JP4890939B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体内に収容された電子部品の端子が前記筐体に設けられた貫通穴を通されて前記筐体外に露出された電子機器に関し、特に車両用計器装置においてアナログ指針を回動させるステッピングモータに関する。
従来から、電子機器としてのステッピングモータは、各種OA機器、家電製品、自動車等の分野におけるアクチュエータ部品として利用されている。例えば、車両には車両速度及びエンジン回転数等の計測値を表示する車両用計器装置が搭載されており、この車両用計器装置において文字板の前面に配置されるアナログ指針を駆動する内機として、このステッピングモータが用いられている。
上記ステッピングモータ(特許文献1を参照。)は、筐体としてのケースと、該ケースから突出しかつ前記指針などを取り付ける出力軸と、前記ケース内に回転自在に支持された磁石を有するロータと、前記ロータの回転力を前記出力軸に伝達する複数のギアと、前記ケース内に固定されたステータと、を有している。このステータは、電子部品としての複数のコイルと、該コイルが取り付けられるフレームと、を有している。前記コイルは、ボビンと、該ボビンの外周に巻き付けられたリード線と、棒状に形成された一対の端子と、を有している。この端子は、前記ケースに設けられた貫通穴を通されてケースの外部に露出されるとともに、前記文字板の裏側に配された回路基板と接続される。
上記構成のステッピングモータは、端子を通じて回路基板からリード線に流された励磁信号によりコイルを励磁して磁束を発生させる。そしてこの磁束により前記ロータ及び出力軸を回転させて前記指針を回転させる。
特開2001−320866号公報
上述した構成の従来のステッピングモータは、図6に示すように、貫通穴100と端子1との間にクリアランスが設けられていた。このクリアランスは、端子1と貫通穴100(ケース)との組付バラツキの吸収を考慮して設けられているものである。なお、図6中に示す端子1は、断面形状が、4つの頂点A1,B1,C1,D1及び4つの辺a1,b1,c1,d1を有する正方形に形成されている。また、貫通穴100は、平面形状が、端子1の中心Pから任意の頂点A1,B1,C1,D1までの寸法lと前記組付バラツキの最大許容寸法mとの和r1を半径とした円に形成されている。
しかしながら、図6に示した従来のステッピングモータでは、前記クリアランスからケース内に浮遊塵などの異物や結露による湿気が浸入し易いという問題があった。特に、ケース内に浸入した浮遊塵は上述したギアの回転を妨げステッピングモータの作動不良を起こす原因となっていた。
即ち、前記クリアランスは、上述したように端子1と貫通穴100(ケース)との組付バラツキの吸収のためには必要であるが、上述したようにケース内への異物浸入を防止するという観点では、不要なクリアランスは極力少ない方が好ましい。
上記問題の解決策として、図7に示すように、貫通穴101の平面形状を、端子1の断面形状と相似形状としたステッピングモータが特開2005−24501に開示されている。このようなステッピングモータでは、例えば、端子1の各辺a1,b1,c1,d1とこれらとそれぞれ相対する貫通穴101の内面a10,b10,c10,d10との間のクリアランスを端子1と貫通穴101(ケース)との組付バラツキの最大許容寸法mに設定することで、図6に示した平面形状が円形の貫通穴100を有するステッピングモータよりも不要なクリアランスを少なくすることが可能である。しかしながら、このようにした場合でも、同図に示すように、端子1の各頂点A1,B1,C1,D1と貫通穴101の各頂点A10,B10,C10,D10との間のクリアランスは√2×mとなるので不要なクリアランスが存在する。
従って、本発明は、端子と筐体の貫通穴との間の不要なクリアランスを極力少なくすることにより、前記貫通穴から前記筐体内に異物や湿気が浸入することを低減できる電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、筐体内に収容された電子部品の端子が前記筐体に設けられた貫通穴を通されて前記筐体外に露出された電子機器であって、前記端子が、断面形状が多角形の棒状に形成され、かつ、前記貫通穴の平面形状が、前記端子の断面形状の多角形の各辺を、当該多角形の中心に対して、外側に平行移動させた各線分と、前記各線分同士を繋ぐ接続線と、により構成された形状であり、前記接続線が、前記各線分を延長することで形成される多角形の内側に位置していることを特徴とする電子機器である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記接続線が、前記端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径として、前記端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円弧であることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記接続線が、前記端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径として、前記端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円周上に、少なくとも一部が配された直線であることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記各線分が、前記端子の断面形状の多角形の各辺を、前記多角形の中心に対して、前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法ぶん外側に平行移動させた線分であり、かつ、前記接続線が、前記最大許容寸法を半径として、前記端子の断面形状の各頂点を中心とした円弧であることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、貫通穴が、端子の断面形状の多角形の各辺を、当該多角形の中心に対して、外側に平行移動させた各線分により構成されているので、貫通穴を円形に形成した場合と比較して、端子と貫通穴との間の不要なクリアランスを少なくすることができる。