JP2001298528A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2001298528A
JP2001298528A JP2000110465A JP2000110465A JP2001298528A JP 2001298528 A JP2001298528 A JP 2001298528A JP 2000110465 A JP2000110465 A JP 2000110465A JP 2000110465 A JP2000110465 A JP 2000110465A JP 2001298528 A JP2001298528 A JP 2001298528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の発信禁止区域においても強い電
磁波を発射することなく番号検索などの送受信機能以外
の操作を行うことができ、再度送信機能を能動状態とし
たときに短時間で通話可能な携帯電話機を提供する。 【解決手段】 携帯電話機10は、携帯電話機の各機能
を制御する制御部21、電波を送受信して無線通信を行
う送受信機能部22、無線通信以外の情報処理を実行す
る情報操作部23、送受信機能部22と情報操作部23
の能動/不能を切り替える切替え操作部24、切替え操
作部24は、送受信機能部22の能動/不能を切り替え
る送受信ボタン25、情報操作部23の能動/不能を切
り替える情報操作ボタン26を備え、送受信機能の能動
/不能の切り替えを、それ以外の機能の能動/不能の切
り替えとは独立に行えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に関
し、詳細には、個人情報管理機能を備えた携帯電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】セルラシステムの自動車電話、携帯電話
に代表される移動体通信は、近年普及の一途にあり、P
DA(Personal Digital Assistant)機能付き等の多機
能携帯電話機もますます普及するものと考えられる。こ
のような多機能携帯電話機を用いてダウンロードしたゲ
ーム等を楽しんでいる時や、メールの作成中などに着信
があった場合は、位置登録などのために強い電磁波が発
射されることがある。携帯電話機から発射される強い電
磁波による悪影響も問題となってきている。例えば、航
空機内、病院内で携帯電話機を使用することにより、携
帯電話機から発射される強い電磁波が周辺の精密機器に
悪影響を与え、誤作動などの原因となる可能性が指摘さ
れている。一例を挙げると、満員状態の電車内で携帯電
話機を使用することにより、密接する乗客の心臓ペース
メーカーの誤作動の原因となる可能性がある。また、電
磁波による悪影響ではないものの公演会などの会場にて
着信音が鳴ることにより周囲の邪魔となることがある。
【0003】このような問題があるために、病院内や航
空機内などの携帯電話機の発信禁止区域においては、携
帯電話機の電源をオフにする方法が採られる。しかし、
電源をオフとすることにより携帯電話のすべての機能が
使用不可能となる問題があった。すなわち、電話番号情
報に代表される携帯電話機に登録されている情報の閲覧
など電磁波の発射とは無関係な機能さえ使用不可能とな
ってしまう問題である。例えば、病院内で携帯電話の電
源をオフとしてるため、公衆電話を使用する場合に携帯
電話機に登録してある電話番号情報を閲覧できない状況
が生じてしまう。
【0004】このような問題を解決するための方法とし
て、例えば特開平11−284723号公報には、携帯
電話機に送受信停止/解除ボタンを設け、強い電磁波を
出す送受信機能のみを停止又は解除できるようにした携
帯電話機が開示されている。また、例えば特開平11−
225378号、特開平11−340901号各公報に
は、無線通信禁止区域において電波を送受信する機能を
停止させる装置が開示されている。さらに、特開平10
−304443号公報には、無線通信禁止区域では自動
的に電源供給を切断する装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の多機能な携帯電話機にあっては、以下のよう
な問題点があった。特開平11−284723号、特開
平11−225378号及び特開平11−340901
号各公報に記載された装置では、携帯電話の電源がオン
