JP2008278544A - 共用デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チャンネルサーチを高速で行いながら、所望の放送局のデジタル放送を受信可能にし、且つ地域固有のサービス情報の取得も可能にすること。
【解決手段】チューナ・復調部と、TSデコーダと、制御部と、メモリ部と、AVデコーダと、グラフィックス生成部と、混合部と、音声出力部と、映像表示部と、操作部から構成される共用デジタル放送受信装置であって、メモリ部は、複数の地域識別子を格納した地域識別子テーブルを有し、その地域識別子の1つが利用者の居住地域を表すことを特徴とする共用デジタル放送受信装置。
【選択図】図1
【解決手段】チューナ・復調部と、TSデコーダと、制御部と、メモリ部と、AVデコーダと、グラフィックス生成部と、混合部と、音声出力部と、映像表示部と、操作部から構成される共用デジタル放送受信装置であって、メモリ部は、複数の地域識別子を格納した地域識別子テーブルを有し、その地域識別子の1つが利用者の居住地域を表すことを特徴とする共用デジタル放送受信装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、地方、地域毎に異なる周波数が使用される地上波デジタル放送と、広域で使用されるBSデジタル放送等を、共に受信する、単独の共用デジタル放送受信装置、或いは、デジタル放送受信装置と地上波デジタル放送受信アダプタから成る共用デジタル放送受信装置、に関し、特に、利用者が煩雑な操作を行うことなく利用者の居住地域に対応した地域サービス情報を得ることが出来る共用デジタル放送受信装置に関する。
地上波デジタル放送はBSデジタル放送と異なり、地域によって放送に使用される周波数が異なる。このため、放送を受信するには、予め、チャンネルサーチと呼ばれる処理を行って受信可能な周波数を調べ、受信可能なチャンネルを受信装置に設定する必要がある。
チャンネルサーチでは、周波数を変化させてその周波数が受信可能かを調べ、受信可能である場合NIT(Network Information Table)を取得して地域サービス情報の情報を得ることで、当該地域で受信可能なチャンネルを受信装置に設定し、地域サービス情報を取得している。しかし、受信可能な全ての周波数を調べるには、非常に長い時間が必要となる。
チャンネルサーチでは、周波数を変化させてその周波数が受信可能かを調べ、受信可能である場合NIT(Network Information Table)を取得して地域サービス情報の情報を得ることで、当該地域で受信可能なチャンネルを受信装置に設定し、地域サービス情報を取得している。しかし、受信可能な全ての周波数を調べるには、非常に長い時間が必要となる。
これに対して、地域識別子を用いて調べる周波数の範囲を限定することで、全ての周波数でチャンネルサーチを行う場合より、高速にチャンネルサーチを行うための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この公報に開示されたデジタル放送受信装置は、地域を識別するための地域識別子と、当該地域で受信可能な周波数との対応を示す情報を持つことによって、地域識別子に対応する受信可能な周波数を迅速かつ自動的に設定するものである。
ところで、地上波デジタル放送とBSデジタル放送等を共に受信する共用デジタル放送受信装置においては、利用者はBSデジタル放送等の地域固有サービス情報を得るために居住場所(県域)を共用デジタル放送受信装置に設定するが、県境に住む利用者の場合、地上波デジタル放送は居住場所の放送局に限られず県外の放送局を受信する場合が多々見られると考えられる。この場合、利用者の居住場所の地域識別子をチャンネルサーチに使用すると、県外の放送局の地上波デジタル放送が視聴出来ない虞がある。
例えば、現在のアナログ放送において、徳島県では、主に大阪府の放送局の放送を視聴しているが、共用デジタル放送受信装置の居住地域設定として徳島県が設定されている場合、そのままでは大阪府の放送局の地上波デジタル放送は視聴出来なくなる虞がある。
この場合に大阪府の放送局の地上波デジタル放送を受信するためには、利用者が手動で周波数を設定する必要があり、これは面倒である。
これを回避するため、地域識別子を徳島県から大阪府に変更すると、天気予報等のBSデジタル放送の地域固有のサービス情報が大阪府のものとなってしまうという問題があった。
