JP2001304622A - 空気調和機の室外機におけるファン取付構造 - Google Patents
空気調和機の室外機におけるファン取付構造Info
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- JP2001304622A JP2001304622A JP2000120549A JP2000120549A JP2001304622A JP 2001304622 A JP2001304622 A JP 2001304622A JP 2000120549 A JP2000120549 A JP 2000120549A JP 2000120549 A JP2000120549 A JP 2000120549A JP 2001304622 A JP2001304622 A JP 2001304622A
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Abstract
保と低コスト化とを両立する。 【解決手段】 プロペラファン3とモータ4とを支持部
材5,5を介してファンカバー2に取りけてファンユニ
ット1を構成し、ファンユニット1を一体的にケーシン
グ11に固定することで、例えファンカバー2とかプロ
ペラファン3に製作誤差があったとしても、この誤差を
容易に調整してプロペラファン3の外周軌跡とファンカ
バー2のベルマウス部2bの内周面との間の隙間間隔を
可及的に最適値に合致させることが容易であり、また一
旦、隙間間隔を最適値に設定した後は、ファンユニット
1を一体的にケーシング11に取り付けることで隙間間
隔が最適値に維持され、これらの結果、プロペラファン
3は常に高い送風性能を発揮し、必要送風量の確保によ
り熱交換器における熱交換性能が向上するとともに、送
風音の低減により室外機の静粛運転性が向上する。
Description
外機におけるファン取付構造に関するものである。
ファンとしてプロペラファンが採用されるが、この場
合、該プロペラファンの送風性能(主として、送風量と
か送風音にかかる性能)を確保するために、該プロペラ
ファンの外周側にはファンカバーに設けられたベルマウ
スが該プロペラファンの外周を囲繞するようにして配置
される。
の取付構造としては、例えば特開平7−55202号公
報に示されるように、プロペラファンはこれを駆動する
モータに取り付けられた状態でケーシングの底板から背
面上部に跨がって配置された支持部材に取り付けられる
一方、ベルマウスを備えたファンカバーは上記プロペラ
ファン側とは別個独立に、ケーシングの前面側に固定さ
れるのが通例である。
側に設けられて、該ケーシングの前面側に位置する上記
ファンカバーの近傍に配置される上記プロペラファンと
モータとを支持するものであることから該ケーシング側
の固定部から前方側へのオーバハング量が大きく、従っ
てその支持剛性を確保する必要上、通常、板材を略梯子
状に成形して構成されている。
ァンの外周軌跡と該プロペラファンの外周側にこれを囲
繞するように配置されるベルマウスの内周面との間の環
状隙間の間隔は、目標とする送風性能に対応してその最
適値が決定されるものであり、従って、目標の送風性能
を得るにはこの隙間間隔が最適値に可及的に合致するよ
うにこれを管理することが必要となる。
のように、ケーシングに対してプロペラファンとファン
カバーとを別々に取り付ける構造であったことから、製
作誤差とか組付誤差等によって上記隙間間隔が最適値か
らズレ易く、目標とした送風量が確保できず熱交換器に
おける熱交換性能が低下するとか、送風音が大きくなっ
て室外機の静粛運転性が損なわれる等の問題の発生が懸
念されるものである。
持する支持部材が、板材を略梯子状に成形して構成され
るものであり、しかもこの支持部材はプロペラファンと
熱交換器との間の通風路中に配置されるものであること
から、該支持部材の存在によってファン吸込側での通風
抵抗が増加し、プロペラファンの目標とした送風性能が
得られにくいという問題もあった。
として、プロペラファンとモータのケーシングへの組み
付け作業と、ファンカバーのケーシングへの組み付け作
業とをそれぞれ別々に行う必要があることから、組付作
業性が悪くコストアップの一因ともなっていた。
おいて、送風性能の確保と低コスト化とを両立し得るフ
ァン取付構造を提案することを目的としてなされたもの
である。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
10とを備えたケーシング11内に、該吸込口9に臨ま
せて熱交換器12を配置する一方、上記吹出口10に臨
ませてモータ4により駆動されるプロペラファン3を配
置するとともに、該プロペラファン3の外周側をファン
カバー2のベルマウス部2bによって囲繞してなる空気
調和機の室外機において、上記プロペラファン3と上記
モータ4とを支持部材5,5を介して上記ファンカバー
2に取りけてファンユニット1を構成するとともに、該
ファンユニット1を一体的に上記ケーシング11に固定
したことを特徴としている。
かかる空気調和機の室外機におけるファン取付構造にお
いて、上記支持部材5をロッド体で構成し且つ上記ファ
ンカバー2に対して上記ベルマウス部2bを径方向に跨
いで取り付けたことを特徴としている。
り次のような効果が得られる。
ン3とモータ4とを支持部材5,5を介してファンカバ
ー2に取りけてファンユニット1を構成し、該ファンユ
ニット1を一体的に上記ケーシング11に固定するよう
にしている。
によれば、例えファンカバー2とかプロペラファン3に
製作誤差があったとしても、この誤差は上記ファンユニ
ット1の製作時(即ち、ファンカバー2とプロペラファ
ン3とモータ4の一体化作業時)に容易に調整できるこ
とから、上記プロペラファン3の外周軌跡とファンカバ