の状態の場合に、送受信停止/解除ボタンにより送受信
を停止状態にして、また該ボタンにより能動状態に戻せ
るのみであって、携帯電話の電源オフの状態から、電磁
波の発射に関わる部分以外の機能を直接使用可能とする
ことはできない。つまり、航空機内や病院内で、電源を
オフとしている携帯電話機の電源ボタンと送受信停止/
解除ボタンの両方のボタンを押す必要があり不便であっ
た。また、送受信停止中には、受信のみに関わるセルサ
ーチなどの動作も停止状態となるため、送受信を再開し
た際に、通話可能となるまでに時間がかかるという問題
点があった。
【0006】一方、特開平10−304443号公報に
記載された装置では、無線通信禁止区域の入口に2つの
送信機を設置し、携帯端末の受信部はこの2つの送信機
の送信周波数を受信したかどうかのみを判断して送信部
への電源供給を切替えていたため、予め2つの送信機を
設置した無線通信禁止区域でのみしか機能を発揮でき
ず、他の無線通信禁止区域や電車などの交通機関におけ
る実現は非常に困難であった。また、無線通信禁止区域
内での電話番号閲覧等の機能の使用については記載がな
い。
【0007】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、携帯電話機の発信禁止区域においても
強い電磁波を発射することなく番号検索などの送受信機
能以外の操作を行うことができ、再度送信機能を能動状
態としたときに短時間で通話可能な携帯電話機を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話機は、
電波を送受信して無線通信を行う通信手段と、前記通信
手段の送信機能部の動作を停止させる、又は該動作の停
止を解除する指示を行う指示手段と、を備えることを特
徴とするものである。このように構成された本発明の携
帯電話機は、携帯電話機の発信禁止区域において強い電
磁波を発射することがなく番号検索などの操作を行うこ
とができることに加え、受信機能は継続して能動状態の
ままであるので、セルサーチなどを継続して行うことが
でき、再度送信機能を能動状態としたときに短時間で通
話可能となる。また、受信機能が能動状態のままである
ため、放送内容受信などに有効である。
【0009】また、前記指示手段による送信機能部の動
作の停止の指示を、制御部を介さず直接行うようにすれ
ば、携帯電話機の制御部の処理状況に関係なく強い電磁
波の発射を直ちに止めることができる。また、前記通信
手段の送信機能部の動作の停止は、該送信機能部への電
源供給の停止により行うものであることで、送受信機能
を不能とする場合には送受信機能部に電源を供給しない
ので、消費電流を節約でき、電池寿命を延ばすことがで
きる。
【0010】また、前記通信手段の送信機能部の動作の
停止は、該送信機能部の最終段増幅器への電源供給の停
止により行うことで、送信機能を不能状態から能動状態
に切り替える場合の切り替え時間が短くて済む。また、
前記通信手段の送信機能部の能動又は不能状態を表示す
る表示手段をさらに備えることで、病院など携帯電話の
発信禁止区域において、送信機能を不能状態として使用
していることを周囲に知らしめることができるので周囲
の人間に無用の心配をさせることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な携帯電話機の実施の形態について詳細に説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の携帯電話
機の外観を示す図、図2は携帯電話機の構成を示すブロ
ック図である。本実施の形態に係る携帯電話機は、無線
通信を通じて相手側電話機と送受信を行う電話機に適用
した例である。
【0012】図1において、10は、個人情報管理機能
を備えた携帯電話機であり、携帯電話機10本体10a
は、無線通信を行うためのアンテナ11、拡声用スピー
カ12、操作のためのガイダンスや受信情報を表示する
ためのLCD表示部13、ユーザが電話番号の入力等を
行うダイヤルキー,各種機能の指示及び設定を行う機能
キーからなる操作キー14、音声を入力するためのマイ
ク15、及び送信機能の能動/不能状態を表示する発光
ダイオードからなる表示部16を備えて構成される。ま
た、本体10a背面には、着脱自在に装着される電池部
(図示略)を有する。電池部は、携帯電話機10を商用
電源の利用できない場所でも作動させるためにパッケー
