JP2001298937A - コイル素子、ステップモータ及び指示計器 - Google Patents

コイル素子、ステップモータ及び指示計器

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JP2001298937A
JP2001298937A JP2000106994A JP2000106994A JP2001298937A JP 2001298937 A JP2001298937 A JP 2001298937A JP 2000106994 A JP2000106994 A JP 2000106994A JP 2000106994 A JP2000106994 A JP 2000106994A JP 2001298937 A JP2001298937 A JP 2001298937A
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coil
bobbin
coil element
connection terminals
indicating instrument
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JP2000106994A
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Takashi Komura
敬司 甲村
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別部材としてのターミナルに依存することな
く、コイルの両端部自体を接続端子とするコイル素子、
このコイル素子を用いたステップモータ及びこのステッ
プモータを用いた指示計器を提供する。 【解決手段】 コイル素子Caは、ボビン37と、この
ボビン37に巻装したコイル38とを備える。コイル3
8は、その両端部38aにて、撚り線加工により剛性を
付与されてコイル素子の接続端子として延出形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル素子、このコイ
ル素子を用いたステップモータ及び当該ステップモータ
を用いた指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイル素子としては、例
えば、特開平8−322231号公報にて示すようなス
テップモータのコイル素子がある。このコイル素子は、
図7及び図8にて示すように、電気絶縁樹脂製ボビン1
と、コイル2とを備えている。
【0003】ボビン1は、ボビン部1aの両端の各々に
抜け止め部1b、1cをそれぞれ形成して構成されてい
る。コイル2は、ボビン部1aに巻装されて両抜け止め
部1b、1cにより抜け止めされている。また、コイル
2の両端部2a(図7では一方のみを示す)の各々は、
抜け止め部1cにそれぞれ貫通支持した各ピン状ターミ
ナル3の一側端部3a(図8では一方のみを示す)に巻
装はんだ付けされている。そして、各ターミナル3は、
その他側端部3bにて、プリント配線板4の各ランドホ
ール4a(図7では一方のみを示す)に挿入されてはん
だ付けされている。これにより、コイル2がプリント配
線板4に電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記コイル素
子では、コイル2をプリント配線板4に接続する両ター
ミナル3が接続端子として必須の構成部材となってい
る。このことは、両ターミナルがコイル素子の構成部材
点数を増大させるという不具合があることを意味する。
【0005】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、別部材としてのターミナルに依存すること
なく、コイルの両端部自体を接続端子とするコイル素
子、このコイル素子を用いたステップモータ及びこのス
テップモータを用いた指示計器を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係るコイル素子は、電気絶
縁樹脂製ボビン(37)と、このボビンに巻装されたコ
イル(38)とを備える。
【0007】ここで、当該コイル素子において、コイル
の両端部(38a)の各々は、それぞれ、剛性を有する
ように撚り線加工されて接続端子として延出形成されて
いることを特徴とする。
【0008】このように、コイル素子の各接続端子は剛
性を有するので、当該各接続端子自体を配線板等に容易
にかつ確実にはんだ付け等により接続できる。従って、
コイル素子の各両接続端子として、別途独立に、ピン状
のターミナル等を採用する必要がない。これにより、コ
