JP2001304056A - 黒煙低減装置 - Google Patents

黒煙低減装置

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JP2001304056A JP2000117392A JP2000117392A JP2001304056A JP 2001304056 A JP2001304056 A JP 2001304056A JP 2000117392 A JP2000117392 A JP 2000117392A JP 2000117392 A JP2000117392 A JP 2000117392A JP 2001304056 A JP2001304056 A JP 2001304056A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M27/00Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like
    • F02M27/04Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like by electric means, ionisation, polarisation or magnetism

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でありながら、液体燃料からの黒煙発生
量を低減させるとともに、合わせて燃費の低減化にも貢
献し得るするようにする。 【解決手段】 一端面の中央位置に液体燃料の導入口2
5を備えるとともに、周面に液体燃料を吐出する吐出口
27を備えた外筒部材2と、この外筒部材2に導入口2
5からの液体燃料を受け入れ得るように略同心で内装さ
れた内筒部材3と、この内筒部材3に略密着状態で外嵌
される複数個の合成樹脂製の静電気発生円盤40とを備
えて構成され、内筒部材3は、周面に長手方向の所定長
に亘って複数段で穿設された複数の燃料透過孔32を有
し、静電気発生円盤40は、外径寸法が外筒部材2の内
径寸法より小さく寸法設定されているとともに、燃料透
過孔32に対向した液体燃料導入用の入口部と、周面に
形成された液体燃料排出用の出口部と、この出口部と入
口部とをつなぐ渦巻き溝42とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンや軽油等
の液体燃料を、主に内燃機関の動力源として燃焼させた
ときに発生する黒煙の量を低減させることが可能である
とともに、合わせて燃費の低減化に寄与することができ
る黒煙低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭58−40244号公報に
よって開示されたような、燃料油のスラッジ除去装置が
知られている。このスラッジ除去装置は、ガソリンや軽
油等の燃料油を、流路に介設された磁石間に通し、磁力
によって燃料油中の鉄分等をスラッジにからめて取り除
くようにしたものであり、かかる装置に燃料油を通すこ
とによって燃料油中のスラッジが除去されるため、処理
後の燃料油を内燃機関の燃料として使用した場合には、
燃焼効率が向上すると記載されている。また、スラッジ
が低減した分、黒煙の減少も期待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスラッジ除去装置にあっては、燃費向上効果およ
び黒煙低減効果が認められるとはいいながら、その効果
は少なく、さらなる効果が得られる安価な装置の開発が
嘱望されていたのが実情であった。
【0004】因みに、燃料油を燃焼装置に供給する前に
フィルターで濾過することによってスラッジを取り除く
装置や、各種の触媒を用いて燃料油を高カロリーのもの
に改質する装置等が各種開発されているが、濾過方式の
ものは、スラッジの除去で黒煙の発生量を抑えることが
できても、燃焼効率の向上は望むべくもなく、また、触
媒を用いた改質装置は、触媒が非常に高価であることか
ら、広く普及していないのが実情である。
【0005】本発明は、上記のような状況に鑑みなされ
たものであって、安価でありながら、液体燃料を主に内
