JP2001158191A - 展開支持膜装置 - Google Patents

展開支持膜装置

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JP2001158191A
JP2001158191A JP37615299A JP37615299A JP2001158191A JP 2001158191 A JP2001158191 A JP 2001158191A JP 37615299 A JP37615299 A JP 37615299A JP 37615299 A JP37615299 A JP 37615299A JP 2001158191 A JP2001158191 A JP 2001158191A
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Japan
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roll
elastic
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deployment
film
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JP37615299A
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Kaoru Sato
薫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納ケースに巻き入れた図面等を、引き出す
だけで、カールしたり折れ込んだりさせないで、展開姿
勢を保持して閲覧を容易にする。 【解決手段】 ロールに接合された透明フィルムと展開
支持膜の間に、図面等を挟み込んで、繰り出しと巻き込
みが可能な外筒に入れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールに接合され
た2枚のフィルム体の間に図面等を挟み込み、一端を手
で摘まんで、筒状ケースから引き出すだけで、図面等が
平面状に展開し支持させることを可能にしたものであ
る。そして図面を開くための机やボードがなくても、図
面等が屈折して垂れ下がったりカールすることなく、図
面等の格納と閲覧台を兼ね備えた展開支持膜装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図面等の格納や持ち運びに
は、筒状ケースや図面クリヤーブック(以下単にケース
等と称する)の名で知られる筒状又は平板状の容器が用
いられてきた。筒状ケースには、図面等を筒に挿入可能
な形状の太さに巻いて封入し、図面クリヤーブックに
は、図面等をそのままの形状又は幾つかに折畳んで封入
して、格納又は持ち運びの用に供するよう構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ケース等においては、専ら図面等を格納又は運搬に用い
るのみであり、ある程度の大きさの図面等を閲覧する際
に、ケース等から取り出した図面等はカールしたり折り
目がついているので、机やボードの上に広げて、四辺を
画鋲等で押さえるなどして展開させる必要があった。そ
のため机やボードのない屋外や、作業現場などでの閲覧
には不自由することがあった。
【0004】そこで本発明の目的は、図面等を格納ケー
スから引き出すだけで、カールしたり折れ込んだりせ
ず、展開状態の姿勢を保持しながら閲覧を容易にするこ
とを目的とし、且つ巻き込み収納を可能にして、図面等
の格納と運搬及び閲覧台をも兼ね備えた展開支持膜装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の展開支持膜装置
は、上記課題を解決するために提案されたものであっ
て、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち本体は、写真フィルム用パトローネ近似の形状
を有し、基本構造は繰り出しスリットを備えた外筒、ロ
ール、ロールキャップ及び2枚のフィルム体から構成さ
れたものである。
【0006】本発明では、ロールに接合された透明フィ
ルムと、弾性骨材を付設した展開支持膜の間に図面等を
挟み込んで、透視可能に構成した、図面等の展開と支持
機能を持たせた展開支持膜装置を提供する。
【0007】また本発明によれば、弾性骨材には適度な
屈曲性と直線性復元力を具備するための弾性曲面を成形
し、展開支持膜の繰り出しと巻き込みを可能に構成され
た、上記図面等の展開支持膜装置を提供する。
【0008】また本発明によれば、ロールに接合された
弾性骨材が、展開支持膜を繰り出す時にはロールから直
線的に伸び出し、展開支持膜を巻き込む時にはロールに
馴染んで巻き付いて、図面等を格納可能に構成された上
記展開支持膜装置を提供する。
【0009】また本発明によれば、上記弾性骨材が高弾
