JP4688290B2 - 無線通信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、無線通信機に関し、特に表示部を有し、ゲーム、PIM機能等の無線通信以外の機能も有する無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の無線通信機は、無線基地局との間に電波による通信回線を設定し、無線により音声、データ等を送受して通信を行うものであり、無線部(送信部、受信部等)の他、無線機全体を統括して制御する制御部を有している。この制御部は無線部に対し送受信周波数、送信出力を指示して無線部を制御する一方、ゲーム、PDA等の通信には直接関係のない動作もしている。
【0003】
また、携帯電話機では、電源が入った状態では基地局に対して位置登録信号を送信し、また、基地局から自局への呼び出しを検出すると、応答信号を返信する。このように携帯電話機は定期的又は不定期に電波を送信するので、周囲に存在する電子機器の動作を不安定にする等の影響を与えることがある。よって、病院等の医療機関内や、満員電車の車内では携帯電話機の電源を切ることが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近の携帯電話機は、無線回線を用いた通話機能の他に、ゲーム、電子手帳(PIM)、電子メール等の機能を有している。これらの、ゲーム、電子手帳機能は通信機能(電波の送受信)とは関係なく動作させることができる。よって、携帯電話の電源を入れると位置登録のために電波を発射することから、病院等の医療機関や、満員電車の車内では携帯電話機のゲーム、電子手帳等の通信と関係のない機能を使用することができなかった。
【0005】
また、携帯電話機の電子メール機能はメール作成時には通信(電波の発射)をすることなく動作させることができる。よって、携帯電話機から電波を発射することなく携帯電話機を動作させることができれば、携帯電話機の使用が禁止されている場所でもメールの作成が可能となり便利である。
【0006】
本発明は、電波を発射することなく、携帯電話機等の無線通信機の通話以外の機能を使用することができる無線通信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、電波の送受信を行う無線部と、前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、所定の機能が起動されると、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、操作部と、表示部と、音声処理部と、をさらに有し、前記所定の機能は前記無線通信機が電波を送信しなくても動作可能であり、前記操作部の操作によって前記表示部に当該所定の機能に関する所定の表示をし、前記操作部の操作によって前記無線部と前記音声処理部とのいずれにも作用をしない機能であること特徴とする。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記制御部は、前記無線部への電源の供給を停止することにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記無線部は、電波の送信を行う送信部を備え、前記制御部は、前記送信部のみへの電源の供給を停止することにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、操作部と、電波の送受信を行う無線部と、前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記操作部の操作によって、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、アンテナから放射する高周波信号を生成して電波の送受信を行う無線部と、前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、前記無線通信機の動作モードの切り換えを指示するモード選択部と、前記無線通信機の動作モードを判定するモード判定部と、前記モード判定部が、前記モード選択部により指示された動作モードが、電波の送信を停止するものと予め設定された動作モードであると判定したときに、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とする送信禁止制御部と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、前記無線通信機は、前記通信プロトコルのうち、送信プロトコルのみを禁止することを特徴とすることもできる。また、前記無線通信機は、前記通信プロトコルのうち、受信プロトコルのみを禁止することもできる。さらに、受信は継続しつつ送信のみを禁止(送信プロトコルのみを禁止又は送信時に無線部(少なくとも送信部)への電源の供給を停止)して、基地局から所定の信号(特定の識別符号)を受信したら、禁止された送信を再開して(停止した送信プロトコルを起動して、又は、無線部への電源の供給を再開して、無線部を動作させて)、電波の発射を再開するように構成することもできる。
【0014】
