JP2001303372A - 抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維およびその製造法 - Google Patents
抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維およびその製造法Info
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Abstract
・熱・加工薬剤等による失効、変色、着色がない抗菌
性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維および製造法
を提供する。 【構成】 カチオン染料可染性アクリロニトリル系繊維
にポリフェノ−ルおよび特定の4級アンモニウム塩を含
有せしめることにより抗菌性、抗ウイルス性を付与せし
めた抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維なら
びに該繊維の製造法。 【効果】 繊維の加工工程あるいはその後における、光
・熱・加工薬剤等による失効、変色、着色がなく、しか
も多くの細菌、ウイルスに対して抗菌性、抗ウイルス性
を保持する。
Description
リア用途の他、一般資材用途等多岐にわたり使用するこ
とのできるポリフェノ−ル並びに4級アンモニウム塩を
含有した実用性の高い抗菌性、抗ウイルス性アクリロニ
トリル系繊維及びその製造法に関する。
かで快適な生活環境を求める傾向に伴い、健康の維持、
増進に対する要望が高まり、より清潔で快適な衣料、寝
装、インテリア製品あるいは生活資材の出現が望まれて
いる。その一つの方法として、我々の生活環境に悪影響
を及ぼす微生物の発生を防ぎ、その生育・繁殖を抑え、
衛生的で清潔な生活環境を維持するため、各種抗菌繊維
の開発が行われている。
は、種々の抗菌剤が用いられており、繊維製品への抗菌
剤の処理方法も様々である。例えば、抗菌剤としては、
銀−ゼオライト系を代表とする無機金属系物質を用いる
技術(特開平5−272008号公報)、銅化合物また
は銅や亜鉛などの金属微粉末を繊維中に添加する方法
(特開昭55−115440号公報)、トリクロロカル
バニリド等のハロジアリル尿素化合物を用いる方法(特
開平2−259169号公報)、その他の化合物として
脂肪酸エステル化合物を用いる方法(特開昭63−61
73号公報)などが知られている。
維は、晒し処理によって銀、銅化合物が変性し、抗菌性
が失われるという問題点があった。かかる技術レベルに
対し、社会の要求は抗菌性にとどまらず抗ウイルス性も
備えるようエスカレートして来ているのが現状である。
目されている。例えばヒバやヒノキから抽出されるヒノ
キチオ−ルは抗菌、防黴、防虫等の機能があるといわ
れ、繊維に付着させて抗菌性、抗ウイルス性を付与する
事例が知られているが、該繊維がきついヒノキチオ−ル
のにおいを発する、耐洗濯保持性がない等の問題点があ
った。
物を合成樹脂固結剤と共に繊維に含浸し、加熱すること
によって洗濯耐久性を付与する方法(特開平8−296
173号公報)が知られているが、合成樹脂固結剤を用
いることによって該抗菌剤をマスクする為、抗菌性、抗
ウイルス性が低下するという問題点があった。
術の問題点を解消するために創案されたものであり、そ
の目的は、抗菌性のみならず抗ウイルス性の繊維に求め
られる、多くの細菌やウイルスに対して効果があり、繊
維の加工工程あるいはその後において、光・熱・加工薬
剤等による失効、変色、着色がない抗菌性、抗ウイルス
性アクリロニトリル系繊維およびその製造法を提供する
ことにある。
鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。即ち、本発
明のかかる目的は、カチオン染料可染性アクリロニトリ
ル系繊維が、ポリフェノ−ルと4級アンモニウム塩を含
有していることを特徴とする抗菌性、抗ウイルス性アク