燃機関の動力源として燃焼させたときに発生する黒煙の
量を従来にも増して低減させることができるとともに、
合わせて燃費の低減化にも貢献する黒煙低減装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液体燃料を通過させることによって液体燃料の燃焼時に
発生する黒煙の発生量を低減する黒煙低減装置であっ
て、液体燃料が通過する容器と、この容器内を通過する
液体燃料との摩擦によって液体燃料に均一に静電気を発
生させる静電気発生手段とからなることを特徴とするも
のである。
【0007】この発明によれば、液体燃料を静電気発生
手段に通すことにより、静電気発生手段から導出された
液体燃料は、静電気が帯電した状態になっているため、
この帯電液体燃料を燃焼させるに際し、例えば噴霧器で
霧状にすることにより、同一種類の静電気同士の反発力
により燃料の霧状の微粒子がさらに径寸法の小さい微粒
子に分離し、液体燃料の全体的な表面積が格段に大きく
なるとともに、帯電した微粒子同士が互いに離間し合う
ことによって霧状の液体燃料が広く拡散した状態にな
る。これらによって、液体燃料は空気中の酸素との接触
状態が極めて良好になり、確実な完全燃焼が実現するた
め、排ガス中の黒煙が減少するとともに、燃焼効率も向
上する。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記容器は、一端面の中央位置に液体燃料
の導入口を備えるとともに、周面に液体燃料を吐出する
吐出口を備えた外筒と、この外筒に上記導入口からの液
体燃料を受け入れ得るように略同心で内装された内筒と
からなり、上記静電気発生手段は、上記内筒に略密着状
態で外嵌される複数個の合成樹脂製の静電気発生円盤に
よって形成され、上記内筒は、周面の長手方向に所定ピ
ッチで穿設された複数の貫通孔を有し、上記静電気発生
円盤は、外径寸法が上記外筒の内径寸法より小さく寸法
設定されているとともに、上記貫通孔に対向した液体燃
料導入用の入口部と、周面に形成された液体燃料排出用
の出口部と、この出口部と上記入口部とをつなぐ渦巻き
状流路とを有していることを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、導入口から内筒内に導
入された液体燃料は、貫通孔を通って静電気発生円盤の
入口部から渦巻き状流路内に導入され、この渦巻き状流
路内を流通する間に液体燃料と静電気発生円盤との間の
摩擦力に起因した静電気が発生し、この静電気が帯電し
た状態になる。そして帯電した液体燃料は、渦巻き状流
路の出口部から外筒内に導出され、外筒の吐出口から外
部に吐出される。
【0010】このように、静電気発生円盤に渦巻き状流
路を設けることにより、液体燃料の円盤内での滞留時間
を長くすることが可能になり、これによって液体燃料の
帯電化が促進される。また、渦巻き状流路の形成によっ
て長い流路を確保した上で、装置のコンパクト化が実現
する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記静電気発生手段は、静電気発生円盤の
複数個が積層されて形成され、隣接する静電気発生円盤
間に静電気発生円盤と略等しい形状の環状磁石が介設さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、液体燃料が静電気発生
円盤の渦巻き状流路を通過することにより液体燃料に帯
電した電荷は、液体燃料の移動に伴って環状磁石からの
磁力線を横切るように運動するため、帯電した液体燃料
に磁力が作用し、これによる改質で液体燃料は完全燃焼
し易くなり、黒煙が減少する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、上記内筒内には、その内周面と摺
接状態で内嵌されたピストン部材が設けられ、このピス
トン部材は、付勢手段によって上記導入口側に向けて付
勢されていることを特徴とするものである。
【0014】この発明によれば、内筒内に導入される液
体燃料の流量に比例してピストン部材は付勢手段の付勢
力に抗して押し下げられ、内筒内の液体燃料の圧力と付
勢手段の付勢力とが均等になった状態でピストン部材は