ー2のベルマウス部2bの内周面との間の環状隙間の間
隔を可及的に最適値に合致させることが容易である。ま
た、一旦、隙間間隔を最適値に設定した後は、上記ファ
ンユニット1を一体的にケーシング11に取り付けるも
のであるため、例えこのファンユニット1の組付時に組
付誤差が生じたとしても上記隙間間隔は調整値(可及的
に最適値に合致した値)のまま維持される。これらの結
果、上記ファンユニット1がケーシング11側に組み付
けられて室外機を構成した状態において、上記プロペラ
ファン3は常に高い送風性能を発揮し、目標とした送風
量の確保によって熱交換器における熱交換性能が向上す
るとともに、送風音の低減によって室外機の静粛運転性
が向上する、等の効果が得られる。
上記ファンユニット1はこれを一体的にケーシング11
に組み付ければ良く、例えば従来のように、プロペラフ
ァンとファンカバーとを別々にケーシングに組付る構成
の場合に比して、組付作業性が良好となり、それだけコ
ストダウンが図れるものである。
の室外機におけるファン取付構造によれば、上記に記
載の効果が得られるのに加えて、次のような特有の効果
が得られる。即ち、この発明では、上記支持部材5がロ
ッド体で構成され、しかも該支持部材5が上記ファンカ
バー2に対して上記ベルマウス部2bを径方向に跨いで
取り付けられて該ベルマウス部2bの内側に配置される
プロペラファン3とこれを駆動するモータ4とを支持す
るものであることから、例えば従来のように支持部材を
ケーシングの背面側から前面側へ延出させて配置する構
成の場合に比して、該支持部材5の上記ファンカバー2
からのオーバハング量が小さく、それだけ該支持部材5
の剛性を小さくできる(換言すれば、該支持部材5を構
成するロッド体の径寸法を小さくすることができる)こ
とから、例えば従来のように支持部材を略梯子状の板材
で構成し、且つ比較的高い剛性を必要とする構成の場合
に比して、上記支持部材5によるファン吸込側の通風抵
抗が可及的に低減され、上記プロペラファン3による送
風量の確保と送風音の低減がより一層促進されるもので
ある。
に基づいて具体的に説明する。
造が適用された空気調和機の室外機Zを示している。こ
の室外機Zは、背面と側面にそれぞれ吸込口9を備える
とともに前面に吹出口10を備えたケーシング11内
に、該吸込口9,9に臨んで熱交換器12を、上記吹出
口10に臨んで次述のファンユニット1を、それぞれ取
り付けて構成される。尚、図1において、符号13は上
記吹出口10の外側に設けられた吹出グリル、14は圧
縮機である。
それぞれ示すように、次述のファンカバー2とプロペラ
ファン3及びモータ4を一対の支持部材5,5により一
体化して構成される。
成形されたものであって、略矩形平面状の基板部2a
と、該基板部2aの略中央部に設けられたベルマウス部
2bとを備えている。
に所定間隔で複数枚の羽根31,31,・・を配置して
構成されるものであって、そのボス32をモータ4の回
転軸4c(図1を参照)に軸着することで、該モータ4
と一体化されている。また、このモータ4は、その本体
部4aの外周面に円環状の取付フランジ4bを設けてい
る。
ロッド体を略「コ」字状に折曲成形して構成されるもの
であって、その両端5a,5bを上記ファンカバー2の
基板部2aへの固定部とする一方、直状に延びる中央部
5cにはモータ取付部17を設けている。また、この中
央部5cの軸方向長さは、図2に示すように、上記ファ
ンカバー2のベルマウス部2bをその径方向に跨ぎ、且
つ上記両端5a,5bをそれぞれ該ベルマウス部2bの
外側に位置させることができるような長さに設定されて
いる。
上記プロペラファン3をその回転軸4cに軸着してこれ
と一体化された上記モータ4の上記取付フランジ4b
に、上記一対の支持部材5,5をボルト16により定着
固定してこれらを一体化する。次に、この一体化された
プロペラファン3とモータ4と支持部材5,5とを、該
プロペラファン3を上記ベルマウス部2bの内側に嵌装
させるとともに上記各支持部材5,5を上記ベルマウス
部2bの径方向に跨がせた状態で、上記ファンカバー2
側へ一体的に配置する。そして、この状態で、上記各支
持部材5,5の両端5a,5bをそれぞれボルト15,
15によって上記ファンカバー2の基板部2aに締着固
定し、上記プロペラファン3とモータ4とを上記各支持
部材5,5を介して上記ファンカバー2と一体化するこ
とで上記ファンユニット1が構成される。
ユニット1は、図1及び図2に示すように、上記ケーシ
ング11の吹出口10部分に配置され、且つ上記ファン
カバー2の上端縁部分を上記ケーシング11の天板22
の前端に、またその下端縁部分を上記ケーシング11の
底板21の前端に、それぞれ締着固定することで該ケー
シング11側に取付けられる。
外機Zにおいては次のような特有の作用効果が得られ
る。
ペラファン3とモータ4とを支持部材5,5を介してフ
ァンカバー2と一体化して構成され、且つこの一体化形
態のまま上記ケーシング11に固定されるものである。
は、例え上記ファンカバー2とかプロペラファン3に製
作誤差があったとしても、この誤差は上記ファンユニッ
ト1の製作時、即ち、上記ファンカバー2とプロペラフ
ァン3とモータ4の一体化作業時に容易に調整できるこ
とから、上記プロペラファン3の外周軌跡とファンカバ
ー2のベルマウス部2bの内周面との間の環状隙間の間
隔を可及的に最適値に合致させることが容易である。
記隙間間隔が最適値に調整された後、一体的に上記ケー
シング11に取り付けられるものであるため、例えこの
ファンユニット1の組付時に組付誤差が生じたとしても
上記隙間間隔は調整値(即ち、可及的に最適値に合致し
た値)のまま維持されることになる。
ーシング11側に組み付けて上記室外機Zを構成した状