また、これらの各線分を接続線で繋ぐことにより、貫通穴を端子の断面形状と相似形状の多角形に形成した場合と比較して、端子の各頂点と貫通穴との間の不要なクリアランスを少なくすることができる。したがって、貫通穴から筐体内に異物や湿気が浸入することを低減できる電子機器を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記各線分を、端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と端子と貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径としかつ端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円弧で繋ぐことにより、貫通穴を端子の断面形状と相似形状の多角形に形成した場合と比較して、端子の各頂点と貫通穴との間の不要なクリアランスを少なくすることができる。したがって、貫通穴から筐体内に異物や湿気が浸入することを低減できる電子機器を提供することができる。
また、前記貫通穴を成形するための金型ピンを、端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と端子と貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径とする丸ピンを用いて、該丸ピンの前記線分に相当する箇所を平らに研削することで安価に作成することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記各線分を、端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と端子と貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径としかつ端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円周上に、少なくとも一部が配された直線で繋ぐことにより、貫通穴を端子の断面形状と相似形状の多角形に形成した場合と比較して、端子の各頂点と貫通穴との間の不要なクリアランスを少なくすることができる。したがって、貫通穴から筐体内に異物や湿気が浸入することを低減できる電子機器を提供することができる。
また、前記貫通穴を成形するための金型ピンを、断面形状が、端子の断面形状と相似形状に形成された角ピンを用いて、該角ピンの前記接続線に相当する箇所を円弧状に研削することで安価に作成することができる。
請求項4に記載された発明によれば、貫通穴が、端子の断面形状の多角形の各辺を、当該多角形の中心に対して、端子と貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法ぶん外側に平行移動させた各線分により構成されているので、端子と貫通穴との間の不要なクリアランスをなくすことができる。また、これらの各線分を前記最大許容寸法を半径としかつ端子の断面形状の各頂点を中心とした円弧で繋ぐことにより、端子の各頂点と貫通穴との間の不要なクリアランスをなくすことができる。したがって、貫通穴から筐体内に異物や湿気が浸入することを低減できる電子機器を提供することができる。
また、前記貫通穴を成形するための金型ピンを、断面形状が、端子の断面形状と相似形状に形成された角ピンを用いて、該角ピンの前記接続線に相当する箇所を円弧状に研削することで安価に作成することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る電子機器を図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の「電子機器」は、車両用計器装置の文字板の前面に配置されるアナログ指針を駆動する内機としてのステッピングモータ2である。
上記ステッピングモータ2は、図1に示すように、筐体としてのケース3と、ケース3から突出しかつ前記指針などを取り付ける出力軸4と、ケース3内に回転自在に支持された磁石を有するロータ5と、ロータ5の回転力を出力軸4に伝達する複数のギア6a,6b,6c,6dと、ケース3内に固定されたステータ7、などを有している。
上記ケース3は、絶縁性の合成樹脂により形成され、互いに連結可能な上ケース3aと下ケース3bとを有している。ケース3は上ケース3aと下ケース3bとが互いに連結して扁平な箱状になる。ケース3は、上述した出力軸4、ロータ5、複数のギア6a,6b,6c,6d、ステータ7、などを収容する。また、図1中の8Aは、後述のコイル7aの端子9が通される貫通穴である。この貫通穴8Aについては後述する。
上記ステータ7は、フレーム7bと、電子部品としての複数のコイル7aと、を有している。フレーム7bは、コイル7aを取り付けた後にその端部が上ケース3aと下ケース3bとの間に挟まれることによりケース3に固定される。
上記コイル7aは、合成樹脂製のボビンと、該ボビンの外周に巻き付けられたリード線と、ボビンに支持されかつ角柱状に形成された一対の端子9と、を有している。この端子9は、一端部が下ケース3bに設けられた後述の貫通穴8Aを通されてケース3の外部に位置付けられ、前記文字板の裏側に配された回路基板10と接続される。