その位置が設定されるため、貫通孔の数が液体燃料の流
量に見合って適正なものになり(すなわち液体燃料は、
流量が増えると多くの貫通孔を通って多くの渦巻き状流
路に供給されることになり)、常に同一条件で液体燃料
と静電気発生円盤との間で摩擦力に起因した静電気が発
生し、液体燃料に対する常に安定した静電気帯電処理が
実現する。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の
いずれかに記載の発明において、上記外筒の底部には、
液体燃料の脈動を防止する弾性部材製の脈動防止材が装
填されていることを特徴とするものである。
【0016】この発明によれば、外筒内に導入された液
体燃料が脈動していても、弾性部材製の脈動防止材がこ
の脈動を受けて弾性変形で伸縮するため、液体燃料の脈
動は脈動防止材に吸収されて緩和される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る黒煙低減装
置の第1実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、
図2は、その組立て斜視図である。また、図3は、図2
に示す黒煙低減装置の断面図である。これらの図に示す
ように、黒煙低減装置1は、金属製の外筒部材2と、こ
の外筒部材2に内装される金属製の内筒部材3と、内筒
部材3に密着状態で交互に外嵌される静電気発生手段4
と、上記外筒部材2内に摺接状態で内嵌されるピストン
部材5と、外筒部材2に内装される脈動防止材6とを備
えた基本構成を有している。
【0018】上記外筒部材2は、円筒状の外筒本体21
と、この外筒本体21の底部を閉止する底板22と、同
頂部を閉止する天板23とからなっている。外筒本体2
1の底部内周面には雌ねじ21aが螺設されている一
方、底板22の外周面には上記雌ねじ21aに対応した
雄ねじ22aが螺設され、この雄ねじ22aを雌ねじ2
1aに螺着締結することにより底板22が外筒本体21
に固定されるようになっている。
【0019】かかる底板22には、内周面に雌ねじの螺
設されたドレン孔22bが貫通されているとともに、こ
のドレン孔22bには、この孔を着脱自在に閉止するド
レン栓22cが螺着されている。ドレン孔22bは、外
筒本体21の底部に溜まったドレンを抜き出すためのも
のであり、普段はドレン栓22cによって閉止されてい
る。
【0020】上記天板23は、その中心位置に穿設され
たねじ孔23aを有し、このねじ孔23aに内側から第
1ニップル24が装着されている。この第1ニップル2
4は、上記ねじ孔23aより大径の円形頭部24aとこ
の頭部24aから同心で延設された頭部24aより小径
でかつ上記ねじ孔23aと同径の胴部24bとからなっ
ている。胴部24bの基端側には、上記ねじ孔23aの
雌ねじに対応した雄ねじが螺設され、外筒部材2内から
この雄ねじをねじ孔23aの雌ねじに螺着して締結する
ことにより、第1ニップル24が天板23に固定される
ようになっている。
【0021】本実施形態においては、このような第1ニ
ップル24の中心孔によって、黒煙低減装置1に対する
液体燃料の導入口25が形成されている。
【0022】また、天板23の適所には、内周面に雌ね
じの螺設されたエア導入孔23bが設けられている。こ
のエア導入孔23bは、上記ドレン孔22bを開放した
ときに開放されるものであり、普段は閉止ボルト23c
が螺着されている。
【0023】かかる天板23は、その外周面に螺設され
た雄ねじを有している一方、外筒部材2の上端内周面に
は天板23の外周面の雄ねじに対応した雌ねじが螺設さ
れ、これらを互いに螺着して締結することにより天板2
3が外筒部材2に装着されるようになっている。
【0024】そして、外筒本体21の周面の適所には、
液体燃料を導出するための導出孔21bが穿設されてい
るとともに、この導出孔21bを囲むように、内周面に
雌ねじの螺設された第2ニップル26が溶接止めで固定
されている。この第2ニップル26の中心孔によって内
部の液体燃料を吐出するための吐出口27が形成されて
いる。
【0025】上記内筒部材3は、内径寸法が上記第1ニ
ップル24の頭部24aの外径寸法と同一かあるいは僅
かに大きく寸法設定された円筒体によって形成され、上
