JP2001300846A - 平面研磨装置 - Google Patents

平面研磨装置

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JP2001300846A
JP2001300846A JP2000116680A JP2000116680A JP2001300846A JP 2001300846 A JP2001300846 A JP 2001300846A JP 2000116680 A JP2000116680 A JP 2000116680A JP 2000116680 A JP2000116680 A JP 2000116680A JP 2001300846 A JP2001300846 A JP 2001300846A
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laser light
turntable
guide ring
height
optical path
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Application number
JP2000116680A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nogi
貴之 野木
Hiromi Nishihara
浩巳 西原
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研磨材と比べて小さい径の研磨工具が使用
される平面研磨装置において、ガイドリングの高さを被
研磨材の高さに正確に一致させることによって、被研磨
材の表面を、周縁部を含めて均一な膜厚に研磨すること
を可能にする。 【解決手段】 ウエーハ1は、同一の直径を備えたター
ンテーブル3の上面に吸着される。ガイドリング2は、
ターンテーブル3の外周に沿って僅かなクリアランスを
介して配置されている。ガイドリング2の高さは、ボー
ルネジ15によって調整される。ガイドリング2の外周
に沿って昇降ステージ16が配置され、その上に、レー
ザ光源8、反射鏡9及び受光素子10が設けられてい
る。これらの配置及び向きは、レーザ光源8から照射さ
れたレーザ光が、反射鏡9によって反射され、受光素子
10に入射するように設定されている。昇降ステージ1
6の高さは、ボールネジ17によって調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエーハ
などの円板状の被研磨材の表面を平坦に研磨する際に使
用される平面研磨装置に係り、特に、被研磨材と比べて
小さい径の研磨工具を使用するCMP装置( Chemical
Mechanical Polishing Machine )において、被研磨材
の表面、特に周縁部の膜厚バラツキを減少させるための
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体回路の微細化、多層化が進
む中、パターン形成に使用される露光装置のビーム波長
が次第に短波長化され、フォトリソグラフィの際の焦点
深度のマージンが小さくなって来ている。このため、ウ
エーハ表面の段差をグローバルに減少させる平坦化技術
は、多層配線を行う上で必要不可欠なものとなりつつあ
る。そこで、グローバルに且つ精度良くウエーハ表面を
平坦化する方法として、CMP加工が注目されている。
【0003】一般にCMP装置では、研磨布または砥石
などの研磨工具をウエーハに押付けた状態で、研磨工具
及びウエーハを回転させ、必要に応じて純水または薬液
に砥粒を混入した流体(以下、スラリと呼ぶ)をウエー
ハ表面に供給しながら、研磨加工を行っている。
【0004】CMP装置において大口径のウエーハを研
磨する場合、ウエーハと比べて小さい径の研磨工具が使
用される。このような場合、ウエーハの周縁の角部分が
過剰に研磨されて、いわゆる「ダレ」が生じないよう
に、ウエーハの外周に隣接して、ウエーハの表面(上
面)と同一の高さのガイドリングが配置される。
【0005】図6に、そのようなCMP装置の概略構成
を示す。被研磨材であるウエーハ1はターンテーブル3
の上面に真空吸着される(または、静電吸着により若し
くはバッキングパッドを介して吸着される)。ターンテ
ーブル3は駆動軸4の上端部に固定されている。ターン
テーブル3の上面の周縁部には、ウエーハ1の外周に沿
ってガイドリング2が取り付けられる。ターンテーブル
3の上方には研磨ヘッド6が配置されている。研磨ヘッ
ド6は、送り機構(図示せず)に保持されていて、ター
ンテーブル3の上面に対して平行な平面内で移動するこ
とができる。研磨ヘッド6の前面(下面側)はターンテ
