JP4423807B2 - 無停電電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池パネル,燃料電池等の外部直流電源を補助電源とし、商用電源と連立運転させ、接続された負荷機器へ電力を供給する無停電電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の常時インバータ給電方式の無停電電源装置では、商用電源の受電時は、常にコンバータ回路およびインバータ回路を介して接続された負荷機器へ電力を供給する。また、商用電源の停電時は、商用電源に代わり内蔵された二次電池を電源として接続された無停電電源装置に接続された負荷機器へ電力を供給する。
【0003】
したがって、商用電源の停電時は商用電源に代わり内蔵された二次電池を電源として接続された負荷機器に電力を供給するため、無停電電源装置のバックアップ時間はその二次電池の容量によって決められる。したがって、負荷と必要なバックアップ時間に応じて二次電池の容量が決定され、負荷が大きい場合やバックアップ時間が長時間にわたる場合には自ずと大容量の二次電池が必要となるという課題がある。
【0004】
また、商用電源の受電時には商用電源から入力された電力がコンバータとインバータを常時介した状態で負荷機器に供給されるため、無停電電源装置の内部での損出電力が発生するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記した従来の常時インバータ給電方式の無停電電源装置の欠点であるコンバータとインバータとで発生する損出を低減するとともに、必要とする二次電池の容量を低減し、商用電源使用量を低減した無停電電源装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために本発明の請求項1に記載の発明は、交流商用電源からの交流電力をコンバータを介して制御回路に入力し、外部直流電源からの直流電力を第1のDC/DCコンバータを介して制御回路に入力し、この制御回路からの出力をインバータを介して負荷機器に電力を供給するとともに、制御回路からの出力の一部を充電器を介して二次電池に入力し、この二次電池の出力を第2のDC/DCコンバータを介して制御回路に入力し、制御回路は交流商用電源受電時には外部直流電源単独もしくは直流電源および交流商用電源の双方からの出力から負荷機器へ電力を供給すると同時に充電器を介して二次電池を充電するように制御し、かつ商用電源受電時において負荷機器および充電器への供給電力の和をW2とし、第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合にはコンバータの出力電圧をV1、第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2とした時にV2>V1とし、W1<W2の場合にはV2=V1に制御し、交流商用電源の停電時には外部直流電源単独もしくは外部直流電源および二次電池の双方の出力を負荷機器へ供給するように制御する無停電電源装置を示すものである。
【0007】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の構成を備えた無停電電源装置において、商用電源停電時において負荷機器および充電器への供給電力の和をW2とし、第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合には第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2、第2のDC/DCコンバータの出力電圧をV3とした時にV2>V3とし、W1<W2の場合にはV2=V3に制御することを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項3に記載の発明は、交流商用電源からの交流電力をコンバータを介して制御回路に入力し、外部直流電源から直流電力を第1のDC/DCコンバータを介して制御回路に入力し、制御回路からの出力をインバータを介して負荷機器に電力を供給するとともに、制御回路からの出力の一部を充電器を介して二次電池に入力し、二次電池の出力を第2のDC/DCコンバータを介して制御回路に入力し、制御回路は交流商用電源受電時には外部直流電源単独もしくは外部直流電源および交流商用電源の双方からの出力から負荷機器へ電力を供給すると同時に充電器を介して二次電池を充電するように制御し、交流商用電源の停電時には外部直流電源単独もしくは外部直流電源および前記二次電池双方の出力を負荷機器へ供給するように制御し、かつ商用電源停電時において負荷機器および充電器への供給電力の和をW2とし、第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合には第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2、第2のDC/DCコンバータの出力電圧をV3とした時にV2>V3とし、W1<W2の場合にはV2=V3に制御することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による無停電電源装置の構成を図1に示す。
【0010】
図1に示したように商用電源1からの交流電力はコンバータ2で電圧V1の直流電力に変換され、制御回路3に入力される。この制御回路3にはこの商用電源1の他に外部直流電源4からの直流出力が第1のDC/DCコンバータ5を介して電圧をV2に変換して入力される。
【0011】
ここで外部直流電源4としては燃料電池,太陽光発電装置,風力発電装置等の商用電源1から独立した直流電源で構成される。
【0012】
制御回路3からの出力はインバータ6および充電器7へ入力される。インバータ6へ入力された直流電力は交流電力に変換されて負荷機器8へ供給される。充電器7には二次電池9が接続されてこの二次電池9を充電するとともに、二次電池9の出力は第2のDC/DCコンバータ10を介して直流電圧V3に変換して制御回路3に入力される。なおリレー11を操作してバイパス回路12を経由してコンバータ2で直流変換した電力を負荷機器8に供給することができる。
【0013】
次に図1に示した無停電電源装置の動作について説明する。
【0014】
▲1▼商用電源の受電時