また、他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、前記無線通信機の電源を遮断することなく、使用者が送信禁止スイッチを操作してから、所定の時間が経過するまでの間、前記無線通信機からの電波の発射を停止するように構成することもできる。
【0015】
【発明の作用および効果】
第1又は第2発明では、所定の機能が起動されると、無線通信機の電源を遮断することなく、無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、無線通信機からの電波の送信を行わない状態とするので、使用者の特別な操作を要することなく、電波の送信を停止すると共に無線通信機の他の機能を使用することができる。電波の受信を継続することにより、基地局からの信号を受信することができ、それに対応した処理を行うことができる。
【0016】
第3又は第4の発明では、無線部への電源の供給を停止す又は送信部のみへの電源の供給を停止することにより、無線通信機からの電波の送信を停止するので、電波の送信停止中の消費電力を低減することができる。
【0017】
第5の発明では、操作部の操作によって、無線通信機の電源を遮断することなく、無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とするので、電波を送信することなく無線通信機の他の機能を使用することができると共に、電波の送信停止中の制御部の処理負担を軽減することができる。また、電波の受信を継続することにより、基地局からの信号を受信することができ、それに対応した処理を行うことができる。
【0018】
第6の発明では、無線通信機の動作モードの切り換えを指示するモード選択部と、前記無線通信機の動作モードを判定するモード判定部と、前記モード判定部が、前記モード選択部により指示された動作モードが、電波の送信を停止するものと予め設定された動作モードであると判定したときに、前記無線通信機の電源を遮断することなく、無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とする送信禁止制御部を有するので、使用者の特別な操作を要することなく、電波の送信を停止することができると共に無線通信機の他の機能を使用することができる。電波の受信を継続することにより、基地局からの信号を受信することができ、それに対応した処理を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態の携帯電話機の主要な構成を示すブロック図である。
【0021】
アンテナ1は無線部2に接続されており、無線基地局からの電波を受信し、無線基地局に対し電波を送信する。無線部2は送信部3及び受信部4により構成され、送信部3はアンテナ1から送信する高周波信号を生成する。受信部4はアンテナ1で受信した高周波信号を増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号として音声処理部5に出力する。このベースバンド信号は、音声処理部5内の変復調部(コーデック部)にて音声信号に復調される。また、変復調部では音声信号を変調し、ベースバンド信号を生成する。
【0022】
また、制御部6は、無線部2、表示部9、操作部10等の携帯電話機の各部を制御する。無線部2に対しては、送受信周波数、送信する電波の出力を制御する。表示部(液晶表示器)9に対しては、文字情報、携帯電話機の動作状態を表示する表示データを送る。また、操作部(キーボード)10からの、文字、数字の入力、携帯電話機への動作の指示を受け付ける。
【0023】
この第1の実施の形態では、操作部10に、別個独立に送信禁止スイッチ10bを設けている。この送信禁止スイッチは既存のキーとは別に設けてもよいが、送信禁止機能をファンクションスイッチにより設定される機能の一つとして、ファンクションスイッチと共用するように構成してもよい。また、プッシュ式のキースイッチではなく、スライドスイッチ等の切り返し機のスイッチを用いるように構成してもよい。
【0024】
さらに、携帯電話機には、音響信号を電気信号に変換する送話部7、電気信号を音響信号に変換する受話部8を有している。
【0025】
図2は、第1の実施の形態の携帯電話機の送信禁止スイッチが操作されたときの動作を示すフローチャートである。
【0026】
制御部では、携帯電話機を動作させるメインプログラムが動作している。このメインプログラムでは、操作部のキースイッチが操作されたかを、定期的にスキャンして監視している。図2は送信禁止スイッチ10bの操作が検出されたときの動作を示す。
【0027】
送信禁止スイッチが操作され、送信禁止が設定されると(S101でON)、制御部は通信プロトコルの動作を停止して(S102)、無線部への電源の供給を遮断する(S103)。このS102で停止される通信プロトコルは、制御部で動作しているプログラムであり、携帯電話機と無線基地局との電波による信号の送受信を制御している。例えば、基地局からの呼出信号の受信、携帯電話機からの送信タイミングの制御、接続先の基地局の切り換え(ハンドオーバ)、携帯電話機からの位置登録信号の送信等を制御している。よって、通信プロトコルの動作が停止した携帯電話機は待受動作をしないので、基地局との通信を一切行わない。