イル素子の構成をより一層簡単にし得る。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のコイル素子において、ボビンは、コイルを巻
装したボビン部(37a)と、このボビン部の両端に形
成されてコイルをボビン部から抜け止めする両抜け止め
部(37b、37c)とを備えている。
【0010】そして、各接続端子は、インサート成形に
より、両抜け止め部のいずれか或いは各々を通して延出
されていることを特徴とする。これにより、請求項1に
記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のコイル素子において、ボビンは、コイルを巻装した
ボビン部(37a)と、このボビン部の両端に形成され
てコイルをボビン部から抜け止めする両抜け止め部(3
7b、37c)とを備えている。
【0012】そして、両抜け止め部のいずれか或いは各
々は、ピン状突起(37d)を一体に形成してなり、両
接続端子の各々は各突起に巻装されていることを特徴と
する。
【0013】これにより、両接続端子は、対応の各突起
により剛性を実質的に剛性を付与される。従って、請求
項1に記載の発明と同様の作用効果を達成できる。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係るステッ
プモータは、長手状のヨーク(35、36)と、このヨ
ークの中間部位(35a、36a)に嵌装した請求項1
乃至3のいずれか1つに記載のコイル素子(Ca、C
b)とを有するステータ(30c)と、ヨークの両磁極
(35b、36b)の間に介装したマグネットからなる
ロータ(30d)とを具備する。
【0015】このように、請求項1乃至3のいずれか1
つに記載のコイル素子をステータに備えることで、請求
項1乃至3のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達
成し得るステップモータの提供が可能となる。
【0016】また、請求項5に記載の発明に係る指示計
器は、駆動装置(30)と、この駆動装置から回動可能
に延出する指針軸(34c)の先端部に支持された指針
(40)と、駆動装置が組み付けられた配線板(20)
とを備える。
【0017】また、駆動装置は、指針軸を回動するステ
ップモータ(M)を備え、このステップモータは、長手
状のヨーク(35、36)と、このヨークの中間部位
(35a、36a)に嵌装された電気絶縁樹脂製筒状ボ
ビン(37)及びこのボビンに巻装したソレノイド状コ
イル(38)を有するコイル素子(Ca、Cb)とを備
える。
【0018】ここで、当該指示計器において、コイルの
両端部(38a)は、それぞれ、剛性を有するように加
工されて、コイル素子の各接続端子として形成されてお
り、これら各接続端子は、それ自体にて配線板にはんだ
付けされていることを特徴とする。
【0019】このように、コイルの両端部自体が剛性を
有するコイル素子の両接続端子として形成されているか
ら、これら両接続端子の配線板に対するはんだ付け等の
処理が容易にかつ確実に行える。また、コイルの両端部
自体が剛性を有するコイル素子の接続端子として形成さ
れているから、コイルの配線板に対する接続部材として
別途ターミナルを採用する必要がない。
【0020】また、請求項6に記載の発明では、請求項
5に記載の指示計器において、コイルの両端部は、それ
ぞれ、剛性を有するように撚り線加工されてコイル素子
の接続端子として形成されていることを特徴とする。こ
れによっても、請求項5に記載の発明と同様の作用効果
を達成できる。
【0021】また、請求項7に記載の発明では、請求項
5または6に記載の指示計器仁おいて、ボビンは、コイ
ルを巻装したボビン部(37a)と、このボビン部の両
端に形成されてコイルをボビン部から抜け止めする両抜
け止め部(37b、37c)とを備えている。
【0022】そして、各接続端子は、インサート成形に
より、両抜け止め部のいずれか或いは各々を通して延出
していることを特徴とする。これによっても、請求項5
または6に記載の発明と同様の作用効果を達成できる。
【0023】また、請求項8に記載の発明では、請求項
5または6に記載の指示計器において、ボビンは、コイ
ルを巻装したボビン部(37a)と、このボビン部の両
端に形成されてコイルをボビン部から抜け止めする両抜
け止め部(37b、37c)とを備えている。
【0024】そして、両抜け止め部のいずれか或いは各
々は、ピン状突起(37d)を一体に形成してなり、両
接続端子の各々は各突起に巻装されていることを特徴と
する。これにより、両接続端子は対応の各突起により実
質的に剛性を付与されるから、請求項5または6に記載