負荷機器8と充電器7に供給される電力の和をW2とし、第1のDC/DCコンバータ5からの出力電力をW1とした時に、W1≧W2(もしくはW1>W2)の場合には、すなわち、外部直流電源4の出力で負荷機器8への供給電力を十分まかなうことができる場合には第1のDC/DCコンバータ5の出力電圧V2をコンバータ2の出力電圧V1よりも高く(V2>V1)制御する。
【0015】
このような場合、W2は全て外部直流電源4から供給されるため、商用電源は利用しなくてもよい。外部直流電源4の出力電力が低下したり、負荷機器8への供給電力が増加することによってW1<W2(もしくはW1≦W2)となった場合には、第1のDC/DCコンバータ5の出力電圧V2をコンバータ2の出力電圧V1と同じになるように制御し、コンバータ2からは不足電力であるW3、すなわちW2−W1を供給する。このように、外部直流電源4から供給される電力を最大限に利用するため、商用電源の使用電力を削減でき、運用にかかる費用を低減することができる。また、コンバータ2は常時動作しないので、従来の常時コンバータが動作する無停電電源装置に比較して電力損出を抑制することができる。なお、二次電池9を充電する電力負荷が負荷機器8よりも極めて低い場合には負荷機器8への供給電力のみをW2としても実質上は問題ない。
【0016】
▲2▼商用電源の停電時
W1≧W2(もしくはW1>W2)の場合には、第1のDC/DCコンバータ5の出力電圧V2を第2のDC/DCコンバータ10の出力電圧V3よりも高く(V2>V3)制御する。このような制御を行えば、二次電池の放電を行うことなく、外部直流電源4から負荷機器8へ電力が供給される。W1<W2であれば、第1のDC/DCコンバータ5の出力電圧V2を第2のDC/DCコンバータ10の出力電圧V3と同じになるように制御し、不足電力であるW3、すなわちW2−W1が二次電池9から第2のDC/DCコンバータ10を介して供給される。なお、このとき、充電器7は充電を停止してもよいものとする。
【0017】
このように、外部直流電源4から供給される電力を最大限に利用するため、内蔵された二次電池のみで供給していた従来の方法よりもバックアップ時間の延長が可能となる。また、従来と同じバックアップ時間の場合には、より容量の小さな二次電池を用いることができ、装置全体の価格を低減することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明による無停電電源装置によれば、商用電源の受電時においては商用電力の消費量を削減するとともに、コンバータでの損失電力量を低減することができる。さらに商用電源が停電した場合には二次電池の放電量を削減することにより、バックアップ時間を長く確保できるとともに、二次電池容量を従来のものよりも小さなものを選択することができるので、装置の価格を低減できるという効果をも得ることができることから、工業上、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による無停電電源装置のブロック図
【符号の説明】
1 商用電源
2 コンバータ
3 制御回路
4 外部直流電源
5 第1のDC/DCコンバータ
6 インバータ
7 充電器
8 負荷機器
9 二次電池
10 第2のDC/DCコンバータ
Claims (3)
- 交流商用電源からの交流電力をコンバータを介して制御回路に入力し、外部直流電源から直流電力を第1のDC/DCコンバータを介して前記制御回路に入力し、前記制御回路からの出力をインバータを介して負荷機器に電力を供給するとともに、前記制御回路からの出力の一部を充電器を介して二次電池に入力し、前記二次電池の出力を第2のDC/DCコンバータを介して前記制御回路に入力し、前記制御回路は前記交流商用電源受電時には前記外部直流電源単独もしくは前記外部直流電源および前記交流商用電源の双方からの出力から負荷機器へ電力を供給すると同時に前記充電器を介して前記二次電池を充電するように制御し、かつ前記商用電源受電時において前記負荷機器および前記充電器への供給電力の和をW2とし、前記第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合には前記コンバータの出力電圧をV1、前記第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2とした時にV2>V1とし、W1<W2の場合にはV2=V1に制御し、前記交流商用電源の停電時には前記外部直流電源単独もしくは外部直流電源および前記二次電池双方の出力を前記負荷機器へ供給するように制御することを特徴とする無停電電源装置。
- 前記商用電源停電時において前記負荷機器および前記充電器への供給電力の和をW2とし、前記第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合には前記第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2、前記第2のDC/DCコンバータの出力電圧をV3とした時にV2>V3とし、W1<W2の場合にはV2=V3に制御することを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
- 交流商用電源からの交流電力をコンバータを介して制御回路に入力し、外部直流電源から直流電力を第1のDC/DCコンバータを介して前記制御回路に入力し、前記制御回路からの出力をインバータを介して負荷機器に電力を供給するとともに、前記制御回路からの出力の一部を充電器を介して二次電池に入力し、前記二次電池の出力を第2のDC/DCコンバータを介して前記制御回路に入力し、前記制御回路は前記交流商用電源受電時には前記外部直流電源単独もしくは前記外部直流電源および前記交流商用電源の双方からの出力から負荷機器へ電力を供給すると同時に前記充電器を介して前記二次電池を充電するように制御し、前記交流商用電源の停電時には前記外部直流電源単独もしくは外部直流電源および前記二次電池双方の出力を前記負荷機器へ供給するように制御し、かつ前記商用電源停電時において前記負荷機器および前記充電器への供給電力の和をW2とし、前記第1のDC/DCコンバータの最大出力電力をW1とした時に、W1≧W2の場合には前記第1のDC/DCコンバータの出力電圧をV2、前記第2のDC/DCコンバータの出力電圧をV3とした時にV2>V3とし、W1<W2の場合にはV2=V3に制御することを特徴とする無停電電源装置。
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