この場合に大阪府の放送局の地上波デジタル放送を受信するためには、利用者が手動で周波数を設定する必要があり、これは面倒である。
これを回避するため、地域識別子を徳島県から大阪府に変更すると、天気予報等のBSデジタル放送の地域固有のサービス情報が大阪府のものとなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、チャンネルサーチを高速で行いながら、所望の放送局の地上波デジタル放送を受信可能にし、且つBSデジタル放送等の地域固有のサービス情報の取得も可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の記載に係る発明は、地域ごとに異なる周波数で放送される地上波デジタル放送の受信可能なチャンネルを設定する際に、放送を受信する地域を識別するための地域識別子と、前記地域識別子の地域において受信可能な周波数情報とを用い、調べる周波数の範囲を識別子で指定された地域での受信可能な周波数に限定して、高速にチャンネルサーチを行うBSデジタル放送と地上波デジタル放送とを共に受信することができる共用デジタル放送受信装置において、前記共用デジタル放送受信装置が設置されている地域の第1の地域識別子と、前記共用デジタル放送受信で地上デジタル放送を受信する際に利用者が所望する地域の第2の地域識別子とをメモリ部に格納する地域識別テーブルで管理し、BSデジタル放送での居住地に関する地域固有のサービスを受ける際には第1の識別子を用いてサービスを受け、また、受信可能なチャンネルのサービスリストを作成する際には、第1及び第2の地域識別子を用いてチャンネルサーチを行うことを特徴とする。
本発明によれば、チャンネルサーチを高速で行いながら、所望の放送局のデジタル放送を受信出来、且つ地域固有のサービス情報の取得が出来るという効果がある。
以下、本発明の共用デジタル放送受信装置の第1実施例を図1〜図5を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例である共用デジタル放送受信装置の構成を、図2は地域識別子テーブル4aの例を、図3はチャンネルサーチによるサービスリストの第1の作成処理のフローチャートを、図4は地域識別子−周波数テーブル4bの例を、図5はチャンネルサーチによるサービスリストの第2の作成処理のフローチャートを、それぞれ示す図である。
図1において、本発明の第1実施例である共用デジタル放送受信装置は、チューナ・復調部1と、TS(トランスポートストリーム)デコーダ2と、制御部(CPU)3と、メモリ部4と、AV(オーディオビジュアル)デコーダ5と、グラフィックス生成部6と、混合部7と、音声出力部8と、映像表示部9と、操作部10から構成され、アンテナで受信された各種デジタル放送(BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送)のデジタル放送信号が印加される受信信号入力端子11を有している。メモリ部4には地域識別子テーブル4aが格納される。前記各構成要素は図1に示す通りに接続されている。
チューナ・復調部1は、アンテナで受信したデジタル放送信号の選局及び信号形態を受信信号入力端子11から入力し、デジタル放送信号の選局及び信号形態に従った復調及び誤り訂正を行って多重化デジタルデータを形成するもので、TSデコーダ2は、チューナ・復調部1から出力された多重化デジタルデータをデコードしてTSデータを抽出するものである。
制御部(CPU)3は、共用デジタル放送受信装置全体を統括制御するものである。
制御部(CPU)3は、共用デジタル放送受信装置全体を統括制御するものである。
メモリ部4は、TSデコーダ2で形成されたデータ等、共用デジタル放送受信装置で使用されるデータを格納するものであり、その一部に地域識別子テーブル4aを有する。
地域識別子テーブル4aは、図2に示すように、番号欄と地域識別子欄から構成されている。
地域識別子テーブル4aは、図2に示すように、番号欄と地域識別子欄から構成されている。
利用者は、共用デジタル放送受信装置を使用する際に、予めリモートコントローラ等を用いて、利用者が受信装置を使用している実際の地域識別子8(以下、「第1の地域識別子」という)を設定しておく。
ここで設定した第1の地域識別子は、BSデジタル放送のデータ放送サービスで行われている天気予報サービス等のような、実際の居住地に関する地域情報として用いられる。
