JP2001299844A - 歩行補助具 - Google Patents

歩行補助具

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JP2001299844A
JP2001299844A JP2000122793A JP2000122793A JP2001299844A JP 2001299844 A JP2001299844 A JP 2001299844A JP 2000122793 A JP2000122793 A JP 2000122793A JP 2000122793 A JP2000122793 A JP 2000122793A JP 2001299844 A JP2001299844 A JP 2001299844A
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backrest
walking aid
holding
sitting
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Yuji Nakagawa
雄次 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病弱者や足腰の衰えている老人等が安心して
容易に移動可能であり、疲れにくく、安全性の高い歩行
補助具を提供する。 【解決手段】 下部にキャスター12等の移動手段を設
け移動自在で中央部に空間をを有した本体2と、本体2
の上部に設けられ環状の保持部32を有した着座部4と
を備える。着座部4は、両足をまたいで座る尻受けシー
ト50と、この尻受けシート50の前方に位置し座る人
の腹部を受ける横パイプ36等の前面保持部と、尻受け
シート50の後方に分離可能に設けられた背もたれ部4
6とを備える。背もたれ部46は保持部32に上端が止
められ、保持部32の背もたれ部46が端部または途中
で開放可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、足腰の弱い病院
入院患者、病弱者および老人等が歩行訓練や移動等に使
用する歩行補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば老人用の歩行補助具や歩行
訓練器具として、下部に複数の移動可能なキャスターが
備えられ、その上部に腕で体を支えるためのU字状の保
持部が一体に設けられたものが多く用いられている。こ
の歩行補助具の使用方法は、老人等が上方のU字状の保
持部に腕を載せてつかまり、体重の一部をその保持部で
支え、足腰に掛かる負担を軽減した状態で、ゆっくりと
足で歩くと、歩行補助具もそのキャスターにより軽い力
で移動するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、足腰の弱い老人等は、歩行補助具の保持部までの高
さが高いため、バランスを崩すと横方向に倒れ易く、骨
折等の危険もあった。
【0004】また、さらに足腰が衰えた人は、車椅子に
乗って移動しているが、特に痴呆性の老人の場合、自分
は歩けるという意識があり、不用意に立ち上がろうとし
て、車椅子の前部踏み台に足をかけて立ち上がろうと
し、車椅子とも転倒してしまうという問題があった。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、病弱者や足腰の衰えている老人等
が安心して容易に移動可能であり、疲れにくく、安全性
の高い歩行補助具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の歩行補助具
は、下部にキャスター等の移動手段を設け移動自在で中
央部に空間をを有した本体と、この本体の上部に設けら
れ環状の保持部を有した着座部とを備える。上記着座部
は、両足をまたいで座る尻受けシートと、この尻受けシ
ートの前方に位置し座る人の腹部を受ける前面保持部
と、上記尻受けシートの後方に適宜分離可能に設けられ
た背もたれ部とを備える。そして、上記背もたれ部は上
記保持部に上端が止められ、上記保持部の上記背もたれ
部が端部または途中で開放可能に形成された歩行補助具
である。
【0007】また、上記着座部と上記本体とは、その高
さを調節可能に形成されている。上記本体は、その下方
に環状の本体輪が設けられ、この本体輪の下面にキャス
ター等の移動手段が取り付けられ、この本体輪の上記背
もたれ部と同じ方向の一部が開放可能に形成されてい
る。また、上記保持部よりも上記本体輪が大きな環状に
形成されている。上記保持部は、柔軟な保護材で覆われ
ているとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図7は、この発
明の一実施形態である老人用の歩行補助具を示す。この
実施形態の歩行補助具は、軽量な金属パイプ材等で形成
されている本体2と、この本体2の上方に設けられ、同
様にパイプ材等で形成された着座部4とから成る。着座
部4には、柔軟な革等で形成された尻受け部6が設けら
れている。
【0009】図2〜図4は、この一実施形態の歩行補助
具の本体2と着座部4の構造を示す。本体2は、その下
部にリング状の本体輪8を有し、その下部には、複数の
短い足10が所定間隔で設けられ、この足10の下面に
は移動自在なキャスター12が取り付けられている。一
方、この本体輪8の上部には、この本体輪8の中心に対
して対称な位置で、一対の平行な略T字状のフレーム1
4が対向して、溶接等で固着されて設けられている。こ
の1対の各フレーム14のほぼ中心位置に、パイプ材か
ら成る2本の縦パイプ16が、互いに近接して各フレー
ム14に溶接等で各々固着されている。縦パイプ16
は、各々に垂直上方向に向かって形成され、この各上部
側面には握りハンドルボルト18が螺合されている。
【0010】本体輪8は、そのリング状の一部が分割さ
れ、この分割された本体輪8の一端には、蝶番20が設
けられ、開閉自在な開閉部22が形成されている。この
開閉部22の他端側面には、握りハンドルボルト19が
螺合されていて、この握りハンドルボルト19は本体輪
8の他端と連結固定可能に設けられている。
【0011】2本の縦パイプ16には、その一方に長尺
の縦パイプ24、他方に縦パイプ24よりも短い縦パイ
プ26が、上下摺動可能に挿嵌されている。そして、縦
パイプ24,26の高さ調節は、各縦パイプ16に螺合
されている握りハンドルボルト18で、縦パイプ24,
26に形成された所定の位置決め部に固定可能に設けら
れている。
【0012】各縦パイプ26には上端部で内側方向に直
角部が設けられ、この内側面には、水平方向に互いに平
行に配置された横パイプ28が各々固着されている。こ
の各横パイプ28の後部上面には垂直パイプ30が溶接
等で固着され、この垂直パイプ30上端面および長尺の
縦パイプ24上端面が同一水平面上に位置している。
【0013】本体2の中心に対して対称に位置した垂直
パイプ30上面および縦パイプ24上面には、本体輪8
より小さいリング状の保持部32が水平に固着されてい
る。保持部32のリング状の一部は分割され、この分割
された保持部32の一端は、蝶番20で連結され、開閉
部34が設けられている。この開閉部34の他端側面に
は、握りハンドルボルト19が螺合されていて、この握
りハンドルボルト19は、保持部32の他端と連結可能
に設けられている。また、本体2の中心に対して対称に
対峙する2本の横パイプ28の前端部側には、U字状の
横パイプ36の両端部が摺動可能に挿嵌されている。
【0014】次に、この実施形態の歩行補助具の着座部
4に設けられた尻受け部6について、図5〜図7を基に
説明する。この着座部4の保持部32および開閉部34
の全面は、柔軟な革や樹脂等の保護材42,44が設け
られている。保護材44には、その下方に延びた平面シ
ート状の背もたれ部46が連続して設けられ、背もたれ
部46の下端部には、複数の金属製リングの連結輪48
が取り付けられている。
【0015】また、横パイプ36のU字の底部は、略I
字状の尻受けシート50の一端部がループ状に形成され
て、そのループ部50aに横パイプ36の底部が挿通さ
れて連結されている。この状態で横パイプ36の底部と
尻受けシート50のループ部50aに続く尻受けシート
50の端部が、座る人の下腹部前面に位置する前面保持
部となる。
【0016】そして、尻受けシート50の両側縁部に
は、前方両側面から延びたベルト52が設けられ、左右
の横パイプ28にそのベルト52の他端部が連結されて
いる。また、尻受けシート50の後端縁には、複数の金
属製のフック54が取り付けられ、背もたれ部46側の
連結輪48に引っかけられ、着脱可能に連結されてい
る。
【0017】着座部4の各保護材42,44,背もたれ
部46および尻受けシート50は、革や合成皮革等、引
っ張り張力が大きく、弾力のある柔らかな素材が用いら
れている。なお、本体2の本体輪8および開閉部22の
全面にも、保護材を設けても良い。また、本体輪8、開
閉部22および保持部32、開閉部34の外形はリング
状であるが、それ以外に、多角形状の外形でも良く、一
方の側面が開放された形状でも良い。さらに、開平部2
2を取り外し自在としても良い。
【0018】次に、この老人用歩行補助具の使用方法に
ついて説明する。まず、背もたれ部46の連結輪48か
ら尻受けシート50のフック54を外し、開閉部22,
