JP2001299411A - 作業靴 - Google Patents

作業靴

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JP2001299411A
JP2001299411A JP2000120565A JP2000120565A JP2001299411A JP 2001299411 A JP2001299411 A JP 2001299411A JP 2000120565 A JP2000120565 A JP 2000120565A JP 2000120565 A JP2000120565 A JP 2000120565A JP 2001299411 A JP2001299411 A JP 2001299411A
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Yoshihiko Ueda
芳彦 上田
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Fuji Tebukuro Kogyo Kk
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Fuji Tebukuro Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱いだり履いたりする行為をさらに容易に行
うことができるようにし、さらには、作業中に脱げ難
く、安全性を向上させた作業靴を提供する。 【解決手段】 本体部2の前方に左片6および右片7を
有する割れ部5が形成されている。この割れ部5の右片
7に、開閉片12が面ファスナ11を介して着脱可能に
係着されている。この開閉片12は、右片7から分離さ
れているとともに、左片6、右片7、および開閉片12
に締め付け部13A〜13D,14A,14B,15
A,15Bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業靴に係り、特
に、着脱が容易でしかも作業中は靴が脱げ難く、安全性
が高い作業靴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業靴としては、紐で足を締め付
けるタイプのものと、面ファスナで足を締め付けるタイ
プのものの2通りのものが知られている。これらのう
ち、紐で足を締め付けるタイプの作業靴は、足への密着
性が優れるものの、作業靴を脱いだり履いたりするとき
に、いちいち紐を解いたり結んだりしなければならない
点で機能性に劣る面があった。その一方、面ファスナで
足を締め付けるタイプの作業靴は、作業靴を脱いだり履
いたりする際の機能性には優れるものの、見た目には紐
で締め付けるタイプの作業靴よりも劣るものであった。
【0003】そこで、本出願人は、特願平11−973
75号において、脱いだり履いたりする際に優れた機能
性を発揮するとともに、見た目にも優れる作業靴を開示
した。この作業靴について図4を用いて説明する。図4
に示すように、作業靴41は、足の裏を支える靴底部4
2を備えており、靴底部42の先端側には、つま革部4
3が取り付けられている。このつま革部43は、足のつ
ま先部分を覆っており、靴底部42の後部側には腰革部
44が取り付けられている。この腰革部44は、足の甲
およびかかとを覆っているとともに、その上側に足を入
れるための開口部45を形成している。開口部45の前
方に位置する部分は左右に割れて、左右の割れ部46,
47を形成しており、これら左右の割れ部46,47の
下面には舌革部48が重なっている。
【0004】また、左右の割れ部46,47には対向す
る側縁に沿って複数の締め付け孔49,49…が左右対
称に配置されて形成されている。さらに、作業靴41の
左右の割れ部46,47のうち、右の割れ部46は、前
端辺52および面ファスナ53により、前端辺52を固
定端として腰革部44の側面44Aに対して開閉自在と
なっている。
【0005】作業靴41を履き、紐50で足を締め付け
る場合、まず、面ファスナ53が係着し、右に割れ部4
6が閉じた状態で、つま先側から一本の紐50を締め付
け孔49,49…に交互に通す。すべての締め付け孔4
9,49…に紐50を通し終えたら、紐50の両端を開
口部45側で結び、足を締め付ける。
【0006】また、いったん履いた作業靴41を脱ぐ場
合には、面ファスナ53を剥がして右の割れ部46を開
く。これにより、右の割れ部46の締め付け孔49に紐
50を通すことによって足を締め付けていた力が減る。
このときの作業靴41の締め付け力は、足を締め付けた
状態を維持することが困難なほど弱いため、作業靴41
