JP2001298864A - 電力貯蔵装置及び電力貯蔵式電力供給方法 - Google Patents

電力貯蔵装置及び電力貯蔵式電力供給方法

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JP2001298864A JP2000115819A JP2000115819A JP2001298864A JP 2001298864 A JP2001298864 A JP 2001298864A JP 2000115819 A JP2000115819 A JP 2000115819A JP 2000115819 A JP2000115819 A JP 2000115819A JP 2001298864 A JP2001298864 A JP 2001298864A
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Shiyuuji Sakashita
秀爾 阪下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力貯蔵式電力供給方法を用いて負荷平準
化を行う際に電力変換部における損失発生を低減する。 【解決手段】 電力貯蔵装置1は、電力を蓄える電力貯
蔵部2と、交流電力を直流電力に、また直流電力を交流
電力に変換する電力変換部3とからなり、系統連系用変
圧器4を介して電源系統8に接続されている。電力変換
部3は、電源系統8側にある交直電力変換部3aと電力
貯蔵部2側にある直流電力変換部3bとからなってお
り、交直電力変換部3aと直流電力変換部3bの間に昼
間にピーク負荷を形成する直流負荷5bを接続し、電力
貯蔵装置1と並列に電源系統8側に交流負荷5aを接続
している。夜間、電源系統8から電力貯蔵装置1に蓄え
た直流電力を、昼間のピーク時に電力変換部3の交直電
力変換部3aを介することなく、直流電力変換部3bが
電力貯蔵部2の出力を入力とする入力電圧を直流負荷5
bに適した出力電圧に調整して直流負荷5bに供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次電池などの電
力貯蔵部を備えた電力貯蔵装置と、それを用いて負荷に
電力を供給する電力貯蔵式電力供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に負荷平準化や電力ピークカット
を目的とした従来の電力貯蔵式電力供給システムの構成
図を示す。電力貯蔵装置1は、電力を蓄える二次電池な
どの電力貯蔵部2と、交流電力と直流電力を変換する電
力変換部3及び制御部6とからなり、系統連系用変圧器
4を介して電源系統8に接続されている。電力変換部3
は、種々の方式のものが用いられているが、電力貯蔵部
2として出力電圧が大きく低下したり、初期充電が必要
であったり、完全放電が必要な2次電池を用いる場合
は、交直電力変換部3aと直流電力変換部3bとからな
る方式が適用できる。さらに、電源系統8に電力貯蔵装
置1と並列に、交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )及
び直流負荷専用整流器10を有する直流負荷5b(5b
1,5b2,5b3 )とが接続されて電力貯蔵式電力供給シ
ステムが構成されている。スイッチS1〜S10は各々
回路を開閉するスイッチである。
【0003】この電力供給システムにおいては、例えば
電力負荷の小さい夜間に電力変換部3により、電源系統
8から系統連系用変圧器4を介して得られる交流電力を
直流電力に変換して電力貯蔵部2に電力を蓄えておき、
図14に示すように昼間の負荷のピーク時に電力貯蔵部
2に蓄えた電力を、電力変換部3により直流電力を交流
電力に変換し、系統連系用変圧器4を介して電源系統8
に放出して負荷5a(5a1,5a2,5a3 ),5b(5
b1,5b2,5b3 )に供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ステムでは電力貯蔵部2への充電時と負荷5a(5a1,
5a2,5a3 ),5b(5b1,5b2,5b3 )への放電
時の両方で、図14に示すように電力変換部3の交直電
力変換部3a,直流電力変換部3b及び連系用変圧器4
を電力が通過することから、これらの部分で損失が発生
し、その損失分だけ蓄えた電力が無駄になる。さらに直
流負荷専用整流器10でも損失が発生する。このような
損失増加は電力貯蔵装置を用いた負荷平準化やピークカ
ットの観点、また、近年、環境問題で重要視されてきた
省エネルギーの観点からも問題であり、できるだけ高効
率のシステムが望まれている。
【0005】本発明は、負荷平準化などを行う際に交直
電力変換部や直流電力変換部などにおける損失を低減し
た電力貯蔵装置を提供することを課題としている。
【0006】また、本発明は、2次電池などの電力貯蔵
部を備えた電力貯蔵装置を用いて負荷平準化などを行う
際に電力変換部や連系用変圧器などにおける損失を低減
した電力貯蔵式電力供給方法を提供することを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のような手
段によって上述した課題を解決している。
【0008】本発明の請求項1に記載の発明は、電源系
統から得られる交流電力を変換した直流電力を蓄える電
力貯蔵部と、電力貯蔵部への充電時に電源系統から得ら
れる交流電力を直流電力に変換し、電力貯蔵部に蓄えた
直流電力を電力貯蔵部からの放電時に交流電力に変換す