【0028】
すなわち、送信禁止設定時には無線部、音声処理部に対して何ら作用することなく、制御部での通信プロトコルの動作を停止するので、制御部が無線部、コーデック部に対して制御指示を送出しないことから、携帯電話機からの電波の発射を停止することができる。
【0029】
このように送信禁止の設定がされると、携帯電話機は基地局からの信号を受信しないので、圏外状態となり、表示部に圏外表示がされる。このため、送信禁止状態では、真に圏外なのか、送信禁止設定をしたことにより圏外表示がされているのかが分からないので、送信禁止設定中であることを表示部に表示(特定のピクトグラムを点灯)しておくとよい。
【0030】
一方、送信禁止スイッチが操作され、送信禁止が解除されると(S101でOFF)、制御部は通信プロトコルの動作を開始(再開)して(S104)、無線部への電源の供給を開始して(S105)、基地局との接続を再開して通常の待受状態に入る(S106)。
【0031】
このように、本発明の第1の実施の形態では、携帯電話機の電源を遮断することなく、使用者が送信禁止スイッチを操作することにより、制御部で実行される通信プロトコルの動作を停止し、無線部への電源の供給を遮断するので、携帯電話機からの電波を送信を停止しながら、ゲーム、電子手帳(PIM)、電子メール等の動作させることができることから、携帯電話機の周囲に存在する電子機器に影響を与えずに携帯電話機を動作させることができる。
【0032】
また、送信禁止スイッチの操作により、携帯電話機からの電波の発射を停止するので、使用者の意思によって、いつでも携帯電話機からの電波の発射を停止することができる。
【0033】
また、制御部で実行される電波の送受信を制御する通信プロトコルの制御を停止することにより携帯電話機からの電波の発射を停止するので、携帯電話機の無線部の電源を遮断する場合に比べて、消費電力をより低減することができるだけでなく、電波の発射停止中の制御部の処理負担も軽減することができる。また、送信禁止設定時には制御部での通信プロトコルの動作を停止するので、無線部、音声処理部に対して何ら作用することなく、携帯電話機からの電波の発射を停止することができる。
【0034】
図3は、本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の主要な構成を示すブロック図である。
【0035】
この第2の実施の形態で、第1の実施の形態と同じ符号を付した構成は、第1の実施の形態と同一の動作をするので、個々の動作の説明は省略する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、操作部10に、携帯電話機の動作モードを選択するファンクションスイッチを設け、ファンクションスイッチにより携帯電話機の特定の動作モードが選択されたときに、携帯電話機からの電波の発射を停止するように構成されている。このファンクションスイッチは、専用のファンクションスイッチを設けてもよいが、スクロールキーと決定キーとの組合せにより動作モードを選択できるファンクションスイッチを構成してもよい。
【0036】
図4は、第2の実施の形態の携帯電話機の動作モードが切り換えられたときの動作の概要を示すフローチャートである。
【0037】
電話機の動作には、発呼、着呼等の通話動作をする通話モード、使用者が操作部(テンキー、スクロールキー等)の操作によりゲームを楽しむことができるゲームモード、電子手帳として電話帳、予定表等の入力・閲覧ができるPIM(Personal Information Manager)モード、電子メールの作成・読み出しができる電子メールモードを有している。これらのゲームモード、PIMモード、電子メールモードでは、通常は携帯電話機から電波を発射する必要がない。特に電波を発射する必要があるのは、PIMモードにおけるサーバへのデータの確認、電子メールでのメールの送受時である。
【0038】
よって、これらの非通話モード(ゲームモード、PIMモード、電子メールモード)では、携帯電話機からの電波を発射を停止していても、これらのモードでの動作には問題がない。従来、これらの非通話モードにおいても、待受状態では位置登録や着呼応答などのために、携帯電話機から電波が発射されている。よって、携帯電話機の使用が禁止されている場所では、これらの非通話モードで動作させるときであっても、携帯電話機の電源を入れることができなかった。
【0039】
具体的には、携帯電話機のモードが操作部(モード選択手段)により切り換えられたときに、制御部(モード判定手段)が動作モードを判断し(S111)、非通話モードであるときは、携帯電話機からの電波の発射の要否を示す送信フラグを”0”(送信禁止状態)に設定する(S112)。一方、携帯電話機が通話モードに切り換えられたとき(非通話モードが終了したとき)には、送信フラグを”1”(送信許可状態)に設定する(S113)。なお、この送信フラグは図7において後述する、送信制御手順において参照され、制御部で実行される通信プロトコルの動作と、無線部の電源のオン/オフを制御する。
【0040】
図5は、第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機能設定時の動作を示すフローチャートである。