を容易に脱ぐことができる。さらに作業靴を再び履くと
きは、開口部45から足を入れた後、右の割れ部46を
閉じて、面ファスナ53を係着する。これにより作業靴
41は最初に紐を結んだときの締め付け力を容易に再現
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業靴は、
その名の通り作業を行う際に用いられるものであり、た
とえば引っ越し作業を行うときなどには、この作業靴を
脱いだり履いたりする動作を頻繁に行うことがある。し
たがって、作業靴には、きわめて容易に脱いだり履いた
りできるようにすることが望まれている。
【0008】この点、前記従来の作業靴41において
は、締め付け力を強めたり弱めたりすることが容易であ
り好適である。しかし、右の割れ部46を開いても、そ
の開口面積がさほど大きくはならない。このため、開口
部の開口面積が狭い分、脱いだり履いたりする行為の妨
げになるものであった。
【0009】他方、作業靴が使用される作業現場は、雑
然としている場合が多く、危険な場合も少なくない。こ
のような作業現場において、作業靴が脱げると、この作
業靴を履いていた作業員に思わぬけがをさせる心配があ
る。したがって、作業中には作業靴が不意に脱げないよ
うにする必要がある。
【0010】そこで、本発明の課題は、脱いだり履いた
りする行為をさらに容易に行うことができるようにし、
さらには、作業中に脱げ難く、安全性を向上させた作業
靴を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明のうちの請求項1に係る発明は、本体部の前方に左片
および右片を有する割れ部が形成され、前記左片および
前記右片のそれぞれの側縁に沿って設けられた複数の締
め付け部に挿通した紐で足を締め付ける作業靴におい
て、前記割れ部における左片および右片の少なくとも一
方に、開閉片が着脱部材を介して着脱可能に係着されて
おり、前記開閉片が係着されている前記割れ部における
左片および右片の少なくとも一方から、前記開閉片が分
離しているとともに、前記開閉片にも、前記紐を挿通す
る締め付け部が設けられていることを特徴とする作業靴
である。
【0012】請求項1に係る発明においては、開閉片が
係着部材によって係着されている左片または右片と開閉
片とは分離されている。したがって、係着部材を外して
開閉片を開く際に、開閉片を非常大きく開くことができ
るので、作業靴を脱いだり履いたりする行為が一層容易
となる。また、割れ部における左片および右片とともに
開閉片にも紐を通す締め付け部が設けられている。この
ため、開閉片を開いたときにも、開閉片に設けられた締
め付け部に紐が挿通しているので、開閉片を紛失する心
配もない。
【0013】請求項2に係る発明は、前記開閉片に設け
られた締め付け部は、前記開閉片が前記割れ部における
左片および右片の少なくとも一方に係着されたときに、
前記開閉片が係着されている前記割れ部における左片お
よび右片の少なくとも一方に設けられた締め付け部に沿
うように配置されていることを特徴とする請求項1に記
載の作業靴である。
【0014】請求項2に係る発明によれば、開閉片を閉
じたいときには、締め付け部が割れ部の左片と右片のそ
れぞれの側縁に沿って整然と並ぶことになる。したがっ
て、開閉片を閉じて作業靴を履いている際に、安定した
紐の締め付け力によって作業者の足を締め付けることが
できる。
【0015】請求項3に係る発明は、前記開閉片が係着
されている前記左片および右片のうちの少なくとも一方
と前記開閉片とを係着し、前記着脱部材による係着力を
補強する係着部材が設けられていることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の作業靴である。
【0016】着脱部材は、主に足を作業靴に締め付ける
ための係着力を有するものであるので、雑然とした作業
現場において開閉片を引っ掛けたりすると、簡単に脱げ
てしまう心配があった。これに対して、請求項3に係る
発明によれば、着脱部材により係着力を補強する係着部
材を有している。この係着部材を有することにより、た
とえば開閉片を引っ掛けたとしても、作業靴が容易に脱
げることを防止できるので、安全性を向上させることが
できる。
【0017】請求項4に係る発明は、前記着脱部材は面
ファスナからなることを特徴とする請求項1から請求項
3のうちのいずれか1つに記載の作業靴である。
【0018】請求項5に係る発明は、前記着脱部材は面
ファスナからなり、前記係着部材はホックからなること
を特徴とする請求項3に記載の作業靴である。
【0019】請求項4および請求項5のように、着脱部
