JP2001301375A

JP2001301375A - 図面等の収納バッグ

Info

Publication number: JP2001301375A
Application number: JP2000117401A
Authority: JP
Inventors: Tokiyoshi Motai; 富喜好甕
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-04-19
Filing date: 2000-04-19
Publication date: 2001-10-31

Abstract

(57)【要約】【課題】巻き癖が付くことなく複数枚の図面等を収納
可能なシンプルな構造の図面等の収納バッグを提案する
こと。【解決手段】図面収納バッグ１は可撓性シート２を備
えており、この表面２ａに図面３を乗せてその一端をポ
ケット４に差し込み、図面保持具５で止める。この状態
で、可撓性シート２を図面３と共に、その端２Ａを巻き
取り芯として筒状に巻き取り、巻き取った後は、スナッ
プボタン７などによって開かないように固定する。簡単
な構造で、巻き癖を付けることなく図面等を巻き取った
状態で収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、図面等のような大
きなサイズの紙葉類を皺等が付かないように収納および
持ち運ぶことのできる図面等の収納バッグに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】建築設計図面や機械設計図面等はＡ１サ
イズものが多く使用されている。このように大きなサイ
ズの紙類を皺あるいは折り目を付けることなく収納ある
いは持ち運びできるようにするために、図面収納筒等の
硬質ケースが用いられている。しかし図面収納筒を用い
ると、一般に巻き癖がついてしまい、特に長期に渡って
収納した後に取出した際には平面上に広げることができ
ない。

【０００３】このような巻き癖を付けないようするため
に、例えば、実開平７−２１３８０５号公報に開示され
ているように、硬質の角型ケース内にスプリングの作用
により回転可能なローラを配置しておき、このローラ
に、透明フィルムと共に１枚の図面等を巻き込む構造の
収納ケースが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな収納ケースはスプリング力が弱まって巻き取りがで
きなくなったり、多数枚の図面を一度に収納できないと
いった不具合がある。さらには、構造が複雑であり、硬
質ケースが嵩ばるので、その取り扱いが不便であり、ま
た保管スペースも必要である。

【０００５】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
硬質ケースやローラ等の巻き取り芯を必要とすることな
く、図面等の紙類を、巻き癖や皺が付くことなく収納お
よび持ち運ぶことができる図面等の収納バッグを提案す
ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の図面等の収納バッグは、巻き取り可能な
可撓性シートと、この可撓性シートの一端に配置した図
面等の端を挟持あるいは保持するための図面保持具と、
巻き取られた前記シートを巻き取り状態に保持するため
に前記可撓性シートの他端側の部分に取り付けた巻き取
り状態保持具とを有し、前記可撓性シートの表面に図面
等の紙葉類を乗せ、その端を前記図面保持具で保持し、
この状態で前記可撓性シートを前記図面保持具の側の端
から巻き取り、前記巻き取り状態保持具によって巻き取
られた状態に保持可能となっていることを特徴としてい
る。

【０００７】ここで、前記図面保持具が取り付けられて
いる可撓性シートの端部に、ポケットを形成しておき、
このポケット内に前記図面保持具を取付け、当該図面保
持具によって保持される紙葉類の端部分も当該ポケット
内に差し込まれた状態にすることが望ましい。

【０００８】また、前記巻き取り状態保持具としては、
前記可撓性シートの表面および裏面に取り付けたボタン
およびボタン掛けを用いればよい。前記可撓性シートの
表面および裏面に取り付けたマジックテープを用いても
よい。

【０００９】さらに、前記可撓性シートには手提げ用取
っ手あるいは肩掛けを取り付けてもよい。

【００１０】なお、前記可撓性シートは、皮革、合成皮
革、帆布等の素材を用いて制作することができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した図面収納バッグの実施例を説明する。

