JP2001298674A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
局周波数のプリセット設定が、自動で簡単・容易に行え
ると共に、周辺環境を考慮した最適なプリセットが行え
ること。 【解決手段】 受信機が位置している場所に関する情報
を取得する場所情報取得手段と、この場所情報取得手段
が取得した場所で特定される地上波放送エリア内の地上
波放送の選局情報を取得する選局情報取得手段と、この
選局情報取得手段が取得した選局情報に基づき、前記地
上波放送エリア内の地上波放送の各放送周波数を順次選
局する自動選局制御手段と、この自動選局制御手段が選
局した放送のうち、受信状態が所定品位以上のものを選
局対象として選別し、プリセットする選局対象判定・プ
リセット手段とを、具備する。
Description
する機能を有する受信機を含む放送受信装置(放送受信
システム)に係り、特に、地上波放送受信機が設置され
る場所に応じた選局周波数のプリセットが好適に行える
ようにした技術に関するものである。
は、地上波デジタル放送受信機が設置されている場所
(地域)に応じた受信周波数の設定、すなわち、選局周
波数のプリセットを行う必要がある。また、放送業者な
どが規定する地上波放送エリアが同一であっても、アン
テナの向きや周辺環境によって、選局周波数のプリセッ
トを異なるものに設定しなければならない場合も生じ
る。
けるプリセット操作は、ユーザが、地上波放送エリアに
関する情報と、その地上波放送エリア内で放送されてい
る地上波デジタル放送のサービス番号およびその放送周
波数の情報とを、何らかの手段で取得して、これに基づ
きマニュアル操作で行うことによってなされる。
ザによるマニュアル操作での選局周波数のプリセット設
定は、ユーザに煩雑な操作を強いることになり、ユーザ
にとって使い勝手が悪いという問題がある。また、同一
の地上波放送エリアであっても、最適なプリセット内容
は、地上波デジタル放送受信機が置かれた周りの環境如
何などに応じて異なるケースもあるので、ユーザが周辺
環境を考慮した最適プリセットを行うためには、より一
層手間と時間とが掛かるという問題もある。
動で地上波デジタル放送の周波数帯域の全域を掃引さ
せ、受信可能な周波数を自動的にプリセットさせること
も考えられるが、こうすると、隣接した地上波放送エリ
アの放送も拾ってしまって、同一放送内容の選局周波数
が複数設定されてしまうという問題を生じる。
れたもので、その目的とするところは、地上波放送受信
機が置かれた場所に応じた選局周波数のプリセット設定
が、簡単・容易に行えると共に、周辺環境を考慮した最
適な自動プリセット、あるいは、ユーザの好みに応じた
内容のプリセットを行うことを可能とすることにある。
また、本発明の目的とするところは、同一放送内容の異
なる選局周波数を重複してプリセット設定することがな
いようにすることにある。
ため、本発明による1つの発明では、少なくとも地上波
放送を受信する機能を有し、地上波放送の選局周波数を
プリセット可能な受信機を含む放送受信装置において、
前記受信機が位置している場所に関する情報を取得する
場所情報取得手段と、この場所情報取得手段が取得した
場所で特定される地上波放送エリア内の地上波放送の選
局情報を取得する選局情報取得手段と、この選局情報取
得手段が取得した選局情報に基づき、前記地上波放送エ
リア内の地上波放送の各放送周波数を順次選局する自動
選局制御手段と、この自動選局制御手段が選局した放送
のうち、受信状態が所定品位以上のものを選局対象とし
て選別し、プリセットする選局対象判定・プリセット手
段とを、具備する。
地上波放送エリアと隣接した地上波放送エリアにおける
地上波放送の選局情報も併せて取得し、前記選局対象判
定・プリセット手段は、受信状態が所定品位以上のもの
を選局対象として選別した後、この選局対象の中に同一
内容の放送が含まれている場合は、受信状態のよい放送
のみを択一選択して、選局対象としてプリセットするよ
うに、構成される。
する。まず、本発明の概要を図1〜図4を用いて説明す
る。
上波放送エリア毎に応じた選局周波数のプリセットを必
要とする受信機において、自動でプリセットを行うため
には、(1)受信機の位置している場所を知り、その場
所に対応する地上波放送エリアを特定する、(2)次
に、特定した地上波放送エリアにおいて放送されている
放送サービス番号とその周波数に関する情報(つまり、
選局情報)を入手する、(3)取得した選局情報を用い
