JP2002199454A - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JP2002199454A
JP2002199454A JP2000397017A JP2000397017A JP2002199454A JP 2002199454 A JP2002199454 A JP 2002199454A JP 2000397017 A JP2000397017 A JP 2000397017A JP 2000397017 A JP2000397017 A JP 2000397017A JP 2002199454 A JP2002199454 A JP 2002199454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波を発射することなく、携帯電話機等の無
線通信機の通話以外の機能を使用することができる無線
通信機を提供する。 【解決手段】 他の無線通信機との間で無線により通信
を行う無線通信機において、無線通信機は所定の機能が
起動されたことにより、前記無線通信機の電源を遮断す
ることなく、無線通信機からの電波の発射を停止しうる
手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、無線通信機に関
し、特に表示部を有し、ゲーム、PIM機能等の無線通
信以外の機能も有する無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の無線通信機は、無線基地
局との間に電波による通信回線を設定し、無線により音
声、データ等を送受して通信を行うものであり、無線部
(送信部、受信部等)の他、無線機全体を統括して制御
する制御部を有している。この制御部は無線部に対し送
受信周波数、送信出力を指示して無線部を制御する一
方、ゲーム、PDA等の通信には直接関係のない動作も
している。
【0003】また、携帯電話機では、電源が入った状態
では基地局に対して位置登録信号を送信し、また、基地
局から自局への呼び出しを検出すると、応答信号を返信
する。このように携帯電話機は定期的又は不定期に電波
を送信するので、周囲に存在する電子機器の動作を不安
定にする等の影響を与えることがある。よって、病院等
の医療機関内や、満員電車の車内では携帯電話機の電源
を切ることが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の携帯電
話機は、無線回線を用いた通話機能の他に、ゲーム、電
子手帳(PIM)、電子メール等の機能を有している。
これらの、ゲーム、電子手帳機能は通信機能(電波の送
受信)とは関係なく動作させることができる。よって、
携帯電話の電源を入れると位置登録のために電波を発射
することから、病院等の医療機関や、満員電車の車内で
は携帯電話機のゲーム、電子手帳等の通信と関係のない
機能を使用することができなかった。
【0005】また、携帯電話機の電子メール機能はメー
ル作成時には通信(電波の発射)をすることなく動作さ
せることができる。よって、携帯電話機から電波を発射
することなく携帯電話機を動作させることができれば、
携帯電話機の使用が禁止されている場所でもメールの作
成が可能となり便利である。
【0006】本発明は、電波を発射することなく、携帯
電話機等の無線通信機の通話以外の機能を使用すること
ができる無線通信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、他の無線
通信機との間で無線により通信を行う無線通信機におい
て、前記無線通信機は所定の機能が起動されたことによ
り、前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無
線通信機からの電波の発射を停止しうる手段を有するこ
とを特徴とする。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、前記
所定の機能は、前記無線通信機が電波を送信しなくても
動作可能であり、操作部(10)の操作によって表示部
(9)に所定の表示をし、前記操作部の操作によって無
線部(2)と音声処理部(5)とのいずれにも作用をし
ない機能であることを特徴とする。
【0009】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記無線通信機は無線部(2)を有し、前記無線部
への電源の供給を停止することにより、前記無線通信機
からの電波の発射を停止することを特徴とする。
【0010】第4の発明は、前記無線通信機は、電波の