ジ化されたバッテリ(以下、バッテリパックという)で
あり、本体10aが商用電源に接続されているときはA
Cアダプタ等を介して充電される。
【0013】LCD表示部13は、タッチ入力可能なタ
ッチパネルを積層したドットマトリクス構成のLCDデ
ィスプレイ及び各ドライバ等で構成される。例えば、待
機時には時刻が表示され、また通話時には通話相手の電
話番号や通話時間が表示される。操作キー14は、メン
ブレンキー(Membrane key)からなる入力装置であり、
送受信機能部22(図2参照)の能動/不能を切り替え
る送受信ボタン25と、情報操作部23の能動/不能を
切り替える情報操作ボタン26を備えている。
【0014】表示部16は、周囲から認識しやすいよう
にアンテナ11と同一面の本体10a上面に設置され、
送信機能が不能状態の時、発光ダイオードが点灯し、送
信機能が能動状態の時、消灯する。表示部16は、送信
機能の能動/不能状態を表示する表示手段としての機能
を有する。
【0015】図2において、携帯電話機10は、携帯電
話機の各機能を制御する制御部21、電波を送受信して
無線通信を行う送受信機能部22(通信手段)、送受信
機能とは独立な機能部で、無線通信以外の情報処理を実
行する情報操作部23、送受信機能部22と情報操作部
23の能動/不能を切り替える切替え操作部24、動作
状態や電池残量などを表示する表示部13及び送信機能
の能動/不能状態を表示する表示部16から構成され、
切替え操作部24は、送受信機能部22の能動/不能を
切り替える送受信ボタン(指示手段)25と、情報操作
部23の能動/不能を切り替える情報操作ボタン26と
を備える。
【0016】切替え操作部24の送受信ボタン25及び
情報操作ボタン26が押されると、その押下情報は制御
部21に送られる。送受信ボタン25及び情報操作ボタ
ン26は、トグルスイッチになっており押すたびにオン
/オフの信号が交互に制御部21に送られる。
【0017】制御部21は、マイクロコンピュータ等に
より構成され、装置全体の制御を行うとともに、送受信
機能部22、情報操作部23及び表示部25の動作を制
御する。マイクロコンピュータは、ROM、RAM及び
電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM
(electrically erasable programmable ROM)を備え、
制御部21のプログラム、通信制御データ、さらに携帯
電話機10の識別コード等の種々のデータを記憶する。
【0018】送受信機能部22は、携帯電話網との通信
を行うための機能部であり、マイク15から入力された
音声信号を送受信無線周波数(RF)に変調してアンテ
ナ11から輻射する送信機、アンテナ11からの送受信
無線周波数(RF)帯の信号を受信する受信機、多重化
された信号を変調し、変調された信号を送受信機に出力
するとともに、送受信機により無線受信された信号を復
調する変復調部、パワーアンプ等からなる。
【0019】情報操作部23は、送受信機能以外の情報
処理機能部であり、例えば個人情報管理機能や電子手帳
機能の操作部である。切替え操作部24は、図1の操作
キー14及び図示しないボタン及び各種スイッチであ
り、ユーザが電話番号の入力や各種機能の指示を行う。
以下、上述のように構成された携帯電話機の動作を説明
する。
【0020】病院内や電車内などの携帯電話機の発信禁
止区域や公演会などの会場内では、使用者は、携帯電話
機10の情報操作ボタン26を押す。携帯電話機10の
電源オフ状態から情報操作ボタン26を押すと、制御部
21は、送受信機能部22以外の部分を能動状態とす
る。この状態では、通話はできないが、電話番号検索機
能、メールの閲覧・作成などの通話以外の操作が可能と
なる。強い電磁波を発射できない発信禁止区域では、こ
の状態で使用することとなる。携帯電話機10の使用者
が発信禁止区域から出て通話しようとする場合には、使
用者は送受信ボタン25を押す。送受信ボタン25を押
すと、制御部21は、送受信機能部22を能動状態と
し、通話が可能となる。
【0021】また、発信禁止区域以外では、電源オフ状
態から情報操作ボタン26及び送受信ボタン25を押せ
ば携帯電話機10のすべての機能が使用可能になる。こ
の情報操作ボタン26及び送受信ボタン25が押されて
いる時に、使用者が発信禁止区域に入る場合には、使用