の発明と実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0025】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づき説明する。
【0027】(第1実施形態)図1は、本発明が乗用車
用指示計器の第1実施形態を示しており、この指示計器
は、コンビネーションメータとして、当該乗用車の車室
内に設けたインストルメントパネルに配設されている。
【0028】この指示計器は、図1及び図2にて示すご
とく、計器板10を備えている。この計器板10は、図
1にて示すごとく、左右両目盛り盤10a、10bを備
えており、これら両目盛り盤10a、10bには、それ
ぞれ、各円弧状パターン表示部11、12が形成されて
いる。
【0029】なお、パターン表示部11は当該乗用車の
車速を表す車速目盛りパターンに相当し、パターン表示
部12は当該乗用車のエンジンの回転数を表す回転数目
盛りパターンに相当する。また、図1にて符号10c
は、インジケータ部を示しており、このインジケータ部
10cは当該乗用車のオートマチックトランスミッショ
ンの変速位置を表す変速位置パターンに相当する。
【0030】また、指示計器は、図2にて示すごとく、
プリント配線板等の配線板20を備えており、この配線
板20は、計器板10に沿いその裏面側にて配設されて
いる。
【0031】また、指示計器は、左右両駆動装置30
(図2では左側駆動装置30のみを示す)を備えてお
り、これら両駆動装置30は、計器板10の左右各貫通
穴部13(両目盛り盤10a、10bの各貫通穴部13
に相当し、図2では目盛り盤10aの貫通穴部13のみ
を示す)に対応する各位置にて、配線板20に組み付け
られている。
【0032】ここで、左側駆動装置30の具体的構成に
つき図2乃至図4を参照して説明する。左側駆動装置3
0は、図1にて示すごとく、配線板20にその裏面側か
ら組み付けられている。この駆動装置30は、ケーシン
グ30aを備えており、このケーシング30aは、ケー
シング部31と、このケーシング部31の外周壁から配
線板20側へ延出する環状組み付け壁32とを有する。
【0033】組み付け壁32は、その延出端部32aに
て、目盛り盤10aに対応する位置において配線板20
にその裏面側から当接しており、当該組み付け壁32
は、延出端部32aから互いに対向して突出する両コ字
状係合部32bにて、配線板20の両係合穴部33(図
2では、一方の係合穴部33のみを示す)に挿通されて
当該係合穴部33の内周部に外方に向け弾力により係合
している。これにより、ケーシング30aは配線板20
の裏面に組み付けられている。
【0034】ケーシング部31は、図2及び図3にて示
すごとく、円筒部31aを備えており、この円筒部31
aは、ケーシング部31の環状組み付け壁32側壁31
b(以下、一側壁31bという)の一部を環状組み付け
壁32内に突出させることでケーシング部31に形成さ
れている。
【0035】また、左側駆動装置30は、図2にて示す
ごとく、減速歯車列30bと、ステップモータMとを備
えている。減速歯車列30bは、ケーシング部31内に
組み付けられているもので、この減速歯車列30bは、
4個の歯車33a乃至33dを備えている。
【0036】歯車33aは回動軸34aに同軸的に支持
されている。ここで、回動軸34aは、ケーシング部3
1の円筒部31aの組み付け壁32側端面と、これに対
向する他側壁31cのボスとの間に回動可能に支持され
ている。歯車33bは平歯車であって、この歯車33b
は、歯車33aと噛合するように、両壁31b、31c
間に回動可能に支持した回動軸34bに同軸的に支持さ
れており、この歯車33bの半径は歯車33aよりも大
きい。歯車33cは、回動軸34bに歯車33bと共に
同軸的に支持されており、この歯車33cの半径は歯車
34bよりも小さい。
【0037】また、歯車33dは、平歯車であって、こ
の歯車33dは、歯車33cと噛合するように、両壁3
1b、31cに回動可能に支持した回動軸34cに同軸
的に支持されている。ここで、回動軸34cは、指針軸
として、一側壁31b、配線板20の貫通穴部21及び
計器板10の左側貫通穴部13を通り回動可能に延出し
ている。但し、各歯車33a乃至33dは合成樹脂によ
り形成されている。なお、当該合成樹脂は、各平歯車が
その噛合音を発生しないか或いは少なくとも発生しにく
いもの(例えば、柔らかい合成樹脂)であればよい。
【0038】ステップモータMは、図2及び図3にて示
すごとく、ステータ30cと、ロータ30dとを備えて
いる。ステータ30cは、ケーシング30aの環状組み