性値を有する金属もしくはセラミック、またはプラスチ
ックの帯状体または線状体からなる群より選ばれた、少
なくとも1種の弾性素材より形成された、上記展開支持
膜装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の、展開支持膜装置の基本
構成は、基体となる展開支持膜に屈曲性と直線性復元力
を具備する弾性骨材を付設することからなる。すなわ
ち、パトローネ状本体のロールに接合し巻き込まれた展
開支持膜には、弾性域内で作用する弾性骨材を付設して
いるので、例えば繰り出し先端バーなどを引いて、展開
支持膜を繰り出すと弾性骨材も一体となって繰り出され
る。
【0011】このとき弾性骨材は弾性ひずみが除去され
て直線的に伸びるから、展開支持膜を牽引するようにし
て展開させ、且つその姿勢を保持することができる。従
ってまた展開支持膜を巻き込む時には、弾性骨材が弾性
変形してロールに馴染んで巻き付くから、例えばロール
端部に別に設けたレバー等で、ロールを巻き戻せば該展
開支持膜をパトローネ状本体に格納することができるも
のである。
【0012】この弾性骨材には弾性曲面としての反り面
を付与しているから、水平方向、傾斜方向、上方向、下
方向、横方向等の如何なる方向と角度に対しても機能さ
せることが可能である。ここで弾性骨材に具備する屈曲
性と直線性復元力は次のように説明することができる。
すなわち、
【0013】屈曲性とは弾性骨材をロールに巻き上げる
際、該骨材が連続的にロールに密着したときに、反り面
が弾性変形して開き平坦になりながら、平面状にロール
に巻きつく特性を指す。直線性復元力とは弾性骨材がロ
ールから繰り出される際、該骨材が連続的にロールから
離れながら、反り面形状を復元して半円筒形状に戻り、
直線的な展開姿勢を保持する力を指す。
【0014】従って該骨材は屈曲性と直線性復元力の相
克する特性を共有する。だから屈曲性は該弾性骨材に成
形された反り面の溝の深さと弾性係数に反比例し、曲率
半径に比例する。また直線性復元力は、上記反り面の溝
の深さと弾性係数に比例し、曲率半径に反比例する。
【0015】従って同一素材から成形するならば、出来
るだけ反り面角度が緩やかで溝の浅い弾性曲面に仕上げ
れば巻き上げ抵抗が小さい。一方展開後の姿勢の保持に
は、反り面角度が大きく溝の深い弾性曲面に仕上げるこ
とが好ましい。実用的には上記特性の程よい拮抗点を選
んで成形すればよい。
【0016】また弾性骨材の荷重による曲げモーメント
を小さくするために、軽量なプラスチックフィルムの使
用が好適である。軽量ならば水平状態や傾斜状態あるい
は横向き状態に設置されても、弾性骨材には荷重による
負担が少なく、変形したり垂れ下がり難くいので、展開
支持膜の展開姿勢を無理なく保持することができる。
【0017】弾性曲面としての反り面に対する鉛直方向
の外力に対しては、捻じれ応力が加わらず弾性限界内で
あれば、反り面の形状保持力が最大限に働き、容易には
屈折しない。ここで弾性骨材は展開した展開支持膜に密
着状態にあり、左右に引っ張られた状態にあるから、捻
じれ応力は加わり難い状態である。従って屈折すること
はなく、水平状態や傾斜状態または横向きに展開されて
も、展開姿勢の保持が可能になる。
【0018】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、これらの例
に限定されるものではない。すなわち本発明は、展開支
持膜を展開し、その姿勢を保持するための弾性骨材に関
する作用機構の説明が本旨であるから、パトローネ状本
体の構造に関する詳細な説明は省略する。
【0019】図1は、本発明の基本構成の実施形態を示
す斜視図である。弾性骨材1、1′が付設された展開支
持膜3と透明フィルム3′の接合部4はロール2に連結
してあり、繰り出し先端バー5をV方向に引き出し、図
面等を挟み込むための展開支持膜3と透明フィルム3′
が繰り出された状態を示す。ここでは、展開支持膜3は
傾斜状態に設置されていても、弾性骨材1、1′が直線
的に伸び出して、展開支持膜3は平面状に展開されてい
ることを示している。
【0020】図2は、図1の展開支持膜3をロール2に
巻き上げた状態の実施形態を示す斜視図である。ここで
は、2本の弾性骨材1、1′が螺旋形状Sに巻き込まれ
ているため、ロール2面に瘤状の凸凹を作らないので、
平坦な巻き上がりが可能であり、巻き上がり太さを最小
にすることを示す。
【0021】図3は、本体の基本構造を示す部分透視見
取り図である。展開支持膜3と透明フィルム3′が接合
されたロール2は、回転可能にロールキャップ7で支え
られて、外筒6の中に設置されている。そして展開支持
膜3と透明フィルム3′は、外筒6に設けられた繰り出
しスリット8から引き出されていることを示す。
【0022】図4は、図1の実施形態を示す平面図であ
る。透明フィルム3′を伴なって繰り出された四角形の