材としては面ファスナを用いるのが好適であり、係着部
材としてはホックを用いるのが好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明
に係る作業靴の斜視図、図2は、その要部拡大斜視図で
ある。図1および図2に示すように、本発明に係る作業
靴1は、本体部2とこの本体部2の底部に取り付けられ
て足の裏を支える靴底部3を有する。本体部2は、その
上側位置において足を入れ込む開口部4を形成してお
り、開口部4の前方に位置する部分は左右に割れた割れ
部5が設けられている。この割れ部5は、左片6および
右片7を有し、左片6の全体部分および右片7の先端部
分が保護革8によって覆われている。また、左片6およ
び右片7の下側には舌片9が重なっており、作業靴1内
にほこりが入ることなどを防止している。
【0021】右片7における開口部4側には、図2に示
すように、着脱部材となる面ファスナ11の雌面11A
が縫い付けられており、開閉片12には面ファスナ11
の雄面11Bが縫い付けられている。この面ファスナ1
1における雌面11Aと雄面11Bを介して、開閉片1
2が右片7に着脱可能に係着されている。そして、開閉
片12が右片7に係着されているときには開閉片12は
閉じた状態となっており、面ファスナ11の雌面11A
と雄面11Bを引き剥がすことによって、開閉片12が
開くようになっている。
【0022】また、左片6の側縁に沿って4つの締め付
け部13A〜13Dが設けられているいるとともに、開
閉片12が係着された状態における右片7と開閉片12
には、それらの側縁に沿って2つずつの締め付け部14
A,14B,15A,15Bが設けられている。これら
の締め付け部13A〜13D、14A,14B,15
A,15Bは、長方形の繊維材料の両端部を縫い付けて
ループ状となるようにして形成されており、この間に紐
16が挿通される。
【0023】さらに、左片6に設けられた締め付け部1
3A〜13Dは、右片7と開閉片12に形成された締め
付け部14A,14B,15A,15Bに対称的となる
ように配置されている。これらの締め付け部13A〜1
3D,14A,14B,15A,15Bに対して、つま
先側から紐16を交互に通し、紐16の両端部を開口部
4側で結ぶことによって、この紐16で割れ部を足に締
め付けるようになっている。
【0024】また、右片7には係着部材となるホック1
7の雄部17Aが取り付けられ、開閉片12の側端部に
はホック17の雌部17Bが取り付けられている。この
ホック17は、開閉片12が面ファスナ11によって係
着されている時に雄部17Aと雌部17Bを係着させる
ことにより、面ファスナ11による係着力を補強するよ
うになっている。また、ホック17の雄部17Aや雌部
17Bの位置は変わらないので、ホック17が位置決め
部材としても働いている。ホック17によって面ファス
ナ11が元の位置で係着されるように位置決めされるの
で、元の締め付け力を容易に再現することができる。
【0025】さらに、開閉片12は、右片7から分離さ
れている。このため、面ファスナ11およびホック17
による係着が解かれて開閉片12が開いたときには、図
2に示すように、開閉片12は締め付け部15A,15
Bを挿通する紐16によって繋がれているのみの状態と
なる。
【0026】次に、本発明に係る作業靴を脱いだり履い
たりする動作について説明する。作業靴1を脱いだり履
いたりする作業を行う前には、作業員が予め締め付け部
13〜13D,14A,14B,15A,15Bに紐1
6を挿通し、自分の足の形状や大きさに合わせて締め付
け具合がちょうどよくなるように紐16の締め付け力を
調整しておく。この作業を行う際には、作業員は、右片
7には開閉片12を係着させ、紐16が挿通されていな
い作業靴を履いてみる。この状態で、締め付け部13
A,14B,13C,15Bの順、および締め付け部1
4A,13B,15A,13Dの順で交互に紐16を挿
通しながら徐々に足を締め付けていく。そして、最後に
紐16の両端部を結ぶことによって、自分の好みに応じ
た締め付け力で足を締め付ける。
【0027】このように紐16を締め付け部13A〜1
3D,14A,14B,15A,15Bに挿通させて足
を締め付けた状態で作業を行った後、作業靴1を脱ぐ場
合には、まずホック17を外す。続いて、開閉片12を
摘み、そのまま上方に持ち上げる。すると、開閉片12
とともに面ファスナ11の雄面11Bが上方に引っ張ら
れて、開閉片12と右片7との間の係着が解かれて開閉
片12が開き、開閉片12は、割れ部5に対して紐16
を介してのみ繋がれた状態となる。この、開閉片12が
右片7に繋がれた状態と比べると、開閉片12が開いた