付け壁32内に収容されている。このステータ30c
は、両ヨーク35、36と、両コイル素子Ca、Cbと
を備えている。
【0039】ヨーク35は、配線板20の裏面に沿い位
置している。このヨーク35は、略U字状の中間部位3
5aと、両磁極35bとを備えており、各磁極35b
は、中間部位35aの両端の各々からケーシング部31
の円筒部31aの外周壁にその一側から対向するように
延出している(図3参照)。
【0040】一方、ヨーク36は、図3にて示すごと
く、回動軸34aと指針軸34cとを図示上下方向に結
ぶ直線に対して、ヨーク35とは対称的形状を有し配線
板20の裏面に沿い対称的に配置されている。このヨー
ク36は、略U字状の中間部位36aと、両磁極36b
とを備えている。両磁極36bは、中間部位36aの両
端の各々からケーシング部31の円筒部31aの外周壁
を介し両磁極35bに対向するように延出している(図
3参照)。
【0041】図3及び図4にて示すごとく、コイル素子
Caは、ヨーク35の中間部位35aに嵌装されてお
り、一方、コイル素子Cbは、ヨーク36の中間部位3
6aに嵌装されている。コイル素子Caは、ボビン37
と、コイル38とを備えている。ボビン37は、電気絶
縁樹脂により段付き筒状に形成されており、このボビン
37は、小径の筒状ボビン部37aの両軸方向端部に大
径の環状抜け止め部37b、37cを同軸的に形成して
構成されて、ヨーク35の中間部位35aに嵌装されて
いる。
【0042】コイル38は、ボビン部37aに被覆銅線
をソレノイド状に巻装してなるもので、このコイル38
は両抜け止め部37a、37bにより抜け止めされてい
る。また、上記被覆銅線のうちコイル38の両端部38
aに相当する両端部は、それぞれ、その各所定長さ分だ
け撚り線加工されて剛性を付与されている。これによ
り、コイル38の両端部38aは、コイル素子Caの剛
性のあるピン状の両接続端子(以下、両接続端子38a
ともいう)としてボビン37の抜け止め部37b側から
延出されている。なお、上記被覆導線は、複数の銅線を
心線として薄膜状絶縁被膜により被覆して構成されてい
る。
【0043】一方、コイル素子Cbも、コイル素子Ca
と同様の構成を有するように形成されている。しかし
て、コイル素子Caは、その両接続端子38aにて、配
線板20の各対応のランドホールに当該配線板20の裏
面側から挿入支持されて、リフロー処理によるはんだ付
け(図2にて符号a参照)によって配線板20の配線部
に電気的に接続されている。コイル素子Cbも、同様に
その両接続端子38aにて、配線板20の各対応のラン
ドホールに当該配線板20の裏面側から挿入支持され
て、リフロー処理によるはんだ付けによって配線板20
の配線部に電気的に接続されている。
【0044】これにより、両コイル素子Ca、Cbは、
配線板20を介する電源からの給電に基づき磁界を発生
し各ヨーク35、36及びロータ30dと共に磁気回路
を形成しこのロータ30dを回動させる。
【0045】ロータ30dは、マグネットからなるもの
で、このロータ30dは、ケーシング部31の円筒部3
1a内にて、回動軸34aに歯車33aと同軸的に支持
されている。これにより、ロータ30dは、その外周壁
にて、円筒部31aの周壁を介し両ヨーク37、38の
各両磁極37b、38bに対向している。なお、右側駆
動装置も左側駆動装置と同様に構成されている。
【0046】当該指示計器は、左右両指針40を備えて
おり、左側指針40は、その回動基部41にて、左側指
針軸34cの先端部に支持されている。これにより、左
側指針40は、ステップモータMにより減速歯車列30
b及び左側指針軸34cを介し回動される。右側指針4
0も、同様にして右側駆動装置の指針軸の先端部に支持
されている。なお、図1にて、各符号50、60は、見
返し板及びフロントパネルを示す。
【0047】このように構成した本第1実施形態では、
両コイル素子Ca、Cbにおいて、各コイル38の両端
部38aが、上記被覆銅線の両端部の所定長さだけ撚り
線加工を施して剛性を付与されて、両コイル素子Ca、
Cbの剛性のあるピン状の各接続端子38aとして延出
形成されている。
【0048】従って、両コイル素子Ca、Cbの各接続
端子38aを、その剛性のもと、配線板20の各対応の
ランドホールに容易にかつ確実に挿通し、かつ配線板3
0の配線の対応配線部に容易にかつ確実にはんだ付けに
より接続できる。よって、両コイル素子Ca、Cbの各
両接続端子として、別途独立に、ピン状のターミナルを
採用する必要がない。これにより、各コイル素子の構成
をより一層簡単にできる。
【0049】(第2実施形態)図5は本発明の第2実施