ーブル3の上面に対向している。研磨ヘッド6の前面に
は研磨工具5が装着され、研磨ヘッド6の背面(上面
側)は主軸7の下端部に接続されている。
【0006】ターンテーブル3及び研磨ヘッド6を回転
させるとともに、研磨ヘッド6にターンテーブル3の上
面に対して平行な平面内で往復運動を与え、その状態
で、ウエーハ1の表面に研磨工具5を押し付けることに
よって、ウエーハ1の表面の研磨が行われる。なお、研
磨工具5の径は、通常、ウエーハ1の径の10〜50%
程度である。
【0007】(従来のCMP装置の問題点)上記の様な
ウエーハと比べて小さい径の研磨工具を使用するCMP
装置において、ウエーハの表面の高さとガイドリングの
上面の高さに違いがあると、ガイドリング上に研磨工具
の一部が接触している時、ウエーハの周縁部において研
磨圧力分布に変化が生じる。その結果、研磨速度の面内
均一性が損なわれ、ウエーハの周縁部において膜厚バラ
ツキが大きくなる。更に、上記の高さの違いは、研磨工
具の摩耗状態にも影響を与え、研磨工具の研磨面のバラ
ツキを招く要因となる。その結果、更にウエーハの膜厚
バラツキが大きくなるとともに、研磨工具自体の寿命が
低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
被研磨材と比べて小さい径の研磨工具が使用される従来
の平面研磨装置の問題点に鑑み成されたもので、本発明
の目的は、個々の被研磨材の厚さに変動があっても、ガ
イドリングの上面の高さを被研磨材の表面の高さに正確
に一致させることが可能で、従って、被研磨材の表面を
周縁部を含めて均一な膜厚となるように研磨することが
可能な平面研磨装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の平面研磨装置
は、上面に円板状の被研磨材が保持されるターンテーブ
ルと、ターンテーブルに対向してターンテーブルの上方
に配置され、下面に被研磨材と比べて小さい径の研磨工
具が装着される研磨ヘッドと、ターンテーブルの外周に
沿って配置され、その上面がターンテーブルの上面から
突出するガイドリングと、ターンテーブルの上面からの
ガイドリングの上面の高さを調整するガイドリング高さ
調整機構と、ガイドリングの外周に沿って配置された昇
降ステージと、前記昇降ステージ上に設けられ、ターン
テーブルの上面に対して平行にレーザ光を照射するレー
ザ光源と、前記昇降ステージ上に設けられ、前記レーザ
光源から照射されたレーザ光の光路上に配置され、入射
したレーザ光の光量を検出する受光素子と、ターンテー
ブルの上面からの前記昇降ステージの高さを調整するス
テージ高さ調整機構と、を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の平面研磨装置によれば、以下の手
順で、ガイドリングの上面の高さを被研磨材の表面の高
さに一致させることができる。
【0011】即ち、先ず、ターンテーブルの上面に被研
磨材を保持した状態で、レーザ光源からターンテーブル
の表面に沿ってレーザ光を照射するとともに、このレー
ザ光を受光素子で検出する。この状態で、昇降ステージ
の高さを変化させ、被研磨材によってレーザ光が遮られ
ない限界の位置に昇降ステージの高さを調整する。これ
によって、被研磨材の表面がレーザ光の光路に僅かなク
リアランスを介して接する様に、昇降ステージの高さ
(従って、レーザ光の光路の高さ)が調整される。
【0012】次に、レーザ光源からのレーザ光の照射を
継続した状態で、ガイドリング高さ調整機構を駆動して
ガイドリングの突出量(即ち、ガイドリングの上面の高
さ)を変化させ、ガイドリングによってレーザ光が遮ら
れない限界の位置にガイドリングの突出量を調整する。
これによって、ガイドリングの上面がレーザ光の光路に
所定の僅かなクリアランスを介して接する様に、ガイド
リングの突出量が調整される。以上の結果、ガイドリン
グの上面の高さを被研磨材の表面の高さに正確に一致さ
せることができる。
【0013】以上のように、本発明の平面研磨装置によ
れば、個別の被研磨材毎にガイドリングの突出量を調整
して、ガイドリングの上面の高さを被研磨材の表面の高
さに正確に一致させることができる。これによって、被
研磨材の表面を研磨する際、被研磨材の周縁部における
接触圧力分布の不均一性を減少させて、被研磨材の周縁
部における膜厚バラツキを改善することができる。
【0014】なお、受光素子は、前記ターンテーブルを
間に挟んでレーザ光源の正面に配置しておく。あるい
は、反射鏡を使用し、この反射鏡をレーザ光源との間に
前記ターンテーブルを間に挟んで前記昇降ステージに配
置し、この反射鏡によって反射されたレーザ光が、再び
前記ターンテーブル上を通って受光素子に到達するよう