送受信を制御する通信プロトコルが実行される制御部
(6)を有し、前記制御部の制御により他の無線通信機
との間で無線により通信を行う無線通信機において、使
用者の操作により、前記無線通信機の電源を遮断するこ
となく、前記制御部で実行される通信プロトコルの制御
を停止することにより、前記無線通信機からの電波の発
信を停止することを特徴とする。
【0011】第5の発明は、アンテナから放射する高周
波信号を生成する無線部(2)と、無線通信機の動作を
制御する制御部(6)と、無線通信機の状態等を表示す
る表示部(9)と、無線通信機に対し操作の指示が入力
される操作部(10)とを備え、他の無線通信機との間
で無線により通信を行う無線通信機において、前記無線
通信機の動作モードの切り換えを指示するモード選択手
段と、前記無線通信機が動作しているモードを判定する
モード判定手段とを有し、前記モード判定手段が、前記
無線通信機が動作しているモードが、電波の発射を停止
するものと予め設定されたモードであると判定したとき
に、前記無線部の電源の遮断と、前記制御部での通信プ
ロトコルの実行の停止との少なくとも一方の制御を行う
送信禁止制御手段を有することを特徴とする。
【0012】本発明において、前記無線通信機は、送信
時には無線部(少なくとも送信部)への電源の供給を停
止するように構成することもできる。また、前記無線通
信機は、受信時には無線部(少なくとも受信部)への電
源の供給を停止するように構成することもできる。
【0013】また、前記無線通信機は、前記通信プロト
コルのうち、送信プロトコルのみを禁止することを特徴
とすることもできる。また、前記無線通信機は、前記通
信プロトコルのうち、受信プロトコルのみを禁止するこ
ともできる。さらに、受信は継続しつつ送信のみを禁止
(送信プロトコルのみを禁止又は送信時に無線部(少な
くとも送信部)への電源の供給を停止)して、基地局か
ら所定の信号(特定の識別符号)を受信したら、禁止さ
れた送信を再開して(停止した送信プロトコルを起動し
て、又は、無線部への電源の供給を再開して、無線部を
動作させて)、電波の発射を再開するように構成するこ
ともできる。
【0014】また、他の無線通信機との間で無線により
通信を行う無線通信機において、前記無線通信機の電源
を遮断することなく、使用者が送信禁止スイッチを操作
してから、所定の時間が経過するまでの間、前記無線通
信機からの電波の発射を停止するように構成することも
できる。
【0015】
【発明の作用および効果】第1又は第2の発明では、所
定の機能(動作モード)が起動されたことにより、無線
通信機の電源を遮断することなく、無線通信機からの電
波の発射を停止しうる手段を有するので、無線通信機か
らの電波を送信を停止しながら無線通信機を動作させる
ことができ、無線通信機の周囲に存在する電子機器に影
響を与えずに無線通信機を動作させることができるとと
もに、使用者が特別な操作を要することなく、予め設定
された機能が起動すると電波の発射を停止することがで
きる。
【0016】第3の発明では、無線部への電源の供給を
停止することにより、無線通信機からの電波の発射を停
止するので、電波の発射停止中の消費電力を低減するこ
とができる。
【0017】第4の発明では、使用者の操作により、前
記無線通信機の電源を遮断することなく、制御部で実行
される電波の送受信を制御する通信プロトコルの制御を
停止することにより、無線通信機からの電波の発射を停
止するので、電波の発射停止中の制御部の処理負担を軽
減でき、消費電力を低減することができる。
【0018】第5の発明では、無線通信機の動作モード
の切り換えを指示するモード選択手段と、無線通信機が
動作しているモードを判定するモード判定手段とを有
し、モード判定手段が、無線通信機が動作しているモー
ドが、電波の発射を停止するものと予め設定されたモー
ドであると判定したときに、無線部の電源の遮断と、制
御部での通信プロトコルの実行の停止との少なくとも一
方の制御を行う送信禁止制御手段を有するので、使用者
が特別な操作を要することなく、予め設定された動作モ
ード中は電波の発射を停止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施の形態の携帯電話機の主要
な構成を示すブロック図である。
【0021】アンテナ1は無線部2に接続されており、
無線基地局からの電波を受信し、無線基地局に対し電波
を送信する。無線部2は送信部3及び受信部4により構
成され、送信部3はアンテナ1から送信する高周波信号
を生成する。受信部4はアンテナ1で受信した高周波信