端部が頭部24aに外嵌された状態で外筒本体21と同
心で外筒部材2内に嵌挿されている。かかる内筒部材3
の下端部は、底板22の上面に当接されている一方、底
板22の上面には、内径寸法が内筒部材3の外径寸法と
同一か僅かに大きい環状突条22dが設けられ、この環
状突条22d内に内筒部材3の下端部が内嵌されること
によって内筒部材3の外筒部材2内への装着状態が確実
になるようにしている。
【0026】このような内筒部材3の外周面には、周方
向に90°ずつの移送ずれで穿設された4つの燃料透過
孔(貫通孔)32からなる孔群31が、上下寸法の略1
/3の高さ位置から頂部に亘って等ピッチで複数群設け
られている。従って、導入口25を通って内筒部材3内
に導入された液体燃料は、各燃料透過孔32を通り、さ
らに上記静電気発生手段4を介して一旦外筒本体21内
に導入されてから吐出口27を通って系外に吐出される
ことになる。
【0027】上記静電気発生手段4は、第1実施形態に
おいては、複数枚が積層される静電気発生円盤40によ
って構成されている。かかる静電気発生手段4は、内径
寸法が内筒部材3の外径寸法より僅かに小さく寸法設定
された中心孔41を有しているとともに、外径寸法が外
筒本体21の内径寸法よりも小さく寸法設定され、これ
によって静電気発生円盤40を内筒部材3に外嵌し得る
とともに、静電気発生円盤40が外嵌された状態の内筒
部材3を外筒部材2内に装着することができるようにな
っている。そして、複数枚の静電気発生円盤40が積層
状態で外嵌された内筒部材3を外筒本体21内に装着し
た状態で、各静電気発生円盤40の外周面と外筒本体2
1の内周面との間には、図3に示すように、液体燃料が
通過し得る環状流路49が形成されるようになってい
る。
【0028】図4は、図2に示す黒煙低減装置1の平面
視の断面図である。この図に示すように、静電気発生円
盤40は、その表面に中心孔41から周縁部の外に通じ
る径方向で等ピッチの4条の渦巻き溝(渦巻き状流路)
42を有しているとともに、その所定枚数が積層状態で
内筒部材3に外嵌された状態で、各渦巻き溝42の中心
孔41側の開口(入口部43)が内筒部材3の燃料透過
孔32に対向するように厚み寸法が設定されている。従
って、内筒部材3内から燃料透過孔32を通って導出さ
れた液体燃料は、渦巻き溝42を通って周縁部の開口
(出口部44)から一旦環状流路49に導出され、ここ
から第2ニップル26の吐出口27を介して系外に排出
されることになる。
【0029】このような静電気発生円盤40は、流通す
る液体燃料との摩擦によって液体燃料に正の静電気を発
生させる材料によって形成されている。かかる材料とし
ては、ポリエチレンやポリプロピレンのようなオレフィ
ン系の合成樹脂が好適に使用されるが、オレフィン系の
合成樹脂に限定されるものではなく、液体燃料に静電気
を発生させ得るような材料であれば、各種の材料が適用
可能である。
【0030】そして、内筒部材3における最下位の燃料
透過孔32より若干下方位置には、図1に示すように、
その外周面に上部Cリング33を装着するための上部リ
ング装着溝34が凹設されており、この上部リング装着
溝34に上部Cリング33を嵌め込んだ状態で上から内
筒部材3に静電気発生円盤40を嵌め込むことにより、
内筒部材3に外嵌された静電気発生円盤40のずり落ち
が阻止されるようになっている。
【0031】上記ピストン部材5は、内筒部材3に内装
されるものであり、本実施形態では、下部ピストン部材
5a、中間ピストン部材5b、および上部ピストン部材
5cの3つが採用されている。これらのピストン部材5
は、いずれも内筒部材3の内周面に摺接状態で嵌挿され
るピストン51と、このピストン51の下部に装着され
た、上方に向かって径寸法が漸減する渦巻き状コイルば
ね52とからなっている。
【0032】かかるピストン部材5は、上部開口から下
部ピストン部材5a、中間ピストン部材5bおよび上部
ピストン部材5cの順に内筒部材3内に挿入され、これ
によって内筒部材3内に3つのピストン部材5が積み重
ねられた状態になっている。内筒部材3内に液体燃料が
導入されないときは、図3に示すように上部ピストン部
材5cのピストン51が上から3つめより下の燃料透過