る交直電力変換部と充電時及び放電時に出力電圧を調整
して出力する直流電力変換部とからなる電力変換部とを
備えて負荷に電力を供給する電力貯蔵装置において、交
直電力変換部と直流電力変換部との間から負荷のうちの
直流負荷に電力を供給するための接続端子を設け、直流
電力変換部と電力貯蔵部との間にあり、直流電力変換部
側と直流負荷へのバイパス側とを切り換える切換スイッ
チと、交直電力変換部と直流電力変換部との間にあり、
直流電力変換部側と電力貯蔵部へのバイパス側とを切り
換える切換スイッチとの少なくとも一方を設けているこ
とを特徴としており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、交直電力変換部と直流電力変換部との間
から直流負荷に電力を供給するための接続端子を設け、
直流電力変換部と電力貯蔵部との間にあり、直流電力変
換部側と直流負荷へのバイパス側とを切り換える切換ス
イッチと、交直電力変換部と直流電力変換部との間にあ
り、直流電力変換部側と電力貯蔵部へのバイパス側とを
切り換える切換スイッチとの少なくとも一方を設けてい
るので、負荷に電力を供給する際の電力変換部の損失を
低減できるとともに負荷状況に応じて電力貯蔵部に蓄え
られた電力を有効に供給できる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、電源系
統から得られる交流電力を変換した直流電力を蓄える電
力貯蔵部と、電力貯蔵部への充電時に電源系統から得ら
れる交流電力を直流電力に変換し、電力貯蔵部に蓄えた
直流電力を電力貯蔵部からの放電時に交流電力に変換す
る交直電力変換部と充電時及び放電時に出力電圧を調整
して出力する直流電力変換部とからなる電力変換部とを
備えた電力貯蔵装置を用いて、負荷に電力を供給する電
力貯蔵式電力供給方法において、交直電力変換部と直流
電力変換部との間から負荷のうちの直流負荷に電力を供
給することを特徴としており、これにより次のような作
用を有する。すなわち、交直電力変換部と直流電力変換
部との間から直流負荷へ電力を供給することにより、交
直電力変換部及び系統連系用変圧器の損失を発生させな
い。また、直流負荷専用整流器も省略できる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、電源系
統から得られる交流電力を変換した直流電力を蓄える電
力貯蔵部と、電力貯蔵部への充電時に電源系統から得ら
れる交流電力を直流電力に変換し、電力貯蔵部に蓄えた
直流電力を電力貯蔵部からの放電時に交流電力に変換す
る交直電力変換部と充電時及び放電時に出力電圧を調整
して出力する直流電力変換部とからなる電力変換部とを
備えた電力貯蔵装置を用いて、負荷に電力を供給する電
力貯蔵式電力供給方法において、直流電力変換部と電力
貯蔵部との間に切換スイッチを設けておき、電力貯蔵部
の端子電圧が直流負荷を運転するのに適した予め設定さ
れた電圧範囲内のときは、電力貯蔵部に蓄えられた電力
を、切換スイッチにより直流電力変換部を介することな
く直接、直流負荷に供給し、電力貯蔵部の端子電圧が予
め設定された電圧範囲外のときは、電力貯蔵部に蓄えら
れた電力を、切換スイッチにより直流電力変換部を介し
て直流負荷に供給することを特徴としており、これによ
り次のような作用を有する。すなわち、電力貯蔵部の端
子電圧が直流負荷を運転するのに適した予め設定された
電圧範囲内のときは、電力貯蔵部に蓄えられた電力を直
流電力変換部を介することなく直接、直流負荷に供給す
るので、この時に直流電力変換部の損失を発生させるこ
とがない。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2または3に係る電力貯蔵式電力供給方法であって、電
力貯蔵部に蓄えられた電力を、直流電力変換部により電
力貯蔵部からの入力電圧を直流負荷に適した電圧に調整
することを特徴としており、これにより次のような作用
を有する。すなわち、直流電力変換部により直流負荷に
適した電圧に調整するので請求項2または3の作用に加
え、電力貯蔵部の出力電圧が低下しても直流負荷に電力
を供給できる。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
2ないし4に係る電力貯蔵式電力供給方法であって、電
力貯蔵部に蓄えられた電力が直流負荷に供給しても余裕
のあるときは、余裕分の電力を交直電力変換部を介して
負荷のうちの交流負荷に供給することを特徴としてお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、電
力貯蔵部に蓄えられた電力が直流負荷に供給しても余裕
のあるときは、直流負荷への電力供給に加えて交流負荷
にも電力供給できるので、請求項2ないし4の作用に加
えて、負荷の状況に応じて効率よく有効に電力貯蔵部か
ら負荷に電力供給できる。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
2または4に記載の電力貯蔵式電力供給方法であって、
交直電力変換部と直流電力変換部との間に切換スイッチ
を設けており、電力貯蔵部に蓄えられた電力が直流負荷
に供給しても余裕があり、且つ電力貯蔵部の端子電圧
が、交直電力変換部により交流負荷に適した電圧に変換
可能な予め設定された電圧値以上のときは、切換スイッ
チにより直流電力変換部を介することなく、余裕分の電
力を交直電力変換部を介して交流負荷に供給することを