ときの開口部4の開口面積は格段に大きくなるものとな
る。このように開口部4の開口面積が非常に大きくなる
ことにより、作業靴1を脱ぐ作業を行う際に、開閉片1
2がその作業の妨げとなることはほとんどない。したが
って、作業員が作業靴1を脱ぐ動作を行うのが非常に容
易となる。しかも、開閉片12は、締め付け部15A,
15Bによって紐16に繋がれているので、開閉片12
が作業靴1から離れて紛失してしまうようなこともな
い。
【0028】このようにして作業靴1を脱いだ作業員
は、作業靴1を脱いだ状態で作業を行うが、このとき、
作業靴1の開閉片12は、作業時間が短ければ開いたま
まにしておけばよい。また、作業が長時間におよぶ場合
には、開閉片12を右片7に係着し、開閉片12を閉じ
ておくようにすることもできる。
【0029】かくして、作業靴1を脱いだ状態での作業
を終えた作業員は、再び作業靴1を履く。作業靴1を履
く際に、開閉片12が閉じていればまずこの開閉片12
を開く。開閉片12が開いた状態で、作業員は、開口部
4から足を作業靴1内に挿入する。作業靴1内に足を挿
入する際にも、開口部4は非常に大きく開くので、足を
挿入する作業をきわめて容易に行うことができる。
【0030】作業靴1内に足を挿入した後は、作業員
は、面ファスナ11を介して開閉片12を右片7に係着
させるとともに、ホック17を留める。これだけの作業
で、元の締め付け力を容易に再現することができる。こ
のとき、ホック17が設けられていることから、最初に
締め付けたときの位置に合わせることができるので、元
の締め付け力と同じ締め付け力となる位置に開閉片12
を容易に合わせることができる。また、作業靴1を履い
て行う作業が短時間で、すぐに再び作業靴1を脱ぐよう
な場合には、ホック17を留めないでおいてもよい。
【0031】以後、作業靴1を脱いだり履いたりする際
には、紐16を緩めることなく、単に開閉片12を開閉
するだけでよい。また、作業靴1から足を出したり、作
業靴1に足を入れたりするときに、開口部4は非常に大
きく開口しているので、作業靴を脱いだり履いたりする
動作をきわめて容易に行うことができる。
【0032】続いて、本発明の変形例について説明す
る。図3中、(a)は、本発明の変形例に係る作業靴の
要部拡大側面図、(b)は、他の変形例を示す要部拡大
側面図である。なお、これらの変形例で前記実施形態と
同一の部材については同一の番号を付してその詳細な説
明を省略する。
【0033】図3(a)に示すように、本変形例に係る
作業靴は、係着部材として4つのホックが設けられてい
る点において前記実施形態と異なる。本変形例において
は、4つのホックが設けられ、各ホックの雄部21A〜
21Dに雌部22A〜22Dが留められることによっ
て、面ファスナの雌面11Aおよび雄面11Bが係着す
ることによって開閉片12を右片7へ係着する際の係着
力を補強している。このように、複数のホックを設ける
ことにより、開閉片12は右片7から不意に外れる事態
を効果的に防止することができる。また、複数のホック
が平面的に設けられていることにより、その位置決めの
精度が高いものとなる。なお、図示はしないが、面ファ
スナを設けない態様としてもよい。この場合には、ホッ
クが着脱部材として働くことになる。
【0034】さらに、他の変形例について説明する。図
3(b)に示すように、本変形例においては、前記実施
形態と比較して割れ部30および面ファスナ31が取り
付けられた開閉片32が異なる。本変形例では、割れ部
30に3つの締め付け部14A〜14Cが設けられてい
る。また、面ファスナ31は、雌面31Aと雄面31B
を有しており、雌面31Aは右片7に縫い付けられ、雄
面31Bは開閉片32の先端部に縫い付けられている。
さらに、開閉片32は細長い形状をなしており、その先
端部には、ホック33の雌部33Bが取り付けられてい
る。また、右片7には、ホック33の雌部33Bと嵌ま
り合う雄部33Aが取り付けられている。その開閉片3
2の基端部には、締め付け部34が設けられている。本
変形例では、開閉片32が細長い形状をしているので、
これを摘むのが容易となる。また、開閉片32として用
いる材料を小さなものとすることができるので、開閉片
32を剥がす動作をスムーズに行うことができる。
【0035】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば、前記実施形態で示したように、好適に
は、着脱部材として面ファスナを用い、係着部材として
ホックを用いたが、着脱部材としてホックを用いること
もできる。その他、係着部材として、開閉片にフックを
設け、右片にこのフックと係合する係合部を設ける態様
とすることなどもできる。また、開閉片は、右片側に設