号を増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号とし
て音声処理部5に出力する。このベースバンド信号は、
音声処理部5内の変復調部(コーデック部)にて音声信
号に復調される。また、変復調部では音声信号を変調
し、ベースバンド信号を生成する。
【0022】また、制御部6は、無線部2、表示部9、
操作部10等の携帯電話機の各部を制御する。無線部2
に対しては、送受信周波数、送信する電波の出力を制御
する。表示部(液晶表示器)9に対しては、文字情報、
携帯電話機の動作状態を表示する表示データを送る。ま
た、操作部(キーボード)10からの、文字、数字の入
力、携帯電話機への動作の指示を受け付ける。
【0023】この第1の実施の形態では、操作部10
に、別個独立に送信禁止スイッチ10bを設けている。
この送信禁止スイッチは既存のキーとは別に設けてもよ
いが、送信禁止機能をファンクションスイッチにより設
定される機能の一つとして、ファンクションスイッチと
共用するように構成してもよい。また、プッシュ式のキ
ースイッチではなく、スライドスイッチ等の切り返し機
のスイッチを用いるように構成してもよい。
【0024】さらに、携帯電話機には、音響信号を電気
信号に変換する送話部7、電気信号を音響信号に変換す
る受話部8を有している。
【0025】図2は、第1の実施の形態の携帯電話機の
送信禁止スイッチが操作されたときの動作を示すフロー
チャートである。
【0026】制御部では、携帯電話機を動作させるメイ
ンプログラムが動作している。このメインプログラムで
は、操作部のキースイッチが操作されたかを、定期的に
スキャンして監視している。図2は送信禁止スイッチ1
0bの操作が検出されたときの動作を示す。
【0027】送信禁止スイッチが操作され、送信禁止が
設定されると(S101でON)、制御部は通信プロト
コルの動作を停止して(S102)、無線部への電源の
供給を遮断する(S103)。このS102で停止され
る通信プロトコルは、制御部で動作しているプログラム
であり、携帯電話機と無線基地局との電波による信号の
送受信を制御している。例えば、基地局からの呼出信号
の受信、携帯電話機からの送信タイミングの制御、接続
先の基地局の切り換え(ハンドオーバ)、携帯電話機か
らの位置登録信号の送信等を制御している。よって、通
信プロトコルの動作が停止した携帯電話機は待受動作を
しないので、基地局との通信を一切行わない。
【0028】すなわち、送信禁止設定時には無線部、音
声処理部に対して何ら作用することなく、制御部での通
信プロトコルの動作を停止するので、制御部が無線部、
コーデック部に対して制御指示を送出しないことから、
携帯電話機からの電波の発射を停止することができる。
【0029】このように送信禁止の設定がされると、携
帯電話機は基地局からの信号を受信しないので、圏外状
態となり、表示部に圏外表示がされる。このため、送信
禁止状態では、真に圏外なのか、送信禁止設定をしたこ
とにより圏外表示がされているのかが分からないので、
送信禁止設定中であることを表示部に表示(特定のピク
トグラムを点灯)しておくとよい。
【0030】一方、送信禁止スイッチが操作され、送信
禁止が解除されると(S101でOFF)、制御部は通
信プロトコルの動作を開始(再開)して(S104)、
無線部への電源の供給を開始して(S105)、基地局
との接続を再開して通常の待受状態に入る(S10
6)。
【0031】このように、本発明の第1の実施の形態で
は、携帯電話機の電源を遮断することなく、使用者が送
信禁止スイッチを操作することにより、制御部で実行さ
れる通信プロトコルの動作を停止し、無線部への電源の
供給を遮断するので、携帯電話機からの電波を送信を停
止しながら、ゲーム、電子手帳(PIM)、電子メール
等の動作させることができることから、携帯電話機の周
囲に存在する電子機器に影響を与えずに携帯電話機を動
作させることができる。
【0032】また、送信禁止スイッチの操作により、携
帯電話機からの電波の発射を停止するので、使用者の意
思によって、いつでも携帯電話機からの電波の発射を停
止することができる。
【0033】また、制御部で実行される電波の送受信を
制御する通信プロトコルの制御を停止することにより携
帯電話機からの電波の発射を停止するので、携帯電話機
の無線部の電源を遮断する場合に比べて、消費電力をよ
り低減することができるだけでなく、電波の発射停止中
の制御部の処理負担も軽減することができる。また、送
信禁止設定時には制御部での通信プロトコルの動作を停
止するので、無線部、音声処理部に対して何ら作用する
ことなく、携帯電話機からの電波の発射を停止すること