特徴としており、これにより次のような作用を有する。
すなわち、電力貯蔵部に蓄えられた電力に余裕があり、
且つ電力貯蔵部の端子電圧が、交流負荷に適した電圧に
変換可能な予め設定された電圧値以上のときに、直流電
力変換部を介することなく、余裕分の電力を交流負荷に
供給できるので、請求項2または4の作用に加えて、こ
のときに直流電力変換部の損失を発生させることがな
い。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
2ないし4に係る電力貯蔵式電力供給方法であって、電
力貯蔵部に蓄えられた電力が直流負荷に供給するのに不
足するときは、不足分の電力を交直電力変換部を介して
直流負荷に供給することを特徴としており、これにより
次のような作用を有する。すなわち、電力貯蔵部に蓄え
られた電力が直流負荷に供給するのに不足するときは、
電力貯蔵部から供給される電力に加えて不足分の電力を
交直電力変換部を介して電源系統から直流負荷に供給す
るので、請求項2ないし4の作用に加えて、電力貯蔵部
に蓄えられた電力が少なくなってきたときでも直流負荷
に必要な電力を供給できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】第1の実施の形態 図1は、本発明の電力供給方法を実施するための電力貯
蔵式電力供給システムの第1の実施の形態を示す構成図
である。ここで電力貯蔵装置1は、電力を蓄える電力貯
蔵部2と、交流電力を直流電力に、また直流電力を交流
電力に変換する電力変換部3及び制御部6とからなり、
系統連系用変圧器4を介して電源系統8に接続されてい
る。電力変換部3は、電源系統8側にある交直電力変換
部3aと電力貯蔵部2側にある直流電力変換部3bとか
らなっており、交直電力変換部3aと直流電力変換部3
bとの間から直流電力を取り出すための接続端子Tを設
け、昼間にピーク負荷を形成する直流負荷5b(5b1,
5b2,5b3 )を接続端子Tに接続し、電力貯蔵装置1
と並列に電源系統8側に昼間の交流負荷5a(5a1,5
a2,5a3 )を接続している。なお、図に記載していな
い夜間にも使用する直流及び交流負荷がある場合、それ
らに対しては電源系統8から電力を供給する。
【0017】スイッチS2は電源系統8に接続され、ス
イッチS2は交直電力変換部3aと系統連系用変圧器4
との間に設けられる。スイッチS3は直流電力変換部3
bと電力貯蔵部2との間に設けられる。スイッチS4は
交直電力変換部3aと直流電力変換部3bとの接続点と
直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )との間に設けられ
る。スイッチS5〜S7は交流負荷5a(5a1,5a2,
5a3 )に接続され、スイッチS8〜S10は直流負荷
5b(5b1,5b2,5b3 )に接続されている。ここ
で、電源系統8は電力会社の電源系統として需要家構内
の外部に記載しているが、需要家の自家用分散電源によ
る系統であってもよい。系統連系用変圧器4は、電力貯
蔵装置1の出力電圧を接続される系統の電圧に合わせる
ためのもので、低圧側例えば200V系に接続される場
合は省略することも可能である。また、系統連系用変圧
器4は、電力変換部3と同一の箱体に収納されていても
よい。電力貯蔵部2は、鉛蓄電池、レドックスフロー電
池、ナトリウム硫黄電池、亜鉛臭素電池、リチウムイオ
ン電池などの2次電池または電気2重層コンデンサなど
であり、直流電力を蓄えるものである。電力変換部3の
交直電力変換部3aと直流電力変換部3bは、各々場合
に応じて電力貯蔵部2側または電源系統8側へ双方向に
電力を送り出す機能を有している。交直電力変換部3a
は電力貯蔵部2への充電時には系統側の交流電力を直流
電力に変換し、交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )側
への放電時には直流電力を交流電力に変換する機能を有
している。また、直流電力変換部3bはその入出力電圧
を任意に調整できる機能を有しており、充電時には電力
貯蔵部2の充電に適した電圧に調整し、放電時には直流
負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に適した電圧に調整す
ることが可能である。このような構成及び機能を有する
電力変換部3は、ゼロボルトからの充電及びゼロボルト
までの放電が可能で、特に放電時に電圧低下の大きい2
次電池や初期充電の必要な2次電池、完全放電の必要な
2次電池などに対して別途充電装置や完全放電装置を必
要としないので有効である。制御部6は、電力貯蔵装置
1の制御全般を行うもので、独立した箱体に納められて
いてもよいし、電力貯蔵部2または電力変換部3の箱体
に別々納められるかまたはどちらか一方の箱体に納めら
れていてもよい。
【0018】次に、本発明に係る第1の実施の形態の電
力貯蔵式電力供給方法の動作について、図2ないし図6
を用いて説明する。例えば電力負荷の小さい夜間に電力
貯蔵部2として2次電池に電力を蓄え、昼間の負荷のピ
ーク時に2次電池に蓄えた電力を負荷に供給し、負荷平
準化を行う例について示す。
【0019】<充電動作>図2に示すように、スイッチ
S2,S2,S3を閉じ、スイッチS4, S5〜S10を
開いておく。夜間、電力変換部3の交直電力変換部3a
により、電源系統8から得られる交流電力を直流電力に
変換し、直流電力変換部3bにより2次電池に適した充
電条件に電圧を調整して2次電池に電力を蓄える。
【0020】<第1の放電動作>図3に示すようにスイ