リロニトリル系繊維により達成することができる。
る、またさらに、4級アンモニウム塩が、一般式[1]
または[2]である抗菌性、抗ウイルス性アクリロニト
リル系繊維により、より良く達成することができる。
リル系繊維を得る方法として、カチオン染料可染性アク
リロニトリル系繊維の製造工程中一次緻密化工程を経た
繊維に、ポリフェノ−ルと一般式[1]または[2]で
示される4級アンモニウム塩を接触せしめ、その後スチ
−ム弛緩熱処理することを特徴とする抗菌性、抗ウイル
ス性アクリロニトリル系繊維の製造法が提供される。
ル系繊維の製造工程中一次緻密化工程を経た繊維に、一
般式[1]または[2]で示される4級アンモニウム塩
を接触せしめ、次いでスチ−ム弛緩熱処理した後、ポリ
フェノ−ルと接触せしめることを特徴とする抗菌性、抗
ウイルス性アクリロニトリル系繊維の製造法もある。
リル系繊維製品に、ポリフェノ−ルと一般式[1]また
は[2]で示される4級アンモニウム塩を浸漬法または
パットスチ−ム法により接触せしめ、90℃以上の温度
で処理することを特徴とする抗菌性、抗ウイルス性アク
リロニトリル系繊維の製造法も採用し得る。
ェノ−ルとしては茶カテキンが推奨される。
の如き特異性能を有する抗菌性、抗ウイルス性アクリロ
ニトリル系繊維において、該アクリロニトリル系繊維は
スルホン酸或いはカルボン酸基を有する所謂、カチオン
染料可染性アクリロニトリル系重合体によって形成され
る限り制限はないが、好ましくは60重量%以上、更に
好ましくは80重量%以上のアクリロニトリルと0.5
〜10重量%のスルホン酸或いはカルボン酸基含有単量
体と、必要に応じて例えば酢酸ビニル等のビニルエステ
ル類;塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化ビニルまたはビニリデン類;アクリル酸メチ
ル、メタアクリル酸メチル等の(メタ)アクリル酸アル
キルエステル類;アクリルアミド、スチレン等からなる
アクリロニトリル系共重合体から形成されるアクリロニ
トリル系繊維を用いることが望ましい。
るスルホン酸或いはカルボン酸基含有単量体としては、
特に限定されないが、例えばビニルスルホン酸又はその
塩、アリルスルホン酸又はその塩、メタアリルスルホン
酸又はその塩、パラスチレンスルホン酸又はその塩、ス
ルホエチルメタクリル酸又はその塩、アクリル酸又はそ
の塩、メタアクリル酸又はその塩等の単量体のいずれか
1種以上を用いることが本発明において好結果を与え
る。
単量体を共重合するケースを説明しているが、カチオン
染料可染性アクリロニトリル系重合体はこれに限定され
ず、例えば塩素酸ナトリウムと酸性亜硫酸ナトリウムレ
ドックス触媒、アゾビスシアノバレリン酸触媒等の重合
触媒を用いて重合体末端にスルホン酸又はその塩、カル
ボン酸又はその塩を導入した重合体も採用しうる。
ェノ−ルとは、タンニン酸、タンニン、カテキン、ガロ
カテキン、等の複数の水酸基を有するフェノ−ル骨格を
複数個有する化合物で、分子量が200〜10000程
度のポリフェノ−ルが用いられ、中でも分子量200〜
2000程度のポリフェノ−ルが好適に用いられる。分
子量が大きすぎると溶解性に問題を生じて繊維内に含有
せしめるのに難があり、小さすぎると洗濯耐久性が低下
する。このようなポリフェノ−ルはコ−ヒ−(クロロゲ
ン酸)、玉葱(ケルセチン)、ムラサキイモ(アンロシ
アニン)、豆(イソフラボン)、緑茶(カテキン類)等
に含まれており、ポリフェノ−ル成分を粗抽出したも
の、単離精製したもの、あるいは混合物等が好適に使用
される。
ルが茶カテキン由来のものであるのが好適である。茶カ
テキンとは緑茶(煎茶、深蒸し茶、かぶせ茶、玉露、番
茶等)、半発酵茶(ウ−ロン茶等)、発酵茶(紅茶)等
に含まれる成分であり、主たる成分は(+)−カテキ
ン、(−)−エピカテキン、(−)−エピカテキンガレ
−ト、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキ
ン、(−)−エピガロカテキンガレ−トが知られてい