上記構成のステッピングモータ2は、端子9を通じて回路基板10から前記リード線に流された励磁信号によりコイル7aを励磁して磁束を発生させる。そしてこの磁束によりロータ5及び出力軸4を回転させて前記指針を回転させる。
続いて、上述した端子9及び貫通穴8Aの形状について、詳しく説明する。
上記端子9は、断面形状が、図2に示すように、4つの頂点A1,B1,C1,D1及び4つの辺a1,b1,c1,d1を有する正方形に形成されている。
上記貫通穴8Aは、下ケース3b側に設けられている。また、貫通穴8Aは、4つの線分a2,b2,c2,d2と、各線分a2,b2,c2,d2を繋ぐ4つの接続線A2,B2,C2,D2により構成されている。この線分a2,b2,c2,d2は、端子9の断面形状の多角形の各辺a1,b1,c1,d1を、当該多角形の中心Pに対して、外側に平行移動させた線分である。また、この接続線A2,B2,C2,D2は、端子9の断面形状の多角形の中心Pから任意の頂点A1,B1,C1,D1までの寸法lと端子9と貫通穴8Aとの組付バラツキの最大許容寸法mとの和r1を半径としかつ、端子9の断面形状の多角形の中心Pを中心とした円Sを構成する円弧である。
このような構成の端子9及び貫通穴8Aによれば、端子9の外表面と貫通穴8Aの内面との間に、端子9と貫通穴8A(下ケース3b)との組付バラツキを考慮したクリアランスが設定されているので、前記組付バラツキを吸収することができる。さらに、この貫通穴8Aは、端子9の断面形状の多角形の各辺a1,b1,c1,d1を、当該多角形の中心Pに対して、外側に平行移動させた各線分a2,b2,c2,d2により構成されているので、貫通穴8Aを円形に形成した場合と比較して、端子9と貫通穴8Aとの間の不要なクリアランスを少なくすることができる。また、各線分a2,b2,c2,d2を、端子9の断面形状の多角形の中心Pから任意の頂点A1,B1,C1,D1までの寸法lと端子9と貫通穴8Aとの組付バラツキの最大許容寸法mとの和r1を半径としかつ端子9の断面形状の多角形の中心Pを中心とした円弧状の接続線A2,B2,C2,D2で繋ぐことにより、貫通穴8Aを端子9の断面形状と相似形状の多角形に形成した場合と比較して、端子9の各頂点A1,B1,C1,D1と貫通穴8Aとの間の不要なクリアランスを少なくすることができる。したがって、貫通穴8Aからケース3内に異物や湿気が浸入することを低減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータ2を図3を参照して説明する。同図において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のステッピングモータ2は、図3に示す貫通穴8Bを有している。この貫通穴8Bは、下ケース3b側に設けられている。また、貫通穴8Bは、4つの線分a2,b2,c2,d2と、各線分a2,b2,c2,d2を繋ぐ4つの接続線A3,B3,C3,D3により構成されている。この接続線A3,B3,C3,D3は、上述した円Sの円周上に、両端部が配された直線である。この接続線A3,B3,C3,D3と端子9の各頂点A1,B1,C1,D1との間のクリアランスは、端子9と貫通穴8Bとの組付バラツキの最大許容寸法mよりもわずかに小さい寸法になるが、端子9と貫通穴8B(下ケース3b)との組付に影響しない程度の寸法である。
このような構成の端子9及び貫通穴8Bによれば、端子9の外表面と貫通穴8Bの内面との間に、端子9と貫通穴8B(下ケース3b)との組付バラツキを考慮したクリアランスが設定されているので、前記組付バラツキを吸収することができる。さらに、この貫通穴8Bは、端子9の断面形状の多角形の各辺a1,b1,c1,d1を、当該多角形の中心Pに対して、外側に平行移動させた各線分a2,b2,c2,d2により構成されているので、貫通穴8Bを円形に形成した場合と比較して、端子9と貫通穴8Bとの間の不要なクリアランスを少なくすることができる。また、各線分a2,b2,c2,d2を、端子9の断面形状の多角形の中心Pから任意の頂点A1,B1,C1,D1までの寸法lと端子9と貫通穴8Bとの組付バラツキの最大許容寸法mとの和r1を半径としかつ端子9の断面形状の多角形の中心Pを中心とした円Sの円周上に両端部が配された直線状の接続線A3,B3,C3,D3で繋ぐことにより、貫通穴8Bを端子9の断面形状と相似形状の多角形に形成した場合と比較して、端子9の各頂点A1,B1,C1,D1と貫通穴8Bとの間の不要なクリアランスを少なくすることができる。したがって、貫通穴8Bからケース3内に異物や湿気が浸入することを低減することができる。
次に、上述した第2の実施形態に係るステッピングモータ2の変形例を図4を参照して説明する。同図において、前述した第1,2の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のステッピングモータ2は、図4に示す貫通穴8B’を有している。この貫通穴8B’は、下ケース3b側に設けられている。また、貫通穴8B’は、4つの線分a2,b2,c2,d2と、各線分a2,b2,c2,d2を繋ぐ4つの接続線A3’,B3’,C3’,D3’により構成されている。この接続線A3’,B3’,C3’,D3’は、上述した円Sの円周上に、中央部の一点が外接した直線である。このように本発明では、接続線が、円Sの円周上に少なくとも一部が配された直線であれば良い。
次に、本発明の第3の実施形態に係るステッピングモータ2を図5を参照して説明する。同図において、前述した第1,2の実施形態及び第2の実施形態の変形例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のステッピングモータ2は、図5に示す貫通穴8Cを有している。この貫通穴8Cは、下ケース3b側に設けられている。また、貫通穴8Cは、4つの線分a2,b2,c2,d2と、各線分a2,b2,c2,d2を繋ぐ4つの接続線A4,B4,C4,D4により構成されている。この各線分a2,b2,c2,d2と端子9の断面形状の多角形の各辺a1,b1,c1,d1との間には、端子9と貫通穴8C(下ケース3b)との組付バラツキの最大許容寸法mのクリアランスが設定されている。