孔32を閉止した状態になっているが、導入口25を介
して内筒部材3内に液体燃料が導入されることにより、
その圧力でピストン51が渦巻き状コイルばね52の付
勢力に抗して押圧されて下降し、これによって上部ピス
トン部材5cのピストン51より上方位置の燃料透過孔
32の数が多くなるようにしている。
【0033】そして、ピストン51に対する押圧力は、
液体燃料の流量に比例して大きくなるため、液体燃料の
流量が多くなると、それに応じて最上位のピストン51
の下降量も大きくなり、これによる燃料透過孔32の数
の増加によって液体燃料は多くの燃料透過孔32を通過
することになる。ピストン51上の液体燃料の圧力と3
つの渦巻き状コイルばね52の付勢力とが同一になった
状態で最上位のピストン51の高さレベルが決まること
になる。
【0034】因みに、ピストン部材5の数については特
に3つに限定されるものではなく、2つ以下でもよい
し、4つ以上であってもよい。
【0035】上記脈動防止材6は、液体燃料が、経時的
に圧力変動をきたしながら脈流状態で黒煙低減装置1内
に導入されるような場合に、その圧力変動を緩和して系
外に送出すためのものであり、本実施例の場合、柔軟な
発泡ゴムによって形成されている。
【0036】かかる脈動防止材6は、外径寸法が外筒本
体21の内径寸法より若干小さく寸法設定されていると
ともに、中心位置に内筒部材3の外径寸法と等しい内径
寸法を有する嵌挿孔61が穿設されている。この嵌挿孔
61が内筒部材3の下部位置に外嵌されることにより、
脈動防止材6が内筒部材3に装着された状態になるよう
にしている。
【0037】一方、内筒部材3の下部位置には、環状の
下部リング装着溝36が凹設され、この下部リング装着
溝36に下部Cリング35が装着された状態で脈動防止
材6が内筒部材3に外嵌されることにより、脈動防止材
6のずり落ちが防止されるようにしている。
【0038】以下、主に図3を基に、また必要に応じて
他の図面も参照しながら本発明の作用について説明す
る。液体燃料を、図3に矢印で示すように、導入口25
から黒煙低減装置1内に送り込むと、この液体燃料は、
まず内筒部材3内に導入されて上部ピストン部材5cの
ピストン51を押圧しながら燃料透過孔32を通って外
部に導出される。燃料透過孔32から導出された液体燃
料は、燃料透過孔32に対向している静電気発生円盤4
0の渦巻き溝42(図4)に導入され、この渦巻き溝4
2内を通過する間に静電気発生円盤40との間で生じる
摩擦力によって正の静電気が帯電された状態になる。
【0039】ついで、静電気を帯電した液体燃料は、各
渦巻き溝42から外筒本体21と内筒部材3との隙間に
形成された環状流路49に集められ、吐出口27を通っ
て内燃機関等の燃焼設備に供給される。
【0040】そして、燃焼設備に供給された液体燃料
は、正の静電気が帯電しているため、燃焼ノズルから燃
焼室内に噴霧された状態で、霧状燃料の微粒子の径寸法
が極めて小さくなるとともに、各微粒子間で互いに反発
し合い、これによって微粒子間の距離が互いに広げられ
た状態になる。従って、燃料微粒子が極めて小さいこと
で液体燃料の全体的な表面積は、通常の噴霧状態のとき
に比べて格段に大きくなるとともに、粒子間の距離が大
きいことで、周りの空気中の酸素との接触状態が良好に
なり、これらによって液体燃料は完全燃焼を果たすこと
が可能になり、結果として従来に比較し燃焼排ガス中の
黒煙の量が減少するとともに、燃焼効率が向上する。
【0041】図5は、黒煙低減装置1の適用例を示す説
明図である。この適用例は、黒煙低減装置1をジーゼル
エンジン7に適用した場合のものである。この図に示す
ように、黒煙低減装置1は、エンジンルーム内の適所の
フレーム71に取付け金具72を介して取り付けられて
いる。そして、かかる黒煙低減装置1は、燃料タンク7
3から燃料送出ポンプ74、フィルター75および燃料
噴射ポンプ76を介してジーゼルエンジン7に向けて配
設された燃料パイプ77におけるフィルター75と燃料
噴射ポンプ76との間に介設されている。
【0042】そして、フィルター75から延設された燃
料パイプ77の先端部が黒煙低減装置1の導入口25に
接続されているとともに、同吐出口27から燃料噴射ポ
