により円板状に形成されると共にその直径方向
    に延びる装着用ギャップを含むインナコアと、 前記アウタコアの内周面と前記インナコアの外周面との
    間に設けられた第1のエアギャップと、 前記アウタコアにおいてその径方向に延び、前記第1の
    エアギャップに連続する第2のエアギャップと、 前記インナコアの直径以下の長さで板状に形成され、そ
    の板厚の方向に着磁された板状マグネットと、 前記板状マグネットが前記インナコアの前記装着用ギャ
    ップに装着されることによりロータが構成されること
    と、 前記第2のエアギャップに近付くに連れて前記第1のエ
    アギャップの寸法が変化するように前記アウタコアの内
    周面形状が設定されることとを備えたことを特徴とする
    非接触式回転角センサのセンサコア。
  2. 【請求項2】 前記第2のエアギャップに近い位置で前
    記第1のエアギャップの寸法が相対的に大きくなるよう
    に前記アウタコアの内周面形状が設定されることを特徴
    とする請求項1に記載の非接触式回転角センサのセンサ
    コア。
  3. 【請求項3】 前記第2のエアギャップに近付くに連れ
    て前記第1のエアギャップの寸法が段階的に大きくなる
    ように前記アウタコアの内周面に段差が設けられたこと
    を特徴とする請求項2に記載の非接触式回転角センサの
    センサコア。
  4. 【請求項4】 前記第2のエアギャップに近付くに連れ
    て前記第1のエアギャップの寸法が連続的に大きくなる
    ように前記アウタコアの内周面をテーパ形状にしたこと
    を特徴とする請求項2に記載の非接触式回転角センサの
    センサコア。
  5. 【請求項5】 前記第2のエアギャップに近付くに連れ
    て前記第1のエアギャップの寸法が連続的に大きくなる
    ように前記アウタコアの内周面を楕円形状にしたことを
    特徴とする請求項2に記載の非接触式回転角センサのセ
    ンサコア。
  6. 【請求項6】 対象物の回転角を磁力変化に置き換えて
    非接触に検出するようにした非接触式回転角センサのセ
    ンサコアであって、 板状に形成され、その板厚の方向に着磁された板状マグ
    ネットと、 磁性材料により略半円板状に形成された一対のコアピー
    スを含み、前記各コアピースの直径が前記板状マグネッ
    トの長さより大きく設定されたインナコアと、 前記板状マグネットが前記一対のコアピースに挟まれる
    ことによりロータを構成することと、 前記ロータの外側において同一軸線上に配置され、磁性
    材料により環状に形成されたアウタコアと、 前記アウタコアの内周面と前記インナコアの外周面との
    間に設けられた第1のエアギャップと、 前記アウタコアにおいてその径方向に延び、前記第1の
    エアギャップに連続する第2のエアギャップと、 前記各コアピースの両端に形成され、前記各コアピース
    の外周面から前記挟まれた板状マグネットの端面へ向か
    って傾斜するテーパ面とを備えたことを特徴とする非接
    触式回転角センサのセンサコア。
  7. 【請求項7】 前記第2のエアギャップに近い位置にお
    いて前記第1のエアギャップの寸法が相対的に大きくな
    るように前記アウタコアの内周面形状が設定されること
    を特徴とする請求項6に記載の非接触式回転角センサの
    センサコア。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の何れか一つに記
    載のセンサコアを使用した非接触式回転角センサであっ
    て、 前記アウタコアを固定するためのベースと、 前記第2のエアギャップに設けられ、前記ロータの回転
    に応じた磁力変化を検出するための磁力検出手段とを備
    え、前記ロータが前記対象物に連結されるものであるこ
    とを特徴とする非接触式回転角センサ。
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KR100954071B1 (ko) * 2002-01-23 2010-04-23 로베르트 보쉬 게엠베하 자기전기 변환기 소자를 포함한 패스 센서
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