て各放送周波数にチューニングし、各放送の受信状態を
評価して、受信状態が所定品位以上の放送の周波数を、
例えば受信機のもつチャンネル番号と対応付けてプリセ
ットする、の手順が必要である。
法としては、PHS(personal handy−phone system)
を用いる、GPS(global positioning system)を用
いる、電話回線を用いるなどが考えられる。
放送受信機とPHS端末とを接続する、もしくは地上波
デジタル放送受信機にPHS端末を内蔵させ、PHSサ
ービスで実現可能な位置検出機能を利用することによっ
て、最大数百メートルの誤差で位置を知ることが可能と
なる。
デジタル放送受信機とGPS受信装置とを接続する、も
しくは地上波デジタル放送受信機にGPS受信装置を内
蔵させ、GPSの位置検出機能を用いることによって、
位置を知ることが可能となる。現時点での誤差は、DG
PSで数十メートルである。
デジタル放送受信機をモデムを介して電話回線と接続す
る、もしくは地上波デジタル放送受信機にモデムを内蔵
させて電話回線と接続することで、モデムの属する電話
回線(電話回線端末)の電話番号情報を取得し、この電
話番号情報から、例えばカーナビゲーションシステムで
実用化されているような電話番号→位置検索機能のある
アプリケーションソフトを用いて(このようなアプリケ
ーションソフトは地上波デジタル放送受信機に接続され
たパソコンなどで稼動させる)、あるいは、地上波デジ
タル放送受信機を直接またはパソコン等を介して間接的
にインターネットに接続し、電話番号→位置検索提供サ
ービスを利用することによって、位置情報を取得する。
なおまた、郵便番号を取得している場合には、同様の回
線接続手法により、郵便番号→位置検索提供サービスを
利用することによって、位置情報を取得することも可能
である。
受信機の存在する位置の情報、例えば緯度、経度情報を
受信機が入手すると、地上波デジタル放送受信機はその
内部メモリにあらかじめ格納されてる各地上波放送エリ
ア(各地上波デジタル放送のエリア)と緯度、経度情報
との対応テーブルを参照して、あるいは、地上波デジタ
ル放送受信機を直接または間接的にインターネットに接
続して、各地上波放送エリアと緯度、経度情報との対応
関係提供サービスを利用することによって、地上波デジ
タル放送受信機は、自機が位置している地上波放送エリ
アとこれに隣接する地上波放送エリアに関する情報を認
知する。
している地上波放送エリアとこれに隣接する地上波放送
エリアに関する情報を取得すると、次に、これらの地上
波放送エリアで放送されている地上波デジタル放送の各
サービス番号とそれに対応する放送周波数に関する情報
とを、すなわち選局情報を取得する。
る放送周波数に関する情報(選局情報)を取得する手法
としては、衛星放送を受信してそれから選局情報を得
る、あるいは、インターネットを利用して選局情報を得
るという手法などが考えられる。
放送受信機が位置している地上波放送エリアとこれに隣
接する地上波放送エリアにおける選局情報を得るには、
地上波デジタル放送受信機を衛星放送受信機と接続す
る、あるいは、地上波デジタル放送受信機に衛星放送受
信機を内蔵させる必要がある。BSなどの衛星放送は日
本全域をカバーしているので、その放送波の中に地域別
(地上波放送エリア別)の選局情報を持たせることで
(このようなサービスが将来実現されることを想定して
いる)、日本全域の衛星放送受信機に地上波放送エリア
別の選局情報を提供することができる。
たは間接的にインターネットに接続し、地域別(地上波
放送エリア別)の選局情報提供サービスを利用すること
によって、所望する地上波放送エリアの選局情報を取得
することができる。
中の設置場所2に設置されているとすると、地上波デジ
タル放送受信機は、先に述べたような手法で、自身が地
上波放送エリア3(1点鎖線で囲まれた矩形の領域)内
に存在しているという情報を取得する。
波放送エリア3とそれに隣接する地上波放送エリア4〜
6(1点鎖線で囲まれた矩形の領域)の選局情報を、先
に述べたような手法で取得する。選局情報を衛星放送を
利用して得る場合には、衛星放送用送信衛星1からの放
送波は日本全域をカバーしているので、地上波放送エリ
ア3内に位置する地上波デジタル放送受信機は、衛星放
送受信機を介して、地上波放送エリア3とそれに隣接す
る地上波放送エリア4〜6の選局情報を取得することが
できる。
情報は、図3に示すような形で、地上波デジタル放送受
信機に与えられる。すなわち、地上波放送エリアを表す