ッチS2を開いて、スイッチS3,S4,S8〜S10を
閉じる。昼間のピーク時に、2次電池に蓄えた直流電力
を電力変換部3の直流電力変換部3bを介して昼間のピ
ーク負荷を形成する直流負荷5b(5b1,5b2,5b3
)に供給する。直流電力変換部3bは2次電池の出力
を入力とする入力電圧を直流負荷5b(5b1,5b2,5
b3 )に適した出力電圧に調整する。また、スイッチS
2, S5〜S7を閉じて、交流負荷5a(5a1,5a2,
5a3 )へは電源系統8から電力を供給する。こうする
ことにより、交直電力変換部3aを介することなく直流
負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に電力を供給できるの
で、交直電力変換部3aでの損失を発生させずに高効率
で直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )の電力供給分だ
け負荷平準化できる。
【0021】<第2の放電動作>2次電池に蓄えられた
電力量が直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に必要な
電力量以上に余裕のある場合は、図4に示すように全て
のスイッチS2〜S10を閉じておき、2次電池から直
流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に電力を供給すると
ともに交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )にも交直電
力変換部3aを介して交流電力を供給することが可能で
ある。この場合、交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )
は電源系統8と電力貯蔵装置1とから電力を供給され
る。こうすることにより、直流負荷5b(5b1,5b2,
5b3 )に高効率に電力を供給するとともに交流負荷5
a(5a1,5a2,5a3 )にも余裕の電力を供給できて
電力貯蔵部2に蓄えられた電力を有効に利用できる。ま
た、何らかの理由で直流負荷5b(5b1,5b2,5b3
)を使用しない場合は、スイッチS4, S8〜S10
を開いて、交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )のみに
2次電池に蓄えた直流電力を交直電力変換部3aを介し
て交流電力に変換して供給することもできる。この場合
は、高効率化には寄与しないが、電力貯蔵部2に蓄えた
電力を有効に使用でき、電力貯蔵装置の運用が拡がり、
電力供給システムとしての信頼性も向上する。
【0022】<第3の放電動作>2次電池に蓄えられた
電力量が直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に必要な
電力量に対して不足する場合は、図5に示すように全て
のスイッチS2〜S10を閉じておき、2次電池から直
流電力変換部3aを介して直流負荷5b(5b1,5b2,
5b3 )に直流電力を供給するとともに、電源系統8か
ら交直電力変換部3aを介して交流電力を直流電力に変
換し、直流電力の不足分を直流負荷5b(5b1,5b2,
5b3 )に供給することもできる。また、2次電池が完
全放電したとき以外にも2次電池が故障したときや点検
時などのように、2次電池から直流負荷5b(5b1,5
b2,5b3 )に電力を供給できない場合は、電源系統8
から交直電力変換部3aを介して交流電力を直流電力に
変換し、必要な直流電力全てを直流負荷5b(5b1,5
b2,5b3 )に供給することも可能であり、こうするこ
とで電力供給システムとしての信頼性を高めることがで
きる。
【0023】<第4の放電動作>電源系統8が事故など
で停電した場合、それを検知し、図6に示すようにスイ
ッチS2を開いて、電源系統8と需要家構内系統とを完
全に切り離した状態で、また、予め定められた交流重要
負荷5a1’及び直流重要負荷5b1’以外の負荷を必要
に応じてスイッチS6,S7,S9,S10 により切り離
し、電力貯蔵装置1を自立運転し、交流重要負荷5a
1’及び直流重要負荷5b1’のみに2次電池に蓄えられ
た電力を供給することも可能であり、非常用電源として
も使用できる。
【0024】<第2の放電動作>ないし<第4の放電動
作>において、交直電力変換部3aは、直流負荷5b
(5b1,5b2,5b3 )を運転するのに適した電圧範囲
において動作可能なものである。
【0025】本実施の形態の電力貯蔵式電力供給システ
ムの動作の制御は制御部6において、前もって負荷状況
の調査などの結果をもとにプログラミングされることに
より計画的に行われてもよいし、リアルタイムで負荷状
況や2次電池の貯蔵電力量を把握して自動で行われても
よい。
【0026】本実施の形態では2次電池の放電時に従来
のように直流負荷に対し、電力変換部3の交直電力変換
部3a及び直流電力変換部3bを必ず通過するのではな
く、主として直流電力変換部3bのみを介して直流電力
を供給することで交直電力変換部3aを通過するときの
損失を発生させずに済む。このことから昼間の負荷ピー
クを形成する直流負荷に優先的に2次電池に蓄えている
電力を供給するように動作させることでより効率の高い
電力供給システムを構築できる。また、1台の電力変換
部3の交直電力変換部3aと直流電力変換部3bを負荷
状況や貯蔵電力量などに応じて適切に制御することによ
り、より効率的に2次電池に蓄えられた電力を有効に使