【００１２】図１（ａ）、（ｂ）および（ｃ）は、本例
の図面収納バッグを広げた状態で示す斜視図、図面を乗
せる面を示す平面図、および反対側の面を示す裏面図で
ある。これらの図に示すように、本例の図面収納バッグ
１は、Ａ１サイズの図面よりも一回り大きな長方形の可
撓性シート２を備えている。この可撓性シート２は合成
皮革、例えばナイロンレザーからなるものであり、この
可撓性シート２の表面２ａが図面３を乗せる面とされて
いる。可撓性シート２の一端２Ａ（巻き取り芯となる部
分）は表面２ａの側に折りたたまれ、折り畳み部分２１
の左右両側の縁が表面２ａ側に縫い付けられ、これによ
り、ポケット４が形成されている。

【００１３】このポケット４の内部にはクリップ金具あ
るいはバインダ等の図面保持具５が可撓性シート２の表
面２ａにリベット等の金具によって固定されている。こ
の図面保持具５としては一般的に知られている各種の構
造のものを用いることができる。可撓性シート２の表面
２ａの反対側の端部２Ｂ（巻き取り終了端となる部分）
には、中央に所定の長さおよび幅のマジックテープ６が
取付けられ、両端にはスナップボタン７が取り付けられ
ている。

【００１４】これに対して、可撓性シート２の裏面２ｂ
では、その端部２Ｂの側における中央に所定の幅および
長さのマジックテープ６Ａが取付けられ、両端にはスナ
ップボタン７を止めるためのボタン受け７Ａが取り付け
られている。本例では、可撓性シート２の巻き取り直径
を増減できるように長手方向に沿って３個所に取付けら
れている。勿論、２個でもよいし、４個以上であっても
よい。

【００１５】図２も参照して本例の図面収納バッグ１に
よる図面収納方法を説明する。図面３を収納するには、
まず、必要枚数の図面３を可撓性シート２の表面２ａに
乗せ、その先端を揃えて、図面保持具具５に挟む。図１
にはこの状態が示されている。

【００１６】次に、可撓性シート２をその端２Ａ（巻き
取り芯となる部分）から図面３と共に巻き取っていく。
図２にはほぼ巻き取られた状態を示してある。この状態
から完全に巻き取った後は、マジックテープ６を裏面側
のマジックテープ６Ａに止めると共に、両端のスナップ
ボタン７を対応する位置にあるボタン受け７Ａに止め
る。この結果、図面３が可撓性シート２と共に巻き取ら
れた筒状体が形成される。

【００１７】この状態では、巻き取り中心部分では、ポ
ケット４が形成されている可撓性シート２の端２Ａが巻
き取り芯として機能するので、図面が小さな径で巻き取
られてしまうことがない。また、図面３は可撓性シート
２と共に巻き取られており、可撓性シート２は図面３に
比べて厚い。よって、可撓性シート２と共に巻き取られ
た図面３に巻き癖が付いてしまうことはない。

【００１８】この構成の図面収納バッグ１は、図面を収
納していない状態では、平面上に広げた状態にしておく
こともできるし、筒状に丸めておくこともできる。ま
た、狭い収納場所等にも押し込むことにより収納してお
くことができる。従って、従来のような硬い収納筒を備
えた図面収納ケースに比べて、取り扱いが簡単であり、
収納も簡単である。また、可撓性シートによって巻き込
まれているので、図面の日焼け、破損を確実に防止でき
る。

【００１９】さらには、本例では可撓性シートを防水性
のあるナイロンレザーを用いて制作してあるので、戸外
で持ち運ぶのに便利である。ナイロンレザー以外の防止
性の素材を用いても同様の効果が得られることは勿論で
ある。

【００２０】次に、本例の図面収納バッグ１を持ち運ぶ
場合には、脇に抱えて持ち運ぶこともできるが、図３
（ａ）に示すような手提げ用の取っ手８や、図３（ｂ）
に示すような肩掛け９を可撓性シート２の裏面２ｂに取
り付けておいてもよい。これらの取っ手８や肩掛け９
は、取り外し可能な状態でシート２に取り付けておけ
ば、図面を長期保存する場合等には、これらを取り外せ
ば、収納が簡単にできる。

