JP2004215936A - 靴紐ゆるめ具 - Google Patents

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band
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loosening
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JP2003007775A
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Konosuke Nishijima
康之助 西島
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Mizuno Corp
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Mizuno Corp
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Abstract

【課題】靴紐を簡単にゆるめることのできる靴紐ゆるめ具を提供する。
【解決手段】紐靴10の左右の甲被部を接続する靴紐15を挿通する穴5を2つ形成した剛性の有る材料で形成した本体2と、本体2に接続されてループ部7を形成した、柔軟性の有る材料の帯体3とを備えたものとする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紐靴に取付けることで靴紐を簡単にゆるめることのできる靴紐ゆるめ具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紐靴は、基本的な構成として、履口部の前方で左右に分かれて位置する左右の甲被部と、この左右の甲被部の下に重なって位置する舌片部と、舌片部の上を左右に横切って左右の甲被部を接続する靴紐とを備える。
【0003】
紐靴を脱ぐ時には、通常、次の動作を行なう。
1)靴紐両端の結びを解く。
2)舌片部上で左右に横切る靴紐を指で引っ掛けて上に持上げ 、靴紐を弛める。
3)左右の甲被部の間隔を広げる。
4)舌片部を指で上方に持上げ 、履口部の開口面積を大きくする。
【0004】
紐靴を脱ぐ時には、上記のような面倒な動作が必要になる。そこで、靴紐をゆるめることなく、靴の着脱を容易に行うことができる靴が提案されている。
【0005】
例えば実開平7−3312号公報では、左右の前革部の両方に対向縁部近傍の形状に合わせた装飾片を設け、少なくとも一方の装飾片にはとめを前革部に貫通することなく形成し、少なくとも一方の装飾片を着脱可能な固着具によって前革部の一方に取付ける靴が記載されている。
【0006】
また、特開2000−50907号公報では、両前胛被部の形状に合わせて締緩を行う靴紐と、屈曲部近傍位置に一端を縫付固定した連結締緩調節バンドを係合部材により脱着自在とし、これらの両機能による締縛調整を行う靴が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
実開平7−3312号公報
【特許文献2】
特開2000−50907号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記実開平7−3312号公報に記載のものは、靴紐と靴紐を挿通した装飾片を固着具によって前革部に着脱可能とする2種類の締め具を有するものであるため、靴の重量が増加し、製造工程も増加する。また、該公報に記載の靴は、装飾片が略三角形で面積が小さいため、強い締縛を要しない子供用あるいは身体障害者用の靴として適したものである。
【0009】
前記特開2000−50907号公報に記載のものも、靴紐と連結締緩調節バンドの2種類の締め具を有するものであるため、靴の重量が増加し、製造工程も増加する。この連結締緩調節バンドは、前胛被部の屈曲部近傍位置から踵部近傍の領域まで延設して横方向に取付けられているので、強い締縛を要する靴にも適するものであるが、連結締緩調節バンドが破損した時は、使用者で補修ができないといった問題点が有る。
【0010】
本発明の目的は、スポーツシューズのように、プレー中または走行中に靴がゆるまないようにするために靴紐で強く締縛するものでも、靴紐に挿通して取付けるだけで、靴紐を簡単に弛めることができる靴紐ゆるめ具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、履口部の前方で左右に分かれて位置する左右の甲被部を有する紐靴に取付ける靴紐ゆるめ具であって、左右の甲被部を接続する靴紐を挿通する穴を2つ形成した本体と、本体に接続されてループ部を形成した帯体とを備えた靴紐ゆるめ具である。