34の各握りハンドルボルト19を緩め、図2に示すよ
うに、矢印方向に開閉部22,34を開く。その後、老
人等の座る人が本体2の連結輪8、保持部32内に入
り、尻受けシート50をその人の足の間から背もたれ部
46側に引き寄せ、背もたれ部46の連結輪48と尻受
けシート50のフック54とを連結させる。
【0019】この後、着座部4の尻受けシート50に腰
掛ける。ここで、尻受けシート50の高さ調節は、老人
の体型に合わせて、横パイプ22を前後に移動させ、調
節完了後連結輪48内にフック54を挿入する。またそ
の前に、縦パイプ16の握りハンドルボルト18を緩め
て、図2に示すごとく、矢印方向に保持部32の高さを
上下に移動させ腕の位置に合わせて調整し、握りハンド
ルボルト18で固定する。その後、開閉部22および3
4を閉め、本体輪8および保持部32に連結して、握り
ハンドルボルト19で固定する。
【0020】この実施形態の歩行補助具は、体全体を保
持部32により保護した状態で腰掛けて歩行することが
できるため、重心が低く安定している。また、保持部
は、手で保持しやすく体も確実に保護され、バランスの
良い構造であるため、転倒しないで自由に移動でき、歩
行訓練にも使用できる。また、本体輪を、腕や手を支え
る保持部より大きくすることにより、壁や障害物に接触
しても、手や腕などの体を守ることができる。さらに、
構造がシンプルであるため、安い価格で製造きる。
【0021】なお、この発明の歩行補助具は、上記実施
形態に限らず、材料や形状は適宜設定可能であり、着座
部の形状も椅子形や、お尻を載せるだけのものでも良
く、座らずに歩行するものでも良い。
【0022】
【発明の効果】この発明の歩行補助具は、保持部が手で
保持しやすく体も確実に保護され、腰掛けて歩行するこ
とができるため、重心が低く安定している。また、保持
部の一部を開放可能とすることにより、装置内に入りや
すく、介助も容易となる。さらに、本体輪を保持部より
大きくすることにより、使用者の身体を確実に保護する
ことが出きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の歩行補助具の斜視図で
ある。
【図2】この発明の一実施形態の歩行補助具の本体の平
面図である。
【図3】この発明の一実施形態の歩行補助具の本体の正
面図である。
【図4】この発明の一実施形態の歩行補助具の本体の側
面図である。
【図5】この発明の一実施形態の歩行補助具の保護材お
よび尻受け部の平面図である。
【図6】この発明の一実施形態の歩行補助具の保護材お
よび尻受け部の正面図である。
【図7】この発明の一実施形態の老人用歩行補助具の保
護材および尻受けの側面図である。
【符号の説明】
2 本体 4 着座部 6 尻受け部 8 本体輪 12 キャスター 16 縦パイプ 18,19 握りハンドルボルト 22,34 開閉部 28 横パイプ 32 保持部 36 横パイプ 38,40 保護材 48 連結輪 46 背もたれ部 50 尻受けシート 54 フック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に移動手段を設け移動自在に形成さ
    れ中央部に空間を有した本体と、この本体の上部に設け
    られ環状の保持部を有した着座部とを備え、上記着座部
    は、両足をまたいで座る尻受けシートと、この尻受けシ
    ートの前方に位置し座る人の腹部を受ける前面保持部
    と、上記尻受けシートの後方に設けられた背もたれ部と
    を備え、上記背もたれ部は上記保持部に上端が止めら
    れ、上記背もたれ部は連結及び連結解除可能に設けられ
    たことを特徴とする歩行補助具。
  2. 【請求項2】 上記着座部と上記本体とは、その高さを
    調節可能に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の老人用歩行補助具。
  3. 【請求項3】 上記本体は、その下方に環状の本体輪が
    設けられ、この本体輪の下面に移動手段が取り付けら
    れ、この本体輪の上記背もたれ部と同じ方向の一部が開
    放可能に形成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の老人用歩行補助具。
  4. 【請求項4】 上記保持部よりも上記本体輪が大きな環
    状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の老
    人用歩行補助具。
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