る。これらは個々の成分に単離する必要はなく、これら
の混合物からなる茶カテキンを濃厚に含む製剤(特に2
0重量%以上、好ましくは25重量%以上含むもの)を
そのまま好適に用いることができる。市販の茶カテキン
には30重量%品、60重量%品、80重量%品等があ
る。例えばマキセ産業(株)製の茶テキン(商品名)
は、これに当たる。言うまでもないが、茶葉を水または
アルコ−ル等を抽出溶媒として抽出した抽出物を使用す
る事も可能である。
の付与量は、ポリフェノ−ルとして0.05〜10.0
重量%で、好ましくは0.05〜5.0重量%である。
付与量が前記範囲を下回る場合は該繊維の抗菌性、抗ウ
イルス性が用途によっては不足し、上回る場合は抗菌
性、抗ウイルス性の割にコスト高になり、工業的に不利
となる。
トリル系繊維は、ポリフェノールの洗濯耐久性向上、該
繊維の柔軟性向上等のためポリフェノ−ル及び4級アン
モニウム塩の含有が必須である。4級アンモニウム塩を
併用したことにより、本発明繊維は抗菌性、抗ウイルス
性という機能の維持に重要なポリフェノールの洗濯耐久
性の向上や、該繊維の柔軟性の向上等の効果を発現す
る。かかる4級アンモニウム塩は、一般式[1]または
[2]で示されるが、一般式[1]の例としては、塩化
ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジヒドロキシエチ
ルデシルエチルアンモニウム、N−ヒドロキシエチル
N,N−ジメチルN−ステアリルアミドエチルアンモニ
ウムエチルスルホネ−ト、ジデシルジメチルアンモニウ
ムアジペ−ト、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネ
−ト等が挙げられる。
リル・アミド・プロピル・ジメチル・ヒドロキシエチル
・アンモニウムナイトレ−ト、セチル・アミド・プロピ
ル・ジメチル・ヒドロキシエチル・アンモニウムナイト
レ−ト、ステアリル・アミド・プロピル・ジメチル・ヒ
ドロキシエチル・アンモニウムクロライド、セチル・ア
ミド・プロピル・ジメチル・ヒドロキシエチル・アンモ
ニウムクロライド、ステアリル・アミド・プロピル・ジ
メチル・ヒドロキシエチル・アンモニウムブロマイド、
ステアリル・アミド・エチル・ジエチル・ヒドロキシエ
チル・アンモニウムアセテ−ト、ステアリル・アミド・
エチル・ジエチル・ヒドロキシエチル・アンモニウムホ
スフェ−ト、ステアリル・アミド・プロピル・ジメチル
・エチル・アンモニウムエチルサルフェ−ト、セチル・
アミド・プロピル・ジメチル・エチル・アンモニウムエ
チルサルフェ−ト、ステアリル・アミド・プロピル・ジ
エチル・メチル・アンモニウムメチルサルフェ−ト、セ
チル・アミド・プロピル・ジエチル・メチル・アンモニ
ウムメチルサルフェ−ト、ステアリル・アミド・プロピ
ル・トリメチル・アンモニウムメチルサルフェ−ト、セ
チル・アミド・エチル・ジエチル・メチル・アンモニウ
ムメチルサルフェ−ト、ステアリル・アミド・エチル・
トリメチル・アンモニウムメチルサルフェ−ト等を挙げ
ることできる。 該薬剤のアクリロニトリル系繊維への
吸着量(付与量)は、0.2〜3.0%omfで、好ま
しくは0.3〜2.0%omfであり、上記した薬剤の
1種とすることも、数種の薬剤を混用することもある。
リロニトリル系繊維の製造法について述べる。製造法と
しては大別して3つあり、その第1はカチオン染料可染
性アクリロニトリル系繊維の製造工程中一次緻密化工程
を経た繊維に、ポリフェノ−ルと一般式[1]または
[2]で示される4級アンモニウム塩を接触せしめ、そ
の後スチ−ム弛緩熱処理するというものであり、第2は
同じく製造工程中一次緻密化工程を経た繊維に、一般式
[1]または[2]で示される4級アンモニウム塩を接
触せしめ、次いでスチ−ム弛緩熱処理した後、ポリフェ
ノ−ルと接触せしめるのであり、第3はカチオン染料可
染性アクリロニトリル系繊維製品に、ポリフェノ−ルと
一般式[1]または[2]で示される4級アンモニウム