ができる。
【0034】図3は、本発明の第2の実施の形態の携帯
電話機の主要な構成を示すブロック図である。
【0035】この第2の実施の形態で、第1の実施の形
態と同じ符号を付した構成は、第1の実施の形態と同一
の動作をするので、個々の動作の説明は省略する。第2
の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、操作部
10に、携帯電話機の動作モードを選択するファンクシ
ョンスイッチを設け、ファンクションスイッチにより携
帯電話機の特定の動作モードが選択されたときに、携帯
電話機からの電波の発射を停止するように構成されてい
る。このファンクションスイッチは、専用のファンクシ
ョンスイッチを設けてもよいが、スクロールキーと決定
キーとの組合せにより動作モードを選択できるファンク
ションスイッチを構成してもよい。
【0036】図4は、第2の実施の形態の携帯電話機の
動作モードが切り換えられたときの動作の概要を示すフ
ローチャートである。
【0037】電話機の動作には、発呼、着呼等の通話動
作をする通話モード、使用者が操作部(テンキー、スク
ロールキー等)の操作によりゲームを楽しむことができ
るゲームモード、電子手帳として電話帳、予定表等の入
力・閲覧ができるPIM(Personal Info
rmation Manager)モード、電子メール
の作成・読み出しができる電子メールモードを有してい
る。これらのゲームモード、PIMモード、電子メール
モードでは、通常は携帯電話機から電波を発射する必要
がない。特に電波を発射する必要があるのは、PIMモ
ードにおけるサーバへのデータの確認、電子メールでの
メールの送受時である。
【0038】よって、これらの非通話モード(ゲームモ
ード、PIMモード、電子メールモード)では、携帯電
話機からの電波を発射を停止していても、これらのモー
ドでの動作には問題がない。従来、これらの非通話モー
ドにおいても、待受状態では位置登録や着呼応答などの
ために、携帯電話機から電波が発射されている。よっ
て、携帯電話機の使用が禁止されている場所では、これ
らの非通話モードで動作させるときであっても、携帯電
話機の電源を入れることができなかった。
【0039】具体的には、携帯電話機のモードが操作部
(モード選択手段)により切り換えられたときに、制御
部(モード判定手段)が動作モードを判断し(S11
1)、非通話モードであるときは、携帯電話機からの電
波の発射の要否を示す送信フラグを”0”(送信禁止状
態)に設定する(S112)。一方、携帯電話機が通話
モードに切り換えられたとき(非通話モードが終了した
とき)には、送信フラグを”1”(送信許可状態)に設
定する(S113)。なお、この送信フラグは図7にお
いて後述する、送信制御手順において参照され、制御部
で実行される通信プロトコルの動作と、無線部の電源の
オン/オフを制御する。
【0040】図5は、第2の実施の形態の携帯電話機の
電波発射機能設定時の動作を示すフローチャートであ
る。
【0041】使用者が携帯電話機を操作して、電波発射
停止機能の設定を選択したら、メニューとして通常/自
動/停止の選択肢を表示する(S121)。使用者は、
この表示に従って電波発射停止のレベルを選択する(S
122)。
【0042】「通常」が選択されると、携帯電話機は通
常通り動作し、携帯電話機からの電波の発射を停止せ
ず、通常通り発呼することができ、待受状態となり着呼
を受けることもできる。また、「自動」が選択される
と、その後表示されるモード一覧で選択されたモードを
非通話モードに設定して、その設定されたモードでの動
作を開始すると自動的に携帯電話機からの電波の発射を
停止する。すなわち、選択されたモードで動作中は携帯
電話機からの電波の発射が停止される。また、「停止」
が選択されると、直ちに携帯電話機からの電波の発射を
停止して、この電波発射「停止」状態が解除されるまで
は、携帯電話機からは一切の電波が発射されない。以
下、この動作をフローチャートに従って説明する。
【0043】使用者が、S122で電波発射停止のレベ
ルに「通常」を選択すると(S123)、設定変更の確
認画面が表示され(S124)、使用者に携帯電話機の
周囲が電波を発射してもよい環境であるかの確認を促し
て、いきなり電波を発射して、周囲の電子機器に影響を
与えないようにしている。そして、使用者による設定変
更の確認がされたならば、送信フラグを”1”に設定し
(S125)、モード毎に設けられた個別送信フラグを
全て”1”に設定することにより(S126)、携帯電
話機から電波が発射可能な状態にする。
【0044】この「送信フラグ」と「個別送信フラグ」