ンプ76に向けて燃料パイプ77が配管されている。従
って、燃料送出ポンプ74の駆動で送出された燃料タン
ク73内の液体燃料は、燃料パイプ77を通ってまずフ
ィルター75で濾過処理が施され、引き続き黒煙低減装
置1内で静電気が付与され、燃料噴射ポンプ76で霧化
処理が施された状態でジーゼルエンジン7に供給される
ことになる。
【0043】そして、燃料噴射ポンプ76において細か
い霧になった液体燃料の微小粒子は、それぞれが同極に
磁化されているため、互いに反発し合ってさらなる微小
粒子化が進行するとともに、お互い同士が分散し合い、
これによって極めて良好な拡散状態が得られ、ジーゼル
エンジン7内での完全燃焼に寄与することによって、黒
煙の減少および燃費の向上が達成される。
【0044】図6は、本発明に係る黒煙低減装置の第2
実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図7は、
その組立て断面図である。これらの図に示すように、第
2実施形態の黒煙低減装置1aは、上記の外筒部材2、
内筒部材3、ピストン部材5および脈動防止材6とを備
えて構成されている点については、第1実施形態の黒煙
低減装置1と同様であるが、静電気発生手段4aが、上
記同様の静電気発生円盤40と、環状磁石45(点描で
表示)とからなっている点が第1実施形態の黒煙低減装
置1と異なっている。
【0045】すなわち、第2実施形態の黒煙低減装置1
aにおいては、静電気発生手段4aは、静電気発生円盤
40と環状磁石45とが交互に積層されて形成されてい
る。静電気発生円盤40については、第1実施形態のも
のと全く同一のものが採用されている。環状磁石45
は、外径寸法および厚み寸法が静電気発生円盤40のそ
れらと同一に寸法設定されているとともに、中心位置に
内径寸法が静電気発生円盤40の内径寸法と同一に径設
定された中心孔46を有している。
【0046】そして、内筒部材3に静電気発生円盤40
および環状磁石45が交互に外嵌されることによって第
2実施形態の静電気発生手段4aが形成されている。か
かる環状磁石45は、複数のものが静電気発生円盤40
を介して上下で互いに異極が対向するように(すなわち
N極とS極とが対向するように)積層されている。
【0047】第2実施形態の黒煙低減装置1aによれ
ば、導入口25を介して内筒部材3内に導入された液体
燃料は、燃料透過孔32を通って静電気発生円盤40の
渦巻き溝42に導入され、この渦巻き溝42内を流下す
る間に液体燃料に静電気が付与されるとともに、上下の
環状磁石45から磁力が与えられ、これによってさらに
良好な黒煙減少効果を得ることができる。
【0048】なお、黒煙減少に対する磁石の作用につい
ては、詳らかではないが、液体燃料は、静電気発生円盤
40の渦巻き溝42を通過する間に静電気を帯電するた
め、この静電気を帯電した液体燃料が移動している状態
のところに磁力が作用して液体燃料に何らかの力を及ぼ
し、これによる液体燃料を構成している分子団の分断に
よる微小化によって燃焼効率が向上し、黒煙の発生が抑
えられるのではないかと考えられる。
【0049】
【実施例】本発明の効果を確認するために、本発明の黒
煙低減装置1で処理した軽油(実施例)を用いた場合の
ジーゼルエンジンを搭載した大型トラックの1リットル
当りの走行距離数を調べるとともに、比較例として全く
処理しなかった無処理の軽油(比較例1)、および従来
の磁石式の処理装置で処理した軽油(比較例2)につい
ても同様に1リットル当りの走行距離数を調べた。な
お、比較例2は、単に磁石の間に軽油を通すだけのもの
であり、磁石を静電気発生円盤40との組み合わせで用
いたものではない。
【0050】この試験に使用したトラックは、毎日長距
離を荷物を積んで運送する商用のものである。そして、
毎日の軽油の補給量と、走行距離とを記録し、月単位で
これらのデータを集計するとともに、走行距離を軽油補
給量で除すことにより月毎の軽油1リットル当りの走行
距離数(km/l)を算出した。
【0051】試験結果は、図8のグラフに示す通りであ
る。このグラフから判るとおり、軽油に対して全く処理
を行わなかった比較例1の場合は、2ヶ月の平均で1リ
ットル当りの走行距離数が3.56(km/l)であっ