ここで設定した第1の地域識別子は、BSデジタル放送のデータ放送サービスで行われている天気予報サービス等のような、実際の居住地に関する地域情報として用いられる。
また、利用者は、同様に、受信を希望するデジタル放送が放送されている放送局(但し、第1の地域識別子を除く)の地域識別子(以下、「第2の地域識別子」という)も、予め設定しておく。この設定の際、オン・スクリーン・ディスプレイOSDによる設定メニューが使用される。なお、地域識別子としては、県名や郵便番号等が考えられる。
ここでは、実施例として、県名を指定することにし、第1の地域識別子として徳島県を、第2の地域識別子として大阪府を、それぞれ設定するものとする。
地域識別子を設定した結果、各地域識別子は、地域識別子テーブル4aに、例えば図2のような形で格納される。図2に示した表示例では、地域名欄に、第1の地域識別子として徳島県が、又第2の地域識別子として大阪府が、夫々格納されている。
地域識別子を設定した結果、各地域識別子は、地域識別子テーブル4aに、例えば図2のような形で格納される。図2に示した表示例では、地域名欄に、第1の地域識別子として徳島県が、又第2の地域識別子として大阪府が、夫々格納されている。
AVデコーダ5は、TSデコーダ2から出力されたTSデータをデコードし音声信号及び映像信号を形成するものである。
グラフィックス生成部6は、映像表示部9への文字表示機能(オン・スクリーン・ディスプレイOSDを含む)情報を形成するものである。
混合部7は、AVデコーダ5から出力された映像信号とグラフィックス生成部6から出力された文字表示機能情報を混合するものである。
グラフィックス生成部6は、映像表示部9への文字表示機能(オン・スクリーン・ディスプレイOSDを含む)情報を形成するものである。
混合部7は、AVデコーダ5から出力された映像信号とグラフィックス生成部6から出力された文字表示機能情報を混合するものである。
音声出力部8は、AVデコーダ5から出力された音声信号を処理するものである。
映像表示部9は、混合部7から出力された混合映像信号を表示するものである。
操作部10は、リモートコントローラ(リモコン)から出力された信号を受信する受信部、及び共用デジタル放送受信装置本体に設けられた操作装置から成るものである。
映像表示部9は、混合部7から出力された混合映像信号を表示するものである。
操作部10は、リモートコントローラ(リモコン)から出力された信号を受信する受信部、及び共用デジタル放送受信装置本体に設けられた操作装置から成るものである。
次に、実施例の共用デジタル放送受信装置の動作について説明する。以下で説明する具体例として、利用者は、徳島県で共用デジタル放送受信装置を使用するものとし、デジタル放送は徳島県の放送と大阪府の放送を共に受信するものとする。
図1に示された共用デジタル放送受信装置において、利用者が設定した地域識別子に該当するチャンネルのサービスリストを作成するための、チャンネルサーチを行う際の動作処理について説明する。
図1に示された共用デジタル放送受信装置において、利用者が設定した地域識別子に該当するチャンネルのサービスリストを作成するための、チャンネルサーチを行う際の動作処理について説明する。
図3は、図2に示す地域識別子テーブル4aを使用する場合の、図5は、図2に示す地域識別子テーブル4a及び図4に示す地域識別子−周波数テーブル4b(後述する)を使用する場合の、チャンネルサーチによるサービスリストの第1、第2の作成処理を、それぞれ示すフローチャートである。
図3は、図2に示す地域識別子テーブル4aを使用する場合の、チャンネルサーチによる第1のサービスリストの作成処理を示すフローチャートである。
図3は、図2に示す地域識別子テーブル4aを使用する場合の、チャンネルサーチによる第1のサービスリストの作成処理を示すフローチャートである。
図3において、共用デジタル放送受信装置の制御部(CPU)3は、始めに、サーチする最初のチャンネルの周波数を取得する(ステップS1、日本における地上波デジタル放送の周波数は、13チャンネルから62チャンネルに定められているので、チャンネルサーチの開始点では13チャンネルが取得される)。
次に、取得した周波数をチューナ・復調部1に設定し、同調出来るか否かを判定する(ステップS2)。
次に、取得した周波数をチューナ・復調部1に設定し、同調出来るか否かを判定する(ステップS2)。