けたが、もちろん、左片側に設ける態様としてもよく、
さらには左右両片側に設けてもよい。
【0036】また、作業靴自体は、布靴、ゴム靴、ケミ
カルシューズ、さらにはつま先部分に鋼製のプロテクタ
ーを装入し、底部に厚く硬いゴムを用いた安全靴などで
あってもよい。締め付け部としては前記実施形態に示し
たもののほか、たとえばはとめやフックを用いることも
できる。
【0037】さらに、前記実施形態では、開閉片および
開閉片が設けられている側の右片に締め付け部を設ける
態様としているが、開閉片にのみ締め付け部を設け、右
片には設けない態様とすることもできる。このような態
様では、開閉片をさらに大きく開くことができる。ま
た、この態様の場合には、着脱部材として面ファスナを
用いると元の位置に戻すのが困難となる。このため、着
脱部材として位置決め機能を有するホックなどを用いる
か、あるいは面ファスナのほかに別途位置決めのための
ホックを面ファスナと併用する態様とするのが好適とな
る。
【0038】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のうちの請求項1
に係る発明によれば、係着部材を外して開閉片を開く際
に、開閉片を非常大きく開くことができるので、作業靴
を脱いだり履いたりする行為が非常に容易とすることが
できる。また、開閉片を開いたときにも、開閉片に設け
られた締め付け部に紐が挿通しているので、開閉片を紛
失する心配もない。
【0039】請求項2に係る発明によれば、開閉片を閉
じて作業靴を履いている際に、安定した紐の締め付け力
によって作業者の足を締め付けることができる。
【0040】請求項3に係る発明によれば、係着部材を
有することにより、開閉片を引っ掛けたとしても、作業
靴が容易に脱げることを防止できるので、安全性を向上
させることができる。
【0041】請求項4および請求項5に係る発明によれ
ば、本発明の着脱部材および係着部材をより好適なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業靴の斜視図である。
【図2】本発明に係る作業靴の要部拡大斜視図である。
【図3】(a)は本発明の変形例に係る作業靴の要部拡
大側面図、(b)を他の変形例を示す要部拡大側面図で
ある。
【図4】従来の作業靴の斜視図である。
【符号の説明】
1 作業靴 2 本体部 4 開口部 5 割れ部 6 左片 7 右片 11 面ファスナ(着脱部材) 12 開閉片 13A〜13D,14A,14B,15A,15B
締め付け部 16 紐 17ホック(係着部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の前方に左片および右片を有する
    割れ部が形成され、前記左片および前記右片のそれぞれ
    の側縁に沿って設けられた複数の締め付け部に挿通した
    紐で足を締め付ける作業靴において、 前記割れ部における左片および右片の少なくとも一方
    に、開閉片が着脱部材を介して着脱可能に係着されてお
    り、 前記開閉片が係着されている前記割れ部における左片お
    よび右片の少なくとも一方から、前記開閉片が分離して
    いるとともに、 前記開閉片にも、前記紐を挿通する締め付け部が設けら
    れていることを特徴とする作業靴。
  2. 【請求項2】 前記開閉片に設けられた締め付け部は、
    前記開閉片が前記割れ部における左片および右片の少な
    くとも一方に係着されたときに、前記開閉片が係着され
    ている前記割れ部における左片および右片の少なくとも
    一方に設けられた締め付け部に沿うように配置されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の作業靴。
  3. 【請求項3】 前記開閉片が係着されている前記左片お
    よび右片のうちの少なくとも一方と前記開閉片とを係着
    し、前記着脱部材による係着力を補強する係着部材が設
    けられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の作業靴。
  4. 【請求項4】 前記着脱部材は面ファスナからなること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1
    つに記載の作業靴。
  5. 【請求項5】 前記着脱部材は面ファスナからなり、前
    記係着部材はホックからなることを特徴とする請求項3
    に記載の作業靴。
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