塩を浸漬法またはパットスチ−ム法により接触せしめ、
90℃以上の温度で処理するという方法である。
カチオン染料可染性アクリロニトリル系繊維の製造工程
の中の、1次緻密化工程と呼ばれる工程以降にて処理す
るものであり、第3の方法は製造工程の最終まで経たも
の、即ちいわゆる原綿と言われるものやこれを加工した
繊維製品に対して処理するものである。尚、ここで言う
製造工程の最終とは必ずしも1次緻密化、スチ−ム弛緩
熱処理の全てを経ていることを要せず、例えば1次緻密
化を省略し、スチ−ム弛緩熱処理を施して最終としたも
のも含む。また、ポリフェノ−ル及び4級アンモニウム
塩処理は、両薬剤の混合物で同時に行ってもよいし、個
別に行うなら先に4級アンモニウム塩、次いでポリフェ
ノ−ルとする。又、第2の方法は、カチオン染料可染性
アクリロニトリル系繊維の製造工程の中の、1次緻密化
工程と呼ばれる工程を経た繊維にアンモニウム塩を接触
せしめ、次いでスチ−ム弛緩熱処理した後、製造工程中
でポリフェノ−ルと接触せしめてもかまわないし、スチ
ーム弛緩熱処理した後、製造工程の最終まで経た原綿や
これを加工した繊維製品をポリフェノールと接触せしめ
てもかまわない。
維の製造工程中一次緻密化工程の後とは、湿式紡糸にお
ける紡糸・延伸・水洗後に行われる乾燥緻密化工程の後
を意味する。一次緻密化工程とは、延伸されたトウまた
はフィラメントには、繊維中のボイドに由来するある程
度(20〜100重量%対乾燥繊維)の水分が残ってい
るのであるが、この水分を除き水分が抜けた穴をつぶ
し、繊維を緻密化する工程をいう。これには、トンネル
乾燥機またはドラム乾燥機を使用し、高温調湿状態で徐
々に水分を取り除く方法と、ロ−ラ−乾燥機で高温乾熱
且つある程度の緊張条件下で、急激に焼きつぶす方法等
がある。ポリフェノ−ル及び4級アンモニウム塩処理を
紡糸以降、一次緻密化工程より前に行うと、繊維構造に
はまだ上述の無数の穴が存在し、水分を含有しているた
め、該薬剤が繊維内部に固定されにくく、乾燥緻密化ま
での各工程で脱落し、工程汚染・排水異常等を起こす問
題がある。
ると、繊維中の水分と該薬剤を置換することになるの
で、薬剤を付与しにくく、薬剤濃度を上げなければなら
ない等工業的に好ましくない。
中一次緻密化工程後のトウまたはフィラメントを本発明
のポリフェノ−ル及び第4級アンモニウム塩に接触させ
る手段に制限はなくディップ→ニップ、スプレ−等いか
なる方法でもよい。 クリンパ−予熱槽等を利用した一
例としての処方を示せば次の様である。すなわち、本発
明の特定薬剤をトウまたはフィラメントに対して吸着せ
しめる目標量添加した該処理槽液中に、トウまたはフィ
ラメントをディップし、次にクリンパ−等を利用して一
定に絞ることにより、トウまたはフィラメントに該薬剤
を目標量付与(吸着)し、その後、キヤ−等を使用して
スチ−ム弛緩熱処理することにより吸着を完成させる。
は、キヤ−またはオ−トクレ−ブを使用して、本発明の
トウをスチ−ム中でリラックスさせることをいう。また
連続的にスチ−ムリラックスさせてもよい。スチ−ムと
しては、飽和水蒸気,過熱水蒸気等制限はないが、飽和
水蒸気中で105℃〜140℃で処理することが望まし
い。リラックスさせる程度としては、被処理トウまたは
フィラメントの原長に対し5〜30%が好ましい。
リロニトリル系繊維製品とは、以上説明した一次緻密化
工程、スチ−ム弛緩熱処理を経たものあるいは一次緻密
化工程をスキップし、弛緩熱処理のみを経たものを言
い、原綿(トウ,バラ毛等)、糸(綛,チ−ズ等)、編
織物、毛布・ボア類、不織布等が挙げられ、その形態に
限定はない。
め処理するとは、本発明が対象とする繊維製品を所定量
のポリフェノ−ルと一般式[1]または[2]で示され
る4級アンモニウム塩を含有する処理浴中に浸漬して所
定温度で処理することをいい、好ましくは、オ−バ−マ
イヤ−染色機等を使用して、通常の染色と同様なやり方
で実施する方法が挙げられる。オ−バ−マイヤ−染色機