該靴紐ゆるめ具を装着した紐靴の靴紐をゆるめる時は、左右の甲被部の上部で結ばれた靴紐の両端部を解いた後、帯体のループ部を指で引っ掛けて上に持上げ ることで、本体の穴に挿通された靴紐が持上げられるので、靴紐を簡単にゆるめることができ、靴を容易に脱ぐことができるようになる。
なお、穴は1つでも靴紐をゆるめることができるが、靴紐が持上げられる際、靴紐同士の摩擦抵抗が作用し、帯体を引っ張り上げるのに力を要するので好ましくない。
【0012】
従って、靴紐ゆるめ具の本体は、剛性の有る材料で形成し、帯体は柔軟性の有る材料で形成することが望ましい。
本体を剛性の有る材料で形成することで、強い力で帯体を引っ張り上げても本体が変形することなく、靴紐が穴の中を滑りながらスムーズに持上げることができる。
帯体を柔軟性の有る材料で形成することで、帯体に引っ掛けた指に沿うように変形し、スムーズに持上げることができる。また、靴紐を締めた時は、靴紐の両端部を結んだ下に帯体を収納することで、歩行中または走行中邪魔にならない。
【0013】
前記本体の穴の壁面は、本体に接続された前記帯体を介して本体が上方に持上げられたとき、穴に挿通された靴紐を下から持上げる凸状の面を有していることが好ましい。
このように形成することで、帯体を引っ張り上げた際、靴紐をよりスムーズに持上げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の靴紐ゆるめ具は、紐靴の左右の甲被部を接続する靴紐を挿通する穴を2つ形成した本体と、本体に接続されてループ部を形成した帯体とを備える。本体は、剛性の有る材料で形成し、帯体は柔軟性の有る材料で形成するが、典型的には本体は合成樹脂製であり、帯体は合成繊維製である。
【0015】
本体の合成樹脂は、ポリアセタールやナイロンなどの成形が容易で、軽くて強度のあるエンジニヤリングプラスチックが望ましい。帯体はナイロンやポリエステルなどの強度の有る織テープが望ましい。
【0016】
本体は、帯体を通すための帯体通し穴と、靴紐を通すための穴を2つ有している。帯体通し穴は帯体の横ずれを防止するため、帯体の幅と同じにする。靴紐を通すための穴は、帯体を引っ張り上げた際、靴紐が穴の表面を滑りながら上方に持上げられるので、該表面を凸状の面とすることが望ましい。
【0017】
帯体は、帯体通し穴に通して端部を縫い合わせたままの状態でも良いが、帯体を帯体通し穴に通した後、本体の上方端近傍で縫い付けて、該縫い付け部から上方にループ部を形成する方が、帯体の横ずれを防止するのに有効である。
【0018】
靴紐ゆるめ具は、左右の甲被部を接続する靴紐の内、任意の位置の靴紐に挿通して取付けることができるが、上方の靴紐に挿通して取付ける方が、靴紐をよりスムーズに持上げることができる。
【0019】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例について説明する。図1は本発明の靴紐ゆるめ具1の正面図および側面図、図2は本体2の正面図および側面図、図3は帯体3取付け部の要部断面図、図4は靴紐ゆるめ具1を取付けた紐靴10の一実施形態を示す斜視図、図5は靴紐ゆるめ具1を上に引っ張り上げた状態を示す斜視図である。
【0020】
図1に示す靴紐ゆるめ具1の本体2は、ポリアセタール樹脂を用いて金型成形したものであり、帯体3はポリエステル繊維の織テープである。本体2には上部に帯体通し穴4を形成し、裏面に靴紐15を挿通する穴5を2つ形成している。帯体3は帯体通し穴4に通した後、本体2の上方端近傍で縫い付けて、該縫い付け部6aから上方にループ部7を形成している。
【0021】
図2に示すように、帯体通し穴4は本体上部に帯体3の幅に同じ大きさに形成している。靴紐15を挿通する穴5は、本体裏面の中央部の靴紐通し部8に上下に2つ形成し、穴5の壁面は、本体2が帯体3を介して上方に持上げられたとき、靴紐15を下から持上げる凸状の面9を有している。
【0022】
図3に示すように、帯体3の本体2への接続は、帯体3を帯体通し穴4に通した後、帯体3の両端から約1cm下方を夫々反転させて縫着し、該縫着部6bから両端までを反転させて、縫着部6bから両端までを二つ割にして帯体通し穴4上部の本体2をはさむようにして、本体2の上方端近傍で縫い付けるようにしている。このように縫着することで、本体2との接続部が二重となり帯体3を強固に取付けることができる。