【0041】
使用者が携帯電話機を操作して、電波発射停止機能の設定を選択したら、メニューとして通常/自動/停止の選択肢を表示する(S121)。使用者は、この表示に従って電波発射停止のレベルを選択する(S122)。
【0042】
「通常」が選択されると、携帯電話機は通常通り動作し、携帯電話機からの電波の発射を停止せず、通常通り発呼することができ、待受状態となり着呼を受けることもできる。また、「自動」が選択されると、その後表示されるモード一覧で選択されたモードを非通話モードに設定して、その設定されたモードでの動作を開始すると自動的に携帯電話機からの電波の発射を停止する。すなわち、選択されたモードで動作中は携帯電話機からの電波の発射が停止される。また、「停止」が選択されると、直ちに携帯電話機からの電波の発射を停止して、この電波発射「停止」状態が解除されるまでは、携帯電話機からは一切の電波が発射されない。以下、この動作をフローチャートに従って説明する。
【0043】
使用者が、S122で電波発射停止のレベルに「通常」を選択すると(S123)、設定変更の確認画面が表示され(S124)、使用者に携帯電話機の周囲が電波を発射してもよい環境であるかの確認を促して、いきなり電波を発射して、周囲の電子機器に影響を与えないようにしている。そして、使用者による設定変更の確認がされたならば、送信フラグを”1”に設定し(S125)、モード毎に設けられた個別送信フラグを全て”1”に設定することにより(S126)、携帯電話機から電波が発射可能な状態にする。
【0044】
この「送信フラグ」と「個別送信フラグ」とは、”0”のときに電波の発射が禁止され、”1”のときに電波の発射が許容される。また、「送信フラグ」が”0”に設定されていると、携帯電話機の動作モードによらず、常に、携帯電話機からの電波の発射を停止する。一方、個別送信フラグは携帯電話機のモード毎に設けられ、そのモードに対応する「個別送信フラグ」が”0”に設定されていると、対応するモードで動作しているときは、携帯電話機からの電波の発射が停止される。例えば、個別送信フラグ(ゲーム)=”0”のときは、携帯電話機の動作モードが「ゲーム」に設定され、ゲームモードを開始して、ゲームモードで動作している間は、携帯電話機から電波が発射されないように制御部により制御される。
【0045】
一方、使用者が、S122で電波発射停止のレベルに「自動」を選択すると(S127)、そのモードで動作中は携帯電話機からの電波の発射を停止するモードを選択する、モード選択画面が表示され、電波の発射を停止させるモードを選択する(S128)。そして、電波の発射を停止するモードが選択されたならば、送信フラグを”1”に設定し(S129)、モード毎に設けられた個別送信フラグのうち、選択されたモードに対応するものを”0”に設定することにより(S130)、選択された特定のモードで動作しているときには、携帯電話機からは電波が発射されない状態にして、その他のモードで動作しているときには、携帯電話機から電波が発射可能な状態にする。
【0046】
また、使用者が、S122で電波発射停止のレベルに「停止」を選択すると(S131)、設定変更の確認画面が表示され(S132)、使用者に携帯電話機が電波を送受信を停止してもよいかを確認して、いきなり着呼ができない状態にならないようにしている。そして、使用者による設定変更の確認がされたならば、制御部での通信プロトコルの動作(携帯電話機と無線基地局との電波の送受信の制御)を停止して(S133)、無線部への電源の供給を遮断して(S134)、さらに送信フラグを”0”に設定し(S135)、携帯電話機からの電波の発射を停止する。
【0047】
図6は、第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機能設定時の画面遷移を示すフローチャートである。図6は、図5において説明した電波発射機能設定時の動作に対応した画面遷移であり、以下の図6の説明でのステップ番号は図5におけるステップ番号である。
【0048】
まず、使用者はメインメニューから電波発射停止機能を選択すると(D1〜D2)、電波発射停止レベルの選択画面が表示される(D3、S121)。使用者が「通常」を選択すると、電波発射停止機能を「通常」に設定してもよいかを確認する確認画面(D4)が表示され、使用者に確認を促す(S124)。使用者による確認がなされると、送信フラグと個別送信フラグとが”1”に設定される(S125〜S126)
また、画面D3で「自動」が選択されると、電波の発射を停止するモードを選択する選択画面(D5、S128)が表示され、使用者は電波の発射を停止したいモードを選択して、画面のモードの左側に表示されている四角にチェックを入れる(画面D5はゲームモードのみが選択されている状態を示す)。その後、「YES」が選択されて、決定ボタンが操作されることにより、送信フラグを”1”に、選択された個別送信フラグ(個別送信フラグ(ゲーム))を”0”に設定する(S129〜S130)。これにより、ゲームモードに入り、ゲームモードで動作している間は、携帯電話機から電波が発射されないように制御される。
【0049】