とは、”0”のときに電波の発射が禁止され、”1”の
ときに電波の発射が許容される。また、「送信フラグ」
が”0”に設定されていると、携帯電話機の動作モード
によらず、常に、携帯電話機からの電波の発射を停止す
る。一方、個別送信フラグは携帯電話機のモード毎に設
けられ、そのモードに対応する「個別送信フラグ」が”
0”に設定されていると、対応するモードで動作してい
るときは、携帯電話機からの電波の発射が停止される。
例えば、個別送信フラグ(ゲーム)=”0”のときは、
携帯電話機の動作モードが「ゲーム」に設定され、ゲー
ムモードを開始して、ゲームモードで動作している間
は、携帯電話機から電波が発射されないように制御部に
より制御される。
【0045】一方、使用者が、S122で電波発射停止
のレベルに「自動」を選択すると(S127)、そのモ
ードで動作中は携帯電話機からの電波の発射を停止する
モードを選択する、モード選択画面が表示され、電波の
発射を停止させるモードを選択する(S128)。そし
て、電波の発射を停止するモードが選択されたならば、
送信フラグを”1”に設定し(S129)、モード毎に
設けられた個別送信フラグのうち、選択されたモードに
対応するものを”0”に設定することにより(S13
0)、選択された特定のモードで動作しているときに
は、携帯電話機からは電波が発射されない状態にして、
その他のモードで動作しているときには、携帯電話機か
ら電波が発射可能な状態にする。
【0046】また、使用者が、S122で電波発射停止
のレベルに「停止」を選択すると(S131)、設定変
更の確認画面が表示され(S132)、使用者に携帯電
話機が電波を送受信を停止してもよいかを確認して、い
きなり着呼ができない状態にならないようにしている。
そして、使用者による設定変更の確認がされたならば、
制御部での通信プロトコルの動作(携帯電話機と無線基
地局との電波の送受信の制御)を停止して(S13
3)、無線部への電源の供給を遮断して(S134)、
さらに送信フラグを”0”に設定し(S135)、携帯
電話機からの電波の発射を停止する。
【0047】図6は、第2の実施の形態の携帯電話機の
電波発射機能設定時の画面遷移を示すフローチャートで
ある。図6は、図5において説明した電波発射機能設定
時の動作に対応した画面遷移であり、以下の図6の説明
でのステップ番号は図5におけるステップ番号である。
【0048】まず、使用者はメインメニューから電波発
射停止機能を選択すると(D1〜D2)、電波発射停止
レベルの選択画面が表示される(D3、S121)。使
用者が「通常」を選択すると、電波発射停止機能を「通
常」に設定してもよいかを確認する確認画面(D4)が
表示され、使用者に確認を促す(S124)。使用者に
よる確認がなされると、送信フラグと個別送信フラグと
が”1”に設定される(S125〜S126) また、画面D3で「自動」が選択されると、電波の発射
を停止するモードを選択する選択画面(D5、S12
8)が表示され、使用者は電波の発射を停止したいモー
ドを選択して、画面のモードの左側に表示されている四
角にチェックを入れる(画面D5はゲームモードのみが
選択されている状態を示す)。その後、「YES」が選
択されて、決定ボタンが操作されることにより、送信フ
ラグを”1”に、選択された個別送信フラグ(個別送信
フラグ(ゲーム))を”0”に設定する(S129〜S
130)。これにより、ゲームモードに入り、ゲームモ
ードで動作している間は、携帯電話機から電波が発射さ
れないように制御される。
【0049】また、画面D3で「停止」が選択される
と、電波発射停止機能を「停止」に設定してもよいかを
確認する確認画面(D6)が表示され、使用者に確認を
促す(S132)。使用者による確認がなされると、制
御部における通信プロトコルを停止し、無線部の電源を
遮断し、送信フラグを”0”に設定して、直ちに、電波
の発射を停止する(S133〜S135)。
【0050】図7は、第2の実施の形態の携帯電話機の
送信制御動作を示すフローチャートである。この送信制
御は、携帯電話機を動作させるメインプログラムから
(定期的に又は不定期に)呼び出され、メインプログラ
ムの一部として動作しているものである。
【0051】送信制御動作では、送信フラグが”1”で
あれば(S141)、制御部は通信プロトコルの動作を
開始(再開)して(S142)、無線部への電源の供給
を開始して(S143)、通常の待受状態に入る(S1
44)。一方、送信フラグが”0”であれば(S14
1)、制御部は通信プロトコルの動作を停止して(S1
45)、無線部への電源の供給を遮断する(S14
6)。