にレーザ光源、反射鏡及び受光素子を配置しても良い。
【0015】好ましくは、本発明の平面研磨装置は、更
に、前記ステージ高さ調整機構を駆動する自動制御装置
を備える。この自動制御装置は、前記受光素子に入射し
たレーザ光の光量に基づいてレーザ光の光路内への前記
被研磨材の突出の有無を判定し、その判定結果に基づい
て、前記被研磨材の表面がレーザ光の光路に所定の僅か
なクリアランスを介して接する様に、前記ステージ高さ
調整機構を自動的に制御する。
【0016】好ましくは、本発明の平面研磨装置は、更
に、前記ガイドリング高さ調整機構を駆動する自動制御
装置を備える。この自動制御装置は、前記受光素子に入
射したレーザ光の光量に基づいてレーザ光の光路内への
前記ガイドリングの突出の有無を判定し、その判定結果
に基づいて、前記ガイドリングの上面がレーザ光の光路
に所定の僅かなクリアランスを介して接する様に、前記
ガイドリング高さ調整機構を自動的に制御する。
【0017】なお、上記の様に、被研磨材の表面の高さ
を基準にして、これに昇降ステージ及びガイドリングの
上面の高さを合わせる代わりに、ガイドリングの上面の
高さを基準にして、これに昇降ステージ及び被研磨材の
表面の高さを合わせても良い。その場合、本発明の平面
研磨装置は、前記ガイドリング高さ調整機構に代わっ
て、ガイドリングの上面を基準にしたターンテーブルの
上面の高さ(従って、被研磨材の表面の高さ)を調整す
るターンテーブル高さ調整機構を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく平面研磨
装置の主要部の構成を示す。図中、1はウエーハ(被研
磨材)、2はガイドリング、8はレーザ光源、9は反射
鏡、10は受光素子、15はボールネジ(ガイドリング
高さ調整機構)、16は昇降ステージ、17はボールネ
ジ(ステージ高さ調整機構)を表す。なお、ターンテー
ブル及び研磨ヘッドの配置は、先に「従来の技術」の項
において図6で示したものと基本的に同様なので、その
説明は省略する。
【0019】ウエーハ1はターンテーブル(図示せず)
の上面に吸着される。なお、ターンテーブルの径はウエ
ーハ1の径に等しい。ガイドリング2は、ターンテーブ
ル及びウエーハ1の外周に沿って、ターンテーブル及び
ウエーハ1の外周との間に僅かなクリアランスを介して
接した状態で配置されている。ガイドリング2の上面は
ターンテーブルの上面から突出している。ガイドリング
2は、外周上の3箇所においてボールネジ15で支持さ
れている。これらのボールネジ15によって、ガイドリ
ング2の突出量(即ち、ターンテーブルの上面からのガ
イドリング2の上面の高さ)が調整される。
【0020】ガイドリング2の外周に沿ってリング状の
昇降ステージ16が配置されている。昇降ステージ16
の上にはレーザ光源8、反射鏡9及び受光素子10が設
けられている。レーザ光源8は、ウエーハ1の表面の上
を通ってウエーハ1の表面に対して平行にレーザ光を照
射する。反射鏡9は、ウエーハ1を間に挟んで、レーザ
光源8の正面に配置されている。受光素子10はレーザ
光源8に隣接して配置されている。レーザ光源8から照
射されたレーザ光が、反射鏡9によって反射され、受光
素子10に入射するように、レーザ光源8、反射鏡9及
び受光素子10の位置及び向きが設定されている。昇降
ステージ16は、周方向の3箇所においてボールネジ1
7で支持されている。これらのボールネジ17によっ
て、昇降ステージ16の突出量(即ち、ターンテーブル
の上面からの昇降ステージ16の上面の高さ)が調整さ
れる。
【0021】図2に、図1の装置を用いてウエーハ1の
表面の高さにガイドリング2の上面の高さを一致させる
方法の第一の例を示す。この例の場合には、ターンテー
ブル3(即ち、ウエーハ1)の高さが固定されており、
昇降ステージ16及びガイドリング2の高さが調整され
る。
【0022】最初の状態では、図2(a)に示す様に、
昇降ステージ16及びガイドリング2の位置を下限位置
に合わせておく。ターンテーブル3の上面にウエーハ1
を保持した後、レーザ光源8から反射鏡9に向けてター
ンテーブル3の表面に沿ってレーザ光を照射する。但
し、この状態では、レーザ光はターンテーブル3によっ
て遮られ、反射鏡9まで到達しない。
【0023】次に、昇降ステージ16を徐々に上昇させ
る。レーザ光の光路がウエーハ1の表面よりも上方に出
ると、図2(c)に示す様に、レーザ光が反射鏡9に到
達するようになり、更に、反射鏡9によって反射された
レーザ光が受光素子10に入射するようになる。この状
態で、図2(b)及び(c)に示す様に、昇降ステージ
16の高さを微調整して、ウエーハ1によってレーザ光
が遮られない限界の位置に昇降ステージ16の高さを合
わせる。これによって、図2(b)に示す様に、ウエー