【0023】
図4に示す紐靴10は、足を出し入れするための履口部11の前方で、左右に分かれて位置する左甲被部12および右甲被部13と、左右の甲被部の下に重なって位置する舌片部14と、左右の甲被部を接続する靴紐15とを備える。図4に示す状態では、靴紐15の両端の結びは解かれている。
靴紐ゆるめ具1は、左甲被部12および右甲被部13に開けられたはとめ孔16の上から2番目および3番目のはとめ孔16に挿通して左右の甲被部を接続する靴紐15を、本体2の靴紐を通すための穴5に挿通して取付けている。
【0024】
靴を履く時には、履口部11に足を入れた後、靴紐15の両端を引っ張って左右に引き離す。この動作により、靴紐ゆるめ具1の本体2が甲被部に接するように引き寄せられ、ループ部7が甲被部の上部に位置するようになる。この状態でループ部7の上から靴紐15の両端を結ぶことにより、靴紐ゆるめ具1が収納され、靴を履く時の動作が完了する。
【0025】
靴を脱ぐ時には、図5に示すように、靴紐15をほどいた状態でループ部7に指を引っ掛けて上に持上げ る。この動作により、本体2の穴5に挿通された靴紐15が上に持上げられるので靴紐15がゆるみ、左右の甲被部の上部が広がることから靴を容易に脱ぐことができるようになる。
【0026】
なお、上記は一実施の形態を示したものであり、本体2をアルミニュームや鉄などの金属で成形しても、また、帯体3を紐状の形態のものにしても同様の機能を有する靴紐ゆるめ具1とすることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の靴紐ゆるめ具は、どのような紐靴にも取付けることができるが、特に靴紐を強く締縛するスポーツシューズであっても靴紐を簡単にゆるめることができる。
【0028】
本発明の靴紐ゆるめ具は、小さな本体と指を引っ掛ける帯体とで構成しているだけなので、紐靴に取付けても大きく靴の重量が増加することがない。また、靴の製造工程が増加することがない。
【0029】
本発明の靴紐ゆるめ具は、紐靴に取付ける部品のため、万一縫い付け部等が破損しても、部品を取り替えるだけで良い。また、本体や帯体の色の異なる靴紐ゆるめ具に取り替えることで、意匠的効果を持たせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の靴紐ゆるめ具の正面図。
(b)本発明の靴紐ゆるめ具の側面図。
【図2】(a)本体の正面図。
(b)本体の側面図。
【図3】帯体取付け部の要部断面図。
【図4】靴紐ゆるめ具を取付けた紐靴の一実施形態を示す斜視図。
【図5】靴紐ゆるめ具を上に引っ張り上げた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 靴紐ゆるめ具
2 本体
3 帯体
4 帯体通し穴
5 穴
6a 縫い付け部
6b 縫着部
7 ループ部
8 靴紐通し部
9 凸状の面
10 紐靴
11 履口部
12 左甲被部
13 右甲被部
14 舌片部
15 靴紐
16 はとめ孔

Claims (3)

  1. 履口部(11)の前方で左右に分かれて位置する左右の甲被部を有する紐靴(10)に取付ける靴紐ゆるめ具(1)であって、左右の甲被部を接続する靴紐(15)を挿通する穴(5)を2つ形成した本体(2)と、本体(2)に接続されてループ部(7)を形成した帯体(3)とを備えた靴紐ゆるめ具(1)。
  2. 前記本体(2)は、剛性の有る材料で形成され、帯体(3)は柔軟性の有る材料で形成された請求項1に記載の靴紐ゆるめ具(1)。
  3. 前記本体(2)の穴(5)の壁面は、前記帯体(3)を介して本体(2)が上方に持上げられたとき、靴紐(15)を下から持上げる凸状の面(9)を有している請求項1または請求項2に記載の靴紐ゆるめ具(1)。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006314530A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Mizuno Corp 靴紐緩め具および紐靴
JP2021016662A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 シリオ株式会社 靴紐係止具を解除するストラップを備えた靴

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