者が発信禁止区域に入る前に送受信ボタン25を押すよ
うにする。送受信ボタン25はトグルスイッチであるた
め、押すたびにオン/オフの信号が交互に制御部21に
送られる。制御部21は、送受信機能部22を不能とす
る。送受信機能部22が不能となるため、強い電磁波を
発射することなく電話番号検索その他の操作はそのまま
使用可能となる。
【0022】ところで、本携帯電話機10では、発信禁
止区域においては、強い電磁波を発射することなく電話
番号検索などの送受信機能以外の機能が使用可能となる
が、携帯電話機10を操作している状況を、使用者以外
の人が見ると携帯電話機自体の電源が入っているため
に、携帯電話機10が強い電磁波を発射しているのでは
ないかと不安に感じることが考えられる。そこで、本実
施の形態では、送信機能の能動/不能を示す表示部16
を、周囲から認識しやすい携帯電話機10の上部に設置
し、強い電磁波を発射する送信機能が不能状態で情報操
作部23が能動状態の時には、表示部16の発光ダイオ
ードを点灯し、送信機能が能動状態の時は消灯する。こ
の発光ダイオードの点灯によって、周囲に強い電磁波を
発射していないことを報知し、周囲の人に無用の心配を
かけないようにしている。
【0023】以上のように、本実施の形態の携帯電話機
10は、携帯電話機の各機能を制御する制御部21、電
波を送受信して無線通信を行う送受信機能部22、無線
通信以外の情報処理を実行する情報操作部23、送受信
機能部22と情報操作部23の能動/不能を切り替える
切替え操作部24、切替え操作部24は、送受信機能部
22の能動/不能を切り替える送受信ボタン25、情報
操作部23の能動/不能を切り替える情報操作ボタン2
6を備え、送受信機能の能動/不能の切り替えを、それ
以外の機能の能動/不能の切り替えとは独立に行えるよ
うに構成したので、病院内など、携帯電話機10の発信
禁止区域においても強い電磁波を発射することなく番号
検索などの操作を行うことができる。また、携帯電話機
10の電源オフの状態から直接強い電磁波を発射するこ
となく番号検索などの繰作が行える状態に移行できるの
で、強い電磁波の発射の停止をし忘れることがない。
【0024】情報操作部23が能動状態のままであるた
め、以前に受信したショートメールの閲覧や電話帳への
新規データの追加等の情報処理操作を行うことができ
る。ここで、本実施の形態では、使用者が発信禁止区域
に入る前に送受信ボタン25を押し、送受信機能部22
を不能としているが、強い電磁波を発射するのは送信機
能を実行する時であるため、送信機能のみを不能にする
ようにしてもよい。例えば、送受信ボタン(第1のボタ
ン)25の押下によって、送受信機能部22のうちの送
信機能のみの能動/不能を切り替えるとともに、送受信
機能部22の機能のうち受信機能の能動/不能の切り替
えを、情報操作ボタン(第2のボタン)26の押下によ
って情報操作部23の能動/不能の切り替えと同時に行
うようにしてもよい。
【0025】このように、発信禁止区域であっても受信
機能部の能動状態は継続できるようにすれば、発信禁止
区域において強い電磁波を発射することがなく番号検索
などの操作を行うことができることに加え、受信機能部
は継続して能動状態のままであるので、セルサーチなど
を継続して行うことができ、再度送信機能部を能動状態
としたときに短時間で通話可能となる。すなわち、例え
ば電車を降りて、乗車時とは異なるセルにおいて送受信
ボタン25を操作して送信機能部を能動状態とした場合
に、既にセルサーチは終えているので素早く位置登録動
作に入ることができ、通話可能状態の復帰を迅速に行う
ことができる。
【0026】また、受信機能が能動状態のままであるた
め、放送内容受信などに有効である。例えば、制御チャ
ンネル又はその他の共通チャンネルにより情報が配信さ
れる場合、この情報を速やかに受信することが可能にな
る。なお、本実施の形態では、表示部16を、周囲から
認識しやすいようにアンテナ11と同一面に設けている
が、どのような位置に設置してもよく、例えば本体10
aの裏面に設けてもよい。また、単に発光ダイオードを
発光させるだけではなく、強い電磁波を発射していない
ことを示すアイコンを発光源に被覆し、このアイコンを
点灯させてもよい。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は、本実施の形態の携帯電話機の動作状態を説
明するための図である。本実施の形態の携帯電話機で