態においては、上記プロペラファン3は上記隙間間隔が
最適値に維持されていることから、常に高い送風性能を
発揮し、例えば、目標とした送風量が確実に確保される
ことで熱交換器における熱交換性能が向上し、またプロ
ペラファン3における送風音が低減されることで室外機
Zの静粛運転性が向上するものである。
ては、上記ファンユニット1はこれを一体的にケーシン
グ11に組み付ければ良く、例えば従来のように、プロ
ペラファンとファンカバーとを別々にケーシングに組付
る構成の場合に比して、組付作業性が良好となり、それ
だけコストダウンが図れることになる。
は、上記支持部材5をロッド体で構成しており、しかも
この支持部材5は、これが上記ファンカバー2に対して
上記ベルマウス部2bを径方向に跨いで取り付けられて
該ベルマウス部2bの内側に配置される上記プロペラフ
ァン3とこれを駆動するモータ4とを支持するものであ
ることから、例えば従来のように支持部材をケーシング
の背面側から前面側へ延出させて配置する構成の場合に
比して、該支持部材5の上記ファンカバー2からのオー
バハング量が小さく、それだけ該支持部材5のロッド体
の径寸法を小さくしてその剛性を下げることができる。
を略梯子状の板材で構成し、且つ比較的高い剛性を必要
とする構成の場合に比して、上記支持部材5によるファ
ン吸込側における通風抵抗が可及的に低減され、上記プ
ロペラファン3による送風量の確保と送風音の低減がよ
り一層促進され、送風性能がさらに高められるものであ
る。
室外機の要部横断面図である。
る。
る。
ファン、4はモータ、5は支持部材、9は吸込口、10
は吹出口、11はケーシング、12は熱交換器、13は
吹出グリル、14は圧縮機、15及び16はボルト、1
7はモータ取付部、31は羽根、32はボス、Zは室外
機である。
Claims (2)
- 【請求項1】 吸込口(9)と吹出口(10)とを備え
たケーシング(11)内に、該吸込口(9)に臨ませて
熱交換器(12)を配置する一方、上記吹出口(10)
に臨ませてモータ(4)により駆動されるプロペラファ
ン(3)を配置するとともに、該プロペラファン(3)
の外周側をファンカバー(2)のベルマウス部(2b)
によって囲繞してなる空気調和機の室外機であって、 上記プロペラファン(3)と上記モータ(4)とを支持
部材(5),(5)を介して上記ファンカバー(2)に
取りけてファンユニット(1)を構成するとともに、該
ファンユニット(1)を一体的に上記ケーシング(1
1)に固定したことを特徴とする空気調和機の室外機に
おけるファン取付構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記支持部材(5)が、ロッド体で構成され且つ上記フ
ァンカバー(2)に対して上記ベルマウス部(2b)を
径方向に跨いで取り付けられていることを特徴とする空
気調和機の室外機におけるファン取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120549A JP2001304622A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 空気調和機の室外機におけるファン取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120549A JP2001304622A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 空気調和機の室外機におけるファン取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304622A true JP2001304622A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18631340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000120549A Pending JP2001304622A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 空気調和機の室外機におけるファン取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001304622A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292073A (ja) * | 2006-04-22 | 2007-11-08 | Rittal Gmbh & Co Kg | 冷却機器 |
JP2009168437A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Ls Mtron Ltd | 室外機のファン支持台 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120549A patent/JP2001304622A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292073A (ja) * | 2006-04-22 | 2007-11-08 | Rittal Gmbh & Co Kg | 冷却機器 |
JP2009168437A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Ls Mtron Ltd | 室外機のファン支持台 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050920 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060131 |