同調出来ないと判定した場合はステップS8に進む。同調出来たと判定した場合は、次に、NITを取得出来るか否かを判定する(ステップS3)。NITを取得出来ないと判定した場合はステップS8に進む。
NITを取得出来たと判定した場合は、取得したNITから地域識別子を取得し(ステップS4)、次いで、取得した地域識別子が地域識別子テーブル4aに有るか否かを判定する(ステップS5)。
取得した地域識別子が地域識別子テーブル4aに無いと判定した場合はステップS8に進む。
NITを取得出来たと判定した場合は、取得したNITから地域識別子を取得し(ステップS4)、次いで、取得した地域識別子が地域識別子テーブル4aに有るか否かを判定する(ステップS5)。
取得した地域識別子が地域識別子テーブル4aに無いと判定した場合はステップS8に進む。
取得した地域識別子が地域識別子テーブル4aに有ると判定した場合(ここでは、取得した地域識別子が徳島県か大阪府である場合)は、NITからサービスID等のサービス情報を取得して、サービスリストに追加する(ステップS6)。最後に、サーチするチャンネルが最後(62チャンネル)であるか否かを判定する(ステップS7)。
サーチするチャンネルが最後でないと判定した場合はステップS8に進む。ステップS8では、次のチャンネルを取得してから、ステップS1に戻ってステップS1以降の処理を繰り返す。
サーチするチャンネルが最後でないと判定した場合はステップS8に進む。ステップS8では、次のチャンネルを取得してから、ステップS1に戻ってステップS1以降の処理を繰り返す。
ステップS7で、サーチするチャンネルが最後であると判定した場合は、サービスリストの第1の作成処理を終了する。
この処理によって、利用者が設定した地域に該当するチャンネルのサービスリストがメモリ部4に作成されたことになり、デジタル放送の所望の地域固有のサービス情報が受信可能となる。
この処理によって、利用者が設定した地域に該当するチャンネルのサービスリストがメモリ部4に作成されたことになり、デジタル放送の所望の地域固有のサービス情報が受信可能となる。
図5は、図2に示す地域識別子テーブル4aに加えて、図4に示す地域識別子−周波数テーブル4bを使用する場合の、チャンネルサーチによるサービスリストの第2の作成処理を示すフローチャートである。
図4に示す地域識別子−周波数テーブル4bは、図2の地域識別子テーブル4aに地域識別子を設定する際に、その地域識別子に対応する周波数を取得し周波数情報欄に格納して、メモリ部4に予め作成しておく。
図4に示す地域識別子−周波数テーブル4bは、図2の地域識別子テーブル4aに地域識別子を設定する際に、その地域識別子に対応する周波数を取得し周波数情報欄に格納して、メモリ部4に予め作成しておく。
図5において、共用デジタル放送受信装置の制御部(CPU)3は、先ず、図2の地域識別子テーブル4aから最初の地域識別子を取得する(ステップS11、チャンネルサーチの開始点では、番号1の「徳島県」が取得される)。
次に、メモリ部4の図4に示す地域識別子−周波数テーブル4bから、取得した地域識別子に対応する最初の周波数を取得する(ステップS12、チャンネルサーチの開始点では最初の周波数f01が取得される)。
次に、メモリ部4の図4に示す地域識別子−周波数テーブル4bから、取得した地域識別子に対応する最初の周波数を取得する(ステップS12、チャンネルサーチの開始点では最初の周波数f01が取得される)。
次に、取得した周波数をチューナ・復調部1に設定し、同調出来るか否かを判定する(ステップS13)。
同調出来ないと判定した場合はステップS16に進む。同調出来たと判定した場合は、次に、NITを取得出来るか否かを判定する(ステップS14)。NITを取得出来ないと判定した場合はステップS16に進む。
NITを取得出来たと判定した場合は、NITからサービスID等のサービス情報を取得して、サービスリストに追加する(ステップS15)。
同調出来ないと判定した場合はステップS16に進む。同調出来たと判定した場合は、次に、NITを取得出来るか否かを判定する(ステップS14)。NITを取得出来ないと判定した場合はステップS16に進む。
NITを取得出来たと判定した場合は、NITからサービスID等のサービス情報を取得して、サービスリストに追加する(ステップS15)。
次に、サーチ中の地域識別子に対応する全ての周波数についてサーチを完了したか否かを判定する(ステップS16)。全ての周波数についてサーチを完了していないと判定した場合は、ステップS18に進む。