展開支持膜3が、夫々斜め方向に付設された2本の弾性
骨材1、1′により展開された状態を示し、同時にこれ
は2本の弾性骨材1、1′によって三分割された部分か
らなることを示している。即ち2個の三角形部a、a′
および1個の台形部bからなっている。
【0023】ここで、弾性骨材1、1′の付設角度θに
変化を与えると、巻き付きの螺旋形状Sを変えることが
可能となること。即ち弾性骨材1、1′を最適な角度で
付設すれば、ロール2の巻き上がり形状を滑らかな面に
形成できることを示している。
【0024】三角形部aは、弾性骨材1と展開支持膜側
部3eおよびロール接合部4からなる三辺で囲まれた部
分であり、もう一つの三角形部a′は弾性骨材1′と展
開支持膜側部3e′およびロール接触部4からなる三辺
で囲まれた部分である。また台形部bは、弾性骨材1、
1′とロール接合部4および繰り出し先端バー5の四辺
で囲まれた部分である。三分割の部分は互いに連結して
いるから、相互に張力が働いて、弛みのない強固な一枚
の展開支持膜とすることができる。
【0025】図5は、図4における破線W−Wの切断面
から見た断面図である。図6は、図5の円で囲んだ部分
の拡大断面図である。ここには展開支持膜3に付設され
た弾性骨材1′に、反り面R、反り面角度T、および反
り面溝深さUが成形され、その相互の関係を示してい
る。
【0026】また本発明の、図面等の展開支持膜の膜材
としては、透明汎用プラスチックフィルム、エンプラフ
ィルム又は布製膜などを部位に合わせて好適に使用する
ことができる。即ち、軽量で引っ張り強度などにおいて
優れた特性を有するものの中から、使用条件に適合する
材質の単体又は複合フィルムから選べば良い。
【0027】また該展開支持膜の先端部には、軽量且つ
高剛性を有する例えばアルミ合金等の金属製、または各
種プラスチック製のパイプまたは棒状体を、繰り出し先
端バー5として取り付けて、膜の繰り出し等を行うとよ
い。
【0028】また本体を、筏状に複数連結すれば、複数
枚の図面等を収容する該展開支持膜装置を提供すること
ができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】傾斜状態で繰り出しの実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】巻き上げ形状の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本体の基本構造と実施形態を示す部分透視見取
り図である。
【図4】繰り出し状態の実施形態を示す平面図である。
【図5】図4の切断面w−wの側より見た実施形態を示
す断面図である。
【図6】図5の円で囲んだ部分を示す拡大図である。
【符号の説明】 1、1′ 弾性骨材 2 ロール 3 展開支持膜 3′ 透明フィルム 3e、3e′ 展開支持膜側部 4 接合部 5 繰り出し先端バー 6 外筒 7 ロールキャップ 8 繰り出しスリット a、a′ 三角形状部 b 台形部 R 反り面 S 螺旋形状 T 反り面角度 U 溝の深さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールに接合された透明フィルムと、弾性
    骨材を付設した展開支持膜の間に図面等を挟み込み、筒
    状ケースから引き出すだけで、図面等を透視可能に構成
    した、図面等の展開と支持機能を持たせることを特徴と
    する展開支持膜装置。
  2. 【請求項2】弾性骨材には、適度な屈曲性と直線性復元
    力を具備するための弾性曲面を成形し、展開支持膜の繰
    り出しと巻き込みを可能に構成した、請求項1記載の展
    開支持膜装置。
  3. 【請求項3】ロールに接合された弾性骨材が、展開支持
    膜を繰り出す時にはロールから直線的に伸び出し、展開
    支持膜を巻き込む時にはロールに馴染んで巻き付いて、
    図面等を格納可能に構成した、請求項1ないし2記載の
    展開支持膜装置。
  4. 【請求項4】弾性骨材が、高弾性値を有する金属もしく
    はセラミック、またはプラスチックの帯状体または線状
    体からなる群より選ばれた、少なくとも1種の弾性素材
    より形成された、請求項1ないし3記載の展開支持膜装
    置。
JP37615299A 1999-12-02 1999-12-02 展開支持膜装置 Pending JP2001158191A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514858A (ja) * 2008-03-12 2011-05-12 ジップボード, インコーポレイテッド ポータブル収納式消去可能筆記表面

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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