地域番号15と、地域番号毎の地上波放送エリアで放送
されている放送のサービス番号16と、サービス番号に
対応する放送周波数17とが、地上波デジタル放送受信
機に与えられる。
ジタル放送受信機は、まず、自身が位置する地上波放送
エリアの放送周波数に順次チューニングを行う。ここで
は、地上波デジタル放送受信機は図1中の設置場所2に
位置し、設置場所2は地上波放送エリア3に属している
ので、地上波放送エリア3における選局情報だけを用い
てチューニングを行う。図3の例に従えば、地上波放送
エリア3の放送周波数は、サービス番号110の周波数
「1115」、サービス番号120の周波数「114
5」、サービス番号130の周波数「1175」となっ
ているので、地上波デジタル放送受信機は、この3つの
周波数のみチューニングすればよいことになる。したが
って、地上波デジタル放送の全帯域を掃引する場合に比
して、チューニング時間を短縮することができる。そし
て、3つの周波数合わせを行った地上波デジタル放送受
信機は、各放送の受信状態を評価し、受信状態が所定品
位以上のものを今後の選局対象としてプリセットする、
もしくは、各放送のサービス番号と受信状態の評価結果
とを表示画面上に提示し、ユーザにプリセット対象とす
る放送の選択を促す。
機が設置された場所が属する地上波放送エリアの放送の
チューニングのみでも、良好な受信品質を保証できる選
局周波数のプリセットを簡単・容易に行えるので、場合
によっては、プリセットに先立つチューニングは、地上
波デジタル放送受信機が設置された場所が属する地上波
放送エリアの放送にとどめてもよい。
が設置された場所の如何によっては、隣接する地上波放
送エリアの放送の方が、良い状態で受信できるケースも
多々あり得るため、隣接する地上波放送エリアにおける
選局情報を用いて、隣接する地上波放送エリアの放送周
波数のチューニングを、地上波デジタル放送受信機は同
様に行う。この場合も、チューニングすべき周波数があ
らかじめ判明しているので、地上波デジタル放送の全帯
域を掃引する場合に比して、チューニング時間を短縮す
ることができる。隣接する地上波放送エリアの各放送周
波数へのチューニングを行った地上波デジタル放送受信
機は、各放送の受信状態を評価し、受信状態が所定品位
以上のものを今後の選局対象としてプリセットする(た
だし、同一内容の放送を行っている異なる周波数を重複
してプリセットすることは、後述するようにして回避す
る)、もしくは、各サービス番号と受信状態の評価結果
とを表示画面上に提示し、ユーザにプリセット対象とす
る放送の選択を促す。
ジタル放送受信機は、設置場所2が地上波放送エリア3
に属しているため、地上波放送用送信塔8からの放送波
(実線で囲まれた楕円)を受信することになっている
が、図1に示すように、地上波放送エリア4内の地上波
放送用送信塔9からの放送波を受信することが可能であ
る。また、図2に示すように、障害物13が存在ため
に、地上波デジタル放送受信機は地上波放送エリア3内
にあるにもかかわらず(放送エリア境界線14よりも地
上波放送用送信塔8側にあるにもかかわらず)、隣接す
る地上放送エリア4の地上波放送用送信塔9からの放送
波の方が良好に受信できる場合も考えられる。このよう
に、隣接する地上波放送エリアの放送も受信できる場合
や、隣接する地上波放送エリアの放送波の方が良好に受
信できる場合があるため、隣接する地上波放送エリアの
選局情報も入手して、周波数合わせを行って受信状態を
評価し、受信状態が所定品位以上のものを今後の選局対
象としてプリセットする、もしくは、各地上波放送エリ
アの地域番号とサービス番号と受信状態の評価結果とを
表示画面上に提示し、ユーザにプリセット対象とする放
送の選択を促す。かようにすることによって、選局対象
チャンネル数の多い、ユーザにとって利便性のよいプリ
セットを行うことができる。
上波デジタル放送受信機は、各地上波放送エリア3〜7
の選局情報を入手してチューニングを行い、自動でプリ
セットを行う場合は、各放送の受信状態のチェックを行
った結果に基づき、エラービットレートが所定値以上の
ものは受信不適と判断してプリセットは行わず、所定の
受信品質が保証される放送のみを選択して周波数設定を
行うので、地上波デジタル放送受信機が所定の受信品質
で受信可能な全放送サービスを、地上波デジタル放送の
全周波数帯域を掃引したときと同様に、自動的にプリセ
ットすることが可能となる。すなわち、例えば図3に示
したように、隣接する地上波放送エリア4の地上波放送
用送信塔9からの放送波には、地上放送エリア3の地上