を使用した一例としての処方を示せば次のようである。
すなわち、原綿(トウ,バラ毛)等をキャリヤ−に通常
染色の場合と同様の方法で詰め込み、本発明の特定薬剤
を槽液中に原綿等に対して吸着せしめる目標量を添加
し、次に昇温〜90℃処理または昇温〜ボイル処理ある
いは必要により高温高圧処理することにより吸着を完成
させる。
理するとは、本発明が対象とする繊維製品を所定量の薬
剤を含有する処理液に含浸した後マングルで絞り、また
は遠心脱水して、さらにはまたスプレ−のみで所定量の
薬剤を付与し、次いでスチ−ム処理することを言う。例
えば、本発明のカチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維製品単独又は該繊維を混紡してなるシ−ツ・毛布・
ボアの生織等に対して、本発明の特定薬剤を吸着せしめ
る目標量を含浸・マングル絞りで付与し、その後90℃
以上の温度でスチ−ム処理することにより吸着を完成さ
せる。
トリル系繊維の利用分野としては、抗菌性、抗ウイルス
性が望まれる様々な分野がある。具体的には例えば、下
着、肌着、ランジェリ−、パジャマ、乳児製品、ガ−ド
ル、ブラジャ−、靴下、タイツ、レオタ−ド、トランク
ス等衣料品全般、セ−タ−、トレ−ナ−、ス−ツ、スポ
−ツウェア、スカ−フ、ハンカチ、マフラ−、人工毛
皮、乳児製品等の中外衣料用途、布団地、布団、枕、ク
ッション、ぬいぐるみ等の中綿、詰め綿、シ−ツ、毛
布、汗取りパッド等の寝装寝具、カ−ペット、マット、
ぬいぐるみ、マスク、失禁ショ−ツ、濡れティッシュ等
の衛生材料、車のシ−ト、内装等の車内用品、トイレカ
バ−、トイレマット、ペット用トイレ等のトイレ用品、
ガス処理フィルタ−等、靴の中敷き、スリッパ、手袋、
タオル、雑巾、ゴム手袋の内張り、長靴の内張り、消臭
材、サポ−タ−、芯地、不織布等が挙げられる。
トリル系繊維の上述分野への使用の仕方としては、該抗
菌性、抗ウイルス性繊維単独あるいは、各種他繊維類と
併用して用いることができる。併用する他繊維として
は、公用されている天然繊維、有機繊維、半合成繊維、
合成繊維が用いられ、さらには無機繊維、ガラス繊維等
も用途によっては採用し得る。また併用し得る素材は繊
維に限らず、フィルムとラミネ−トする、あるいはフィ
ルムに埋設して構造物とするなど、プラスチック、ゴム
等の非繊維状のものも採用し得る。特に好ましい他の繊
維を例示すれば、羊毛、木綿、絹、麻等の天然繊維、ビ
ニロン、ポリエステル、ポリアミド、アクリル繊維等の
合成繊維あるいはビスコ−ス、アセテ−ト繊維、繊維素
繊維等である。
リル系繊維は、カチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維に対して、合成樹脂等の固着剤を用いることなく、
抗菌性、抗ウイルス性の高いポリフェノ−ルを該繊維の
製造工程中一次緻密化工程の後接触せしめ、その後スチ
−ム弛緩熱処理するか、あるいは浸漬法またはパッドス
チ−ム法により、アクリロニトリル系繊維の二次転位温
度以上の90℃以上の温度で接触せしめることで該繊維
表面だけでなく繊維内部までにも固定(繊維中のスルホ
ン酸基或いはカルボン酸基と4級アンモニウム塩化合物
を介して結合)または保持(繊維に付与した4級アンモ
ニウム塩とゆるい結合またはその周辺に存在)されると
考えられる。
能の維持に重要なポリフェノールが、繊維内部まで浸
透、拡散しているため、一般的な繊維表面への付着また
は固着と異なり、繰り返し洗濯による脱落が少なく、抗
菌性、抗ウイルス性能の低下がなく、さらにはまた、各
種製品への加工工程あるいはその後において、光、熱、
加工薬剤等による失効、変色、着色が少なくなるものと
推察している。
が、これらは例示的なものであり、本発明の要旨はこれ
らにより限定されるものではない。実施例中の部及び百
分率は断りのない限り重量基準で示す。なお、実施例に
おいて記述する抗菌性、抗ウイルス性能、洗濯条件およ
びポリフェノ−ル測定は、以下の方法により実施した。