形態を示している。この第2実施形態では、上記両コイ
ル素子Ca、Cbにおいて、各コイル38の両端部38
aが、図5にて示すごとく、ボビン37の抜け止め部3
7bの両端部を通し接続端子38aとしてそれぞれ延出
されている。具体的には、両接続端子38aは、ボビン
37とのインサート成形により、抜け止め部37bの両
端部の図5にて図示下端面から上端面を通して両コイル
素子Ca、Cbの剛性のあるピン状の各接続端子として
延出されている。その他の構成は上記第1実施形態と同
様である。
【0050】このように構成した本第2実施形態では、
両コイル素子Ca、Cbの各接続端子38aは、上記第
1実施形態とは異なり、上述のごとく、インサート成形
によりボビン37の抜け止め部37bの両端部を通して
延出されているが、これによっても、両コイル素子C
a、Cbの各接続端子38aを配線板20の各対応のラ
ンドホールに容易にかつ確実に挿通し、かつ配線板30
の配線の対応配線部に容易にかつ確実にはんだ付けによ
り接続できる。従って、上記第1実施形態と同様の作用
効果を達成できる。
【0051】(第3実施形態)図6は本発明の第3実施
形態を示している。この第3実施形態では、両コイル素
子Ca、Cbにおいて、各コイル38の両端部38a
は、上記各実施形態にて述べたような撚り線加工をする
ことなく、ボビン37の抜け止め部37bの各ピン状突
起37dに上記被覆銅線の両端部を巻装することで、コ
イル素子の各接続端子38aとして形成されている。こ
こで、各突起37dは、ボビン37の形成時に抜け止め
部37bの図6にて図示上端両側部に一体に突出形成さ
れている。
【0052】しかして、両コイル素子Ca、Cbの各接
続端子38aは、ボビン37の抜け止め部37bの両突
起37dに巻装した状態で、配線板20の各対応ランド
ホールに挿通されて、当該配線板にはんだ付けされてい
る。その他の構成は、上記各実施形態と同様である。
【0053】このように構成した本第3実施形態では、
両コイル素子Ca、Cbの各接続端子38aは、上記各
実施形態とは異なり、上述のごとく、コイル38の両端
部を、撚り線加工することなく、ボビン37の抜け止め
部37bの各突起37dに巻装することで、両コイル素
子の各接続端子を形成しているが、これら各接続端子
は、各突起37dにより剛性を付与されている。従っ
て、これによっても、両コイル素子Ca、Cbの各接続
端子38aを上記巻装状態で配線板20の各対応のラン
ドホールに容易にかつ確実に挿通し、かつ配線板30に
容易にかつ確実にはんだ付けにより接続できる。よっ
て、上記各実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0054】なお、各実施形態では、左側駆動装置30
の全体が配線板20にその裏面側から組み付けられてい
るが、ステップモータMのうちステータ30cを配線板
20の表面側に組み付けるようにしても、上記各実施形
態と同様の作用効果を達成できる。
【0055】また、本発明の実施にあたり、コイル素子
Ca、Cbは、ステップモータのコイル素子に限ること
なく、例えば、ソレノイド弁の開閉用アクチュエータの
コイル素子として適用してもよい。
【0056】また、本発明の実施にあたり、乗用車用指
示計器に限ることなく、バス、トラックや自動二輪車等
の各種車両用指示計器その他各種の指示計器に本発明を
適用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用指示計器の第1実施形態
を示す部分破断平面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【図3】図2の駆動装置の平面図である。
【図4】上記第1実施形態におけるコイル素子の斜視図
である。
【図5】本発明の第2実施形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態の要部を示す平面図であ
る。
【図7】従来のコイル素子の配線板に対する接続構造を
示す部分断面図である。
【図8】図7のコイル素子の斜視図である。
【符号の説明】
Ca、Cb…コイル素子、M…ステップモータ、20…
配線板、30…駆動装置、30c…ステータ、30d…
ロータ、34c…指針軸、35、36…ヨーク、35
a、36a…中間部位、35b、36b…磁極、37…
ボビン、37a…ボビン部、37b、37c…抜け止め
部、37d…突起、38…コイル、38a…端部、40
…指針。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁樹脂製ボビン(37)と、この
    ボビンに巻装されたコイル(38)とを備えるコイル素