【0052】なお、携帯電話機の動作モードが切り替わ
ったときには、個別送信フラグを参照して、図7と同様
の動作により、モード毎に送信制御を行う。
【0053】図8は、第2の実施の形態の携帯電話機の
発呼時の動作を示すフローチャートである。
【0054】発呼ボタンが操作されると(S151)、
送信フラグの設定内容が確認される(S152)。送信
フラグが”0”であると、携帯電話機から電波を発射す
ることができないので、発呼できない旨のエラーが表示
部に表示される(S153)。
【0055】一方、送信フラグが”1”であると、携帯
電話機からの電波の発射が許可されているので、基地局
に対して回線接続要求がされ(S154)、回線が接続
された後に通話が行われる(S155)。
【0056】前述した第1及び第2の実施の形態では、
携帯電話機からの電波を送信を停止するために、消費電
力をより低減する観点から、無線部への電源の供給を停
止し、制御部で実行される通信プロトコルの制御を停止
しているが、無線部への電源の供給を停止又は通信プロ
トコルの制御を停止の何れか一方により電波の送信を制
御することができる。
【0057】また、第1及び第2の実施の形態では、使
用者の操作(指示)により、携帯電話機からの電波の発
射の停止、再開をするものであるが、電波の発射の停止
を設定したらタイマを起動し、所定の時間が経過したら
停止した通信プロトコルの制御を開始して、電波の発射
を再開するように構成することもできる。この電波の発
射を再開する際に使用者に音、振動等により報知するよ
うにすると、電波の発射の再開に対して使用者の注意を
喚起することができ好適である。
【0058】また、第1及び第2の実施の形態では、送
信時と受信時との双方において無線部への電源の供給を
遮断したが、送信時(送信タイミング)のみ無線部への
電源の供給を遮断したり、受信時(受信タイミング)の
み無線部への電源の供給を遮断することもできる。この
とき、無線部全体の電源を遮断するのではなく、送信時
には送信部への電源の供給を遮断し、受信時には受信部
への電源の供給を遮断することもできる。
【0059】また、第1及び第2の実施の形態では、送
信と受信との双方の通信プロトコルの制御を停止した
が、送信プロトコルの制御のみ停止したり、受信プロト
コルの制御のみを停止することもできる。
【0060】このように、送信プロトコルの制御のみを
停止又は送信時のみ無線部への電源の供給を遮断すれ
ば、基地局からの信号を受信しても、携帯電話機から基
地局に対して信号を返送することがない。また、受信プ
ロトコルの制御のみを停止又は受信時のみ無線部への電
源の供給を遮断すれば、基地局からの信号が受信できな
いことから、携帯電話機は圏外状態となり、携帯電話機
から基地局に対して信号を送信することがない。
【0061】また、送信プロトコルの制御のみを停止、
又は、送信時に無線部(少なくとも送信部)への電源の
供給を停止する場合には、基地局からの信号の受信のみ
は継続させることができ、受信した基地局の識別信号が
所定の識別信号であれば、所定の場所(電波を送信して
も安全な場所)であると判断して、停止した通信プロト
コルを起動して、電波の発射を開始するように構成して
もよい。さらに、受信した基地局の識別信号から異なる
システムが運用している地域(例えば、自社の自営網の
地域)であると判断したら、所定の場所(電波を送信し
ても安全な場所)であることを認識して、停止した通信
プロトコルを起動して、電波の発射を再開するように構
成してもよい。
【0062】このように、本発明の第2の実施の形態で
は、携帯電話機の電源を遮断することなく、使用者が携
帯電話機の動作モードを切り換えて、予め設定したモー
ドの動作が開始することにより、制御部で実行される通
信プロトコルの動作を停止し、無線部への電源の供給を
遮断するので、ゲーム、電子手帳(PIM)、電子メー
ル等の動作中は携帯電話機からの電波を送信を停止させ
ることから、携帯電話機の周囲に存在する電子機器に影
響を与えずに携帯電話機を動作させることができる。
【0063】また、使用者が携帯電話機からの電波の送
信を停止する動作モードを予め設定できるので、使用者
毎の使用形態に合わせて、動作モード毎に携帯電話機か
らの電波を送信を停止させて、携帯電話機の周囲に存在
する電子機器に影響を与えずに携帯電話機を動作させる
ことができる。
【0064】また、無線部への電源の供給を停止するこ
とにより、携帯電話機からの電波の発射を停止するの
で、送信禁止設定中の消費電力を低減することができ
る。さらに、制御部で実行される電波の送受信を制御す
る通信プロトコルの制御を停止することにより、携帯電