方法によるものであり、試験布に試験菌のブイヨン懸濁
液を注加し、密閉容器中で、37℃、18時間培養後の
生菌数を計測し、植菌数Aに対する標準布の菌数Bと試
料布の菌数Cの増減値差を下記により求め、これを静菌
活性値とする。一般に静菌活性値が2.2以上あれば抗
菌性能があると見なされる。 増減値差=(logB−logA)−(logC−lo
gA)
/34(H1N1)(通称PR8株) 試験方法:インフルエンザウイルスの力価測定に用いら
れる赤血球凝集反応(HA反応)を指標とした。HA反
応はウイルスの2倍希釈系列を作成し、0.5%鶏赤血
球を等量加え、1時間後、管底の凝集状態を観察して、
凝集のエンドポイントを決定し、HA力価とする。まず
被試験体を0.1g秤量し、これに1mlあるいは2m
lのインフルエンザウイルス液(HA力価1:25)を
加え、各被試験体が5%あるいは10%(w/v)とな
る条件で、37℃1時間反応させた(100回/分で振
とう)。その後、上清みを回収し、赤血球凝集反応(H
A反応)試験を行いHA力価(1:2a)を決定し、試
験体なしのHA力価(1:2b)との差から計算によっ
て力価低下率((1−(1/2(b‐a)))x100)
を算出した。力価低下率が大きいほど抗ウイルス性能が
高いといえる。
従い、JAFET標準洗剤(繊維製品新機能評価協議会
製)を使用して洗濯を繰り返す。 (4)ポリフェノ−ル測定法 没食子酸エチルを純水に溶解し、5、10、15、2
0、25mg/100mlの溶液を作成する。25ml
メスフラスコに、前記で作成した没食子酸エチル溶液各
5mlを取り、次いで硫酸第1鉄7水塩100mgとロ
ッセル塩500mgを純水100mlに溶解した溶液5
mlを加え、1/15MのpH7.5燐酸緩衝液で定容
とする。前記各種濃度の没食子酸エチルについて、純水
を対照として波長540nmで吸光度を測定し、検量線
を作成する。ここで没食子酸エチル1mgはポリフェノ
−ル1.5mgに相当する。
の純水中でボイル30分間するという熱水処理した後、
該熱水処理液を被試験液として上記測定法により脱落し
たポリフェノール量を定量し、計算により、保持されて
いる量を熱水処理する前の量に対する比率(%)で表し
たものである。耐洗濯性も同様で、試料繊維を上記洗濯
条件で5回洗濯を行った後、ポリフェノール量を測定・
算出し、洗濯処理する前の量に対する比率(%)で表し
たものである。
触媒を用いてアクリロニトリル88.8%、酢酸ビニル
10.7%、メタアリルスルホン酸ナトリウム0.5%
を重合し、カチオン染料可染性であるアクリロニトリル
系重合体を作成した。該重合体を濃度45%のロダンソ
−ダ水溶液に溶解し、重合体濃度12%の紡糸原液を作
成した。該原液を10%、−3℃のロダンソ−ダ水溶液
中に押出し、次いで水洗・延伸後、トンネル乾燥機を用
い、湿度70%RH、温度120℃の高温調湿状態乾燥
し、一次緻密化トウ(原料繊維A)を作成した。
ルの製剤であるマキセ産業(株)製の茶テキンMKS−
10(ポリフェノ−ル60重量%)の0.6重量%およ
び表1に示す4級アンモニウム塩の混合水溶液に浸漬
し、水分率50%omfになるよう脱水し、次いで、1
20℃×9分間スチ−ム弛緩熱処理した。常法により油
剤付与・乾燥・バリカットして実施例1〜5の抗菌性、
抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維試料を得た。ポリ
フェノールの繊維への付着量(%omf)及び4級アン
モニウム塩の付与量(%omf)は、いずれも浸漬液中
の夫々の濃度、処理残液の夫々の濃度及び被処理トウの
水分率(%omf)から計算により求められる。
は実施例1〜5と同じ方法によって比較例1の試料を得
た。
性値を評価し、これらの結果を表1に併記した。なお、
表中の抗菌性及び抗ウイルス性は、それぞれ洗濯5回、
3回繰り返した後の試料について測定、算出した静菌活
性値及び力価低下率の値である。表1から分るように、
カチオン染料可染性の繊維に4級アンモニウム塩を使用