波放送用送信塔8からの放送波にはないサービス番号1
40の放送が含まれており、このサービス番号140の
放送をプリセットすることが可能となる。
一内容の放送を行っている放送を重複してプリセットす
ることを回避するため、地上波デジタル放送受信機は、
同一内容の放送が含まれている場合は、それぞれの放送
周波数へチューニングして受信した際の受信状態の評価
結果を対比して、受信状態の最もよい放送を択一選択し
て、その周波数をプリセットする。このような手法をと
らない場合には、図3の地上波放送エリア3、4のサー
ビス番号から分かるように、地上波放送エリア3、4の
総てのサービス番号の周波数を総てプリセットすること
になって、サービス番号110、120、130はそれ
ぞれ2つの周波数でプリセットされてしまう。これを防
ぐために、サービス番号が同じ放送(同一内容の放送)
に関しては、エラービットレートが低い方の放送を自動
的に選択し、他は捨てるようにすることで、同一放送サ
ービスの多重登録を防ぐことができる。
ための他の手法として、エラービットレートが所定値未
満の放送を、一旦、仮プリセット設定し、図4に示すよ
うに、表示画面上に同一内容の放送の受信画像18、1
9を対比して表示させ、ユーザがリモコン操作などで択
一選択したものを、プリセット設定として残し、他はプ
リセットを消去するようにしてもよい。
が自動プリセットを行う例を示したが、各地上波放送エ
リアの地域番号とサービス番号と周波数と受信状態の評
価結果とを表示画面上に提示し、かつ、同一のサービス
番号の放送が複数ある場合は、その旨も表示画面上に提
示し、ユーザにプリセット対象とする放送の選択を促し
て、ユーザが選択した放送のみをプリセットするように
してもよい。このようにすると、ユーザの好みに応じた
放送のみをプリセットすることができ、ユーザにとって
使いやすい設定を行うことが可能となる。また、多少受
信品位が劣るものであっても、ユーザが受信品位を許容
することで、自動プリセットでは排除された放送をプリ
セットすることが可能となる。地上波デジタル放送で
は、番組配信情報が放送波で提供されると考えられるの
で、番組配信情報をプリセット対象の選択操作時に併せ
て表示させることで、ユーザは好みのジャンルの内容を
提供する放送を選択して、プリセットすることが可能と
なる。
も、判定した各放送の受信状態の判定結果を、プリセッ
ト設定中または終了後に表示画面上に表示するように
し、この表示画面と対話式に、ユーザが自動プリセット
されたものを消去、あるいは、自動プリセットされなか
ったものでも、ユーザが受信品位の悪さを許容すること
で、プリセット対象として追加することが可能となる。
ル放送受信機が位置している場所に関する情報を取得す
る場所情報取得手段として用いるツールや、地上波放送
エリア内の地上波デジタル放送の選局情報を取得する選
局情報取得手段としてのツールに、手持ちのツールを適
宜選択して用いることが可能となり、手持ちのツールを
有効利用して選局周波数のプリセットに先立つチューニ
ングを行うことが可能となり、しかも、自動でプリセッ
ト、または、ユーザの好みに応じた設定でプリセット行
うことが可能となる。また、隣接する地上波放送エリア
における選局情報も併せて取得して、チューニングを行
ってプリセットを行うので、地上波デジタル放送受信機
が所定の受信品質で受信可能な全放送サービスを、地上
波デジタル放送の全周波数帯域を掃引したときと同様
に、自動的にプリセットすることが可能となり、かつ、
同一内容の放送を行っている複数の周波数を重複してプ
リセットすることが回避できる。あるいは、隣接する地
上波放送エリアにおける選局情報も併せて取得してチュ
ーニングを行い、地上波放送エリアの地域番号とサービ
ス番号と周波数と受信状態の評価結果とを表示画面上に
提示して、ユーザがプリセット対象を選択することもで
きるので、ユーザの好みに応じた放送のみをプリセット
することが可能となる。
1に係る放送受信装置(放送受信システム)の構成を示
すブロック図であり、本実施形態は、地上波デジタル放
送受信機とBSデジタル放送受信機とが一体化されたシ
ステム例である。
受信アンテナ、32は地上波デジタル放送用受信アンテ
ナ、33はモデム端子、34はBSデジタル放送用の選
局部、35は地上波デジタル放送用の選局部、36は受
信制御部、37は自動制御部、38はモデム、39は8
PSK(8 phase shift keying)信号の復調部、40は