は、3つの動作状態(状態A,状態B,状態C)があ
る。図3において、状態Aは、電源オフ状態であり、こ
のときすべての機能は不能状態となっている。状態B
は、携帯電話機のすべての機能が能動状態の場合であ
る。状態Cは、送受信機能のみが不能状態で他の機能は
能動状態である場合であり、これは発信禁止区域での動
作状態である。
【0028】本実施の形態に係る携帯電話機の構成は、
図1及び図2と同様であるが、切替え操作部24に設け
た2つのボタンによる状態の切り換わり方が異なる。こ
こでは、図2の送受信ボタン25を電源ボタン25’
に、情報操作ボタン26を禁止区域ボタン26’に割り
当てる。まず、電源ボタン25’による状態の切り替わ
りについて説明する。電源ボタン25’を押すことによ
り、携帯電話機は、図3の状態Aか状態Bのいずれかの
状態になる。具体的には、状態Aで電源ボタン25’を
押せば状態Bとなり、状態Bで電源ボタン25’を押せ
ば状態Aになる。さらに、状態Cで電源ボタン25’を
押しても状態Aになる。次に、禁止区域ボタン26’に
よる状態の切り替わりについて説明する。状態Aで禁止
区域ボタン26’を押すと状態Cになり、状態Bで禁止
区域ボタン26’を押しても状態Cになる。状態Cで禁
止区域ボタン26’を押すと状態Bになる。
【0029】携帯電話機の発信禁止区域以外では、電源
ボタン25’のみを操作して携帯電話機の電源オン/オ
フ(つまり状態Aと状態B)を切り替えて使用する。こ
れは従来の携帯電話機の使用状態と全く同じである。そ
して、発信禁止区域に入る前に状態Bの状態で禁止区域
ボタン26’を押し状態Cに切り替え、強い電磁波を発
射しない状態とすればよい。また、発信禁止区域外に出
たときは、再度禁止区域ボタン26’を押して状態Bに
戻せばよく、いずれの区域においても携帯電話機の使用
を止めるときには電源ボタン25’を押して状態A(電
源オフ状態)に切り替えればよい。また、発信禁止区域
で、携帯電話機の電源オフ状態から電話番号検索機能を
使いたい時には禁止区域ボタン26’を押して状態Aか
ら状態Cに切り替えればよい。
【0030】状態の切り替わり方としては、上記したも
のとは別に次のようにしてもよい。本切り替わり方で
は、図2の送受信ボタン25を通話ボタン25”に、情
報操作ボタン26を情報ボタン26”に割り当てる。そ
して通話ボタン25”を押せば状態A又は状態Bのいず
れかになり、情報ボタン26”を押せば状態A又は状態
Cのいずれかになる。つまり状態Aで通話ボタン25”
を押せば状態Bになり状態Bで通話ボタン25”を押せ
ば状態Aになる。さらに状態Cで通話ボタン25”を押
すと状態Bになる。発信区域外ではこの通話ボタン2
5”のみを使えばよい。次に情報ボタン26”である
が、状態Aで情報ボタン26”を押すと状態Cになり、
状態Cで情報ボタン26”を押すと状態Aになる。ま
た、状態Bで情報ボタン26”を押すと状態Cになる。
上記した切り替わり方では、状態A以外の状態から前記
通話ボタン25”を押せば状態Aとなるため、電源をオ
フとするには従来の携帯電話機と全く同じ感覚で操作で
き、発信禁止区域で電源をオフとする際にも誤って強い
電磁波を発射することがない。一方、本実施の形態の携
帯電話機では、発信禁止区域でも電源をオフとする必要
がないために、状態Bと状態Cの間の切り替えが主とな
るため、それぞれの状態への切り替えが別のボタンに割
り当てられている本切り替え方の方が直感的に操作でき
ることになる。
【0031】ここで、第1の実施の形態で送信機能のみ
を不能とする場合に対応して、本実施の形態において、
送信機能のみが不能状態で、送信以外の機能が能動状態
である場合を状態Cとしてもよい。
【0032】図4は、本発明の第3の実施の形態の携帯
電話機の機能ブロック図である。本実施の形態の説明に
あたり、図2と同一構成部分には同一番号を付して重複
部分の説明を省略する。図4において、携帯電話機30
は、さらに本体に電源を供給する電池部31、電池部3
1から送受信機能部22への電源供給をオン/オフする
スイッチ32、電池部31から情報操作部23への電源
供給をオン/オフするスイッチ33を備えて構成され
る。電池部31の出力は、2分されてスイッチ32とス
イッチ33に接続され、スイッチ32及びスイッチ33
は、制御部21によりそのオン/オフが制御される。
【0033】以上の構成において、携帯電話機30が電