する事によって熱水保持率、耐洗濯性、耐久抗菌性、耐
久抗ウイルス性が優れることが明らかである。カチオン
染料可染性であっても、4級アンモニウム塩を用いない
比較例1の繊維は、耐洗濯性がなく、抗菌性、抗ウイル
ス性が乏しい。
して、80℃で表2に示す4級アンモニウム塩をそれぞ
れ1.5%omf付与し、120℃X9分間スチーム弛
緩熱処理した。次いでマキセ産業(株)製茶テキンMK
S−10の0.6%水溶液に80℃で浸漬し、絞り率5
0%になるように脱水し、次いで乾燥・カットして実施
例6〜7の抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊
維を得た。
−10で処理しない以外は実施例6〜7と同じ方法によ
って比較例2の試料を得た。
7及び比較例2の試料の諸特性を評価し、 これらの結
果を表2に併記した。表2から明らかなようにカチオン
染料可染性の一次緻密化工程を経た繊維に、先に4級ア
ンモニウム塩を接触次いでスチーム弛緩熱処理した後、
ポリフェノールと接触することによって、熱水保持率、
耐洗濯性、抗菌性、抗ウイルス性が優れることが明らか
である。ポリフェノールを用いない比較例2の繊維は、
抗菌性が乏しく、抗ウイルス性が全くない。
により紡糸・水洗・延伸・一次緻密化・スチ−ム弛緩熱
処理・油剤・乾燥・バリカットしてカチオン染料可染性
アクリロニトリル系繊維原綿(原料繊維B)を得た。こ
の原料繊維B100gを、マキセ産業(株)製の茶テキ
ンMKS−10を全量付着すれば0.3%omfとなる
量、又はMKS−15(ポリフェノール30重量%)を
全量付着すれば0.5%omfとなる量、ステアリル・
アミド・プロピル・ジメチル・ヒドロキシエチル・アン
モニウムナイトレ−トを全量付着すれば0.2,0.
4,0.6,0.8%omfとなる量含有する浴に、浴
比1:30又は1:10で浸漬し、50℃から20分掛
けて98℃まで昇温し、98℃×30分間吸着処理を行
った。これが浸漬法である。同様にして4級アンモニウ
ム塩を使用しない比較例3〜4の試料も作成した。残浴
液中のポリフェノ−ル濃度を測定し、繊維付着量を求め
た。さらに前述したのと同様の方法により熱水保持率を
求めた。尚、上記のアンモニウムナイトレートは原料繊
維Bと親和性を有するので、意図した量の通り付与され
る。これらの結果を表3に示した。
性の繊維を用いる事、さらに4級アンモニウム塩を使用
する事によって熱水保持率や他の諸特性が優れることが
明らかである。尚、浴比1:30で浴に浸漬するのに代
えて、MKS−10の0.35重量%及び4級アンモニ
ウム塩であるステアリル・アミド・プロピル・ジメチル
・ヒドロキシエチル・アンモニウムナイトレート1.2
重量%の水溶液に20℃X10秒間ディップし、マング
ルで水分率50%omfに絞り、100℃X40分間ス
チーム処理するというパットスチーム法で処理した以外
は実施例8〜11と同様に処理した繊維は、4級アンモ
ニウム塩0.5%omf、ポリフェノール付着量0.1
0%omf、同熱水保持率73%、耐洗濯性80%、洗
濯5回後の静菌活性値3.9、洗濯3回後の力価低下率
75%で、浸漬法とかわらぬ特性であった。
触媒を用いてアクリロニトリル88.8%、酢酸ビニル
11.2%を重合し、カチオン染料可染性であるアクリ
ロニトリル系重合体を作成した。該重合体を濃度45%
のロダンソ−ダ水溶液に溶解し、重合体濃度12%の紡
糸原液を作成した。該原液を10%、−3℃のロダンソ
−ダ水溶液中に押出し、次いで水洗・延伸後、トンネル
乾燥機を用い、湿度70%RH、温度120℃の高温調
湿状態乾燥し、一次緻密化トウを作成した。このトウを
セチル・アミド・プロピル・ジメチル・ヒドロキシエチ
ル・アンモニウムクロライド水溶液に浸漬し、水分率5
0%omfになるよう脱水し、次いで、120℃×9分
間スチ−ム弛緩熱処理した。常法により油剤付与・乾燥
・バリカットして原料繊維Cを得た。
(株)製の茶テキンMKS−10を全量付着すれば0.