ハ1の表面がレーザ光の光路に僅かなクリアランスを介
して接する様に、昇降ステージ16の高さ(即ち、レー
ザ光の光路の高さ)が調整される。
【0024】次に、レーザ光源8からのレーザ光の照射
を継続した状態で、図2(d)に示す様に、ガイドリン
グ2の位置を上限位置まで移動する。この状態では、レ
ーザ光は、ガイドリング2によって遮られ、反射鏡9ま
で到達しない。
【0025】次に、ガイドリング2を徐々に下降させ
る。レーザ光の光路がガイドリング2の表面よりも上方
に出ると、図2(f)に示す様に、レーザ光が反射鏡9
に到達するようになり、更に、反射鏡9によって反射さ
れたレーザ光が受光素子10に入射するようになる。こ
の状態で、図2(e)及び(f)に示す様に、ガイドリ
ング2の高さを微調整して、ガイドリング2によってレ
ーザ光が遮られない限界の位置にガイドリング2の高さ
を合わせる。これによって、図2(e)に示す様に、ガ
イドリング2の上面がレーザ光の光路に僅かなクリアラ
ンスを介して接する様に、ガイドリング2の上面の高さ
が調整される。
【0026】以上の操作の結果、ガイドリング2の上面
の高さをウエーハ1の表面の高さに一致させることがで
きる。
【0027】図3に、ウエーハの表面の高さにガイドリ
ングの上面の高さを一致させる方法の第ニの例を示す。
なお、この例の場合には、ガイドリング2の高さが固定
されており、昇降ステージ16及びターンテーブル3の
高さ(即ち、ウエーハ19の高さ)が調整される。
【0028】最初の状態では、図3(a)に示す様に、
昇降ステージ16及びターンテーブル3の位置を下限位
置に合わせておく。ターンテーブル3の上面にウエーハ
1を保持した後、レーザ光源8から反射鏡9に向けてタ
ーンテーブル3の表面に沿ってレーザ光を照射する。但
し、この状態では、レーザ光はガイドリング2によって
遮られ、反射鏡9まで到達しない。
【0029】次に、昇降ステージ16を徐々に下降させ
る。レーザ光の光路がガイドリング2の上面よりも上方
に出ると、図3(c)に示す様に、レーザ光が反射鏡9
に到達するようになり、更に、反射鏡9によって反射さ
れたレーザ光が受光素子10に入射するようになる。こ
の状態で、図3(b)及び(c)に示す様に、昇降ステ
ージ16の高さを微調整して、ガイドリング2によって
レーザ光が遮られない限界の位置に昇降ステージ16の
高さを合わせる。これによって、図3(b)に示す様
に、ガイドリング2の上面がレーザ光の光路に僅かなク
リアランスを介して接する様に、昇降ステージ16の高
さ(即ち、レーザ光の光路の高さ)が調整される。
【0030】次に、レーザ光源8からのレーザ光の照射
を継続した状態で、図3(d)に示す様に、ターンテー
ブル3(即ち、ウエーハ1)の位置を上限位置まで移動
する。この状態では、レーザ光はウエーハ1またはター
ンテール3によって遮られ、反射鏡9まで到達しない。
【0031】次に、ターンテーブル3を徐々に下降させ
る。レーザ光の光路がウエーハ1の表面よりも上方に出
ると、図3(f)に示す様に、レーザ光が反射鏡9に到
達するようになり、更に、反射鏡9によって反射された
レーザ光が受光素子10に入射するようになる。この状
態で、図3(e)及び(f)に示す様に、ターンテーブ
ル3の高さを微調整して、ウエーハ1によってレーザ光
が遮られない限界の位置にターンテーブル3の高さを合
わせる。これによって、図3(e)に示す様に、ウエー
ハ1の表面がレーザ光の光路に僅かなクリアランスを介
して接する様に、ウエーハ1の表面の高さが調整され
る。
【0032】以上の操作の結果、ウエーハ1の上面の高
さをガイドリング2の表面の高さに一致させることがで
きる。
【0033】図4に、ボールネジを使用したガイドリン
グの高さ調節機構の一例を示す。ガイドリング2は、そ
の周囲においてボールネジ15によって支持されてい
る。ボールネジ15の下端部には駆動用のモータ14が
接続されている。ボールネジ15の下端部にはストッパ
19が取り付けられている。ボールネジ15を駆動する
ことによってガイドリング2の上下方向の位置の調整が
行われる。なお、この構造の場合、ガイドリング2は回
転しない。
【0034】図5に、空圧ピストンを使用したガイドリ
ングの高さ調節機構の一例を示す。ガイドリング2は、
その下側から空圧ピストン21によって支持されてい
る。空圧ピストン21の圧力室には、回転継手28及び
加圧ライン22を介して圧縮空気が供給される。加圧ラ
イン22へ送る圧縮空気の流量を制御することによっ
て、ガイドリング2が上下方向に駆動される。
【0035】ターンテーブル3の側面には空圧駆動式の
クランパ25が埋め込まれている。クランパ25の圧力
室内の圧力は、回転継手28及び加圧兼減圧ライン26
を介して制御される。クランパ25の圧力室内を加圧す