源オフ状態で、切替え操作部24の送受信ボタン25が
操作されて情報操作部23を能動状態にする場合には、
制御部21は、スイッチ33をオンとする。これによ
り、電源が電池部31から情報操作部23に供給され
て、情報操作部23が能動状態となる。また、切替え操
作部24の情報操作ボタン26が操作されて、送受信機
能部22を能動状態とする場合には、スイッチ32をオ
ンとし、送受信機能部22に電源が供給されて送受信機
能部22が能動状態となる。なお、スイッチ32とスイ
ッチ33のいずれかをオンとする場合、制御部21及び
表示部25にまず電源が供給されるが、この接続は図4
では省略している。また、携帯電話機30の電源オフ状
態からスイッチ33を電気的に制御するために、制御部
21には常時接続された補助充電池を設けてもよい。
【0034】一方、送受信機能部22を不能とするよう
に切替え操作部24の送受信ボタン25が操作された場
合には、制御部21はスイッチ32をオフにし、送受信
機能部22への電源供給を遮断する。また、携帯電話機
30本体の電源をオフにするときには、制御部21はス
イッチ32とスイッチ33の両方をオフにする。このよ
うに、送受信機能を不能とする場合には、送受信機能部
22に電源を供給しないので、消費電流を節約でき、電
池使用時間を伸ばすことができる。
【0035】図5は、本発明の第4の実施の形態の携帯
電話機の機能ブロック図である。本実施の形態の説明に
あたり、図4と同一構成部分には同一番号を付して重複
部分の説明を省略する。図5において、40は携帯電話
機、51は送受信機能部22の送信部の最終段の電力増
幅器である。携帯電話機40のスイッチ32は、電池部
31から送受信機能部22の送信部の最終段の電力増幅
器51を駆動するための電源供給をオン/オフし、スイ
ッチ33は、電池部31から送受信機能部22及び情報
操作部23への電源供給をオン/オフする。すなわち、
スイッチ32の出力は、送信部の最終段の電力増幅器4
1に接続され、スイッチ33の出力は二分され、送受信
機能部22と情報操作部23に接続されている。スイッ
チ32及びスイッチ33は、制御部21によりそのオン
/オフが制御される。
【0036】以上の構成において、携帯電話機40の電
源オフ状態から、情報操作部23を能動状態とするよう
に切替え操作部24の送受信ボタン25が操作された場
合には、制御部21は、スイッチ33をオンにし、情報
操作部23と最終段増幅器41を除く送受信機能部22
に電源を供給して能動状態とする。この状態では、最終
段増幅器41には電源が供給されていないために、アン
テナ11(図1参照)からは、問題が生じない極めて微
弱な電磁波が発射されるに過ぎない。そして、送受信機
能を能動状態とするように切替え操作部24の送受信ボ
タン25が繰作されると、制御部21はスイッチ32を
オンとし、最終段増幅器41に電源が供給され、通話可
能状態となる。携帯電話機40の電源オフ状態からスイ
ッチ33を電気的に制御するために、制御部21に常時
接続された補助充電池を設けてもよい。
【0037】一方、送受信機能部22を不能とするよう
に切替え操作部24の送受信ボタン25が操作された場
合には、制御部21はスイッチ32をオフにし、送受信
機能部22への電源供給を遮断する。また、携帯電話機
30本体の電源をオフにするときには、制御部21はス
イッチ32とスイッチ33の両方をオフにする。このよ
うに、送受信機能を不能とする場合に送受信機能部22
の送信部全体の通電を制御するのではなく、送信部の最
終段増幅器41の電源供給を制御することによって送受
信機能の能動/不能状態を切り替えることから、送信機
能を不能状態から能動状態に切り替える場合の切り替え
時間が短くて済む効果がある。
【0038】図6は、本発明の第5の実施の形態の携帯
電話機の機能ブロック図である。本実施の形態の説明に
あたり、図4と同一構成部分には同一番号を付して重複
部分の説明を省略する。図6において、携帯電話機50
は、送受信機能部22への電源供給をオン/オフするス
イッチ32が、制御部21によるオン/オフ制御に加
え、切替え操作部24の送受信ボタン(第1のボタン)
25によっても独立に制御される点が図4のものとは異
なる。
【0039】図4と同様に送受信機能部22と情報操作
部23の能動/不能を切り替えるために、送受信機能部
22の能動/不能の切り替えは、情報操作部23と電池
部31の間に接続されているスイッチ32を切り替え、