また、上記接続線A4,B4,C4,D4は、前記組付バラツキの最大許容寸法mを半径として、端子9の断面形状の各頂点A1,B1,C1,D1を中心とした円Tを構成する円弧である。
このような構成の端子9及び貫通穴8Cによれば、端子9の外表面と貫通穴8Cの内面との間に、端子9と貫通穴8C(下ケース3b)との組付バラツキを考慮したクリアランスが設定されているので、前記組付バラツキを吸収することができる。さらに、この貫通穴8Cは、端子9の断面形状の多角形の各辺a1,b1,c1,d1を、当該多角形の中心Pに対して、前記組付バラツキの最大許容寸法mぶん外側に平行移動させた各線分a2,b2,c2,d2により構成されているので、端子9と貫通穴8Cとの間の不要なクリアランスをなくすことができる。また、各線分a2,b2,c2,d2を、前記組付バラツキの最大許容寸法mを半径としかつ端子9の断面形状の各頂点A1,B1,C1,D1を中心とした円Tを構成する円弧状の接続線A4,B4,C4,D4で繋ぐことにより、端子9の各頂点A1,B1,C1,D1と貫通穴8Cとの間の不要なクリアランスをなくすことができる。したがって、貫通穴8Cからケース3内に異物や湿気が浸入することを低減することができる。
また、第1ないし第3の実施形態では、断面形状が正方形の端子9を例に挙げて説明したが、本発明では、断面形状が正方形以外の正多角形であっても良い。
また、第1ないし第3の実施形態では、電子機器としてステッピングモータ2をあげたが、本発明の電子機器はステッピングモータ2に限らず、貫通穴が設けられたケースと、このケース内に収容されるとともに貫通穴を通される端子を有する電子部品と、により構成される電子機器であれば如何なるものであっても良い。
なお、本明細書中に用いた上ケース3a及び下ケース3bの「上」及び「下」は、本明細書の説明を便宜的にするための表現であり、これらの実際の上下方向が逆になっていても構わない。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータを示す断面図である。 図1に示されたステッピングモータの端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータの端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータの変形例の端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るステッピングモータの端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。 従来のステッピングモータの端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。 従来の他のステッピングモータの端子と貫通穴との形状を説明するための説明図である。
符号の説明
2 ステッピングモータ(電子機器)
3 ケース(筐体)
7a コイル(電子部品)
8A,8B,8B’,8C 貫通穴
9 端子
1,B1,C1,D1 頂点
2,B2,C2,D2 接続線
3,B3,C3,D3 接続線
3’,B3’,C3’,D3’ 接続線
4,B4,C4,D4 接続線
1,b1,c1,d1
2,b2,c2,d2 線分
P 多角形の中心

Claims (4)

  1. 筐体内に収容された電子部品の端子が前記筐体に設けられた貫通穴を通されて前記筐体外に露出された電子機器であって、
    前記端子が、断面形状が多角形の棒状に形成され、かつ、
    前記貫通穴の平面形状が、
    前記端子の断面形状の多角形の各辺を、当該多角形の中心に対して、外側に平行移動させた各線分と、
    前記各線分同士を繋ぐ接続線と、
    により構成された形状であり、
    前記接続線が、前記各線分を延長することで形成される多角形の内側に位置している
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記接続線が、前記端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径として、前記端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円弧であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記接続線が、前記端子の断面形状の多角形の中心から任意の頂点までの寸法と前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法との和を半径として、前記端子の断面形状の多角形の中心を中心とした円周上に、少なくとも一部が配された直線であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記各線分が、前記端子の断面形状の多角形の各辺を、前記多角形の中心に対して、前記端子と前記貫通穴との組付バラツキの最大許容寸法ぶん外側に平行移動させた線分であり、かつ、
    前記接続線が、前記最大許容寸法を半径として、前記端子の断面形状の各頂点を中心とした円弧であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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