ステップS18では、次の周波数を取得してから、ステップS12に戻ってステップS12以降の処理を繰り返す。
ステップS18では、次の周波数を取得してから、ステップS12に戻ってステップS12以降の処理を繰り返す。
全ての周波数についてサーチを完了したと判定した場合は、全ての地域識別子についてサーチを完了したか否かを判定する(ステップS17)。
全ての地域識別子についてサーチを完了していないと判定した場合は、ステップS19に進む。ステップS19では、次の地域識別子を取得してから、ステップS11に戻ってステップS11以降の処理を繰り返す。
全ての地域識別子についてサーチを完了したと判定した場合は、サービスリストの第2の作成処理を終了する。
全ての地域識別子についてサーチを完了していないと判定した場合は、ステップS19に進む。ステップS19では、次の地域識別子を取得してから、ステップS11に戻ってステップS11以降の処理を繰り返す。
全ての地域識別子についてサーチを完了したと判定した場合は、サービスリストの第2の作成処理を終了する。
この処理によって、利用者が設定した地域に該当するチャンネルのサービスリストがメモリ部4に作成されたことになり、デジタル放送の所望の地域固有のサービス情報が受信可能となる。
次に、本発明の共用デジタル放送受信装置の第2実施例を図6、図7を用いて説明する。
図6は本発明の第2実施例である共用デジタル放送受信装置の構成を、図7は地上波デジタル放送受信アダプタAの動作処理のフローチャートを、それぞれ示す図である。
図6は本発明の第2実施例である共用デジタル放送受信装置の構成を、図7は地上波デジタル放送受信アダプタAの動作処理のフローチャートを、それぞれ示す図である。
図6において、本発明の第2実施例の共用デジタル放送受信装置は、図1の第1実施例の共用デジタル放送受信装置において、チューナ・復調部1から地上波デジタル放送受信機能を除去し、制御部(CPU)3から図3、図5の動作機能を除去し、地上波デジタル放送受信アダプタAとの間のデータのやりとりを主とする動作機能を追加すると共に、TSデコーダ2と制御部(CPU)3に接続される外部機器接続インターフェース12を付設して成るデジタル放送受信装置Bと、地上波デジタル放送受信アダプタAから構成される。
そして、地上波デジタル放送受信アダプタAは、図3、図5の動作機能を有すると共にデジタル放送受信装置Bとの間のデータのやりとりを主とする動作機能を有する制御部(CPU)13と、図2、図4のテーブルを格納するメモリ部14と、地上波デジタル放送受信機能を有するチューナ・復調部15から構成され、アンテナで受信された地上波デジタル放送のデジタル放送信号が印加される受信信号入力端子16を有する。
即ち、本発明の第2実施例の共用デジタル放送受信装置は、第1実施例の共用デジタル放送受信装置における本発明の主要部である図3、図5の動作機能を、地上波デジタル放送受信アダプタAに持たせるようにしたものである。
以下に、本発明の第2実施例の共用デジタル放送受信装置の主要部である、地上波デジタル放送受信アダプタAの動作について、図7を用いて説明する。
以下に、本発明の第2実施例の共用デジタル放送受信装置の主要部である、地上波デジタル放送受信アダプタAの動作について、図7を用いて説明する。
始めに、地上波デジタル放送受信アダプタAのメモリ部14及びデジタル放送受信装置Bのメモリ部4にそれぞれ格納される、地域識別子テーブル4a、14aについて述べる。
デジタル放送受信装置Bは、普通1箇所で据え置いて使用されるので、少なくとも、地域識別子テーブル4aに第1の地域識別子(例えば、「徳島県」)が格納されている。又、以前に、地上波デジタル放送受信アダプタAを使用して地上波デジタル放送を受信している場合には、地域識別子テーブル4aに第2の地域識別子(例えば、「大阪府」)が格納されている。そして、第1、第2の地域識別子は、共にそのまま使用出来るデータである。
デジタル放送受信装置Bは、普通1箇所で据え置いて使用されるので、少なくとも、地域識別子テーブル4aに第1の地域識別子(例えば、「徳島県」)が格納されている。又、以前に、地上波デジタル放送受信アダプタAを使用して地上波デジタル放送を受信している場合には、地域識別子テーブル4aに第2の地域識別子(例えば、「大阪府」)が格納されている。そして、第1、第2の地域識別子は、共にそのまま使用出来るデータである。