用し、かつ、電力供給の信頼性が高い電力供給システム
を構築できる。
【0027】第2の実施の形態 図7は、本発明の電力供給方法を実施するための電力貯
蔵式電力供給システムの第2の実施の形態を示す構成図
である。本実施の形態においては、交直電力変換部3a
と直流電力変換部3bとの間から直流負荷5bに電力を
供給するための接続端子Tを設け、電力貯蔵部2と電力
変換部3の直流電力変換部3bとの間に切換スイッチ7
aを設け、電力貯蔵部2から電力変換部3の直流電力変
換部3bを介することなく直流負荷5b(5b1,5b2,
5b3 )に電力を供給できるバイパス9aを設けた本発
明の電力貯蔵装置を用いている。ここで電力貯蔵部2の
充電完了後の端子電圧は直流負荷5b(5b1,5b2,5
b3 )を運転するのに適した電圧に設定されている。そ
の他については第1の実施の形態と同様である。
【0028】次に、本発明に係る第2の実施の形態の電
力貯蔵式電力供給方法の動作について、図7ないし図9
を用いて説明する。
【0029】<充電動作>亜鉛臭素電池など完全放電を
必要とする2次電池では端子電圧がゼロボルトの状態か
ら充電する必要があり、この状態のときに直流電力変換
部3bを介することなく充電すると過電流となり、交直
電力変換部3aや2次電池を破損する恐れがある。そこ
で充電初期においては、図7において、スイッチS2,
S2,S3を閉じ、スイッチS4,S5〜S10 を開い
ておく。2次電池への充電初期から2次電池の端子電圧
が過電流などで問題が発生しない予め設定された電圧値
になるまでの期間は、切換スイッチ7aを直流電力変換
部3b側に接続し、第1の実施の形態の電力貯蔵式電力
供給方法の動作と同様に直流電力変換部3bを介して2
次電池へ充電する。
【0030】次に充電が進み、2次電池の端子電圧が、
充電に適した予め設定された電圧値以上に上昇した後
は、図8に示すようにスイッチS4を閉じ、切換スイッ
チ7aをバイパス9a側に切り換えて、直流電力変換部
3bを介することなく2次電池を充電する。この方法に
よると、充電後半の期間で直流電力変換部3bを介する
ことなく、2次電池に電力を充電することができるので
直流電力変換部3bでの損失の発生を防止でき、より効
率的な充電が可能となる。
【0031】<放電動作>昼間のピーク時に直流負荷5
b(5b1,5b2,5b3 )に2次電池から電力を供給す
る第1の実施の形態で記載した<第1の放電動作>に対
応する例について説明する。2次電池の端子電圧が直流
負荷5b(5b1,5b2,5b3 )を運転するのに適した
電圧範囲のときは、図9に示すようにスイッチS2,S
4 を開いておき、切換スイッチ7aをバイパス9a側
にして直流電力変換部3bを介することなく直流負荷5
b(5b1,5b2,5b3 )に直流電力を供給する。放電
が進み、2次電池の端子電圧が次第に低下し、端子電圧
が直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )を運転するのに
適した電圧範囲を逸脱する前に、切換スイッチ7aを直
流電力変換部3b側に切り換え、スイッチS4を閉じ
て、直流電力変換部3bにより直流負荷5b(5b1,5
b2,5b3 )を運転するのに適した電圧範囲に調節して
直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に電力を供給す
る。
【0032】なお、直流負荷5b(5b1,5b2,5b3
)が無瞬断で電力供給しなければならない負荷を含む
場合は、2次電池の端子電圧が直流負荷5b(5b1,5
b2,5b3 )を運転するのに適した電圧範囲を逸脱する
前に、スイッチS4を閉じて、電力変換部3内の図示さ
れていない電解コンデンサを2次電池から充電した後に
切換スイッチ7aを直流電力変換部3b側に切り換える
ことにより、切り換えの期間は電解コンデンサに蓄えら
れた電力で直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に電力
を供給するなどの無瞬断で切り換える手段を設ける必要
がある。
【0033】本実施の形態においては、第1の実施の形
態で記載した<第2の放電動作>ないし<第4の放電動
作>に対応する放電動作も同様に行える。すなわち、図
9で説明した方法で直流負荷5b(5b1,5b2,5b3
)に電力を供給するとともに、2次電池に蓄えられた
電力量に余裕のあるときは,スイッチS2 を閉じて交直
電力変換部3aを介して交流負荷5a(5a1,5a2,5
a3 )に余裕分の電力を供給することもできるし、2次
電池に蓄えられた電力量が不足するときは、スイッチS
2を閉じて電源系統8から交直電力変換部3aを介して
直流負荷5b(5b1,5b2,5b3) に不足分の電力を
供給することもできるし、電源系統8が停電したとき
は、スイッチS2を開けて、電力貯蔵装置1を自立運転
動作させることも可能である。ここで、交直電力変換部
3aは、直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )を運転す
るのに適した電圧範囲において動作可能なものである。
【0034】この方法によると2次電池からの放電の初
期段階において直流電力変換部3bを介することなく直
流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に電力を供給するこ
とができるので直流電力変換部3bでの損失の発生を防
止でき、より効率的な電力供給が可能となる。