    子において、 前記コイルの両端部(38a)の各々は、それぞれ、剛
    性を有するように撚り線加工されて接続端子として延出
    形成されていることを特徴とするコイル素子。
  2. 【請求項2】 前記ボビンは、前記コイルを巻装したボ
    ビン部(37a)と、このボビン部の両端に形成されて
    前記コイルを前記ボビン部から抜け止めする両抜け止め
    部(37b、37c)とを備えて、 前記各接続端子は、インサート成形により、前記両抜け
    止め部のいずれか或いは各々を通して延出されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコイル素子。
  3. 【請求項3】 前記ボビンは、前記コイルを巻装したボ
    ビン部(37a)と、このボビン部の両端に形成されて
    前記コイルを前記ボビン部から抜け止めする両抜け止め
    部(37b、37c)とを備えて、 前記両抜け止め部のいずれか或いは各々は、ピン状突起
    (37d)を一体に形成してなり、 前記両接続端子の各々は前記各突起に巻装されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコイル素子。
  4. 【請求項4】 長手状のヨーク(35、36)と、この
    ヨークの中間部位(35a、36a)に嵌装した請求項
    1乃至3のいずれか1つに記載のコイル素子(Ca、C
    b)とを有するステータ(30c)と、 前記ヨークの両磁極(35b、36b)の間に介装した
    マグネットからなるロータ(30d)とを具備するステ
    ップモータ。
  5. 【請求項5】 駆動装置(30)と、 この駆動装置から回動可能に延出する指針軸(34c)
    の先端部に支持された指針(40)と、 前記駆動装置が組み付けられた配線板(20)とを備
    え、 また、前記駆動装置は、前記指針軸を回動するステップ
    モータ(M)を備え、 このステップモータは、長手状のヨーク(35、36)
    と、このヨークの中間部位(35a、36a)に嵌装さ
    れた電気絶縁樹脂製筒状ボビン(37)及びこのボビン
    に巻装したソレノイド状コイル(38)を有するコイル
    素子(Ca、Cb)とを備えるようにした指示計器にお
    いて、 前記コイルの両端部(38a)は、それぞれ、剛性を有
    するように加工されて、前記コイル素子の各接続端子と
    して形成されており、 これら各接続端子は、それ自体にて前記配線板にはんだ
    付けされていることを特徴とする指示計器。
  6. 【請求項6】 前記コイルの両端部は、それぞれ、剛性
    を有するように撚り線加工されて前記コイル素子の接続
    端子として形成されていることを特徴とする請求項5に
    記載の指示計器。
  7. 【請求項7】 前記ボビンは、前記コイルを巻装したボ
    ビン部(37a)と、このボビン部の両端に形成されて
    前記コイルを前記ボビン部から抜け止めする両抜け止め
    部(37b、37c)とを備えて、 前記各接続端子は、インサート成形により、前記両抜け
    止め部のいずれか或いは各々を通して延出していること
    を特徴とする請求項5または6に記載の指示計器。
  8. 【請求項8】 前記ボビンは、前記コイルを巻装したボ
    ビン部(37a)と、このボビン部の両端に形成されて
    前記コイルを前記ボビン部から抜け止めする両抜け止め
    部(37b、37c)とを備えて、 前記両抜け止め部のいずれか或いは各々は、ピン状突起
    (37d)を一体に形成してなり、 前記両接続端子の各々は前記各突起に巻装されているこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載の指示計器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012244798A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電動機
KR101499165B1 (ko) * 2013-09-13 2015-03-06 동아하이테크 주식회사 스텝 모터

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JP2012244798A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電動機
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