他方、地上波デジタル放送受信アダプタAは、使用の初めは地域識別子テーブル14aには地域識別子は格納されていないが、それ以外は地域識別子テーブル14aに第1、第2の地域識別子が共に格納されている。
そして、携帯可能であるため普通複数箇所で使用されるので、第1、第2の地域識別子は必ずしもそのまま使用出来るデータであるとは限らない。
そこで、本発明では、第2の地域識別子が地域識別子テーブル4a、14aに共に格納され且つ同一である場合は、自動的にチャンネルサーチを行うことにする。
そして、携帯可能であるため普通複数箇所で使用されるので、第1、第2の地域識別子は必ずしもそのまま使用出来るデータであるとは限らない。
そこで、本発明では、第2の地域識別子が地域識別子テーブル4a、14aに共に格納され且つ同一である場合は、自動的にチャンネルサーチを行うことにする。
また、第2の地域識別子が、地域識別子テーブル4aには格納されているものの、地域識別子テーブル14aに格納されている第2の地域識別子と異なる場合(格納されていない場合を含む)は、地上波デジタル放送受信アダプタAを余所の地域から持って来たものであると想定し、地域識別子テーブル4aに格納されている第2の地域識別子が正しいものとして、地域識別子テーブル4aに格納されているデータを地域識別子テーブル14aに上書きし格納することにする。
それら以外の場合は、全て、利用者が手動で地域識別子を設定するものとする。なお、当然のことであるが、第2の地域識別子の設定は、第1の地域識別子が設定されていることを前提とする。
それら以外の場合は、全て、利用者が手動で地域識別子を設定するものとする。なお、当然のことであるが、第2の地域識別子の設定は、第1の地域識別子が設定されていることを前提とする。
利用者が、地上波デジタル放送受信アダプタAをデジタル放送受信装置Bに接続し電源を入れると、地上波デジタル放送受信アダプタAの制御部(CPU)13は、動作を開始する。始めに、デジタル放送受信装置Bのメモリ部4の地域識別子テーブル4aに第2の地域識別子(例えば、「大阪府」)が格納されているか否かを判定する(ステップS21)。第2の地域識別子が格納されていないと判定した場合はステップS24に進む。
地域識別子テーブル4aに第2の地域識別子が格納されていると判定した場合は、その第2の地域識別子が、地上波デジタル放送受信アダプタAのメモリ部14の地域識別子テーブル14aに格納されている第2の地域識別子と同一か否かを判定する(ステップS22)。同一であると判定した場合はステップS26に進む。同一でないと判定した場合は、ステップS23で、地域識別子テーブル4aに格納されているデータを伝送して、地域識別子テーブル14aに上書きし格納してから、ステップS26に進む。
ステップS24では、デジタル放送受信装置Bの制御部(CPU)3に対して、利用者に地域識別子を設定するように促すメッセージを映像出力部9に表示するように指令し、地域識別子の設定の終了信号が制御部(CPU)3から送られて来るのを待つ。
次いで、地域識別子の設定の終了信号を取得すると(ステップS25)、ステップS26に進む。
ステップS26では、地上波デジタル放送受信アダプタAのメモリ部14に地域識別子−周波数テーブル14bが有るか否かを判定する。
次いで、地域識別子の設定の終了信号を取得すると(ステップS25)、ステップS26に進む。
ステップS26では、地上波デジタル放送受信アダプタAのメモリ部14に地域識別子−周波数テーブル14bが有るか否かを判定する。
地域識別子−周波数テーブル14bが無いと判定した場合は、ステップS27で(図3の)チャンネルサーチによるサービスリストの第1の作成処理を行ってから、地上波デジタル放送受信アダプタAの動作処理を終了する。
地域識別子−周波数テーブル14bが有ると判定した場合は、ステップS28で(図5の)チャンネルサーチによるサービスリストの第2の作成処理を行ってから、地上波デジタル放送受信アダプタAの動作処理を終了する。
地域識別子−周波数テーブル14bが有ると判定した場合は、ステップS28で(図5の)チャンネルサーチによるサービスリストの第2の作成処理を行ってから、地上波デジタル放送受信アダプタAの動作処理を終了する。
この処理によって、本発明の第1実施例と同様に、利用者が設定した地域に該当するチャンネルのサービスリストがメモリ部4に作成されたことになり、デジタル放送の所望の地域固有のサービス情報が受信可能となる。