話機からの電波の発射を停止するので、電波の発射停止
中の制御部の処理負担を軽減でき、消費電力を低減する
ことができる。
【0065】また、携帯電話機の動作モードの切り換え
を指示するモード選択手段としての操作部(ファンクシ
ョンスイッチ)と、携帯電話機が動作しているモードを
判定するモード判定手段(制御部)とを有し、モード判
定手段が、携帯電話機が動作しているモードが、電波の
発射を停止するものと予め設定されたモードであると判
定したときに、無線部の電源を遮断し、制御部での通信
プロトコルの実行の停止する送信禁止制御手段(制御
部)を有するので、使用者が特別な操作を要することな
く、予め設定された動作モード中は電波の発射を停止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の携帯電話機の構
成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態の携帯電話機の送信禁止設
定時の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の構
成を示すブロック図である。
【図4】 第2の実施の形態の携帯電話機の動作を示す
フローチャートである。
【図5】 第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機
能設定時の動作を示すフローチャートである。
【図6】 第2の実施の形態の携帯電話機の電波発射機
能設定時の画面遷移を示すフローチャートである。
【図7】 第2の実施の形態の携帯電話機の送信制御動
作を示すフローチャートである。
【図8】 第2の実施の形態の携帯電話機の発呼時の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 送信部 4 受信部 5 音声処理部 6 制御部 7 送話部 8 受話部 9 表示部(液晶表示器) 10 操作部(キーボード)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の無線通信機との間で無線により通信
    を行う無線通信機において、 前記無線通信機は所定の機能が起動されたことにより、
    前記無線通信機の電源を遮断することなく、前記無線通
    信機からの電波の発射を停止しうる手段を有することを
    特徴とする無線通信機。
  2. 【請求項2】 前記所定の機能は前記無線通信機が電波
    を送信しなくても動作可能であり、操作部の操作によっ
    て表示部に所定の表示をし、前記操作部の操作によって
    無線部と音声処理部とのいずれにも作用をしない機能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 【請求項3】 前記無線通信機は無線部を有し、 前記無線部への電源の供給を停止することにより、前記
    無線通信機からの電波の発射を停止することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の無線通信機。
  4. 【請求項4】 無線通信機からの電波の送受信を制御す
    る通信プロトコルが実行される制御部を有し、前記制御
    部の制御により他の無線通信機との間で無線により通信
    を行う無線通信機において、 使用者の操作により、前記無線通信機の電源を遮断する
    ことなく、前記制御部で実行される通信プロトコルの制
    御を停止することにより、前記無線通信機からの電波の
    発信を停止することを特徴とする無線通信機。
  5. 【請求項5】 アンテナから放射する高周波信号を生成
    する無線部と、無線通信機の動作を制御する制御部と、
    無線通信機の状態等を表示する表示部と、無線通信機に
    対し操作の指示が入力される操作部とを備え、他の無線
    通信機との間で無線により通信を行う無線通信機におい
    て、 前記無線通信機の動作モードの切り換えを指示するモー
    ド選択手段と、 前記無線通信機が動作しているモードを判定するモード
    判定手段とを有し、 前記モード判定手段が、前記無線通信機が動作している
    モードが、電波の発射を停止するものと予め設定された
    モードであると判定したときに、前記無線部の電源の遮
    断と、前記制御部での通信プロトコルの実行の停止との
    少なくとも一方の制御を行う送信禁止制御手段を有する
    ことを特徴とする無線通信機。
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