【0035】第3の実施の形態 図10は、本発明の電力供給方法を実施するための電力
貯蔵式電力供給システムの第3の実施の形態を示す構成
図である。本実施の形態においては、交直電力変換部3
aと直流電力変換部3bとの間から直流負荷5bに電力
を供給するための接続端子Tを設け、電力変換部3の交
直電力変換部3aと直流電力変換部3bとの間に切換ス
イッチ7bを設け、交直電力変換部3aから直流電力変
換部3bを介することなく電力貯蔵部2を充電するため
のバイパス9bを設けた本発明の電力貯蔵装置を用いて
いる。その他については第1の実施の形態と同様であ
る。
【0036】次に、本発明に係る第3の実施の形態の電
力貯蔵式電力供給方法の動作について、図10ないし図
12を用いて説明する。
【0037】<充電動作>2次電池への充電初期から2
次電池の端子電圧が、過電流などで問題が発生しない交
直電力変換部3aによる充電に適した予め設定された電
圧値になるまでの期間は、図10において、スイッチS
2,S2,S3を閉じ、スイッチS4, S5〜S10を開
いておき、切換スイッチ7bを直流電力変換部3b側に
接続し、第1の実施の形態の電力貯蔵式電力供給方法の
動作と同様に直流電力変換部3bを介して2次電池を充
電する。
【0038】充電が進み、2次電池の端子電圧が交直電
力変換部3aによる充電に適した予め設定された電圧値
以上に上昇した後は、図11に示すように切換スイッチ
7bをバイパス9b側に切り換えて、直流電力変換部3
bを介することなく2次電池を充電する。この方法によ
ると、充電後半の期間で直流電力変換部3bを介するこ
となく2次電池を充電することができるので直流電力変
換部3bでの損失の発生を防止できる。
【0039】<放電動作>昼間、負荷への放電時の動作
については、切換スイッチ7bを直流電力変換部3b側
にし、第1の実施の形態の電力貯蔵式電力供給方法の動
作と同様に実施する。さらに2次電池に蓄えられた電力
量が直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に必要な電力
量以上に余裕のある場合で且つ、2次電池の端子電圧が
交直電力変換部3aにより交流負荷5a(5a1,5a2,
5a3 )に適した電圧に変換可能な予め設定された電圧
値以上のときは、図12に示すように切換スイッチ7b
をバイパス9b側にして、2次電池から直流負荷5b
(5b1,5b2,5b3 )に直流電力変換部3bを介して
電力を供給するとともに、直流電力変換部3bを介する
ことなく、交直電力変換部3aにより交流電力に変換し
て交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )に交流電力を供
給する。放電が進んで2次電池の端子電圧が低下して、
交直電力変換部3aにより交流負荷5a(5a1,5a2,
5a3 )に適した電圧に変換可能な予め設定された電圧
値以下になる前に切換スイッチ7bを直流電力変換部3
b側に切り換えて、第1の実施の形態の<第2の放電動
作>説明と同様に、直流電力変換部3bにより電圧を調
整して直流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )に直流電力
を供給するとともに、交直電力変換部3aにより交流電
力に変換して交流負荷5a(5a1,5a2,5a3 )に交
流電力を供給する。ここで、交直電力変換部3aは、直
流負荷5b(5b1,5b2,5b3 )を運転するのに適し
た電圧範囲において動作可能なものである。
【0040】以上のように動作させることにより、放電
時において、2次電池の端子電圧が予め設定された電圧
値以上にあるときの直流電力変換部3bの損失を低減で
きる。また、第2の実施の形態と第3の実施の形態を組
み合わせた形態も可能であり、切換スイッチ7aと7b
を設けて第2の実施の形態と第3の実施の形態で記載し
た動作を行わせることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
【0042】請求項1によれば、電源系統から得られる
交流電力を変換した直流電力を蓄える電力貯蔵部と、電
力貯蔵部への充電時に電源系統から得られる交流電力を
直流電力に変換し、電力貯蔵部に蓄えた直流電力を電力
貯蔵部からの放電時に交流電力に変換する交直電力変換
部と充電時及び放電時に出力電圧を調整して出力する直
流電力変換部とからなる電力変換部とを備えて負荷に電
力を供給する電力貯蔵装置において、交直電力変換部と
直流電力変換部との間から直流負荷に電力を供給するた
めの接続端子を設け、直流電力変換部と電力貯蔵部との
間にあり、直流電力変換部側と直流負荷へのバイパス側
とを切り換える切換スイッチと、交直電力変換部と直流
電力変換部との間にあり、直流電力変換部側と電力貯蔵
部へのバイパス側とを切り換える切換スイッチとの少な
くとも一方を設けており、負荷に電力を供給する際の電
力変換部の損失を低減するとともに、負荷状況に応じて
電力貯蔵部に蓄えられた電力を有効に供給できるので、
電力貯蔵式電力供給システムの効率、利用率及び信頼性
が高まる。
【0043】請求項2によれば、電源系統から得られる
交流電力を変換した直流電力を蓄える電力貯蔵部と、電
力貯蔵部への充電時に電源系統から得られる交流電力を
直流電力に変換し、電力貯蔵部に蓄えた直流電力を電力
貯蔵部からの放電時に交流電力に変換する交直電力変換
部と充電時及び放電時に出力電圧を調整して出力する直
流電力変換部とからなる電力変換部とを備えた電力貯蔵