ることにより、クランパ25が周方向に前進してガイド
リング2の動きが拘束される。一方、クランパ25の圧
力室内を減圧することにより、クランパ25が周方向に
後退してガイドリング2に対する拘束が解除される。
【0036】ガイドリング2に対する拘束を解除した状
態で、ターンテーブル1に対するガイドリング2の高さ
を調整した後、クランパ25を前進させてガイドリング
2をターンテーブル3に対して固定する。これによっ
て、研磨中にガイドリング2に位置ズレが生ずることが
防止される。なお、この構造の場合、ウエーハ1の研磨
中には、ガイドリング2はターンテーブル3と一体にな
り、ターンテーブル3とともに回転する。
【0037】なお、図1〜図3に示した例では、ウエー
ハ2を間に挟んでレーザ光源8の正面に反射鏡9を配置
し、レーザ光源8から照射されたレーザ光が、反射鏡9
で反射されて受光素子10に入射するようにしている
が。反射鏡9を使用せずに、レーザ光源8から照射され
たレーザ光を、直接、受光素子10に入射させても良
い。この場合には、ターンテーブル3に対して昇降ステ
ージ16の高さを合わせる際、ターンテーブル3を回転
させて複数の角度からウエーハ1の表面の高さを検出す
ることによって、位置合わせの精度を高めることができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の平面研磨装置によれば、個別の
被研磨材毎にガイドリングの突出量を調整して、ガイド
リングの上面の高さを被研磨材の表面の高さに正確に一
致させることが可能になる。これによって、被研磨材の
表面を研磨する際、被研磨材の周縁部における接触圧力
分布の不均一性を減少させて、研磨速度の面内均一性を
高め、被研磨材の周縁部における膜厚バラツキを改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面研磨装置の主要部の構成の一例を
示す図。
【図2】本発明の平面研磨装置を用いて、ウエーハの表
面にガイドリングの上面の高さを一致させる手順の一例
について説明する図、(a)〜(f)は、各ステップに
おけるウエーハ及びガイドリングの位置とレーザ光の光
路との関係を示す図。
【図3】本発明の平面研磨装置を用いて、ウエーハの表
面にガイドリングの上面の高さを一致させる手順の他の
例について説明する図、(a)〜(f)は、各ステップ
におけるウエーハ及びガイドリングの位置とレーザ光の
光路との関係を示す図。
【図4】ガイドリングの高さ調節機構の一例を示す図。
【図5】ガイドリングの高さ調節機構の他の例を示す
図。
【図6】ウエーハと比べて小さい径の研磨工具が使用さ
れるCMP装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1・・・ウエーハ、 2・・・ガイドリング、 3・・・ターンテーブル、 4・・・駆動軸、 5・・・研磨工具、 6・・・研磨ヘッド、 7・・・主軸、 8・・・レーザ光源、 9・・・反射鏡、 10・・・受光素子、 14・・・モータ、 15・・・ボールネジ、 16・・・昇降ステージ、 17・・・ボールネジ、 19・・・ストッパ、 21・・・空圧ピストン、 22・・・加圧ライン、 25・・・クランパ、 26・・・加圧兼減圧ライン、 28・・・回転継手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 FF02 GG04 HH04 HH15 JJ07 LL12 NN20 PP12 TT02 3C034 BB87 BB93 CA11 CA22 CB11 DD10 3C043 BA09 BA15 CC07 DD06 3C058 AA07 AB04 AC01 BC01 CB01 CB03 DA12 DA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に円板状の被研磨材が保持されるタ
    ーンテーブルと、 ターンテーブルに対向してターンテーブルの上方に配置
    され、下面に被研磨材と比べて小さい径の研磨工具が装
    着される研磨ヘッドと、 ターンテーブルの外周に沿って配置され、その上面がタ
    ーンテーブルの上面から突出するガイドリングと、 ターンテーブルの上面からのガイドリングの上面の高さ
    を調整するガイドリング高さ調整機構と、 ガイドリングの外周に沿って配置された昇降ステージ
    と、 前記昇降ステージ上に設けられ、ターンテーブルの上面
    に対して平行にレーザ光を照射するレーザ光源と、 前記昇降ステージ上に設けられ、前記レーザ光源から照
    射されたレーザ光の光路上に配置され、入射したレーザ
    光の光量を検出する受光素子と、 ターンテーブルの上面からの前記昇降ステージの高さを