たのに対し、磁石式の処理装置で処理をした軽油を用い
た比較例2の場合は、3ヶ月の平均で1リットル当りの
走行距離数は3.64(km/l)と若干向上している
ことが認められた。
【0052】これらに対し、本発明の黒煙低減装置1で
処理した軽油を用いた実施例の場合は、4ヶ月の平均で
1リットル当りの走行距離数が3.92(km/l)と
大幅に向上しており(比較例1に対して10%、比較例
2に対して8%それぞれ増加)、本発明の黒煙低減装置
1が燃費の低減化を図る上で優れたものであることを確
認することができた。また、黒煙については、実施例の
場合、各比較例に比べて視認できる程少なくなっている
ことを確認することができた。
【0053】ついで、上記実施例の軽油を用いてジーゼ
ルエンジンを駆動した場合の各軸回転数(rpm)毎に
軸トルク(kg−m)、黒煙低減率(%)および軸出力
(PS)について測定するとともに、比較例1および比
較例2の軽油についても同様の測定を行った。図9は、
測定結果を示すグラフである。
【0054】このグラフに示すように、実施例の軸トル
ク、黒煙低減率および軸出力のいずれについても、各比
較例の軽油に比べて黒煙低減装置1で処理をした実施例
の軽油が優れたものであることを確認することができ
た。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、黒煙低減
装置は、液体燃料の流路に介設され、かつ、流通する液
体燃料との摩擦によって液体燃料に均一に静電気を発生
させる静電気発生手段を有しているため、液体燃料を静
電気発生手段に通すことにより、静電気発生手段から導
出された液体燃料は、静電気が帯電した状態になり、こ
の帯電液体燃料を燃焼させるに際し、例えば噴霧器で霧
状にすることにより、同一種類の静電気同士の反発力に
より燃料の霧状の微粒子がさらに径寸法の小さい微粒子
に分離し、液体燃料の全体的な表面積が格段に大きくな
るとともに、帯電した微粒子同士が互いに離間し合うこ
とによって霧状の液体燃料を広く拡散した状態にするこ
とができ、これによって液体燃料を空気中の酸素との接
触状態が極めて良好なものにすることが可能であり、そ
の結果、確実な完全燃焼が実現することにより排ガス中
の黒煙を減少させることができるとともに、燃焼効率を
向上させることができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、導入口から
内筒内に導入された液体燃料は、貫通孔を通って静電気
発生円盤の入口部から渦巻き状流路内に導入され、この
渦巻き状流路内を流通する間に液体燃料と静電気発生円
盤との間の摩擦力に起因した静電気が発生し、これによ
って液体燃料に静電気を帯電させることができる。
【0057】このように、静電気発生円盤に渦巻き状流
路を設けることにより、液体燃料の円盤内での滞留時間
を長くすることが可能になり、これによって液体燃料の
帯電化を促進することができる。また、渦巻き状流路の
形成によって静電気発生円盤内で液体燃料を流通させる
長い流路を形成させることが可能になり、装置のコンパ
クト化を実現することができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、隣接する静
電気発生円盤間に静電気発生円盤と略等しい形状の環状
磁石を介設したため、液体燃料が静電気発生円盤の渦巻
き状流路を通過することにより液体燃料に帯電した電荷
は、液体燃料の移動に伴って環状磁石からの磁力線を横
切るように運動し、帯電した液体燃料に磁力が作用する
ことによる改質で液体燃料は完全燃焼し易くなり、燃焼
時の黒煙を減少することができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、内筒内に、
その内周面と摺接状態で内嵌されたピストン部材を設
け、このピストン部材を付勢手段によって導入口側に向
けて付勢したため、内筒内に導入される液体燃料の流量
に比例してピストン部材は付勢手段の付勢力に抗して押
し下げられ、内筒内の液体燃料の圧力と付勢手段の付勢
力とが均等になった状態でピストン部材はその位置が設
定される。従って、貫通孔の数を液体燃料の流量に見合
って適正なものにすることが可能にあり、常に同一条件