OFDM(orthogonal frequency division multiple
x)方式変調信号の復調部、41はデマルチプレックス
処理部、42はデコーダ、オンスクリーン回路、44は
情報取得手段、45は選局候補情報格納手段、46は出
力端子、47はリモコン、48はサービス判定手段であ
る。
信された信号から、所望周波数の放送の信号が、受信制
御部36の制御下にある選局部34でセレクトされ、こ
の選局部34の出力信号が復調部39で復調され、トラ
ンスポート(TS)信号が出力される。復調されたTS
信号は、デマルチプレックス処理部41においてデマル
チプレックス処理されて、映像信号、音声信号、データ
信号、SI・PSI信号に分離され、映像信号および音
声信号はデコーダ42によってデコードされ、映像信号
はオンスクリーン回路43を通して出力端子46から出
力される。
受信された信号から、所望周波数の放送の信号が、受信
制御部36の制御下にある選局部35でセレクトされ、
この選局部35の出力信号が復調部40で復調され、ト
ランスポート(TS)信号が出力される。復調されたT
S信号は、デマルチプレックス処理部41においてデマ
ルチプレックス処理されて、映像信号、音声信号、デー
タ信号、SI・PSI信号に分離され、映像信号および
音声信号はデコーダ42によってデコードされ、映像信
号はオンスクリーン回路43を通して出力端子46から
出力される。
以下の通り行われる。本実施形態では、まず、地上波デ
ジタル放送受信機が双方向通信のために具備しているモ
デム38を利用して、モデム38の属する電話回線(電
話回線端末)の電話番号情報を取得し、この電話番号情
報から、例えばインターネットを利用して、電話番号→
位置検索提供サービスによって、位置情報を情報取得手
段44が取得する。さらに、取得した位置の情報、例え
ば緯度、経度情報から、図示せぬ内部メモリにあらかじ
め格納されてる各地上波放送エリア(各地上波デジタル
放送のエリア)と緯度、経度情報との対応テーブルを参
照して、情報取得手段44は、自機が位置している地上
波放送エリアとこれに隣接する地上波放送エリアに関す
る情報(地域番号の情報)を取得して、これを格納す
る。なお、インターネットを利用して、各地上波放送エ
リアと緯度、経度情報との対応関係提供サービスによっ
て、自機が位置している地上波放送エリアとこれに隣接
する地上波放送エリアに関する情報を取得するようにし
てもよい。
本全国の総ての地上波放送エリア(地上波デジタル放送
エリア)毎の選局情報(地上波放送エリア番号(地域番
号)、各放送のサービス番号とその周波数)を情報テー
ブルの形で提供していることを前提としており、復調部
39により復調されたTS信号から、情報取得手段44
は、自機が位置している地上波放送エリアとこれに隣接
する地上波放送エリアにおける選局情報を抽出して、こ
れを選局候補情報格納手段45に送出して保持させる。
また、情報取得手段44は、同様の選局情報をサービス
判定手段48にも出力して、これを保持させ、このデー
タの送出によって同一のサービス番号がある場合には、
サービス判定手段48はこの旨を認知する。
選局候補情報格納手段45に格納された選局情報に基づ
き、各放送の周波数情報を受信制御部36に与えて、こ
れにより受信制御部36は選局部35を制御して、指定
された放送の選局(チューニング)を行う。かような制
御動作を繰り返して、選局候補情報格納手段45に格納
された選局情報の各放送を順次受信するように試みる。
率や受信CNRによって、情報取得手段44が判定し、
判定結果はサービス判定手段48に送られる。サービス
判定手段48は、あらかじめ与えられている受信品位基
準値と、放送の受信状態の判定結果とを対比し、受信品
位基準値以上の放送であり、かつ、同一のサービス番号
の他の放送が存在しない場合は、この放送をプリセット
対象として選択する。また、サービス判定手段48は、
受信品位基準値以上の放送ではあるが、同一のサービス
番号の他の放送が受信品位基準値以上の放送として存在
する場合には、同一のサービス番号の各放送の判定結果
を比較して、受信品位が最も良好なものを択一選択し
て、この放送をプリセット対象として選択する。
ト対象として選択した放送の周波数は、地上波デジタル
放送受信機のチャンネル番号などと対応付けられて、受
信制御部36のプリセット用メモリに格納・設定され
る。
セット設定中に、プリセットされた放送の内容を、オン
スクリーン回路46を用いて図示せぬ表示画面上に表示
させる。これにより、ユーザはどの放送サービスが利用