    調整するステージ高さ調整機構と、 を備えたことを特徴とする平面研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光源との間に前記ターンテー
    ブルを間に挟んで前記昇降ステージ上に設けられ、前記
    レーザ光源から照射されたレーザ光の光路上に配置され
    た反射鏡を、更に備え、 前記受光素子は、前記反射鏡との間に前記ターンテーブ
    ルを間に挟んで前記昇降ステージ上に設けられ、前記反
    射鏡によって反射されたレーザ光の光路上に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の平面研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記受光素子に入射したレーザ光の光量
    に基づいて、レーザ光の光路内への前記被研磨材の突出
    の有無を判定し、その判定結果に基づいて、前記被研磨
    材の表面がレーザ光の光路に接する様に、前記ステージ
    高さ調整機構を駆動する自動制御装置を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の平面研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子に入射したレーザ光の光量
    に基づいて、レーザ光の光路内への前記ガイドリングの
    突出の有無を判定し、その判定結果に基づいて、前記ガ
    イドリングの上面がレーザ光の光路に接する様に、前記
    ガイドリング高さ調整機構を駆動する自動制御装置を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の平面研磨装置。
  5. 【請求項5】 上面に円板状の被研磨材が保持されるタ
    ーンテーブルと、 ターンテーブルに対向してターンテーブルの上方に配置
    され、下面に被研磨材と比べて小さい径の研磨工具が装
    着される研磨ヘッドと、 ターンテーブルの外周に沿って配置され、その上面がタ
    ーンテーブルの上面から突出するガイドリングと、 ガイドリングの上面からのターンテーブルの上面の高さ
    を調整するターンテーブル高さ調整機構と、 ガイドリングの外周に沿って配置された昇降ステージ
    と、 前記昇降ステージ上に設けられ、ターンテーブルの上面
    に対して平行にレーザ光を照射するレーザ光源と、 前記昇降ステージ上に設けられ、前記レーザ光源から照
    射されたレーザ光の光路上に配置され、入射したレーザ
    光の光量を検出する受光素子と、 ガイドリングの上面からの前記昇降ステージの高さを調
    整するステージ高さ調整機構と、を備えたことを特徴と
    する平面研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザ光源との間に前記ターンテー
    ブルを間に挟んで前記昇降ステージ上に設けられ、前記
    レーザ光源から照射されたレーザ光の光路上に配置され
    た反射鏡を、更に備え、 前記受光素子は、前記反射鏡との間に前記ターンテーブ
    ルを間に挟んで前記昇降ステージ上に設けられ、前記反
    射鏡によって反射されたレーザ光の光路上に配置されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の平面研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記受光素子に入射したレーザ光の光量
    に基づいて、レーザ光の光路内への前記ガイドリングの
    突出の有無を判定し、その判定結果に基づいて、前記ガ
    イドリングの上面がレーザ光の光路に接する様に、前記
    ステージ高さ調整機構を駆動する自動制御装置を備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の平面研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記受光素子に入射したレーザ光の光量
    に基づいて、レーザ光の光路内への前記被研磨材の突出
    の有無を判定し、その判定結果に基づいて、前記被研磨
    材の上面がレーザ光の光路に接する様に、前記ターンテ
    ーブル高さ調整機構を駆動する自動制御装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項5に記載の平面研磨装置。
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