下で液体燃料と静電気発生円盤との間で摩擦に起因した
静電気を発生させることができるため、液体燃料に対し
て常に安定した静電気帯電処理を施すことができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、外筒の底部
に液体燃料の脈動を防止する弾性部材製の脈動防止材を
装填したため、外筒内に導入された液体燃料が脈動して
いても、脈動防止材がこの脈動を受けて弾性変形で伸縮
し、液体燃料の脈動をこの伸縮に吸収させることによっ
て緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る黒煙低減装置の第1実施形態を示
す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示す黒煙低減装置の組立て斜視図であ
る。
【図3】図2に示す黒煙低減装置の断面図である。
【図4】図2に示す黒煙低減装置の平面視の断面図であ
【図5】黒煙低減装置の適用例を示す説明図である
【図6】本発明に係る黒煙低減装置の第2実施形態を示
す一部切欠き分解斜視図である。
【図7】図6に示す黒煙低減装置の組立て断面図であ
る。
【図8】本発明装置の効果確認試験の結果を示すグラフ
である。
【図9】実施例および比較例の軽油を用いてジーゼルエ
ンジンを駆動した場合の軸回転数に対する軸トルク、黒
煙低減率および軸出力の測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 黒煙低減装置 2 外筒部材 21 外筒本体 25 導入口 27 吐出口 3 内筒部材 31 孔群 32 燃料透過孔 4 静電気発生手段 40 静電気発生円盤 41 中心孔 42 渦巻き溝(渦巻き状流路) 45 環状磁石 5 ピストン部材 6 脈動防止材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を通過させることによって液体
    燃料の燃焼時に発生する黒煙の発生量を低減する黒煙低
    減装置であって、液体燃料が通過する容器と、この容器
    内を通過する液体燃料との摩擦によって液体燃料に均一
    に静電気を発生させる静電気発生手段とからなることを
    特徴とする黒煙低減装置。
  2. 【請求項2】 上記容器は、一端面の中央位置に液体燃
    料の導入口を備えるとともに、周面に液体燃料を吐出す
    る吐出口を備えた外筒と、この外筒に上記導入口からの
    液体燃料を受け入れ得るように略同心で内装された内筒
    とからなり、上記静電気発生手段は、上記内筒に略密着
    状態で外嵌される複数個の合成樹脂製の静電気発生円盤
    によって形成され、上記内筒は、周面の長手方向に所定
    ピッチで穿設された複数の貫通孔を有し、上記静電気発
    生円盤は、外径寸法が上記外筒の内径寸法より小さく寸
    法設定されているとともに、上記貫通孔に対向した液体
    燃料導入用の入口部と、周面に形成された液体燃料排出
    用の出口部と、この出口部と上記入口部とをつなぐ渦巻
    き状流路とを有していることを特徴とする請求項1記載
    の黒煙低減装置。
  3. 【請求項3】 上記静電気発生手段は、静電気発生円盤
    の複数個が積層されて形成され、隣接する静電気発生円
    盤間に静電気発生円盤と略等しい形状の環状磁石が介設
    されていることを特徴とする請求項2記載の黒煙低減装
    置。
  4. 【請求項4】 上記内筒内には、その内周面と摺接状態
    で内嵌されたピストン部材が設けられ、このピストン部
    材は、付勢手段によって上記導入口側に向けて付勢され
    ていることを特徴とする請求項2または3記載の黒煙低
    減装置。
  5. 【請求項5】 上記外筒の底部には、液体燃料の脈動を
    防止する弾性部材製の脈動防止材が装填されていること
    を特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の黒煙低
    減装置。
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