情報操作部23の能動/不能の切り替えは、情報操作部
23と電池部31の間に接続されているスイッチ33を
切り替える。本実施の形態では、スイッチ32が、制御
部21からの制御信号による切り替えの他に、切替え操
作部24の第1のボタン25によっても独立に制御され
ている。これにより、制御部21の処理状態に関わらず
送受信ボタン(第1のボタン)25により送受信機能部
22を直ちに不能状態とすることができる。
【0040】なお、上記実施の形態では、電話番号閲覧
等の機能を有する携帯電話機に適用した例であるが、送
受信を行う携帯電話機であればどのような装置にも適用
可能である。例えば、親機と複数の子機とが無線通信に
よって接続されたコードレス電話機や、無線通信機能を
備えたPDA(Personal Digital Assistant)や小型ノ
ート型パソコンにも応用できる。
【0041】また、上記実施の形態では、報知手段とし
て表示部16の発光ダイオードを点灯させる例について
説明したが、報知方法は何でもよく、例えば音声であっ
てもよい。また、表示部13に禁止区域である旨のメッ
セージを表示したり、表示に加えて音声あるいは音響に
て報知することも可能である。さらに、上記携帯電話機
を構成する各回路部、例えば制御部の種類、数及び接続
方法などは前述した実施の形態に限られない。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、携帯電話機の発信禁止区域においても強い電磁波を
発射することなく番号検索などの送受信機能以外の操作
を行うことができ、再度送信機能を能動状態としたとき
に短時間で通話可能な携帯電話機が実現できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の携帯電話機の外観
を示す図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の携帯電話機動作状
態を説明するための図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,30,40,50 携帯電話機 11 アンテナ 12 拡声用スピーカ 13 LCD表示部 14 操作キー 15 マイク 16 表示部(表示手段) 21 制御部 22 送受信機能部(通信手段) 23 情報操作部 24 切替え操作部 25 送受信ボタン(指示手段) 26 情報操作ボタン 31 電池部 32,33 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を送受信して無線通信を行う通信手
    段と、 前記通信手段の送信機能部の動作を停止させる、又は該
    動作の停止を解除する指示を行う指示手段と、を備える
    ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記通信手段の送信機能部の動作の停止
    は、該送信機能部への電源供給の停止により行うことを
    特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記通信手段の送信機能部の動作の停止
    は、該送信機能部の最終段増幅器への電源供給の停止に
    より行うことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記通信手段の送信機能部の能動又は不
    能状態を表示する表示手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1記載の携帯電話機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002345036A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Nec Access Technica Ltd 携帯端末の無線電源制御システム及び方法
WO2008050423A1 (fr) * 2006-10-25 2008-05-02 Fujitsu Limited Appareil de communication, programme de communication et procédé de communication

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