装置を用いて、負荷に電力を供給する電力貯蔵式電力供
給方法において、交直電力変換部と直流電力変換部との
間から昼間の直流負荷へ電力を供給することにより、交
直電力変換部及び系統連系用変圧器の損失を発生させな
いので、高効率な直流負荷への電力供給が可能となる。
また、電力貯蔵部の直流電力を供給することにより直流
負荷専用整流器を省略できるので、整流器での損失も防
止でき、かつコストダウンにもなる。
【0044】請求項3によれば、電力貯蔵部の端子電圧
が直流負荷を運転するのに適した予め設定された電圧範
囲内のときは、電力貯蔵部に蓄えられた電力を、直流電
力変換部を介することなく直接、直流負荷に供給するた
め、この時に直流電力変換部の損失を発生させないの
で、請求項2の効果に加えてさらに高効率な直流負荷へ
の電力供給が行える。
【0045】請求項4によれば、電力貯蔵部の出力電圧
が低下しても直流電力変換部により直流負荷に適した電
圧に調整するので、請求項2及び3の効果に加えて電力
貯蔵部に蓄えた電力を有効に使用でき、電力貯蔵部の必
要容量を低減できる。
【0046】請求項5によれば、電力貯蔵部に蓄えられ
た電力が直流負荷に供給しても余裕のあるときは、電力
変換部の交直電力変換部を介して交流負荷に余裕分の電
力を供給することができるので、請求項2ないし4の効
果に加えて電力貯蔵部に蓄えた電力を負荷の状況に応じ
てより有効に使用できる。
【0047】請求項6によれば、電力貯蔵部に蓄えられ
た電力に余裕があり、且つ電力貯蔵部の端子電圧が、交
流負荷に適した電圧に変換可能な予め設定された電圧値
以上のときに、直流電力変換部を介することなく、余裕
分の電力を交流負荷に供給できるため、このときに直流
電力変換部の損失を発生させないので、請求項2ないし
5の効果に加えてさらに高効率な負荷への電力供給が可
能となる。
【0048】請求項7によれば、電力貯蔵部に蓄えられ
た電力が直流負荷に供給するのに不足するときは、電力
貯蔵部から供給される電力に加えて不足分の電力を交直
電力変換部を介して電源系統から直流負荷に供給するた
め、電力貯蔵部に蓄えられた電力が少なくなってきたと
きでも直流負荷に必要な電力を供給できるので、請求項
2ないし4の効果に加えて、直流負荷に安定して電力を
供給することができ、電力供給の信頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力供給方法を実施するための電力貯
蔵式電力供給システムの第1の実施の形態を示す構成図
である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態の充電動作を説
明する図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態の第1の放電動
作を説明する図である。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態の第2の放電動
作を説明する図である。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態の第3の放電動
作を説明する図である。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の第4の放電動
作を説明する図である。
【図7】本発明の電力供給方法を実施するための電力貯
蔵式電力供給システムの第2の実施の形態を示す構成図
である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態の充電動作を説
明する図である。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態の放電動作を説
明する図である。
【図10】本発明の電力供給方法を実施するための電力
貯蔵式電力供給システムの第3の実施の形態を示す構成
図である。
【図11】本発明に係る第3の実施の形態の充電動作を
説明する図である。
【図12】本発明に係る第3の実施の形態の放電動作を
説明する図である。
【図13】従来の電力貯蔵式電力供給システムの構成図
である。
【図14】従来の電力供給方法の動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 電力貯蔵装置 2 電力貯蔵部 3 電力変換部 3a 交直電力変換部 3b 直流電力変換部 4 系統連系用変圧器 5a(5a1,5a2,5a3) 交流負荷 5a1' 交流重要負荷 5b(5b1,5b2,5b3) 直流負荷 5b1’直流重要負荷 6 制御部 7a,7b 切換スイッチ 8 電源系統 9a,9b バイパス 10 直流負荷専用整流器 T 接続端子 S2〜S10 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊岡 泰平 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 岩田 竜祐 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 阪下 秀爾 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 奥田 浩司 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 Fターム(参考) 5G066 HA30 HB09 JA01 JA07 JA20 JB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源系統から得られる交流電力を変換し