3%omfとなる量含有する浴に、浴比1:10で浸漬
し、50℃から20分掛けて98℃まで昇温し、98℃
×30分間吸着処理を行った。残浴液中のポリフェノ−
ル濃度を測定し、繊維付着量を求めた。さらに前述した
のと同様の方法により熱水保持率を求めた。ポリフェノ
ール付着量0.15%omf,同熱水保持率74%,耐
洗濯性82%、洗濯5回後の静菌活性値4.2、洗濯3
回後の力価低下率75%であった。
維15%/日本エクスラン工業(株)製K691−5×
V74 55%/日本エクスラン工業(株)製C881
−3×V64 30%混からなる1/4.5番手セミ梳
毛糸を作成した。該梳毛糸の抗菌性は洗濯5回後静菌活
性値で2.8、洗濯3回後の力価低下率75%であり、
着色に関するカ−ボンア−ク40時間後の耐光性は4
級、蛍光灯8週間暴露試験の堅牢度は5級、80℃40
0時間耐熱堅牢度5級、120℃8時間耐熱堅牢度4級
といずれも優れた性能であった。
ウイルス性維持と共に加工工程あるいはその後において
光、熱、加工薬剤等による失効、変色、着色のない抗菌
性、抗ウイルス性のアクリロニトリル系繊維を提供し、
且つ該繊維を工業的有利に製造する方法を提供し得たこ
とが本発明の特筆すべき効果である。この様に優れた利
点を有する本発明繊維は、糸、編織物、毛布、ボア類、
不織布等に加工することができ、快適な衣料、寝装、イ
ンテリア製品、生活資材、産業資材、衣料用繊維資材等
の用途分野に広く用いられる。
Claims (7)
- 【請求項1】 カチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維が、ポリフェノ−ルと4級アンモニウム塩を含有し
ていることを特徴とする抗菌性、抗ウイルス性アクリロ
ニトリル系繊維。 - 【請求項2】 ポリフェノ−ルが茶カテキンであること
を特徴とする請求項1記載の抗菌性、抗ウイルス性アク
リロニトリル系繊維。 - 【請求項3】 4級アンモニウム塩が、一般式[1]ま
たは[2]である請求項1または2記載の抗菌性、抗ウ
イルス性アクリロニトリル系繊維。 【化1】 【化2】 - 【請求項4】 カチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維の製造工程中一次緻密化工程を経た繊維に、ポリフ
ェノ−ルと一般式[1]または[2]で示される4級ア
ンモニウム塩を接触せしめ、その後スチ−ム弛緩熱処理
することを特徴とする抗菌性、抗ウイルス性アクリロニ
トリル系繊維の製造法。 - 【請求項5】 カチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維の製造工程中一次緻密化工程を経た繊維に、一般式
[1]または[2]で示される4級アンモニウム塩を接
触せしめ、次いでスチ−ム弛緩熱処理した後、ポリフェ
ノ−ルと接触せしめることを特徴とする抗菌性、抗ウイ
ルス性アクリロニトリル系繊維の製造法。 - 【請求項6】 カチオン染料可染性アクリロニトリル系
繊維製品に、ポリフェノ−ルと一般式[1]または
[2]で示される4級アンモニウム塩を浸漬法またはパ
ットスチ−ム法により接触せしめ、90℃以上の温度で
処理することを特徴とする抗菌性、抗ウイルス性アクリ
ロニトリル系繊維の製造法。 - 【請求項7】 ポリフェノ−ルが茶カテキンであること
を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の抗菌性、
抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125889A JP2001303372A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000125889A JP2001303372A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維およびその製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303372A true JP2001303372A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18635760
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JP2000125889A Pending JP2001303372A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 抗菌性、抗ウイルス性アクリロニトリル系繊維およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001303372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035508A1 (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Hiroshima Industrial Promotion Organization | アトピー性皮膚炎を軽減または予防する物品 |
CN112011851A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-01 | 江苏宝恒纺织科技发展有限公司 | 一种抗流感病毒纤维及其制备方法 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125889A patent/JP2001303372A/ja active Pending
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WO2006035508A1 (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Hiroshima Industrial Promotion Organization | アトピー性皮膚炎を軽減または予防する物品 |
CN112011851A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-01 | 江苏宝恒纺织科技发展有限公司 | 一种抗流感病毒纤维及其制备方法 |
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