以上の説明では、地上波デジタル放送受信アダプタAの接続対象として、デジタル放送受信装置Bを挙げたが、これは専用のデジタル放送受信装置に限られるものでなく、デジタル放送の受信が可能なパーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、携帯テレビ、カーナビゲーションシステム等を接続対象とすることも考えられる。
1:チューナ・復調部
2:TSデコーダ
3:制御部(CPU)
4:メモリ部
4a:地域識別子テーブル
4b:地域識別子−周波数テーブル
5:AVデコーダ
6:グラフィックス生成部
7:混合部
8:音声出力部
9:映像表示部
10:操作部
11:受信信号入力端子
12:外部機器接続インターフェース
13:制御部(CPU)
14:メモリ部
14a:地域識別子テーブル
14b:地域識別子−周波数テーブル
15:チューナ・復調部
16:受信信号入力端子
A:地上波デジタル放送受信アダプタ
B:デジタル放送受信装置
2:TSデコーダ
3:制御部(CPU)
4:メモリ部
4a:地域識別子テーブル
4b:地域識別子−周波数テーブル
5:AVデコーダ
6:グラフィックス生成部
7:混合部
8:音声出力部
9:映像表示部
10:操作部
11:受信信号入力端子
12:外部機器接続インターフェース
13:制御部(CPU)
14:メモリ部
14a:地域識別子テーブル
14b:地域識別子−周波数テーブル
15:チューナ・復調部
16:受信信号入力端子
A:地上波デジタル放送受信アダプタ
B:デジタル放送受信装置
Claims (1)
- 地域ごとに異なる周波数で放送される地上波デジタル放送の受信可能なチャンネルを設定する際に、放送を受信する地域を識別するための地域識別子と、前記地域識別子の地域において受信可能な周波数情報とを用い、調べる周波数の範囲を識別子で指定された地域での受信可能な周波数に限定して、高速にチャンネルサーチを行うBSデジタル放送と地上波デジタル放送とを共に受信することができる共用デジタル放送受信装置において、
前記共用デジタル放送受信装置が設置されている地域の第1の地域識別子と、前記共用デジタル放送受信で地上デジタル放送を受信する際に利用者が所望する地域の第2の地域識別子とをメモリ部に格納する地域識別テーブルで管理し、BSデジタル放送での居住地に関する地域固有のサービスを受ける際には第1の識別子を用いてサービスを受け、また、受信可能なチャンネルのサービスリストを作成する際には、第1及び第2の地域識別子を用いてチャンネルサーチを行うことを特徴とする共用デジタル放送受信装置。
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---|---|---|---|
JP2008204297A Pending JP2008278544A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 共用デジタル放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008278544A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000069382A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信制御装置 |
JP2001298674A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-26 | Sharp Corp | 放送受信装置 |
-
2008
- 2008-08-07 JP JP2008204297A patent/JP2008278544A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000069382A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信制御装置 |
JP2001298674A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-26 | Sharp Corp | 放送受信装置 |
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