    た直流電力を蓄える電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部への
    充電時に前記電源系統から得られる交流電力を直流電力
    に変換し、前記電力貯蔵部に蓄えた直流電力を前記電力
    貯蔵部からの放電時に交流電力に変換する交直電力変換
    部と前記充電時及び放電時に出力電圧を調整して出力す
    る直流電力変換部とからなる電力変換部とを備えて負荷
    に電力を供給する電力貯蔵装置において、 前記交直電力変換部と前記直流電力変換部との間から前
    記負荷のうちの直流負荷に電力を供給するための接続端
    子を設け、 前記直流電力変換部と前記電力貯蔵部との間にあり、前
    記直流電力変換部側と前記直流負荷へのバイパス側とを
    切り換える切換スイッチと、前記交直電力変換部と前記
    直流電力変換部との間にあり、前記直流電力変換部側と
    前記電力貯蔵部へのバイパス側とを切り換える切換スイ
    ッチとの少なくとも一方を設けていることを特徴とする
    電力貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 電源系統から得られる交流電力を変換し
    た直流電力を蓄える電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部への
    充電時に前記電源系統から得られる交流電力を直流電力
    に変換し、前記電力貯蔵部に蓄えた直流電力を前記電力
    貯蔵部からの放電時に交流電力に変換する交直電力変換
    部と前記充電時及び放電時に出力電圧を調整して出力す
    る直流電力変換部とからなる電力変換部とを備えた電力
    貯蔵装置を用いて、負荷に電力を供給する電力貯蔵式電
    力供給方法において、 前記交直電力変換部と前記直流電力変換部との間から前
    記負荷のうちの直流負荷に電力を供給することを特徴と
    する電力貯蔵式電力供給方法。
  3. 【請求項3】 電源系統から得られる交流電力を変換し
    た直流電力を蓄える電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部への
    充電時に前記電源系統から得られる交流電力を直流電力
    に変換し、前記電力貯蔵部に蓄えた直流電力を前記電力
    貯蔵部からの放電時に交流電力に変換する交直電力変換
    部と前記充電時及び放電時に出力電圧を調整して出力す
    る直流電力変換部とからなる電力変換部とを備えた電力
    貯蔵装置を用いて、負荷に電力を供給する電力貯蔵式電
    力供給方法において、 前記直流電力変換部と前記電力貯蔵部との間に、切換ス
    イッチを設けておき、 前記電力貯蔵部の端子電圧が前記負荷のうちの直流負荷
    を運転するのに適した予め設定された電圧範囲内のとき
    は、前記電力貯蔵部に蓄えられた電力を、前記切換スイ
    ッチにより前記直流電力変換部を介することなく直接、
    前記直流負荷に供給し、 前記電力貯蔵部の端子電圧が前記予め設定された電圧範
    囲外のときは、前記電力貯蔵部に蓄えられた電力を、前
    記切換スイッチにより前記直流電力変換部を介して前記
    直流負荷に供給することを特徴とする電力貯蔵式電力供
    給方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の電力貯蔵式電
    力供給方法であって、 前記直流電力変換部により前記電力貯蔵部からの入力電
    圧を前記直流負荷に適した電圧に調整することを特徴と
    する電力貯蔵式電力供給方法。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4に記載の電力貯蔵式電
    力供給方法であって、 前記電力貯蔵部に蓄えられた電力が前記直流負荷に供給
    しても余裕のあるときは、余裕分の電力を前記交直電力
    変換部を介して前記負荷のうちの交流負荷に供給するこ
    とを特徴とする電力貯蔵式電力供給方法。
  6. 【請求項6】 請求項2または4に記載の電力貯蔵式電
    力供給方法であって、 前記交直電力変換部と前記直流電力変換部との間に切換
    スイッチを設けておき、 前記電力貯蔵部に蓄えられた電力が前記直流負荷に供給
    しても余裕があり、且つ前記電力貯蔵部の端子電圧が、
    前記交直電力変換部により前記負荷のうちの交流負荷に
    適した電圧に変換可能な予め設定された電圧値以上のと
    きは、前記切換スイッチにより、前記直流電力変換部を
    介することなく、余裕分の電力を前記交直電力変換部を
    介して前記交流負荷に供給することを特徴とする電力貯
    蔵式電力供給方法。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし4に記載の電力貯蔵式電
    力供給方法であって、 前記電力貯蔵部に蓄えられた電力が前記直流負荷に供給
    するのに不足するときは、不足分の電力を前記交直電力
    変換部を介して前記直流負荷に供給することを特徴とす
    る電力貯蔵式電力供給方法。
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