【００２１】なお、本例では可撓性シート２を巻き取り
状態に保持するための巻き取り状態保持具として、ボタ
ンおよびマジックテープを利用している。この代わり
に、例えば、図４に示すように、可撓性シート２の表面
２ａの両端にマジックテープ７０、７０を取り付け、裏
面２ｂの側の両端部分に、比較的長いマジックテープ７
０Ａ、７０Ａを取り付けた構成を採用することもでき
る。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の図面等の
収納バッグは、可撓性シートの一端に図面保持具を取付
け、可撓性シートに乗せた図面等の一端を図面保持具で
止めた状態で可撓性シートと共に筒状に巻き取るように
構成されている。従って、本発明によれば、極めて簡単
な構成で、巻き癖等が付くことなく複数枚の図面を収納
することができる。

【００２３】また、可撓性シートの巻き取り芯の側とな
る端にポケットを付けておけば、その部分によって所定
の巻き取り芯部分が形成されるので、巻き取られる図面
に巻き癖が付くことを効果的に防止できる。

【００２４】さらには、巻き取られた状態に保持するた
めのスナップボタン等の巻き取り状態保持具を備えてい
るので、携帯や、収納に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した図面収納バッグを示す図であ
り、（ａ）は巻き取り前の状態を示す斜視図、（ｂ）は
その表面側を示す平面図、（ｃ）はその反対側の面を示
す裏面図である。

【図２】図１の図面収納バッグをほぼ巻き取った状態を
示す斜視図である。

【図３】取っ手および肩掛けが取り付けられた図面収納
バッグを示す斜視図である。

【図４】可撓性シートを巻き取り状態に保持するための
別の構成例を示す説明図である。

【符号の説明】

１図面収納バッグ２可撓性シート２ａシート表面２ｂシート裏面２Ａシートの巻き取り芯側の端２Ｂシートの巻き取り終了側の端２１折り畳み部分３図面４ボケット５図面保持具６、６Ａマジックテープ７スナップボタン７Ａボタン受け８取っ手９肩掛け７０、７０Ａマジックテープ

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年５月１８日（２０００．５．１
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

【図３】

【図１】

【図４】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】巻き取り可能な可撓性シートと、この可
撓性シートの一端に配置した図面等の端を挟持あるいは
固定する図面保持具と、巻き取られた前記シートを巻き
取り状態に保持するために前記可撓性シートの他端側の
部分に取り付けた巻き取り状態保持具とを有し、前記可撓性シートの表面に図面等の紙葉類を乗せ、その
端を前記図面保持具で保持し、この状態で前記可撓性シ
ートを前記図面保持具の側の端から巻き取り、前記巻き
取り状態保持具によって巻き取られた状態に保持可能と
なっていることを特徴とする図面等の収納バッグ。
【請求項２】請求項１において、前記図面保持具が取り付けられている可撓性シートの端
部には、ポケットが形成されており、当該ポケット内に
前記図面保持具が位置しており、当該図面保持具によって保持される紙葉類の端部分も当
該ポケット内に差し込まれた状態になることを特徴とす
る図面等の収納バッグ。
【請求項３】請求項１または２において、前記巻き取り状態保持具は、前記可撓性シートの表面お
よび裏面に取り付けたボタンおよびボタン掛けを含むこ
とを特徴とする図面等の収納バッグ。
【請求項４】請求項１ないし３のうちのいずれかの項
において、前記巻き取り状態保持具は、前記可撓性シートの表面お
よび裏面に取り付けたマジックテープ（登録商標）を含
むことを特徴とする図面等の収納バッグ。
【請求項５】請求項１ないし４のうちのいずれかの項
において、前記可撓性シートには手提げ用取っ手あるいは肩掛けが
取り付けられていることを特徴とする図面等の収納バッ
グ。
【請求項６】請求項１ないし５のうちのいずれかの項
において、前記可撓性シートは、皮革、合成皮革、帆布のうちの少
なくとも一つの素材から形成されていることを特徴とす
る図面等の収納バッグ。