可能かを確認できる。
ーを示している。システムがユーザの指示により自動プ
リセットモードに入ると、まず、ステップS1で自機の
位置情報を取得し、ステップS2において、自機が含ま
れる地上波放送エリアおよび隣接する地上波放送エリア
の情報を取得する。次に、ステップS3において、自機
が含まれる地上波放送エリアおよび隣接する地上波放送
エリアにおける選局情報を取得し、ステップS4に進
む。
局情報に基づき、放送周波数に自動チューニングし、ス
テップS5へ進む。ステップS5では、チューニングし
た放送の受信状態を判定し、受信状態が所定品位以上の
場合はステップS6へ進み、そうでない場合はステップ
S9へ進む。ステップS6では、同一のサービス番号の
他の放送があるか否かが問われ、ある場合はステップS
10へ進み、ない場合はステップS7へ進んで当該放送
の周波数をプリセットした後、ステップS8へ進む。ス
テップS8では、全チューニング対象の放送の選局が完
了したか否かが問われ、全部終了である場合はステップ
S12へ進み、そうでない場合はステップS4へ戻る。
ット対象から除外して、ステップS8へ進む。また、ス
テップS10では、他の同一サービス番号の放送が全部
チューニング済みであるか否かが問われ、全部済みであ
る場合はステップS11へ進み、そうでない場合はステ
ップS8へ進む。ステップS11では、同一のサービス
番号の放送の中で最も受信品位の良好なものを択一選択
して、ステップS7へ進む。
送の情報を表示画面上に表示させ、然る後、自動プリセ
ットモードを終了する。
示画面上に、同一サービス番号の放送の受信結果画像を
対比して表示させ、これに基づき、ユーザがリモコン操
作などで択一選択する処理としても構わない。
いが、図5の構成から、BSデジタル放送の受信機能を
省き、地上波デジタル放送受信機にGPS受信装置を接
続したシステム構成となっている。
のは、地上波デジタル放送受信機が自機の位置情報を得
るのに、GPS受信装置を利用するようにした点と、位
置情報から特定した地上波放送エリアの選局情報の取得
に、インターネットを利用するようにした点で、他の構
成や、自動プリセットのための処理動作は、実施形態1
と同様である。
いが、図5の構成から、BSデジタル放送の受信機能を
省き、地上波デジタル放送受信機にPHS端末を接続し
たシステム構成となっている。
のは、地上波デジタル放送受信機が自機の位置情報を得
るのに、PHS端末を利用するようにした点と、位置情
報から特定した地上波放送エリアの選局情報の取得に、
インターネットを利用するようにした点で、他の構成
や、自動プリセットのための処理動作は、実施形態1と
同様である。
は、図5に示した実施形態1と同様のものであり、地上
波デジタル放送受信機とBSデジタル放送受信機とが一
体化されたシステムとなっている。
異なるのは、ユーザにプリセット対象を選択させるよう
にした点にある。
ーを示している。システムがユーザの指示によりプリセ
ット設定モードに入ると、ステップS21〜ステップS
24の処理が実行される。このステップS21〜S24
の処理は、図6のステップS1〜S4の処理と同様であ
るので、その説明は割愛する。
においては、受信状態の品位判定と、地上波デジタル放
送に含まれている番組配信情報の取得と、チューニング
した当該放送と同一のサービス番号の放送の有無とが判
定され、ステップS26に進む。ステップS26では、
チューニングした当該放送の選局情報、すなわち、地上
波放送エリアの地域番号およびサービス番号および周波
数と、当該放送の番組配信情報(番組内容情報など)
と、当該放送と同一のサービス番号があるか否かを示す
情報とを、表示画面上に表示して、ステップS27へ進
む。ステップS27では、当該放送をプリセット対象と
してユーザが選択したか否かが問われ、選択された場合
はステップS28へ進み、そうでない場合はステップS
29へ進む。ステップS28では、当該放送の周波数を
プリセットした後、ステップS30へ進む。ステップS
30では、全チューニング対象の放送の選局が完了した
か否かが問われ、全部終了である場合はステップS31
へ進み、そうでない場合はステップS24へ戻る。ま
た、ステップS29では、当該放送をプリセット対象か
ら除外して、ステップS30へ進む。
の情報を表示画面上に表示させ、然る後、プリセット設
定モードを終了する。
送受信機が置かれた場所に応じた選局周波数のプリセッ
ト設定が、自動で簡単・容易に行えると共に、周辺環境
を考慮した最適受信態勢となるプリセット設定を行うこ