また、画面D3で「停止」が選択されると、電波発射停止機能を「停止」に設定してもよいかを確認する確認画面(D6)が表示され、使用者に確認を促す(S132)。使用者による確認がなされると、制御部における通信プロトコルを停止し、無線部の電源を遮断し、送信フラグを”0”に設定して、直ちに、電波の発射を停止する(S133〜S135)。
【0050】
図7は、第2の実施の形態の携帯電話機の送信制御動作を示すフローチャートである。この送信制御は、携帯電話機を動作させるメインプログラムから(定期的に又は不定期に)呼び出され、メインプログラムの一部として動作しているものである。
【0051】
送信制御動作では、送信フラグが”1”であれば(S141)、制御部は通信プロトコルの動作を開始(再開)して(S142)、無線部への電源の供給を開始して(S143)、通常の待受状態に入る(S144)。一方、送信フラグが”0”であれば(S141)、制御部は通信プロトコルの動作を停止して(S145)、無線部への電源の供給を遮断する(S146)。
【0052】
なお、携帯電話機の動作モードが切り替わったときには、個別送信フラグを参照して、図7と同様の動作により、モード毎に送信制御を行う。
【0053】
図8は、第2の実施の形態の携帯電話機の発呼時の動作を示すフローチャートである。
【0054】
発呼ボタンが操作されると(S151)、送信フラグの設定内容が確認される(S152)。送信フラグが”0”であると、携帯電話機から電波を発射することができないので、発呼できない旨のエラーが表示部に表示される(S153)。
【0055】
一方、送信フラグが”1”であると、携帯電話機からの電波の発射が許可されているので、基地局に対して回線接続要求がされ(S154)、回線が接続された後に通話が行われる(S155)。
【0056】
前述した第1及び第2の実施の形態では、携帯電話機からの電波を送信を停止するために、消費電力をより低減する観点から、無線部への電源の供給を停止し、制御部で実行される通信プロトコルの制御を停止しているが、無線部への電源の供給を停止又は通信プロトコルの制御を停止の何れか一方により電波の送信を制御することができる。
【0057】
また、第1及び第2の実施の形態では、使用者の操作(指示)により、携帯電話機からの電波の発射の停止、再開をするものであるが、電波の発射の停止を設定したらタイマを起動し、所定の時間が経過したら停止した通信プロトコルの制御を開始して、電波の発射を再開するように構成することもできる。この電波の発射を再開する際に使用者に音、振動等により報知するようにすると、電波の発射の再開に対して使用者の注意を喚起することができ好適である。
【0058】
また、第1及び第2の実施の形態では、送信時と受信時との双方において無線部への電源の供給を遮断したが、送信時(送信タイミング)のみ無線部への電源の供給を遮断したり、受信時(受信タイミング)のみ無線部への電源の供給を遮断することもできる。このとき、無線部全体の電源を遮断するのではなく、送信時には送信部への電源の供給を遮断し、受信時には受信部への電源の供給を遮断することもできる。
【0059】
また、第1及び第2の実施の形態では、送信と受信との双方の通信プロトコルの制御を停止したが、送信プロトコルの制御のみ停止したり、受信プロトコルの制御のみを停止することもできる。
【0060】
このように、送信プロトコルの制御のみを停止又は送信時のみ無線部への電源の供給を遮断すれば、基地局からの信号を受信しても、携帯電話機から基地局に対して信号を返送することがない。また、受信プロトコルの制御のみを停止又は受信時のみ無線部への電源の供給を遮断すれば、基地局からの信号が受信できないことから、携帯電話機は圏外状態となり、携帯電話機から基地局に対して信号を送信することがない。
【0061】
また、送信プロトコルの制御のみを停止、又は、送信時に無線部(少なくとも送信部)への電源の供給を停止する場合には、基地局からの信号の受信のみは継続させることができ、受信した基地局の識別信号が所定の識別信号であれば、所定の場所(電波を送信しても安全な場所)であると判断して、停止した通信プロトコルを起動して、電波の発射を開始するように構成してもよい。さらに、受信した基地局の識別信号から異なるシステムが運用している地域(例えば、自社の自営網の地域)であると判断したら、所定の場所(電波を送信しても安全な場所)であることを認識して、停止した通信プロトコルを起動して、電波の発射を再開するように構成してもよい。
【0062】
このように、本発明の第2の実施の形態では、携帯電話機の電源を遮断することなく、使用者が携帯電話機の動作モードを切り換えて、予め設定したモードの動作が開始することにより、制御部で実行される通信プロトコルの動作を停止し、無線部への電源の供給を遮断するので、ゲーム、電子手帳(PIM)、電子メール等の動作中は携帯電話機からの電波を送信を停止させることから、携帯電話機の周囲に存在する電子機器に影響を与えずに携帯電話機を動作させることができる。
【0063】
また、使用者が携帯電話機からの電波の送信を停止する動作モードを予め設定できるので、使用者毎の使用形態に合わせて、動作モード毎に携帯電話機からの電波を送信を停止させて、携帯電話機の周囲に存在する電子機器に影響を与えずに携帯電話機を動作させることができる。
【0064】