とができる。また、同一放送内容の異なる選局周波数を
重複してプリセット設定することを防止できる。
が置かれた場所に応じた選局周波数のプリセット設定
が、簡単・容易に行えると共に、ユーザの好みに応じた
内容のプリセットを行うことを可能となる。
波放送エリアとの関係などを示す説明図である。
地上波放送用送信塔との関係の1例を示す説明図であ
る。
ス番号および周波数との関係の1例を示す説明図であ
る。
らの択一選択操作の1例を示す説明図である。
を示すブロック図である。
る。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも地上波放送を受信する機能を
有し、地上波放送の選局周波数をプリセット可能な受信
機を含む放送受信装置であって、 前記受信機が位置している場所に関する情報を取得する
場所情報取得手段と、 この場所情報取得手段が取得した場所で特定される地上
波放送エリア内の地上波放送の選局情報を取得する選局
情報取得手段と、 この選局情報取得手段が取得した選局情報に基づき、前
記地上波放送エリア内の地上波放送の各放送周波数を順
次選局する自動選局制御手段と、 この自動選局制御手段が選局した放送のうち、受信状態
が所定品位以上のものを選局対象として選別し、プリセ
ットする選局対象判定・プリセット手段とを、具備した
ことを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 前記選局情報取得手段は、前記した地上波放送エリアと
隣接した地上波放送エリアにおける地上波放送の選局情
報も併せて取得することを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項3】 請求項2記載において、 前記選局対象判定・プリセット手段は、受信状態が所定
品位以上の放送を選局対象として選別した後、この選局
対象の中に同一内容の放送が含まれている場合は、受信
状態のよい放送のみを択一選択して、選局対象としてプ
リセットすることを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載において、 前記選局対象判定・プリセット手段は、受信状態が所定
品位以上の放送を選局対象として選別した後、この選局
対象の中に同一内容の放送が含まれている場合は、この
旨を表示画面上に表示して、ユーザによる択一選択を促
すことを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1つに記載にお
いて、 前記場所情報取得手段または前記選局情報取得手段の種
別を選択可能としたことを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1つに記載にお
いて、 前記選局対象判定・プリセット手段の処理結果を、プリ
セット設定中または終了後に表示画面上に表示するよう
にしたことを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項7】 少なくとも地上波放送を受信する機能を
有し、地上波放送の選局周波数をプリセット可能な受信
機を含む放送受信装置であって、 前記受信機が位置している場所に関する情報を取得する
場所情報取得手段と、 この場所情報取得手段が取得した場所で特定される地上
波放送エリア内の地上波放送の選局情報を取得する選局
情報取得手段と、 この選局情報取得手段が取得した選局情報に基づき、前
記地上波放送エリア内の地上波放送の各放送周波数を順
次選局する自動選局制御手段と、 この自動選局制御手段が選局した放送の受信状態を判定
する受信品位判定手段と、 前記選局情報取得手段が取得した選局情報の放送サービ
ス番号と、前記受信品位判定手段の判定結果とを、併せ
て表示画面上に提示させるプリセット対象候補提示手段
とを、具備し、プリセット対象候補提示手段が表示画面
上に提示させたプリセット対象候補の放送を、ユーザが
プリセットを指示したか否かに応じて、プリセット設定
処理を実行するようにしたことを特徴とする放送受信装
置。 - 【請求項8】 請求項7記載において、 前記選局情報取得手段は、前記した地上波放送エリアと
隣接した地上波放送エリアにおける地上波放送の選局情
報も併せて取得することを特徴とする放送受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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