また、無線部への電源の供給を停止することにより、携帯電話機からの電波の発射を停止するので、送信禁止設定中の消費電力を低減することができる。さらに、制御部で実行される電波の送受信を制御する通信プロトコルの制御を停止することにより、携帯電話機からの電波の発射を停止するので、電波の発射停止中の制御部の処理負担を軽減でき、消費電力を低減することができる。
【0065】
また、携帯電話機の動作モードの切り換えを指示するモード選択手段としての操作部(ファンクションスイッチ)と、携帯電話機が動作しているモードを判定するモード判定手段(制御部)とを有し、モード判定手段が、携帯電話機が動作しているモードが、電波の発射を停止するものと予め設定されたモードであると判定したときに、無線部の電源を遮断し、制御部での通信プロトコルの実行の停止する送信禁止制御手段(制御部)を有するので、使用者が特別な操作を要することなく、予め設定された動作モード中は電波の発射を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態の携帯電話機の送信禁止設定時の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図4】 第2の実施の形態の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図5】 第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機能設定時の動作を示すフローチャートである。
【図6】 第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機能設定時の画面遷移を示すフローチャートである。
【図7】 第2の実施の形態の携帯電話機の送信制御動作を示すフローチャートである。
【図8】 第2の実施の形態の携帯電話機の発呼時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 無線部
3 送信部
4 受信部
5 音声処理部
6 制御部
7 送話部
8 受話部
9 表示部(液晶表示器)
10 操作部(キーボード)

Claims (6)

  1. 他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、
    電波の送受信を行う無線部と、
    前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、所定の機能が起動されると、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする無線通信機。
  2. 操作部と、
    表示部と、
    音声処理部と、をさらに有し、
    前記所定の機能は、前記無線通信機が電波を送信しなくても動作可能であり、前記操作部の操作によって前記表示部に当該所定の機能に関する所定の表示をし、前記操作部の操作によって前記無線部と前記音声処理部とのいずれにも作用をしない機能であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 前記制御部は、前記無線部への電源の供給を停止することにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信機。
  4. 前記無線部は、電波の送信を行う送信部を備え、
    前記制御部は、前記送信部のみへの電源の供給を停止することにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信機。
  5. 他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、
    操作部と、
    電波の送受信を行う無線部と、
    前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記操作部の操作によって、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とすることを特徴とする無線通信機。
  6. 他の無線通信機との間で無線により通信を行う無線通信機において、
    アンテナから放射する高周波信号を生成して電波の送受信を行う無線部と、
    前記無線部による電波の送受信を制御する制御部と、
    前記無線通信機の動作モードの切り換えを指示するモード選択部と、
    前記無線通信機の動作モードを判定するモード判定部と、
    前記モード判定部が、前記モード選択部により指示された動作モードが、電波の送信を停止するものと予め設定された動作モードであると判定したときに、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線部による電波の送信タイミングにのみ電波の送信を実行不可とすることにより、前記無線通信機からの電波の送信を行わない状態とする送信禁止制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信機。
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